▶ ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニーの特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、及びＣＦ３Ｉを含む冷媒組成物
(51)【国際特許分類】
C09K 5/04 20060101AFI20241112BHJP
F25B 1/00 20060101ALI20241112BHJP
【ＦＩ】
C09K5/04 E ZAB
C09K5/04 C
F25B1/00 396A
【請求項の数】
6
(21)【出願番号】P 2022535437
(86)(22)【出願日】2020-12-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-20
(86)【国際出願番号】 US2020064411
(87)【国際公開番号】W WO2021119375
(87)【国際公開日】2021-06-17
【審査請求日】2023-09-29
(31)【優先権主張番号】62/947,296
(32)【優先日】2019-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515269383
【氏名又は名称】ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョシュア ヒューズ
(72)【発明者】
【氏名】バーバラ ハビランド マイナー
【審査官】中野 孝一
(56)【参考文献】
【文献】特表２０１１－５０２２０７（ＪＰ，Ａ）
【文献】国際公開第９７／０１５６３７（ＷＯ，Ａ１）
【文献】中国特許出願公開第１１８９５２５（ＣＮ，Ａ）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｃ０９Ｋ５／０４
Ｆ２５Ｂ１／００
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
３４～４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１～４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及び５７～６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ3Ｉ）を含む組成物であって、前記組成物が７５０以下のＧＷＰを示す、組成物。
【請求項2】
冷却を生じさせるためのプロセスであって、請求項１に記載の組成物を凝縮させる工程と、その後、冷却される物体の近傍で前記組成物を蒸発させる工程と、を含む、プロセス。
【請求項3】
加熱を生じさせるためのプロセスであって、請求項１に記載の組成物を蒸発させる工程と、その後、加熱される物体の近傍で前記組成物を凝縮させる工程と、を含む、プロセス。
【請求項4】
冷蔵(refrigeration)、空調、又はヒートポンプシステムにおいてＲ－４１０Ａを代替する方法であって、前記Ｒ－４１０Ａの代替品として請求項１に記載の組成物を提供する工程を含む、方法。
【請求項5】
請求項１に記載の組成物を含む、空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
【請求項6】
前記システムが、蒸発器、圧縮機、凝縮器、及び膨張装置を備える、請求項５に記載の空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、冷蔵（refrigeration）、空調、又はヒートポンプシステムで使用するための、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む組成物に関する。本発明の組成物は、冷却及び加熱を生じさせる方法、並びに冷媒を代替する方法、並びに冷蔵、空調、及びヒートポンプ装置において有用である。
【背景技術】
【0002】
多くの現在市販されている冷媒は、オゾン破壊及び／又は地球温暖化の一因となる。多くのそのような化合物の使用は、環境規制機関による監視下におかれるようになっており、多くの冷媒成分（例えば、クロロフルオロカーボン、ＣＦＣ）は最終的に段階的廃止することが予定されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、オゾン層破壊係数（ozone depletion potential、ＯＤＰ）がなく、地球温暖化に対する影響が低いことを特徴とする冷媒が必要とされている。本出願は、このニーズ及び他のニーズに対応する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願は、特に、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む組成物を提供する。
【0005】
本出願は、本明細書で提供される組成物を凝縮させる工程と、その後、冷却される物体の近傍で当該組成物を蒸発させる工程と、を含む、冷却を生じさせるためのプロセスを更に提供する。
【0006】
本出願は、本明細書で提供される組成物を蒸発させる工程と、その後、加熱される物体の近傍で当該組成物を凝縮させる工程と、を含む、加熱を生じさせるためのプロセスを更に提供する。
【0007】
本出願は、冷蔵、空調、又はヒートポンプシステムにおいて、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、及びＲ－１３４ａからなる群から選択される冷媒（すなわち、現用冷媒）を代替する方法であって、当該Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの代替品として、本明細書で提供される組成物を提供する工程を含む、方法、を更に提供する。
【0008】
本出願は、本明細書で提供される組成物を含む、空調システム、ヒートポンプシステム、及び冷蔵システムを更に提供する。
【0009】
別途定義しない限り、本明細書で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本発明の属する当該技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。本発明で使用するための方法及び材料が本明細書に記載されており、また、当該技術分野において既知の他の好適な方法及び材料を使用してもよい。材料、方法、及び実施例は、単なる例示であり、限定することを意図するものではない。本明細書で言及される全ての刊行物、特許出願、特許、シーケンス、データベースエントリ、及び他の参考文献は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。矛盾が生じた場合には、定義を含め、本明細書が優先される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】Ｒ－４１０Ａを代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【図2】Ｒ－４１０Ａを代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【図3】Ｒ－４１０Ａを代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【図4】Ｒ－２２を代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【図5】Ｒ－２２を代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【図6】Ｒ－１３４ａを代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【図7】Ｒ－１３４ａを代替するための冷媒組成物として有用であり得る本発明の例示的な組成物を説明する、輪郭プロットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本出願は、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む組成物（例えば、熱伝達組成物及び／又は冷媒組成物）を提供する。本明細書で提供される組成物は、例えば、現用の冷媒化合物（例えば、ＣＦＣ、ＨＦＣなど）が以前貢献していた冷媒及び／又は熱伝達用途において有用であり得る。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、不燃性である。
【0012】
いくつかの実施形態では、この組成物は、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）から本質的になる（例えば、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）と、本明細書に記載の１つ以上の追加の成分とからなり、この１つ以上の追加の成分は、組成物の基本的及び新規の特性（複数可）に実質的に影響を及ぼさない）。いくつかの実施形態では、組成物は、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）からなる。
【0013】
定義及び略語
本明細書で使用するとき、「含む（comprises）」、「含む（comprising）」、「含む（includes）」、「含む（including）」、「有する（has）」、「有する（having）」という用語、又はこれらの他の任意の変化形は、非排他的な包含を網羅することを意図する。例えば、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、又は装置は、これらの要素に必ずしも限定されるものではなく、そのようなプロセス、方法、物品、又は装置に対して明示的に記載されていない、又はこれらに固有のものではない、他の要素も含む場合がある。更に、明示的にこれに反する記載がない限り、「又は」は、包括的な「又は」を指し、排他的な「又は」を指すものではない。例えば、条件Ａ又はＢは、以下、すなわち、Ａが真であり（又は存在し）かつＢが偽である（又は存在しない）、Ａが偽であり（又は存在しない）かつＢが真である（又は存在する）、並びにＡ及びＢの両方が真である（又は存在する）のいずれか１つにより満たされる。
本明細書で使用するとき、「含む（comprises）」、「含む（comprising）」、「含む（includes）」、「含む（including）」、「有する（has）」、「有する（having）」という用語、又はこれらの他の任意の変化形は、非排他的な包含を網羅することを意図する。例えば、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、又は装置は、これらの要素に必ずしも限定されるものではなく、そのようなプロセス、方法、物品、又は装置に対して明示的に記載されていない、又はこれらに固有のものではない、他の要素も含む場合がある。更に、明示的にこれに反する記載がない限り、「又は」は、包括的な「又は」を指し、排他的な「又は」を指すものではない。例えば、条件Ａ又はＢは、以下、すなわち、Ａが真であり（又は存在し）かつＢが偽である（又は存在しない）、Ａが偽であり（又は存在しない）かつＢが真である（又は存在する）、並びにＡ及びＢの両方が真である（又は存在する）のいずれか１つにより満たされる。
【0014】
本明細書で使用するとき、「から本質的になる」という用語は、これらの追加的に含まれる材料、工程、特徴、成分、又は要素が、特許請求される発明の基本的及び新規の特徴（複数可）、特に本発明のプロセスのいずれかの所望の結果を達成するための作用機序に実質的な影響を及ぼさないことを条件に、文字どおり開示されているものに加えて、材料、工程、特徴、成分、又は要素を含む、組成物、方法を定義するために使用される。「から本質的になる（consists essentially of）」又は「から本質的になる（consisting essentially of）」という用語は、「含む」と「からなる」との間の中間の立場をとる。
【0015】
また、「ａ」又は「ａｎ」の使用は、本明細書に記載された要素及び成分を説明するために用いられる。これは、単に便宜上なされるものであり、本発明の範囲の全般的な意味を与えるためのものである。この記載は、１つ又は少なくとも１つを含むものと解釈されるべきであり、単数形は、別の意味を有することが明白でない限り、複数形も含む。
【0016】
本明細書で使用するとき、「約」という用語は、実験誤差による変動（例えば、示された値のプラスマイナス約１０％）を考慮することを意味する。本明細書で報告される全ての測定値は、特に明記しない限り、「約」という用語が明示的に使用されているか否かに関わらず、「約」という用語によって修飾されているものと理解される。
【0017】
量、濃度、又は他の値若しくはパラメータが、ある範囲、好ましい範囲、又は好ましい上方値及び／若しくは好ましい下方値のリストのいずれかとして与えられている場合に、これらは、範囲が別個に開示されているかに関わらず、任意の範囲上限値又は好ましい上方値及び任意の範囲下限値又は好ましい下方値の任意の対から形成される全ての範囲を、具体的に開示するものとして、理解されるものとする。本明細書に数値範囲が記述されている場合、特に指示しない限り、この範囲は、その端点を包含し、かつその範囲内の全ての整数及び分数を包含することが意図される。
【0018】
地球温暖化係数（global warming potential、ＧＷＰ）は、１キログラムの二酸化炭素の排出と比較して、１キログラムの特定の温室効果ガスの大気排出に起因する相対的な地球温暖化への寄与を推定するための指数である。ＧＷＰは、様々な対象期間について計算することができ、所与のガスの大気寿命の影響を示す。１００年間を対象期間とするＧＷＰが、通常は参照される値である。
【0019】
本明細書で使用するとき、「オゾン層破壊係数（Ozone depletion potential、ＯＤＰ）」という用語は、「Ｔｈｅ Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ Ａｓｓｅｓｓｍｅｎｔ ｏｆ Ｏｚｏｎｅ Ｄｅｐｌｅｔｉｏｎ，２００２，Ａ ｒｅｐｏｒｔ ｏｆ ｔｈｅ Ｗｏｒｌｄ Ｍｅｔｅｏｒｏｌｏｇｉｃａｌ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ’ｓ Ｇｌｏｂａｌ Ｏｚｏｎｅ Ｒｅｓｅａｒｃｈ ａｎｄ Ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇ Ｐｒｏｊｅｃｔ」のセクション１．４．４、ページ１．２８～１．３１で定義されている（このセクションの最初の段落を参照）。ＯＤＰは、フルオロトリクロロメタン（ＣＦＣ－１１）に対して質量対質量基準で、化合物から予想される成層圏オゾン層破壊の度合いを表す。
【0020】
冷蔵能力（冷却能力と称されることもある）は、循環する冷媒又は作動流体の単位質量当たりの、蒸発器中の冷媒又は作動流体のエンタルピーの変化を定義する用語である。体積冷却能力は、蒸発器を出る冷媒蒸気の単位体積当たりの、蒸発器中の冷媒又は作動流体によって除去された熱の量を指す。冷蔵能力は、冷媒、作動流体、又は熱伝達組成物の冷却を生じさせる能力の尺度である。したがって、作動流体の体積冷却能力が高いほど、所与の圧縮機で達成可能な最大体積流量で蒸発器において得ることができる冷却速度が大きくなる。冷却速度は、蒸発器内の冷媒によって除去される単位時間当たりの熱を指す。
【0021】
同様に、体積加熱能力は、圧縮機に入る冷媒又は作動流体蒸気の単位体積当たりの、凝縮器中の冷媒又は作動流体によって供給される熱の量を定義する用語である。冷媒又は作動流体の体積加熱能力が高いほど、所与の圧縮機で達成可能な最大体積流量で凝縮器において得られる加熱速度が大きくなる。
【0022】
性能係数（coefficient of performance、ＣＯＰ）は、圧縮機を動作させるのに必要なエネルギーで割った、蒸発器で除去された熱の量である。ＣＯＰが高いほど、エネルギー効率が高くなる。ＣＯＰは、エネルギー効率比（energy efficiency ratio、ＥＥＲ）、すなわち特定の組の内部温度及び外部温度での冷蔵又は空調設備についての効率評定に直接的に関連する。
【0023】
本明細書で使用するとき、伝熱媒体は、熱源からヒートシンクまで熱を運ぶために使用される組成物を含む。例えば、冷却される物体から冷却機蒸発器への、又は冷却機凝縮器から冷却塔への、若しくは熱が周囲に放出され得る他の構成への熱。
【0024】
本明細書で使用するとき、作動流体又は冷媒は、あるサイクルで熱を伝達するように機能する化合物又は化合物の混合物（例えば、本明細書で提供される組成物）を含み、作動流体は、繰り返しサイクルで液体から気体に、そして液体に戻るという相変化を経る。
【0025】
過冷却は、液体が、所与の圧力でその液体の飽和点を下回る温度に低下することである。飽和点は、蒸気組成物が完全に液体に凝縮される温度である（泡立ち点とも称される）。しかし、過冷却は、所与の圧力において、液体をより低温の液体に冷却し続ける。液体を、飽和温度を下回る温度に冷却することで、正味冷蔵能力が上昇し得る。それにより、過冷却によりシステムの冷蔵能力及びエネルギー効率が向上する。過冷却量は、飽和温度未満の冷却の量（度単位）、又は液体組成物がその飽和温度をどれだけ下回って冷却されるかである。
【0026】
「過熱」という用語は、蒸気組成物が、蒸気組成物の飽和蒸気温度をどれだけ上回って加熱されるかを定義する。飽和蒸気温度は、蒸気組成物が冷却される場合に、最初に液滴が形成される温度であり、「露点」とも称される。
【0027】
化学物質、略語、及び頭字語
ＣＦＣ：クロロフルオロカーボン
ＨＦＣ：ハイドロフルオロカーボン
ＨＣＦＣ：ハイドロクロロフルオロカーボン
ＨＦＯ：ハイドロフルオロオレフィン
Ｒ－１３４ａ：１，１，１，２－テトラフルオロエタン
Ｒ－２２：クロロジフルオロメタン
Ｒ－３２：ジフルオロメタン
Ｒ－４１０Ａ：ジフルオロメタン（Ｒ－３２）５０％とペンタフルオロエタン（Ｒ－１２５）５０％の混合物
ＣＡＰ：冷却（又は加熱）能力
ＣＯＰ：性能係数
ＧＷＰ：地球温暖化係数
ＯＤＰ：オゾン層破壊係数
ＣＦＣ：クロロフルオロカーボン
ＨＦＣ：ハイドロフルオロカーボン
ＨＣＦＣ：ハイドロクロロフルオロカーボン
ＨＦＯ：ハイドロフルオロオレフィン
Ｒ－１３４ａ：１，１，１，２－テトラフルオロエタン
Ｒ－２２：クロロジフルオロメタン
Ｒ－３２：ジフルオロメタン
Ｒ－４１０Ａ：ジフルオロメタン（Ｒ－３２）５０％とペンタフルオロエタン（Ｒ－１２５）５０％の混合物
ＣＡＰ：冷却（又は加熱）能力
ＣＯＰ：性能係数
ＧＷＰ：地球温暖化係数
ＯＤＰ：オゾン層破壊係数
【0028】
Ｒ－４１０Ａを代替するための例示的な組成物
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、熱伝達システム（例えば、冷媒システム）及び本明細書に記載の方法においてＲ－４１０Ａの代替品として有用である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、熱伝達システム（例えば、冷媒システム）及び本明細書に記載の方法においてＲ－４１０Ａの代替品として有用である。
【0029】
いくつかの実施形態では、組成物は、約３０～約５０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）、例えば、約３０～約４５、約３０～約４０、約４０～約５０、約４０～約４５、又は約４５～約５０重量パーセントのジフルオロメタンを含む。
【0030】
いくつかの実施形態では、組成物は、約３４～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約３６～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。
【0031】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、例えば、約１～約２５、約１～約２０、約１～約１５、約１～約１０、約１～約５、約５～約３０、約５～約２５、約５～約２０、約５～約１５、約５～約１０、約１０～約３０、約１０～約２５、約１０～約２０、約１０～約１５、約１５～約３０、約１５～約２５、約１５～約２０、約２０～約３０、約２０～約２５、又は約２５～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約５～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。
【0033】
いくつかの実施形態では、組成物は、約２５～約７０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）、例えば、約２５～約６０、約２５～約５０、約２５～約４０、約２５～約３０、約３０～約７０、約３０～約６０、約３０～約５０、約３０～約４０、約４０～約７０、約４０～約６０、約４０～約５０、約５０～約７０、約５０～約６０、又は約６０～約７０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。
【0034】
いくつかの実施形態では、組成物は、約２７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約２７～約５４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。
【0035】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３３～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３３～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0036】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３３～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４１～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３３～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４１～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0037】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３３～約４３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３３～約４３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0038】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３４～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３４～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0039】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３６～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７～約５４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３６～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７～約５４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0040】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0042】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３９～約４９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２４～約３４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２２～約３２重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３９～約４９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２４～約３４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２２～約３２重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0043】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約４３～約４５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２８～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２６～約２８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約４３～約４５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２８～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２６～約２８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約４０～約５０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４５～約５５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約４０～約５０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４５～約５５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0046】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約４４～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４９～約５１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約４４～約４６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４９～約５１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約４５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約４５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0048】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３５～約４５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５３～約６３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３５～約４５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５３～約６３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0049】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約３９～約４１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約５９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約３９～約４１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約５９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0050】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0051】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約７５０未満、例えば、約７００未満、約６００未満、約５００未満、約４００未満、約３００未満、約２５０未満、約２００未満、約１００未満、約５０未満、又は約１０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０未満のＧＷＰを示す。
【0052】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００～約７５０、例えば、約２００～約７００、約２００～約６００、約２００～約５００、約２００～約４００、約２００～約３５０、約２００～約３００、約２００～約２５０、約２５０～約７５０、約２５０～約７００、約２５０～約６００、約２５０～約５００、約２５０～約４００、約２５０～約３５０、約２５０～約３００、約３００～約７５０、約３００～約７００、約３００～約６００、約３００～約５００、約３００～約４００、約３００～約３５０、約３５０～約７５０、約３５０～約７００、約３５０～約６００、約３５０～約５００、約３５０～約４００、約４００～約７５０、約４００～約７００、約４００～約６００、約４００～約５００、約５００～約７５０、約５００～約７００、約５００～約６００、約６００～約７５０、約６００～約７００、又は約６５０～約７５０のＧＷＰを示す。
【0053】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００～約３７５のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００～約３５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約３５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約３００のＧＷＰを示す。
【0054】
いくつかの実施形態では、組成物は、表１Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３６０のＧＷＰを有する、表１Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３５０のＧＷＰを有する、表１Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３４０のＧＷＰを有する、表１Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３３０のＧＷＰを有する、表１Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３２５のＧＷＰを有する、表１Ａに提供される組成物の群から選択される。
【0055】
いくつかの実施形態では、組成物は、表１Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２４４～約２９２のＧＷＰを有する、表１Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２４４～約２８０のＧＷＰを有する、表１Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２４４～約２７３のＧＷＰを有する、表１Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２４４～約２６５のＧＷＰを有する、表１Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２４４～約２５９のＧＷＰを有する、表１Ｂに提供される組成物の群から選択される。
【0056】
Ｒ－２２を代替するための例示的な組成物
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、熱伝達システム（例えば、冷媒システム）及び本明細書に記載の方法においてＲ－２２の代替品として有用である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、熱伝達システム（例えば、冷媒システム）及び本明細書に記載の方法においてＲ－２２の代替品として有用である。
【0057】
いくつかの実施形態では、組成物は、約５～約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）、例えば、約５～３０、約５～２０、約５～１０、約１０～４０、約１０～３０、約１０～２０、約２０～４０、約２０～３０、又は約３０～４０重量％のジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。
【0058】
いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約３６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約２９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約２７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約１９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約１２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。
【0059】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約８５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、例えば、約１～約７５、約１～約６５、約１～約５５、約１～約４５、約１～約３５、約１～約２５、約１～約１５、約１５～約８５、約１５～約７５、約１５～約６５、約１５～約５５、約１５～約４５、約１５～約３５、約１５～約２５、約２５～約８５、約２５～約７５、約２５～約６５、約２５～約５５、約２５～約４５、約２５～約３５、約３５～約８５、約３５～約７５、約３５～約６５、約３５～約５５、約３５～約４５、約４５～約８５、約４５～約７５、約４５～約６５、約４５～約５５、約５５～約８５、約５５～約７５、約５５～約６５、約６５～約８５、約６５～約７５、又は約７５～約８５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。
【0060】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約８２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約３６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約１６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。
【0061】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）、例えば、例えば、約１～約８０、約１～約７０、約１～約６０、約１～約５０、約１～約４０、約１～約３０、約１～約２０、約１～約１０、約１０～約９０、約１０～約８０、約１０～約７０、約１０～約６０、約１０～約５０、約１０～約４０、約１０～約３０、約１０～約２０、約２０～約９０、約２０～約８０、約２０～約７０、約２０～約６０、約２０～約５０、約２０～約４０、約２０～約３０、約３０～約９０、約３０～約８０、約３０～約７０、約３０～約６０、約３０～約５０、約３０～約４０、約４０～約９０、約４０～約８０、約４０～約７０、約４０～約６０、約４０～約５０、約５０～約９０、約５０～約８０、約５０～約７０、約５０～約６０、約６０～約９０、約６０～約８０、約６０～約７０、約７０～約９０、約７０～約８０、又は約８０～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。
【0062】
いくつかの実施形態では、組成物は、約２９～約６９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約５９～約７４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約６５～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約７２～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約８０～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約８７～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。
【0063】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約３６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２９～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約３６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２９～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0064】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約３１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４９～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約３１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４９～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0065】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４９～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４９～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0066】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約８２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約１～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約８２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約１～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0067】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約３６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９～約３６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２９～約６９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約３６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９～約３６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約２９～約６９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0068】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約２９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５９～約７４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約２９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９～約２９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５９～約７４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0069】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６５～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６５～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0070】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約２７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７２～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約２７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７２～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0071】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約１９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８０～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約１９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８０～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0072】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約９～約１２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８７～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約９～約１２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８７～約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0073】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１７～約２７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３７～約４７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３１～約４１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１７～約２７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３７～約４７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３１～約４１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0074】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２１～約２３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４１～約４３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３５～約３７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２１～約２３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４１～約４３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３５～約３７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0075】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0076】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１９～約２９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２７～約３７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３９～約４９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１９～約２９重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２７～約３７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約３９～約４９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0077】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２３～約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３１～約３３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４３～約４５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２３～約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３１～約３３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４３～約４５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0078】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0079】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１５～約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２０～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５０～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１５～約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２０～約３０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５０～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0080】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１９～約２１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２４～約２６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５４～約５６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１９～約２１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２４～約２６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５４～約５６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0081】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0082】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１８～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１２～約２２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５５～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１８～約２８重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１２～約２２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５５～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0083】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２２～約２４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１６～約１８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５９～約６１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２２～約２４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１６～約１８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５９～約６１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0084】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0085】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１５～約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約６～約１６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６４～約７４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１５～約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約６～約１６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６４～約７４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0086】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１９～約２１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１０～約１２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６８～約７０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１９～約２１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１０～約１２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６８～約７０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0087】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0088】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２０～約３０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４～約１４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６１～約７１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２０～約３０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４～約１４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６１～約７１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0089】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２４～約２６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約８～約１０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６５～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２４～約２６重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約８～約１０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６５～約６７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0090】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0091】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約７５０未満、例えば、約７００未満、約６００未満、約５００未満、約４００未満、約３００未満、約２５０未満、約２００未満、約１００未満、約５０未満、又は約１０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００未満のＧＷＰを示す。
【0092】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００～約７５０、例えば、約２００～約７００、約２００～約６００、約２００～約５００、約２００～約４００、約２００～約３５０、約２００～約３００、約２００～約２５０、約２５０～約７５０、約２５０～約７００、約２５０～約６００、約２５０～約５００、約２５０～約４００、約２５０～約３５０、約２５０～約３００、約３００～約７５０、約３００～約７００、約３００～約６００、約３００～約５００、約３００～約４００、約３００～約３５０、約３５０～約７５０、約３５０～約７００、約３５０～約６００、約３５０～約５００、約３５０～約４００、約４００～約７５０、約４００～約７００、約４００～約６００、約４００～約５００、約５００～約７５０、約５００～約７００、約５００～約６００、約６００～約７５０、約６００～約７００、又は約６５０～約７５０のＧＷＰを示す。
【0093】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約５０～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５０～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００～約３７５のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００～約３５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約３５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約３００のＧＷＰを示す。
【0094】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約３００のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約２５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約２００のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５０～約２００のＧＷＰを示す。
【0095】
いくつかの実施形態では、組成物は、表２Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７５０～約１０００のＧＷＰを有する、表２Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７５０～約８００のＧＷＰを有する、表２Ａに提供される組成物の群から選択される。
【0096】
いくつかの実施形態では、組成物は、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約５００のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約４００のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３７５のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３６０のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３５０のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３４０のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３３０のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３２５のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３２０のＧＷＰを有する、表２Ｂに提供される組成物の群から選択される。
【0097】
いくつかの実施形態では、組成物は、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約２９０のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約２７５のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約２５０のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約２２５のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約２００のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約１７５のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約１５０のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約１２５のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７６～約９７のＧＷＰを有する、表２Ｃに提供される組成物の群から選択される。
【0098】
Ｒ－１３４ａを代替するための例示的な組成物
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、熱伝達システム（例えば、冷媒システム）及び本明細書に記載の方法においてＲ－１３４ａの代替品として有用である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、熱伝達システム（例えば、冷媒システム）及び本明細書に記載の方法においてＲ－１３４ａの代替品として有用である。
【0099】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約１０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）、例えば、約１～約８、約１～約６、約１～約４、約１～約２、約２～約１０、約２～約８、約２～約６、約２～約４、約４～約１０、約４～約８、約４～約６、約６～約１０、約６～約８、約８～約１０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。
【0100】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む。
【0101】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、例えば、約１～約９０、約１～約７５、約１～約５０、約１～約２５、約１～約１０、約１０～約９９、約１０～約９０、約１０～約７５、約１０～約５０、約１０～約２５、約２５～約９９、約２５～約９０、約２５～約７５、約２５～約５０、約５０～約９９、約５０～約９０、約５０～約７５、約７５～約９９、約７５～約９０、又は約９０～約９９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。
【0102】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約２５～約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約２０～約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約１３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む。
【0103】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）、例えば、約１～約９０、約１～約７５、約１～約５０、約１～約２５、約１～約１０、約１０～約９９、約１０～約９０、約１０～約７５、約１０～約５０、約１０～約２５、約２５～約９９、約２５～約９０、約２５～約７５、約２５～約５０、約５０～約９９、約５０～約９０、約５０～約７５、約７５～約９９、約７５～約９０、又は約９０～約９９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。
【0104】
いくつかの実施形態では、組成物は、約１～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約４７～約７３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約７２～約７８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約７７～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約８４～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約８８～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約９１～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む。
【0105】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４６～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４６～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0106】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約３４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６４～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約３４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６４～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0107】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７７～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７７～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0108】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約９０～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約９０～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0109】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約１～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約１～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0110】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２５～約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４７～約７３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２５～約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４７～約７３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0111】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２０～約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７２～約７８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２０～約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７２～約７８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0112】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７７～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７７～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0113】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８４～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約１３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８４～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0114】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８８～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８８～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0115】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約９１～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約９１～約９８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0116】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４６～約５６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４２～約５２重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４６～約５６重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４２～約５２重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0117】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５０～約５２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４６～約４８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５０～約５２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４６～約４８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0118】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約５１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約４７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0119】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２８～約３８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６０～約７０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２８～約３８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６０～約７０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0120】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３２～約３４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６４～約６６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３２～約３４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６４～約６６重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0121】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約３３重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0122】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２２～約３２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６７～約７７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２２～約３２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約６７～約７７重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0123】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２６～約２８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７１～約７３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２６～約２８重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７１～約７３重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0124】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７２重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２７重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７２重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0125】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１４～約２４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７４～約８４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約７重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１４～約２４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７４～約８４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0126】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１８～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７８～約８０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１８～約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７８～約８０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0127】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0128】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１５～約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７４～約８４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１５～約２５重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７４～約８４重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0129】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１９～約２１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７８～約８０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１９～約２１重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７８～約８０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0130】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約２０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約７９重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0131】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４～約１４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８５～約９５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約５重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約４～約１４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８５～約９５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0132】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約８～約１０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８９～約９１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１～約３重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約８～約１０重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約８９～約９１重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0133】
いくつかの実施形態では、組成物は、
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
約１重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約９０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む。
【0134】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約７５０未満、例えば、約７００未満、約６００未満、約５００未満、約４００未満、約３００未満、約２５０未満、約２００未満、約１００未満、約５０未満、又は約１０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５０未満のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００未満のＧＷＰを示す。
【0135】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００～約７５０、例えば、約２００～約７００、約２００～約６００、約２００～約５００、約２００～約４００、約２００～約３５０、約２００～約３００、約２００～約２５０、約２５０～約７５０、約２５０～約７００、約２５０～約６００、約２５０～約５００、約２５０～約４００、約２５０～約３５０、約２５０～約３００、約３００～約７５０、約３００～約７００、約３００～約６００、約３００～約５００、約３００～約４００、約３００～約３５０、約３５０～約７５０、約３５０～約７００、約３５０～約６００、約３５０～約５００、約３５０～約４００、約４００～約７５０、約４００～約７００、約４００～約６００、約４００～約５００、約５００～約７５０、約５００～約７００、約５００～約６００、約６００～約７５０、約６００～約７００、又は約６５０～約７５０のＧＷＰを示す。
【0136】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５０～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１７５～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２００～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約７５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００～約３７５のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約３００～約３５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約３５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約２５０～約３００のＧＷＰを示す。
【0137】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約３００のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約２５０のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１００～約２００のＧＷＰを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５０～約２００のＧＷＰを示す。
【0138】
いくつかの実施形態では、組成物は、表３Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７５０～約１０００のＧＷＰを有する、表３Ａに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約７５０～約８００のＧＷＰを有する、表３Ａに提供される組成物の群から選択される。
【0139】
いくつかの実施形態では、組成物は、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約５００のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約４００のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３７５のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３６０のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３５０のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３４０のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３３０のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３２５のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約３００～約３２０のＧＷＰを有する、表３Ｂに提供される組成物の群から選択される。
【0140】
いくつかの実施形態では、組成物は、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約２６５のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約２５０のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約２２１のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約２００のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約１７１のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約１５０のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約１２１のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約１００のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約７１のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。いくつかの実施形態では、組成物は、約２２～約５０のＧＷＰを有する、表３Ｃに提供される組成物の群から選択される。
【0141】
使用方法
本明細書で提供される組成物は、熱源からヒートシンクに熱を運ぶために使用される作動流体として作用することができる。そのような熱伝達組成物はまた、流体が相転移するサイクルにおける冷媒、すなわち、流体が液体から気体に相転移し、再び液体に戻る、又はその逆に相転移するサイクルにおいて冷媒としても有用であり得る。伝熱システムの例としては、空調機、冷凍庫、冷蔵庫、ヒートポンプ、冷水機、満液式蒸発器冷却装置、直接膨張冷却装置、ウォークインクーラ、高温ヒートポンプ、移動式冷蔵庫、移動式空調ユニット、浸漬冷却システム、データセンタ冷却システム、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。したがって、本出願は、本明細書で提供される組成物を含む、本明細書に記載される伝熱システム（例えば、伝熱装置）を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、伝熱装置内の作動流体（例えば、冷蔵又は加熱用途のための作動流体）として有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、高温ヒートポンプを含む装置又はシステムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、遠心圧縮機を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、冷却機装置を備える装置又はシステムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、遠心冷却機装置を備える装置又はシステムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、遠心高温ヒートポンプにおいて有用である。
本明細書で提供される組成物は、熱源からヒートシンクに熱を運ぶために使用される作動流体として作用することができる。そのような熱伝達組成物はまた、流体が相転移するサイクルにおける冷媒、すなわち、流体が液体から気体に相転移し、再び液体に戻る、又はその逆に相転移するサイクルにおいて冷媒としても有用であり得る。伝熱システムの例としては、空調機、冷凍庫、冷蔵庫、ヒートポンプ、冷水機、満液式蒸発器冷却装置、直接膨張冷却装置、ウォークインクーラ、高温ヒートポンプ、移動式冷蔵庫、移動式空調ユニット、浸漬冷却システム、データセンタ冷却システム、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。したがって、本出願は、本明細書で提供される組成物を含む、本明細書に記載される伝熱システム（例えば、伝熱装置）を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、伝熱装置内の作動流体（例えば、冷蔵又は加熱用途のための作動流体）として有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、高温ヒートポンプを含む装置又はシステムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、遠心圧縮機を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、冷却機装置を備える装置又はシステムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、遠心冷却機装置を備える装置又はシステムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、遠心高温ヒートポンプにおいて有用である。
【0142】
機械的な蒸気－圧縮冷蔵、空調、及びヒートポンプシステムは、蒸発器、圧縮機、凝縮器、及び膨張装置を含む。冷蔵サイクルは、１つの工程において冷却効果をもたらし、また、異なる工程において加熱効果をもたらす、多重工程において冷媒を再使用する。サイクルは、以下のように説明することができる。すなわち、液体冷媒が、膨張装置を通って蒸発器に入り、液体冷媒が、低温で、環境から熱を奪うことによって蒸発器内で沸騰して、気体を形成し、冷却を生じさせる。多くの場合、空気又は伝熱流体は、蒸発器の上を、又は周囲を流れ、蒸発器内の冷媒の蒸発によって生じる冷却効果を、冷却される物体まで伝達する。低圧の気体は、圧縮機に入り、そこで気体は圧縮され、その圧力及び温度が上昇する。次いで、高圧の（圧縮された）気体状の冷媒は、凝縮器に入り、そこで冷媒は凝縮され、その熱を環境に放出する。冷媒は膨張装置に戻り、それを通じて液体は凝縮器におけるより高圧レベルから蒸発器における低圧レベルに膨張し、このようにして、サイクルを繰り返す。
【0143】
冷却される又は加熱される物体は、冷却又は加熱を提供することが望ましい任意の空間、場所、対象物、又は物体として定義され得る。例としては、共同住宅、総合大学の寮、タウンハウス、若しくは他の長屋若しくは一戸建て住宅、病院、オフィスビル、スーパーマーケット、単科大学若しくは総合大学の教室若しくは管理棟、及び自動車若しくはトラックのパッセンジャコンパートメントなどの、部屋、アパート、又は建物などの、空調、冷却、又は加熱を必要とする（開放された若しくは閉鎖された）空間が挙げられる。更に、冷却される物体としては、とりわけ、コンピュータ設備、中央処理ユニット（central processing unit、ｃｐｕ）、データセンタ、サーババンク、及びパーソナルコンピュータなどの電子機器を挙げることができる。
【0144】
「近傍」とは、蒸発器の上を移動する空気が、冷却される物体内又は周囲を移動するように、冷媒を含有するシステムの蒸発器が、冷却される物体内又は物体に近接してのいずれかに位置していることを意味する。加熱を生じさせるためのプロセスでは、「近傍」とは、蒸発器を介して移動する空気が、加熱される物体内又は周囲を移動するように、冷媒を含有するシステムの凝縮器が、加熱される物体内又は物体に近接してのいずれかに位置していることを意味する。いくつかの実施形態では、伝熱に関して、「近傍」とは、例えば、冷却される物体が、熱伝達組成物に直接浸漬されるか、又は熱伝達組成物を含有する管が、電子設備の中に入って内部で流動し、電子設備から出ることを意味し得る。
【0145】
例示的な冷蔵システムとしては、商業用、工業用、又は住宅用冷蔵庫及び冷凍庫、製氷機、内蔵型クーラ及び冷凍庫、自動販売機、満液式蒸発器冷却装置、直接膨張冷却装置、冷水機、遠心冷却装置、ウォークイン及びリーチインクーラ及び冷凍庫を含む設備、並びに組み合わせシステムが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、スーパーマーケットの冷蔵システムにおいて使用され得る。更に、固定型用途は、１つの位置において、冷却を生じさせるために一次冷媒を使用し、二次伝熱流体を介して、これを遠隔の場所に移動させる、二次ループシステムを利用し得る。
【0146】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、冷蔵、空調、若しくはヒートポンプシステム又は装置を含む移動式伝熱システムにおいて有用である。いくつかの実施形態では、組成物は、冷蔵、空調、若しくはヒートポンプシステム又は装置を含む固定式伝熱システムにおいて有用である。
【0147】
本明細書で使用するとき、移動式冷蔵、空調、又はヒートポンプシステムとは、道路、鉄道、海上、又は航空の輸送ユニットに組み込まれる、任意の冷蔵、空調、又はヒートポンプ装置を指す。移動式空調又はヒートポンプシステムは、自動車、トラック、列車、又は他の輸送システムに使用され得る。移動式冷蔵庫としては、トラック、飛行機、又は列車の輸送用冷蔵庫を挙げることができる。加えて、「複合一貫輸送」システムとして知られている、任意の移動式キャリアに依存しないシステムに冷蔵を提供することが意図される装置が、本発明に含まれる。かかる複合一貫輸送システムとしては、「コンテナ」（海上／陸上複合輸送）、並びに「スワップボディ」（道路及び鉄道複合輸送）が挙げられる。
【0148】
本明細書で使用するとき、固定式空調又はヒートポンプシステムは、動作中に適所に固定されるシステムである。固定式空調又はヒートポンプシステムは、任意の様々な建物に付随し得るか、又は取り付けられ得る。これらの固定式の用途は、これらに限定されないが、冷却装置、住宅用高温ヒートポンプを含むヒートポンプ、住宅用、商業用、若しくは工業用空調システムを含み、並びに窓、ダクト無し、ダクト付きのパッケージ型端末、屋上システムなどの建物に接続されるそれらの外部を含む、固定式空調及びヒートポンプであり得る。
【0149】
固定式伝熱は、浸漬冷却システム、浸水冷却システム、相転移冷却システム、データセンタ冷却システム、又は単に液体冷却システムなどの電子機器を冷却するためのシステムを指し得る。
【0150】
いくつかの実施形態では、本組成物を伝熱流体として使用するための方法が提供される。本方法は、当該組成物を熱源からヒートシンクに輸送することを含む。
【0151】
いくつかの実施形態では、冷却を生じさせるための方法であって、冷却される物体の近傍で本化合物又は組成物のいずれかを蒸発させる工程と、その後、当該組成物を凝縮する工程と、を含む、方法、が提供される。
【0152】
いくつかの実施形態では、加熱を生じさせるための方法であって、加熱される物体の近傍で本組成物のいずれかを凝縮する工程と、その後、当該組成物を蒸発させる工程と、を含む、方法、が提供される。
【0153】
いくつかの実施形態では、組成物は、伝熱において使用するためのものであり、作動流体は、伝熱成分である。
【0154】
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、冷蔵又は空調において使用するためのものである。
【0155】
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、本明細書で提供される可燃性冷媒の可燃性を低減又は排除するのに有用であり得る。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される本出願は、可燃性冷媒の可燃性を低減するための方法であって、本明細書に開示される組成物を含む組成物を可燃性冷媒に添加することを含む、方法、である。
【0156】
本明細書で提供される組成物は、現在使用されている（「現用」）冷媒の代替品として有用であり得る。本明細書で使用される際、「現用冷媒」という用語は、伝熱システムがそれに対して動作するように設計された冷媒、又は伝熱システム内に存在する冷媒を意味するものとして理解される。いくつかの実施形態では、現用冷媒は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、及びＲ－１３４ａからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、現用冷媒は、Ｒ－４１０Ａである。いくつかの実施形態では、現用冷媒は、Ｒ－２２である。いくつかの実施形態では、現用の冷媒は、Ｒ－１３４ａである。
【0157】
多くの場合、異なる冷媒用に設計された元の冷蔵設備において、例えば、システム変更が最小乃至全くない状態で使用することができる場合に、代替冷媒は、最も有用である。多くの用途では、本開示の組成物のいくつかの実施形態は、冷媒として有用であり、代替品が求められる冷媒と少なくとも同等の冷却性能（冷却能力を意味する）を提供する。
【0158】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒（すなわち、本明細書で提供される組成物）は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの冷却能力の約±１％～±２０％以内である冷却能力を示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの冷却能力の約±２０％以内である冷却能力を示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの冷却能力の約±１５％以内である冷却能力を示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの冷却能力の約±１０％以内である冷却能力を示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの冷却能力の約±５％以内である冷却能力を示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａの冷却能力の約±３％以内である冷却能力を示す。
【0159】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒（すなわち、本明細書で提供される組成物）は、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約７５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約４００未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約２５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約１５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±５％以内である冷却能力を示し、約１５０未満のＧＷＰを有する。
【0160】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒（すなわち、本明細書で提供される組成物）は、Ｒ－２２の冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約７５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－２２の冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約４００未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－２２の冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約２５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－２２の冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約１５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－２２の冷却能力の約±５％以内である冷却能力を示し、約１５０未満のＧＷＰを有する。
【0161】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒（すなわち、本明細書で提供される組成物）は、Ｒ－１３４ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約７５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－１３４ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約４００未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－１３４ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約２５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－１３４ａの冷却能力の約±３％～約±２０％以内である冷却能力を示し、約１５０未満のＧＷＰを有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される代替冷媒は、Ｒ－１３４ａの冷却能力の約±５％以内である冷却能力を示し、約１５０未満のＧＷＰを有する。
【0162】
いくつかの実施形態では、方法は、高温ヒートポンプにおいてＲ－４１０Ａ、Ｒ－２２、及びＲ－１３４ａからなる群から選択される現用冷媒を、本明細書で提供される代替冷媒組成物で代替することを含む。いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、遠心高温ヒートポンプである。いくつかの実施形態では、現用冷媒は、Ｒ－４１０Ａである。いくつかの実施形態では、現用冷媒は、Ｒ－２２である。いくつかの実施形態では、現用の冷媒は、Ｒ－１３４ａである。
【0163】
いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、約５０℃超の温度で動作する凝縮器を備える。いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、約１００℃超の温度で動作する凝縮器を備える。いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、約１２０℃超の温度で動作する凝縮器を備える。いくつかの実施形態では、高温ヒートポンプは、約１５０℃超の温度で動作する凝縮器を備える。
【0164】
いくつかの実施形態では、本出願は、現用冷媒を含む伝熱システム又は装置のエネルギー効率を向上させるための方法であって、現用冷媒を、本明細書で提供される代替冷媒組成物で実質的に代替し、それによって伝熱システムの効率を改善することを含む、方法、を提供する。いくつかの実施形態では、伝熱システムは、本明細書で提供される冷却機システム又は冷却機装置である。
【0165】
いくつかの実施形態では、空のシステムに本発明の組成物を充填することにより、又は現用冷媒を本発明の組成物で実質的に代替することにより、当該現用冷媒を用いて動作するように設計された伝熱システムを動作させるための方法又は熱を伝達するための方法が提供される。
【0166】
本明細書で使用するとき、「実質的に代替する」という用語は、現用冷媒をシステムから排出させるか又は現用冷媒をシステムから圧送した後、システムに本発明の組成物を充填することを意味するものとして理解されたい。システムは、充填する前に１回以上の量の代替冷媒でフラッシングすることができる。いくつかの実施形態では、システムが本発明の組成物で充填された後に幾分の少量の現用冷媒がシステム内に存在してもよい点は理解されたい。
【0167】
別の実施形態では、現用冷媒及び潤滑剤を含有する伝熱システムを再充填するための方法であって、潤滑剤の相当部分を当該システム内に保持しつつ現用冷媒を伝熱システムから実質的に除去することと、本組成物の１つを伝熱システムに導入することと、を含む、方法、が提供される。いくつかの実施形態では、システム内の潤滑剤は、部分的に代替される。
【0168】
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、冷却機内の冷媒注入の仕上げをするために使用してよい。例えば、Ｒ－４１０Ａ、Ｒ－２２、又はＲ－１３４ａを使用する冷却機の性能が冷媒の漏出により低下した場合、本来の仕様に性能を戻すために、本明細書に開示される組成物を添加してよい。
【0169】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物のいずれかを含有する熱交換システムであって、空調装置、冷凍庫、冷蔵庫、ヒートポンプ、冷水機、満液式蒸発冷却装置、直接膨張式冷却装置、ウォークインクーラ、ヒートポンプ、移動式冷蔵庫、移動式空調ユニット、及びこれらの組み合わせを有するシステムからなる群から選択される、熱交換システム、が提供される。更に、本明細書で提供される組成物は、これらの組成物が一次冷媒として機能することで二次伝熱流体の冷却を提供し、それによりこの二次伝熱流体が遠隔の場所を冷却する、二次ループシステムにおいて有用であり得る。
【0170】
本発明の組成物は、熱交換器内に温度グライドをいくらか有し得る。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約１５℃以下、例えば、約１０℃以下、約７℃以下、約５℃以下、約４℃以下、約３℃以下、約２℃以下、又は約１℃以下の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、組成物は、約１０℃以下の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、組成物は、約７℃以下の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、組成物は、約５℃以下の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、組成物は、約２℃以下の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、組成物は、約１℃以下の温度グライドを示す。
【0171】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．１℃～約１５℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約１５℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約１０℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約８℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約７℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約５℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約３℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約２℃の温度グライドを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、約０．５℃～約１℃の温度グライドを示す。
【0172】
これにより、向流モード又は向流傾向（counter-current tendency）を有する十字流モード（cross-current mode）で熱交換器が動作している場合、システムは、より効率的に動作し得る。向流傾向とは、熱交換器が向流モードに可能な限り近づくほど、伝熱がより効率的になることを意味する。したがって、空調熱交換器、特に蒸発器は、向流傾向のいくつかの態様を提供するように設計される。
【0173】
したがって、空調又はヒートポンプシステムが本明細書で提供され、当該システムは、向流モード又は向流傾向を有する十字流モードで動作する１つ以上の熱交換器（蒸発器、凝縮器のいずれか又は両方）を含む。
【0174】
いくつかの実施形態では、冷蔵システムが本明細書で提供され、当該システムは、向流モード又は向流傾向を有する横流モードで動作する１つ以上の熱交換器（蒸発器、凝縮器のいずれか又は両方）を含む。
【0175】
いくつかの実施形態では、冷蔵、空調、又はヒートポンプシステムは、固定式冷蔵、空調、又はヒートポンプシステムである。いくつかの実施形態では、冷蔵、空調、又はヒートポンプシステムは、移動式冷蔵、空調、又はヒートポンプシステムである。
【0176】
更に、いくつかの実施形態では、開示される組成物は、水、塩水溶液（例えば、塩化カルシウム）、グリコール、二酸化炭素、又はフッ素化炭化水素流体（ＨＦＣ、ＨＣＦＣ、ハイドロフルオロオレフィン（hydrofluoroolefin、「ＨＦＯ」）、ハイドロクロロフルオロオレフィン（hydrochlorofluoroolefin、「ＨＣＦＯ」）、クロロフルオロオレフィン（chlorofluoroolefin、「ＣＦＯ」）、若しくはペルフルオロカーボン（「perfluorocarbon、ＰＦＣ」）を意味する）を含み得る二次伝熱流体の使用によって、遠隔の場所に冷却を提供する二次ループシステムにおいて一次冷媒として機能し得る。この場合、二次伝熱流体は、蒸発器に隣接しており、冷却される第２の遠隔物体に移動させる前に冷却されることから、冷却される物体である。いくつかの実施形態では、開示される組成物は、二次伝熱流体として機能するので、遠隔の場所に冷却（又は加熱）を伝達又は提供することができる。
【0177】
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される組成物は、潤滑剤、染料（紫外線染料を含む）、可溶化剤、相溶化剤、安定剤、トレーサ、ペルフルオロポリエーテル、摩耗防止剤、極圧添加剤、腐食及び酸化防止剤、重合阻害剤、金属表面エネルギー低減剤（metal surface energy reducer）、金属表面不活性化剤、フリーラジカル捕捉剤、泡制御剤、粘度指数改善剤、流動点降下剤、洗剤、粘度調節剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される１つ以上の非冷媒成分（本明細書では添加剤とも称される）を更に含む。実際に、これらの任意選択的な非冷媒成分の多くは、１つ以上のこれらの分類に適合し、それら自体が１つ以上の性能特徴の達成に役立つ品質を有し得る。
【0178】
いくつかの実施形態では、１つ以上の非冷媒成分は、組成物全体に対して少ない量で存在する。いくつかの実施形態では、開示される組成物における量の添加剤（複数可）の濃度は、全組成物の、約０．１重量パーセント未満から最高約５重量パーセント程度までである。本発明のいくつかの実施形態では、添加剤は、全組成物の約０．１重量％～約５重量％又は約０．１重量％～約３．５重量％の量で開示された組成物中に存在する。開示される組成物に対して選択される添加剤成分（複数可）は、有用性及び／又は個々の設備構成要素、若しくはシステムの要件に基づいて選択される。
【0179】
一実施形態では、潤滑剤は、鉱油、アルキルベンゼン、ポリオールエステル、ポリアルキレングリコール、ポリビニルエーテル、ポリカーボネート、ペルフルオロポリエーテル、シリコーン、ケイ酸エステル、リン酸エステル、パラフィン、ナフテン、ポリアルファ－オレフィン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0180】
本明細書に開示される潤滑剤は、市販の潤滑剤であってよい。例えば、潤滑剤は、ＢＶＭ１００ＮとしてＢＶＡ Ｏｉｌにより販売されているパラフィン鉱油、商標名Ｓｕｎｉｓｏ（登録商標）１ＧＳ、Ｓｕｎｉｓｏ（登録商標）３ＧＳ及びＳｕｎｉｓｏ（登録商標）５ＧＳでＣｒｏｍｐｔｏｎ Ｃｏ．により販売されているナフテン系鉱油、商標名Ｓｏｎｔｅｘ（登録商標）３７２ＬＴでＰｅｎｎｚｏｉｌにより販売されているナフテン系鉱油、商標名Ｃａｌｕｍｅｔ（登録商標）ＲＯ－３０でＣａｌｕｍｅｔ Ｌｕｂｒｉｃａｎｔｓにより販売されているナフテン系鉱油、商標名Ｚｅｒｏｌ（登録商標）７５、Ｚｅｒｏｌ（登録商標）１５０及びＺｅｒｏｌ（登録商標）５００でＳｈｒｉｅｖｅ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓにより販売されている直鎖アルキルベンゼン、ＨＡＢ２２としてＮｉｐｐｏｎ Ｏｉｌにより販売されている分枝鎖アルキルベンゼン、商標名Ｃａｓｔｒｏｌ（登録商標）１００でＣａｓｔｒｏｌ，Ｕｎｉｔｅｄ Ｋｉｎｇｄｏｍにより販売されているポリオールエステル（ＰＯＥ）、Ｄｏｗ（Ｄｏｗ Ｃｈｅｍｉｃａｌ，Ｍｉｄｌａｎｄ，Ｍｉｃｈｉｇａｎ）のＲＬ－４８８Ａなどのポリアルキレングリコール（ＰＡＧ）、並びにこれらの混合物（本段落で開示される潤滑剤のうちの任意のものの混合物を意味する）であってもよい。
【0181】
本明細書に開示される組成物の上記重量比にも関わらず、いくつかの伝熱システムでは、本組成物が使用されている間、そのような伝熱システムの１つ以上の装置部品から追加の潤滑剤が得られることがあることが理解されている。例えば、いくつかの冷蔵、空調、及びヒートポンプシステムでは、圧縮機及び／又は圧縮機潤滑サンプ内に潤滑剤を充填することがある。このような潤滑剤は、任意の潤滑添加剤に加えて、このようなシステムの冷媒中に存在することがある。使用中、圧縮機内にあるとき、冷媒は、ある量の装置の潤滑剤を捕捉して、冷媒－潤滑剤組成物を出発比率から変更させすることがある。
【0182】
本発明の組成物で使用される非冷媒成分は、少なくとも１つの染料を含んでいてよい。染料は、少なくとも１つの紫外線（ultra-violet、ＵＶ）染料であってもよい。本明細書で使用するとき、「紫外線」染料は、電磁スペクトルの紫外線又は「近」紫外線領域内で光を吸収する紫外線蛍光性組成物又は燐光発光性組成物として定義される。１０ナノメートル～約７７５ナノメートルの範囲内の波長を有する、少なくともいくらかの放射線を発する紫外線照射下において、紫外線蛍光染料によって生じた蛍光が検出され得る。
【0183】
紫外線染料は、装置（例えば、冷蔵ユニット、空調機、又はヒートポンプ）内での漏出点又は漏出点近傍において染料の蛍光を観察することができることから、組成物の漏出を検出するにあたって有用な成分である。紫外線発光（例えば、染料からの蛍光）は、紫外光下で観察され得る。したがって、このような紫外線染料を含有する組成物が装置内の所与の点から漏出した場合、蛍光は、漏出点又は漏出点の近傍で検出され得る。
【0184】
いくつかの実施形態では、紫外線染料は、蛍光染料であってもよい。いくつかの実施形態では、蛍光染料は、ナフタルイミド、ペリレン、クマリン、アントラセン、フェナントラセン（phenanthracene）、キサンテン、チオキサンテン、ナフトキサンテン、フルオレセイン、及び当該染料の誘導体、並びにそれらの組み合わせ（本段落で開示される前述の染料又はそれらの誘導体のうちのいずれかの混合物を意味する）からなる群から選択される。
【0185】
本発明の組成物で使用され得る別の非冷媒成分は、本開示の組成物中にける１つ以上の染料の溶解度を改善するために選択される少なくとも１つの可溶化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態では、染料と可溶化剤との重量比は、約９９：１～約１：１の範囲である。可溶化剤としては、炭化水素、炭化水素エーテル、ポリオキシアルキレングリコールエーテル（例えば、ジプロピレングリコールジメチルエーテル）、アミド、ニトリル、ケトン、クロロカーボン（例えば、塩化メチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、又はこれらの混合物）、エステル、ラクトン、芳香族エーテル、フルオロエーテル、及び１，１，１－トリフルオロアルカン、並びにこれらの混合物（本段落で開示される可溶化剤のうちのいずれかの混合物を意味する）からなる群から選択される少なくとも１つの化合物が挙げられる。
【0186】
いくつかの実施形態では、非冷媒成分は、１つ以上の潤滑剤と開示する組成物との相溶性を改善するために少なくとも１つの相溶化剤を含む。相溶化剤は、炭化水素、炭化水素エーテル、ポリオキシアルキレングリコールエーテル（例えば、ジプロピレングリコールジメチルエーテル）、アミド、ニトリル、ケトン、クロロカーボン（例えば、塩化メチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、又はこれらの混合物）、エステル、ラクトン、芳香族エーテル、フルオロエーテル、１，１，１－トリフルオロアルカン、及びこれらの混合物（本段落で開示される相溶化剤のうちのいずれかの混合物を意味する）からなる群から選択されてもよい。
【0187】
可溶化剤及び／又は相溶化剤は、ジメチルエーテル（dimethyl ether、ＤＭＥ）など、炭素、水素及び酸素のみを含むエーテルからなる炭化水素エーテル、並びにこれらの混合物（本段落で開示される炭化水素エーテルのうちのいずれかの混合物を意味する）からなる群から選択されてもよい。
【0188】
相溶化剤は、３～１５個の炭素原子を含有する直鎖又は環式脂肪族又は芳香族炭化水素相溶化剤であり得る。相溶化剤は、とりわけ、少なくとも、プロピレン及びプロパンを含むプロパン、ｎ－ブタン及びイソブテンを含むブタン、ｎ－ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン及びシクロペンタンを含むペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン、並びにデカンからなる群から選択され得る少なくとも１つの炭化水素であり得る。市販の炭化水素相溶化剤としては、これらに限定されるものではないが、Ｅｘｘｏｎ Ｃｈｅｍｉｃａｌ（ＵＳＡ）から商標名Ｉｓｏｐａｒ（登録商標）Ｈで販売されているもの、ウンデカン（Ｃ１１）とドデカン（Ｃ１２）の混合物（高純度Ｃ１１～Ｃ１２イソパラフィン）、Ａｒｏｍａｔｉｃ１５０（Ｃ９～Ｃ１１芳香族）（Ａｒｏｍａｔｉｃ２００（Ｃ９～Ｃ１５芳香族）及びＮａｐｔｈａ１４０（Ｃ５～Ｃ１１パラフィン、ナフテン及び芳香族炭化水素の混合物）及びこれらの混合物（本段落で開示されている炭化水素のうちのいずれかの混合物を意味する）が挙げられる。
【0189】
相溶化剤は、代替的に、少なくとも１つのポリマー相溶化剤であってもよい。ポリマー相溶化剤は、フッ素化及び非フッ素化アクリレートのランダムコポリマーであり得、ポリマーは、式ＣＨ２＝Ｃ（Ｒ１）ＣＯ２Ｒ２、ＣＨ２＝Ｃ（Ｒ３）Ｃ６Ｈ４Ｒ４、及びＣＨ２＝Ｃ（Ｒ５）Ｃ６Ｈ４ＸＲ６で表される少なくとも１つのモノマーの繰り返し単位を含み、式中、Ｘは、酸素又は硫黄であり、Ｒ１、Ｒ３、及びＲ５は、Ｈ及びＣ１～Ｃ４のアルキル基からなる群から独立して選択され、Ｒ２、Ｒ４、及びＲ６は、Ｃ及びＦを含有する炭素鎖系ラジカルからなる群から独立して選択され、チオエーテル、スルホキシド、又はスルホン基、及びこれらの混合物の形態で、Ｈ、Ｃｌ、エーテル酸素、若しくは硫黄を更に含有し得る。そのようなポリマー相溶化剤の例としては、商標名Ｚｏｎｙｌ（登録商標）ＰＨＳでＥ．Ｉ．ｄｕ Ｐｏｎｔ ｄｅ Ｎｅｍｏｕｒｓ ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ（Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ，ＤＥ，１９８９８，ＵＳＡ）から市販されているものが挙げられる。Ｚｏｎｙｌ（登録商標）ＰＨＳは、４０重量パーセントのＣＨ２＝Ｃ（ＣＨ３）ＣＯ２ＣＨ２ＣＨ２（ＣＦ２ＣＦ２）ｍＦ（Ｚｏｎｙｌ（登録商標）フルオロメタクリレート又はＺＦＭとも称される）［式中、ｍは、１～１２、主に２～８］、及び６０重量パーセントのラウリルメタクリレート（ＣＨ２＝Ｃ（ＣＨ３）ＣＯ２（ＣＨ２）１１ＣＨ３、ＬＭＡとも称される）を重合することによって作製されたランダムコポリマーである。
【0190】
いくつかの実施形態では、相溶剤成分は、潤滑剤の金属への粘着性を低下させる方法で、熱交換器内で見出される金属銅、アルミニウム、鋼、又は他の金属及びその合金の表面エネルギーを低下させる添加剤約０．０１～３０重量％（相溶剤の総量に基づいて）を含有する。金属表面エネルギー低減添加剤の例としては、ＤｕＰｏｎｔから商標名Ｚｏｎｙｌ（登録商標）ＦＳＡ、Ｚｏｎｙｌ（登録商標）ＦＳＰ、及びＺｏｎｙｌ（登録商標）ＦＳＪとして市販されているものが挙げられる。
【0191】
本発明の組成物で使用され得る別の非冷媒成分は、金属表面不活性化剤であってもよい。金属表面不活性化剤は、アレオキサリル（areoxalyl）ビス（ベンジリデン）ヒドラジド（ＣＡＳ登録番号６６２９－１０－３）、Ｎ，Ｎ’－ビス（３，５－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４－ヒドロキシヒドロシンナモイルヒドラジン（ＣＡＳ登録番号３２６８７－７８－８）、２，２，’－オキサミドビス－エチル－（３，５－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４－ヒドロキシヒドロシンナメート（ＣＡＳ登録番号７０３３１－９４－１）、Ｎ，Ｎ’－（ジサリシクリデン（disalicyclidene））－１，２－ジアミノプロパン（ＣＡＳ登録番号９４－９１－７）、及びエチレンジアミン四酢酸（ＣＡＳ登録番号６０－００－４）及びその塩、並びにこれらの混合物（本段落に開示される金属表面不活性化剤のうちのいずれかの混合物を意味する）からなる群から選択される。
【0192】
本発明の組成物で使用される非冷媒成分は、代替的には、ヒンダードフェノール、チオホスフェート、ブチル化トリフェニルホスホロチオネート、オルガノホスフェート又はホスファイト、アリールアルキルエーテル、テルペン、テルペノイド、エポキシド、フッ素化エポキシド、オキセタン、アスコルビン酸、チオール、ラクトン、チオエーテル、アミン、ニトロメタン、アルキルシラン、ベンゾフェノン誘導体、アリールスルフィド、ジビニルテレフタル酸、ジフェニルテレフタル酸、アセトアルデヒドジメチルヒドラゾンなどのヒドラゾン、イオン性液体、及びそれらの混合物（本段落に開示される安定剤のうちのいずれかの混合物を意味する）からなる群から選択される安定剤であり得る。テルペン又はテルペノイド安定剤は、ファルネセンを含んでもよい。ホスファイト安定剤は、ジフェニルホスファイトを含んでもよい。
【0193】
安定剤は、以下からなる群から選択され得る：トコフェロール；ヒドロキノン；ｔ－ブチルヒドロキノン；モノチオホスフェート；及びジチオホスフェート（Ｃｉｂａ Ｓｐｅｃｉａｌｔｙ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ，Ｂａｓｅｌ，Ｓｗｉｔｚｅｒｌａｎｄ（以後「Ｃｉｂａ」）から商標名Ｉｒｇａｌｕｂｅ（登録商標）６３として市販）；ジアルキルチオリン酸エステル（Ｃｉｂａからそれぞれ商標名Ｉｒｇａｌｕｂｅ（登録商標）３５３及びＩｒｇａｌｕｂｅ（登録商標）３５０として市販）；ブチル化トリフェニルホスホロチオネート（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｌｕｂｅ（登録商標）２３２として市販）；アミンホスフェート（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｌｕｂｅ（登録商標）３４９として市販）；ヒンダードホスファイト（ＣｉｂａからＩｒｇａｆｏｓ（登録商標）１６８として市販）、及びトリス－（ジ－ｔｅｒｔ－ブチルフェニル）ホスファイト（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｆｏｓ（登録商標）ＯＰＨとして市販）；（Ｄｉ－ｎ－オクチルホスファイト）；及びイソデシルジフェニルホスファイト（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｆｏｓ（登録商標）ＤＤＰＰとして市販）；トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、及びトリ（２－エチルヘキシル）ホスフェートなどのトリアルキルホスフェート；トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、及びトリキシレニルホスフェートを含むトリアリールホスフェート、並びにイソプロピルフェニルホスフェート（ＩＰＰＰ）及びビス（ｔ－ブチルフェニル）フェニルホスフェート（ＴＢＰＰ）を含む混合アルキルアリールホスフェート；ブチル化トリフェニルホスフェート（例えば、Ｓｙｎ－Ｏ－Ａｄ（登録商標）８７８４を含む、商標名Ｓｙｎ－Ｏ－Ａｄ（登録商標）として市販されているもの）；ｔｅｒｔ－ブチル化トリフェニルホスフェート（例えば、商標名Ｄｕｒａｄ（登録商標）６２０として市販されているもの）；イソプロピル化トリフェニルホスフェート（例えば、商標名Ｄｕｒａｄ（登録商標）２２０及びＤｕｒａｄ（登録商標）１１０で市販されているもの）；アニソール；１，４－ジメトキシベンゼン；１，４－ジエトキシベンゼン；１，３，５－トリメトキシベンゼン；ミルセン、アロオシメン、リモネン（特にｄ－リモネン）；レチナール；ピネン（α又はβ）；メントール；ゲラニオール；ファルネソール；フィトール；ビタミンＡ；テルピネン；δ－３－カレン；テルピノレン；フェランドレン；フェンチェン；ジペンテン；リコペンなどのカラテノイド（caratenoids）、βカロテン、及びゼアキサンチンなどのキサントフィル；ヘパキサンチン及びイソトレチノインなどのレチノイド；ボルナン；１，２－プロピレンオキシド；１，２－ブチレンオキシド；ｎ－ブチルグリシジルエーテル；トリフルオロメチルオキシラン；１，１－ビス（トリフルオロメチル）オキシラン；３－エチル－３－ヒドロキシメチル－オキセタン、例えば、ＯＸＴ－１０１（東亜合成）；３－エチル－３－（（フェノキシ）メチル）－オキセタン、例えば、ＯＸＴ－２１１（東亜合成）；３－エチル－３－（（２－エチル－ヘキシルオキシ）メチル）－オキセタン、例えば、ＯＸＴ－２１２（東亜合成）；アスコルビン酸；メタンチオール（メチルメルカプタン）；エタンチオール（エチルメルカプタン）；コエンザイムＡ；ジメルカプトコハク酸（ＤＭＳＡ）；グレープフルーツメルカプタン（（Ｒ）－２－（４－メチルシクロヘキサ－３－エニル）プロパン－２－チオール））；システイン（（Ｒ）－２－アミノ－３－スルファニル－プロパン酸）；リポアミド（１，２－ジチオラン－３－ペンタンアミド）；５，７－ビス（１，１－ジメチルエチル）－３－［２，３（又は３，４－）－ジメチルフェニル］－２（３Ｈ）－ベンゾフラノン（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｎｏｘ（登録商標）ＨＰ－１３６として市販）；ベンジルフェニルスルフィド；ジフェニルスルフィド；ジイソプロピルアミン；ジオクタデシル３，３’－チオジプロピオネート（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｎｏｘ（登録商標）ＰＳ８０２（Ｃｉｂａ）として市販）；ジドデシル３，３’－チオプロピオネート（Ｃｉｂａから商標名Ｉｒｇａｎｏｘ（登録商標）ＰＳ８００として市販）；ジ－（２，２，６，６－テトラメチル－４－ピペリジル）セバケート（Ｃｉｂａから商標名Ｔｉｎｕｖｉｎ（登録商標）７７０として市販）；ポリ－（Ｎ－ヒドロキシエチル－２，２，６，６－テトラメチル－４－ヒドロキシ－ピペリジルスクシネート（Ｃｉｂａから商標名Ｔｉｎｕｖｉｎ（登録商標）６２２ＬＤとして市販）；メチルビスタローアミン；ビスタローアミン；フェノール－α－ナフチルアミン；ビス（ジメチルアミノ）メチルシラン（ＤＭＡＭＳ）；トリス（トリメチルシリル）シラン（ＴＴＭＳＳ）；ビニルトリエトキシシラン；ビニルトリメトキシシラン；２，５－ジフルオロベンゾフェノン；２’，５’－ジヒドロキシアセトフェノン；２－アミノベンゾフェノン；２－クロロベンゾフェノン；ベンジルフェニルスルフィド；ジフェニルスルフィド；ジベンジルスルフィド；イオン性液体；並びにこれらの混合物及びこれらの組み合わせ。
【0194】
本発明の組成物で使用される添加剤は、代替的にはイオン性液体安定剤であってもよい。イオン性液体安定剤は、室温（約２５℃）で液体である有機塩からなる群から選択され得、これらの塩は、ピリジニウム、ピリダジニウム、ピリミジニウム、ピラジニウム、イミダゾリウム、ピラゾリウム、チアゾリウム、オキサゾリウム、及びトリアゾリウム、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるカチオン、並びに［ＢＦ４］－、［ＰＦ６］－、［ＳｂＦ６］－、［ＣＦ３ＳＯ３］－、［ＨＣＦ２ＣＦ２ＳＯ３］－、［ＣＦ３ＨＦＣＣＦ２ＳＯ３］－、［ＨＣＣｌＦＣＦ２ＳＯ３］－、［（ＣＦ３ＳＯ２）２Ｎ］－、［（ＣＦ３ＣＦ２ＳＯ２）２Ｎ］－、［（ＣＦ３ＳＯ２）３Ｃ］－、［ＣＦ３ＣＯ２］－、及びＦ－、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるアニオンを含有する。いくつかの実施形態では、イオン性液体安定剤は、ｅｍｉｍ ＢＦ４（１－エチル－３－メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート）；ｂｍｉｍ ＢＦ４（１－ブチル－３－メチルイミダゾリウムテトラボレート）；ｅｍｉｍ ＰＦ６（１－エチル－３－メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェート）；及びｂｍｉｍ ＰＦ６（１－ブチル－３－メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェート）（これらは全てＦｌｕｋａ（Ｓｉｇｍａ－Ａｌｄｒｉｃｈ）から入手可能である）からなる群から選択される。
【0195】
いくつかの実施形態では、安定剤は、ヒンダードフェノールであり得、これは、例えば、アルキル化モノフェノール、例えば、２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４－メチルフェノール；２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４－エチルフェノール；２，４－ジメチル－６－ｔｅｒｔブチルフェノール；トコフェロールなど、ヒドロキノン及びアルキル化ヒドロキノン、例えば、ｔ－ブチルヒドロキノン、ヒドロキノンの他の誘導体など、ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル、例えば、４，４’－チオ－ビス（２－メチル－６－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；４，４’－チオビス（３－メチル－６－ｔｅｒｔブチルフェノール）；２，２’－チオビス（４メチル－６－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；など、アルキリデン－ビスフェノール、例えば、４，４’－メチレンビス（２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；４，４’－ビス（２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；２，２－又は４，４－ビフェノールジオール誘導体；２，２’－メチレンビス（４－エチル－６－ｔｅｒｔブチルフェノール）；２，２’－メチレンビス（４－メチル－６－ｔｅｒｔブチルフェノール）；４，４－ブチリデンビス（３－メチル－６－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；４，４－イソプロピリデンビス（２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；２，２’－メチレンビス（４－メチル－６－ノニルフェノール）；２，２’－イソブチリデンビス（４，６－ジメチルフェノール；２，２’－メチレンビス（４－メチル－６－シクロヘキシルフェノール、２，２－又は４，４－ビフェニルジオール、例えば、２，２’－メチレンビス（４－エチル－６－ｔｅｒｔ－ブチルフェノール）；ブチル化ヒドロキシトルエン（ＢＨＴ、又は２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４－メチルフェノール）、ヘテロ原子を含むビスフェノール、例えば、２，６－ジ－ｔｅｒｔ－アルファ－ジメチルアミノ－ｐ－クレゾール、４，４－チオビス（６－ｔｅｒｔ－ブチル－ｍ－クレゾールなど；アシルアミノフェノール；２，６－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４（Ｎ，Ｎ’－ジメチルアミノメチルフェノール）；スルフィド、例えば、ビス（３－メチル－４－ヒドロキシ－５－ｔｅｒｔ－ブチルベンジル）スルフィド；ビス（３，５－ジ－ｔｅｒｔ－ブチル－４－ヒドロキシベンジル）スルフィド、並びにこれらの混合物（本段落に開示されるフェノールのうちのいずれかの混合物を意味する）など、１つ以上の置換又は環状、直鎖又は分岐鎖脂肪族置換基を含むフェノールなどの任意の置換フェノール化合物である。
【0196】
本発明の組成物で使用される非冷媒成分は、代替的にトレーサであってもよい。トレーサは、同一の分類の化合物又は異なる分類の化合物の２つ以上のトレーサ化合物であってもよい。いくつかの実施形態では、トレーサは、全組成物の重量に基づいて、約５０重量百万分率（ｐｐｍ）～約１０００ｐｐｍの合計濃度で組成物中に存在する。いくつかの実施形態では、トレーサは、約５０ｐｐｍ～約５００ｐｐｍの合計濃度で存在する。代替的に、トレーサは、約１００ｐｐｍ～約３００ｐｐｍの合計濃度で存在する。
【0197】
トレーサは、ヒドロフルオロカーボン（ＨＦＣ）、重水素化ヒドロフルオロカーボン、ペルフルオロカーボン、フルオロエーテル、臭素化化合物、ヨウ化化合物、アルコール、アルデヒド及びケトン、亜酸化窒素及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。代替的に、トレーサは、トリフルオロメタン（ＨＦＣ－２３）、フルオロエタン（ＨＦＣ－１６１）、１，１，１，２，２，３，３－ヘプタフルオロプロパン（ＨＦＣ－２２７ｃａ）、１，１，１，２，２，３－ヘキサフルオロプロパン（ＨＦＣ－２３６ｃｂ）、１，１，１，２，３，３－ヘキサフルオロプロパン（ＨＦＣ－２３６ｅａ）、１，１，１，２，２－ペンタフルオロプロパン（ＨＦＣ－２４５ｃｂ）、１，１，２，２－テトラフルオロプロパン（ＨＦＣ－２５４ｃｂ）、１，１，１，２－テトラフルオロプロパン（ＨＦＣ－２５４ｅｂ）、１，１，１－トリフルオロプロパン（ＨＦＣ－２６３ｆｂ）、２，２－ジフルオロプロパン（ＨＦＣ－２７２ｃａ）、２－フルオロプロパン（ＨＦＣ－２８１ｅａ）、１－フルオロプロパン（ＨＦＣ－２８１ｆａ）、１，１，１，２，２，３，３，４－ノナフルオロブタン（ＨＦＣ－３２９ｐ）、１，１，１－トリフルオロ－２－メチルプロパン（ＨＦＣ－３２９ｍｍｚ）、１，１，１，２，２，４，４，４－オクタフルオロブタン（ＨＦＣ－３３８ｍｆ）、１，１，２，２，３，３，４，４－オクタフルオロブタン（ＨＦＣ－３３８ｐｃｃ）、１，１，１，２，２，３，３－ヘプタフルオロブタン（ＨＦＣ－３４７ｓ）、ヘキサフルオロエタン（ペルフルオロエタン、ＰＦＣ－１１６）、ペルフルオロ－シクロプロパン（ＰＦＣ－Ｃ２１６）、ペルフルオロプロパン（ＰＦＣ－２１８）、ペルフルオロ－シクロブタン（ＰＦＣ－Ｃ３１８）、ペルフルオロブタン（ＰＦＣ－３１－１０ｍｃ）、ペルフルオロ－２－メチルプロパン（ＣＦ３ＣＦ（ＣＦ３）２）、ペルフルオロ－１，３－ジメチルシクロブタン（ＰＦＣ－Ｃ５１－１２ｍｙｃｍ）、トランス－ペルフルオロ－２，３－ジメチルシクロブタン（ＰＦＣ－Ｃ５１－１２ｍｙｍ、トランス）、シス－ペルフルオロ－２，３－ジメチルシクロブタン（ＰＦＣ－Ｃ５１－１２ｍｙｍ、シス）、ペルフルオロメチルシクロペンタン、ペルフルオロメチルシクロヘキサン、ペルフルオロジメチルシクロヘキサン（オルト、メタ、又はパラ）、ペルフルオロエチルシクロヘキサン、ペルフルオロインダン、ペルフルオロトリメチルシクロヘキサン及びその異性体、ペルフルオロイソプロピルシクロヘキサン、シス－ペルフルオロデカリン、トランス－ペルフルオロデカリン、シス－又はトランス－ペルフルオロメチルデカリン、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。いくつかの実施形態では、トレーサは、２つ以上のハイドロフルオロカーボン、又は１つ以上のペルフルオロカーボンと組み合わされた１つのハイドロフルオロカーボンを含有するブレンドである。
【0198】
組成物の何らかの希釈、混入、又は他の変更の検出を可能にするために、所定の量でトレーサが本発明の組成物に添加されてもよい。
【0199】
本発明の組成物で使用され得る添加剤は、代替的には、米国特許出願公開第２００７／０２８４５５５号（その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる）に詳細に説明されているようにペルフルオロポリエーテルであってもよい。
【0200】
非冷媒成分に好適であると上で記載した特定の添加剤は、冷媒として可能性があるものとして特定されていることが理解されるであろう。しかしながら、本発明によれば、これらの添加剤が使用される場合、本発明の冷媒混合物の新規及び基本的特徴に影響を及ぼす量では存在しない。
【0201】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される冷媒組成物は、当該技術分野において標準であるように、所望の量の個々の成分を組み合わせるための任意の便利な方法によって調製されてもよい。好ましい方法は、所望の成分量を計量し、その後、適切な槽内で成分を組み合わせることである。所望の場合、撹拌を使用してもよい。
【実施例】
【0202】
本発明を、具体的な実施例によって、より詳細に説明する。以下の実施例は、例示目的のために提供され、いかなる意味でも、本発明を限定することを意図するものではない。当業者は、本質的に同じ結果を得るために変更又は修正することができる様々な重要でないパラメータを、容易に認識するであろう。
【0203】
実施例１．Ｒ－４１０Ａの代替冷媒としてのＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉブレンド
吸引圧力、吐出圧力、圧縮機吐出温度、並びに蒸発器及び凝縮器の平均温度グライドを含む、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、トリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含有する混合物の冷却性能。Ｒ－４１０Ａに対する本発明の組成物の相対エネルギー効率（ＣＯＰ）及び体積冷却能力も求めた。以下のパラメータを使用して、表１Ａ～１Ｂに示されるデータを計算した。Ｔ凝縮器中間点＝４６．１℃（１１５°Ｆ）、Ｔ蒸発器中間点＝１０．０℃（５０°Ｆ）、過冷却量＝８．３℃（１５°Ｆ）、過熱の量＝１１．１℃（２０°Ｆ）、圧縮機効率＝７０％。Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、ＣＦ３の量は、組成物の重量分率として示される。Ｒ－４１０Ａ代替冷媒として有用であり得るＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉを含有する組成物の例示的な輪郭プロットを図１～図３に示す。
吸引圧力、吐出圧力、圧縮機吐出温度、並びに蒸発器及び凝縮器の平均温度グライドを含む、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、トリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含有する混合物の冷却性能。Ｒ－４１０Ａに対する本発明の組成物の相対エネルギー効率（ＣＯＰ）及び体積冷却能力も求めた。以下のパラメータを使用して、表１Ａ～１Ｂに示されるデータを計算した。Ｔ凝縮器中間点＝４６．１℃（１１５°Ｆ）、Ｔ蒸発器中間点＝１０．０℃（５０°Ｆ）、過冷却量＝８．３℃（１５°Ｆ）、過熱の量＝１１．１℃（２０°Ｆ）、圧縮機効率＝７０％。Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、ＣＦ３の量は、組成物の重量分率として示される。Ｒ－４１０Ａ代替冷媒として有用であり得るＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉを含有する組成物の例示的な輪郭プロットを図１～図３に示す。
【0204】
【表1-1】
【0205】
【表1-2】
【0206】
【表1-3】
【0207】
【表1-4】
【0208】
【表1-5】
【0209】
【表2】
【0210】
実施例２．Ｒ－２２の代替冷媒としてのＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉブレンド
吸引圧力、吐出圧力、圧縮機吐出温度、並びに蒸発器及び凝縮器の平均温度グライドを含む、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、トリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含有する混合物の冷却性能。Ｒ－２２に対する本発明の組成物の相対エネルギー効率（ＣＯＰ）及び体積冷却能力も求めた。以下のパラメータを使用して、表２Ａ～２Ｂに示されるデータを計算した。Ｔ凝縮器中間点＝４６．１℃（１１５°Ｆ）、Ｔ蒸発器中間点＝１０．０℃（５０°Ｆ）、過冷却量＝８．３℃（１５°Ｆ）、過熱の量＝１１．１℃（２０°Ｆ）、圧縮機効率＝７０％。Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、及びＣＦ３の量は、組成物の重量分率として示される。Ｒ－２２代替冷媒として有用であり得るＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉを含有する組成物の例示的な輪郭プロットを図５～図６に示す。
吸引圧力、吐出圧力、圧縮機吐出温度、並びに蒸発器及び凝縮器の平均温度グライドを含む、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、トリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含有する混合物の冷却性能。Ｒ－２２に対する本発明の組成物の相対エネルギー効率（ＣＯＰ）及び体積冷却能力も求めた。以下のパラメータを使用して、表２Ａ～２Ｂに示されるデータを計算した。Ｔ凝縮器中間点＝４６．１℃（１１５°Ｆ）、Ｔ蒸発器中間点＝１０．０℃（５０°Ｆ）、過冷却量＝８．３℃（１５°Ｆ）、過熱の量＝１１．１℃（２０°Ｆ）、圧縮機効率＝７０％。Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、及びＣＦ３の量は、組成物の重量分率として示される。Ｒ－２２代替冷媒として有用であり得るＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉを含有する組成物の例示的な輪郭プロットを図５～図６に示す。
【0211】
【表3-1】
【0212】
【表3-2】
【0213】
【表3-3】
【0214】
【表3-4】
【0215】
【表3-5】
【0216】
【表3-6】
【0217】
【表3-7】
【0218】
【表3-8】
【0219】
【表3-9】
【0220】
【表3-10】
【0221】
【表3-11】
【0222】
【表3-12】
【0223】
【表3-13】
【0224】
【表3-14】
【0225】
【表3-15】
【0226】
【表3-16】
【0227】
【表3-17】
【0228】
【表4-1】
【0229】
【表4-2】
【0230】
【表4-3】
【0231】
【表4-4】
【0232】
【表4-5】
【0233】
【表4-6】
【0234】
【表4-7】
【0235】
【表4-8】
【0236】
【表4-9】
【0237】
【表4-10】
【0238】
【表4-11】
【0239】
【表4-12】
【0240】
【表4-13】
【0241】
【表4-14】
【0242】
【表4-15】
【0243】
【表5-1】
【0244】
【表5-2】
【0245】
【表5-3】
【0246】
【表5-4】
【0247】
【表5-5】
【0248】
実施例３．Ｒ－１３４ａの代替冷媒としてのＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉブレンド
吸引圧力、吐出圧力、圧縮機吐出温度、並びに蒸発器及び凝縮器の平均温度グライドを含む、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、トリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含有する混合物の冷却性能。Ｒ－１３４ａに対する本発明の組成物の相対エネルギー効率（ＣＯＰ）及び体積冷却能力（ＣＡＰ）も求めた。以下のパラメータを使用して、表３Ａ～３Ｃに示すデータを計算した：Ｔ凝縮器中間点＝４６．１℃（１１５°Ｆ）、Ｔ蒸発器中間点＝１０．０℃（５０°Ｆ）、過冷却量＝８．３℃（１５°Ｆ）、過熱の量＝１１．１℃（２０°Ｆ）、圧縮機効率＝７０％。Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、及びＣＦ３の量は、組成物の重量分率として示される。Ｒ－１３４ａ代替冷媒として有用であり得るＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉを含有する組成物の例示的な輪郭プロットを図６～図７に示す。
吸引圧力、吐出圧力、圧縮機吐出温度、並びに蒸発器及び凝縮器の平均温度グライドを含む、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、トリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含有する混合物の冷却性能。Ｒ－１３４ａに対する本発明の組成物の相対エネルギー効率（ＣＯＰ）及び体積冷却能力（ＣＡＰ）も求めた。以下のパラメータを使用して、表３Ａ～３Ｃに示すデータを計算した：Ｔ凝縮器中間点＝４６．１℃（１１５°Ｆ）、Ｔ蒸発器中間点＝１０．０℃（５０°Ｆ）、過冷却量＝８．３℃（１５°Ｆ）、過熱の量＝１１．１℃（２０°Ｆ）、圧縮機効率＝７０％。Ｒ－３２、Ｒ－１３４ａ、及びＣＦ３の量は、組成物の重量分率として示される。Ｒ－１３４ａ代替冷媒として有用であり得るＲ－３２／Ｒ－１３４ａ／ＣＦ３Ｉを含有する組成物の例示的な輪郭プロットを図６～図７に示す。
【0249】
【表6-1】
【0250】
【表6-2】
【0251】
【表6-3】
【0252】
【表6-4】
【0253】
【表6-5】
【0254】
【表7-1】
【0255】
【表7-2】
【0256】
【表7-3】
【0257】
【表8-1】
【0258】
【表8-2】
【0259】
他の実施形態
１． いくつかの実施形態では、本出願は、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む組成物であって、当該組成物が約７５０以下のＧＷＰを示す、組成物、を提供する。
２． 当該組成物が約３００～約３７５のＧＷＰを示す、実施形態１に記載の組成物。
３． 当該組成物が不燃性である、実施形態１又は２に記載の組成物。
４． 当該組成物が、約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む、実施形態１～３のいずれか１つに記載の組成物。
５． 当該組成物が、約１～約９重量％の１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む、実施形態１～４のいずれか１つに記載の組成物）。
６． 当該組成物が、約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む、実施形態１～５のいずれか１つに記載の組成物。
７． 当該組成物が、
約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１～３のいずれか１つに記載の組成物。
８． 当該組成物が、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）から本質的になる、実施形態１～３のいずれか１つに記載の組成物。
９． 当該組成物が約３００未満のＧＷＰを示す、実施形態１又は３に記載の組成物。
１０． 当該組成物が不燃性である、実施形態９に記載の組成物。
１１． 当該組成物が約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む、実施形態１、３、９、及び１０のいずれか１つに記載の組成物。
１２． 当該組成物が、約１～約４重量％の１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む、実施形態１、３、及び９～１１のいずれか１つに記載の組成物。
１３． 当該組成物が、約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む、実施形態１、３、及び９～１２のいずれか１つに記載の組成物。
１４． 当該組成物が、
約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１、３、及び１０のいずれか１つに記載の組成物。
１５． 当該組成物が、約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、約５８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１、３、及び１０のいずれか１つに記載の組成物。
１６． 冷却を生成するためのプロセスであって、実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を凝縮させる工程と、その後、冷却される物体の近傍で該組成物を蒸発させる工程と、を含む、プロセス。
１７． 加熱を生成するためのプロセスであって、実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を蒸発させる工程と、その後加熱される物体の近傍で該組成物を凝縮させる工程と、を含む、プロセス。
１８． 冷蔵（refrigeration）、空調、又はヒートポンプシステムにおいてＲ－４１０Ａを代替する方法であって、該Ｒ－４１０Ａの代替品として実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を提供する工程を含む、方法。
１９． 当該組成物が、約３００～約３７５のＧＷＰを示す、実施形態１８に記載の方法。
２０． 当該組成物が不燃性である、実施形態１８又は１９に記載の方法。
２１． 当該組成物が、
約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１８～２０のいずれか１つに記載の方法。
２２． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１０％～約±２０％以内の冷却能力を示す、実施形態１８～２１のいずれか１つに記載の方法。
２３． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１５％以内の冷却能力を示す、実施形態１８～２２のいずれか１つに記載の方法。
２４． 当該組成物が、約５℃以下の温度グライドを示す、実施形態１８～２３のいずれか１つに記載の方法。
２５． 当該組成物が約３００未満のＧＷＰを示す、実施形態１８又は２０に記載の方法。
２６． 当該組成物が不燃性である、実施形態１８、２０、及び２５のいずれか１つに記載の方法。
２７． 当該組成物が、
約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１８、２０、２５、及び２６のいずれか１つに記載の方法。
２８． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１０％～約±２０％以内の冷却能力を示す、実施形態１８、２０、及び２５～２７のいずれか１つに記載の方法。
２９． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１５％以内の冷却能力を示す、実施形態１８、２０、及び２５～２８のいずれか１つに記載の方法。
３０． 当該組成物が、約７℃以下の温度グライドを示す、実施形態１８、２０、及び２５～２９のいずれか１つに記載の方法。
３１． 実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を含む、空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
３２． 当該システムが、蒸発器、圧縮機、凝縮器、及び膨張装置を備える、実施形態３１に記載の空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
３３． 当該システムが、向流モード又は向流傾向（counter-current tendency）を有する十字流モード（cross-current mode）で動作する１つ以上の熱交換器を備える、実施形態３１又は３２に記載の空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
１． いくつかの実施形態では、本出願は、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む組成物であって、当該組成物が約７５０以下のＧＷＰを示す、組成物、を提供する。
２． 当該組成物が約３００～約３７５のＧＷＰを示す、実施形態１に記載の組成物。
３． 当該組成物が不燃性である、実施形態１又は２に記載の組成物。
４． 当該組成物が、約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む、実施形態１～３のいずれか１つに記載の組成物。
５． 当該組成物が、約１～約９重量％の１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む、実施形態１～４のいずれか１つに記載の組成物）。
６． 当該組成物が、約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む、実施形態１～５のいずれか１つに記載の組成物。
７． 当該組成物が、
約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１～３のいずれか１つに記載の組成物。
８． 当該組成物が、ジフルオロメタン（Ｒ－３２）、１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）、及びトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）から本質的になる、実施形態１～３のいずれか１つに記載の組成物。
９． 当該組成物が約３００未満のＧＷＰを示す、実施形態１又は３に記載の組成物。
１０． 当該組成物が不燃性である、実施形態９に記載の組成物。
１１． 当該組成物が約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）を含む、実施形態１、３、９、及び１０のいずれか１つに記載の組成物。
１２． 当該組成物が、約１～約４重量％の１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）を含む、実施形態１、３、及び９～１１のいずれか１つに記載の組成物。
１３． 当該組成物が、約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）を含む、実施形態１、３、及び９～１２のいずれか１つに記載の組成物。
１４． 当該組成物が、
約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１、３、及び１０のいずれか１つに記載の組成物。
１５． 当該組成物が、約４０重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、約２重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、約５８重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１、３、及び１０のいずれか１つに記載の組成物。
１６． 冷却を生成するためのプロセスであって、実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を凝縮させる工程と、その後、冷却される物体の近傍で該組成物を蒸発させる工程と、を含む、プロセス。
１７． 加熱を生成するためのプロセスであって、実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を蒸発させる工程と、その後加熱される物体の近傍で該組成物を凝縮させる工程と、を含む、プロセス。
１８． 冷蔵（refrigeration）、空調、又はヒートポンプシステムにおいてＲ－４１０Ａを代替する方法であって、該Ｒ－４１０Ａの代替品として実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を提供する工程を含む、方法。
１９． 当該組成物が、約３００～約３７５のＧＷＰを示す、実施形態１８に記載の方法。
２０． 当該組成物が不燃性である、実施形態１８又は１９に記載の方法。
２１． 当該組成物が、
約３５～約４４重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約９重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５１～約６０重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１８～２０のいずれか１つに記載の方法。
２２． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１０％～約±２０％以内の冷却能力を示す、実施形態１８～２１のいずれか１つに記載の方法。
２３． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１５％以内の冷却能力を示す、実施形態１８～２２のいずれか１つに記載の方法。
２４． 当該組成物が、約５℃以下の温度グライドを示す、実施形態１８～２３のいずれか１つに記載の方法。
２５． 当該組成物が約３００未満のＧＷＰを示す、実施形態１８又は２０に記載の方法。
２６． 当該組成物が不燃性である、実施形態１８、２０、及び２５のいずれか１つに記載の方法。
２７． 当該組成物が、
約３４～約４２重量パーセントのジフルオロメタン（Ｒ－３２）と、
約１～約４重量パーセントの１，１，１，２－テトラフルオロエタン（Ｒ－１３４ａ）と、
約５７～約６５重量パーセントのトリフルオロヨードメタン（ＣＦ３Ｉ）とを含む、実施形態１８、２０、２５、及び２６のいずれか１つに記載の方法。
２８． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１０％～約±２０％以内の冷却能力を示す、実施形態１８、２０、及び２５～２７のいずれか１つに記載の方法。
２９． 当該組成物が、Ｒ－４１０Ａの冷却能力の約±１５％以内の冷却能力を示す、実施形態１８、２０、及び２５～２８のいずれか１つに記載の方法。
３０． 当該組成物が、約７℃以下の温度グライドを示す、実施形態１８、２０、及び２５～２９のいずれか１つに記載の方法。
３１． 実施形態１～１５のいずれか１つに記載の組成物を含む、空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
３２． 当該システムが、蒸発器、圧縮機、凝縮器、及び膨張装置を備える、実施形態３１に記載の空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
３３． 当該システムが、向流モード又は向流傾向（counter-current tendency）を有する十字流モード（cross-current mode）で動作する１つ以上の熱交換器を備える、実施形態３１又は３２に記載の空調システム、ヒートポンプシステム、又は冷蔵システム。
【0260】
本発明をその詳細な説明と併せて説明してきたが、前述の説明は、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲を例示することを意図するものであり、限定するものではないことを理解すべきである。他の態様、利点、及び変更は、以下の特許請求の範囲内である。本発明の任意の特定の態様及び／又は実施形態に関して本明細書に記載される特徴のいずれも、本明細書に記載される本発明の任意の他の態様及び／又は実施形態の他の特徴のいずれかのうちの１つ以上と組み合わせることができ、組み合わせの適合性を確実にするために適宜変更することができることが、本発明に関連する当業者により理解されるべきである。そのような組み合わせは、本開示により企図される本発明の一部であるとみなされる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】