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特許7587703非接続状態ポジショニング方法、装置及び機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-12
(45)【発行日】2024-11-20
(54)【発明の名称】非接続状態ポジショニング方法、装置及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20241113BHJP
   H04W 74/0833 20240101ALI20241113BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241113BHJP
【FI】
H04W64/00 173
H04W74/0833
H04W72/23
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023538755
(86)(22)【出願日】2021-12-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-10
(86)【国際出願番号】 CN2021140735
(87)【国際公開番号】W WO2022135506
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202011540891.1
(32)【優先日】2020-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】莊 子荀
(72)【発明者】
【氏名】王 園園
(72)【発明者】
【氏名】司 曄
(72)【発明者】
【氏名】孫 鵬
(72)【発明者】
【氏名】莫 毅韜
(72)【発明者】
【氏名】▲ウー▼ 華明
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/197829(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/163597(WO,A1)
【文献】CMCC,Discussion on potential positioning enhancements[online],3GPP TSG RAN WG1 #103-e R1-2008015,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_103-e/Docs/R1-2008015.zip>,2020年11月01日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末により実行される非接続状態ポジショニング方法であって、
ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することを含み、
前記の、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することは、
無線リソース制御リリースRRC releaseメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
無線リソース制御一時停止リリースRRC release with suspendメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、のうちの少なくとも一つを含む
、非接続状態ポジショニング方法。
【請求項2】
前記方法は、
ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信することであって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含むこと、
及び/又は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、
リソースセット識別子情報と、
リソース識別子情報と、
時間領域タイプ情報と、
シンボルの数と、
周波数領域間隔情報と、
時間領域情報と、
周波数領域情報と、
周波数ホッピング情報と、
シーケンス情報と、
繰り返しファクタ情報と、
競合に基づく四ステップランダムアクセス4-step CBRAのリソース情報、又は非競合に基づく四ステップランダムアクセス4-step CFRAのリソース情報を含む第一のリソース情報と、
競合に基づく2ステップランダムアクセス2-step CBRAのリソース情報、又は非競合に基づく2ステップランダムアクセス2-step CFRAのリソース情報を含む第二のリソース情報と、
前記端末専用のスモールデータ伝送SDTリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することは
ージングpagingメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージ2によってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージ4によってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
下りリンクSDTによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
特定のポジショニング情報ブロックPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
前記端末が接続状態にある時、ネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信し、前記端末が前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を保存することとのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記時間領域情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の周期と、
スロットオフセットと、
開始シンボルと、
単一周波数ネットワークSFNの初期時間と、
セルリストlist及び各セルに対応するSFN0オフセットとのうちの少なくとも一つを含み、
前記周波数領域情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の帯域幅と、
周波数領域リファレンスポイントと、
共通リソースブロックCRB0の周波数領域位置と、
周波数領域オフセットと、
部分帯域幅BWP配置と、
キャリア配置とのうちの少なくとも一つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する前に、前記方法は、
ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することをさらに含み、前記第一の要求情報は、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するために用いられ、
前記の、ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することは、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信する前に、前記方法は、
第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することをさらに含み、前記第二の要求情報は、前記アクティブ化関連情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するために用いられ、
前記の、第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することは、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記の、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信することは、
RRC releaseメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
RRC release with suspendメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
pagingメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージ2によってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージ4によってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージBによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
下りリンクSDTによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
第一の特定のイベントが発生した時、前記ネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することをさらに含み、
ここで、前記第一の特定のイベントは、
第一の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第一のターゲット領域範囲に入ること、第一のターゲット領域範囲から離れること又は第一のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第一の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第一のTA閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むタイミングアドバンス(Timing advance、TA)の変更と、
前記端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第一の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないこと、又は前記端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第一の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記Nは、2以上であり、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第一のタイマのタイムアウトを検出し、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一のタイマのタイムアウトと、
ネットワーク側から取得される第一の規格を満たすことと、
上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
第二の特定のイベントが発生した時、前記ネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信する又は接続状態に入ることをさらに含み、
ここで、前記第二の特定のイベントは、
第二の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第二のターゲット領域範囲に入ること、第二のターゲット領域範囲から離れること又は第二のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第二の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第二のTA閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第二の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないこと、又は前記端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第二の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記Nは、2以上であり、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第二のタイマのタイムアウトを検出し、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二のタイマのタイムアウトと、
前記端末が在圈セルの変化を検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む在圈セルの変化と、
ネットワーク側から取得される第二の規格を満たすことと、
上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
第三の特定のイベントが発生した時、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースすることをさらに含み、
ここで、前記第三の特定のイベントは、
第三の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第三のターゲット領域範囲に入ること、第三のターゲット領域範囲から離れること又は第三のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第三の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第三のTA閾値が以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回(Nが2以上である)の第一の測定値がいずれも第三の測定閾値よりも小さい場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第三のタイマのタイムアウトを検出したことを含む第三のタイマのタイムアウトと、
前記端末が在圈セルの変化を検出したことを含む在圈セルの変化と、
ネットワーク側から取得される第三の規格を満たすことと、
ネットワーク側が、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースすることを前記端末に指示することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースした後に、前記方法は、
物理層又はRRC層を介して上位層にターゲット指示を送信することをさらに含み、前記ターゲット指示は、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号がすでにリリースされた又はすでに無効化されたことを指示するために用いられる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ネットワーク側機器により実行される非接続状態ポジショニング方法であって、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信することを含み、
前記の、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信することは、
無線リソース制御リリースRRC releaseメッセージによって前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を前記端末に送信することと、
無線リソース制御一時停止リリースRRC release with suspendメッセージによって前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を前記端末に送信することと、のうちの少なくとも一つを含む、
非接続状態ポジショニング方法。
【請求項14】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含む端末であって、ここで、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から12のいずれか1項に記載の非接続状態ポジショニング方法のステップを実現する、端末。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含むネットワーク側機器であって、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項13に記載の非接続状態ポジショニング方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年12月23日に中国で提出された中国特許出願No.202011540891.1の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的に非接続状態ポジショニング方法、装置及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、端末の省エネ方案は、注目されている方向の一つであるが、ポジショニングは、現在、エネルギー消費が大きいものとして、どのようにエネルギー消費を改善するかについては良い方案がない。アイドル(Idle)、非アクティブ化(inactive)状態での上りリンクポジショニングは、具体的に実現する方法がなく、そして領域イベント、周期イベント、在圈セルの変化、トラッキング領域(Tracking Area、TA)の無効化などが発生した場合、どのように上りリンクポジショニング信号の配置を取得して更新するかも解決する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例の目的は、非接続状態での上りリンクポジショニングに具体的に実現する方法がない問題を解決できる非接続状態ポジショニング方法、装置及び機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、端末により実行される非接続状態ポジショニング方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信すること、
及び/又は、
ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信することであって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含むこと、
及び/又は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールを決定することを含む。
【0006】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、ネットワーク側機器により実行される非接続状態ポジショニング方法を提供し、前記方法は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信すること、
及び/又は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を端末に送信することであって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含むことを含む。
【0007】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、端末に用いられる非接続状態ポジショニング装置を提供し、前記装置は、
ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信するための第一の受信モジュール、
及び/又は、
ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信するための第二の受信モジュールであって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含む第二の受信モジュール、
及び/又は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールを決定するための第一の決定モジュールを含む、ことを特徴とする。
【0008】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる非接続状態ポジショニング装置を提供し、前記装置は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信するための第一の送信モジュール、
及び/又は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を端末に送信するための第二の送信モジュールであって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含む第二の送信モジュールを含む、ことを特徴とする。
【0009】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、本出願の実施例は、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第七の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にプログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様又は第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0012】
第八の態様によれば、本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様又は第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0013】
第九の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様又は第二の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0014】
第十の態様によれば、本出願の実施例は、通信機器を提供し、前記通信機器は、第一の態様に記載の方法のステップを実行する又は第二の態様に記載の方法のステップを実行するように構成される。
【発明の効果】
【0015】
本出願の実施例では、上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置をどのように取得して更新するか、上りリンクポジショニングリファレンス信号をどのようにアクティブ化するか、上りリンクポジショニングリファレンス信号が他のチャネル又は業務と衝突する時にどのように解決するかを提供する。アイドル/非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングの配置、アクティブ化、更新と衝突の問題を解決し、それによってアイドル/非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングを効果的に行うことができ、アイドル/非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング無法進行の問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1a】アイドル状態と非アクティブ化状態と接続状態との間の関係概略図である。
図1b】端末が上りリンクデータを送信するシステムフレームと、対応する下りリンクフレームのとの間の関係概略図である。
図1c】2ステップランダムアクセスプロセスの概略図である。
図1d】上りリンクポジショニングプロセスの概略図である。
図2a】本出願の実施例による非接続状態ポジショニング方法のフローチャートのその一である。
図2b】本出願の実施例による非接続状態ポジショニング方法のフローチャートのその二である。
図3a】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその一である。
図3b】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその二である。
図3c】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその三である。
図3d】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその四である。
図3e】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその五である。
図3f】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその六である。
図3g】本出願の実施例による応用シナリオの概略図のその七である。
図4】本出願の実施例による非接続状態ポジショニング装置の構造概略図のその一である。
図5】本出願の実施例による非接続状態ポジショニング装置の構造概略図のその二である。
図6】本出願の実施例による通信機器の構造概略図である。
図7】本出願の実施例による端末の構造概略図である。
図8】本出願の実施例によるネットワーク側機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0018】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個の数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0019】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0020】
本出願の実施例では、端末は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、ステップ行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。
【0021】
本出願による方案をより良く理解するために、まず以下の内容を記述する。
【0022】
1.アイドル/非アクティブ化/接続状態
Idle状態にあるUEに対して、ネットワーク側に無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)コンテキストがなく、つまりネットワーク側とUEとの間の通信に必要なパラメータは、ある特定のセルに属さず、ネットワーク側は、このUEが存在するかどうかを知らない。UEは、一組のトラッキング領域識別子リスト(Tracking Area Identifier list、TAI list)が割り当てられる。コアネットワークから見ると、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)側とコアネットワークとの接続は、すでに切断されている。消費電力を削減するために、UEは、ほとんどの時間にスリープ状態にあるため、データ伝送を行うことができない。下りリンクリンクでは、アイドル状態にあるUEは、周期的にウェイクアップしてネットワークからページングメッセージ(あれば)を受信することができる。モビリティ(Mobility)は、UEがセルを再選択して処理することができる。アイドル状態で、UEとネットワーク側とは、上りリンク同期を維持せず、アイドル状態から接続(Connected)状態に変わると、ランダムアクセス(Random Access)を介して、UEは、ネットワーク側とRRCコンテキストを確立することしかできない。
【0023】
RRC_接続状態では、RRCコンテキストを確立することができ、且つ通信に必要なすべてのパラメータは、二つのエンティティ(UEとネットワーク側)に対して既知である。コアネットワークから見ると、UEは、CN_接続状態にある。UEの属するセルは、既知であるとともに、機器とネットワークとの間の伝送シグナリング宛先機器識別子、即ちセル無線ネットワークの一時識別子コード(Cell-Radio Network Tempory Identity、C-RNTI)がすでに配置されている。接続状態では、モビリティ(Mobility)は、ネットワーク側により制御されることができ、即ちUEは、ネットワークに隣接セルの測定を提供し、ネットワークコマンド機器は、切り替わる(handover)。上りリンク時間同期は、存在する可能性もあるし、存在しない可能性もあり、伝送されるデータがある場合、ランダムアクセスを使用することで上りリンク同期を確立することができる。
【0024】
LTEでは、アイドル状態と接続状態のみをサポートする。実際の一般的な状況は、アイドル状態をUEの主なスリープ状態として電力を節約することである。しかしながら、いくつかのスマートフォンに小さいデータパケットの頻繁な伝送がよく存在するため、LTE方式に従うと、アイドル状態から接続状態への大量の変換が存在する。これらの変換は、シグナリング負荷とシグナリング遅延を増加させる。そのため、シグナリング負荷と待機時間を低減するために、NRにRRC_INACTIVE(非アクティブ化状態)状態を導入した。
【0025】
RRC_INACTIVE状態では、ネットワーク側とUE側のRRCコンテキストを維持する。コアネットワークから見ると、RAN側とコアネットワークとは、接続状態にある。そのため、非アクティブ化状態から接続状態に変換する速度が非常に速く、且つコアネットワークシグナリングを必要としない。また、UEがアイドル状態と類似している方式でスリープするとともに、セルを再選択することでモビリティを処理することを許容する。そのため、RRC_INACTIVEをアイドルと接続状態との混合と見なすことができる。
【0026】
具体的には、RRC_IDLE、RRC_INACTIVEとRRC_CONNECTEDの関係は、図1aに示す。
【0027】
以上の記述から分かるように、異なる状態間の一つの重要な区別は、関わるモビリティメカニズム(mobility)である。効率的なモビリティ処理は、任意の移動通信システムの重要な部分である。アイドルと非アクティブ化状態に対して、モビリティは、機器がセルを再選択することで処理され、接続状態に対して、モビリティは、ネットワーク側によりUE測定に基づいて処理される。
【0028】
アイドルと非アクティブ化状態のUEに対して、両方の共通点は、いずれもPLMN選択、セルの選択と再選択、システムメッセージ受信機能があることである。相違点は、以下のいくつかの部分を含む。(1)アイドル状態でコアネットワークは、UEの位置するトラッキング領域しか知らないが、具体的なpcell idを知らないため、TA又はTA listでページングするが、RRC非アクティブ化状態に対して、NG-RANは、UEがどのRNAに属するかを知るため、RNA領域のみでUEをページングする。(2)UE ASコンテキストは、非アクティブ化状態でUEとNG-RNAに保存される。(3)UEは、inactive状態で制御プレーンにおけるNASシグナリング接続とユーザプレーンとの5GC-NG-RAN接続を保存する。
【0029】
非アクティブ化状態と接続状態のUEに対して、それらの共通点は、以下のとおりである。(1)UE ASコンテキストは、非アクティブ化状態でUEとNG-RNAに保存される。(2)制御プレーンとユーザプレーンとの接続がすでに確立されているため、一般的にはコアネットワークは、UEがRRC接続状態にあると考える。両方の相違点は、以下のとおりである。(1)接続状態でNG-RANは、UEの位置するサービングセルを知るが、RRC非アクティブ化状態に対してNG-RANは、UEがどのRNAに属するかを知るため、RNA領域のみでUEをページングする。(2)RRC非アクティブ化状態で、UEは、PLMNネットワーク検索、セル再選択とシステムメッセージ受信機能を有する。(3)RRC接続状態で、UEは、上下りリンクチャンネルの伝送とモビリティ機能(切り替え)を有する。
【0030】
UEは、RRC INACTIVE状態からRRC接続状態に入り、
プロトコルは、以下のように規定されている。上りリンクに送信すべきデータがあるシナリオ、NAS層に開始されるシグナリングフローがあるシナリオ、RAN paging応答のシナリオ、ネットワークがすでにRAN通知領域から離れたことを通知するシナリオ、周期的なRAN通知領域update timerがタイムアウトしたシナリオの5つのシナリオが存在すれば、UEがRRC接続状態に回復する。
【0031】
2.Connected状態の上りリンクサウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRS)
上りリンクSRSの時間領域タイプは、周期的、非周期的と半静的を含み、per SRSリソースセット配置、経路損失リファレンス信号は、サービングセルのSSB、隣接セルのSSBと下りリンクポジショニングリファレンス信号(Position Reference Signal、PRS)を含むSRSの経路損失推定を取得するために用いられる。
【0032】
per SRSリソースは、comb2、comb4、comb8のSRS配置を含み、ここで、combの数とは、周波数領域上の隣接する二つのSRSリソースの間のサブキャリア間隔の数を意味し、ここで、最大のcyclic shiftは、それぞれ8、12、6であり、SRSリソースのシンボルの数と開始シンボルをさらに含む。非周期的なSRSは、スロットオフセットを含み、半静的と周期的なSRSは、周期とスロットオフセットを含み、周期単位がslotである。また、SRSの空間関係SRS-SpatialRelationInfoPosをさらに含み、空間関係のリファレンス信号は、サービングセルのSSB、CSI-RSとSRS、隣接セルのSSBと下りリンクポジショニングリファレンス信号PRSであってもよい。
【0033】
3.4ステップランダムアクセス(4stepRACH)と2ステップランダムアクセス(2stepRACH)の関連背景
1)4 step RACHである4ステップランダムアクセスのプロセスは、
(1)競合に基づくランダムアクセスプロセス(四ステップランダムアクセス(4-step RACH))と、
(2)非競合に基づくランダムアクセスプロセスと、を含み、
「競合に基づくランダムアクセスプロセス」に対して、UEは、メッセージ1(Msg1)(ランダムアクセス要求)をネットワーク側に送信する。ネットワーク側は、Msg1を受信した後にメッセージ2(Msg2)(ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR))メッセージをUEに送信し、このメッセージに上りリンク許可(uplink grant)情報が運ばれている。UEは、Msg2における上りリンク許可情報に基づいて、Msg3を送信する。ネットワーク側は、Msg3を受信した後にメッセージ4(Msg4)(例えば、競合解決識別子)をUEに送信する。UEは、Msg4を受信し、競合解決が成功したかどうかを判断し、成功すれば、ランダムアクセスプロセスが成功しており、そうではなければ、ランダムアクセスプロセスを再開始する。
【0034】
「非競合に基づくランダムアクセスプロセス」に対して、gNBは、UEに専用のランダムアクセスチャネル(Random Access Channel、RACH)リソースを割り当ててアクセスし、UEは、専用リソース上でMsg1(ランダムアクセス要求)をネットワーク側に送信し、ネットワーク側は、Msg1を受信した後にMsg2(ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR))メッセージをUEに送信する。しかし、専用のRACHリソースが不足である時、gNBは、競合に基づくRAを開始することをUEに指示する。
【0035】
2)2 step RACH、2ステップランダムアクセスのプロセスは、図1cに示すように、以下を含む。
【0036】
ステップ0:ネットワーク側は、例えば、MsgAとMsgBに対応する送信リソース情報を含む新しい2ステップランダムアクセスの配置情報をUEに配置する。
【0037】
ステップ1:UEは、2-step RACHプロセスをトリガーする。要求情報(MsgA)をネットワーク側に送信し、例えば物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)を介して送信する。同時に、UEは、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)情報をネットワーク側に送信する可能性もある。
【0038】
ステップ2:ネットワーク側は、確認情報(MsgB)をUEに送信する。UEによるMsgBの受信に失敗すれば、UEは、MsgAを再送信する。
【0039】
4.上りリンクポジショニングプロセス
図1dに示すように、
0.ポジショニング管理機能(Location Management Function、LMF)と送受信ポイント(Transmission and Reception Point、TRP)とが配置情報を交換することと、
1.LMFとUEとが能力情報をやり取ることと、
2.NRポジショニングプロトコルA(NR Positioning Protocol A、NRPPa)ポジショニング要求と、
3.基地局がUL SRS配置を決めることと、
4.NRPPaポジショニング応答と、
5.a.NRPPaポジショニングアクティブ化要求、b.基地局によるSRS伝送のアクティブ化、c.NRPPaポジショニングアクティブ化応答と、
6.NRPPa測定要求と、
7.基地局によるUL SRS測定と、
8.NRPPa測定応答と、を含み、
従来の技術案では、アイドル/非アクティブ化状態での下りリンクポジショニング補助データは、poSIBでブロードキャストすることによって測定することができ、アイドル/非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング方法は、基地局によって測定し、基地局は、アイドル/非アクティブ化状態のUEが報告することなく、測定情報をネットワーク側に報告し、それによってアイドル/非アクティブ化状態の下りリンクUE-assistedポジショニングにおける大量のポジショニング測定情報を報告する問題を解決することができる。しかしながら、アイドル/非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングは、具体的な実現方法がなく、そして領域イベント/周期イベント/在圈セルの変化/TAの無効化などが発生した場合、どのように上りリンクポジショニング信号の配置を取得して更新するかも解決する必要がある。
【0040】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって、本出願の実施例による確立接続の方法を詳細に説明する。
【0041】
図2aを参照すると、本出願の実施例は、非接続状態ポジショニング方法を提供し、この方法は、端末により実行され、前記方法は、以下を含む。
【0042】
ステップ201a:ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信し、及び/又は、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信し、及び/又は、上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールを決定する。
【0043】
上記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含み、このアクティブ化情報と非アクティブ化情報は、同時に送信されてもよく、非アクティブ化情報に指示されるのは、アクティブ化情報に対する時間オフセットである。
【0044】
さらに、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なる規格バージョンに属し、又は、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なるRRC接続状態での上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であってもよい。
【0045】
説明すべきこととして、第一の配置情報と第二の配置情報は、異なる規格バージョンの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であってもよく、例えば第一の配置情報は、第一の規格バージョンの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であり、第二の配置情報は、第二の規格バージョンの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であり、又は、第一の配置情報と第二の配置情報は、異なるRRC接続状態での上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であってもよく、例えば第一の配置情報は、接続状態の上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報で、第二の配置情報は、非接続状態専用の上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報である。上記第一の配置情報と上記第二の配置情報は、完全同じであってもよく、例えば第一の配置情報と第二の配置情報の内容は、すべて同じであり、又は第一の配置情報と第二の配置情報の値は、すべて同じであり、上記第一の配置情報と第二の配置情報は、部分的に同じであってもよく、例えば第二の配置情報の内容は、第一の配置情報の一部であり、上記第一の配置情報と第二の配置情報は、完全に異なってもよく、例えば第一の配置情報と第二の情報の値は、完全に異なる。
【0046】
本出願の実施例による非接続状態ポジショニング方法は、上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置方法と、上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化方法と、上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールとのうちの少なくとも一つを含み、以下、この三者についてそれぞれ記述する。
【0047】
上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置方法:
端末は、ネットワーク側機器により発信された上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信し、
ここで、第一の配置情報及び/又は第二の配置情報は、
(1)リソースセット識別子情報、例えばリソースセットIDと、
(2)リソース識別子情報、例えばリソースIDと、
(3)時間領域タイプ情報、例えば周期的、非周期的、半静的と、
(4)シンボルの数と、
(5)周波数領域間隔情報、例えばcombの数と、
(6)時間領域情報と、
(7)周波数領域情報と、
(8)周波数ホッピング情報と、
(9)シーケンス情報、例えばsequence IDと、
(10)繰り返しファクタ情報と、
(11)第一のリソース情報であって、競合に基づく四ステップランダムアクセス(4-step Contention Based Random Access、4-step CBRA)のリソース情報、又は、非競合に基づく四ステップランダムアクセス(4-step Contention Free Random Access、4-step CFRA)のリソース情報を含み、第一のリソース情報は、要求情報のリソースを送信することをUEに指示するために用いられ、この要求情報は、ポジショニング配置及び/又はポジショニングリソースを要求するために用いられる第一のリソース情報と、
(12)第二のリソース情報であって、2-step CBRAのリソース情報、又は2-step CFRAのリソース情報を含み、第二のリソース情報は、要求情報のリソースを送信することをUEに指示するために用いられ、この要求情報は、ポジショニング配置及び/又はポジショニングリソースを要求するために用いられる第二のリソース情報と、
(13)端末専用のスモールデータ伝送(Small Data Transfer、SDT)リソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0048】
いくつかの実施の形態では、第一の配置情報及び/又は第二の配置情報が同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block、SSB)に関連することは、
(1)リソースセット識別子情報がSSBインデックスに関連し、例えばリソースセットIDがSSB indexに関連することと、
(2)リソース識別子情報がSSBインデックスに関連し、例えばリソースIDがSSB indexに関連することと、
(3)シーケンス情報がSSBインデックスに関連し、例えばシーケンスIDがSSB indexに関連することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0049】
さらに、第一の配置情報及び/又は第二の配置情報は、SSBに関連し、
ここで、N個のSSBは、一つの第一の配置情報及び/又は第二の配置情報に関連し、N<1の場合、一つのSSBは、1/N個の連続した有効な第一の配置情報及び/又は第二の配置情報にマッピングされ、N>1の場合、N個のSSBは、一つの第一の配置情報及び/又は第二の配置情報にマッピングされ、N=1の場合、SSBは、第一の配置情報及び/又は第二の配置情報に一対一で対応する。
【0050】
いくつかの実施の形態では、第二の配置情報は、アイドル/非アクティブ化状態ポジショニングのみに用いられてもよい。
【0051】
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することは、
(1)無線リソース制御リリース(RRC release)メッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(2)無線リソース制御一時停止リリース(RRC release with suspend)によってメッセージネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(3)ページングpagingメッセージによってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(4)4ステップランダムアクセスプロセスにおけるmassage2であるメッセージ2によってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(5)4ステップランダムアクセスプロセスにおけるmassage4であるメッセージ4によってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(6)2ステップランダムアクセスプロセスにおけるmassageBであるメッセージBによってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(7)下りリンクSDTによってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(8)ポジショニング(Position、POS)要求用のランダムアクセスチャネル(Random Access Channel、RACH)リソースが運ばれる特定のポジショニング情報ブロック(Position System Information Block、POSSIB)によってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
(9)端末が接続状態にある時、ネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信し、端末が第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を保存することとのうちの少なくとも一つを含む。選択的に、UE INACTIVE アクセス層コンテキスト(AS context)は、存在する。
【0052】
さらに、特定のPOSSIBによってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する時、この特定のPOSSIBには、端末がPOS要求情報を送信するためのRACHリソースが含まれ、
さらに、端末に上りリンクポジショニングリファレンス信号の第三の配置情報が存在する場合、端末が接続状態から非アクティブ化状態に入る時、すべての上りリンクポジショニングリファレンス信号の第三の配置情報を保存し、ポジショニング用のもの以外の無線リソースを廃棄し、
上記第三の配置情報は、予め配置されたものであってもよく、予め配置されたものではなくてもよく、本出願の実施例は、第三の配置情報の配置方式に対して限定せず、この第三の配置情報は、
(1)リソースセット識別子情報、例えばリソースセットIDと、
(2)リソース識別子情報、例えばリソースIDの時間領域タイプ、例えば周期的、非周期的、半静的と、
(3)パワー制御情報と、
(4)空間関係と、
(5)シンボルの数と、
(6)周波数領域間隔情報、例えばcombの数と、
(7)時間領域情報と、
(8)周波数領域情報と、
(9)周波数ホッピング情報シーケンス情報、例えばsequence IDと、
(10)繰り返しファクタ情報とのうちの少なくとも一つを含み、
さらに、上記時間領域情報は、
(1)上りリンクポジショニングリファレンス信号の周期と、
(2)スロットオフセット(slot offset)と、
(3)開始シンボル(symbol offset又はstart symbol)と、
(4)単一周波数ネットワーク(Single Frequency Network、SFN)初期時間と、
(5)セルリスト(list)及び各セルに対応するSFN0オフセットとのうちの少なくとも一つを含み、このセルリストは、複数のセルであり、リファレンスセルと、サービングセルと、在圈セルと、他のセルとのうちの一つ又は複数を含み、例えばセルidによって、セルリストに含まれるセル、及び各セルの、リファレンスセル、サービングセル、在圈セルのSFN0に対するoffsetを識別し、
上記周波数領域情報は、
(1)上りリンクポジショニングリファレンス信号の帯域幅と、
(2)周波数領域リファレンスポイント(Point A)と、
(3)共通リソースブロック(Common Resource Block、CRB)の周波数領域位置、即ちCRB0の周波数領域位置と、
(4)周波数領域オフセット、例えば開始位置(例えば開始物理リソースブロック(Physical Resource Block、Start PRB))、キャリアオフセット(offset to carrier)(CRB0の位置に対する)と、
(5)部分帯域幅(Bandwidth Part、BWP)配置と、
(6)キャリア配置とのうちの少なくとも一つを含み、
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する前に、本方法は、
ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することをさらに含み、この第一の要求情報は、第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を送信することをネットワーク側機器に要求するために用いられ、
ここで、ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することは、
(1)特定のプリアンブル(特定のプリアンブル)によってネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することであって、この特定のプリアンブルは、非競合的な特定のプリアンブル(ContentionFree-preamble)、又は予め定義されたpreamble、又はポジショニング用のpreambleであってもよいことと、
(2)4ステップランダムアクセスプロセスにおけるmassage4であるメッセージ3によってネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することと、
(3)2ステップランダムアクセスプロセスにおけるmassageAであるメッセージAによってネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することと、
(4)上りリンクSDTによってネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することと、
(5)第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
選択的に、上記第一の要求情報は、端末識別情報を含み、この端末識別情報は、
(1)端末識別子(ID)、例えばUE IDと、
(2)セル無線ネットワークの一時識別子(C-RNTI)と、
(3)非アクティブ化状態一時識別子(Inactive-Radio Network Tempory Identity、I-RNTI)と、
(4)回復識別子(resume ID)、例えばUEアイデンティティと、
(5)拡張メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)エンティティ情報、例えばUEを検証するためのMAC-I情報と、
(6)上りリンクポジショニングリファレンス信号のシーケンスIDと、
(7)特定のRNTIと、
(8)元のサービングセルIDと、
(9)UEが要求を開始するのがPOSリソースを要求又は更新するためであることを指示する原因(Cause)値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0053】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
ネットワーク側機器により配置されるセルリスト、ランダムアクセスネットワークに基づく通知領域(RAN-based Notification Area、RNA)、トラッキング領域コード(Tracking Area Code、TAC)、タイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group、TAG)又は特定の範囲を受信することをさらに含み、ここで、一つのセルリスト、RNA、TAC、TAG又は特定の範囲での第一の配置情報及び/又は第二の配置情報は、部分的に同じであるか、又はすべて同じである。
【0054】
さらに、本方法は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第四の配置情報を受信することをさらに含み、ここで、第四の配置情報は、各セルリスト、RNA、TAC、又はTAGに従って配置され、ここで、第四の配置情報は、
(1)セル識別子と、
(2)TAタイミング配置と、
(3)割り当てられた上りリンクポジショニングリファレンス信号リソースが使用可能であるかどうかを判断するための第一のしきい値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0055】
いくつかの実施の形態では、特定のPOSSIBによってネットワーク側機器から第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する時、本方法は、
(1)RACHプロセスを開始することと、
(2)端末の第一の識別子情報、例えばUEのユニックな識別子をネットワーク側機器に送信することと、
(3)ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、をさらに含み、
理解できるように、上記プロセスは、実際に競合に基づくランダムアクセスプロセスであり、UEがPOSSIBにより送信された配置又はリソースを受信する時、POSSIBがブロードキャストされるため、複数のUEが同じ配置情報とリソースを同時に受信する可能性があり、この時、複数のUEは、競合するために、自体の第一の識別子情報、例えばUEのユニックな識別子をネットワーク側に送信し、ネットワーク側は、最終的にこのリソース上で上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するUEを決め、このUEの第二の識別子情報、例えばUE-IDを送信し、UEは、受信した後に、ネットワーク側により送信された第二の識別子情報が第一の識別子情報と同じである又は対応関係を有することを検出すれば、競合に成功し、競合に成功したUEは、この上りリンクリソース上で上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信することができる。
【0056】
ここで、端末の第一の識別子情報をネットワーク側機器に送信することは、
(1)特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に端末の第一の識別子情報を送信することと、
(2)メッセージ3によってネットワーク側機器に端末の第一の識別子情報を送信することと、
(3)メッセージAによってネットワーク側機器に端末の第一の識別子情報を送信することと、
(4)上りリンクSDTによってネットワーク側機器に端末の第一の識別子情報を送信することと、
(5)第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に端末の第一の識別子情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することは、
(1)メッセージ2によってネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
(2)メッセージ4によってネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
(3)メッセージBによってネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
(4)下りリンクSDTによってネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0057】
さらに、第二の識別子情報が第一の識別子と同じである又は対応関係を有する場合、特定のPOSSIBにおける配置を使用して上りリンクポジショニングリファレンス信号をネットワーク側機器に送信し、そうでなければ、UEは、POSSIBにおける配置を使用して上りリンクポジショニングリファレンス信号をネットワーク側機器に送信することを期待しない。
【0058】
いくつかの実施の形態では、特定のPOSSIBに第一のセルのサポート能力情報が運ばれ、このサポート能力情報は、
(1)アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートするかどうかと、
(2)アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング専用のリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0059】
つまり、第一のセルがアイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートする場合、能力やり取りを行う時、能力情報に、アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング専用のリソースが運ばれてもよく、端末の受信した能力情報にアイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング専用のリソースが運ばれる場合、端末は、直接にこの上りリンクポジショニングリソース上で上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信することができる。
【0060】
さらに、サポート能力情報がアイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートしないことである場合、本方法は、第一のセルに対応する配置リソースをリリースすることをさらに含む。同時に、第一のセルは、その能力の変化をネットワーク側に報告し、又は第一のセルは、その能力の変化を他のセルに通知する。他のセルの受信した第一のセルの能力がサポートしなくなり、他のセルが上りリンクポジショニングリファレンス信号を配置する時、第一のセルの配置を排除する(第一のセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号を配置しない)。
【0061】
いくつかの実施の形態では、本方法は、時間領域情報と第一の下りリンク時間領域情報に基づいて上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定することをさらに含み、
ここで、第一の下りリンク時間領域情報は、
(1)在圈セルSSBの時間によって第一の下りリンク時間領域情報を決定し、具体的には、在圈セルSSBの時間によってSFNの初期時間を決定し、対応するSFN0オフセットによってSRSのリファレンス時間を決定する方式と、
(2)元のセルSSBの時間によって第一の下りリンク時間領域情報を決定し、具体的には、元のセルSSBの時間によって単一周波数ネットワークSFNの初期時間を決定し、対応するSFN0オフセットによってSRSのリファレンス時間を決定する方式と、
(3)セルリスト及び各セルに対応するSFN0オフセットによって第一の下りリンク時間領域情報を決定し、具体的には、セルリスト及び各セルに対応するSFN0オフセットから、あるセルのSFN0オフセットを選択してSRSのリファレンス時間を決定する方式とのうちの少なくとも一つによって、決定され、
例えば、在圈セルが変われば、元のセルは、変わる前の在圈セル又はサービングセルであり、この時、セルリスト、各セルに対応するSFN0 offsetと元のセルのSSBによって新しい在圈セルの時間を推定し、周期、スロットオフセット、開始シンボルによって上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定する。
【0062】
いくつかの実施の形態では、本方法は、第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報が一つ又は複数のサービングセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報が在圈セルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報が複数の特定のセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報がセルリストにおけるすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報がRNA範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報がTAC範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報がTAGにおけるすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
第一の配置情報及び/又は第二の配置情報が特定の範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることとのうちの少なくとも一つであることをさらに含む。
【0063】
説明すべきこととして、第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が複数のセルの配置情報である時、複数のサービングセル又は複数の特定のセル又はセルリスト又はRNA範囲又はTAC範囲又はTAG範囲又は特定の範囲内の各セルの第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、それぞれ配置され、つまり、セルAの第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報とセルBの第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、互に独立する。
【0064】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
(1)端末が複数のサービングセルが異なるTAGに属することを期待しないことと、
(2)端末が、セルリストにおける複数のセルが異なるTAGに属することを期待しないことと、
(3)端末が特定の範囲内の複数のセルが異なるTAGに属することを期待しないこととのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0065】
上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化方法は、以下のとおりである。
【0066】
端末は、ネットワーク側により発信された上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信し、アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含み、
説明すべきこととして、配置される上りリンクポジショニングリファレンス信号の時間領域タイプが非周期的又は半静的である場合、アクティブ化関連情報によってアクティブ化及び/又は非アクティブ化する必要がある。
【0067】
ここで、アクティブ化情報は、
(1)第一の指示情報であって、上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するために用いられ、UEは、この指示情報を受信した後に、絶対時間情報、又は時間領域オフセット情報に基づいてSRSの送信時間を決める第一の指示情報と、
(2)上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信する絶対時間情報と、
(3)スロットオフセット及び/又は開始シンボルを含む、上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間と第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含み、
非アクティブ化情報は、
(1)前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するための第二の指示情報と、
(2)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を停止する絶対時間情報と、
(3)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報と、
(4)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第二の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含み、
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信する前に、本方法は、
第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することをさらに含み、第二の要求情報は、アクティブ化関連情報を送信することをネットワーク側機器に要求するために用いられ、
第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することは、
(1)特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に第二の要求情報を送信することと、
(2)メッセージ3によってネットワーク側機器に第二の要求情報を送信することと、
(3)メッセージAによってネットワーク側機器に第二の要求情報を送信することと、
(4)上りリンクSDTによってネットワーク側機器に第二の要求情報を送信することと、
(5)第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に第二の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0068】
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信することは、
(1)無線リソース制御リリースメッセージによってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することと、
(2)無線リソース制御一時停止リリースメッセージによってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することと、
(3)pagingメッセージによってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することと、
(4)メッセージ2によってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することと、
(5)メッセージ4によってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することと、
(6)メッセージBによってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することと、
(7)下りリンクSDTによってネットワーク側機器からアクティブ化関連情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0069】
いくつかの実施の形態では、第一の指示情報は、一部又はすべての上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するために用いられ、
第二の指示情報は、一部又はすべての上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するために用いられ、
ここで、第一の指示情報と第二の指示情報は、以下の少なくとも一つの方式によって指示する。
【0070】
(1)上りリンクポジショニングリファレンス信号の識別子によって指示し、例えば識別子は、トリガー状態(trigger state)、レポート状態(reporting state)、リソースセットID、リソースIDであってもよく、具体的には、識別子がトリガー状態であることを例として、その値が1である場合、対応するトリガー状態が1の上りリンクポジショニングリファレンス信号は、アクティブ化され、
(2)上りリンクポジショニングリファレンス信号に関連するビット列によって指示する方式であって、このビット列は、トリガー状態、レポート状態、リソースセット、リソースに関連してもよく、具体的には、ビット列がトリガー状態に対応することを例として、長さは、2bitであり、値が00である場合、トリガー状態が0の上りリンクポジショニングリファレンス信号は、アクティブ化され、値が01である場合、トリガー状態が1の上りリンクポジショニングリファレンス信号は、アクティブ化される。
【0071】
いくつかの実施の形態では、本方法は、前記アクティブ化関連情報に基づいて上りリンクポジショニングリファレンス信号を決定することをさらに含み、
(1)送信される上りリンクポジショニングリファレンス信号を決定することと、
(2)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定することと、
(3)上りリンクポジショニングリファレンス信号の時間領域リソースを決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0072】
いくつかの実施の形態では、第一の上りリンクリソースは、
(1)ネットワーク側により予め配置された上りリンクリソースと、
(2)無線リソース制御リリースメッセージによって割り当てられた上りリンクリソースと、
(3)pagingメッセージによって割り当てられた上りリンクリソースと、
(4)メッセージ2によって割り当てられた上りリンクリソースと、
(5)メッセージ4によって割り当てられた上りリンクリソースと、
(6)メッセージBによって割り当てられた上りリンクリソースと、
(7)下りリンクSDTによって割り当てられた上りリンクリソースとのうちの少なくとも一つを含み、
いくつかの実施の形態では、本方法は、
(1)端末が接続状態からアイドル状態又は非アクティブ化状態に入る時、無線リソース制御リリースメッセージを受信することと、
(2)アイドル状態又は非アクティブ化状態にある端末がRACHプロセスを送信した後に、無線リソース制御リリースメッセージを受信することとのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0073】
説明すべきこととして、無線リソース制御リリースメッセージが、端末が接続状態からアイドル状態又は非アクティブ化状態に入る時に受信した無線リソース制御リリースメッセージである場合、RRCシグナリングのやり取りがなく、配置許可(Configure grant)に基づくがRRCシグナリングやり取りがない方案である。無線リソース制御リリースメッセージが、アイドル状態又は非アクティブ化状態にある端末がRACHプロセスを送信した後に受信した無線リソース制御リリースメッセージである場合、RRC based方案を含み、RRCシグナリングのやり取りを含み、RRCに基づく方案である。
【0074】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
第一の特定のイベントが発生した時、第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することをさらに含み、
ここで、第一の特定のイベントは、
(1)第一の周期的なタイマが期限切れになると、端末が接続状態に入っていないことを含む第一の周期的なイベントと、
(2)端末が、自体が第一のターゲット領域範囲に入ること、第一のターゲット領域範囲から離れること又は第一のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第一の領域イベントと、
(3)端末が、自体の位置移動距離が第一の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第一の動作イベントと、
(4)端末からTAへの調整値が第一のTA閾値以上である場合、端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
(5)端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第一の測定閾値以上である場合、端末が接続状態に入っていないこと、又は端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第一の測定閾値以上である場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、Nは、2以上であり、第一の測定値は、SSBの測定情報、例えばSSBのリファレンス信号受信パワーRSRP、リファレンス信号受信品質RSRQと、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報、例えばRSRP、RSRQと、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報、例えばRSRP、RSRQ、リファレンス信号時間差RSTD、到着時間TOAなどとのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
(6)端末が第一のタイマのタイムアウトを検出し、端末が接続状態に入っていないことを含む第一のタイマのタイムアウトと、
(7)ネットワーク側から取得される第一の規格を満たすことであって、例えばネットワークは、アイドル/非アクティブ化状態でのポジショニングの最大回数がNであり、且つ今回要求を送信する前に、アイドル/非アクティブ化状態でのポジショニングの回数がNよりも小さくなるように配置し、UEが第一の規格に達する又は達していない場合、第二の要求情報を開始し、毎回のアイドル/非アクティブ化状態ポジショニングは、一回のエベントレポート(event report)又は第二の要求に関連することと、
(8)上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することであって、例えば上りリンクポジショニング信号(要求メッセージ)を送信するために、UE上位層は、トリガーされることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0075】
選択的に、第二の要求に前記イベント情報、例えばイベントタイプが運ばれてもよく、選択的に、第二の要求は、さらに「接続状態に入らない」指示情報を運んでもよい。
【0076】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
第二の特定のイベントが発生した時、ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信する又は接続状態に入ることをさらに含み、
ここで、第二の特定のイベントは、
(1)第二の周期的なタイマが期限切れになると、端末が接続状態に入っていないことを含む第二の周期的なイベントと、
(2)端末が、自体が第二のターゲット領域範囲に入ること、第二のターゲット領域範囲から離れること又は第二のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第二の領域イベントと、
(3)端末が、自体の位置移動距離が第二の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第二の動作イベントと、
(4)端末からTAへの調整値が第二のTA閾値以上である場合、端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
(5)端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第二の測定閾値以上である場合、端末が接続状態に入っていないこと、又は端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第二の測定閾値以上である場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、Nは、2以上であり、第一の測定値は、SSBの測定情報、例えばRSRP、RSRQと、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報、例えばRSRP、RSRQと、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報、例えばRSRP、RSRQ、RSTD、TOAとのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
(6)端末が第二のタイマのタイムアウトを検出し、端末が接続状態に入っていないことを含む第二のタイマのタイムアウトと、
(7)端末が在圈セルの変化を検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む在圈セルの変化と、
(8)ネットワーク側から取得される第二の規格を満たすことであって、例えばネットワークは、アイドル/非アクティブ化状態ポジショニングの最大回数がNであり、且つ今回要求を送信する前に、アイドル/非アクティブ化ポジショニングの回数がNに等しくなるように配置し、UEが第二の規格に達する又は達していない場合、第一の要求情報を開始する又は接続状態に入ることと、
(9)上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することであって、例えば上りリンクポジショニング信号(要求メッセージ)を送信するために、UE上位層は、トリガーされることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0077】
選択的に、第一の要求に前記イベント情報、例えばイベントタイプが運ばれてもよく、選択的に、第一の要求は、さらに、「接続状態に入らない」指示情報を運んでもよい。
【0078】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
第三の特定のイベントが発生した時、上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースすることをさらに含み、
ここで、第三の特定のイベントは、
(1)第三の周期的なタイマが期限切れになると、端末が接続状態に入っていないことを含む第三の周期的なイベントと、
(2)端末が、自体が第三のターゲット領域範囲に入ること、第三のターゲット領域範囲から離れること又は第三のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第三の領域イベントと、
(3)端末が、自体の位置移動距離が第三の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第三の動作イベントと、
(4)端末からTAへの調整値が第三のTA閾値が以上である場合、端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
(5)端末の連続したN回(Nが2以上である)の第一の測定値がいずれも第三の測定閾値よりも小さい場合、端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、第一の測定値は、SSBの測定情報、例えばRSRP、RSRQと、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報、例えばRSRP、RSRQと、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報、例えばRSRP、RSRQ、RSTD、TOAとのうちの少なくとも一つを含むことと、
(6)端末が第三のタイマのタイムアウトを検出したことを含む第三のタイマのタイムアウトと、
(7)端末が在圈セルの変化を検出したことを含む在圈セルの変化と、
(8)ネットワーク側から取得される第三の規格を満たすことであって、例えばネットワークは、アイドル/非アクティブ化状態ポジショニングの最大回数がNであり、且つ今回要求を送信する前に、アイドル/非アクティブ化ポジショニングの回数がNに等しくなるように配置し、UEが第三の規格に達する場合、UEは、SRS配置及び/又はリソースをリリースすることと、
(9)ネットワーク側が、上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースすることを端末に指示することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0079】
さらに、上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースした後に、本方法は、物理層又はRRC層を介して上位層にターゲット指示を送信することをさらに含み、ターゲット指示は、上りリンクポジショニングリファレンス信号がすでにリリースされた又はすでに無効化されたことを指示するために用いられ、例えば物理層は、RRC層に指示し、又はRRC層は、非アクセス層(NAS)に指示し、又は物理層は、NASに指示する。
【0080】
さらに、本方法は、上位層を介してRRC接続確立又はRRC接続回復プロセスをトリガーすることをさらに含む。
【0081】
いくつかの実施の形態では、第一の特定のイベント及び/又は第二の特定のイベントが発生した時、本方法は、
予め配置された第五の配置情報における対応する新しい在圈セルの対応配置に基づいて、上りリンクポジショニングリファレンス信号をネットワーク側機器に送信することをさらに含む。
【0082】
本出願の実施例では、第一の特定のイベントと第二の特定のイベントは、同時に発生してもよく、例えば第二の測定閾値が第一の測定閾値よりも大きい場合、第二の特定のイベントの発生条件を満たすとともに、第一の特定のイベントの発生条件も満たす。
【0083】
上記第五の配置情報は、複数のセルの第一の配置情報、第二の配置情報、第三の配置情報のうちの一つ又は複数であってもよく、複数のセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であってもよい。
【0084】
第五の配置情報は、以下を含んでもよい。
【0085】
(1)ビーム関連配置:新たな在圈セルに対応するSSBに従って送信し、又は新たな在圈セルに対応するPRSで決定されたビームに従って送信し、PRSは、在圈セルと関連関係を確立する必要がある可能性があり、ネットワークは、非アクティブ化状態で測定する必要があるPRS及び対応するセルを事前に配置し、又はUEは、異なる在圈セルにより測定されたPRSをブロードキャストによって取得し、予め定義されたルールに従って、上りリンク送信用のPRSを決定してもよく、
(2)TA関連配置:事前配置又はプロトコルの約定又はlatest TA、又は各セルブロードキャストに配置されたTA offsetに従って送信し、
(3)Power control関連配置:在圈セルに対応するSSBに従って経路損失を計算し、又は在圈セルに対応するPRSに従って経路損失を計算する。
【0086】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
(1)下りリンクリファレンス信号の第二の測定値に基づいて、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第六の配置情報を決定することと、
(2)第六の配置情報に基づいて、上りリンクポジショニングリファレンス信号をネットワーク側機器に送信することと、をさらに含み、
ここで、第二の測定値は、
(1)SSB、pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4、メッセージBのリファレンス信号受信パワー(Reference Signal Receiving Power、RSRP)又はリファレンス信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)と、
(2)PRSのRSRP又はRSRQと、
(3)PRSのリファレンス信号時間差RSTDと、
(4)PRSの到着時間TOAとのうちの少なくとも一つを含み、
本出願の実施例では、予め定義されたルール、例えばRSRP、RSRQ、RSTD、TOAがある閾値を超え、又はRSRP、RSRQ、RSTD、TOAの変化がある閾値を超えるルールに基づいて、予め定義された配置情報に従って、上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信し、予め定義された配置情報は、予め定義されたビーム情報、予め定義されたTA情報、及び、予め定義されたpower control情報を含む。
【0087】
ここで、予め定義されることは、予め配置されることであってもよく、あるルールに従って、SSB、paging、Msg2、Msg4、MsgB、PRSを含む該当する下りリンク信号の関連情報を選択することであってもよい。
【0088】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
第一のタイマにおけるサブタイマ、第二のタイマにおけるサブタイマ又は第三のタイマにおけるサブタイマが異なるTAGに属する場合、
(1)在圈セルの位置するTAGのタイマを第一のタイマ、第二のタイマ又は第三のタイマとする方式と、
(2)プライマリタイミングアドバンスグループ(Primary TAG、PTAG)のタイマを第一のタイマ、第二のタイマ又は第三のタイマとする方式と、
(3)セカンダリタイミングアドバンスグループ(Secondary TAG、STAG)のタイマを第一のタイマ、第二のタイマ又は第三のタイマとする方式とのうちの少なくとも一つによって、第一のタイマ、第二のタイマ又は第三のタイマを決定することをさらに含む。
【0089】
いくつかの実施の形態では、第二の特定のイベントが発生した時、本方法は、
(1)現在の上りリンクポジショニングリファレンス信号のサブキャリア間隔(Sub-Carrier Space、SCS)を報告することと、
(2)ネットワーク側により発信されたtiming advance情報を受信することと、
(3)timing advance情報を発信することをネットワーク側に要求するための第三の要求情報をネットワーク側機器に送信することと、
(4)端末の発生した第二の特定のイベントのタイプを指示するための第三の指示情報をネットワーク側機器に送信することとのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0090】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
第四の指示情報をネットワーク側機器に送信することをさらに含み、第四の指示情報は、在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するために用いられる。
【0091】
いくつかの実施の形態では、第三の要求情報、第三の指示情報及び/又は第四の指示情報をネットワーク側機器に送信することは、
(1)特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に第三の要求情報、第三の指示情報及び/又は第四の指示情報を送信することと、
(2)メッセージ3によってネットワーク側機器に第三の要求情報、第三の指示情報及び/又は第四の指示情報を送信することと、
(3)メッセージAによってネットワーク側機器に第三の要求情報、第三の指示情報及び/又は第四の指示情報を送信することと、
(4)上りリンクSDTによってネットワーク側機器に第三の要求情報、第三の指示情報及び/又は第四の指示情報を送信することと、
(5)第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に第三の要求情報、第三の指示情報及び/又は第四の指示情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0092】
上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルール:
いくつかの実施の形態では、衝突ルールは、
(1)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(2)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
(3)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(4)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
(5)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAの物理ランダムアクセスチャネルPRACHと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(6)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
(7)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(8)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
(9)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(10)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
(11)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(12)周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
(13)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(14)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
(15)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(16)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
(17)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(18)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
(19)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(20)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
(21)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(22)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
(23)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(24)非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
(25)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(26)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
(27)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(28)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
(29)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(30)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
(31)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(32)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
(33)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(34)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
(35)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
(36)半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
(37)上りリンクポジショニングリファレンス信号に基づいてターゲット信号、ターゲットチャネル又はターゲットデータの優先度を判断し、優先度が低いターゲット信号、ターゲットチャネル又はターゲットデータを廃棄することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0093】
図2bを参照すると、本出願の実施例は、ネットワーク側機器により実行される非接続状態ポジショニング方法を提供し、この方法は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信し、及び/又は、上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を端末に送信するステップ201bを含む。
【0094】
上記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なる規格バージョンに属し、又は、第一の配置情報と第二の配置情報は、異なるRRC接続状態での上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であり、
上記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含み、
本出願の実施例では、第一の配置情報及び/又は第二の配置情報は、
(1)リソースセット識別子情報、例えばリソースセットIDと、
(2)リソース識別子情報、例えばリソースIDと、
(3)時間領域タイプ情報、例えば周期的、非周期的、半静的と、
(4)シンボルの数と、
(5)周波数領域間隔情報、例えばcombの数と、
(6)時間領域情報と、
(7)周波数領域情報と、
(8)周波数ホッピング情報と、
(9)シーケンス情報、例えばsequence IDと、
(10)繰り返しファクタ情報と、
(11)第一のリソース情報であって、4-step CBRAのリソース情報、又は、4-step CFRAのリソース情報を含み、第一のリソース情報は、要求情報のリソースを送信することをUEに指示するために用いられ、この要求情報は、ポジショニング配置及び/又はポジショニングリソースを要求するために用いられる第一のリソース情報と、
(12)第二のリソース情報であって、2-step CBRAのリソース情報、又は2-step CFRAのリソース情報を含み、第二のリソース情報は、要求情報のリソースを送信することをUEに指示するために用いられ、この要求情報は、ポジショニング配置及び/又はポジショニングリソースを要求するために用いられる第二のリソース情報と、
(13)端末専用のSDTリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0095】
アクティブ化情報は、
(1)第一の指示情報であって、上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するために用いられ、UEは、この指示情報を受信した後に、絶対時間情報、又は時間領域オフセット情報に基づいてSRSの送信時間を決める第一の指示情報と、
(2)上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信する絶対時間情報と、
(3)スロットオフセット及び/又は開始シンボルを含む、上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間と第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含み、
非アクティブ化情報は、
(1)前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するための第二の指示情報と、
(2)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を停止する絶対時間情報と、
(3)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報と、
(4)上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第二の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含む。
いくつかの実施の形態では、本方法は、
【0096】
(1)第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を送信することをネットワーク側機器に要求するための第一の要求情報と、
(2)ネットワーク側機器に前記アクティブ化関連情報を要求するための第二の要求情報と、
(3)timing advance情報を発信することをネットワーク側に要求するための第三の要求情報と、
(4)端末の発生した第二の特定のイベントのタイプを指示するための第三の指示情報と、
(5)在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを端末から受信することをさらに含む。
【0097】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
(1)端末から第一の情報を受信することと、
(2)第一の情報に基づいてtiming advance情報を更新することと、をさらに含み、
ここで、第一の情報は、
(1)プリアンブルと、
(2)メッセージ3と、
(3)メッセージAと、
(4)上りリンクSDTと、
(5)上りリンクポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを含む。
【0098】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
ネットワーク側がtiming advance情報を更新すると、隣接セルに第五の指示情報を送信することをさらに含み、第五の指示情報は、更新されたtiming advance情報を指示するために用いられる。
【0099】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
端末から第一の要求情報、第二の要求情報、第三の要求情報、第三の指示情報、第四の指示情報のうちの少なくとも一つを受信し、又はネットワーク側がtiming advance情報を更新すると、元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルに第六の指示情報を送信することをさらに含み、第六の指示情報は、前記元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するために用いられる。
【0100】
いくつかの実施の形態では、本方法は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信する時、更新された第一の配置情報及び/又は更新された第二の配置情報を隣接セルに送信することをさらに含む。
【0101】
以下、発明を実施するための形態を結び付けながら、本出願の実施例のポジショニング方法について記述する。
【0102】
実施の形態1:アイドル/非アクティブ化状態でCG based上りリンクポジショニング方案
図3aに示すように、
1)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージ、上りリンクポジショニングリファレンス信号を運ぶ第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を送信し、UEがアイドル/非アクティブ化状態に入ることと、
2)第一の配置情報及び/又は第二の配置情報に基づいてSRSを送信することと、を含む。
【0103】
実施の形態2:アイドル/非アクティブ化状態でRRC based上りリンクポジショニング方案
図3bに示すように、
1)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージを送信し、UEがアイドル/非アクティブ化状態に入ることと、
2)UEがRRC resume requestメッセージを送信することと、
3)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージ、上りリンクポジショニングリファレンス信号を運ぶ第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を発信することと、
4)第一の配置情報及び/又は第二の配置情報に基づいてSRSを送信することと、を含む。
【0104】
実施の形態3:在圈セルが変化した時の上りリンクポジショニング方案(上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置の更新)、
図3cに示すように、
1)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージを送信し、UEがアイドル/非アクティブ化状態に入ることと、
2)UEの在圈セルが変化することと、
3)UEがRRC resume requestメッセージを送信することと、
4)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージを発信し、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を更新することと、
5)選択的に、UEが、在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル/在圈セル/ポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号を含む配置リソースをリリースする必要があるかどうかをネットワーク側に指示することと、
6)更新された第一の配置情報及び/又は第二の配置情報に基づいてSRSを送信することと、を含む。
【0105】
実施の形態4:在圈セルが変化した時の上りリンクポジショニング方案(隣接セルとのやり取り)
図3dに示すように、
1)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージを送信し、UEがアイドル/非アクティブ化状態に入ることと、
2)UEの在圈セルが変化することと、
3)UEがRRC resume requestメッセージを送信することと、
4)基地局が無線リソース制御リリース/無線リソース制御一時停止リリースメッセージを発信し、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を更新することと、
5)選択的に、UEが、在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル/在圈セル/ポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号を含む配置リソースをリリースする必要があるかどうかをネットワーク側に指示することと、
6)選択的に、新たな在圈セルが、TAの更新を元の在圈セル及び/又は隣接セルに指示することと、
7)選択的に、新たな在圈セルが、リソースをリリースするかどうかを元の在圈セル及び/又は隣接セルに指示することと、
8)選択的に、新たな在圈セルが、更新された上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報を元の在圈セル及び/又は隣接セルに指示することと、
9)更新された第一の配置情報及び/又は第二の配置情報に基づいてSRSを送信することと、を含む。
【0106】
実施の形態5:前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報がSSBに関連する方式
上りリンクポジショニングリファレンス信号がSRSであることを例として、上位層は、SRSに関連するN個のSSBパラメータを配置し、ここで、Nの配置は、以下の二つがある。
【0107】
(1)N>=1である場合、N個のSSBは、一つの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報にマッピングされ、
N=1の場合の二つマッピング方式は、図3eに示され、
N=8の場合の二つマッピング方式は、図3fに示され、
(2)N<1である場合、一つのSSBは、1/N個の連続した有効な上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報にマッピングされ、
N=1/2の場合の二つマッピング方式は、図3gに示される。
【0108】
図4を参照すると、本出願の実施例は、端末に用いられる非接続状態ポジショニング装置400を提供し、前記装置400は、
ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信するための第一の受信モジュール401と、
ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信するための第二の受信モジュール402であって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含む第二の受信モジュール402と、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールを決定するための第一の決定モジュール403と、を含む。
【0109】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なる規格バージョンに属し、又は、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なるRRC接続状態での上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報である。
【0110】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、
リソースセット識別子情報と、
リソース識別子情報と、
時間領域タイプ情報と、
シンボルの数と、
周波数領域間隔情報と、
時間領域情報と、
周波数領域情報と、
周波数ホッピング情報と、
シーケンス情報と、
繰り返しファクタ情報と、
競合に基づく四ステップランダムアクセスのリソース情報、又は非競合に基づく四ステップランダムアクセスのリソース情報を含む第一のリソース情報と、
競合に基づく2ステップランダムアクセスのリソース情報、又は非競合に基づく2ステップランダムアクセスのリソース情報を含む第二のリソース情報と、
前記端末専用のスモールデータ伝送SDTリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0111】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が同期信号ブロックSSBに関連することは、
リソースセット識別子情報がSSBインデックスに関連することと、
リソース識別子情報がSSBインデックスに関連することと、
シーケンス情報がSSBインデックスに関連することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0112】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、同期信号ブロックSSBに関連し、
ここで、N個のSSBは、一つの前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報に関連し、前記N<1の場合に、一つのSSBは、1/N個の連続した有効な前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報にマッピングされ、前記N>1の場合に、N個のSSBは、一つの前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報にマッピングされ、前記N=1の場合に、SSBは、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報に一対一で対応する。
【0113】
いくつかの実施の形態では、前記第一の受信モジュールは、さらに、
無線リソース制御リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
無線リソース制御一時停止リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
ページングpagingメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージ2によってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージ4によってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
下りリンクSDTによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
特定のポジショニング情報ブロックPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
前記端末が接続状態にある時、ネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信し、前記端末が前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を保存することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0114】
いくつかの実施の形態では、前記特定のPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する時、前記特定のPOSSIBには、前記端末がポジショニング要求情報を送信するためのランダムアクセスチャネルRACHリソースが含まれる。
【0115】
いくつかの実施の形態では、前記装置は、
前記端末に上りリンクポジショニングリファレンス信号の第三の配置情報が存在する場合、前記端末が接続状態から非アクティブ化状態に入る時、すべての上りリンクポジショニングリファレンス信号の第三の配置情報を保存し、ポジショニング用のもの以外の無線リソースを廃棄するための第一の処理モジュールをさらに含む。
【0116】
いくつかの実施の形態では、前記時間領域情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の周期と、
スロットオフセットと、
開始シンボルと、
単一周波数ネットワークSFNの初期時間と、
セルリスト及び各セルに対応するSFN0オフセットとのうちの少なくとも一つを含み、
前記周波数領域情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の帯域幅と、
周波数領域リファレンスポイントと、
共通リソースブロックCRB0の周波数領域位置と、
周波数領域オフセットと、
部分帯域幅BWP配置と、
キャリア配置とのうちの少なくとも一つを含む。
【0117】
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する前に、前記第一の処理モジュールは、さらに、
ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信するために用いられ、前記第一の要求情報は、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するために用いられ、
前記の、ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することは、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0118】
いくつかの実施の形態では、前記第一の要求情報は、端末識別情報を含み、前記端末識別情報は、
端末識別子IDと、
セル無線ネットワークの一時識別子C-RNTIと、
非アクティブ化状態一時識別子I-RNTIと、
回復識別子resume IDと、
拡張メディアアクセス制御エンティティMAC-I情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号のシーケンスIDと、
特定のRNTIと、
元のサービングセルIDと、
原因値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0119】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記ネットワーク側機器により配置されるセルlist、ランダムアクセスネットワークに基づく通知領域RNA、トラッキング領域コードTAC、タイミングアドバンスグループTAG又は特定の範囲を受信するために用いられ、ここで、一つのセルリスト、RNA、TAC、TAG又は特定の範囲での前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、部分的に同じであるか、又はすべて同じである。
【0120】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第四の配置情報を受信するために用いられ、ここで、第四の配置情報は、各セルlist、RNA、TAC、又はTAGに従って配置され、ここで、第四の配置情報は、
セル識別子と、
TAタイミング配置と、
割り当てられた上りリンクポジショニングリファレンス信号リソースが使用可能であるかどうかを判断するための第一のしきい値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0121】
いくつかの実施の形態では、前記特定のPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する時、前記第一の処理モジュールは、さらに、
RACHプロセスを開始し、
前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信し、
前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信するために用いられ、
ここで、前記の、前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することは、
特定のプリアンブルによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
メッセージ3によって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
メッセージAによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
上りリンクSDTによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
前記の、前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することは、
メッセージ2によって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
メッセージ4によって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
メッセージBによって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
下りリンクSDTによって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0122】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記第二の識別子情報が前記第一の識別子と同じである又は対応関係を有する場合、前記特定のPOSSIBにおける配置を使用して前記ネットワーク側機器に前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するために用いられる。
【0123】
いくつかの実施の形態では、前記特定のPOSSIBに第一のセルのサポート能力情報が運ばれ、前記サポート能力情報は、
アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートするかどうかと、
アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング専用のリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0124】
いくつかの実施の形態では、前記サポート能力情報がアイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートしないことである場合、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記第一のセルに対応する配置リソースをリリースするために用いられる。
【0125】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記時間領域情報と第一の下りリンク時間領域情報に基づいて前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定するために用いられ、
ここで、前記第一の処理モジュールは、さらに、
在圈セルSSBの時間によって前記第一の下りリンク時間領域情報を決定し、
元のセルSSBの時間によって前記第一の下りリンク時間領域情報を決定し、
セルリストlist及び各セルに対応するSFN0オフセットによって前記第一の下りリンク時間領域情報を決定するために用いられる。
【0126】
いくつかの実施の形態では、本方法は、第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が一つ又は複数のサービングセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が在圈セルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることとであることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が複数の特定のセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がセルリストにおけるすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がランダムアクセスネットワークの通知領域RNA範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がトラッキング領域コードTAC範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がタイミングアドバンスグループTAGにおけるすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が特定の範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることとのうちの少なくとも一つであることをさらに含む。
【0127】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
端末が複数のサービングセルが異なるタイミングアドバンスグループTAGに属することを期待しないことと、
端末がセルリストにおける複数のセルが異なるタイミングアドバンスグループTAGに属することを期待しないことと、
端末が特定の範囲内の複数のセルが異なるタイミングアドバンスグループTAGに属することを期待しないこととのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0128】
いくつかの実施の形態では、前記アクティブ化情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するための第一の指示情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信する絶対時間情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記非アクティブ化情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するための第二の指示情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を停止する絶対時間情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第二の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0129】
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信する前に、前記第一の処理モジュールは、さらに、
第二の要求情報をネットワーク側機器に送信するために用いられ、前記第二の要求情報は、前記アクティブ化関連情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するために用いられ、
前記の、第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することは、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0130】
いくつかの実施の形態では、前記第二の受信モジュールは、さらに、
無線リソース制御リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
無線リソース制御一時停止リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
pagingメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージ2によってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージ4によってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージBによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
下りリンクSDTによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0131】
いくつかの実施の形態では、前記第一の指示情報は、一部又はすべての前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するために用いられ、
前記第二の指示情報は、一部又はすべての前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するために用いられ、
ここで、前記第一の指示情報と前記第二の指示情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の識別子によって指示する方式と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号に関連するビット列によって指示する方式とのうちの少なくとも一つによって、指示する。
【0132】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記アクティブ化関連情報に基づいて前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を決定するために用いられ、
送信される上りリンクポジショニングリファレンス信号を決定することと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定することと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の時間領域リソースを決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0133】
いくつかの実施の形態では、前記第一の上りリンクリソースは、
ネットワーク側により予め配置された上りリンクリソースと、
無線リソース制御リリースメッセージによって割り当てられた上りリンクリソースと、
pagingメッセージによって割り当てられた上りリンクリソースと、
メッセージ2によって割り当てられた上りリンクリソースと、
メッセージ4によって割り当てられた上りリンクリソースと、
メッセージBによって割り当てられた上りリンクリソースと、
下りリンクSDTによって割り当てられた上りリンクリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0134】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記端末が接続状態からアイドル状態又は非アクティブ化状態に入る時、前記無線リソース制御リリースメッセージを受信することと、
アイドル状態又は非アクティブ化状態にある前記端末がRACHプロセスを送信した後に、前記無線リソース制御リリースメッセージを受信することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0135】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
第一の特定のイベントが発生した時、前記ネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信するために用いられ、
ここで、前記第一の特定のイベントは、
第一の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第一のターゲット領域範囲に入ること、第一のターゲット領域範囲から離れること又は第一のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第一の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第一のTA閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第一の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないこと、又は前記端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第一の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記Nは、2以上であり、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第一のタイマのタイムアウトを検出し、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一のタイマのタイムアウトと、
ネットワーク側から取得される第一の規格を満たすことと、
上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0136】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
第二の特定のイベントが発生した時、前記ネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信する又は接続状態に入るために用いられ、
ここで、前記第二の特定のイベントは、
第二の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第二のターゲット領域範囲に入ること、第二のターゲット領域範囲から離れること又は第二のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第二の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第二のTA閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第二の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないこと、又は前記端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第二の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記Nは、2以上であり、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第二のタイマのタイムアウトを検出し、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二のタイマのタイムアウトと、
前記端末が在圈セルの変化を検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む在圈セルの変化と、
ネットワーク側から取得される第二の規格を満たすことと、
上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0137】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
第三の特定のイベントが発生した時、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースするために用いられ、
ここで、前記第三の特定のイベントは、
第三の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第三のターゲット領域範囲に入ること、第三のターゲット領域範囲から離れること又は第三のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第三の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第三のTA閾値が以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回(Nが2以上である)の第一の測定値がいずれも第三の測定閾値よりも小さい場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第三のタイマのタイムアウトを検出したことを含む第三のタイマのタイムアウトと、
前記端末が在圈セルの変化を検出したことを含む在圈セルの変化と、
ネットワーク側から取得される第三の規格を満たすことと、
ネットワーク側が、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースすることを前記端末に指示することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0138】
いくつかの実施の形態では、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースした後に、前記第一の処理モジュールは、さらに、
物理層又はRRC層を介して上位層にターゲット指示を送信するために用いられ、前記ターゲット指示は、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号がすでにリリースされた又はすでに無効化されたことを指示するために用いられる。
【0139】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記上位層を介してRRC接続確立又はRRC接続回復プロセスをトリガーするために用いられる。
【0140】
いくつかの実施の形態では、前記第一の特定のイベント及び/又は前記第二の特定のイベントが発生した時、前記第一の処理モジュールは、さらに、
予め配置された第五の配置情報における対応する新しい在圈セルの対応配置に基づいて、前記ネットワーク側機器に上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するために用いられる。
【0141】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
下りリンクリファレンス信号の第二の測定値に基づいて、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の第六の配置情報を決定し、
前記第六の配置情報に基づいて、前記ネットワーク側機器に上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するために用いられ、
ここで、前記第二の測定値は、
SSB、pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4、メッセージBのリファレンス信号受信パワーRSRPと、
PRSのRSRPと、
PRSの到着時間差TDOAとのうちの少なくとも一つを含む。
【0142】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
前記第一のタイマにおけるサブタイマ、前記第二のタイマにおけるサブタイマ又は前記第三のタイマにおけるサブタイマが異なるTAGに属する場合、
在圈セルの位置するTAGのタイマを前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマとする方式と、
プライマリタイミングアドバンスグループPTAGのタイマを前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマとする方式と、
セカンダリタイミングアドバンスグループSTAGのタイマを前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマとする方式とのうちの少なくとも一つによって、前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマを決定するために用いられる。
【0143】
いくつかの実施の形態では、前記第二の特定のイベントが発生した時、前記第一の処理モジュールは、さらに、
現在の上りリンクポジショニングリファレンス信号のサブキャリア間隔SCSを報告し、
ネットワーク側により発信されたタイミングアドバンスtiming advance情報を受信し、
timing advance情報を発信することをネットワーク側に要求するための第三の要求情報を前記ネットワーク側機器に送信し、
前記端末の発生した第二の特定のイベントのタイプを指示するための第三の指示情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられる。
【0144】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
第四の指示情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられ、前記第四の指示情報は、在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するために用いられる。
【0145】
いくつかの実施の形態では、前記第一の処理モジュールは、さらに、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0146】
いくつかの実施の形態では、前記衝突ルールは、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAの物理ランダムアクセスチャネルPRACHと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号に基づいてターゲット信号、ターゲットチャネル又はターゲットデータの優先度を判断し、優先度が低いターゲット信号、ターゲットチャネル又はターゲットデータを廃棄することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0147】
図5を参照すると、本出願の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる非接続状態ポジショニング装置500を提供し、前記装置500は、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信するための第一の送信モジュール501と、
上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を端末に送信するための第二の送信モジュール502であって、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含む第二の送信モジュール502と、を含む。
【0148】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なる規格バージョンに属し、又は、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なるRRC接続状態での上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報である。
【0149】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、
リソースセット識別子情報と、
リソース識別子情報と、
時間領域タイプ情報と、
シンボルの数と、
周波数領域間隔情報と、
時間領域情報と、
周波数領域情報と、
周波数ホッピング情報と、
シーケンス情報と、
繰り返しファクタ情報と、
4-step CBRAのリソース情報、4-step CFRAのリソース情報及び/又はPOSリソースを要求することをUEに指示するためのリソース情報を含む第一のリソース情報と、
2-step CBRAのリソース情報、2-step CFRAのリソース情報及び/又はPOSリソースを要求することをUEに指示するためのリソース情報を含む第二のリソース情報と、
前記端末専用のSDTリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0150】
いくつかの実施の形態では、前記アクティブ化情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するための第一の指示情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信する絶対時間情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記非アクティブ化情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するための第二の指示情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を停止する絶対時間情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第二の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0151】
いくつかの実施の形態では、前記装置は、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するための第一の要求情報と、
前記アクティブ化関連情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するための第二の要求情報と、
timing advance情報を発信することをネットワーク側に要求するための第三の要求情報と、
前記端末の発生した第二の特定のイベントのタイプを指示するための第三の指示情報と、
在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するための第四の指示情報とのうちの少なくとも一つを前記端末から受信するための第二の処理モジュールをさらに含む。
【0152】
いくつかの実施の形態では、前記第二の処理モジュールは、さらに、
前記端末から第一の情報を受信し、
前記第一の情報に基づいてtiming advance情報を更新するために用いられ、
ここで、前記第一の情報は、
プリアンブルと、
メッセージ3と、
メッセージAと、
上りリンクSDTと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号とのうちの少なくとも一つを含む。
【0153】
いくつかの実施の形態では、前記第二の処理モジュールは、さらに、
ネットワーク側がtiming advance情報を更新すると、隣接セルに第五の指示情報を送信するために用いられ、前記第五の指示情報は、前記更新されたtiming advance情報を指示するために用いられる。
【0154】
いくつかの実施の形態では、前記第二の処理モジュールは、さらに、
前記第一の要求情報、前記第二の要求情報、前記第三の要求情報、前記第三の指示情報、前記第四の指示情報のうちの少なくとも一つを前記端末から受信し、又はネットワーク側がtiming advance情報を更新すると、元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルに第六の指示情報を送信するために用いられ、前記第六の指示情報は、前記元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するために用いられる。
【0155】
いくつかの実施の形態では、前記第二の処理モジュールは、さらに、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を端末に送信する時、更新された第一の配置情報及び/又は更新された第二の配置情報を隣接セルに送信するために用いられる。
【0156】
選択的に、図6に示すように、本出願の実施例は、通信機器600をさらに提供し、プロセッサ601と、メモリ602と、メモリ602に記憶されており、且つ前記プロセッサ601上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器600が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ601により実行される時、上記非接続状態ポジショニング方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器600がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ601により実行される時、上記非接続状態ポジショニング方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0157】
図7は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0158】
この端末700は、無線周波数ユニット701、ネットワークモジュール702、オーディオ出力ユニット703、入力ユニット704、センサ705、表示ユニット706、ユーザ入力ユニット707、インターフェースユニット708、メモリ709、及びプロセッサ710などの部材を含むが、それらに限らない。
【0159】
当業者であれば理解できるように、端末700は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ710にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図7に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0160】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット704は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)7041とマイクロホン7042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ7041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット706は、表示パネル7061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル7061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット707は、タッチパネル7071及び他の入力機器7072を含む。タッチパネル7071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器7072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0161】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット701は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ710に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット701は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0162】
メモリ709は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ709は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0163】
プロセッサ710は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ710は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ710に統合されなくてもよい。
【0164】
ここで、プロセッサ710は、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信するために用いられ、
及び/又は、プロセッサ710は、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信するために用いられ、前記アクティブ化関連情報は、アクティブ化情報及び/又は非アクティブ化情報を含み、
及び/又は、プロセッサ710は、上りリンクポジショニングリファレンス信号の衝突ルールを決定するために用いられる。
【0165】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なる規格バージョンに属し、又は、前記第一の配置情報と第二の配置情報は、異なるRRC接続状態での上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報である。
【0166】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、
リソースセット識別子情報と、
リソース識別子情報と、
時間領域タイプ情報と、
シンボルの数と、
周波数領域間隔情報と、
時間領域情報と、
周波数領域情報と、
周波数ホッピング情報と、
シーケンス情報と、
繰り返しファクタ情報と、
競合に基づく四ステップランダムアクセス4-step CBRAのリソース情報、又は非競合に基づく四ステップランダムアクセス4-step CFRAのリソース情報を含む第一のリソース情報と、
競合に基づく2ステップランダムアクセス2-step CBRAのリソース情報、又は非競合に基づく2ステップランダムアクセス2-step CFRAのリソース情報を含む第二のリソース情報と、
前記端末専用のスモールデータ伝送SDTリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0167】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が同期信号ブロックSSBに関連することは、
リソースセット識別子情報がSSBインデックスに関連することと、
リソース識別子情報がSSBインデックスに関連することと、
シーケンス情報がSSBインデックスに関連することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0168】
いくつかの実施の形態では、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、同期信号ブロックSSBに関連し、
ここで、N個のSSBは、一つの前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報に関連し、前記N<1の場合に、一つのSSBは、1/N個の連続した有効な前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報にマッピングされ、前記N>1の場合に、N個のSSBは、一つの前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報にマッピングされ、前記N=1の場合に、SSBは、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報に一対一で対応する。
【0169】
いくつかの実施の形態では、前記の、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することは、
無線リソース制御リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
無線リソース制御一時停止リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
ページングpagingメッセージによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージ2によってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージ4によってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
メッセージBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
下りリンクSDTによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
特定のポジショニング情報ブロックPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信することと、
前記端末が接続状態にある時、ネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信し、前記端末が前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を保存することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0170】
いくつかの実施の形態では、前記特定のPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する時、前記特定のPOSSIBには、前記端末がポジショニング要求情報を送信するためのランダムアクセスチャネルRACHリソースが含まれる。
【0171】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記端末に上りリンクポジショニングリファレンス信号の第三の配置情報が存在する場合、前記端末が接続状態から非アクティブ化状態に入る時、すべての上りリンクポジショニングリファレンス信号の第三の配置情報を保存し、ポジショニング用のもの以外の無線リソースを廃棄するために用いられる。
【0172】
いくつかの実施の形態では、前記時間領域情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の周期と、
スロットオフセットと、
開始シンボルと、
単一周波数ネットワークSFNの初期時間と、
セルリスト及び各セルに対応するSFN0オフセットとのうちの少なくとも一つを含み、
前記周波数領域情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の帯域幅と、
周波数領域リファレンスポイントと、
共通リソースブロックCRB0の周波数領域位置と、
周波数領域オフセットと、
部分帯域幅BWP配置と、
キャリア配置とのうちの少なくとも一つを含む。
【0173】
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から、上りリンクポジショニングリファレンス信号の第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する前に、前記プロセッサ710は、さらに、
ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信するために用いられ、前記第一の要求情報は、前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するために用いられ、
前記の、ネットワーク側機器に第一の要求情報を送信することは、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0174】
いくつかの実施の形態では、前記第一の要求情報は、端末識別情報を含み、前記端末識別情報は、
端末識別子IDと、
セル無線ネットワークの一時識別子C-RNTIと、
非アクティブ化状態一時識別子I-RNTIと、
回復識別子resume IDと、
拡張メディアアクセス制御エンティティMAC-I情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号のシーケンスIDと、
特定のRNTIと、
元のサービングセルIDと、
原因値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0175】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記ネットワーク側機器により配置されるセルリスト、ランダムアクセスネットワークに基づく通知領域RNA、トラッキング領域コードTAC、タイミングアドバンスグループTAG又は特定の範囲を受信するために用いられ、ここで、一つのセルリスト、RNA、TAC、TAG又は特定の範囲での前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報は、部分的に同じであるか、又はすべて同じである。
【0176】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の第四の配置情報を受信するために用いられ、ここで、第四の配置情報は、各セルlist、RNA、TAC、又はTAGに従って配置され、ここで、第四の配置情報は、
セル識別子と、
TAタイミング配置と、
割り当てられた上りリンクポジショニングリファレンス信号リソースが使用可能であるかどうかを判断するための第一のしきい値とのうちの少なくとも一つを含む。
【0177】
いくつかの実施の形態では、前記特定のPOSSIBによってネットワーク側機器から前記第一の配置情報及び/又は第二の配置情報を受信する時、前記プロセッサ710は、さらに、
RACHプロセスを開始し、
前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信し、
前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信するために用いられ、
ここで、前記の、前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することは、
特定のプリアンブルによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
メッセージ3によって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
メッセージAによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
上りリンクSDTによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによって前記ネットワーク側機器に前記端末の第一の識別子情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含み、
前記の、前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することは、
メッセージ2によって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
メッセージ4によって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
メッセージBによって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することと、
下りリンクSDTによって前記ネットワーク側機器から第二の識別子情報を受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0178】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記第二の識別子情報が前記第一の識別子と同じである又は対応関係を有する場合、前記特定のPOSSIBにおける配置を使用して前記ネットワーク側機器に前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するために用いられる。
【0179】
いくつかの実施の形態では、前記特定のPOSSIBに第一のセルのサポート能力情報が運ばれ、前記サポート能力情報は、
アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートするかどうかと、
アイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニング専用のリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0180】
いくつかの実施の形態では、前記サポート能力情報がアイドル状態又は非アクティブ化状態の上りリンクポジショニングをサポートしないことである場合、前記プロセッサ710は、さらに、
前記第一のセルに対応する配置リソースをリリースするために用いられる。
【0181】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記時間領域情報と第一の下りリンク時間領域情報に基づいて前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定するために用いられ、
ここで、前記第一の下りリンク時間領域情報は、
在圈セルSSBの時間によって前記第一の下りリンク時間領域情報を決定する方式と、
元のセルSSBの時間によって前記第一の下りリンク時間領域情報を決定する方式と、
セルリスト及び各セルに対応するSFN0オフセットによって前記第一の下りリンク時間領域情報を決定する方式とのうちの少なくとも一つによって、決定される。
【0182】
いくつかの実施の形態では、本方法が第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が一つ又は複数のサービングセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が在圈セルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が特定のセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がセルリストにおけるすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がランダムアクセスネットワークの通知領域RNA範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がトラッキング領域コードTAC範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報がタイミングアドバンスグループTAGにおけるすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることと、
前記第一の配置情報及び/又は前記第二の配置情報が特定の範囲内のすべてのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置情報であることとのうちの少なくとも一つであることをさらに含む。
【0183】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
端末が複数のサービングセルが異なるタイミングアドバンスグループTAGに属することを期待しないことと、
端末がセルlistにおける複数のセルが異なるタイミングアドバンスグループTAGに属することを期待しないことと、
端末が特定の範囲内の複数のセルが異なるタイミングアドバンスグループTAGに属することを期待しないこととのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0184】
いくつかの実施の形態では、前記アクティブ化情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するための第一の指示情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信する絶対時間情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含み、
前記非アクティブ化情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するための第二の指示情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を停止する絶対時間情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第一の指示情報との間の時間領域オフセット情報と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止時間と前記第二の指示情報との間の時間領域オフセット情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0185】
いくつかの実施の形態では、ネットワーク側機器から上りリンクポジショニングリファレンス信号のアクティブ化関連情報を受信する前に、前記プロセッサ710は、さらに、
第二の要求情報をネットワーク側機器に送信するために用いられ、前記第二の要求情報は、前記アクティブ化関連情報を送信することを前記ネットワーク側機器に要求するために用いられ、
前記の、第二の要求情報をネットワーク側機器に送信することは、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0186】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
無線リソース制御リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
無線リソース制御一時停止リリースメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
pagingメッセージによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージ2によってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージ4によってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
メッセージBによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することと、
下りリンクSDTによってネットワーク側機器から前記アクティブ化関連情報を受信することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0187】
いくつかの実施の形態では、前記第一の指示情報は、一部又はすべての前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信を指示するために用いられ、
前記第二の指示情報は、一部又はすべての前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信停止を指示するために用いられ、
ここで、前記第一の指示情報と前記第二の指示情報は、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の識別子によって指示する方式と、
前記上りリンクポジショニングリファレンス信号に関連するビット列によって指示する方式とのうちの少なくとも一つによって、指示する。
【0188】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記アクティブ化関連情報に基づいて前記上りリンクポジショニングリファレンス信号を決定するために用いられ、
送信される上りリンクポジショニングリファレンス信号を決定することと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の送信時間を決定することと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号の時間領域リソースを決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0189】
いくつかの実施の形態では、前記第一の上りリンクリソースは、
ネットワーク側により予め配置された上りリンクリソースと、
無線リソース制御リリースメッセージによって割り当てられた上りリンクリソースと、
pagingメッセージによって割り当てられた上りリンクリソースと、
メッセージ2によって割り当てられた上りリンクリソースと、
メッセージ4によって割り当てられた上りリンクリソースと、
メッセージBによって割り当てられた上りリンクリソースと、
下りリンクSDTによって割り当てられた上りリンクリソースとのうちの少なくとも一つを含む。
【0190】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記端末が接続状態からアイドル状態又は非アクティブ化状態に入る時、前記無線リソース制御リリースメッセージを受信することと、
アイドル状態又は非アクティブ化状態にある前記端末がRACHプロセスを送信した後に、前記無線リソース制御リリースメッセージを受信することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0191】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
第一の特定のイベントが発生した時、前記ネットワーク側機器に前記第二の要求情報を送信するために用いられ、
ここで、前記第一の特定のイベントは、
第一の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第一のターゲット領域範囲に入ること、第一のターゲット領域範囲から離れること又は第一のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第一の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第一のTA閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第一の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないこと、又は前記端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第一の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記Nは、2以上であり、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第一のタイマのタイムアウトを検出し、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一のタイマのタイムアウトと、
ネットワーク側から取得される第一の規格を満たすことと、
上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0192】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
第二の特定のイベントが発生した時、前記ネットワーク側機器に前記第一の要求情報を送信する又は接続状態に入るために用いられ、
ここで、前記第二の特定のイベントは、
第二の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第二のターゲット領域範囲に入ること、第二のターゲット領域範囲から離れること又は第二のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第二の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第二のTA閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回の第一の測定値がいずれも第二の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないこと、又は前記端末の連続した二回の第一の測定値間の差分値が第二の測定閾値以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記Nは、2以上であり、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第二のタイマのタイムアウトを検出し、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第二のタイマのタイムアウトと、
前記端末が在圈セルの変化を検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む在圈セルの変化と、
ネットワーク側から取得される第二の規格を満たすことと、
上りリンクポジショニング操作又は更新配置が存在することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0193】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
第三の特定のイベントが発生した時、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースするために用いられ、
ここで、前記第三の特定のイベントは、
第三の周期的なタイマが期限切れになると、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の周期的なイベントと、
前記端末が、自体が第三のターゲット領域範囲に入ること、第三のターゲット領域範囲から離れること又は第三のターゲット領域範囲に位置することを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の領域イベントと、
前記端末が、自体の位置移動距離が第三の予め設定される線形距離以上であることを検出した場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第三の動作イベントと、
前記端末からTAへの調整値が第三のTA閾値が以上である場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含むTAの変更と、
前記端末の連続したN回(Nが2以上である)の第一の測定値がいずれも第三の測定閾値よりも小さい場合、前記端末が接続状態に入っていないことを含む第一の測定値の変更であって、前記第一の測定値は、SSBの測定情報と、Pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4又はメッセージBの測定情報と、ポジショニングリファレンス信号PRSの測定情報とのうちの少なくとも一つを含む第一の測定値の変更と、
前記端末が第三のタイマのタイムアウトを検出したことを含む第三のタイマのタイムアウトと、
前記端末が在圈セルの変化を検出したことを含む在圈セルの変化と、
ネットワーク側から取得される第三の規格を満たすことと、
ネットワーク側が、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースすることを前記端末に指示することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0194】
いくつかの実施の形態では、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置及び/又はリソースをリリースした後に、前記プロセッサ710は、さらに、
物理層又はRRC層を介して上位層にターゲット指示を送信するために用いられ、前記ターゲット指示は、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号がすでにリリースされた又はすでに無効化されたことを指示するために用いられる。
【0195】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記上位層を介してRRC接続確立又はRRC接続回復プロセスをトリガーするために用いられる。
【0196】
いくつかの実施の形態では、前記第一の特定のイベント及び/又は前記第二の特定のイベントが発生した時、前記プロセッサ710は、さらに、
予め配置された第五の配置情報における対応する新しい在圈セルの対応配置に基づいて、前記ネットワーク側機器に上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するために用いられる。
【0197】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
下りリンクリファレンス信号の第二の測定値に基づいて、前記上りリンクポジショニングリファレンス信号の第六の配置情報を決定し、
前記第六の配置情報に基づいて、前記ネットワーク側機器に上りリンクポジショニングリファレンス信号を送信するために用いられ、
ここで、前記第二の測定値は、
SSB、pagingメッセージ、メッセージ2、メッセージ4、メッセージBのリファレンス信号受信パワーRSRPと、
PRSのRSRPと、
PRSの到着時間差TDOAとのうちの少なくとも一つを含む。
【0198】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記第一のタイマにおけるサブタイマ、前記第二のタイマにおけるサブタイマ又は前記第三のタイマにおけるサブタイマが異なるTAGに属する場合、
在圈セルの位置するTAGのタイマを前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマとする方式と、
プライマリタイミングアドバンスグループPTAGのタイマを前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマとする方式と、
セカンダリタイミングアドバンスグループSTAGのタイマを前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマとする方式とのうちの少なくとも一つによって、前記第一のタイマ、前記第二のタイマ又は前記第三のタイマを決定するために用いられる。
【0199】
いくつかの実施の形態では、前記第二の特定のイベントが発生した時、前記プロセッサ710は、さらに、
現在の上りリンクポジショニングリファレンス信号のサブキャリア間隔SCSを報告することと、
ネットワーク側により発信されたタイミングアドバンスtiming advance情報を受信することと、
timing advance情報を発信することをネットワーク側に要求するための第三の要求情報を前記ネットワーク側機器に送信することと、
前記端末の発生した第二の特定のイベントのタイプを指示するための第三の指示情報を前記ネットワーク側機器に送信することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0200】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
第四の指示情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられ、前記第四の指示情報は、在圈セルが変更したかどうか、及び/又は元のサービングセル、在圈セル又はポジショニングに参加したいずれかのセルの上りリンクポジショニングリファレンス信号の配置リソースをリリースする必要があるかどうかを指示するために用いられる。
【0201】
いくつかの実施の形態では、前記プロセッサ710は、さらに、
前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を前記ネットワーク側機器に送信するために用いられ、
特定のプリアンブルによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
メッセージ3によってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
メッセージAによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
上りリンクSDTによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することと、
第一の上りリンクリソースによってネットワーク側機器に前記第三の要求情報、前記第三の指示情報及び/又は前記第四の指示情報を送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0202】
いくつかの実施の形態では、前記衝突ルールは、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAの物理ランダムアクセスチャネルPRACHと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
非周期的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がプリアンブルと衝突すると、プリアンブルを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージ3と衝突すると、メッセージ3を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPRACHと衝突すると、メッセージAのPRACHを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAのPUSCHと衝突すると、メッセージAのPUSCHを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号がメッセージAと衝突すると、メッセージAを廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号を廃棄することと、
半静的な上りリンクポジショニングリファレンス信号が上りリンクSDTと衝突すると、上りリンクSDTを廃棄することと、
上りリンクポジショニングリファレンス信号に基づいてターゲット信号、ターゲットチャネル又はターゲットデータの優先度を判断し、優先度が低いターゲット信号、ターゲットチャネル又はターゲットデータを廃棄することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0203】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図8に示すように、このネットワーク側機器80は、アンテナ81、無線周波数装置82、ベースバンド装置83を含む。アンテナ81と無線周波数装置82とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置82は、アンテナ81を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置83に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置83は、送信する情報を処理し、無線周波数装置82に送信し、無線周波数装置82は、受信した情報を処理した後にアンテナ81を介して送出する。
【0204】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置83に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置83に実現されてもよく、このベースバンド装置83は、プロセッサ84とメモリ85とを含む。
【0205】
ベースバンド装置83は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図8に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ84であり、メモリ85と接続されて、メモリ85におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク側機器の操作を実行する。
【0206】
このベースバンド装置83は、ネットワークインターフェース86をさらに含んでもよく、無線周波数装置82との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
【0207】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ85に記憶されており、且つプロセッサ84上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ84は、メモリ85における命令又はプログラムを呼び出し、図5に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0208】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、非揮発性であってもよく、揮発性であってもよく、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記非接続状態ポジショニング方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0209】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0210】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行し、上記非接続状態ポジショニング方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0211】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0212】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、ここで、前記コンピュータプログラム製品が非一時的可読記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記非接続状態ポジショニング方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0213】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0214】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合に、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。
【0215】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1a
図1b
図1c
図1d
図2a
図2b
図3a
図3b
図3c
図3d
図3e
図3f
図3g
図4
図5
図6
図7
図8