(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】情報処理システム、及び、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20241112BHJP
G09B 19/00 20060101ALI20241112BHJP
G09B 7/02 20060101ALI20241112BHJP
G09B 7/04 20060101ALI20241112BHJP
B41J 5/30 20060101ALI20241112BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20241112BHJP
【FI】
G06Q50/20
G09B19/00 H
G09B7/02
G09B7/04
B41J5/30 B
H04N1/00 127A
(21)【出願番号】P 2020089425
(22)【出願日】2020-05-22
【審査請求日】2023-03-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】原 基彰
【審査官】小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-102302(JP,A)
【文献】特開2015-169971(JP,A)
【文献】特開2019-152793(JP,A)
【文献】特開2014-029572(JP,A)
【文献】第9話:QRコード自動埋め込みレポート用紙,[online],神奈川工科大学 情報工学科 ブログ,2015年11月22日,全文、全図,インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20160821162946/http://blog.cs.kanagawa-it.ac.jp/2015/08/9qr.html>,[2024年2月26日検索]インターネットアーカイブより取得
【文献】永井孝幸,QRコードを用いた演習用紙の効率的な電子コンテンツ化,[online],鳥取環境大学 ,2006年09月15日,第1-15ページ,インターネット<URL:http://www.cc.kumamoto-u.ac.jp/sites/default/files/SIGCMS-20060915.ppt>,[2024年2月26日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G09B 19/00
G09B 7/02
G09B 7/04
B41J 5/30
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバーと、前記サーバーと通信可能な印刷装置とを有する情報処理システムであって、
前記サーバーは、
教材コンテンツと、前記教材コンテンツに対して解答を行う解答者を識別する解答者識別情報との印刷を指示する印刷指示情報を送信し、
前記印刷装置は、
前記印刷指示情報を受信すると、前記教材コンテンツ及び前記解答者識別情報が印刷された印刷物を生成し、
前記解答者による解答が記入された前記印刷物の印刷面を読み取り、読み取り画像を示す読み取りデータを送信し、
前記印刷物には、前記教材コンテンツ及び前記解答者識別情報に加えて、前記読み取り画像を取得するための
表示URLが印刷され、
前記読み取り画像は、前記
表示URLを含み、
前記サーバーは、
前記読み取りデータを受信すると、受信した前記読み取りデータから前記印刷物に印刷された前記解答者識別情報、及び前記
表示URLを取得し、取得した前記解答者識別情報が示す前記解答者と所定関係にある関係者の端末装置に対し、前記
表示URLを送信し、
前記表示URLにアクセスされることで前記読み取り画像を提供する処理を実行する、
情報処理システム。
【請求項2】
前記端末装置を有し、
前記サーバーは、
前記印刷装置から前記読み取りデータを受信すると、前記端末装置に対し、前記解答が行われたことを通知する解答通知情報を前記
表示URLと共に前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、
前記解答通知情報を受信すると、前記解答が行われたことを前記関係者に通知する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記端末装置を有し、
前記関係者は、前記解答に対して採点を行う採点者を含み、
前記端末装置は、前記
表示URLに基づく前記読み取り画像の取得として前記解答に対して採点を行うための採点画面を表示し、前記採点画面において前記採点者が入力した点数を示す点数情報を前記サーバーに送信し、
前記サーバーは、前記端末装置から受信した前記点数情報と、前記読み取りデータから取得した前記解答者識別情報とを対応付けて記憶する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記印刷指示情報は、前記教材コンテンツ、前記解答者識別情報、及び、前記教材コンテンツを識別する教材コンテンツ識別情報の印刷を指示する情報であり、
前記印刷装置は、
前記印刷指示情報を前記サーバーから受信すると、前記教材コンテンツ、前記解答者識別情報、及び、前記教材コンテンツ識別情報が印刷された前記印刷物を生成し、
前記サーバーは、
前記印刷装置から前記読み取りデータを受信すると、受信した前記読み取りデータから前記印刷物に印刷された前記教材コンテンツ識別情報を取得し、
前記端末装置から前記点数情報を受信した場合、前記読み取りデータから取得した前記教材コンテンツ識別情報が示す前記教材コンテンツに応じた採点に対する対価を算出し、算出した前記対価を示す対価情報を、前記読み取りデータから取得した前記解答者識別情報に対応付けて記憶する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
サーバーと、前記サーバーと通信可能な印刷装置とによる情報処理方法であって、
前記サーバーが、
教材コンテンツと、前記教材コンテンツに対して解答を行う解答者を識別する解答者識別情報との印刷を指示する印刷指示情報を送信し、
前記印刷装置が、
前記印刷指示情報を受信すると、前記教材コンテンツ及び前記解答者識別情報が印刷された印刷物を生成し、
前記解答者による解答が記入された前記印刷物の印刷面を読み取り、読み取り画像を示す読み取りデータを送信し、
前記印刷物には、前記教材コンテンツ及び前記解答者識別情報に加えて、前記読み取り画像を取得するための
表示URLが印刷され、
前記読み取り画像は、前記
表示URLを含み、
前記サーバーが、
前記読み取りデータを受信すると、受信した前記読み取りデータから前記印刷物に印刷された前記解答者識別情報、及び前記
表示URLを取得し、取得した前記解答者識別情報が示す前記解答者と所定関係にある関係者の端末装置に対し、前記
表示URLを送信し、
前記表示URLにアクセスされることで前記読み取り画像を提供する処理を実行する、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、及び、情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、教材コンテンツに係るシステムが知られている。例えば、特許文献1は、サーバーが、講義で使用する教材コンテンツを受講者の端末に配信するシステムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載のような教材コンテンツに係るシステムには、教材コンテンツが印刷された印刷物を生成するシステムがある。しかしながら、従来のこの種のシステムにおいては、教材コンテンツが印刷された印刷物において解答が行われても、この解答を採点や閲覧等の用途に使用できる仕組みが無かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する一態様は、サーバーと、前記サーバーと通信可能な印刷装置とを有する情報処理システムであって、前記サーバーは、教材コンテンツと、前記教材コンテンツに対して解答を行う解答者を識別する解答者識別情報との印刷を指示する印刷指示情報を送信し、前記印刷装置は、前記印刷指示情報を受信すると、前記教材コンテンツ及び前記解答者識別情報が印刷された印刷物を生成し、前記解答者による解答が記入された前記印刷物の印刷面を読み取り、読み取り画像を示す読み取りデータを送信し、前記サーバーは、前記読み取りデータを受信すると、受信した前記読み取りデータから前記印刷物に印刷された前記解答者識別情報を取得し、取得した前記解答者識別情報が示す前記解答者と所定関係にある関係者の端末装置に対し、前記読み取り画像を提供する処理を実行する、情報処理システムである。
【0006】
上記課題を解決する別の一態様は、サーバーと、前記サーバーと通信可能な印刷装置とによる情報処理方法であって、前記サーバーが、教材コンテンツと、前記教材コンテンツに対して解答を行う解答者を識別する解答者識別情報との印刷を指示する印刷指示情報を送信し、前記印刷装置が、前記印刷指示情報を受信すると、前記教材コンテンツ及び前記解答者識別情報が印刷された印刷物を生成し、前記解答者による解答が記入された前記印刷物の印刷面を読み取り、読み取り画像を示す読み取りデータを送信し、前記サーバーが、前記読み取りデータを受信すると、受信した前記読み取りデータから前記印刷物に印刷された前記解答者識別情報を取得し、取得した前記解答者識別情報が示す前記解答者と所定関係にある関係者の端末装置に対し、前記読み取り画像を提供する処理を実行する、情報処理方法。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】情報処理システムの各装置の機能的構成を示すブロック図。
【
図3】サーバー記憶部が記憶する各データベースの一例を示す図。
【
図4】教材コンテンツ印刷物の印刷内容の一例を示す図。
【
図5】情報処理システムの動作を示すフローチャート。
【
図6】情報処理システムの動作を示すフローチャート。
【
図7】情報処理システムの動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、情報処理システム1000の構成を示す図である。
【0009】
情報処理システム1000は、教材コンテンツKCに係る各種の情報処理を行うシステムである。情報処理システム1000は、教材コンテンツKCが印刷された印刷物を複合機1によって生成することで、解答者P1に教材コンテンツKCを提供する。以下の説明において、教材コンテンツKCが印刷された印刷物を、「教材コンテンツ印刷物」といい「IB」の符号を付す。複合機1は、印刷装置の一例に対応する。
【0010】
本実施形態の教材コンテンツKCは、解答者P1が学習することを目的としたコンテンツであり、解答者P1が設問に対して解答を行えるコンテンツである。なお、教材コンテンツKCは、設問を含み且つ当該設問に対して解答が行えるコンテンツでもよいし、解答のみ行えるコンテンツでもよい。後者のコンテンツは、解答用紙のような設問がなく解答欄のみ設けられるコンテンツである。
【0011】
本実施形態では、例えば、解答者P1は、契約者P2の子である。契約者P2は、教材コンテンツ印刷物IBに対して行われた解答に対して採点を行う主体と、所定の契約を締結した者である。以下、当該主体を、「採点主体」という。採点主体としては、学習塾や、学校教育の補足や進学準備教育に係る業務を行うことなく採点業務を行う採点会社等が例として挙げられる。解答者P1と契約者P2との親子関係は、所定関係の一例に対応する。
【0012】
情報処理システム1000は、複合機1を備える。複合機1は、MFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれ、印刷やスキャン等の種々の処理を実行可能な装置である。
図1に示す複合機1は、解答者P1の自宅Hに設けられる。なお、複合機1は、解答者P1及び/又は契約者P2が所有する装置でもよいし、レンタル業務を行う業者等から解答者P1及び/又は契約者P2がレンタルした装置でもよいし、採点主体が解答者P1及び/又は契約者P2に貸与した装置でもよい。
【0013】
複合機1は、自宅Hに設けられた通信装置4と接続し、通信装置4を介して、グローバルネットワークGNに接続する情報処理サーバー2と通信する。グローバルネットワークGNは、インターネット、電話網、その他の通信網を含む。情報処理サーバー2は、サーバーの一例に対応する。
【0014】
通信装置4は、グローバルネットワークGNに接続し、グローバルネットワークGNに接続する情報処理サーバー2と通信する。通信装置4は、複合機1をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェース装置として機能する。また、通信装置4は、契約者端末3Aが通信装置4と通信接続を確立している場合、端末装置3をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェース装置として機能する。通信装置4は、モデムに係る機能や、ルーター機能、NAT(Network Address Translation)機能等の機能を有する。
【0015】
情報処理システム1000は、情報処理サーバー2を備える。情報処理サーバー2は、教材コンテンツKCに係る各種の情報処理を行うサーバー装置である。情報処理サーバー2は、グローバルネットワークGNに接続し、複合機1、及び、端末装置3と通信する。なお、各図では、情報処理サーバー2を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも情報処理サーバー2が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、情報処理サーバー2は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよいし、記憶するデータベースが異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。
【0016】
端末装置3は、契約者端末3A、及び、採点者端末3Bを含む。
契約者端末3Aは、契約者P2が使用する装置である。本実施形態では、契約者端末3Aとしてタッチパネル32Aを有するタブレット型の装置を例示するが、契約者端末3Aは、デスクトップ型の装置や、ラップトップ型の装置、スマートフォン等の装置でもよい。契約者端末3Aは、通信装置4と通信接続する場合、通信装置4及びグローバルネットワークGNを介して情報処理サーバー2と通信し、通信装置4と通信接続しない場合、グローバルネットワークGNを介して情報処理サーバー2と通信する。なお、契約者端末3Aは、契約者P2が所有する装置でもよいし、レンタル業務を行う業者等から契約者P2がレンタルした装置でもよいし、採点主体が契約者P2に貸与した装置でもよい。
【0017】
採点者端末3Bは、採点主体に属する採点者P3が使用する装置である。採点者P3は、採点主体に属する者であり、例えば、採点主体が学習塾である場合、塾講師である。採点者P3は、解答者P1との間に、解答者P1が行った解答に対して採点を行う関係を有する。この関係は、所定関係の一例に対応する。以下の説明において、契約者P2と採点者P3とを区別せず総称する場合、解答者P1と所定関係がある者として「関係者」といい「P4」の符号を付す。
【0018】
本実施形態では、採点者端末3Bとしてデスクトップ型の装置を例示するが、採点者端末3Bは、タブレット型の装置や、ラップトップ型の装置、スマートフォン等の装置でもよい。採点者端末3Bは、グローバルネットワークGNと通信接続し、グローバルネットワークGNを介して情報処理サーバー2と通信する。なお、採点者端末3Bは、採点者P3が所有する装置でもよいし、レンタル業務を行う業者等から採点者P3がレンタルした装置でもよいし、採点主体が採点者P3に貸与した装置でもよい。
【0019】
なお、本実施形態では、情報処理システム1000が有する複合機1の数は制限されず、複数でもよい。複数の場合、複数の複合機1のそれぞれは、異なる解答者P1の自宅Hに設けられてもよい。また、情報処理システム1000が有する契約者端末3A及び採点者端末3Bについても複合機1と同様、数は制限されず、複数でもよい。
【0020】
図2は、情報処理システム1000の各装置の機能的構成を示す図である。
【0021】
まず、複合機1について説明する。
複合機1は、複合機制御部10と、複合機通信部11と、印刷部12と、スキャン部13とを備える。
【0022】
複合機制御部10は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである複合機プロセッサー110、及び、複合機記憶部120を備え、複合機1の各部を制御する。複合機制御部10は、複合機プロセッサー110が、複合機記憶部120に記憶された制御プログラム121を読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
【0023】
複合機記憶部120は、複合機プロセッサー110が実行するプログラムや、複合機プロセッサー110により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。複合機記憶部120は、複合機プロセッサー110が実行する制御プログラム121、その他の各種データを記憶する。複合機記憶部120は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、複合機記憶部120は、揮発性記憶領域を備え、複合機プロセッサー110が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
【0024】
複合機通信部11は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、複合機制御部10の制御で、情報処理サーバー2と所定の通信規格に従って通信する。
【0025】
印刷部12は、印刷媒体にインクを吐出してドットを形成するインクジェットヘッドや、インクジェットヘッドを走査方向に操作させるキャリッジ、キャリッジを駆動させるキャリッジ駆動モーター、印刷媒体を搬送する搬送ユニット、インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給ユニット等の印刷に係る構成を備える。印刷部12は、複合機制御部10の制御に従って、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して搬送される印刷媒体の印刷面にドットを形成することで、印刷媒体に印刷を行う。
【0026】
スキャン部13は、原稿に記録された文字や画像を読み取るスキャナー等の読み取りに係る構成を備える。スキャン部13は、例えば、光源が発する光を読取対象に当てて記録された文字や画像を読み取り、読み取りにより得られた画像データを複合機制御部10に出力する。複合機制御部10は、スキャン部13から入力された画像データに対してRGB変換や圧縮処理等のデータ処理を行い、所定形式のデータを生成する。そして、複合機制御部10は、生成した所定形式のデータを読み取りデータ2241として複合機記憶部120に記憶させる。
【0027】
次に、契約者端末3Aについて説明する。
契約者端末3Aは、契約者端末制御部30Aと、契約者端末通信部31Aと、タッチパネル32Aを備える。
【0028】
契約者端末制御部30Aは、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである契約者端末プロセッサー310A、及び、契約者端末記憶部320Aを備え、契約者端末3Aの各部を制御する。契約者端末制御部30Aは、契約者端末プロセッサー310Aが、契約者端末記憶部320Aに記憶された制御プログラム321Aを読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。また、契約者端末制御部30Aは、契約者端末プロセッサー310Aが、契約者端末記憶部320Aが記憶するブラウザー322Aを実行することで契約者ブラウザー実行部311Aとして機能する。
【0029】
契約者端末記憶部320Aは、契約者端末プロセッサー310Aが実行するプログラムや、契約者端末プロセッサー310Aにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。契約者端末記憶部320Aは、契約者端末プロセッサー310Aが実行する制御プログラム321A、ブラウザー322A、その他の各種データを記憶する。契約者端末記憶部320Aは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、契約者端末記憶部320Aは、揮発性記憶領域を備え、契約者端末プロセッサー310Aが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
【0030】
契約者端末通信部31Aは、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、契約者端末制御部30Aの制御に従って情報処理サーバー2と通信する。
【0031】
タッチパネル32Aは、液晶表示パネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて、或いは一体に設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、契約者端末制御部30Aの制御で、各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、契約者端末制御部30Aに出力する。契約者端末制御部30Aは、タッチセンサーからの入力に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。
【0032】
次に、採点者端末3Bについて説明する。
採点者端末3Bは、採点者端末制御部30Bと、採点者端末通信部31Bと、採点者端末表示部32Bと、採点者端末入力部33Bとを備える。
【0033】
採点者端末制御部30Bは、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである採点者端末プロセッサー310B、及び、採点者端末記憶部320Bを備え、採点者端末3Bの各部を制御する。採点者端末制御部30Bは、採点者端末プロセッサー310Bが、採点者端末記憶部320Bに記憶された制御プログラム321Bを読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。また、採点者端末制御部30Bは、採点者端末プロセッサー310Bが、採点者端末記憶部320Bが記憶するブラウザー322Bを実行することで採点者ブラウザー実行部311Bとして機能する。
【0034】
採点者端末記憶部320Bは、採点者端末プロセッサー310Bが実行するプログラムや、採点者端末プロセッサー310Bにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。採点者端末記憶部320Bは、採点者端末プロセッサー310Bが実行する制御プログラム321B、ブラウザー322B、その他の各種データを記憶する。採点者端末記憶部320Bは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、採点者端末記憶部320Bは、揮発性記憶領域を備え、採点者端末プロセッサー310Bが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
【0035】
採点者端末通信部31Bは、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、採点者端末制御部30Bの制御に従って情報処理サーバー2と通信する。
【0036】
採点者端末表示部32Bは、LEDや表示パネル等を備え、採点者端末制御部30Bの制御に従って、LEDの所定の態様での点灯/点滅/消灯や、表示パネルへの情報の表示等を実行する。
【0037】
採点者端末入力部33Bは、採点者端末3Bに設けられた操作スイッチや、タッチパネル、マウス、キーボード等の入力手段を備え、採点者P3の入力手段に対する操作を検出し、検出結果を採点者端末制御部30Bに出力する。採点者端末制御部30Bは、採点者端末入力部33Bからの入力に基づいて、入力手段に対する操作に対応する処理を実行する。
【0038】
次に、情報処理サーバー2について説明する。
情報処理サーバー2は、サーバー制御部20と、サーバー通信部21とを備える。
【0039】
サーバー制御部20は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーであるサーバープロセッサー210、及び、サーバー記憶部220を備え、情報処理サーバー2の各部を制御する。サーバー制御部20は、サーバープロセッサー210が、サーバー記憶部220に記憶された制御プログラム221を読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
【0040】
サーバー記憶部220は、サーバープロセッサー210が実行するプログラムや、サーバープロセッサー210により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。サーバー記憶部220は、サーバープロセッサー210が実行する制御プログラム221、教材コンテンツ管理DB222、解答者管理DB223、解答管理DB224、採点者管理DB225、採点URL管理DB226、課金管理DB227、教材コンテンツ配信管理DB228、その他の各種データを記憶する。サーバー記憶部220は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、サーバー記憶部220は、揮発性記憶領域を備え、サーバープロセッサー210が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
【0041】
図3は、サーバー記憶部220が記憶する各データベースの一例を示す図である。
【0042】
教材コンテンツ管理DB222は、教材コンテンツKCに係る情報を管理するデータベースであり、1件のレコードに、教材コンテンツID2221、教材コンテンツデータ2222、教材名情報2223、及び、採点料金情報2224が含まれる。教材コンテンツID2221は、教材コンテンツ識別情報の一例に対応する。
【0043】
教材コンテンツID2221は、教材コンテンツKCを識別する識別情報である。教材コンテンツID2221は、教材コンテンツKCごとに予め割り当てられている。
【0044】
教材コンテンツデータ2222は、教材コンテンツID2221により特定される教材コンテンツKCの画像データである。
図3では、教材コンテンツデータ2222のデータ形式としてPDF(Portable Document Format)を例示しているが、教材コンテンツデータ2222のデータ形式は、PDF形式に限定されず、JPEG形式等の他の形式でもよい。
【0045】
教材名情報2223は、教材コンテンツID2221により特定される教材コンテンツKCを収録する教材の名称を示す情報である。例えば、教材コンテンツID2221により特定される教材コンテンツKCが、「○○ドリル」の教材に収録されたあるページのコンテンツである場合、教材名情報2223が示す教材の名称は、「○○ドリル」である。
【0046】
採点料金情報2224は、教材コンテンツID2221により特定される教材コンテンツKCに対する解答に対し、採点者P3による採点に対する対価として課せられる料金を示す情報である。なお、採点料金情報2224が示す採点料金は、教材コンテンツKCの内容や、国語や算数等の教材コンテンツKCの科目、小学校低学年向けや高校1年生向け等の教材コンテンツKCが対象とする学年等に応じて、異なってもよい。
【0047】
解答者管理DBは、解答者P1に係る情報を管理するデータベースである。解答者管理DB223は、1件のレコードに、契約者ID2231、契約者通信情報2232、解答者ID2233、解答者名情報2234、教材コンテンツID2221、及び、複合機通信情報2235を有する。解答者ID2233は、解答者識別情報の一例に対応する。
【0048】
契約者ID2231は、契約者ID2231を識別する識別情報である。契約者ID2231は、契約者P2ごとに予め適切に割り当てられている。
【0049】
契約者通信情報2232は、電子メールアドレス等の契約者端末3Aに情報を送信するための情報である。
【0050】
解答者ID2233は、解答者P1を識別する識別情報である。解答者管理DB223の1件のレコードは、1又は複数の解答者ID2233を有する。解答者ID2233は、解答者P1に対して予め適切に割り当てられている。
【0051】
解答者管理DB223の1件のレコードが有する教材コンテンツID2221は、次回、解答者P1に提供される教材コンテンツKCの教材コンテンツID2221である。解答者管理DB223の1件のレコードが有する教材コンテンツID2221は、サーバー制御部20により適切に更新される。
【0052】
複合機通信情報2235は、複合機1と通信するための情報である。複合機通信情報2235は、例えば複合機1に個別の電子メールアドレスが付与されている場合、この電子メールアドレスを示す情報である。
【0053】
解答管理DB224は、解答者P1の解答に係る情報を管理するデータベースである。解答管理DB224の1件のレコードは、解答者ID2233、教材コンテンツID2221、読み取りデータ2241、及び、点数情報2242を有する。
【0054】
点数情報2242は、同じレコードで対応付く教材コンテンツID2221により特定される教材コンテンツKCに対する解答に対し、採点者P3が付与した点数を示す情報である。
【0055】
採点者管理DB225は、採点者P3に係る情報を管理するデータベースである。採点者管理DB225は、採点主体ID2251、採点者ID2252、採点者通信情報2243、及び、解答者ID2233を有する。
【0056】
採点主体ID2251は、採点者P3が属する採点主体を識別する識別情報である。採点主体ID2251は、採点主体ごとに予め適切に割り当てられている。
【0057】
採点者ID2252は、採点者P3を識別する識別情報である。採点者ID2252は、採点者P3ごとに予め適切に割り当てられている。
【0058】
採点者通信情報2253は、電子メールアドレス等の採点者端末3Bに情報を送信するための情報である。
【0059】
採点者管理DB225の1件のレコードは、1又は複数の解答者ID2233を有する。
【0060】
採点URL管理DB226は、採点者P3が採点を行うためのURLである採点URLに係る情報を管理するデータベースである。採点URL管理DB226の1件のレコードは、採点URL2261、解答者ID2233、及び、教材コンテンツID2221を有する。採点URL2261は、取得情報の一例に対応する。
【0061】
課金管理DB227は、採点者P3による採点に対する対価として契約者P2に請求する課金額に係る情報を管理するデータベースである。課金管理DB227の1件のレコードは、契約者ID2231、解答者ID2233、課金額情報2271、及び、合計額情報2272を有する。
【0062】
課金額情報2271は、解答者P1ごとの課金額を示す情報である。課金管理DB227の1件のレコードにおいて、1の課金額情報2271は、1の解答者ID2233に対応付けられる。課金額情報2271は、対価情報の一例に対応する。
【0063】
合計額情報2272は、採点者P3による採点の対価として情報処理サーバー2が契約者P2に請求する課金額の合計を示す情報である。課金管理DB227の1件のレコードにおいて、合計額情報2272は、対応付く課金額情報2271が示す課金額の合計を示す。
【0064】
サーバー制御部20は、所定のタイミングが到来するたびに、契約者P2ごと、契約者ID2231に対応付く合計額情報2272が示す課金額の合計を所定の方法で契約者P2に請求する。請求した課金額の合計が契約者P2により支払われると、サーバー制御部20は、支払いを行った契約者P2の契約者ID2231に対応付く課金額情報2271及び合計額情報2272が示す課金額を0に設定する。
【0065】
教材コンテンツ配信管理DB228は、教材コンテンツの配信に係る情報を管理するデータベースである。教材コンテンツ配信管理DB228の1件のレコードは、教材コンテンツID2221と、日時情報2281とを有する。
【0066】
日時情報2281は、教材コンテンツKCを提供する日時を示す情報である。教材コンテンツ配信管理DB228の1件のレコードは、教材コンテンツID2221ごとに、日時情報2281を有する。
【0067】
図2の説明に戻り、サーバー通信部21は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、サーバー制御部20の制御に従って、複合機1、及び、端末装置3と通信する。
【0068】
次に、情報処理システム1000の動作について説明する。
まず、複合機1が、教材コンテンツ印刷物IBを生成するまでの動作について説明する。
【0069】
ここで、動作の説明の前に、教材コンテンツ印刷物IBの印刷内容について説明する。
図4は、教材コンテンツ印刷物IBの印刷内容の一例を示す図である。
【0070】
教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAには、教材コンテンツデータ2222に基づいて教材コンテンツKCが印刷される。
図4の例では教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAに印刷された教材コンテンツKCは、「大」の漢字に係る設問及び解答欄を含む。
【0071】
教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAの上部には、左寄りの位置に、解答者名情報2234と教材名情報2223とが印刷され、右寄りの位置に、QRコードやバーコード等のコードCDが印刷される。なお、QRコードは、登録商標である。
図4では、コードCDとしてQRコードを例示している。
【0072】
教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAに印刷される解答者名情報2234は、共に印刷される教材コンテンツKCが含む設問に対して解答を行うべき解答者P1の名称を示している。
【0073】
また、教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAに印刷される教材名情報2223は、共に印刷される教材コンテンツKCを収録する教材の名称を示す。
【0074】
また、教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAに印刷されるコードCDは、共に印刷される解答者名情報2234が示す解答者P1の解答者ID2233、共に印刷される教材コンテンツKCの教材コンテンツID2221、及び、採点URL2261を示す。なお、教材コンテンツ印刷物IBにコードCDが印刷されることは、教材コンテンツ印刷物IBに、解答者ID2233、教材コンテンツID2221、及び、採点URL2261が印刷されることに相当する。
【0075】
なお、解答者名情報2234、教材名情報2223、及び、コードCDが印刷される位置は、教材コンテンツKCの上部に限定されず、下部でも右部でも左部でもよい。また、教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAには、解答者名情報2234、教材名情報2223、及び、コードCDの他に、教材コンテンツKCの著作権に係る情報等の他の情報が印刷されてもよい。
【0076】
図5は、情報処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図5において、フローチャートFAは情報処理サーバー2の動作を示し、フローチャートFBは複合機1の動作を示す。
【0077】
情報処理サーバー2のサーバー制御部20は、教材コンテンツ配信管理DB228を参照し、現在日時を示す日時情報2281が対応付く教材コンテンツID2221を特定し、解答者管理DB223を参照し、この教材コンテンツID221に対応付く解答者ID2233を特定する(ステップSA1)。
【0078】
次いで、サーバー制御部20は、解答者管理DB223を参照し、ステップSA1で特定した解答者ID2233に対応付く解答者名情報2234を取得する(ステップSA2)。
【0079】
次いで、サーバー制御部20は、教材コンテンツ管理DB222を参照し、ステップSA1で特定した解答者ID2233に対応付く教材コンテンツID2221により特定される教材コンテンツデータ2222、及び、教材名情報2223を取得する(ステップSA3)。
【0080】
次いで、サーバー制御部20は、ステップSA1で取得した解答者ID2233と、この解答者ID2233に対応付く教材コンテンツID2221と、この教材コンテンツID2221が示す教材コンテンツKCに対する解答に対して採点を行うための採点URL2261と、を示すコードCDを生成する(ステップSA4)。
【0081】
次いで、サーバー制御部20は、ステップSA4で生成したコードCDが示す解答者ID2233、教材コンテンツID2221、及び、採点URL2261を有するレコードを、採点URL管理DB226に格納する(ステップSA5)。
【0082】
次いで、サーバー制御部20は、印刷指示情報を生成する(ステップSA6)。印刷指示情報は、ステップSA2で取得した解答者名情報2234、ステップSA3で取得した教材コンテンツデータ2222が示す教材コンテンツKC、ステップSA3で取得した教材名情報2223、及び、ステップSA4で生成したコードCDの印刷を指示する情報である。印刷指示情報は、複合機1のコマンド体系に準拠した印刷に係る各種の制御コマンドが含まれる。
【0083】
次いで、サーバー制御部20は、ステップSA1で特定した解答者ID2233に対応付く複合機通信情報2235に基づいて、この解答者ID2233が示す解答者P1の自宅Hに設けられた複合機1に、生成した印刷指示情報をサーバー通信部21により送信する(ステップSA7)。
【0084】
次いで、サーバー制御部20は、印刷指示情報を複合機1に送信すると、印刷指示情報の送信後に係る処理を実行する(ステップSA8)。例えば、サーバー制御部20は、ステップSA8において、解答者管理DB223を参照し、ステップSA1で特定した解答者ID2233に対応付く教材コンテンツID2221を他の教材コンテンツID2221に更新する。これにより、サーバー制御部20は、次回、同じ解答者P1に提供する教材コンテンツKCを変更できる。
【0085】
フローチャートFBを参照し、複合機1の複合機制御部10は、複合機通信部11により情報処理サーバー2から印刷指示情報を受信する(ステップSB1)。
【0086】
次いで、複合機制御部10は、情報処理サーバー2から受信した印刷指示情報に基づいて印刷部12により印刷を行い、教材コンテンツ印刷物IBを生成する(ステップSB2)。
【0087】
続けて、複合機1が生成した教材コンテンツ印刷物IBに対して解答が記入された、解答が記入された教材コンテンツ印刷物IBの読み取りが複合機1において行われる場合の情報処理システム1000の動作について説明する。
【0088】
図6は、情報処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図6において、フローチャートFCは複合機1の動作を示し、フローチャートFDは情報処理サーバー2の動作を示し、フローチャートFEは契約者端末3Aの動作を示し、フローチャートFFは採点者端末3Bの動作を示す。
【0089】
なお、
図6に示すフローチャートFCの開始時点では、複合機1に、解答者P1により解答が記入された教材コンテンツ印刷物IBがセットされている。
【0090】
複合機1の複合機制御部10は、スキャンの指示を受け付けたか否かを判別する(ステップSC1)。
【0091】
複合機制御部10は、スキャンの指示を受け付けたと判別した場合(ステップSC1:YES)、スキャン部13により、セットされた教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAを読み取る(ステップSC2)。なお、読み取った読み取りデータ2241は、複合機記憶部120に記憶される。
【0092】
複合機制御部10は、読み取りデータ2241を複合機記憶部120から取得し、取得した読み取りデータ2241を複合機通信部11により情報処理サーバー2に送信する(ステップSC3)。
【0093】
フローチャートFDに示すように、情報処理サーバー2のサーバー制御部20は、サーバー通信部21により読み取りデータ2241を複合機1から受信する(ステップSD1)。
【0094】
次いで、サーバー制御部20は、受信した読み取りデータ2241が示す教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAの画像に含まれるコードCDから、解答者ID2233、教材コンテンツID2221、及び、採点URL情報2261を取得する(ステップSD2)。以下、読み取りデータ2241が示す教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAの画像を、「読み取り画像」という。
【0095】
次いで、サーバー制御部20は、ステップSD1で受信した読み取りデータ2241、ステップSD2で取得した解答者ID2233、ステップSD2で取得した教材コンテンツID2221と、を解答管理DB224に格納する(ステップSD3)。
【0096】
ステップSD3において、サーバー制御部20は、ステップSD1で受信した読み取りデータ2241、ステップSD2で取得した解答者ID2233と、ステップSD2で取得した教材コンテンツID2221と、未採点を示す点数情報2242を有するレコードを生成する。そして、サーバー制御部20は、生成したこのレコードを、解答管理DB224に格納する。
【0097】
次いで、サーバー制御部20は、解答者管理DB223を参照して、ステップSD2において取得した解答者ID2233に対応付く契約者ID2231を特定する(ステップSD4)。
【0098】
次いで、サーバー制御部20は、解答が行われたことを通知する第1解答通知情報を生成する(ステップSD5)。第1解答通知情報は、解答通知情報の一例に対応する。第1解答通知情報は、ステップSD1で受信した読み取りデータ2241が示す読み取り画像の表示に係るURLである表示URL、及び、ステップSD2で取得した解答者ID2233により特定される解答者名情報2234を含む。表示URLは、取得情報の一例に対応する。なお、第1解答通知情報は、少なくとも表示URLを含む情報であればよい。
【0099】
次いで、サーバー制御部20は、第1解答通知情報を生成すると、ステップSD4で特定した契約者ID2231により特定される契約者通信情報2232に基づいて、生成した第1解答通知情報をサーバー通信部21により契約者端末3Aに送信する(ステップSD6)。
【0100】
フローチャートFEに示すように、契約者端末3Aは、契約者端末通信部31Aにより第1解答通知情報を受信する(ステップSE1)。
【0101】
次いで、契約者端末3Aは、受信した第1解答通知情報に基づいて、タッチパネル32Aによって、第1解答通知情報に含まれる解答者名情報2234と共に、教材コンテンツ印刷物IBに対して解答が行われたことを通知する(ステップSE2)。なお、ステップSE2において、契約者端末3Aは、第1解答通知情報に含まれる表示URL情報も併せて通知してもよい。
【0102】
このように、契約者端末3Aが、第1解答通知情報を受信すると、教材コンテンツ印刷物IBに対し解答者P1による解答が行われたことを通知するため、契約者P2は、子である解答者P1が教材コンテンツKCに対して解答を行ったことを認識できる。また、第1解答通知情報に表示URLが含まれるため、契約者端末3Aの契約者ブラウザー実行部311Aは、契約者P2の操作に基づいてこの表示URLにアクセスすることで、タッチパネル32Aに読み取り画像を表示できる。これにより、契約者P2は、契約者端末3Aによって、教材コンテンツ印刷物IBに対して行った解答者P1の解答を閲覧できる。
【0103】
フローチャートFDを参照して、サーバー制御部20は、採点者管理DB225を参照して、ステップSD2において取得した解答者ID2233に対応付く採点者ID2252を特定する(ステップSD7)。
【0104】
次いで、サーバー制御部20は、解答が行われたことを通知する第2解答通知情報を生成する(ステップSD8)。第2解答通知情報は、解答通知情報の一例に対応する。第2解答通知情報は、ステップSD2で取得した採点URL2261、及び、ステップSD2で取得した解答者ID2233により特定される解答者名情報2234を含む。なお、第2解答通知情報は、少なくとも採用URL2261を含む情報であればよい。
【0105】
次いで、サーバー制御部20は、第2解答通知情報を生成すると、ステップSD7で特定した採点者ID2252により特定される採点者通信情報2253に基づいて、生成した第2解答通知情報をサーバー通信部21により採点者端末3Bに送信する(ステップSD9)。
【0106】
フローチャートFFに示すように、採点者端末制御部30Bは、採点者端末通信部31Bにより第2解答通知情報を受信する(ステップSF1)。
【0107】
次いで、採点者端末制御部30Bは、受信した第2解答通知情報に基づいて、採点者端末表示部32Bによって、第2解答通知情報に含まれる解答者名情報2234と共に、教材コンテンツ印刷物IBに対して解答が行われたことを通知する(ステップSF2)。ステップSF2において、第2解答通知情報に含まれる採点URL2261を併せて通知してもよい。
【0108】
このように、採点者端末3Bが、第2解答通知情報を受信すると、教材コンテンツ印刷物IBに対し解答者P1による解答が行われたことを通知するため、採点者P3は、解答者P1が教材コンテンツKCに対して解答を行ったことを認識できる。
【0109】
続けて、採点者P3による採点に係る情報処理システム1000の動作について説明する。
【0110】
図7は、情報処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図7において、フローチャートFGは採点者端末3Bの動作を示し、フローチャートFHは情報処理サーバー2の動作を示し、フローチャートFIは契約者端末3Aの動作を示す。
【0111】
採点者端末3Bの採点者ブラウザー実行部311Bは、受信した第2解答通知情報に含まれる採点URL2261を宛先として、採点画面を表示するためのデータである採点画面表示データを要求する要求情報を、情報処理サーバー2に送信する(ステップSG1)。なお、ステップSG1では、要求情報がHTTPリクエストとして情報処理サーバー2に送信される。
【0112】
フローチャートFHを参照して、情報処理サーバー2のサーバー制御部20は、サーバー通信部21によって要求情報を受信する(ステップSH1)。
【0113】
次いで、サーバー制御部20は、採点者端末3Bによりアクセスされた採点URL2261に対応する読み取りデータ2241を取得する(ステップSH2)。
【0114】
ここで、ステップSH2について詳述する。
サーバー制御部20は、採点URL管理DB226を参照し、採点者端末3Bによりアクセスされた採点URL2261により特定される解答者ID2233と教材コンテンツID2221との組み合わせを取得する。そして、サーバー制御部20は、解答管理DB224を参照し、取得した当該組み合わせに対応付けられる読み取りデータ2241を取得する。
【0115】
次いで、サーバー制御部20は、取得した読み取りデータ2241が示す読み取り画像を含む採点画面を生成する(ステップSH3)。
【0116】
そして、サーバー制御部20は、生成した採点画面を表示させる採点画面表示データを、HTTPレスポンスとして、サーバー通信部21により採点者端末3Bに送信する(ステップSH4)。ステップSH4で送信される採点画面表示データには、解答管理DB224において、ステップSH2で取得した読み取りデータ2241に対応付く解答者ID2233と教材コンテンツID2221とが含まれる。
【0117】
フローチャートFGを参照して、採点者端末3Bの採点者ブラウザー実行部311Bは、採点者端末通信部31Bによって採点画面表示データを受信すると(ステップSG3)、受信した採点画面表示データに基づいて採点者端末表示部32Bにより採点画面を表示する(ステップSG4)。上述したように採点画面には、読み取り画像が含まれるため、採点者P3は、採点者端末3Bによって、解答者P1が教材コンテンツ印刷物IBに対して行った解答を閲覧できる。
【0118】
次いで、採点者ブラウザー実行部311Bは、採点画面において、採点により付与する点数が入力されたか否かを判別する(ステップSG4)。採点画面は、点数を入力する欄と、この欄に入力された点数を確定するソフトウェアの確定ボタンとを含み、採点者ブラウザー実行部311Bは、この欄に点数が入力された状態で確定ボタンが操作された場合、点数が入力されたと判別する。
【0119】
採点者ブラウザー実行部311Bは、採点画面において点数が入力されたと判別した場合(ステップSG4:YES)、入力された点数を示す点数情報2242を、採点者端末通信部31Bにより情報処理サーバー2に送信する(ステップSG5)。情報処理サーバー2に送信される点数情報2242には、ステップSG2で受信した採点画面表示データに含まれる解答者ID2233と教材コンテンツID2221とが対応付けられる。
【0120】
フローチャートFHを参照して、情報処理サーバー2のサーバー制御部20は、サーバー通信部21により採点者端末3Bから点数情報2242を受信する(ステップSH5)。
【0121】
次いで、サーバー制御部20は、受信した点数情報2242に基づいて、解答管理DB224を更新する(ステップSH6)。すなわち、ステップSH6において、サーバー制御部20は、解答管理DB224を参照し、受信した点数情報2242に対応付けられた解答者ID2233と教材コンテンツID2221との組み合わせを有するレコードの点数情報2242を、受信した点数情報2242に更新する。
【0122】
次いで、サーバー制御部20は、受信した点数情報2242に基づいて課金管理DB227を更新する(ステップSH7)。
【0123】
ここで、ステップSH7の処理について詳述する。
ステップSH7において、サーバー制御部20は、受信した点数情報2242に付加される教材コンテンツID2221により特定される採点料金情報2224を、教材コンテンツ管理DB222から取得する。次いで、サーバー制御部20は、受信した点数情報2242に付加された解答者ID2233により特定される課金額情報2271が示す課金額に、取得した採点料金情報2224が示す料金を加算する。次いで、サーバー制御部20は、受信した点数情報2242に付加された解答者ID2233により特定される課金額情報2271が示す課金額を、加算により得られた課金額に更新する。そして、サーバー制御部20は、受信した点数情報2242に付加された解答者ID2233により特定される課金額情報2271の更新に伴い、この課金額情報2271に対応付く合計額情報2272も適切に更新する。
【0124】
サーバー制御部20は、課金管理DB227の更新を行うと、採点者P3による採点が行われたことを通知する採点通知情報を生成する(ステップSH8)。採点通知情報は、採点者P3により付与された点数を示す点数情報2242の表示に係るURLを含む。
【0125】
次いで、サーバー制御部20は、採点通知情報を生成すると、点数情報2242に付加される解答者ID2233に対応付く契約者ID2231により特定される契約者通信情報2232に基づいて、生成した採点通知情報をサーバー通信部21により契約者端末3Aに送信する(ステップSH9)。
【0126】
フローチャートFIに示すように、契約者端末制御部30Aは、契約者端末通信部31Aにより採点通知情報を受信する(ステップSI1)。
【0127】
次いで、契約者端末制御部30Aは、受信した採点通知情報に基づいて、タッチパネル32Aによって、採点者P3による採点が行われたことを通知する(ステップSI2)。ステップSI2において、採点通知情報に含まれるURLを併せて通知してもよい。
【0128】
このように、契約者端末3Aが、採点解答通知情報を受信すると、採点者P3による採点が行われたことを通知するため、契約者P2は、解答者P1が行った解答に対して採点が行われたことを認識できる。また、採点解答通知情報に点数情報2242の表示に係るURLが含まれるため、契約者端末3Aの契約者ブラウザー実行部311Aは、契約者P2の操作に基づいてこのURLにアクセスすることで、タッチパネル32Aに点数情報2242を表示できる。つまり、契約者P2は、契約者端末3Aによって、解答者P1の解答に対して採点により付与された点数を知ることができる。
【0129】
以上、説明したように、情報処理システム1000は、情報処理サーバー2と、複合機1とを有する。情報処理サーバー2は、教材コンテンツKCと、解答者ID2233との印刷を指示する印刷指示情報を、複合機1に送信する。複合機1は、情報処理サーバー2から印刷指示情報を受信すると、教材コンテンツ印刷物IBを生成する。また、複合機1は、解答者P1による解答が記入された教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAを読み取り、読み取りデータ2241を情報処理サーバー2に送信する。情報処理サーバー2は、複合機1から読み取りデータ2241を受信すると、受信した読み取りデータ2241から解答者ID2233を取得し、取得した解答者ID2233の解答者P1と所定関係にある関係者P4の端末装置3に対して、読み取り画像を提供する処理を実行する。
【0130】
情報処理サーバー2と複合機1とによる情報処理方法では、情報処理サーバー2が、教材コンテンツKCと解答者ID2233との印刷を指示する印刷指示情報を、複合機1に送信する。また、情報処理方法では、複合機1が、情報処理サーバー2から印刷指示情報を受信すると、教材コンテンツ印刷物IBを生成し、解答者P1による解答が記入された教材コンテンツ印刷物IBの印刷面IBAを読み取り、読み取りデータ2241を情報処理サーバー2に送信する。また、情報処理方法では、情報処理サーバー2が、複合機1から読み取りデータ2241を受信すると、受信した読み取りデータ2241から解答者ID2233を取得し、取得した解答者ID2233の解答者P1と所定関係にある関係者P4の端末装置3に対して、読み取り画像を提供する処理を実行する。
【0131】
情報処理システム1000、及び、情報処理方法によれば、端末装置3が、読み取りデータ2241が示す読み取り画像を取得できるため、教材コンテンツ印刷物IBに対して記入された解答を、関係者P4が採点や閲覧等の用途に使用できるようになる。
【0132】
情報処理サーバー2は、複合機1から読み取りデータ2241を受信すると、受信した読み取りデータ2241から取得した解答者ID2233に基づいて、契約者端末3Aに、表示URLを送信する。また、情報処理サーバー2は、複合機1から読み取りデータ2241を受信すると、受信した読み取りデータ2241から取得した解答者ID2233に基づいて、採点者端末3Bに、採点URL2261を送信する。
【0133】
この構成によれば、端末装置3が、受信したURLに基づいて読み取りデータ2241が示す読み取り画像を取得できるため、教材コンテンツ印刷物IBに対して行われた解答を、関係者P4が採点や閲覧等の用途に容易に使用できる。
【0134】
情報処理システム1000は、端末装置3を有する。情報処理サーバー2は、複合機1から読み取りデータ2241を受信すると、受信した読み取りデータ2241に含まれる解答者ID2233に基づいて、契約者端末3Aには第1解答通知情報を送信し、採点者端末3Bには第2解答通知情報を送信する。契約者端末3Aは、第1解答通知情報を受信すると、解答者P1による解答が行われたことを契約者P2に通知する。採点者端末3Bは、第2解答通知情報を受信すると、解答者P1による解答が行われたことを採点者P3に通知する。
【0135】
この構成によれば、教材コンテンツ印刷物IBにおいて解答が行われたことを関係者P4が認識できるため、関係者P4が、教材コンテンツ印刷物IBに行われた解答を、採点や閲覧等の用途に確実に且つ解答後速やかに使用できるようにできる。
【0136】
採点者端末3Bは、採点画面を表示し、採点画面において採点者P3が入力した点数を示す点数情報2242を情報処理サーバー2に送信する。情報処理サーバー2は、採点者端末3Bから受信した点数情報2242と、読み取りデータ2241から取得された解答者ID2233とを対応付けて記憶する。
【0137】
この構成によれば、採点者P3が解答に対して付与した点数の点数情報2242を解答者ID2233に対応付けて記憶するため、教材コンテンツ印刷物IBに行われた解答に対して採点者P3が適切に採点を行うことができる。
【0138】
印刷指示情報は、教材コンテンツKC、解答者ID2233、及び、教材コンテンツID2221の印刷を指示する情報である。複合機1は、印刷指示情報を情報処理サーバー2から受信すると、教材コンテンツKC、解答者ID2233、及び、教材コンテンツID2221を印刷した教材コンテンツ印刷物IBを生成する。情報処理サーバー2は、採点者端末3Bから点数情報2242を受信した場合、読み取りデータ2241に含まれる教材コンテンツID2221が示す教材コンテンツKCに応じた採点に対する対価を算出し、算出した対価を示す課金額情報2271を、読み取りデータ2241に含まれる解答者ID2233に対応付けて記憶する。
【0139】
この構成によれば、採点者P3の採点に対する対価を示す課金額情報2271を解答者ID2233に対応付けて記憶するため、採点者P3の採点に対する対価を適切に管理できる。採点者P3の採点に対する対価を適切に管理できるため、当該対価を適切に徴収することが可能となる。
【0140】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
【0141】
例えば、上述した実施形態では、契約者P2が解答者P1の親である場合を例示したが、契約者P2は、解答者P1の子としてもよいし、解答者P1の兄弟姉妹のいずれかでもよいし、解答者P1自身でもよい。
【0142】
例えば、上述した実施形態の情報処理システム1000では、情報処理サーバー2が、契約者端末に対して合計額情報2272が示す課金額の合計を、所定のタイミングで請求し、契約者P2が支払いを行う場合を例示した。しかしながら、情報処理サーバー2が、金融機関、資金決済事業者、資金移動事業者が提供するサーバーにアクセスして、合計額情報2272が示す課金額の合計を自動で決済することとしてもよい。また、情報処理サーバー2は、契約者P2から予め金額をデポジットしておき、所定のタイミングにおいて、合計額情報2272が示す課金額の合計をデポジットしている金額から徴収することとしてもよい。また、上述した実施形態では、サーバー制御部20は、採点が行われるたびに課金額を増やす構成であるが、例えば月々、定額で所定数回まで採点でき、所定回数を上回る場合に定額に加えて課金額を増やしていく構成としてもよい。
【0143】
また、例えば、上述した実施形態では、複合機1の印刷方式としてシリアルインクジェット方式を例示したが、複合機1の印刷方式は、ラインインクジェット方式でもよい。また、複合機1の印刷方式は、インクジェット方式に限定されず、他の印刷方式でもよい。また、印刷装置として複合機1を例示したが、印刷装置は複合機1に限定されず、スキャン機能を有しないプリンター等の印刷装置でもよい。この場合、スキャン機能を有する外部装置が印刷装置に接続し、印刷装置は、接続された外部装置によって読み取りを行う。また、複合機1は、ファクシミリ機能等のさらに種々の機能を有する装置でもよい。
【0144】
また、複合機制御部10、サーバー制御部20、契約者端末制御部30A、及び、採点者端末制御部30Bの機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
【0145】
また、
図2に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、複合機1、情報処理サーバー2、及び、端末装置3の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【0146】
また、例えば、
図5、
図6、及び、
図7に示す動作のステップ単位は、情報処理システム1000の各装置の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
【符号の説明】
【0147】
1…複合機(印刷装置)、2…情報処理サーバー(サーバー)、3…端末装置、3A…契約者端末、3B…採点者端末、4…通信装置、1000…情報処理システム、2221…教材コンテンツID(教材コンテンツ識別情報)、2222…教材コンテンツデータ、2233…解答者ID(解答者識別情報)、2241…読み取りデータ、2242…点数情報、2261…採点URL(取得情報)、2271…課金額情報(対価情報)、GN…グローバルネットワーク、H…自宅、IB…教材コンテンツ印刷物(印刷物)、IBA…印刷面、KC…教材コンテンツ、P1…解答者、P2…契約者、P3…採点者、P4…関係者。