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特許7586586明確なピックアップ場所を提供するための電子機器およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】明確なピックアップ場所を提供するための電子機器およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/13 20060101AFI20241112BHJP
   G01C 21/36 20060101ALI20241112BHJP
   G08G 1/123 20060101ALI20241112BHJP
【FI】
G08G1/13
G01C21/36
G08G1/123 A
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023122112
(22)【出願日】2023-07-27
(62)【分割の表示】P 2018238144の分割
【原出願日】2018-12-20
(65)【公開番号】P2023134828
(43)【公開日】2023-09-27
【審査請求日】2023-08-24
(31)【優先権主張番号】10-2018-0001379
(32)【優先日】2018-01-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ユン キヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム チャンハ
(72)【発明者】
【氏名】キム ナミュン
(72)【発明者】
【氏名】イ デヒョン
(72)【発明者】
【氏名】パク チョルヒョン
(72)【発明者】
【氏名】シム キヨン
(72)【発明者】
【氏名】ユ ヘサン
【審査官】宮本 礼子
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1452478(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0370194(US,A1)
【文献】特開2012-225792(JP,A)
【文献】特開2017-096635(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00-99/00
G01C 21/00-21/36
G01C 23/00-25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器であって、
ユーザがピックアップ要請のための指示を入力するための地図を表示する表示手段であって、当該電子機器の位置又は前記ユーザによって選択された位置であるユーザ位置の表示と、前記ユーザ位置を基準に、道路上の通行可能な複数の方向に対応するピックアップ方向を示し、前記ピックアップ方向のうちいずれかの特定のピックアップ方向を選択するユーザ指示を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)とを前記地図上に表示する表示手段と、
前記ユーザ指示に基づいてピックアップ要請をサーバに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記ユーザ位置は当該電子機器の位置である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記表示手段は、前記地図上に、複数のピックアップ候補地をユーザ選択可能に表示し、
前記ピックアップ要請は、前記複数のピックアップ候補地のうち、前記ユーザによって選択されたピックアップ候補地の情報を含む、
請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示手段は、前記複数のピックアップ候補地から、前記ユーザによってピックアップ候補地が選択されたことに応答して、前記選択されたピックアップ候補地についての案内情報を前記地図上に表示する、
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記表示手段は、前記ユーザ位置から、前記ピックアップ要請に対応する地点までの経路案内情報を前記地図上に表示する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
電子機器のプロセッサによって実行されると、該プロセッサに、
ユーザがピックアップ要請のための指示を入力するための地図を表示する段階であって、前記電子機器の位置又は前記ユーザによって選択された位置であるユーザ位置の表示と、前記ユーザ位置を基準に、道路上の通行可能な複数の方向に対応するピックアップ方向を示し、前記ピックアップ方向のうちいずれかの特定のピックアップ方向を選択するユーザ指示を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)とを前記地図上に表示する段階と、
前記ユーザ指示に基づいてピックアップ要請をサーバに送信する段階と、
を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項7】
電子機器のプロセッサによって実行される方法であって、
ユーザがピックアップ要請のための指示を入力するための地図を表示する段階であって、前記電子機器の位置又は前記ユーザによって選択された位置であるユーザ位置の表示と、前記ユーザ位置を基準に、道路上の通行可能な複数の方向に対応するピックアップ方向を示し、前記ピックアップ方向のうちいずれかの特定のピックアップ方向を選択するユーザ指示を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)とを前記地図上に表示する段階と、
前記ユーザ指示に基づいてピックアップ要請をサーバに送信する段階と、
を含む、方法。
【請求項8】
コンピュータシステムであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合され、コンピュータプログラムを記憶するメモリであって、前記コンピュータプログラムは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
ユーザがピックアップ要請のための指示を入力するための地図を表示する段階であって、前記ユーザの電子機器の位置又は前記ユーザによって選択された位置であるユーザ位置の表示と、前記ユーザ位置を基準に、道路上の通行可能な複数の方向に対応するピックアップ方向を示し、前記ピックアップ方向のうちいずれかの特定のピックアップ方向を選択するユーザ指示を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)とを前記地図上に表示する段階と、
前記ユーザ指示に基づいてピックアップ要請をサーバに送信する段階と、
を実行させる、コンピュータシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、ピックアップ場所の位置情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コールタクシーやカーシェアリング(car sharing)、宅配などのような位置基盤のピックアップサービスが一般化している中、ピックアップサービスうちの1つであるモバイルコールタクシーサービスは、モバイル端末専用のアプリケーションを利用することで、電話通話をしなくてもユーザとドライバーとの間で位置情報を共有しながらコールタクシー情報とサービス利用を可能にしている。
【0003】
例えば、特許文献1(公開日2002年01月26日)には、モバイルを利用した音声や文字メッセージによってコールタクシーを自動で呼ぶ技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許第10-2002-0007269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ピックアップ場所の明確な位置を選択することができる技術を提供する。
【0006】
ピックアップ場所までの経路案内を提供することができる技術を提供する。
【0007】
ピックアップ可能な候補地ごとに、該当の候補地から目的地までの到着情報を提供することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
電子機器であって、当該電子機器の位置が示されている地図上に、前記位置に対応する地点に対して少なくとも1つのピックアップ候補地を表示して、ユーザによってピックアップ候補地が選択された場合に、該選択されたピックアップ候補地に関する案内情報を表示する表示手段と、前記地図上に表示されたピックアップ候補地のうち、ピックアップの場所として、前記ユーザによって要求されたピックアップ候補地の情報をサーバに送信する送信手段と、を有することを特徴とする電子機器を提供する。
【0009】
一側面によると、前記案内情報は、事前に構築されたデータベースに基づいて提供され、前記データベースは、POIレベルの地点ごとに、該当の地点の周辺の事前に定められたピックアップ候補地の位置情報と写真情報を含んでよい。
【0010】
他の側面によると、前記表示手段は、前記データベースを利用し、前記位置を基準に一定半径内のピックアップ候補地を前記地図上に表示してよい。
【0011】
また他の側面によると、前記表示手段は、前記ピックアップ候補地に関する案内情報として、前記ピックアップ候補地の写真情報を表示してよい。
【0012】
また他の側面によると、前記表示手段は、前記ピックアップ候補地に関する案内情報として、前記位置から前記ピックアップ候補地までの経路案内情報を表示してよい。
【0013】
また他の側面によると、前記表示手段は、さらに、前記ピックアップ候補地から目的地までの到着情報を表示してよい。
【0014】
また他の側面によると、前記表示手段は、さらに、前記位置が道路上であるか道路に隣接する場合、前記道路上で選択可能なピックアップ方面を前記地図上に表示してよい。
【0015】
また他の側面によると、前記ピックアップ方面を表示することは、前記道路に関する道路情報に基づき、前記位置を基準に通行可能な方面のうちの1つの方面をピックアップ方面として選択することができるUIを提供することを含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記表示手段は、さらに、前記ピックアップ方面から目的地までの到着情報を表示してよい。
【0017】
さらに他の側面によると、前記表示手段は、さらに、前記位置から前記ピックアップ方面までの移動距離および/または経路案内情報を表示してよい。
【0018】
電子機器のプロセッサによって実行されると、該プロセッサに、前記電子機器の位置が示されている地図上に、前記位置に対応する地点に対して少なくとも1つのピックアップ候補地を表示し、ユーザによってピックアップ候補地が選択された場合に、該選択されたピックアップ候補地に関する案内情報を表示する段階と、前記地図上に表示されたピックアップ候補地のうち、ピックアップの場所として、前記ユーザによって要求されたピックアップ候補地の情報をサーバに送信する段階と、を実行させる、コンピュータプログラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことができる構成要素の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することができる方法の例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、候補地DBを構築する過程を説明するための例示図である。
図6】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の一例を説明するための図である。
図7】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の一例を説明するための図である。
図8】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の一例を説明するための図である。
図9】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の一例を説明するための図である。
図10】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の他の例を説明するための図である。
図11】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の他の例を説明するための図である。
図12】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の他の例を説明するための図である。
図13】本発明の一実施形態における、ピックアップ場所を選択する過程の他の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
本発明の実施形態は、ピックアップ場所の位置情報を提供する技術に関し、より詳細には、ピックアップ要請のためにピックアップ場所を明確に伝達することのできるUI(user interface)構成に関する。
【0022】
本明細書において具体的に開示される事項などを含む実施形態は、ピックアップ場所の明確な位置を選択して伝達することができ、これによって正確性、効率性、便宜性、費用節減などの側面において相当な長所を達成することができる。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、本発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
【0024】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型パンコン、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、仮想現実(VR(virtual reality))デバイス、拡張現実(AR(augmented reality))デバイスなどがある。一例として、図1では、電子機器1(110)の例としてスマートフォンの形状を示しているが、本発明の実施形態において、電子機器1(110)は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0025】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことができる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的(hierarchical)ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0026】
サーバ150、160のそれぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置または複数のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続される複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続される複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140にインストールされて駆動されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、ピックアップサービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび駆動のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、電子機器に対する例として電子機器1(110)の内部構成と、サーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器1(110)またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0028】
電子機器1(110)とサーバ150は、それぞれ、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永久大容量記憶装置は、メモリ211、221とは区分される別の永久格納装置として、電子機器1(110)やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器1(110)にインストールされて駆動されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器1(110)にインストールされるアプリケーションなどのためのコード)が格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読取可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読取可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読取可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読取可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0029】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に格納されたプログラムコードに従って受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0030】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器1(110)とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器1(110)および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器2(120))または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器1(110)のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に格納されたプログラムコードに従って生成した要求が、通信モジュール213の制御に従ってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御に従って提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器1(110)の通信モジュール213を通じて電子機器1(110)で受信されてもよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器1(110)がさらに含むことができる格納媒体(上述した永久記憶装置)に格納されてよい。
【0031】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を含んでよく、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、ハプティックフィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器1(110)と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150と連結するかサーバ150が含むことができる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってもよい。より具体的な例として、電子機器1(110)のプロセッサ212が、メモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器2(120)が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0032】
また、他の実施形態において、電子機器1(110)およびサーバ150は、図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器1(110)は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器1(110)がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンに含まれる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器1(110)にさらに含まれるように実現されてよい。
【0033】
以下、明確なピックアップ場所を選択および伝達することができる方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0034】
本明細書において、ピックアップサービスとは、クライアントが要請した場所を訪問してサービスを提供する形態のものを意味する。ピックアップサービスには、コールタクシーサービス、カーシェアリングサービス、宅配サービスなどがあるが、これは例示的なものに過ぎず、この他にも多様な形態のピックアップサービスが含まれてよい。
【0035】
通常のピックアップサービスは、ユーザがピックアップを要請するピックアップ場所の位置を設定すると、ピックアップ場所の住所情報や地図画面がピックアップ者(例えば、タクシードライバーや宅配の配達員など)に提供されるようになる。ところが、このような情報では、ピックアップ場所の正確な位置を把握しにくい場合が多い。
【0036】
本発明では、ピックアップ場所の明確な位置を選択して伝達することができる画面構成を提案する。以下、コールタクシーをピックアップサービスの一例として具体的に説明するが、これに限定されることはない。
【0037】
図3は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことができる構成要素の例を示したブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することができる方法の例を示したフローチャートである。
【0038】
本実施形態に係る電子機器1(110)には、コンピュータで実現されたピックアップサービスシステムが構成されてよい。ピックアップサービスシステムは、電子機器1(110)上にインストールされるアプリケーションの形態で実現され、サーバ150との連動によって位置基盤ピックアップサービスを提供してよい。このとき、サーバ150は、クライアント(client)である複数の電子機器110、120、130、140を対象にピックアップサービスを提供するプラットフォームの役割を行う。サーバ150は、電子機器110、120、130、140にインストールされるアプリケーションと連動して位置基盤ピックアップサービスを提供することができる。
【0039】
電子機器1(110)に実現されたピックアップサービスシステムは、電子機器1(110)にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、ピックアップサービス方法を実行することができる。図4に係るピックアップサービス方法を実行するために、電子機器1(110)のプロセッサ212は、構成要素として、図3に示すように、候補地出力部310、情報提供部320、およびピックアップ要請部330を備えてよい。実施形態によっては、プロセッサ212の構成要素は、選択的にプロセッサ212に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によっては、プロセッサ212の構成要素は、プロセッサ212の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0040】
このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、図4のピックアップサービス方法に含まれる段階410~段階440を実行するように電子機器1(110)を制御してよい。例えば、プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211に含まれるオペレーティングシステムのコードと少なくとも1つのプログラムのコードによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0041】
ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器1(110)に格納されたプログラムコードが提供する命令(一例として、電子機器1(110)で駆動するアプリケーションが提供する命令)に従ってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、電子機器1(110)が地図上にピックアップ可能な候補地を出力するように上述した命令に従って電子機器1(110)を制御するプロセッサ212の機能的表現として、候補地出力部310が利用されてよい。
【0042】
段階410において、プロセッサ212は、電子機器1(110)の制御と関連する命令がロードされたメモリ211から必要な命令を読み取ることができる。この場合、読み取った命令には、プロセッサ212が以下で説明する段階420~段階440を実行するように制御するための命令が含まれてよい。
【0043】
段階420において、候補地出力部310は、電子機器1(110)のユーザと関連する位置(以下、「ユーザ位置」とする。)を含んでいる地図画面上に、ユーザ位置を基準に、ピックアップ可能な候補地を出力することができる。サーバ150は、POI(point of interest)レベルの地点ごとに、その地点の周辺でタクシーを捕まえることができる少なくとも1つの候補地(以下、「ホットピックアップ地点」とする。)に関する位置情報(例えば、緯度・経度座標値など)と写真情報を格納した候補地DB(data base)を事前に構築することができる。このような候補地DBの他にも、地図DBなどのようにピックアップサービスを提供するために必要となる全般の情報も事前に構築することができる。電子機器1(110)のプロセッサ212は、電子機器1(110)で駆動するアプリケーションが提供する命令に従って、サーバ150上に事前に構築されたDBから、ピックアップ場所の設定時に必要なデータをサーバ150からリアルタイムでダウンロードするか、あるいはサーバ150上に事前に構築されたDBの少なくとも一部のデータをサーバ150から予めダウンロードし、該当のアプリケーション上のファイルとして格納しておいてよい。これにより、候補地出力部310は、ユーザ位置、例えば、電子機器1(110)から取得した現在の位置やユーザによって選択された位置を含む地図画面を提供することができ、地図画面上には、ユーザ位置と共に、ユーザ位置を基準に一定半径内の事前に定められたホットピックアップ地点を表示することができる。このとき、地図画面は、ピックアップ場所の明確な位置としてホットピックアップ地点のうちの1つを選択することのできるUIを含んでよい。言い換えれば、サーバ150は、地図上の主要POIやランドマーク(landmark)などの大きな建物ごとに、その周辺でタクシーを捕まえることができる1つ以上の地点に対する緯度・経度と写真を候補地DBとして構築してよく、候補地出力部310は、ユーザが候補地DBに含まれる地点の近くでピックアップサービスを要請した場合、ピックアップ場所の明確な位置を選択できるように、ユーザ位置を含む地図上に該当の地点の周辺の事前に定められたホットピックアップ地点を出力してよい。
【0044】
段階430において、情報提供部320は、ユーザ位置を含んでいる地図画面上に表示されたホットピックアップ地点のうち、電子機器1(110)のユーザによって選択されたホットピックアップ地点に関する案内情報、経路案内情報、および到着情報のうちの少なくとも1つを提供することができる。情報提供部320は、ホットピックアップ地点の詳細な案内を含む案内情報を提供してよい。経路案内情報は、ユーザ位置からホットピックアップ地点までの経路案内情報を含んでよく、情報提供部320は、写真、矢印、AR(Augmented Reality)などを利用しながらホットピックアップ地点までの案内情報を提供してよい。また、情報提供部320は、ユーザ位置の周辺に位置するホットピックアップ地点ごとに、該当のホットピックアップ地点からユーザが予め定めた目的地までの到着情報を提供することも可能である。このとき、情報提供部320は、ホットピックアップ地点と目的地との間の距離に基づき、目的地までの到着予定時間や予想料金などを含む到着情報を提供してよく、ユーザは、到着情報を参考しながらピックアップ場所を選択することができる。
【0045】
段階440において、ピックアップ要請部330は、ユーザ位置を含んでいる地図画面上に表示されたホットピックアップ地点のうち、電子機器1(110)のユーザによって最終選択されたホットピックアップ地点をピックアップ場所として設定して、サーバ150にピックアップを要請することができる。ピックアップ要請には、ユーザのピックアップ場所、すなわち、ホットピックアップ地点に関する位置情報と写真情報、さらには電子機器1(110)との通話連結のための識別情報(仮想の電話番号など)などが含まれてよい。例えば、サーバ150は、周期的にタクシードライバー端末の位置を収集することで、電子機器1(110)からのピックアップ要請が受信された場合に、ユーザが要請したピックアップ場所の近くにいる少なくとも1つのタクシードライバー端末にコールを伝達し、コールに最初に応答したタクシードライバー端末に電子機器1(110)のピックアップ要請を伝達してよい。ユーザが大きな建物でピックアップを要請した場合、単なる建物情報ではなく、該当の建物付近でユーザが選択したホットピックアップ地点に関する情報をタクシードライバーに伝達することにより、ピックアップ場所の明確な位置の把握が可能となる。
【0046】
図5は、候補地DBを構築する過程を説明するための例示図である。
【0047】
図5を参照すると、サーバ150は、地図上の主要POIやランドマークなどのような主要地点500に対し、該当の地点500の近くでタクシーを捕まえることができる1つ以上のホットピックアップ地点501の位置と写真を格納した候補地DBを構築することができる。ホットピックアップ地点501は、流動人口、隣接道路の特性、タクシーのアクセス容易性などを考慮しながら予め定められてよく、サーバ150は、ホットピックアップ地点501の緯度・経度座標値と共に、ホットピックアップ地点501を明確に示している道路写真や航空写真などを格納してよい。このような方式により、サーバ150は、ユーザがピックアップ場所の明確な位置を選択することができる環境を支援するために、地図上の主要地点500ごとに事前に定められた少なくとも1つのホットピックアップ地点501の位置と写真を格納した候補地DBを構築しておいてよい。
【0048】
図6図8は、ピックアップ場所を選択する過程を説明するための例示図である。
【0049】
図6を参照すると、候補地出力部310は、ピックアップ場所の設定時に、ユーザ位置600を含んでいる地図画面を提供してよく、地図画面上には、ユーザ位置600に隣接するホットピックアップ地点601、602を表示することができる。言い換えれば、候補地出力部310は、ユーザが大きな建物周辺でピックアップを要請する場合、該当の建物周辺でタクシーを捕まえることができるホットピックアップ地点601、602を知らせることができる。このとき、ピックアップ場所の設定のための地図画面には、ホットピックアップ地点601、602のうちの1つを選択することのできるUIが含まれてよい。
【0050】
図7を参照すると、情報提供部320は、ユーザがピックアップ場所としてホットピックアップ地点601を選択した場合、ホットピックアップ地点601に関する案内情報710を提供することができる。ここで、案内情報710とは、ホットピックアップ地点601に関する詳細な案内であって、ホットピックアップ地点601の道路写真や航空写真などが含まれてよく、写真上には実際のピックアップ位置を示す指示子(例えば、矢印など)711が含まれてよい。また、情報提供部320は、案内情報710の他の例として、道路ビューやARなどを利用することにより、ユーザ位置600から、ピックアップ場所として選択されたホットピックアップ地点601までの経路案内情報を提供することも可能である。
【0051】
図8を参照すると、情報提供部320は、ユーザがピックアップ場所としてホットピックアップ地点601を選択した場合、ホットピックアップ地点601に関する到着情報820を提供することができる。ここで、到着情報820とは、ホットピックアップ地点601に関する詳細な案内のうちの1つであり、ホットピックアップ地点601からユーザが予め定めた目的地までの距離、到着予定時間、予想料金などが含まれてよい。ピックアップ場所がどこであるかによって目的地までの所要時間や料金などが異なるため、ピックアップ場所の設定時にユーザが確認できるように到着情報820を提供することができる。
【0052】
図9は、タクシードライバー端末に伝達されるピックアップ要請情報を示した例示図である。
【0053】
図9に図示されるように、タクシードライバー端末には、サーバ150から伝達されたユーザのピックアップ要請に従って、ユーザがピックアップ場所として選択したホットピックアップ地点901の地図画面と共に、ホットピックアップ地点901の道路写真や航空写真のような写真情報910が表示され得る。このとき、写真情報910には、実際のピックアップ位置を示す指示子911が含まれてよい。ユーザが要請したピックアップ場所に対し、該当の場所に対応するPOIレベルの地点位置を案内するだけの既存の方式とは異なり、具体的な位置であるホットピックアップ地点901と該当の地点の写真情報910を案内することにより、タクシードライバーに、ユーザが位置する大まかな情報ではなく、ピックアップ場所の明確な位置を案内することができる。
【0054】
したがって、本発明では、主要POIやランドマークなどのような大きな建物付近でピックアップサービスを要請するとき、該当の建物周辺の具体的なホットピックアップ地点をピックアップ場所として選択して伝達することができる。
【0055】
以下では、他の実施形態として、一般道路を対象にピックアップ場所の明確な位置を選択して伝達することができる方法について説明する。
【0056】
一般道路でピックアップを要請するときの重要情報としては、ピックアップ場所が具体的にどちらの方面の道路であるか、例えば、上り方面であるか下り方面であるかに関する情報であると言える。情報が明確に伝達されない場合には、ユーザがタクシーの到着場所に行くために道路を渡ったり、タクシードライバーが車線を変更したりするなどの状況が発生してしまう。
【0057】
これを解決するために、本発明では、道路付近でピックアップサービスを要請する場合、道路上の明確な方面情報を選択することができる画面構成を提案する。
【0058】
サーバ150は、ピックアップサービスを提供するために必要なDBを構築する過程において、各道路の属性や種類、通行情報、横断歩道や歩道橋情報などを含む道路情報が格納される道路情報DBを、事前に構築してよい。電子機器1(110)のプロセッサ212は、電子機器1(110)で駆動するアプリケーションが提供する命令に従って、サーバ150上に事前に構築されたDBから、ピックアップ場所の設定時に必要なデータをサーバ150からリアルタイムでダウンロードするか、あるいはサーバ150上に事前に構築されたDBの少なくとも一部のデータをサーバ150から予めダウンロードし、該当のアプリケーション上のファイルに格納しておいてよい。
【0059】
候補地出力部310は、ユーザ位置、例えば、電子機器1(110)から取得した現在の位置やユーザによって選択された位置を含む地図画面を提供してよいが、このとき、ユーザ位置が道路上あるいは道路に隣接する場所に位置する場合、地図画面上には、該当の道路の道路情報に基づいてピックアップ方面を選択することができるUIを提供する。
【0060】
例えば、図10に示すように、候補地出力部310は、ユーザ位置1000が双方向に通行可能な道路上である場合、下り方面1001と上り方面1002のうちの1つを選択することができるUIを提供することができる。候補地出力部310は、道路情報に基づき、ユーザ位置1000を基準に通行可能なすべての方面について選択できるUIを表示してよい。他の例として、図11に示すように、ユーザ位置1100がY字路のような交差点付近である場合、該当の位置の道路情報に基づいて通行可能なすべての方面1101~1106について選択できるUIを提供してよい。各方面に対する矢印方向は、ユーザが位置する国の車両通行方向などに基づいて表示されてよい。
【0061】
図12を参照すると、情報提供部320は、道路上の各ピックアップ方面1001、1002に関する到着情報1221、1222を地図画面に提供してよい。このとき、到着情報1221、1222には、ピックアップ方面1001、1002ごとに、該当のピックアップ方面からユーザが予め定めた目的地までの距離、到着予定時間、予想料金などが含まれてよい。ピックアップ方面がどの方向であるかによって該当の位置から目的地までの所要時間や料金などが異なるため、ピックアップ場所の設定時にユーザが確認できるように到着情報1221、1222を提供することができる。
【0062】
また、情報提供部320は、ユーザが道路上の特定のピックアップ方面1002を選択した場合、ピックアップ方面1002に関する案内情報を提供することも可能である。道路上の各ピックアップ方面は、互いに異なる車線に位置し、場合によってはユーザが道路を渡らなければならないこともあるため、ユーザ位置1000を基準にピックアップ方面1002の位置までの移動距離や経路などを案内してよく、このとき、該当の道路の横断歩道や歩道橋情報を含む経路案内情報を提供してよい。
【0063】
ユーザがピックアップを要請した場所が道路である場合、図13に示すように、タクシードライバー端末には、サーバ150から伝達されたユーザのピックアップ要請に従ってピックアップ場所を示す地図画面上に、ユーザが選択したピックアップ方面1301を表示することができ、これにより、タクシードライバーは、ピックアップ場所に該当する道路上の位置だけではなく、ユーザがピックアップを要請した方面がどの方向であるかを明確かつ簡単に確認することができる。
【0064】
したがって、本発明では、道路上や道路付近でピックアップサービスを要請するとき、該当の道路で具体的なピックアップ方面を選択して伝達することができる。
【0065】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0066】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望のとおりに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読取可能な記録媒体に格納されてよい。
【0067】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読取可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続して格納するものであっても、実行またはダウンロードのために一時的に格納するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接に接続する媒体に限定されてはならず、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が格納されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを流通するアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給あるいは流通するサイト、サーバなどで管理する記録媒体あるいは格納媒体が挙げられてもよい。
【0068】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって代替されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0069】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0070】
212:プロセッサ
310:候補地出力部
320:情報提供部
330:ピックアップ要請部
図1
図2
図3
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図6
図7
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図10
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図13