(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】コネクタキャップ
(51)【国際特許分類】
A61M 39/20 20060101AFI20241112BHJP
A61M 39/10 20060101ALI20241112BHJP
A61M 39/16 20060101ALI20241112BHJP
【FI】
A61M39/20
A61M39/10
A61M39/16
(21)【出願番号】P 2022109851
(22)【出願日】2022-07-07
(62)【分割の表示】P 2019556848の分割
【原出願日】2018-04-19
【審査請求日】2022-08-08
(32)【優先日】2017-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ケビン ライアン
【審査官】上石 大
(56)【参考文献】
【文献】実開昭48-077364(JP,U)
【文献】特開2004-001901(JP,A)
【文献】実開平03-009879(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2005/0077262(US,A1)
【文献】特表2014-513569(JP,A)
【文献】特開平08-317994(JP,A)
【文献】特表2016-511111(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0019889(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第103990226(CN,A)
【文献】実開平01-169384(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 39/20
A61M 39/10
A61M 39/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側ハウジングであって、
第1の頂壁、
本質的に円筒形の第1の側壁であって、前記第1の頂壁および前記第1の側壁は前記内側ハウジング内に内部空洞を形成し、前記第1の頂壁は前記内部空洞の閉鎖頂部を形成する、第1の側壁、
前記第1の側壁によって形成され、無針コネクタのハブを受け入れるための前記内側ハウジング内の前記内部空洞への開口を有する、開放底部、および
前記第1の側壁の内側側壁表面の少なくとも1つのキャップねじ山であって、前記無針コネクタの前記ハブの嵌合機能と連結するのに十分である、少なくとも1つのキャップねじ山、
を含む、内側ハウジングと、
外側ハウジングであって、
前記第1の頂壁より上に構成される第2の頂壁、および
前記第1の側壁を本質的に取り囲むように構成される本質的に円筒形の第2の側壁、
を含む、外側ハウジングと、
安全インターフェースであって、
前記第1の頂壁の外表面に構成される第1の部分、および
前記第2の頂壁の内表面に構成される第2の部分
を含む安全インターフェースと、
を含み、
前記外側ハウジングの前記第2の頂壁は、前記第2の頂壁を通って延び空気が前記外側ハウジングを通過することを可能にする少なくとも1つの開口を含み
、
前記安全インターフェースは、前記第1の頂壁および前記第2の頂壁が互いに向かって付勢されならびに前記第1の部分および前記第2の部分が係合したときに、前記外側ハウジングの回転運動を、同一回転方向の前記内側ハウジングの回転運動に変換し、および
前記外側ハウジングは、前記第1の頂壁および前記第2の頂壁が前記第1の部分および前記第2の部分が互いと係合しないように互いに向かって付勢されないときに、前記内側ハウジングに関して回転することが可能となっていることを特徴とするコネクタキャップ。
【請求項2】
前記安全インターフェースの前記第1の部分は、少なくとも1つの第1の突出部を含み、および前記安全インターフェースの前記第2の部分は、少なくとも1つの第2の突出部を含むことを特徴とする請求項
1に記載のコネクタキャップ。
【請求項3】
前記第1の突出部および前記第2の突出部のうちの少なくとも1つは、傾斜面および垂直面を含むことを特徴とする請求項
2に記載のコネクタキャップ。
【請求項4】
前記第1の突出部は、前記第1の頂壁の前記外表面に対して本質的に垂直な第1の垂直面および前記第1の頂壁の前記外表面に対して鋭角な第1の傾斜面を含み、および
前記第2の突出部は、前記第2の頂壁の前記内表面に対して本質的に垂直な第2の垂直面および前記第2の頂壁の前記内表面に対して鋭角な第2の傾斜面を含むことを特徴とする請求項
2に記載のコネクタキャップ。
【請求項5】
前記内側ハウジングは、内側ハウジング保持機能を含み、および
前記外側ハウジングは、外側ハウジング保持機能を含み、
前記内側ハウジング保持機能および前記外側ハウジング保持機能は、前記外側ハウジングを前記内側ハウジング上に固定するように係合しおよび前記安全インターフェースの前記第1の部分および前記安全インターフェースの前記第2の部分が係合されていないときに前記内側ハウジングに関する前記外側ハウジングの回転運動を可能にするように構成されていることを特徴とする請求項1から
4のいずれか一項に記載のコネクタキャップ。
【請求項6】
前記内側ハウジング保持機能は、前記内側ハウジングの前記第1の側壁の外表面に突出部を含み、および
前記外側ハウジング保持機能は、前記外側ハウジングの前記第2の側壁の内表面に凹部を含み、
前記第1の側壁の前記外表面の前記突出部および前記第2の側壁の前記内表面の前記凹部は、前記外側ハウジングを前記内側ハウジング上に固定するように係合するように構成されることを特徴とする請求項
5に記載のコネクタキャップ。
【請求項7】
前記内側ハウジング保持機能は、前記内側ハウジングの前記第1の頂壁の外表面に第1のラッチング突出部を含み、および
前記外側ハウジング保持機能は、前記外側ハウジングの前記第2の頂壁の内表面に第2のラッチング突出部を含み、
前記第1のラッチング突出部および前記第2のラッチング突出部は、前記外側ハウジングを前記内側ハウジング上にラッチするように構成されることを特徴とする請求項
5に記載のコネクタキャップ。
【請求項8】
前記内側ハウジングおよび前記外側ハウジングは、前記空気が前記少なくとも1つの開口を通過して前記外側ハウジングの内表面と前記内側ハウジングの外表面との間を通過することを可能にするように構成されることを特徴とする請求項1から
7のいずれか一項に記載のコネクタキャップ。
【請求項9】
前記外側ハウジングへの回転力の印加は、
前記外側ハウジングの前記回転運動を引き起こし、および
前記安全インターフェースの前記第2の部分を前記安全インターフェースの前記第1の部分と係合させて、前記外側ハウジングの前記回転運動を前記内側ハウジングの前記回転運動に変換して、前記内側ハウジングをねじ式に回転させて、前記キャップねじ山を前記無針コネクタの前記ハブの前記嵌合機能と連結させることを特徴とする請求項1から
8のいずれか一項に記載のコネクタキャップ。
【請求項10】
前記内側ハウジングの方向における前記外側ハウジングへの軸方向力の印加は、前記安全インターフェースの前記第2の部分が前記安全インターフェースのその第1の部分と係合することを促進することを特徴とする請求項
9に記載のコネクタキャップ。
【請求項11】
前記内側ハウジングの方向における前記外側ハウジングへの軸方向力の連続的な印加は、前記安全インターフェースの前記第2の部分を前記安全インターフェースのその第1の部分と締り嵌めの状態で係合させ、および
前記外側ハウジングへの回転力の印加は、
前記外側ハウジングの前記回転運動を引き起こし、および
前記安全インターフェースの前記第2の部分を前記安全インターフェースの前記第1の部分と係合させ続けて、前記外側ハウジングの前記回転運動を前記内側ハウジングの前記回転運動に変換して、前記内側ハウジングをねじ式に回転させて、前記キャップねじ山を前記無針コネクタの前記ハブの前記嵌合機能から取り外すことを特徴とする請求項1から
8のいずれか一項に記載のコネクタキャップ。
【請求項12】
前記内部空洞内に構成される殺菌スポンジ、および
前記キャップの使用前に前記内部空洞内の前記スポンジをシールするための、前記内部空洞の前記開口をシールする取り外し可能カバー、
をさらに含み、
前記キャップねじ山は、前記無針コネクタの前記嵌合機能に対応しないことを特徴とする請求項1から
11のいずれか一項に記載のコネクタキャップ。
【請求項13】
前記キャップねじ山の大径、小径、ピッチ、ねじ山部分輪郭、およびねじ山の数のうちの少なくとも1つは、前記ハブの前記嵌合機能に対応しないことを特徴とする請求項
12に記載のコネクタキャップ。
【請求項14】
前記側壁の前記内側側壁表面の少なくとも1つのキャップねじ山は、前記無針コネクタの前記嵌合機能との前記連結を容易にするために、前記キャップねじ山の少なくとも部分に形成された突出部を含むことを特徴とする請求項
12に記載のコネクタキャップ。
【請求項15】
前記少なくとも1つのキャップねじ山の少なくとも一部は、前記無針コネクタの前記嵌合機能と係合しない非係合部分を含むことを特徴とする請求項
12に記載のコネクタキャップ。
【請求項16】
前記キャップねじ山は、
前記無針コネクタの前記嵌合機能との前記連結を容易にするために前記キャップねじ山の少なくとも部分に形成された少なくとも1つの連結部分と、
前記無針コネクタの前記嵌合機能と係合しない少なくとも1つの非係合部分と、
を含むことを特徴とする請求項
12に記載のコネクタキャップ。
【請求項17】
前記キャップねじ山は、
第1の開始ねじ山パスであって、大外形、小外形、ピッチ、および第1のねじ山部分輪郭を有する、第1の開始ねじ山パス、
少なくとも1つの第2の開始ねじ山パスであって、大外形、小外形、ピッチ、および第2のねじ山部分輪郭を有する、第2の開始ねじ山パス、
を含み、
前記第1のねじ山部分輪郭および前記第2のねじ山部分輪郭は、異なることを特徴とする請求項
12に記載のコネクタキャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願に対する相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)の下、米国仮特許出願第62/488,266号明細書からの優先権を主張するものであり、その内容(それと共に提出されたすべての添付書類を含む)は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
概して、本開示の例示的な実施形態は、医療用コネクタキャップ、および特に、IV無針コネクタとの使用のためのコネクタキャップおよび/または殺菌キャップ(disinfection caps)を含む、医療用キャップ(medical caps)の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
先進市場(developed markets)において、IVカテーテルを利用するとき、無針コネクタは、典型的には、系を遮断するために使用され、および次いでその後に医薬流体または他の必要な流体をカテーテルを介して患者に投与するためにアクセスされることとなる。無針コネクタを遮断するためのさまざまな従来のキャップは、使用されていないが、しばらくの間、知られている。カテーテル関連血流感染(Catheter-related bloodstream infection)(CRBSI)の事例を減少させるために、殺菌キャップは、最初は、特許文献2として特許(issued)された特許文献1に開示され(その両方の開示の全体は、参照によって本明細書に組み込まれる)、および市場に導入された。特許文献2に開示されるような、殺菌キャップを含むコネクタキャップは、本明細書において
図1および
図2に示され、キャップ1は、殺菌用(disinfecting)パッド2および蓋3を含み、およびキャップ4は、殺菌用パッド5および蓋7、ならびに無針コネクタハブと連結(interlock)するためのその内周8のねじ山6を含む。他方で、他の慣用のキャップは、同様の機能を有する場合があるが、殺菌用パッドを除外する。殺菌キャップは、米国医療疫学学会(Society for Healthcare Epidemiology of America)(SHEA)ガイドラインに加えられており、および、早期指標(early indications)は、キャップが、また、2016 Infusion Nurses Standards(INS)ガイドラインに組み込まれることとなることである。
【0004】
殺菌キャップを含む、コネクタキャップに関するさらに改善された設計は、共に2017年1月17に提出された関連した特許文献3および2(その両方の開示全体は、参照によって本明細書に組み込まれる)に開示されている。
【0005】
残念ながら、現在市場に出ている殺菌用機能ありまたはなしの従来のキャップは、例えばそれらの相対的に小さいサイズおよび無針コネクタからの取り外しの容易さに起因して、窒息の危険性をもたらす可能性がある。その結果として、無針コネクタキャップは、典型的には、例えば子供によって不注意に取り外される可能性がある状況において使用されず、潜在的な安全性への懸念を引き起こす。現時点において、例えば無針コネクタからのキャップの不注意な取り外しを防止するためにキャプを係止することによって、そのような潜在的な安全性への懸念に対処する市場に出ている無針コネクタキャップデバイスは存在しない。
【0006】
それ故、無針コネクタキャップとの安全ロッキングの統合(safety locking integration)の必要性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】米国特許出願公開第2007/011233号明細書
【文献】米国特許第8,740,864号明細書
【文献】米国特許出願第15/408,278号明細書
【文献】米国特許出願第第15/408,187号明細書
【発明の概要】
【0008】
概要
本開示に例示される事項は、開示の例示的な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。したがって、当業者は、本明細書に記載される実施形態の様々な変更および修正が本開示の範囲および精神を逸脱することなくなされ得ることを理解するであろう。また、よく知られている機能および構造の記載は、明確さおよび簡潔さのために省略される。
【0009】
関連技術における熟練工によって容易に評価され得るように、「係止/ロック(lock)」、「穴(hole)」、「先端(tip)」、「ハブ(hub)」、「ねじ山(thread)」、「スポンジ(sponge)」、「突出部(protrusion)」、「傾斜(slope)」、「壁(wall)」、「頂/頂部(top)」、「側(side)」などのような記述的な用語は、本明細書を通して理解を容易にするために使用されるが、本開示の実施形態の様々な態様を実施するために組み合わせでまたは個別に使用され得る任意の構成要素を限定することが意図されるものではない。
【0010】
本開示の例示的な実施形態は、係止機能を含むことによってキャップを偶発的に(または、例えば、子供により)取り外す危険性を低減させ得るコネクタキャップを提供する。任意選択的に、開示される実施形態の任意の例示的な実施において、無針コネクタキャップは、下方への力が反時計回りの回転と共にキャップに加えられない限りはキャップの取り外しを防止するように設計された外側ハウジングを含む。
【0011】
任意選択的に、開示される実施形態のうちの任意のもののさらなる例示的な実施によると、キャップ係止機能を作り上げる構造要素の構造は、無針コネクタからのキャップの意図的な取り外しを容易にするためおよび/または意図的でない取り外しを防止するため、および/または無針コネクタ上におけるキャップの固定を容易にするために、例えば、より大きいまたはより小さい(more or less)力、より大きいまたはより小さい下方への移動、より大きいまたはより小さい回転運動、および他の特性の変動の適用を必要とするように、最適化されまたは変化させられ得る。
【0012】
任意選択的に、開示される実施形態のうちの任意のもののなおさらなる例示的な実施によると、コネクタキャップは、通気道(air passage way)にキャップが詰まった(becomes lodged)場合に空気が通過できるように、穴または開口または通気孔(vents)を提供するようにさらに設計されている外側ハウジングを含む。
【0013】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、コネクタキャップは、内側ハウジングであって、第1の頂壁、本質的に円筒形の第1の側壁、前記第1の側壁によって形成され、無針コネクタのハブを受け入れるための前記内側ハウジング内の内部空洞を有する、開放底部(open bottom)、および前記第1の側壁の内側側壁表面の少なくとも1つのキャップねじ山であって、前記無針コネクタの前記ハブの嵌合機能と連結するのに十分である、前記キャップねじ山、を含む、内側ハウジングと、外側ハウジングであって、前記第1の頂壁より上に構成される第2の頂壁、および前記第1の側壁を本質的に取り囲むように構成される本質的に円筒形の第2の側壁、を含む、外側ハウジングと、安全インターフェースであって、前記第1の頂壁の外表面に構成される第1の部分、および前記第2の頂壁の内表面に構成される第2の部分、を含む安全インターフェースと、を含む。安全インターフェースは、前記第1の頂壁および前記第2の頂壁が互いに向かって付勢されならびに前記第1の部分および前記第2の部分が係合するとき、前記外側ハウジングの回転運動を、同一回転方向の前記内側ハウジングの回転運動に変換する。
【0014】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記安全インターフェースの第1の部分は、少なくとも1つの第1の突出部(protrusion)を含み、および前記安全インターフェースの第2の部分は、少なくとも1つの第2の突出部を含む。
【0015】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記第1の突出部および前記第2の突出部のうちの少なくとも1つは、傾斜面(slope surface)および垂直面(vertical surface)を含む。
【0016】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記第1の突出部は、前記第1の頂壁の前記外表面に対して本質的に垂直な第1の垂直面および前記第1の頂壁の前記外表面に対して鋭角な第1の傾斜面を含み、および前記第2の突出部は、前記第2の頂壁の前記内表面に対して本質的に垂直な第2の垂直面および前記第2の頂壁の前記内表面に対して鋭角な第2の傾斜面を含む。
【0017】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記内側ハウジングは、内側ハウジング保持機能(retaining feature)を含み、および前記外側ハウジングは、外側ハウジング保持機能を含み、前記内側ハウジング保持機能および前記外側ハウジング保持機能は、前記外側ハウジングを前記内側ハウジング上に固定するように係合しおよび前記安全インターフェースの前記第1の部分および前記安全インターフェースの前記第2の部分が係合されていないときに前記内側ハウジングに関する前記外側ハウジングの回転運動を可能にするように構成される。
【0018】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記内側ハウジング保持機能は、前記内側ハウジングの前記第1の側壁の外表面に突出部を含み、および前記外側ハウジング保持機能は、前記外側ハウジングの前記第2の側壁の内表面に凹部を含み、前記突出部および前記凹部は、前記外側ハウジングを前記内側ハウジング上に固定するように係合するように構成される。
【0019】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記内側ハウジング保持機能は、前記第1の頂壁の前記内側ハウジングの外表面に第1のラッチング突出部を含み、および前記外側ハウジング保持機能は、前記外側ハウジングの内表面の前記第2の頂壁に第2のラッチング突出部を含み、前記第1のラッチング突出部および前記第2のラッチング突出部は、前記外側ハウジングを前記内側ハウジング上に固定するようにラッチ(latch)するように構成される。
【0020】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記外側ハウジングの前記第2の頂壁は、前記頂壁を通って延び空気が前記外側ハウジングを通過することを可能にする少なくとも1つの開口を含む。
【0021】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記内側ハウジングおよび前記外側ハウジングは、前記空気が前記少なくとも1つの開口を通過して前記外側ハウジングの内表面と前記内側ハウジングの外表面との間を通過することを可能にするように構成される。
【0022】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記外側ハウジングへの回転力の印加は、前記外側ハウジングの前記回転運動を引き起こし、および前記安全インターフェースの前記第2の部分を前記安全インターフェースの前記第1の部分と係合させて、前記外側ハウジングの前記回転運動を前記内側ハウジングの前記回転運動に変換して、前記内側ハウジングをねじ式に回転させて、前記キャップねじ山を前記無針コネクタの前記ハブの前記嵌合機能と連結させる。
【0023】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記内側ハウジングの方向における前記外側ハウジングへの軸方向力(axial force)の印加は、前記安全インターフェースの前記第2の部分が前記安全インターフェースのその(that)第1の部分と係合することを促進する。
【0024】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記内側ハウジングの方向における前記外側ハウジングへの軸方向力の連続的な印加は、前記安全インターフェースの前記第2の部分を前記安全インターフェースのその第1の部分と締り嵌めの状態で係合させ、および前記外側ハウジングへの回転力の印加は、前記外側ハウジングの前記回転運動を引き起こし、および前記安全インターフェースの前記第2の部分を、前記安全インターフェースの前記第1の部分と係合し続けさせて、前記外側ハウジングの前記回転運動を前記内側ハウジングの前記回転運動に変換して、前記内側ハウジングをねじ式に回転させて、前記キャップねじ山を前記無針コネクタの前記ハブの前記嵌合機能から取り外す。
【0025】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、殺菌スポンジは、前記内部空洞内に構成され得、および前記キャップの使用前に前記内部空洞内の前記スポンジをシールするための、前記内部空洞の前記開口をシールする取り外し可能カバーが提供され得る。
【0026】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、キャップねじ山は、無針コネクタの嵌合機能に対応しない。
【0027】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記キャップねじ山の大径(major diameter)、小径(minor diameter)、ピッチ、ねじ山部分輪郭(thread section profile)、およびねじ山の数のうちの少なくとも1つは、前記ハブの前記嵌合機能に対応しない。
【0028】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記側壁の前記内側側壁表面の少なくとも1つのキャップねじ山は、前記無針コネクタの前記嵌合機能との前記連結(interlocking)を容易にするために、前記キャップねじ山の少なくとも部分に形成された突出部を含む。
【0029】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記少なくとも1つのキャップねじ山の少なくとも一部は、前記無針コネクタの前記嵌合機能と係合しない非係合部分を含む。
【0030】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、前記キャップねじ山は、前記無針コネクタの前記嵌合機能との前記連結を容易にするために前記キャップねじ山の少なくとも部分に形成された少なくとも1つの連結部分と、前記無針コネクタの前記嵌合機能と係合しない少なくとも1つの非係合部分と、を含む。
【0031】
任意選択的に、開示される実施形態のなおさらなる例示的な実施によると、キャップねじ山は、第1の開始ねじ山パス(start thread path)を含み、第1の開始ねじ山パスは、大外形(major profile)、小外形(minor profile)、ピッチ、および第1のねじ山部分輪郭、少なくとも1つの第2の開始ねじ山パスを有し、第2の開始ねじ山パスは、大外形、小外形、ピッチ、および第2のねじ山部分輪郭を有し、第1のねじ山部分輪郭および第2のねじ山部分輪郭は異なる。
【0032】
本開示の目的、利点、および顕著な特徴は、添付図面と併せて開示の例示的な実施形態を開示する以下の詳細な記載から明らかになるであろう。
【0033】
ここで、いくつかの図を通して同様の参照番号は同一のまたは対応する部分を指定する図面を参照して、本開示の実施形態は、以下のように記載される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】無針コネクタのための従来のキャップの断面図である。
【
図2】無針コネクタのための従来のキャップの断面図である。
【
図3A】本開示の例示的な実施形態によるキャップの3次元図である。
【
図3B】本開示の例示的な実施形態によるキャップの断面図である。
【
図3C】本開示の別の例示的実施形態によるキャップの断面図である。
【
図4A】無針コネクタのような医療用具(medical implement)上に配置される本開示のさらに別の例示的実施形態によるキャップの3次元図である。
【
図4B】本開示の例示的な実施形態によるキャップの断面図である。
【
図4C】本開示の例示的な実施形態によるハウジングの断面底面図である。
【
図4D】本開示の別の例示的実施形態によるハウジングの断面底面図である。
【
図5】本開示の例示的な実施形態によるキャップの無針コネクタのような医療用具への固定および無針コネクタのような医療用具からの取り外しを図式的に示す図である。
【
図6】本開示の例示的な実施形態によるキャップの無針コネクタのような医療用具への固定および無針コネクタのような医療用具からの取り外しを図式的に示す図である。
【
図7A】本開示のさらに別の例示的実施形態によるキャップの断面図である。
【
図7B】本開示のさらに別の例示的実施形態によるキャップの断面図である。
【0035】
図面を通して、同様の参照番号は、同様の部分、構成要素および構造を言及することは理解されよう。
【発明を実施するための形態】
【0036】
例示的な実施形態の詳細な説明
本記載に例示されるこれらの事項は、付随する図面の図を参照して例示的な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。したがって、当業者は、本明細書に記載される例示的な実施形態の様々な変更および修正は、添付される特許請求の範囲内においてそれらの全範囲および同等物から逸脱することなくなされ得ることは認識されよう。また、よく知られている機能および構造の記載は、明確さおよび簡潔さのために省略される。同様に、本開示の文脈において使用されるような特定の命名規則(naming conventions)、ラベル、および用語は、非限定的であり、および例示的な実施形態の例示的な実施の理解を容易にするために、単に例示目的のために提供される。
【0037】
図3Aから
図6を参照して、本開示の例示的な実施形態によると、安全ロッキングコネクタキャップ10は、頂壁22および側壁26を含む外側ハウジング20、頂壁32および側壁36を内部空洞38内への開口37および側壁36の内側側壁表面33の1つまたは複数のねじ山31を伴って含む内側ハウジング30、開口をシールする剥離シーリング膜(peel sealing film)40、IPA浸漬されたスポンジのような殺菌用部材50、および内側ハウジング30の開放底部のリムの表面によって構成され得るシーリング表面(sealing surface)60を含む。
【0038】
内側ハウジング30の空洞38は、剥離シーリング膜40が取り外された後または剥離シーリング膜が穿孔されたときに無針コネクタ9の先端を受け入れ、および無針コネクタ9の先端を空洞38内にねじ式に固定し、1つまたは複数のねじ山31は、例えば共に2017年1月17に提出された関連した特許文献3および特許文献4に記載されるような無針コネクタ9のハブまたは先端の嵌合機能(mating feature)と連結するのに十分である。
【0039】
例えば
図3Aおよび
図3Bを参照して、本開示の実施形態の例示的な実施において、内側ハウジング30は、側壁26が側壁36を本質的に取り囲みおよび頂壁22が頂壁32を本質的に覆うように、外側ハウジング20内に配置される。安全インターフェース100は、第1の傾斜面74および第1の垂直面76を有する単数または複数の歯のような1つまたは複数の突出部72を含むラチェット機能として内側ハウジング30の頂壁32の外表面34に構成され得る第1の部分70と、第2の傾斜面84および第2の垂直面86を有する単数または複数の歯のような1つまたは複数の突出部82を含むラチェット機能として外側ハウジング20の頂部22の内表面24に構成され得る第2の部分80と、を含む。第1の垂直面76は、外表面34に対して本質的に垂直であり得、および第1の傾斜面74は、外表面34に対して鋭角であり得る。他方で、第2の垂直面86は、内表面24に対して本質的に垂直であり得、および第2の傾斜面84は、内表面24に対して鋭角であり得る。
【0040】
安全インターフェース100は、外表面34は、突出部72および82が十分な接触を取り得るように内表面24と十分に近い場合を除いて、第1の部分70および第2の部分80が係合しないように構成される。
【0041】
図3Bの例に示されるような本開示の実施形態のさらなる例示的な実施によると、内側ハウジング30に関して外側ハウジング20を固定するための保持インターフェース(retaining interface)は、例えば以下のように実施され得る。内側ハウジング30の側壁36の外表面39は、突出部(またはスカート、またはフランジ)110のような内側ハウジング保持機能を含み得、および外側ハウジング20の側壁26の内表面29は、凹部120のような外側ハウジング保持機能を含み得る。突出部110および凹部120は、例えば
図5および
図6の例を参照して示されるように、外側ハウジング20が内側ハウジング30上に固定されたまま内側ハウジング30に関する外側ハウジング20の回転運動を可能にするように、例えばそれぞれの突出部110の第1の接触面112および凹部120の第2の接触面122において係合するように構成される。
【0042】
保持インターフェースは、一方では、外側ハウジング20が内側ハウジング30に関して回転させられたときに突出部72および82は必ずしも互いに接触せず、および他方では、突出部72および82が外側ハウジング20の回転運動を内側ハウジング30に変換するために十分な接触を取るように、外側ハウジング20を内側ハウジング30に関して固定する一方で内表面24に関する外表面34の十分な軸方向運動(axial movement)可能にする。
【0043】
図3Cの例に詳細に示されるような本開示の実施形態の別のさらなる例示的な実施によると、内側ハウジング30に関して外側ハウジング20を固定するための保持インターフェースは、例えば以下のように、
図3Bに示される保持インターフェースに加えてまたはその代わりに、任意選択的に実施され得る。内側ハウジング30の頂壁32の外表面34は、ラッチング突出部130のような内側ハウジング保持機能を含み得、および外側ハウジング20の頂壁22の内表面24は、対応するラッチング突出部120のような外側ハウジング保持機能を含み得る。
図5および
図6の例を参照して以下に示されるように、突出部130および突出部120は、例えば、突出部120の拡張された(extended)スカート122をラッチする突出部130の保持リム132によって、外側ハウジング20が内側ハウジング30上に固定される一方で内側ハウジング30に関する外側ハウジング20の回転運動を可能にするように、係合するように構成される。
【0044】
例えば
図4Aから
図4Cを参照して、本開示の例示的な実施形態によると、安全ロッキングコネクタキャップ10の外側ハウジングは、気道通路(airway passage)、例えばヒト咽喉(human throat)にキャップが詰まった場合に、空気が通過できるように穴または開口を提供することによって、窒息の危険性を防止するようにさらに設計される
【0045】
図4Aおよび
図4Bの例に示されるように、本開示の実施形態の任意の例示的な実施は、任意選択的に、外側ハウジング20の頂壁22内に、空気200が外側ハウジング20、例えば
図4Bの例に図式的に示されるように外側ハウジング20の内表面と内側ハウジング30の外表面との間を通過することを可能にする、1つまたは複数の開口92、94および/または96を提供し得る。開口92、94および/または96の数、サイズおよび/または形状は、十分な通気(air passage)を保証するため、例えば安全性への懸念に対処するため、ならびに安全インターフェース100の操作および/または機能性との干渉を回避するために、変動し得る。
【0046】
図3Aおよび
図4Aの例は、突出部110および凹部120の両方がそれぞれ内側ハウジング30および外側ハウジング20の連続的な360度の機能として任意選択的に形成される実施を図式的に示す一方で、本開示の例示的な実施形態によると、突出部110および凹部120のうちの少なくとも1つまたは両方は、部分的機能として任意選択的に形成され得る。例えば、内側ハウジング30の断面底面図によって
図4Cに示されるように、連続的な360度の機能の代わりに、突出部110は、側壁36の外表面39において90度の間隔で中心位置に合わせられる多数の突出する10度の部分114を含み得る。他方で、例えば、連続的な360度の機能の代わりに、凹部120は、外側ハウジング20の断面底面図によって
図4Dに示されるような1つまたは複数のギャップ124を有し得、これは、また、気道通路にキャップが詰まった場合に通気を提供することによる窒息の危険性のさらなる防止を容易にし得る。突出部110および凹部120のうちの少なくとも1つまたは両方を部分的機能として形成するとき、部分114および/またはギャップ124のサイズおよび/または形状は、外側ハウジング20が安全インターフェース100の適切な操作および/または機能性を保証するように内側ハウジング30に関して適切に構成されることを保証しながら、必要に応じておよび/または要望通りに変更され得る。
【0047】
図5および
図6を参照して、本開示の実施形態の例示的な実施によると、無針コネクタ9上へのキャップ10の固定は、軸方向力171の印加が、内側ハウジング30の頂部32に向かう外側ハウジング20の頂部22の軸方向運動を引き起こし、および回転力170が、外側ハウジング20の回転運動(例えば、キャップ10を無針コネクタ9上にねじ式に固定するためにおそらく必要とされるような時計回りの方向の)を引き起こすことを図式的に示す、
図5に示される。頂部32に向かう頂部22の軸方向運動は、安全インターフェース100の第1の部分70と第2の部分80との間の距離を低減させ、回転力170の印加に際して第1の部分70および第2の部分80が係合することを可能にする。他方で、無針コネクタ9からのキャップ10の取り外しは、軸方向力173の印加が、内側ハウジング30の頂部32に向かう外側ハウジング20の頂部22の軸方向運動を引き起こし、および回転力172が、外側ハウジング20の回転運動(例えば、ねじ式に固定されたキャップ10を無針コネクタ9から取り外すためにおそらく必要とされるような反時計回りの方向の)を引き起こすことを図式的に示す、
図6に示される。
【0048】
図5の例に示されるように、本開示の実施形態の例示的な実施によると、力170を伴う力171の印加は、対向する(oppositely facing)本質的に垂直面76および86が接触したときに、第1の垂直面76を有する1つまたは複数の第1の突出部72とそれぞれの第2の垂直面86を有する1つまたは複数の第2の突出部82とを係合させ、内側ハウジング30が外側ハウジング20と同一回転方向に回転して、内側ハウジングを無針コネクタ9上にねじ式に回転させて、キャップねじ山31を無針コネクタ9のハブまたは先端の任意の嵌合機能と連結させて、キャップ10を無針コネクタ9上に固定するように、外側ハウジング20の回転の内側ハウジング30への変換をもたらす。
【0049】
図6の例に示されるように、本開示の実施形態の例示的な実施によると、力172を伴う力173の連続的な印加は、対向する表面74および84が接触するときに、第1の表面74を有する1つまたは複数の第1の突出部72とそれぞれの第2の表面84を有する1つまたは複数の第2の突出部82とを係合させ、内側ハウジング30が外側ハウジング20と同一回転方向に回転して、無針コネクタ9からねじ式に回転して離れて、ねじ山31を無針コネクタ9の先端またはハブの任意の嵌合機能から解放し、それによってキャップ10を無針コネクタ9から取り外すように、外側ハウジング20の回転の内側ハウジング30への伝達をもたらす。
【0050】
例示的な実施によると、無針コネクタ9に関するキャップ10の位置に基づく重力に単純に起因して、内側ハウジング30に関する外側ハウジング20の軸方向自由運動が、内側ハウジング30に向かって移動する外側ハウジング20をもたらす場合があるので、力171は、外力として印加される必要がない場合がある(または相対的に小さい大きさの力として印加される)。他方で、例えば、それぞれの表面74および84の締り嵌めによって、第1の突出部72のうちの1つまたは複数の、1つまたは複数のそれぞれの第2の突出部82との係合を保証するために、力173は、相対的により大きい大きさの外力として印加される必要がある場合がある。例えば、それぞれの表面74および84の傾斜および形状は、突出部72および82が互いに関してスリップしないが係合して外側ハウジング20の回転を内側ハウジング30に変換するように、それぞれの表面74および84の十分な締り嵌めを作り出すために必要とされる軸方向力173の量を調節するために変更され得る。例えば、向上された安全性は、任意選択的に、内側ハウジング30をねじ式に回転させて無針コネクタ9から離れさせてキャップ10を無針コネクタ9から取り外すために、第1の部分70および第2の部分80を係合させるために必要とされる軸方向力の量を増大させることによって、実現され得る。
【0051】
本開示の実施形態の例示的な実施によると、
図3から
図6を参照して上述された安全機能を有する外側ハウジング30は、任意選択的に、出願人の同時継続中の共に2017年1月17に提出された特許文献3および特許文献4に記載される様々な機能および設計を有する任意のまたはすべての殺菌剤(disinfectant)キャップを、例えば、
図7Aおよび
図7Bの例示的な例に示されるようにその中に開示される殺菌剤キャップのハウジングの外表面を修正することによって、備える実施であり得る。
【0052】
図7Aおよび
図7Bを参照して、クロスねじ山(cross thread)殺菌用キャップ300は、閉鎖頂部322と、外側側壁表面320を持つ本質的に円筒形の側壁304と、無針コネクタの先端を受け入れるためのハウジング302内の内部空洞328への開口326を持つ開放底部324と、を含むハウジング302を有する。ハウジング302の側壁304によって形成された底部324は、空間370が平坦面310とキャップ300の底部324との間に存在するように、平坦ではない。内部空洞328は、アルコール浸漬された殺菌スポンジ380収容し得、および側壁304の内側側壁表面330にねじ山340を有する。キャップ300のねじ山340の直径(大径345および/または小径346)は、無針コネクタのねじ山に対応しない場合がある(may not)。本開示の例示的な実施によると、ハウジング302の外側側壁表面320は、連続的な360度の機能としてまたは1つまたは複数の突出部114として突出部110を含むように修正され得、および頂部322の外表面34は、1つまたは複数の第2の突出部72を含むように修正され得る。外側ハウジング20は、
図3から
図6の例に示されるような安全インターフェース100を形成するために、内側ハウジング30になるものの側壁320および頂部322に関して成形および構成され得る。
【0053】
本開示は、その特定の例示的な実施形態を参照して示されおよび記載されてきたが、当業者には、形の上でのおよび詳細における様々な変更が、本開示の実施形態の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書においてなされてもよいことが理解されよう。例えば、殺菌スポンジは、任意の適当な殺菌用または他の特定用途向け(application-specific)物質を含み得、および任意の適当な材料製であり得る。また、キャップの内側および/または外側ハウジングは、シングルショット成形され得、または他の適当なプロセスにより製造され得る。なおさらに、上述されおよび図面の図に示されるような本開示の実施形態の任意の例示的な実施の機能または要素のうちの任意のものは、本開示の実施形態の精神および範囲から逸脱することなく当業者によって容易に評価されるであろうように、個々にまたは任意の組み合わせ(単数または複数)で実施され得る。
【0054】
加えて、含まれる図面の図は、本開示の特定の例示的な実施形態の実施の非限定的な例をさらに説明し、およびそれに関連するテクノロジーの説明を助ける。上述されたものとは異なる図面に提供される任意の特定のまたは相対的な寸法または測定値は、例示的であり、および開示の関連分野における熟練工によって理解されるような発明の設計または方法論の範囲または内容を限定することが意図されるものではない。
【0055】
本開示の他の目的、利点および利点および顕著な特徴は、添付される図面の図と併せて、本開示の例示的な実施形態を開示する、提供される詳細から当業者にとって明らかになるであろう。