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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-12
(45)【発行日】2024-11-20
(54)【発明の名称】複製送信のためのデータユニットの構成
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20241113BHJP
【FI】
H04L27/26 113
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022581505
(86)(22)【出願日】2021-06-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-27
(86)【国際出願番号】 KR2021008180
(87)【国際公開番号】W WO2022005166
(87)【国際公開日】2022-01-06
【審査請求日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】10-2020-0080521
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0081053
(32)【優先日】2020-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0081634
(32)【優先日】2020-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0114046
(32)【優先日】2020-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】イム トンクク
(72)【発明者】
【氏名】チョン チンヨン
(72)【発明者】
【氏名】チェ チンス
(72)【発明者】
【氏名】パク ウンソン
【審査官】川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-503143(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0180177(US,A1)
【文献】特表2020-504570(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0342885(US,A1)
【文献】Edward Au,Compendium of straw polls and potential changes to the Specification Framework Document,IEEE 802.11-20/0566r34[online],インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/20/11-20-0566-34-00be-compendium-of-straw-polls-and-potential-changes-to-the-specification-framework-document.docx>,2020年06月27日
【文献】Dongguk Lim et al.,11be PPDU format[online],IEEE 802.11-20/0019r4,インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/20/11-20-0019-04-00be-11be-ppdu-format.pptx>,2020年05月11日
【文献】Jianhan Liu and Shengquan Hu,Multiple RU Combinations for EHT[online],IEEE 802.11-19/1907r2,インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/19/11-19-1907-02-00be-multiple-ru-combinations-for-eht.pptx>,2020年01月16日
【文献】Dongguk Lim et al.,Signaling of RU allocation in 11be,IEEE 802.11-20/0652[online],インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/20/11-20-0652-00-00be-signaling-of-ru-allocation-in-11be.pptx>,2020年04月27日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
IEEE 802.11
IEEE 802.15
IEEE 802.16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線LAN(Local Area Network)の送信STA(Station)により実行される方法において、
複製送信モードに基づいてPPDU(physical protocol data unit)を構成するステップであって、
記PPDUは、
記PPDUを解釈するためのU-SIG(universal signal)フィールド、
MCS(modulation and coding scheme)フィールドを含み且つ前記U-SIGフィールドに連続するEHT-SIG(extremely high throughput signal)フィールド、
前記EHT-SIGフィールドに連続するSTF(short training field)、
前記STFに連続するLTF(long training field)、及び
前記LTFに連続するデータフィールドを含み、
前記U-SIGフィールドは、前記複製送信モードに関連したタイプ値を有するタイプフィールドを含み、
前記PPDUは、80MHz PPDUであり、
前記U-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製され、
前記EHT-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製されるコンテンツチャネルを含み、
前記データフィールドは、第1の484トーンRU(resource unit)及び第2の484トーンRUを含み、
前記第1の484トーンRUは、前記第2の484トーンRUに複製され、
前記STFは、80MHzのために既に設定されたSTFシーケンスに基づいて構成され、
前記LTFは、前記80MHzのために既に設定されたLTFシーケンスに基づいて構成される、ステップと、
記PPDUを送信するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
記STFは、EHT(extremely high throughput)-STFであり、
前記LTFは、EHT-LTFである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
記第1の484トーンRUは、単一のユーザのためのユーザデータを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
記第1の484トーンRUは、BPSK(Binary Phase Shift Keying)技法及びDCM(dual carrier modulation)技法に基づいて変調される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PPDUは、EHT PPDUであり
記タイプフィールドは、2ビットの長さを有し、
前記タイプフィールドは、
前記複製送信モードに関連した第1の値、
DL(downlink) OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)送信に関連した第2の値、及び、
non-OFDMA DL MU-MIMO(multi-user multiple input multiple output)送信に関連した第3の値を有する、請求項に記載の方法。
【請求項6】
記PPDUは、プリアンブルパンクチャリングなしに6GHzバンドを介して送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
無線LAN(Local Area Network)の受信STA(Station)により実行される方法において
PDU(physical protocol data unit)を受信するステップであって、
前記PPDUは、複製送信モードに基づいて構成され、
記PPDUは、
前記PPDUを解釈するためのU-SIG(universal signal)フィールド、
MCS(modulation and coding scheme)フィールドを含み且つ前記U-SIGフィールドに連続するEHT-SIG(extremely high throughput signal)フィールド、
前記EHT-SIGフィールドに連続するSTF(short training field)、
前記STFに連続するLTF(long training field)、及び、
前記LTFに連続するデータフィールドを含み
U-SIGフィールドは、前記複製送信モードに関連したタイプ値を有するタイプフィールドを含み、
前記PPDUは、80MHz PPDUであり、
前記U-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製され、
前記EHT-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製されるコンテンツチャネルを含み、
前記データフィールドは、第1の484トーンRU(resource unit)及び第2の484トーンRUを含み、
前記第1の484トーンRUは、前記第2の484トーンRUに複製され、
前記STFは、80MHzのために既に設定されたSTFシーケンスに基づいて構成され、
前記LTFは、前記80MHzのために既に設定されたLTFシーケンスに基づいて構成される、ステップと、
前記U-SIGフィールドに基づいて、前記PPDUをデコーディングするステップと、を含む、方法。
【請求項8】
前記PPDUは、EHT(extremely high throughput) PPDUであり、
前記タイプフィールドは、2ビットの長さを有し、
前記タイプフィールドは、
前記複製送信モードに関連した第1の値、
DL(downlink) OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)送信に関連した第2の値、及び、
non-OFDMA DL MU-MIMO(multi-user multiple input multiple output)送信に関連した第3の値を有する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
無線LAN(Local Area Network)の送信STA(Station)において、
無線信号を送信するトランシーバと、
前記トランシーバを制御するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
複製送信モードに基づいてPPDU(physical protocol data unit)を構成し、
記PPDUは、
記PPDUを解釈するためのU-SIG(universal signal)フィールド、
MCS(modulation and coding scheme)フィールドを含み且つ前記U-SIGフィールドに連続するEHT-SIG(extremely high throughput signal)フィールド、
前記EHT-SIGフィールドに連続するSTF(short training field)、
前記STFに連続するLTF(long training field)、及び、
前記LTFに連続するデータフィールドを含み、
前記U-SIGフィールドは、前記複製送信モードに関連したタイプ値を有するタイプフィールドを含み、
前記PPDUは、80MHz PPDUであり、
前記U-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製され、
前記EHT-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製されるコンテンツチャネルを含み、
前記データフィールドは、第1の484トーンRU(resource unit)及び第2の484トーンRUを含み、
前記第1の484トーンRUは、前記第2の484トーンRUに複製され、
前記STFは、80MHzのために既に設定されたSTFシーケンスに基づいて構成され、
前記LTFは、前記80MHzのために既に設定されたLTFシーケンスに基づいて構成され、
前記トランシーバを介して、前記PPDUを送信する、ように適合される、送信STA。
【請求項10】
前記PPDUは、EHT(extremely high throughput) PPDUであり、
前記タイプフィールドは、2ビットの長さを有し、
前記タイプフィールドは、
前記複製送信モードに関連した第1の値、
DL(downlink) OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)送信に関連した第2の値、及び、
non-OFDMA DL MU-MIMO(multi-user multiple input multiple output)送信に関連した第3の値を有する、請求項9に記載の送信STA。
【請求項11】
無線LAN(Local Area Network)の受信STA(Station)において、
無線信号を送信するトランシーバと、
前記トランシーバを制御するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
前記トランシーバを介して、PPDU(physical protocol data unit)を受信し、
前記PPDUは、複製送信モードに基づいて構成され、
記PPDUは、
前記PPDUを解釈するためのU-SIG(universal signal)フィールド、
MCS(modulation and coding scheme)フィールドを含み且つ前記U-SIGフィールドに連続するEHT-SIG(extremely high throughput signal)フィールド、
前記EHT-SIGフィールドに連続するSTF(short training field)、
前記STFに連続するLTF(long training field)、及び、
前記LTFに連続するデータフィールドを含み
U-SIGフィールドは、前記複製送信モードに関連したタイプ値を有するタイプフィールドを含み、
前記PPDUは、80MHz PPDUであり、
前記U-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製され、
前記EHT-SIGフィールドは、前記80MHz PPDU内の各20MHzサブチャネル上で複製されるコンテンツチャネルを含み、
前記データフィールドは、第1の484トーンRU(resource unit)及び第2の484トーンRUを含み、
前記第1の484トーンRUは、前記第2の484トーンRUに複製され、
前記STFは、80MHzのために既に設定されたSTFシーケンスに基づいて構成され、
前記LTFは、前記80MHzのために既に設定されたLTFシーケンスに基づいて構成され、
前記U-SIGフィールドに基づいて、前記PPDUをデコーディングする、ように適合される、受信STA。
【請求項12】
前記PPDUは、EHT(extremely high throughput) PPDUであり、
前記タイプフィールドは、2ビットの長さを有し、
前記タイプフィールドは、
前記複製送信モードに関連した第1の値、
DL(downlink) OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)送信に関連した第2の値、及び、
non-OFDMA DL MU-MIMO(multi-user multiple input multiple output)送信に関連した第3の値を有する、請求項11に記載の受信STA。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、無線LANシステムに関し、より具体的には、複製送信のためのデータユニットの構成に関する。
【背景技術】
【0002】
WLAN(wireless local area network)は、様々な方式で改善されてきた。例えば、IEEE 802.11ax標準は、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)及びDL MU MIMO(downlink multi-user multiple input、multiple output)技法を使用して改善された通信環境を提案した。
【0003】
本明細書は、新しい通信標準で活用可能な技術的特徴を提案する。例えば、新しい通信標準は、最近に議論中であるEHT(Extreme high throughput)規格であることができる。EHT規格は、新しく提案される増加された帯域幅、改善されたPPDU(PHY layer protocol data unit)構造、改善されたシーケンス、HARQ(Hybrid automatic repeat request)技法などを使用できる。EHT規格は、IEEE 802.11be規格と呼ばれることができる。
【0004】
EHT規格は、high throughput及び高いdata rateを支援するために、広い帯域幅(例えば、160/320MHz)、16stream、及び/又はマルチリンク(または、マルチバンド)動作などが使われることができる。
【0005】
EHT規格で、high throughputのためにwide bandwidth(例えば、160/240/320MHz)が使われることができる。また、bandwidthを効率的に使用するためにpreamble puncturing及びmultiple RU送信が使われることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
新しい無線LAN規格では信号送信を拡張(extend)させるために多様な技術的特徴が論議されている。本明細書は、無線LAN信号の送信レンジを拡張する多様な技術的特徴を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書の技術的特徴は、無線LAN(wireless Local Area Network)のSTA(Station)により実行される技術的特徴に関連する。本明細書に基づくSTAは、複製送信モード(duplicate transmission mode)に基づいて送信PPDU(physical protocol data unit)を構成する。
【0008】
例えば、前記送信PPDUは、前記送信PPDUを解釈(interpret)するための第1の制御シグナルフィールド、STF(short training field)、LTF(long training field)、及びデータフィールドを含む。
【0009】
例えば、前記第1の制御シグナルフィールドは、前記複製送信モードに関連したタイプ値(type value)を含むタイプフィールドを含む。
【0010】
例えば、前記データフィールドは、前記送信PPDUの総帯域幅の半分のためのトーン(tone)を含む第1のデータRU及び前記第1のデータRUが周波数上で複製された(duplicated in frequency)第2のデータRUを含む。
【0011】
例えば、前記STFは、前記総帯域幅のために既設定されたSTFシーケンスに基づいて構成される。
【0012】
例えば、前記LTFは、前記総帯域幅のために既設定されたLTFシーケンスに基づいて構成される。
【発明の効果】
【0013】
本明細書の技術的特徴は、無線LAN信号(例えば、PPDU)の送信レンジを拡張させることができる。例えば、特定の帯域(例えば、6GHz帯域)で送信電力が制限される場合、該当帯域で送信される信号に本明細書の技術的特徴を適用することができる。これによって、送信電力が制限される帯域でも安定的に信号を送受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本明細書の送信装置及び/又は受信装置の一例を示す。
図2】無線LAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
図3】IEEE規格で使われるPPDUの一例を示す。
図4】20MHz帯域上で使われる資源ユニット(RU)の配置を示す。
図5】40MHz帯域上で使われる資源ユニット(RU)の配置を示す。
図6】80MHz帯域上で使われる資源ユニット(RU)の配置を示す。
図7】HE-SIG-Bフィールドの構造を示す。
図8】MU-MIMO技法を介して複数のUser STAが同じRUに割り当てられる一例を示す。
図9】UL-MUによる動作を示す。
図10】2.4GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
図11】5GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
図12】6GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
図13】本明細書に使われるPPDUの一例を示す。
図14】本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形された一例を示す。
図15】20MHzで、RU26及びRU52の組み合わせの例を示す。
図16】40MHzで、RU26及びRU52の組み合わせの例を示す。
図17】80MHzで、RU26及びRU52の組み合わせの例を示す。
図18】EHT PPDUの例を示す。
図19】本明細書の第1の制御シグナルフィールドまたはU-SIGフィールドの一例を示す。
図20】第1の制御シグナルフィールドのためのシンボルが繰り返される一例である。
図21】第1の制御シグナルフィールドのためのシンボルが繰り返される他の一例である。
図22】第2の制御シグナルフィールドを繰り返した一例を示す。
図23】第1及び第2の制御シグナルフィールドが繰り返される一例を示す。
図24】wide bandwidth送信のためにデータフィールドが繰り返される一例を示す。
図25】全体帯域幅に基づいて設定されたSTF/LTFフィールドを含むER PPDUの一例である。
図26】特定ユニットに対してのみ複製/繰り返しを実行したPPDUの一例を示す。
図27】特定の周波数帯域/チャネルに基づいてPPDUを構成する一例を示す。
図28】送信STAで実行される動作を説明する手順流れ図である。
図29】受信STAで実行される動作を説明する手順流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本明細書において「AまたはB(A or B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。他に表現すれば、本明細書において「AまたはB(A or B)」は、「A及び/又はB(A and/or B)」と解釈されることができる。例えば、本明細書において「A、B、またはC(A、B or C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。
【0016】
本明細書において使用されるスラッシュ(/)やコンマ(comma)は、「及び/又は(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は、「A及び/又はB」を意味することができる。これにより、「A/B」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は、「A、B、またはC」を意味することができる。
【0017】
本明細書において「少なくとも1つのA及びB(at least oneof A and B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。また、本明細書において「少なくとも1つのAまたはB(at least one of A or B)」や「少なくとも1つのA及び/又はB(at least one of A and/or B)」という表現は、「少なくとも1つのA及びB(at least one of A and B)」と同様に解釈されることができる。
【0018】
また、本明細書において「少なくとも1つのA、B、及びC(at least one of A、B and C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。また、「少なくとも1つのA、B、またはC(at least one of A、B or C)」や「少なくとも1つのA、B、及び/又はC(at least one of A、B and/or C)」は、「少なくとも1つのA、B、及びC(at least one of A、B and C)」を意味することができる。
【0019】
また、本明細書において使用される括弧は、「例えば(for example)」を意味することができる。具体的に、「制御情報(EHT-Signal)」と表示された場合、「制御情報」の一例として「EHT-Signal」が提案されたことでありうる。言い換えれば、本明細書の「制御情報」は、「EHT-Signal」に制限(limit)されず、「EHT-Signal」が「制御情報」の一例として提案されたことでありうる。また、「制御情報(すなわち、EHT-signal)」と表示された場合にも、「制御情報」の一例として「EHT-signal」が提案されたことでありうる。
【0020】
本明細書において1つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に実現されることができ、同時に実現されることもできる。
【0021】
本明細書の以下の一例は、様々な無線通信システムに適用されることができる。例えば、本明細書の以下の一例は、無線LAN(wireless local area network、WLAN)システムに適用されることができる。例えば、本明細書は、IEEE 802.11a/g/n/acの規格や、IEEE 802.11ax規格に適用されることができる。また、本明細書は、新しく提案されるEHT規格またはIEEE 802.11be規格にも適用されることができる。また、本明細書の一例は、EHT規格またはIEEE 802.11beを改善(enhance)した新しい無線LAN規格にも適用されることができる。また、本明細書の一例は、移動通信システムに適用されることができる。例えば、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)規格に基づくLTE(Long Term Evolution)及びその進化(evolution)に基づく移動通信システムに適用されることができる。また、本明細書の一例は、3GPP規格に基づく5G NR規格の通信システムに適用されることができる。
【0022】
以下、本明細書の技術的特徴を説明するために、本明細書が適用され得る技術的特徴を説明する。
【0023】
図1は、本明細書の送信装置及び/又は受信装置の一例を示す。
【0024】
図1の一例は、以下において説明される様々な技術的特徴を行うことができる。図1は、少なくとも1つのSTA(station)に関連する。例えば、本明細書のSTA(110、120)は、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、または単にユーザ(user)などの様々な名称とも呼ばれることができる。本明細書のSTA(110、120)は、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレイなどの様々な名称と呼ばれることができる。本明細書のSTA(110、120)は、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Deviceなどの様々な名称と呼ばれることができる。
【0025】
例えば、STA(110、120)は、AP(Access Point)役割を果たすか、non-AP役割を果たすことができる。すなわち、本明細書のSTA(110、120)は、AP及び/又はnon-APの機能を行うことができる。本明細書においてAPは、AP STAとも表示されることができる。
【0026】
本明細書のSTA(110、120)は、IEEE 802.11規格以外の様々な通信規格を共に支援することができる。例えば、3GPP規格による通信規格(例えば、LTE、LTE-A、5G NR規格)などを支援できる。また、本明細書のSTAは、携帯電話、車両(vehicle)、個人用コンピュータなどの様々な装置で実現されることができる。また、本明細書のSTAは、音声通話、画像通話、データ通信、自律走行(Self-Driving、Autonomous-Driving)などの様々な通信サービスのための通信を支援できる。
【0027】
本明細書においてSTA(110、120)は、IEEE 802.11標準の規定にしたがう媒体接続制御(medium access control、MAC)と無線媒体に対する物理階層(Physical Layer)インターフェースを含むことができる。
【0028】
図1の副図面(a)に基づいてSTA(110、120)を説明すれば、以下のとおりである。
【0029】
第1のSTA(110)は、プロセッサ111、メモリ112、及びトランシーバ113を備えることができる。図示されたプロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、各々別のチップで実現されるか、少なくとも2つ以上のブロック/機能が1つのチップを介して実現されることができる。
【0030】
第1のSTAのトランシーバ113は、信号の送受信動作を行う。具体的に、IEEE 802.11パケット(例えば、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be等)を送受信できる。
【0031】
例えば、第1のSTA(110)は、APの意図された動作を行うことができる。例えば、APのプロセッサ111は、トランシーバ113を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を行うことができる。APのメモリ112は、トランシーバ113を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
【0032】
例えば、第2のSTA(120)は、Non-AP STAの意図された動作を行うことができる。例えば、non-APのトランシーバ123は、信号の送受信動作を行う。具体的に、IEEE 802.11パケット(例えば、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be等)を送受信できる。
【0033】
例えば、Non-AP STAのプロセッサ121は、トランシーバ123を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を行うことができる。Non-AP STAのメモリ122は、トランシーバ123を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
【0034】
例えば、以下の明細書においてAPで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)または第2のSTA(120)で行われることができる。例えば、第1のSTA(110)がAPである場合、APで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御され、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御されるトランシーバ113を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第1のSTA(110)のメモリ112に格納されることができる。また、第2のSTA(110)がAPである場合、APで表示された装置の動作は、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御され、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御されるトランシーバ123を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第2のSTA(110)のメモリ122に格納されることができる。
【0035】
例えば、以下の明細書においてnon-AP(または、User-STA)で表示された装置の動作は、第1のSTA(110)または第2のSTA(120)で行われることができる。例えば、第2のSTA(120)がnon-APである場合、non-APで表示された装置の動作は、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御され、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御されるトランシーバ123を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、non-APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第2のSTA(120)のメモリ122に格納されることができる。例えば、第1のSTA(110)がnon-APである場合、non-APで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御され、第1のSTA(120)のプロセッサ111により制御されるトランシーバ113を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、non-APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第1のSTA(110)のメモリ112に格納されることができる。
【0036】
以下の明細書において、(送信/受信)STA、第1のSTA、第2のSTA、STA1、STA2、AP、第1のAP、第2のAP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと呼ばれる装置は、図1のSTA(110、120)を意味することができる。例えば、具体的な図面符号なしに(送信/受信)STA、第1のSTA、第2のSTA、STA1、STA2、AP、第1のAP、第2のAP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどで表示された装置も図1のSTA(110、120)を意味することができる。例えば、以下の一例において様々なSTAが信号(例えば、PPPDU)を送受信する動作は、図1のトランシーバ113、123で行われるものであることができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号を生成するか、送受信信号のために予めデータ処理や演算を行う動作は、図1のプロセッサ111、121で行われるものであることができる。例えば、送受信信号を生成するか、送受信信号のために、予めデータ処理や演算を行う動作の一例は、1)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)フィールドのビット情報を決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードする動作、2)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)フィールドのために使用される時間資源や周波数資源(例えば、サブキャリア資源)などを決定/構成/取得する動作、3)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)のために使用される特定のシーケンス(例えば、パイロットシーケンス、STF/LTFシーケンス、SIGに適用されるエクストラシーケンス)などを決定/構成/取得する動作、4)STAに対して適用される電力制御動作及び/又はパワーセービング動作、5)ACK信号の決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードなどに関連した動作を含むことができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号の決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードのために使用する様々な情報(例えば、フィールド/サブフィールド/制御フィールド/パラメータ/パワーなどに関連した情報)は、図1のメモリ112、122に格納されることができる。
【0037】
上述した図1の副図面(a)の装置/STAは、図1の副図面(b)のように変形されることができる。以下、図1の副図面(b)に基づいて、本明細書のSTA(110、120)を説明する。
【0038】
例えば、図1の副図面(b)に示されたトランシーバ113、123は、上述した図1の副図面(a)に示されたトランシーバと同じ機能を行うことができる。例えば、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124は、プロセッサ111、121及びメモリ112、122を備えることができる。図1の副図面(b)に示されたプロセッサ111、121及びメモリ112、122は、上述した図1の副図面(a)に示されたプロセッサ111、121及びメモリ112、122と同じ機能を行うことができる。
【0039】
以下において説明される、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、ユーザ(user)、ユーザSTA、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレイ、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Device、受信Apparatus、及び/又は送信Apparatusは、図1の副図面(a)/(b)に示されたSTA(110、120)を意味するか、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124を意味することができる。すなわち、本明細書の技術的特徴は、図1の副図面(a)/(b)に示されたSTA(110、120)により行われることができ、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124でのみ行われることもできる。例えば、送信STAが制御信号を送信する技術的特徴は、図1の副図面(a)/(b)に示されたプロセッサ111、121で生成された制御信号が図1の副図面(a)/(b)に示されたトランシーバ113、123を介して送信される技術的特徴と理解されることができる。または、送信STAが制御信号を送信する技術的特徴は、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124でトランシーバ113、123に伝達される制御信号が生成される技術的特徴と理解されることができる。
【0040】
例えば、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、図1の副図面(a)に示されたトランシーバ113、123により制御信号が受信される技術的特徴と理解されることができる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、図1の副図面(a)に示されたトランシーバ113、123に受信された制御信号が図1の副図面(a)に示されたプロセッサ111、121により取得される技術的特徴と理解されることができる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、図1の副図面(b)に示されたトランシーバ113、123に受信された制御信号が図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124により取得される技術的特徴と理解されることができる。
【0041】
図1の副図面(b)を参照すれば、メモリ112、122内にソフトウェアコード115、125が備えられ得る。ソフトウェアコード115、125は、プロセッサ111、121の動作を制御するinstructionが含まれ得る。ソフトウェアコード115、125は、様々なプログラミング言語で含まれることができる。
【0042】
図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、ASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、及び/又はデータ処理装置を含むことができる。プロセッサは、AP(application processor)であることができる。例えば、図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、DSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、モデム(Modem;modulator and demodulator)のうち、少なくとも1つを備えることができる。例えば、図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、Qualcomm(登録商標)により製造されたSNAPDRAGONTMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)により製造されたEXYNOSTMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)により製造されたAシリーズプロセッサ、MediaTek(登録商標)により製造されたHELIOTMシリーズプロセッサ、INTEL(登録商標)により製造されたATOMTMシリーズプロセッサ、またはこれを改善(enhance)したプロセッサであることができる。
【0043】
本明細書において上向きリンクは、non-AP STAからAP STAへの通信のためのリンクを意味することができ、上向きリンクを介して上向きリンクPPDU/パケット/信号などが送信され得る。また、本明細書において下向きリンクは、AP STAからnon-AP STAへの通信のためのリンクを意味することができ、下向きリンクを介して下向きリンクPPDU/パケット/信号などが送信され得る。
【0044】
図2は、無線LAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
【0045】
図2の上端は、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)802.11のインフラストラクチャBSS(basic service set)の構造を示す。
【0046】
図2の上端を参照すれば、無線LANシステムは、1つまたはそれ以上のインフラストラクチャBSS(200、205)(以下、BSS)を含むことができる。BSS(200、205)は、成功裏に同期化をなして、互いに通信できるAP(access point、225)及びSTA1(Station、200-1)のようなAPとSTAとの集合であって、特定領域を指す概念ではない。BSS(205)は、1つのAP(230)に1つ以上の結合可能なSTA(205-1、205-2)を含むこともできる。
【0047】
BSSは、少なくとも1つのSTA、分散サービス(distribution Service)を提供するAP(225、230)、及び複数のAPを連結させる分散システム(distribution System、DS、210)を含むことができる。
【0048】
分散システム210は、いくつかのBSS(200、205)を連結して拡張されたサービスセットであるESS(extended service set、240)を実現できる。ESS(240)は、1つまたは複数個のAPが分散システム210を介して連結されてなる1つのネットワークを指示する用語として使用されることができる。1つのESS(240)に含まれるAPは、同じSSID(service set identification)を有することができる。
【0049】
ポータル(portal、220)は、無線LANネットワーク(IEEE 802.11)と他のネットワーク(例えば、802.X)との連結を行うブリッジ役割を果たすことができる。
【0050】
図2の上端のようなBSSでは、AP(225、230)間のネットワーク及びAP(225、230)とSTA(200-1、205-1、205-2)との間のネットワークが実現され得る。しかし、AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うことも可能でありうる。AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うネットワークをアドホックネットワーク(Ad-Hoc network)または独立BSS(independent basic service set、IBSS)と定義する。
【0051】
図2の下端は、IBSSを示した概念図である。
【0052】
図2の下端を参照すれば、IBSSは、アドホックモードで動作するBSSである。IBSSは、APを含まないので、中央で管理機能を行う個体(centralized management entity)がない。すなわち、IBSSでSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)は、分散された方式(distributed manner)で管理される。IBSSでは、全てのSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)が移動STAからなり得るし、分散システムへの接続が許容されず、自己完備的ネットワーク(self-contained network)をなす。
【0053】
図3は、IEEE規格で使われるPPDUの一例を示す。
【0054】
図示されたように、IEEE a/g/n/acなどの規格では、多様な形態のPPDU(PHY protocol data unit)が使われた。具体的に、LTF、STFフィールドは、トレーニング信号を含み、SIG-A、SIG-Bには、受信ステーションのための制御情報が含まれ、データフィールドには、PSDU(MAC PDU/Aggregated MAC PDU)に相応するユーザデータが含まれた。
【0055】
また、図3は、IEEE 802.11ax規格のHE PPDUの一例も含む。図3によるHE PPDUは、多重ユーザのためのPPDUの一例であって、HE-SIG-Bは、多重ユーザのための場合にのみ含まれ、単一ユーザのためのPPDUには該当HE-SIG-Bが省略されることができる。
【0056】
図示されたように、多重ユーザ(Multiple User;MU)のためのHE-PPDUは、L-STF(legacy-short training field)、L-LTF(legacy-long training field)、L-SIG(legacy-signal)、HE-SIG-A(high efficiency-signal A)、HE-SIG-B(high efficiency-signal-B)、HE-STF(high efficiency-short training field)、HE-LTF(high efficiency-long training field)、データフィールド(または、MACペイロード)、及びPE(Packet Extension)フィールドを含むことができる。各々のフィールドは、図示された時間区間(すなわち、4または8μs等)の間に送信されることができる。
【0057】
以下、PPDUで使われる資源ユニット(RU)を説明する。資源ユニットは、複数個のサブキャリア(または、トーン)を含むことができる。資源ユニットは、OFDMA技法に基づいて複数のSTAに信号を送信する場合に使われることができる。また、一つのSTAに信号を送信する場合にも、資源ユニットが定義されることができる。資源ユニットは、STF、LTF、データフィールドなどのために使われることができる。
【0058】
図4は、20MHz帯域上で使われる資源ユニット(RU)の配置を示す。
【0059】
図4に示すように、互いに異なる個数のトーン(すなわち、サブキャリア)に対応する資源ユニット(Resource Unit;RU)が使われて、HE-PPDUの一部フィールドを構成することができる。例えば、HE-STF、HE-LTF、データフィールドに対して図示されたRU単位で資源が割り当てられることができる。
【0060】
図4の最上端に示すように、26-ユニット(すなわち、26個のトーンに相応するユニット)が配置されることができる。20MHz帯域の最左側(leftmost)帯域には、6個のトーンがガード(Guard)帯域として使われ、20MHz帯域の最右側(rightmost)帯域には、5個のトーンがガード帯域として使われることができる。また、中心帯域、すなわち、DC帯域には、7個のDCトーンが挿入され、DC帯域の左右側に各13個のトーンに相応する26-ユニットが存在できる。また、その他の帯域には、26-ユニット、52-ユニット、106-ユニットが割り当てられることができる。各ユニットは、受信ステーション、すなわち、ユーザのために割り当てられることができる。
【0061】
一方、図4のRU配置は、複数のユーザ(MU)のための状況だけではなく、単一ユーザ(SU)のための状況でも活用され、この場合には、図4の最下端に示すように、1個の242-ユニットを使用することが可能であり、この場合には、3個のDCトーンが挿入されることができる。
【0062】
図4の一例では、多様なサイズのRU、すなわち、26-RU、52-RU、106-RU、242-RUなどが提案されたし、このようなRUの具体的なサイズは、拡張または増加できるため、本実施例は、各RUの具体的なサイズ(すなわち、相応するトーンの個数)に制限されない。
【0063】
図5は、40MHz帯域上で使われる資源ユニット(RU)の配置を示す。
【0064】
図4の一例で多様なサイズのRUが使われたことと同様に、図5の一例も26-RU、52-RU、106-RU、242-RU、484-RUなどが使われることができる。また、中心周波数には、5個のDCトーンが挿入されることができ、40MHz帯域の最左側(leftmost)帯域には、12個のトーンがガード(Guard)帯域として使われ、40MHz帯域の最右側(rightmost)帯域には、11個のトーンがガード帯域として使われることができる。
【0065】
また、図示されたように、単一ユーザのために使われる場合、484-RUが使われることができる。一方、RUの具体的な個数が変更されることができるという点は、図4の一例と同じである。
【0066】
図6は、80MHz帯域上で使われる資源ユニット(RU)の配置を示す。
【0067】
図4及び図5の一例で多様なサイズのRUが使われたことと同様に、図6の一例も26-RU、52-RU、106-RU、242-RU、484-RU、996-RUなどが使われることができる。また、中心周波数には、7個のDCトーンが挿入されることができ、80MHz帯域の最左側(leftmost)帯域には、12個のトーンがガード(Guard)帯域として使われ、80MHz帯域の最右側(rightmost)帯域には、11個のトーンがガード帯域として使われることができる。また、DC帯域の左右に位置する各々13個のトーンを使用した26-RUを使用することができる。
【0068】
また、図示されたように、単一ユーザのために使われる場合、996-RUが使われることができ、この場合には、5個のDCトーンが挿入されることができる。
【0069】
本明細書で説明されたRUは、UL(Uplink)通信及びDL(Downlink)通信に使われることができる。例えば、Trigger frameによりsolicitされるUL-MU通信が実行される場合、送信STA(例えば、AP)は、Trigger frameを介して、第1のSTAには第1のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当て、第2のSTAには第2のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当てることができる。以後、第1のSTAは、第1のRUに基づいて第1のTrigger-based PPDUを送信することができ、第2のSTAは、第2のRUに基づいて第2のTrigger-based PPDUを送信することができる。第1/第2のTrigger-based PPDUは、同じ時間区間にAPに送信される。
【0070】
例えば、DL MU PPDUが構成される場合、送信STA(例えば、AP)は、第1のSTAには第1のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当て、第2のSTAには第2のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当てることができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は、一つのMU PPDU内で、第1のRUを介して第1のSTAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができ、第2のRUを介して第2のSTAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができる。
【0071】
RUの配置に関する情報は、HE-SIG-Bを介してシグナルされることができる。
【0072】
図7は、HE-SIG-Bフィールドの構造を示す。
【0073】
図示されたように、HE-SIG-Bフィールド710は、共通フィールド720及びユーザ-個別(user-specific)フィールド730を含む。共通フィールド720は、SIG-Bを受信する全てのユーザ(すなわち、ユーザSTA)に共通に適用される情報を含むことができる。ユーザ-個別フィールド730は、ユーザ-個別制御フィールドと呼ばれることができる。ユーザ-個別フィールド730は、SIG-Bが複数のユーザに伝達される場合、複数のユーザのうち、いずれか一部にのみ適用されることができる。
【0074】
図7に示すように、共通フィールド720及びユーザ-個別フィールド730は、別途にエンコーディングされることができる。
【0075】
共通フィールド720は、N*8ビットのRU allocation情報を含むことができる。例えば、RU allocation情報は、RUの位置(location)に関する情報を含むことができる。例えば、図4のように、20MHzチャネルが使われる場合、RU allocation情報は、どのような周波数帯域にどのようなRU(26-RU/52-RU/106-RU)が配置されるかに関する情報を含むことができる。
【0076】
RU allocation情報が8ビットで構成される場合の一例は、以下の通りである。
【0077】
【表1】
【0078】
図4の一例のように、20MHzチャネルには、最大9個の26-RUが割り当てられることができる。表1のように、共通フィールド720のRU allocation情報が「00000000」のように設定される場合、対応するチャネル(すなわち、20MHz)には、9個の26-RUが割り当てられることができる。また、表1のように、共通フィールド720のRU allocation情報が「00000001」のように設定される場合、対応するチャネルに7個の26-RUと1個の52-RUが配置される。すなわち、図4の一例において、最右側では52-RUが割り当てられ、その左側では7個の26-RUが割り当てられることができる。
【0079】
表1の一例は、RU allocation情報が表示できるRU locationのうち一部のみを表示したものである。
【0080】
例えば、RU allocation情報は、下記の表2の一例を含むことができる。
【0081】
【表2】
【0082】
「01000y2y1y0」は、20MHzチャネルの最左側に106-RUが割り当てられ、その右側に5個の26-RUが割り当てられる一例に関連する。この場合、106-RUに対してはMU-MIMO技法に基づいて複数のSTA(例えば、User-STA)が割り当てられることができる。具体的に、106-RUに対しては、最大8個のSTA(例えば、User-STA)が割り当てられることができ、106-RUに割り当てられるSTA(例えば、User-STA)の個数は、3ビット情報(y2y1y0)に基づいて決定される。例えば、3ビット情報(y2y1y0)がNに設定される場合、106-RUにMU-MIMO技法に基づいて割り当てられるSTA(例えば、User-STA)の個数はN+1である。
【0083】
一般的に複数のRUに対しては、互いに異なる複数のSTA(例えば、User STA)が割り当てられることができる。しかし、特定のサイズ(例えば、106サブキャリア)以上の一つのRUに対しては、MU-MIMO技法に基づいて複数のSTA(例えば、User STA)が割り当てられることができる。
【0084】
図7に示すように、ユーザ-個別フィールド730は、複数個のユーザフィールドを含むことができる。前述したように、共通フィールド720のRU allocation情報に基づいて特定チャネルに割り当てられるSTA(例えば、User STA)の個数が決定されることができる。例えば、共通フィールド720のRU allocation情報が「00000000」である場合、9個の26-RUの各々に1個ずつのUser STAが割り当てられる(すなわち、総9個のUser STAが割り当てられる)ことができる。すなわち、最大9個のUser STAがOFDMA技法を介して特定チャネルに割り当てられることができる。他に表現すれば、最大9個のUser STAがnon-MU-MIMO技法を介して特定チャネルに割り当てられることができる。
【0085】
例えば、RU allocationが「01000y2y1y0」に設定される場合、最左側に配置される106-RUには、MU-MIMO技法を介して複数のUser STAが割り当てられ、その右側に配置される5個の26-RUには、non-MU-MIMO技法を介して5個のUser STAが割り当てられることができる。このような場合は、図8の一例を介して具体化される。
【0086】
図8は、MU-MIMO技法を介して複数のUser STAが同じRUに割り当てられる一例を示す。
【0087】
例えば、図7のように、RU allocationが「01000010」に設定される場合、表2に基づいて、特定チャネルの最左側には、106-RUが割り当てられ、その右側には、5個の26-RUが割り当てられることができる。また、106-RUには、総3個のUser STAがMU-MIMO技法を介して割り当てられることができる。結果的に、総8個のUser STAが割り当てられるため、HE-SIG-Bのユーザ-個別フィールド730は、8個のUser fieldを含むことができる。
【0088】
8個のUser fieldは、図8に示す順序で含まれることができる。また、図7に示すように、2個のUser fieldは、1個のUser block fieldで具現されることができる。
【0089】
図7及び図8に示すUser fieldは、2個のフォーマットに基づいて構成されることができる。すなわち、MU-MIMO技法に関連したUser fieldは、第1のフォーマットで構成され、non-MU-MIMO技法に関連したUser fieldは、第2のフォーマットで構成されることができる。図8の一例を参照すると、User field1乃至User field3は、第1のフォーマットに基づくことができ、User field4乃至User Field8は、第2のフォーマットに基づくことができる。第1のフォーマットまたは第2のフォーマットは、同じ長さ(例えば、21ビット)のビット情報を含むことができる。
【0090】
各々のUser fieldは、同じサイズ(例えば、21ビット)を有することができる。例えば、第1のフォーマット(MU-MIMO技法のフォーマット)のUser Fieldは、下記のように構成されることができる。
【0091】
例えば、User field(すなわち、21ビット)内の第1のビット(例えば、B0-B10)は、該当User fieldが割り当てられるUser STAの識別情報(例えば、STA-ID、partial AID等)を含むことができる。また、User field(すなわち、21ビット)内の第2のビット(例えば、B11-B14)は、空間設定(spatial configuration)に関する情報を含むことができる。具体的に、第2のビット(すなわち、B11-B14)の一例は、下記の表3乃至表4の通りである。
【0092】
【表3】
【0093】
【表4】
【0094】
表3及び/又は表4に示すように、第2のビット(すなわち、B11-B14)は、MU-MIMO技法によって割り当てられる複数のUser STAに割り当てられるSpatial Streamの個数に関する情報を含むことができる。例えば、図8のように、106-RUに3個のUser STAがMU-MIMO技法に基づいて割り当てられる場合、N_userは「3」に設定され、これによって、表3に表示されたように、N_STS[1]、N_STS[2]、N_STS[3]の値が決定されることができる。例えば、第2のビット(B11-B14)の値が「0011」である場合、N_STS[1]=4、N_STS[2]=1、N_STS[3]=1に設定されることができる。すなわち、図8の一例において、User field1に対しては4個のSpatial Streamが割り当てられ、User field2に対しては1個のSpatial Streamが割り当てられ、User field3に対しては1個のSpatial Streamが割り当てられることができる。
【0095】
表3及び/又は表4の一例のように、ユーザステーション(user STA)のための空間ストリーム(spatial stream)の個数に関する情報(すなわち、第2のビット、B11-B14)は、4ビットで構成されることができる。また、ユーザステーション(user STA)のための空間ストリーム(spatial stream)の個数に関する情報(すなわち、第2のビット、B11-B14)は、最大8個の空間ストリームまで支援できる。また、空間ストリーム(spatial stream)の個数に関する情報(すなわち、第2のビット、B11-B14)は、一つのUser STAのために最大4個の空間ストリームまで支援できる。
【0096】
また、User field(すなわち、21ビット)内の第3のビット(すなわち、B15-18)は、MCS(Modulation and coding scheme)情報を含むことができる。MCS情報は、該当SIG-Bが含まれるPPDU内のデータフィールドに適用されることができる。
【0097】
本明細書で使われるMCS、MCS情報、MCSインデックス、MCSフィールド等は、特定のインデックス値で表示されることができる。例えば、MCS情報は、インデックス0乃至インデックス11で表示されることができる。MCS情報は、性状変調タイプ(例えば、BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM等)に関する情報、及びコーディングレート(例えば、1/2、2/3、3/4、5/6等)に関する情報を含むことができる。MCS情報には、チャネルコーディングタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報が除外されることができる。
【0098】
また、User field(すなわち、21ビット)内の第4のビット(すなわち、B19)は、Reservedフィールドである。
【0099】
また、User field(すなわち、21ビット)内の第5のビット(すなわち、B20)は、コーディングタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。すなわち、第5のビット(すなわち、B20)は、該当SIG-Bが含まれるPPDU内のデータフィールドに適用されたチャネルコーディングのタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。
【0100】
前述した一例は、第1のフォーマット(MU-MIMO技法のフォーマット)のUser Fieldに関連する。第2のフォーマット(non-MU-MIMO技法のフォーマット)のUser fieldの一例は、下記の通りである。
【0101】
第2のフォーマットのUser field内の第1のビット(例えば、B0-B10)は、User STAの識別情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第2のビット(例えば、B11-B13)は、該当RUに適用される空間ストリーム(spatial stream)の個数に関する情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第3のビット(例えば、B14)は、beamforming steering matrixが適用されるかどうかに関する情報が含まれることができる。第2のフォーマットのUser field内の第4のビット(例えば、B15-B18)は、MCS(Modulation and coding scheme)情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第5のビット(例えば、B19)は、DCM(Dual Carrier Modulation)が適用されるかどうかに関する情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第6のビット(すなわち、B20)は、コーディングタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。
【0102】
図9は、UL-MUによる動作を示す。図示されたように、送信STA(例えば、AP)は、contending(すなわち、Backoff動作)を介してチャネル接続を実行し、Trigger frame930を送信することができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は、Trigger Frame930が含まれているPPDUを送信することができる。Trigger frameが含まれているPPDUが受信されると、SIFSほどのdelay以後、TB(trigger-based)PPDUが送信される。
【0103】
TB PPDU941、942は、同じ時間帯に送信され、Trigger frame930内にAIDが表示された複数のSTA(例えば、User STA)から送信されることができる。TB PPDUに対するACKフレーム950は、多様な形態で具現されることができる。
【0104】
図10は、2.4GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
【0105】
2.4GHzバンドは、第1のバンド(帯域)などの他の名称で呼ばれることができる。また、2.4GHzバンドは、中心周波数が2.4GHzに隣接したチャネル(例えば、中心周波数が2.4乃至2.5GHz内に位置するチャネル)が使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。
【0106】
2.4GHzバンドには、複数の20MHzチャネルが含まれることができる。2.4GHzバンド内の20MHzは、複数のチャネルインデックス(例えば、インデックス1乃至インデックス14)を有することができる。例えば、チャネルインデックス1が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、2.412GHzであり、チャネルインデックス2が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、2.417GHzであり、チャネルインデックスNが割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、(2.407+0.005*N)GHzである。チャネルインデックスは、チャネル番号などの多様な名称で呼ばれることができる。チャネルインデックス及び中心周波数の具体的な数値は変更されることができる。
【0107】
図10は、2.4GHzバンド内の4個のチャネルを例示的に示す。図示された第1の周波数領域1010乃至第4の周波数領域1040は、各々、一つのチャネルを含むことができる。例えば、第1の周波数領域1010は、1番チャネル(1番インデックスを有する20MHzチャネル)を含むことができる。このとき、1番チャネルの中心周波数は、2412MHzに設定されることができる。第2の周波数領域1020は、6番チャネルを含むことができる。このとき、6番チャネルの中心周波数は、2437MHzに設定されることができる。第3の周波数領域1030は、11番チャネルを含むことができる。このとき、チャネル11の中心周波数は、2462MHzに設定されることができる。第4の周波数領域1040は、14番チャネルを含むことができる。このとき、チャネル14の中心周波数は、2484MHzに設定されることができる。
【0108】
図11は、5GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
【0109】
5GHzバンドは、第2のバンド/帯域などの他の名称で呼ばれることができる。5GHzバンドは、中心周波数が5GHz以上6GHz未満(または、5.9GHz未満)であるチャネルが使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。または、5GHzバンドは、4.5GHzから5.5GHzの間で複数個のチャネルを含むことができる。図11に示す具体的な数値は変更されることができる。
【0110】
5GHzバンド内の複数のチャネルは、UNII(Unlicensed National Information Infrastructure)-1、UNII-2、UNII-3、ISMを含む。UNII-1は、UNII Lowと呼ばれることができる。UNII-2は、UNII MidとUNII-2Extendedと呼ばれる周波数領域を含むことができる。UNII-3は、UNII-Upperと呼ばれることができる。
【0111】
5GHzバンド内には、複数のチャネルが設定されることができ、各チャネルの帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHzまたは160MHzなどに多様に設定されることができる。例えば、UNII-1及びUNII-2内の5170MHz乃至5330MHz周波数領域/範囲は、8個の20MHzチャネルに区分されることができる。5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、40MHz周波数領域を介して4個のチャネルに区分されることができる。5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、80MHz周波数領域を介して2個のチャネルに区分されることができる。または、5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、160MHz周波数領域を介して1個のチャネルに区分されることができる。
【0112】
図12は、6GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
【0113】
6GHzバンドは、第3のバンド/帯域などの他の名称で呼ばれることができる。6GHzバンドは、中心周波数が5.9GHz以上であるチャネルが使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。図12に示す具体的な数値は変更されることができる。
【0114】
例えば、図12の20MHzチャネルは、5.940GHzから定義されることができる。具体的に、図12の20MHzチャネルのうち、最左側チャネルは、1番インデックス(または、チャネルインデックス、チャネル番号等)を有することができ、中心周波数は、5.945GHzが割り当てられることができる。すなわち、インデックスN番チャネルの中心周波数は、(5.940+0.005*N)GHzに決定されることができる。
【0115】
これによって、図12の20MHzチャネルのインデックス(または、チャネル番号)は、1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233である。また、前述した(5.940+0.005*N)GHz規則によって、図12の40MHzチャネルのインデックスは、3、11、19、27、35、43、51、59、67、75、83、91、99、107、115、123、131、139、147、155、163、171、179、187、195、203、211、219、227である。
【0116】
図12の一例には、20、40、80、160MHzチャネルが図示されるが、追加的に240MHzチャネルや320MHzチャネルが追加されることができる。
【0117】
以下、本明細書のSTAで送信/受信されるPPDUが説明される。
【0118】
図13は、本明細書に使われるPPDUの一例を示す。
【0119】
図13のPPDUは、EHT PPDU、送信PPDU、受信PPDU、第1のタイプまたは第NのタイプPPDUなどの多様な名称で呼ばれることができる。例えば、本明細書において、PPDUまたはEHT PPDUは、送信PPDU、受信PPDU、第1のタイプまたは第NのタイプPPDUなどの多様な名称で呼ばれることができる。また、EHT PPUは、EHTシステム及び/又はEHTシステムを改善した新しい無線LANシステムで使われることができる。
【0120】
図13のPPDUは、EHTシステムで使われるPPDUタイプのうち一部または全部を示すことができる。例えば、図13の一例は、SU(single-user)モード及びMU(multi-user)モードの両方とものために使われることができる。他に表現すれば、図13のPPDUは、一つの受信STAまたは複数の受信STAのためのPPDUである。図13のPPDUがTB(Trigger-based)モードのために使われる場合、図13のEHT-SIGは省略されることができる。他に表現すれば、UL-MU(Uplink-MU)通信のためのTrigger frameを受信したSTAは、図13の一例でEHT-SIGが省略されたPPDUを送信することができる。
【0121】
図13において、L-STF乃至EHT-LTFは、プリアンブル(preamble)または物理プリアンブル(physical preamble)と呼ばれることができ、物理階層で生成/送信/受信/取得/デコーディングされることができる。
【0122】
図13のL-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのsubcarrier spacingは、312.5kHzに決められ、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのsubcarrier spacingは、78.125kHzに決められることができる。すなわち、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのtone index(または、subcarrier index)は、312.5kHz単位で表示され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのtone index(または、subcarrier index)は、78.125kHz単位で表示されることができる。
【0123】
図13のPPDUにおいて、L-LTF及びL-STFは従来のフィールドと同じである。
【0124】
図13のL-SIGフィールドは、例えば、24ビットのビット情報を含むことができる。例えば、24ビット情報は、4ビットのRateフィールド、1ビットのReservedビット、12ビットのLengthフィールド、1ビットのParityビット、及び6ビットのTailビットを含むことができる。例えば、12ビットのLengthフィールドは、PPDUの長さまたはtime durationに関する情報を含むことができる。例えば、12ビットLengthフィールドの値は、PPDUのタイプに基づいて決定されることができる。例えば、PPDUがnon-HT、HT、VHT PPDUであり、またはEHT PPDUである場合、Lengthフィールドの値は、3の倍数に決定されることができる。例えば、PPDUがHE PPDUである場合、Lengthフィールドの値は、「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定されることができる。他に表現すれば、non-HT、HT、VHT PPDUであり、またはEHT PPDUのために、Lengthフィールドの値は、3の倍数に決定されることができ、HE PPDUのために、Lengthフィールドの値は、「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定されることができる。
【0125】
例えば、送信STAは、L-SIGフィールドの24ビット情報に対して1/2の符号化率(code rate)に基づいたBCCエンコーディングを適用することができる。以後、送信STAは、48ビットのBCC符号化ビットを取得することができる。48ビットの符号化ビットに対しては、BPSK変調が適用されて、48個のBPSKシンボルが生成されることができる。送信STAは、48個のBPSKシンボルを、パイロットサブキャリア{サブキャリアインデックス-21、-7、+7、+21}及びDCサブキャリア{サブキャリアインデックス0}を除外した位置にマッピングできる。結果的に、48個のBPSKシンボルは、サブキャリアインデックス-26乃至-22、-20乃至-8、-6乃至-1、+1乃至+6、+8乃至+20、及び+22乃至+26にマッピングできる。送信STAは、サブキャリアインデックス{-28、-27、+27、+28}に{-1、-1、-1、1}の信号を追加でマッピングできる。前記の信号は、{-28、-27、+27、+28}に相応する周波数領域に対するチャネル推定のために使われることができる。
【0126】
送信STAは、L-SIGと同じく生成されるRL-SIGを生成することができる。RL-SIGに対しては、BPSK変調が適用されることができる。受信STAは、RL-SIGの存在に基づいて、受信PPDUがHE PPDUまたはEHT PPDUであることを知ることができる。
【0127】
図13のRL-SIG以後には、U-SIG(Universal SIG)が挿入されることができる。U-SIGは、第1のSIGフィールド、第1のSIG、第1のタイプSIG、制御シグナル、制御シグナルフィールド、第1の(タイプ)制御シグナルなどの多様な名称で呼ばれることができる。
【0128】
U-SIGは、Nビットの情報を含むことができ、EHT PPDUのタイプを識別するための情報を含むことができる。例えば、U-SIGは、2個のシンボル(例えば、連続する2個のOFDMシンボル)に基づいて構成されることができる。U-SIGのための各シンボル(例えば、OFDMシンボル)は、4usのdurationを有することができる。U-SIGの各シンボルは、26ビット情報を送信するために使われることができる。例えば、U-SIGの各シンボルは、52個のデータトーンと4個のパイロットトーンに基づいて送受信されることができる。
【0129】
U-SIG(または、U-SIGフィールド)を介しては、例えば、Aビット情報(例えば、52un-coded bit)が送信されることができ、U-SIGの第1のシンボルは、総Aビット情報のうち、初めのXビット情報(例えば、26un-coded bit)を送信し、U-SIGの第2のシンボルは、総Aビット情報のうち、残りのYビット情報(例えば、26un-coded bit)を送信することができる。例えば、送信STAは、各U-SIGシンボルに含まれる26un-coded bitを取得することができる。送信STAは、R=1/2のrateに基づいてconvolutional encoding(すなわち、BCCエンコーディング)を実行して52-coded bitを生成し、52-coded bitに対するインターリービングを実行することができる。送信STAは、インターリービングされた52-coded bitに対してBPSK変調を実行して各U-SIGシンボルに割り当てられる52個のBPSKシンボルを生成することができる。一つのU-SIGシンボルは、DCインデックス0を除き、サブキャリアインデックス-28からサブキャリアインデックス+28までの56個トーン(サブキャリア)に基づいて送信されることができる。送信STAが生成した52個のBPSKシンボルは、パイロットトーンである-21、-7、+7、+21トーンを除外した残りのトーン(サブキャリア)に基づいて送信されることができる。
【0130】
例えば、U-SIGにより送信されるAビット情報(例えば、52un-coded bit)は、CRCフィールド(例えば、4ビット長さのフィールド)及びテールフィールド(例えば、6ビット長さのフィールド)を含むことができる。前記CRCフィールド及びテールフィールドは、U-SIGの第2のシンボルを介して送信されることができる。前記CRCフィールドは、U-SIGの第1のシンボルに割り当てられる26ビットと第2のシンボル内で前記CRC/テールフィールドを除外した残りの16ビットとに基づいて生成されることができ、従来のCRC calculationアルゴリズムに基づいて生成されることができる。また、前記テールフィールドは、convolutional decoderのtrellisをterminateするために使われることができ、例えば、「000000」に設定されることができる。
【0131】
U-SIG(または、U-SIGフィールド)により送信されるAビット情報(例えば、52un-coded bit)は、version-independent bitsとversion-dependent bitsとに区分されることができる。例えば、version-independent bitsのサイズは、固定的または可変的である。例えば、version-independent bitsは、U-SIGの第1のシンボルにのみ割り当てられ、またはversion-independent bitsは、U-SIGの第1のシンボル及び第2のシンボルの両方ともに割り当てられることができる。例えば、version-independent bitsとversion-dependent bitsとは、第1の制御ビット及び第2の制御ビットなどの多様な名称で呼ばれることができる。
【0132】
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、3ビットのPHY version identifierを含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierは、送受信PPDUのPHY versionに関連した情報を含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierの第1の値は、送受信PPDUがEHT PPDUであることを指示することができる。他に表現すれば、送信STAは、EHT PPDUを送信する場合、3ビットのPHY version identifierを第1の値に設定できる。他に表現すれば、受信STAは、第1の値を有するPHY version identifierに基づいて、受信PPDUがEHT PPDUであることを判断することができる。
【0133】
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、1ビットのUL/DL flagフィールドを含むことができる。1ビットのUL/DL flagフィールドの第1の値は、UL通信に関連し、UL/DL flagフィールドの第2の値は、DL通信に関連する。
【0134】
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、TXOPの長さに関する情報、BSS color IDに関する情報を含むことができる。
【0135】
例えば、EHT PPDUが多様なタイプ(例えば、SUモードに関連したEHT PPDU、MUモードに関連したEHT PPDU、TBモードに関連したEHT PPDU、Extended Range送信に関連したEHT PPDUなどの多様なタイプ)に区分される場合、EHT PPDUのタイプに関する情報は、U-SIGのversion-dependent bitsに含まれることができる。
【0136】
例えば、U-SIGは、1)帯域幅に関する情報を含む帯域幅フィールド、2)EHT-SIGに適用されるMCS技法に関する情報を含むフィールド、3)EHT-SIGにデュアルサブキャリアモジュレーション(dual subcarrier modulation、DCM)技法が適用されるかどうかに関連した情報を含む指示フィールド、4)EHT-SIGのために使われるシンボルの個数に関する情報を含むフィールド、5)EHT-SIGが全帯域にわたって生成されるかどうかに関する情報を含むフィールド、6)EHT-LTF/STFのタイプに関する情報を含むフィールド、7)EHT-LTFの長さ及びCP長さを指示するフィールドに関する情報を含むことができる。
【0137】
図13のPPDUには、プリアンブルパンクチャリング(puncturing)が適用されることができる。プリアンブルパンクチャリングは、PPDUの全体帯域のうち一部帯域(例えば、Secondary 20MHz帯域)にパンクチャリングを適用することを意味する。例えば、80MHz PPDUが送信される場合、STAは、80MHz帯域のうち、secondary 20MHz帯域に対してパンクチャリングを適用し、primary 20MHz帯域とsecondary 40MHz帯域を介してのみPPDUを送信することができる。
【0138】
例えば、プリアンブルパンクチャリングのパターンは、事前に設定されることができる。例えば、第1のパンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary 20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用されることができる。例えば、第2のパンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary 40MHz帯域に含まれている2個のsecondary 20MHz帯域のうちいずれか一つに対してのみパンクチャリングが適用されることができる。例えば、第3のパンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または、80+80MHz帯域)内でprimary 80MHz帯域に含まれているsecondary 20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用されることができる。例えば、第4のパンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または、80+80MHz帯域)内でprimary 80MHz帯域に含まれているprimary 40MHz帯域は、存在(present)し、primary 40MHz帯域に属しない少なくとも一つの20MHzチャネルに対してパンクチャリングが適用されることができる。
【0139】
PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報は、U-SIG及び/又はEHT-SIGに含まれることができる。例えば、U-SIGの第1のフィールドは、PPDUの連続する帯域幅(contiguous bandwidth)に関する情報を含み、U-SIGの第2のフィールドは、PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。
【0140】
例えば、U-SIG及びEHT-SIGは、下記の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。PPDUの帯域幅が80MHzを超過する場合、U-SIGは、80MHz単位で個別的に構成されることができる。例えば、PPDUの帯域幅が160MHzである場合、該当PPDUには、1番目の80MHz帯域のための第1のU-SIG及び2番目の80MHz帯域のための第2のU-SIGが含まれることができる。この場合、第1のU-SIGの第1のフィールドは、160MHz帯域幅に関する情報を含み、第1のU-SIGの第2のフィールドは、1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。また、第2のU-SIGの第1のフィールドは、160MHz帯域幅に関する情報を含み、第2のU-SIGの第2のフィールドは、2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。一方、第1のU-SIGに連続するEHT-SIGは、2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができ、第2のU-SIGに連続するEHT-SIGは、1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
【0141】
追加的にまたは代替的に、U-SIG及びEHT-SIGは、下記の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。U-SIGは、全ての帯域に関するプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。すなわち、EHT-SIGは、プリアンブルパンクチャリングに関する情報を含まず、U-SIGのみがプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
【0142】
U-SIGは、20MHz単位で構成されることができる。例えば、80MHz PPDUが構成される場合、U-SIGが複製されることができる。すなわち、80MHz PPDU内に同じ4個のU-SIGが含まれることができる。80MHz帯域幅を超過するPPDUは、互いに異なるU-SIGを含むことができる。
【0143】
図13のEHT-SIGは、受信STAのための制御情報を含むことができる。EHT-SIGは、少なくとも一つのシンボルを介して送信されることができ、一つのシンボルは、4usの長さを有することができる。EHT-SIGのために使われるシンボルの個数に関する情報は、U-SIGに含まれることができる。
【0144】
EHT-SIGは、図7乃至図8を介して説明されたHE-SIG-Bの技術的特徴を含むことができる。例えば、EHT-SIGは、図7の一例と同様に、共通フィールド(common field)及びユーザ-個別フィールド(user-specific field)を含むことができる。EHT-SIGの共通フィールドは、省略されることができ、ユーザ-個別フィールドの個数は、ユーザ(user)の個数に基づいて決定されることができる。
【0145】
図7の一例と同様に、EHT-SIGの共通フィールド及びEHT-SIGのユーザ-個別フィールドは、個別的にコーディングされることができる。ユーザ-個別フィールドに含まれる一つのユーザブロックフィールド(User block field)は、2個のユーザ(user)のための情報を含むことができるが、ユーザ-個別フィールドに含まれる最後のユーザブロックフィールドは、1個のユーザのための情報を含むことが可能である。すなわち、EHT-SIGの一つのユーザブロックフィールドは、最大2個のユーザフィールド(user field)を含むことができる。図8の一例と同様に、各ユーザフィールド(user field)は、MU-MIMO割当に関連し、またはnon-MU-MIMO割当に関連することができる。
【0146】
図7の一例と同様に、EHT-SIGの共通フィールドは、CRCビットとTailビットを含むことができ、CRCビットの長さは、4ビットに決定されることができ、Tailビットの長さは、6ビットに決定されて「000000」に設定されることができる。
【0147】
図7の一例と同様に、EHT-SIGの共通フィールドは、RU割当情報(RU allocation information)を含むことができる。RU allocation informationは、複数のユーザ(すなわち、複数の受信STA)が割り当てられるRUの位置(location)に関する情報を意味することができる。RU allocation informationは、表1のように、8ビット(または、Nビット)単位で構成されることができる。
【0148】
表5乃至表7の一例は、多様なRU allocationのための8ビット(または、Nビット)情報の一例である。各表に表示されたインデックスは変更可能であり、表5乃至表7に一部entryは省略されることができ、表示されないentryが追加されることができる。
【0149】
【表5】
【0150】
【表6】
【0151】
【表7】
【0152】
表5乃至表7の一例は、20MHz帯域に割り当てられるRUの位置に関する情報に関連する。例えば、表5の「インデックス0」は、9個の26-RUが個別的に割り当てられる状況(例えば、図4に示す9個の26-RUが個別的に割り当てられる状況)で使われることができる。
【0153】
一方、EHTシステムでは複数のRUが一つのSTAに割り当てられることが可能であり、例えば、表6の「インデックス60」は、20MHz帯域の最左側には1個の26-RUが一つのユーザ(すなわち、受信STA)のために割り当てられ、その右側には1個の26-RUと1個の52-RUが他のユーザ(すなわち、受信STA)のために割り当てられ、その右側には5個の26-RUが個別的に割り当てられることができる。
【0154】
EHT-SIGの共通フィールドが省略されるモードが支援されることができる。EHT-SIGの共通フィールドが省略されるモードは、compressed modeと呼ばれることができる。compressed modeが使われる場合、EHT PPDUの複数のユーザ(すなわち、複数の受信STA)は、non-OFDMAに基づいてPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)をデコーディングすることができる。すなわち、EHT PPDUの複数のユーザは、同じ周波数帯域を介して受信されるPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)をデコーディングすることができる。一方、non-compressed modeが使われる場合、EHT PPDUの複数のユーザは、OFDMAに基づいてPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)をデコーディングすることができる。すなわち、EHT PPDUの複数のユーザは、異なる周波数帯域を介してPPDU(例えば、PPDUのデータフィールド)を受信することができる。
【0155】
EHT-SIGは、多様なMCS技法に基づいて構成されることができる。前述したように、EHT-SIGに適用されるMCS技法に関連した情報は、U-SIGに含まれることができる。EHT-SIGは、DCM技法に基づいて構成されることができる。例えば、EHT-SIGのために割り当てられたN個のデータトーン(例えば、52個のデータトーン)のうち、連続する半分のトーンには第1の変調技法が適用され、残りの連続する半分のトーンには第2の変調技法が適用されることができる。すなわち、送信STAは、特定の制御情報を第1の変調技法に基づいて第1のシンボルに変調して連続する半分のトーンに割り当て、同じ制御情報を第2の変調技法に基づいて第2のシンボルに変調して残りの連続する半分のトーンに割り当てることができる。前述したように、EHT-SIGにDCM技法が適用されるかどうかに関連した情報(例えば、1ビットフィールド)は、U-SIGに含まれることができる。
【0156】
図13のEHT-STFは、MIMO(multiple input multiple output)環境またはOFDMA環境で自動利得制御推定(automatic gain control estimation)を向上させるために使われることができる。図13のEHT-LTFは、MIMO環境またはOFDMA環境でチャネルを推定するために使われることができる。
【0157】
図13のPPDU(すなわち、EHT-PPDU)は、図4及び図5の一例に基づいて構成されることができる。
【0158】
例えば、20MHz帯域上で送信されるEHT PPDU、すなわち、20MHz EHT PPDUは、図4のRUに基づいて構成されることができる。すなわち、EHT PPDUに含まれるEHT-STF、EHT-LTF、データフィールドのRUの位置(location)は、図4のように決定されることができる。
【0159】
40MHz帯域上で送信されるEHT PPDU、すなわち、40MHz EHT PPDUは、図5のRUに基づいて構成されることができる。すなわち、EHT PPDUに含まれるEHT-STF、EHT-LTF、データフィールドのRUの位置(location)は、図5のように決定されることができる。
【0160】
図5のRU位置は、40MHzに対応するため、図5のパターンを2回繰り返すと、80MHzのためのトーン-プラン(tone-plan)が決定されることができる。すなわち、80MHz EHT PPDUは、図6のRUでない図5のRUが2回繰り返される新しいトーン-プランに基づいて送信されることができる。
【0161】
図5のパターンが2回繰り返される場合、DC領域には、23個のトーン(すなわち、11ガードトーン+12ガードトーン)が構成されることができる。すなわち、OFDMAに基づいて割り当てられる80MHz EHT PPDUのためのトーン-プランは、23個のDCトーンを有することができる。これと違って、Non-OFDMAに基づいて割り当てられる80MHz EHT PPDU(すなわち、non-OFDMA full Bandwidth 80MHz PPDU)は、996RUに基づいて構成され、5個のDCトーン、12個の左側ガードトーン、11個の右側ガードトーンを含むことができる。
【0162】
160/240/320MHzのためのトーン-プランは、図5のパターンを複数回繰り返す形態で構成されることができる。
【0163】
図13のPPDUは、以下の方法に基づいてEHT PPDUと判断(または、識別)されることができる。
【0164】
受信STAは、次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをEHT PPDUと判断できる。例えば、1)受信PPDUのL-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)受信PPDUのL-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされ、3)受信PPDUのL-SIGのLengthフィールドの値に対して「modulo3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合、受信PPDUは、EHT PPDUと判断されることができる。受信PPDUがEHT PPDUと判断される場合、受信STAは、図13のRL-SIG以後のシンボルに含まれるビット情報に基づいてEHT PPDUのタイプ(例えば、SU/MU/Trigger-based/Extended Rangeタイプ)をdetectすることができる。他に表現すれば、受信STAは、1)BSPKであるL-LTF信号以後の1番目のシンボル、2)L-SIGフィールドに連続してL-SIGと同じRL-SIG、3)「modulo3」を適用した結果が「0」に設定されるLengthフィールドを含むL-SIG、及び4)前述したU-SIGの3ビットのPHY version identifier(例えば、第1の値を有するPHY version identifier)に基づいて、受信PPDUをEHT PPDUと判断できる。
【0165】
例えば、受信STAは、次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをHE PPDUと判断できる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされ、3)L-SIGのLength値に対して「modulo3」を適用した結果が「1」または「2」にdetectされる場合、受信PPDUは、HE PPDUと判断されることができる。
【0166】
例えば、受信STAは、次の事項に基づいて、受信PPDUのタイプをnon-HT、HT、及びVHT PPDUと判断できる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされない場合、受信PPDUは、non-HT、HT、及びVHT PPDUと判断されることができる。また、受信STAがRL-SIGの繰り返しをdetectしたとしても、L-SIGのLength値に対して「modulo3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合には、受信PPDUがnon-HT、HT、及びVHT PPDUと判断されることができる。
【0167】
以下の一例において、(送信/受信/上向き/下向き)信号、(送信/受信/上向き/下向き)フレーム、(送信/受信/上向き/下向き)パケット、(送信/受信/上向き/下向き)データユニット、(送信/受信/上向き/下向き)データなどで表示される信号は、図13のPPDUに基づいて送受信される信号である。図13のPPDUは、多様なタイプのフレームを送受信するために使われることができる。例えば、図13のPPDUは、制御フレーム(control frame)のために使われることができる。制御フレームの一例は、RTS(request to send)、CTS(clear to send)、PS-Poll(Power Save-Poll)、BlockACKReq、BlockAck、NDP(Null Data Packet)announcement、Trigger Frameを含むことができる。例えば、図13のPPDUは、管理フレーム(management frame)のために使われることができる。management frameの一例は、Beacon frame、(Re-)Association Request frame、(Re-)Association Response frame、Probe Request frame、Probe Response frameを含むことができる。例えば、図13のPPDUは、データフレームのために使われることができる。例えば、図13のPPDUは、制御フレーム、管理フレーム、及びデータフレームのうち少なくとも二つ以上を同時に送信するために使われることもできる。
【0168】
図14は、本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形された一例を示す。
【0169】
図1の副図面(a)/(b)の各装置/STAは、図14のように変形されることができる。図19のトランシーバ630は、図1のトランシーバ113、123と同じである。図19のトランシーバ630は、受信機(receiver)及び送信機(transmitter)を含むことができる。
【0170】
図14のプロセッサ610は、図1のプロセッサ111、121と同じである。または、図14のプロセッサ610は、図1のプロセシングチップ114、124と同じである。
【0171】
図14のメモリ620は、図1のメモリ112、122と同じである。または、図14のメモリ620は、図1のメモリ112、122とは異なる別途の外部メモリである。
【0172】
図14を参照すると、電力管理モジュール611は、プロセッサ610及び/又はトランシーバ630に対する電力を管理する。バッテリ612は、電力管理モジュール611に電力を供給する。ディスプレイ613は、プロセッサ610により処理された結果を出力する。キーパッド614は、プロセッサ610により使われる入力を受信する。キーパッド614は、ディスプレイ613上に表示されることができる。SIMカード615は、携帯電話及びコンピュータのような携帯電話装置で加入者を識別して認証するのに使われるIMSI(international mobile subscriber identity)及びそれと関連したキーを安全に格納するために使われる集積回路である。
【0173】
図14を参照すると、スピーカ640は、プロセッサ610により処理された音関連結果を出力することができる。マイク641は、プロセッサ610により使われる音関連入力を受信することができる。
【0174】
以下では、EHT規格に適用されることができる技術的特徴が説明されることができる。
【0175】
一実施例によると、EHT規格で、320MHz帯域幅のPPDUが支援されることができる。また、240MHz及び160+80MHz送信が支援されることができる。前記240MHz及び160+80MHzは、320MHzで80MHzのプリアンブルパンクチャリングが適用されて構成されることができる。例えば、240MHz及び160+80MHz帯域幅は、プライマリ80MHzを含む3個の80MHzのチャネルに基づいて構成されることができる。
【0176】
一実施例によると、EHT規格で、20/40/80/160MHz PPDUのために11ax規格のトーンプラン(tone plan)が使われることができる。一実施例によると、320MHz PPDUのために11ax規格の160MHz OFDMAトーンプランが複製されて使われることができる。
【0177】
一実施例によると、240MHz及び160+80MHz送信は、3個の80MHzセグメント(segments)で構成されることができる。一実施例によると、160MHzトーンプランが320MHz PPDUのnon-OFDMAトーンプランのために複製されて使われることができる。
【0178】
一実施例によると、320MHz PPDUのnon-OFDMAトーンプランのための各々の160MHzセグメントで12個及び11個のnull toneが各々最左側及び最右側に構成されることができる。
【0179】
一実施例によると、320/160+160MHz PPDUのnon-OFDMAトーンプランのための各々の160MHzセグメントで12個及び11個のnull toneが各々最左側及び最右側に構成されることができる。
【0180】
一実施例によると、EHT PPDUのデータ部分は、11ax規格のデータ部分と同じサブキャリアスペーシングが使われることができる。
【0181】
以下では、EHT規格に適用されることができるRU(Resource Unit)に関する技術的特徴が説明されることができる。
【0182】
一実施例によると、EHT規格で、単一STAに一つ以上のRUが割り当てられることができる。例えば、単一STAに割り当てられるmultiple RUのためのコーディング及びインターリービングスキーム(interleaving scheme)が多様に設定されることができる。
【0183】
一実施例によると、小さいサイズのRU(small-size RUs)は、小さいサイズのRUと結合されることができる。一実施例によると、大きいサイズのRU(large-size RUs)は、大きいサイズのRUと結合されることができる。
【0184】
例えば、242トーン以上のRUが大きいサイズのRUに定義/設定されることができる。他の例として、242トーン未満のRUが小さいサイズのRUに定義/設定されることができる。
【0185】
一実施例によると、各リンクのためにSTA当たり一つのPSDUがある。一実施例によると、LDPCエンコーディングのために、一つのエンコーダが各々のPSDUのために使われることができる。
【0186】
小さいサイズのRUs(Small-size RUs)
【0187】
一実施例によると、小さいサイズのRUsの組み合わせは、20MHzチャネル境界(channel boundary)を超えないように設定されることができる。例えば、小さいサイズのRUsの組み合わせでRU106+RU26及びRU52+RU26が構成されることができる。
【0188】
一実施例によると、20MHz及び40MHzのPPDUで、連続したRU26及びRU106が20MHz境界内で組み合わせ/結合されることができる。
【0189】
一実施例によると、20MHz及び40MHzのPPDUで、RU26及びRU52が組み合わせ/結合されることができる。
【0190】
例えば、20MHz(または、20MHz PPDU)で、連続したRU26及びRU52の例が図21を介して図示されることができる。
【0191】
図15は、20MHzで、RU26及びRU52の組み合わせの例を示す。
【0192】
図15を参照すると、斜線を引いたRU26及びRU52が結合されることができる。例えば、2番目のRU26及び2番目のRU52が結合されることができる。他の例として、7番目のRU26及び3番目のRU52が結合されることができる。
【0193】
例えば、40MHzで、連続したRU26及びRU52の例が図16を介して図示されることができる。
【0194】
図16は、40MHzで、RU26及びRU52の組み合わせの例を示す。
【0195】
図16を参照すると、斜線を引いたRU26及びRU52が結合されることができる。例えば、2番目のRU26及び2番目のRU52が結合されることができる。他の例として、8番目のRU26及び3番目のRU52が結合されることができる。他の例として、11番目のRU26及び6番目のRU52が結合されることができる。他の例として、17番目のRU26及び7番目のRU52が結合されることができる。
【0196】
一実施例によると、80MHzのPPDUで、RU26及びRU52が組み合わせ/結合されることができる。
【0197】
例えば、80MHzで、連続したRU26及びRU52の例が図17を介して図示されることができる。
【0198】
図17は、80MHzで、RU26及びRU52の組み合わせの例を示す。
【0199】
図17を参照すると、80MHzは、1番目の40MHz及び2番目の40MHzに区分されることができる。例えば、1番目の40MHz内で、8番目のRU26及び3番目のRU52が結合されることができる。他の例として、1番目の40MHz内で、11番目のRU26及び6番目のRU52が結合されることができる。他の例として、2番目の40MHz内で、8番目のRU26及び3番目のRU52が結合されることができる。他の例として、2番目の40MHz内で、11番目のRU26及び6番目のRU52が結合されることができる。
【0200】
一実施例によると、LDPCコーディングが適用される場合、RUのサイズが242トーン未満に結合されたRUに単一トーンマッパ(single tone mapper)が使われることができる。
【0201】
大きいサイズのRUs(Large-size RUs)
【0202】
一実施例によると、320MHzのOFDMA送信で、単一STAの場合、大きいサイズのRU結合は、プライマリ160MHzまたはセカンダリ160MHz内でのみ許容されることができる。例えば、プライマリ160MHzは、プライマリ80MHz及びセカンダリ80MHzで構成されることができる。セカンダリ160MHzは、プライマリ160MHzを除外したチャネルで構成されることができる。
【0203】
一実施例によると、240MHzのOFDMA送信で、単一STAの場合、大きいサイズのRU結合は、160MHz内でのみ許容されることができ、前記160MHzは、2個の隣接した80MHzチャネルで構成されることができる。
【0204】
一実施例によると、160+80MHzのOFDMA送信で、単一STAの場合、大きいサイズのRU結合は、連続した160MHz内または残りの80MHz内でのみ許容されることができる。
【0205】
160MHz OFDMAで、表8のように構成された大きいサイズのRU組み合わせが支援されることができる。
【0206】
【表8】
【0207】
80MHz OFDMAで、表9のように構成された大きいサイズのRU組み合わせが支援されることができる。
【0208】
【表9】
【0209】
80MHz non-OFDMAで、表10のように構成された大きいサイズのRU組み合わせが支援されることができる。80MHz non-OFDMAで、パンクチャリングが適用されることができる。例えば、4個の242RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。
【0210】
【表10】
【0211】
160MHz non-OFDMAで、表11のように構成された大きいサイズのRU組み合わせが支援されることができる。160MHz non-OFDMAで、パンクチャリングが適用されることができる。例えば、8個の242RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。他の例として、4個の484RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。
【0212】
【表11】
【0213】
240MHz non-OFDMAで、表12のように構成された大きいサイズのRU組み合わせが支援されることができる。240MHz non-OFDMAで、パンクチャリングが適用されることができる。例えば、6個の484RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。他の例として、3個の996RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。
【0214】
【表12】
【0215】
320MHz non-OFDMAで、表13のように構成された大きいサイズのRU組み合わせが支援されることができる。320MHz non-OFDMAで、パンクチャリングが適用されることができる。例えば、8個の484RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。他の例として、4個の996RUのうち一つがパンクチャリングされる(punctured)ことができる。
【0216】
【表13】
【0217】
以下、明細書は、Operating modeに関する技術的特徴が説明されることができる。
【0218】
一実施例によると、EHT規格のSTA(以下、EHT STA)(または、HE STA)は、20MHzチャネル幅モード(channel width mode)で動作できる。20MHzチャネル幅モードで、EHT STAは、operating mode indication(OMI)を使用して、動作チャネル幅を20MHzに減少させて動作できる。
【0219】
一実施例によると、EHT STA(または、HE STA)は、80MHzチャネル幅モード(channel width mode)で動作できる。例えば、80MHzチャネル幅モードで、EHT STAは、operating mode indication(OMI)を使用して、動作チャネル幅を80MHzに減少させて動作できる。
【0220】
一実施例によると、EHT STAは、SST(subchannel selective transmission)を支援することができる。SSTを支援するSTAは、狭いsubchannelでフェーディングに対応するために送信間に異なるチャネルを速く選択して、転換できる。
【0221】
802.11be規格(すなわち、EHT規格)は、802.11ax規格より高いdata rateを提供することができる。EHT(extreme high throughput)規格は、wide bandwidth(up to 320MHz)、16stream、及びmulti-band operationを支援することができる。
【0222】
EHT規格で、wide bandwidth(up to 320MHz)及びSU/MU送信で多様なpreamble puncturingまたはmultiple RU allocationが支援されることができる。また、EHT規格で、low end capabilityを有するSTA(例えば、80MHz only operating STA)を支援するために、80MHz segment割当を介した信号送受信方法が考慮されている。したがって、以下、明細書では、11ax規格で定義されたSST(subchannel selective transmission)及びMulti-RU aggregationを考慮したMU送信時、EHT-SIG構成方法及びこれに対する送信方法が提案されることができる。
【0223】
EHT PPDUの構成
【0224】
EHT規格に基づいた送信方法を支援するために、新しいフレームフォーマットが利用されることができる。前記新しいフレームフォーマットを利用して2.4/5/6GHz帯域を介して信号を送信する場合、EHT規格が支援される受信機(receiver)だけでなく、convention Wi-Fi受信機(または、STA)(例えば、802.11n/ac/ax規格による受信機)も、前記2.4/5/6GHz帯域を介して送信されるEHT信号を受信することができる。
【0225】
EHT規格に基づいたPPDUのプリアンブルは、多様に設定されることができる。以下では、EHT規格に基づいたPPDUのプリアンブルが構成される実施例が説明されることができる。以下ではEHT規格に基づいたPPDUがEHT PPDUとして説明されることができる。ただし、EHT PPDUは、EHT規格に限定されない。EHT PPDUは、802.11be規格(すなわち、EHT規格)だけでなく、802.11be規格を改良(advance)/進化(evolve)/拡張(extension)した新しい規格に基づいたPPDUを含むことができる。
【0226】
図18は、EHT PPDUの例を示す。
【0227】
図18を参照すると、EHT PPDU1800は、L-part1810及びEHT-part1820を含むことができる。EHT PPDU1800は、下位互換性(Backward compatibility)を支援するためのフォーマットで構成されることができる。また、EHT PPDU1800は、単一STA(single STA)及び/又はmultiple STAに送信されることができる。EHT PPDU1800は、EHT規格のMU-PPDUの一例である。
【0228】
EHT PPDU1800は、レガシーSTA(802.11n/ac/ax規格によるSTA)との共存(coexistence)または下位互換性(Backward compatibility)のためにEHT-part1820の前にL-part1810が先に送信される構造で構成されることができる。例えば、L-part1810は、L-STF、L-LTF、及びL-SIGを含むことができる。例えば、L-part1810に、phase rotationが適用されることができる。
【0229】
一実施例によると、EHT-part1820は、RL-SIG、U-SIG1821、EHT-SIG1822、EHT-STF、EHT-LTF、及びdataフィールドを含むことができる。11ax規格と類似するように、L-SIGのreliability及びrange extensionのために、RL-SIGがEHT-part1820に含まれることができる。前記RL-SIGは、L-SIG直後に送信されることができ、L-SIGが繰り返されるように構成されることができる。
【0230】
例えば、L-SIG及びRL-SIGに4個の追加的な(extra)サブキャリアが適用されることができる。前記追加的な(extra)サブキャリアは、[-28、-27、27、28]で構成されることができる。前記追加的な(extra)サブキャリアは、BPSK方式に変調されることができる。また、前記追加的な(extra)サブキャリアに[-1 -1 -1 1]の係数(coefficients)がマッピングされる(mapped)ことができる。
【0231】
例えば、EHT-LTFは、1xEHT-LTF、2xEHT-LTFまたは4xEHT-LTFのうち一つで構成されることができる。EHT規格は、16個の空間ストリーム(spatial streams)のためのEHT-LTFを支援することができる。
【0232】
図18の各フィールドは、図13で説明された各フィールドと同じである。
【0233】
以下、本明細書に追加的に改善できる技術的特徴を説明する。
【0234】
無線LANシステムで6GHz帯域が新しく設定されることができる。前記6GHz帯域は、図12で説明された周波数領域上で20/40/80/160/320MHzチャネルを含むことができる。例えば、前記6GHz帯域を介してindoor環境で信号を送受信する場合、low power送信が実行されなければならない。すなわち、前記6GHz帯域で使われた既存送受信装置のために、無線LAN信号の送信powerは制限されることができる。結果的に、6GHz帯域を介してPPDU(例えば、前記EHT PPDU)を送受信する場合、前記low power送信により送信rangeが短くなる問題が発生できる。これによって、本明細書は、range extensionのための送受信技法を提案する。一方、本明細書の一例は、6GHz帯域のPPDU送受信に適用されることが好ましいが、送信rangeが短くなる問題が発生可能な他の帯域でも使われることができる。
【0235】
本明細書は、range extensionのための多様な技術的特徴を提案する。本明細書で提案する多様な技術的特徴は、送受信PPDUに適用されることが好ましい。他に表現すれば、本明細書の一例は、range extensionのための多様な送信/受信PPDUを提案する。前記送信/受信PPDUの一例は、図3図7図8図13図18図19に記載された多様なフィールドを含むことができる。
【0236】
より具体的に、前記送信/受信PPDUの一例は、少なくとも一つのレガシーフィールド(例えば、図18のL-STF、L-LTF、L-SIG、及びRL-SIG)を含むことができる。また、前記送信/受信PPDUの一例は、送信/受信PPDUのための第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)及び第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)を含むことができる。例えば、前記第1の制御シグナルフィールドは図18のU-SIG1821であり、前記第2の制御シグナルフィールドは図18のEHT-SIG1822である。また、前記送信/受信PPDUの一例は、STF(例えば、EHT-STF)、LTF(例えば、EHT-LTF)、及びデータフィールドを含むことができる。
【0237】
Range extensionのための多様な技術的特徴は、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)、第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)、STF(例えば、EHT-STF)、LTF(例えば、EHT-LTF)及び/又はデータフィールドに適用されることができる。
【0238】
以下では前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)及び第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)に対して具体的に説明する。
【0239】
前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)に含まれていない制御情報は、オーバーフローされた情報(overflowed information)、またはオーバーフロー(overflow)情報などの多様な名称で呼ばれることができる。前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)は、共通フィールド(common field)及びユーザ特定フィールド(user specific field)を含むことができる。前記共通フィールド(common field)及びユーザ特定フィールド(user specific field)の各々は、少なくとも一つのエンコーディングブロック(例えば、binary convolutional code(BCC)エンコーディングブロック)を含むことができる。一つのエンコーディングブロックは、少なくとも一つのシンボルを介して送信/受信されることができ、一つのエンコーディングブロックが必ず一つのシンボルを介して送信されるものではない。一方、エンコーディングブロックを送信する一つのシンボルは、4usのシンボル長さを有することができる。
【0240】
本明細書で提案する送信/受信PPDUは、少なくとも一つのユーザ(user)のための通信のために使われることができる。例えば、本明細書の技術的特徴は、11be標準によるMU-PPDU(例えば、EHT MU PPDU)に適用されることができる。例えば、Backward compatibilityを考慮してmultiple STAに信号を送信するためのMU-PPDUの一例は、図18のPPDUである。
【0241】
図19は、本明細書の第1の制御シグナルフィールドまたはU-SIGフィールドの一例を示す。
【0242】
図示されたように、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、Version independent field1910及びversion dependent field1920を含むことができる。例えば、Version independent field1910は、無線LANのVersion(例えば、IEEE802.11be及び11beの次世代規格)にかかわらず、持続的に含まれる制御情報を含むことができる。例えば、version dependent field1920は、該当Version(例えば、IEEE802.11be規格)に従属する制御情報を含むことができる。
【0243】
例えば、Version independent field1910は、11be及び11be以後のWi-Fi versionをindicationする3bitのversion identifier、1bit DL/UL field BSS color、及び/又はTXOP durationに関連した情報を含むことができる。例えば、version dependent field1920は、PPDU format type及び/又はBandwidth、MCSに関連した情報を含むことができる。
【0244】
例えば、図19に示す第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、二つのsymbol(例えば、2個の連続する4us長さのシンボル)がjointly encodingされることができる。また、図19のフィールドは、各20MHz帯域/チャネルのための52個のdata tone及び4個のpilot toneに基づいて構成されることができる。また、図19のフィールドは、従来11ax標準のHE-SIG-Aと同じ方式にmodulationされることができる。他に表現すれば、図19のフィールドは、BPSK 1/2code rateに基づいてmodulationされることができる。
【0245】
例えば、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)は、Common fieldとuser specific fieldとに区別されることができ、多様なMCS levelに基づいてencodingされることができる。例えば、前記Common fieldは、送信/受信PPDU(例えば、データフィールド)で使われるspatial streamに関連した指示情報及びRUに関連した指示情報を含むことができる。例えば、前記user specific fieldは、少なくとも一つの特定user(または、受信STA)により使われるID情報、MCS、codingに関連した指示情報を含むことができる。他に表現すれば、前記user specific fieldは、前記common fieldに含まれるRU割当サブフィールド(RU allocation sub-field)により指示される少なくとも一つのRUを介して送信されるデータフィールドに対するデコーディング情報(例えば、該当RUに割り当てられたSTA ID情報、MCS情報、及び/又はチャネルコーディングタイプ/レート情報)を含むことができる。
【0246】
前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)に含まれることができる情報フィールド/ビットの一例は、以下の表14の通りである。以下で説明されるように、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)の長さには制約が存在するため、表14のフィールドのうち一部は、他のフィールドにoverflowされることができる。すなわち、以下の表に記載されたビット長さは変更されることができ、以下の表に記載された個別フィールド/ビットのうち少なくとも一つは省略されることができる。また、他のフィールド/ビットが追加されることができる。
【0247】
【表14】
【0248】
前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、2個の連続するシンボルで構成されることができる。この場合、第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)に含まれることができる最大ビット数は、固定または既設定(例えば、48/52ビットなどで固定または既設定)されることができる。したがって、第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)に含まれていない情報が存在でき、このような情報は、オーバーフローされた情報(overflowed information)、オーバーフロー(overflow)情報、U-SIGオーバーフロー、及びU-SIGオーバーフロー情報/フィールドなどの多様な名称で呼ばれることができる。本明細書の一例によると、前記オーバーフローされた情報(overflowed information)は、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)に含まれることが好ましい。また、前記オーバーフローされた情報(overflowed information)は、user specific informationでないため、該当情報は、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)のCommon fieldに含まれることが好ましい。
【0249】
以下、range extensionのための多様な技術的特徴の一例を説明する。
【0250】
特徴1:以下、range extensionのためのPPDUの一例を提案する。Range extensionに関連した技術的特徴が適用されたEHT PPDUは、「11be ER PPDU」、「EHT ER PPDU」、「ER PPDU」、「ER送信信号」、「ER送信」などの多様な名称で表示されることができる。また、range extensionのためにPPDUの一部フィールド/RUに対する複製技法に適用されることができるため、range extensionのためのPPDUは、複製送信モード(duplicate transmission mode)に基づいて構成されることができる。すなわち、前記「ER PPDU」は、複製送信モードに基づいて構成されたPPDUで表示されることもできる。
【0251】
本明細書の「ER PPDU」は、ER送信のための多様なフォーマットのPPDUを意味することができる。本明細書の「ER PPDU」は、通常のSU/MUモードを支援するシグナルフィールド(例えば、EHT MU PPDUのためのU-SIGフィールド)を含み、またはERモードのために別途に設計されたシグナルフィールドを含むことができる。一方、以下で提示する技術的特徴は、IEEE802.11be標準だけでなく、他の無線LAN規格にも同じく適用されることができる。
【0252】
特徴1.a.前述したように第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、PPDU typeに関するフィールド(または、サブフィールド)を含むことができる。この場合、前記PPDU-typeに関するフィールドは、下記のように構成されることができる。
【0253】
特徴1.a.i.PPDU typeに関するfieldは、2bit情報で構成されることができる。この場合、2ビット情報のうち一つのentryがextend range PPDUを指示することができる。
【0254】
特徴1.a.i.1.例えば、前記2ビット情報内で、第1の値(例えば、00)はSU PPDUを指示し、第2の値(例えば、01)はMU-PPDUを指示し、第3の値(例えば、10)はTB PPDUを指示し、第4の値(例えば、11)は前記ER PPDUを指示することができる。前述した多数の値のうち一部のみが使われることも可能である。
【0255】
特徴1.a.i.1.a.例えば、前記2ビット情報内で一つの同じentry(すなわち、第1の値)を介してSU-PPDU及びMU-PPDUを指示することも可能である。
【0256】
特徴1.a.i.1.b.例えば、前記ER PPDUは、SU/MU PPDUで構成されることができる。
【0257】
特徴1.a.ii.他の例として、第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)内の3ビット情報が使われることができる。例えば、前記3ビット情報は、連続した2個のサブフィールドで構成されることができる。例えば、2ビットで構成されるPPDU typeに関する第1のサブフィールド及び1ビットで構成される第2のサブフィールドを介して前記3ビット情報が構成されることができる。前記第2のサブフィールドは、送受信PPDUに適用されるHARQ動作に関する情報(例えば、Redundancy Version、New Data Indicator、HARQプロセッサ番号に関する情報)及び/又は送受信PPDUに適用されるMulti-AP通信技法に関する情報を含むことができる。例えば、前記3ビット情報は、一つのサブフィールドで構成されることができ、一つのサブフィールドのうち少なくとも一つのentry(すなわち、既設定された少なくとも一つのvalue)は、PPDU typeに関する情報を含み、少なくとも一つの他のentryは、前記HARQ動作に関する情報(例えば、Redundancy Version、New Data Indicator、HARQプロセッサ番号に関する情報)及び/又は送受信PPDUに適用されるMulti-AP通信技法に関する情報を含むことができる。
【0258】
特徴1.b.PPDU type subfieldの値が前記ER PPDUのために既設定された値を有する場合、range extensionのために、前記L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、STF及び/又はLTFに対してpower boostingが適用されることができる。例えば、前記power boostingは、前記L-STFから前記RL-SIGまでに対して適用され、または前記L-STFから第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)または第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)までに対して適用され、または前記L-STFからSTF(例えば、EHT-STF)またはLTF(例えば、EHT-LTF)までに対して適用されることができる。前記power boostingは、1/2/3dBほど適用されることができる。
【0259】
特徴1.c.Common informationを含んでいる第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)のrobustnessを高めるために、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、time domain上で繰り返されることができる。例えば、連続する2個のシンボルで構成される前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、繰り返されて総4シンボルで構成されることが可能である。
【0260】
特徴1.c.i.以下、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)のためのシンボルが繰り返される一例が説明される。
【0261】
特徴1.c.i.1.例えば、第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、2個のシンボル単位で繰り返されることができる。図20は、第1の制御シグナルフィールドのためのシンボルが繰り返される一例である。図示されたように、第1の制御シグナルフィールドのための2個のシンボル(例えば、U-SIG-1及びU-SIG-2)に連続して同じ2個のシンボル(例えば、U-SIG-1及びU-SIG-2)が位置できる。
【0262】
特徴1.c.i.2.例えば、第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、1個のシンボル単位で繰り返されることができる。図20は、第1の制御シグナルフィールドのためのシンボルが繰り返される他の一例である。図示されたように、第1の制御シグナルフィールドのための2個のシンボルのうち最初のシンボル(例えば、U-SIG-1)が繰り返され、その次に残りのシンボル(例えば、U-SIG-2)が繰り返されることが可能である。
【0263】
特徴1.c.ii.前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)が繰り返される場合、繰り返される第1の制御シグナルフィールドに対しては追加的な技術的特徴が適用されることができる。
【0264】
特徴1.c.ii.1.例えば、繰り返される第1の制御シグナルフィールドのためのシンボルに対してはinterleavingを適用しない、またはbipolar技法を適用し、または特定sequenceを掛け算することが可能である。
【0265】
特徴1.c.ii.2.例えば、図20または図21の一例において、U-SIG-1シンボルとU-SIG-2シンボルに対してはinterleavingを適用し、RU-SIG-1シンボルとRU-SIG-2シンボルに対してはinterleavingを適用しないことが可能である。
【0266】
特徴1.c.iii.前述した一例と同様に、以下では第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)を時間domain上で繰り返す一例を説明する。
【0267】
特徴1.c.iii.1.例えば、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)は、1または2OFDMシンボルで構成されることができる。この場合、図20の一例に基づいて前記第2の制御シグナルフィールドを2個のシンボル単位で繰り返し、または図21の一例に基づいて前記第2の制御シグナルフィールドを1個のシンボル単位で繰り返すことができる。
【0268】
特徴1.c.iii.2.図22は、第2の制御シグナルフィールドを繰り返した一例を示す。図22に示すように、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)が2OFDMシンボルで構成される場合、time domain上で繰り返されることができる。
【0269】
特徴1.d.他の例として、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)内に構成されるPPDU type fieldの値がER PPDUのための既設定値を有し、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)に対して従来MCS0 levelに比べて低いlevelのMCS(例えば、DCM及びBPSK技法が適用されるMCSレベル)が適用されることができる。この場合、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)は、4個のシンボルを介して構成されることができる。
【0270】
特徴1.d.i.前記一例では、前記PPDU type fieldを介してER PPDUが指示されるため、robust modulationまたはDCMに対する追加的なindicationが必要でない。
【0271】
特徴1.e.前記第1の制御シグナルフィールドと類似するように、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)のためのシンボルにもrange extensionのための技法(例えば、time domain上でシンボルが繰り返され、またはDCM modulationが適用される技法)が適用されることができる。
【0272】
特徴1.e.i.この場合、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)に対してDCM技法が適用されたかどうかは、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)を介して指示されることができる。すなわち、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)のサブフィールドは、前記第2の制御シグナルフィールドにDCM技法が適用されたかどうかに関する情報を含むことができる。
【0273】
特徴1.f.前記ER PPDUは、以下のように変形されることができる。
【0274】
特徴1.f.i.前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)のためのシンボルは、前述した特徴1.Cのように、time domain上で繰り返されることができる。
【0275】
特徴1.f.ii.例えば、前記第1の制御シグナルフィールドは、前述した特徴1.Cのように、2個のシンボル単位または1個のシンボル単位で繰り返されることができる。
【0276】
特徴1.f.iii.例えば、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHTフィールド)は、time domain上で繰り返されずに、frequency domain上で繰り返し/複製されることができる。例えば、前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHTフィールド)は、20MHz単位に基づいて、周波数上で複製(duplicated in frequency)されることができる。
【0277】
特徴1.f.iv.図23は、第1及び第2の制御シグナルフィールドが繰り返される一例を示す。図23の一例は、80MHz PPDUに関連する。図示されたように、前記第1の制御シグナルフィールドは、時間domainで繰り返し/複製され、前記第2の制御シグナルフィールドは、周波数domain上で繰り返し/複製されることができる。
【0278】
特徴1.f.iv.1.図23の一例のように、前記第1の制御シグナルフィールド(すなわち、U-SIGフィールド)は、時間domainで繰り返し/複製されることができる。例えば、元来第1の制御シグナルフィールドのための2個のシンボル及び繰り返し/複製されたシグナルフィールドのための追加2個のシンボルがER PPDUに含まれることができる。一方、図23の一例のように、前記第2の制御シグナルフィールド(すなわち、EHT-SIGフィールド)は、時間domainで繰り返し/複製されずに、20MHz segmentで周波数帯域で繰り返し/複製されることができる。
【0279】
特徴1.f.iv.2.受信STAは、前記第1の制御シグナルフィールドが繰り返される特徴に基づいて、受信されるPPDUがER PPDUということ(または、SU通信のためのER PPDUということ)をconfirmすることができる。
【0280】
特徴1.g.ER PPDU内に含まれるRUに対しては以下の技術的特徴が適用されることができる。
【0281】
特徴1.g.i.例えば、図4に示す26-tone RU、52-tone RU、106-tone RU、242-tone RU(または、RU26、RU52、RU106、RU242等)などは、多様な方式にaggregateされることができる。例えば、図15の一例などに基づいて多様な方式に複数のRUがaggregateされることができる。本明細書のRU PPDUは、多様なRU aggregationを支援することができる。
【0282】
特徴1.g.ii.例えば、本明細書のER PPDUで使用可能なRUのサイズは、以下の通りである。
【0283】
特徴1.g.ii.1.1番目の一例によって、全てのサイズのRUが本明細書のER PPDUのために使われることができる。例えば、RU26、RU52、RU26+RU52(すなわち、26-tone RUと52-tone RUが結合された(aggregated)RU)、RU106、RU106+RU26、RU242が全て使われることができる。
【0284】
特徴1.g.ii.1.a.例えば、特定の一つのER PPDUに対しては使用可能なRUサイズ(例えば、前述した6個のサイズ)のうちいずれか一つを適用することが可能である。すなわち、特定の一つのER PPDUのデータフィールドは、ある一サイズのRUで構成されることができる。
【0285】
特徴1.g.ii.2.2番目の一例によると、106-tone以上のサイズを有するRUのみがER PPDUに使われることができる。
【0286】
特徴1.g.ii.2.a.例えば、特定の一つのER PPDUに対しては3個のRU size(例えば、RU106、RU106+RU26、RU242)のうち一つが選択されることができる。
【0287】
特徴1.g.ii.2.b.他の一例によると、RU aggregationが適用されないRU106とRU242のみが本明細書のER PPDUのために使われることができる。
【0288】
特徴1.g.ii.3.前記ER PPDU送信時、ER PPDUのdata送信のための使用可能なRUのサイズに対する情報は、第1/第2の制御シグナルフィールド(すなわち、U-SIG及び/又はEHT-SIG)を介して送信されることができる。
【0289】
特徴1.g.ii.3.a.例えば、ER PPDUのdata送信のための使用可能なRUのサイズに対する情報は、ER allocation fieldに含まれることができ、前記ER allocation fieldは、第1/第2の制御シグナルフィールドに含まれることができる。前記ER allocation fieldは、1ビットまたは2ビットで構成されることができ、多様な名称で呼ばれることができる。以下は、前記ER allocation fieldの一例である。例えば、前記ER allocation fieldが第1の値(すなわち、00)を有する場合、前記ER PPDUのデータ信号/フィールドなどのためには106-tone RUのみが使われることができる。
【0290】
【表15】
【0291】
特徴1.g.iii.前記のように、特定のサイズのRUが使われてER PPDUのデータ信号/フィールドが送信される場合、以下の技術的特徴が追加で適用されることができる。
【0292】
特徴1.g.iii.1.例えば、以下で説明されるfixed RU with power boosting技法が使われることができる。
【0293】
特徴1.g.iii.1.a.例えば、前記ER PPDU送信時、20MHz帯域内で使われるRU size(例えば、前記ER allocation fieldにより指示されたRU size)に基づいて使用可能なRUの位置が既設定されることができる。例えば、RU106が使われる場合、最左側に位置したRU106が使われることができる。例えば、RU106+RU26が使われる場合、最左側に位置したRU106と最左側から5番目に位置したRU26が使われることができる。既設定されるRU(すなわち、RU106またはRU106+RU26)の位置は変更されることができる。
【0294】
特徴1.g.iii.1.b.前記一例において、RUの位置は固定(または、既設定)されるため、RU位置に対する追加的なindicationやシグナリングが省略されることができる。
【0295】
特徴1.g.iii.1.c.固定されたRUの位置を利用して送信される信号に対しては、20MHz帯域内で該当RU sizeを考慮して、power boostingが適用されることができる。
【0296】
特徴1.g.iii.2.例えば、以下で説明されるrepetition within 20MHz技法が使われることができる。
【0297】
特徴1.g.iii.2.a.例えば、前記ER PPDUに基づいて使われるRU size(例えば、前記ER allocation fieldにより指示されたRU size)が決定される場合、該当RUは、特定帯域(例えば、20MHz帯域)内で繰り返されることができる。例えば、前記ER PPDUのために106-tone RUが使われる場合(すなわち、前記ER allocation fieldにより106-tone RUが指示される場合)、20MHz内では2個の106-tone RUが割り当てられることができる。これによって、106-tone RUは、20MHz帯域内で周波数上で複製/繰り返し(duplicated/repeated in frequency)されることができる。
【0298】
特徴1.g.iii.2.b.前記一例によると、同じdataが同じサイズのRUで繰り返し/複製されるため、diversity及びrepetition gainが発生される長所がある。
【0299】
特徴1.g.iv.追加的にまたは代替的に、前記ER PPDUを構成する場合、データ信号を20MHz単位で繰り返すことが可能である。
【0300】
特徴1.g.iv.1.特定のバンド(例えば、6GHz band)ではwide bandwidth送信が考慮されることができるため、前記ER PPDUもwide bandwidthを介して送信されることができる。例えば、wide bandwidth内でER PPDUが送信される場合、data(例えば、ユーザデータまたはpayload)は、242tone RUに割り当てられることができる。この場合、前記242tone RUがBW内で繰り返し/複製されることができる。
【0301】
特徴1.g.iv.2.以下では80MHz ER PPDUが使われる一例を説明する。
【0302】
特徴1.g.iv.2.a.図24は、wide bandwidth送信のためにデータフィールドが繰り返される一例を示す。図示されたように、242-tone RUは繰り返し/複製され、総4個の同じ242-tone RUが送信されることができる。
【0303】
特徴1.g.iv.2.b.前述した一例において、data fieldに対するDCMが適用されることができる。例えば、図24の242-tone RUは、DCMが適用されたRUである。
【0304】
特徴1.g.iv.2.c.前述した一例において、STFとLTF(すなわち、EHT-STF及びEHT-LTF)は、full bandwidthに該当するsequenceを使用して構成されることができる。例えば、図24のように、80MHz PPDUのデータフィールドに対して繰り返し/複製が適用される場合、80MHzのために既設定されるEHT-STFシーケンス及びEHT-LTFシーケンスが使われることが好ましい。
【0305】
特徴1.g.iv.2.d.他の一例によって、STF及びLTFシーケンスを20MHzに基づいて設定することが可能である。すなわち、20MHz帯域のために既設定されたEHT-STFシーケンス及びEHT-LTFシーケンスを使用することが可能である。
【0306】
特徴1.g.iv.2.e.データフィールドが複製/繰り返しされる場合、PAPRが増加する問題が発生できる。PAPRを減少させるために20MHz frequency segmentに対してphase rotationを適用することができる。すなわち、データフィールドに対してphase rotationを適用することができる。例えば、phase rotationのためのphase rotation sequenceの各elementは、{1、-1、j、-j}の中から一つとして選択されることができる。
【0307】
特徴1.g.iv.2.e.i.例えば、80MHz ER PPDUのデータフィールドのためには[1 -1 -1 -1]のphase rotation sequenceが適用されることができる。
【0308】
特徴1.g.iv.2.e.ii.例えば、160MHz ER PPDUのデータフィールドのためには[1 -1 -1 -1 1 -1 -1 -1]のphase rotation sequenceが適用されることができる。
【0309】
特徴1.g.iv.2.e.iii.前述したphase rotation動作は、ER PPDUのSTF/LTFに適用されることができる。具体的に、ER PPDUのSTF/LTFがデータフィールドと同じ方式に繰り返される場合、データフィールドのためのphase rotationがSTF/LTFに同じく適用されることができる。
【0310】
特徴1.g.v.前述した一例で使われたRUのサイズ、繰り返し/複製されたRUの個数、PPDUの帯域幅は、変形可能である。例えば、データフィールドは、20/40/80/160MHz単位で繰り返し/複製されることができる。すなわち、ER PPDUのデータフィールドのために、多様なトーン(例えば、242/484/996/2x996)を有するRUが複製/繰り返しされることができる。
【0311】
特徴1.g.v.1.例えば、ER PPDUの総帯域幅がNである場合、ER PPDUのデータフィールドに含まれる一つのRUのサイズは、N/2に基づいて設定され、該当RUは、周波数上で複製/繰り返しされることが好ましい。前記帯域幅は、80/160/320MHzなどに多様に設定されることができ、一つのRUのサイズも484/996/2x996-tone RUなどに多様に設定されることができる。
【0312】
特徴1.g.v.1.a.例えば、40MHz ER PPDUを構成する場合、データフィールドのための一つのRUは、20MHz帯域幅に基づいて設定されることができる。すなわち、前記20MHz帯域幅に相応する242-tone RUがデータフィールドに含まれて周波数上で複製/繰り返しされることが好ましい。例えば、80MHz ER PPDUを構成する場合、データフィールドのための一つのRUは、40MHz帯域幅に基づいて設定されることができる。すなわち、前記40MHz帯域幅に相応する484-tone RUがデータフィールドに含まれて周波数上で複製/繰り返しされることが好ましい。
【0313】
特徴1.g.v.1.b.前記のように一つのRUを複製/繰り返しする場合、受信性能が3dBほど向上することができる。これによって、送受信rangeが拡張される効果を得ることができる。
【0314】
特徴1.g.v.1.c.前記のように、データフィールドに含まれるRUが繰り返し/複製される場合、STF/LTF(例えば、EHT-STF/EHT-LTF)は、ER PPDUの総帯域幅に基づいて設定されることが好ましい。例えば、80MHz ER PPDUが構成される場合、データフィールドは、996-tone RUでなく484-tone RUが使われるが、STF/LTFは、40MHz帯域幅でなく80MHz帯域幅のシーケンスが使われることが好ましい。他に表現すれば、STF/LTFは、PPDUの総帯域幅(例えば、80MHz)のために既設定されたSTF/LTFシーケンス(例えば、80MHz EHT-STF/LTFシーケンス)に基づいて構成されることが好ましい。
【0315】
また、160MHz ER PPDUが構成される場合、データフィールドは、2*996-tone RUではなく996-tone RUが使われるが、STF/LTFは、80MHz帯域幅ではなく160MHz帯域幅のシーケンスが使われることが好ましい。他に表現すれば、STF/LTFは、PPDUの総帯域幅(例えば、160MHz)のために既設定されたSTF/LTFシーケンス(例えば、160MHz EHT-STF/LTFシーケンス)に基づいて構成されることが好ましい。
【0316】
また、320MHz ER PPDUが構成される場合、データフィールドは、4*996-tone RUではなく2*996-tone RUが使われるが、STF/LTFは、160MHz帯域幅ではなく320MHz帯域幅のシーケンスが使われることが好ましい。他に表現すれば、STF/LTFは、PPDUの総帯域幅(例えば、320MHz)のために既設定されたSTF/LTFシーケンス(例えば、320MHz EHT-STF/LTFシーケンス)に基づいて構成されることが好ましい。
【0317】
図25は、全体帯域幅に基づいて設定されたSTF/LTFフィールドを含むER PPDUの一例である。図示されたように、ER PPDUの総帯域幅は80MHzであり、これによって、484-tone RUがデータフィールドに含まれ、該当484-tone RUが周波数上で複製される。すなわち、データフィールドには総帯域幅の半分(すなわち、40MHz)に相応するRUが割り当てられる。しかし、STF/LTFは、総帯域幅のために既設定されたSTF/LTFシーケンス、すなわち、80MHz EHT-STF/LTFシーケンスに基づいて構成される。
【0318】
特徴1.g.v.1.d.追加的にまたは代替的に、データフィールドに含まれるRUが繰り返し/複製される場合、STF/LTF(例えば、EHT-STF/EHT-LTF)も前記RUと同じ方式に繰り返し/複製されることができる。例えば、80MHz ER PPDUを構成する場合、STF及びLTFは、40MHz帯域幅のために既設定されたsequenceに基づいて設定されることができる。該当STF/LTFは、周波数上で複製されることができる。
【0319】
RUと同じ方式にSTF/LTFが複製される場合、次の問題が発生できる。例えば、ER PPDUの総帯域幅が80MHzであり、STF/LTFが20/40MHz sequenceに基づく場合、STF/LTFが総帯域幅でない一部帯域幅に基づいて生成されて繰り返されたことに関する追加的なindication/signalingが必要である。また、総帯域幅に関連したtone allocation(または、RU location)は、一部帯域幅に関連したtone allocation(または、RU allocation)と正確にalignされない可能性がある。例えば、無線LANシステムで定義された80/160/320MHzのtone allocationは、20MHzのtone allocationと正確に一致することではないため、80/160/320MHz ER PPDUを送信しながら20MHz STF/LTFシーケンスを使用すると、一部toneに対してchannel estimationの性能が劣化されることができる。これによって、図25のように全体帯域幅に基づいてSTF/LTFが生成されることが好ましい。
【0320】
特徴1.g.v.1.d.i.RUの複製によって増加するPAPR問題を低くするために、phase rotationが適用されることが好ましい。例えば、データフィールド、STF、及び/又はLTFにphase rotationが適用されることができる。Phase rotation動作は、duplicated BW/RU単位で適用されることができる。
【0321】
特徴1.g.v.1.d.ii.例えば、80MHz(または、160MHz)ER PPDUのために40MHz単位(または、80MHz単位)で複製される場合、40MHz単位(または、80MHz単位)でphase rotationが実行されることができる。この場合、phase rotation sequenceは、[1 j]、[1 -1]、[-1 1]、[1 -j]などが使われることができる。
【0322】
特徴1.g.v.1.e.例えば、前記ER PPDUの送信format(または、duplication format)は、U-SIGフィールドのサブフィールドを介して指示されることができる。例えば、U-SIGフィールド内のBW field、及び/又はPPDU-type fieldを介して指示されることができる。例えば、80MHz ER PPDUが送信される場合、前記BW fieldは、80MHzのために既設定された値を有することができ、前記PPDU-type fieldは、Extended Range format(または、duplication format)のために既設定された値(例えば、11)を有することができる。受信STAは、受信されるPPDUの前記BW fieldを介して、受信PPDUが80MHz信号であることを知ることができ、前記type fieldを介して、受信PPDUがER PPDU(すなわち、40MHzに相応する484-tone RUが周波数上で複製されるER PPDU)であることを知ることができる。
【0323】
特徴1.g.v.2.前述した具体的なRUサイズ、帯域幅などが変形されることができる。すなわち、ER PPDUのために多様なRepetition granularity(または、duplication granularity)が考慮されることができる。
【0324】
特徴1.g.v.2.a.例えば、Repetition granularityは、20/40/80/160MHz sub-channelまたは242/484/996/2x996-toneが考慮されることができる。
【0325】
特徴1.g.v.2.b.多様なRepetition granularityが支援される場合、granularityを指示するための追加情報が必要である。例えば、以下のような2ビット情報を介してRepetition granularityに関する情報を指示することができる。以下の2ビット情報は、前記第1の制御シグナルフィールド(例えば、U-SIGフィールド)または前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド)に含まれることができる。
【0326】
【表16】
【0327】
例えば、前記2ビット情報が第1の値(例えば、00)を有する場合、ER PPDUのRUは、20MHz単位(または、242-tone単位)で繰り返し/複製されることができる。例えば、図25の一例のように、20MHz単位(または、242-tone単位)で繰り返し/複製される場合、すなわち、Repetition granularityが40MHz(または、484-tone)である場合、前記第2ビット情報は、第2の値(例えば、01)を有することができる。
【0328】
特徴1.g.v.2.c.前記2ビット情報は、前記第1/第2の制御シグナルフィールド内の既存フィールドを再使用し、または既存フィールドに新しいentryを定義する方式に構成されることができる。例えば、以下のような方法が考慮されることができる。
【0329】
特徴1.g.v.2.c.i.前記ER PPDUのrobust送信のために、低いMCS levelに基づくMCS技法が前記ER PPDUに適用されることが好ましい。例えば、ER PPDUのデータフィールドに対してはBPSKとQPSK技法の変調のみが適用されることができ、これによって、低いMCS level(例えば、従来のMCS0、MCS1、MCS2 level)のみが考慮されることができる。例えば、MCSフィールドが4ビット(b0、b1、b2、b3)で構成される場合、MSB2ビット(すなわち、b0、b1)は、duplication/repetition granularityに関する情報を含み、LSB2ビット(すなわち、b2、b3)は、MCSに関する情報を含むことができる。すなわち、低いMCS levelのように制限された個数の変調技法が使われるため、LSB2ビットのみを介してMCSに関する情報を指示することが可能である。前記MCSフィールドの長さは変更されることができ、前記第1/第2の制御シグナルフィールド内に含まれることができる。
【0330】
特徴1.g.v.2.c.ii.他の例として、ER PPDUのデータフィールドに対してはMCS0のみが固定的に使われることができる。この場合、MCSフィールドは、duplication/repetition granularityを指示するために使われることができる。また、MCSフィールド値の一部entryのみがduplication/repetition granularityに関連した情報を含むことができる。例えば、PPDU type fieldがER PPDUを指示する既設定値を含み、前記MCS fieldの値のうち一部entry(例えば、0:20MHz、1:40MHz、2:80MHz、3:160MHz、4~15:reserved)は、duplication/repetition granularityに関連した情報を含むことができる。
【0331】
特徴1.g.v.2.c.iii.例えば、ER PPDUの送信のためのspatial stream(SS)は、1に固定されて使われることができる。前記SSの個数に関する情報(すなわち、NSTSまたはNumber of Space Time Stream)は、前記第1/第2の制御シグナルフィールド内に含まれることができる。これによって、従来のNSTSに関するサブフィールドは、duplication/repetition granularityをindicationするために使われることができる。これによって、前記第1/第2の制御シグナルフィールド内に含まれるNSTSに関するサブフィールドは、ER PPDUの送信時にはduplication/repetition granularityを指示し、ER PPDUでない異なるタイプのPPDU送信時には前記SSの個数に関する情報を含むことができる。
【0332】
特徴1.g.v.2.c.iii.1.例えば、ER PPDUが送信される場合、NSTSに関する情報を含むサブフィールドは、特定の値を介してduplication/repetition granularity(0:20MHz、1:40MHz、2:80MHz、3:160MHz、4~15:reserved)を指示することができる。
【0333】
特徴1.g.v.3.前記のようなduplication unit(すなわち、duplicated RU)及び/又はER PPDUに関連したsignaling overheadを減らすために、ER PPDUに使われるduplication BW/RUを一つに固定できる。
【0334】
特徴1.g.v.3.a.例えば、最小data rateを保障するために前記duplicated unitのsizeは、20/40/80MHzになることができる。
【0335】
特徴1.g.v.3.b.例えば、Wide bandwidthを介してER PPDUを送信する場合、該当PPDUに含まれる前記duplicated unitは、周波数上で繰り返し/複製されることができる。例えば、40MHzに該当するRU(すなわち、484-tone RU)が、総帯域幅が80/160/320MHzであるPPDUに含まれる場合、該当RUは40MHz単位で2/4/8回繰り返し/複製されることができる。
【0336】
特徴1.g.v.3.c.前記の場合、該当PPDUに含まれるSTF及びLTFは、一個のRUのサイズに決定されることではなく、該当PPDUの総帯域幅のために既設定されたSTF/LTF sequenceに基づいて設定されることができる。
【0337】
特徴1.g.v.3.d.前記と異なるようにSTF、LTFもduplicated unit単位で繰り返されて送信されることができる。例えば、40MHz単位でduplicationする場合、STF、LTFは40MHz sequenceで構成されてBW内で繰り返されて送信される。
【0338】
特徴1.g.v.4.例えば、IEEE802.11beシステムでは80MHz送信が主要単位になることができる。これによって、ER PPDUは、80MHz BWに対してのみ適用されることもできる。この場合、該当ER PPDUに含まれるdata fieldは、20/40MHz単位で周波数上で複製/繰り返しされ、結果的に同じデータフィールドが4/2回含まれることができる。
【0339】
特徴1.g.v.4.a.前記のように80MHz帯域幅を有するPPDUが使われる場合にも、前述したように該当PPDUに含まれるEHT-STFは、80MHz STF sequenceに基づいて構成され、該当PPDUに含まれるETH-LTFは、80MHz LTF sequenceに基づいて構成されることが好ましい。
【0340】
特徴1.g.v.4.b.これと異なるように、STFとLTFに対するcombine gainを得るためにdata fieldと同じ方式にSTF/LTFを繰り返すことも可能である。すなわち、STF/LTFを構成するために、20/40MHz sequenceに基づいてSTF/LTF信号を生成して周波数上で4/2回繰り返すことができる。
【0341】
特徴1.g.v.4.c.例えば、特定ユニット(例えば、データRU、STF、LTF)が周波数上で繰り返し/複製される場合、PAPRが増加できる。これを解決するために特定ユニットが20/40MHz単位で繰り返し/複製される場合、複製/繰り返しされたユニットに対して特定のphase rotation sequenceを適用することができる。例えば、20MHz単位で複製/繰り返しされるユニットに対しては[1 -1 -1 -1]を適用することができ、40MHz単位で複製/繰り返しされるユニットに対しては[1 j]を適用することができる。
【0342】
特徴1.g.v.4.d.前記の一例において、20MHz単位で特定ユニットを複製/繰り返しする場合、power boostingのためにPrimary 40MHz帯域/チャネルに対してのみ複製/繰り返しに基づく信号送信が可能である。
【0343】
特徴1.g.v.4.e.図26は、特定ユニットに対してのみ複製/繰り返しを実行したPPDUの一例を示す。図示されたように、特定ユニット(すなわち、データRU、STF、LTF)は、20MHz単位で周波数上で複製/繰り返しされることができる。この場合、図示されたように、Primary 40MHz帯域/チャネルに対してのみ該当ユニットが送信され、送信されるユニットに対してはpower boostingが適用されることができる。前記ユニットに対するpower boostingは、NdB(例えば、1/2/3dB)ほど実行されることができる。
【0344】
特徴1.g.v.5.前述した一例は、多様に変形されることができる。例えば、Primary 40MHz帯域/チャネルではなく、Primary 20MHz帯域/チャネルのみに基づいてPPDUを構成することができる。
【0345】
特徴1.g.v.5.a.図27は、特定の周波数帯域/チャネルに基づいてPPDUを構成する一例を示す。図示されたように、特定の周波数帯域/チャネル(すなわち、Primary 20MHz帯域/チャネル)に対してのみSTF/LTF/データ-フィールドが構成されることができ、STF/LTF/データ-フィールドに対してpower boostingが適用(例えば、NdBに基づくpower boosting)されることができる。
【0346】
特徴1.g.v.5.b。前述したように本明細書によるPPDUのデータフィールドにはDCM技法が適用されることができる。これによって、図26図27の242-tone RUは、DCM技法が適用されたRUである。
【0347】
前述した多様な技術的特徴は、以下で説明される技術的特徴と結合されることができる。
【0348】
特徴2.本明細書のER PPDUは、Primary 80MHz領域/チャネルに対してのみ適用されることができる。例えば、ER PPDUは、80MHz領域/チャネルでのみ送信され、該当PPDUには複製/繰り返しされたRUが含まれるが、一部フィールド(例えば、STF/LTF/データ-フィールド)が省略されない。他に表現すれば、本明細書のER PPDUに対してはpreamble puncturingが支援されない。他に表現すれば、本明細書のER PPDUに対してはfull bandwidth送信が考慮される。
【0349】
特徴2.a.追加的にまたは代替的に、ER PPDU内の一部フィールド(例えば、STF/LTF/データ-フィールド)は、80MHz単位で繰り返し/複製されることができる。例えば、160MHz ER PPDUの一部フィールド(例えば、STF/LTF/データ-フィールド)は、80MHz単位で繰り返されて総2個のデータフィールドを含むことができ、320MHz ER PPDUの一部フィールド(例えば、STF/LTF/データ-フィールド)は、80MHz単位で繰り返されて総4個のデータフィールドを含むことができる。
【0350】
特徴3.本明細書のER PPDU(例えば、データフィールド)には低いMCS level(例えば、MCS0)と1個の空間ストリームが適用されることができる。
【0351】
特徴3.4.前述したようにRepetition granularity(または、duplication granularity)は多様に決定されることができ、20MHzのgranularityが使われる場合、データ-フィールド内では242-RUトーンが使われることができ、40/80/160MHzのgranularityが使われる場合、データ-フィールド内では484/996/2x996-tone RUが使われることができる。
【0352】
特徴3.5.前述したextended range送信、すなわち、ER PPDUの送信のためにBSSをextended range BSSで構成できる。前記ER BSS構成のためにEHT規格によるEHT-beaconまたは11be beaconを前述したように周波数上で繰り返し/複製することができる。繰り返し/複製されるduplicationされたPPDU formatは、EHT frame format(すなわち、11be frame format)を利用して構成されることができる。
【0353】
本明細書の一例によってSTAでは以下の動作が実行されることができる。
【0354】
図28は、送信STAで実行される動作を説明する手順流れ図である。図28の動作を実行する送信STAは、AP STAまたはnon-AP STAである。
【0355】
送信STAは、前述したER送信のためのPPDUを構成することができる(S2810)。ER送信のためのPPDUは、前述したER PPDUである。前記ER PPDUは、前述したように、多様な名称で呼ばれることができ、複製送信モード(duplicate transmission mode)またはEHT duplicate transmissionに関連したPPDUと呼ばれることもできる。
【0356】
送信STAは、本明細書の一例によって送信PPDU(例えば、前述したER PPDU)を構成する。前記送信PPDUは、前記送信PPDUを解釈(interpret)するための第1の制御シグナルフィールド、STF(short training field)、LTF(long training field)、及びデータフィールドを含むことができる。例えば、前記第1の制御シグナルフィールドは前記U-SIGフィールドであり、前記第2の制御シグナルフィールドは前記EHT SIGフィールドである。
【0357】
例えば、前記第1の制御シグナルフィールドは、EHT MU PPDUのU-SIGフィールドである。前記U-SIGフィールドは、2個のシンボル(すなわち、U-SIG-1及びU-SIG-2)で構成され、1番目のシンボル(U-SIG-1)は、B0乃至B25ビットで構成された総26ビットを含む。前記1番目のシンボル(U-SIG-1)上で、B0乃至B2ビットはPHY Version Identifierであり、前記送信PPDUのPHY versionに関する情報を含むことができ、B3乃至B5ビットは帯域幅情報を含み、B6ビットはUL/DL指示子を含み、B7乃至B12ビットは前記送信PPDUのためのBSS識別情報を含み、B13乃至B19ビットは前記送信PPDUに関連したTXOPのduration情報を含み、前記TXOPのdurationは他のSTAのNAV設定のために使われることができる。また、B20ビット乃至B25ビットは、後で定義される機能のために使われることができる。また、2番目のシンボル(U-SIG-2)内で、B0乃至B1ビットはPPDU typeに関する情報及び/又はcompressionモードに関する情報を含み、B2ビットは後で定義される機能のために使われることができ、B3乃至B7ビットはpunctured channelに関する情報を含み、B8ビットは後で定義される機能のために使われることができ、B9乃至B10ビットは前記第2の制御シグナルフィールド(例えば、前記EHT SIGフィールド)に適用されるMCS情報を含むことができ、B11乃至B15ビットは前記第2の制御シグナルフィールドを送信するためのシンボルの個数に関連した情報を含み、B16乃至B19ビットはCRC(すなわち、U-SIG-1の総26ビットとU-SIG-2のB0乃至B15ビットに基づいて計算されるCRC)を含み、B20乃至B25ビットはBCCコーディングのためのTailビットを含むことができる。
【0358】
追加的にまたは代替的に、前記第1の制御シグナルフィールドは、ER preambleに基づくU-SIGフィールドである。前記ER preambleに基づくU-SIGフィールドは、前記EHT MU PPDUのU-SIGフィールド全部または一部を含むことができる。
【0359】
前記EHT MU PPDUのU-SIGフィールドは、総2個のシンボル(例えば、4usシンボル2個)を介して送信され、各シンボルは、BPSK constellation mappingに基づいて構成されることができる。これに対して、前記ER preambleのU-SIGフィールドは総4個のシンボル(例えば、4usシンボル4個)を介して送信され、U-SIG-1は2個のシンボル(総4個のシンボルのうち1/2番目のシンボル)を介して繰り返し送信され、U-SIG-2も2個のシンボル(総4個のシンボルのうち3/4番目のシンボル)を介して繰り返し送信されることができる。この場合、総4個のシンボルのうち1/3/4番目のシンボルに対してはBPSK constellation mappingが適用され、2番目のシンボルに対してはQBPSK constellation mapping(すなわち、BPSKに対して反時計方向に90度回転するmapping)が適用されることができる。
【0360】
例えば、前記第1の制御シグナルフィールド(すなわち、前記U-SIGフィールド)は、前記複製送信モードに関連したタイプ値(type value)を含むタイプフィールドを含むことができる。例えば、前記タイプフィールドは、前記U-SIG-2のB0乃至B1ビットである。受信STAは、前記タイプフィールドを介してER PPDUが受信されるということ(すなわち、送信STAがduplicate transmission modeに基づいてPPDUを送信するということ)を知ることができる。一方、前記タイプフィールドは、前記ER PPDUを指示するためのsignaling技法の一例に過ぎず、前記タイプフィールド以外の他の方法で前記ER PPDUを指示することも可能である。
【0361】
より具体的に、前記U-SIG-1のB6ビット(すなわち、前記UL/DL指示子)がDLのための既設定値(例えば、「0」)を有して、前記U-SIG-2のB0乃至B1ビット(すなわち、前述したPPDU typeフィールド)が特定の第1の値(例えば、「1」)を有する場合、該当PPDUが単一のユーザに使われ、またはNDP(null data packet)のために使われることが指示されることができる。また、前記ER PPDUが送信される場合(すなわち、duplicate transmission modeが使われる場合)、前記U-SIG-2のB0乃至B1ビット(すなわち、前述したPPDU typeフィールド)は、前記第1の値(例えば、「1」)を有することができる。結果的に、前述したように、前記PPDU typeフィールドの一つのentryは、前記ER PPDUのために使われることができる。
【0362】
前記U-SIG-2のB0乃至B1ビット(すなわち、前述したPPDU typeフィールド)は、前記第1の値(例えば、「1」)を有する場合、前記第2の制御シグナルフィールド(すなわち、前記EHT-SIGフィールド)は、RU allocationのためのsub-fieldを含まない。
【0363】
一方、送受信PPDUがER PPDUでないDL OFDMA通信のために使われる場合、前記U-SIG-2のB0乃至B1ビット(すなわち、前述したPPDU typeフィールド)は、第2の値(例えば、「0」)を有することができる。この場合、前記第2の制御シグナルフィールド(すなわち、前記EHT-SIGフィールド)は、RU allocationのためのsub-fieldを含む。
【0364】
一方、送受信PPDUがER PPDUでないDL MU-MIMO(すなわち、non-OFDMA)通信のために使われる場合、前記U-SIG-2のB0乃至B1ビット(すなわち、前述したPPDU typeフィールド)は、第3の値(例えば、「2」)を有することができる。この場合、前記第2の制御シグナルフィールド(すなわち、前記EHT-SIGフィールド)は、RU allocationのためのsub-fieldを含まない。
【0365】
前記第1の制御シグナルフィールド(すなわち、U-SIGフィールド)は、図24の一例のように、20MHz毎に複製(duplicated per 20MHz on frequency)されることができる。
【0366】
本明細書のER PPDUが送信される場合、前記第2の制御シグナルフィールド(すなわち、EHT-SIGフィールド)は、EHT-SIG content channelに基づいて送信されることができる。一つのEHT-SIG content channelは、20MHz帯域をoccupyすることができる。また、図24の一例のように、一つのEHT-SIG content channelは、20MHz毎に複製(duplicated per 20MHz on frequency)されることができる。例えば、一つのEHT-SIG content channelは、common field及びuser specific fieldを含むことができる。前記common fieldは、前記オーバーフローされた情報(overflowed information)を含むことができ、例えば、追加的な制御情報(例えば、受信STAの個数に関する情報)を含むことができる。前記user specific fieldは、ER PPDUを受信する受信STAのための制御情報を含むことができる。
【0367】
前記データフィールドは、前記送信PPDUの総帯域幅の半分のためのトーン(tone)を含む第1のデータRU及び前記第1のデータRUが周波数上で複製された(duplicated in frequency)第2のデータRUを含むことができる。例えば、図25のように、80MHz PPDUが送信される場合、前記第1のデータRUは484-tone RUである。また、160MHz PPDUが送信される場合、前記第1のデータRUは996-tone RUである。また、320MHz PPDUが送信される場合、前記第1のデータRUは2*996-tone RUである。すなわち、総帯域幅が80MHzである場合、80MHz帯域の半分のトーンを含むデータRUは、484-tone RUである。また、総帯域幅が160MHzである場合、160MHz帯域の半分のトーンを含むデータRUは、996-tone RUである。また、総帯域幅が320MHzである場合、320MHz帯域の半分のトーンを含むデータRUは、2*996-tone RUである。
【0368】
例えば、前記複製された第2のデータRUに対してはPAPR減少のための部分的なphase rotationが適用されることができる。例えば、前記第2のデータRUの初めて半分のトーンに対して-1が掛け算され、残りの半分のトーンに対して+1が掛け算されることが可能である。他に表現すれば、前記複製された第2のデータRUに対しては[-1 1]ベースのphase rotationが適用されることができる。
【0369】
前記第1及び第2のデータRUの各々には低いlevelのMCS技法が適用されることが好ましい。例えば、前記第1及び第2のデータRUの各々は、BPSK技法に基づいて変調されることができる。また、前記第1及び第2のデータRUの各々にはDCM(dual carrier modulation)技法が適用されることが好ましい。すなわち、本明細書のER PPDUに含まれるデータRUにはDCM、BPSK、周波数上の複製が全て適用されるため、従来に比べて一層robustな送信が支援されることができる。また、前記第1及び第2のデータRUの各々にはLDPCコーディングが適用されることができる。また、前記第1及び第2のデータRUの各々は、1個のSpatial streamを介して送信されることができる。
【0370】
前記第1及び第2のデータRUの各々に適用されるMCS、コーディング、ストリーム数等に関する情報は、前述したuser specific fieldのuser fieldに含まれることができる。前記user fieldは、多様な制御ビットを含むことができる。例えば、前記user field内で、B0乃至B10ビットは、前記ER PPDUの受信STAに関する識別情報を含み、B11乃至B14ビットは、前記ER PPDUに適用されるBSPK及びDCMを指示するために既設定される値を含み、B16乃至B19ビットは、前記ER PPDUに適用されるspatial streamの個数に関する情報(すなわち、1個のストリームを指示するための既設定値)を含み、B20ビットは、前記ER PPDUに適用されるビームフォーミングに関連した情報を含み、B21ビットは、前記ER PPDUに適用されるLDPCコーディングを指示するための既設定値を含むことができる。
【0371】
前記STFは、前記PPDUの総帯域幅のために既設定されたSTFシーケンスに基づいて構成されることができる。例えば、前記ER PPDUの総帯域幅が80MHzである場合、前記STFは、80MHz帯域幅のために既設定されたSTFシーケンスに基づいて構成されることができる。すなわち、80MHz帯域幅のためのSTFシーケンスのcoefficientは、サブキャリアインデックス-496からサブケリーUインデックス496まで16サブキャリア毎に存在し、STF Sequence_(-496:16:496)={M、1、-M、0、-M、1、-M}*(1+j)/SQRT(2)で表現されることができる。例えば、前記Mシーケンスは、{-1、-1、-1、1、1、1、-1、1、1、1、-1、1、1、-1、1}に定義されることができる。また、前記ER PPDUの総帯域幅が160/320MHzである場合、前記STFは、160/320MHz帯域幅のために既設定されたSTFシーケンスに基づいて構成されることができる。
【0372】
前記LTFも前記PPDUの総帯域幅のために既設定されたLTFシーケンスに基づいて構成されることができる。例えば、前記ER PPDUの総帯域幅が80MHzである場合、前記LTFは、80MHz帯域幅のために既設定されたLTFシーケンスに基づいて構成されることができる。また、前記ER PPDUの総帯域幅が160/320MHzである場合、前記LTFは、160/320MHz帯域幅のために既設定されたLTFシーケンスに基づいて構成されることができる。
【0373】
送信STAは、前述した方法によって構成されたPPDUを6GHzバンドを介して送信できる(S2820)。前記PPDUは、プリアンブルパンクチャリングが実行されずに、full bandを介して送信されることができる。
【0374】
図28の動作は、図1及び/又は図14の装置により実行されることができる。例えば、送信STAは、図1及び/又は図14の装置で具現されることができる。図1及び/又は図14のプロセッサは、前述した図28の動作を実行することができる。また、図1及び/又は図14のトランシーバは、図28に記載された動作を実行することができる。
【0375】
また、本明細書で提案する装置は、必ずトランシーバを具備する必要はなく、プロセッサ及びメモリを含むチップ形態で具現されることができる。このような装置は、前述した一例によって送信PPDUを生成/格納することができる。このような装置は、別途に製造されるトランシーバに連結されて実際送受信を支援することができる。
【0376】
図29は、受信STAで実行される動作を説明する手順流れ図である。図29の動作は、ユーザSTAまたはAP STAにより実行されることができる。
【0377】
図示されたように、受信STAは、受信PPDU(physical protocol data unit)を受信することができる(S2910)。前記受信PPDUは、前記ER送信のために構成されたPPDU、前記ER PPDU、または前記複製送信モード(duplicate transmission mode)に基づいて構成されたPPDUを意味する。
【0378】
受信STAは、前記第1の制御シグナルフィールド(及び/又は前記第2の制御シグナルフィールド)に基づいて受信PPDU(physical protocol data unit)をデコーディングすることができる(S2920)。例えば、第1の制御シグナルフィールドは、前述したようにPPDUのバージョン、PPDUの帯域幅、PPDUのタイプ、前記第2の制御シグナルフィールドなどに関する多様な情報を含んでいる。受信STAは、前記第1の制御シグナルフィールドの情報に基づいて受信PPDUに対するデコーディングを始めることができる。追加的に、受信STAは、前記第2の制御シグナルフィールドに含まれる多様な情報(例えば、データフィールドに関するMCS情報等)に基づいて第2の制御シグナルフィールドをデコーディングし、これに基づいてデータフィールドに含まれているユーザデータをデコーディングすることができる。
【0379】
本明細書は、多様な形態で具現されるコンピュータ判読可能な記録媒体(computer readable medium)を提案する。本明細書によるコンピュータ判読可能な記録媒体(computer readable medium)は、命令語を含む少なくとも一つのコンピュータプログラムでエンコーディングされることができる。前記媒体に格納された命令語は、図1及び/又は図14等に記載されたプロセッサを制御することができる。すなわち、前記媒体に格納された命令語は、本明細書に提示したプロセッサを制御し、前述した送受信STAの動作(例えば、図28乃至図29)の動作を実行する。
【0380】
上述した本明細書の技術的特徴は、様々な応用例(application)やビジネスモデルに適用可能である。例えば、人工知能(Artificial Intelligence:AI)を支援する装置における無線通信のために上述した技術的特徴が適用され得る。
【0381】
人工知能は、人工的な知能またはこれを作ることができる方法論を研究する分野を意味し、マシンラーニング(機械学習、Machine Learning)は、人工知能分野で扱う様々な問題を定義し、それを解決する方法論を研究する分野を意味する。マシンラーニングは、いかなる作業に対してたゆまぬ経験を介してその作業に対する性能を高めるアルゴリズムと定義することもある。
【0382】
人工神経網(Artificial Neural Network;ANN)は、マシンラーニングで使用されるモデルであって、シナプスの結合でネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)で構成される、問題解決能力を有するモデル全般を意味することができる。人工神経網は、他のレイヤのニューロン間の連結パターン、モデルパラメータを更新する学習過程、出力値を生成する活性化関数(Activation Function)により定義されることができる。
【0383】
人工神経網は、入力層(Input Layer)、出力層(OutputLayer)、そして選択的に1つ以上の隠れ層(Hidden Layer)を備えることができる。各層は、1つ以上のニューロンを含み、人工神経網は、ニューロンとニューロンとを連結するシナプスを含むことができる。人工神経網において各ニューロンは、シナプスを介して入力される入力信号、加重値、偏向に対する活性関数の関数値を出力できる。
【0384】
モデルパラメータは、学習を介して決定されるパラメータを意味し、シナプス連結の加重値とニューロンの偏向などが含まれる。そして、ハイパーパラメータは、マシンラーニングアルゴリズムで学習前に設定されなければならないパラメータを意味し、学習率(Learning Rate)、繰り返し回数、ミニバッチサイズ、初期化関数などが含まれる。
【0385】
人工神経網の学習の目的は、損失関数を最小化するモデルパラメータを決定することとみなすことができる。損失関数は、人工神経網の学習過程で最適のモデルパラメータを決定するための指標として用いられることができる。
【0386】
マシンラーニングは、学習方式によって教師あり学習(Supervised Learning)、教師なし学習(Unsupervised Learning)、強化学習(Reinforcement Learning)に分類することができる。
【0387】
指導学習は、学習データに対するラベル(label)が与えられた状態で人工神経網を学習させる方法を意味し、ラベルとは、学習データが人工神経網に入力される場合、人工神経網が推論し出すべき正解(または、結果値)を意味することができる。教師なし学習は、学習データに対するラベルが与えられなかった状態で人工神経網を学習させる方法を意味することができる。強化学習は、どの環境内で定義されたエージェントが各状態で累積補償を最大化する行動あるいは行動順序を選択するように学習させる学習方法を意味することができる。
【0388】
人工神経網の中で複数の隠れ層を備える深層神経網(DNN:Deep Neural Network)で実現されるマシンラーニングをディープラーニング(深層学習、Deep Learning)と呼ぶこともあり、ディープラーニングは、マシンラーニングの一部である。以下において、マシンラーニングは、ディープラーニングを含む意味として使用される。
【0389】
また、上述した技術的特徴は、ロボットの無線通信に適用されることができる。
【0390】
ロボットは、自ら保有した能力により、与えられた仕事を自動に処理するか、作動する機械を意味することができる。特に、環境を認識し、自ら判断して動作を行う機能を有するロボットを知能型ロボットと称することができる。
【0391】
ロボットは、使用目的や分野によって産業用、医療用、家庭用、軍事用等に分類することができる。ロボットは、アクチュエータまたはモータを備える駆動部を具備してロボット関節を動かすなどの様々な物理的動作を行うことができる。また、移動可能なロボットは、駆動部にホイール、ブレーキ、プロペラなどが含まれ、駆動部を介して地上で走行するか、空中で飛行することができる。
【0392】
また、上述した技術的特徴は、拡張現実を支援する装置に適用されることができる。
【0393】
拡張現実は、仮想現実(VR:Virtual Reality)、増強現実(AR:Augmented Reality)、混合現実(MR:Mixed Reality)を総称する。VR技術は、現実世界のオブジェクトや背景などをCG画像にのみ提供し、AR技術は、実際事物画像上に仮想で作られたCG画像を共に提供し、MR技術は、現実世界に仮想オブジェクトを混ぜて、結合させて提供するコンピュータグラフィック技術である。
【0394】
MR技術は、現実オブジェクトと仮想オブジェクトとを共に見せるという点においてAR技術と類似している。しかし、AR技術では、仮想オブジェクトが現実オブジェクトを補完する形態で使用されることに対し、MR技術では、仮想オブジェクトと現実オブジェクトとが同等な性格で使用されるという点において差異点がある。
【0395】
XR技術は、HMD(Head-Mount Display)、HUD(Head-Up Display)、携帯電話、タブレットPC、ラップトップ、デスクトップ、TV、デジタルサイネージなどに適用されることができ、XR技術が適用された装置をXR装置(XR Device)と称することができる。
図1(a)】
図1(b)】
図2
図3
図4
図5
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