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7587764デバイス制御プログラム、及びデバイス制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-13
(45)【発行日】2024-11-21
(54)【発明の名称】デバイス制御プログラム、及びデバイス制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20241114BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20241114BHJP
【FI】
G06F3/12 326
G06F3/12 304
G06F3/12 332
G06F3/12 353
G06F3/12 385
H04N1/00 E
H04N1/00 127Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023205129
(22)【出願日】2023-12-05
(62)【分割の表示】P 2022037840の分割
【原出願日】2010-06-29
(65)【公開番号】P2024022634
(43)【公開日】2024-02-16
【審査請求日】2023-12-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山田 純
【審査官】漆原 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-157275(JP,A)
【文献】特開2004-334449(JP,A)
【文献】特開2004-295181(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/12
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部、記憶部、及び表示部を備える端末装置の制御部により実行されるデバイス制御プログラムであって、
前記制御部に、
第1機能を選択する選択操作を前記操作部から受け付ける第1機能選択処理と、
前記第1機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの選択操作を前記操作部から受け付けるデバイス選択処理と、
前記デバイス選択処理で受け付けたデバイスを前記記憶部に記憶する記憶処理と、
前記記憶処理の後、第2機能を選択する選択操作を前記操作部から受け付ける第2機能選択処理と、
前記第2機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの候補として、前記記憶処理で記憶されたデバイスを示す内容を前記表示部に表示する表示処理と、
を実行させ、
前記表示処理は、前記記憶部に記憶されたデバイスが前記第2機能選択処理で受け付けた機能を備えている場合に、第2機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの候補として、前記記憶処理で記憶されたデバイスを示す内容を前記表示部に表示し、前記記憶部に記憶されたデバイスが前記第2機能選択処理で受け付けた機能を備えていない場合に、第2機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの候補として、前記記憶処理で記憶されたデバイスを示す内容を前記表示部に表示しない、
ことを特徴とする、デバイス制御プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記記憶処理は、前記デバイス選択処理で受け付けたデバイスとは異なるデバイスが前記記憶部に既に記憶されている場合、当該デバイスに追加して前記デバイス選択処理で受け付けたデバイスを前記記憶部に記憶し、
前記表示処理は、前記追加して記憶したデバイスを示す内容を表示する、デバイス制御プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記記憶処理は、前記デバイス選択処理で受け付けたデバイスとは異なるデバイスが前記記憶部に既に記憶されている場合、当該デバイスに代えて前記デバイス選択処理で受け付けたデバイスを前記記憶部に記憶する、デバイス制御プログラム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記表示処理は、前記デバイスを示す内容として、前記記憶処理で記憶されたデバイスのデバイス名を表示する、デバイス制御プログラム。
【請求項5】
操作部、記憶部、表示部、及び制御部を備える端末装置であって、
前記制御部は、
第1機能を選択する選択操作を前記操作部から受け付ける第1機能選択処理と、
前記第1機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの選択操作を前記操作部から受け付けるデバイス選択処理と、
前記デバイス選択処理で受け付けたデバイスを前記記憶部に記憶する記憶処理と、
前記記憶処理の後、第2機能を選択する選択操作を前記操作部から受け付ける第2機能選択処理と、
前記第2機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの候補として、前記記憶処理で記憶されたデバイスを示す内容を前記表示部に表示する表示処理と、
を実行し、
前記表示処理は、前記記憶部に記憶されたデバイスが前記第2機能選択処理で受け付けた機能を備えている場合に、第2機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの候補として、前記記憶処理で記憶されたデバイスを示す内容を前記表示部に表示し、前記記憶部に記憶されたデバイスが前記第2機能選択処理で受け付けた機能を備えていない場合に、第2機能選択処理で受け付けた機能を実行するデバイスの候補として、前記記憶処理で記憶されたデバイスを示す内容を前記表示部に表示しない、
ことを特徴とする、端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス制御プログラム、及びデバイス制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ機能、スキャナ機能などを備える複合機(デバイス)が知られている。このような複合機をコンピュータから利用するためには、一般にその複合機専用のプリンタドライバやその複合機専用のスキャナドライバをそれぞれコンピュータで動作させる必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-125773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般にデバイスドライバでは、ユーザはそのデバイスドライバの制御対象となるデバイスの選択等を要求される。これは、そのデバイスドライバの制御対象となるデバイスをコンピュータに登録するためである。
このため、従来は一つの複合機についてプリンタドライバとスキャナドライバとのそれぞれに対して、ユーザは同じ複合機の登録作業をしなければならず、ユーザにとって負担であった。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、機能毎にデバイスを登録する際のユーザの負担を軽減するデバイス制御プログラム、及びデバイス制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、操作部、記憶部、および通信部を備える端末装置のコンピュータにより実行されるデバイス制御プログラムであって、前記通信部により通信可能なデバイスを検索する検索手段と、第1の機能および第2の機能のうち一方の機能の機能を実行するデバイスとして、前記検索手段により検索されたデバイスのうち、いずれか1つのデバイスを、前記操作部より受け付ける第1デバイス受付手段と、前記第1デバイス受付手段にて受け付けたデバイスを、前記一方の機能に対応づけて前記記憶部に記憶するとともに、同デバイスを他方の機能にも対応づけて前記記憶部に記憶する第1記憶手段と、前記第1の機能および前記第2の機能から一方の機能の実行を前記操作部から受け付けると、前記通信部を介して通信可能なデバイスに、当該一方の機能を実行させる制御手段として、前記端末装置を機能させ、前記制御手段は、前記第1の機能および前記第2の機能のうち、一方の機能に対応づけて、デバイスが前記記憶部に記憶されていない場合は、前記検索手段によるデバイスの検索により検索され、当該一方の機能を実行するデバイスとして前記第1デバイス受付手段により受付けたデバイスに、当該一方の機能を実行させ、当該一方の機能に対応づけて前記記憶部にデバイスが記憶されている場合は、当該デバイスを、当該機能を実行させるデバイスの候補とすることを特徴とする、デバイス制御プログラムである。
【0007】
この発明によると、複数の機能を備えるデバイスを機能毎に個別に端末装置に登録する場合に、ユーザはデバイスの選択を一度だけ行えばよいので、機能毎にデバイスを検索する場合に比べてユーザの負担を軽減できる。
よってこの発明によると、機能毎にデバイスを登録する際のユーザの負担を軽減できる。
【0008】
本明細書に記載の第1の形態に係るデバイス制御プログラムは、デバイスが備える複数
の機能を制御可能なデバイス制御プログラムであって、当該デバイス制御プログラムを実
行する端末装置と通信可能に接続されているデバイスの中からいずれかのデバイスをユー
ザに選択させる第1の選択処理と、前記第1の選択処理によって選択されたデバイスを、
前記複数の機能毎に当該機能を実行するためのデバイスとして個別に前記端末装置に登録
する登録処理と、前記複数の機能のうちいずれかの機能を実行させる場合に、当該機能を
実行するためのデバイスとして前記端末装置に登録されているデバイスを制御して当該機
能を実行させる制御処理と、を前記端末装置に実行させる。
上記構成によると、複数の機能を備えるデバイスを機能毎に個別に端末装置に登録する
場合に、ユーザはデバイスの選択を一度だけ行えばよいので、機能毎にデバイスを選択す
る場合に比べてユーザの負担を軽減できる。
よってこの構成によると、機能毎にデバイスを登録する際のユーザの負担を軽減できる

なお、第1の形態は、次のように言い換えることもできる。
デバイスが備える複数の機能を制御可能なデバイス制御プログラムであって、当該デバ
イス制御プログラムを実行する端末装置と通信可能に接続されている前記デバイスの中か
らいずれかのデバイスをユーザに選択させる第1の選択処理と、前記第1の選択処理によ
って選択されたデバイスを、前記複数の機能について、機能毎に当該機能を実行するため
のデバイスとして個別に前記端末装置に登録する登録処理と、前記複数の機能のうちいず
れかの機能を実行させる場合に、当該機能を実行するためのデバイスとして前記端末装置
に登録されているデバイスを制御して当該機能を実行させる制御処理と、を前記端末装置
に実行させるデバイス制御プログラム。
【0009】
また、いずれかのデバイスをユーザに選択させる第1の選択処理は、いずれかのデバイ
スをユーザに指定させる指定処理と言い換えることもできる。つまり、複数のデバイスを
選択肢として表示してその中からユーザに選択させるのではなく、例えば目的のデバイス
のデバイス名やIPアドレスなどの当該デバイスを一意に特定可能な情報をユーザに直接
入力させるなどのように、選択肢を表示することなく特定のデバイスを直接指定させても
よい。
【0010】
本明細書に記載の第2の形態は、第1の形態のデバイス制御プログラムであって、当該
デバイス制御プログラムは複数機種のデバイスを制御可能であり、前記登録処理において
、前記複数の機能について、機能毎に、前記第1の選択処理によって選択されたデバイス
が当該機能を備えていることを必要条件として、当該機能を実行するためのデバイスとし
て前記端末装置に登録する。
【0011】
デバイス制御プログラムが複数機種のデバイスを制御可能である場合、それら複数機種
のデバイスが全て前記複数の機能を備えているとは限らず、デバイスによっては一部の機
能を備えていない場合もある。
この構成によると、複数の機能について、機能毎にデバイスが当該機能を備えているこ
とを条件として端末装置に登録するので、選択されたデバイスが一部の機能を備えていな
いにもかかわらずそのデバイスが当該一部の機能を実行するためのデバイスとして登録さ
れてしまうことを低減できる。
【0012】
本明細書に記載の第3の形態は、第2の形態のデバイス制御プログラムであって、前記
登録処理は、前記複数の機能毎に、前記選択されたデバイスが当該機能を備えているか否
かを判定する第1の判定処理と、前記第1の判定処理によって当該選択されたデバイスが
当該機能を備えていると判定された場合に、当該選択されたデバイスが備える当該機能を
当該デバイス制御プログラムから制御可能であるか否かを判定する第2の判定処理と、を含み、前記第2の判定処理によって制御可能であると判定された場合に、当該機能を実行するためのデバイスとして前記端末装置に登録する。
【0013】
デバイス制御プログラムが複数機種のデバイスを制御可能である場合、デバイスが当該複数の機能を備えている場合であっても、機種によっては制御コマンドが異なるなどの理由によって当該デバイス制御プログラムから当該機能を制御不能な場合もある。
この構成によると、デバイス制御プログラムから当該機能を制御不能な場合は、当該機能を実行するためのデバイスとして登録しないので、制御処理において、登録されたデバイスが制御できないことを低減できる。
【0014】
本明細書に記載の第4の形態は、第1~第3のいずれかの形態のデバイス制御プログラムであって、前記第1の選択処理において、前記端末装置と通信可能に接続されているデバイスのうち第1の機能を備えるデバイスの中からいずれかのデバイスをユーザに選択させ、前記登録処理において、前記第1の選択処理によって選択されたデバイスを、前記第1の機能を実行するためのデバイスとして前記端末装置に登録するとともに、当該デバイスが備える前記第1の機能以外の機能について、当該機能を実行するためのデバイスとして登録する。
【0015】
この構成によると、ユーザは第1の機能を備えるデバイスを登録するためにデバイスを選択した場合に、そのデバイスを、第1の機能を実行するためのデバイスとしてだけではなく、他の機能を実行するためのデバイスとしても登録できる。
【0016】
本明細書に記載の第5の形態は、第1~第4のいずれかの形態のデバイス制御プログラムであって、前記端末装置には一つの機能について複数のデバイスを登録可能であり、前記複数の機能のうちいずれかの機能について前記登録処理において新たにデバイスを登録する場合に、当該新たに登録するデバイスを、当該機能の実行に使用するデバイスとして排他的に設定する第1の設定処理を前記端末装置に実行させ、前記制御処理は、前記複数の機能について、機能毎に、当該機能を実行するためのデバイスとして登録されているデバイスのうち当該機能の実行に使用するデバイスとして設定されているデバイスを制御して当該機能を実行させる。
【0017】
一つの機能について複数のデバイスを登録可能な場合、新たに登録されたデバイスは、ユーザが使用しようとしているデバイスである可能性が高いといえる。
この構成によると、新たに登録されたデバイスを「当該機能の実行に使用するデバイス」として設定するので、一つの機能について複数のデバイスを登録可能な場合に、「当該機能の実行に使用するデバイス」をユーザに設定させる負担を低減しつつ、ユーザが使用しようとしている可能性が高いデバイスを「当該機能の実行に使用するデバイス」として設定できる。
【0018】
本明細書に記載の第6の形態は、第1~第4のいずれかの形態のデバイス制御プログラムであって、前記端末装置には一つの機能について複数のデバイスを登録可能であり、前記複数の機能のうちいずれかの機能について前記登録処理において新たにデバイスを登録する場合に、既に他のデバイスが当該機能とは異なる機能の実行に使用するデバイスとして設定されているか否かを判定する第3の判定処理と、前記第3の判定処理によって他のデバイスが当該機能とは異なる機能の実行に使用するデバイスとして設定されていないと判定された場合に、当該新たに登録されたデバイスを、当該異なる機能の実行に使用するデバイスとして排他的に設定する第2の設定処理と、を前記端末装置に実行させ、前記制御処理は、前記複数の機能について、機能毎に、当該機能を実行するためのデバイスとして登録されているデバイスのうち当該機能の実行に使用するデバイスとして設定されているデバイスを制御して当該機能を実行させる。
【0019】
この構成によると、ある機能について既にその機能の実行に使用するデバイスが設定さ
れている場合は、新たに登録されたデバイスをその機能の実行に使用するデバイスとして
設定しないので、新たなデバイスが登録されてもユーザは既にその機能の実行に使用する
デバイスとして設定されているデバイスを継続して使用できる。
【0020】
本明細書に記載の第7の形態は、第1~第6のいずれかの形態のデバイス制御プログラ
ムであって、前記端末装置には一つの機能について複数のデバイスを登録可能であり、一
つの機能について前記端末装置に登録されている1以上のデバイスの中からいずれかのデ
バイスをユーザに選択させる第2の選択処理と、前記第2の選択処理によって選択された
デバイスを、当該一つの機能の実行に使用するデバイスとして排他的に設定する第3の設
定処理と、当該選択されたデバイスが他の機能を実行するためのデバイスとして登録され
ているか否かを判定する第4の判定処理と、前記第4の判定処理によって当該選択された
デバイスが他の機能を実行するためのデバイスとして登録されていると判定された場合に
、当該選択されたデバイスを、前記他の機能の実行に使用するデバイスとして排他的に設
定する第4の設定処理と、を前記端末装置に実行させ、前記制御処理は、前記複数の機能
について、機能毎に、当該機能を実行するためのデバイスとして登録されているデバイス
のうち当該機能の実行に使用するデバイスとして設定されているデバイスを制御して当該
機能を実行させる。
【0021】
一つの機能について登録されているデバイスのうちユーザが選択したデバイスを当該一
つの機能の実行に使用するデバイスとして設定した場合、ユーザはそのデバイスを他の機
能の実行にも使用する可能性が高いといえる。なぜなら、例えば最新のデバイスを新たに
設置し、前記一つの機能について当該最新のデバイスを当該一つの機能の実行に使用する
デバイスとして設定した場合、他の機能についてもユーザはその最新のデバイスを使用し
たいと考えることが想定されるからである。
この構成によると、一つの機能の実行に使用するデバイスとして設定したデバイスを他
の機能の実行に使用するデバイスとしても設定するので、そのデバイスを他の機能の実行
に使用するデバイスとして設定する手間を低減できる。
【0022】
本明細書に記載の第8の形態は、デバイスが備える複数の機能を制御するデバイス制御
方法であって、端末装置と通信可能に接続されているデバイスの中からいずれかのデバイ
スをユーザに選択させる第1の選択段階と、前記第1の選択段階において選択されたデバ
イスを、前記複数の機能毎に当該機能を実行するためのデバイスとして個別に前記端末装
置に登録する登録段階と、前記複数の機能のうちいずれかの機能を実行させる場合に、当
該機能を実行するためのデバイスとして前記端末装置に登録されているデバイスを制御し
て当該機能を実行させる制御段階と、を含む。
この構成によると、機能毎にデバイスを登録する際のユーザの負担を軽減できる。
【0023】
本明細書に記載の第9の形態は、デバイスが備えるプリンタ機能及びスキャナ機能を制
御可能なデバイス制御プログラムであって、当該デバイス制御プログラムを実行する端末
装置と通信可能に接続されているデバイスの中から、プリンタ機能を備えるデバイスを検
索する検索処理と、前記検索処理によって検索されたデバイスの中からいずれかのデバイ
スをユーザに選択させる第1の選択処理と、前記第1の選択処理によって選択されたデバ
イスが、スキャナ機能を備えているか否か判定する判定処理と、前記判定処理によってス
キャナ機能を備えていると判定された場合に、そのデバイスを、プリンタ機能を実行する
ためのデバイスとして登録するとともに、スキャナ機能を実行するためのデバイスとして
も登録する登録処理と、前記プリンタ機能及びスキャナ機能のうちいずれかの機能を実行
させる場合に、当該機能を実行するためのデバイスとして前記端末装置に登録されている
デバイスを制御して当該機能を実行させる制御処理と、を前記端末装置に実行させる。
この構成によると、選択したデバイスがプリント機能に加えてスキャナ機能を備えると判定した場合に、そのデバイスを、プリンタ機能を実行するためのデバイスとして登録するとともに、スキャナ機能を実行するためのデバイスとしても登録するので、デバイス制御プログラムにデバイスを登録する際のユーザの負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】実施形態1に係る携帯電話、及びデバイスを示す模式図。
図2】携帯電話の電気的構成を概略的に示すブロック。
図3】デバイス制御プログラムによって表示される画面の画面遷移図。
図4】デバイス制御プログラムによって表示される画面の画面遷移図。
図5】実施形態1に係るプリンタの登録処理を示すフローチャート。
図6】実施形態2に係る画面遷移図。
図7】実施形態2に係る画面遷移図。
図8】実施形態2に係るプリンタの登録処理を示すフローチャート。
図9】実施形態3に係るプリンタの登録処理を示すフローチャート。
図10】通常使用するプリンタの変更処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0025】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
(1)全体構成
図1は、本発明の実施形態1に係るデバイス制御プログラムを実行する携帯電話1(端末装置の一例)、及び携帯電話1と通信可能に接続されている各種のデバイス2を示す模式図である。携帯電話1は通話機能に加えて無線通信機能を有しており、無線LANルータ4などを介して通信ネットワーク5に無線接続される。
【0026】
複合機2a、2bは、複数の機能(具体的にはプリンタ機能、及びスキャナ機能)を備えるデバイスである。複数の複合機2a、2bは互いに異なるメーカーのものであってもよいし、同一メーカーの互いに異なる機種であってもよい。
プリンタ2c、2d、スキャナ2e、2fはそれぞれプリンタ機能、スキャナ機能のみを備える単機能のデバイスである。これらのデバイスも互いに異なるメーカーのものであってもよいし、同一メーカーの互いに異なる機種であってもよい。
以降の説明において単にデバイス2というときは、複数のデバイスのうちいずれか一つのデバイスのことをいうものとする。
【0027】
(2)携帯電話の電気的構成
図2は、携帯電話1の電気的構成を概略的に示すブロックである。携帯電話1は、制御部11、送受信部12、音声入出力部13、無線通信部14、表示部15、操作部16、撮像部17、記憶部18を備えて構成されている。
【0028】
制御部11は、アプリケーションプロセッサ、ROM、RAMなどを備えて構成されている。アプリケーションプロセッサは、ROMや記憶部18に記憶されている各種のプログラムを実行することにより携帯電話1の各部を制御する。ROMはアプリケーションプロセッサが実行するための各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAMはアプリケーションプロセッサが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
【0029】
送受信部12は、アンテナ、RF(Radio Frequency)回路、ベースバンドプロセッサなどを備えて構成されており、アンテナを介して基地局3との間で音声信号の送受信を行う。また、送受信部12は基地局3との間でパケット通信を行うことも可能に構成されている。
音声入出力部13は、マイク、スピーカ、音声処理回路などを備えて構成されている。
マイクによって入力された音声信号は送受信部12によって基地局3に送信され、送受信
部12によって基地局3から受信した音声信号はスピーカによって発音される。
【0030】
無線通信部14は、Wi-Fi(IEEE 802.11a/IEEE 802.11b)(登録商標)に準拠し
て構成されており、無線LANルータ4などを介してLAN(Local Aria Network)やイ
ンターネットなどの通信ネットワーク5に無線接続される。
なお、携帯電話1を通信ネットワーク5に無線接続できる規格であれば無線通信の規格
はWi-Fiに限られない。例えば、携帯電話1はBluetooth(IEEE 802.15.1
)(登録商標)によって無線接続される構成であってもよいし、赤外線による光無線デー
タ通信(IrDA)によって無線接続される構成であってもよい。
また、本実施形態では携帯電話1を通信ネットワーク5に無線接続する場合を例に説明
するが、携帯電話1は通信ネットワーク5に有線接続されてもよい。
【0031】
表示部15は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置、表示装置を
駆動する駆動回路などを備えて構成されている。
操作部16は、表示装置の表示面を覆う略透明なタッチパネル、タッチパネルを制御す
る制御回路、各種の操作ボタンなどを備えて構成されている。ユーザは操作部16を操作
することによって電話番号の入力やアプリケーションプログラムの操作などを行うことが
できる。
【0032】
撮像部17は、エリアイメージセンサ、光学系、アナログフロントエンド部、画像処理
部などを有しており、被写体を撮像してデジタル画像を生成する。
記憶部18は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いて各種のプログラムやデ
ータを記憶する。記憶部18には、オペレーティングシステム(OS)、後述するデバイ
ス制御プログラム、その他各種のアプリケーションプログラムやデータなどが記憶される
【0033】
デバイス制御プログラムなどのアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション
」という)は、送受信部12や無線通信部14を介して外部のサーバからダウンロードす
ることができる。なお、携帯電話1にUSBインタフェースを設け、USBインタフェー
スを介して外部のコンピュータからアプリケーションをダウンロードしてもよい。
【0034】
(3)デバイス制御プログラム
デバイス制御プログラムはデバイス2が備える複数の機能(具体的にはプリンタ機能、
スキャナ機能)を制御可能なアプリケーションプログラムであって、プリンタを制御して
画像を印刷させる処理、及びスキャナを制御して画像を取り込む処理を携帯電話1に実行
させるデバイスドライバとしての機能をもつ。
さらに、デバイス制御プログラムは、複数の画像をアルバムに整理して管理する処理、
撮像部17から画像を取り込む処理、画像を電子メールアプリケーションに渡す処理など
を携帯電話1に実行させるプログラムも備えており、複数の機能をもつアプリケーション
プログラムである。
【0035】
デバイス制御プログラムは複数機種のデバイス2を制御可能であり、ユーザは通信ネッ
トワーク5に接続されている1以上のデバイス2の中から印刷や原稿の読み取りを実行さ
せるデバイス2を選択することができる。
例えばユーザがプリンタ(複合機を含む)を選択すると、デバイス制御プログラムは選
択されたプリンタを記憶部18に登録しておき、ユーザが印刷を指示すると、登録されて
いるプリンタを制御して画像の印刷を実行させる。
【0036】
ここで「登録」とは、選択されたプリンタからそのプリンタを制御するための情報(デバイス情報)を取得し、取得したデバイス情報を記憶部18の所定の領域に書き込むことをいう。デバイス情報とは、具体的には、デバイス名、通信ネットワーク5上の所在を示す所在情報(IPアドレス、ドメイン名など)、そのデバイスが備える機能を示す機能情報などである。
機能情報には、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などの有無を示す情報や、プリンタ機能の対応用紙サイズ、カラー印刷の可否、両面印刷の可否などといったように各機能のより詳細な情報などが含まれる。
【0037】
画像の読み取りについても同様であり、デバイス制御プログラムはユーザが選択したスキャナを記憶部18に登録しておき、登録されているスキャナを制御して画像を取り込む。
このように、デバイス制御プログラムはデバイス2が備えるプリンタ機能及びスキャナ機能の両方を制御可能であるが、デバイス2によっては、プリンタ機能とスキャナ機能の一方しか備えないものもある。従って、デバイス2は機能ごとに登録することが望ましい。
【0038】
(3-1)デバイス制御プログラムのユーザインタフェース
実施形態1ではプリンタ機能を実行するためのデバイス、及びスキャナ機能を実行するためのデバイスをそれぞれ1台だけ携帯電話1に登録可能である場合を例に説明する。
また、実施形態1では、デバイス制御プログラムは、プリンタ機能を実行するためのデバイスとして登録されたデバイス2をプリンタ機能の実行に使用するデバイスとして設定し、同様に、スキャナ機能を実行するためのデバイスとして登録されたデバイス2をスキャナ機能の実行に使用するデバイスとして設定する。
【0039】
図3及び図4は、実施形態1に係るデバイス制御プログラムによって表示される画面の画面遷移図である。
図3に示す画面31はメインメニューである。メインメニューには、アルバムに保存されている画像を印刷する「Print from Photo Albums」、撮像部17で被写体を撮像して印刷する「Print from Camera」、及び、スキャナから画像を取り込む「Scan to cell Phone」の3つのメニューが表示される。ユーザは画面31にタッチすることでいずれかのメニューを選択することができる。
【0040】
画面32は、メインメニューで「Print from Photo Albums」を選択した場合に表示される画面である。前述したようにデバイス制御プログラムは画像をアルバムに整理して管理することができ、画面32にはそのアルバムが一覧表示される。ユーザがいずれかのアルバムを選択すると画面33に遷移し、そのアルバムに含まれる画像のサムネイル画像33a(図3では1つのみに符号を付している)が一覧表示される。
【0041】
画面33でユーザがいずれかのサムネイル画像33aにタッチして画像を選択すると、画面34に遷移し、選択した画像が表示される。前述したメインメニューで「Print fromCamera」を選択した場合も、被写体を撮像した後に画面34に遷移し、撮像した画像が表示される。
画面34では、ユーザは表示されている画像を印刷させることができる。画像を印刷させる場合は、ユーザは先ず「Setting」ボタン34aにタッチして画面35を表示し、表示された画面35でプリンタの登録や印刷条件の設定を行う。
【0042】
ここで、画面34において「Setting」ボタン34aの左側に表示されているデバイス名(DC123450)は、現在登録されているプリンタのデバイス名である。画面34を表示するときに既にいずれかのプリンタが登録されている場合には、デバイス制御プログラムはそのプリンタのデバイス名を「Setting」ボタン34aの左側に表示する。プリ
ンタが登録されていない場合にはデバイス名は非表示となる。ここでいうプリンタには、
プリンタ機能のみを備える単機能のプリンタの他、プリンタ機能を備える複合機も含まれ
る。
【0043】
画面35には、登録されているプリンタのデバイス名と、デフォルトの印刷条件とが初
期表示される。ただし、未だプリンタを登録していない場合にはデバイス名は非表示とな
る。
未だプリンタを登録していない場合や、登録されているプリンタを変更したい場合には
、ユーザはプリンタのデバイス名を表示するフィールド35aにタッチして画面36を表
示させる。
【0044】
ユーザがフィールド35aにタッチすると、デバイス制御プログラムは通信ネットワー
ク5に接続されているプリンタを検索し、検索したプリンタのデバイス名を画面36に一
覧表示する。この検索は、例えば通信ネットワーク5に接続されているデバイスを検索す
るためのプロトコルを用いて行うことができる。
画面36でユーザがいずれかのプリンタを選択すると、デバイス制御プログラムは後述
する「プリンタの登録処理」を実行することにより、当該選択されたプリンタを携帯電話
1に登録する。詳しくは後述するが、選択されたプリンタが複合機である場合には、デバ
イス制御プログラムは「プリンタの登録処理」においてその複合機をプリンタとして登録
するのみならず、スキャナとしても登録する。
【0045】
「プリンタの登録処理」が終了すると画面35に戻り、登録されたプリンタのデバイス
名がフィールド35aに表示される。
また、画面35では「Document Size(Photo、Photo 2L、A4、Letterなど)」、「Medi
a Type(Plain Paper、OHPなど)」、「Color Type(Color、GrayScaleなど)」などの印
刷条件を設定することができる。例えば「Document Size」を選択すると印刷用紙サイズ
を選択するための図示しない画面が表示され、ユーザはその画面で「Photo」、「Photo 2
L」、「A4」、「Letter」などのサイズの中からいずれかのサイズを選択できる。
【0046】
画面35でプリンタの登録や印刷条件の設定を行った後、ユーザが「Done」ボタン35
bにタッチすると画面34に戻る。
画面34でユーザが「Print」ボタン34bにタッチすると、デバイス制御プログラム
は登録されているプリンタ(言い換えると、プリンタ機能の実行に使用するデバイスとし
て設定されているプリンタ)を制御して、画面34に表示されている画像(Photo2)を印
刷させる(制御処理の一例)。この制御は、記憶部18に書き込まれているデバイス情報
や、画面35で設定された印刷条件に基づいて行われる。
【0047】
ここでプリンタを制御するとは、画像と印刷条件とに基づいて印刷コマンドを生成し、
生成した印刷コマンドをプリンタに出力することをいう。なお、画像と印刷条件とをプリ
ンタに送信し、プリンタ側で印刷データを生成する構成であってもよい。
【0048】
図4は、画面31のメインメニューで「Scan to cell Phone」が選択された場合の画面
遷移図である。
メインメニューでユーザが「Scan to cell Phone」を選択すると、画面40に遷移する
。画面40には、登録されているスキャナのデバイス名と、デフォルトの読取条件とが初
期表示される。未だスキャナが登録されていない場合にはデバイス名は非表示となる。
【0049】
ただし、前述したように画面36で選択されたプリンタが複合機である場合には「プリ
ンタの登録処理」によってその複合機がスキャナとしても登録されるので、その場合には
ユーザがスキャナを登録する操作を行っていなくても、スキャナのデバイス名を表示するフィールド40aにその複合機のデバイス名が表示されることになる。
【0050】
未だスキャナを登録していない場合や、登録されているスキャナを変更したい場合には、ユーザはプリンタの場合と同様にしてスキャナを選択することができる。スキャナを選択する画面の構成はプリンタを選択するための画面(画面36)の構成と実質的に同じであるので説明は省略する。
ただし、画面35(図3)に示すように、既にプリンタとして登録されているデバイス2が存在する場合には、スキャナの選択では、複合機をスキャナとして選択しても、その複合機をプリンタとして登録することは行わない。これは、本実施形態では先に登録されたプリンタを優先し、スキャナの選択によってユーザが意図せずにプリンタが変更されてしまわないようにするためである。なお、先に登録されたプリンタを優先しないのであれば、選択した複合機をスキャナとして登録するのみならず、プリンタとして登録してもよい。
【0051】
また、画面40では、「Document Size(Photo、Photo 2L、A4、Letterなど)」、「Color Type(ColorHighSpeed、GrayScaleHighSpeed、ColorLowSpeed、GrayScaleLowSpeedなど)」、「Duplex(Long-Edge、Short-Edgeなど)」などの読取条件を設定することもできる。
【0052】
ユーザは、スキャナの登録、読取条件の設定、スキャナへの原稿のセットなどを行った後、「Scan」ボタン40bにタッチする。ユーザが「Scan」ボタン40bにタッチすると、デバイス制御プログラムは登録されているスキャナ(言い換えると、スキャナ機能の実行に使用するデバイスとして設定されているスキャナ)を制御して原稿を読み取らせる(制御処理の一例)。この制御は、記憶部18に書き込まれているデバイス情報や、画面40で設定された読取条件に基づいて行われる。
ここでスキャナを制御するとは、読取条件に基づいて原稿の読取速度や読取解像度を設定するコマンドなどをスキャナに出力して原稿の読み取りを行わせることをいう。
【0053】
読み取りが完了すると画面41に遷移し、読み取られた原稿を表す画像(Image1)が表示される。画面41でユーザが「Action」ボタン41aにタッチすると、画面42に遷移する。
【0054】
画面42には「Save To Photo Albums」、「Email As JPEG」、「Email As PDF」というメニューが表示される。ユーザが「Email As JPEG」や「Email As PDF」を選択した場合には、JPEG形式あるいはPDF形式に変換された画像が添付された状態のEmail作成画面43に遷移する。このEmail作成画面43はデバイス制御プログラムとは別のアプリケーションによって表示される画面である。
一方、ユーザが「Save To Photo Albums」を選択した場合には、保存先のアルバムを選択するための図示しない画面が表示された後、そのアルバムに保存が行われて画面41に戻る。
【0055】
(3-2)プリンタの登録処理
次に、上述した「プリンタの登録処理」について説明する。ここでは通信ネットワーク5に接続されているプリンタを検索する処理も含めて「プリンタの登録処理」として説明する。
【0056】
図5は、プリンタの登録処理の流れを示すフローチャートである。本処理は前述した画面35でユーザがフィールド35aにタッチすると開始される。
S101では、デバイス制御プログラムを実行する制御部11(以下、単に「デバイス制御プログラム」という)は、通信ネットワーク5に接続されているプリンタ(第1の機
能の一例)を検索する(第1の選択処理の一例)。
【0057】
ここでは、通信ネットワーク5に接続されているデバイス2のデバイス情報を要求する
データをブロードキャストによって送信し、その返答として得られたデバイス情報を受信
する。受信したデバイス情報はRAMに記憶される。
そして、デバイス制御プログラムのプログラムコードには制御可能なプリンタ機能を備
えるデバイスのデバイス名の一覧がハードコーディングされており、デバイス制御プログ
ラムは取得したデバイス情報に含まれるデバイス名が一覧になければ制御不能なプリンタ
であると判定し、RAMからデバイス情報を削除する。よって、RAMには、デバイス制
御プログラムが制御可能なプリンタのデバイス情報が記憶されることになる。なお、新た
に制御可能なデバイスが増えた場合には通信ネットワーク5を介して一覧がアップデート
されるようにしてもよい。
【0058】
S102では、デバイス制御プログラムは1台以上のプリンタが検索されたか否か(R
AMに1以上のデバイス情報が記憶されているか否か)を判定し、検索されなかった場合
はS103に進み、検索された場合はS104に進む(第1の選択処理の一例)。
S103では、デバイス制御プログラムはプリンタが検索されなかったことを表すメッ
セージを表示部15に表示して処理を終了する(第1の選択処理の一例)。
【0059】
S104では、デバイス制御プログラムは、S101でRAMに記憶されたデバイス情
報に基づいて、検索されたプリンタのデバイス名を画面36に一覧表示する(第1の選択
処理の一例)。
S105では、デバイス制御プログラムはユーザがいずれかのプリンタを選択するまで
待機する(第1の選択処理の一例)。なお、プリンタが一つしかない場合は、この選択は
「指定」と言い換えることもできる。
【0060】
S106では、デバイス制御プログラムはユーザによって選択されたプリンタのデバイ
ス情報をS101でRAMに記憶したデバイス情報の中から取得する(登録処理の一例)

S107では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタがスキャナ機能を備えて
いるか否か(すなわちプリンタが複合機であるか否か)をデバイス情報に基づいて判定し
、備えている場合はS108に進み、備えていない場合はS108~S109までの処理
をスキップしてS110に進む(登録処理、判定処理、第1の判定処理の一例)。
【0061】
S108では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタ(すなわち複合機)が備
えるスキャナ機能を制御可能であるか否かを判定する(登録処理、第2の判定処理の一例
)。
具体的には例えば、デバイス制御プログラムのプログラムコードには制御可能なスキャ
ナ機能を備えるデバイスのデバイス名の一覧がハードコーディングされており、デバイス
制御プログラムはS106で取得したデバイス情報に含まれるデバイス名が一覧にあれば
制御可能なスキャナであると判定し、一覧になければ制御不能なスキャナであると判定す
る。
【0062】
制御可能であるか否かを判定するのは、デバイスがスキャナ機能を備えていても、デバ
イスの機種によっては制御コマンドが異なるなどの理由によってデバイス制御プログラム
からそのスキャナ機能を制御不能な場合もあるからである。
デバイス制御プログラムは、制御可能な場合はS109に進み、制御不能な場合はS1
10に進む(登録処理の一例)。
【0063】
S109では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタ(すなわち複合機)を、スキャナ機能を実行するためのデバイスとして登録する(登録処理の一例)。そして、デバイス制御プログラムは、その登録したプリンタを、スキャナ機能の実行に使用するデバイスとして設定する。
【0064】
S110では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタ(単機能のプリンタ、または複合機)を、プリンタ機能を実行するためのデバイスとして登録する(登録処理の一例)。そして、デバイス制御プログラムは、その登録したプリンタを、プリンタ機能の実行に使用するデバイスとして設定する。
【0065】
(4)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係るデバイス制御プログラムによると、ユーザがプリンタを選択した場合に、そのプリンタをプリンタとして登録するのみならず、そのプリンタがスキャナ機能を備えている場合にはそのプリンタ(すなわち複合機)をスキャナとしても登録する。
このように、このデバイス制御プログラムによると、プリンタ機能とスキャナ機能とを備えるデバイスを機能毎に個別に携帯電話1に登録する場合に、ユーザはデバイスの選択を一度だけ行えばよいので、機能毎にデバイスを選択する場合に比べてユーザの負担を軽減できる。
【0066】
例えば、デバイス2が複合機であった場合、ユーザはその複合機をプリンタとしてもスキャナとしても使用したい場合がある。具体的には、画像をプリンタに印刷させ、印刷済みの用紙にユーザが手書きで書き込み、その用紙をスキャナで読み取るといった場合などである。このような場合、このデバイス制御プログラムによると、ユーザは複合機の選択を一度行うだけでその複合機を複数の機能毎に登録することができるので、その複合機が備える複数の機能をすぐに使用することができる。
【0067】
更に、このデバイス制御プログラムによると、プリンタがスキャナ機能を備えていることを条件として、そのプリンタをスキャナとして登録する。デバイス制御プログラムが複数機種のプリンタを制御可能である場合、それら複数機種のプリンタが全てスキャナ機能を備えているとは限らず、プリンタによってはスキャナ機能を備えていない場合もある(例えばプリンタ2c、2d)。
このデバイス制御プログラムによると、プリンタがスキャナ機能を備えていることを条件としてそのプリンタをスキャナとして登録するので、選択されたプリンタがスキャナ機能を備えていないにもかかわらずそのプリンタがスキャナとして登録されてしまうことを低減できる。
【0068】
更に、このデバイス制御プログラムによると、選択されたプリンタがスキャナ機能を備えている場合に、当該選択されたプリンタが備えるスキャナ機能をデバイス制御プログラムから制御不能な場合は、スキャナ機能を実行するためのデバイスとして登録しないので、制御処理において、登録されたデバイスが制御できないことを低減できる。
【0069】
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図6ないし図8によって説明する。
実施形態1ではプリンタ、スキャナとも1台のみ登録可能である場合を例に説明したが、実施形態2では複数台のプリンタ、及びスキャナを登録可能である。実施形態2では、デバイス制御プログラムは登録されているプリンタのうちいずれか1台のプリンタを「通常使用するプリンタ(プリンタ機能の実行に使用するデバイス)」として排他的に設定し、「通常使用するプリンタ」として設定されているプリンタを制御して画像を印刷させる。スキャナについても同様である。
【0070】
図6は、実施形態2において「Print from Photo Albums」が選択された場合の画面遷
移図である。画面55(実施形態1の画面35に相当する画面)においてフィールド55
aに表示されるデバイス名は、単に登録されているプリンタのデバイス名ではなく、登録
されているプリンタのうち「通常使用するプリンタ」として設定されているプリンタのデ
バイス名である。前述したようにデバイス制御プログラムは「通常使用するプリンタ」と
して設定されているプリンタを制御して画像を印刷させる。
【0071】
画面55には「通常使用するプリンタ」を選択するためのプルダウンメニュー55bが
設けられている。ユーザがプルダウンメニュー55bにタッチすると、登録されているプ
リンタのデバイス名が一覧表示される。ユーザは一覧表示されたプリンタの中からいずれ
かのプリンタを選択することにより、そのプリンタを「通常使用するプリンタ」として排
他的に設定することができる。排他的に設定するので、それまで他のプリンタが「通常使
用するプリンタ」として設定されていた場合には、当該他のプリンタは「通常使用するプ
リンタ」の設定が解除される。
【0072】
図7は、実施形態2において「Scan to cell Phone」が選択された場合の画面遷移図で
ある。画面50(実施形態1の画面40に相当する画面)においてフィールド50aに表
示されるデバイス名は、単に登録されているスキャナのデバイス名ではなく、登録されて
いるスキャナのうち「通常使用するスキャナ」として設定されているスキャナのデバイス
名である。前述したようにデバイス制御プログラムは「通常使用するスキャナ」として設
定されているスキャナを制御して原稿を読み取らせる。
【0073】
画面50には「通常使用するスキャナ」を選択するためのプルダウンメニュー50bが
設けられている。ユーザがプルダウンメニュー50bにタッチすると、登録されているス
キャナのデバイス名が一覧表示される。ユーザは一覧表示されたスキャナの中からいずれ
かのスキャナを選択することにより、そのスキャナを「通常使用するスキャナ」として排
他的に設定する。排他的に設定するので、それまで他のスキャナが「通常使用するスキャ
ナ」として設定されていた場合には、当該他のスキャナは「通常使用するスキャナ」の設
定が解除される。
【0074】
なお、実施形態2に係る「プリンタの登録処理」では、「通常使用するスキャナ」とし
て複合機「DC123450」が設定されている状態で、図6の画面36で複合機「AB
C-0000」(非図示)をプリンタとして選択すると、複合機「ABC-0000」は
スキャナとしても登録されるが、「通常使用するスキャナ」としては設定されない。この
ような場合、画面50に示すように、フィールド50aには複合機「DC123450」
が表示され、プルダウンメニュー50bには複合機「ABC-0000」が表示されるこ
とになる。
【0075】
図8は、実施形態2に係る「プリンタの登録処理」の流れを示すフローチャートである
。ここでは実施形態1と実質的に同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。
【0076】
S201では、デバイス制御プログラムはS105で選択された複合機以外の他のスキ
ャナ(あるいは複合機)が「通常使用するスキャナ」として設定されているか否かを判定
し、他のスキャナが設定されていない場合はS202に進み、他のスキャナが設定されて
いる場合はS203に進む(第3の判定処理の一例)。
S202では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタ(すなわち複合機)を、
スキャナ機能を実行するためのデバイスとして登録するとともに、そのプリンタ(すなわ
ち複合機)を、「通常使用するスキャナ」として排他的に設定する(第2の設定処理の一
例)。
【0077】
S203では、デバイス制御プログラムは登録済のスキャナの数nが最大登録可能数N未満であるか否かを判定し、最大登録可能数N未満であればS204に進み、最大登録可能数Nに達している場合はそのプリンタをスキャナとして登録することなくS205に進む。
【0078】
S204では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタ(すなわち複合機)を、スキャナ機能を実行するためのデバイスとして登録する。ただし、この場合は「通常使用するスキャナ」としては設定しない。したがって、それまで「通常使用するスキャナ」として設定されていた他のスキャナがそのまま「通常使用するスキャナ」となる。
【0079】
S205では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタ(単機能のプリンタ、または複合機)を、プリンタ機能を実行するためのデバイスとして登録する(登録処理の一例)とともに、そのデバイスを「通常使用するプリンタ」として設定する。
【0080】
以上説明した本発明の実施形態2に係るデバイス制御プログラムによると、既にスキャナ機能の実行に通常使用するデバイスが設定されている場合は、スキャナ機能の実行に使用するデバイスとして新たにデバイスを登録しても、そのデバイスをスキャナ機能の実行に通常使用するデバイスとして設定しないので、新たなデバイスが登録されてもユーザは既にスキャナ機能の実行に通常使用するデバイスとして設定されているデバイスを継続して使用できる。
【0081】
また、新たに登録したデバイスにスキャナ機能を実行させたい場合には、画面50でそのデバイスをスキャナ機能の実行に通常使用するデバイスとして選択することにより、当該デバイスにスキャナ機能を実行させることができる。
本実施形態では複数のプリンタを登録可能な構成であるが、プリンタは一台のみ登録する構成であってもよい。その場合、S205の処理の代わりにS110の処理が実行される。
【0082】
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図9によって説明する。
実施形態3は、実施形態2の変形例であり、選択されたプリンタがスキャナ機能を備えており、そのプリンタ(すなわち複合機)をスキャナとしても登録する場合に、既に他のスキャナが「通常使用するスキャナ」として設定されていても、新たに登録したスキャナを「通常使用するスキャナ」として排他的に設定する。
【0083】
図9は、実施形態3に係る「プリンタの登録処理」の流れを示すフローチャートである。実施形態3に係る「プリンタの登録処理」では、S203で肯定判定されるとS202(第1の設定処理の一例)に進む点で実施形態2と異なる。S202に進むので、実施形態3では既に他のスキャナが「通常使用するスキャナ」として設定されていても、S105で選択されたプリンタ(すなわち複合機)が、「通常使用するスキャナ」として設定されることになる。
実施形態3に係る「プリンタの登録処理」はその他の点において実施形態2に係る「プリンタの登録処理」と実質的に同一である。
【0084】
以上説明した本発明の実施形態3に係るデバイス制御プログラムによると、新たに登録されたデバイスを「スキャナ機能の実行に通常使用するデバイス」として設定する。スキャナ機能について複数のデバイスを登録可能な場合、新たに登録されたデバイスは、ユーザが使用しようとしているデバイスである可能性が高いといえる。
【0085】
このデバイス制御プログラムによると、新たに登録されたデバイスを「スキャナ機能の
実行に通常使用するデバイス」として設定するので、スキャナ機能について複数のデバイ
スを登録可能な場合に、「スキャナ機能の実行に通常使用するデバイス」をユーザに設定
させる負担を低減しつつ、ユーザが使用しようとしている可能性が高いデバイスを「スキ
ャナ機能の実行に通常使用するデバイス」として設定できる。
【0086】
<通常使用するデバイスの変更>
次に、「通常使用するデバイス」の変更処理について図10によって説明する。
前述したように実施形態2及び実施形態3では登録されているプリンタの中から「通常
使用するプリンタ」をユーザが変更することができる。また、スキャナについても登録さ
れているスキャナの中から「通常使用するスキャナ」をユーザが変更することができる。
【0087】
デバイス制御プログラムは、「通常使用するプリンタ」をユーザが変更した場合、その
プリンタがスキャナ機能を備えている場合には、そのプリンタ(すなわち複合機)を「通
常使用するスキャナ」としても設定する。
具体的には、デバイス制御プログラムは、「通常使用するプリンタ」をユーザが変更し
た場合には、変更後のプリンタがスキャナとしても登録されているか否か(スキャナ機能
を実行するためのデバイスとして登録されているデバイスのデバイス情報の中に、そのプ
リンタのデバイス名と一致するデバイス名があるか否か)を判定し(第4の判定処理の一
例)、登録されている場合には、そのプリンタ(すなわち複合機)を、「通常使用するス
キャナ」としても設定する(第4の設定処理の一例)。
【0088】
図10は、「通常使用するデバイスの変更処理」の流れを示すフローチャートである。
本処理はユーザが画面55でプルダウンメニュー55bにタッチすると開始される。
【0089】
S301では、デバイス制御プログラムは登録されているプリンタのデバイス名をプル
ダウンメニューに一覧表示し、ユーザがプルダウンメニュー55bからいずれかのプリン
タを選択するまで待機する。
S302では、デバイス制御プログラムは選択されたプリンタのデバイス情報を記憶部
18から取得する。前述したように、登録されたプリンタ及びスキャナのデバイス情報は
全て記憶部18に記憶されている。
【0090】
S303では、デバイス制御プログラムは、取得したデバイス情報が、スキャナ機能を
実行するためのデバイスのデバイス情報として記憶部18に登録されているか否かを判断
する。つまり、デバイス制御プログラムは、S301で選択されたプリンタがスキャナと
しても登録されているか否かを判定する。デバイス制御プログラムは、スキャナとしても
登録されている場合はS304に進み、スキャナとしては登録されていない場合は、S3
06に進む。
【0091】
S304では、デバイス制御プログラムは、既に他のスキャナが「通常使用するスキャ
ナ」として設定されているか否かを判断する。デバイス制御プログラムは、他のスキャナ
が「通常使用するスキャナ」として設定されている場合はS306に進み、設定されてい
ない場合はS305に進む。
【0092】
S305では、デバイス制御プログラムは、S301で選択されたプリンタ(すなわち
複合機)を「通常使用するスキャナ」として排他的に設定する。
S306では、デバイス制御プログラムは、S301で選択されたプリンタ(すなわち
プリンタ、又は複合機)を「通常使用するプリンタ」として排他的に設定する。
【0093】
以上により変更処理が終了する。なお、本処理では既に他のスキャナが「通常使用する
スキャナ」として設定されている場合はS301で選択されたプリンタ(すなわち複合機)を「通常使用するスキャナ」として設定しない構成であるが、S301で選択されたプリンタ(すなわち複合機)を「通常使用するスキャナ」として設定する構成であってもよい。その場合、S304の判断を削除すればよい。
【0094】
以上説明した「通常使用するデバイス」の変更処理によると、画面55において選択されたプリンタを、プリンタ機能の実行に通常使用するデバイスとして設定するのみならず、スキャナ機能の実行に通常使用するデバイスとしても設定する。
一つの機能について登録されている1以上のデバイスのうちユーザが選択したデバイスを当該一つの機能の実行に通常使用するデバイスとして設定した場合、ユーザはそのデバイスを他の機能の実行にも使用する可能性が高いといえる。なぜなら、例えば最新のデバイスを新たに設置し、前記一つの機能について当該最新のデバイスを当該一つの機能の実行に使用するデバイスとして設定した場合、他の機能についてもユーザはその最新のデバイスを使用したいと考えることが想定されるからである。
【0095】
また、例えばユーザが場所を移動し、移動先の場所にある複合機を「通常使用するプリンタ」として設定したとする。この場合、その移動先で画像を取り込みたい場合には、多くの場合、ユーザはその複合機を「通常使用するスキャナ」としても設定することになる。つまり、携帯電話1のように持ち運べる端末装置では、「通常使用するプリンタ」が変更されると、そのプリンタ(すなわち複合機)が「通常使用するスキャナ」としても設定される可能性が高い。
【0096】
このデバイス制御プログラムによると、ユーザが「通常使用するプリンタ(プリンタ機能の実行に使用するデバイス)」を変更した場合に、変更後のプリンタがスキャナ機能を備えている場合は、そのプリンタ(すなわち複合機)を「通常使用するスキャナ(スキャナ機能の実行に使用するデバイス)」としても設定する可能性が高いので、ユーザがそのプリンタを「通常使用するスキャナ」として設定する手間を低減できる。
【0097】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0098】
(1)上記実施形態では複数の機能としてプリンタ機能とスキャナ機能とを例に説明したが、複数の機能はこれらに限られるものではなく、例えば複数の機能の一つはファクシミリ機能であってもよい。
【0099】
(2)上記実施形態では端末装置として携帯電話を例に説明したが、端末装置は携帯電話に限られるものではなく、パーソナルコンピュータや携帯情報端末などであってもよい。
【0100】
(3)上記実施形態ではデバイス制御プログラムが複数機種のデバイスを制御可能な場合を例に説明したが、デバイス制御プログラムは特定の1機種の複合機のみを制御可能なものであってもよい。
そして、1以上の当該機種の複合機の中からいずれかが選択された場合に、デバイス制御プログラムはその複合機を、プリンタ機能を実行するためのデバイス、及びスキャナ機能を実行するためのデバイスとして登録してもよい。
なお、この場合は機種が特定されているので、デバイス制御プログラムはその複合機がプリンタ機能やスキャナ機能を備えているか否かを予め知っているはずである。したがって、その場合は複合機がプリンタ機能やスキャナ機能を備えているか否か、あるいはデバイス制御プログラムがそれらの機能を制御可能であるか否かを判定することなく登録してもよい。
【0101】
(4)上記実施形態では画像を選択してからプリンタを選択する場合を例に説明したが
、例えばメインメニューに「プリンタの選択」、「通常使用するプリンタの設定」といっ
たメニューを設けてもよい。
【0102】
(5)上記実施形態では検索したプリンタの中からプリンタを選択したときに、そのプ
リンタがスキャナ機能を備えている場合には、そのプリンタ(すなわち複合機)をスキャ
ナとして登録していたが、検索したスキャナの中からスキャナを選択したときに、そのス
キャナがプリンタ機能を備えている場合には、そのスキャナ(すなわち複合機)をプリン
タとして登録してもよい。
【符号の説明】
【0103】
1・・・携帯電話
2・・・デバイス
2a、2b・・・複合機
2c、2d・・・プリンタ
2e、2f・・・スキャナ
3・・・基地局
4・・・無線LANルータ
5・・・通信ネットワーク
11・・・制御部
12・・・送受信部
13・・・音声入出力部
14・・・無線通信部
15・・・表示部
16・・・操作部
17・・・撮像部
18・・・記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10