(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】表示パネルの駆動回路及び表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/20 20060101AFI20241112BHJP
G09G 3/36 20060101ALI20241112BHJP
G09G 3/3266 20160101ALI20241112BHJP
G09G 3/3275 20160101ALI20241112BHJP
G09G 3/32 20160101ALI20241112BHJP
【FI】
G09G3/20 612K
G09G3/20 612U
G09G3/20 650J
G09G3/20 611A
G09G3/20 621A
G09G3/20 622D
G09G3/20 623D
G09G3/36
G09G3/20 621F
G09G3/20 670K
G09G3/20 641R
G09G3/20 611G
G09G3/3266
G09G3/3275
G09G3/32 A
(21)【出願番号】P 2023541328
(86)(22)【出願日】2022-06-30
(86)【国際出願番号】 CN2022103022
(87)【国際公開番号】W WO2023005592
(87)【国際公開日】2023-02-02
【審査請求日】2023-07-12
(31)【優先権主張番号】202110874017.X
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521141718
【氏名又は名称】恵科股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HKC Corporation Limited
【住所又は居所原語表記】1F-3F, 5F-7F of Factory Building 1, 7F of Factory Building 6, Huike Industrial Park, No.1 Industrial 2nd Road, Shilong Community, Shiyan Street, Baoan District, Shenzhen, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シェン、ティンティン
(72)【発明者】
【氏名】ユアン、ハイジアン
【審査官】薄井 義明
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-009833(JP,A)
【文献】特開2011-197658(JP,A)
【文献】特開2017-181810(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0312270(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/20
G09G 3/36
G09G 3/3266
G09G 3/3275
G09G 3/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生成モジュール、出力モジュール及びスイッチ制御モジュールを含み、
前記出力モジュールは、前記生成モジュールと前記スイッチ制御モジュールにそれぞれ電気接続され、
前記生成モジュールは、第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号及び第二制御信号を受信し、前記第一制御信号及び前記第二制御信号に基づいて前記第一クロック信号及び前記第二クロック信号を処理して生成信号を取得し、前記生成信号を前記出力モジュールに出力し、前記第一クロック信号と前記第二クロック信号との間に所定位相差があり、
前記第一クロック信号と前記第一制御信号との間に所定位相差があり、前記第二クロック信号と前記第二制御信号との間に所定位相差があり、
前記スイッチ制御モジュールは、受信した第一レベル信号、第二レベル信号及び第三制御信号に基づいて、スイッチ制御信号を前記出力モジュールに出力し、
前記出力モジュールが、前記第一クロック信号及び前記第二クロック信号を受信するよに構成され、
前記出力モジュールが、ゲートドライバと電気的に接続可能に構成され、
前記出力モジュールは、前記第三制御信号がローレベルである場合、前記スイッチ制御信号に基づいて前記生成信号をゲートドライバに出力し、
前記出力モジュールは、さらに、前記第三制御信号がハイレベルである場合、前記スイッチ制御信号に基づいて前記第一クロック信号又は前記第二クロック信号を
前記ゲートドライバに出力する、
表示パネルの駆動回路。
【請求項2】
前記生成モジュールは第一生成ユニットと第二生成ユニットを含み、
前記第一生成ユニットと第二生成ユニットはそれぞれ前記出力モジュールに電気接続され、
前記第一生成ユニットは、第一期間内に前記第一クロック信号を処理して第一生成信号を取得し、前記第一生成信号を前記出力モジュールに出力し、
前記第一生成ユニットは、さらに、第二期間内に前記第二クロック信号を処理して第一生成信号を取得し、前記第一生成信号を前記出力モジュールに出力し、
前記第二生成ユニットは、第一期間内に前記第二クロック信号を処理して第二生成信号を取得し、前記第二生成信号を前記出力モジュールに出力し、
前記第二生成ユニットは、さらに、前記第二期間内に前記第一クロック信号を処理して第二生成信号を取得し、前記第二生成信号を前記出力モジュールに出力し、
前記第一期間内に前記第一制御信号がハイレベルでありかつ前記第二制御信号がローレベルであり、前記第二期間内に前記第一制御信号がローレベルでありかつ前記第二制御信号がハイレベルである、
請求項1に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項3】
前記第一生成ユニットは第一電子スイッチと第二電子スイッチを含み、
前記第一電子スイッチのドレインは前記第二電子スイッチのドレイン
および前記出力モジュールに電気接続され、前記第一電子スイッチのソースは前記第一クロック信号を受信し、前記第一電子スイッチのゲートは前記第一制御信号を受信し、前記第一電子スイッチのドレインは前記第一期間内に前記第一クロック信号を前記出力モジュールに出力し、
前記第二電子スイッチのドレインは前記出力モジュールに電気接続され、前記第二電子スイッチのソースは前記第二クロック信号を受信し、前記第二電子スイッチのゲートは前記第二制御信号を受信し、前記第二電子スイッチのドレインは前記第二期間内に前記第二クロック信号を前記出力モジュールに出力する、
請求項2に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項4】
前記第二生成ユニットは第三電子スイッチ及び第四電子スイッチを含み、
前記第三電子スイッチのドレインは前記第四電子スイッチのドレイン
および前記出力モジュールに電気接続され、前記第三電子スイッチのソースは前記第二クロック信号を受信し、前記第三電子スイッチのゲートは前記第一制御信号を受信し、前記第三電子スイッチのドレインは前記第一期間内に前記第二クロック信号を前記出力モジュールに出力し、
前記第四電子スイッチのドレインは前記出力モジュールに電気接続され、前記第四電子スイッチのソースは前記第一クロック信号を受信し、前記第四電子スイッチのゲートは前記第二制御信号を受信し、前記第四電子スイッチのドレインは前記第二期間内に前記第一クロック信号を前記出力モジュールに出力する、
請求項2に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項5】
前記出力モジュールは第一出力ユニット及び第二出力ユニットを含み、
前記第一出力ユニットは前記第一生成ユニットと前記スイッチ制御モジュールにそれぞれ電気接続され、前記第二出力ユニットは前記第二生成ユニットと前記スイッチ制御モジュールにそれぞれ電気接続され、
前記第一出力ユニットは、前記第三制御信号がローレベルである場合、
前記第一生成ユニットから前記第一生成信号を受信し、前記第一生成信号を前記ゲートドライバに出力し、
前記第一出力ユニットは、さらに、前記第三制御信号がハイレベルである場合、前記第一クロック信号を受信し、前記第一クロック信号を前記ゲートドライバに出力し、
前記第二出力ユニットは、前記第三制御信号がローレベルである場合、
前記第二生成ユニットから前記第二生成信号を受信し、前記第二生成信号を前記ゲートドライバに出力し、
前記第二出力ユニットは、さらに、前記第三制御信号がハイレベルである場合、前記第二クロック信号を受信し、前記第二クロック信号を前記ゲートドライバに出力する、
請求項
2に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項6】
前記第一出力ユニットは第五電子スイッチと第六電子スイッチを含み、
前記第五電子スイッチのドレインは前記第六電子スイッチのドレイン
及び前記ゲートドライバに電気接続され、前記第五電子スイッチのソースは前記第一クロック信号を受信し、前記第五電子スイッチのゲートは前記スイッチ制御信号を受信し、前記第五電子スイッチのドレインは前記第三制御信号がハイレベルである場合に前記第一クロック信号を前記ゲートドライバに出力し、
前記第六電子スイッチの前記ドレインは前記ゲートドライバに電気接続され、前記第六電子スイッチのソースは前記第一生成信号を受信し、前記第六電子スイッチのゲートは前記スイッチ制御信号を受信し、前記第六電子スイッチのドレインは前記第三制御信号がローレベルである場合に前記第一生成信号を前記ゲートドライバに出力する、
請求項5に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項7】
前記第二出力ユニットは第七電子スイッチ及び第八電子スイッチを含み、
前記第七電子スイッチのドレインは前記第八電子スイッチのドレイン
及び前記ゲートドライバに電気接続され、前記第七電子スイッチのソースは前記第二クロック信号を受信し、前記第七電子スイッチのゲートは前記スイッチ制御信号を受信し、前記第七電子スイッチのドレインは前記第三制御信号がハイレベルである場合に前記第二クロック信号を前記ゲートドライバに出力し、
前記第八電子スイッチの前記ドレインは前記ゲートドライバに電気接続され、前記第八電子スイッチのソースは前記第二生成信号を受信し、前記第八電子スイッチのゲートは前記スイッチ制御信号を受信し、前記第八電子スイッチのドレインは前記第三制御信号がローレベルである場合に前記第二生成信号を前記ゲートドライバに出力する、
請求項5に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項8】
前記出力モジュールは第一出力ユニット及び第二出力ユニットを含み、
前記スイッチ制御モジュールは第一スイッチユニット及び第二スイッチユニットを含み、
前記第一スイッチユニットは前記第二スイッチユニット、
前記第一出力ユニット及び
前記第二出力ユニットにそれぞれ電気接続され、前記第二スイッチユニットは前記第一出力ユニット及び前記第二出力ユニットにそれぞれ電気接続され、
前記第一スイッチユニットは、第一レベル信号を受信し、前記第三制御信号がローレベルである場合、第一スイッチ制御信号を前記第一出力ユニット及び第二出力ユニットに出力し、前記第一スイッチ制御信号がハイレベルであり、
前記第二スイッチユニットは、第二レベル信号及び第三制御信号を受信し、前記第三制御信号がハイレベルである場合、第二スイッチ制御信号を前記第一出力ユニット及び第二出力ユニットに出力し、前記第二スイッチ制御信号はハイレベルである、
請求項1に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項9】
前記第一スイッチユニットは第九電子スイッチを含み、前記第二スイッチユニットは第十電子スイッチを含み、
前記第九電子スイッチのソース及びゲートは前記第一レベル信号を受信し、前記第九電子スイッチのドレインは前記第三制御信号がローレベルである場合に前記第一スイッチ制御信号を
前記第一出力ユニットの第六電子スイッチ及び
前記第二出力ユニットの第八電子スイッチに出力し、
前記第十電子スイッチのソースは前記第二レベル信号を受信し、前記第十電子スイッチのゲートは前記第三制御信号を受信し、前記第十電子スイッチのドレインは、前記第三制御信号がハイレベルである場合、前記第二スイッチ制御信号を
前記第一出力ユニットの第五電子スイッチ及び
前記第二出力ユニットの第七電子スイッチに出力する、
請求項8に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項10】
前記スイッチ制御モジュールは、表示パネルの表示状態を取得し、前記表示パネルの表示状態に基づいて前記第三制御信号のレベルを調整する、
請求項1に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項11】
前記スイッチ制御モジュールは、
表示パネルの表示画面のリフレッシュレートが所定閾値より低い場合、前記第三制御信号をハイレベルに切り替えるように調整し、
表示パネルの表示画面のリフレッシュレートが所定閾値より高い場合、前記第三制御信号をローレベルに切り替えるように調整する、
請求項10に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項12】
前記所定位相差の範囲は0度~180度である、
請求項1に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項13】
前記第一制御信号と前記第二制御信号との位相差は90度である、
請求項1に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項14】
前記第一レベル信号はハイレベル信号であり、前記第二レベル信号はローレベル信号であり、前記第三制御信号はハイレベル・ローレベル調整可能なパルス信号である、
請求項1に記載の表示パネルの駆動回路。
【請求項15】
表示パネル、制御ユニット、ソースドライバ、ゲートドライバを含み、
前記表示パネルは前記ソースドライバと前記ゲートドライバにそれぞれ接続され、前記制御ユニットは前記ソースドライバと前記ゲートドライバにそれぞれ接続され、
前記制御ユニットは請求項1に記載の表示パネルの駆動回路を含み、
前記制御ユニットの駆動回路は前記ゲートドライバに接続される、
表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2021年7月30日に中国特許庁に提出した、出願番号が202110874017.X、発明の名称が「表示パネルの駆動回路及び表示装置」である中国特許開示の優先権を要求し、その全ての内容は引用により本開示に組み込まれる。
本開示は表示技術分野に関し、具体的には表示パネルの駆動回路及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示パネルは、表示技術の急速な発展に伴い、娯楽、教育、セキュリティ等の様々な分野で広く応用され、表示パネルの表示効果に対するユーザの要求も徐々に向上している。リフレッシュレート(Frames Per Second、FPS)は、表示パネルの表示効果を判断するため重要な指標であって、画面の1秒ごとに伝送されるフレームの数を決定する。リフレッシュレートが高いほど各フレームの画面時間間隔が短く、表示画面の解像度及び流暢さが向上し、表示効果が効果的に向上する。
【0003】
現在、高リフレッシュレート表示パネルは中高級市場に広く普及されているが、高リフレッシュレート表示パネルの消費電力が高いため、高リフレッシュレート表示パネルの消費電力を低下させるのは現在早急に解決すべき問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示実施例は、従来の高リフレッシュレート表示パネルの消費電力が高い課題を解決するために、表示パネルの駆動回路及び表示装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示実施例による技術案は以下のとおりである。
第一態様は、生成モジュール、出力モジュール及びスイッチ制御モジュールを含む表示パネルの駆動回路であって、
前記出力モジュールは、前記生成モジュールと前記スイッチ制御モジュールにそれぞれ電気接続され、
前記生成モジュールは、第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号及び第二制御信号を受信し、前記第一制御信号及び前記第二制御信号に基づいて、前記第一クロック信号及び前記第二クロック信号を処理して生成信号を取得し、前記生成信号を前記出力モジュールに出力し、前記第一クロック信号と前記第二クロック信号との間に所定位相差があり、
前記スイッチ制御モジュールは、受信した第一レベル信号、第二レベル信号及び第三制御信号に基づいて、スイッチ制御信号を前記出力モジュールに出力し、
前記出力モジュールは、前記第三制御信号がローレベルである場合、前記スイッチ制御信号に基づいて前記生成信号をゲートドライバに出力し、
前記出力モジュールは、さらに、前記第三制御信号がハイレベルである場合、前記スイッチ制御信号に基づいて前記第一クロック信号又は前記第二クロック信号をゲートドライバに出力する。
【0006】
第二態様は、表示パネル、制御ユニット、ソースドライバ、ゲートドライバを含む表示装置であって、
前記表示パネルは前記ソースドライバと前記ゲートドライバにそれぞれ接続され、前記制御ユニットは前記ソースドライバと前記ゲートドライバにそれぞれ接続され、
前記制御ユニットは上記第一態様に記載の駆動回路を含み、
前記制御ユニットの駆動回路は前記ゲートドライバに接続される。
【発明の効果】
【0007】
本開示実施例の第一態様による表示パネルの駆動回路は、生成モジュール、出力モジュール及びスイッチ制御モジュールを含む。出力モジュールは生成モジュールとスイッチ制御モジュールにそれぞれ電気接続され、出力モジュールはスイッチ制御信号に基づいて生成信号をゲートドライバに出力する。出力モジュールはさらにスイッチ制御信号に基づいて第一クロック信号及び第二クロック信号をゲートドライバに出力し、表示パネルのリフレッシュレートをリアルタイムに変更し、高リフレッシュレート表示パネルの消費電力を低下させることができるとともに、出力モジュールから出力された信号が継続可能であることで、表示パネルの表示効果を向上させかつ表示パネルの耐用年数を延長する。
【0008】
言うまでもないが、上記第二態様の発明の効果は上記第一態様における関連説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第一種の構造概略図である。
【
図2】本開示実施例による第一クロック信号、第二クロック信号及び生成信号の時系列概略図である。
【
図3】本開示実施例による第一クロック信号と、第二クロック信号と、第三制御信号と、生成信号と、第一クロック信号及び生成信号を含む出力信号との時系列概略図である。
【
図4】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第二種の構造概略図である。
【
図5】本開示実施例による第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号、第二制御信号、第三制御信号、第一生成信号、第二生成信号、第一出力信号及び第二出力信号の時系列概略図である。
【
図6】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第三種の構造概略図である。
【
図7】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第四種の構造概略図である。
【
図8】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第五種の構造概略図である。
【
図9】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第六種の構造概略図である。
【
図10】本開示実施例による表示パネルの駆動回路の第七種の構造概略図である。
【
図11】本開示実施例による表示装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示実施例は、表示パネルに適用可能な表示パネルの駆動回路を提供し、上記駆動回路で表示パネルのリフレッシュレートをリアルタイムに変更することにより、表示パネルが表示効果を保証するとともに高リフレッシュレートと低リフレッシュレートとの間に切り替えることができ、これにより高リフレッシュレート表示パネルの消費電力を低減しかつ表示パネルの耐用年数を延長する。
【0011】
応用において、表示パネルはTFT-LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)技術による液晶表示パネル、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)技術による液晶表示パネル、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)技術による有機電気機械レーザ表示パネル、QLED(Quantum Dot Light Emitting Diodes、量子ドット発光ダイオード)技術による量子ドット発光ダイオード表示パネル又は曲面表示パネル等であってもよい。
【0012】
図1に示すように、本開示第一実施例による表示パネルの駆動回路1は、生成モジュール10、スイッチ制御モジュール20及び出力モジュール30を含む。
【0013】
出力モジュール30は生成モジュール10とスイッチ制御モジュール20にそれぞれ電気接続される。
【0014】
生成モジュール10は、第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号及び第二制御信号を受信し、第一制御信号及び第二制御信号に基づいて、第一クロック信号及び第二クロック信号を処理して生成信号を取得し、生成信号を出力モジュール30に出力する。第一クロック信号と第二クロック信号との間に所定の位相差がある。
【0015】
スイッチ制御モジュール20は、受信した第一レベル信号、第二レベル信号及び第三制御信号に基づいて、スイッチ制御信号を出力モジュール30に出力する。
【0016】
出力モジュール30は、第三制御信号がローレベルである場合、スイッチ制御信号に基づいて生成信号をゲートドライバ2に出力する。出力モジュール30は、さらに、第三制御信号がハイレベルである場合、スイッチ制御信号に基づいて第一クロック信号又は第二クロック信号をゲートドライバ2に出力する。
【0017】
応用において、駆動回路は複数のトランジスタ、比較器、論理ゲート、抵抗、コンデンサ又はインダクタンスなどの電子部品を含んでもよい。第一クロック信号、第二クロック信号、第一レベル信号、第二レベル信号、第一制御信号、第二制御信号及び第三制御信号は、タイミングコントローラ(Timer Control Register、TCON)又はシステム・オン・チップ(System on Chip、SOC)により駆動回路に入力されてもよい。第二クロック信号はTCON又はSOCにより第一クロック信号を位相シフトして得られてもよく、位相シフトされた第二クロック信号と第一クロック信号の所定位相差の範囲は0度~180度であってもよい。
【0018】
以下、応用において、生成モジュールの一駆動方式を詳しく説明する。第一クロック信号の周期と第二クロック信号の周期は同じ所定周期を有してもよく、第一クロック信号と第二クロック信号の所定位相差は具体的に90度であってもよい。従って、第一クロック信号がハイレベルである場合、第二クロック信号はローレベルであり、同様に、第二クロック信号がハイレベルである場合、第一クロック信号はローレベルである。
【0019】
生成モジュールの入力は第一クロック信号及び第二クロック信号であり、第一制御信号及び第二制御信号により、生成信号が第一期間に第一クロック信号を含みかつ第二期間に第二クロック信号を含むようにすることができる。第一期間と第二期間の長さは同じでありかつ所定周期の半分に等しく、かつ第一期間と第二期間は交互に循環する。第一期間の時系列始点と第二期間の時系列終点は第一クロック信号のいずれかの周期の四分の一に位置してもよく、この場合、第一期間の時系列終点と第二期間の時系列始点は第一クロック信号のいずれかの周期の四分の三に位置する。或いは、第一期間の時系列始点と第二期間の時系列終点は第一クロック信号のいずれかの周期の四分の三に位置してもよく、この場合、第一期間の時系列終点と第二期間の時系列起点は第一クロック信号のいずれかの周期の四分の一に位置する。ここで、第一クロック信号の周期における前の二分の一のレベルが変化しない場合、周期における後の二分の一のレベルも変化せず、上記第一クロック信号の周期における前の二分の一は、ハイレベルであってもよく、ローレベルであってもよい。
【0020】
図2は、生成モジュールの第一期間t01における出力が第一クロック信号でありかつ第二期間t12における出力が第二クロック信号である場合、第一クロック信号、第二クロック信号及び生成信号の時系列図を例示する。ここで、第一期間t01の時系列始点がt0時刻であり、第一期間t01の時系列終点と第二期間の時系列始点がt1時刻であり、第二期間t12の時系列終点がt2時刻であり、いずれかのサイクルにおける第二期間の時系列終点が次のサイクルにおける第一期間の時系列起点であるため、いずれかのサイクルにおけるt2時刻も次のサイクルにおけるt0時刻である。以下、
図2に関連して時系列と生成信号との対応関係を説明する。
【0021】
第一期間t01の時系列始点t0時刻で、生成モジュールは第一クロック信号の出力を開始し、すなわち生成信号はハイレベルの第一クロック信号を含む。一つ目の周期の四分の一が経った後、生成信号はハイレベルの第一クロック信号からローレベルの第一クロック信号に変換される。さらに所定周期の四分の一が経った後、第一期間t01の時系列終点と第二期間t12の時系列始点t1の時刻に至り、生成モジュールは第二クロック信号の出力を開始して第一クロック信号の出力を停止し、すなわち生成信号はハイレベルの第二クロック信号を含み、これにより、生成信号はローレベルの第一クロック信号からハイレベルの第二クロック信号に変換される。さらに所定周期の四分の一が経った後、生成信号はハイレベルの第二クロック信号からローレベルの第二クロック信号に変換される。さらに所定周期の四分の一が経った後、第二期間t12の時系列終点t2時刻に至り、一つのサイクルが完了すると同時に、次のサイクルの第一期間t01の時系列始点t0時刻に至って次のサイクルが開始する。上記した次のサイクルにおける時系列変化と生成信号の変化関係は、上記した一つのサイクルと一致し、これにより、生成信号は第一期間t01と第二期間t12とで連続的に循環し、出力モジュールが安定した生成信号を出力するようにし、生成信号の周期は所定周期の半分に等しい。
【0022】
応用において、出力モジュールと表示パネルとの間にゲートドライバが接続されてもよく、出力モジュールの出力信号が駆動ゲートドライバに出力され、ゲートドライバが行駆動信号を出力して表示パネルの画素ゲートを行ごとに走査するように制御し、これにより表示パネルの画素充電周期を制御し、さらに表示パネルのリフレッシュレートを制御する。したがって、出力モジュールが信号を出力する周期を変更することにより、表示パネルのリフレッシュレートを変更することができる。出力モジュールは二つの出力信号種類を有してもよく、一つ目の出力信号種類は第一クロック信号又は第二クロック信号であってもよく、二つ目の出力信号種類は生成信号であってもよい。
【0023】
応用において、出力モジュールの出力信号が第一クロック信号又は第二クロック信号である場合、第一クロック信号及び第二クロック信号の周期は所定周期であり、表示パネルが第一リフレッシュレートで動作するように制御する。出力モジュールの出力信号が生成信号である場合、生成信号の周期は所定周期の半分であり、表示パネルが第二リフレッシュレートで動作するように制御する。言うまでもないが、出力モジュールの出力信号の周期が半減するとき、表示パネルのリフレッシュレートが倍増するため、出力モジュールにより出力された信号を切り替えることで、表示パネルのリフレッシュレートをリアルタイムに変更し、高リフレッシュレート表示パネルの消費電力を低減することができる。
【0024】
応用において、スイッチ制御モジュールは、表示パネルのリフレッシュレートの変更を制御するように、出力モジュールの出力信号種類を切り替えることができる。具体的には、第三制御信号が第一所定レベルである場合、スイッチ制御モジュールがスイッチ制御信号を出力モジュールに出力することで、出力信号種類を生成信号に切り替えることができる。スイッチ制御モジュールは、第三制御信号が第二所定レベルである場合、スイッチ制御信号を出力モジュールに出力し、出力信号種類を第一クロック信号又は第二クロック信号に切り替えることができる。これにより、出力モジュールによる第一クロック信号又は第二クロック信号の出力と生成信号の出力との間のシームレス切り替えを実現し、これにより、出力信号は、第一クロック信号及び生成信号を含んでもよく、又は、第二クロック信号及び生成信号を含んでもよい。ここで、第一所定レベルはローレベルであってもハイレベルであってもよく、第一所定レベルがローレベルである場合、第二所定レベルがハイレベルであり、同様に、第一所定レベルがハイレベルである場合、第二所定レベルがローレベルである。
【0025】
応用において、出力モジュールの出力信号が継続可能であるため、従来の表示パネルがリフレッシュレートを変更するときに、周期が異なる二種類のゲート駆動信号を出力する期間の間隔による黒い画面、点滅などの現象を回避することができる。黒い画面、点滅などの過程では表示パネルの画素を再駆動する必要があるため、リフレッシュレートを切り替える度に表示パネルの耐用年数に影響を与える。したがって、本開示による駆動回路は、高リフレッシュレート表示パネルの電力消費を低減するとともに、表示効果を向上させかつ表示パネルの耐用年数を延長することができる。
【0026】
図3は、第一所定レベルがローレベルである場合、第一クロック信号と、第二クロック信号と、第三制御信号と、生成信号と、第一クロック信号及び生成信号を含む出力信号との時系列図を例示する。
【0027】
一実施例において、スイッチ制御モジュールにより表示パネルの表示状態を取得して、表示パネルの表示状態に応じて第三制御信号のレベルを調整する。
【0028】
応用において、スイッチ制御モジュールは、表示パネルの表示画面のリフレッシュレートが所定閾値より低い場合、第三制御信号をハイレベルに切り替えるように制御することができる。スイッチ制御モジュールは、表示パネルの表示画面のリフレッシュレートが所定閾値より高い場合、第三制御信号をローレベルに切り替えるように制御することができる。ここで、上記所定閾値は第二リフレッシュレートであってもよく、具体的には60ヘルツ、120ヘルツ、144ヘルツ又は240ヘルツなどであってもよく、これによりリフレッシュレートの自己適応調整を実現することができ、表示パネルのリフレッシュレートを変更する柔軟性及び制御性を向上させ、高リフレッシュレート表示パネルの消費電力を最大限に低減することができる。
【0029】
図4に示すように、本開示第二実施例による表示パネルの駆動回路1は、
図1に対応する第一実施例に基づいて、生成モジュール10が第一生成ユニット110及び第二生成ユニット120を含む、
【0030】
第一生成ユニット110及び第二生成ユニット120はそれぞれ出力モジュール30に電気接続される。
【0031】
第一生成ユニット110は、第一期間内に第一クロック信号を処理して第一生成信号を取得し、第一生成信号を出力モジュール30に出力する。第一生成ユニット110は、さらに、第二期間内に第二クロック信号を処理して第一生成信号を取得し、第一生成信号を出力モジュール30に出力する。
【0032】
第二生成ユニット120は、第一期間内に第二クロック信号を処理して第二生成信号を取得し、第二生成信号を出力モジュール30に出力する。第二生成ユニット120は、さらに、第二期間内に第一クロック信号を処理して第二生成信号を取得し、第二生成信号を出力モジュール30に出力する。
【0033】
ここで、第一期間において第一制御信号がハイレベルでありかつ第二制御信号がローレベルであり、第二期間において第一制御信号がローレベルでありかつ第二制御信号がハイレベルである。
【0034】
応用において、生成モジュールは複数の生成ユニットを含んでもよく、任意の二つの生成ユニットから出力された生成信号の間に位相差がある。具体的には、生成モジュールは第一生成ユニットと第二生成ユニットを含み、第一生成ユニットの入力は第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号及び第二制御信号であり、第一制御信号及び第二制御信号により第一生成ユニットの出力が制御され、第一生成ユニットが第一生成信号を出力するようにされることができ、上記第一生成信号は第一期間において第一クロック信号でありかつ第二期間において第二クロック信号である。第二生成ユニットの入力も第一クロック信号及び第二クロック信号、第一制御信号及び第二制御信号であり、第一制御信号及び第二制御信号により第二生成ユニットの出力が制御され、第二生成ユニットが第二生成信号を生成するようにされることができ、上記第二生成信号は第一期間において第二クロック信号でありかつ第二期間において第一クロック信号である。
【0035】
応用において、第一制御信号はTCON又はSOCにより第一クロック信号又は第二クロック信号を位相シフトすることができ、同様に、第二制御信号はTCON又はSOCにより第一クロック信号又は第二クロック信号を位相シフトすることができる。第一制御信号と第一クロック信号との位相差は45度又は135度であってもよく、第二制御信号と第一制御信号との位相差は90度であってもよく、第一制御信号がハイレベルである場合、第二制御信号がローレベルである。
【0036】
図5は、第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号、第二制御信号、第三制御信号、第一生成信号及び第二生成信号の時系列図を例示し、以下、
図5に関連して第一制御信号及び第二制御信号の作用を詳しく説明する。
【0037】
第一期間t01の時系列始点t0時刻(第二期間t12の時系列終点t2時刻)で、第一制御信号がハイレベルに切り替えられかつ第二制御信号がローレベルに切り替えられ、第一生成ユニットが第一クロック信号を出力するように制御され、また第二生成ユニットが第二クロック信号を出力するように制御される。第一期間t01の時系列終点と第二期間t12の時系列始点t1の時刻で、第一制御信号がローレベルに切り替えられかつ第二制御信号がハイレベルに切り替えられ、第一生成ユニットが第二クロック信号を出力するように制御され、また第二生成ユニットが第一クロック信号を出力するように制御される。このように継続的に循環することにより、第一生成信号が第一クロック信号及び第二クロック信号を含み、また第二生成信号が第一クロック信号及び第二クロック信号を含み、第一生成信号及び第二生成信号の周期がいずれも所定周期の半分に等しく、かつ位相差が90度である。
【0038】
応用において、第一制御信号及び第二制御信号の協同により第一生成ユニット及び第二生成ユニットを簡単かつ効果的に制御することができ、これにより第一生成信号及び第二生成信号の安定性及び信頼性を向上させる。
【0039】
図6に示すように、本開示第三実施例による駆動回路1は、
図4に対応する第二実施例に基づいて、第一生成ユニット110が第一電子スイッチ111及び第二電子スイッチ112を含む。
【0040】
第一電子スイッチ111のドレインは第二電子スイッチ112のドレインに接続され、第一電子スイッチ111のソースは第一クロック信号を受信し、第一電子スイッチ111のゲートは第一制御信号を受信し、第一電子スイッチ111のドレインは第一期間内に第一クロック信号を出力モジュール30に出力する。
【0041】
第二電子スイッチ112のソースは第二クロック信号を受信し、第二電子スイッチ112のゲートは第二制御信号を受信し、第二電子スイッチ112のドレインは第二期間内に第二クロック信号を出力モジュール30に出力する。
【0042】
ここで、第一生成信号は第一クロック信号及び第二クロック信号を含む。
【0043】
応用において、第一電子スイッチ及び第二電子スイッチは、電子スイッチ機能を有する任意の素子又は回路であってもよく、例えば、トランジスタ又は金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor、MOSFET)であってもよく、具体的には薄膜電界効果トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)であってもよい。
【0044】
応用において、第一期間t01の時系列起点t0時刻で、第一制御信号がハイレベルに切り替えられかつ第二制御信号がローレベルに切り替えられ、第一電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第一電子スイッチがオンにされ、第一電子スイッチのドレインが第一クロック信号の出力を開始する。第二電子スイッチのゲートがローレベルであり、第二電子スイッチがオフにされ、第二電子スイッチが第二クロック信号の出力を停止する。これにより、第一生成ユニットが第一期間に第一クロック信号を出力することを実現する。
【0045】
応用において、第一期間t01の時系列終点と第二期間t12の時系列始点t1の時刻で、第一制御信号がローレベルに切り替えられかつ第二制御信号がハイレベルに切り替えられ、第一電子スイッチのゲートがローレベルであり、第一電子スイッチがオフにされ、第一電子スイッチが第一クロック信号の出力を停止する。第二電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第二電子スイッチがオンにされ、第二電子スイッチのドレインが第二クロック信号の出力を開始する。これにより、第一生成ユニットが第二期間に第二クロック信号を出力することを実現し、さらに、第一生成ユニットが第一生成信号を出力することを実現する。
【0046】
応用において、第一電子スイッチ及び第二電子スイッチで構成された第一生成ユニットは、構造が簡単で、制御しやすく、出力が安定でかつ低コストである利点を有し、駆動回路の安定性を向上させかつ表示パネルの製造コストを低減することができる。
【0047】
図6に示すように、本開示第四実施例による駆動回路1は、
図4に対応する第二実施例に基づいて、第二生成ユニット120が第三電子スイッチ121及び第四電子スイッチ122を含む。
【0048】
第三電子スイッチ121のドレインは第四電子スイッチ122のドレインに接続され、第三電子スイッチ121のソースは第二クロック信号を受信し、第三電子スイッチ121のゲートは第一制御信号を受信し、第三電子スイッチ121のドレインは前記第一期間内に第二クロック信号を出力モジュールに出力する。
【0049】
第四電子スイッチ122のソースは第一クロック信号を受信し、第四電子スイッチ122のゲートは第二制御信号を受信し、第四電子スイッチ122のドレインは前記第二期間内に第一クロック信号を出力モジュールに出力する。
【0050】
ここで、第二生成信号は第一クロック信号及び第二クロック信号を含む。
【0051】
応用において、第三電子スイッチ及び第四電子スイッチの選定型は、上記第一電子スイッチ及び第二電子スイッチの選定型と一致し、ここで説明を省略する。
【0052】
応用において、第一期間t01の時系列起点t0時刻で、第一制御信号がハイレベルに切り替えられかつ第二制御信号がローレベルに切り替えられ、第三電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第三電子スイッチがオンにされ、第三電子スイッチのドレインが第二クロック信号の出力を開始する。第四電子スイッチのゲートがローレベルであり、第四電子スイッチがオフにされ、第四電子スイッチが第一クロック信号の出力を停止する。これにより、第二生成ユニットが第一期間に第二クロック信号を出力することを実現する。
【0053】
応用において、第一期間t01の時系列終点と第二期間t12の時系列始点t1の時刻で、第一制御信号がローレベルに切り替えられかつ第二制御信号がハイレベルに切り替えられ、第三電子スイッチのゲートがローレベルであり、第三電子スイッチがオフにされ、第三電子スイッチが第二クロック信号の出力を停止する。第四電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第四電子スイッチがオンにされ、第四電子スイッチのドレインが第一クロック信号の出力を開始する。これにより第二生成ユニットが第二期間に第一クロック信号を出力することを実現し、さらに、第二生成ユニットが第二生成信号を出力することを実現する。
【0054】
応用において、第三電子スイッチ及び第四電子スイッチで構成された第二生成ユニットは、構造が簡単で、制御しやすく、出力が安定でかつ低コストである利点を有し、駆動回路の安定性を向上させかつ表示パネルの製造コストを低減することができる。
【0055】
図7に示すように、本開示第五実施例による駆動回路1は、
図6に対応する第三実施例及び第四実施例に基づいて、出力モジュール30が第一出力ユニット310及び第二出力ユニット320を含む。
【0056】
第一出力ユニット310は、第一生成ユニット110とスイッチ制御モジュール20にそれぞれ電気接続され、第二出力ユニット320は第二生成ユニット120とスイッチ制御モジュール20にそれぞれ電気接続される。
【0057】
第一出力ユニット310は、第三制御信号がローレベルである場合、第一生成信号を受信し、第一生成信号をゲートドライバ2に出力し、さらに、第三制御信号がハイレベルである場合、第一クロック信号を受信し、第一クロック信号をゲートドライバ2に出力する。
【0058】
第二出力ユニット320は、第三制御信号がローレベルである場合、第二生成信号を受信し、第二生成信号をゲートドライバ2に出力し、さらに、第三制御信号がハイレベルである場合、第二クロック信号を受信し、第二クロック信号をゲートドライバ2に出力する。
【0059】
応用において、出力モジュールは複数の出力ユニットを含んでもよく、出力ユニットの数は生成ユニットの数に応じて決定することができる。具体的には、出力ユニットの数は生成ユニットの数と一致しかつ複数の出力ユニットと複数の生成ユニットが一対一に対応してもよく、各出力ユニットは対応する生成ユニットから出力された生成信号を受信し、かつ第一クロック信号又は第二クロック信号を受信する。各出力ユニットの出力信号は、第一クロック信号及び対応する生成ユニットから出力された生成信号を含んでもよく、或いは、第二クロック信号及び対応する生成ユニットから出力された生成信号を含んでも良い。
【0060】
応用において、生成モジュールは第一生成ユニット及び第二生成ユニットを含む場合、出力モジュールは第一出力ユニット及び第二出力ユニットを含んでもよく、第一出力ユニットの入力は第一生成信号、第一クロック信号及びスイッチ制御信号であり、スイッチ制御信号により第一出力ユニットの出力を制御することにより、第一出力ユニットが第一出力信号を出力するようにすることができる。上記第一出力信号は第一クロック信号及び第一生成信号という二つの出力信号種類を含み、第三制御信号に応じて第一出力信号の出力信号種類を切り替える。具体的には、第三制御信号がローレベルである場合、第一出力ユニットは第一生成信号を受信しかつ第一クロック信号の受信を停止するため、第一出力信号は第一生成信号を含み、上記第一出力信号をゲートドライバに出力する。第三制御信号がハイレベルである場合、第一出力ユニットは第一クロック信号を受信しかつ第一生成信号の受信を停止するため、第一出力信号は第一クロック信号を含み、上記第一出力信号がゲートドライバに出力される。
【0061】
応用において、第二出力ユニットの入力は第二生成信号、第二クロック信号及びスイッチ制御信号であり、スイッチ制御信号により第二出力ユニットの出力を制御することにより、第二出力ユニットが第二出力信号を出力するようにすることができる。上記第二出力信号は第二生成信号及び第二クロック信号という二つの出力信号種類を含み、第三制御信号に応じて第二出力信号の出力信号種類を切り替える。具体的には、第二出力ユニットは、第三制御信号がローレベルである場合、第二生成信号を受信しかつ第二クロック信号の受信を停止するため、第二出力信号が第二生成信号を含み、上記第二出力信号を表示パネル又はゲートドライバに出力する。第二出力ユニットは、第三制御信号がハイレベルである場合、第二クロック信号を受信しかつ第二生成信号の受信を停止するため、第二出力信号が第二クロック信号を含み、上記第二出力信号を表示パネル又はゲートドライバに出力する。なお、第一出力信号は第二クロック信号及び第一生成信号を含んでもよく、同様に、第二出力信号は第一クロック信号及び第二生成信号を含んでもよい。出力信号に含まれる出力信号種類は実際の必要に応じて自由に組み合わせることができる。
【0062】
図5は、第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号、第二制御信号、第三制御信号、第一生成信号、第二生成信号、第一出力信号、及び第二出力信号の時系列図を例示する。
【0063】
応用において、第三制御信号がローレベルである場合、第一出力信号に含まれる第一生成信号と第二出力信号に含まれる第二生成信号との位相差は90度であり、第三制御信号がハイレベルである場合、第一出力信号に含まれる第一クロック信号と第二出力信号に含まれる第二生成信号との位相差も90度である。クロック信号を生成するためのクロック発生器の数が変化しない場合、出力モジュールに含まれる複数の出力ユニットは、ゲートドライバに二つ以上の位相の異なる出力信号を提供することができ、出力信号の数が増えた後、単一出力信号の入力が必要とするゲート駆動回路の数が減少されることで、各出力信号の負荷を低減することができ、また表示パネルのクロック発生器の数を減少し、表示パネルの表示安定性を向上させかつ表示パネルの製造コストを低減することを実現することができる。
【0064】
図8に示すように、本開示第六実施例による駆動回路1は、
図7に対応する第五実施例に基づいて、第一出力ユニット310は第五電子スイッチ311及び第六電子スイッチ312を含む。
【0065】
第五電子スイッチ311のドレインは第六電子スイッチ312のドレインに接続され、第五電子スイッチ311のソースは第一クロック信号を受信し、第五電子スイッチ311のゲートはスイッチ制御信号を受信し、第五電子スイッチ311のドレインは、第三制御信号がハイレベルである場合、第一クロック信号をゲートドライバ2に出力する。
【0066】
第六電子スイッチ312のソースは第一生成信号を受信し、第六電子スイッチ312のゲートはスイッチ制御信号を受信し、第六電子スイッチ312のドレインは、第三制御信号がローレベルである場合、第一生成信号をゲートドライバ2に出力する。
【0067】
応用において、第五電子スイッチ及び第六電子スイッチの選定型は上記第一電子スイッチ及び第二電子スイッチの選定型と一致し、ここで説明を省略する。
【0068】
応用において、第三制御信号がローレベルである場合、スイッチ制御信号が第六電子スイッチに入力されかつ第五電子スイッチに対する入力が停止され、スイッチ制御信号がハイレベルであると、第六電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第六電子スイッチがオンにされかつ第五電子スイッチがオフにされ、第六電子スイッチのドレインが第一生成信号を出力し、これにより第一出力ユニットが第一生成信号を出力することを実現する。
【0069】
応用において、第三制御信号がハイレベルである場合、スイッチ制御信号が第五電子スイッチに入力されかつ第六電子スイッチに対する入力が停止され、スイッチ制御信号がハイレベルである場合、第五電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第五電子スイッチがオンにされかつ第六電子スイッチがオフにされ、第五電子スイッチのドレインが第一クロック信号を出力し、これにより第一出力ユニットが第一クロック信号を出力することを実現し、さらに、第一出力ユニットが第一出力信号を出力することを実現する。
【0070】
応用において、第五電子スイッチ及び第六電子スイッチで構成された第一出力ユニットは、構造が簡単で、制御しやすく、出力が安定でかつ低コストである利点を有し、同じ利点を有する第一生成ユニットと協同することで、駆動回路の安定性を大幅に向上させかつ表示パネルの製造コストを低減することができる。
【0071】
図8に示すように、本開示第七実施例による駆動回路1は、
図7に対応する第五実施例に基づいて、第二出力ユニット320が第七電子スイッチ321及び第八電子スイッチ322を含む。
【0072】
第七電子スイッチ321のドレインは第八電子スイッチ322のドレインに接続され、第七電子スイッチ321のソースは第二クロック信号を受信し、第七電子スイッチ321のゲートはスイッチ制御信号を受信し、第七電子スイッチ321のドレインは、第三制御信号がハイレベルである場合、第二クロック信号をゲートドライバ2に出力する。
【0073】
第八電子スイッチ322のソースは第二生成信号を受信し、第八電子スイッチ322のゲートはスイッチ制御信号を受信し、第八電子スイッチ322のドレインは第三制御信号がローレベルである場合、第二生成信号をゲートドライバ2に出力する。
【0074】
応用において、第七電子スイッチ及び第八電子スイッチの選定型は上記第一電子スイッチ及び第二電子スイッチの選定型と一致し、ここで説明を省略する。
【0075】
応用において、第三制御信号がローレベルである場合、スイッチ制御信号が第八電子スイッチに入力されかつ第七電子スイッチに対する入力が停止され、スイッチ制御信号がハイレベルである場合、第八電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第八電子スイッチがオンにされかつ第七電子スイッチがオフにされ、第八電子スイッチのドレインが第二生成信号を出力し、これにより第二出力ユニットが第二生成信号を出力することを実現する。
【0076】
応用において、第三制御信号がハイレベルである場合、スイッチ制御信号が第七電子スイッチに入力されかつ第八電子スイッチに対する入力が停止され、スイッチ制御信号がハイレベルである場合、第七電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第七電子スイッチがオンにされかつ第八電子スイッチがオフにされ、第七電子スイッチのドレインが第二クロック信号を出力し、これにより第二出力ユニットが第二クロック信号を出力することを実現し、さらに第二出力ユニットが第二出力信号を出力することを実現する。
【0077】
応用において、第七電子スイッチ及び第八電子スイッチで構成された第二出力ユニットは、構造が簡単で、制御しやすく、出力が安定でかつ低コストである利点を有し、同じ利点を有する第二生成ユニットと協同することで、駆動回路の安定性を大幅に向上させかつ表示パネルの製造コストを低減することができる。
【0078】
図9に示すように、本開示第八実施例による駆動回路1は、
図7に対応する第六実施例及び第七実施例に基づいて、スイッチ制御モジュール20が第一スイッチユニット210及び第二スイッチユニット220を含む。
【0079】
第一スイッチユニット210は第二スイッチユニット220、第一出力ユニット310及び第二出力ユニット320にそれぞれ電気接続され、第二スイッチユニット220は第一出力ユニット310及び第二出力ユニット320にそれぞれ電気接続される。
【0080】
第一スイッチユニット210は、第一レベル信号を受信し、第三制御信号がローレベルである場合、第一スイッチ制御信号を第一出力ユニット310及び第二出力ユニット320に出力し、第一スイッチ制御信号がハイレベルである。
【0081】
第二スイッチユニット220は、第二レベル信号及び第三制御信号を受信し、第三制御信号がハイレベルである場合、第二スイッチ制御信号を第一出力ユニット310及び第二出力ユニット320に出力し、第二スイッチ制御信号がハイレベルである。
【0082】
応用において、第一レベル信号はハイレベル信号であってもよく、第二レベルはローレベル信号であってもよく、第三制御信号はハイレベル・ローレベル調整可能なパルス信号であってもよい。スイッチ制御モジュールは二つのスイッチユニット、具体的に第一スイッチユニット及び第二スイッチユニットを含んでもよく、第一スイッチユニットは、第一スイッチ制御信号を全ての出力ユニットに出力することにより、全ての出力ユニットが対応する生成ユニットから出力された生成信号を出力するように制御する。第二スイッチユニットは、第二スイッチ制御信号を前記出力ユニットに出力することにより、全ての出力ユニットが第一クロック信号又は第二クロック信号を出力するように制御する。
【0083】
応用において、第一スイッチユニットは、入力が第一レベル信号であり、第三制御信号がローレベルである場合、第一スイッチ制御信号を第一出力ユニット及び第二出力ユニットに出力し、かつ第二スイッチユニットは第二スイッチ制御信号の出力を停止し、第一スイッチ制御信号がハイレベルの第一レベル信号である。これにより、第一出力ユニットが第一生成信号を出力するように制御し、また第二出力ユニットが第二生成信号を出力するように制御し、さらに、表示パネルが第二リフレッシュレートで動作するように制御する。
【0084】
応用において、第二スイッチユニットは、入力が第二レベル信号及び第三制御信号であり、第三制御信号がハイレベルである場合、第二スイッチ制御信号を第一出力ユニット及び第二出力ユニットに出力し、かつ第一スイッチユニットは第一スイッチ制御信号の出力を停止し、第二スイッチ制御信号がハイレベルの第三制御信号である。これにより、第一出力ユニットが第一クロック信号を出力するように制御し、また第二出力ユニットが第二クロック信号を出力するように制御し、さらに、表示パネルが第一リフレッシュレートで動作するように制御する。
【0085】
応用において、第三制御信号のレベルを切り替えることにより出力モジュールの出力信号種類を切り替えることを実現することができ、このように設定することは一つの独立した信号により表示パネルのリフレッシュレートを変更することができ、これによりリフレッシュレートの変更要求に対する応答速度を向上させ、より良好な視覚効果及び体験をユーザに提供する。
【0086】
図10に示すように、本開示第九実施例による駆動回路1は、
図9に対応する第八実施例に基づいて、第一スイッチユニットが第九電子スイッチ211を含み、第二スイッチユニットが第十電子スイッチ221を含む。
【0087】
第九電子スイッチ211のソース及びゲートは第一レベル信号を受信し、第九電子スイッチ211のドレインは、第三制御信号がローレベルである場合、第一スイッチ制御信号を第一出力ユニット310の第六電子スイッチ及び第二出力ユニット320の第八電子スイッチに出力する。
【0088】
第十電子スイッチ221のソースは第二レベル信号を受信し、第十電子スイッチ221のゲートは第三制御信号を受信し、第十電子スイッチ221のドレインは、第三制御信号がハイレベルである場合、第二スイッチ制御信号を第一出力ユニット310の第五電子スイッチ及び第二出力ユニット320の第七電子スイッチに出力する。
【0089】
応用において、第九電子スイッチ及び第十電子スイッチの選定型は上記第一電子スイッチ及び第二電子スイッチの選定型と一致し、ここで説明を省略する。
【0090】
応用において、第三制御信号がローレベルである場合、第十電子スイッチのゲートがローレベルであり、第十電子スイッチがオフにされる。第九電子スイッチのソース及びゲートが第一レベル信号を受信し、第九電子スイッチがオンにされる場合、第九電子スイッチのドレインが第一スイッチ制御信号を第一出力ユニットの第六電子スイッチ及び第二出力ユニットの第八電子スイッチに出力することにより、上記第六電子スイッチと上記第八電子スイッチがオンにされる。これにより、第一出力ユニットが第一生成信号を出力するように制御し、また第二出力ユニットが第二生成信号を出力するように制御する。
【0091】
応用において、第三制御信号がハイレベルである場合、第十電子スイッチのゲートがハイレベルであり、第十電子スイッチがオンにされる。第九電子スイッチのソース及びゲートが第一レベル信号を受信し、第九電子スイッチがオンにされる場合、第九電子スイッチのドレインがハイレベルであり、第十電子スイッチのソースがローレベルであり、第九電子スイッチのドレインと第十電子スイッチのドレインにおける電圧がローレベルとして中和され、第一出力ユニットの第六電子スイッチ及び第二出力ユニットの第八電子スイッチがオフにされる。第三制御信号を第一出力ユニットの第五電子スイッチ及び第二出力ユニットの第七電子スイッチに出力することにより、上記第五電子スイッチ及び上記第七電子スイッチがオンにされる。これにより、第一出力ユニットが第一クロック信号を出力するように制御し、また第二出力ユニットが第二クロック信号を出力するように制御する。
【0092】
応用において、第九電子スイッチ及び第十電子スイッチは第三制御信号のレベルに応じて同期応答することができ、表示パネルのリフレッシュレートをリアルタイムに変更し、リフレッシュレートの変更要求に対する応答速度を大幅に向上させることができる。
【0093】
本開示実施例による表示パネルの駆動回路は、生成モジュール、出力モジュール及びスイッチ制御モジュールを含む。出力モジュールは生成モジュールとスイッチ制御モジュールにそれぞれ電気接続される。生成モジュールは受信した第一クロック信号、第二クロック信号、第一制御信号及び第二制御信号に基づいて生成信号を出力モジュールに出力する。生成信号は第一クロック信号及び第二クロック信号を含む。スイッチ制御モジュールは、受信した第一レベル信号、第二レベル信号及び第三制御信号に基づいてスイッチ制御信号を出力モジュールに出力する。出力モジュールは、第三制御信号がローレベルである場合、スイッチ制御信号に基づいて生成信号を表示パネルに出力する。出力モジュールは、さらに、第三制御信号がハイレベルである場合、スイッチ制御信号に基づいて第一クロック信号及び第二クロック信号を表示パネルに出力する。これにより、表示パネルのリフレッシュレートをリアルタイムに変更し、高リフレッシュレート表示パネルの消費電力を低下させることができるとともに、出力モジュールから出力された信号が継続可能であることで、表示パネルの表示効果を向上させかつ表示パネルの耐用年数を延長する。
【0094】
図11に示すように、本開示第十実施例は、表示パネル31、制御ユニット32、ソースドライバ33及びゲートドライバ34を含む表示装置3をさらに提供する。
【0095】
表示パネル31はソースドライバ33とゲートドライバ34にそれぞれ接続され、制御ユニット32はソースドライバ33とゲートドライバ34にそれぞれ接続される。
【0096】
制御ユニット32は本開示第一実施例~第九実施例のいずれか一つの実施例による駆動回路を含む。
【0097】
制御ユニット32の駆動回路35はゲートドライバ34に接続される。
【0098】
応用において、表示装置の機能は上記第一実施例~第九実施例による駆動回路の機能を含み、ここで説明を省略する。
【0099】
応用において、当該表示装置は、表示パネルと、制御ユニットと、ソースドライバと、ゲートドライバと、制御電源の駆動回路とを含んでもよいが、これらに限定されない。当業者であれば理解できるように、
図11は単に表示装置の例示であり、表示装置に対する限定ではなく、図示より多く又は少ない素子が含まれでもよく、いくつかの素子が組み合わされてもよく、又は、異なる素子がふくまれてもよい。例えば入出力装置、ネットワークアクセス装置などがさらに含まれてもよい。
【0100】
上記実施例は、本開示の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、それに対する限定ではない。上記実施例を参照して本開示を詳しく説明したが、上記各実施例に記載された技術的解決手段に対して修正するか、又は一部の技術的特徴を同等に置換することができる。これらの修正又は置換は、対応する技術的解決手段の本質を本開示各実施例の技術的解決手段の精神及び範囲から逸脱するものではなく、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。