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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-13
(45)【発行日】2024-11-21
(54)【発明の名称】ユーザ機器及び基地局
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/12 20090101AFI20241114BHJP
   H04W 4/50 20180101ALI20241114BHJP
【FI】
H04W68/12
H04W4/50
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021003802
(22)【出願日】2021-01-13
(65)【公開番号】P2022108671
(43)【公開日】2022-07-26
【審査請求日】2023-12-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】100119585
【弁理士】
【氏名又は名称】東田 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100172199
【弁理士】
【氏名又は名称】松山 浩也
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100119585
【弁理士】
【氏名又は名称】東田 潔
(72)【発明者】
【氏名】山本 智之
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 秀明
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0351818(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0413421(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のSIM(Subscriber Identity Module)を用いて通信するユーザ機器(200)であって、
第1のネットワークにおける基地局(100)と通信する通信処理部(235)と、
第2のネットワークにおいて通信するための前記ユーザ機器における好ましい時間ギャップを示す情報を生成する情報取得部(231)と、
を備え、
前記通信処理部は、
前記ユーザ機器が前記時間ギャップを有する場合に、前記時間ギャップを示す前記情報を含むUEAssistanceInformationメッセージを前記基地局へ送信し、
前記ユーザ機器が前記時間ギャップを持たないことを前記ユーザ機器が示す場合には、前記時間ギャップを示す前記情報を含まないUEAssistanceInformationメッセージを前記基地局へ送信する、
ユーザ機器。
【請求項2】
前記通信処理部は、
前記時間ギャップを構成するための情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局から受信し、
前記構成された時間ギャップを解放するための情報を含むRRCメッセージを前記基地局から受信する、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
前記時間ギャップを構成するための前記情報は、前記時間ギャップの長さを特定するための情報、及び、前記時間ギャップの反復期間を特定するための情報を含む、
請求項2に記載のユーザ機器。
【請求項4】
複数のSIM(Subscriber Identity Module)を用いるユーザ機器(200)と通信する、第1のネットワークにおける基地局(100)であって、
第2のネットワークにおいて通信するための前記ユーザ機器における好ましい時間ギャップを示す情報を含むUEAssistanceInformationメッセージを前記ユーザ機器から受信する通信処理部(145)と、
前記UEAssistanceInformationメッセージに含まれる前記時間ギャップを示す前記情報を取得する情報取得部(141)と、
を備え、
前記ユーザ機器から受信されるUEAssistanceInformationメッセージに前記時間ギャップを示す前記情報が含まれない場合には、前記ユーザ機器が好ましい時間ギャップを持たないことが前記ユーザ機器により示される、
基地局。
【請求項5】
前記通信処理部は、
前記時間ギャップを構成するための情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器へ送信し、
前記構成した時間ギャップを解放するための情報を含むRRCメッセージを前記ユーザ機器へ送信する、
請求項4に記載の基地局。
【請求項6】
前記時間ギャップを構成するための前記情報は、前記時間ギャップの長さを特定するための情報、及び、前記時間ギャップの反復期間を特定するための情報を含む、
請求項5に記載の基地局。
【請求項7】
複数のSIM(Subscriber Identity Module)を用いて通信するユーザ機器(200)により行われる方法であって、
第1のネットワークにおける基地局(100)と通信することと、
第2のネットワークにおいて通信するための前記ユーザ機器における好ましい時間ギャップを示す情報を生成することと、
前記ユーザ機器が前記時間ギャップを有する場合に、前記時間ギャップを示す前記情報を含むUEAssistanceInformationメッセージを前記基地局へ送信することと、
前記ユーザ機器が前記時間ギャップを持たないことを前記ユーザ機器が示す場合には、前記時間ギャップを示す前記情報を含まないUEAssistanceInformationメッセージを前記基地局へ送信することと、
を含む方法。
【請求項8】
前記時間ギャップを構成するための情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局から受信することと、
前記構成された時間ギャップを解放するための情報を含むRRCメッセージを前記基地局から受信することと、
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記時間ギャップを構成するための前記情報は、前記時間ギャップの長さを特定するための情報、及び、前記時間ギャップの反復期間を特定するための情報を含む、
請求項8に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザ機器及び基地局に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)のRelease 17では、複数のSIM(Subscriber Identity Module)カードを搭載したデバイス向けに、複数の通信事業者のネットワークからの着信情報(例えば、音声又はデータ)を監視する機能を策定するためのワークアイテムが立ち上がっている。
【0003】
例えば、非特許文献1~4には、マルチSIM(Subscriber Identity Module)ユーザ機器(user equipment:UE)がモバイルネットワークにおいて接続状態である場合に当該UEが他のモバイルネットワークにおけるページングを受信するための時間ギャップを導入することが記載されている。とりわけ、非特許文献4には、マルチSIM UEが、好ましい時間ギャップを現在のネットワークに要求し、当該ネットワークが、当該好ましい時間ギャップを確認(confirm)し、又は構成(configure)することが、記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #112e, Online, 2nd -13th Nov 2020, R2-2009325, vivo, “E-mail discussion: [Post111-e][917][Multi-SIM] Multi-Sim (vivo)”
【文献】3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #112 Electronic, Elbonia, November 2nd - November 13th, 2020, R2-2009265, Nokia, Nokia Shanghai Bell, “Scenarios and Impact analysis for Switching Notification”
【文献】3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #112-e, Electronic, 2 - 13 November 2020, R2-2009557, Qualcomm Incorporated, Switching between two links for Multi-SIM
【文献】3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #112-e, Online, 2 November 2020 - 13 November 2020, R2-2010350, Samsung, Discussion on switching mechanism for multi-SIM
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明者の詳細な検討の結果、非特許文献4には、マルチSIM UEが好ましい時間ギャップをネットワークに要求することが記載されているが、この要求を具体的にどのように実現するかは記載されておらず、時間ギャップを使用するための適切な手続きがまだ明らかになっていない、という課題が見出された。
【0006】
本開示の目的は、他のモバイルネットワークにおけるページングをUEが受信するための時間ギャップを当該UEが使用することを可能にするユーザ機器及び基地局を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るユーザ機器は、第1のモバイルネットワークの基地局と通信する通信処理部と、第2のモバイルネットワークにおける上記ユーザ機器へのページングを上記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する情報取得部と、を備える。上記通信処理部は、上記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを上記基地局へ送信する。上記RRCメッセージは、RRCSetupCompleteメッセージ、RRCReestablishmentCompleteメッセージ、RRCResumeCompleteメッセージ、UEAssistanceInformationメッセージ、RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージである。
【0008】
本開示の一態様に係るユーザ機器は、第1のモバイルネットワークの基地局と通信する通信処理部と、第2のモバイルネットワークにおける上記ユーザ機器へのページングを上記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する情報取得部と、を備える。上記通信処理部は、上記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを上記基地局へ送信する。上記RRCメッセージは、上記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである。
【0009】
本開示の一態様に係る第1のモバイルネットワークの基地局は、第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを上記ユーザ機器から受信する通信処理部と、上記RRCメッセージに含まれる上記ギャップ関連情報を取得する情報取得部と、を備える。上記RRCメッセージは、RRCSetupCompleteメッセージ、RRCReestablishmentCompleteメッセージ、RRCResumeCompleteメッセージ、UEAssistanceInformationメッセージ、RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージである。
【0010】
本開示の一態様に係る第1のモバイルネットワークの基地局は、第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを上記ユーザ機器から受信する通信処理部と、上記RRCメッセージに含まれる上記ギャップ関連情報を取得する情報取得部と、を備える。上記RRCメッセージは、上記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、他のモバイルネットワークにおけるページングをユーザ機器が受信するための時間ギャップを当該ユーザ機器が使用することが可能になる。なお、本開示により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。
図2】本開示の実施形態に係るユーザ機器が2つのSIMカードを搭載するケースの例を説明するための説明図である。
図3】本開示の実施形態に係る基地局の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。
図4】本開示の実施形態に係る基地局の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。
図5】本開示の実施形態に係るユーザ機器の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。
図6】本開示の実施形態に係るユーザ機器の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。
図7】本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
図8】本開示の実施形態の第2の変形例に係る処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
図9】本開示の実施形態の第5の変形例に係る処理の概略的な流れの第1の例を説明するためのフローチャートである。
図10】本開示の実施形態の第5の変形例に係る処理の概略的な流れの第2の例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
【0014】
説明は、以下の順序で行われる。
1.システムの構成
2.基地局の構成
3.ユーザ機器の構成
4.第1の実施形態
4.1.動作例
4.2.変形例
5.第2の実施形態
5.1.動作例
5.2.変形例
【0015】
<<1.システムの構成>>
図1を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図1を参照すると、システム1は、基地局100及びユーザ機器(UE)200を含む。
【0016】
例えば、システム1は、3GPPの技術仕様(Technical Specification:TS)に準拠したシステムである。より具体的には、例えば、システム1は、5G又はNR(New Radio)のTSに準拠したシステムである。あるいは、システム1は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE Advanced)又は4G(4th generation)のTSに準拠したシステムであってもよい。当然ながら、システム1は、この例に限定されない。
【0017】
(1)基地局100
基地局100は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードであり、基地局100のカバレッジエリア10内に位置するUE(例えば、UE200)と通信する。
【0018】
例えば、基地局100は、RANのプロトコルスタックを使用してUE(例えば、UE200)と通信する。例えば、当該プロトコルスタックは、RRC(Radio Resource Control)レイヤ、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、MAC(Medium Access Control)レイヤ及び物理(Physical:PHY)レイヤを含む。あるいは、上記プロトコルスタックは、これらのレイヤの全てを含まず、これらのレイヤの一部を含んでもよい。
【0019】
例えば、基地局100は、gNBである。gNBは、UEに対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端(NR user plane and control plane protocol terminations towards the UE)を提供し、NGインターフェースを介して5GC(5G Core Network)に接続されるノードである。基地局100は、en-gNBであってもよい。あるいは、基地局100は、eNB又はng-eNBであってもよい。
【0020】
基地局100は、複数のノードを含んでもよい。当該複数のノードは、上記プロトコルスタックに含まれる上位レイヤ(higher layer)をホストする第1のノードと、当該プロトコルスタックに含まれる下位レイヤ(lower layer)をホストする第2のノードとを含んでもよい。上記上位レイヤは、RRCレイヤ、SDAPレイヤ及びPDCPレイヤを含んでもよく、上記下位レイヤは、RLCレイヤ、MACレイヤ及びPHYレイヤを含んでもよい。上記第1のノードは、CU(central unit)であってもよく、上記第2のノードは、DU(Distributed Unit)であってもよい。なお、上記複数のノードは、PHYレイヤの下位の処理を行う第3のノードを含んでもよく、上記第2のノードは、PHYレイヤの上位の処理を行ってもよい。当該第3のノードは、RU(Radio Unit)であってもよい。
【0021】
あるいは、基地局100は、上記複数のノードのうちの1つであってもよく、上記複数のノードのうちの他のユニットと接続されていてもよい。
【0022】
基地局100は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ドナー又はIABノードであってもよい。
【0023】
(2)UE200
UE200は、基地局と通信する。例えば、UE200は、基地局100のカバレッジエリア10内に位置する場合に、基地局100と通信する。
【0024】
例えば、UE200は、上記プロトコルスタックを使用して基地局(例えば、基地局100)と通信する。
【0025】
とりわけ、UE200は、2つ以上のSIMカードを搭載可能である。即ち、UE200は、マルチSIM UE又はマルチSIMデバイスである。UE200は、上記2つ以上のSIMカードにそれぞれ対応する2つ以上のモバイルネットワークにおいて通信可能である。
【0026】
例えば、UE200は、上記2つ以上のSIMカードのうちの1つに対応するモバイルネットワークであって、基地局100を含む当該モバイルネットワーク(以下、「第1のモバイルネットワーク」と呼ぶ)において通信することができる。さらに、UE200は、上記2つ以上のSIMカードのうちの他の1つに対応する他のモバイルネットワーク(以下、「第2のモバイルネットワーク」と呼ぶ)において通信することができる。上記第1のモバイルネットワークは、上記第2のモバイルネットワークとは異なる。
【0027】
図2の例を参照すると、例えば、UE200は、基地局100を含む第1のモバイルネットワークと、基地局40を含む第2のモバイルネットワークとにおいて通信することができる。例えば、UE200は、上記第1のモバイルネットワークではRRC接続状態であり、上記第2のモバイルネットワークにおいてRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態となり得る。このような場合に、上記第1のモバイルネットワークにおいて、UE200が基地局100に接続されているときに、上記第2のモバイルネットワークにおいて、UE200が受信すべきページングメッセージが基地局40により送信され得る。
【0028】
<<2.基地局の構成>>
図3及び図4を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。
【0029】
(1)機能構成
まず、図3を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の機能構成の例を説明する。図3を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
【0030】
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、UEからの信号を受信し、UEへの信号を送信する。
【0031】
ネットワーク通信部120は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0032】
記憶部130は、様々な情報を記憶する。
【0033】
処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、情報取得部141、制御部143及び通信処理部145を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部141、制御部143及び通信処理部145の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
【0034】
例えば、処理部140(通信処理部145)は、無線通信部110を介してUE(例えば、UE200)と通信する。例えば、処理部140は、ネットワーク通信部120を介して他のノード(例えば、コアネットワーク内のネットワークノード又は他の基地局)と通信する。
【0035】
(2)ハードウェア構成
次に、図4を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100のハードウェア構成の例を説明する。図4を参照すると、基地局100は、アンテナ181、RF回路183、ネットワークインターフェース185、プロセッサ187、メモリ189及びストレージ191を備える。
【0036】
アンテナ181は、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナ181は、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。アンテナ181は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送受信用の単一のアンテナであってもよい。アンテナ181は、指向性アンテナであってもよく、複数のアンテナ素子を含んでもよい。
【0037】
RF回路183は、アンテナ181を介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路183は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
【0038】
ネットワークインターフェース185は、例えばネットワークアダプタであり、ネットワークへ信号を送信し、ネットワークから信号を受信する。
【0039】
プロセッサ187は、アンテナ181及びRF回路183を介して送受信される信号のデジタル処理を行う。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。プロセッサ187は、ネットワークインターフェース185を介して送受信される信号の処理も行う。プロセッサ187は、複数のプロセッサを含んでもよく、又は、単一のプロセッサであってもよい。当該複数のプロセッサは、上記デジタル処理を行うベースバンドプロセッサと、他の処理を行う1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。
【0040】
メモリ189は、プロセッサ187により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、当該プログラムに関するデータを記憶する。メモリ189は、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。メモリ189の全部又は一部は、プロセッサ187内に含まれていてもよい。
【0041】
ストレージ191は、様々な情報を記憶する。ストレージ191は、SSD(Solid State Drive)及びHDD(Hard Disc Drive)の少なくとも1つを含んでもよい。
【0042】
無線通信部110は、アンテナ181及びRF回路183により実装されてもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークインターフェース185により実装されてもよい。記憶部130は、ストレージ191により実装されてもよい。処理部140は、プロセッサ187及びメモリ189により実装されてもよい
【0043】
処理部140の一部又は全部は、仮想化されていてもよい。換言すると、処理部140の一部又は全部は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、処理部140の一部又は全部は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(即ち、ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0044】
以上のハードウェア構成を考慮すると、基地局100は、プログラムを記憶するメモリ(即ち、メモリ189)と、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(即ち、プロセッサ187)とを備えてもよく、当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部140の動作を行ってもよい。上記プログラムは、処理部140の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0045】
<<3.ユーザ機器の構成>>
図5及び図6を参照して、本開示の実施形態に係るUE200の構成の例を説明する。
【0046】
(1)機能構成
まず、図5を参照して、本開示の実施形態に係るUE200の機能構成の例を説明する。図5を参照すると、UE200は、無線通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
【0047】
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、基地局からの信号を受信し、基地局への信号を送信する。例えば、無線通信部210は、他のUEからの信号を受信し、他のUEへの信号を送信する。
【0048】
記憶部220は、様々な情報を記憶する。
【0049】
処理部230は、UE200の様々な機能を提供する。処理部230は、情報取得部231、制御部233及び通信処理部235を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部231、制御部233及び通信処理部235の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
【0050】
例えば、処理部230(通信処理部235)は、無線通信部210を介して基地局(例えば、基地局100又は基地局40)又は他のUEと通信する。
【0051】
(2)ハードウェア構成
次に、図6を参照して、本開示の実施形態に係るUE200のハードウェア構成の例を説明する。図6を参照すると、UE200は、アンテナ281、RF回路283、プロセッサ285、メモリ287及びストレージ289を備える。
【0052】
アンテナ281は、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナ281は、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。アンテナ281は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送受信用の単一のアンテナであってもよい。アンテナ281は、指向性アンテナであってもよく、複数のアンテナ素子を含んでもよい。
【0053】
RF回路283は、アンテナ281を介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路283は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
【0054】
プロセッサ285は、アンテナ281及びRF回路283を介して送受信される信号のデジタル処理を行う。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。プロセッサ285は、複数のプロセッサを含んでもよく、又は、単一のプロセッサであってもよい。当該複数のプロセッサは、上記デジタル処理を行うベースバンドプロセッサと、他の処理を行う1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。
【0055】
メモリ287は、プロセッサ285により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、当該プログラムに関するデータを記憶する。メモリ287は、ROM、EPROM、EEPROM、RAM及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。メモリ287の全部又は一部は、プロセッサ285内に含まれていてもよい。
【0056】
ストレージ289は、様々な情報を記憶する。ストレージ289は、SSD及びHDDの少なくとも1つを含んでもよい。
【0057】
無線通信部210は、アンテナ281及びRF回路283により実装されてもよい。記憶部220は、ストレージ289により実装されてもよい。処理部230は、プロセッサ285及びメモリ287により実装されてもよい。
【0058】
処理部230は、プロセッサ285及びメモリ287を含むSoC(System on Chip)により実装されてもよい。当該SoCは、RF回路283を含んでもよく、無線通信部210も、当該SoCにより実装されてもよい。
【0059】
以上のハードウェア構成を考慮すると、UE200は、プログラムを記憶するメモリ(即ち、メモリ287)と、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(即ち、プロセッサ285)とを備えてもよく、当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部230の動作を行ってもよい。上記プログラムは、処理部230の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0060】
<<4.第1の実施形態>>
図7図10を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
【0061】
<4.1.動作例>
図7を参照して、第1の実施形態に係る基地局100及びUE200の動作の例を説明する。
【0062】
UE200(通信処理部235)は、上記第1のモバイルネットワークの基地局100と通信する。例えば、UE200は、上記第1のモバイルネットワークにおいてRRC接続状態であり、基地局100に接続されている。一方、UE200は、上記第2のモバイルネットワークにおいてRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態である。
【0063】
UE200(情報取得部231)は、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200へのページングをUE200が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する。UE200(通信処理部235)は、上記ギャップ関連情報を含むRRCメッセージを基地局100へ送信する。
【0064】
基地局100(通信処理部145)は、上記RRCメッセージをUE200から受信する。基地局100(情報取得部141)は、上記RRCメッセージに含まれる上記ギャップ関連情報を取得する。
【0065】
(1)RRCメッセージ
とりわけ第1の実施形態では、上記RRCメッセージは、以下のメッセージのいずれかである。
・RRCSetupCompleteメッセージ
・RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
・RRCResumeCompleteメッセージ
・UEAssistanceInformationメッセージ
・RRCConnectionSetupCompleteメッセージ
・RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
即ち、上記ギャップ関連情報は、既存のRRCメッセージの中で送信される。
【0066】
これにより、例えば、具体的に後述するように、上記第2のモバイルネットワークにおけるページングをUE200が受信するための時間ギャップをUE200が使用することが可能になる。とりわけ、上記ギャップ関連情報の送信のために既存のRRCメッセージが使用されるので、UE200は、既存の手続きの中で、上記ギャップ関連情報を基地局100へ送信することができる。そのため、オーバーヘッドの増加が和らげられ得る。また、新たな手続きの導入による手続きの複雑化が回避され得る。
【0067】
(2)時間ギャップ
例えば、上記時間ギャップは、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのページング機会を含む。一例として、上記時間ギャップは、当該ページング機会と一致する。このような時間ギャップにより、例えば、UE200は、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングを逃すことなく受信することができる。
【0068】
例えば、後述するように、基地局100(制御部143)が、上記時間ギャップを決定する。
【0069】
(3)ギャップ関連情報
-要求情報
例えば、上記ギャップ関連情報は、上記時間ギャップを構成することを基地局100に要求する要求情報を含む。
【0070】
上記要求情報は、上記時間ギャップを構成することを基地局100に要求することのみを示す情報であってもよい。あるいは、上記要求情報は、上記時間ギャップを構成することを基地局100に要求するか否かを示す情報であってもよい。
【0071】
-パラメータセット
例えば、上記ギャップ関連情報は、上記時間ギャップの構成を支援するパラメータセットを含む。これにより、例えば、より適切な時間ギャップの構成が可能になる。
【0072】
具体的には、例えば、上記パラメータセットは、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定するためのページングパラメータセットを含む。これにより、例えば、上記ページングのページング機会を含む時間ギャップの構成が可能になる。
【0073】
例えば、第1に、上記ページングパラメータセットは、上記ページングのための構成情報を含む。具体的には、例えば、当該構成情報は、PCCH-Config、又は、PCCH-Configに含まれるパラメータの全部又は一部である。当該構成情報は、上記第2のモバイルネットワークにおいて送信されるシステム情報に含まれる。UE200(通信処理部235)は、上記第2のモバイルネットワークにおいて上記システム情報を受信する。そして、UE200(情報取得部231)は、上記システム情報に含まれる上記構成情報を取得する。なお、上記ギャップ関連情報に含まれるパラメータの名称は、必ずしも、上記システム情報に含まれるパラメータの名称と同じでなくてもよい。即ち、上記システム情報に含まれるパラメータが、異なる名称で上記ギャップ関連情報に含まれてもよい。
例えば、上記第2のモバイルネットワークの基地局40が5G/NRのTSに準拠する場合には、上記PCCH-Configは、defaultPagingCycle、nAndPagingFrameOffset、ns、及び、firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOを含む。defaultPagingCycleは、デフォルトのページングサイクルであり、後述するTを導出(derive)するのに使用される。nAndPagingFrameOffsetは、後述するT内のページングフレームの総数と、ページングフレームオフセットとを導出するのに使用される。nsは、ページングフレームあたりのページング機会の数である。firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOは、ページングフレームの各ページング機会のページングのための最初のPDCCH(physical downlink control channel)モニタリング機会を指し示す(point out)。
例えば、上記第2のモバイルネットワークの基地局40が4G/LTEのTSに準拠する場合には、上記PCCH-Configは、defaultPagingCycle、及び、nBを含む。defaultPagingCycleは、デフォルトのページングサイクルであり、後述するTを導出するのに使用される。nBは、ページングフレーム及びページング機会を導出するためのパラメータの1つとして使用される。
【0074】
例えば、第2に、上記ページングパラメータセットは、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200のIDを含む。例えば、上記第2のモバイルネットワークの基地局40が5G/NRのTSに準拠する場合には、上記IDは、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200の5G-S-TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)、又は、当該5G-S-TMSIの最下位10ビットである。例えば、上記第2のモバイルネットワークの基地局40が4G/LTEのTSに準拠する場合には、上記IDは、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)、又は、当該IMSIの最下位10ビットである。
【0075】
これにより、例えば、上記ページングフレーム及び上記ページング機会の特定が可能になる。
【0076】
--ページングフレーム(5G/NRのケース)
上記第2のモバイルネットワークの基地局40が5G/NRのTSに準拠する場合には、上記ページングフレームは、以下の式により決定される。
(SFN + PF_offset) mod T = (T div N)*(UE_ID mod N)
【0077】
SFNは、上記ページングフレームのシステムフレーム番号(system frame number:SFN)である。PF_offsetは、上記ページングフレームの決定に使用されるオフセットである。Tは、UE200のDRX(discontinuous reception)サイクルである。UE_IDは、5G-S-TMSIの最下位10ビットである。Nは、T内のページングフレームの総数である。
【0078】
例えば、Tは、PCCH-Configに含まれるdefaultPagingCycleにより示される。例えば、N及びPF_offsetは、PCCH-Configに含まれるnAndPagingFrameOffsetにより示される。
【0079】
--ページング機会(5G/NRのケース)
上記第2のモバイルネットワークの基地局40が5G/NRのTSに準拠する場合には、上記ページング機会は、以下の式により決定される。
i_s = floor(UE_ID/N) mod Ns
【0080】
i_sは、上記ページング機会のインデックスを示す。UE_IDは、5G-S-TMSIの最下位10ビットである。Nは、T内のページングフレームの総数である。Tは、UE200のDRXサイクルである。Nsは、ページングフレームに対するページング機会の数である。
【0081】
例えば、Nは、PCCH-Configに含まれるnAndPagingFrameOffsetにより示される。Nsは、PCCH-Configに含まれるnsにより示される。
【0082】
上記ページング機会は、上記ページングフレームに関連付けられている。例えば、上記ページング機会は、上記ページングフレーム内で又は上記ページングフレームの後に開始する。
【0083】
--ページングフレーム(4G/LTEのケース)
上記第2のモバイルネットワークの基地局40が4G/LTEのTSに準拠する場合には、上記ページングフレームは、以下の式により決定される。
SFN mod T = (T div N)*(UE_ID mod N)
【0084】
SFNは、上記ページングフレームのSFNである。Tは、UE200のDRXサイクルである。Nは、T及びnBのうちの小さい方である。nBは、構成されるパラメータである。UE_IDは、IMSIの最下位10ビットである。
【0085】
例えば、Tは、PCCH-Configに含まれるdefaultPagingCycleにより示される。nBは、PCCH-Configに含まれるnBにより示される。
【0086】
--ページング機会(4G/LTEのケース)
上記第2のモバイルネットワークの基地局40が4G/LTEのTSに準拠する場合には、上記ページング機会は、以下の式により決定される。
i_s = floor(UE_ID/N) mod Ns
【0087】
i_sは、上記ページング機会のインデックスを示す。UE_IDは、IMSIの最下位10ビットである。Nは、T及びnBのうちの小さい方である。Tは、UE200のDRXサイクルであり、nBは、構成されるパラメータである。Nsは、1及びnB/Tのうち大きい方である。
【0088】
例えば、Tは、PCCH-Configに含まれるdefaultPagingCycleにより示される。nBは、PCCH-Configに含まれるnBにより示される。
【0089】
-要求情報とパラメータセット
なお、上記ギャップ関連情報は、上記要求情報を含まず、上記パラメータを含んでもよい。この場合に、上記パラメータセットの存在が、上記時間ギャップを構成することを基地局100に暗黙的に要求してもよい。
【0090】
(4)時間ギャップの決定
例えば、基地局100(制御部143)は、上記ギャップ関連情報に基づいて上記時間ギャップを決定する。
【0091】
上述したように、一例として、上記時間ギャップは、当該ページング機会と一致する。この場合に、基地局100(制御部143)により決定される上記時間ギャップは、上記ページングパラメータセットにより特定される上記ページング機会となる。
【0092】
(5)時間ギャップの構成
例えば、基地局100(通信処理部145)は、上記時間ギャップの構成情報を含む他のRRCメッセージをUE200へ送信する。UE200(通信処理部235)は、当該他のRRCメッセージを基地局100から受信する。
【0093】
例えば、上記構成情報は、上記ギャップ関連情報に含まれるPCCH-Config、又は、当該PCCH-Configに含まれるパラメータの全部又は一部を含む。
【0094】
例えば、上記他のRRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ、又は、RRCConnectionReconfigurationメッセージである。
【0095】
これにより、例えば、上記時間ギャップが基地局100とUE200との間で正式に共有される。
【0096】
(6)時間ギャップにおけるページングの受信
例えば、UE200(通信処理部145)は、上記構成情報に基づいて、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングをモニタリングする。
【0097】
より具体的には、例えば、UE200(通信処理部145)は、上記時間ギャップ内における上記ページングのページング機会に、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングをモニタリングする。例えば、上記ページング機会にUE200へのページングがある場合に、UE200(通信処理部145)は、上記ページングを受信する。即ち、UE200(通信処理部145)は、基地局40により送信されるページングメッセージを受信する。
【0098】
例えば、基地局100(通信処理部145)は、上記時間ギャップ内にUE200と通信しない。
【0099】
これにより、例えば、UE200は、上記第2のモバイルネットワークにおいてページングをモニタリングしつつ、上記第1のモバイルネットワークにおける通信の中断(interruption)を回避することができる。
【0100】
(7)処理の流れ
図7を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。
【0101】
UE200は、第2のモバイルネットワークにおけるUE200へのページングをUE200が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する(S310)。
【0102】
UE200は、上記ギャップ関連情報を含むRRCメッセージを基地局100へ送信する(S320)。基地局100は、上記RRCメッセージをUE200から受信する。上記RRCメッセージは、RRCSetupCompleteメッセージ、RRCReestablishmentCompleteメッセージ、RRCResumeCompleteメッセージ、UEAssistanceInformationメッセージ、RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージである。
【0103】
基地局100は、上記RRCメッセージに含まれる上記ギャップ関連情報を取得する(S330)。
【0104】
基地局100は、上記ギャップ関連情報に基づいて上記時間ギャップを決定する(S340)。
【0105】
基地局100は、上記時間ギャップの構成情報を含む他のRRCメッセージをUE200へ送信する(S350)。UE200は、当該他のRRCメッセージを基地局100から受信する。例えば、上記他のRRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ、又は、RRCConnectionReconfigurationメッセージである。
【0106】
UE200は、上記他のRRCメッセージに対する応答メッセージを基地局100へ送信する(S360)。基地局100は、当該応答メッセージを受信する。上記応答メッセージは、RRCメッセージであり、例えば、RRCReconfigurationCompleteメッセージ、又は、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージである。
【0107】
UE200は、上記構成情報に基づいて、上記時間ギャップ内における上記ページングのページング機会に、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングをモニタリングする(S370)。基地局100は、上記時間ギャップ内にUE200と通信しない。
【0108】
<4.2.変形例>
図8図10を参照して、第1の実施形態に係る第1~第6の変形例を説明する。なお、これらの変形例のうちの2つ以上が組み合わせられてもよい。
【0109】
(1)第1の変形例
第1の実施形態の上述した例では、上記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定するための上記ページングパラメータセットは、上記ページングのための構成情報(例えば、PCCH-Config、又は、PCCH-Configに含まれるパラメータの全部又は一部)と、UE200の上記IDとを含む。しかし、第1の実施形態に係る上記ページングパラメータセットは、この例に限定されない。
【0110】
第1の実施形態の第1の変形例として、上記ページングパラメータセットは、UE200の上記IDを含まなくてもよい。
【0111】
-第1の例
上記ページングパラメータセットは、上記ページングのための構成情報(例えば、PCCH-Config、又は、PCCH-Configに含まれるパラメータの全部又は一部)と、上記ページングの少なくとも1つのページングフレームのSFNと、上記ページングのページング機会のインデックスとを含んでもよい。
【0112】
上記少なくとも1つのページングフレームのSFNは、1つの最小のSFNであってもよい。上記インデックスは、上述したi_sであってもよい。
【0113】
これにより、例えば、UE200のIDなしでも、上記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定することができる。そのため、UE200のIDの送信によるプライバシー問題が解決され得る。
【0114】
-第2の例
あるいは、上記ページングパラメータセットは、上記ページングのページングフレームの周期、上記ページングの少なくとも1つのページングフレームのSFN、及び、上記ページングのページング機会のインデックスを含んでもよい。
【0115】
上記周期は、上述したTであってもよい。上記少なくとも1つのページングフレームのSFNは、1つの最小のSFNであってもよい。上記インデックスは、上述したi_sであってもよい。
【0116】
これにより、例えば、UE200のIDなしでも、上記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定することができる。そのため、UE200のIDの送信によるプライバシー問題が解決され得る。
【0117】
(2)第2の変形例
第1の実施形態の上述した例では、基地局100(制御部143)が、上記時間ギャップを決定する。しかし、第1の実施形態は、この例に限定されない。
【0118】
-時間ギャップの決定
第1の実施形態の第2の変形例として、UE200(制御部233)が、上記時間ギャップを決定してもよい。
【0119】
第1の実施形態の例として上述したように、上記時間ギャップは、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのページング機会を含む。一例として、上記時間ギャップは、当該ページング機会と一致する。
【0120】
UE200(通信処理部235)は、上記第2のモバイルネットワークにおいて上記システム情報を受信してもよく、UE200(情報取得部231)は、上記システム情報に含まれる、上記ページングのための上記構成情報(例えば、PCCH-Config)を取得してもよい。そして、UE200(制御部233)は、上記ページングのための上記構成情報(例えば、PCCH-Config)と、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200のIDとに基づいて、上記ページングフレーム及び上記ページング機会を決定し、上記時間ギャップを決定してもよい。
【0121】
このようなUE200の決定により、上記時間ギャップの構成のためのシグナリングが省略され得る。よって、オーバーヘッドが削減され得る。
【0122】
-ギャップ関連情報
UE200により基地局100へ送信される上記ギャップ関連情報は、上記時間ギャップを特定するためのパラメータセットを含んでもよい。これにより、例えば、UE200により決定された上記時間ギャップを基地局100が知ることができる。
【0123】
上記パラメータセットは、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定するためのページングパラメータセットを含んでもよい。当該ページングパラメータセットの具体的な説明は、第1の実施形態の例における説明、及び、第1の実施形態の第1の変形例における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0124】
-時間ギャップの構成
第1の実施形態の第2の変形例では、基地局100は、上記時間ギャップの構成情報をUE200へ送信しなくてもよい。
【0125】
-処理の流れ
図8を参照して、第1の実施形態の第2の変形例に係る処理の例を説明する。
【0126】
UE200は、第2のモバイルネットワークにおけるUE200へのページングをUE200が受信するための時間ギャップを決定する(S410)。
【0127】
UE200は、上記時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する(S420)。当該ギャップ関連情報は、上記時間ギャップを特定するためのパラメータセットを含む。
【0128】
UE200は、上記ギャップ関連情報を含むRRCメッセージを基地局100へ送信する(S430)。基地局100は、上記RRCメッセージをUE200から受信する。上記RRCメッセージは、RRCSetupCompleteメッセージ、RRCReestablishmentCompleteメッセージ、RRCResumeCompleteメッセージ、UEAssistanceInformationメッセージ、RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージである。なお、基地局100(通信処理部145)は、上記RRCメッセージの受信に応じて、確認(confirm)メッセージをUE200へ送信してもよい。
【0129】
基地局100は、上記RRCメッセージに含まれる上記ギャップ関連情報を取得する(S440)。
【0130】
UE200は、上記時間ギャップ内における上記ページングのページング機会に、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングをモニタリングする(S450)。基地局100は、上記時間ギャップ内にUE200と通信しない。
【0131】
(3)第3の変形例
第1の実施形態の上述した例では、上記時間ギャップは、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのページング機会を含み、基地局100により決定される。一例として、上記時間ギャップは、当該ページング機会と一致する。しかし、第1の実施形態に係る時間ギャップは、この例に限定されない。
【0132】
-時間ギャップ
第1の実施形態の第3の変形例として、上記時間ギャップは、上記ページングをUE200が受信するための測定ギャップ(measurement gap)であってもよい。即ち、上記時間ギャップとして、既存の測定ギャップを使用してもよい。
【0133】
このように、新たなギャップを定義することなく既存の測定ギャップを使用することにより、モバイルネットワークにおける手続きの複雑化が回避され得る。
【0134】
-時間ギャップの決定
第1の実施形態の第3の変形例でも、第1の実施形態の上述した例と同様に、基地局100(制御部143)が、上記時間ギャップを決定してもよい。とりわけ第3の変形例では、上記時間ギャップは上記測定ギャップであり、基地局100(制御部143)は、上記測定ギャップを決定してもよい。
【0135】
基地局100(制御部143)は、上記ギャップ関連情報に含まれる上記ページングパラメータセットに基づいて、上記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定してもよい。そして、基地局100(制御部143)は、上記測定ギャップが上記ページング機会の一部又は全部を含むように、上記測定ギャップを決定してもよい。
【0136】
-時間ギャップの構成
第1の実施形態の例として上述したように、基地局100(通信処理部145)は、上記時間ギャップの構成情報を含む他のRRCメッセージをUE200へ送信する。UE200(通信処理部235)は、当該他のRRCメッセージを基地局100から受信する。
【0137】
第1の実施形態の第3の変形例では、上記時間ギャップは、上記測定ギャップであってもよく、上記構成情報は、上記測定ギャップの構成情報であってもよい。より具体的には、上記構成情報は、上記測定ギャップを特定するための測定ギャップパラメータセットを含んでもよい。
【0138】
上記測定ギャップパラメータセットは、gapOffset、mgl、mgrp及びmgtaを含んでもよい。mglは、上記測定ギャップの測定ギャップ長(measurement gap length)である。mgrpは、上記測定ギャップの測定ギャップ反復期間(measurement gap repetition period:MGRP)である。mgtaは、測定ギャップタイミングアドバンス(measurement gap timing advance)である。gapOffsetは、MGRPを伴うギャップパターンのギャップオフセットである。
【0139】
これにより、例えば、上記測定ギャップが基地局100とUE200との間で正式に共有される。
【0140】
-時間ギャップにおけるページングの受信
第1の実施形態の例として上述したように、例えば、UE200(通信処理部145)は、上記構成情報に基づいて、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングをモニタリングする。
【0141】
第1の実施形態の第3の変形例では、UE200(通信処理部145)は、上記測定ギャップ内における上記ページングのページング機会に、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングをモニタリングしてもよい。上記ページング機会にUE200へのページングがある場合に、UE200(通信処理部145)は、上記ページングを受信してもよい。即ち、UE200(通信処理部145)は、基地局40により送信されるページングメッセージを受信してもよい。
【0142】
例えば、基地局100(通信処理部145)は、上記測定ギャップ内にUE200と通信しないようにしてもよい。
【0143】
これにより、例えば、UE200は、上記第2のモバイルネットワークにおいてページングをモニタリングしつつ、上記第1のモバイルネットワークにおける通信の中断を回避することができる。
【0144】
-処理の流れ
第1の実施形態の第3の変形例に係る処理の例の説明は、上記時間ギャップが上記測定ギャップであるという点を除き、図7を参照して説明した第1の実施形態に係る処理の例の説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0145】
(4)第4の変形例
第1の実施形態の第2の変形例では、上記時間ギャップは、上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのページング機会を含み、UE200により決定される。一例として、上記時間ギャップは、当該ページング機会と一致する。しかし、第1の実施形態に係る時間ギャップは、この例に限定されない。
【0146】
-時間ギャップ
第1の実施形態の第4の変形例として、上記時間ギャップは、上記ページングをUE200が受信するための測定ギャップであってもよい。即ち、上記時間ギャップとして、既存の測定ギャップを使用してもよい。
【0147】
このように、新たなギャップを定義することなく既存の測定ギャップを使用することにより、モバイルネットワークにおける手続きの複雑化が回避され得る。
【0148】
-時間ギャップの決定
第1の実施形態の第4の変形例でも、第1の実施形態の第2の変形例と同様に、UE200(制御部233)が、上記時間ギャップを決定してもよい。とりわけ第4の変形例では、上記時間ギャップは上記測定ギャップであり、UE200(制御部233)は、上記測定ギャップを決定してもよい。
【0149】
UE200(通信処理部235)は、上記第2のモバイルネットワークにおいて上記システム情報を受信してもよく、UE200(情報取得部231)は、上記システム情報に含まれる、上記ページングのための上記構成情報(例えば、PCCH-Config)を取得してもよい。そして、UE200(制御部233)は、上記ページングのための上記構成情報(例えば、PCCH-Config)と、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200のIDとに基づいて、上記ページングフレーム及び上記ページング機会を決定してもよい。さらに、UE200(制御部233)は、上記測定ギャップが上記ページング機会の一部又は全部を含むように、上記測定ギャップを決定してもよい。
【0150】
このようなUE200の決定により、上記測定ギャップの構成のためのシグナリングが省略され得る。よって、オーバーヘッドが削減され得る。
【0151】
-ギャップ関連情報
UE200により基地局100へ送信される上記ギャップ関連情報は、上記時間ギャップを特定するためのパラメータセットを含んでもよい。とりわけ第1の実施形態の第4の変形例では、上記時間ギャップは上記測定ギャップであるため、上記ギャップ関連情報は、上記測定ギャップを特定するための測定ギャップパラメータセットを含んでもよい。これにより、例えば、UE200により決定された上記測定ギャップを基地局100が知ることができる。
【0152】
上記測定ギャップパラメータセットは、gapOffset、mgl、mgrp及びmgtaを含んでもよい。gapOffset、mgl、mgrp及びmgtaの説明は、第1の実施形態の第3の変形例における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0153】
-時間ギャップの構成
第1の実施形態の第4の変形例では、基地局100は、上記測定ギャップの構成情報をUE200へ送信しなくてもよい。
【0154】
-処理の流れ
第1の実施形態の第4の変形例に係る処理の例の説明は、上記時間ギャップが上記測定ギャップであるという点を除き、図8を参照して説明した第1の実施形態の第2の変形例に係る処理の例の説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0155】
(5)第5の変形例
第1の実施形態の第5の変形例として、UE200(通信処理部235)は、上記時間ギャップの解放のためのRRCメッセージ(以下、「解放メッセージ」と呼ぶ)を基地局100へ送信してもよい。基地局100(通信処理部145)は、当該解放メッセージをUE200から受信し、上記時間ギャップを解放してもよい。
【0156】
上記第2のモバイルネットワークにおける上記ページングのモニタリングが不要になり、UE200が当該モニタリングを終了した場合に、UE200(通信処理部235)は、上記解放メッセージを基地局100へ送信してもよい。
【0157】
上記時間ギャップの解放後、基地局100(通信処理部145)は、上記時間ギャップを無視してUE200と通信してもよい。
【0158】
これにより、例えば、UE200と基地局100との間の通信が行われない期間を短縮することができる。即ち、UE200と基地局100との間の通信の効率の低下を和らげることができる。
【0159】
-解放メッセージ
--解放メッセージの位置づけ
上記解放メッセージは、上記時間ギャップの解放を基地局100に要求するRRCメッセージであってもよい。この場合に、基地局100(通信処理部145)は、上記解放メッセージの受信に応じて、上記時間ギャップの解放を構成するRRCメッセージをUE200へ送信してもよい。
【0160】
あるいは、上記解放メッセージは、上記時間ギャップの解放を基地局100に通知するRRCメッセージであってもよい。この場合に、基地局100(通信処理部145)は、上記時間ギャップの解放を構成するRRCメッセージをUE200へ送信しなくてもよい。
【0161】
--解放メッセージの内容
一例として、上記解放メッセージは、上記時間ギャップの不要又は上記時間ギャップの解放を示す情報を含んでもよい。
【0162】
別の例として、上記解放メッセージは、上記ギャップ関連情報を含まないことにより、上記時間ギャップの不要又は上記時間ギャップの解放を暗黙的に示してもよい。
【0163】
--解放メッセージの具体例
上記解放メッセージは、既存のRRCメッセージであってもよい。一例として、上記解放メッセージは、UEAssistanceInformationメッセージであってもよい。
【0164】
あるいは、上記解放メッセージは、上記時間ギャップのために定義されたメッセージであってもよい。
【0165】
-処理の流れ(第1の例)
図9を参照して、第1の実施形態の第5の変形例に係る処理の第1の例を説明する。
【0166】
第2のモバイルネットワークにおけるUE200へのページングのモニタリングが不要になり、UE200は、当該モニタリングを終了する(S510)。
【0167】
UE200は、上記ページングをUE200が受信するための時間ギャップの解放のためのRRCメッセージ(即ち、解放メッセージ)を基地局100へ送信する(S520)。基地局100は、当該解放メッセージを受信する。とりわけこの例では、上記解放メッセージは、上記時間ギャップの解放を基地局100に要求するRRCメッセージである。
【0168】
基地局100は、上記時間ギャップの解放を構成するためのRRCメッセージをUE200へ送信する(S530)。UE200は、当該RRCメッセージを受信する。例えば、上記RRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ、又は、RRCConnectionReconfigurationメッセージである。
【0169】
UE200は、上記RRCメッセージに対する応答メッセージを基地局100へ送信する(S540)。基地局100は、当該応答メッセージを受信する。上記応答メッセージは、RRCメッセージであり、例えば、RRCReconfigurationCompleteメッセージ、又は、RRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージである。
【0170】
-処理の流れ(第2の例)
図10を参照して、第1の実施形態の第5の変形例に係る処理の第2の例を説明する。
【0171】
第2のモバイルネットワークにおけるUE200へのページングのモニタリングが不要になり、UE200は、当該モニタリングを終了する(S610)。
【0172】
UE200は、上記ページングをUE200が受信するための時間ギャップの解放のためのRRCメッセージ(即ち、解放メッセージ)を基地局100へ送信する(S620)。基地局100は、当該解放メッセージを受信する。とりわけこの例では、上記解放メッセージは、上記時間ギャップの解放を基地局100に通知するRRCメッセージである。
【0173】
(6)第6の変形例
本開示の実施形態の上述した例では、システム1は、5G若しくはNRのTSに準拠したシステム、又は、LTE、LTE-A若しくは4GのTSに準拠したシステムである。しかし、第1の実施形態に係るシステム1は、これらの例に限定されない。
【0174】
第1の実施形態の第6の変形例として、システム1は、3GPPの他のTSに準拠したシステムであってもよい。一例として、システム1は、次世代(例えば、6G)のTSに準拠したシステムであってもよい。
【0175】
あるいは、システム1は、移動体通信についての他の標準化団体のTSに準拠したシステムであってもよい。
【0176】
<<5.第2の実施形態>>
本開示の第2の実施形態を説明する。
【0177】
<5.1.動作例>
第2の実施形態に係る基地局100及びUE200の動作の例を説明する。
【0178】
UE200(通信処理部235)は、上記第1のモバイルネットワークの基地局100と通信する。例えば、UE200は、上記第1のモバイルネットワークにおいてRRC接続状態であり、基地局100に接続されている。一方、UE200は、上記第2のモバイルネットワークにおいてRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態である。
【0179】
UE200(情報取得部231)は、上記第2のモバイルネットワークにおけるUE200へのページングをUE200が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する。UE200(通信処理部235)は、上記ギャップ関連情報を含むRRCメッセージを基地局100へ送信する。
【0180】
基地局100(通信処理部145)は、上記RRCメッセージをUE200から受信する。基地局100(情報取得部141)は、上記RRCメッセージに含まれる上記ギャップ関連情報を取得する。
【0181】
なお、上述した動作の説明は、第1の実施形態における動作の説明と同じである。
【0182】
(1)RRCメッセージ
とりわけ第2の実施形態では、上記RRCメッセージは、上記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである。即ち、上記ギャップ関連情報は、上記時間ギャップのために定義された新たなRRCメッセージの中で送信される。
【0183】
これにより、例えば、上記第2のモバイルネットワークにおけるページングをUE200が受信するための時間ギャップをUE200が使用することが可能になる。とりわけ、上記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージが使用されるので、UE00は、より柔軟なタイミングで上記ギャップ関連情報を基地局100へ送信することができる。
【0184】
(2)時間ギャップ
上記時間ギャップの説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0185】
(3)ギャップ関連情報
上記ギャップ関連情報の説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0186】
(4)時間ギャップの決定
上記時間ギャップの決定の説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0187】
(5)時間ギャップの構成
上記時間ギャップの構成の説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0188】
(6)時間ギャップにおけるページングの受信
上記時間ギャップにおける上記ページングの受信の説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0189】
(7)処理の流れ
第2の実施形態に係る処理の例の説明は、上記ギャップ関連情報を含むRRCメッセージが上記時間ギャップのために定義されたものであるという点を除き、第1の実施形態に係る処理の例の説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0190】
<5.2.変形例>
第2の実施形態に係る変形例の説明は、上記ギャップ関連情報を含むRRCメッセージが上記時間ギャップのために定義されたものであるという点を除き、第1の実施形態の変形例の説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0191】
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は当該実施形態に限定されるものではない。当該実施形態は例示にすぎないということ、及び、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
【0192】
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
【0193】
例えば、本明細書において説明した装置の1つ以上の構成要素の動作を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体が提供されてもよい。当然ながら、このような方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible computer-readable storage medium)も、本開示に含まれる。
【0194】
例えば、本開示において、ユーザ機器(UE)は、移動局(mobile station)、移動端末、移動装置、移動ユニット、加入者局(subscriber station)、加入者端末、加入者装置、加入者ユニット、ワイヤレス局、ワイヤレス端末、ワイヤレス装置、ワイヤレスユニット、リモート局、リモート端末、リモート装置、又はリモートユニット等の別の名称で呼ばれてもよい。
【0195】
例えば、本開示において、「送信する(transmit)」は、送信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に送信することを意味してもよい。あるいは、「送信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に送信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「受信する(receive)」は、受信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に受信することを意味してもよい。あるいは、「受信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に受信することとの組合せを意味してもよい。
【0196】
例えば、本開示において、「取得する(obtain/acquire)」は、記憶されている情報の中から情報を取得することを意味してもよく、他のノードから受信した情報の中から情報を取得することを意味してもよく、又は、情報を生成することにより当該情報を取得することを意味してもよい。
【0197】
例えば、本開示において、「~を含む(include)」及び「~を備える(comprise)」は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。
【0198】
例えば、本開示において、「又は(or)」は、排他的論理和を意味せず、論理和を意味する。
【0199】
なお、上述した実施形態に含まれる技術的特徴は、以下のような特徴として表現されてもよい。当然ながら、本開示は以下のような特徴に限定されない。
【0200】
(特徴1)
ユーザ機器(200)であって、
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信する通信処理部(235)と、
第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する情報取得部(231)と、
を備え、
前記通信処理部は、前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信し、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
ユーザ機器。
【0201】
(特徴2)
ユーザ機器(200)であって、
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信する通信処理部(235)と、
第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得する情報取得部(231)と、
を備え、
前記通信処理部は、前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信し、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
ユーザ機器。
【0202】
(特徴3)
前記時間ギャップは、前記ページングのページング機会を含む、特徴1又は2に記載のユーザ機器。
【0203】
(特徴4)
前記時間ギャップは、前記ページングを前記ユーザ機器が受信するための測定ギャップである、特徴1又は2に記載のユーザ機器。
【0204】
(特徴5)
前記ギャップ関連情報は、前記時間ギャップを構成することを前記基地局に要求する要求情報を含む、特徴1~4のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0205】
(特徴6)
前記通信処理部は、前記時間ギャップの構成情報を含む他のRRCメッセージを前記基地局から受信する、特徴1~5のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0206】
(特徴7)
前記他のRRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ、又は、RRCConnectionReconfigurationメッセージである、特徴6に記載のユーザ機器。
【0207】
(特徴8)
前記通信処理部は、前記構成情報に基づいて、前記第2のモバイルネットワークにおける前記ページングをモニタリングする、特徴6又は7に記載のユーザ機器。
【0208】
(特徴9)
前記ギャップ関連情報は、前記時間ギャップの構成を支援するパラメータセットを含む、特徴1~8のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0209】
(特徴10)
前記時間ギャップを決定する制御部(233)をさらに備え、
前記ギャップ関連情報は、前記時間ギャップを特定するためのパラメータセットを含む、
特徴1~3のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0210】
(特徴11)
前記パラメータセットは、前記ページングのページングフレーム及びページング機会を特定するためのページングパラメータセットを含む、特徴9又は10に記載のユーザ機器。
【0211】
(特徴12)
前記ページングパラメータセットは、前記ページングのための構成情報を含む、特徴11に記載のユーザ機器。
【0212】
(特徴13)
前記ページングのための前記構成情報は、PCCH-Config、又は、PCCH-Configに含まれるパラメータの全部又は一部である、特徴12に記載のユーザ機器。
【0213】
(特徴14)
前記ページングパラメータセットは、前記第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器のIDを含む、特徴12又は13に記載のユーザ機器。
【0214】
(特徴15)
前記IDは、前記第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器の5G-S-TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)、当該5G-S-TMSIの最下位10ビット、前記第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)、又は、当該IMSIの最下位10ビットである、特徴14に記載のユーザ機器。
【0215】
(特徴16)
前記ページングパラメータセットは、前記ページングの少なくとも1つのページングフレームのシステムフレーム番号、及び、前記ページングのページング機会のインデックスを含む、特徴12又は13に記載のユーザ機器。
【0216】
(特徴17)
前記ページングパラメータセットは、前記ページングのページングフレームの周期、前記ページングの少なくとも1つのページングフレームのシステムフレーム番号、及び、前記ページングのページング機会のインデックスを含む、特徴11に記載のユーザ機器。
【0217】
(特徴18)
前記時間ギャップを決定する制御部(233)をさらに備え、
前記ギャップ関連情報は、前記時間ギャップを特定するためのパラメータセットを含む、
特徴4に記載のユーザ機器。
【0218】
(特徴19)
前記通信処理部は、前記時間ギャップ内における前記ページングのページング機会に、前記第2のモバイルネットワークにおける前記ページングをモニタリングする、特徴1~18のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0219】
(特徴20)
前記通信処理部は、前記時間ギャップの解放のためのRRCメッセージを前記基地局へ送信する、特徴1~19のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0220】
(特徴21)
前記時間ギャップの解放のための前記RRCメッセージは、前記時間ギャップの解放を前記基地局に要求し、又は前記時間ギャップの解放を前記基地局に通知するRRCメッセージである、特徴20に記載のユーザ機器。
【0221】
(特徴22)
前記時間ギャップの解放のための前記RRCメッセージは、UEAssistanceInformationメッセージである、特徴20又は21に記載のユーザ機器。
【0222】
(特徴23)
前記時間ギャップの解放のための前記RRCメッセージは、前記時間ギャップの不要又は前記時間ギャップの解放を示す情報を含む、特徴20~22のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0223】
(特徴24)
前記時間ギャップの解放のための前記RRCメッセージは、前記ギャップ関連情報を含まないことにより、前記時間ギャップの不要又は前記時間ギャップの解放を暗黙的に示す、特徴20~22のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0224】
(特徴25)
前記ユーザ機器は、2つ以上のSIM(Subscriber Identity Module)カードを搭載可能であり、当該2つ以上のSIMカードにそれぞれ対応する2つ以上のモバイルネットワークにおいて通信可能である、特徴1~24のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0225】
(特徴26)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)であって、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信する通信処理部(145)と、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得する情報取得部(141)と、
を備え、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
基地局。
【0226】
(特徴27)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)であって、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信する通信処理部(145)と、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得する情報取得部(141)と、
を備え、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
基地局。
【0227】
(特徴28)
前記ギャップ関連情報に基づいて前記時間ギャップを決定する制御部(143)をさらに備え、
前記通信処理部は、前記時間ギャップの構成情報を含む他のRRCメッセージを前記ユーザ機器へ送信する、
特徴26又は27に記載の基地局。
【0228】
(特徴29)
前記通信処理部は、前記時間ギャップ内に前記ユーザ機器と通信しない、特徴26~28のいずれか1項に記載の基地局。
【0229】
(特徴30)
前記通信処理部は、前記時間ギャップの解放のためのRRCメッセージを前記ユーザ機器から受信し、前記時間ギャップを解放する、特徴26~29のいずれか1項に記載の基地局。
【0230】
(特徴31)
ユーザ機器(200)により行われる方法であって、
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信することと、
第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得することと、
前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信することと、
を含み、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
方法。
【0231】
(特徴32)
ユーザ機器(200)により行われる方法であって、
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信することと、
第2のモバイルネットワークにおける前記ユーザ機器へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得することと、
前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信することと、
を含み、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
方法。
【0232】
(特徴33)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)により行われる方法であって、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得することと、
を含み、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
方法。
【0233】
(特徴34)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)により行われる方法であって、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得することと、
を含み、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
方法。
【0234】
(特徴35)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信することと、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得することと、
前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであり、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
プログラム。
【0235】
(特徴36)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信することと、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得することと、
前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであり、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
プログラム。
【0236】
(特徴37)
第1のモバイルネットワークにおいて、第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであり、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
プログラム。
【0237】
(特徴38)
第1のモバイルネットワークにおいて、第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであり、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
プログラム。
【0238】
(特徴39)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信することと、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得することと、
前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であり、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
コンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
【0239】
(特徴40)
第1のモバイルネットワークの基地局(100)と通信することと、
第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを前記ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を取得することと、
前記ギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記基地局へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であり、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
コンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
【0240】
(特徴41)
第1のモバイルネットワークにおいて、第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であり、
前記RRCメッセージは、
RRCSetupCompleteメッセージ、
RRCReestablishmentCompleteメッセージ、
RRCResumeCompleteメッセージ、
UEAssistanceInformationメッセージ、
RRCConnectionSetupCompleteメッセージ、又は、
RRCConnectionReestablishmentCompleteメッセージ
である、
コンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
【0241】
(特徴42)
第1のモバイルネットワークにおいて、第2のモバイルネットワークにおけるユーザ機器(200)へのページングを当該ユーザ機器が受信するための時間ギャップに関するギャップ関連情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記ユーザ機器から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記ギャップ関連情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であり、
前記RRCメッセージは、前記時間ギャップのために定義されたRRCメッセージである、
コンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
【符号の説明】
【0242】
1 システム
10 カバレッジエリア
40 基地局
100 基地局
141 情報取得部
143 制御部
145 通信処理部
200 ユーザ機器(UE)
231 情報取得部
233 制御部
235 通信処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10