(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-12
(45)【発行日】2024-11-20
(54)【発明の名称】プログラム、方法、情報処理装置、システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/12 20230101AFI20241113BHJP
【ＦＩ】
G06Q40/12 420
【請求項の数】
13
(21)【出願番号】P 2024111224
(22)【出願日】2024-07-10
【審査請求日】2024-07-10
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】ＩＰＴｅｃｈ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】石川 美喜
(72)【発明者】
【氏名】谷内 祐太
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】特許第７４９６４６８（ＪＰ，Ｂ１）
【文献】特開２０１９－０１６０４５（ＪＰ，Ａ）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｇ０６Ｑ １０／００－９９／００
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサが、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップと、
前記取引記憶ステップにおいて記憶した前記所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップと、
ユーザから、前記帳票記憶ステップにおいて記憶した前記所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップと、
前記所定の帳票情報の入力項目と、前記所定の取引情報の項目と、の関連付けに基づき、入力項目ごとに差分を抽出することにより、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップと、
取引情報を更新するための判定条件と、前記更新生成ステップにおいて生成した前記更新データに基づき、前記所定の取引情報を更新することが可能か判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記所定の取引情報を更新することが可能であると判定した場合に、前記更新データに含まれる前記取引情報の項目を、前記所定の帳票情報の入力項目に基づき更新する取引更新ステップと、
を実行するプログラム。
【請求項2】
前記判定ステップは、前記判定条件と、前記更新データ、前記所定の取引情報と、を比較することにより前記所定の取引情報を更新することが可能か判定するステップである、
請求項１記載のプログラム。
【請求項3】
前記判定ステップは、前記更新データと競合する情報が、前記所定の取引情報に関連付けられている場合に、前記所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、
請求項１記載のプログラム。
【請求項4】
前記判定ステップは、前記帳票記憶ステップにおいて前記所定の帳票情報を記憶した後、かつ、前記変更受付ステップにおいて前記所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける前の期間に、前記所定の取引情報の項目に他の情報が関連付けられている場合に、前記所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、請求項１記載のプログラム。
【請求項5】
前記判定ステップは、前記取引記憶ステップにおいて記憶した前記所定の取引情報に入金情報が関連付けられている場合に、前記所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、請求項１記載のプログラム。
【請求項6】
前記取引更新ステップは、前記所定の取引情報を取り消しすることなく、前記所定の取引情報を更新するステップである、請求項１記載のプログラム。
【請求項7】
前記プロセッサが、前記判定ステップにおける判定結果を提示する判定提示ステップと、を実行し、
前記取引更新ステップは、前記判定提示ステップにおいて提示した前記判定結果に対するユーザからの入力操作に応じて、前記更新データに基づき前記所定の取引情報を更新するステップである、請求項１記載のプログラム。
【請求項8】
前記判定提示ステップは、前記判定ステップにおいて前記取引情報を更新することが可能ではないと判定した場合に、前記取引情報を修正するための手順を示す情報を、前記判定結果とともに提示するステップである、請求項７記載のプログラム。
【請求項9】
前記判定提示ステップは、前記更新生成ステップにおいて生成した、変更した前記所定の帳票情報と、変更前の前記所定の帳票情報と、の差分を示す情報を、前記判定結果とともに提示するステップである、請求項８記載のプログラム。
【請求項10】
前記判定提示ステップは、前記更新生成ステップにおいて生成した、変更した前記所定の帳票情報と、変更前の前記所定の帳票情報と、の差分に基づき特定される前記所定の取引情報の項目と、当該項目に対する変更内容を示す情報を、前記判定結果とともに提示するステップである、請求項９記載のプログラム。
【請求項11】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、請求項１から請求項１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する方法。
【請求項12】
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、前記制御部が、請求項１から請求項１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する情報処理装置。
【請求項13】
請求項１から請求項１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備えるシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
会計取引を管理する情報処理技術が知られている。
特許文献１には、摘要欄の入力を支援する技術が開示されている。
特許文献１には、摘要欄の入力を支援する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開２００１－０６０８０１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
適切に会計情報の更新ができていないという課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、適切に会計情報を更新する技術を提供することである。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、適切に会計情報を更新する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサが、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップと、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップと、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップと、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップと、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新することが可能か判定する判定ステップと、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新することが可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップと、を実行するプログラム。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、適切に会計情報を更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】システム１の機能構成を示すブロック図である。
【図2】サーバ１０の機能構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末２０の機能構成を示すブロック図である。
【図4】ユーザテーブル１０１２のデータ構造を示す図である。
【図5】取引テーブル１０１３のデータ構造を示す図である。
【図6】帳票テーブル１０１４のデータ構造を示す図である。
【図7】帳票発行処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】コンピュータ９０の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0009】
＜システム１の構成＞
本開示におけるシステム１は、会計に関する情報処理サービスを提供する情報処理システムである。
システム１は、ネットワークＮを介して接続された、サーバ１０、ユーザ端末２０の情報処理装置を備える。
図１は、システム１の機能構成を示すブロック図である。
図２は、サーバ１０の機能構成を示すブロック図である。
図３は、ユーザ端末２０の機能構成を示すブロック図である。
本開示におけるシステム１は、会計に関する情報処理サービスを提供する情報処理システムである。
システム１は、ネットワークＮを介して接続された、サーバ１０、ユーザ端末２０の情報処理装置を備える。
図１は、システム１の機能構成を示すブロック図である。
図２は、サーバ１０の機能構成を示すブロック図である。
図３は、ユーザ端末２０の機能構成を示すブロック図である。
【0010】
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ１０、ユーザ端末２０のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
【0011】
＜サーバ１０の構成＞
サーバ１０は、会計に関する情報処理サービスを提供する情報処理装置である。
サーバ１０は、記憶部１０１、制御部１０４を備える。
サーバ１０は、会計に関する情報処理サービスを提供する情報処理装置である。
サーバ１０は、記憶部１０１、制御部１０４を備える。
【0012】
＜サーバ１０の記憶部１０１の構成＞
サーバ１０の記憶部１０１は、アプリケーションプログラム１０１１、ユーザテーブル１０１２、取引テーブル１０１３、帳票テーブル１０１４を備える。
サーバ１０の記憶部１０１は、アプリケーションプログラム１０１１、ユーザテーブル１０１２、取引テーブル１０１３、帳票テーブル１０１４を備える。
【0013】
ユーザテーブル１０１２は、サービスを利用する会員ユーザ（以下、ユーザ）の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル１０１２の新しいレコードに記憶される。これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。
ユーザテーブル１０１２は、ユーザＩＤを主キーとして、ユーザＩＤ、ユーザ名、ユーザデータのカラムを有するテーブルである。
図４は、ユーザテーブル１０１２のデータ構造を示す図である。
ユーザテーブル１０１２は、ユーザＩＤを主キーとして、ユーザＩＤ、ユーザ名、ユーザデータのカラムを有するテーブルである。
図４は、ユーザテーブル１０１２のデータ構造を示す図である。
【0014】
ユーザＩＤは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
ユーザデータは、ユーザ個人の固有情報と、ユーザの特性や背景に関する属性情報を含む。
ユーザの固有情報は、ユーザの生年月日（年齢）、性別等のユーザの固有の情報を含む。
ユーザの属性情報は、ユーザの教育歴（最終学歴、専攻、卒業年）、職業、職歴、興味・関心、居住地、言語等の情報を含む。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
ユーザデータは、ユーザ個人の固有情報と、ユーザの特性や背景に関する属性情報を含む。
ユーザの固有情報は、ユーザの生年月日（年齢）、性別等のユーザの固有の情報を含む。
ユーザの属性情報は、ユーザの教育歴（最終学歴、専攻、卒業年）、職業、職歴、興味・関心、居住地、言語等の情報を含む。
【0015】
取引テーブル１０１３は、サービスを利用するユーザが行う取引に関する情報（取引情報）を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、ユーザが取引を行うことで、当該取引の情報が取引テーブル１０１３の新しいレコードに記憶される。なお、取引情報の一部または全部は、ユーザによる入力操作に応じて入力しても良いし、ユーザに関連づけられた銀行口座の取引記録、クレジットカード等の利用明細等に基づき自動的に入力されても良い。
取引テーブル１０１３は、取引ＩＤを主キーとして、取引ＩＤ、ユーザＩＤ、勘定科目、品目、金額のカラムを有するテーブルである。
図５は、取引テーブル１０１３のデータ構造を示す図である。
取引テーブル１０１３は、取引ＩＤを主キーとして、取引ＩＤ、ユーザＩＤ、勘定科目、品目、金額のカラムを有するテーブルである。
図５は、取引テーブル１０１３のデータ構造を示す図である。
【0016】
取引ＩＤは、取引情報を識別するための取引識別情報を記憶する項目である。取引識別情報は、取引情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザＩＤは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
勘定科目は、取引に関連する会計上の勘定科目を記憶する項目である。勘定科目は、取引の性質や内容に応じて分類される。
品目は、取引の対象となる商品の品目を記憶する項目である。品目は、商品やサービスの具体的な内容を示す。
金額は、取引の金額を記憶する項目である。金額は、取引における支払いや受取の金額を示す。
ユーザＩＤは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
勘定科目は、取引に関連する会計上の勘定科目を記憶する項目である。勘定科目は、取引の性質や内容に応じて分類される。
品目は、取引の対象となる商品の品目を記憶する項目である。品目は、商品やサービスの具体的な内容を示す。
金額は、取引の金額を記憶する項目である。金額は、取引における支払いや受取の金額を示す。
【0017】
帳票テーブル１０１４は、取引に関する帳票（見積書、請求書、領収書、納品書など）の情報（帳票情報）を記憶し管理するテーブルである。
帳票テーブル１０１４は、帳票ＩＤを主キーとして、帳票ＩＤ、取引ＩＤ、帳票種別、帳票データ、バージョン、反映可否のカラムを有するテーブルである。
図６は、帳票テーブル１０１４のデータ構造を示す図である。
帳票テーブル１０１４は、帳票ＩＤを主キーとして、帳票ＩＤ、取引ＩＤ、帳票種別、帳票データ、バージョン、反映可否のカラムを有するテーブルである。
図６は、帳票テーブル１０１４のデータ構造を示す図である。
【0018】
帳票ＩＤは、帳票情報を一意に識別するための帳票識別情報を記憶する項目である。帳票識別情報は、帳票情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
取引ＩＤは、取引情報を識別するための取引識別情報を記憶する項目である。
帳票種別は、帳票情報の種別（見積書、請求書、領収書、納品書など）を示す情報を記憶する項目である。
帳票データは、帳票に関するデータを記憶する項目である。帳票データは、帳票の送付先（氏名、名称、住所、電話番号等）、帳票に関連する取引の品目、金額等の情報を含む。
バージョンは、帳票データのバージョン情報を記憶する項目である。バージョンは、帳票データの改訂履歴や変更内容を管理するために使用される。
反映可否は、帳票の内容が取引や他のデータに反映可能かどうかを示す情報を記憶する項目である。
取引ＩＤは、取引情報を識別するための取引識別情報を記憶する項目である。
帳票種別は、帳票情報の種別（見積書、請求書、領収書、納品書など）を示す情報を記憶する項目である。
帳票データは、帳票に関するデータを記憶する項目である。帳票データは、帳票の送付先（氏名、名称、住所、電話番号等）、帳票に関連する取引の品目、金額等の情報を含む。
バージョンは、帳票データのバージョン情報を記憶する項目である。バージョンは、帳票データの改訂履歴や変更内容を管理するために使用される。
反映可否は、帳票の内容が取引や他のデータに反映可能かどうかを示す情報を記憶する項目である。
【0019】
＜サーバ１０の制御部１０４の構成＞
サーバ１０の制御部１０４は、ユーザ登録制御部１０４１を備える。制御部１０４は、記憶部１０１に記憶されたアプリケーションプログラム１０１１を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
サーバ１０の制御部１０４は、ユーザ登録制御部１０４１を備える。制御部１０４は、記憶部１０１に記憶されたアプリケーションプログラム１０１１を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0020】
ユーザ登録制御部１０４１は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル１０１２に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル１０１２に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ１０へ送信する。ユーザ登録制御部１０４１は、受信した情報をユーザテーブル１０１２の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル１０１２に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部１０４１によるユーザ情報のユーザテーブル１０１２への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザＩＤは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部１０４１が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
ユーザテーブル１０１２に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ１０へ送信する。ユーザ登録制御部１０４１は、受信した情報をユーザテーブル１０１２の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル１０１２に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部１０４１によるユーザ情報のユーザテーブル１０１２への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザＩＤは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部１０４１が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
【0021】
＜ユーザ端末２０の構成＞
ユーザ端末２０は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。ユーザ端末２０は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップＰＣであってもよい。また、ＨＭＤ（Ｈｅａｄ Ｍｏｕｎｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
ユーザ端末２０は、記憶部２０１、制御部２０４、入力装置２０６、出力装置２０８を備える。
ユーザ端末２０は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。ユーザ端末２０は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップＰＣであってもよい。また、ＨＭＤ（Ｈｅａｄ Ｍｏｕｎｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
ユーザ端末２０は、記憶部２０１、制御部２０４、入力装置２０６、出力装置２０８を備える。
【0022】
＜ユーザ端末２０の記憶部２０１の構成＞
ユーザ端末２０の記憶部２０１は、ユーザＩＤ２０１１、アプリケーションプログラム２０１２を備える。
ユーザ端末２０の記憶部２０１は、ユーザＩＤ２０１１、アプリケーションプログラム２０１２を備える。
【0023】
ユーザＩＤ２０１１はユーザのアカウントＩＤである。ユーザは、ユーザ端末２０からユーザＩＤ２０１１を、サーバ１０へ送信する。サーバ１０は、ユーザＩＤ２０１１に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、ユーザＩＤ２０１１には、ユーザ端末２０を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ１０から一時的に付与されるセッションＩＤなどの情報を含む。
【0024】
アプリケーションプログラム２０１２は、記憶部２０１に予め記憶されていても良いし、通信ＩＦを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム２０１２は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム２０１２は、ユーザ端末２０に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
アプリケーションプログラム２０１２は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム２０１２は、ユーザ端末２０に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
【0025】
＜ユーザ端末２０の制御部２０４の構成＞
ユーザ端末２０の制御部２０４は、入力制御部２０４１、出力制御部２０４２を備える。制御部２０４は、記憶部２０１に記憶されたアプリケーションプログラム２０１２を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、入力制御部２０４１、出力制御部２０４２を備える。制御部２０４は、記憶部２０１に記憶されたアプリケーションプログラム２０１２を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0026】
＜ユーザ端末２０の入力装置２０６の構成＞
ユーザ端末２０の入力装置２０６は、カメラ２０６１、マイク２０６２、位置情報センサ２０６３、モーションセンサ２０６４、タッチデバイス２０６５を備える。
ユーザ端末２０の入力装置２０６は、カメラ２０６１、マイク２０６２、位置情報センサ２０６３、モーションセンサ２０６４、タッチデバイス２０６５を備える。
【0027】
＜ユーザ端末２０の出力装置２０８の構成＞
ユーザ端末２０の出力装置２０８は、ディスプレイ２０８１、スピーカ２０８２を備える。
ユーザ端末２０の出力装置２０８は、ディスプレイ２０８１、スピーカ２０８２を備える。
【0028】
【0029】
＜帳票発行処理＞
帳票発行処理は、見積書、請求書、領収書、納品書等の帳票の新規発行、および、当該帳票を更新（修正）する処理である。
帳票発行処理は、見積書、請求書、領収書、納品書等の帳票の新規発行、および、当該帳票を更新（修正）する処理である。
【0030】
＜帳票発行処理の概要＞
帳票発行処理は、新たに帳票を登録するステップ、登録した帳票に応じた取引を登録するステップ、取引の事情に応じて登録した帳票を更新（修正）するステップ、当該更新に応じて取引を更新（修正）するステップ、の一連の処理である。
帳票発行処理は、新たに帳票を登録するステップ、登録した帳票に応じた取引を登録するステップ、取引の事情に応じて登録した帳票を更新（修正）するステップ、当該更新に応じて取引を更新（修正）するステップ、の一連の処理である。
【0031】
＜帳票発行処理の詳細＞
以下に、帳票発行処理の詳細を説明する。
以下に、帳票発行処理の詳細を説明する。
【0032】
＜取引記憶ステップ＞
ステップＳ１０１において、サーバ１０の制御部１０４は、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップを実行する。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、ウェブブラウザ等に取引記憶処理を実行するためのページ（取引記憶ページ）のＵＲＬを入力し、取引記憶ページを開く。ユーザ端末２０の制御部２０４は、取引記憶ページを開くためのリクエストを、サーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、受信したリクエストに基づき、取引記憶ページを生成しユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した取引記憶ページをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。
取引記憶ページは、会計取引（以下、取引）に関する、取引が収入または支出のいずれかを選択する入力欄、取引が未決済か決済済のいずれかを選択する入力欄、取引口座、発生日、取引先、勘定科目、金額、品目・部門・メモ・タグ・セグメント、備考等の入力欄、帳票ボタン等を含む。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、入力欄に会計取引に関する情報（例えば、物品等の購入や、物品等の販売、税区分、金額等）を入力する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、ユーザＩＤ２０１１、入力データをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、取引テーブル１０１３の新たなレコードの、受信したユーザＩＤ２０１１をユーザＩＤ、受信した入力データを勘定科目、品目、金額、その他不図示のカラム等に記憶する。
ステップＳ１０１において、サーバ１０の制御部１０４は、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップを実行する。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、ウェブブラウザ等に取引記憶処理を実行するためのページ（取引記憶ページ）のＵＲＬを入力し、取引記憶ページを開く。ユーザ端末２０の制御部２０４は、取引記憶ページを開くためのリクエストを、サーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、受信したリクエストに基づき、取引記憶ページを生成しユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した取引記憶ページをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。
取引記憶ページは、会計取引（以下、取引）に関する、取引が収入または支出のいずれかを選択する入力欄、取引が未決済か決済済のいずれかを選択する入力欄、取引口座、発生日、取引先、勘定科目、金額、品目・部門・メモ・タグ・セグメント、備考等の入力欄、帳票ボタン等を含む。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、入力欄に会計取引に関する情報（例えば、物品等の購入や、物品等の販売、税区分、金額等）を入力する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、ユーザＩＤ２０１１、入力データをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、取引テーブル１０１３の新たなレコードの、受信したユーザＩＤ２０１１をユーザＩＤ、受信した入力データを勘定科目、品目、金額、その他不図示のカラム等に記憶する。
【0033】
ステップＳ１０１において、取引記憶ステップは、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を参照して特定される所定の取引情報を記憶するステップを実行する。
具体的に、取引記憶ステップは、帳票記憶ステップの後に実行する構成としても良い。例えば、サーバ１０の制御部１０４は、帳票テーブル１０１４に記憶した１または複数の帳票情報をユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した１または複数の帳票情報を選択可能な態様で、ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより所定の帳票情報を選択する。ユーザ端末２０の制御部２０４、または、サーバ１０の制御部１０４は、選択した帳票情報に含まれる帳票データから、取引口座、発生日、取引先、勘定科目、金額、品目・部門・メモ・タグ・セグメント、備考等の、取引記憶ページの入力欄に対応する情報を抽出する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、抽出した情報を入力欄に入力した状態の取引記憶ページを、ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引記憶ページの入力欄のうち入力がされていない項目を入力する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、取引記憶ページの入力欄に入力した項目（取引情報）をサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、受信した取引情報を、取引テーブル１０１３の勘定科目、品目、税区分、金額、その他不図示のカラム等に記憶する。なお、ユーザからの入力は必須ではなく、帳票情報に基づき自動的に取引情報を取引テーブル１０１３に記憶しても良い。
これにより、既に登録されている帳票情報に基づき、ユーザによる取引登録の作業負担を軽減することができる。本開示においては、この場合においても、ユーザは少なくとも税区分の項目を入力し、取引情報を記憶するものとする。
具体的に、取引記憶ステップは、帳票記憶ステップの後に実行する構成としても良い。例えば、サーバ１０の制御部１０４は、帳票テーブル１０１４に記憶した１または複数の帳票情報をユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した１または複数の帳票情報を選択可能な態様で、ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより所定の帳票情報を選択する。ユーザ端末２０の制御部２０４、または、サーバ１０の制御部１０４は、選択した帳票情報に含まれる帳票データから、取引口座、発生日、取引先、勘定科目、金額、品目・部門・メモ・タグ・セグメント、備考等の、取引記憶ページの入力欄に対応する情報を抽出する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、抽出した情報を入力欄に入力した状態の取引記憶ページを、ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引記憶ページの入力欄のうち入力がされていない項目を入力する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、取引記憶ページの入力欄に入力した項目（取引情報）をサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、受信した取引情報を、取引テーブル１０１３の勘定科目、品目、税区分、金額、その他不図示のカラム等に記憶する。なお、ユーザからの入力は必須ではなく、帳票情報に基づき自動的に取引情報を取引テーブル１０１３に記憶しても良い。
これにより、既に登録されている帳票情報に基づき、ユーザによる取引登録の作業負担を軽減することができる。本開示においては、この場合においても、ユーザは少なくとも税区分の項目を入力し、取引情報を記憶するものとする。
【0034】
ステップＳ１０２において、サーバ１０の制御部１０４は、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップを実行する。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作し、取引記憶ページに含まれる帳票ボタンを選択することにより帳票ページを開く。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票ページを開くためのユーザＩＤ２０１１を含むリクエストをサーバ１０へ送信する。
サーバ１０は、リクエストを受信すると帳票ページを生成しユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票ページをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示し、提示する。
帳票ページは、ステップＳ１０１において登録した取引情報に関して、見積書、請求書、領収書、納品書等の帳票種別を選択する入力欄、件名、日付（見積日、請求日、領収日、納品日、その他、見積書の有効期限、請求書の支払い期限等の帳票ごとの日付）に関する入力欄、取引先、宛名、郵便番号、住所、部署、担当者、取引先口座、請求書番号、枝番、請求日、入金方法（振込／振替等）、入金期限、振替日、自社担当者、自社名、登録番号、自社情報、振込先、明細に関する適用、取引日、数量、単位、単価、消費税、明細金額、等の入力欄を含む。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、入力欄に帳票発行の必要情報（例えば、帳票種別、取引先、金額等）を入力する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、ユーザＩＤ２０１１、入力データをサーバ１０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、ステップＳ１０１において記憶した取引テーブル１０１３の取引ＩＤ、入力データをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、帳票テーブル１０１４の新たなレコードの、取引ＩＤを取引ＩＤの項目に、入力データに含まれる帳票種別、その他入力データ等を、帳票種別、帳票データの項目に記憶する。その他、入力データ等を、帳票テーブル１０１４に含まれる不図示のカラム等に記憶しても良い。また、帳票テーブル１０１４のバージョンの項目には「１」の値（帳票情報が新たに記憶された初版であることを示す情報）が記憶される。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作し、取引記憶ページに含まれる帳票ボタンを選択することにより帳票ページを開く。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票ページを開くためのユーザＩＤ２０１１を含むリクエストをサーバ１０へ送信する。
サーバ１０は、リクエストを受信すると帳票ページを生成しユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票ページをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示し、提示する。
帳票ページは、ステップＳ１０１において登録した取引情報に関して、見積書、請求書、領収書、納品書等の帳票種別を選択する入力欄、件名、日付（見積日、請求日、領収日、納品日、その他、見積書の有効期限、請求書の支払い期限等の帳票ごとの日付）に関する入力欄、取引先、宛名、郵便番号、住所、部署、担当者、取引先口座、請求書番号、枝番、請求日、入金方法（振込／振替等）、入金期限、振替日、自社担当者、自社名、登録番号、自社情報、振込先、明細に関する適用、取引日、数量、単位、単価、消費税、明細金額、等の入力欄を含む。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、入力欄に帳票発行の必要情報（例えば、帳票種別、取引先、金額等）を入力する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、ユーザＩＤ２０１１、入力データをサーバ１０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、ステップＳ１０１において記憶した取引テーブル１０１３の取引ＩＤ、入力データをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、帳票テーブル１０１４の新たなレコードの、取引ＩＤを取引ＩＤの項目に、入力データに含まれる帳票種別、その他入力データ等を、帳票種別、帳票データの項目に記憶する。その他、入力データ等を、帳票テーブル１０１４に含まれる不図示のカラム等に記憶しても良い。また、帳票テーブル１０１４のバージョンの項目には「１」の値（帳票情報が新たに記憶された初版であることを示す情報）が記憶される。
【0035】
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、帳票テーブルに記憶した１または複数の帳票情報を選択することにより、見積書、請求書、領収書、納品書等の帳票を作成することができる。帳票は、ＰＤＦ、Ｗｏｒｄ、その他、任意の形式で出力することが可能である。ユーザは、出力した帳票を取引先等に送付することができる。
【0036】
本開示においては、一例として取引記憶ステップの後に帳票記憶ステップが実行される例を開示したがこれに限られない。既に説明したとおり、帳票記憶ステップにおいて記憶した帳票情報を参照して、取引記憶ステップを実行しても良い。
また、帳票記憶ステップは、取引記憶ステップの後に実行する必要は必ずしもない。例えば、取引記憶ステップと帳票記憶ステップは、同時に実行しても良い。つまり、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引記憶ページの入力欄に会計取引に関する情報を入力するとともに、当該会計取引に関する情報をサーバ１０へ送信することなく、帳票ボタンを選択することにより帳票画面において帳票に関する入力データを入力しても良い。ユーザ端末２０の制御部２０４は、会計取引に関する情報と、帳票データと、をともにサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、ユニークな取引ＩＤを生成する。サーバ１０の制御部１０４は、取引ＩＤ、会計取引に関する情報を、取引テーブル１０１３の新たなレコードの取引ＩＤ、勘定科目、品目、金額、その他不図示のカラム等に記憶する。同様に、サーバ１０の制御部１０４は、帳票データを、帳票テーブル１０１４の新たなレコードの取引ＩＤ、帳票種別、帳票データの項目に記憶する。
また、帳票記憶ステップは、取引記憶ステップの後に実行する必要は必ずしもない。例えば、取引記憶ステップと帳票記憶ステップは、同時に実行しても良い。つまり、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引記憶ページの入力欄に会計取引に関する情報を入力するとともに、当該会計取引に関する情報をサーバ１０へ送信することなく、帳票ボタンを選択することにより帳票画面において帳票に関する入力データを入力しても良い。ユーザ端末２０の制御部２０４は、会計取引に関する情報と、帳票データと、をともにサーバ１０へ送信する。サーバ１０の制御部１０４は、ユニークな取引ＩＤを生成する。サーバ１０の制御部１０４は、取引ＩＤ、会計取引に関する情報を、取引テーブル１０１３の新たなレコードの取引ＩＤ、勘定科目、品目、金額、その他不図示のカラム等に記憶する。同様に、サーバ１０の制御部１０４は、帳票データを、帳票テーブル１０１４の新たなレコードの取引ＩＤ、帳票種別、帳票データの項目に記憶する。
【0037】
＜変更受付ステップ＞
ステップＳ１０３において、サーバ１０の制御部１０４は、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップを実行する。
具体的に、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作し、ブラウザアプリケーション等を実行し、帳票編集ページのＵＲＬ等を入力することにより帳票編集ページを開く。ＵＲＬは、帳票記憶ステップにおいて記憶した帳票を特定するための帳票ＩＤを含む。また、不図示のテーブル等を参照して、帳票ＩＤを特定可能なものとする。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票編集ページを開くためのユーザＩＤ２０１１を含むリクエストをサーバ１０へ送信する。
サーバ１０の制御部１０４は、リクエストを受信すると、ＵＲＬから帳票ＩＤを抽出する。サーバ１０の制御部１０４は、帳票ＩＤに基づき、帳票テーブル１０１４の帳票ＩＤの項目を検索し、帳票種別、帳票データの項目を取得する。サーバ１０の制御部１０４は、帳票データに基づき、帳票編集ページを生成しユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票編集ページをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示し、提示する。
帳票編集ページの入力欄等の構成は、帳票ページと同様の入力欄を含む構成としても良い。サーバ１０の制御部１０４は、入力欄に対して、取得した帳票データの項目を入力した状態で帳票編集ページを生成する。つまり、帳票編集ページは、帳票ページにおいて、入力欄に帳票テーブル１０１４に記憶した帳票種別、帳票データ等が入力された状態で表示される。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、帳票編集ページの入力欄を自由に編集（変更）することができる。なお、入力欄のうち編集可能な項目は予め規定されていても良い。帳票種別は編集できないものとしても良い。例えば、請求書を見積書へ編集（変更）することはできないものとしても良い。
ステップＳ１０３において、サーバ１０の制御部１０４は、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップを実行する。
具体的に、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作し、ブラウザアプリケーション等を実行し、帳票編集ページのＵＲＬ等を入力することにより帳票編集ページを開く。ＵＲＬは、帳票記憶ステップにおいて記憶した帳票を特定するための帳票ＩＤを含む。また、不図示のテーブル等を参照して、帳票ＩＤを特定可能なものとする。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票編集ページを開くためのユーザＩＤ２０１１を含むリクエストをサーバ１０へ送信する。
サーバ１０の制御部１０４は、リクエストを受信すると、ＵＲＬから帳票ＩＤを抽出する。サーバ１０の制御部１０４は、帳票ＩＤに基づき、帳票テーブル１０１４の帳票ＩＤの項目を検索し、帳票種別、帳票データの項目を取得する。サーバ１０の制御部１０４は、帳票データに基づき、帳票編集ページを生成しユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、帳票編集ページをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示し、提示する。
帳票編集ページの入力欄等の構成は、帳票ページと同様の入力欄を含む構成としても良い。サーバ１０の制御部１０４は、入力欄に対して、取得した帳票データの項目を入力した状態で帳票編集ページを生成する。つまり、帳票編集ページは、帳票ページにおいて、入力欄に帳票テーブル１０１４に記憶した帳票種別、帳票データ等が入力された状態で表示される。
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、帳票編集ページの入力欄を自由に編集（変更）することができる。なお、入力欄のうち編集可能な項目は予め規定されていても良い。帳票種別は編集できないものとしても良い。例えば、請求書を見積書へ編集（変更）することはできないものとしても良い。
【0038】
例えば、実際の商取引において、帳票を発行した後に取引の内容が変わる場合がある。例えば、請求書を発行した後に、取引品の数量、単位、単価等が変わってしまう場合がある。そのような場合は、請求書の内容（帳票データ）を修正した後に、請求書を再発行し、取引先に再発行した請求書を送付する必要がある。
このような場合に、ユーザは、過去に発行した帳票を、帳票テーブル１０１４を検索し特定し、当該帳票の入力内容を編集（変更）し、帳票の再発行を行う。
このような場合に、ユーザは、過去に発行した帳票を、帳票テーブル１０１４を検索し特定し、当該帳票の入力内容を編集（変更）し、帳票の再発行を行う。
【0039】
ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、帳票編集ページの入力欄を変更した後に、帳票編集ページに設けられた保存ボタン等を選択する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、編集対象の帳票情報の取引ＩＤ、ユーザＩＤ２０１１、帳票編集ページの入力欄に入力された入力データをサーバ１０へ送信する。
サーバ１０の制御部１０４は、受信した、帳票テーブル１０１４の新たなレコードの、受信した取引ＩＤは取引ＩＤの項目、入力データを帳票種別、帳票データの項目に記憶する。また、帳票テーブル１０１４のバージョンの項目には「２」の値（元の帳票情報のレコードに含まれるバージョンをインクリメントした値）が記憶される。
本開示においては、バージョンの項目に１が記憶された帳票情報のレコードを第１帳票情報、バージョンの項目に２が記憶された帳票情報のレコードを第２帳票情報とする。
サーバ１０の制御部１０４は、受信した、帳票テーブル１０１４の新たなレコードの、受信した取引ＩＤは取引ＩＤの項目、入力データを帳票種別、帳票データの項目に記憶する。また、帳票テーブル１０１４のバージョンの項目には「２」の値（元の帳票情報のレコードに含まれるバージョンをインクリメントした値）が記憶される。
本開示においては、バージョンの項目に１が記憶された帳票情報のレコードを第１帳票情報、バージョンの項目に２が記憶された帳票情報のレコードを第２帳票情報とする。
【0040】
＜更新生成ステップ＞
ステップＳ１０４において、サーバ１０の制御部１０４は、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップを実行する。
更新生成ステップは、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を抽出することにより更新データを生成する。
更新生成ステップは、所定の帳票情報の入力項目と、所定の取引情報の項目と、の関連付けに基づき、入力項目ごとに差分を抽出することにより更新データを生成するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、第２帳票情報と第１帳票情報とを比較することにより、差分を抽出する。具体的に、第２帳票情報の帳票データに含まれる項目（数量、単位、単価等）ごとに、第１帳票情報の帳票データに含まれる項目と比較することにより、編集した項目毎の編集内容（更新データ）を抽出する。更新データは、項目ごとの編集前後の値を含む情報である。更新データは、更新前後の帳票データの帳票ＩＤ、取引ＩＤ等を含んでも良い。
例えば、「数量：４２から２４」、「単位：２４時間から１２時間」、「単価：２０，０００円から２４，０００円」などのように、項目毎に、編集前（変更前）の値と編集後（変更後）の値とを抽出する。なお、編集前後において値が変わらない項目については抽出を省略しても良い。
更新データは、不図示のテーブル等に、取引ＩＤ、帳票ＩＤ（編集前の帳票情報の帳票ＩＤ、編集後の帳票情報の帳票ＩＤ）等と関連付けて記憶しても良い。
ステップＳ１０４において、サーバ１０の制御部１０４は、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップを実行する。
更新生成ステップは、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を抽出することにより更新データを生成する。
更新生成ステップは、所定の帳票情報の入力項目と、所定の取引情報の項目と、の関連付けに基づき、入力項目ごとに差分を抽出することにより更新データを生成するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、第２帳票情報と第１帳票情報とを比較することにより、差分を抽出する。具体的に、第２帳票情報の帳票データに含まれる項目（数量、単位、単価等）ごとに、第１帳票情報の帳票データに含まれる項目と比較することにより、編集した項目毎の編集内容（更新データ）を抽出する。更新データは、項目ごとの編集前後の値を含む情報である。更新データは、更新前後の帳票データの帳票ＩＤ、取引ＩＤ等を含んでも良い。
例えば、「数量：４２から２４」、「単位：２４時間から１２時間」、「単価：２０，０００円から２４，０００円」などのように、項目毎に、編集前（変更前）の値と編集後（変更後）の値とを抽出する。なお、編集前後において値が変わらない項目については抽出を省略しても良い。
更新データは、不図示のテーブル等に、取引ＩＤ、帳票ＩＤ（編集前の帳票情報の帳票ＩＤ、編集後の帳票情報の帳票ＩＤ）等と関連付けて記憶しても良い。
【0041】
＜判定ステップ＞
ステップＳ１０５において、サーバ１０の制御部１０４は、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新することが可能か判定する判定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、更新データに含まれる取引ＩＤに基づき、取引テーブル１０１３の取引ＩＤの項目を検索し、取引情報を取得する。取引情報は、当該会計取引に関して入金されたことを示す情報を含む。
サーバ１０の制御部１０４は、取引情報を更新するための判定条件と、更新データ、取得した取引情報とを比較することにより、当該更新データにより取引情報を更新するか否かを判定する。
判定条件は、例えば、「帳票発行後に他の情報と関連付けられた場合は更新しないと判定する」、「既に入金済の取引は更新しないと判定する」、「既に締めた期の取引は更新しないと判定する」、「・・日以上古い取引は更新しないと判定する」、「・・円以上金額を変更する取引は更新しないと判定する」などの情報が規定されているものとする。判定条件は、取引情報に含まれる任意の一または複数の項目を組み合わせて「判定条件」を定義することが可能である。
ステップＳ１０５において、サーバ１０の制御部１０４は、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新することが可能か判定する判定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、更新データに含まれる取引ＩＤに基づき、取引テーブル１０１３の取引ＩＤの項目を検索し、取引情報を取得する。取引情報は、当該会計取引に関して入金されたことを示す情報を含む。
サーバ１０の制御部１０４は、取引情報を更新するための判定条件と、更新データ、取得した取引情報とを比較することにより、当該更新データにより取引情報を更新するか否かを判定する。
判定条件は、例えば、「帳票発行後に他の情報と関連付けられた場合は更新しないと判定する」、「既に入金済の取引は更新しないと判定する」、「既に締めた期の取引は更新しないと判定する」、「・・日以上古い取引は更新しないと判定する」、「・・円以上金額を変更する取引は更新しないと判定する」などの情報が規定されているものとする。判定条件は、取引情報に含まれる任意の一または複数の項目を組み合わせて「判定条件」を定義することが可能である。
【0042】
その他、更新データにより取引情報を更新しない判定条件としては、以下の場合を含む。
・帳票が取り消されている場合
・関連する取引が決算で締まっている場合（遡って更新すると既に締めた決算に影響してしまう場合）
・帳票テンプレートが使用不可の場合
・内部統制を目的とした制限がかけられている場合
・内部統制を目的とした帳票の発行申請中の場合
・帳票が取り消されている場合
・関連する取引が決算で締まっている場合（遡って更新すると既に締めた決算に影響してしまう場合）
・帳票テンプレートが使用不可の場合
・内部統制を目的とした制限がかけられている場合
・内部統制を目的とした帳票の発行申請中の場合
【0043】
判定ステップは、帳票記憶ステップにおいて所定の帳票情報を記憶した後、かつ、変更受付ステップにおいて所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける前の期間に、所定の取引情報の項目に他の情報が関連付けられている場合に、所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、更新データに含まれる取引ＩＤに基づき特定される取引情報に対して、他の情報の紐付けが行われている場合には更新しないと判定する。具体的に、帳票を発行した後に、取引情報に対して入金がなされた場合（入金情報が関連付けられた場合）を含む。
例えば、更新データと競合する情報が、取引情報に関連付けられている場合には、当該取引情報の更新を行わない。これにより、取引情報が他の情報と整合しないこととなることを避けることができる。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、更新データに含まれる取引ＩＤに基づき特定される取引情報に対して、他の情報の紐付けが行われている場合には更新しないと判定する。具体的に、帳票を発行した後に、取引情報に対して入金がなされた場合（入金情報が関連付けられた場合）を含む。
例えば、更新データと競合する情報が、取引情報に関連付けられている場合には、当該取引情報の更新を行わない。これにより、取引情報が他の情報と整合しないこととなることを避けることができる。
【0044】
判定ステップは、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報に入金情報が関連付けられている場合に、所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップを実行する。
これにより、既に入金がなされた取引情報の更新を行わないものとすることができる。取引情報が入金内容と整合しないこととなることを避けることができる。
これにより、既に入金がなされた取引情報の更新を行わないものとすることができる。取引情報が入金内容と整合しないこととなることを避けることができる。
【0045】
ステップＳ１０５において、サーバ１０の制御部１０４は、判定ステップにおける判定結果を提示する判定提示ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、判定結果をユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した判定結果をユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示し、提示する。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、判定結果が「更新しない」である場合には、「この取引情報を更新することはできません」などのテキストを含むメッセージをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。なお、メッセージには、「この取引情報は既に入金されているため、更新することはできません」などの、判定結果の理由や補足説明等を含んでも良い。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、判定結果が「更新可能」である場合には、「この取引情報を更新します」などのテキストを含むメッセージをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。なお、「更新可能」な場合は、更新処理の実行指示を受け付けるメッセージ「この取引情報を更新しますがよろしいですか？」を表示しても良い。また、ユーザによる、ユーザ端末２０の入力装置２０６に応じて、後述するステップＳ１０６を実行しても良い。また、メッセージを表示せずに後述するステップＳ１０６の取引更新ステップを実行しても構わない。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、判定結果をユーザ端末２０へ送信する。ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した判定結果をユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示し、提示する。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、判定結果が「更新しない」である場合には、「この取引情報を更新することはできません」などのテキストを含むメッセージをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。なお、メッセージには、「この取引情報は既に入金されているため、更新することはできません」などの、判定結果の理由や補足説明等を含んでも良い。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、判定結果が「更新可能」である場合には、「この取引情報を更新します」などのテキストを含むメッセージをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。なお、「更新可能」な場合は、更新処理の実行指示を受け付けるメッセージ「この取引情報を更新しますがよろしいですか？」を表示しても良い。また、ユーザによる、ユーザ端末２０の入力装置２０６に応じて、後述するステップＳ１０６を実行しても良い。また、メッセージを表示せずに後述するステップＳ１０６の取引更新ステップを実行しても構わない。
【0046】
判定提示ステップは、判定ステップにおいて取引情報を更新することが可能ではないと判定した場合に、取引情報を修正するための手順を示す情報を、判定結果とともに提示するステップを実行する。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、判定結果が「更新しない」である場合には、「帳票情報の編集内容と取引情報が整合しないため、取引情報を修正してください」などのテキストを含むメッセージをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。メッセージは、取引情報を修正する手順を示すマニュアル、ドキュメント等を特定するためのＵＲＬ等を含んでも良い。
これにより、ユーザは、取引情報を更新することができない場合においても、取引情報を修正するための手順を示す情報を確認することができる。例えば、当該情報をもとに、更新データを用いることなしに取引情報を修正することができる。
ユーザ端末２０の制御部２０４は、判定結果が「更新しない」である場合には、「帳票情報の編集内容と取引情報が整合しないため、取引情報を修正してください」などのテキストを含むメッセージをユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。メッセージは、取引情報を修正する手順を示すマニュアル、ドキュメント等を特定するためのＵＲＬ等を含んでも良い。
これにより、ユーザは、取引情報を更新することができない場合においても、取引情報を修正するための手順を示す情報を確認することができる。例えば、当該情報をもとに、更新データを用いることなしに取引情報を修正することができる。
【0047】
ステップＳ１０５において、判定提示ステップは、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を示す情報を、判定結果とともに提示するステップを実行する。
判定提示ステップは、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分に基づき特定される所定の取引情報の項目と、項目に対する変更内容を示す情報を、判定結果とともに提示するステップを実行する。
具体的に、ユーザ端末２０の制御部２０４は、更新データに含まれる項目毎に、編集前（変更前）の値と編集後（変更後）の値に基づき、「数量：４２から２４へ変更」、「単位：２４時間から１２時間へ変更」、「単価：２０，０００円から２４，０００円へ変更」などのテキストを含むメッセージを生成し、ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。なお、メッセージは、判定結果が「更新しない」と判定した場合のみ表示する構成としても良い。
これにより、ユーザは、取引情報を更新することができない場合においても、取引情報を修正するための手順を示す情報を確認することができる。例えば、当該情報をもとに、更新データを用いることなしに取引情報を修正することができる。
具体的に，ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引記憶ページにおいて対象となる取引情報を開き、手作業で取引内容を修正することができる。また、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引情報を削除し、新たな取引情報を取引テーブル１０１３に記憶しても良い。このように、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引情報と、編集後（変更後）の帳票情報とが整合するように修正することができる。
判定提示ステップは、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分に基づき特定される所定の取引情報の項目と、項目に対する変更内容を示す情報を、判定結果とともに提示するステップを実行する。
具体的に、ユーザ端末２０の制御部２０４は、更新データに含まれる項目毎に、編集前（変更前）の値と編集後（変更後）の値に基づき、「数量：４２から２４へ変更」、「単位：２４時間から１２時間へ変更」、「単価：２０，０００円から２４，０００円へ変更」などのテキストを含むメッセージを生成し、ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示する。なお、メッセージは、判定結果が「更新しない」と判定した場合のみ表示する構成としても良い。
これにより、ユーザは、取引情報を更新することができない場合においても、取引情報を修正するための手順を示す情報を確認することができる。例えば、当該情報をもとに、更新データを用いることなしに取引情報を修正することができる。
具体的に，ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引記憶ページにおいて対象となる取引情報を開き、手作業で取引内容を修正することができる。また、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引情報を削除し、新たな取引情報を取引テーブル１０１３に記憶しても良い。このように、ユーザは、ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作することにより、取引情報と、編集後（変更後）の帳票情報とが整合するように修正することができる。
【0048】
判定ステップにおいて、判定結果が「更新しない」である場合には、ステップＳ１０６の処理は実行しない。判定結果が「更新可能」である場合に、ステップＳ１０６の処理が実行される。
【0049】
＜取引更新ステップ＞
ステップＳ１０６において、サーバ１０の制御部１０４は、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新することが可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップを実行する。取引更新ステップは、更新データに含まれる取引情報の項目を、所定の帳票情報の入力項目に基づき更新するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、更新データに含まれる取引ＩＤに基づき取引テーブル１０１３の取引ＩＤの項目を検索し、勘定科目、品目、金額の項目を取得する。サーバ１０の制御部１０４は、更新データに基づき、勘定科目、品目、金額等の変更内容を特定する。具体的に、更新データに含まれる、数量、単位、単価等の変更前後に応じて金額等の変更内容を特定する（例えば、１２０，０００円から、１８０，０００円へ変更するなど）。
その他、サーバ１０の制御部１０４は、任意の深層学習モデル、大規模言語モデル等を用いて、更新データに基づく、取引情報の各項目の変更内容を特定しても良い。
サーバ１０の制御部１０４は、特定した変更内容に従って、取引テーブル１０１３の取引ＩＤに基づき特定されるレコードの、勘定科目、品目、金額の少なくともいずれか１以上の項目を更新する。
ステップＳ１０６において、サーバ１０の制御部１０４は、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新することが可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップを実行する。取引更新ステップは、更新データに含まれる取引情報の項目を、所定の帳票情報の入力項目に基づき更新するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、更新データに含まれる取引ＩＤに基づき取引テーブル１０１３の取引ＩＤの項目を検索し、勘定科目、品目、金額の項目を取得する。サーバ１０の制御部１０４は、更新データに基づき、勘定科目、品目、金額等の変更内容を特定する。具体的に、更新データに含まれる、数量、単位、単価等の変更前後に応じて金額等の変更内容を特定する（例えば、１２０，０００円から、１８０，０００円へ変更するなど）。
その他、サーバ１０の制御部１０４は、任意の深層学習モデル、大規模言語モデル等を用いて、更新データに基づく、取引情報の各項目の変更内容を特定しても良い。
サーバ１０の制御部１０４は、特定した変更内容に従って、取引テーブル１０１３の取引ＩＤに基づき特定されるレコードの、勘定科目、品目、金額の少なくともいずれか１以上の項目を更新する。
【0050】
取引更新ステップは、所定の取引情報を取り消しすることなく、所定の取引情報を更新するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、取引テーブル１０１３において取引ＩＤに基づき特定される取引情報のレコードを削除することなしに、当該レコードの勘定科目、品目、金額等の取引情報を更新しても良い。
具体的に、サーバ１０の制御部１０４は、取引テーブル１０１３において取引ＩＤに基づき特定される取引情報のレコードを削除することなしに、当該レコードの勘定科目、品目、金額等の取引情報を更新しても良い。
【0051】
取引更新ステップは、判定提示ステップにおいて提示した判定結果に対するユーザからの入力操作に応じて、更新データに基づき所定の取引情報を更新するステップを実行する。
具体的に、取引更新ステップは、ステップＳ１０５の判定提示ステップにおいて、ユーザから受け付けた入力操作に応じて実行しても良い。これにより、ユーザは判定結果を確認し、当該判定結果に応じて更新データに基づく取引情報の更新を行うことができる。
具体的に、取引更新ステップは、ステップＳ１０５の判定提示ステップにおいて、ユーザから受け付けた入力操作に応じて実行しても良い。これにより、ユーザは判定結果を確認し、当該判定結果に応じて更新データに基づく取引情報の更新を行うことができる。
【0052】
＜コンピュータの基本ハードウェア構成＞
図８は、コンピュータ９０の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ９０は、プロセッサ９０１、主記憶装置９０２、補助記憶装置９０３、通信ＩＦ９９１（インタフェース、Interface）を少なくとも備える。これらは通信バス９２１により相互に電気的に接続される。
図８は、コンピュータ９０の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ９０は、プロセッサ９０１、主記憶装置９０２、補助記憶装置９０３、通信ＩＦ９９１（インタフェース、Interface）を少なくとも備える。これらは通信バス９２１により相互に電気的に接続される。
【0053】
プロセッサ９０１とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ９０１は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
【0054】
主記憶装置９０２とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、ＤＲＡＭ（Dynamic Random Access Memory）等の揮発性のメモリである。
【0055】
補助記憶装置９０３とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、ＨＤＤ（Hard Disc Drive）、光磁気ディスク、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ－ＲＯＭ、半導体メモリ等である。
【0056】
通信ＩＦ９９１とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、ＬＡＮ、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇ移動通信システム、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク（例えばWi-Fi（登録商標））等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Ｚ－Ｗａｖｅ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）ケーブル等により直接接続するものも含む。
ネットワークは、インターネット、ＬＡＮ、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇ移動通信システム、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク（例えばWi-Fi（登録商標））等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Ｚ－Ｗａｖｅ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）ケーブル等により直接接続するものも含む。
【0057】
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ９０に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ９０を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ９０は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ９０だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0058】
＜コンピュータ９０の基本機能構成＞
コンピュータ９０の基本ハードウェア構成（図８）により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
コンピュータ９０の基本ハードウェア構成（図８）により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
【0059】
なお、コンピュータ９０が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ９０に分散して設けても実現することができる。コンピュータ９０は、単一のコンピュータ９０だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0060】
制御部は、プロセッサ９０１が補助記憶装置９０３に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置９０２に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
【0061】
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs (Application Specific Integrated Circuits)、CPU (a Central Processing Unit)、従来型の回路、および／又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、 circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成する為に用いられるソフトウェアの組合せである。
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成する為に用いられるソフトウェアの組合せである。
【0062】
記憶部は、主記憶装置９０２、補助記憶装置９０３により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ９０１は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置９０２または補助記憶装置９０３に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
【0063】
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
また、記憶部に、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶させることにより、本開示にかかる情報処理装置、情報処理システムが製造されたものとして捉えることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
また、記憶部に、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶させることにより、本開示にかかる情報処理装置、情報処理システムが製造されたものとして捉えることができる。
【0064】
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体（リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど）を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
【0065】
通信部は、通信ＩＦ９９１により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ９０と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ９０から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ９０へ送信することができる。
【0066】
＜付記＞
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0067】
（付記１）
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサが、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップ（Ｓ１０１）と、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップ（Ｓ１０２）と、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップ（Ｓ１０３）と、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップ（Ｓ１０４）と、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新することが可能か判定する判定ステップ（Ｓ１０５）と、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新することが可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップ（Ｓ１０６）と、を実行するプログラム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサが、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップ（Ｓ１０１）と、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップ（Ｓ１０２）と、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップ（Ｓ１０３）と、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップ（Ｓ１０４）と、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新することが可能か判定する判定ステップ（Ｓ１０５）と、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新することが可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップ（Ｓ１０６）と、を実行するプログラム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
【0068】
（付記２）
更新生成ステップ（Ｓ１０４）は、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を抽出することにより更新データを生成するステップである、付記１記載のプログラム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、変更前後の帳票情報に基づき、取引情報を更新するための更新データを作成できる。
更新生成ステップ（Ｓ１０４）は、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を抽出することにより更新データを生成するステップである、付記１記載のプログラム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、変更前後の帳票情報に基づき、取引情報を更新するための更新データを作成できる。
【0069】
（付記３）
更新生成ステップ（Ｓ１０４）は、所定の帳票情報の入力項目と、所定の取引情報の項目と、の関連付けに基づき、入力項目ごとに差分を抽出することにより更新データを生成するステップであり、取引更新ステップ（Ｓ１０６）は、更新データに含まれる取引情報の項目を、所定の帳票情報の入力項目に基づき更新するステップである、付記２記載のプログラム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を項目ごとに更新することができる。
更新生成ステップ（Ｓ１０４）は、所定の帳票情報の入力項目と、所定の取引情報の項目と、の関連付けに基づき、入力項目ごとに差分を抽出することにより更新データを生成するステップであり、取引更新ステップ（Ｓ１０６）は、更新データに含まれる取引情報の項目を、所定の帳票情報の入力項目に基づき更新するステップである、付記２記載のプログラム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を項目ごとに更新することができる。
【0070】
（付記４）
判定ステップ（Ｓ１０５）は、帳票記憶ステップにおいて所定の帳票情報を記憶した後、かつ、変更受付ステップにおいて所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける前の期間に、所定の取引情報の項目に他の情報が関連付けられている場合に、所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、付記３記載のプログラム。
これにより、更新データと競合する情報が、取引情報に関連付けられている場合には、当該取引情報の更新を行わないことができる。取引情報が他の情報と整合しないこととなることを避けることができる。
判定ステップ（Ｓ１０５）は、帳票記憶ステップにおいて所定の帳票情報を記憶した後、かつ、変更受付ステップにおいて所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける前の期間に、所定の取引情報の項目に他の情報が関連付けられている場合に、所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、付記３記載のプログラム。
これにより、更新データと競合する情報が、取引情報に関連付けられている場合には、当該取引情報の更新を行わないことができる。取引情報が他の情報と整合しないこととなることを避けることができる。
【0071】
（付記５）
判定ステップ（Ｓ１０５）は、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報に入金情報が関連付けられている場合に、所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、付記１から４のいずれか記載のプログラム。
これにより、既に入金がなされた取引情報の更新を行わないものとすることができる。取引情報が入金内容と整合しないこととなることを避けることができる。
判定ステップ（Ｓ１０５）は、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報に入金情報が関連付けられている場合に、所定の取引情報を更新することが可能ではないと判定するステップである、付記１から４のいずれか記載のプログラム。
これにより、既に入金がなされた取引情報の更新を行わないものとすることができる。取引情報が入金内容と整合しないこととなることを避けることができる。
【0072】
（付記６）
取引更新ステップ（Ｓ１０６）は、所定の取引情報を取り消しすることなく、所定の取引情報を更新するステップである、付記１から５のいずれか記載のプログラム。
これにより、所定の取引情報を取り消し（削除）および複製等の操作を行うことなく更新することができる。同じ取引に関して複数の取引情報が生成されるユーザにとって煩雑な状況が生じることを抑制できる。
取引更新ステップ（Ｓ１０６）は、所定の取引情報を取り消しすることなく、所定の取引情報を更新するステップである、付記１から５のいずれか記載のプログラム。
これにより、所定の取引情報を取り消し（削除）および複製等の操作を行うことなく更新することができる。同じ取引に関して複数の取引情報が生成されるユーザにとって煩雑な状況が生じることを抑制できる。
【0073】
（付記７）
プロセッサが、判定ステップにおける判定結果を提示する判定提示ステップ（Ｓ１０５）と、を実行し、取引更新ステップ（Ｓ１０６）は、判定提示ステップにおいて提示した判定結果に対するユーザからの入力操作に応じて、更新データに基づき所定の取引情報を更新するステップである、付記１から６のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは判定結果を確認し、当該判定結果に応じて更新データに基づく取引情報の更新を行うことができる。
プロセッサが、判定ステップにおける判定結果を提示する判定提示ステップ（Ｓ１０５）と、を実行し、取引更新ステップ（Ｓ１０６）は、判定提示ステップにおいて提示した判定結果に対するユーザからの入力操作に応じて、更新データに基づき所定の取引情報を更新するステップである、付記１から６のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは判定結果を確認し、当該判定結果に応じて更新データに基づく取引情報の更新を行うことができる。
【0074】
（付記８）
判定提示ステップ（Ｓ１０５）は、判定ステップにおいて取引情報を更新することが可能ではないと判定した場合に、取引情報を修正するための手順を示す情報を、判定結果とともに提示するステップである、付記７記載のプログラム。
これにより、ユーザは、取引情報を更新することができない場合においても、取引情報を修正するための手順を示す情報を確認することができる。例えば、当該情報をもとに、更新データを用いることなしに取引情報を修正することができる。
判定提示ステップ（Ｓ１０５）は、判定ステップにおいて取引情報を更新することが可能ではないと判定した場合に、取引情報を修正するための手順を示す情報を、判定結果とともに提示するステップである、付記７記載のプログラム。
これにより、ユーザは、取引情報を更新することができない場合においても、取引情報を修正するための手順を示す情報を確認することができる。例えば、当該情報をもとに、更新データを用いることなしに取引情報を修正することができる。
【0075】
（付記９）
判定提示ステップ（Ｓ１０５）は、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を示す情報を、判定結果とともに提示するステップである、付記８記載のプログラム。
これにより、ユーザは、取引情報がどのように更新されるのかを事前に確認することができる。例えば、取引情報において更新される項目を事前に確認することができる。
判定提示ステップ（Ｓ１０５）は、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分を示す情報を、判定結果とともに提示するステップである、付記８記載のプログラム。
これにより、ユーザは、取引情報がどのように更新されるのかを事前に確認することができる。例えば、取引情報において更新される項目を事前に確認することができる。
【0076】
（付記１０）
判定提示ステップ（Ｓ１０５）は、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分に基づき特定される所定の取引情報の項目と、当該項目に対する変更内容を示す情報を、判定結果とともに提示するステップである、付記９記載のプログラム。
これにより、ユーザは、帳票の変更に応じて、取引情報のどの項目が更新されるのかを事前に確認することができる。
判定提示ステップ（Ｓ１０５）は、更新生成ステップにおいて生成した、変更した所定の帳票情報と、変更前の所定の帳票情報と、の差分に基づき特定される所定の取引情報の項目と、当該項目に対する変更内容を示す情報を、判定結果とともに提示するステップである、付記９記載のプログラム。
これにより、ユーザは、帳票の変更に応じて、取引情報のどの項目が更新されるのかを事前に確認することができる。
【0077】
（付記１１）
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、付記１から付記１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する方法。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、付記１から付記１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する方法。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
【0078】
（付記１２）
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、制御部が、付記１から付記１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する情報処理装置。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、制御部が、付記１から付記１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する情報処理装置。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
【0079】
（付記１３）
付記１から付記１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備えるシステム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
付記１から付記１０のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備えるシステム。
これにより、ユーザから帳票情報を変更する操作を受け付けた場合に、当該帳票情報に関連付けられた取引情報を適切に更新することができる。また、取引情報が既に入金済などの取引情報を更新できない場合には、当該取引情報を更新しないことができる。
【符号の説明】
【0080】
１ システム、１０ サーバ、１０１ 記憶部、１０４ 制御部、１０６ 入力装置、１０８ 出力装置、２０ ユーザ端末、２０１ 記憶部、２０４ 制御部、２０６ 入力装置、２０８ 出力装置
【要約】 （修正有）
【課題】適切に会計情報を更新するプログラム、方法、情報処理装置及びシステムを提供する
【解決手段】方法は、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップと、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップと、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップと、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップと、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新可能か判定する判定ステップと、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップと、を実行する。
【選択図】図７
【解決手段】方法は、会計取引に関する所定の取引情報を記憶する取引記憶ステップと、取引記憶ステップにおいて記憶した所定の取引情報と関連付けて、会計取引に関する所定の帳票情報を記憶する帳票記憶ステップと、ユーザから、帳票記憶ステップにおいて記憶した所定の帳票情報を変更する入力を受け付ける変更受付ステップと、変更受付ステップにおいて受け付けた所定の帳票情報を変更する入力に基づき、会計取引に関する取引情報を更新するための更新データを生成する更新生成ステップと、更新生成ステップにおいて生成した更新データに基づき、所定の取引情報を更新可能か判定する判定ステップと、判定ステップにおいて所定の取引情報を更新可能であると判定した場合に、更新データに基づき所定の取引情報を更新する取引更新ステップと、を実行する。
【選択図】図７
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
