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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-13
(45)【発行日】2024-11-21
(54)【発明の名称】レンジフード
(51)【国際特許分類】
F24F 7/06 20060101AFI20241114BHJP
F24F 7/007 20060101ALI20241114BHJP
F24C 15/20 20060101ALN20241114BHJP
【ＦＩ】
F24F7/06 101Z
F24F7/007 C
F24C15/20 Z
【請求項の数】
6
(21)【出願番号】P 2020152981
(22)【出願日】2020-09-11
(65)【公開番号】P2022047201
(43)【公開日】2022-03-24
【審査請求日】2023-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000237374
【氏名又は名称】富士工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110319
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 恵司
(74)【代理人】
【識別番号】100150773
【弁理士】
【氏名又は名称】加治 信貴
(74)【代理人】
【識別番号】100099472
【弁理士】
【氏名又は名称】杉山 猛
(72)【発明者】
【氏名】梁取 崇
(72)【発明者】
【氏名】吉本 達郎
(72)【発明者】
【氏名】山田 香穂里
(72)【発明者】
【氏名】大岩 雄志
【審査官】岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】特開２００９－１５６５６２（ＪＰ，Ａ）
【文献】特開２００６－２６９４０７（ＪＰ，Ａ）
【文献】特開平０３－２２５１３８（ＪＰ，Ａ）
【文献】米国特許出願公開第２０１８／０２２４１２７（ＵＳ，Ａ１）
【文献】特開２００５－０３８６１１（ＪＰ，Ａ）
【文献】特開２０１８－１７９３７７（ＪＰ，Ａ）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｆ２４Ｆ ７／０６
Ｆ２４Ｆ ７／００７
Ｆ２４Ｃ １５／２０
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フードと、送風機を備え、前記送風機を駆動して運転することで、加熱部による加熱調理で発生した油煙を前記フード内に捕集して屋外に排出するレンジフードにおいて、前記加熱部による加熱調理の開始からの経過時間をカウントするカウンターと、
前記カウンターがカウントした時間を表示する表示部を備えていることを特徴とするレンジフード。
【請求項2】
請求項１記載のレンジフードにおいて、前記カウンターを、カウント動作開始する手動操作されるカウント開始操作手段を、前記フードに備えているレンジフード。
【請求項3】
請求項１記載のレンジフードにおいて、前記フードに、レンジフードの運転操作部材を備え、
前記レンジフードの運転操作部材を操作することで、前記送風機を駆動してレンジフードが運転を開始するとともに、前記カウンターがカウント動作開始するようにしたレンジフード。
【請求項4】
請求項１記載のレンジフードにおいて、前記加熱部の温度を検出する温度センサーを備え、前記温度センサーが設定温度以上の温度を検出した時に、前記カウンターがカウント動作開始するようにしたレンジフード。
【請求項5】
請求項１記載のレンジフードにおいて、複数の加熱部により加熱調理する加熱調理器に用いるレンジフードであり、前記各加熱部の温度をそれぞれ検出する複数の温度センサーを備え、前記温度センサーが設定温度以上の温度を検出した時に前記カウンターがカウント動作開始し、各加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を、表示部に表示するようにしたレンジフード。
【請求項6】
請求項５記載のレンジフードにおいて、前記カウンターと表示部を、前記加熱部の数だけそれぞれ備え、前記各加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を各カウンターでそれぞれカウントし、各カウンターがカウントした時間を、前記各表示部にそれぞれ表示するようにしたレンジフード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器の加熱部により加熱調理することで発生した油煙等を屋外などに排出するレンジフードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から種々のレンジフードが提案されている。例えば、特許文献１に開示されたように、フードと、送風機とを備え、送風機を駆動することで、加熱調理器の加熱部により加熱調理することで発生した油煙等を、フード内に捕集して屋外に排出するレンジフードが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第５７７７９６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、加熱調理器の加熱部による加熱調理をする際に、加熱調理する人が、加熱調理の内容などに応じて加熱調理中に加熱部の火力を調整することが行われている。例えば、加熱調理開始時には加熱部の火力を強くし、加熱調理の途中に加熱部の火力を弱くし、加熱調理終了直前に加熱部の火力を再び強くするようなことが行われている。
しかしながら、このように加熱調理中の加熱部の火力調整は、加熱調理する人の時間感覚により行われているので、加熱調理した時間に基づき厳密に加熱部の火力を調整できない。
しかしながら、このように加熱調理中の加熱部の火力調整は、加熱調理する人の時間感覚により行われているので、加熱調理した時間に基づき厳密に加熱部の火力を調整できない。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、加熱調理の開始からの経過時間を表示でき、表示された時間により加熱調理する人が、加熱調理した時間を知ることができるようにしたレンジフードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のレンジフードは、フードと、送風機を備え、前記送風機を駆動して運転することで、加熱部による加熱調理で発生した油煙を前記フード内に捕集して屋外に排出するレンジフードにおいて、前記加熱部による加熱調理の開始からの経過時間をカウントするカウンターと、前記カウンターがカウントした時間を表示する表示部を備えていることを特徴とするレンジフードである。
【0007】
本発明のレンジフードにおいては、前記カウンターを、カウント動作開始する手動操作されるカウント開始操作手段を、前記フードに備えているレンジフードとすることができる。
これにより、加熱調理する人が、加熱部により加熱調理を開始するとともに、カウント開始操作手段を操作することで、加熱部による加熱調理を開始してからの経過時間をカウントできる。
これにより、加熱調理する人が、加熱部により加熱調理を開始するとともに、カウント開始操作手段を操作することで、加熱部による加熱調理を開始してからの経過時間をカウントできる。
【0008】
本発明のレンジフードにおいては、前記フードに、レンジフードの運転操作部材を備え、前記レンジフードの運転操作部材を操作することで、前記送風機を駆動してレンジフードが運転を開始するとともに、前記カウンターがカウント動作開始するようにしたレンジフードとすることができる。
これにより、レンジフードを運転開始する操作を行うことで、カウンターがカウント動作を開始するので、カウンターをカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンターをカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部に表示することができる。
これにより、レンジフードを運転開始する操作を行うことで、カウンターがカウント動作を開始するので、カウンターをカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンターをカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部に表示することができる。
【0009】
本発明のレンジフードにおいては、前記加熱部の温度を検出する温度センサーを備え、前記温度センサーが設定温度以上の温度を検出した時に、前記カウンターがカウント動作開始するようにしたレンジフードとすることができる。
これによれば、加熱調理する人が、加熱部による調理を開始すると、カウンターがカウント動作を開始して加熱調理開始からの経過時間をカウントするので、カウンターをカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンターをカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部に表示することができる。
これによれば、加熱調理する人が、加熱部による調理を開始すると、カウンターがカウント動作を開始して加熱調理開始からの経過時間をカウントするので、カウンターをカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンターをカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部に表示することができる。
【0010】
本発明のレンジフードにおいては、複数の加熱部により加熱調理する加熱調理器に用いるレンジフードであり、前記各加熱部の温度をそれぞれ検出する複数の温度センサーを備え、前記温度センサーが設定温度以上の温度を検出した時に前記カウンターがカウント動作開始し、各加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を、表示部に表示するようにしたレンジフードとすることができる。
これによれば、複数の加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を表示部に表示できる。
これによれば、複数の加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を表示部に表示できる。
【0011】
本発明のレンジフードにおいては、前記カウンターと表示部を、前記加熱部の数だけそれぞれ備え、前記各加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を各カウンターでそれぞれカウントし、各カウンターがカウントした時間を、前記各表示部にそれぞれ表示するようにしたレンジフードとすることができる。
これによれば、複数の加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を表示部に表示できる。
これによれば、複数の加熱部による加熱調理の開始からの経過時間を表示部に表示できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のレンジフードによれば、加熱調理の開始からの経過時間を表示でき、表示された時間により加熱調理する人が、加熱調理した時間を知ることができる。
したがって、加熱調理する人が、加熱調理した時間に基づき厳密に加熱部の火力を調整できる。
したがって、加熱調理する人が、加熱調理した時間に基づき厳密に加熱部の火力を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明のレンジフードの実施の形態を示す全体正面図である。
【図2】本発明のレンジフードの制御部分の第１の実施の形態を示す構成説明図である。
【図3】本発明のレンジフードの制御部分の第２の実施の形態を示す構成説明図である。
【図4】本発明のレンジフードの制御部分の第３の実施の形態を示す構成説明図である。
【図5】本発明のレンジフードの制御部分の第４の実施の形態を示す構成説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施の形態を図１、図２に基づいて説明する。図１はレンジフードの全体正面図、図２は制御部分の第１の実施の形態を示す構成説明図である。
図１に示すように、レンジフード１はフード１０と、フード１０に設けた送風機１１を備えている。送風機１１はファン１１ａと、ファン１１ａを回転するモータ１１ｂを有し、モータ１１ｂでファン１１ａを回転して送風機１１を駆動することでレンジフードを運転し、加熱調理器２の加熱部２０で加熱調理することで発生する油煙等をフード１０内に捕集し、図示しない配管などで屋外に排出する。
フード１０には、操作部１２と、表示部１３と、制御部１４と、カウンター１５などが設けてある。操作部１２と制御部１４とが制御部分である。
図１に示すように、レンジフード１はフード１０と、フード１０に設けた送風機１１を備えている。送風機１１はファン１１ａと、ファン１１ａを回転するモータ１１ｂを有し、モータ１１ｂでファン１１ａを回転して送風機１１を駆動することでレンジフードを運転し、加熱調理器２の加熱部２０で加熱調理することで発生する油煙等をフード１０内に捕集し、図示しない配管などで屋外に排出する。
フード１０には、操作部１２と、表示部１３と、制御部１４と、カウンター１５などが設けてある。操作部１２と制御部１４とが制御部分である。
【0015】
カウンター１５と表示部１３は、操作部１２と制御部１４により動作制御される。
カウンター１５は、加熱調理器２の加熱部２０における加熱調理の開始時に、カウントを開始し、加熱調理の開始からの経過時間をカウントする。加熱調理の開始時とは、加熱調理の開始と同時、加熱調理の開始から若干の時間差を置いた時などである。
表示部１３は、カウンター１５がカウントした時間、つまり、加熱調理の開始から経過した時間を表示する。
表示部１３は、表示した時間を、加熱調理する人が視認できるように設けてある。
カウンター１５は、加熱調理器２の加熱部２０における加熱調理の開始時に、カウントを開始し、加熱調理の開始からの経過時間をカウントする。加熱調理の開始時とは、加熱調理の開始と同時、加熱調理の開始から若干の時間差を置いた時などである。
表示部１３は、カウンター１５がカウントした時間、つまり、加熱調理の開始から経過した時間を表示する。
表示部１３は、表示した時間を、加熱調理する人が視認できるように設けてある。
【0016】
制御部分の構成を図２に基づいて説明する。
図２に示すように、操作部１２は、レンジフード運転信号を制御部１４に入力するレンジフード運転操作部３０と、カウンター１５の制御信号を制御部１４に入力するカウンター操作部４０を有している。
制御部１４は、レンジフード運転操作部３０から入力されたレンジフード運転信号に基づいてモータ１１ｂ等を制御する。つまり通常のレンジフード運転制御をする。
制御部１４は、更にカウンター操作部４０から入力されたカウンター制御信号に基づいてカウンター１５を制御するとともに、カウンター１５がカウントした時間を表示部１３に表示する。
図２に示すように、操作部１２は、レンジフード運転信号を制御部１４に入力するレンジフード運転操作部３０と、カウンター１５の制御信号を制御部１４に入力するカウンター操作部４０を有している。
制御部１４は、レンジフード運転操作部３０から入力されたレンジフード運転信号に基づいてモータ１１ｂ等を制御する。つまり通常のレンジフード運転制御をする。
制御部１４は、更にカウンター操作部４０から入力されたカウンター制御信号に基づいてカウンター１５を制御するとともに、カウンター１５がカウントした時間を表示部１３に表示する。
【0017】
レンジフード運転操作部３０は、強運転ボタン３１、中運転ボタン３２、弱運転ボタン３３、停止ボタン３４などを有している。強運転ボタン３１を操作することで制御部１４に強運転信号が入力され、制御部１４はモータ１１ｂを高速回転し、送風機１１を大風量としてレンジフードを運転する。中運転ボタン３２を操作することで制御部１４に中運転信号が入力され、制御部１４はモータ１１ｂを中速回転し、送風機１１を中風量としてレンジフードを運転する。弱運転ボタン３３を操作することで制御部１４に弱運転信号が入力され、制御部１４はモータ１１ｂを低速回転し、送風機１１を少風量としてレンジフードを運転する。つまり、強、中、弱運転ボタン３１、３２、３３がレンジフードを運転する運転操作部材である。
停止ボタン３４を操作することで制御部１４に停止信号が入力され、制御部１４はモータ１１ｂを回転停止し、送風機１１は停止し、レンジフードは運転を停止する。
停止ボタン３４を操作することで制御部１４に停止信号が入力され、制御部１４はモータ１１ｂを回転停止し、送風機１１は停止し、レンジフードは運転を停止する。
【0018】
カウンター操作部４０は、カウンター１５のカウント開始信号を制御部１４に入力するカウント開始操作手段４１と、カウンター１５をリセットする信号を制御部１４に入力するカウンターリセット手段４２を有している。
制御部１４は、カウント開始信号が入力されることでカウンター１５をカウント開始するとともに、カウントした時間を表示部１３に表示し、リセット信号が入力されるとカウンター１５をリセットするとともに、表示部１３の表示をゼロとする。
制御部１４は、カウント開始信号が入力されることでカウンター１５をカウント開始するとともに、カウントした時間を表示部１３に表示し、リセット信号が入力されるとカウンター１５をリセットするとともに、表示部１３の表示をゼロとする。
【0019】
加熱調理器２の加熱部２０により加熱調理する際に、加熱調理した時間を表示する動作を説明する。
レンジフード運転操作部３０の強、中、弱運転ボタン３１、３２、３３のいずれか１つの運転ボタン、つまり運転操作部材を操作することで、送風機１１が駆動してレンジフードを運転する。
加熱調理器２の加熱部２０による加熱調理の開始と同時に、調理する人が、カウンター操作部４０のカウント開始操作手段４１を操作してカウント開始信号を制御部１４に入力する。制御部１４はカウンター１５のカウント動作を開始し、カウンター１５は、加熱調理の開始からの経過時間をカウントする。
レンジフード運転操作部３０の強、中、弱運転ボタン３１、３２、３３のいずれか１つの運転ボタン、つまり運転操作部材を操作することで、送風機１１が駆動してレンジフードを運転する。
加熱調理器２の加熱部２０による加熱調理の開始と同時に、調理する人が、カウンター操作部４０のカウント開始操作手段４１を操作してカウント開始信号を制御部１４に入力する。制御部１４はカウンター１５のカウント動作を開始し、カウンター１５は、加熱調理の開始からの経過時間をカウントする。
【0020】
カウンター１５がカウントした加熱調理の開始からの経過時間は、制御部１４に送られ、制御部１４が、加熱調理を開始からの経過時間、つまり加熱調理した時間を、表示部１３にリアルタイムで表示する。
加熱調理が終了した後に、加熱調理する人が、カウンターリセット手段４２を操作してカウンター１５をリセットし、表示部１３の表示をゼロとする。
これにより、加熱調理している人は、表示部１３に表示されている時間を目視することで、加熱調理した時間を知ることができる。
したがって、加熱調理する人は、加熱調理中に加熱部２０の火力を、加熱調理した時間に基づき厳密に調整することができる。例えば、強い火力で１０分間加熱調理したら、弱い火力で３分間加熱調理し、最後に強い火力で１分間加熱調理するなどの火力調整を厳密に行うことができる。
加熱調理が終了した後に、加熱調理する人が、カウンターリセット手段４２を操作してカウンター１５をリセットし、表示部１３の表示をゼロとする。
これにより、加熱調理している人は、表示部１３に表示されている時間を目視することで、加熱調理した時間を知ることができる。
したがって、加熱調理する人は、加熱調理中に加熱部２０の火力を、加熱調理した時間に基づき厳密に調整することができる。例えば、強い火力で１０分間加熱調理したら、弱い火力で３分間加熱調理し、最後に強い火力で１分間加熱調理するなどの火力調整を厳密に行うことができる。
【0021】
制御部分の第２の実施の形態を図３に基づいて説明する。
この実施の形態は、加熱部２０による加熱調理の開始とともに、加熱調理する人が、レンジフードを運転開始することに着目して、加熱調理の開始をレンジフードの運転開始時としたものである。
図３に示すように、操作部１２はレンジフード運転操作部３０を有している。
レンジフード運転操作部３０の強運転ボタン３１と、中運転ボタン３２と、弱運転ボタン３３、つまり、運転操作部材は、カウンター１５のカウンター開始信号を制御部１４に入力する機能を有し、強、中、弱運転ボタン３１、３２、３３のいずれか１つの運転ボタン、つまり運転操作部材を操作すると、制御部１４に強、中、弱のいずれか１つの運転信号を入力すると同時に、カウント開始信号を入力するようにしてある。
停止ボタン３４はカウンター１５のリセット機能を有し、停止ボタン３４を操作すると制御部１４に停止信号を入力すると同時に、カウンター１５のリセット信号を入力する。
この実施の形態は、加熱部２０による加熱調理の開始とともに、加熱調理する人が、レンジフードを運転開始することに着目して、加熱調理の開始をレンジフードの運転開始時としたものである。
図３に示すように、操作部１２はレンジフード運転操作部３０を有している。
レンジフード運転操作部３０の強運転ボタン３１と、中運転ボタン３２と、弱運転ボタン３３、つまり、運転操作部材は、カウンター１５のカウンター開始信号を制御部１４に入力する機能を有し、強、中、弱運転ボタン３１、３２、３３のいずれか１つの運転ボタン、つまり運転操作部材を操作すると、制御部１４に強、中、弱のいずれか１つの運転信号を入力すると同時に、カウント開始信号を入力するようにしてある。
停止ボタン３４はカウンター１５のリセット機能を有し、停止ボタン３４を操作すると制御部１４に停止信号を入力すると同時に、カウンター１５のリセット信号を入力する。
【0022】
これによれば、加熱部２０による加熱調理の開始とともに、加熱調理する人が、レンジフード運転操作部３０の強、中、弱運転ボタン３１、３２、３３のいずれか１つの運転ボタン、つまり運転操作部材を操作してレンジフードを運転開始すると、同時にカウンター１５がカウント動作を開始する。
したがって、カウンター１５をカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンター１５をカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部１３に表示することができる。
また、レンジフード運転操作部３０の停止ボタン３４を操作することで、レンジフードが停止するとともに、カウンター１５がリセットされ、表示部１３の表示がゼロとなる。
したがって、カウンター１５をリセットするための特別な操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンター１５をリセットすることを忘れることがない。
したがって、カウンター１５をカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンター１５をカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部１３に表示することができる。
また、レンジフード運転操作部３０の停止ボタン３４を操作することで、レンジフードが停止するとともに、カウンター１５がリセットされ、表示部１３の表示がゼロとなる。
したがって、カウンター１５をリセットするための特別な操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンター１５をリセットすることを忘れることがない。
【0023】
制御部分の第３の実施の形態を図４に基づいて説明する。
操作部１２は、レンジフード運転操作部３０と、カウンター操作部４０を有している。カウンター操作部４０は、カウンターリセット手段４２を有している。
温度センサー３を備えている。温度センサー３は、図１に示す加熱調理器２の加熱部２０の温度を検出するもので、検出した加熱部２０の温度は制御部１４に入力される。
制御部１４は、入力された加熱部２０の温度が、設定温度以上となると加熱部２０による加熱調理が開始したと判断し、カウンター１５をカウント動作開始する。
つまり、加熱部２０による加熱調理が開始すると、加熱部２０の温度は設定温度以上となるので、温度センサー３が設定以上の温度を検出した時に加熱部２０による加熱調理が開始したことになる。
操作部１２は、レンジフード運転操作部３０と、カウンター操作部４０を有している。カウンター操作部４０は、カウンターリセット手段４２を有している。
温度センサー３を備えている。温度センサー３は、図１に示す加熱調理器２の加熱部２０の温度を検出するもので、検出した加熱部２０の温度は制御部１４に入力される。
制御部１４は、入力された加熱部２０の温度が、設定温度以上となると加熱部２０による加熱調理が開始したと判断し、カウンター１５をカウント動作開始する。
つまり、加熱部２０による加熱調理が開始すると、加熱部２０の温度は設定温度以上となるので、温度センサー３が設定以上の温度を検出した時に加熱部２０による加熱調理が開始したことになる。
【0024】
これによれば、加熱調理する人が、加熱部２０による加熱調理を開始すると、カウンター１５がカウント動作を開始して加熱調理の開始からの経過時間をカウントするので、カウンター１５をカウント動作開始するために特別の操作をする必要がなく、レンジフードの操作が簡単であるとともに、カウンター１５をカウント動作開始することを忘れることがなく、加熱調理の開始からの経過時間を必ず表示部１３に表示することができる。
【0025】
制御部分の第４の実施の形態を図５に基づいて説明する。
この実施の形態は、複数の加熱部２０、例えば第１、第２、第３加熱部２０－１、２０－２、２０－３の３つの加熱部２０が設けてある加熱調理器２に用いるレンジフードの制御部分である。
図５に示すように、加熱部２０の数だけ複数の温度センサー３が設けてある。
例えば、第１加熱部２０－１の温度を検出する第１温度サンサー３－１と、第２加熱部２０－２の温度を検出する第２温度サンサー３－２と、第３加熱部２０－３の温度を検出する第３温度センサー３－３が設けてある。
この実施の形態は、複数の加熱部２０、例えば第１、第２、第３加熱部２０－１、２０－２、２０－３の３つの加熱部２０が設けてある加熱調理器２に用いるレンジフードの制御部分である。
図５に示すように、加熱部２０の数だけ複数の温度センサー３が設けてある。
例えば、第１加熱部２０－１の温度を検出する第１温度サンサー３－１と、第２加熱部２０－２の温度を検出する第２温度サンサー３－２と、第３加熱部２０－３の温度を検出する第３温度センサー３－３が設けてある。
【0026】
加熱部２０の数だけカウンターが設けてある。
例えば、第１加熱部２０－１による加熱調理の開始からの経過時間をカウントする第１カウンター１５－１と、第２加熱部２０－２による加熱調理の開始からの経過時間をカウントする第２カウンター１５－２と、第３加熱部２０－３による加熱調理の開始からの経過時間をカウントする第３カウンター１５－３が設けてある。
加熱部２０の数だけ表示部１３が設けてある。
例えば、第１カウンター１５－１がカウントした時間を表示する第１表示部１３－１と、第２カウンター１５－２がカウントした時間を表示する第２表示部１３－２と、第３カウンター１５－３がカウントした時間を表示する第３表示部１３－３が設けてある。
例えば、第１加熱部２０－１による加熱調理の開始からの経過時間をカウントする第１カウンター１５－１と、第２加熱部２０－２による加熱調理の開始からの経過時間をカウントする第２カウンター１５－２と、第３加熱部２０－３による加熱調理の開始からの経過時間をカウントする第３カウンター１５－３が設けてある。
加熱部２０の数だけ表示部１３が設けてある。
例えば、第１カウンター１５－１がカウントした時間を表示する第１表示部１３－１と、第２カウンター１５－２がカウントした時間を表示する第２表示部１３－２と、第３カウンター１５－３がカウントした時間を表示する第３表示部１３－３が設けてある。
【0027】
これにより、複数の加熱部２０、例えば、第１、第２、第３加熱部２０－１、２０－２、２０－３により加熱調理の開始からの経過時間が、複数の表示部１３、例えば、第１、第２、第３表示部１３－１、１３－２、１３－３にそれぞれ表示されるので、複数の加熱部２０、例えば、第１、第２、第３加熱部２０－１、２０－２、２０－３による加熱調理の開始からの経過時間を、加熱調理する人が、それぞれ知ることができる。
なお、表示部１３とカウンター１５をそれぞれ１つとし、複数の加熱部２０による加熱調理の開始からの経過時間を、制御部１４に記憶し、切り替え手段を切り替え操作することで、制御部１４に記憶している複数の加熱部２０による加熱調理の開始からの経過時間を、表示部１３に順次表示するようにすることができる。
すなわち、この実施の形態は、各加熱部２０の温度をそれぞれ検出する複数の温度センサー３を備え、温度センサー３が設定温度以上の温度を検出した時に、カウンター１５がカウント動作開始し、各加熱部２０による加熱調理の開始からの経過時間を、表示部１３に表示するようにしてある。
なお、表示部１３とカウンター１５をそれぞれ１つとし、複数の加熱部２０による加熱調理の開始からの経過時間を、制御部１４に記憶し、切り替え手段を切り替え操作することで、制御部１４に記憶している複数の加熱部２０による加熱調理の開始からの経過時間を、表示部１３に順次表示するようにすることができる。
すなわち、この実施の形態は、各加熱部２０の温度をそれぞれ検出する複数の温度センサー３を備え、温度センサー３が設定温度以上の温度を検出した時に、カウンター１５がカウント動作開始し、各加熱部２０による加熱調理の開始からの経過時間を、表示部１３に表示するようにしてある。
【符号の説明】
【0028】
１…レンジフード、２…加熱調理器、３…温度センサー、３－１…第１温度センサー、３－２…第２温度センサー、３－３…第３温度センサー、１０…フード、１１…送風機、１１ａ…ファン、１１ｂ…モータ、１２…操作部、１３…表示部、１３－１…第１表示部、１３－２…第２表示部、１３－３…第３表示部、１４…操作部、１５…カウンター、１５－１…第１カウンター、１５－２…第２カウンター、１５－３…第３カウンター、２０…加熱部、２０－１…第１加熱部、２０－２…第２加熱部、２０－３…第３加熱部、３０…レンジフード運転操作部、３１…強運転ボタン（運転操作部材）、３２…中運転ボタン（運転操作部材）、３３…弱運転ボタン（運転操作部材）、３４…停止ボタン、４０…カウンター操作部、４１…カウント開始操作手段、４２…カウンターリセット手段。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】