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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】情報を交換するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G09B 19/04 20060101AFI20241112BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20241112BHJP
   G09B 19/06 20060101ALI20241112BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20241112BHJP
   G09B 7/02 20060101ALI20241112BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20241112BHJP
   G10L 15/10 20060101ALI20241112BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241112BHJP
【FI】
G09B19/04
G06F3/16 660
G06F3/16 650
G09B19/06
G09B19/00 H
G09B7/02
G10L15/00 200E
G10L15/10 500T
G10L15/10 200W
G06Q50/10
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022551245
(86)(22)【出願日】2021-02-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-11
(86)【国際出願番号】 CN2021078186
(87)【国際公開番号】W WO2021170094
(87)【国際公開日】2021-09-02
【審査請求日】2022-09-13
(31)【優先権主張番号】202010120450.X
(32)【優先日】2020-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】黄 浩然
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼ 希
(72)【発明者】
【氏名】李 福祥
(72)【発明者】
【氏名】李 航
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-255866(JP,A)
【文献】特開2005-274830(JP,A)
【文献】特開2007-147783(JP,A)
【文献】特表2013-512461(JP,A)
【文献】特開2005-106876(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0324433(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第109039647(CN,A)
【文献】米国特許第10102844(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 1/00- 9/56,
17/00-19/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、音声対話によって完了される目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するステップであって、前記タスク情報は、タスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応し、前記タスク意図情報は、目標タスクの目標を特徴付けるために用いられ、前記タスクキーワード情報は、前記タスク情報における少なくとも1つのキーワードを含む、ステップと、
前記ユーザが前記タスク情報に対して入力した音声情報を取得するステップと、
前記ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、前記音声情報を認識するステップであって、前記ユーザ意図情報は、前記音声情報の目標を特徴付けるために用いられ、前記ユーザキーワード情報は、前記音声情報における少なくとも1つのキーワードを含む、ステップと、
前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成するステップであって、前記マッチング結果は、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングするというステップによって得られるステップと、
前記マッチング結果を前記ユーザに表示するステップと、を含む、情報を交換するための方法。
【請求項2】
前記音声情報及び前記マッチング結果に基づき、前記ユーザの口頭能力を特徴付けるための点数を生成するステップと、
生成された前記点数を前記ユーザに表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップと、
前記ユーザが前記支援情報に対して入力した補足音声情報を取得するステップと、
前記補足音声情報に基づき、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力する前記ステップは、
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが入力した口頭練習終了要求を受信したか否かを決定するステップと、
前記口頭練習終了要求が受信されていないことに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力する前記ステップは、
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報の出力回数がプリセット回数以下であるか否かを決定するステップと、
支援情報の出力回数がプリセット回数以下であることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力する前記ステップは、
前記ユーザの履歴口頭練習結果を取得するステップと、
取得された前記履歴口頭練習結果に基づき、目標口頭練習タスクを決定するステップと、
前記目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を取得し、取得された前記タスク情報を出力するステップと、を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、音声対話によって完了される目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するように構成される第1の出力ユニットであって、前記タスク情報は、タスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応し、前記タスク意図情報は、目標タスクの目標を特徴付けるために用いられ、前記タスクキーワード情報は、前記タスク情報における少なくとも1つのキーワードを含む、第1の出力ユニットと、
前記ユーザが前記タスク情報に対して入力した音声情報を取得するように構成される第1の取得ユニットと、
前記ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、前記音声情報を認識するように構成される認識ユニットであって、前記ユーザ意図情報は、前記音声情報の目標を特徴付けるために用いられ、前記ユーザキーワード情報は、前記音声情報における少なくとも1つのキーワードを含む、認識ユニットと、
前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成するように構成される第1の生成ユニットであって、前記マッチング結果は、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングするというステップによって得られる、第1の生成ユニットと、
前記マッチング結果を前記ユーザに表示するように構成される第1の表示ユニットと、を含む、情報を交換するための装置。
【請求項8】
前記音声情報及び前記マッチング結果に基づき、前記ユーザの口頭能力を特徴付けるための点数を生成するように構成される第2の生成ユニットと、
生成された前記点数を前記ユーザに表示するように構成される第2の表示ユニットと、をさらに含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第2の出力ユニットと、
前記ユーザが前記支援情報に対して入力した補足音声情報を取得するように構成される第2の取得ユニットと、
前記補足音声情報に基づき、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成するように構成される第3の生成ユニットと、をさらに含む、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記第2の出力ユニットは、
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが入力した口頭練習終了要求を受信したか否かを決定するように構成される第1の決定モジュールと、
前記口頭練習終了要求が受信されていないことに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第1の出力モジュールと、を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記第2の出力ユニットは、
前記マッチング結果により前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報の出力回数がプリセット回数以下であるか否かを決定するように構成される第2の決定モジュールと、
支援情報の出力回数がプリセット回数以下であることに応答して、前記ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第2の出力モジュールと、を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記第1の出力ユニットは、
前記ユーザの履歴口頭練習結果を取得するように構成される取得モジュールと、
取得された前記履歴口頭練習結果に基づき、目標口頭練習タスクを決定するように構成される第3の決定モジュールと、
前記目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を取得し、取得された前記タスク情報を出力するように構成される第3の出力モジュールと、を含む、請求項7~11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムが記憶されている記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサは請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実現する、電子機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体であって、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実現する、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年02月26日に提出された、出願番号202010120450.X、発明の名称「情報を交換するための方法及び装置」の中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全てが参照によって本願に組み込まれる。
本開示の実施例は、コンピュータの技術分野に関し、特に情報を交換するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術の発展に伴い、従来技術はコンピュータ技術に基づく口頭練習を可能にする。具体的には、この口頭練習は、英語、フランス語等のような様々な言語に対する口頭練習であってよい。
【0003】
現在、口頭練習の主な形態は自動採点であり、自動採点とは、ユーザがシステムから提供されたテンプレート又は語句を読み出し、システムがそれを採点することである。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施例は、情報を交換するための方法及び装置を提供する。
【0005】
第1の態様では、本開示の実施例は、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するステップであって、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応するステップと、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得するステップと、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識するステップと、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成するステップであって、マッチング結果は、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングするというステップによって得られるステップと、マッチング結果をユーザに表示するステップと、を含む、情報を交換するための方法を提供する。
【0006】
いくつかの実施例において、該方法は、音声情報及びマッチング結果に基づき、ユーザの口頭能力を特徴付けるための点数を生成するステップと、生成された点数をユーザに表示するステップと、をさらに含む。
【0007】
いくつかの実施例において、該方法は、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップと、ユーザが支援情報に対して入力した補足音声情報を取得するステップと、補足音声情報に基づき、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成するステップと、をさらに含む。
【0008】
いくつかの実施例において、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップは、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが入力した口頭練習終了要求を受信したか否かを決定するステップと、口頭練習終了要求が受信されていないことに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップと、を含む。
【0009】
いくつかの実施例において、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップは、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報の出力回数がプリセット回数以下であるか否かを決定するステップと、支援情報の出力回数がプリセット回数以下であることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するステップと、を含む。
【0010】
いくつかの実施例において、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するステップは、ユーザの履歴口頭練習結果を取得するステップと、取得された履歴口頭練習結果に基づき、目標口頭練習タスクを決定するステップと、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を取得し、取得されたタスク情報を出力するステップと、を含む。
【0011】
第2の態様では、本開示の実施例は、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するように構成される第1の出力ユニットであって、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応する、第1の出力ユニットと、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得するように構成される第1の取得ユニットと、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識するように構成される認識ユニットと、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成するように構成される第1の生成ユニットであって、マッチング結果は、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングするというステップによって得られる、第1の生成ユニットと、マッチング結果をユーザに表示するように構成される第1の表示ユニットと、を含む、情報を交換するための装置を提供する。
【0012】
いくつかの実施例において、該装置は、音声情報及び前記マッチング結果に基づき、ユーザの口頭能力を特徴付けるための点数を生成するように構成される第2の生成ユニットと、生成された点数をユーザに表示するように構成される第2の表示ユニットと、をさらに含む。
【0013】
いくつかの実施例において、該装置は、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第2の出力ユニットと、ユーザが支援情報に対して入力した補足音声情報を取得するように構成される第2の取得ユニットと、補足音声情報に基づき、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成するように構成される第3の生成ユニットと、をさらに含む。
【0014】
いくつかの実施例において、第2の出力ユニットは、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが入力した口頭練習終了要求を受信したか否かを決定するように構成される第1の決定モジュールと、口頭練習終了要求が受信されていないことに応答して、ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第1の出力モジュールと、を含む。
【0015】
いくつかの実施例において、第2の出力ユニットは、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報の出力回数がプリセット回数以下であるか否かを決定するように構成される第2の決定モジュールと、支援情報の出力回数がプリセット回数以下であることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第2の出力モジュールと、を含む。
【0016】
いくつかの実施例において、第1の出力ユニットは、ユーザの履歴口頭練習結果を取得するように構成される取得モジュールと、取得された履歴口頭練習結果に基づき、目標口頭練習タスクを決定するように構成される第3の決定モジュールと、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を取得し、取得されたタスク情報を出力するように構成される第3の出力モジュールと、を含む。
【0017】
第3の態様では、本開示の実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが記憶されている記憶装置と、を含み、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサは上述した情報を交換するための方法のうちのいずれか1つの実施例の方法を実現する、電子機器を提供する。
【0018】
第4の態様では、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体であって、該プログラムがプロセッサによって実行されるときに上述した情報を交換するための方法のうちのいずれか1つの実施例の方法を実現する、コンピュータ可読媒体を提供する。
【0019】
本開示の実施例によって提供される情報を交換するための方法及び装置は、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力し、ここで、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応し、続いて、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得し、次に、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識し、最後に、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングし、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成し、そしてマッチング結果をユーザに表示する。それによって、タスク型の対話形態で口頭練習を行うことができ、従来技術におけるテンプレートに基づく口頭練習方式と比較すると、本開示の解決手段のインテリジェントレベルが高くなり、ユーザは自分で言語を組織してタスクを完了することができ、より柔軟で、効率的な口頭練習の実現に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
以下の図面を参照しながら行った非制限的実施例に対する詳細な説明を読むと、本開示の他の特徴、目的及び利点はより明らかとなる。
【0021】
図1】本開示の一実施例に応用可能な例示的なシステムアーキティクチャ図である。
図2】本開示に係る情報を交換するための方法の一実施例のフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係る情報を交換するための方法の一応用シーンの模式図である。
図4】本開示に係る情報を交換するための方法の別の実施例のフローチャートである。
図5】本開示に係る情報を交換するための装置の一実施例の構成図である。
図6】本開示の実施例を実現するのに適する電子機器のコンピュータシステムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下において、図面及び実施例を参照しながら、本開示をさらに詳細に説明する。ここで説明される具体的な実施例は、関連する発明を解釈するものに過ぎず、該発明を限定する意図がないことが理解可能である。また、説明の便宜上、図面には発明に関連する一部のみを示していることをさらに説明する必要がある。
【0023】
本開示の実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない限り、相互に組み合わせてもよいことを説明する必要がある。以下、図面を参照しながら実施例と組み合わせて本開示を詳しく説明する。
【0024】
図1は本開示の情報を交換するための方法又は情報を交換するための装置を応用できる実施例の例示的なシステムアーキティクチャ100を示す。
【0025】
図1に示すように、システムアーキティクチャ100は、端末装置101、102、103、ネットワーク104及びサーバ105を含んでもよい。ネットワーク104は、端末装置101、102、103とサーバ105の間に通信リンクの媒体を提供するために用いられる。ネットワーク104は、有線、無線通信リンク又は光ファイバーケーブル等のような様々な接続タイプを含んでもよい。
【0026】
ユーザは、メッセージ等を受送信するために、端末装置101、102、103を使用してネットワーク104を介してサーバ105と対話することができる。端末装置101、102、103には、言語指導類アプリケーション、音声対話類アプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、検索類アプリケーション、インスタントメッセージツール、ソーシャルプラットフォームソフトウェア等のような様々なクライアントアプリケーションをインストールすることができる。
【0027】
端末装置101、102、103はハードウェア又はソフトウェアであり得る。端末装置101、102、103は、ハードウェアである場合、音声取得機能を備える様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、MP3プレイヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III:ムービング・ピクチャ・エキスパート・グループ・オーディオ・レイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV:ムービング・ピクチャ・エキスパート・グループ・オーディオ・レイヤー4)プレイヤー、ラップトップ型ポータブルコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等を含むが、それらに限定されない。端末装置101、102、103は、ソフトウェアである場合、上記に挙げられた電子機器にインストールされてもよい。それは、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散型サービスを提供するための複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール)として実現されてもよく、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定しない。
【0028】
サーバ105は、様々なサービスを提供するサーバであってもよく、例えば、端末装置101、102、103にインストールされた言語指導類アプリケーションのバックグラウンドサーバであってもよい。上記バックグラウンドサーバは、ユーザが端末装置101、102、103によって開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクのタスク情報を出力し、ユーザが端末装置101、102、103を利用して入力した音声情報を取得し、且つ受信された音声情報等のデータに対して分析等の処理を行い、処理結果(例えば、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果)を取得して出力することができる。
【0029】
説明すべきは、本開示の実施例によって提供される情報を交換するための方法は、端末装置101、102、103によって実行されてもよく、サーバ105によって実行されてもよく、それに対応して、情報を交換するための装置は、端末装置101、102、103に配置されてもよく、サーバ105に配置されてもよいということである。
【0030】
サーバはハードウェア又はソフトウェアであり得ることを説明する必要がある。サーバは、ハードウェアである場合、複数のサーバで構成された分散型サーバクラスタとして実現されてもよく、単一のサーバとして実現されてもよい。サーバは、ソフトウェアである場合、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散型サービスを提供するための複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール)として実現されてもよく、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定しない。
【0031】
図1における端末装置、ネットワーク及びサーバの数は例示的なものに過ぎないことを理解すべきである。実現の必要に応じて、端末装置、ネットワーク及びサーバは任意の数であってよい。特に、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成する過程において使用されるデータが他の電子機器から取得する必要がない場合、上記システムアーキティクチャは、ネットワークを含まずに、端末装置又はサーバのみを含むことができる。
【0032】
本開示に係る情報を交換するための方法の一実施例のフロー200を示す図2を引き続いて参照する。この情報を交換するための方法は以下のステップを含む。
【0033】
ステップ201では、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力する。
【0034】
本実施例では、情報を交換するための方法の実行主体(例えば、図1に示される端末装置)は、有線接続又は無線接続によるユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力することができる。口頭練習要求は口頭練習を行うように要求するために用いられる。具体的には、ユーザが要求される口頭練習は、例えば、英語口頭練習、フランス語口頭練習、中国語口頭練習等のような様々な言語の口頭練習であってよい。
【0035】
実際には、ユーザは、例えば、ページに表示されている口頭練習用のボタンをクリックしたり、又は予め設定された口頭練習用のスイッチをタッチしたりする等、様々な方法を利用して口頭練習要求を開始することができる。
【0036】
本実施例では、上記実行主体は、上記口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力することができる。目標口頭練習タスクは、口頭練習要求を開始したユーザが完了すべき口頭練習タスクである。口頭練習タスクは、ユーザが音声対話によって完了できるタスクである。例えば、口頭練習タスクは、食事宅配タスク、自己紹介タスク、航空券購入タスク等であってよい。具体的には、目標口頭練習タスクは予め設定されたタスクであってよく、ユーザが予め設定された複数の口頭練習タスクから選択したタスクであってもよい。
【0037】
タスク情報は、目標口頭練習タスクの具体的な内容を特徴付けるために用いることができる。例えば、目標口頭練習タスクが食事宅配タスクである場合、対応するタスク情報は「知春路盈都ビルに配送する宮保鶏丁丼を1つ予約する」ということであってよい。具体的には、タスク情報は、目標口頭練習タスクに対して予め設定された情報であってよく、上記口頭練習要求を受信した後に生成された情報であってもよい。例えば、目標口頭練習タスクが食事宅配タスクである場合、上記実行主体は、口頭練習要求を受信した後、現在の位置が「西単大悦城」であることを検出すれば、「西単大悦城に配送する宮保鶏丁丼を1つ予約する」というタスク情報を生成することができる。
【0038】
本実施例では、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応する。タスク意図情報は目標口頭練習タスクの目標を特徴付けるために用いることができる。タスクキーワード情報は上記目標のキーポイントを特徴付けるために用いることができる。タスク意図情報及びタスクキーワード情報はタスク情報から抽出可能である。例えば、「西単大悦城に配送する宮保鶏丁丼を1つ予約する」のタスク情報に対して、タスク意図情報が「食事宅配」であり、タスクキーワード情報が「宮保鶏丁丼、西単大悦城」であることをその中から抽出することができる。
【0039】
具体的には、様々な方法を利用してタスク情報からタスク意図情報及びタスクキーワード情報を抽出することができる。例えば、タスク情報が予め設定された情報である場合、技術者はタスク情報からタスク意図情報及びタスクキーワード情報を事前に抽出することができ、又は従来の自然言語処理方法を利用してタスク情報からタスク意図情報及びタスクキーワード情報を抽出することができる。
【0040】
説明すべきは、上記実行主体がユーザ端末である場合、上記実行主体は、ユーザが開始した口頭練習要求を受信するために、ユーザの操作を直接検出し、且つタスク情報をユーザに出力することができ、上記実行主体がユーザ端末と通信接続するサーバである場合、上記実行主体は、ユーザ端末から送信された口頭練習要求を受信し、且つユーザ端末がタスク情報をユーザに表示できるようにタスク情報をユーザ端末に出力することができるということである。
【0041】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、上記実行主体は、以下のステップによって目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力することができる。まず、上記実行主体は、ユーザの履歴口頭練習結果を取得することができる。その後、上記実行主体は、取得された履歴口頭練習結果に基づき、目標口頭練習タスクを決定することができる。最後に、上記実行主体は、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を取得し、取得されたタスク情報を出力することができる。
【0042】
ここで、履歴口頭練習結果は、ユーザが履歴口頭練習タスクを実行するときに取得された結果であってよい。例えば、ユーザが前回口頭練習タスクを実行するときに取得されたユーザの口頭能力を特徴付けるための点数であってよい。
【0043】
本実現形態では、予め設定された口頭練習タスクは困難程度により分けることができる(例えば、予め設定された難易度係数で困難度を特徴付けることができる)。さらに上記実行主体は、履歴口頭練習結果が良好である(例えば、前回取得された点数が予め設定された点数より大きい)場合、ユーザに難しい目標口頭練習タスク(例えば、対応する難易度係数が予め設定された難易度係数より大きい口頭練習タスク)を決定し、また、履歴口頭練習結果が劣る(例えば、前回取得された点数が予め設定された点数以下である)場合、ユーザに容易な目標口頭練習タスク(例えば、対応する難易度係数が予め設定された難易度係数以下である口頭練習タスク)を決定することができる。
【0044】
本実現形態では、ユーザの履歴口頭練習結果に応じて、ユーザのためにユーザの口頭能力にさらに適するタスクを決定することができ、より効果的な口頭練習の実現に寄与する。
【0045】
ステップ202では、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得する。
【0046】
本実施例では、タスク情報を出力した後、ユーザは取得したタスク情報に対して音声情報を入力することでき、さらに上記実行主体はユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得することができる。音声情報はタスク情報に対応する目標口頭練習タスクを完了するための情報である。ユーザは口頭練習が要求される言語で上記音声情報を入力することができることが理解可能である。
【0047】
ステップ203では、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識する。
【0048】
本実施例では、ステップ202で得られた音声情報に基づき、上記実行主体は、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、該音声情報を認識することができる。ユーザ意図情報はユーザ意図を特徴付けるために用いられる。ユーザキーワード情報はユーザ意図のキーポイントを特徴付けるために用いられる。例えば、ユーザにより入力された音声情報が「今日の厦門の天気を確認したい」である場合、この音声情報を認識した後、「天気の確認」というユーザ意図情報及び「今日、厦門」というユーザキーワード情報を取得することができる。
【0049】
具体的には、上記実行主体は、従来の自然言語処理方法を利用して音声情報を認識し、ユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を取得することができる。例として、上記実行主体は、まず、音声認識方法を利用して音声情報をテキスト情報に変換し、その後、意味認識方法を利用して変換したテキスト情報からユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を認識することができる。
【0050】
特に、音声情報を認識する過程において、上記実行主体はさらに、取得されたユーザ意図情報及びユーザキーワード情報をそれぞれタスク意図情報及びタスクキーワード情報の対応する言語と同様にするために、音声情報を翻訳することができ、これは、後続のマッチングステップの実行に寄与する。
【0051】
ステップ204では、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成する。
【0052】
本実施例では、上記実行主体は、ステップ203で得られたユーザ意図情報とステップ201で得られたタスク意図情報をマッチングし、且つステップ203で得られたユーザキーワード情報とステップ201で得られたタスクキーワード情報をマッチングし、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成することができる。
【0053】
具体的には、上記実行主体は、意図情報(ユーザ意図情報及びタスク意図情報を含む)のマッチング及びキーワード情報(ユーザキーワード情報及びタスクキーワード情報を含む)のマッチングに基づき、様々な方法を利用して上記マッチング結果を生成することができる。例えば、上記実行主体は、意図情報のマッチングが成功し且つキーワード情報のマッチングが成功した場合、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したことを指示するためのマッチング結果を生成し、また、意図情報とキーワード情報のいずれか1つのマッチングが成功しない場合、ユーザが目標口頭練習タスクを完了していないことを指示するためのマッチング結果を生成することができる。または、上記実行主体は、意図情報のマッチングが成功せず、且つキーワード情報のマッチングが成功しない場合、ユーザが目標口頭練習タスクを完了していないことを指示するためのマッチング結果を生成し、また、意図情報とキーワード情報のいずれか1つのマッチングが成功した場合、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したことを指示するためのマッチング結果を生成することができる。
【0054】
具体的には、上記実行主体は、様々な方法を利用して情報のマッチング(意図情報のマッチングとキーワード情報のマッチングを含む)を行うことができる。例えば、上記実行主体は、2つの情報が同様であるか否かを比較する方法で情報のマッチングを行うことができ、さらに、2つの情報が同様である場合、マッチングが成功する。または、上記実行主体は、類似度計算法で情報のマッチングを行うこともでき、さらに、2つの情報の類似度が予め設定された類似度閾値以上である場合、マッチングが成功する。
【0055】
特に、説明すべきは、情報のマッチングを行うときに、2つの情報の対応する言語が異なる場合、上記実行主体は、まず、2つの情報の対応する言語を同様にするように情報を翻訳し、その後、この2つの情報をマッチングすることができるということである。
【0056】
タスク意図情報及びタスクキーワード情報によって、唯一の目標口頭練習タスクを決定することができ、さらに、ユーザの対応するユーザ意図情報及びタスクキーワード情報がそれぞれタスク意図情報及びタスクキーワード情報にマッチングするか否かを決定することにより、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを決定できることが理解可能である。
【0057】
ステップ205では、マッチング結果をユーザに表示する。
【0058】
本実施例では、ステップ204で得られたマッチング結果に基づき、上記実行主体は、マッチング結果をユーザに表示することができる。
【0059】
具体的には、上記実行主体は、例えば、オーディオ、画像、テキスト等のような様々な形態で上記マッチング結果を表示することができる。ユーザは、上記実行主体によって表示されるマッチング結果に応じて、タスクを完了したか否かを知ることができる。
【0060】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、上記実行主体は、さらに音声情報及びマッチング結果に基づき、ユーザの口頭能力を特徴付けるための点数を生成し、生成された点数をユーザに表示することができる。上記実行主体は、マッチング結果を表示するとともに、さらにマッチング結果及びユーザの音声情報に基づき、ユーザの口頭能力を採点し、且つ取得された点数を表示することができる。具体的には、上記実行主体は、マッチング結果、音声情報の流暢性、音声情報の単語使用正確性等に基づき、ユーザの口頭能力を採点することができ、また、上記各影響要素が点数で占める比率は技術者によって予め設定することができる。
【0061】
本実施例に係る情報を交換するための方法の応用シーンの1つの模式図である図3を引き続いて参照する。図3の応用シーンにおいて、端末装置301は、まず、ユーザ302が開始した口頭練習要求303の受信に応答して、目標口頭練習タスク(例えば、食事宅配タスク)を指示するためのタスク情報304(例えば「知春路盈都ビルに配送する宮保鶏丁丼を予約する」)を出力することができ、ここで、タスク情報304は、タスク意図情報305(例えば「食事宅配」)及びタスクキーワード情報306(例えば「宮保鶏丁丼、知春路盈都ビル」)に対応する。その後、端末装置301はユーザ302がタスク情報304に対して入力した音声情報307を取得することができる。次に、端末装置301は、ユーザ302の対応するユーザ意図情報308(例えば「食事宅配」)及びユーザキーワード情報309(例えば「宮保鶏丁丼、盈都ビル」)を決定するために、音声情報307を認識することができる。その後、端末装置301は、それぞれユーザ意図情報308とタスク意図情報305、及びユーザキーワード情報309とタスクキーワード情報306をマッチングし、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果310を生成することができる。最後に、端末装置301はマッチング結果310をユーザ302に表示することができる。
【0062】
本開示の上記実施例によって提供される方法は、タスク型の対話形態で口頭練習を行うことができ、従来技術におけるテンプレートに基づく口頭練習方式と比較すると、本開示の解決手段のインテリジェントレベルが高くなり、ユーザは自分で言語を組織してタスクを完了することができ、より柔軟で、効率的な口頭練習の実現に寄与する。
【0063】
情報を交換するための方法の別の実施例のフロー400を示す図4をさらに参照する。この情報を交換するための方法のフロー400は、以下のステップを含む。
【0064】
ステップ401では、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力する。
【0065】
本実施例では、情報を交換するための方法の実行主体(例えば、図1に示される端末装置)は、有線接続又は無線接続によるユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力することができる。口頭練習要求は口頭練習を行うように要求するために用いられる。目標口頭練習タスクは、口頭練習要求を開始したユーザが完了すべき口頭練習タスクである。口頭練習タスクは、ユーザが音声対話によって完了できるタスクである。タスク情報は、目標口頭練習タスクの具体的な内容を特徴付けるために用いることができる。
【0066】
本実施例では、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応する。タスク意図情報は目標口頭練習タスクの目標を特徴付けるために用いることができる。タスクキーワード情報は上記目標のキーポイントを特徴付けるために用いることができる。タスク意図情報及びタスクキーワード情報はタスク情報から抽出可能である。
【0067】
ステップ402では、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得する。
【0068】
本実施例では、タスク情報を出力した後、ユーザは取得したタスク情報に対して音声情報を入力することでき、さらに上記実行主体はユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得することができる。音声情報はタスク情報に対応する目標口頭練習タスクを完了するための情報である。ユーザは口頭練習が要求される言語で上記音声情報を入力することができることが理解可能である。
【0069】
ステップ403では、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識する。
【0070】
本実施例では、ステップ402で得られた音声情報に基づき、上記実行主体は、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、該音声情報を認識することができる。ユーザ意図情報はユーザ意図を特徴付けるために用いられる。ユーザキーワード情報はユーザ意図のキーポイントを特徴付けるために用いられる。
【0071】
ステップ404では、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成する。
【0072】
本実施例では、上記実行主体は、ステップ403で得られたユーザ意図情報とステップ401で得られたタスク意図情報をマッチングし、且つステップ403で得られたユーザキーワード情報とステップ401で得られたタスクキーワード情報をマッチングし、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成することができる。
【0073】
ステップ405では、マッチング結果をユーザに表示する。
【0074】
本実施例では、ステップ404で得られたマッチング結果に基づき、上記実行主体は、マッチング結果を上記ユーザに表示することができる。
【0075】
上記ステップ401、ステップ402、ステップ403、ステップ404、ステップ405は、それぞれ前記実施例におけるステップ201、ステップ202、ステップ203、ステップ204及びステップ205と類似する方式で実行することができ、ステップ201、ステップ202、ステップ203、ステップ204及びステップ205に対する上述した説明はステップ401、ステップ402、ステップ403、ステップ404及びステップ405にも適し、ここでは説明を省略する。
【0076】
ステップ406では、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力する。
【0077】
本実施例では、上記実行主体は、ステップ404で得られたマッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力することができる。支援情報は、タスクに対応する情報(タスク意図情報及び/又はタスクキーワード情報)にマッチングしないユーザ情報(ユーザ意図情報及び/又はユーザキーワード情報)に対して生成された情報であってもよく、タスクに対応する情報にマッチングする情報を入力できるようにユーザを案内するために用いられる。
【0078】
具体的には、例として、目標口頭練習タスクは食事宅配タスクであってよく、上記実行主体は、音声情報に基づき、ユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報のマッチングを行った後、ユーザキーワード情報における食事宅配アドレス情報とタスクキーワード情報における食事宅配アドレス情報のマッチングが成功しないことを決定する場合、上記実行主体は、「正確な食事宅配アドレスを入力してください」という支援情報を生成することができる。
【0079】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、上記実行主体は、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが入力した口頭練習終了要求を受信したか否かを決定し、そして、口頭練習終了要求が受信されていないことに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力することができる。口頭練習終了要求は、今回の口頭練習の終了を要求するために用いられる。
【0080】
実際には、口頭練習タスクを完了することはユーザの目的ではない場合があり、ユーザはマッチング結果のみを取得したい場合があるため、マッチング結果を出力した後、支援情報を引き続いて出力すると、ユーザの不快感を引き起こす可能性がある。本実現形態では、支援情報を出力する操作はユーザによって制御することができ、ユーザが口頭練習終了要求を入力した場合、支援情報を出力せず、また、ユーザが口頭練習終了要求を入力しない場合、支援情報を出力する。それにより、口頭練習の完全性を向上させるとともに、口頭練習の柔軟性を向上させることができる。
【0081】
ステップ407では、ユーザが支援情報に対して入力した補足音声情報を取得する。
【0082】
本実施例では、支援情報を出力した後、上記実行主体は、ユーザが支援情報に対して入力した補足音声情報を取得することができる。補足音声情報は、ユーザが支援情報を取得した後に入力した、ステップ402で入力された音声情報を補足するための音声情報であってよい。
【0083】
例として、上記実行主体は、ステップ402で得られた音声情報に対応するユーザ意図情報とユーザキーワード情報のマッチングをそれぞれ完了した後、ユーザキーワード情報における食事宅配アドレス情報とタスクキーワード情報における食事宅配アドレス情報(「盈都ビル」)のマッチングが成功しないことを決定した場合、上記実行主体は、「正確な食事宅配アドレスを入力してください」という支援情報を出力することができる。その後、ユーザは、支援情報に対して、「盈都ビル」の補足音声情報を入力することができる。
【0084】
ステップ408では、補足音声情報に基づき、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成する。
【0085】
本実施例では、ステップ407で得られた補足音声情報に基づき、上記実行主体は、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成することができる。
【0086】
具体的には、支援情報はマッチングしない情報(意図情報及びキーワード情報を含む)に対して生成されたものであり、且つ補足音声情報は支援情報に対して入力された情報であるため、上記実行主体は、補足音声情報と、マッチングが成功しないタスク情報(タスク意図情報及びタスクキーワード情報を含む)とをマッチングするだけでよく、補足音声情報に言及されていない情報はマッチングが成功した情報である。
【0087】
具体的には、マッチングが成功しない情報が意図情報である場合、上記実行主体は、まず、補足音声情報を認識し、補足意図情報を取得し、その後、補足意図情報とタスク意図情報をマッチングし、新しいマッチング結果を取得することができる。マッチングが成功しない情報がキーワード情報である場合、上記実行主体は、まず、補足音声情報を認識し、補足キーワード情報を取得し、その後、補足キーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングし、新しいマッチング結果を取得することができる。
【0088】
上記例に続き、ユーザは、「正確な食事宅配アドレスを入力してください」という支援情報に対して、「盈都ビル」の補足音声情報を入力した後、上記実行主体は、「盈都ビル」の音声情報を認識し、「盈都ビル」のテキスト情報を取得し、その後、テキスト情報である「盈都ビル」とタスクキーワード情報における食事宅配アドレス情報である「盈都ビル」をマッチングし、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したことを指示するための新しいマッチング結果を取得することができる。
【0089】
任意選択的に、ユーザが補足音声情報を入力した後、目標口頭練習タスクが依然として完了されない場合(即ち、新しいマッチング結果はユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことを指示した場合)、上記実行主体は、さらにマッチングが成功しない情報に基づき、支援情報を出力し、目標口頭練習タスクを完了するようにユーザをさらに案内することができる。
【0090】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、上記実行主体は、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報の出力回数がプリセット回数以下であるか否かを決定し、また、支援情報の出力回数がプリセット回数以下であることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力することができる。
【0091】
本実現形態は、支援情報の出力回数を制限することができるので、支援情報を制限なく出力し、さらにユーザの不快感を引き起こす可能性を低減することに寄与し、また、支援情報の出力には装置のリソースを消費する必要があるため、支援情報の出力回数を制限することは装置のリソースの小さな消費にも寄与する。
【0092】
図4から分かるように、図2に対応する実施例と比較すると、本実施例における情報を交換するための方法のフロー400は、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示された場合、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力することを強調している。これによって、本実施例に記載されている解決手段は、支援情報を出力することで、目標口頭練習タスクを完了するようにユーザを案内することができ、それにより、口頭練習の完全性を向上させることができ、且つ口頭練習過程における口頭指導特性の向上に寄与する。
【0093】
さらに図5を参照すると、上記各図に示す方法の実現形態として、本開示は、情報を交換するための装置の一実施例を提供し、該装置の実施例は、図2に示される方法の実施例に対応し、該装置は、具体的には、様々な電子機器に応用することができる。
【0094】
図5に示すように、本実施例の情報を交換するための装置500は、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するように構成される第1の出力ユニット501であって、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応する第1の出力ユニット501と、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得するように構成される第1の取得ユニット502と、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識するように構成される認識ユニット503と、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成するように構成される第1の生成ユニット504であって、マッチング結果は、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングするというステップによって得られる第1の生成ユニット504と、マッチング結果をユーザに表示するように構成される第1の表示ユニット505と、を含む。
【0095】
本実施例では、情報を交換するための装置500の第1の出力ユニット501は、有線接続又は無線接続によるユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力することができる。口頭練習要求は口頭練習を行うように要求するために用いられる。目標口頭練習タスクは、口頭練習要求を開始したユーザが完了すべき口頭練習タスクである。口頭練習タスクは、ユーザが音声対話によって完了できるタスクである。タスク情報は、目標口頭練習タスクの具体的な内容を特徴付けるために用いることができる。
【0096】
本実施例では、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応する。タスク意図情報は目標口頭練習タスクの目標を特徴付けるために用いることができる。タスクキーワード情報は上記目標のキーポイントを特徴付けるために用いることができる。タスク意図情報及びタスクキーワード情報はタスク情報から抽出可能である。
【0097】
本実施例では、第1の出力ユニット501がタスク情報を出力した後、ユーザは取得したタスク情報に対して音声情報を入力することでき、さらに第1の取得ユニット502は、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得することができる。音声情報はタスク情報に対応する目標口頭練習タスクを完了するための情報である。ユーザは口頭練習が要求される言語で上記音声情報を入力することができることが理解可能である。
【0098】
本実施例では、第1の取得ユニット502で得られた音声情報に基づき、認識ユニット503は、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、該音声情報を認識することができる。ユーザ意図情報はユーザ意図を特徴付けるために用いられる。ユーザキーワード情報はユーザ意図のキーポイントを特徴付けるために用いられる。
【0099】
本実施例では、第1の生成ユニット504は、認識ユニット503で得られたユーザ意図情報と第1の出力ユニット501で得られたタスク意図情報をマッチングし、且つ認識ユニット503で得られたユーザキーワード情報と第1の出力ユニット501で得られたタスクキーワード情報をマッチングし、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成することができる。
【0100】
本実施例では、第1の生成ユニット504で得られたマッチング結果に基づき、第1の表示ユニット505は、マッチング結果をユーザに表示することができる。
【0101】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、装置500は、音声情報及びマッチング結果に基づき、ユーザの口頭能力を特徴付けるための点数を生成するように構成される第2の生成ユニット(図示せず)と、生成された点数をユーザに表示するように構成される第2の表示ユニット(図示せず)と、をさらに含む。
【0102】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、装置500は、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第2の出力ユニット(図示せず)と、ユーザが支援情報に対して入力した補足音声情報を取得するように構成される第2の取得ユニット(図示せず)と、補足音声情報に基づき、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するための新しいマッチング結果を生成するように構成される第3の生成ユニット(図示せず)と、をさらに含む。
【0103】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、第2の出力ユニットは、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが入力した口頭練習終了要求を受信したか否かを決定するように構成される第1の決定モジュール(図示せず)と、口頭練習終了要求が受信されていないことに応答して、ユーザが前記目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第1の出力モジュール(図示せず)と、を含む。
【0104】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、第2の出力ユニットは、マッチング結果によりユーザが目標口頭練習タスクを完了しないことが指示されることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報の出力回数がプリセット回数以下であるか否かを決定するように構成される第2の決定モジュール(図示せず)と、支援情報の出力回数がプリセット回数以下であることに応答して、ユーザが目標口頭練習タスクを完了するように支援するための支援情報を出力するように構成される第2の出力モジュール(図示せず)と、を含む。
【0105】
本実施例のいくつかの代替的な実現形態において、第1の出力ユニット501は、ユーザの履歴口頭練習結果を取得するように構成される取得モジュール(図示せず)と、取得された履歴口頭練習結果に基づき、目標口頭練習タスクを決定するように構成される第3の決定モジュール(図示せず)と、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を取得し、取得されたタスク情報を出力するように構成される第3の出力モジュール(図示せず)と、を含む。
【0106】
該装置500に記載の各ユニットは図2を参照しながら説明された方法の各ステップに対応することが理解可能である。これによって、以上において方法に対して説明した操作、特徴及び生じる有益な効果は、同様に装置500及びその中に含まれるユニットに適用され、ここでは説明を省略する。
【0107】
本開示の上記実施例によって提供される装置500は、タスク型の対話形態で口頭練習を行うことができ、従来技術におけるテンプレートに基づく口頭練習方式と比較すると、本開示の解決手段のインテリジェントレベルが高くなり、ユーザは自分で言語を組織してタスクを完了することができ、より柔軟で、効率的な口頭練習の実現に寄与する。
【0108】
以下、本開示の実施例を実現するのに適する電子機器(例えば、図1における端末装置)600の構成図を示す図6を参照する。本開示の実施例における端末装置は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(可搬式マルチメディア再生機)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等の携帯端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータ等の固定端末を含んでもよいが、それらに限定されない。図6に示された電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限するものではない。
【0109】
図6に示すように、電子機器600は処理装置(例えば、中央処理ユニット、画像プロセッサ等)601を含んでもよく、それは読み取り専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムによって、各種の適切な的動作及び処理を実現することができる。RAM603には、電子機器600の動作に必要な各種のプログラムやデータが格納されている。処理装置601、ROM602及びRAM603は、通信バス604を介して相互に接続される。入力/出力(I/O)インタフェース605も通信バス604に接続される。
【0110】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロ等を含む入力装置606と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器等を含む出力装置607と、例えば磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置608と、通信装置609とがI/Oインタフェース605に接続されていてよい。通信装置609は電子機器600が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。図6に各種の装置を備えた電子機器600が示されているが、示された装置のすべてを実施又は備えることが要求されていないことを理解されたい。代替的に、より多く又はより少ない装置を実施又は備えることが可能である。
【0111】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ可読媒体に搭載されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置609によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置608からインストールされ、又はROM602からインストールされ得る。処理装置601によって該コンピュータプログラムを実行するときに、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0112】
説明すべきは、本開示に記載のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ可読記憶媒体、又は上記2つの任意の組み合わせであってよいということである。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、若しくは半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又はそれらの任意の組み合わせであってよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例として、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、このプログラムは命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示において、コンピュータ可読信号媒体はベースバンド内で又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが搭載される。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はさらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、このコンピュータ可読信号媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、RF(高周波)等、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。
【0113】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってよく、単独して存在し、該電子機器に組み込まれていないものであってもよい。上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器によって実行されるときに、該電子機器は、ユーザが開始した口頭練習要求の受信に応答して、目標口頭練習タスクを指示するためのタスク情報を出力するステップであって、タスク情報はタスク意図情報及びタスクキーワード情報に対応するステップと、ユーザがタスク情報に対して入力した音声情報を取得するステップと、ユーザの対応するユーザ意図情報及びユーザキーワード情報を決定するために、音声情報を認識するステップと、ユーザが目標口頭練習タスクを完了したか否かを指示するためのマッチング結果を生成するステップであって、マッチング結果は、それぞれユーザ意図情報とタスク意図情報、及びユーザキーワード情報とタスクキーワード情報をマッチングするというステップによって得られるステップと、マッチング結果をユーザに表示するステップと、を実行する。
【0114】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで書くことが可能であり、前記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、さらに一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含む。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えばインタネットサービスプロバイダを用いてインタネット経由で接続する)。
【0115】
図面のうちのフローチャート及びブロック図は、本開示の各種の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキティクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分を代表することができ、このモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分は、指定された論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。いくつかの置換としての実現形態では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよいことを注意すべきである。例えば、2つの連続的に示されるブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことに注意すべきである。
【0116】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって実現されてもよい。ユニットの名称は、場合に応じて該ユニット自体を限定するものではなく、例えば、第1の出力ユニットはさらに「タスク情報を出力するユニット」として説明されてもよい。
【0117】
以上は本開示の好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示に係る開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせによる技術的解決手段に限定されず、上記開示構想を逸脱することなく、上記技術的特徴又はそれらと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術的解決手段をも含むべきであることが当業者に自明である。例えば、上記特徴と本開示の開示(それに限定されない)による類似的な機能を有する技術的特徴を互いに取り替えて形成した技術的解決手段をも含む。
図1
図2
図3
図4
図5
図6