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特許7586163情報端末、通知情報管理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】情報端末、通知情報管理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20241112BHJP
   G04G 21/00 20100101ALI20241112BHJP
   H04M 1/72409 20210101ALI20241112BHJP
   H04L 51/214 20220101ALI20241112BHJP
   H04M 1/72412 20210101ALI20241112BHJP
【FI】
H04M1/00 U
G04G21/00 D
H04M1/72409
H04L51/214
H04M1/72412
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022201960
(22)【出願日】2022-12-19
(65)【公開番号】P2024027075
(43)【公開日】2024-02-29
【審査請求日】2023-07-21
(31)【優先権主張番号】P 2022129595
(32)【優先日】2022-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096699
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿嶋 英實
(74)【代理人】
【識別番号】100171882
【弁理士】
【氏名又は名称】北庄 麗絵子
(72)【発明者】
【氏名】井上 拓美
(72)【発明者】
【氏名】花田 剛
(72)【発明者】
【氏名】谷口 孝徳
【審査官】小松崎 里沙
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-133961(JP,A)
【文献】特開2020-197538(JP,A)
【文献】特開2020-169820(JP,A)
【文献】特開2016-133442(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0205234(US,A1)
【文献】特開2002-084575(JP,A)
【文献】特開2009-118403(JP,A)
【文献】特開2004-048781(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
1/24- 1/82
3/00
3/16- 3/20
3/38- 3/58
7/00- 7/16
11/00-11/10
99/00
G04G 3/00-99/00
H04L51/00-51/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させ、
前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させておき、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる、
制御部を備え、
前記制御部は、
第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させ、
前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで再度前記第1外部機器との通信接続が確立した場合に、当該第2のタイミングが所定期間内であれば、前記第1のタイミングで送信したカテゴリを示す情報と同一のカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該同一のカテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる、
とを特徴とする情報端末。
【請求項2】
ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させ、
前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させておき、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる、
制御部を備え、
前記制御部は、
第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させ、
前記表示対象情報に複数のカテゴリを記憶させることが可能であり、
前記第1のタイミングで前記第1外部機器との通信接続が確立した際に前記表示対象情報に複数のカテゴリが記憶されていた場合、当該複数のカテゴリのうち最優先の表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる、
とを特徴とする情報端末。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2カテゴリを新たに記憶する場合に、既に前記表示対象情報として記憶されている前記第1カテゴリを削除する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報端末。
【請求項4】
前記複数のカテゴリには、それぞれ優先順位が設定されており、
前記制御部は、
前記第2カテゴリを記憶する場合に、前記優先順位に拘わらず、既に記憶されている前記第1カテゴリを前記最優先の表示対象情報として記憶させる、
ことを特徴とする請求項に記載の情報端末。
【請求項5】
前記複数のカテゴリには、それぞれ優先順位が設定されており、
前記制御部は、
前記第2カテゴリを記憶する場合に、既に記憶されている第1カテゴリよりも前記第2カテゴリの方が、前記優先順位が高い場合、前記第2カテゴリを前記最優先の表示対象情報として記憶させる、
ことを特徴とする請求項に記載の情報端末。
【請求項6】
前記複数のカテゴリは、ユーザによって予め登録された情報に基づく通知情報に対応するパーソナルカテゴリと、前記第1外部機器とは異なる第2外部機器から取得された通知情報に対応する新着情報カテゴリと、を含み、
前記優先順位は、前記パーソナルカテゴリの方が前記新着情報カテゴリよりも高く設定されている、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報端末。
【請求項7】
前記所定期間は、前記カテゴリが前記表示対象情報として記憶されてから、次に日付が変わるまでの期間である、
ことを特徴とする請求項に記載の情報端末。
【請求項8】
前記カテゴリを示す情報は、当該カテゴリを前記第1外部機器の表示部にビットマップ形式で表示させるためのビットマップ情報である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報端末。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサを備える情報端末による通知情報管理方法であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させるステップと、
前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、
前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、
第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、
前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで再度前記第1外部機器との通信接続が確立した場合に、当該第2のタイミングが所定期間内であれば、前記第1のタイミングで送信したカテゴリを示す情報と同一のカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該同一のカテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、
を含むことを特徴とする通知情報管理方法。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサを備える情報端末による通知情報管理方法であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させるステップと、
前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、
前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、
第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、
前記表示対象情報に複数のカテゴリを記憶させるステップと、
前記第1のタイミングで前記第1外部機器との通信接続が確立した際に前記表示対象情報に複数のカテゴリが記憶されていた場合、当該複数のカテゴリのうち最優先の表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、
を含むことを特徴とする通知情報管理方法。
【請求項11】
情報端末が備えるプロセッサによって実行されるプログラムであって、
ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させる機能と、
前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、
前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、
第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、
前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで再度前記第1外部機器との通信接続が確立した場合に、当該第2のタイミングが所定期間内であれば、前記第1のタイミングで送信したカテゴリを示す情報と同一のカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該同一のカテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、
を実現する、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項12】
情報端末が備えるプロセッサによって実行されるプログラムであって、
ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させる機能と、
前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、
前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、
第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、
前記表示対象情報に複数のカテゴリを記憶させる機能と、
前記第1のタイミングで前記第1外部機器との通信接続が確立した際に前記表示対象情報に複数のカテゴリが記憶されていた場合、当該複数のカテゴリのうち最優先の表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、
を実現する、
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末、通知情報管理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サーバなどから受信した通知情報を表示させるスマートフォンや、スマートフォンから受信した通知情報を表示させるスマートウォッチなどが知られている。スマートウォッチの場合、スマートフォンが鞄やポケット等に収容されている状態であっても、スマートウォッチに通知がくるので、ユーザは情報を受信したことを容易に知ることができる。
【0003】
スマートウォッチは、比較的高解像度、広い表示領域を有する表示器(例えば、液晶表示器)を備えているので、スマートフォンやサーバなどの外部機器から受信した通知情報を表示するのに何ら問題はなかった。これに対して、表示領域や、記憶領域が比較的限られている電子腕時計が知られている。このような電子腕時計では、省電力化を図るため、高解像度、大型の表示器を搭載せず、比較的低解像度の小さな表示領域の表示部(液晶表示器)を備えているため、外部機器から受信した通知情報を表示させるのが困難であった。
【0004】
そこで、例えば、電子腕時計において、携帯電話が受信したメールの着信情報を無線通信により取得し、未読メール数や未開封メール数を表示する機能が開発されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2011-049801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、情報の着信数などが分かるだけで、外部機器で取得された情報がどのような内容に関するものか分からず、どのような通知情報があるのかをユーザに確実に、あるいは効率的に認知させることができないという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、どのような通知情報が取得されたのかをユーザに確実に、かつ効率的に認知させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明における第一の態様の情報端末は、ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させ、前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させておき、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる、制御部を備え、前記制御部は、第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させ、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで再度前記第1外部機器との通信接続が確立した場合に、当該第2のタイミングが所定期間内であれば、前記第1のタイミングで送信したカテゴリを示す情報と同一のカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該同一のカテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明における第二の態様の情報端末は、ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させ、前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させておき、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる、制御部を備え、前記制御部は、第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させ、前記表示対象情報に複数のカテゴリを記憶させることが可能であり、前記第1のタイミングで前記第1外部機器との通信接続が確立した際に前記表示対象情報に複数のカテゴリが記憶されていた場合、当該複数のカテゴリのうち最優先の表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる、ことを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明における第一の態様の通知情報管理方法は、少なくとも1つのプロセッサを備える情報端末による通知情報管理方法であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させるステップと、前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで再度前記第1外部機器との通信接続が確立した場合に、当該第2のタイミングが所定期間内であれば、前記第1のタイミングで送信したカテゴリを示す情報と同一のカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該同一のカテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、を含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明における第二の態様の通知情報管理方法は、少なくとも1つのプロセッサを備える情報端末による通知情報管理方法であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させるステップと、前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させるステップと、第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、前記表示対象情報に複数のカテゴリを記憶させるステップと、前記第1のタイミングで前記第1外部機器との通信接続が確立した際に前記表示対象情報に複数のカテゴリが記憶されていた場合、当該複数のカテゴリのうち最優先の表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させるステップと、を含むことを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明における第一の態様のプログラムは、情報端末が備えるプロセッサによって実行されるプログラムであって、ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させる機能と、前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで再度前記第1外部機器との通信接続が確立した場合に、当該第2のタイミングが所定期間内であれば、前記第1のタイミングで送信したカテゴリを示す情報と同一のカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該同一のカテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、を実現することを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本発明における第二の態様のプログラムは、情報端末が備えるプロセッサによって実行されるプログラムであって、ユーザに通知するための第1通知情報が属する第1カテゴリの情報を取得した場合に当該第1カテゴリを表示対象情報として記憶させる機能と、前記第1通知情報とは異なる第2通知情報が属するカテゴリの情報を、前記第1カテゴリの情報を取得した後のタイミングで取得した場合に、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリであった場合は当該第1カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、前記第2通知情報が属するカテゴリが前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリであった場合は当該第2カテゴリを前記表示対象情報として記憶させる機能と、第1のタイミングで第1外部機器との通信接続が確立した場合に、前記表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、前記表示対象情報に複数のカテゴリを記憶させる機能と、前記第1のタイミングで前記第1外部機器との通信接続が確立した際に前記表示対象情報に複数のカテゴリが記憶されていた場合、当該複数のカテゴリのうち最優先の表示対象情報として記憶されているカテゴリを示す情報を前記第1外部機器に送信して当該カテゴリを示す情報を当該第1外部機器の表示部に表示させる機能と、を実現することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、どのような通知情報が取得されたのかをユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本実施形態の通知システム100の構成を示すブロック図である。
図2】本実施形態の情報端末1及び電子腕時計の構成を示すブロック図である。
図3】本実施形態の通知システム100による新着情報、パーソナル情報の取得、電子腕時計2へのビットマップデータの送信動作を示す概念図である。
図4】本実施形態によるカテゴリの一例及び電子腕時計2における表示例を示す概念図である。
図5】本実施形態の情報端末1のアプリケーションにおける新着情報及びパーソナル情報の通知可否の設定画面30を示す模式図である。
図6】本第1実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。
図7】本第1実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。
図8】本第1実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。
図9】本第1実施形態における第1の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(24時間の間に1つの新着情報を取得した場合)を説明するための概念図である。
図10】本第1実施形態における第2の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(24時間の間に複数の新着情報を新たに取得した場合)を説明するための概念図である。
図11】本第1実施形態における第3の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(同時刻に複数の新着情報を取得した場合)を説明するための概念図である。
図12】本第1実施形態における第4の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(パーソナル情報;当日が誕生日である場合)を説明するための概念図である。
図13】本第2実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。
図14】本第2実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。
図15】本第2実施形態における第1の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(すでに優先順位が低いカテゴリが表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び優先順位の更に低いカテゴリの新着情報を取得した場合の第1動作例)を説明するための概念図である。
図16】本第2実施形態における第2の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(すでに優先順位が低いカテゴリが表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び優先順位の更に低いカテゴリの新着情報を取得した場合の第2動作例)を説明するための概念図である。
図17】本第2実施形態における第3の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(パーソナル情報;当日が誕生日である場合)を説明するための概念図である。
図18】本第3実施形態における電子腕時計2の表示画面例を示す模式図である。
図19】本第3実施形態における第1の態様の電子腕時計2で実行される動作(24時間の間に複数の異なるカテゴリの新着情報を取得した場合の動作例)を説明するための概念図である。
図20】本第3実施形態における第2の態様の電子腕時計2で実行される動作(すでに表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び同じ優先順位のカテゴリの新着情報を取得した場合の第1動作例)を説明するための概念図である。
図21】本第3実施形態における第3の態様の電子腕時計2で実行される動作(すでにカテゴリが表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び優先順位の更に低いカテゴリの新着情報を取得した場合の第2の動作例)を説明するための概念図である。
図22】本第3実施形態における第4の態様の電子腕時計2で実行される動作(情報端末1を介さない動作)を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
A.実施形態の構成
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0015】
図1は、本実施形態の通知システム100の構成を示すブロック図である。
本実施形態の通知システム100は、スマートフォンなどの情報端末1と、外部機器としての電子腕時計2と、インターネット5上の情報提供サーバ6とから構成される。電子腕時計2(第1外部機器)は、時計本体とバンドとを備え、ユーザの腕に装着可能となっている。情報端末1と電子腕時計2とは、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線3により相互通信が可能となっている。
【0016】
情報端末1は、通信回線4を介してインターネット5上の情報提供サーバ6から少なくとも1つ以上の新着情報(第1通知情報、第2通知情報)とその新着情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報(カテゴリの情報)とを取得し、取得した新着情報が属するカテゴリ(新着情報カテゴリ:第1カテゴリ、第2カテゴリ)を特定し、新着情報の取得時刻、あるいはカテゴリ毎に予め設定されている優先順位に基づいて、通知すべき新着情報が属するカテゴリを表示対象として表示対象情報に登録(更新)する。表示対象情報において、複数のカテゴリが表示対象として登録されている場合、取得時刻が最新の新着情報のカテゴリ及び/又は優先順位が最も高いカテゴリが最優先の表示対象となる。
【0017】
また、本実施形態では、情報端末1のアプリケーションには、パーソナル情報(第1通知情報、第2通知情報)として、ユーザの誕生日や、電子腕時計2の購入(記念)日が記憶(設定)されている。情報端末1は、毎年、誕生日又は購入記念日になると、新着情報の優先順位に関係なく、最優先で、誕生日情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報、又は購入記念日情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報を取得し、その当日の所定の時刻(0:00)に、誕生日情報のカテゴリ(パーソナルカテゴリ:第1カテゴリ、第2カテゴリ)又は購入記念日情報のカテゴリ(パーソナルカテゴリ:第1カテゴリ、第2カテゴリ)を最優先の表示対象として表示対象情報に登録する。本実施形態では、誕生日及び購入記念日に関しては、2通りの通知方法を提示する。第1の方法は、誕生日や、記念日のカテゴリに替えて、新着情報の優先順位に従って、その新着情報のカテゴリに対応する情報(ビットマップデータ)を送信する方法である(第1実施形態)。第2の方法は、誕生日又は購入記念日の当日、一日の途中で、新着情報を取得した場合であっても、誕生日や、記念日のカテゴリに対応する情報(ビットマップデータ)を送信し続ける方法である(第2実施形態)。なお、パーソナル通知のうち、誕生日と購入(記念)日が同日の場合には、誕生日を最優先とし、購入記念日を翌日の最優先とするように、購入記念日のカテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報に登録(更新)する。
【0018】
情報端末1は、電子腕時計2から、1日24時間内に、予め設定された定刻(4回/日;0:00、6:00、12:00、18:00;第1のタイミング、第2のタイミング)に、もしくは、ユーザの手動操作による接続要求に応じて、電子腕時計2との通信接続を確立すると、その接続時刻(第1のタイミング又は第2のタイミング)に応じて、表示対象情報に最優先の表示対象として登録されているカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信する。
【0019】
なお、本実施形態では、表示対象情報に表示対象として1つのカテゴリが登録されている場合には、そのカテゴリが最優先の表示対象であり、表示対象として複数のカテゴリが登録されている場合には、一番先頭のカテゴリ(取得時刻が最新の新着情報のカテゴリ及び/又は優先順位が最も高いカテゴリ)が最優先の表示対象であり、2番以降のカテゴリは、所定の条件の下、順次繰り上がって最優先の表示対象となるようになっている。
【0020】
一方、電子腕時計2は、上述したように、1日4回、定刻(0:00、6:00、12:00、18:00)に自動で近距離無線3により情報端末1に接続するか、もしくはユーザの手動操作により近距離無線3により情報端末1に接続して、情報端末1で実行されているアプリケーションにアクセスする。電子腕時計2は、情報端末1と接続すると、情報端末1のアプリケーションから送信される、カテゴリを示す情報であるビットマップデータを受信して表示部に表示する。電子腕時計2は、表示部として、サイズ:5(縦)×17(横)ドット(20ドット分の縦スクロールあり)の液晶表示器を備えており、情報端末1から受信したビットマップデータ(例えば、文字列)に従って、カテゴリを表す文字列を液晶表示器に表示する。なお、上記定刻(0:00、6:00、12:00、18:00)での接続は、時計部の時刻合わせのためでもある。
【0021】
図2は、本実施形態の情報端末1及び電子腕時計の構成を示すブロック図である。情報端末1は、CPU10、メモリ11、タッチパネル式表示部12、操作部13、RF送受信回路14、近距離通信回路15を備えている。CPU10は、メモリ11(ROM)に格納されているプログラムに従って、情報端末1の各種動作を制御する。CPU10は、CPU、ASIC、FPGA等であってよい。また、CPU10は、2つ以上のCPUで構成されていてもよい。
【0022】
CPU10は、操作部13のうちの特定の操作キーの入力や、タッチパネル式表示部12に対するタッチ操作(指によるタッチなど)の入力を判定する判定部として動作する。また、CPU10は、特定の操作キーの操作や、タッチ操作に応じて実行する処理を変える制御部として動作する。
【0023】
メモリ11は、当該情報端末1の全体の動作を司るシステムプログラム(不図示)や、各種のアプリケーションプログラムなどを記憶する。特に、メモリ11は、本実施形態に関する特定のアプリケーションを記憶している。
【0024】
CPU10は、上記特定のアプリケーションを実行することにより、情報提供サーバ6から新着情報と新着情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報とを取得し、新着情報の取得時刻や、新着情報が属するカテゴリ毎に設定されている優先順位などに基づいて、電子腕時計2に通知すべき新着情報のカテゴリを決定し、表示対象として表示対象情報に登録する。また、CPU10は、電子腕時計2との通信が接続されると、表示対象情報に登録されている最優先の表示対象のカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信する。
【0025】
タッチパネル式表示部12は、ユーザが指等でタッチした位置を検出するタッチパネルと表示部とが一体となった構造であり、表示部上にタッチパネルを重ねて構成される。操作部13は、ユーザが情報端末1を操作するための各種のキーであり、操作が受け付けられたとき、その操作に応じた入力信号がCPU10に伝達される。RF送受信回路14は、RF送受信用アンテナ(不図示)を用いて携帯基地局との間で行われる電話通信やメールの送受信、情報提供サーバ6からの新着情報などの取得に関わるパケット通信の送受信処理を行う。近距離通信回路15は、電子腕時計2などの外部機器との間で近距離通信(例えば、Bluetooth(登録商標))を行うための制御モジュールである。
【0026】
電子腕時計2は、CPU20、メモリ21、表示部22、操作部23、計時回路24、近距離通信回路25を備えている。CPU20は、メモリ21(ROM)に格納されているプログラムに従って、電子腕時計2の各種動作を制御する。CPU10は、CPU、ASIC、FPGA等であってよい。CPU20は、計時回路24が計数する現在時刻に基づいて表示部22に時刻表示を行う。また、CPU20は、近距離通信回路25を介して情報端末1から送信されるカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を受信して表示部22に表示させる。
【0027】
メモリ21は、当該電子腕時計2の全体の動作を司るシステムプログラム(不図示)などを記憶する。表示部22は、サイズ:5(縦)×17(横)ドット(20ドット分の縦スクロールあり)の液晶表示器からなり、情報端末1から受信したカテゴリを示す情報(ビットマップデータ;例えば、文字列)を表示する。操作部23は、ユーザが電子腕時計2を操作するための各種のキーであり、操作が受け付けられたとき、その操作に応じた入力信号がCPU20に伝達される。
【0028】
計時回路24は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。この現在時刻が読み出されて、表示部22に表示されたり、当該現在時刻データと各種機能に係る設定時刻データと比較されて種々の動作が行われたりする。近距離通信回路25は、情報端末1などの外部機器との間で近距離通信(例えば、Bluetooth(登録商標))を行うための制御モジュールである。
【0029】
図3は、本実施形態の通知システム100による新着情報とカテゴリ情報の取得、パーソナル情報の取得、電子腕時計2へのビットマップデータの送信動作を示す概念図である。図3に示すように、情報提供サーバ6には、企業や、団体等から各種新着情報が随時提供されて保存される。新着情報としては、一例として、新着情報An、Bn、Cn、Dnがある。また、情報端末1のアプリケーションには、パーソナル情報として、インストール時等にユーザが登録した自身の誕生日を示す誕生日情報E、電子腕時計2の購入日を示す購入記念日情報Fが保存されている。
【0030】
新着情報及びパーソナル情報は、それぞれの情報の特徴(属性)に応じたカテゴリに分類されている。新着情報Anがカテゴリaに、新着情報Bnがカテゴリbに、新着情報Cnがカテゴリcに、新着情報Dnがカテゴリdに、誕生日情報Eがカテゴリe(パーソナルカテゴリ)に、購入記念日情報Fがカテゴリf(パーソナルカテゴリ)に分類されている。そして、各カテゴリには、表示対象として表示対象情報に登録(記憶)するか否かを決定するための指標の一つとして優先順位が設定されている。優先順位は、図示するように、カテゴリe>カテゴリf>カテゴリa>カテゴリb>カテゴリc>カテゴリdに設定されている。
【0031】
上述したように、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から少なくとも1つ以上の新着情報An、Bn、Cn、Dnと対応するカテゴリ情報とを取得すると、取得した新着情報An、Bn、Cn、Dnが属するカテゴリa、b、c、dを特定し、新着情報An、Bn、Cn、Dnの取得時刻及び/又は新着情報An、Bn、Cn、Dnが属するカテゴリa、b、c、dに設定されている優先順位に基づいて、表示対象のカテゴリを決定し、当該カテゴリを表示対象情報に登録(記憶)するようになっている。そして、情報端末1のアプリケーションは、電子腕時計2と接続したタイミングで、表示対象情報に最優先の表示対象として登録(記憶)されているカテゴリを示す情報としてビットマップデータを電子腕時計2に送信する。また、誕生日情報E、電子腕時計2の購入日である購入記念日情報Fを最も高い優先順位とすることで、誕生日又は購入記念日の当日には、情報端末1のアプリケーションは、上述した新着情報よりも優先的に、それらパーソナル情報のカテゴリe、fを表示対象情報に最優先の表示対象として登録(記憶)するようになっている。ゆえに、誕生日や、購入記念日などのパーソナル情報に関しては、少なくとも電子腕時計2と接続したタイミング(0:00)には、カテゴリe、fに対応するビットマップデータが電子腕時計2に送信されることになる。
【0032】
図4は、本実施形態において、カテゴリの一例及び電子腕時計2における表示例を示す概念図である。本実施形態では、新着情報An(カテゴリa)は、電子腕時計2に関する360°動画情報、新着情報Bn(カテゴリb)は、電子腕時計2に関する新たな発見情報、新着情報Cn(カテゴリc)は、電子腕時計2に関するイベント情報、そして、新着情報Dn(カテゴリd)は、新製品情報である。また、誕生日情報E(カテゴリe)は、ユーザの誕生日であり、購入記念日情報F(カテゴリf)は、電子腕時計2の購入日である。
【0033】
そして、カテゴリaに対しては360°動画情報であることを示す文字列「360」、カテゴリbに対しては新たな発見情報であることを示す文字列「DIS」(Discovery)、カテゴリcに対してはイベント情報であることを示す文字列「CHK!」(Check!)、カテゴリdに対しては新製品情報であることを示す文字列「NEW!」、カテゴリeに対しては誕生日であることを示す文字列「HBD!」(Happy Birth Day)、カテゴリfに対しては購入記念日であることを示す文字列「TNKS」(Thanks)に対応するビットマップデータが設定されている。
【0034】
図5は、本実施形態の情報端末1のアプリケーションにおける新着情報及びパーソナル情報の通知可否の設定画面30を示す模式図である。本実施形態では、情報端末1におけるアプリケーションにおいて、新着情報及びパーソナル情報が属するカテゴリを示す情報としてビットマップデータを電子腕時計2に通知するか否かをユーザによって設定可能となっている。図5に示すように、アプリケーションの設定機能の一つとして、カテゴリに対応したビットマップデータの通知を行うか否かを設定するための設定画面30がある。ユーザは、当該設定画面30から、電子腕時計2への通知を許可するか否かを設定する。このように、全てのカテゴリに対応する通知を1つのソフトウェア上のスイッチでオン/オフすることが可能である。なお、全てのカテゴリに対応する通知をオン/オフするだけでなく、カテゴリ毎に個別にオン/オフを設定するようにしてもよい。これにより、ユーザが通知を受けたいカテゴリを選択することが可能となる。
【0035】
なお、本実施形態においては、設定画面30で通知(ビットマップデータの送信)の通知可否を設定するとしたが、これに限らず、電子腕時計2で表示させる場合には、表示対象のカテゴリに対応するビットマップデータを送信する際に、表示の可否を指示するフラグINFO「1」を送信し、電子腕時計2で表示させない場合には、カテゴリaに対応するビットマップデータを送信するとともに、表示の可否を指示するフラグINFO「0」を送信するようにしてもよい。電子腕時計2は、表示の可否を指示するフラグINFOが「1」の場合に受信したビットマップデータを表示させ、該フラグINFOが「0」の場合に受信したビットマップデータを表示させない。
【0036】
<第1実施形態>
図6乃至図8は、本第1実施形態による情報端末1の動作を説明するためのフローチャートである。図6は、情報端末1のアプリケーションが誕生日及び購入記念日以外の通知情報をサーバから取得した際の表示設定処理を示すフローチャートである。ユーザがアプリケーションを起動したタイミング(APを起動)、あるいはユーザが起動されているアプリケーションのホーム画面を下側にスワイプ操作してホーム画面を更新したタイミング(APを更新)で、図6に示すフローチャートの処理が実行される。情報端末1のアプリケーションは、まず、情報提供サーバ6から新着情報とその新着情報が属するカテゴリを示すカテゴリ情報とを取得する(ステップS10)。アプリケーション自体は、一度起動すると、バックグラウンドで常時起動しており、バックグラウンド状態では、情報提供サーバ6との接続は不可能であり、電子腕時計2との接続のみ可能である。ユーザによってアプリケーションをアクティブ状態にすることで、情報提供サーバ6に接続して新着情報とカテゴリ情報を取得することができるようになる。このアクティブ状態とすることが、上記「AP起動」又は「AP更新」である。
【0037】
次に、アプリケーションは、取得したカテゴリ情報から、新着情報が予め設定されたカテゴリの情報であるか判断する(ステップS12)。すなわち、取得した新着情報が属するカテゴリが、上述したカテゴリa-dであるか否かを判断する。そして、取得した新着情報のカテゴリが設定されたカテゴリa-dでない場合には(ステップS12のNO)、送信対象外として当該処理を終了する(ステップS14)。
【0038】
一方、取得した新着情報が属するカテゴリが、上述したカテゴリa-dのいずれかである場合には(ステップS12のYES)、複数の新着情報を取得したか否かを判断する(ステップS16)。そして、複数の新着情報を取得していない場合、すなわち1つの新着情報のみを取得した場合には(ステップS16のNO)、取得した新着情報のカテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する(ステップS18)。すなわち、情報端末1は、新たに新着情報を取得する度に、その新着情報が属するカテゴリを、最優先の通知対象となるように表示対象情報40に登録する。その後、当該処理を終了する。
【0039】
一方、複数の新着情報を取得した場合には(ステップS16のYES)、複数の新着情報のうち、最も優先順位の高いカテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する(ステップS20)。また、優先順位の低い方の新着情報(のカテゴリ)は破棄する。その後、当該処理を終了する。
【0040】
次に、図7を参照して、誕生日と購入記念日についての通知情報を取得した場合の処理について説明する。図7に示すように、電子腕時計2との定刻接続時(0:00)に、情報端末1のアプリケーションは、当日が誕生日と購入記念日の双方に該当するか否かを判断する(ステップS30)。なお、本第1実施形態では、後述する図8に示すカテゴリ通知処理において、0:00時点で表示対象情報40に登録されているカテゴリを削除して空の状態としているので、図7に示すフローチャートは、その後に実行されることになる。
【0041】
そして、当日が誕生日と購入記念日の双方に該当する場合には(ステップS30のYES)、誕生日情報Eが属するカテゴリeを当日の最優先の表示対象として表示対象情報に登録し、購入記念日情報Fが属するカテゴリfを翌日の最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する(ステップS32)。その後、当該処理を終了する。ここで、翌日の表示対象情報40に登録するとは、購入記念日情報Fが属するカテゴリfを一時的にメモリ11に保持しておき、翌日になった時点(翌日の0:00になった時点)で表示対象情報40に最優先の表示対象として登録することを意味する。
【0042】
一方、当日が誕生日と記念日の双方に該当しない場合には(ステップS30のNO)、当日が誕生日であるか否かを判断する(ステップS34)。そして、当日が誕生日である場合には(ステップS34のYES)、誕生日情報Eが属するカテゴリeを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する(ステップS36)。その後、当該処理を終了する。
【0043】
一方、当日が誕生日でない場合には(ステップS34のNO)、当日が購入記念日であるか否かを判断する(ステップS38)。そして、当日が購入記念日である場合には(ステップS38のYES)、購入記念日情報Fが属するカテゴリfを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する(ステップS40)。その後、当該処理を終了する。
【0044】
そして、当日が誕生日でも、購入記念日でもない場合には(ステップS38のNO)、当該処理を終了する。
【0045】
このように、当日が誕生日又は購入記念日である場合には、それらのカテゴリe、fを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録するようになっており、当日の定刻(0:00)に電子腕時計2が接続されると、情報端末1のアプリケーションは、少なくとも一日1回、誕生日又は購入記念日が属するカテゴリe、fを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信することなる。
【0046】
次に、図8を参照して、表示対象情報に従ってカテゴリに対応するビットマップデータを電子腕時計2に送信する処理について説明する。前述したように、電子腕時計2は、1日に4回、予め設定された定刻(0:00、6:00、12:00、18:00)、もしくは、ユーザの手動操作があったタイミングで、近距離通信回路25によって情報端末1に接続要求を送信する。情報端末1のアプリケーションは、上記接続要求に応じて、同様に近距離通信回路15によって通信接続を確立する(ステップS50)。
【0047】
そして、近距離通信によって電子腕時計2との通信接続を確立すると、情報端末1のアプリケーションは、通信接続が確立した日が、前回接続が確立した日と同日であるか否かを判断する(ステップS52)。そして、前回接続が確立した日と同日である場合には(ステップS52のYES)、送信設定がONで(ステップS56のYES)、表示対象情報40に最優先の表示対象としてのカテゴリが登録されている場合には(ステップS58のYES)、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信する(ステップS60)。
【0048】
一方、前回接続した日と同日でない場合、すなわち前回接続した日が前日であった場合には(ステップS52のNO)、前回、最優先の表示対象として登録されているカテゴリを表示対象情報40から削除する(ステップS54)。すなわち、日を超えた場合には、前日の最優先の表示対象として表示対象情報40に登録されていたカテゴリを削除することで、表示対象情報40を空にする。この場合、表示対象情報40が空であるので(ステップS58のNO)、ビットマップデータを電子腕時計2に送信することなく、当該処理を終了する。
【0049】
図9は、本第1実施形態における第1の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(24時間の間に1つの新着情報の取得した場合)を説明するための概念図である。なお、図9において、最上段には、表示対象情報40に登録されているカテゴリの遷移を示し、最下段には、電子腕時計2と接続する定刻(0→0:00、6→6:00、12→12:00、18→18:00)において情報端末1から電子腕時計2に送信されるカテゴリを示し、その間には、情報提供サーバ6からの新着情報の取得動作を示し、カテゴリを示す情報の送信を点線の矢印で示している。
【0050】
図9に示すように、まず、5/31には、表示対象情報40に最優先の表示対象としてカテゴリbが登録されていたとすると、5/31の定刻(18:00)には、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリbの情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリbの新着情報が取得されていることを示す「DIS」が表示される。
【0051】
その後、6/1の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリbを削除して空にする(図8のステップS54)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0052】
次に、6月1日の定刻(3:00)に、情報端末1のアプリケーションが、ユーザによって起動されたことをトリガーに、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。図において、上部矩形に取得日時、下部矩形に取得した新着情報とカテゴリ情報を示している。この場合、表示対象情報40には、新着情報A1が属するカテゴリaが最優先の表示対象として登録される(図6のステップS16のNO、ステップS18を参照)。したがって、それ以降で新着情報が新たに取得されなければ、電子腕時計2との定刻接続時(6:00、12:00、18:00)には、情報端末1が接続される度に、アプリケーションから電子腕時計2に、新着情報A1が属するカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し送信される(図8のステップS60を参照)。つまり、カテゴリaが表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されてから日付が変わるまでの期間(所定期間:3時~24時)は、情報端末1と電子腕時計2との通信接続が確立する度に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し電子腕時計2に送信される。したがって、電子腕時計2の表示部22には、情報端末1と接続する度に、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が表示される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信されることもある。
【0053】
その後、新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを削除して空にする(図8のステップS54)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0054】
このように、所定期間中に1つの新着情報だけを取得した場合、換言すれば、所定期間の途中で新たに新着情報を取得しない場合には、0:00以降の最初に取得した新着情報が属するカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に繰り返し送信するので、どのような新着情報が取得されたかを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0055】
図10は、本第1実施形態における第2の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(24時間の間に複数の新着情報を新たに取得した場合)を説明するための概念図である。図10に示すように、まず、5/31には、表示対象情報40に最優先の表示対象としてカテゴリbが登録されていたとすると、5/31の定刻(18:00)には、表示対象情報40に登録されているカテゴリbの情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリbの新着情報が取得されていることを示す文字列「DIS」が表示される。その後、6/1の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリbを削除して空にする(図8のステップS54)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0056】
次に、6月1日の3:00に、情報端末1のアプリケーションが、ユーザに起動されたことをトリガーに、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。この場合、空の表示対象情報40には、新着情報A1が属するカテゴリaが最優先の表示対象として登録される(図6のステップS16のNO、ステップS18を参照)。その後、定刻接続時(6:00)までに新たな新着情報を取得しなければ、定刻接続時(6:00)には、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。さらに、定刻接続時(12:00)までに新たな新着情報を取得しなければ、定刻接続時(12:00)には、再び、表示対象情報40に表示対象として登録されているカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。つまり、カテゴリaが表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されてから新たな新着情報が取得されるまでの期間(所定期間:3時~14時)は、情報端末1と電子腕時計2との通信接続が確立する度に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し電子腕時計2に送信される。したがって、定刻接続時(6:00、12:00)、電子腕時計2の表示部22には、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が表示される。
【0057】
その後、6/1の14:00に、ユーザ操作等によりアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報D1とカテゴリ情報(カテゴリd)を取得する。この場合、表示対象情報40に既に登録されていたカテゴリaに替えて、新たに取得された新着情報D1が属するカテゴリdが最優先の表示対象として表示対象情報40に登録(上書き)される(図6のステップS16のNO、ステップS18を参照)。したがって、その後、新着情報が新たに取得されなければ、電子腕時計2との定刻接続時(18:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、表示対象情報40に表示対象として登録されているカテゴリdを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリdの新着情報が取得されたことを示す文字列「NEW!」が表示される。
【0058】
その後、6/1の20:00に、ユーザ操作等によりアプリケーションが再度更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報D2とカテゴリ情報(カテゴリd)を取得する。この場合、新たに取得された新着情報D2が属するカテゴリdがすでに表示対象情報40として登録されているので、表示対象情報40に登録されるカテゴリは変更(更新)されない。ゆえに、表示対象情報40には、1つのカテゴリdのみが登録されることになる。そして、カテゴリdが表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されてから日付が変わるまでの期間(所定期間:14時~24時)は、情報端末1と電子腕時計2との通信接続が確立する度に、カテゴリdを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し電子腕時計2に送信される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリdを示す情報(ビットマップデータ)が送信されることもある。
【0059】
その後、6/2の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリdを削除して空にする(図8のステップS54)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0060】
このように、所定期間中に新着情報を新たに取得した場合には、新たに取得した新着情報が属するカテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録(上書き)するようにしたので、新着情報を新たに取得する度に、当該新着情報が属するカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信される。この結果、新着情報が新たに取得される度に、どのような新着情報が取得されたかを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0061】
図11は、本第1実施形態における第3の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(同時刻に複数の新着情報を取得した場合)を説明するための概念図である。図11に示すように、まず、5/31に表示対象情報40に最優先の表示対象としてカテゴリbが登録されていたとすると、5/31の定刻(18:00)には、表示対象情報40に登録されているカテゴリbの情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリbの新着情報が取得されていることを示す文字列「DIS」が表示される。その後、6/1の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリbを削除して空にする(図8のステップS54)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0062】
次に、例えば、6月1日の3:00に、情報端末1のアプリケーションが、ユーザに起動されたことをトリガーに、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)、及び新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)とを取得する。このように、複数の新着情報を同時刻に取得した場合には、優先順位の高い方のカテゴリを通知対象とする。この場合、新着情報A1のカテゴリaの優先順位が新着情報C1のカテゴリcより高いので、表示対象情報40には、新着情報A1のカテゴリaのみが最優先の表示対象として登録される(図6のステップS20を参照)。その後、新着情報を新たに取得しなければ、電子腕時計2との定刻接続時(6:00、12:00、18:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し送信される。つまり、カテゴリaが表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されてから日付が変わるまでの期間(所定期間:3時~24時)は、情報端末1と電子腕時計2との通信接続が確立する度に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し電子腕時計2に送信される。したがって、電子腕時計2の表示部22には、情報端末1と接続する度に、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が繰り返し表示される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信されることもある。
【0063】
このように、複数の新着情報を同時刻に取得した場合には、新着情報が属するカテゴリに設定されている優先順位に従って、優先順位の高い方のカテゴリのみを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録し、当該カテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信するようにしたので、より優先順位の高いカテゴリに属する新着情報が取得されたことを、優先的に通知することができるとともに、どのような新着情報が取得されたかを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0064】
図12は、本第1実施形態における第4の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(パーソナル情報;当日が誕生日である場合)を説明するための概念図である。図12に示すように、アプリケーションは、前述したように、日が変わる0:00(例えば、5/31から6/1に変わる0:00)において、表示対象情報40に登録されているカテゴリbを削除して空にした後、同0:00に、本日(6/1)がユーザの誕生日であるか判定し、誕生日である場合、誕生日の優先順位は最も高いので、誕生日情報Eが属するカテゴリeを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する(図7のステップS36を参照)。本日が誕生日の場合、電子腕時計2との定刻接続時(0:00)に、アプリケーションから電子腕時計2には、一日一回は必ず、誕生日のカテゴリeを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。したがって、電子腕時計2の表示部22には、誕生日であることを示す文字列「HBD!」が表示される。
【0065】
定刻接続時(0:00)以降、新たに新着情報を取得しない場合には、1つの新着情報を取得したときと同様に(図9を参照)、電子腕時計2との定刻接続時(6:00、12:00、18:00)でも誕生日のカテゴリeを示す情報(ビットマップデータが繰り返し送信される。電子腕時計2の表示部22には、誕生日であることを示す「HBD!」が、接続される度に繰り返し表示される。このように、誕生日において、その当日に新着情報を取得しない場合には、誕生日に対応するビットマップデータ(文字列「HBD!」)が一日中、送信されることになる。なお、記念日についても誕生日と同様である。
【0066】
一方、例えば、6月1日の3:00に、ユーザ操作等によりアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。この場合、表示対象情報40には、カテゴリeに替えて、新着情報A1が属するカテゴリaが最優先の表示対象として登録される(図6のステップS16のNO、ステップS18を参照)。
【0067】
その後、新着情報が新たに取得されなければ、電子腕時計2との定刻接続時(6:00)には、表示対象情報40に表示対象としてカテゴリaが登録されているので、アプリケーションから電子腕時計2に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。さらに、定刻接続時(12:00)までに新たな新着情報を取得しなければ、定刻接続時(12:00)に、再び、表示対象情報40に表示対象として登録されているカテゴリaの情報(ビットマップデータ)が送信される。したがって、定刻接続時(6:00、12:00)、電子腕時計2の表示部22には、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が繰り返し表示される。
【0068】
その後、6月1日の14:00に、ユーザ操作等によりアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。この場合、表示対象情報40には、カテゴリaに替えて、新着情報C1が属するカテゴリcが最優先の表示対象として登録(上書き)される(図6のステップS16のNO、ステップS18を参照)。したがって、電子腕時計2との定刻接続時(18:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、表示対象情報40に登録されているカテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が送信されることもある。
【0069】
その後、新着情報が新たに取得されることなく、6/2の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリcを削除して空にする(図8のステップS54)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0070】
このように、本第1実施形態では、情報端末1のアプリケーションは、誕生日や、購入記念日などのユーザ個人に関係する特別な日である場合、誕生日情報Eが属するカテゴリe、購入記念日情報Fが属するカテゴリfを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録するようにしたので、少なくとも当日の0:00には、カテゴリe、fを示す情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信され、誕生日であること、あるいは購入記念日であることを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0071】
<第2実施形態>
本第2実施形態では、情報端末1、電子腕時計2の構成は同じであるので説明を省略し、第1実施形態と異なる動作について説明する。本第2実施形態は、新着情報が属するカテゴリに予め設定されている優先順位に基づいて表示対象とするカテゴリを決定し、該カテゴリを最優先の表示対象情報40に登録するようになっている。すなわち、1日24時間の間に電子腕時計2と接続する度に、その日に取得した新着情報のうち、優先順位が最も高いカテゴリを最優先の表示対象として登録し、該表示対象であるカテゴリを示す情報としてビットマップデータを電子腕時計2に送信する。また、第2実施形態では、その日の途中で新着情報を新たに取得したとしても、最優先の表示対象であるカテゴリを変更せず、表示対象情報40に次回の最優先の通知対象となるように優先順位に従って新たな新着情報のカテゴリを追加するようになっている。また、新着情報として、既に取得した新着情報と同一のカテゴリに属する新着情報を取得した場合には、表示対象情報40に登録されているカテゴリと統合して一つのカテゴリとし、同じカテゴリを重複して登録しない。
【0072】
図13は、本第2実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。ユーザがアプリケーションを起動したタイミング(APを起動)、あるいはユーザが起動されているアプリケーションのホーム画面を下側にスワイプ操作してホーム画面を更新したタイミング(APを更新)で、図13に示すフローチャートの処理が実行される。情報端末1のアプリケーションは、まず、情報提供サーバ6からの通知情報又はアプリケーションに登録されているパーソナル情報を新着情報としてそのカテゴリ情報とともに取得する(ステップS70)。
【0073】
次に、アプリケーションは、カテゴリ情報から、取得した新着情報が予め設定されたカテゴリの情報であるか否かを判断する(ステップS72)。すなわち、取得した新着情報が属するカテゴリが、上述したカテゴリa-fのいずれかであるか否かを判断する。そして、取得した新着情報のカテゴリが設定されたカテゴリa-fのいずれでもない場合には(ステップS72のNO)、送信対象外として当該処理を終了する(ステップS74)。新着情報には、カテゴリで分類されている情報以外に、電子腕時計2のメンテナンスに関する情報など、通知する必要がない情報も含まれるためである。
【0074】
一方、取得した新着情報が属するカテゴリが、上述したカテゴリa-fのいずれかである場合には(ステップS72のYES)、取得した新着情報のカテゴリが表示対象情報40に既に登録されているカテゴリであるか否かを判断する(ステップS76)。そして、取得した新着情報のカテゴリが表示対象情報40に登録されているカテゴリと同じである場合には(ステップS76のYES)、重複したカテゴリを1つにまとめるように表示対象情報40を更新する(ステップS78)。その後、当該処理を終了する。
【0075】
一方、取得した新着情報のカテゴリが表示対象情報40に登録されているカテゴリと異なる場合には(ステップS76のNO)、最優先の表示対象として登録されているカテゴリを変更せずに、新着情報のカテゴリを含めて2番目以降のカテゴリが優先順位に基づく順番となるように表示対象情報40を更新する(ステップS80)。その後、当該処理を終了する。
【0076】
図14は、本第2実施形態の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作を説明するためのフローチャートである。前述したように、電子腕時計2は、1日24時間の間に4回、予め設定された定刻(0:00、6:00、12:00、18:00)、もしくは、ユーザの手動操作があったタイミングで、近距離通信回路25によって情報端末1に接続要求を送信する。情報端末1のアプリケーションは、上記接続要求に応じて、同様に近距離通信回路15によって通信接続を確立する(ステップS90)。
【0077】
そして、電子腕時計2との通信接続を確立すると、情報端末1のアプリケーションは、前回接続した日と同日であるか否かを判断する(ステップS92)。そして、前回接続した日と同日である場合には(ステップS92のYES)、送信設定がONで(ステップS96のYES)、表示対象情報40に表示対象のカテゴリが登録されている場合には(ステップS98のYES)、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信する(ステップS100)。
【0078】
一方、前回接続した日と同日でない場合、すなわち前回接続した日が前日であった場合には(ステップS92のNO)、前回最優先の表示対象として登録されていたカテゴリを表示対象情報40から削除する(ステップS94)。すなわち、日を超えた場合には、前日の最優先の表示対象として表示対象情報40に登録されていたカテゴリを削除する。このとき、表示対象情報40に1つのカテゴリが最優先の表示対象として登録されていた場合には、当該1つのカテゴリが削除される。したがって、表示対象情報40は空になるので(ステップS98のNO)、ビットマップデータを電子腕時計2に送信することなく、当該処理を終了する。
【0079】
一方、表示対象情報40に表示対象として複数のカテゴリが表示対象として登録されていた場合には、最優先の表示対象として登録されていたカテゴリのみが削除される。ゆえに、表示対象として登録されていた次の(2番目の)カテゴリが最優先の表示対象に繰り上がることになる。したがって、この場合、表示対象情報40は空でないので(ステップS98のYES)、新たに最優先の表示対象となったカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を電子腕時計2に送信する(ステップS1001つ)。その後、当該処理を終了する。
【0080】
図15は、本第2実施形態における第1の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(すでに優先順位が低いカテゴリが表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び優先順位の更に低いカテゴリの新着情報を取得した場合の第1動作例)を説明するための概念図である。図15に示すように、まず、5/31には、表示対象情報40に最優先の表示対象としてカテゴリdが登録されていたとすると、5/31の定刻(18:00)には、表示対象情報40に登録されているカテゴリdの情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリbの新着情報が取得されていることを示す「NEW!」が表示される。その後、6/1の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリdを削除して空にする(図14のステップS94)。このとき、表示対象情報40は空であるので、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0081】
次に、6月1日の2:00、情報端末1のアプリケーションが、ユーザに起動されたことをトリガーに、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。この場合、表示対象情報40には、新着情報C1が属するカテゴリcが最優先の表示対象として登録される。その後、新着情報が新たに取得されなければ、電子腕時計2との定刻接続時(6:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、カテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリcの新着情報が取得されたことを示す文字列「CHK!」が表示される。
【0082】
その後、9:00に、ユーザ操作等によりアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。この場合、新着情報A1が属するカテゴリaは、表示対象情報40に登録されているカテゴリではないので(図13のステップS76のNOを参照)、最優先の表示対象のカテゴリcを変更せずに、新着情報のカテゴリaを含めて2番目以降のカテゴリが優先順位に基づく順番となるように表示対象情報40を更新する(図13のステップS80を参照)。この場合、表示対象情報40は、図示するように、最優先の表示対象であるカテゴリc、次いで、カテゴリaの順となる。その後、新着情報を新たに取得しなければ、電子腕時計2との定刻接続時(12:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、カテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が再度送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリcの新着情報が取得されたことを示す文字列「CHK!」が再度表示される。
【0083】
次に、6/1の15:00に、ユーザ操作等により再びアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報B1とカテゴリ情報(カテゴリb)、及び新着情報C2とカテゴリ情報(カテゴリc)とを取得する。この場合、新着情報C2が属するカテゴリcは、表示対象情報40に既に登録されているカテゴリであるので(図13のステップS76のYESを参照)、重複したカテゴリcを1つにまとめるように表示対象情報40を更新する(図13のステップS78を参照)。この結果、表示対象情報40は、図示するように、最優先の表示対象のカテゴリc、次いで、優先順位に従ってカテゴリa、カテゴリbとなる。
【0084】
その後、電子腕時計2との定刻接続時(18:00)には、アプリケーションから電子腕時計2には、最優先の表示対象であるカテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が再度送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリcの新着情報が取得されたことを示す文字列「CHK!」が再度表示される。したがって、カテゴリcが表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されてから日付が変わるまでの期間(所定期間:2時~24時)は、情報端末1と電子腕時計2との通信接続が確立する度に、カテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し電子腕時計2に送信される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が送信される場合もある。
【0085】
その後、新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリcを削除する(図14のステップS94)。この結果、表示対象情報40は、図示するように、次のカテゴリaが最優先の表示対象となる。よって、定刻(0:00)には、情報端末1から電子腕時計2に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が表示される。
【0086】
このように、第1動作例では、0:00以降に最初に新規情報を取得した後、最初に取得した新着情報のカテゴリより高い優先順位のカテゴリの新着情報を取得した場合であっても、情報端末1のアプリケーションは、最初に取得した新着情報のカテゴリを優先的な表示対象として固定することで、電子腕時計2の表示部22には、情報端末1と接続する度に、最初に取得した新着情報のカテゴリを示す情報が繰り返し表示されることになり、最初に取得した新着情報のカテゴリを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0087】
図16は、本第2実施形態における第2の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(すでに優先順位が低いカテゴリが表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び優先順位の更に低いカテゴリの新着情報を取得した場合の第2動作例)を説明するための概念図である。図16に示すように、まず、5/31には、表示対象情報40に最優先の表示対象としてカテゴリdが登録されているので、5/31の定刻(18:00)には、カテゴリdの情報(ビットマップデータ)が電子腕時計2に送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリbの新着情報が取得されていることを示す「NEW!」が表示される。その後、6/1の定刻(0:00)になると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されているカテゴリdを削除して空にする(図14のステップS94)。このとき、電子腕時計2にはカテゴリの情報(ビットマップデータ)は送信されない。
【0088】
次に、6月1日の2:00、情報端末1のアプリケーションが、ユーザに起動されたことをトリガーに、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。この場合、表示対象情報40には、新着情報C1が属するカテゴリcが最優先の表示対象として登録される。その後、新着情報が新たに取得されなければ、電子腕時計2との定刻接続時(6:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、カテゴリcを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリcの新着情報が取得されたことを示す文字列「CHK!」が表示される。
【0089】
その後、9:00に、ユーザ操作等によりアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報B1とカテゴリ情報(カテゴリb)を取得する。この場合、新着情報B1が属するカテゴリbは、表示対象情報40に表示対象として登録されているカテゴリでないので(図13のステップS76のNOを参照)、表示対象情報40に追加登録される。このとき、第2動作例では、表示対象情報40内の全てのカテゴリの優先順位に従って順番を決定する。この場合、表示対象情報40に既に登録されているカテゴリcと、新たに取得された新着情報B1のカテゴリbとでは、カテゴリbの方が、優先順位が高い。ゆえに、表示対象情報40には、最優先の表示対象となるカテゴリb、次いで、カテゴリcの順に登録される。なお、新着情報のカテゴリが、既に表示対象情報40に登録されているカテゴリであった場合には、同一のカテゴリを統合して一つにする(図13のステップS76のYES、ステップS78を参照)。このように、第2動作例では、最優先の表示対象のカテゴリを含め、表示対象情報40に登録されている全てのカテゴリに対して、優先順位の高い順番となるように、表示対象情報40を更新する。
【0090】
その後、新着情報を新たに取得しなければ、電子腕時計2との定刻接続時(12:00)には、アプリケーションから電子腕時計2には、新たに最優先の表示対象として登録されたカテゴリbに対応する情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、前回の次に優先順位の高いカテゴリbの新着情報が取得されたことを示す文字列「DIS」が表示される。
【0091】
次に、6/1の15:00に、ユーザ操作等により再びアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)、及び新着情報D1とカテゴリ情報(カテゴリd)を取得する。この場合、新着情報A1が属するカテゴリa及び新着情報D1が属するカテゴリdは、表示対象情報40に登録されていないので(図13のステップS76のNOを参照)、表示対象情報40に追加登録する。このとき、第2動作例では、上述したように、表示対象情報40内の全てのカテゴリの優先順位に従って順番を決定する。この場合、表示対象情報40に既に登録されているカテゴリbとcの優先順位、新たに取得された新着情報A1のカテゴリaの優先順位、新たに取得された新着情報D1のカテゴリdの優先順位から、表示対象情報40には、最優先の表示対象となるカテゴリa、次いで、カテゴリb、カテゴリc、カテゴリdの順に登録される。
【0092】
その後、新着情報を新たに取得しなければ、電子腕時計2との定刻接続時(18:00)には、アプリケーションから電子腕時計2には、新たに取得した新着情報Aのカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が表示される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される場合もある。
【0093】
その後、新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されている最優先の表示対象であるカテゴリaを削除する(図14のステップS94)。この結果、表示対象情報40は、図示するように、次のカテゴリbが最優先の表示対象となる。ゆえに、定刻(0:00)には、情報端末1から電子腕時計2に、カテゴリbを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリbの新着情報が取得されたことを示す文字列「DIS」が表示される。
【0094】
このように、第2動作例では、所定期間の0:00以降で優先順位の高い新着情報を新たに取得した場合、情報端末1のアプリケーションは、既に登録したカテゴリを含め、表示対象情報40内の全てのカテゴリの優先順位に従って順番を決定することで、優先順位の最も高いカテゴリを表示対象とする。この結果、電子腕時計2の表示部22には、優先順位の高い新着情報が取得されていれば、情報端末1と接続する度に、優先順位の高い新着情報が取得されていることを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0095】
図17は、本第2実施形態における第3の態様の情報端末1で実行されるアプリケーションの動作(パーソナル情報;当日が誕生日である場合)を説明するための概念図である。アプリケーションは、前述したように、日が変わる0:00(例えば、5/31から6/1に変わる0:00)において、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリbを削除して空にした後、同0:00に、本日(6/1)がユーザの誕生日であるか判定し、誕生日である場合、誕生日の優先順位は最も高いので、誕生日情報Eが属するカテゴリeを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録する。この場合、電子腕時計2との定刻接続時(0:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、必ず、誕生日のカテゴリeを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、誕生日であることを示す文字列「HBD!」が表示される。
【0096】
次に、6月1日の3:00に、ユーザによりアプリケーションが起動されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報A1とカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。この場合、新着情報A1が属するカテゴリaは、表示対象情報40に登録されているカテゴリeでないので(図13のステップS76のNOを参照)、最優先の表示対象のカテゴリeを変更せずに、新着情報のカテゴリaを含めて2番目以降のカテゴリが優先順位に基づく順番となるように表示対象情報40を更新する(図13のステップS80を参照)。この場合、表示対象情報40は、図示するように、固定された最優先の表示対象のカテゴリe、次いで、カテゴリaの順となる。
【0097】
その後、最優先のカテゴリは変わらないので、新着情報が新たに取得されるか否かにかかわらず、電子腕時計2との定刻接続時(6:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、最優先の表示対象として登録されているカテゴリeを示す情報(ビットマップデータ)が再度送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリeの新着情報が取得されていることを示す文字列「HBD!」が再度表示される。さらに、その後、新着情報が新たに取得されるか否かにかかわらず、電子腕時計2との定刻接続時(12:00)には、アプリケーションから電子腕時計2に、最優先の表示対象として登録されているカテゴリeに対応する情報(ビットマップデータ)が再度送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリeの新着情報が取得されていることを示す文字列「HBD!」が再度表示される。仮に、定刻(6:00、12:00)の間で新着情報を新たに取得したとしても、表示対象情報40の2番目以降に変更はあるものの、最優先の表示対象のカテゴリは変更しないので、電子腕時計2に送信されるカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)は同じであり、電子腕時計2の表示部22には、文字列「HBD!」が再度表示される。
【0098】
次に、6月1日の14:00に、ユーザによりアプリケーションが更新されると、情報端末1のアプリケーションは、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。この場合、新着情報C1が属するカテゴリcは、表示対象情報40に登録されているカテゴリe、aのいずれでもないので(図13のステップS76のNOを参照)、最優先の表示対象のカテゴリeを変更せずに、新着情報のカテゴリcを含めて2番目以降のカテゴリaが優先順位に基づく順番となるように表示対象情報40を更新する(図13のステップS80を参照)。この場合、表示対象情報40では、図示するように、固定された最優先の表示対象であるカテゴリe、次いで、カテゴリa、カテゴリcの順となる。
【0099】
その後、電子腕時計2との定刻接続時(18:00)には、アプリケーションから電子腕時計2には、最優先の表示対象であるカテゴリeを示す情報(ビットマップデータ)が再び送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリeの誕生日であることを示す文字列「HBD!」が再び表示される。したがって、カテゴリeが表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されてから日付が変わるまでの期間(所定期間:0時~24時)は、情報端末1と電子腕時計2との通信接続が確立する度に、カテゴリeを示す情報(ビットマップデータ)が繰り返し電子腕時計2に送信される。なお、18:00以降は、ユーザが手動で接続を確立させた場合に、情報端末1から電子腕時計2に対して、最優先の表示対象として登録されているカテゴリeを示す情報(ビットマップデータ)が送信される場合もある。
【0100】
その後、新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になり、電子腕時計2と接続されると、情報端末1のアプリケーションは、表示対象情報40に登録されている最優先の表示対象であるカテゴリeを削除する(図14のステップS94)。この結果、表示対象情報40は、図示するように、次のカテゴリaが最優先の表示対象となり、次いで、カテゴリcとなる。ゆえに、定刻(0:00)には、情報端末1から電子腕時計2に、カテゴリaを示す情報(ビットマップデータ)が送信される。電子腕時計2の表示部22には、カテゴリaの新着情報が取得されたことを示す文字列「360」が表示される。
【0101】
第2実施形態における第3の態様においては、当日が誕生日である場合、第1実施形態と異なり、0:00以降に新着情報を新たに取得しても、その新着情報のカテゴリの優先順位に依らず、常に、誕生日情報Eが属するカテゴリeが最優先の表示対象となるので、誕生日当日は、電子腕時計2と接続される度に、カテゴリeに対応する情報(ビットマップ)が送信され、電子腕時計2の表示部22には、誕生日であることを示す文字列「HBD!」が繰り返し表示される。なお、上述した動作は、誕生日に限らず、購入記念日でも同様である。
【0102】
このように、情報端末1のアプリケーションは、誕生日や、購入記念日などのユーザ個人に関係する特別な日である場合、誕生日情報Eが属するカテゴリe、購入記念日情報Fが属するカテゴリfを固定された最優先の表示対象として表示対象情報40に登録し、対応するビットマップデータを電子腕時計2に送信するので、誕生日であることや、購入記念日であることを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0103】
また、上述した第1、第2実施形態によれば、新着情報自体を通知するのではなく、電子腕時計2の表示部の能力に応じた、新着情報が属するカテゴリに対応する情報(ビットマップデータ)を送信するので、比較的小さな表示部を備える電子腕時計2であっても、新着情報がどのような情報であるのかをユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0104】
また、第1、第2実施形態によれば、情報端末1と電子腕時計2とは一日の内に数回しか接続しないパートタイム接続であるため、常時接続に比べ、消費電力を低減することができ、バッテリを長持ちさせることができる。さらに、一日の内に数回しか接続しないパートタイム接続であっても、優先順位が高い新着情報のカテゴリ(ビットマップデータ)を繰り返し送信するので、新着情報がどのような情報であるのかをユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0105】
なお、上述した第2実施形態では、所定期間中に、取得時刻が最新の新着情報、あるいは優先順位が高いカテゴリに属する新着情報を取得した場合に、そのカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を繰り返し送信するようにしたが、電子腕時計2で通知を受けたユーザが情報端末1を操作し、通知された新着情報を情報端末1側で確認したら、アプリケーションは、当該新着情報のカテゴリを、表示対象情報40から削除することで、最優先の表示対象を更新するようにしてもよい。
【0106】
また、上述した第1又は第2実施形態では、新着情報の取得時刻、あるいはカテゴリ毎に予め設定した優先順位に基づいて、カテゴリを表示対象として登録するようにしたが、これに限らず、例えば、複数の新着情報を取得した場合に、取得した件数が最も多い新着情報のカテゴリを最優先の表示対象として登録するようにしてもよい。このとき、同じ件数ならば、カテゴリ毎に予め設定した優先順位に従って、最優先の表示対象とするカテゴリを決定するようにしてもよい。
【0107】
また、上述した第1又は第2実施形態では、情報端末1のアプリケーションは、ユーザが当該アプリケーションを起動したタイミング、あるいはユーザが当該アプリケーションのホーム画面を下側にスワイプ操作してホーム画面を更新したタイミングで、情報提供サーバ6にアクセスして新着情報とカテゴリ情報を取得するとしたが、これに限らず、所定の時間間隔で情報提供サーバ6にアクセスして新着情報とカテゴリ情報を取得したり、情報提供サーバ6に新着情報が登録されると、情報提供サーバ6から情報端末1のアプリケーションに対して新着情報とカテゴリ情報を送信したりしてもよい。
【0108】
また、上述した第1、第2実施形態は、情報提供サーバ6、情報端末1及び電子腕時計2という構成になっており、主要な処理は情報端末1が実行することになっているが、これに限らず、情報提供サーバ6と電子腕時計2という構成でもよい。この場合、情報端末1が実行していた処理を、情報提供サーバ6と電子腕時計2で分担して実行するようにしてもよい。あるいは、情報提供サーバ6、情報端末1及び電子腕時計2という構成であっても、情報端末1が実行していた処理の一部を、サーバ側又は時計側で実行するようにしてもよい。
【0109】
また、上述した第1、第2実施例では、カテゴリに対応する情報(ビットマップデータ)を表示部22で表示するだけであったが、電子腕時計2に通知したタイミングで、電子腕時計2側で通知を受信したことを、音でユーザに報知するようにしてもよい。また、その報知をする際に、カテゴリごとに異なる音を鳴らしてもよい。
【0110】
<第3実施形態>
本第3実施形態では、情報端末1、電子腕時計2の構成は同じであるので説明を省略し、第1、第2実施形態と異なる動作について説明する。本第3実施形態では、情報端末1が、ユーザの手動操作による接続要求に応じて、情報提供サーバ6から新着情報及びそのカテゴリを受信して送信対象情報50として保持しておき、予め設定された定刻接続時(4回/日;0:00、6:00、12:00、18:00;第1のタイミング、第2のタイミング)に、電子腕時計2が情報端末1との通信接続を確立し、その定刻時刻までに受信し、情報端末1に送信対象情報50として保持されている新着情報のカテゴリを取得して表示対象情報40として登録し、新着情報に変更があるまで、そのカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を表示したり、新着情報が属するカテゴリに予め設定されている優先順位等に基づいて表示対象を決定し、該カテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録してそのカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を表示したりするようになっている。そのため、電子腕時計2には、それぞれのカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)が保持されている。
【0111】
すなわち、本第3実施形態では、上記第1、第2実施形態では情報端末1のアプリケーションで行っていた処理を、電子腕時計2で実行するようになっている。1日24時間の間に電子腕時計2と接続する度に、その日に取得した新着情報のうち、優先順位が最も高いカテゴリを最優先の表示対象として登録したり、その日の途中で新着情報を新たに取得したとしても、最優先の表示対象であるカテゴリを変更せず、表示対象情報40に次回の最優先の通知対象となるように優先順位に従って新たな新着情報のカテゴリを追加したり、また、既に取得した新着情報と同一のカテゴリに属する新着情報を取得した場合には、カテゴリを重複して登録したりしないというように、表示対象となるカテゴリの表示順を決定するアルゴリズムについて変更はない。
【0112】
図18は、本第3実施形態における電子腕時計2の表示画面例を示す模式図である。電子腕時計2の表示部22は、曜日や、時刻を表示する表示画面22aを含み、当該表示画面22aの一部に新着情報のカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を表示する領域22bが確保されている。なお、図18では、表示画面が斜線のハッチングとなっているが、実際には、黒背景に白文字や、グレー背景に黒文字などで表示されるようになっている。
【0113】
図19は、本第3実施形態における第1の態様の電子腕時計2で実行される動作(24時間の間に複数の異なるカテゴリの新着情報を取得した場合の動作例)を説明するための概念図である。なお、図19に示す動作例では、所定期間中に新着情報を新たに取得した場合には、新たに取得した新着情報が属するカテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録(上書き)する。まず、5/31には、情報端末1及び電子腕時計2のいずれにも、表示対象情報40が登録されていない。そして、6/1の定刻接続時(0:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1に送信対象情報50が登録されておらず、かつ、電子腕時計2自体にも表示対象情報40が登録されていないので、電子腕時計2はカテゴリの情報(ビットマップデータ)を表示しない。
【0114】
次に、6月1日の3:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報C1(カテゴリc)があるので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得し、送信対象情報50として登録する。
【0115】
その後、定刻接続時(6:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。情報端末1では送信対象情報50が削除される。電子腕時計2は、取得したカテゴリ情報(カテゴリc)を表示対象情報40として登録し、表示部22の領域22bに、カテゴリcの新着情報C1が取得されたことを示す文字列「CHK!」を表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(12:00)まで保持される。
【0116】
次に、定刻接続時(12:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50が登録されていないので、電子腕時計2は、自身に表示対象情報40として登録されている新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)を示す文字列「CHK!」を、表示部22の領域22bに表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(18:00)まで保持される。
【0117】
次に、6月1日の15:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報D1(カテゴリd)が届いているので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報D1のカテゴリ情報(カテゴリd)を取得し、表示対象情報40として登録する。
【0118】
その後、定刻接続時(18:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報D1とカテゴリ情報(カテゴリd)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報D1のカテゴリ情報(カテゴリd)を取得する。情報端末1では送信対象情報50が削除される。電子腕時計2は、取得したカテゴリ情報(カテゴリd)を新たな表示対象情報40としてカテゴリ情報(カテゴリc)に上書きして登録し、表示部22の領域22bに、カテゴリdの新着情報D1が取得されたことを示す文字列「NEW!」を表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(0:00)まで保持される。
【0119】
次に、6/2の定刻接続時(0:00)になると、電子腕時計2は、表示対象情報40に登録されているカテゴリdを削除して空にした後、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。情報端末1では、本日(6/2)がユーザの誕生日であるか判定し、誕生日である場合、誕生日の優先順位は最も高いので、誕生日情報Eが属するカテゴリeを送信対象情報50として登録している。ゆえに、電子腕時計2は、情報端末1から誕生日のカテゴリeを取得するとともに、新たな表示対象情報40としてカテゴリ情報(カテゴリd)に上書きして登録し、表示部22の領域22bに、誕生日であることを示す文字列「HBD!」を表示する。
【0120】
上述した第3実施形態における第1の態様では、所定期間中に新着情報を新たに取得した場合には、新たに取得した新着情報が属するカテゴリを最優先の表示対象として表示対象情報40に登録(上書き)するようにしたので、新着情報を新たに取得する度に、電子腕時計2は、当該新着情報が属するカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を表示する。この結果、新着情報が新たに取得される度に、どのような新着情報が取得されたかを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0121】
図20は、本第3実施形態における第2の態様の電子腕時計2で実行される動作(すでに表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び同じ優先順位のカテゴリの新着情報を取得した場合の第1動作例)を説明するための概念図である。なお、図20に示す動作例では、その日の途中で新着情報を新たに取得したとしても、最優先の表示対象であるカテゴリを変更せず、表示対象情報40に次回の最優先の通知対象となるように優先順位に従って後から取得した新着情報のカテゴリを追加するようになっている。また、新着情報として、既に取得した新着情報と同一のカテゴリに属する新着情報を取得した場合には、表示対象情報40に登録されているカテゴリと統合して一つのカテゴリとし、同じカテゴリを重複して登録しないようになっている。
【0122】
図20に示すように、まず、5/31には、情報端末1及び電子腕時計2のいずれにも、表示対象情報40が登録されていない。そして、6/1の定刻接続時(0:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1に送信対象情報50が登録されておらず、かつ、電子腕時計2自体にも表示対象情報40が登録されていないので、電子腕時計2はカテゴリの情報(ビットマップデータ)を表示しない。
【0123】
次に、6月1日の3:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報C1(カテゴリc)があるので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得し、送信対象情報50として登録する。
【0124】
その後、定刻接続時(6:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。情報端末1では送信対象情報が削除される。電子腕時計2は、取得したカテゴリ情報(カテゴリc)を表示対象情報40として登録し、表示部22の領域22bに、カテゴリcの新着情報C1が取得されたことを示す文字列「CHK!」を表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(12:00)まで保持される。
【0125】
次に、情報端末1が新着情報を新たに受信することなく、定刻接続時(12:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50が登録されていないので、電子腕時計2は、自身に表示対象情報40として既に登録されているカテゴリ情報(カテゴリc)を示す文字列「CHK!」を、表示部22の領域22bに表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(18:00)まで保持される。
【0126】
次に、6月1日の15:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)があるので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)を取得し、送信対象情報50として登録する。
【0127】
その後、定刻接続時(18:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)及び新着情報A1のカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。情報端末1では送信対象情報50が削除される。
【0128】
この場合、電子腕時計2は、新着情報C2のカテゴリcが表示対象情報40に既に登録されているカテゴリであるので、重複したカテゴリcを1つにまとめるように表示対象情報40を更新する。また、ここでは、最初に取得した表示対象のカテゴリを最優先の表示対象情報としているので、既に表示対象情報40として登録されているカテゴリcを最優先の表示対象とし、次いで、カテゴリaを表示対象とする。ゆえに、電子腕時計2は、自身に最優先の表示対象情報として登録されているカテゴリ情報(カテゴリc)を示す文字列「CHK!」を、表示部22の領域22bに表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40(カテゴリc、カテゴリa)は次の定刻接続時(0:00)まで保持される。
【0129】
その後、新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になると、電子腕時計2は、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリcを削除するとともに、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。情報端末1では、本日(6/2)がユーザの誕生日であるか判定し、誕生日である場合、誕生日情報Eが属するカテゴリeを送信対象情報50として登録している。ゆえに、電子腕時計2は、情報端末1から誕生日のカテゴリeを取得し、誕生日の優先順位は最優先である(いかなる場合でも最優先とする)ので、図示するように、カテゴリe、次いで、カテゴリaの順に表示対象情報40として登録する。そして、電子腕時計2は、表示部22の領域22bに、最優先である誕生日であることを示す文字列「HBD!」を表示する。
【0130】
上述した第3実施形態における第2の態様では、その日の途中で新着情報を新たに取得したとしても、最優先の表示対象であるカテゴリを変更せず、表示対象情報40に次回の最優先の通知対象となるように優先順位に従って後から取得した新着情報のカテゴリを追加するようにしたので、電子腕時計2の表示部22には、情報端末1と接続する度に、最初に取得した新着情報のカテゴリを示す情報が繰り返し表示されることになり、最初に取得した新着情報のカテゴリを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0131】
図21は、本第3実施形態における第3の態様の電子腕時計2で実行される動作(すでにカテゴリが表示対象情報40に登録されている状態で、1日の間に優先順位の高いカテゴリ及び優先順位の更に低いカテゴリの新着情報を取得した場合の第2の動作例)を説明するための概念図である。なお、図21に示す動作例では、その日の途中で新着情報を新たに取得した場合、カテゴリ毎に予め設定された優先順位に従って最優先の表示対象とするカテゴリの順番を決定するようになっている。また、新着情報として、既に取得した新着情報と同一のカテゴリに属する新着情報を取得した場合には、表示対象情報40に登録されているカテゴリと統合して一つのカテゴリとし、同じカテゴリを重複して登録しないようになっている。
【0132】
図21に示すように、まず、5/31には、情報端末1及び電子腕時計2のいずれにも、表示対象情報40が登録されていない。そして、6/1の定刻接続時(0:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1に送信対象情報50が登録されておらず、かつ、電子腕時計2自体にも表示対象情報40が登録されていないので、電子腕時計2はカテゴリの情報(ビットマップデータ)を表示しない。
【0133】
次に、6月1日の3:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報C1(カテゴリc)があるので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)を取得し、送信対象情報50として登録する。
【0134】
その後、定刻接続時(6:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。情報端末1では送信対象情報50が削除される。電子腕時計2は、取得したカテゴリ情報(カテゴリc)を表示対象情報40として登録し、表示部22の領域22bに、カテゴリcの新着情報C1が取得されたことを示す文字列「CHK!」を表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(12:00)まで保持される。
【0135】
次に、6月1日の8:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報B1(カテゴリb)があるので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報B1とカテゴリ情報(カテゴリb)を取得し、送信対象情報50として登録する。
【0136】
その後、定刻接続時(12:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報B1とカテゴリ情報(カテゴリb)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報B1のカテゴリ情報(カテゴリb)を取得する。情報端末1では送信対象情報50が削除される。
【0137】
この場合、電子腕時計2は、新着情報B1が属するカテゴリbが表示対象情報40に既に登録されているカテゴリcではないので、表示対象情報40に追加登録する。このとき、電子腕時計2は、表示対象情報40内の全てのカテゴリの優先順位に従って順番を決定する。この場合、表示対象情報40に既に登録されているカテゴリcと、新たに取得された新着情報B1のカテゴリbとでは、カテゴリbの方が、優先順位が高い。ゆえに、表示対象情報40としては、最優先の表示対象となるカテゴリb、次いで、カテゴリcの順に登録される。なお、新着情報のカテゴリが、既に表示対象情報40に登録されているカテゴリであった場合には、同一のカテゴリを統合して一つにする。このように、最優先の表示対象のカテゴリを含め、表示対象情報40に登録されている全てのカテゴリに対して、優先順位の高い順番となるように、表示対象情報40を更新する。
【0138】
この結果、電子腕時計2は、最優先の表示対象として登録されているカテゴリbの新着情報B1が取得されたことを示す文字列「DIS」を表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(18:00)まで保持される。
【0139】
次に、6月1日の15:00に、情報端末1のアプリケーションがユーザに起動されたことをトリガーに情報提供サーバ6にアクセスし、新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)があるので、情報端末1は、情報提供サーバ6から新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)を取得し、送信対象情報50として登録する。
【0140】
その後、定刻接続時(18:00)になると、電子腕時計2は、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。このとき、情報端末1には送信対象情報50として新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)が登録されているので、電子腕時計2は、情報端末1から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)及び新着情報A1のカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。情報端末1では送信対象情報50が削除される。
【0141】
この場合、電子腕時計2は、新着情報C2のカテゴリcが表示対象情報40に既に登録されているカテゴリであるので、重複したカテゴリcを1つにまとめるように表示対象情報40を更新する。また、この動作例では、優先順位に従って表示対象の順番を決めるようにしているので、優先順位の高い順に、新たに取得したカテゴリa、次いで、カテゴリb、そして、カテゴリcの順番に登録する。ゆえに、電子腕時計2は、最優先の表示対象として登録されているカテゴリ情報(カテゴリa)を示す文字列「360」を、表示部22の領域22bに表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40(カテゴリa、カテゴリb、カテゴリc)は次の定刻接続時(0:00)まで保持される。
【0142】
その後、新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になると、電子腕時計2は、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを削除するとともに、情報端末1に接続して送信対象情報50を要求する。情報端末1では、本日(6/2)がユーザの誕生日であるか判定し、誕生日である場合、誕生日情報Eが属するカテゴリeを送信対象情報50として登録している。ゆえに、電子腕時計2は、誕生日のカテゴリeを取得し、誕生日の優先順位は最優先である(いかなる場合でも最優先とする)ので、図示するように、カテゴリe、次いで、カテゴリb、cの順に表示対象情報40として登録する。そして、電子腕時計2は、表示部22の領域22bに、最優先の表示対象として登録されているカテゴリ情報(誕生日;カテゴリe)を示す文字列「HBD!」を表示する。
【0143】
上述した第3実施形態における第3の態様では、その日の途中で新着情報を新たに取得した場合、カテゴリ毎に予め設定された優先順位に従って最優先の表示対象とするカテゴリの順番を決定し、決定した優先順位に従って、新着情報のカテゴリを示す情報(ビットマップデータ)を表示するようにしたので、優先順位の高い新着情報のカテゴリを、ユーザに確実に、かつ効率的に認知させることができる。
【0144】
図22は、本第3実施形態における第4の態様の電子腕時計2で実行される動作(情報端末1を介さない動作)を説明するための概念図である。第4の態様では、上述した第3の態様において、情報端末1を介さずに、電子腕時計2が情報提供サーバ6から新着情報のカテゴリを取得するようになっている。
【0145】
まず、5/31には、情報提供サーバ6には新着情報はなく、電子腕時計2には、表示対象情報40は登録されていない。そして、6/1の定刻接続時(0:00)になると、電子腕時計2は、情報提供サーバ6に接続して新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報が存在せず、かつ、電子腕時計2自体にも表示対象情報40が登録されていないので、電子腕時計2はカテゴリの情報(ビットマップデータ)を表示しない。
【0146】
次に、定刻接続時(6:00)になると、電子腕時計2は、情報提供サーバ6に接続して新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報として新着情報C1とカテゴリ情報(カテゴリc)があるので、電子腕時計2は、情報提供サーバ6から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)を取得する。情報提供サーバ6では新着情報が削除される。電子腕時計2は、取得したカテゴリ情報(カテゴリc)を表示対象情報40として登録し、表示部22の領域22bに、カテゴリcの新着情報C1が取得されたことを示す文字列「CHK!」を表示する。電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(12:00)まで保持される。
【0147】
その後、定刻接続時(12:00)になると、電子腕時計2は、情報提供サーバ6に接続して新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報として新着情報B1とカテゴリ情報(カテゴリb)があるので、電子腕時計2は、情報提供サーバ6から新着情報B1のカテゴリ情報(カテゴリb)を取得する。情報提供サーバ6では新着情報が削除される。
【0148】
この場合、電子腕時計2は、新着情報B1が属するカテゴリbが表示対象情報40に既に登録されているカテゴリcではないので、表示対象情報40に追加登録する。このとき、電子腕時計2は、前述したように優先順位に従って、最優先の表示対象となるカテゴリb、次いで、カテゴリcの順に登録する。なお、電子腕時計2は、新着情報のカテゴリが、既に表示対象情報40に登録されているカテゴリであった場合には、同一のカテゴリを統合して一つにする。電子腕時計2は、最優先の表示対象として登録されているカテゴリbの新着情報B1が取得されたことを示す文字列「DIS」を表示する。また、電子腕時計2における表示対象情報40は次の定刻接続時(18:00)まで保持される。
【0149】
次に、定刻接続時(18:00)になると、電子腕時計2は、情報提供サーバ6に接続して新着情報の有無を確認する。このとき、情報提供サーバ6には新着情報として新着情報C1(カテゴリc)及び新着情報A1(カテゴリa)が登録されているので、電子腕時計2は、情報提供サーバ6から新着情報C1のカテゴリ情報(カテゴリc)及び新着情報A1のカテゴリ情報(カテゴリa)を取得する。情報提供サーバ6では新着情報が削除される。
【0150】
この場合、電子腕時計2は、新着情報C2のカテゴリcが表示対象情報40に既に登録されているカテゴリであるので、重複したカテゴリcを1つにまとめるように表示対象情報40を更新する。また、前述したように、優先順位の高い順に、新たに取得したカテゴリa、次いで、カテゴリb、そして、カテゴリcの順番に登録する。ゆえに、電子腕時計2は、最優先の表示対象として登録されているカテゴリ情報(カテゴリa)を示す文字列「360」を、表示部22の領域22bに表示する。電子腕時計2における表示対象情報40(カテゴリa、カテゴリb、カテゴリc)は次の定刻接続時(0:00)まで保持される。
【0151】
その後、情報提供サーバ6が新着情報を新たに受信することなく、6/2の定刻(0:00)になると、電子腕時計2は、表示対象情報40に最優先の表示対象として登録されているカテゴリaを削除するとともに、情報提供サーバ6に接続して新着情報の有無を確認する。電子腕時計2は、表示部22の領域22bに、最優先の表示対象として登録されているカテゴリ情報(カテゴリb)を示す文字列「DIS」を表示する。
【0152】
なお、上述した第3実施形態の第4の態様では、電子腕時計2が直接、情報提供サーバ6から取得するようにしたが、情報提供サーバ6から所定のタイミングで(又は随時に)電子腕時計2に送信(PUSH)するようにしてもよい。
【0153】
上述した第3実施形態の第4の態様によれば、電子腕時計2が情報提供サーバ6から新着情報のカテゴリを直接取得するようにしたので、より簡易な構成で新着情報が取得されたことをユーザに認知させることができる。
【0154】
また、上述した第3実施形態では、予め設定された定刻接続時(4回/日;0:00、6:00、12:00、18:00)に電子腕時計2が情報端末1に対して送信対象情報を要求するか、あるいは情報提供サーバ6から直接新着情報のカテゴリ情報を取得するようにしたが、これに限らず、電子腕時計2側が表示対象情報をメモリ21に保持している状態で、ユーザが表示対象情報を表示させるための操作を電子腕時計2上で行うと、定刻でなくても自身のメモリ21から表示対象情報40を読み出して、登録されたカテゴリ情報を示す文字列を、表示部22の領域22bに表示するようにしてもよい。この結果、情報端末1又は情報提供サーバ6と接続していない状態でも(定刻でなくても)、表示対象情報40として登録したカテゴリ情報を示す文字列を表示させることができるので、定刻での表示対象情報40を見逃してしまった場合でも新着情報が来ていることを確認することができる。
【符号の説明】
【0155】
1…情報端末、2…電子腕時計、3…近距離通信、4…通信回線、5…インターネット5、6…情報提供サーバ、10、20…CPU、11、21…メモリ、12…タッチパネル式表示部、13、23…操作部、14…RF送受信回路、15、25…近距離通信回路、24…時計機構、40…表示対象情報、50…送信対象情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22