(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】光ファイバの接続装置、光ファイバの接続方法、記憶媒体及び電子装置
(51)【国際特許分類】
H04B 10/25 20130101AFI20241112BHJP
G02B 6/42 20060101ALI20241112BHJP
G02B 6/46 20060101ALI20241112BHJP
【FI】
H04B10/25
G02B6/42
G02B6/46
(21)【出願番号】P 2023528511
(86)(22)【出願日】2021-09-14
(86)【国際出願番号】 CN2021118330
(87)【国際公開番号】W WO2022105396
(87)【国際公開日】2022-05-27
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】202011303734.9
(32)【優先日】2020-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】湯寧峰
【審査官】後澤 瑞征
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-142659(JP,A)
【文献】特開2019-066768(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 10/25
G02B 6/42
G02B 6/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1光相互接続ユニット及び外付け光源に接続され、前記第1光相互接続ユニット及び前記外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、集束された前記N本の光ファイバを、第2高密度光コネク
タに接続する第1高密度光コネクタであって、
前記外付け光源は、前記第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成され、前記
Nは1以上の自然数である第1高密度光コネクタと、
K個の第2光相互接続ユニットのうちの光情報チャネル光ファイバに接続される前記第2高密度光コネクタであって、
前記Kは1以上の自然数であり、前記K個の第2光相互接続ユニットは、前記光情報チャネル光ファイバを利用してネットワークを構築するように構成され
る前記第2高密度光コネクタと、
を含み、
前記第1高密度光コネクタと前記第2高密度光コネクタとは光相互接続媒体を介して接続され、前記第1高密度光コネクタは、前記光相互接続媒体を介して、集束された前記N本の光ファイバを前記第2高密度光コネクタに接続する光ファイバの接続装置。
【請求項2】
前記外付け光源をコパッケージドオプティクスCPOチップの光エンジンに接続するように構成され
、変調器によりレーザ光を変調して、電気チャネル情報を出力するための変調レーザ信号を得るように構成される第3外付け光源光コネクタをさらに含
み、
前記外付け光源は、前記第3外付け光源光コネクタを介して前記第1高密度光コネクタに接続される、請求項1に記載の光ファイバの接続装置。
【請求項3】
前記第1光相互接続ユニットは、
前記N本の光ファイバを出力するように構成されるコパッケージドオプティクスCPOチップを含む請求項1に記載の光ファイバの接続装置。
【請求項4】
前記CPOチップは、
前記N本の光ファイバを含む光コネクタ付き光ケーブルを含む光エンジンを含み、
前記光ケーブルは、前記第1高密度光コネクタに接続され、前記N本の光ファイバを前記第1高密度光コネクタに接続するように構成される請求項3に記載の光ファイバの接続装置。
【請求項5】
前記第1高密度光コネクタ、前記第2高密度光コネクタ、及び前記光相互接続媒体を収納するように構成される筐体をさらに含む請求項1に記載の光ファイバの接続装置。
【請求項6】
前記光相互接続媒体は、光ファイバ、光導波路のうちの1つを含む請求項1に記載の光ファイバの接続装置。
【請求項7】
第1光相互接続ユニット及び外付け光源を第1高密度光コネクタに接続し、前記第1高密度光コネクタによって、前記第1光相互接続ユニット及び
前記外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束するステップであって、前記Nは1以上の自然数であるステップと、
集束された前記N本の光ファイバを、第2高密度光コネク
タに接続するステップであって、前記第2高密度光コネクタは、集束された前記N本の光ファイバのうちの光情報チャネル光ファイバをK個の第2光相互接続ユニットに接続するように構成され、前記K個の第2光相互接続ユニットは、前記光情報チャネル光ファイバを利用してネットワークを構築するように構成され、前記Kは1以上の自然数であり、前記外付け光源は、前記第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成されるステップと、を含み、
第1高密度光コネクタと前記第2高密度光コネクタとは光相互接続媒体を介して接続され、前記第1高密度光コネクタは、前記光相互接続媒体を介して、集束された前記N本の光ファイバを前記第2高密度光コネクタに接続する光ファイバの接続方法。
【請求項8】
実行されると、請求項
7に記載の光ファイバの接続方法を実行するように構成されるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項9】
メモリと、プロセッサと、を含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、請求項
7に記載の光ファイバの接続方法を実行するように構成される電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が202011303734.9、出願日が2020年11月19日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願の全ての内容はここで参考として本願に組み込まれている。
【0002】
本願の実施例は、通信分野に関し、具体的には、光ファイバの接続装置、光ファイバの接続方法、記憶媒体及び電子装置に関する。
【背景技術】
【0003】
相互接続速度が速まるに伴い、ラインカード又はホワイトボックス間の電気的相互接続は、電力消費、システム容量/密度、相互接続の速度、チャネル容量などの問題のような一連の問題を抱える。いくつかの技術案で、コパッケージドオプティクス技術(Co-Packaged Opics、CPOと略称)を使用して、ラインカード又はホワイトボックス間の相互接続を行い、すなわち、伝送する必要のある情報を、短距離のシリアライザSerdesを通じて、CPOチップの光エンジンに伝送し、次に、光ファイバを通じてこれらの情報を光相互接続ユニットに伝送する。
【0004】
相互接続を必要とする上記の光相互接続ユニットには、一般に、光相互接続ユニット間の接続を実現するための1つ又は複数のCPOチップがあり、これらのCPOチップには、1つ又は複数の光エンジンと情報プロセッサ(Application Specific Integrated Circuit、ASICと略称)が含まれている。1つの光エンジンは、光コネクタ付き光ケーブルを1つ有し、すなわち、各光相互接続ユニットには、個別の光エンジンの光コネクタの接続ヘッドがある。たとえば、8つの光エンジンがある場合、8つの光ケーブルと8つの対応する多心光コネクタが出力される。これらの光ケーブルには、256本などの複数本の光ファイバが含まれている場合がある。これらの光ファイバの機能は、光情報の送受信用と、光エンジンの外付け光源への入力用の2つに大別される。
【0005】
光情報の送受信用の光ファイバでは、これらの光相互接続ユニットがネットワーク構築や接続を行う際に、相互接続される光相互接続ユニットとこれらの多心光コネクタのヘッドの数が一致しない場合が多い。また、一部の長距離の光相互接続ユニット間の相互接続(例えば2km)では、通常、光エンジンに搭載されている光ファイバはこれほどの長さがない。
【0006】
光エンジンの外付け光源への入力用の光ファイバは、通常、ローカルのレーザに接続されるが、光情報の送受信用の光ファイバは主に外部に接続されるため、この2つの光ファイバの接続方式について、新たな要求が求められる。
【0007】
以上より、いくつかの技術案では、光相互接続ユニットのネットワーク構築効率が低く、接続が複雑であるという問題が存在することが分かった。
【0008】
上記の技術的課題に対しては、有効な解決策はまだ提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本願の実施例は、光相互接続ユニットのネットワーク構築効率が低く、接続が複雑であるという関連する技術的課題のうちの少なくとも1つをある程度解決するために、光ファイバの接続装置、光ファイバの接続方法、記憶媒体及び電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の一実施例によれば、本願は、
第1光相互接続ユニット及び外付け光源に接続され、前記第1光相互接続ユニット及び前記外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、集束された前記N本の光ファイバを、第2高密度光コネクタ、K個の第2光相互接続ユニット、及び第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成される外付け光源に接続する第1高密度光コネクタであって、前記N及び前記Kはいずれも1以上の自然数である第1高密度光コネクタと、
前記第2高密度光コネクタであって、前記第1高密度光コネクタは前記第2高密度光コネクタを介して、前記光情報チャネル光ファイバを利用してネットワークを構築するように構成されるK個の第2光相互接続ユニットに接続される前記第2高密度光コネクタと、を含み、
前記第1高密度光コネクタと前記第2高密度光コネクタとは光相互接続媒体を介して接続され、前記第1高密度光コネクタは、前記光相互接続媒体を介して、集束された前記N本の光ファイバを前記第2高密度光コネクタに接続する、光ファイバの接続装置を提供する。
【0011】
本願の別の実施例によれば、
第1光相互接続ユニット及び外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束するステップであって、前記Nは1以上の自然数であるステップと、
集束された前記N本の光ファイバを、第2高密度光コネクタ、K個の第2光相互接続ユニット、及び外付け光源に接続するステップであって、前記第2高密度光コネクタは、集束された前記N本の光ファイバのうちの光情報チャネル光ファイバを前記K個の第2光相互接続ユニットに接続するように構成され、前記K個の第2光相互接続ユニットは、前記光情報チャネルファイバを利用してネットワークを構築するように構成され、Kは1以上の自然数であり、外付け光源は、第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成されるステップと、を含み、
第1高密度光コネクタと前記第2高密度光コネクタとは前記光相互接続媒体を介して接続され、前記第1高密度光コネクタは、前記光相互接続媒体を介して、集束された前記N本の光ファイバを前記第2高密度光コネクタに接続する、光ファイバの接続方法を提供する。
【0012】
本願のさらに別の実施例によれば、
実行されると、前記のいずれかの方法実施例におけるステップを実行するように構成されるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0013】
本願のさらに別の実施例によれば、
メモリと、プロセッサと、を含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、前記のいずれかの方法実施例におけるステップを実行するように構成される電子装置をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本願の実施例に係るCPOチップ出力光ファイバの集束分割方法の概略図である。
【
図2】本願の実施例に係るCPO集束分割装置の概略図である。
【
図2-1】本願の実施例に係る第1光相互接続ユニットと第2光相互接続ユニットと外付け光源との間のレイアウト図(1)である。
【
図2-2】本願の実施例に係る第1光相互接続ユニットと第2光相互接続ユニットと外付け光源との間のレイアウト図(2)である。
【
図2-3】本願の実施例に係る第1光相互接続ユニットと第2光相互接続ユニットと外付け光源との間の論理図である。
【
図3】本願の実施例に係る1つのCPOチップのみを含む光相互接続ユニットにおける光ファイバの集束分割の実施原理の概略図である。
【
図4】本願の実施例に係る2つのCPOチップと3つのCPO集束分割装置とを含む光相互接続ユニットにおける集束分割原理の実施概略図(外付け光源なし)である。
【
図5-2】CPO集束分割装置の最上層の透視図である。
【
図6-2】CPO集束分割装置の側面透視図である。
【
図7-2】CPO集束分割装置の最上層の透視図である。
【
図8】リアライトバックプレーンを用いた光相互接続ユニットのCPO集束分割装置の実施形態の概略図である。
【
図9】両面から光ファイバを引き出すホワイトボックス機器形態の光相互接続ユニットのCPO集束分割装置の実施形態の概略図である。
【
図10】本願の実施例に係る光ファイバの接続方法に係る携帯端末のハードウェア構成のブロック図である。
【
図11】本願の実施例に係る光ファイバの接続方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、実施例をもって本願の実施例を詳細に説明する。
【0016】
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲、並びに上記の図面における「第1」、「第2」などの用語は、類似の対象を区別するためのものであり、特定の順序又は優先順位を説明するために使用されるものではない。
【0017】
本実施例では、
第1光相互接続ユニット及び外付け光源に接続され、第1光相互接続ユニット及び外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、集束されたN本の光ファイバを第2高密度光コネクタ、K個の第2光相互接続ユニット、及び第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成される外付け光源に接続するように構成される第1高密度光コネクタであって、N及びKはいずれも1以上の自然数である第1高密度光コネクタと、
第2高密度光コネクタであって、第1高密度光コネクタは第2高密度光コネクタを介して、光情報チャネル光ファイバを利用してネットワークを構築するために構成されるK個の第2光相互接続ユニットに接続される第2高密度光コネクタと、を含み、
第1高密度光コネクタと第2高密度光コネクタとは光相互接続媒体を介して接続され、第1高密度光コネクタは、光相互接続媒体を介して、集束されたN本の光ファイバを第2高密度光コネクタに接続する、光ファイバの接続装置を提供する。
【0018】
一実施例では、第1光相互接続ユニットと第2光相互接続ユニットと外付け光源との間のレイアウトは、
図2-1、
図2-2に示されている。第1光相互接続部と第2光相互接続部と外付け光源との間の論理関係は
図2-3に示されている。
【0019】
本実施例では、光ファイバの接続装置はCPOシステム機器に配置される。
【0020】
一実施例では、本実施例は、CPOチップを含む光相互接続ユニットに適用されるネットワーク構築シナリオを含むが、これに限定されるものではない。第1高密度光コネクタ、第2高密度光コネクタ、及び光相互接続媒体は、同一の装置(例えば、CPO集束分割装置)に集積され得る。例えば、CPOチップを含む光相互接続ユニットにおいて、1つのCPO集束分割装置を用いて、第1光相互接続ユニット及び外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、光相互接続媒体を介してCPO集束分割装置の第2高密度光コネクタに配分接続する。これらの光コネクタは、構築されるネットワーク全体の光相互接続ユニットの相互接続要求とCPO光エンジン入力の要求に応じて、k個の独立した光コネクタ及びr個の外付け光源光コネクタとして割り当てられ、kは1以上の自然数である。さらに、これらのk個の独立した光コネクタを介して、構築されるネットワーク全体の対応する他の光相互接続ユニットに接続する。k個の独立した光コネクタにおける光路の数は、同一でなくてもよい。また、r個の外付け光源光コネクタを介して外付け光源に接続する。
【0021】
本実施例では、第1高密度光コネクタは、CPO高密度光コネクタと呼ばれる、第1光相互接続ユニットのCPO光エンジンに接続される光コネクタを含むが、これらに限定されるものではない。第2高密度光コネクタは、構築されるネットワークの他の光相互接続ユニットに相互接続され、光相互接続ユニット高密度光コネクタと呼ばれるものを含むが、これらに限定されるものではない。
【0022】
一実施例では、第3外付け光源光コネクタは、第1高密度光コネクタ及び外付け光源にそれぞれ接続され、外付け光源をコパッケージドオプティクスCPOチップの光エンジンに接続するように構成され、変調器によりレーザ光を変調して、電気チャネル情報を出力するための変調レーザ信号を得るように構成される。
【0023】
本実施例では、第3外付け光源光コネクタは外付け光源に接続され、CPO光エンジンの外付け光源は一括して処理されることで、光路接続を簡略化することができる。
【0024】
一実施例では、第1光相互接続ユニットは、N本の光ファイバを出力するように構成されるコパッケージドオプティクスCPOチップを含む。CPOチップは、光コネクタ付き光ケーブルを含む光エンジンを含み、光ケーブルは、N個の光を伝送するように構成されるN本の光ファイバを含み、光ケーブルは、第1高密度光コネクタに接続され、N本の光ファイバを第1高密度光コネクタに接続するように構成される。
【0025】
本実施例では、CPOチップは、主に特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASICと略称)間の高密度大容量光相互接続に使用される。1つのCPOチップには複数の光エンジンが含まれており、各光エンジンは、光コネクタ付き光ケーブルを1本出力し、各光ケーブルには複数の光ファイバが含まれている。
【0026】
図1に示すように、CPOチップにはASICプロセッサと光エンジンの2つの大部分が含まれており、CPOチップには8つの光エンジンがあり、各光エンジンは光ケーブルと付属の光コネクタを介して外部に接続される。
【0027】
本実施例では、各光エンジンは、それぞれの接続光ケーブル及び多心光コネクタのヘッドの一定の長さを保持する。多段スイッチングネットワークCLOSでネットワークを構築する場合、同じ光エンジンの出力光ファイバを異なる光相互接続ユニットに接続したり、光エンジンの光ケーブルを遠く、例えば2kmに接続したりする必要がある。あるいは、CPOチップの光相互接続ユニットを用いて、接続してデータ交換を行う際にも、CPOチップの光ファイバ接続数を実際の状況に応じて再割り当てする必要がある。このような場合、光エンジンの光ケーブルを一括して集束し、CLOSネットワークを構築する状況に応じて光ファイバの二次的な割当てを行う必要がある。
図1の右側は、光ファイバの集束・分割の接続概略図である。CPO集束分割装置の左側は、光エンジンOEからの、多心光コネクタ付きのままの光ケーブルを示している。
図1に示すように、8つの光エンジンを接続する多心光コネクタを含むコネクタは、光ファイバ集束スプリッタに直接接続されている。CPO集束スプリッタでは、光伝送媒体を介して、入力された光信号を右側のk個の多心光コネクタのコネクタに接続し、さらにk個の光相互接続ユニット(すなわち他の光相互接続ユニット)に対応して接続する。
【0028】
本実施例によれば、CPOチップの相互接続光ファイバを、光相互接続ユニットのネットワーク構築の要求に応じて、異なる光相互接続ユニットに割り当てることができ、接続数は、CPOチップの光エンジンの数に制限されない。さらに、CPO高密度光コネクタの数は、各光エンジンOEへの光ケーブル接続数によって異なる。
【0029】
一実施例では、装置は、第1高密度光コネクタ、第2高密度光コネクタ、及び光相互接続媒体を収納するように構成される筐体をさらに含む。
【0030】
本実施例では、
図2に示すように、筐体と、高密度光コネクタと、光相互接続媒体とを含むCPO集束分割装置を例に説明する。
【0031】
筐体は、主に高密度光コネクタを支持し、その内部の光相互接続媒体を保護するものである。高密度光コネクタは、対象光切替ユニット内部の光エンジンOEの光ケーブルを接続し、「OE xから」と表記されるものと、他の光切替ユニットのケーブルを接続し、「他の光相互接続ユニットxへ」と表記されるものの2種類を含む。実際の状況によっては、CPO集束分割装置の高密度光コネクタは、同じ側から光ファイバ接続も可能である。
【0032】
図2に示すCPO集束分割装置により、光相互接続ユニット内部の光ファイバを集束して統一インターフェースを形成する機能と、必要に応じて、光エンジンの光ケーブルをさまざまな空間位置にある光相互接続ユニットに接続することができるように、光路を配分して接続する機能との2つの機能が実現され得る。
【0033】
図2に示すように、n個の入力多心光コネクタの光ケーブルからk個の光相互接続ユニットまでの集束・分割が可能である。ここで、k個の光相互接続ユニットのうちのそれぞれに割り当てる光ファイバデータが異なっていてもよい。CPO光相互接続ユニットを使用する場合、外部接続トポロジが異なるとき、異なるCPO光エンジンコネクタの集束分割装置を交換するだけで実施することができる。
【0034】
本実施例では、
図3に示すように、CPOチップは、8つの多心光コネクタヘッド付き光ケーブルとk個の光相互接続ユニットの高密度コネクタとを外付けしている。具体的には、CPOチップの光エンジンの多心光コネクタをCPO集束分割装置に接続し、この集束分割装置内で、光相互接続媒体を介して、これらの光路をk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタに割り当て、最後に、これらk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタを介して、他の光相互接続ユニットに接続してネットワークを構築する。
【0035】
1つの光相互接続ユニットにおいて、実際の状況に応じて、1つ又は複数のCPO集束分割装置を使用することができる。
【0036】
一実施例では、第2高密度光コネクタは、他の光相互接続ユニットの光チャネルに接続される。
【0037】
一実施例では、光相互接続媒体は、光ファイバ、光導波路のうちの1つを含む。
【0038】
以上のように、本実施例のCPO光エンジンの高密度光コネクタである多心光コネクタは、本実施例の光ファイバ信号の配信装置に直接接続されてもよい。光相互接続媒体を介して、光ファイバ信号を、光ファイバ信号の配信装置の出力インターフェースに伝達し、光相互接続ユニットの接続要求に応じて、光信号を出力コネクタに割り当て、出力の光高密度コネクタを、他の光相互接続ユニット高密度光コネクタに接続する。
【0039】
これにより、CLOSネットワークトポロジの要求に応じて、光相互接続ユニットと他の任意の数の光相互接続ユニットとの相互接続を効率的に実現することができる。要求された光ファイバ数に応じて光相互接続ユニットを割り当て、他の関連機器を接続することが可能となる。自光相互接続ユニットと他の光相互接続ユニットとの長距離接続を実現することができる。
【0040】
さらに、CPOチップの光エンジン数と、光相互接続ユニットが外部にネットワーク構築/接続する光ケーブルの数との関連性を解消することにより、CPOチップの結合方式の標準化を実現し、CPOチップの製造を容易にすることができる。
【0041】
以下、特定の実施例を参照して、本願について説明する。
【0042】
本実施例では、第1高密度光コネクタ、第2高密度光コネクタ、光相互接続媒体及び筐体はCPO集束分割装置内に集積されており、第1高密度光コネクタはCPO高密度光コネクタを例に、第2高密度光コネクタは光相互接続ユニット高密度コネクタを例に説明する。
【0043】
特定実施例1:単一CPO集束分割装置の実施方法
【0044】
本実施例では、光相互接続ユニットは、CPOチップ部分と、他の関連回路部分と、外付け光源部分との3つの部分に分割される。
【0045】
図3に示すように、光相互接続ユニットのCPOチップは、ASICプロセッサ、OE光エンジン、外付け光ケーブル及び多心光コネクタヘッドを含む。
図3のCPOチップには、8つの多心光コネクタヘッド付き光ケーブルが接続されている。本実施例におけるCPO集束分割装置は、CPO高密度光コネクタ、外付け光源光コネクタ、光相互接続ユニット高密度光コネクタ、光相互接続媒体、及び筐体の5つの部分から構成される。CPO高密度光コネクタは光相互接続ユニット内部のCPOチップに接続され、光相互接続ユニット高密度光コネクタは他の光相互接続ユニットの光チャネルに接続され、外付け光源光コネクタは外付け光源に接続されている。
【0046】
図3のCPO集束分割装置は、8つのCPO高密度光コネクタ、k個の光相互接続ユニット高密度コネクタ、r個の外付け光源光コネクタを有する。CPOチップの光ケーブル多心光コネクタをCPO集束分割装置に挿入し、この集束分割装置内で、光相互接続媒体を介して、これらの光ファイバ信号をk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタに割り当て、最後に、これらk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタを介して、他の光相互接続ユニットに接続してネットワークを構築する。n個のCPO高密度光コネクタ、k個の光相互接続ユニット高密度コネクタ、r個の外付け光源光コネクタを想定する。具体的には、光コネクタを介して外付け光源をCPO集束分割装置に接続し、この装置では、光相互接続媒体を介してCPO高密度光コネクタに接続し、最後にCPO光エンジンに入力する。CPOチップの光ケーブル多心光コネクタをCPO集束分割装置に挿入し、この集束分割装置内で、光相互接続媒体を介して、その光情報チャネルをk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタに割り当て、最後に、これらk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタを介して他の光相互接続ユニットに接続してネットワークを構築する。
【0047】
特定実施例2:マルチCPO集束分割装置の実施方法
【0048】
実際には、内蔵光源を採用する、すなわち、外付け光源を配置する必要がない場合もあるが、本実施例では、内蔵光源を採用するモードについて説明する。
【0049】
空間や密度などの状況に応じて、1つの光相互接続ユニットに複数のCPO集束分割装置を使用してもよい。
【0050】
図4に示すように、光相互接続ユニットには、2つのCPOチップと3つのCPO集束分割装置が含まれている。各CPOのチップは6本の多心光コネクタ付き光ケーブルを出力し、それぞれ3つのCPO集束分割装置に接続する。集束及び分割の汎用性を示すために、この装置により、k1、k2及びk3個の光相互接続ユニット高密度光コネクタが分岐され、これにより、k1+k2+k3個の光相互接続ユニットを相互接続することが可能になり、また、このCPO集束分割装置により、これらの相互接続ユニットの遠隔光接続を実現することもできる。
【0051】
各CPO集束分割の構造及び機能は単一CPO集束分割装置の実施方法と類似しているが、CPOに外付け光源を接続する必要がない、すなわち、12個の光エンジンOEの接続光ファイバの中で、すべて情報光路であり、光源光路がない点は相違する。CPO集束分割の構造及び機能は単一CPO集束分割装置の実施方法と同じであり、具体的には、特定実施例1を参照し、ここでは詳しく説明しない。
【0052】
特定実施例3:リアライトバックプレーンを用いた光相互接続ユニットのCPO集束分割装置の実施形態
【0053】
光相互接続機器のレベルでは、
図8に示すように、3つの光相互接続ユニットと1つの光相互接続バックプレーンから1つの光相互接続システムが構成され、各光相互接続ユニットは、CPOチップ、外付け光源、及びCPO集束分割装置を含む。
【0054】
各光相互接続ユニットにおいて、外付け光源は、光コネクタを介してCPO集束分割装置に接続され、次に、光相互接続媒体を介してCPO高密度光コネクタの光源光路に接続され、最後に光エンジンに入る。外付け光源を用いた形態のCPOの場合、各光エンジンは少なくとも1つの光源光路の光ファイバを接続する。
【0055】
4つの光エンジンを含むCPOチップが1つあり、4つの光エンジンはCPO集束分割装置CPO高密度光コネクタに接続され、この光相互接続ユニットはさらに光相互接続バックプレーンの高密度光コネクタに挿入される。バックプレーン側に接続された光相互接続ユニット高密度光コネクタがバックプレーンの光伝送媒体に接続され、これにより、システム全体の光ネットワークの接続が実現される。パネル側に取り付けられた光相互接続ユニット高密度光コネクタはサブフレームに接続された光相互接続ユニットに接続される。
【0056】
信号光路の光ファイバが全てバックプレーンに向いている相互接続では、さまざまなライトバックプレーンの実施形態に対応するように、このときのkは1又は他の値としてもよい。
【0057】
図8に示すように、CPO光相互接続ユニットのCPOの信号光路の光ファイバの接続方式は2種類あり、1つはCPOチップがCPO集束分割装置の光ファイバを介してバックプレーンとパネルの両方に接続されることであり、もう1つはCPOチップがCPO集束分割装置の光ファイバを介してバックプレーンのみに接続されることであり、前面パネルに外部インターフェースがあっても、外部インターフェースがなくてもよい。
【0058】
特定実施例4:両面から光ファイバを引き出すホワイトボックス機器形態における光相互接続ユニットのCPO集束分割装置の実施形態
【0059】
光相互接続ユニットがCPOチップを採用することで、パネル側の光ファイバ引き出し方式も変化し、すなわち、CPOの光ファイバが直接パネルまで引き出されることにより接続が行われる。本実施例は、両面から光ファイバを引き出すホワイトボックス形態の光相互接続ユニットのCPO集束分割装置を実現する方法を提案する。
【0060】
図9には、CPOチップとCPO集束分割装置を用いたボックス型スイッチが示されている。このボックス型機器には、CPOチップ、外付け光源、及びCPO集束分割装置が含まれている。本実施例では、4つの外付け光源があり、4つの光ファイバが出力され、これらの光ファイバは、前面パネルと背面パネルに2つずつ接続されている。これらの光ファイバは、CPO集束分割装置を介してCPOの光エンジンに接続される。
【0061】
CPOチップには8つの光エンジンがあり、これらはそれぞれ光ケーブルを介してCPO集束分割装置に接続され、前面パネルと背面パネルにはそれぞれ4つのCPO高密度光コネクタが外部に接続されている。背面パネルの4つのCPO高密度光コネクタと他の光相互接続ユニットは、CLOSネットワークトポロジを介して、より大きなネットワーク機器を構成し、前面パネルは高密度光コネクタを介して処理が必要なデータにアクセスする。この機能は、三段CLOSネットワークトポロジにおけるstage1とstage3の機能を満たすことができる。
【0062】
前面パネルと背面パネルの両方の光ファイバを類似の光相互接続ユニットに接続すれば、三段CLOSネットワークトポロジにおけるstage2の機能を満たすことができる。
【0063】
ボックス型機器として、ホワイトボックス光相互接続機器には、ボックス本体とボックスカバーも含まれている。これらはCPOチップ及びCPO集束分割装置を収納して支持するために使用される。
【0064】
現実的な方法を実践する上で、必要に応じて、前面パネルと背面パネルの高密度光コネクタを同じ側に置くことも可能である。ここで、前面パネルと背面パネルを区別することはCPOチップを使用する光相互接続ユニットにおいて、CPO集束分割装置が分散型ホワイトボックススイッチを構成する役割を担うことができ、データを分散型ホワイトボックス交換システムにアクセスする役割を担うこともできることを示すだけである。
【0065】
CPO集束分割装置を交換することで、ホワイトボックス光相互接続機器の外部への異なる接続トポロジを実現できる。
【0066】
特定実施例5:光相互接続媒体として光ファイバを使用するCPO集束分割装置
【0067】
図5-1、
図5-2、
図5-3には、光ファイバをCPO相互接続媒体とした両側にファイバを接続する装置が示されている。
【0068】
CPO集束分割装置は、5つの主な部分を含む。第1部分は、光相互接続ユニット内部のCPOチップを接続するように構成されるCPO高密度光コネクタである。第2部分は、他の光相互接続ユニットを接続するように構成される光相互接続ユニット高密度コネクタである。第3部分は、外付け光源を接続するように構成される外付け光源光コネクタである。第4部分は、第1部分、第2部分、及び第3部分の接続を可能にするように構成される光相互接続媒体である。第5部分は、高密度光コネクタを固定し、光相互接続媒体を保護するように構成される筐体である。
【0069】
図5-1は、CPO集束分割装置の
背面図-模式図であり、光相互接続ユニット内部の光相互接続として配置されたn個の光相互接続ユニット高密度光コネクタ及びr個の外付け光源光コネクタが、背面パネルに配置されており、信号光路及び光源光路が含まれている。
【0070】
図5-2は、CPO集束分割装置の最上層の透視図であり、本実施例では、光相互接続ユニット内に収納されたCPO光ファイバ、外付け光源、及び外部の光相互接続ユニットを接続する接続媒体として光ファイバが使用されている。主に光ファイバコネクタ間の結合挿入損失が小さく、光の接続損失も小さいためである。
【0071】
図5-3は、CPO集束分割装置の
正面図-模式図であり、前面パネルには光相互接続ユニット外部接続用のk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタがある。
【0072】
本実施例では、実際の状況に応じて、片面から光ファイバを引き出すCPO集束分割装置を設計することもでき、
図6-1はCPO集束分割装置の正面図であり、光相互接続ユニット内のCPOの出力光ファイバ及び外付け光源出力光ファイバを接続するためのn個のCPO高密度光コネクタと、他の光相互接続ユニットを外部接続するためのk個の光相互接続ユニット高密度光コネクタとを含む。
図6-2はCPO集束分割装置の側面透視図であり、光相互接続媒体としては光ファイバが相互接続に使用される。
【0073】
特定実施例6:光相互接続媒体として光導波路を使用するCPO集束分割装置
【0074】
図7-1、
図7-2、
図7-3に示すように、CPO集束分割装置の光相互接続媒体として導波路媒体が使用されており、光相互接続媒体として導波路を使用する場合、相互接続のキャリアとして1枚の光導波板を使用する必要がある点は主な特徴である。導波路による相互接続を使用すると、主に導波板は空間的に小さくて、また、導波板とPCBの互換性が良いので、いくつかの光電相互作用の機能を付加することが容易である。
【0075】
図7-1はCPO集束分割装置の背面図、
図7-2はCPO集束分割装置の最上層の透視図、
図7-3はCPO集束分割装置の正面図を示す。具体的な組成及び接続方式は、特定実施例5と類似しているので、ここでは詳しく説明しない。
【0076】
一実施例では、本願の実施例による方法実施例は、携帯端末、コンピュータ端末、又は類似の演算装置において実行されてもよい。携帯端末で実行される場合を例にして、
図10は、本願の実施例に係る光ファイバの接続方法における携帯端末のハードウェア構成のブロック図である。
図10に示すように、携帯端末は、1つ又は複数(
図10には1つのみが示されている)のプロセッサ1002(プロセッサ1002は、マイクロプロセッサMCU又はプログラマブルロジックデバイスFPGAなどの処理装置を含むことができるが、これらに限定されない)と、データを記憶するメモリ1004とを含んでもよく、上記携帯端末は、通信機能のための伝送機器1006及び入出力機器1008をさらに含んでもよい。当業者であれば、
図10に示す構成は概略的なものにすぎず、上記携帯端末の構成を限定するものではないことが理解される。例えば、携帯端末は、
図10に示されているものよりも多く又は少ない構成要素を含んだり、
図10に示されているものとは異なる構成を有したりしてもよい。
【0077】
メモリ1004は、コンピュータプログラム、例えば、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラム及びモジュール、例えば、本願の実施例における光ファイバの接続方法に対応するコンピュータプログラムを記憶するために使用することができる。プロセッサ1002は、メモリ1004に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行することによって、上記の方法を実現する。メモリ1004は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、また、1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体メモリのような不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの例では、メモリ1004は、プロセッサ1002に対してリモートに配置されたメモリをさらに含んでもよく、これらのリモートメモリはネットワークを介して携帯端末に接続され得る。上記のネットワークの例には、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0078】
伝送機器1006は、1つのネットワークを介してデータを受信又は送信するためのものである。上記のネットワークの具体例は、携帯端末の通信ベンダによって提供される無線ネットワークを含んでもよい。一実施例では、伝送機器1006は、基地局を介して他のネットワーク機器に接続されて、インターネットと通信することができるネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NICと略称)を含んでもよい。一実施例では、伝送機器1006は、無線でインターネットと通信するための無線周波数(Radio Frequency、RFと略称)モジュールであってもよい。
【0079】
本実施例では、光ファイバの接続方法を提供するが、
図11は、本願実施例に係る光ファイバの接続方法のフローチャートであり、
図11に示すように、その流れは、以下のステップを含む。
【0080】
ステップS1102:第1光相互接続ユニット及び外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、Nは1以上の自然数である。
【0081】
ステップS1104:集束されたN本の光ファイバを、第2高密度光コネクタ、K個の第2光相互接続ユニット、及び外付け光源に接続し、第2高密度光コネクタは、集束されたN本の光ファイバのうちの光情報チャネル光ファイバをK個の第2光相互接続ユニットに接続するように構成され、K個の第2光相互接続ユニットは、光情報チャネル光ファイバを利用してネットワークを構築するように構成され、Kは1以上の自然数であり、外付け光源は、第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成され、
ここで、第1高密度光コネクタと第2高密度光コネクタとは光相互接続媒体を介して接続され、第1高密度光コネクタは、光相互接続媒体を介して、集束されたN本の光ファイバを第2高密度光コネクタに接続する。
【0082】
ここでは、上記ステップの実施主体は、第1高密度光コネクタなどであってもよいが、これに限定されるものではない。
【0083】
上記のステップによって、第1高密度光コネクタは、第1光相互接続ユニット及び外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、第1高密度光コネクタは、光相互接続媒体を介して、集束されたN本の光ファイバを第2高密度光コネクタに接続し、第2高密度光コネクタに、集束されたN本の光ファイバをK個の第2光相互接続ユニットに配分するように指示する。光相互接続ユニットのネットワーク構築効率が低く、接続が複雑であるという問題を解決し、光相互接続ユニットのネットワーク構築効率を向上させ、光ファイバ相互接続を簡素化するような効果を得る。
【0084】
以上の実施形態の説明から、上記の実施例に係る方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームとを組み合わせることにより実現でき、もちろん、ハードウェアによっても可能であるが、多くの場合、前者の方が好ましい実施形態であることが、当業者には明確に理解される。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質的又は先行技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形態で具現化することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、1つの端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などとすることができる)に、本願の様々な実施例に記載された方法を実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0085】
本願の実施例はまた、実行されると、上記の方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成されるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0086】
一実施例では、上記のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、USBメモリ、読出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称)、リムーバブルハードディスク、磁気ディスク、又は光ディスクなど、コンピュータプログラムを記憶することができる様々な媒体を含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0087】
本願の実施例はまた、メモリと、プロセッサと、を含み、該メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、該プロセッサは、コンピュータプログラムを実行して、上記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように構成される電子装置を提供する。
【0088】
一実施例では、上記電子装置は、伝送機器と入出力機器とをさらに含んでもよく、該伝送機器は上記プロセッサに接続され、該入出力機器は上記プロセッサに接続される。
【0089】
本願によれば、光ファイバの接続装置では、第1高密度光コネクタは、第1光相互接続ユニット及び外付け光源に接続され、第1光相互接続ユニット及び外付け光源の両方に接続されたN本の光ファイバを集束し、集束されたN本の光ファイバを第2高密度光コネクタ、K個の第2光相互接続ユニット、及び外付け光源に接続するように構成され、N及びKはいずれも1以上の自然数であり、外付け光源は、第1光相互接続ユニットに変調光源を提供するように構成され、第2高密度光コネクタは、第1高密度光コネクタが第2高密度光コネクタを介して、光情報チャネル光ファイバを利用してネットワークを構築するように構成されるK個の第2光相互接続ユニットに接続され、第1高密度光コネクタと第2高密度光コネクタとは光相互接続媒体を介して接続され、第1高密度光コネクタは、光相互接続媒体を介して、集束されたN本の光ファイバを第2高密度光コネクタに接続する。これにより、光相互接続ユニットのネットワーク構築効率が低く、接続が複雑であるという問題を解決し、光相互接続ユニットのネットワーク構築効率を向上させ、光ファイバ相互接続を簡素化するような効果を得ることができる。
【0090】
本実施例における具体例としては、上記実施例及び他の実施形態で説明した例を参照することができるので、本実施例では、詳しく説明しない。
【0091】
当業者にとって明らかなように、上記の本願の各モジュール又は各ステップは、汎用コンピューティングデバイスを用いて実装することができ、これらは、1つのコンピューティングデバイスに集積されるか、複数のコンピューティングデバイスで構成されるネットワークに分散されてもよく、コンピューティングデバイスで実行可能なプログラムコードで実現することができ、このため、これらは、記憶装置に記憶されてコンピューティングデバイスによって実行されてもよく、場合によっては、図示又は説明されたステップは、本明細書とは異なる順序で実行されてもよく、又は、それらの複数のモジュール又はステップは、個々の集積回路モジュールとして、又は単一の集積回路モジュールとして実装されてもよい。したがって、本願はいかなる特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにも限定されない。
【0092】
上記は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、本願を制限するものではなく、当業者にとって様々な変更及び変化が可能である。本願の原則の範囲内で行われる任意の修正、均等置換、改良などは全て本願の特許範囲に含まれるものとする。