(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-12
(45)【発行日】2024-11-20
(54)【発明の名称】昇降用支柱
(51)【国際特許分類】
A61G 7/018 20060101AFI20241113BHJP
F16H 25/24 20060101ALI20241113BHJP
A61G 13/06 20060101ALI20241113BHJP
A61G 13/10 20060101ALI20241113BHJP
A47C 7/02 20060101ALI20241113BHJP
A47C 19/04 20060101ALI20241113BHJP
【FI】
A61G7/018
F16H25/24 H
A61G13/06
A61G13/10
A47C7/02 D
A47C19/04 A
(21)【出願番号】P 2022526297
(86)(22)【出願日】2020-11-13
(86)【国際出願番号】 DK2020000327
(87)【国際公開番号】W WO2021093922
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2023-11-02
(32)【優先日】2019-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(73)【特許権者】
【識別番号】594167956
【氏名又は名称】リナック エー/エス
(74)【代理人】
【識別番号】100135389
【氏名又は名称】臼井 尚
(74)【代理人】
【識別番号】100086380
【氏名又は名称】吉田 稔
(74)【代理人】
【識別番号】100103078
【氏名又は名称】田中 達也
(74)【代理人】
【識別番号】100130650
【氏名又は名称】鈴木 泰光
(74)【代理人】
【識別番号】100168099
【氏名又は名称】鈴木 伸太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100168044
【氏名又は名称】小淵 景太
(74)【代理人】
【識別番号】100200609
【氏名又は名称】齊藤 智和
(74)【代理人】
【識別番号】100217467
【氏名又は名称】鶴崎 一磨
(72)【発明者】
【氏名】ベンディクセン、マーティン
【審査官】望月 寛
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0175392(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2002/0162410(US,A1)
【文献】実開平03-007747(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 7/018
F16H 25/24
A61G 13/06
A61G 13/10
A47C 7/02
A47C 19/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの入れ子式部材(2、3)と、その中空部に配置された駆動装置(9)とを含む昇降用支柱であって、前記駆動装置(9)は、電気モータ(11)と、トランスミッション(12)と、複数のスピンドル(15、16)及び少なくとも1つのスピンドルナット(18)を有するスピンドルユニット(13)とを含み、前記電気モータ(11)は、前記トランスミッション(12)を介して前記スピンドルユニット(13)を駆動し、前記駆動装置(9)は、前記少なくとも2つの入れ子式部材(2、3)に接続されており、これによって、前記電気モータ(11)の回転方向に応じて、前記入れ子式部材(2、3)が、長手方向に変位して、互いに伸長または収縮するようになっている昇降用支柱において、
前記スピンドルユニット(13)は、中空スピンドル(15)と、当該中空スピンドル(15)にネジ係合した状態にてその内部に配置されたネジ山付き中実スピンドル(16)と、を含んでおり、
前記少なくとも2つの入れ子式部材は、外側部材(2)と、当該外側部材(2)の内部に入れ子式に挿入される内側部材(3)と、を含んでおり、前記内側部材(3)はその下端においてボトムプレート(8)を備え、当該ボトムプレート(8)上に前記駆動装置(9)の一部を構成するシャーシ(10)が取り付けられており、前記中空スピンドル(15)は、前記ボトムプレート(8)上にて前記シャーシ(10)によって回転しないように保持されたスピンドルナット(18)にネジ係合しており、前記外側部材(2)はその下端においてベースプレート(5)を備え、当該ベースプレート(5)に前記ネジ山付き中実スピンドル(16)の下端が固定されており、
前記昇降用支柱は、前記外側部材(2)の内部において前記中空スピンドル(15)の下端に取付けられた少なくとも1つの支持要素(19)をさらに含み、前記支持要素(19)は、前記外側部材(2)の内側に当接するように構成されていることを特徴とする、昇降用支柱。
【請求項2】
前記中空スピンドル(15)の一端が、前記支持要素(19)に回転可能に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の昇降用支柱。
【請求項3】
前記支持要素(19)が前記中実スピンドル(16)を挿通させるための貫通孔(22)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の昇降用支柱。
【請求項4】
前記中空スピンドル(15)が、前記支持要素(19)の前記貫通孔(22)と位置が揃うように、前記支持要素に回転可能に接続されていることを特徴とする、請求項3に記載の昇降用支柱。
【請求項5】
前記支持要素(19)が、前記外側部材(
2)の内側に当接する面に設けられたスライダ(24)を含むことを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の昇降用支柱。
【請求項6】
前記支持要素(19)がプレートであることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の昇降用支柱。
【請求項7】
前記スピンドルユニット(13)が、前記シャーシ(10)に保持された駆動管(14)をさらに含むことを特徴とする、請求項1~6のいずれかに記載の昇降用支柱。
【請求項8】
前記スピンドルユニット(13)の長軸が、前記外側及び内側部材(2、3)の断面の中心軸と揃っていることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の昇降用支柱。
【請求項9】
前記スピンドルユニット(13)の長軸が、前記外側及び内側部材(2、3)の断面の中心軸に対してずれていることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の昇降用支柱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、少なくとも2つの入れ子式部材と、その中空部に配置された駆動装置とを含む昇降用支柱に関する。駆動装置は、電気モータと、トランスミッションと、複数のスピンドル及び少なくとも1つのスピンドルナットを有するスピンドルユニットとを含む。電気モータは、トランスミッションを介してスピンドルユニットを駆動する。スピンドルナットは回転しないように固定されているため、電気モータの回転方向に応じて、上記入れ子式部材が長手方向に変位して、互いに伸張または収縮するようになっている。
【背景技術】
【0002】
このような支柱は、病院用のベッド、治療用の台や椅子、歯科用の椅子、スキャナ、X線装置、役員用の席のような特別な座席など、様々な用途に用いられている。この種の支柱には、かなりの強度と剛性が求められ、このために支柱の製造コストが高くなっている。
【0003】
昇降用支柱には、通常、大きな力とトルクがかかる。従って、上記のような入れ子式部材の横断面の中心を通る長軸に駆動装置の力線が収束するように駆動装置を配置するのが理想的であり、昇降用支柱は、そのような駆動装置を収容するために、容積が大きいことが求められる。これは、昇降用支柱内でトルク集中を避けるためである。複数のスピンドルを有するスピンドルユニットは、スピンドルが互いに係合する場所が弱点であり、この場所でスピンドルの撓みや変形が起こりやすく、時にはその構造の損傷につながったり、最悪の場合には折れる可能性もある。このため、スピンドルとチェーンの組み合わせを備えた駆動装置が用いられている。また、昇降用支柱のサイズを小さくするために、駆動装置の部品を昇降用支柱の部材の外側に配置することも知られている。
【0004】
病院用のベッドに関連するJoh. StiegelmeyerのDE29800015号U1公報及びVoelker MoebelproduktionsgesellschaftのWO00/56259A1号公報は、歯付きベルト駆動機構で駆動されるスピンドルユニットを有する昇降用支柱を開示しており、これらにおいて、モータは支柱の外側に配置されている。また、スピンドルとチェーン駆動機構との組み合わせによって駆動され、同じくモータが昇降用支柱の外側に配置されている昇降用支柱が、EP0982018B1号公報から既知である。このような昇降用支柱の設計は、その部材に組み込まれる駆動装置によって大きな影響を受ける。支柱内にチェーン駆動機構が組み込まれた昇降用支柱は、LinakのW02009/033486号A1公報から既知である。
【0005】
2つの部材と1つのスピンドルとを備え、内部に駆動装置が配置された昇降用支柱は、Panzer et al., SKFのUS10,400,945号B2公報から既知である。このスピンドルは、昇降用支柱の部材の横断面の中心を通る長軸から位置ずれして配置されており、このために、この昇降用支柱では、トルク集中が起こる。さらに、この昇降用支柱は、スピンドルが1つしか無いために、ストロークが小さいか、組み込み寸法が長いかのいずれかである。
【0006】
本発明の目的は、前提部分に述べたようなスピンドル付きの駆動装置を有するタイプの昇降用支柱を、改善することである。
【発明の概要】
【0007】
本発明によれば、昇降用支柱が、スピンドルに接続された少なくとも1つの支持要素を含み、当該支持要素が、その周囲を囲む入れ子式部材の内側に当接するように構成されていることによって、この目的が達成される。これによれば、軸方向の大きな負荷またはトルクにより生じる水平方向の力が、支持要素を介して上記部材に伝わるため、スピンドルユニットの撓みが支持要素によって防止され、強い構造が達成される。
【0008】
当該昇降用支柱の一実施形態において、スピンドルの自由端は、支持要素に接続されている。
【0009】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記スピンドルは中空のスピンドルである。
【0010】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記支持要素は、スピンドルを挿通させるための貫通孔を含む。
【0011】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記中空スピンドルは、前記支持要素の前記貫通孔と位置が揃うように、前記支持要素に回転可能に接続されている。
【0012】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記支持要素は、前記入れ子式部材の内側に当接する面に設けられたスライダを含む。
【0013】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記支持要素は、プレートである。これによれば、支持要素と昇降用支柱の部材の内側との間に、多数の接触点を設けることが可能であり、これによって、1つ1つの接触点にかかる力を低減することができる。ただし、支持要素は、昇降用支柱の入れ子式部材の内側に当接するものであれば、他の形状を有していてもよい。例えば、支持要素は、十文字形であり、その各アームの端部が昇降用支柱の入れ子式部材の内側に当接する構成でもよい。また、各アームの端部は、例えば、上記入れ子式部材の壁面に設けられた縦長の軌道、あるいは四角形の断面を有する入れ子式部材の角部に導入してもよい。
【0014】
一実施形態において、当該昇降用支柱は、2つの入れ子式部材を含み、スピンドルユニットは、駆動管と、2つのスピンドルと、1つのスピンドルナットとを有する。
【0015】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記スピンドルユニットの長軸は、前記入れ子式部材の断面の中心軸と揃っている。
【0016】
当該昇降用支柱の一実施形態において、前記スピンドルユニットの長軸は、前記入れ子式部材の断面の中心軸に対してずれている。
【0017】
本発明のさらなる特徴は、添付の図面を参照する本発明の実施形態の以下の記載において、より詳しく説明される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】伸張された状態の昇降用支柱の縦断面を示す図である。
【
図4】天井から吊り下げられたスキャナの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1からわかるように、昇降用支柱1は、外側部材2と内側部材3とを含み、内側部材は、外側部材2から伸縮自在に延出することができる。部材2、3は、矩形の断面を有するアルミニウム押出管であり、この矩形の断面形状が、2つの部材2、3の相対回転を防止する役割を果たしている。部材2、3の間には、スライダ4が配置されている。外側部材2の底部は、ベースプレート5によって閉じられている。ベースプレート5は、矩形の外側部材2の各角部に設けたねじ溝にねじを係合させることで、外側部材2の端部に直接取り付けることができる。外側部材2の上端には、トップフレーム6が固定されており、外側部材2と内側部材3との隙間は、このトップフレームによって、塞がれるか、あるいは、大部分が覆われている。内側部材3の上端には、トッププレート7が取り付けられており、下端には、ボトムプレート8が装着されている。
【0020】
ボトムプレート8には、駆動装置9が取り付けられている。駆動装置9は、シャーシ10、可逆電気モータ11、歯車列の形態のトランスミッション12、スピンドルユニット13を含む。スピンドルユニット13は、内部に雌スプラインを有する駆動管14を含む。駆動管14内には、中空スピンドル15が変位可能に配置されており、当該中空スピンドルは、上端にカラー(collar)を備えている。このカラーは、駆動管14の内側の上記雌スプラインと係合する雄スプラインを有している。スピンドルユニット13は、中空スピンドルの内部に変位可能に配置されたねじ山付き中実スピンドル16をさらに含む。ねじ山付き中実スピンドル16は、中空スピンドル15の内部のねじ山と直接的または間接的に係合している。このねじ山は、例えば、中空スピンドルの内壁に設けられたものでもあってもよいし、中空スピンドルの端部に固定されたカラーのねじ山であってもよい。中実スピンドル16の下端は、外側部材2のベースプレート5に固定されており、従って回転することはできない。駆動管14は、一端が、駆動装置9のシャーシ10内の円筒形開口17内に回転可能に配置されている。駆動管14は、電気モータ11によってトランスミッション12を介して駆動される。トランスミッション12は、シャーシ10に組み込まれており、可逆電気モータ11は、シャーシ10に取り付けられており、モータ11の出力シャフトがトランスミッション12と係合している。トランスミッション12の出力側には、駆動管14の外側に設けられた雄スプラインと直接的または間接的に係合する歯車が設けられる。
【0021】
中空スピンドル15の外側のねじ山に係合するスピンドルナット18が、シャーシ10内に配置されている。スピンドルナット18は、回転しないようにシャーシ10内に固定されており、シャーシは、内側部材3のボトムプレート8に取り付けられている。動作時において、電気モータ11は、トランスミッション12を介して駆動管14を回転させ、これによって中空スピンドル15も回転させる。スピンドルナット18は、回転しないようにシャーシ10内に固定されているため、中空スピンドル15は、電気モータ11の回転方向に応じて、駆動管14上で前後に変位する。中空スピンドル15は中実スピンドル16と係合しているため、中空スピンドル15は、同時に中実スピンドル16上でも前後に動くことになる。駆動装置9及びシャーシ10は内側部材3のボトムプレート8に取り付けられているため、内側部材3は、電気モータ11が第1方向に回転すると、外側部材2から押し出される。モータ11の回転方向が逆になると、すなわち、第2方向に回転すると、内側部材3は、外側部材2内に引き戻される。駆動装置9は、一般的に、構成に応じた様々な方法で入れ子式部材2、3に直接的または間接的に接続することが可能であり、これによって入れ子式部材(2、3)の長手方向における変位を実現させる。
【0022】
中空スピンドル15の下端は、プレート状の支持要素19に回転可能に接続されている。従って、中空スピンドル15の下端は、リング状のブラケット21の凹部に組み込まれたボールベアリング20を含み、当該ブラケットは支持要素19に取り付けられている。本実施形態において、ブラケット21は、21aと21bの半分に分かれている。ブラケット21は、支持要素19の角部に設けられた穴22に繋がるように配置され、ブラケット21の貫通孔とボールベアリング20とが位置合わせされている。このような構成により、中実スピンドル16が中空スピンドル15の内部に進入することができる。ブラケット21は、ねじ23によって支持要素19に取り付けられている。
【0023】
支持要素19は、その両側に、外側部材2の内壁と係合するためのスライダ24を有している。スライダ24は、平らなアーチ状のスタッドの形状である。
図2、そして特に
図3からわかるように、支持要素19は、実質的に、角が1つ切り取られた四角形である。支持要素19は、さらに、昇降用支柱1の内部にケーブルを誘導するための穴をいくつか含む。
【0024】
長状のプリント回路基板27が、内側部材3のボトムプレート8に取り付けられている。このプリント回路基板27は、エンドストップスイッチ(end-stop switch)またはシグナルスイッチ(図示せず)を備えている。これらのスイッチは、起動ピン25に設けられた突起26(1つのみ図示)によって起動される。上記起動ピンは、支持要素19に接続されており、部材2、3の長軸に平行な軸に沿って、ボトムプレート8の穴を通って延びている。起動ピン25は、昇降用支柱1の所望のストローク長に等しい距離をあけて配置された2つの突起26を有する。スイッチが起動されると、昇降用支柱1の調節が中断される。昇降用支柱1を制御するための別のプリント回路基板が、駆動装置9のシャーシ10に配置されている。
【0025】
支持要素19は、中空スピンドル15の下端に接続されているため、内側部材3が外側部材2から押し出されると、上方に移動する。支持要素19が外側部材2の内側に当接しているため、中空スピンドル15が、部材2、3の長軸に対して撓むことはない。これにより、中空スピンドル15と中実スピンドル16は、一直線をなす配置を維持することができる。これにより、昇降用支柱1は、大きな力やトルクに耐えることができる。
【0026】
本開示は、断面積が比較的小さく駆動装置9の容積が大きい構造で高い昇降力を達成する昇降用支柱1の一例である。そのため、スピンドルユニット13は、昇降用支柱1の角部に配置されている(
図2の昇降用支柱の断面図を参照のこと)。しかしながら、スピンドルユニット13は、昇降用支柱1の断面の中心に配置されるのが理想的である。
【0027】
スピンドルユニット13を中心軸からずらして配置することで、これにより生じる負荷により、昇降用支柱にトルクがかかる。本願では、スピンドルユニットが支持要素19によって正しい位置に保持されるので、昇降用支柱1の断面積を小さくしつつ、高負荷への耐性も達成できるであろう。
【0028】
図4は、天井に設けられたレール31の構造体から吊り下げられた天井走行型X線装置28の概略図である。昇降用支柱1の自由端にX線カメラ29が取り付けられており、昇降用支柱の他端が、キャリッジ30に取り付けられることで、X線カメラ29が高さ調節自在となっている。さらに、X線カメラ29は、回転により検査対象に位置を合わせる構造とすることもできる。これによれば、カメラ29を所定位置に配置する際に、昇降用支柱1には、垂直方向の負荷ならびに水平方向の負荷とトルクの両方がかかる。X線カメラ29に設けられたハンドルを用いてキャリッジ30を押したり引いたりして移動させることにより、昇降用支柱1に水平方向の力とトルクがかかる。
【0029】
図5は、駆動輪を備えた下フレーム32と上フレーム33とを備えたベッドの概略図である。上フレーム33は、ベッドの長手方向の中心軸上の両端に配置された、上フレーム33を昇降させるための伸縮式の昇降用支柱1によって、下フレーム32に接続されている。例えば、一人または二人の人がベッドの片側に座っている際や、ベッドがトレンデレンブルグ(Trendelenburg)の姿勢、すなわち、上フレーム33が横軸を中心に傾斜した姿勢にされた際には、昇降用支柱1に、大きな力及びトルクがかかる。昇降用支柱1は、電源とコントロールユニット35、36とを含む制御ボックス34に接続されている。
【0030】
本実施形態において、昇降用支柱は、2つの部材と、駆動管及び2つのスピンドルを有するスピンドルユニットとを含む。ただし、昇降用支柱は、より多くの部材を含んでいてもよく、スピンドルユニットも同様に、より多くのスピンドルで構成することもできる。また、スピンドルの数によっては、より多くの支持要素を用いることもあり得る。一例として、昇降用支柱は3つの部材を有していてもよく、スピンドルユニットは4つのスピンドルを有していてもよく、2つの支持要素が設けられていてもよい。本開示は、断面が矩形の部材を有する昇降用支柱を示しているが、当該断面は、円形、六角形、またはその他の任意の形状であってよい。支持要素の形状は、上記部材の断面形状に適合させる必要があるかもしれないが、必ずしもそうとは限らない。
【0031】
昇降用支柱の説明において、「トップ」、「ボトム」などの用語は、本発明を図に示したように説明するために用いている。昇降用支柱を
図4に示したように使用する場合もあることは明らかであり、この場合には、ボトムプレートがトッププレートになる。このように、使用している上記のような用語は、構成要素の相対位置または相対関係に言及するものである。