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特許7586156情報処理方法、情報処理装置、プログラム及び情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理装置、プログラム及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20241112BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20241112BHJP
   B41J 5/30 20060101ALI20241112BHJP
   G10G 1/00 20060101ALI20241112BHJP
   G10H 1/00 20060101ALI20241112BHJP
【FI】
G06F3/12 343
B41J3/36 T
B41J5/30 Z
G06F3/12 378
G10G1/00
G10H1/00 Z
G06F3/12 323
G06F3/12 302
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022142235
(22)【出願日】2022-09-07
(65)【公開番号】P2024037392
(43)【公開日】2024-03-19
【審査請求日】2023-09-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加福 滋
【審査官】漆原 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-078526(JP,A)
【文献】特開2021-099456(JP,A)
【文献】特開2014-228628(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/12
B41J 3/36
B41J 5/30
G10G 1/00
G10H 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが、
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納装置に格納させ、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を取得し、
取得した前記アドレス情報の出力を出力装置に指示するともに、前記画像のサムネイル又は演奏日時情報の出力を前記出力装置に指示する
情報処理方法。
【請求項2】
前記コンピュータは、
前記アドレス情報を表す二次元コードを生成し、
前記アドレス情報を表す二次元コードの出力を前記出力装置に指示する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記コンピュータは、
前記画像のサムネイルを生成し、
前記二次元コード及び前記サムネイルの出力を前記出力装置に指示する、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記コンピュータは、
前記演奏情報に対応する演奏が実施された演奏日時情報を取得し、
前記二次元コード及び前記演奏日時情報の出力を前記出力装置に指示する、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記出力装置は、ラベルプリンタである請求項2~4のいずれか一項に記載の情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータが、
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納装置に格納させ、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を取得し、
前記アドレス情報を表す二次元コードを生成し、
前記二次元コードを前記画像に重畳し、
前記二次元コードが重畳された前記画像の出力を出力装置に指示する、
報処理方法。
【請求項7】
コンピュータが、
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納装置に格納させ、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を取得し、
前記画像に前記アドレス情報が埋め込まれた電子透かし画像を生成し、
前記アドレス情報が埋め込まれた電子透かし画像の出力を出力装置に指示する、
報処理方法。
【請求項8】
前記出力装置は、表示装置である請求項6又は7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記アドレス情報は、前記画像及び/又は前記演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページのアドレス情報である請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項10】
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納装置に格納させ、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を取得し、
取得した前記アドレス情報の出力を出力装置に指示するともに、前記画像のサムネイル又は演奏日時情報の出力を前記出力装置に指示する
制御部を備える情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータに、
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納装置に格納させ、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を取得し、
取得した前記アドレス情報の出力を出力装置に指示するともに、前記画像のサムネイル又は演奏日時情報の出力を前記出力装置に指示する
処理を実行させるためのプログラム。
【請求項12】
情報処理装置と、サーバと、出力装置と、を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納し、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を生成して前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、
前記サーバから送信された前記アドレス情報を取得し、
取得した前記アドレス情報の出力を前記出力装置に指示ともに、前記画像のサムネイル又は演奏日時情報の出力を前記出力装置に指示し、
前記出力装置は、
前記アドレス情報を出力するともに、前記画像のサムネイル又は演奏日時情報を出力する
情報処理システム。
【請求項13】
前記サーバは、
前記画像及び前記演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページ及び前記Webページのアドレス情報を生成して前記情報処理装置に送信する、請求項12に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記サーバは、
前記アドレス情報に基づいてアクセスしてきた端末装置から前記画像のダウンロード要求があった場合に、前記端末装置の表示画面の画面情報を前記端末装置から取得し、
取得した前記画面情報に基づいて、前記画像を前記端末装置の表示画面に応じて再構成した再構成画像を生成し、
生成された前記再構成画像を前記端末装置に送信する、
請求項12に記載の情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理装置、プログラム及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが電子楽器を演奏することにより入力される演奏情報を解析して演奏に応じた画像を生成し、生成された画像を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-101168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の技術を利用してイベント等が行われる場合がある。イベントでは、例えば、電子楽器を来場者に開放して自由に演奏できるようにし、演奏者の演奏に応じた画像を生成し表示する。このようなイベントにおいて、生成された画像を演奏者に提供するための手法として、例えば、システムが自動で画像を印刷するという方法がある。しかし、この方法では、用紙切れやインク切れが頻発し、人手が必要となるという問題があった。また、演奏者が後から演奏を聴いたり、誰かと共有して聴いてもらったりすることはできなかった。
【0005】
本発明の課題は、演奏に応じて生成された画像や演奏情報を、簡単に、他人と共有可能に演奏者に提供できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理方法は、
コンピュータが、
演奏操作に応じた演奏情報を取得し、
取得した前記演奏情報に基づいて、演奏に応じた画像を生成し、
前記画像及び/又は前記演奏情報を格納装置に格納させ、
格納された前記画像及び/又は前記演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を取得
し、
取得した前記アドレス情報の出力を出力装置に指示するともに、前記画像のサムネイル又は演奏日時情報の出力を前記出力装置に指示する
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、演奏に応じて生成された画像や演奏情報を、簡単に、他人と共有可能に演奏者に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの全体構成例を示す図である。
図2】情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。
図3】情報処理システムにおいて、演奏者による演奏が開始された際に、演奏に応じて画像を生成し、生成した画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を出力するまでのシーケンスを示す図である。
図4】第1画像の生成に用いたパラメータを示す図である。
図5】表示装置により表示された第2画像と、情報処理装置からの指示に基づきラベルプリンタにおいて出力されたラベルの一例を示す図である。
図6】ユーザ端末において二次元コードリーダーのアプリが起動され、ユーザ端末がラベルの二次元コードにかざされた際にサーバとの間で実行されるシーケンスの流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0010】
[情報処理システム100の構成]
図1は、本発明に係る情報処理システム100の全体構成例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置1と、電子楽器2と、サーバ3と、表示装置4と、ラベルプリンタ5と、ユーザ端末6と、を含んで構成されている。情報処理装置1は、電子楽器2、サーバ3、表示装置4、及びラベルプリンタ5と有線又は無線によりデータ送受信可能に接続されている。また、ユーザ端末6は、WiFiなどの無線LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網、インターネット等を介してサーバ3に接続可能である。
【0011】
情報処理システム100の少なくとも情報処理装置1、電子楽器2、表示装置4、ラベルプリンタ5は、イベント会場に設置され、来場者が自由に電子楽器2を演奏可能である。
以下、情報処理システム100を構成する各装置について説明する。
【0012】
[情報処理装置1]
情報処理装置1は、電子楽器2における演奏操作に基づいて入力された演奏情報(例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データ)に基づいて、演奏に応じた画像を生成する装置である。
具体的に、情報処理装置1は、電子楽器2により入力された演奏情報をリアルタイムで解析してリアルタイムの演奏に応じた画像(第1画像と呼ぶ)を生成し、表示装置4に表示させる。演奏が終了すると、情報処理装置1は、演奏全体に応じた画像(演奏を総括した演奏総括画像。第2画像と呼ぶ。)を生成し、表示装置4に表示させる。また、情報処理装置1は、第2画像及び演奏情報をサーバ3に送信し、サーバ3から、第2画像及び演奏情報にアクセスするためのアドレス情報としてのURL(Uniform Resource Locator)情報を受信すると、受信したURL情報を表す二次元コードを生成してラベルプリンタ5に出力させる。
情報処理装置1としては、例えば、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、スマートフォン等が適用可能である。
【0013】
図2は、情報処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置1は、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、通信部15等を備えて構成され、各部はバス16により接続されている。
【0014】
制御部11は、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、情報処理装置1の各部を制御するコンピュータである。具体的には、制御部11のCPUは、記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムとの協働で、図3に示す情報処理装置1側の処理を始めとする各種処理を実行する。
【0015】
記憶部12は、不揮発性の半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。記憶部12は、情報処理装置1のシステムプログラムや各種アプリケーションプログラム、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。記憶部12は、情報処理装置1に内蔵されたものに限られず、情報処理装置1に対して着脱可能な外部記録媒体を含んでもよい。本実施形態において、記憶部12は、図3に示す情報処理装置1側の処理を実行するための演奏画像生成アプリ121を記憶している。
【0016】
入力部13は、押しボタンスイッチや表示部14に取り付けられたタッチパネル等で構成されている。入力部13は、ユーザによる押しボタンスイッチの操作信号や画面上の操作信号を制御部11に出力する。
【0017】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、制御部11から指示された表示情報に従い各種表示を行う出力装置である。すなわち情報処理装置1が、前述のURL情報を出力する出力装置を兼ねていてもよい。
【0018】
通信部15は、外部機器との間で通信を行うための無線ユニットや有線ユニットを備え、外部機器とデータ送受信を行う。
【0019】
[電子楽器2]
電子楽器2は、例えば、鍵盤楽器であり、演奏者が演奏操作を行うための複数の鍵を有する鍵盤を備えている。電子楽器2は、鍵盤における演奏操作に従って楽音波形を生成し、音声を出力する。また、電子楽器2は、演奏操作に応じた演奏情報を生成して図示しない通信部を介して情報処理装置1に送信する。演奏情報には、押鍵された鍵のノートonメッセージ、ノート番号(押鍵された鍵の番号(音高))、ベロシティ、又は、離鍵された鍵のノートoffメッセージ、ノート番号(離鍵された鍵の番号(音高))、ベロシティ等が含まれる。
【0020】
[サーバ3]
サーバ3は、制御部、記憶部、通信部を備える。サーバ3は、格納装置として、情報処理装置1から送信された第2画像、演奏情報及び画像パラメータを互いに対応付けて記憶部に記憶(格納)する。また、サーバ3は、記憶部に格納した第2画像及び演奏情報にアクセスするためのアドレス情報を生成して情報処理装置1に送信する。本実施形態では、サーバ3は、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページを生成し、当該WebページにアクセスするためのURL情報を情報処理装置1に送信する。
【0021】
[表示装置4]
表示装置4は、情報処理装置1からの指示に応じて表示を行う出力装置である。表示装置4は、スクリーン等の投影面に画像を投影するプロジェクタであってもよいし、液晶ディスプレイ、有機EL等のモニター(大型モニター)であってもよい。
【0022】
[ラベルプリンタ5]
ラベルプリンタ5は、ロール状に巻回された長尺状の記録媒体を有し、情報処理装置1からの指示に応じて記録媒体に印刷を行う出力装置である。
【0023】
[ユーザ端末6]
ユーザ端末6は、スマートフォン、タブレット端末等の、演奏者等が所持する端末装置である。ユーザ端末6は、制御部、記憶部、入力部、表示部、カメラ、通信部等を備える。ユーザ端末6には、二次元コードリーダーアプリ、Webブラウザが搭載されており、二次元コードの読み取りやWebページの視聴が可能である。
【0024】
[情報処理システム100の動作]
次に、情報処理システム100の動作について説明する。
情報処理システム100では、電子楽器2において演奏が行われると、情報処理装置1において演奏に応じた画像(第1画像、第2画像)が生成され、生成された画像が表示装置4に表示される。また、生成された第2画像及び演奏情報はサーバ3に送信される。サーバ3においては、第2画像及び演奏情報が格納され、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページ及びそのURL情報が生成され、生成されたURL情報が情報処理装置1に送信される。情報処理装置1において、サーバ3からのURL情報が受信されると、URL情報を表す二次元コード及び第2画像のサムネイルが生成され、ラベルプリンタ5により印刷出力される。これにより、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページにアクセスするためのURL情報が演奏者に提供される。
ユーザ端末6がラベルプリンタ5により出力された二次元コードにかざされると、ユーザ端末6において二次元コードが読み取られてURL情報が取得され、取得されたURL情報によりWebページの視聴、すなわち、第2画像及び演奏情報に基づく演奏の視聴が可能となる。
【0025】
図3は、電子楽器2において演奏者による演奏が開始された際に、演奏に応じて画像を生成し、生成した画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を出力するまでの情報処理システム100におけるシーケンスを示す図である。以下、図3に示すシーケンスについて説明する。
【0026】
まず、電子楽器2は、演奏操作(押鍵又は離鍵)の有無を判断し(ステップS1)、演奏操作ありと判断した場合(ステップS1;YES)、演奏操作に基づき演奏情報を生成して情報処理装置1に送信(入力)し(ステップS2)、ステップS3に移行する。
演奏操作なしと判断した場合(ステップS1;NO)、電子楽器2は、ステップS3に移行する。
【0027】
ステップS3において、電子楽器2は、演奏操作がない状態で所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS3)。
演奏操作がない状態で所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS3;NO)、電子楽器2は、ステップS1に戻る。
演奏操作がない状態で所定時間が経過したと判断した場合(ステップS3;YES)、電子楽器2は、演奏が終了したと判断して処理を終了する。
【0028】
情報処理装置1において、制御部11は、通信部15を介して電子楽器2から演奏情報が入力されたか否かを判断する(ステップS4)。
【0029】
通信部15を介して電子楽器2から演奏情報が入力されたと判断した場合(ステップS4;YES)、制御部11は、入力された演奏情報を取得してリアルタイムに解析し、解析結果に基づいて、直近の演奏に応じた第1画像を生成する。そして、生成した第1画像を通信部15により表示装置4に送信し、表示装置4に第1画像の表示を指示して表示させ(ステップS5)、ステップS6に移行する。なお、制御部11は、第1画像を表示部14に表示させることとしてもよい。
【0030】
ステップS5において、制御部11は、例えば、入力された演奏情報を解析して、演奏されている音楽の調性、音高(ノート)、ベロシティ、テンポ等を判定し、判定した情報に基づいて、描画するエレメント(例えば、花や葉などの画像)の種類やエレメントの大きさ等を決定し、直近の演奏に応じた第1画像を生成する。演奏情報から第1画像及び第2画像を生成する手法としては、例えば、特許文献1に記載の手法等を用いることができるが、これに限定されるものではない。制御部11は、生成された第1画像を表示装置4に送信して表示させる。また、制御部11は、図4に示すように、第1画像の生成に用いた画像パラメータをRAMに記録する。第1画像の生成に用いた画像パラメータとしては、例えば、演奏情報に含まれるノート(音高)、ベロシティ、演奏の解析結果である調性やテンポ、描画されたエレメントの種類を示すエレメントIDやエレメントの大きさ等が挙げられる。なお、エレメントIDに対応するエレメントは、記憶部12に記憶されている。
【0031】
通信部15を介して電子楽器2から演奏情報が入力されていないと判断した場合(ステップS4;NO)、制御部11は、ステップS6に移行する。
【0032】
ステップS6において、制御部11は、演奏情報の入力がない状態で所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS6)。
演奏情報の入力がない状態で所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS6;NO)、制御部11は、ステップS4に戻り、ステップS4~6を繰り返し実行する。
【0033】
演奏情報の入力がない状態で所定時間が経過したと判断した場合(ステップS6;YES)、制御部11は、演奏が終了したと判断して、演奏全体を総括した第2画像を生成する。そして、制御部11は、生成した第2画像を通信部15により表示装置4に送信し、表示装置4に第2画像の表示を指示して表示させる(ステップS7)。
ステップS7において、制御部11は、RAMに記憶されている、演奏中に生成された複数の第1画像の生成に用いた画像パラメータ(画像パラメータ群)に基づいて、第2画像を生成する。制御部11は、生成された第2画像を通信部15により表示装置4に送信して表示させる(図1参照)。なお、制御部11は、第2画像を表示部14に表示させることとしてもよい。
【0034】
次いで、制御部11は、現在日時を演奏が実施された演奏日時として取得し、演奏日時情報をRAMに記憶する(ステップS8)。
【0035】
次いで、制御部11は、第2画像、演奏情報、及び画像パラメータのデータを通信部15によりサーバ3に送信する(ステップS9)。
【0036】
サーバ3は、情報処理装置1から第2画像、演奏情報及び画像パラメータのデータが受信されると(ステップS10;YES)、受信したデータを互いに対応付けてサーバ3の記憶部に格納する(ステップS11)。
【0037】
次いで、サーバ3は、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページを生成し、記憶部に格納する(ステップS12)。
そして、サーバ3は、生成したWebページにアクセスするためのURL情報を生成して情報処理装置1に送信する(ステップS13)。
【0038】
情報処理装置1において、通信部15によりサーバ3からURL情報を受信すると(ステップS14;YES)、制御部11は、受信したURL情報を取得し、当該URL情報を表す二次元コード及び第2画像のサムネイルを生成する(ステップS15)。
例えば、制御部11は、受信したURL情報をエンコードしてURL情報を表す二次元コード(例えば、QRコード(登録商標)等)を生成する。また、制御部11は、例えば、第2画像にディザ処理を施して2値化し縮小することにより白黒2値のサムネイルを生成する。
【0039】
そして、制御部11は、生成した二次元コード、第2画像のサムネイル、及び演奏日時情報のデータを通信部15によりラベルプリンタ5に送信し、ラベルプリンタ5に二次元コード、第2画像のサムネイル、演奏日時情報の出力を指示してこれらの情報を印刷出力させる(ステップS16)。
ラベルプリンタ5は、情報処理装置1の指示に従い、二次元コード、第2画像のサムネイル、及び演奏日時情報を印刷出力する(ステップS17)。
【0040】
図5は、表示装置4により表示された第2画像141と、情報処理装置1からの指示に基づきラベルプリンタ5において出力されたラベル51の一例を示す図である。
図5に示すように、ラベル51には、URL情報を表す二次元コード51a、第2画像のサムネイル51b、及び演奏日時51cが表示されている。
【0041】
ラベルプリンタ5は、ロール状の長尺の記録媒体(例えば、テープ部材)を使用しており、二次元コードは第2画像に比べてサイズが非常に小さい。そのため、ラベルプリンタ5で二次元コードを印刷しても紙切れやインク切れが発生する頻度が非常に低い。そこで、ラベルプリンタ5を用いて、第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を表す二次元コードを印刷出力することで、人手を必要とすることなく、自動的に第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を演奏者に提供可能となる。すなわち、演奏に応じて生成された画像や演奏情報を、簡単に、他人と共有可能に演奏者に提供することが可能となる。
【0042】
また、二次元コード51aを印刷するだけでなく、併せて第2画像のサムネイル51bや演奏日時51cを印刷することで、演奏者が自分の二次元コードと他の演奏者の二次元コードとを識別することが可能となるので、他の演奏者の二次元コードを誤って持って行ってしまう可能性を低減することができる。
【0043】
演奏者は、ラベルプリンタ5から出力されたラベル51を取得し、自身の保有するユーザ端末6で二次元コードリーダーアプリを起動してラベル51の二次元コード51aにかざす。
【0044】
図6は、ユーザ端末6において二次元コードリーダーアプリが起動され、ユーザ端末6がラベル51の二次元コード51aにかざされた際にサーバ3との間で実行されるシーケンスの流れを示す図である。以下、図6に示すシーケンスについて説明する。
【0045】
ユーザ端末6において、カメラによる二次元コード51aの撮影が待機され、二次元コード51aが撮影されると(ステップS21;YES)、ユーザ端末6は、撮影された二次元コード51aをデコードしてURL情報を取得する(ステップ22)。
【0046】
次いで、ユーザ端末6は、ユーザ操作により、取得したURL情報に基づくWebページへのアクセスが指示されたか否かを判断する(ステップS23)。
取得したURL情報に基づくWebページへのアクセスが指示されたと判断した場合(ステップS23;YES)、ユーザ端末6は、取得したURL情報に基づきサーバ3にアクセスし、URL情報により指定されたWebページの送信を要求する(ステップS24)。
【0047】
サーバ3は、ユーザ端末6からURL情報に基づくWebページへのアクセス要求があると、URL情報によって指定されたWebページを読み出して、ユーザ端末6に送信する(ステップS25)。
【0048】
ユーザ端末6は、サーバ3から送信されたWebページ、すなわち、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページをブラウザにより表示する(ステップS26)。
【0049】
ここで、ステップS26において表示されるWebページには、演奏に応じて生成された第2画像や、演奏情報に基づく演奏を視聴するためのユーザインターフェース(再生ボタン、停止ボタン、一時停止ボタン等)が表示されている。演奏者は、このWebページにより第2画像を閲覧したり、演奏情報を再生して演奏を聴いたりして楽しむことができる。また、Webページには、第2画像をユーザ端末6の表示画面に応じて再構成した第2画像のダウンロードを指示するためのDLボタンが表示されている。
【0050】
WebページからDLボタンが押下され、第2画像のダウンロード要求が指示されると(ステップS27;YES)、ユーザ端末6は、サーバ3に第2画像のダウンロードを要求し、自装置(ユーザ端末6)の画面情報(例えば、解像度(横の画素数×縦の画素数))をサーバ3に送信する(ステップS28)。
【0051】
サーバ3は、ユーザ端末6から第2画像のダウンロード要求及び画面情報を受信すると(ステップS29;YES)、第2画像をユーザ端末6の表示画面に応じて壁紙用に再構成し(ステップS30)、再構成した第2画像(再構成画像)をユーザ端末6に送信する(ステップS31)。
サーバ3は、Webページに表示されている第2画像とともに受信した画像パラメータを記憶部から読み出し、読み出した画像パラメータに基づいて、ユーザ端末6の表示画面のサイズや解像度に合った第2画像を再構成する。なお、サーバ3の制御部のスペックが高く、演奏情報を高速で読み出して解析できる場合は、画像パラメータを用いずに演奏情報からユーザ端末6の表示画面に応じた第2画像を再構成してもよい。この場合は、図3のステップS9において情報処理装置1からサーバ3へ画像パラメータを送信する必要はない。
【0052】
ユーザ端末6は、サーバ3から送信された第2画像を受信する(ステップS32)。
演奏者は、第2画像をダウンロードして壁紙として表示するなどして楽しむことができる。
【0053】
Webページの表示終了が指示されると(ステップS33;YES)、ユーザ端末6は、Webページを閉じ、サーバ3との間で実行されるシーケンスを終了する。
【0054】
このように、情報処理システム100では、演奏者の演奏に応じた第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を生成してそのURL情報を表す二次元コードを出力するので、第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を、人手を必要とすることなく演奏者に提供可能となる。よって、演奏に応じて生成された第2画像や演奏情報を簡単に演奏者に提供することが可能となる。
また、演奏者が取得した二次元コード(URL情報)を他人と共有することにより、第2画像や演奏情報を他人と共有して楽しむことができる。
【0055】
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、演奏に応じた第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を表す二次元コードをラベルプリンタ5により印刷出力することとして説明したが、二次元コードの出力方法はこれに限定されない。例えば、制御部11は、第2画像上にURL情報を表す二次元コードを重畳し、二次元コードが重畳された第2画像の表示を表示装置4又は情報処理装置1の表示部14に指示して表示させることとしてもよい。この場合、一定時間は二次元コードを表示せずに第2画像のみを表示して、二次元コードは目立たない位置に配置する等、第2画像の芸術性を損なわないように表示することが好ましい。
【0056】
(変形例2)
上記実施形態では、図3のステップS15~S16において、情報処理装置1の制御部11は、サーバ3からURL情報を受信すると、URL情報の二次元コードを生成してラベルプリンタ5により印刷出力させることとしたが、URL情報の出力方法としてはこれに限定されない。例えば、図3のステップS15~S16において、制御部11は、第2画像にURL情報を埋め込んだ電子透かし画像を生成し、電子透かし画像を表示装置4に送信して電子透かし画像の表示を表示装置4に指示することとしてもよい。または、電子透かし画像の表示を表示部14に指示して表示させてもよい。この場合、図3のステップS7においては、表示装置4や情報処理装置1の表示部14には第2画像の表示は行わない。電子透かしのない第2画像を演奏者が撮影してしまうことを防止するためである。
【0057】
ユーザ端末6においては、電子透かし画像に埋め込まれた情報を読み取るアプリが搭載されており、表示装置4により表示された電子透かし画像がカメラにより撮影されると、ユーザ端末6は、電子透かし画像からURL情報を取得する。URL情報を取得した後の処理は、図6のステップS23以降の処理と同じであるので説明を援用する。
【0058】
(変形例3)
上記実施形態では、演奏ごとにWebページを生成することとしたが、共通のWebページが予め用意されていることとしてもよい。共通のWebページのURL情報は、例えば二次元コードの形で電子楽器2、ポスター、演奏者が持ち帰り可能なカード等の、演奏者の目に届く場所に表示されていることとする。サーバ3は、情報処理装置1から第2画像、演奏情報及び画像パラメータを受信すると、共通のWebページに、受信した第2画像及び演奏情報等を追加する。演奏者は、ユーザ端末6おいてカメラにより共通のWebページのURL情報を表す二次元コードを撮影することにより、共通のWebページを閲覧することができる。なお、Webページに追加された第2画像及び演奏情報は、サーバ3において一定期間後に削除される。
【0059】
変形例3によれば、共通のWebページには、演奏者自身の演奏以外にも、一定時間内の演奏に対応するデータがアップロードされているため、演奏者等は、演奏の時刻や場所などを元に検索を行って他人の第2画像や演奏を視聴することができる。また、第2画像や演奏情報のデータを他人と共有し、楽しむことも出来る。また、変形例3では、演奏ごとに個別のURL情報を生成しないため、演奏ごとに異なる二次元コードを生成して演奏者に提示する工程を省くことができる。印刷した二次元コードを取りに来ない人がいた際に混乱するという問題も回避できる。また、演奏者は、複数曲を演奏した際に、1回のアクセスでまとめて複数の演奏の第2画像や演奏情報にアクセスすることが可能となる。
【0060】
以上説明したように、情報処理装置1の制御部11は、電子楽器2から演奏操作に応じた演奏情報を取得し、取得した演奏情報に基づいて、演奏に応じた第2画像を生成し、第2画像及び演奏情報をサーバ3に格納させる。そして、制御部11は、格納された第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報をサーバ3から取得し、取得したURL情報の出力をラベルプリンタ5、表示装置4又は表示部14に指示する。
したがって、第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を、人手を必要とすることなく自動的に演奏者に提供可能となる。よって、演奏に応じて生成された第2画像や演奏情報を、簡単に、他人と共有可能に演奏者に提供することが可能となる。
【0061】
例えば、制御部11は、上記URL情報を表す二次元コードを生成し、生成した二次元コードの出力をラベルプリンタ5、表示装置4又は表示部14に指示する。
したがって、演奏者がユーザ端末6を二次元コードにかざすだけで簡単に第2画像や演奏情報にアクセスすることが可能となる。また、演奏者は二次元コードを持ち帰ることができるので、後で第2画像や演奏情報にアクセスすることも可能となる。
【0062】
また、例えば、制御部11は、第2画像のサムネイルを生成し、二次元コード及びサムネイルの出力をラベルプリンタ5に指示する。したがって、演奏者が自身の二次元コードを識別することが可能となり、他の演奏者の二次元コードを誤って持ち帰ることを防止することができる。
【0063】
また、例えば、制御部11は、演奏情報に対応する演奏が実施された演奏日時情報を取得し、二次元コード及び演奏日時情報の出力をラベルプリンタ5に指示する。したがって、演奏者が自身の二次元コードを識別することが可能となり、他の演奏者の二次元コードを誤って持ち帰ることを防止することができる。
【0064】
また、例えば、制御部11は、二次元コードを第2画像に重畳し、二次元コードが重畳された第2画像の出力を、表示装置4又は表示部14に指示する。したがって、演奏者がユーザ端末6を二次元コードにかざすだけで簡単に第2画像や演奏情報にアクセスすることが可能となる。
【0065】
また、例えば、制御部11は、第2画像にURL情報が埋め込まれた電子透かし画像を生成し、この電子透かし画像の出力を表示装置4又は表示部14に指示する。
したがって、演奏者が電子透かし画像に埋め込まれた情報を読み取るアプリが搭載されたユーザ端末6で電子透かし画像を撮影するだけで簡単に第2画像や演奏情報にアクセスすることが可能となる。
【0066】
また、例えば、サーバ3は、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページ及びWebページのURL情報を生成して情報処理装置1に送信する。したがって、演奏者は容易に第2画像及び演奏情報に基づく演奏の視聴が可能となる。
【0067】
また、例えば、サーバ3は、URL情報に基づいてアクセスしてきたユーザ端末6から第2画像のダウンロード要求があった場合に、ユーザ端末6の表示画面の画面情報をユーザ端末6から取得し、取得した画面情報に基づいて、第2画像をユーザ端末6の表示画面に応じて再構成した再構成画像を生成し、生成された再構成画像をユーザ端末6に送信する。
したがって、演奏者に、ユーザ端末6の画面に応じた第2画像を提供することが可能となる。
【0068】
なお、上記実施形態及び変形例における記述内容は、本発明に係る情報処理方法、情報処理装置、プログラム、及び情報処理システムの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0069】
例えば、上記実施形態では、情報処理装置1は電子楽器2と別体である場合を例にとり説明したが、情報処理装置1と電子楽器2は一体であってもよい。例えば、情報処理装置1の機能は電子楽器2に備えられていてもよい。
【0070】
また、上記実施形態では、格納装置がサーバ3であり、第2画像、演奏情報及び画像パラメータをサーバ3に格納し、サーバ3で第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を生成することとしたが、情報処理装置1の記憶部12が格納装置として機能してもよい。すなわち、情報処理装置1の制御部11は、第2画像、演奏情報及び画像パラメータを情報処理装置1の記憶部12に格納し、第2画像及び演奏情報にアクセスするためのURL情報を生成することとしてもよい。例えば、制御部11は、第2画像、演奏情報及び画像パラメータを情報処理装置1の記憶部12に格納し、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページを生成し、当該WebページにアクセスするためのURL情報を生成することとしてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、第2画像と演奏情報の双方を演奏者に提供するため、第2画像及び演奏情報を格納し、双方にアクセスするためのアドレス情報を生成し出力する場合を例にとり説明したが、いずれか一方のみを格納していずれか一方のみにアクセスするためのURL情報を生成して出力することとしてもよい。上述のWebページも、第2画像又は演奏情報のいずれか一方を視聴するためのWebページであってもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、第2画像及び演奏情報に基づく演奏を視聴するためのWebページを生成し、当該WebページにアクセスするためのURL情報を生成し出力することとしたが、第2画像や演奏情報の格納先にアクセスするためのURL情報を生成し出力することとしてもよい。また、アドレス情報は、URL情報に限定されない。
【0073】
また、上記実施形態及び変形例では、URL情報を二次元コード又は電子透かし画像として出力して演奏者に提供することとしたが、URL情報を表す文字を出力してもよい。
【0074】
また、上記実施形態においては、電子楽器2が鍵盤楽器である場合を例にとり説明したが、エレキギター、MIDIバイオリン等他の電子楽器としてもよい。
【0075】
また、上記実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、ハードディスク、SSDや、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
【0076】
その他、情報処理システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0077】
以上に本発明の実施形態及び変形例を説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載に基づいて定められる。更に、特許請求の範囲の記載から本発明の本質とは関係のない変更を加えた均等な範囲も本発明の技術的範囲に含む。
【符号の説明】
【0078】
100 情報処理システム
1 情報処理装置
11 制御部
12 記憶部
121 演奏画像生成アプリ
13 入力部
14 表示部
15 通信部
2 電子楽器
3 サーバ
4 表示装置
5 ラベルプリンタ
6 ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6