IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司の特許一覧

特許7587063アプリケーションのページ表示方法、装置及び機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-11
(45)【発行日】2024-11-19
(54)【発明の名称】アプリケーションのページ表示方法、装置及び機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20241112BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20241112BHJP
   H04N 21/854 20110101ALI20241112BHJP
【FI】
G06F3/04817
H04N21/431
H04N21/854
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2023570128
(86)(22)【出願日】2022-04-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(86)【国際出願番号】 CN2022090438
(87)【国際公開番号】W WO2022237594
(87)【国際公開日】2022-11-17
【審査請求日】2024-01-11
(31)【優先権主張番号】202110529372.3
(32)【優先日】2021-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,クゥー
【審査官】醍醐 一貴
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-069456(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108037861(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0124400(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
G06F 3/01
G06F 3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションにおける、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのターゲットプロップを用いて生成される1つのマルチメディアコンテンツに対する再生コマンドを受信することと、
前記再生コマンドに応答して、前記アプリケーションの再生ページで前記マルチメディアコンテンツを再生し、パブリッシャのアイコンに前記ターゲットプロップのアイコンを動的に表示することと、を含み、
前記パブリッシャは、前記ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作すること、及び前記ターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することの少なくとも一方のために使用される、アプリケーションのページ表示方法。
【請求項2】
前記ターゲットプロップのアイコンと前記パブリッシャのアイコンとがマッチングしないとき、パブリッシャのアイコンに前記ターゲットプロップのアイコンを動的に表示することは、
前記ターゲットプロップのアイコンを前記パブリッシャのアイコンの内部から前記パブリッシャの外部に貫通させて動的に表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲットプロップのアイコンと前記パブリッシャのアイコンとがマッチングするとき、パブリッシャのアイコンに前記ターゲットプロップのアイコンを動的に表示することは、
前記ターゲットプロップのアイコンを、前記パブリッシャのアイコンの内部に位置する縮小状態から前記パブリッシャのアイコンに埋め込まれた拡大状態にして動的に表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記パブリッシャに対するトリガコマンドを受信すると、前記アプリケーションの撮影ページを表示することをさらに含み、前記撮影ページは、前記ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作すること、及び前記ターゲットプロップが配置されたバーチャルライブ配信スタジオを開始することの少なくとも一方のために使用される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記再生ページに対するスライドコマンドを受信すると、これから前記再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツのタイプ識別子を取得することと、
前記マルチメディアコンテンツのタイプ識別子を前記パブリッシャのアイコンに付加することと、
前記再生ページに前記パブリッシャのアイコンを表示することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、前記マルチメディアコンテンツのタイプが共有されるマルチメディアコンテンツであることを示す場合、前記パブリッシャは、マルチメディアコンテンツを創作するために用いられ、
又は、前記マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、前記マルチメディアコンテンツのタイプがバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面であることを示す場合、前記パブリッシャは、バーチャルライブ配信スタジオを開始するために用いられることをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
電子機器が揺れることに対応する配置コマンドを受信すると、前記再生ページにアイコンが変形した前記パブリッシャを表示することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
アプリケーションにおける、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのターゲットプロップを用いて生成される1つのマルチメディアコンテンツに対する再生コマンドを受信するための受信モジュールと、
前記再生コマンドに応答して、前記アプリケーションの再生ページで前記マルチメディアコンテンツを再生し、パブリッシャのアイコンに前記ターゲットプロップのアイコンを動的に表示するための処理モジュールと、を含み、
前記パブリッシャは、前記ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作すること、及び前記ターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することの少なくとも一方のために使用される、アプリケーションのページ表示装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のコンピュータプログラムが記憶されたメモリと、を含む電子機器であって、
前記1つ又は複数のコンピュータプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記電子機器に、請求項1に記載のアプリケーションのページ表示方法を実現させる、電子機器。
【請求項10】
電子機器上で稼動すると、前記電子機器に請求項1に記載のアプリケーションのページ表示方法を実行させるためのコンピュータコマンドを含む、コンピュータ記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータ上で稼動すると、前記コンピュータに請求項1に記載のアプリケーションのページ表示方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
この出願は、出願番号が202110529372.3であり、出願日が2021年5月14日である中国出願を基礎としており、その優先権を主張し、該中国出願の開示内容の全てが本出願に取り込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特にアプリケーションのページ表示方法、装置及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の発展が進むにつれて、アプリケーション(application、APP)は、ユーザに多様なマルチメディアコンテンツを展示してユーザの生活を豊かにし、異なるユーザ間で動画の形でマルチメディアコンテンツを共有し合うことができる。
【0004】
現在では、ユーザは、しばしばマルチメディアコンテンツにプロップを使用して、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響を与えたり、マルチメディアコンテンツの再生効果を変更したりする。それにより、マルチメディアコンテンツを豊富で多彩に展示することができる。同時に、ユーザは、同じプロップを利用してアプリケーションで新しいマルチメディアコンテンツを作成することもできる。
【0005】
従って、マルチメディアコンテンツに使用されたプロップを展示する際に、如何にしてユーザがプロップを迅速に使用することを容易にするかが早急に解決すべき課題である。
【発明の概要】
【0006】
上記技術課題を解決し、又は少なくとも部分的に上記技術課題を解決するために、本開示は、アプリケーションのページ表示方法、装置及び機器を提供する。
【0007】
第一の側面によれば、本開示は、
アプリケーションにおける、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのターゲットプロップを用いて生成される1つのマルチメディアコンテンツに対する再生コマンドを受信することと、
再生コマンドに応答して、アプリケーションの再生ページでマルチメディアコンテンツを再生し、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作(作成)し且つ/又はターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのパブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示することとを含むアプリケーションのページ表示方法を提供する。
【0008】
第一の側面による方法によれば、アプリケーションにおけるターゲットプロップが配置された1つのマルチメディアコンテンツの再生コマンドを受信すると、該アプリケーションの再生ページで該マルチメディアコンテンツを再生し、パブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示することができる。それにより、パブリッシャとプロップの機能の結合を実現し、ユーザが、該プロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し、且つ/又は該プロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することができるようにする。それにより、アプリケーションがマルチメディアコンテンツを再生すると同時に、プロップをパブリッシャに生き生きとして動的に展示することを実現し、マルチメディアコンテンツに配置されたプロップを面白く展示し、アプリケーションにユーザが創作し且つ/又はインタラクションを行うように誘導することが欠けるという問題を解決し、アプリケーションがユーザにプロップを使用して創作し且つ/又はバーチャルライブ配信スタジオを開始してインタラクションを行うように促す確率と興味を増し、より多くのユーザがアプリケーションでコンテンツの創作及び/又は出力を行うように促し、さらに、ユーザがプロップを使用する際に煩雑な操作を要することを回避し、ユーザが手軽に且つ迅速にプロップを使用できるようにし、ユーザがアプリケーションを使用する体験を向上させる。
【0009】
1つの可能な設計では、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングしないとき、パブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示することは、ターゲットプロップのアイコンをパブリッシャのアイコンの内部からパブリッシャの外部に貫通させて動的に表示することを含む。
【0010】
1つの可能な設計では、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングするとき、パブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示することは、ターゲットプロップのアイコンを、パブリッシャのアイコンの内部に位置する縮小状態からパブリッシャのアイコンに埋め込まれた拡大状態にして動的に表示することを含む。
【0011】
1つの可能な設計では、該方法は、パブリッシャに対するトリガコマンドを受信すると、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し且つ/又はターゲットプロップが配置されたバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのアプリケーションの撮影ページを表示することをさらに含む。それにより、ユーザがプロップを使用する際に煩雑な操作を要することを回避し、ユーザが手軽に且つ迅速にプロップを使用した撮影ページに入ることができるようにし、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はインタラクションを実現する。
【0012】
1つの可能な設計では、該方法は、再生ページに対するスライドコマンドを受信すると、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子を取得することと、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子をパブリッシャのアイコンに付加することと、再生ページにパブリッシャのアイコンを表示することとをさらに含む。
【0013】
1つの可能な設計では、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、マルチメディアコンテンツのタイプが共有されるマルチメディアコンテンツであることを示す場合、パブリッシャは、マルチメディアコンテンツを創作するために用いられ、又は、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、マルチメディアコンテンツのタイプがバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面であることを示す場合、パブリッシャは、バーチャルライブ配信スタジオを開始するために用いられる。
【0014】
1つの可能な設計では、該方法は、電子機器が揺れることに対応する配置コマンドを受信すると、再生ページにアイコンが変形したパブリッシャを表示することをさらに含む。
【0015】
第二の側面によれば、本開示は、
アプリケーションにおける、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのターゲットプロップが配置された1つのマルチメディアコンテンツに対する再生コマンドを受信するように配置された受信モジュールと、
再生コマンドに応答して、アプリケーションの再生ページでマルチメディアコンテンツを再生し、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し且つ/又はターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのパブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示するように配置された処理モジュールとを含むアプリケーションのページ表示装置を提供する。
【0016】
1つの可能な設計では、処理モジュールは、具体的には、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングしないとき、ターゲットプロップのアイコンをパブリッシャのアイコンの内部からパブリッシャの外部に貫通させて動的に表示するように配置される。
【0017】
1つの可能な設計では、処理モジュールは、具体的には、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングするとき、ターゲットプロップのアイコンを、パブリッシャのアイコンの内部に位置する縮小状態からパブリッシャのアイコンに埋め込まれた拡大状態にして動的に表示するように配置される。
【0018】
1つの可能な設計では、処理モジュールは、さらに、受信モジュールがパブリッシャに対するトリガコマンドを受信すると、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し且つ/又はターゲットプロップが配置されたバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのアプリケーションの撮影ページを表示するように配置される。
【0019】
1つの可能な設計では、処理モジュールは、さらに、受信モジュールが再生ページに対するスライドコマンドを受信すると、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子を取得し、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子をパブリッシャのアイコンに付加し、再生ページにパブリッシャのアイコンを表示するように配置される。
【0020】
1つの可能な設計では、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、マルチメディアコンテンツのタイプが共有されるマルチメディアコンテンツであることを示す場合、パブリッシャは、マルチメディアコンテンツを創作するために用いられ、又は、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、マルチメディアコンテンツのタイプがバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面であることを示す場合、パブリッシャは、バーチャルライブ配信スタジオを開始するために用いられる。
【0021】
1つの可能な設計では、処理モジュールは、さらに、受信モジュールが、電子機器が揺れることに対応する配置コマンドを受信すると、再生ページにアイコンが変形したパブリッシャを表示するように配置される。
【0022】
上記第二の側面及び上記第二の側面の各可能な設計によるアプリケーションのページ表示装置の有益な効果は、上記第一の側面及び第一の側面の各可能な実施形態による有益な効果を参照することができる。ここではこれ以上説明しない。
【0023】
第三の側面によれば、本開示は、プログラムコマンドを記憶するためのメモリと、メモリ中のプログラムコマンドを呼び出して電子機器に第一の側面及び第一の側面のいずれか1つの可能な設計におけるアプリケーションのページ表示方法を実行させるためのプロセッサとを含む電子機器を提供する。
【0024】
第四の側面によれば、本開示は、電子機器上で稼動すると、電子機器に第一の側面及び第一の側面のいずれか1つの可能な設計におけるアプリケーションのページ表示方法を実行させるためのコンピュータコマンドを含むコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0025】
第五の側面によれば、本開示は、コンピュータ上で稼動すると、コンピュータに第一の側面及び第一の側面のいずれか1つの可能な設計におけるアプリケーションのページ表示方法を実行させるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0026】
第六の側面によれば、本開示は、メモリに記憶されたコンピュータコマンドを実行すると、電子機器に第一の側面及び第一の側面のいずれか1つの可能な設計におけるアプリケーションのページ表示方法を実行させるプロセッサを含むチップシステムを提供する。
【0027】
第七の側面によれば、本開示は、含まれるプログラムコードがコンピュータによって実行されると、コンピュータに第一の側面及び第一の側面のいずれか1つの可能な設計におけるアプリケーションのページ表示方法を実行させるコンピュータプログラムをさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例を示しており、明細書とともに本開示の原理を説明するために用いられる。
本開示の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下は、実施例又は従来技術の説明において使用される必要がある図面を簡単に説明する。自明なことに、当業者であれば、創造的な労力を払うことなく、それらの図面に基づき、他の図面を取得することもできる。
図1】本開示の実施例によるアプリケーションのページ表示方法のフローチャートである。
図2A】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図2B】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図2C】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図2D】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図2E】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図3A】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図3B】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図3C】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図3D】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図3E】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図4A】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図4B】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図5A】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図5B】本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図6】本開示の実施例によるアプリケーションのページ表示装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本開示の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解できるように、以下は、本開示の方案についてさらに説明する。なお、矛盾しない限り、本開示の実施例及び実施例における特徴は、互いに組み合わせることができる。
【0030】
本開示を十分に理解するために、以下の説明において、多くの具体的な詳細が説明されているが、本開示は、ここで説明されている形態と異なる他の形態で実施されてもよい。明らかに、明細書における実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。
【0031】
例示的に、本開示によるアプリケーションのページ表示方法、装置、機器、コンピュータ記憶媒体及びコンピュータプログラム製品は、プロップとパブリッシャのアイコンにより、プロップとパブリッシャの機能の結合を実現し、パブリッシャのアイコンにプロップのアイコンを動的に表示することを実現する。アプリケーションがマルチメディアコンテンツを再生している最中に、マルチメディアコンテンツに配置されたプロップのアイコンを、パブリッシャのアイコンに動的に表示することができる。それにより、ユーザは、該プロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し、且つ/又は該プロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することができる。これにより、マルチメディアコンテンツに使用されたプロップをユーザに面白く展示し、より多くのユーザが同じプロップを使用してアプリケーションでマルチメディアコンテンツの創作及びバーチャルライブ配信スタジオの開始を行うように引きつけることができ、ユーザがアプリケーションでコンテンツを創作し、且つ/又は出力する関心を高め、クリック率、投稿率及びインタラクション性を高め、ユーザがプロップを使用する際の操作の煩わしさを低減し、ユーザがアプリケーションを使用する体験を向上させる。
【0032】
ここで、本開示のアプリケーションのページ表示方法は、電子機器又は電子機器におけるライブ配信アプリケーション(Application、APP)、ウェブページ、パブリックアカウントによって実行される。電子機器は、タブレット、携帯電話、ウェアラブルデバイス、車載機器、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)機器、ノートパソコン、ウルトラモバイルパソコン(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック、パーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、スマートテレビ、スマートスクリーン、ハイビジョン、4Kテレビ、スマートスピーカ、スマートプロジェクターなどの機器であってもよく、本開示は、電子機器の具体的なタイプを何ら制限するものではない。
【0033】
ここで、本開示は、電子機器のオペレーティングシステムのタイプを限定するものではない。例えば、Androidシステム、Linux(登録商標)システム、Windowsシステム、iOSシステムなどである。
【0034】
前の説明に基づいて、本開示の実施例は、電子機器を例に、図面と応用シーンと結合して、本開示によるアプリケーションのページ表示方法を詳細に説明する。
【0035】
図1を参照する。図1は、本開示の実施例によるアプリケーションのページ表示方法のフローチャートである。図1に示すように、本開示によるアプリケーションのページ表示方法は、以下のステップを含み得る。
【0036】
S101:アプリケーションにおける、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのターゲットプロップが配置された1つのマルチメディアコンテンツに対する再生コマンドを受信する。
【0037】
ユーザは、アプリケーションが各ユーザに様々な種類のマルチメディアコンテンツを展示できるように、アプリケーションでプロップが配置されていないマルチメディアコンテンツを公布(配布)してもよいし、アプリケーションでプロップが配置されたマルチメディアコンテンツを公布してもよい。
【0038】
ここで、プロップは、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのものである。本開示は、アプリケーションのタイプ、マルチメディアコンテンツのタイプ、マルチメディアコンテンツに配置されるプロップの数及びタイプを限定しない。いくつかの実施例において、プロップは、マルチメディアコンテンツに自動車が出場するアニメーションを加えることであってもよく、マルチメディアコンテンツ中の人物像を和らげる処理であってもよく、マルチメディアコンテンツに背景として風景画を加えることであってもよい。
【0039】
アプリケーションが起動されると、電子機器は、ターゲットプロップが配置されたマルチメディアコンテンツの再生コマンドを受信することができる。ここで、ターゲットプロップの数は、1つ又は複数であってもよく、ターゲットプロップが配置されたマルチメディアコンテンツは、アプリケーションに公布されたものである。再生コマンドは、ターゲットプロップが配置されたマルチメディアコンテンツを再生することを指示するためのものである。本開示は、ターゲットプロップと再生コマンドの具体的な実現方式を限定しない。いくつかの実施例において、再生コマンドは、クリック、ダブルクリック、ロングプレス、スライドなどのタイプの操作により実現されてもよい。
【0040】
S102:再生コマンドに応答して、アプリケーションの再生ページでマルチメディアコンテンツを再生し、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し且つ/又はターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのパブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示する。
【0041】
該再生コマンドを受信すると、電子機器は、該アプリケーションの再生ページで、ターゲットプロップによる再生効果を採用してマルチメディアコンテンツを再生し、それと同時に、ターゲットプロップのアイコンをパブリッシャのアイコン(icon)に動的に表示する。それにより、ユーザは、パブリッシャにより、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し、且つ/又はターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することができる。
【0042】
ここで、再生ページは、アプリケーションにおける1つのページであり、アプリケーションの機能の集合を展示し、例えば、マルチメディアコンテンツを再生し、パブリッシャを表示するなどに用いられる。本開示は、再生ページ、ターゲットプロップとパブリッシャのアイコンの具体的な実現方式を限定しない。
【0043】
これにより、アプリケーションが異なる領域を採用してパブリッシャとプロップをそれぞれ展示する問題を回避し、アプリケーションにおけるパブリッシャを表示する領域を十分に利用してプロップにより多くの面白い露出機会を与え、パブリッシャとプロップを同時に生き生きと展示し、ユーザが同じターゲットプロップを利用してアプリケーションで新しいマルチメディアコンテンツを創作し、且つ/又は新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することを容易にし、ユーザがアプリケーションでマルチメディアコンテンツを創作・公布し、且つ/又はバーチャルライブ配信スタジオを開始してインタラクションを実現する確率を高めるのに有利であり、ユーザがプロップを使用する際に煩雑な操作を要する現象を回避し、ユーザが使用するプロップを迅速に特定できるようにする。
【0044】
本開示によるアプリケーションのページ表示方法は、アプリケーションにおけるターゲットプロップが配置された1つのマルチメディアコンテンツの再生コマンドを受信すると、該アプリケーションの再生ページで該マルチメディアコンテンツを再生し、パブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示することができる。それにより、パブリッシャとプロップの機能の結合を実現し、ユーザが、該プロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し、且つ/又は該プロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始することができるようにする。それにより、アプリケーションがマルチメディアコンテンツを再生すると同時に、プロップをパブリッシャに生き生きとして動的に展示することを実現し、マルチメディアコンテンツに配置されたプロップを面白く展示し、アプリケーションにユーザが創作し且つ/又はインタラクションを行うように誘導することが欠けるという問題を解決し、アプリケーションがユーザにプロップを使用して創作し且つ/又はバーチャルライブ配信スタジオを開始してインタラクションを行うように促す確率と興味を増し、より多くのユーザがアプリケーションでコンテンツの創作及び/又は出力を行うように促し、さらに、ユーザがプロップを使用する際に煩雑な操作を要することを回避し、ユーザが手軽に且つ迅速にプロップを使用できるようにし、ユーザがアプリケーションを使用する体験を向上させる。
【0045】
上記実施例の説明によれば、電子機器は、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングするか否かを判断し、ターゲットプロップを動的に表示する方式を決定してもよい。
【0046】
なお、ここでいうマッチングとは、アイコンの形状が同一であるか否か、又は、プロップのアイコンの形状が変更可能であるか否かなどをいう。
【0047】
いくつかの実施例において、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングしないとき、電子機器部は、ターゲットプロップのアイコンをパブリッシャのアイコンの内部からパブリッシャの外部に貫通させて動的に表示し、例えば、前述のように、パブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンをアニメーション表示してもよい。
【0048】
これにより、プロップのアイコンがパブリッシャのアイコンから抜け出るというダイナミックな効果が達成され、ユーザがプロップを用いて創作することをより引きつけることができ、プロップを展示する観賞性や興趣性を向上させる。
【0049】
別のいくつかの実施例において、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングするとき、電子機器は、ターゲットプロップのアイコンを、パブリッシャのアイコンの内部に位置する縮小状態からパブリッシャのアイコンに埋め込まれた拡大状態にして動的に表示し、例えば、前述のように、パブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンをアニメーション表示してもよい。
【0050】
これにより、プロップのアイコンが小さいものから大きいものまで拡大されてパブリッシャのアイコンを満たすというダイナミックな効果が達成され、ユーザがプロップを用いて創作することをより引きつけることができ、プロップを展示する観賞性や興趣性を向上させる。
【0051】
上記実施例の説明に基づいて、図2A図2E及び図3A図3Eを参照しながら、電子機器がパブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示する具体的な実現プロセスについて詳細に説明する。
【0052】
図2A図2Eを参照する。図2A図2Eは、本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図であり、図3A図3Eは、本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。説明の便宜上、図2A図2E及び図3A図3Eでは、電子機器が携帯電話であり、携帯電話に動画ソーシャルAPP(アプリ1と略称)がインストールされている例を示している。
【0053】
本開示において、シーン1は、図2A図2Eの実現プロセスであり、シーン2は、図3A図3Eの実現プロセスである。図2A図2E図3A図3Eとは、パブリッシャのアイコンが異なる点において相違し、図2A図2E図3A図3Eとは、プロップのアイコンが何れもパブリッシャのアイコンに動的に表示できる点で共通している。
【0054】
シーン1
【0055】
アプリケーション1は、携帯電話上で図2Aに例示的に示されるユーザインターフェース11を表示することができる。ユーザインターフェース11は、アプリケーション1における再生ページを表示するためのものである。アプリケーション1は、アプリケーション1の再生ページである機能の集合を実行することができ、例えば、1つのマルチメディアコンテンツ(例えば、動画1)を再生し、パブリッシャを表示する。
【0056】
ここで、ユーザインターフェース11で動画1を再生することができ、動画1にはプロップが配置されておらず、且つユーザインターフェース11はコントロール101を含んでもよく、ユーザがユーザインターフェース11でコントロール101をトリガできることを示すために用いられ、コントロール101は、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、コントロール101の形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0057】
アプリケーション1が、ユーザが図2Aに示すユーザインターフェース11において実行した例えばスライド操作を受信した後、別のマルチメディアコンテンツ(例えば、動画2)にプロップが配置されている場合、アプリケーション1は、携帯電話でまず図2Bに例示的に示されるユーザインターフェース12を表示し、次いで、図2Cに例示的に示されるユーザインターフェース12を表示してもよい。ユーザインターフェース12は、アプリケーション1における再生ページを更新表示し、例えば、別のマルチメディアコンテンツを再生し、プロップのアイコンをパブリッシャのアイコンに動的に表示するために用いられる。
【0058】
ここで、ユーザインターフェース12で動画2を再生することができ、且つユーザインターフェース12は動的に変化する1つのコントロールを含むことができ、即ち、該コントロールは、図2Bにおけるコントロール1021から徐々に図2Cにおけるコントロール1022に表示される。これにより、ユーザがユーザインターフェース12で該コントロールをトリガできることを示す。該コントロールは、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、該コントロールの形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0059】
動画2にプロップ1が配置されている場合、プロップ1のアイコンとコントロール101のアイコンとがマッチングしない。このため、該コントロールが図2Bにおけるコントロール1021から徐々に図2Cにおけるコントロール1022に表示される具体的なプロセスは、プロップ1のアイコンがコントロール101のアイコンから徐々に抜け出るプロセスである。
【0060】
以上の通り、電子機器は、プロップ1のアイコンをパブリッシャのアイコンから抜け出るダイナミックな効果を実現する。
【0061】
アプリケーション1が、ユーザが図2Aに示すユーザインターフェース11において実行した例えばスライド操作を受信した後、別のマルチメディアコンテンツ(例えば、動画3)にプロップが配置されている場合、アプリケーション1は、携帯電話でまず図2Dに例示的に示されるユーザインターフェース13を表示し、次いで、図2Eに例示的に示されるユーザインターフェース13を表示してもよい。ユーザインターフェース13は、アプリケーション1における再生ページを更新表示し、例えば、別のマルチメディアコンテンツを再生し、プロップのアイコンをパブリッシャのアイコンに動的に表示するために用いられる。
【0062】
ここで、ユーザインターフェース13で動画3を再生することができ、且つユーザインターフェース13は動的に変化する1つのコントロールを含むことができ、即ち、該コントロールは、図2Dにおけるコントロール1031から徐々に図2Eにおけるコントロール1032に表示される。これにより、ユーザがユーザインターフェース13で該コントロールをトリガできることを示す。該コントロールは、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、該コントロールの形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0063】
動画3にプロップ2が配置されている場合、プロップ2のアイコンとコントロール101のアイコンとがマッチングしない。このため、該コントロールが図2Dにおけるコントロール1031から徐々に図2Eにおけるコントロール1032に表示される具体的なプロセスは、プロップ3のアイコンがコントロール101のアイコンから徐々に抜け出るプロセスである。
【0064】
以上の通り、電子機器は、プロップ2のアイコンが小さいものから大きいものまで拡大されてパブリッシャのアイコンを満たすというダイナミックな効果を実現する。
【0065】
シーン2
【0066】
アプリケーション1は、携帯電話上で図3Aに例示的に示されるユーザインターフェース21を表示することができる。ユーザインターフェース21は、アプリケーション1における再生ページを表示するためのものである。アプリケーション1は、アプリケーション1の再生ページである機能の集合を実行することができ、例えば、1つのマルチメディアコンテンツ(例えば、動画1)を再生し、パブリッシャを表示する。
【0067】
ここで、ユーザインターフェース21で動画1を再生することができ、動画1にはプロップが配置されておらず、且つユーザインターフェース21はコントロール201を含んでもよく、ユーザがユーザインターフェース21でコントロール201をトリガできることを示すために用いられ、コントロール201は、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、コントロール201の形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0068】
アプリケーション1が、ユーザが図3Aに示すユーザインターフェース21において実行した例えばスライド操作を受信した後、別のマルチメディアコンテンツ(例えば、動画2)にプロップが配置されている場合、アプリケーション1は、携帯電話でまず図3Bに例示的に示されるユーザインターフェース22を表示し、次いで、図3Cに例示的に示されるユーザインターフェース22を表示してもよい。ユーザインターフェース22は、アプリケーション1における再生ページを更新表示し、例えば、別のマルチメディアコンテンツを再生し、プロップのアイコンをパブリッシャのアイコンに動的に表示するために用いられる。
【0069】
ここで、ユーザインターフェース22で動画2を再生することができ、且つユーザインターフェース22は動的に変化する1つのコントロールを含むことができ、即ち、該コントロールは、図3Bにおけるコントロール2021から徐々に図3Cにおけるコントロール2022に表示される。これにより、ユーザがユーザインターフェース22で該コントロールをトリガできることを示す。該コントロールは、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、該コントロールの形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0070】
動画2にプロップ1が配置されている場合、プロップ1のアイコンとコントロール201のアイコンとがマッチングしない。このため、該コントロールが図3Bにおけるコントロール2021から徐々に図3Cにおけるコントロール2022に表示される具体的なプロセスは、プロップ1のアイコンがコントロール201のアイコンから徐々に抜け出るプロセスである。
【0071】
以上の通り、電子機器は、プロップ1のアイコンをパブリッシャのアイコンから抜け出るダイナミックな効果を実現する。
【0072】
アプリケーション1が、ユーザが図3Aに示すユーザインターフェース21において実行した例えばスライド操作を受信した後、別のマルチメディアコンテンツ(例えば、動画3)にプロップが配置されている場合、アプリケーション1は、携帯電話でまず図3Dに例示的に示されるユーザインターフェース23を表示し、次いで、図3Eに例示的に示されるユーザインターフェース23を表示してもよい。ユーザインターフェース23は、アプリケーション1における再生ページを更新表示し、例えば、別のマルチメディアコンテンツを再生し、プロップのアイコンをパブリッシャのアイコンに動的に表示するために用いられる。
【0073】
ここで、ユーザインターフェース23で動画3を再生することができ、且つユーザインターフェース23は動的に変化する1つのコントロールを含むことができ、即ち、該コントロールは、図3Dにおけるコントロール2031から徐々に図3Eにおけるコントロール2032に表示される。これにより、ユーザがユーザインターフェース23で該コントロールをトリガできることを示す。該コントロールは、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、該コントロールの形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0074】
動画3にプロップ2が配置されている場合、プロップ2のアイコンとコントロール201のアイコンとがマッチングしない。このため、該コントロールが図3Dにおけるコントロール2031から徐々に図3Eにおけるコントロール2032に表示される具体的なプロセスは、プロップ3のアイコンがコントロール201のアイコンから徐々に抜け出るプロセスである。
【0075】
以上の通り、電子機器は、プロップ2のアイコンが小さいものから大きいものまで拡大されてパブリッシャのアイコンを満たすというダイナミックな効果を実現する。
【0076】
なお、シーン1とシーン2における動画1から動画2への切り替えの実現形態に加えて、アプリケーション1が開始した後に再生するマルチメディアコンテンツにプロップが配置されていれば、アプリケーション1は、再生ページでマルチメディアコンテンツを再生し、プロップのアイコンをパブリッシャのアイコンに動的に表示してもよい。
【0077】
再生ページは、プロップとパブリッシャの機能の結合を実現した。このため、ユーザによる再生ページにおけるパブリッシャに対するトリガコマンドを受信した後、電子機器は、アプリケーションの撮影ページを表示して、ユーザが手軽に且つ迅速にターゲットプロップを使用できるようにし、ユーザがプロップを使用する際に煩雑な操作を要することを回避する。
【0078】
ここで、トリガコマンドは、撮像ページの表示をトリガするためのものであり、撮影ページは、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し、且つ/又はターゲットプロップが配置されたバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのものであり、且つ、撮影ページは、アプリケーションにおける再生ページ以外のページである。本開示は、トリガコマンドと撮影ページの具体的な実現方式を限定しない。いくつかの実施例において、トリガコマンドは、パブリッシャに作用するクリック、ダブルクリック、ロングプレス、スライドなどのタイプの操作により実現されてもよい。ここで、本開示は、マルチメディアコンテンツのタイプを限定するものではない。
【0079】
上記実施例の説明によれば、電子機器は、これから再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツのタイプに基づいてパブリッシャのアイコンを決定できる。よって、異なるタイプのマルチメディアコンテンツに対して、パブリッシャのアイコンは、異なるスタイルを取り得る。これにより、ユーザが再生ページにおけるマルチメディアコンテンツのタイプを迅速に知ることができるようにし、ユーザがマルチメディアコンテンツのタイプと同じページに入って創作し、且つ/又はライブ配信を開始することを容易にする。
【0080】
いくつかの実施例において、ユーザによる再生ページに対するスライドコマンドを受信すると、電子機器は、これから再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツのタイプ識別子を取得してもよい。電子機器は、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子をパブリッシャのアイコンに付加し、再生ページにパブリッシャのアイコンを表示することができる。
【0081】
ここで、スライドコマンドは、これから再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツの再生をトリガするために用いられる。タイプ識別子は、マルチメディアコンテンツのタイプ、例えば、共有されるマルチメディア又はバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面を識別するために用いられる。本開示は、スライドコマンドとタイプ識別子の具体的な実現方式を限定しない。いくつかの実施例において、スライドコマンドは、上へのスライド、下へのスライド、左へのスライド、右へのスライドなどのタイプの操作により実現されてもよい。タイプ識別子には、字母、バイナリ、数字などの表現方式を用いてもよい。
【0082】
マルチメディアコンテンツのタイプ識別子がマルチメディアコンテンツのタイプが共有されるマルチメディアコンテンツ(即ち、ビデオストリーム)であることを示す場合、電子機器は、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子をパブリッシャのアイコンに付加し、第1のアイコンを得ることができる。従って、電子機器は、再生ページに第1のアイコンのパブリッシャを表示することができる。このとき、パブリッシャは、マルチメディアコンテンツを創作するために用いられる。
【0083】
マルチメディアコンテンツのタイプ識別子がマルチメディアコンテンツのタイプがバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面(即ち、ライブストリーム)であることを示す場合、電子機器は、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子をパブリッシャのアイコンに付加し、第2のアイコンを得ることができる。従って、電子機器は、再生ページに第2のアイコンのパブリッシャを表示することができる。このとき、パブリッシャは、バーチャルライブ配信スタジオを開始するために用いられる。
【0084】
ここで、第1のアイコンと第2のアイコンとは異なる。本開示は、第1のアイコンと第2のアイコンの具体的な実現方式を限定しない。いくつかの実施例において、第1のアイコン又は第2のアイコンは、文字、字母、数字、アイコン、絵、ビデオなどの表示形式を採用してもよく、第1のアイコンと第2のアイコンは、色、文字、図形などの方式で区別されてもよい。
【0085】
なお、これから再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツにプロップ(例えば、ターゲットプロップ)を採用してもよいし、プロップを採用しなくてもよく、本開示はこれを限定しない。
【0086】
これから再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツにプロップが用いられない場合、上記実施例の説明に基づいて、図4A図4Bを参照して、パブリッシャの第1のアイコンと第2のアイコンの具体的な実現プロセスについて詳細に説明する。
【0087】
図4A図4Bを参照する。図4A図4Bは、本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。説明の便宜上、図4A図4Bでは、電子機器が携帯電話であり、携帯電話に動画ソーシャルAPP(アプリ1と略称)がインストールされている例を示している。
【0088】
アプリケーション1がこれから再生されるプロップが配置されていないマルチメディアコンテンツのタイプが共有されるマルチメディアコンテンツであることを検出したら、アプリケーション1は、携帯電話上で、図4Aに例示的に示されるユーザインターフェース31を表示することができる。ユーザインターフェース31は、アプリケーション1における再生ページを表示するためのものである。アプリケーション1は、アプリケーション1の再生ページである機能の集合を実行することができ、例えば、1つのマルチメディアコンテンツ(例えば、動画4)を再生し、パブリッシャを表示する。
【0089】
ここで、ユーザインターフェース31で動画4を再生することができ、動画4にはプロップが配置されておらず、且つユーザインターフェース31はコントロール301を含んでもよい。これにより、ユーザがユーザインターフェース31でコントロール301をトリガできることを示す。コントロール301は、マルチメディアコンテンツの創作をトリガするためのものである。本開示は、コントロール301の形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0090】
以上の通り、電子機器は、再生ページにおいて第1のアイコンを用いてパブリッシャを提示し、ユーザが現在のマルチメディアコンテンツのタイプを迅速に取得できるようにし、ユーザにマルチメディアコンテンツを創作して公布する入り口を提供する。
【0091】
アプリケーション1がこれから再生されるプロップが配置されていないマルチメディアコンテンツのタイプがバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面であることを検出したら、アプリケーション1は、携帯電話上で、図4Bに例示的に示されるユーザインターフェース32を表示することができる。ユーザインターフェース32は、アプリケーション1における再生ページを表示するためのものである。アプリケーション1は、アプリケーション1の再生ページである機能の集合を実行することができ、例えば、1つのマルチメディアコンテンツ(例えば、ライブ配信画面を用いたビデオ5)を再生し、パブリッシャを表示する。
【0092】
ここで、ユーザインターフェース32で動画5を再生することができ、動画5にはプロップが配置されておらず、且つユーザインターフェース32はコントロール302を含んでもよい。これにより、ユーザがユーザインターフェース32でコントロール302をトリガできることを示す。コントロール302は、バーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするために用いられる。本開示は、コントロール302の形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0093】
以上の通り、電子機器は、再生ページにおいて第2のアイコンを用いてパブリッシャを提示し、ユーザが現在のマルチメディアコンテンツのタイプを迅速に取得できるようにし、ユーザにバーチャルライブ配信スタジオを開始する入り口を提供する。
【0094】
上記実施例の説明に基づいて、電子機器が揺れることに対応する配置コマンドを受信すると、電子機器は、再生ページにアイコンが変形したパブリッシャを表示することができる。これにより、パブリッシャのアイコンは、電子機器が揺れることにつれて揺れることができる。
【0095】
ここで、揺れることとは、ジッタとも呼ばれ、電子機器に1つ又は複数の方向に沿った角度及び/又は変位オフセットが起ったと理解されてもよい。配置コマンドは、アイコンが変形したパブリッシャの表示をトリガし、パブリッシャのアイコンの回転角度、回転方向、変形速度、変形面積、変形色などのパラメータを決定するために用いられる。本開示は、配置コマンドの具体的な実現方式を限定しない。
【0096】
上記実施例の説明に基づいて、図4A図4Bを参照して、パブリッシャの第1のアイコンと第2のアイコンの具体的な実現プロセスについて詳細に説明する。
【0097】
図5A図5Bを参照する。図5A図5Bは、本開示の実施例によるヒューマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。説明の便宜上、図5A図5Bでは、電子機器が携帯電話であり、携帯電話に動画ソーシャルAPP(アプリ1と略称)がインストールされている例を示している。
【0098】
アプリケーション1は、携帯電話上で図5Aに例示的に示されるユーザインターフェース40を表示することができる。ユーザインターフェース40は、アプリケーション1における再生ページを表示するためのものである。アプリケーション1は、アプリケーション1の再生ページである機能の集合を実行することができ、例えば、1つのマルチメディアコンテンツ(例えば、動画1)を再生し、パブリッシャを表示する。
【0099】
ここで、ユーザインターフェース40で動画6を再生することができ、動画6にはプロップが配置されておらず、且つユーザインターフェース40はコントロール401を含んでもよい。これにより、ユーザがユーザインターフェース40でコントロール401をトリガできることを示す。コントロール401は、マルチメディアコンテンツの創作をトリガするためのものである。本開示は、コントロール401の形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0100】
アプリケーション1が、携帯電話が右へ回転したことを検出すると、アプリケーション1は、図4Bに例示されたコントロール402をユーザインターフェース40に表示してもよい。これにより、ユーザがユーザインターフェース40でコントロール402をトリガできることを示す。コントロール402は、マルチメディアコンテンツの創作及び/又はバーチャルライブ配信スタジオの開始をトリガするためのものである。本開示は、コントロール402の形状、大きさ、色、位置などのパラメータを限定しない。
【0101】
コントロール402のアイコンは、コントロール401のアイコンと比較して、変形したことが分かる。
【0102】
以上のように、電子機器は、電子機器が揺れることに伴い、アイコンが変形したパブリッシャを展示することにより、パブリッシャの展示効果を豊かにする。
【0103】
例示的に、本開示は、アプリケーションのページ表示装置を提供する。
【0104】
図6を参照する。図6は、本開示の実施例によるアプリケーションのページ表示装置の構造概略図である。本開示のアプリケーションのページ表示装置は、電子機器に設置されてもよく、上記図1図5Bの実施例によるアプリケーションのページ表示方法に対応する電子機器の動作を実現することができる。
【0105】
図6に示すように、本開示によるアプリケーションのページ表示装置100は、受信モジュール101と処理モジュール102とを含み得る。
【0106】
受信モジュール101は、アプリケーションにおける、マルチメディアコンテンツの再生効果に影響するためのターゲットプロップが配置された1つのマルチメディアコンテンツに対する再生コマンドを受信するように配置された。
【0107】
処理モジュール102は、再生コマンドに応答して、アプリケーションの再生ページでマルチメディアコンテンツを再生し、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し且つ/又はターゲットプロップが配置された新しいバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのパブリッシャのアイコンにターゲットプロップのアイコンを動的に表示するように配置された。
【0108】
いくつかの実施例では、処理モジュール102は、具体的には、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングしないとき、ターゲットプロップのアイコンをパブリッシャのアイコンの内部からパブリッシャの外部に貫通させて動的に表示するように配置される。
【0109】
いくつかの実施例では、処理モジュール102は、具体的には、ターゲットプロップのアイコンとパブリッシャのアイコンとがマッチングするとき、ターゲットプロップのアイコンを、パブリッシャのアイコンの内部に位置する縮小状態からパブリッシャのアイコンに埋め込まれた拡大状態にして動的に表示するように配置される。
【0110】
いくつかの実施例では、処理モジュール102は、さらに、受信モジュール101がパブリッシャに対するトリガコマンドを受信すると、ターゲットプロップが配置された新しいマルチメディアコンテンツを創作し且つ/又はターゲットプロップが配置されたバーチャルライブ配信スタジオを開始するためのアプリケーションの撮影ページを表示するように配置される。
【0111】
いくつかの実施例では、処理モジュール102は、さらに、受信モジュール101が再生ページに対するスライドコマンドを受信すると、これから再生ページで再生されるマルチメディアコンテンツのタイプ識別子を取得することと、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子をパブリッシャのアイコンに付加することと、再生ページにパブリッシャのアイコンを表示するように配置される。
【0112】
いくつかの実施例では、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、マルチメディアコンテンツのタイプが共有されるマルチメディアコンテンツであることを示す場合、パブリッシャは、マルチメディアコンテンツを創作するために用いられ、又は、マルチメディアコンテンツのタイプ識別子が、マルチメディアコンテンツのタイプがバーチャルライブ配信スタジオのライブ配信画面であることを示す場合、パブリッシャは、バーチャルライブ配信スタジオを開始するために用いられる。
【0113】
いくつかの実施例では、処理モジュール102は、さらに、受信モジュール101が、電子機器が揺れることに対応する配置コマンドを受信すると、再生ページにアイコンが変形したパブリッシャを表示するように配置される。
【0114】
本開示によるアプリケーションのページ表示装置は、上記方法実施例を実行することができ、その具体的な実現原理と技術効果は、上記方法実施例を参照することができ、本開示はここではこれ以上説明しない。
【0115】
例示的に、本開示は、1つ又は複数のプロセッサと、メモリと、メモリに記憶された1つ又は複数のコンピュータプログラムと、を含む電子機器であって、1つ又は複数のコンピュータプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、電子機器に、上記実施例のアプリケーションのページ表示方法を実現させる電子機器を提供する。
【0116】
例示的に、本開示は、メモリとセンサを含む電子装置に応用されるチップシステムであって、上記実施例のアプリケーションのページ表示方法を実行するプロセッサを含むチップシステムを提供する。
【0117】
例示的に、本開示は、プロセッサによって実行されると、電子機器に上記実施例のアプリケーションのページ表示方法を実現させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読記録媒体を提供する。
【0118】
例示的に、本開示は、コンピュータ上で稼動すると、コンピュータに上記実施例のアプリケーションのページ表示方法を実行させるコンピュータプログラム製品を提供する。
【0119】
例示的に、本開示は、コンピュータによって実行されると、コンピュータに上記実施例のアプリケーションのページ表示方法を実現させるプログラムコードを含むコンピュータプログラムを提供する。
【0120】
上記実施例の全部又は一部の機能は、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、その全部又は一部がコンピュータプログラム製品の形で実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータコマンドを含む。コンピュータプログラムコマンドがコンピュータにロードされて実行されると、本開示の実施例のプロセス又は機能の全部又は一部が生じる。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又はその他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータコマンドは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる如何なる使用可能な媒体であってもよいし、或いは、1つ又は複数の使用可能な媒体が集積されたサーバ、データセンタなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))などであり得る。
【0121】
なお、本開示において、「第1」及び「第2」などのような関係用語は、単に一のエンティティ又は動作を他のエンティティ又は動作と区別する目的だけに用いられ、これらエンティティ又は動作間にこのような実際の関係又は順序が存在することを要求又は暗示するものではない。さらに、用語「含む」、「包含する」又はその任意の他の変体は、非排他的な含有を示すことで、一系列の要素を含む過程、方法、物品又は機器は、それらの要素だけでなく、明示されていない他の要素も含み、又はこのような過程、方法、物品又は機器に固有の要素も含む。さらに多い制限がない場合に、「1つの・・・を含む」によって限定される要素は、要素を含む過程、方法、物品又は機器にほかの同じ要素も含むことを除外しない。
【0122】
以上は本開示の具体的な実施形態にすぎず、当業者が本開示を理解又は実現することを可能にするためのものである。これらの実施例に対する様々な修正は、当業者には自明となり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく他の実施例において実現され得る。従って、本開示は、本明細書のこれら実施例に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴に適合する最も広い範囲を有する。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図4A
図4B
図5A
図5B
図6