(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-13
(45)【発行日】2024-11-21
(54)【発明の名称】抗HLA-G抗体、抗HLA-G抗体を含む組成物、および抗HLA-G抗体を使用する方法
(51)【国際特許分類】
C07K 16/34 20060101AFI20241114BHJP
C12N 15/13 20060101ALI20241114BHJP
C12N 15/63 20060101ALI20241114BHJP
C12N 1/15 20060101ALI20241114BHJP
C12N 1/19 20060101ALI20241114BHJP
C12N 1/21 20060101ALI20241114BHJP
C12N 5/10 20060101ALI20241114BHJP
C12P 21/08 20060101ALI20241114BHJP
A61K 39/395 20060101ALI20241114BHJP
A61K 38/20 20060101ALI20241114BHJP
A61K 35/768 20150101ALI20241114BHJP
A61K 35/761 20150101ALI20241114BHJP
A61K 35/763 20150101ALI20241114BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20241114BHJP
A61P 31/00 20060101ALI20241114BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20241114BHJP
【FI】
C07K16/34 ZNA
C12N15/13
C12N15/63 Z
C12N1/15
C12N1/19
C12N1/21
C12N5/10
C12P21/08
A61K39/395 U
A61K38/20
A61K35/768
A61K35/761
A61K35/763
A61P35/00
A61P31/00
A61P29/00
(21)【出願番号】P 2021517309
(86)(22)【出願日】2019-09-26
(86)【国際出願番号】 US2019053158
(87)【国際公開番号】W WO2020069133
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2022-09-26
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520036880
【氏名又は名称】ティゾナ セラピューティクス
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ビアーズ, コートニー
(72)【発明者】
【氏名】コービン, ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ホッジズ, ダグ
(72)【発明者】
【氏名】モエスタ, アキム
(72)【発明者】
【氏名】ソロス, ヴァネッサ
(72)【発明者】
【氏名】ウィドブーム, ポール フレドリック
(72)【発明者】
【氏名】ウォーフィールド, ジョゼフ ロバート
【審査官】小倉 梢
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/091580(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07K 16/00 - 16/46
C12N 15/00 - 15/90
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
UniProt/GeneSeq
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトHLA-G(hHLA-G)に特異的に結合する抗体であって、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、
a)前記VHが、
i)配列番号7に記載のアミノ酸配列を含むVHCDR1、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含むVHCDR2および配列番号93に記載のアミノ酸配列を含むVHCDR3を含み、前記CDRがChothiaによるものである、または
ii)配列番号25に記載のアミノ酸配列を含むVHCDR1、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含むVHCDR2および配列番号93に記載のアミノ酸配列を含むVHCDR3を含み、前記CDRがKabatによるものである、および
b)前記VLが、
配列番号118に記載のアミノ酸配列を含むVLCDR1、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含むVLCDR2および配列番号155に記載のアミノ酸配列を含むVLCDR3を含み、前記CDRがChothiaおよびKabatによるものである、
抗体。
【請求項2】
前記VHが配列番号192に記載のアミノ酸配列または配列番号192に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有するバリアントを含み、前記VLが配列番号220に記載のアミノ酸配列または配列番号220に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有するバリアントを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
配列番号192に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一であるV
H配列および配列番号220に記載のアミノ酸配列と少なくとも95%の同一であるV
L配列を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
前記抗体が、配列番号254または288に記載のアミノ酸配列からなる重鎖および配列番号322に記載のアミノ酸配列からなる軽鎖を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項5】
前記抗体が、配列番号254の重鎖および配列番号322の軽鎖を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項6】
前記抗体が、配列番号288の重鎖および配列番号322の軽鎖を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項7】
以下
a)HLA-G免疫抑制性機能を阻害すること;
b)ILT2に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
c)ILT4に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
d)KIR2DL4に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;e)NK細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
f)細胞傷害性Tリンパ球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
g)B細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
h)好中球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
i)単球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
j)マクロファージのHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
k)樹状細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
l)NKおよび/もしくはT細胞の細胞溶解および/もしくは増殖のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
m)骨髄性細胞のHLA-G抑制を阻害すること;
n)ファゴサイトーシスのHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
o)制御性T細胞のHLA-G媒介性生成、増大もしくは機能を阻害すること;
p)転移を阻害すること;または
q)抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)もしくはファゴサイトーシス(ADCP)により腫瘍成長を阻害すること
のうちの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17個が可能である、請求項1~6のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項8】
以下の特性
a)モノクローナル抗体であること;
b
)ヒト化抗体、もしくはキメラ抗体であること;
c)二重特異性抗体もしくは複合体形成性抗体であること;
d)IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、もしくはIgMタイプのものであること;
e)無傷抗体もしくは抗原結合抗体断片であること;
f)Fab断片、Fab’断片、F(ab’)2断片、もしくはFv断片であること;および/または
g)単鎖抗体であること
のうちの1、2、3、4、5、6、または7個を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項9】
前記抗体が、
(a)ヒトHLA-Gポリペプチドにおける配列番号342の195、197および/もしくは198位を含むエピトープに結合する、ならびに/または
(b)ヒトHLA-Gへの結合に関して参照抗体と競合することができ、前記参照抗体が、ヒトHLA-Gポリペプチドにおける配列番号342の195、197および/もしくは198位を含むエピトープに結合する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体を含む医薬組成物。
【請求項11】
請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体をコードする、1つまたは複数の単離された核酸
分子。
【請求項12】
請求項11に記載の核酸
分子を含む発現ベクター。
【請求項13】
請求項12に記載のベクターを含む、原核生物または真核生物の宿主細胞。
【請求項14】
請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体を含むキット。
【請求項15】
ヒトHLA-G(hHLA-G)に特異的に結合する抗体の製造方法であって、請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体をコードする核酸または前記核酸を含むベクターもしくは宿主細胞を提供するステップを含む、方法。
【請求項16】
疾患または状態を処置する方法における使用のための、請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体を含む組成物。
【請求項17】
がん、自己免疫疾患、感染症、慢性感染症、または炎症性疾患に罹患した対象を処置するための方法における使用のための、請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体を含む組成物または請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項18】
免疫系機能のモジュレートを必要とする対象において免疫系機能をモジュレートするための方法における使用のための、請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体を含む医薬組成物であって、前記方法は、前記対象の免疫細胞集団を、免疫系がモジュレートされるような条件下で、前記医薬組成物と接触させるステップを含む、医薬組成物。
【請求項19】
前記組成物または医薬組成物が、
a)抗ILT2抗体;
b)抗ILT3抗体;
c)抗ILT4抗体;
d)抗KIR2DL4抗体;
e)抗HLA-E抗体;
f)抗NKG2A抗体
g)抗HLA-F抗体
h)抗PD-L1抗体;
i)抗PD-1抗体;
j)抗CD38抗体;
k)抗CD39抗体;
l)抗CD73抗体;
m)抗A2A受容体抗体;
n)抗A2B受容体抗体;
o)抗A2A/A2B二重受容体抗体および/もしくは組合せ;
p)抗CD47抗体;
q)抗CTLA-4抗体;
r)抗LAG3抗体;
s)抗TIM-3抗体;
t)抗TIGIT抗体;
u)抗VISTA抗体;
w)抗CD94抗体;
x)小分子阻害剤;
y)二重特異性T細胞誘導因子、
ならびに/または
z)腫瘍融解ウイルス
;
を含む抗体または医薬組成物と組み合わせて投与され、
前記組成物または医薬組成物が、以下
a)化学療法;
b)放射線療法;および/または
c)1つもしくは複数の追加の治療剤
のうちの1つまたは複数と組み合わせて投与されることを特徴とする、
請求項17に記載
の組成物または医薬組成物。
【請求項20】
細胞および組織におけるHLA-Gの発現を検出するため、または体液における可溶性HLA-Gを検出するための、請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体の使用であって、前記体液が血液、血清、腹水および/または他の体液を含むか、またはそれからなる、使用。
【請求項21】
HLA-Gまたはその断片をアフィニティ精製する方法であって、
a)請求項1~9のいずれか一項に記載の抗体を固相に固定化するステップ、
b)前記抗体を、HLA-Gまたはその断片を含有する試料と接触するステップ、
c)支持体を、前記固定化された抗体に結合した前記HLA-G以外の、前記試料中の全ての材料を除去する適切な溶媒で洗浄するステップ、および
d)前記支持体を、前記抗体から前記HLA-Gタンパク質を放出させる適切な溶媒で洗浄するステップ、
を含む、方法。
【請求項22】
請求項10に記載の医薬組成物であって、以下:
a)抗ILT2抗体;
b)抗ILT4抗体;
c)抗KIR2DL4抗体;
d)抗HLA-E抗体;
e)抗NKG2A抗体
f)抗HLA-F抗体
g)抗PD-L1抗体;
h)抗PD-1抗体;
i)抗CD38抗体;
j)抗CD39抗体;
k)抗CD73抗体;
l)抗A2A受容体抗体;
m)抗A2B受容体抗体;
n)抗A2A/A2B二重受容体抗体もしくはその組合せ;
o)抗CD47抗体;
p)抗CTLA-4抗体;
q)抗TIM-3抗体;
r)抗TIGIT抗体;
s)抗VISTA抗体;
t)抗CD94抗体;
u)小分子阻害剤;
v)二重特異性T細胞誘導因
子
のうちの少なくとも1
つをさらに含む、医薬組成物。
【請求項23】
前記抗体が、二重特異性抗体または複合体形成性抗体を含む、請求項18に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記二重特異性抗体または前記複合体形成性抗体が、前記対象において、以下
a)免疫抑制を阻害すること;
b)制御性T細胞のレベルを低下させること;
c)骨髄性細胞、細胞傷害性Tリンパ球、NK細胞、B細胞、好中球、単球、マクロファージおよび/もしくは樹状細胞の活性を増加させること;
d)食作用活性を増加させること;
e)転移を阻害すること;
f)腫瘍成長を阻害すること;ならびに/または
g)腫瘍退行を誘発すること
のうちの1、2、3、4、5、6、または7個を達成するのに十分な量で投与される、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記1つまたは複数の追加の治療剤が、1つまたは複数の免疫刺激剤を含む、請求項19に記載の組成物または医薬組成物。
【請求項26】
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、免疫細胞の阻害性受容体に対するアンタゴニストを含む、請求項25に記載の組成物または医薬組成物。
【請求項27】
請求項26に記載の組成物または医薬組成物であって、ここで、
(a)前記阻害性受容体が、ILT2、ILT3、ILT4、KIR2DL4、CTLA-4、PD-1、CD39、CD73、PD-L1、PD-L2、LAG-3、Tim3、TIGIT、B7-H3、B7-H4、ニューリチン、BTLA、CECAM-1、CECAM-5、VISTA、LAIR1、CD160、2B4、TGF-B NKG2A、および/またはキラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)のうちの少なくとも1つである、
(b)前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、免疫細胞の共刺激受容体のアゴニストを含む、
(c)前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、CD19、CD20、EGFR、Her2、SLAMF7、CD52、BCMA、GD2、CD38またはCCR4を標的とするADCC能力がある抗体を含むか、またはそれからなる、
(d)前記1つまたは複数の免疫刺激剤がサイトカインを含む、
(e)前記1つまたは複数の免疫刺激剤が腫瘍融解ウイルスを含む、
(f)前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、キメラ抗原操作T細胞を含む、あるいは、
(g)前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、二重特異性または多重特異性T細胞指向性抗体を含む、
組成物または医薬組成物。
【請求項28】
前記共刺激受容体が、OX40、CD2、CD27、ICAM-1、LFA-1、ICOS(CD278)、4-1BB(CD137)、GITR、CD28、CD30、CD40、BAFFR、HVEM、CD7、LIGHT、NKG2C、SLAMF7、NKp30、NKp46、NKp80、CD160、および/またはCD83リガンドのうちの少なくとも1つである、請求項27に記載の組成物または医薬組成物。
【請求項29】
前記サイトカインが、IL-1、IL-2、IL-5、IL-7、IL-10、IL-12、IL-15、IL-21、および/またはIL-27のうちの少なくとも1つである、請求項27に記載の組成物または医薬組成物。
【請求項30】
前記腫瘍融解ウイルスが、単純ヘルペスウイルス、水胞性口内炎ウイルス、アデノウイルス、ニューカッスル疾患ウイルス、ワクシニアウイルス、またはマラバウイルスである、請求項27に記載の組成物または医薬組成物。
【請求項31】
前記抗体が検出可能部分で標識される、請求項20に記載の使用。
【請求項32】
前記検出可能部分が、放射性同位元素、蛍光標識、または酵素-基質標識である、請求項31に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2018年9月27日に出願された米国特許仮出願第62/737,666号の優先権を主張し、その出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0002】
HLA-Gに対する結合特異性を有する抗体、ならびに医薬組成物、診断用組成物およびキットを含む、抗体を含む組成物を本明細書において提供する。治療および診断目的のために抗HLA-G抗体を使用する方法も提供する。
【背景技術】
【0003】
ヒト白血球抗原G(HLA-G)としても公知のHLA-G組織適合性抗原、クラスI、Gは、ヒトにおいて、HLA-G遺伝子によってコードされるタンパク質である。HLA-Gは、HLA非古典的クラスI重鎖パラログに属する。HLA-Gは、重鎖および軽鎖(ベータ-2ミクログロブリン)からなるヘテロ二量体である。膜結合形態および可溶性形態のHLA-Gが存在する。
【0004】
HLA-Gは通常、母胎・胎児界面および他の免疫特権部位において発現される。HLA-Gは、絨毛外栄養膜細胞により胎盤において発現されて、妊娠中の免疫寛容における役割を果たすことができる一方、古典的MHCクラスI遺伝子(HLA-AおよびHLA-B)はそのような役割を果たさない。HLA-Gは、最初に胎盤試料において同定されたため、多くの研究が、子癇前症および反復性妊娠損失などの妊娠障害におけるその役割を評価した。全ての図面を含むその全体を参照により本明細書に組み込む、Michita, Rafael Tomoyaet al., Human Immunology. 2016, 77 (10): 892-897を参照されたい。
【0005】
HLA-Gは、免疫抑制性であることが示されてきた。様々な骨髄性およびリンパ性細胞表面に発現された受容体に結合することにより、HLA-Gは、NK細胞、細胞傷害性Tリンパ球、B細胞、好中球、単球、マクロファージおよび樹状細胞の機能を直接的に阻害することができる。HLA-Gは、TおよびNK細胞増殖および細胞溶解活性も阻害する。HLA-Gは、ファゴサイトーシスを抑制し、制御性T細胞の生成または増大を誘発する。
【0006】
HLA-Gは、少なくとも3種のITIM含有阻害性受容体、ILT2、ILT4およびKIR2DL4を介して免疫機能を媒介する。リンパ性および骨髄性細胞表面において、例えば、HLA-Gは、ILT2を介して機能を媒介する。骨髄性細胞表面において、HLA-Gは、ILT4を介して機能を媒介する。脱落膜NK細胞表面において、HLA-Gは、KIR2DL4およびILT2を介して免疫機能を媒介する。
【0007】
HLA-Gは、免疫チェックポイント標的である。HLA-Gは、受容体結合および/またはトロゴサイトーシスならびに走化性損傷を介して免疫細胞機能を直接的に阻害することができる。HLA-Gは、より高い浸潤性および転移性潜在力を腫瘍細胞に与えることができる。HLA-Gは、腫瘍免疫監視の回避を促進し、転移および悪性度進行を強化する。腫瘍進行において、HLA-Gは、受容体結合および/またはトロゴサイトーシスを介した、免疫細胞の細胞溶解の阻害、免疫細胞アポトーシスの誘発、および/または調節性細胞の生成などの他の効果を有する。
【0008】
HLA-G発現は、幅広い腫瘍において上方調節され、予後不良および疾患進行に関連する。血清HLA-Gレベルは、乳、肺、結腸直腸がん(CRC)、胃、食道、神経芽細胞腫、子宮頸部および血液がんにおいて上昇する。HLA-Gは、腫瘍転移、予後不良、免疫回避および腫瘍浸潤性など、進行型疾患における臨床パラメーターに相関することも見出された。
HLA-Gは、例えば、がんなどの疾患に対する魅力的な標的である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【文献】Michita, Rafael Tomoyaet al., Human Immunology. 2016, 77 (10): 892-897
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
HLA-Gに選択的に結合する抗体を本明細書において提供する。一部の実施形態では、抗体はヒトHLA-Gに結合する。一部の実施形態では、抗体は、本開示で提供するコンセンサス配列によって定義される少なくとも1つのCDR配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、本開示で提供する例示のCDR、VHもしくはVL配列、またはこれらのバリアントのうちの1つまたは複数を含む。一部の態様では、バリアントは、1つまたは複数の保存的アミノ酸置換を有するバリアントである。
【0011】
抗体を含む組成物およびキットも提供される。一部の実施形態では、組成物は医薬組成物である。任意の好適な医薬組成物を使用してもよい。一部の実施形態では、医薬組成物は、非経口投与のための組成物である。
【0012】
本開示は、本明細書において提供する抗HLA-G抗体を使用する方法も提供する。一部の実施形態では、方法は、処置する方法である。一部の実施形態では、方法は、分析方法である。一部の実施形態では、方法は、HLA-Gを精製するおよび/または定量化する方法である。
【0013】
一部の実施形態では、方法は、診断方法である。一部の実施形態では、診断方法は、腫瘍に発現されたHLA-Gを検出するステップを含むか、またはそれからなる。一部の実施形態では、診断方法は、可溶性HLA-Gを検出するステップを含むか、またはそれからなる。一部の実施形態では、検出方法は、免疫細胞表面のHLA-G発現を検出するステップを含むか、またはそれからなる。
【0014】
一部の実施形態では、抗体は、疾患または状態を処置するために使用される。一部の態様では、疾患または状態は、がん、自己免疫疾患、および感染症から選択される。一部の態様は、がん、自己免疫性疾患および感染症から選択される疾患または状態を処置するための、本明細書において提供する抗体または医薬組成物のいずれかの使用を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、組換えHLA-Gタンパク質に対する抗HLA-G抗体のavidおよび単量体親和性を示す表を提示する。
【0016】
【
図2-1】
図2Aおよび
図2Bは、HLA-Gに結合する抗HLA-G抗体を示すバイオレイヤー干渉法センサーグラム(sensorgram)を提示し、これは、ペアワイズ様式で結合に関して試験した際に互いに相互遮断(cross-block)するそれらの能力に基づき3つの生化学的ビン(bin)へと分離することができる。
【
図2-2】
図2Aおよび
図2Bは、HLA-Gに結合する抗HLA-G抗体を示すバイオレイヤー干渉法センサーグラム(sensorgram)を提示し、これは、ペアワイズ様式で結合に関して試験した際に互いに相互遮断(cross-block)するそれらの能力に基づき3つの生化学的ビン(bin)へと分離することができる。
【0017】
【
図3】
図3は、変動するレベルの有効性でHLA-Gに結合し、そのILT2およびILT4との相互作用を遮断する抗体を示すバイオレイヤー干渉法センサーグラムを提示する。
【0018】
【
図4】
図4は、JEG-3腫瘍細胞表面に見出される天然に発現されたHLA-Gに結合する抗HLA-G抗体の評価を示す。
【0019】
【
図5-1】
図5A、
図5B、
図5Cおよび
図5Dは、ILT2またはILT4とHLA-Gとの相互作用により媒介される抑制を遮断することによりNKL死滅活性を回復させる、抗HLA-G Fabおよび抗体を示すデータを提示する。
【
図5-2】
図5A、
図5B、
図5Cおよび
図5Dは、ILT2またはILT4とHLA-Gとの相互作用により媒介される抑制を遮断することによりNKL死滅活性を回復させる、抗HLA-G Fabおよび抗体を示すデータを提示する。
【0020】
【
図6-1】
図6は、初代ヒト細胞のHLA-G媒介性抑制を反転する抗HLA-G抗体の評価を提示する。
図6Aおよび
図6Bは、ヒトマクロファージアッセイにおけるファゴサイトーシスの評価を提示する。
図6Cは、初代ヒトNK細胞の細胞傷害活性の評価を提示する。
図6Dは、初代ヒトCD8
+T細胞機能の評価を提示する。
【
図6-2】
図6は、初代ヒト細胞のHLA-G媒介性抑制を反転する抗HLA-G抗体の評価を提示する。
図6Aおよび
図6Bは、ヒトマクロファージアッセイにおけるファゴサイトーシスの評価を提示する。
図6Cは、初代ヒトNK細胞の細胞傷害活性の評価を提示する。
図6Dは、初代ヒトCD8
+T細胞機能の評価を提示する。
【
図6-3】
図6は、初代ヒト細胞のHLA-G媒介性抑制を反転する抗HLA-G抗体の評価を提示する。
図6Aおよび
図6Bは、ヒトマクロファージアッセイにおけるファゴサイトーシスの評価を提示する。
図6Cは、初代ヒトNK細胞の細胞傷害活性の評価を提示する。
図6Dは、初代ヒトCD8
+T細胞機能の評価を提示する。
【0021】
【
図7-1】
図7Aおよび
図7Bは、ビーズに固定化された個々の組換えHLAクラスIa抗原への抗HLA-G抗体の結合の値を表す結果を示す。
【
図7-2】
図7Aおよび
図7Bは、ビーズに固定化された個々の組換えHLAクラスIa抗原への抗HLA-G抗体の結合の値を表す結果を示す。
【0022】
【
図8】
図8は、28種のHLA型のB-LCL系統のパネルに結合する抗HLA-G抗体の評価を示す。
【0023】
【
図9】
図9Aおよび
図9Bは、部位特異的突然変異誘発後の様々な形態のHLA-Gに結合する抗HLA-G抗体の評価を示す。
【0024】
【
図10】
図10は、HLA-Gを発現する721.221細胞を使用した、マウス腫瘍異種移植腫瘍モデルにおける、Fcエフェクター機能を有する抗HLA-G抗体による腫瘍成長阻害の証拠を提示する。
【発明を実施するための形態】
【0025】
1.定義
特に定義されない限り、本明細書において使用する全ての技術用語、表記および他の科学用語は、本発明に関連する技術分野の当業者に通常理解される意味を有することを意図する。一部の場合では、通常理解される意味を有する用語は、明確性のためにおよび/または容易に参照するために本明細書において定義され、本明細書においてそのような定義を包含することは、当技術分野において一般的に理解されるものとの違いを表すと必ずしも解釈されるべきではない。本明細書において記載されるか、または参照される技術および手順は、一般的に十分に理解されており、例えば、Sambrook et al., Molecular Cloning: A Laboratory Manual 2nd ed. (1989) Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NYに記載の広範囲に利用される分子クローニング方法などの、従来の方法を使用して当業者によって通常用いられる。必要に応じて、市販されているキットおよび試薬の使用を伴う手順は、特に明記がない限り、一般的に、製造業者に定義されるプロトコールおよび/またはパラメーターに従って行われる。
【0026】
本明細書で使用される場合、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈上明らかに別の意味を示さない限り、複数形の指示対象を含む。
【0027】
「約」という用語は、示される値およびその値の上下の範囲を示し、包含する。ある特定の実施形態では、「約」という用語は、表記される値±10%、±5%、または±1%を示す。ある特定の実施形態では、「約」という用語は、表記される値±その値の1標準偏差を示す。
【0028】
「これらの組合せ」という用語は、その用語が指す要素の全ての可能な組合せを含む。
【0029】
「免疫グロブリン」という用語は、2つの対のポリペプチド鎖:1対の軽(L)鎖および1対の重(H)鎖を一般的に含む、あるクラスの構造的に関連するタンパク質を指す。「無傷免疫グロブリン」では、これらの4本の鎖全てが、ジスルフィド結合によって相互に繋がれている。免疫グロブリンの構造は、十分に特徴付けられている。例えば、Paul, Fundamental Immunology 7th ed., Ch. 5 (2013) Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, PAを参照されたい。簡潔には、各重鎖は、典型的には、重鎖可変領域(VH)および重鎖定常領域(CH)を含む。重鎖定常領域は、典型的には、3つのドメイン、CH1、CH2、およびCH3を含む。各軽鎖は、典型的には、軽鎖可変領域(VL)および軽鎖定常領域を含む。軽鎖定常領域は、典型的には、CLと略される1つのドメインを含む。
【0030】
「抗体」という用語は、あるタイプの免疫グロブリン分子を述べており、最も広い意味で本明細書において使用される。抗体は、無傷抗体(例えば、無傷免疫グロブリン)および抗体断片および抗原結合タンパク質を特に含む。抗体は、少なくとも1つの抗原結合ドメインを含む。抗原結合ドメインの1つの例は、VH-VLダイマーによって形成される抗原結合ドメインである。「HLA-G抗体」、「抗HLA-G抗体」、「HLA-G Ab」、「HLA-G特異性抗体」または「抗HLA-G Ab」は、抗原HLA-Gに特異的に結合する本明細書において記載する抗体である。
【0031】
VHおよびVL領域は、より保存された領域が散在している超可変領域(region of hypervariability)(「超可変領域(hypervariable region)(HVR)」;「相補性決定領域」(CDR)とも呼ばれる)へさらに細別することができる。より保存された領域は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれる。VHおよびVLはそれぞれ、3つのCDRおよび4つのFRを一般的に含み、それらは以下の順序(N末端からC末端へ):FR1-CDR1-FR2-CDR2-FR3-CDR3-FR4で配列される。CDRは、抗原の結合に関与し、抗体に対して抗原特異性および結合親和性を与える。Kabat et al., Sequences of Proteins of Immunological Interest 5th ed. (1991) Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MDを参照されたく、その内容全体は、参照により組み込まれるものとする。
【0032】
任意の脊椎動物種からの軽鎖は、定常ドメインの配列をベースに、カッパおよびラムダと呼ばれる2つのタイプのうちの1つへ割り当てることができる。
【0033】
任意の脊椎動物種からの重鎖は、5つの異なるクラス(またはアイソタイプ):IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgMのうちの1つへ割り当てることができる。これらのクラスは、それぞれα、δ、ε、γ、およびμとも表記される。IgGおよびIgAクラスは、配列および機能の違いをベースにサブクラスへさらに分けられる。ヒトは、以下のサブクラス:IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1、およびIgA2を発現する。
【0034】
CDRのアミノ酸配列境界は、Kabat et al.、上記(「Kabat」ナンバリングスキーム);Al-Lazikani et al., 1997, J. Mol. Biol., 273:927-948(「Chothia」ナンバリングスキーム);MacCallum et al., 1996, J. Mol. Biol. 262:732-745(「Contact」ナンバリングスキーム);Lefranc et al., Dev. Comp. Immunol., 2003, 27:55-77(「IMGT」ナンバリングスキーム);およびHonegge and Pluckthun, J. Mol. Biol., 2001, 309:657-70(「AHo」ナンバリングスキーム)によって記載されるものを含む多数の公知のナンバリングスキームのうちのいずれかを使用して当業者によって判定することができ、これらそれぞれは、その内容全体が参照により組み込まれるものとする。
【0035】
表1は、KabatおよびChothiaスキームによって同定されるCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2、およびCDR-H3の位置を提供する。CDR-H1に関しては、残基ナンバリングは、KabatとChothiaの両方のナンバリングスキームを使用して提供される。
【0036】
特に規定がない限り、本明細書における特定のCDRを同定するために使用されるナンバリングスキームは、Kabat/Chothiaナンバリングスキームである。これら2つのナンバリングスキームに包含される残基が異なる場合、ナンバリングスキームは、KabatまたはChothiaのいずれかとして規定される。
【表1】
【0037】
抗体重鎖定常領域(例えば、Kabat et al.、上記において報告される)における残基に言及する場合、「EUナンバリングスキーム」が一般的に使用される。別途記述がない限り、EUナンバリングスキームは、本明細書において記載する抗体重鎖定常領域における残基に言及するために使用される。
【0038】
「抗体断片」は、無傷抗体の抗原結合または可変領域などの、無傷抗体の一部を含む。抗体断片としては、例えば、Fv断片、Fab断片、F(ab’)2断片、Fab’断片、scFv(sFv)断片、およびscFv-Fc断片がある。
【0039】
「Fv」断片は、1つの重鎖可変ドメインおよび1つの軽鎖可変ドメインの非共有結合的に連結されたダイマーを含む。
【0040】
「Fab」断片は、重鎖および軽鎖可変ドメインに加えて、軽鎖の定常ドメインおよび重鎖の第1の定常ドメイン(CH1)を含む。Fab断片は、例えば、全長抗体をパパイン消化することによって生成してもよい。
【0041】
「F(ab’)2」断片は、ジスルフィド結合によってヒンジ領域付近で接合している2つのFab’断片を含有する。F(ab’)2断片は、例えば、無傷抗体をペプシン消化することによって生成してもよい。F(ab’)断片は、例えば、β-メルカプトエタノールを用いて処置することによって分離することができる。
【0042】
「単一鎖Fv」または「sFv」または「scFv」抗体断片は、単一のポリペプチド鎖中にVHドメインおよびVLドメインを含む。VHおよびVLは、ペプチドリンカーによって一般的に連結される。Pluckthun A. (1994). Antibodies from Escherichia coli. In Rosenberg M. & Moore G.P. (Eds.), The Pharmacology of Monoclonal Antibodies vol. 113 (pp. 269-315). Springer-Verlag, New Yorkを参照されたく、その内容全体は、参照により組み込まれるものとする。「scFv-Fc」断片は、Fcドメインに結合しているscFvを含む。例えば、Fcドメインは、scFvのC末端に結合していてもよい。Fcドメインは、scFvにおける可変ドメインの向き(すなわち、VH-VLまたはVL-VH)に応じてVHまたはVLに続くことができる。当技術分野において公知のまたは本明細書において記載する任意の好適なFcドメインを使用してもよい。
【0043】
「モノクローナル抗体」という用語は、実質的に均質の抗体の集団からの抗体を指す。実質的に均質の抗体の集団は、実質的に類似しており、同じエピトープに結合する抗体を含み、通常、モノクローナル抗体の製造中に生じる場合があるバリアントは除く。このようなバリアントは、一般的にほんのわずかな量で存在する。モノクローナル抗体は、典型的には、複数の抗体から単一の抗体を選択することを含むプロセスによって得られる。例えば、選択のプロセスは、ハイブリドーマクローン、ファージクローン、酵母クローン、細菌クローン、または他の組換えDNAクローンのプールなどの、複数のクローンから特有のクローンを選択することであり得る。選択される抗体は、例えば、標的に対する親和性を改善するように(「親和性成熟」)、抗体をヒト化するように、細胞培養におけるその産生を改善するように、および/または対象におけるその免疫原性を減少させるように、さらに変更することができる。
【0044】
「キメラ抗体」という用語は、重鎖および/または軽鎖の一部が特定の原料または種由来であり、同時に残りの重鎖および/または軽鎖が異なる原料または種由来である抗体を指す。
【0045】
非ヒト抗体の「ヒト化」形態は、非ヒト抗体由来の最小限の配列を含有するキメラ抗体である。ヒト化抗体は、一般的に、1つまたは複数のCDRからの残基が、1つまたは複数の非ヒト抗体(ドナー抗体)のCDRからの残基で置き換えられたヒト免疫グロブリン(レシピエント抗体)である。ドナー抗体は、所望の特異性、親和性、または生物学的効果を有する、マウス、ラット、ウサギ、ニワトリ、または非ヒト霊長類抗体などの任意の好適な非ヒト抗体とすることができる。場合によっては、レシピエント抗体の選択されるフレームワーク領域残基は、ドナー抗体からの対応するフレームワーク領域残基で置き換えられる。ヒト化抗体は、レシピエント抗体にもドナー抗体にも認められない残基も含んでいてもよい。このような改変は、抗体機能をさらに改善するために行うことができる。さらなる詳述に関しては、Jones et al., Nature, 1986, 321:522-525;Riechmann et al., Nature, 1988, 332:323-329;およびPresta, Curr. Op. Struct. Biol., 1992, 2:593-596を参照されたく、これらそれぞれは、その内容全体が参照により組み込まれるものとする。
【0046】
「ヒト抗体」は、ヒトもしくはヒト細胞によって産生されるか、またはヒト抗体レパートリーもしくはヒト抗体をコードする配列を利用する非ヒト原料由来の、抗体のものに対応するアミノ酸配列を有するものである(例えば、ヒト原料から得られるか、またはde novo設計される)。ヒト抗体は、ヒト化抗体を特に除外する。
【0047】
「単離された抗体」は、その自然環境成分から分離および/または回収されたものである。自然環境成分としては、酵素、ホルモン、および他のタンパク質性または非タンパク質性材料があり得る。一部の実施形態では、単離された抗体は、例えばスピニングカップシーケンサーを使用することによって、N末端または内部アミノ酸配列の少なくとも15残基を得るために十分な程度まで精製される。一部の実施形態では、単離された抗体は、クーマシーブルーまたはシルバー染色による検出を用い、還元または非還元条件下でゲル電気泳動(例えば、SDS-PAGE)によって均質になるように精製される。単離された抗体は、抗体の自然環境の少なくとも1つの成分が存在しないために、組換え細胞内のin situ抗体を含む。一部の態様では、単離された抗体は、少なくとも1つの精製ステップによって調製される。
【0048】
一部の実施形態では、単離された抗体は、少なくとも80重量%、85重量%、90重量%、95重量%、または99重量%に精製される。一部の実施形態では、単離された抗体は、少なくとも85重量%、90重量%、95重量%、98重量%、99重量%から100重量%の抗体を含む溶液として提供され、残りの重量は、溶媒中に溶解された他の溶質の重量を含む。
【0049】
「親和性」は、分子(例えば抗体)の単一の結合部位とその結合相手(例えば抗原)との間の非共有結合性相互作用の合計の強度を指す。特に明記されない限り、本明細書で使用される場合、「結合親和性」は、結合対(例えば、抗体および抗原)のメンバー間の1:1の相互作用を反映する内因性結合親和性を指す。その相手Yに対する分子Xの親和性は、一般的に解離定数(KD)によって表すことができる。親和性は、本明細書において記載するものを含む当技術分野において公知の一般的な方法によって測定することができる。親和性は、例えば、Biacore(登録商標)機器などの表面プラズモン共鳴(SPR)技術を使用して、またはOctet(登録商標)機器などのバイオレイヤー干渉法技術を使用して決定することができる。
【0050】
標的分子への抗体の結合に関しては、特定の抗原(例えばポリペプチド標的)または特定の抗原におけるエピトープに「特異的な結合」、「特異的に結合する」、「対して特異的」、「選択的に結合する」、および「対して選択的」という用語は、非特異的または非選択的相互作用と測定可能に異なる結合を意味する。特異的な結合は、例えば、分子の結合を、対照分子の結合と比較して判定することによって測定することができる。特異的な結合は、過剰な非標識の標的などの、標的と類似している対照分子と競合することによって判定することができる。そのような場合、特異的な結合は、標識された標的のプローブへの結合が、過剰な非標識の標的によって競合的に阻害された場合に示される。
【0051】
本明細書で使用される場合「kd」(秒-1)という用語は、特定の抗体抗原相互作用の解離速度定数を指す。この値はkoff値とも称される。
【0052】
本明細書で使用される場合「ka」(M-1×秒-1)という用語は、特定の抗体抗原相互作用の会合速度定数を指す。この値は、kon値とも称される。
【0053】
本明細書で使用される場合「KD」(M)という用語は、特定の抗体抗原相互作用の解離平衡定数を指す。KD=kd/ka。
【0054】
本明細書で使用される場合「KA」(M-1)という用語は、特定の抗体抗原相互作用の会合平衡定数を指す。KA=ka/kd。
【0055】
「親和性成熟」抗体は、変更を有さない親抗体と比較して、その抗原に対する抗体の親和性に改善をもたらす、1つまたは複数のCDRまたはFRにおける1つまたは複数の変更を有するものである。1つの実施形態では、親和性成熟抗体は、標的抗原に対してナノモル濃度またはピコモル濃度の親和性を有する。親和性成熟抗体は、当技術分野において公知の様々な方法を使用して産生してもよい。例えば、Marks et al.(Bio/Technology, 1992, 10:779-783、その内容全体は、参照により組み込まれるものとする)は、VHおよびVLドメインシャッフリングによる親和性成熟を記載している。CDRおよび/またはフレームワーク残基のランダム突然変異誘発は、例えば、Barbas et al. (Proc. Nat. Acad. Sci. U.S.A., 1994, 91:3809-3813);Schier et al., Gene, 1995, 169:147-155;Yelton et al., J. Immunol., 1995, 155:1994-2004;Jackson et al., J. Immunol., 1995, 154:3310-33199;およびHawkins et al, J. Mol. Biol., 1992, 226:889-896によって記載されており、これらそれぞれは、その内容全体が参照により組み込まれるものとする。
【0056】
2つまたはそれよりも多い抗体の文脈において本明細書において使用する場合、「と競合する」または「と交差競合する」という用語は、2つまたはそれよりも多い抗体が、抗原(例えばHLA-G)への結合に関して競合することを示す。1つの例示的なアッセイでは、HLA-Gをプレート上に被覆し、第1の抗体を結合させ、その後、標識された第2の抗体を添加する。第1の抗体の存在が、第2の抗体の結合を減少させる場合、それは抗体が競合している。「と競合する」という用語は、一方の抗体がもう一方の抗体の結合を減少させるが、逆の順序で抗体を添加したときに、競合が観察されない場合の抗体の組合せも含む。しかし、一部の実施形態では、第1および第2の抗体は、添加する順序にかかわらず互いに結合を阻害する。一部の実施形態では、一方の抗体が、もう一方の抗体のその抗原への結合を少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、または少なくとも90%減少させる。
【0057】
「エピトープ」という用語は、抗体へ特異的に結合することができる抗原の一部を意味する。エピトープは、表面におけるアクセス可能なアミノ酸残基および/または糖側鎖からなることが多く、特定の3次元構造特性、ならびに特定の電荷特性を有していてもよい。立体構造および非立体構造エピトープは、変性溶媒の存在下で前者への結合は消失するが、後者へは消失しないという点において区別される。エピトープは、結合に直接関与するアミノ酸残基、および結合に直接関与しない他のアミノ酸残基を含んでいてもよい。抗体が結合するエピトープは、例えば、異なる点突然変異を有するHLA-Gバリアントへの抗体の結合に関する試験など、エピトープを判定するための公知の技術を使用して判定することができる。
【0058】
ポリペプチド配列と参照配列との間の「同一性」パーセントは、最大パーセントの配列同一性を達成するために、必要に応じて配列にアラインメントを行い、ギャップを導入した後の、参照配列におけるアミノ酸残基と同一であるポリペプチド配列におけるアミノ酸残基のパーセンテージとして定義される。アミノ酸配列同一性パーセントを判定することを目的とするアラインメントは、例えば、BLAST、BLAST-2、ALIGN、MEGALIGN(DNASTAR)、CLUSTALW、またはCLUSTAL OMEGAソフトウェアなどの公的に利用可能なコンピューターソフトウェアを使用して、当技術分野の範囲内で様々な方法で達成することができる。当業者であれば、比較される配列の全長にわたって最大のアラインメントを達成するために必要な任意のアルゴリズムを含む、配列のアラインメントを行うための適切なパラメーターを判定することができる。
【0059】
「保存的置換」または「保存的アミノ酸置換」は、1つまたは複数のアミノ酸を1つまたは複数の化学的にまたは機能的に類似しているアミノ酸で置換することを指す。類似のアミノ酸を提供する保存的置換の表は当技術分野において周知である。そのような置換を有するポリペプチド配列は、「保存的に改変されたバリアント」として公知である。例として、アミノ酸の以下の群は、互いの保存的置換と考えられる。
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
追加の保存的置換は、例えば、Creighton, Proteins: Structures and Molecular Properties 2nd ed. (1993) W. H. Freeman & Co., New York, NYで見出すことができる。親抗体におけるアミノ酸残基の1つまたは複数の保存的置換を行うことによって生成される抗体は、「保存的に改変されたバリアント」と称される。
【0060】
「アミノ酸」という用語は、20種類の一般的な天然に存在するアミノ酸を指す。天然に存在するアミノ酸としては、アラニン(Ala;A)、アルギニン(Arg;R)、アスパラギン(Asn;N)、アスパラギン酸(Asp;D)、システイン(Cys;C);グルタミン酸(Glu;E)、グルタミン(Gln;Q)、グリシン(Gly;G);ヒスチジン(His;H)、イソロイシン(Ile;I)、ロイシン(Leu;L)、リシン(Lys;K)、メチオニン(Met;M)、フェニルアラニン(Phe;F)、プロリン(Pro;P)、セリン(Ser;S)、トレオニン(Thr;T)、トリプトファン(Trp;W)、チロシン(Tyr;Y)、およびバリン(Val;V)がある。
【0061】
任意の疾患または障害を「処置すること」またはこれらの「処置」は、ある特定の実施形態では、対象に存在する疾患または障害を好転させることを指す。別の実施形態では、「処置すること」または「処置」は、少なくとも1つの身体的パラメーターが好転することを含み、それは、対象によって識別できないこともある。さらに別の実施形態では、「処置すること」または「処置」は、身体的に(例えば、識別可能な症状の安定化)もしくは生理学的に(例えば、身体的パラメーターの安定化)、または両方において疾患または障害をモジュレートすることを含む。さらに別の実施形態では、「処置すること」または「処置」は、疾患または障害の発症を遅延させるか、または防止することを含む。
【0062】
本明細書で使用される場合、「治療有効量」または「有効量」という用語は、対象に投与したときに、疾患または障害の処置に有効である抗体または組成物の量を指す。
【0063】
本明細書で使用される場合、「対象」という用語は、哺乳動物対象を意味する。例示的な対象としては、これらに限定されるものではないが、ヒト、サル、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウシ、ウマ、ラクダ、鳥類、ヤギ、およびヒツジがある。ある特定の実施形態では、対象はヒトである。一部の実施形態では、対象は、本明細書において提供する抗体を用いて処置することができるがん、自己免疫疾患もしくは状態、および/または感染症を有する。一部の実施形態では、対象は、がん、自己免疫性疾患もしくは状態、ならびに/または急性感染症および慢性感染症を有することが疑われるヒトである。
2.抗体
【0064】
ヒトHLA-Gに選択的に結合する抗体を本明細書において提供する。一部の態様では、抗体は、ヒトHLA-Gの細胞外ドメインに選択的に結合する。
【0065】
一部の実施形態では、抗体は、アミノ酸残基の数に関して特定の長さを有する1つまたは複数のCDRを有する。一部の実施形態では、抗体のChothia CDR-H1は、6、7、8、または9残基長である。一部の実施形態では、抗体のKabat CDR-H1は、4、5、6、または7残基長である。一部の実施形態では、抗体のChothia CDR-H2は、5、6、または7残基長である。一部の実施形態では、抗体のKabat CDR-H2は、15、16、17、または18残基長である。一部の実施形態では、抗体のKabat/Chothia CDR-H3は、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14残基長である。
【0066】
一部の態様では、抗体のKabat/Chothia CDR-L1は、9、10、11、12、13、14、15、または16残基長である。一部の態様では、抗体のKabat/Chothia CDR-L2は、6、7、または8残基長である。一部の態様では、抗体のKabat/Chothia CDR-L3は、8、9、10、11、または12残基長である。
【0067】
一部の実施形態では、抗体は、軽鎖を含む。一部の態様では、軽鎖はカッパ軽鎖である。一部の態様では、軽鎖はラムダ軽鎖である。
【0068】
一部の実施形態では、抗体は重鎖を含む。一部の態様では、重鎖はIgAである。一部の態様では、重鎖はIgDである。一部の態様では、重鎖はIgEである。一部の態様では、重鎖はIgGである。一部の態様では、重鎖はIgMである。一部の態様では、重鎖はIgG1である。一部の態様では、重鎖はIgG2である。一部の態様では、重鎖はIgG3である。一部の態様では、重鎖はIgG4である。一部の態様では、重鎖はIgA1である。一部の態様では、重鎖はIgA2である。
【0069】
一部の実施形態では、抗体は抗体断片である。一部の態様では、抗体断片はFv断片である。一部の態様では、抗体断片はFab断片である。一部の態様では、抗体断片はF(ab’)2断片である。一部の態様では、抗体断片はFab’断片である。一部の態様では、抗体断片はscFv(sFv)断片である。一部の態様では、抗体断片はscFv-Fc断片である。
【0070】
一部の実施形態では、抗体はモノクローナル抗体である。一部の実施形態では、抗体はポリクローナル抗体である。
【0071】
一部の実施形態では、抗体はキメラ抗体である。一部の実施形態では、抗体はヒト化抗体である。一部の実施形態では、抗体はヒト抗体である。
【0072】
一部の実施形態では、抗体は親和性成熟抗体である。一部の態様では、抗体は、本開示で提供する例示の配列由来の親和性成熟抗体である。
【0073】
一部の実施形態では、抗体は、ITIM阻害性受容体に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。一部の実施形態では、抗体は、ILT2に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。一部の実施形態では、抗体は、ILT4に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。一部の実施形態では、抗体は、KIR2DL4に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。実施形態では、抗体は、HLA-Gに結合するが、HLA-Gと、ILT2、ILT4および/またはKIRDL4との間の相互作用を遮断しない。一部の実施形態では、抗体は、HLA-Gヘテロ二量体を破壊する、および/またはHLA-Gの二量体化を防止する。
【0074】
一部の実施形態では、抗体は、免疫抑制性機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、NK細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、細胞傷害性Tリンパ球のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、B細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、好中球のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、樹状細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、マクロファージのHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、単球のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、NKおよび/またはT細胞の細胞溶解および/または増殖のHLA-G媒介性抑制を阻害する。
【0075】
一部の実施形態では、抗体は、ファゴサイトーシスのHLA-G媒介性抑制を防止または阻害する。一部の実施形態では、抗体は、制御性T細胞のHLA-G媒介性誘発を媒介する。一部の実施形態では、抗体は、制御性T細胞の生成または増大を防止または阻害する。
【0076】
本明細書において提供する抗体は、がん、自己免疫疾患、および感染症を含む、様々な疾患および状態の処置に有用であり得る。一部の実施形態では、抗体は、腫瘍細胞に対するHLA-G機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、免疫細胞におけるHLA-G機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、骨髄性細胞におけるHLA-G機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、T細胞サブセットにおけるHLA-G機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、転移を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、血管新生を阻害する。
【0077】
一部の実施形態では、抗体は、ヒトHLA-Gへの結合に関して別の抗体と競合するまたは競合することができる。一部の実施形態では、抗体は、ヒトHLA-Gへの結合に関して参照抗体と競合することができる抗体を含むか、またはそれからなり、参照抗体は、ヒトHLA-Gポリペプチドにおける配列番号342の195、197および/または198位を含むエピトープに結合する。一部の実施形態では、抗体および参照抗体は、ヒトHLA-Gへの結合に関して別の抗体と交差競合するまたは交差競合することができる。
【0078】
一部の実施形態では、抗体は、ヒトHLA-Gポリペプチドにおける配列番号342の195、197および/または198位を含むエピトープに結合する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列の残基195、197および/または198を含む近接または非近接スパンのアミノ酸を含むか、またはこれらからなる。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列の残基195、197および/または198と同一であるまたはそれに対応する配列を含む。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列に対して60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%または95%同一性を有する配列を有する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列からの1、2、3、4、5、6、7、8または9つの置換を有する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列の残基からの1、2または3つの置換を有する。一部の態様では、抗体は、
図9に示す残基のいずれかと接触する。
2.1.CDR-H3配列
【0079】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号76を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号77を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号78を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号79を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号80を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号81を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号82を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号83を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号84を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号85を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号86を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号87を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号88を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号89を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号90を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号91を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号92を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号93を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号94を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号95を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号96を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号97を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号98を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号99を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号100を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号101を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-H3配列を含む。
【0080】
一部の態様では、CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のCDR-H3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のCDR-H3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のCDR-H3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.2.例示のCDRを含むVH配列
【0081】
一部の実施形態では、抗体は、本開示で提供する1つまたは複数の例示のCDR-H配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる1つまたは複数のCDR-H配列を含むVH配列、およびこれらのバリアントを含む。
2.2.1.例示のKabat CDRを含むVH配列
【0082】
一部の実施形態では、抗体は、本開示で提供する1つまたは複数の例示のKabat CDR-H配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる1つまたは複数のKabat CDR-H配列を含むVH配列、およびこれらのバリアントを含む。
2.2.1.1.Kabat CDR-H3
【0083】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号76を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号77を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号78を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号79を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号80を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号81を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号82を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号83を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号84を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号85を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号86を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号87を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号88を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号89を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号90を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号91を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号92を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号94を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号95を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号96を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号97を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号98を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号99を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号100を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号101を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。
2.2.1.2.Kabat CDR-H2
【0084】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号54~71から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号54を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号55を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号56を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号57を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号58を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号59を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号60を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号61を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号62を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号63を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号64を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号65を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号66を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号67を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号68を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号69を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号70を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号71を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。
2.2.1.3.Kabat CDR-H1
【0085】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号18~34から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号18を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号19を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号20を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号22を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号26を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号27を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号28を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号29を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号30を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号31を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号32を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号33を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号34を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。
2.2.1.4.Kabat CDR-H3+Kabat CDR-H2
【0086】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H3配列、および配列番号54~71から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Kabat CDR-H3配列およびKabat CDR-H2配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Kabat CDR-H3およびKabat CDR-H2は、両方とも配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
2.2.1.5.Kabat CDR-H3+Kabat CDR-H1
【0087】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H3配列、および配列番号18~34から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Kabat CDR-H3配列およびKabat CDR-H1配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Kabat CDR-H3およびKabat CDR-H1は、両方とも配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
2.2.1.6.Kabat CDR-H1+Kabat CDR-H2
【0088】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号18~34から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H1配列、および配列番号54~71から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Kabat CDR-H1配列およびKabat CDR-H2配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Kabat CDR-H1およびKabat CDR-H2は、両方とも配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
2.2.1.7.Kabat CDR-H1+Kabat CDR-H2+Kabat CDR-H3
【0089】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号18~34から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H1配列、配列番号54~71から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H2配列、および配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Kabat CDR-H1配列、Kabat CDR-H2配列、およびKabat CDR-H3配列は全て、本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Kabat CDR-H1、Kabat CDR-H2、およびKabat CDR-H3は全て、配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
【0090】
一部の態様では、抗体は、配列番号18を含むKabat CDR-H1配列、配列番号54を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号19を含むKabat CDR-H1配列、配列番号55を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号77を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号20を含むKabat CDR-H1配列、配列番号56を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号78を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号79を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号22を含むKabat CDR-H1配列、配列番号58を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号80を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号60を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号81を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号82を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号81を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号83を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号84を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むKabat CDR-H1配列、配列番号61を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号85を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むKabat CDR-H1配列、配列番号61を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号86を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むKabat CDR-H1配列、配列番号62を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号87を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号26を含むKabat CDR-H1配列、配列番号63を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号88を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号26を含むKabat CDR-H1配列、配列番号63を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号89を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むKabat CDR-H1配列、配列番号63を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号90を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号27を含むKabat CDR-H1配列、配列番号64を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号90を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号28を含むKabat CDR-H1配列、配列番号62を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号91を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号29を含むKabat CDR-H1配列、配列番号64を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号92を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むKabat CDR-H1配列、配列番号65を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号93を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号30を含むKabat CDR-H1配列、配列番号66を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号94を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号31を含むKabat CDR-H1配列、配列番号67を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号95を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号32を含むKabat CDR-H1配列、配列番号68を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号96を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号33を含むKabat CDR-H1配列、配列番号69を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号97を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号34を含むKabat CDR-H1配列、配列番号70を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号98を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号18を含むKabat CDR-H1配列、配列番号54を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号99を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号31を含むKabat CDR-H1配列、配列番号71を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号100を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むKabat CDR-H1配列、配列番号61を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号101を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列を含む。
2.2.1.8.例示のKabat CDRを含むVH配列のバリアント
【0091】
一部の実施形態では、本明細書において提供するVH配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H3、CDR-H2、および/またはCDR-H1配列のバリアントを含む。
【0092】
一部の態様では、Kabat CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、Kabat CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、Kabat CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0093】
一部の態様では、Kabat CDR-H2配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H2配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、Kabat CDR-H2配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H2配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、Kabat CDR-H2配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H2配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0094】
一部の態様では、Kabat CDR-H1配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H1配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、Kabat CDR-H1配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H1配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、Kabat CDR-H1配列は、本開示で提供する例示のKabat CDR-H1配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.2.2.例示のChothia CDRを含むVH配列
【0095】
一部の実施形態では、抗体は、本開示で提供する1つまたは複数の例示のChothia CDR-H配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる1つまたは複数のChothia CDR-H配列を含むVH配列、およびこれらのバリアントを含む。
2.2.2.1.Chothia CDR-H3
【0096】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号76を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号77を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号78を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号79を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号80を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号81を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号82を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号83を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号84を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号85を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号86を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号87を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号88を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号89を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号90を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号91を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号92を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号93を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号94を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号95を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号96を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号97を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号98を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号99を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号100を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号101を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。
2.2.2.2.Chothia CDR-H2
【0097】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号38~50から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号38を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号39を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号40を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号41を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号42を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号43を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号44を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号45を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号46を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号47を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号48を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号49を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号50を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。
2.2.2.3.Chothia CDR-H1
【0098】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号1~14から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号1を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号3を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号4を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号5を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号6を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号7を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号8を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号9を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号10を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号11を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号12を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号13を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号14を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。
2.2.2.4.Chothia CDR-H3+Chothia CDR-H2
【0099】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H3配列、および配列番号38~50から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Chothia CDR-H3配列およびChothia CDR-H2配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Chothia CDR-H3およびChothia CDR-H2は、両方とも配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
2.2.2.5.Chothia CDR-H3+Chothia CDR-H1
【0100】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H3配列、および配列番号1~14から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H1配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Chothia CDR-H3配列およびChothia CDR-H1配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Chothia CDR-H3およびChothia CDR-H1は、両方とも配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
2.2.2.6.Chothia CDR-H1+Chothia CDR-H2
【0101】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号1~14から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H1配列、および配列番号38~50から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H2配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Chothia CDR-H1配列およびChothia CDR-H2配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Chothia CDR-H1およびChothia CDR-H2は、両方とも配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
2.2.2.7.Chothia CDR-H1+Chothia CDR-H2+Chothia CDR-H3
【0102】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号1~14から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H1配列、配列番号38~50から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H2配列、および配列番号76~101から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の態様では、Chothia CDR-H1配列、Chothia CDR-H2配列、およびChothia CDR-H3配列は全て、本開示で提供する単一の例示のVH配列からのものである。例えば、一部の態様では、Chothia CDR-H1、Chothia CDR-H2、およびChothia CDR-H3は全て、配列番号170~200から選択される単一の例示のVH配列からのものである。
【0103】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号1を含むChothia CDR-H1配列、配列番号38を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号39を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号77を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号40を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号78を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号79を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号4を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号80を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号43を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号81を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号82を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号5を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号81を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号83を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号84を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号85を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号86を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号7を含むChothia CDR-H1配列、配列番号45を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号87を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号8を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号88を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号8を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号89を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号7を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号90を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号9を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号90を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号45を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号91を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号8を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号92を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号7を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号93を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号10を含むChothia CDR-H1配列、配列番号46を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号94を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号11を含むChothia CDR-H1配列、配列番号47を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号95を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号12を含むChothia CDR-H1配列、配列番号48を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号96を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号13を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号97を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号14を含むChothia CDR-H1配列、配列番号49を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号98を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号1を含むChothia CDR-H1配列、配列番号38を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号99を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号11を含むChothia CDR-H1配列、配列番号50を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号100を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。一部の実施形態では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号101を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列を含む。
2.2.2.8.例示のChothia CDRを含むVH配列のバリアント
【0104】
一部の実施形態では、本明細書において提供するVH配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H3、CDR-H2、および/またはCDR-H1配列のバリアントを含む。
【0105】
一部の態様では、Chothia CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、Chothia CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、Chothia CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0106】
一部の態様では、Chothia CDR-H2配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H2配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、Chothia CDR-H2配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H2配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、Chothia CDR-H2配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H2配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0107】
一部の態様では、Chothia CDR-H1配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H1配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、Chothia CDR-H1配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H1配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、Chothia CDR-H1配列は、本開示で提供する例示のChothia CDR-H1配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.3.VH配列
【0108】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号170~200から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号170を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号171を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号172を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号173を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号174を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号175を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号176を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号177を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号178を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号179を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号180を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号181を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号182を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号183を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号184を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号185を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号186を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号187を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号188を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号189を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号190を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号191を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号192を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号193を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号194を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号195を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号196を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号197を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号198を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号199を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号200を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVH配列を含む。
2.3.1.VH配列のバリアント
【0109】
一部の実施形態では、本明細書において提供するVH配列は、本開示で提供する例示のVH配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。
【0110】
一部の態様では、VH配列は、本開示で提供する例示のVH配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、VH配列は、本開示で提供する例示のVH配列のうちのいずれかと少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または99.5%の同一性を有する配列を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。
【0111】
一部の実施形態では、VH配列は、20もしくはそれ未満、19もしくはそれ未満、18もしくはそれ未満、17もしくはそれ未満、16もしくはそれ未満、15もしくはそれ未満、14もしくはそれ未満、13もしくはそれ未満、12もしくはそれ未満、11もしくはそれ未満、10もしくはそれ未満、9つもしくはそれ未満、8つもしくはそれ未満、7つもしくはそれ未満、6つもしくはそれ未満、5つもしくはそれ未満、4つもしくはそれ未満、3つもしくはそれ未満、2つもしくはそれ未満、または1つもしくはそれ未満のアミノ酸置換を有する本開示で提供する例示のVH配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.4.CDR-L3配列
【0112】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号149~166から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号149を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号150を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号151を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号152を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号153を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号154を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号155を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号156を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号157を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号158を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号159を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号160を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号161を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号162を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号163を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号164を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号165を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号166を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含む。
【0113】
一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.5.例示のCDRを含むVL配列
【0114】
一部の実施形態では、抗体は、本開示で提供する1つまたは複数の例示のCDR-L配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる1つまたは複数のCDR-L配列を含むVL配列、およびこれらのバリアントを含む。
2.5.1.CDR-L3
【0115】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号149~166から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号149を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号150を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号151を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号152を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号153を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号154を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号155を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号156を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号157を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号158を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号159を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号160を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号161を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号162を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号163を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号164を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号165を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号166を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。
2.5.2.CDR-L2
【0116】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号128~145から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号128を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号129を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号130を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号131を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号132を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号133を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号134を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号135を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号136を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号137を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号138を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号139を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号140を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号141を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号142を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号143を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号144を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号145を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。
2.5.3.CDR-L1
【0117】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号105~124から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号105を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号106を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号107を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号108を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号109を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号110を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号111を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号112を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号113を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号114を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号115を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号116を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号117を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号118を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号119を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号120を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号121を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号122を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号123を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号124を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。
2.5.4.CDR-L3+CDR-L2
【0118】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号149~166から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L3配列、および配列番号128~145から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、CDR-L3配列およびCDR-L2配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVL配列からのものである。例えば、一部の態様では、CDR-L3およびCDR-L2は、両方とも配列番号204~228から選択される単一の例示のVL配列からのものである。
2.5.5.CDR-L3+CDR-L1
【0119】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号149~166から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L3配列、および配列番号105~124から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L1配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、CDR-L3配列およびCDR-L1配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVL配列からのものである。例えば、一部の態様では、CDR-L3およびCDR-L1は、両方とも配列番号204~228から選択される単一の例示のVL配列からのものである。
2.5.6.CDR-L1+CDR-L2
【0120】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号105~124から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L1配列、および配列番号128~145から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L2配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、CDR-L1配列およびCDR-L2配列は、両方とも本開示で提供する単一の例示のVL配列からのものである。例えば、一部の態様では、CDR-L1およびCDR-L2は、両方とも配列番号204~228から選択される単一の例示のVL配列からのものである。
2.5.7.CDR-L1+CDR-L2+CDR-L3
【0121】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号105~124から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L1配列、配列番号128~145から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L2配列、および配列番号149~166から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、CDR-L1配列、CDR-L2配列、およびCDR-L3配列は全て、本開示で提供する単一の例示のVL配列からのものである。例えば、一部の態様では、CDR-L1、CDR-L2、およびCDR-L3は全て、配列番号204~228から選択される単一の例示のVL配列からのものである。
【0122】
一部の態様では、抗体は、配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号106を含むCDR-L1配列、配列番号129を含むCDR-L2配列、および配列番号150を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号107を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号108を含むCDR-L1配列、配列番号130を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号109を含むCDR-L1配列、配列番号131を含むCDR-L2配列、および配列番号152を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号107を含むCDR-L1配列、配列番号132を含むCDR-L2配列、および配列番号153を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号110を含むCDR-L1配列、配列番号132を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号111を含むCDR-L1配列、配列番号133を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号154を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号112を含むCDR-L1配列、配列番号134を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号113を含むCDR-L1配列、配列番号135を含むCDR-L2配列、および配列番号156を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号114を含むCDR-L1配列、配列番号136を含むCDR-L2配列、および配列番号157を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号115を含むCDR-L1配列、配列番号135を含むCDR-L2配列、および配列番号157を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号116を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号117を含むCDR-L1配列、配列番号137を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号118を含むCDR-L1配列、配列番号137を含むCDR-L2配列、および配列番号158を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。(一部の態様では、抗体は、配列番号118を含むCDR-L1配列、配列番号138を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号119を含むCDR-L1配列、配列番号139を含むCDR-L2配列、および配列番号159を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号120を含むCDR-L1配列、配列番号140を含むCDR-L2配列、および配列番号160を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号121を含むCDR-L1配列、配列番号141を含むCDR-L2配列、および配列番号161を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号122を含むCDR-L1配列、配列番号142を含むCDR-L2配列、および配列番号162を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号143を含むCDR-L2配列、および配列番号163を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号143を含むCDR-L2配列、および配列番号164を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号123を含むCDR-L1配列、配列番号144を含むCDR-L2配列、および配列番号165を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号124を含むCDR-L1配列、配列番号145を含むCDR-L2配列、および配列番号166を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。
2.5.8.例示のCDR-Lを含むVL配列のバリアント
【0123】
一部の実施形態では、本明細書において提供するVL配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3、CDR-L2、および/またはCDR-L1配列のバリアントを含む。
【0124】
一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0125】
一部の態様では、CDR-L2配列は、本開示で提供する例示のCDR-L2配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-L2配列は、本開示で提供する例示のCDR-L2配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-L2配列は、本開示で提供する例示のCDR-L2配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0126】
一部の態様では、CDR-L1配列は、本開示で提供する例示のCDR-L1配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-L1配列は、本開示で提供する例示のCDR-L1配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-L1配列は、本開示で提供する例示のCDR-L1配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.6.VL配列
【0127】
一部の実施形態では、抗体は、配列番号204~228から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号204を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号205を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号206を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号207を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号208を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号209を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号210を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号211を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号212を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号213を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号214を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号215を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号216を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号217を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号218を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号219を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号220を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号221を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号222を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号223を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号224を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号225を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号226を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号227を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号228を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になるVL配列を含む。
2.6.1.VL配列のバリアント
【0128】
一部の実施形態では、本明細書において提供するVL配列は、本開示で提供する例示のVL配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。
【0129】
一部の態様では、VL配列は、本開示で提供する例示のVL配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、VL配列は、本開示で提供する例示のVL配列のうちのいずれかと少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または99.05%の同一性を有する配列を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。
【0130】
一部の実施形態では、VL配列は、20もしくはそれ未満、19もしくはそれ未満、18もしくはそれ未満、17もしくはそれ未満、16もしくはそれ未満、15もしくはそれ未満、14もしくはそれ未満、13もしくはそれ未満、12もしくはそれ未満、11もしくはそれ未満、10もしくはそれ未満、9つもしくはそれ未満、8つもしくはそれ未満、7つもしくはそれ未満、6つもしくはそれ未満、5つもしくはそれ未満、4つもしくはそれ未満、3つもしくはそれ未満、2つもしくはそれ未満、または1つもしくはそれ未満のアミノ酸置換を有する本開示で提供する例示のVL配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.7.対
2.7.1.CDR-H3-CDR-L3対
【0131】
一部の実施形態では、抗体は、CDR-H3配列およびCDR-L3配列を含む。一部の態様では、CDR-H3配列は、VHの一部であり、CDR-L3配列は、VLの一部である。
【0132】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号76~101を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-H3配列であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるCDR-L3配列である。
【0133】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号76であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0134】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号77であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0135】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号78であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0136】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号79であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0137】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号80であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0138】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号81であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0139】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号82であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0140】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号83であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0141】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号84であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0142】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号85であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0143】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号86であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0144】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号87であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0145】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号88であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0146】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号89であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0147】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号90であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0148】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号91であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0149】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号92であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0150】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号93であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0151】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号94であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0152】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号95であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0153】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号96であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0154】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号97であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0155】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号98であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0156】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号99であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0157】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号100であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
【0158】
一部の態様では、CDR-H3配列は、配列番号101であり、CDR-L3配列は、配列番号149~166から選択される。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号149である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号150である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号151である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号152である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号153である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号154である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号155である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号156である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号157である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号158である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号159である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号160である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号161である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号162である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号163である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号164である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号165である。一部の態様では、CDR-L3配列は、配列番号166である。
2.7.1.1.CDR-H3-CDR-L3対のバリアント
【0159】
一部の実施形態では、本明細書において提供するCDR-H3-CDR-L3対は、本開示で提供する例示のCDR-H3および/またはCDR-L1配列のバリアントを含む。
【0160】
一部の態様では、CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のCDR-H3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のCDR-H3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-H3配列は、本開示で提供する例示のCDR-H3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0161】
一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のうちのいずれかと少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、または95%の同一性を有する配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、CDR-L3配列は、本開示で提供する例示のCDR-L3配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になり、1、2、または3つのアミノ酸置換を有する。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.7.2.VH-VL対
【0162】
一部の実施形態では、抗体は、VH配列およびVL配列を含む。
【0163】
一部の態様では、VH配列は、配列番号170~200を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるVH配列であり、VL配列は、配列番号204~228を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるVL配列である。
【0164】
一部の態様では、VH配列は、配列番号170であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0165】
一部の態様では、VH配列は、配列番号171であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0166】
一部の態様では、VH配列は、配列番号172であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0167】
一部の態様では、VH配列は、配列番号173であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0168】
一部の態様では、VH配列は、配列番号174であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0169】
一部の態様では、VH配列は、配列番号175であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0170】
一部の態様では、VH配列は、配列番号176であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0171】
一部の態様では、VH配列は、配列番号177であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0172】
一部の態様では、VH配列は、配列番号178であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0173】
一部の態様では、VH配列は、配列番号179であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0174】
一部の態様では、VH配列は、配列番号180であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0175】
一部の態様では、VH配列は、配列番号181であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0176】
一部の態様では、VH配列は、配列番号182であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0177】
一部の態様では、VH配列は、配列番号183であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0178】
一部の態様では、VH配列は、配列番号184であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0179】
一部の態様では、VH配列は、配列番号185であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0180】
一部の態様では、VH配列は、配列番号186であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0181】
一部の態様では、VH配列は、配列番号187であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0182】
一部の態様では、VH配列は、配列番号188であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0183】
一部の態様では、VH配列は、配列番号189であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0184】
一部の態様では、VH配列は、配列番号190であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0185】
一部の態様では、VH配列は、配列番号191であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0186】
一部の態様では、VH配列は、配列番号192であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0187】
一部の態様では、VH配列は、配列番号193であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0188】
一部の態様では、VH配列は、配列番号194であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0189】
一部の態様では、VH配列は、配列番号195であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0190】
一部の態様では、VH配列は、配列番号196であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0191】
一部の態様では、VH配列は、配列番号197であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0192】
一部の態様では、VH配列は、配列番号198であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0193】
一部の態様では、VH配列は、配列番号199であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
【0194】
一部の態様では、VH配列は、配列番号200であり、VL配列は、配列番号204~228から選択される。一部の態様では、VL配列は、配列番号204である。一部の態様では、VL配列は、配列番号205である。一部の態様では、VL配列は、配列番号206である。一部の態様では、VL配列は、配列番号207である。一部の態様では、VL配列は、配列番号208である。一部の態様では、VL配列は、配列番号209である。一部の態様では、VL配列は、配列番号210である。一部の態様では、VL配列は、配列番号211である。一部の態様では、VL配列は、配列番号212である。一部の態様では、VL配列は、配列番号213である。一部の態様では、VL配列は、配列番号214である。一部の態様では、VL配列は、配列番号215である。一部の態様では、VL配列は、配列番号216である。一部の態様では、VL配列は、配列番号217である。一部の態様では、VL配列は、配列番号218である。一部の態様では、VL配列は、配列番号219である。一部の態様では、VL配列は、配列番号220である。一部の態様では、VL配列は、配列番号221である。一部の態様では、VL配列は、配列番号222である。一部の態様では、VL配列は、配列番号223である。一部の態様では、VL配列は、配列番号224である。一部の態様では、VL配列は、配列番号225である。一部の態様では、VL配列は、配列番号226である。一部の態様では、VL配列は、配列番号227である。一部の態様では、VL配列は、配列番号228である。
2.7.3.CDR-H1+CDR-H2+CDR-H3+CDR-L1+CDR-L2+CDR-L3
【0195】
一部の態様では、抗体は、配列番号18を含むKabat CDR-H1配列、配列番号54を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号19を含むKabat CDR-H1配列、配列番号55を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号77を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号20を含むKabat CDR-H1配列、配列番号56を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号78を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号79を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号22を含むKabat CDR-H1配列、配列番号58を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号80を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号106を含むCDR-L1配列、配列番号129を含むCDR-L2配列、および配列番号150を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号107を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号60を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号81を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号108を含むCDR-L1配列、配列番号130を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号82を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号109を含むCDR-L1配列、配列番号131を含むCDR-L2配列、および配列番号152を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号76を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号107を含むCDR-L1配列、配列番号132を含むCDR-L2配列、および配列番号153を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号23を含むKabat CDR-H1配列、配列番号59を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号81を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号110を含むCDR-L1配列、配列番号132を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号83を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号111を含むCDR-L1配列、配列番号133を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号21を含むKabat CDR-H1配列、配列番号57を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号84を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むKabat CDR-H1配列、配列番号61を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号85を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号154を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むKabat CDR-H1配列、配列番号61を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号86を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号154を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むKabat CDR-H1配列、配列番号62を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号87を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号112を含むCDR-L1配列、配列番号134を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号26を含むKabat CDR-H1配列、配列番号63を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号88を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号113を含むCDR-L1配列、配列番号135を含むCDR-L2配列、および配列番号156を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号26を含むKabat CDR-H1配列、配列番号63を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号89を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号114を含むCDR-L1配列、配列番号136を含むCDR-L2配列、および配列番号157を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むKabat CDR-H1配列、配列番号63を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号90を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号115を含むCDR-L1配列、配列番号135を含むCDR-L2配列、および配列番号157を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号27を含むKabat CDR-H1配列、配列番号64を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号90を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号116を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号28を含むKabat CDR-H1配列、配列番号62を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号91を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号117を含むCDR-L1配列、配列番号137を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号29を含むKabat CDR-H1配列、配列番号64を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号92を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号118を含むCDR-L1配列、配列番号137を含むCDR-L2配列、および配列番号158を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号25を含むKabat CDR-H1配列、配列番号65を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号93を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号118を含むCDR-L1配列、配列番号138を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号30を含むKabat CDR-H1配列、配列番号66を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号94を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号119を含むCDR-L1配列、配列番号139を含むCDR-L2配列、および配列番号159を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号31を含むKabat CDR-H1配列、配列番号67を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号95を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号120を含むCDR-L1配列、配列番号140を含むCDR-L2配列、および配列番号160を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号32を含むKabat CDR-H1配列、配列番号68を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号96を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号121を含むCDR-L1配列、配列番号141を含むCDR-L2配列、および配列番号161を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号33を含むKabat CDR-H1配列、配列番号69を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号97を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号122を含むCDR-L1配列、配列番号142を含むCDR-L2配列、および配列番号162を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号34を含むKabat CDR-H1配列、配列番号70を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号98を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号143を含むCDR-L2配列、および配列番号163を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号18を含むKabat CDR-H1配列、配列番号54を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号99を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号143を含むCDR-L2配列、および配列番号164を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号31を含むKabat CDR-H1配列、配列番号71を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号100を含むKabat CDR-H3配列を
含むVH配列、ならびに配列番号123を含むCDR-L1配列、配列番号144を含むCDR-L2配列、および配列番号165を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号24を含むKabat CDR-H1配列、配列番号61を含むKabat CDR-H2配列、および配列番号101を含むKabat CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号124を含むCDR-L1配列、配列番号145を含むCDR-L2配列、および配列番号166を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。
【0196】
一部の態様では、抗体は、配列番号1を含むChothia CDR-H1配列、配列番号38を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号149を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号39を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号77を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号149を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号40を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号78を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号149を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号79を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号149を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号4を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号80を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号106を含むCDR-L1配列、配列番号129を含むCDR-L2配列、および配列番号150を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号107を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号43を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号81を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号108を含むCDR-L1配列、配列番号130を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号82を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号109を含むCDR-L1配列、配列番号131を含むCDR-L2配列、および配列番号152を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号5を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号76を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号107を含むCDR-L1配列、配列番号132を含むCDR-L2配列、および配列番号153を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号2を含むChothia CDR-H1配列、配列番号42を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号81を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号110を含むCDR-L1配列、配列番号132を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号83を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号111を含むCDR-L1配列、配列番号133を含むCDR-L2配列、および配列番号151を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号3を含むChothia CDR-H1配列、配列番号41を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号84を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号149を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号85を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号154を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号86を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、および配列番号154を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号7を含むChothia CDR-H1配列、配列番号45を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号87を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号112を含むCDR-L1配列、配列番号134を含むCDR-L2配列、および配列番号155を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号8を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号88を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号113を含むCDR-L1配列、配列番号135を含むCDR-L2配列、および配列番号156を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号8を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号89を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号114を含むCDR-L1配列、配列番号136を含むCDR-L2配列、および配列番号157を含むCDR-L3配列を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号7を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号90を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号115を含むCDR-L1配列、配列番号135を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号157を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号9を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号90を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号116を含むCDR-L1配列、配列番号128を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号155を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号45を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号91を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号117を含むCDR-L1配列、配列番号137を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号155を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号8を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号92を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号118を含むCDR-L1配列、配列番号137を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号158を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号7を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号93を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号118を含むCDR-L1配列、配列番号138を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号155を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号10を含むChothia CDR-H1配列、配列番号46を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号94を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号119を含むCDR-L1配列、配列番号139を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号159を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号11を含むChothia CDR-H1配列、配列番号47を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号95を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号120を含むCDR-L1配列、配列番号140を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号160を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号12を含むChothia CDR-H1配列、配列番号48を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号96を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号121を含むCDR-L1配列、配列番号141を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号161を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号13を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号97を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号122を含むCDR-L1配列、配列番号142を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号162を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号14を含むChothia CDR-H1配列、配列番号49を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号98を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号143を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号163を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号1を含むChothia CDR-H1配列、配列番号38を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号99を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号105を含むCDR-L1配列、配列番号143を含むCDR-L2配
列、およびCDR-L3配列、配列番号164を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号11を含むChothia CDR-H1配列、配列番号50を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号100を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号123を含むCDR-L1配列、配列番号144を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号165を含むVL配列を含む。一部の態様では、抗体は、配列番号6を含むChothia CDR-H1配列、配列番号44を含むChothia CDR-H2配列、および配列番号101を含むChothia CDR-H3配列を含むVH配列、ならびに配列番号124を含むCDR-L1配列、配列番号145を含むCDR-L2配列、およびCDR-L3配列、配列番号166を含むVL配列を含む。
2.7.3.1.VH-VL対のバリアント
【0197】
一部の実施形態では、本明細書において提供するVH-VL対は、本開示で提供する例示のVHおよび/またはVL配列のバリアントを含む。
【0198】
一部の態様では、VH配列は、本開示で提供する例示のVH配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、VH配列は、本開示で提供する例示のVH配列のうちのいずれかと少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または99.1%の同一性を有する配列を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。
【0199】
一部の実施形態では、VH配列は、20もしくはそれ未満、19もしくはそれ未満、18もしくはそれ未満、17もしくはそれ未満、16もしくはそれ未満、15もしくはそれ未満、14もしくはそれ未満、13もしくはそれ未満、12もしくはそれ未満、11もしくはそれ未満、10もしくはそれ未満、9つもしくはそれ未満、8つもしくはそれ未満、7つもしくはそれ未満、6つもしくはそれ未満、5つもしくはそれ未満、4つもしくはそれ未満、3つもしくはそれ未満、2つもしくはそれ未満、または1つもしくはそれ未満のアミノ酸置換を有する本開示で提供する例示のVH配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
【0200】
一部の態様では、VL配列は、本開示で提供する例示のVL配列のバリアントを含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。一部の態様では、VL配列は、本開示で提供する例示のVL配列のうちのいずれかと少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または99.05%の同一性を有する配列を含むか、それからなるか、またはそれから本質的になる。
【0201】
一部の実施形態では、VL配列は、20もしくはそれ未満、19もしくはそれ未満、18もしくはそれ未満、17もしくはそれ未満、16もしくはそれ未満、15もしくはそれ未満、14もしくはそれ未満、13もしくはそれ未満、12もしくはそれ未満、11もしくはそれ未満、10もしくはそれ未満、9つもしくはそれ未満、8つもしくはそれ未満、7つもしくはそれ未満、6つもしくはそれ未満、5つもしくはそれ未満、4つもしくはそれ未満、3つもしくはそれ未満、2つもしくはそれ未満、または1つもしくはそれ未満のアミノ酸置換を有する本開示で提供する例示のVL配列のうちのいずれかを含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になる。一部の態様では、アミノ酸置換は保存的アミノ酸置換である。
2.7.4.HC+LC
【0202】
一部の態様では、抗体は、HC配列からなる1つまたは複数の重鎖およびLC配列からなる1つまたは複数の軽鎖を含むか、またはこれらからなる。一部の態様では、抗体は、HC配列からなる2つの同一の重鎖およびLC配列からなる2つの同一の軽鎖を含むか、またはこれらからなる。
【0203】
一部の態様では、HC配列は、配列番号232~262から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるLC配列である。一部の実施形態では、HC配列は、配列番号232~262から選択される配列からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の実施形態では、HC配列は、配列番号266~296から選択される配列を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330を含むか、これらからなるか、またはこれらから本質的になるLC配列である。一部の実施形態では、HC配列は、配列番号266~296から選択される配列からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。
【0204】
一部の態様では、HC配列は、配列番号232からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0205】
一部の態様では、HC配列は、配列番号233からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0206】
一部の態様では、HC配列は、配列番号234からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0207】
一部の態様では、HC配列は、配列番号235からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0208】
一部の態様では、HC配列は、配列番号236からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0209】
一部の態様では、HC配列は、配列番号237からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0210】
一部の態様では、HC配列は、配列番号238からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0211】
一部の態様では、HC配列は、配列番号239からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0212】
一部の態様では、HC配列は、配列番号240からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0213】
一部の態様では、HC配列は、配列番号241からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0214】
一部の態様では、HC配列は、配列番号242からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0215】
一部の態様では、HC配列は、配列番号243からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0216】
一部の態様では、HC配列は、配列番号244からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0217】
一部の態様では、HC配列は、配列番号245からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0218】
一部の態様では、HC配列は、配列番号246からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0219】
一部の態様では、HC配列は、配列番号247からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0220】
一部の態様では、HC配列は、配列番号248からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0221】
一部の態様では、HC配列は、配列番号249からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0222】
一部の態様では、HC配列は、配列番号250からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0223】
一部の態様では、HC配列は、配列番号251からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0224】
一部の態様では、HC配列は、配列番号252からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0225】
一部の態様では、HC配列は、配列番号253からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0226】
一部の態様では、HC配列は、配列番号254からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0227】
一部の態様では、HC配列は、配列番号255からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0228】
一部の態様では、HC配列は、配列番号256からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0229】
一部の態様では、HC配列は、配列番号257からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0230】
一部の態様では、HC配列は、配列番号258からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0231】
一部の態様では、HC配列は、配列番号259からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0232】
一部の態様では、HC配列は、配列番号260からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0233】
一部の態様では、HC配列は、配列番号261からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0234】
一部の態様では、HC配列は、配列番号262からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0235】
一部の態様では、HC配列は、配列番号266からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0236】
一部の態様では、HC配列は、配列番号267からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0237】
一部の態様では、HC配列は、配列番号268からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0238】
一部の態様では、HC配列は、配列番号269からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0239】
一部の態様では、HC配列は、配列番号270からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0240】
一部の態様では、HC配列は、配列番号271からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0241】
一部の態様では、HC配列は、配列番号272からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0242】
一部の態様では、HC配列は、配列番号273からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0243】
一部の態様では、HC配列は、配列番号274からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0244】
一部の態様では、HC配列は、配列番号275からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0245】
一部の態様では、HC配列は、配列番号276からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0246】
一部の態様では、HC配列は、配列番号277からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0247】
一部の態様では、HC配列は、配列番号278からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0248】
一部の態様では、HC配列は、配列番号279からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0249】
一部の態様では、HC配列は、配列番号280からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0250】
一部の態様では、HC配列は、配列番号281からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0251】
一部の態様では、HC配列は、配列番号282からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0252】
一部の態様では、HC配列は、配列番号283からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0253】
一部の態様では、HC配列は、配列番号284からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0254】
一部の態様では、HC配列は、配列番号285からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0255】
一部の態様では、HC配列は、配列番号286からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0256】
一部の態様では、HC配列は、配列番号287からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0257】
一部の態様では、HC配列は、配列番号288からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0258】
一部の態様では、HC配列は、配列番号289からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0259】
一部の態様では、HC配列は、配列番号290からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0260】
一部の態様では、HC配列は、配列番号291からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0261】
一部の態様では、HC配列は、配列番号292からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0262】
一部の態様では、HC配列は、配列番号293からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0263】
一部の態様では、HC配列は、配列番号294からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0264】
一部の態様では、HC配列は、配列番号295からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0265】
一部の態様では、HC配列は、配列番号296からなるHC配列であり、LC配列は、配列番号300~330から選択される配列からなるLC配列である。一部の態様では、LC配列は、配列番号300である。一部の態様では、LC配列は、配列番号301である。一部の態様では、LC配列は、配列番号302である。一部の態様では、LC配列は、配列番号303である。一部の態様では、LC配列は、配列番号304である。一部の態様では、LC配列は、配列番号305である。一部の態様では、LC配列は、配列番号306である。一部の態様では、LC配列は、配列番号307である。一部の態様では、LC配列は、配列番号308である。一部の態様では、LC配列は、配列番号309である。一部の態様では、LC配列は、配列番号310である。一部の態様では、LC配列は、配列番号311である。一部の態様では、LC配列は、配列番号312である。一部の態様では、LC配列は、配列番号313である。一部の態様では、LC配列は、配列番号314である。一部の態様では、LC配列は、配列番号315である。一部の態様では、LC配列は、配列番号316である。一部の態様では、LC配列は、配列番号317である。一部の態様では、LC配列は、配列番号318である。一部の態様では、LC配列は、配列番号319である。一部の態様では、LC配列は、配列番号320である。一部の態様では、LC配列は、配列番号321である。一部の態様では、LC配列は、配列番号322である。一部の態様では、LC配列は、配列番号323である。一部の態様では、LC配列は、配列番号324である。一部の態様では、LC配列は、配列番号325である。一部の態様では、LC配列は、配列番号326である。一部の態様では、LC配列は、配列番号327である。一部の態様では、LC配列は、配列番号328である。一部の態様では、LC配列は、配列番号329である。一部の態様では、LC配列は、配列番号330である。
【0266】
一部の態様では、HC配列は、配列番号232からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号300からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号233からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号301からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号234からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号302からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号235からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号303からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号236からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号304からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号237からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号305からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号238からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号306からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号239からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号307からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号240からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号308からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号241からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号309からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号242からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号310からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号243からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号311からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号244からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号312からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号245からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号313からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号246からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号314からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号247からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号315からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号248からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号316からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号249からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号317からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号250からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号318からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号251からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号319からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号252からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号320からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号253からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号321からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号254からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号322からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号255からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号323からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号256からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号324からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号257からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号325からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号258からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号326からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号259からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号327からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号260からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号328からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号261からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号329からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号262からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号330からなるLC配列である。
【0267】
一部の態様では、HC配列は、配列番号266からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号300からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号267からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号301からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号268からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号302からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号269からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号303からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号270からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号304からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号271からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号305からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号272からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号306からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号273からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号307からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号274からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号308からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号275からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号309からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号276からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号310からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号277からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号311からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号278からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号312からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号279からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号313からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号280からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号314からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号281からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号315からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号282からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号316からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号283からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号317からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号284からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号318からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号285からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号319からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号286からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号320からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号287からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号321からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号288からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号322からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号289からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号323からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号290からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号324からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号291からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号325からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号292からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号326からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号293からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号327からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号294からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号328からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号295からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号329からなるLC配列である。一部の態様では、HC配列は、配列番号296からなるHC配列であり、LC配列は、配列、配列番号330からなるLC配列である。
2.8.コンセンサス配列
【0268】
一部の実施形態では、コンセンサス配列によって定義される1つまたは複数の配列を含む抗HLA-G抗体を本明細書において提供する。各コンセンサス配列は、少なくとも一部は、本開示で提供する2つまたはそれよりも多い有用な抗HLA-G CDR配列のうちの1つまたは複数のアラインメントをベースとする。そのようなアラインメントをベースに、当業者であれば、異なるアミノ酸残基が、CDRのある特定の位置において有用であり得ることは認識しているであろう。したがって、各コンセンサス配列は、2つまたはそれよりも多い有用な抗HLA-G CDR配列を包含する。
2.8.1.CDR-H3コンセンサス配列
【0269】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列G-У2-У3-R-A-V-P-F-У9-У10(配列番号76~84)(ここで、У2は、I、P、Q、TまたはVであり;У3は、A、F、KまたはRであり;У9は、A、D、QまたはVであり;У10は、D、RまたはYである)によって定義されるCDR-H3配列を含む。
【0270】
一部の態様では、У2が、Iである場合、У3は、AまたはRであり;У9は、Fであり;У10は、Yである。一部の態様では、У2が、Vである場合、У3は、Rであり;У9は、A、D、QまたはVであり;У10は、D、RまたはYである。一部の態様では、У3が、Rである場合、У2は、I、TまたはVであり;У9は、A、DまたはQであり;У10は、D、RまたはYである。一部の態様では、У9が、Dである場合、У2は、I、P、QまたはVであり;У3は、A、F、KまたはRであり;У10は、Yである。一部の態様では、У10が、Yである場合、У2は、I、P、RまたはVであり;У3は、A、F、KまたはRであり;У9は、Dである。一部の態様では、У10が、Dである場合、У2は、Vであり;У3は、Rであり;У9は、AまたはVである。
【0271】
一部の態様では、У2が、Vである場合、У3は、Rであり;У9は、Dであり;У10は、Yである。一部の態様では、У2が、Iである場合、У3は、Aであり;У9は、Dであり;У10は、Yである。一部の態様では、У2が、Pである場合、У3は、Kであり;У9は、Dであり;У10は、Yである。一部の態様では、У2が、Vである場合、У3は、Rであり;У9は、Vであり;У10は、Dである。一部の態様では、У2が、Vである場合、У3は、Rであり;У9は、Qであり;У10は、Rである。一部の態様では、У2が、Tである場合、У3は、Rであり;У9は、Dであり;У10は、Yである。一部の態様では、У2が、Vである場合、У3は、Rであり;У9は、Aであり;У10は、Dである。一部の態様では、У2が、Iである場合、У3は、Rであり;У9は、Dであり;У10は、Yである。一部の態様では、У2が、Qである場合、У3は、Fであり;У9は、Dであり;У10は、Yである。
【0272】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列G-G-Φ3-Φ4-Φ5-Y-S-R-G-P-Φ11-D-V(配列番号85~93)(ここで、Φ3は、E、G、QまたはTであり;Φ4は、A、H、P、QまたはVであり;Φ5は、KまたはTであり;Φ11は、F、LまたはMである)によって定義されるCDR-H3配列を含む。
【0273】
一部の態様では、Φ4が、AまたはQであり;Φ5が、Tであり;Φ11が、Vである場合、Φ3は、Gである。一部の態様では、Φ4が、H、PまたはVであり;Φ5が、I、TまたはYであり;Φ11が、Vである場合、Φ3は、Tである。一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ5が、Tであり;Φ11が、F、LまたはMである場合、Φ4は、Hである。一部の態様では、Φ3が、E、TまたはQであり;Φ5が、KまたはTであり;Φ11が、Lである場合、Φ4は、Vである。一部の態様では、Φ3が、E、G、TまたはQであり;Φ4が、A、H、QまたはVであり;Φ11が、F、LまたはMである場合、Φ5は、Tである。一部の態様では、Φ3が、E、G、TまたはQであり;Φ4が、A、H、P、QまたはVであり;Φ5が、I、KまたはTである場合、Φ11は、Lである。
【0274】
一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ4が、Hである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Mである。一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ4が、Hである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Fである。一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ4が、Pである場合、Φ5は、Iであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Gであり;Φ4が、Qである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Gであり;Φ4が、Aである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ4が、Hである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ4が、Hである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Tであり;Φ4が、Vである場合、Φ5は、Kであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Qであり;Φ4が、Vである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Lである。一部の態様では、Φ3が、Eであり;Φ4が、Vである場合、Φ5は、Tであり;Φ11は、Lである。
2.8.2.Chothia CDR-H2コンセンサス配列
【0275】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列Y-ε2-S-ε4-S(配列番号38および44~45)(ここで、ε2は、HまたはYであり、ε4は、AまたはGである)によって定義されるChothia CDR-H2配列を含む。
【0276】
一部の態様では、ε2が、Hである場合、ε4は、AまたはGである。一部の態様では、ε4が、Gである場合、ε2は、HまたはYである。
【0277】
一部の態様では、ε2が、Yである場合、ε4は、Gである。一部の態様では、ε2が、Hである場合、ε4は、Gである。一部の態様では、ε2が、Hである場合、ε4は、Aである。
【0278】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列α1-α2-S-G-S(配列番号39、41~42および49)(ここで、α1は、A、HまたはSであり;α2は、SまたはYである)によって定義されるChothia CDR-H2配列を含む。
【0279】
一部の態様では、α1が、Sである場合、α2は、SまたはYである。
【0280】
一部の態様では、α1が、Sである場合、α2は、Sである。一部の態様では、α1が、Sである場合、α2は、Yである。一部の態様では、α1が、Hである場合、α2は、Yである。一部の態様では、α1が、Aである場合、α2は、Yである。
【0281】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列β1-β2-S-G-β5-β6(配列番号56~60)(ここで、β1は、AまたはSであり;β2は、GまたはSであり;β5は、IまたはSであり;β6は、TまたはVである)によって定義されるChothia CDR-H2配列を含む。
【0282】
一部の態様では、β1が、Sである場合、β2は、GまたはSであり;β5は、IまたはSであり;β6は、TまたはVである。一部の態様では、β2が、Sである場合、β1は、AまたはSであり;β5は、Sであり;β6は、TまたはVである。一部の態様では、β5が、Sである場合、β1は、AまたはSであり;β2は、Sであり;β6は、TまたはVである。一部の態様では、β6が、Tである場合、β1は、Sであり;β2は、GまたはSであり;β5は、IまたはTである。
【0283】
一部の態様では、β1が、Aである場合、β2は、Sであり;β5は、Sであり;β6は、Vである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β2は、Gであり;β5は、Iであり;β6は、Tである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β2は、Sであり;β5は、Sであり;β6は、Tである。
2.8.3.Chothia CDR-H1コンセンサス配列
【0284】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列G-G-S-I-S-S-Ω7-Ω8-Ω9(配列番号1~4および13~14)(ここで、Ω7は、SまたはAであり;Ω8は、D、SまたはNであり;Ω9は、T、N、Yであるか、または存在しない)によって定義されるChothia CDR-H1配列を含む。
【0285】
一部の態様では、Ω7が、Sである場合、Ω8は、D、NまたはSであり;Ω9は、T、Yであるか、または存在しない。
【0286】
一部の態様では、Ω8が、Dである場合、Ω7は、SまたはAであり;Ω9は、N、TまたはYである。
【0287】
一部の態様では、Ω9が、Tである場合、Ω7は、Sであり;Ω8は、DまたはSである。一部の態様では、Ω9が、Yである場合、Ω7は、Sであり;Ω8は、DまたはSである。
【0288】
一部の態様では、Ω7が、Sである場合、Ω8は、Dであり;Ω9は、Yである。一部の態様では、Ω7が、Sである場合、Ω8は、Sであり;Ω9は、Tである。一部の態様では、Ω7が、Sである場合、Ω8は、Dであり;Ω9は、Tである。一部の態様では、Ω7が、Aである場合、Ω8は、Dであり;Ω9は、Nである。一部の態様では、Ω7が、Sである場合、Ω8は、Nであり;Ω9は、存在しない。一部の態様では、Ω7が、Sである場合、Ω8は、Sであり;Ω9は、Yである。
【0289】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列G-Y-S-I-ν5-S-G-ν8(配列番号6~9)(ここで、ν5は、SまたはLであり、ν8は、F、HまたはYである)によって定義されるChothia CDR-H1配列を含む。
【0290】
一部の態様では、ν5が、Sである場合、ν8は、F、HまたはYである。
【0291】
一部の態様では、ν5が、Sである場合、ν8は、Fである。一部の態様では、ν5が、Sである場合、ν8は、Hである。一部の態様では、ν5が、Sである場合、ν8は、Yである。一部の態様では、ν5が、Lである場合、ν8は、Yである。
【0292】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列G-F-T-F-κ5-κ6-κ7(配列番号10~12)(ここで、κ5は、Dまたはsであり;κ6は、D、NまたはSであり;κ7は、SまたはYである)によって定義されるChothia CDR-H1配列を含む。
【0293】
一部の態様では、κ5が、Sである場合、κ6は、DまたはSであり;κ7は、SまたはYである。一部の態様では、κ7が、Yである場合、κ5は、DまたはSであり;κ6は、NまたはDである。
【0294】
一部の態様では、κ5が、Dである場合、κ6は、Nであり;κ7は、Yである。一部の態様では、κ5が、Sである場合、κ6は、Dであり;κ7は、Yである。一部の態様では、κ5が、Sである場合、κ6は、Sであり;κ7は、Sである。
2.8.4.Kabat CDR-H2コンセンサス配列
【0295】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列β1-I-β3-β4-β5-β6-β7-T-β9-Y-N-P-S-L-K-S(配列番号54~65および69~70)(ここで、β1は、A、E、GまたはSであり;β3は、A、H、SまたはYであり;β4は、H、SまたはYであり;β5は、NまたはSであり;β6は、AまたはGであり;β7は、A、LまたはSであり;β9は、A、N、L、VまたはYである)によって定義されるKabat CDR-H2配列を含む。
【0296】
一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、A、H、SまたはYであり;β4は、H、SまたはYであり;β5は、NまたはSであり;β6は、AまたはGであり;β7は、A、LまたはSであり;β9は、A、N、L、VまたはYである。一部の態様では、β1が、Gである場合、β3は、AまたはYであり;β4は、HまたはYであり;β5は、GまたはSであり;β6は、AまたはGであり;β7は、Sであり;β9は、AまたはYである。一部の態様では、β3が、Yである場合、β1は、A、E、GまたはSであり;β4は、HまたはYであり;β5は、Sであり;β6は、AまたはGであり;β7は、Sであり;β9は、A、N、VまたはYである。一部の態様では、β3が、Sである場合、β1は、Sであり;β4は、SまたはYであり;β5は、NまたはSであり;β6は、AまたはGであり;β7は、LまたはSであり;β9は、Yである。一部の態様では、β3が、Hである場合、β1は、Sであり;β4は、HまたはYであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、AまたはSであり;β9は、LまたはYである。一部の態様では、β4が、Yである場合、β1は、SまたはGであり;β3は、A、H、SまたはYであり;β5は、NまたはSであり;β6は、AまたはGであり;β7は、LまたはSであり;β9は、LまたはYである。一部の態様では、β4が、Hである場合、β1は、A、E、G、Sであり;β3は、HまたはYであり;β5は、Sであり;β6は、AまたはGであり;β7は、AまたはSであり;β9は、A、N、YまたはVである。一部の態様では、β5が、Sである場合、β1は、A、E、GまたはSであり;β3は、A、H、SまたはYであり;β4は、H、SまたはYであり;β6は、AまたはGであり;β7は、AまたはSであり;β9は、A、L、N、YまたはVである。一部の態様では、β6が、Gである場合、β1は、A、E、GまたはSであり;β3は、A、H、SまたはYであり;β4は、H、SまたはYであり;β5は、Sであり;β7は、Sであり;β9は、A、N、L、VまたはYである。一部の態様では、β6が、Aである場合、β1は、GまたはSであり;β3は、SまたはYであり;β4は、HまたはYであり;β5は、NまたはSであり;β7は、LまたはSであり;β9は、AまたはYである。一部の態様では、β7が、Sである場合、β1は、A、E、GまたはSであり;β3は、A、H、SまたはYであり;β4は、H、SまたはYであり;β5は、Sであり;β6は、AまたはGであり;β9は、A、L、N、VまたはYである。一部の態様では、β9が、Yである場合、β1は、GまたはSであり;β3は、A、H、SまたはYであり;β4は、H、SまたはYであり;β5は、NまたはSであり;β6は、AまたはGであり;β7は、A、LまたはSである。一部の態様では、β9が、Aである場合、β1は、Gであり;β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、AまたはGであり;β7は、Sである。
【0297】
一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Yであり;β4は、Yであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Sであり;β4は、Sであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Hであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Aであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Hであり;β4は、Yであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Lである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Hであり;β4は、Yであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Gである場合、β3は、Aであり;β4は、Yであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Sであり;β4は、Yであり;β5は、Nであり;β6は、Aであり;β7は、Lであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Gである場合、β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Aであり;β7は、Sであり;β9は、Aである。一部の態様では、β1が、Gである場合、β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。一部の態様では、β1が、Aである場合、β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Vである。一部の態様では、β1が、Gである場合、β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Aである。一部の態様では、β1が、Eである場合、β3は、Yであり;β4は、Hであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Nである。一部の態様では、β1が、Sである場合、β3は、Sであり;β4は、Yであり;β5は、Sであり;β6は、Gであり;β7は、Sであり;β9は、Yである。
2.8.5.Kabat CDR-H1コンセンサス配列
【0298】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列S-S-Δ3-Δ4-Y-W-Δ7(配列番号18~21、23および34)(ここで、Δ3は、DまたはSであり;Δ4は、TまたはYであり;Δ7は、A、GまたはSである)によって定義されるKabat CDR-H1配列を含む。
【0299】
一部の態様では、Δ3が、Dである場合、Δ4は、TまたはYであり;Δ7は、Gである。一部の態様では、Δ3が、Sである場合、Δ4は、TまたはYであり;Δ7は、A、GまたはSである。一部の態様では、Δ4が、Tである場合、Δ3は、DまたはSであり;Δ7は、A、GまたはSである。一部の態様では、Δ4が、Yである場合、Δ3は、DまたはSであり;Δ7は、Gである。一部の態様では、Δ7が、Gである場合、Δ3は、DまたはSであり;Δ4は、TまたはYである。
【0300】
一部の態様では、Δ3が、Dである場合、Δ4は、Yであり;Δ7は、Gである。一部の態様では、Δ3が、Sである場合、Δ4は、Tであり;Δ7は、Aである。一部の態様では、Δ3が、Sである場合、Δ4は、Tであり;Δ7は、Gである。一部の態様では、Δ3が、Dである場合、Δ4は、Tであり;Δ7は、Gである。一部の態様では、Δ3が、Sである場合、Δ4は、Tであり;Δ7は、Sである。一部の態様では、Δ3が、Sである場合、Δ4は、Yであり;Δ7は、Gである。
【0301】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列S-G-θ3-Y-W-θ6(配列番号24~29)(ここで、θ3は、F、HまたはYであり;θ6は、F、G、I、LまたはTである)によって定義されるKabat CDR-H1配列を含む。
【0302】
一部の態様では、θ3が、Hである場合、θ6は、IまたはTである。一部の態様では、θ3が、Yである場合、θ6は、F、GまたはLである。一部の態様では、θ6が、Tである場合、θ3は、FまたはHである。
【0303】
一部の態様では、θ3が、Yである場合、θ6は、Gである。一部の態様では、θ3が、Yである場合、θ6は、Fである。一部の態様では、θ3が、Hである場合、θ6は、Iである。一部の態様では、θ3が、Fである場合、θ6は、Tである。一部の態様では、θ3が、Yである場合、θ6は、Lである。一部の態様では、θ3が、Hである場合、θ6は、Tである。
2.8.6.CDR-L3コンセンサス配列
【0304】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列Q-π2-π3-π4-H-S-P-Y-T(配列番号149~153)(ここで、π2は、QまたはWであり;π3は、A、TまたはVであり;π4は、IまたはVである)によって定義されるCDR-L3配列を含む。
【0305】
一部の態様では、π2が、Qである場合、π3は、A、TまたはVであり;π4は、IまたはVである。一部の態様では、π3が、Aである場合、π2は、QまたはWであり;π4は、IまたはVである。一部の態様では、π4が、Vである場合、π2は、QまたはWであり;π3は、A、TまたはVである。
【0306】
一部の態様では、π2が、Qである場合、π3は、Aであり;π4は、Vである。一部の態様では、π2が、Wである場合、π3は、Aであり;π4は、Vである。一部の態様では、π2が、Qである場合、π3は、Vであり;π4は、Vである。一部の態様では、π2が、Qである場合、π3は、Tであり;π4は、Vである。一部の態様では、π2が、Qである場合、π3は、Aであり;π4は、Iである。
【0307】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列Q-Q-λ3-S-λ5-Y-P-P-T(配列番号154~158)(ここで、λ3は、F、HまたはVであり;λ5は、I、LまたはSである)によって定義されるCDR-L3配列を含む。
【0308】
一部の態様では、λ3が、Hである場合、λ5は、I、LまたはSである。一部の態様では、λ5が、Hである場合、λ3は、F、HまたはVである。
【0309】
一部の態様では、λ3が、Hである場合、λ5は、Sである。一部の態様では、λ3が、Hである場合、λ5は、Lである。一部の態様では、λ3が、Fである場合、λ5は、Sである。一部の態様では、λ3が、Vである場合、λ5は、Sである。一部の態様では、λ3が、Hである場合、λ5は、Iである。
【0310】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列Q-Q-ω3-ω4-ω5-ω6-P-I-T(配列番号160~161および163~164)(ここで、ω3は、A、L、VまたはYであり;ω4は、G、P、VまたはYであり;ω5は、S、LまたはFであり;ω6は、D、L、SまたはYである)によって定義されるCDR-L3配列を含む。
【0311】
一部の態様では、ω5が、Sである場合、ω3は、VまたはYであり;ω4は、GまたはVであり;ω6は、DまたはSである。
【0312】
一部の態様では、ω3が、Aである場合、ω4は、Yであり;ω5は、Lであり;ω6は、Yである。一部の態様では、ω3が、Lである場合、ω4は、Pであり;ω5は、Fであり;ω6は、Lである。一部の態様では、ω3が、Yである場合、ω4は、Vであり;ω5は、Sであり;ω6は、Dである。一部の態様では、ω3が、Vである場合、ω4は、Gであり;ω5は、Sであり;ω6は、Sである。
2.8.7.CDR-L2コンセンサス配列
【0313】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列ψ1-A-S-ψ4-R-A-ψ7(配列番号128、130、132、134~138、143および145)(ここで、ψ1は、DまたはGであり;ψ4は、A、D、N、R、S、TまたはYであり;ψ7は、A、N、SまたはTである)によって定義されるCDR-L2配列を含む。
【0314】
一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、A、D、N、R、S、TまたはYであり;ψ7は、A、NまたはTである。一部の態様では、ψ1が、Dである場合、ψ4は、SまたはTであり;ψ7は、SまたはTである。一部の態様では、ψ4が、Sである場合、ψ1は、GまたはDであり;ψ7は、SまたはTである。一部の態様では、ψ4が、Nである場合、ψ1は、GまたはDであり;ψ7は、AまたはTである。一部の態様では、ψ4が、Tである場合、ψ1は、GまたはDであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ7が、Tである場合、ψ1は、GまたはDであり;ψ4は、A、N、R、S、TまたはYである。
【0315】
一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Sであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Aであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ1が、Nである場合、ψ4は、Sであり;ψ7は、Aである。一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Nであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ1が、Dである場合、ψ4は、Sであり;ψ7は、Sである。一部の態様では、ψ1が、Dである場合、ψ4は、Sであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Dであり;ψ7は、Nである。一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Yであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Rであり;ψ7は、Tである。一部の態様では、ψ1が、Gである場合、ψ4は、Tであり;ψ7は、Tである。
2.8.8.CDR-L1コンセンサス配列
【0316】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列φ1-A-S-Q-φ5-V-S-S-φ9-φ10-L-A(配列番号105~112および117)(ここで、φ1は、E、G、K、QまたはRであり;φ5は、AまたはSであり;φ9は、A、D、N、SまたはTであり;φ10は、FまたはYである)によって定義されるCDR-L1配列を含む。
【0317】
一部の態様では、φ1が、Rである場合、φ5は、QまたはSであり;φ9は、A、SまたはTであり;φ10は、SまたはYである。一部の態様では、φ1が、Gである場合、φ5は、QまたはSであり;φ9は、AまたはDであり;φ10は、FまたはYである。一部の態様では、φ1が、Qである場合、φ5は、AまたはSであり;φ9は、NまたはSであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ5が、Sである場合、φ1は、E、G、QまたはRであり;φ9は、A、D、SまたはTであり;φ10は、FまたはYである。一部の態様では、φ5が、Aである場合、φ1は、KまたはQであり;φ9は、NまたはSであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ9が、Sである場合、φ1は、E、K、QまたはRであり;φ5は、AまたはSであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ9が、Aである場合、φ1は、GまたはRであり;φ5は、Sであり;φ10は、FまたはYである。一部の態様では、φ10が、Yである場合、φ1は、E、G、K、QまたはRであり;φ5は、AまたはSであり;φ9は、A、D、N、SまたはTである。
【0318】
一部の態様では、φ1が、Rである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Sであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Gである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Dであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Qである場合、φ5は、Aであり;φ9は、Nであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Gである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Aであり;φ10は、Fである。一部の態様では、φ1が、Rである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Tであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Qである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Sであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Kである場合、φ5は、Aであり;φ9は、Sであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Eである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Sであり;φ10は、Yである。一部の態様では、φ1が、Rである場合、φ5は、Sであり;φ9は、Aであり;φ10は、Yである。
【0319】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列R-A-S-Q-S-Б6-Б7-S-Б9-L-Б11(配列番号119および123~124)(ここで、Б6は、IまたはVであり;Б7は、NまたはSであり;Б9は、N、WまたはYであり;Б11は、AまたはNである)によって定義されるCDR-L1配列を含む。
【0320】
一部の態様では、Б6が、Iである場合、Б7は、NまたはSであり;Б9は、WまたはYであり;Б11は、AまたはNである。一部の態様では、Б7が、Sである場合、Б6は、IまたはVであり;Б9は、NまたはYであり;Б11は、AまたはNである。一部の態様では、Б11が、Aである場合、Б6は、IまたはVであり;Б7は、NまたはSであり;Б9は、NまたはWである。
【0321】
一部の態様では、Б6が、Iである場合、Б7は、Nであり;Б9は、Wであり;Б11は、Aである。一部の態様では、Б6が、Iである場合、Б7は、Sであり;Б9は、Yであり;Б11は、Nである。一部の態様では、Б6が、Vである場合、Б7は、Sであり;Б9は、Nであり;Б11は、Aである。
【0322】
一部の実施形態では、抗体は、コンセンサス配列Γ1-Γ2-S-Q-S-V-S-Γ8-Γ9-Y-L-A(配列番号113~116)(ここで、Γ1は、EまたはRであり;Γ2は、AまたはVであり;Γ8は、A、DまたはSであり;Γ10は、AまたはSである)によって定義されるCDR-L1配列を含む。
【0323】
一部の態様では、Γ1が、Eである場合、Γ2は、AまたはVであり;Γ8は、AまたはSであり;Γ9は、AまたはSである。一部の態様では、Γ2が、Aである場合、Γ1は、Eであり;Γ8は、AまたはSであり;Γ9は、AまたはSである。一部の態様では、Γ2が、Vである場合、Γ1は、EまたはRであり;Γ8は、AまたはDであり;Γ9は、AまたはSである。一部の態様では、Γ8が、Aである場合、Γ1は、Eであり;Γ2は、AまたはVであり;Γ9は、Sである。一部の態様では、Γ9が、Sである場合、Γ1は、Eであり;Γ2は、AまたはVであり;Γ8は、Aである。一部の態様では、Γ9が、Aである場合、Γ1は、EまたはRであり;Γ2は、AまたはVであり;Γ8は、DまたはSである。
【0324】
一部の態様では、Γ1が、Eである場合、Γ2は、Aであり;Γ8は、Aであり;Γ9は、Sである。一部の態様では、Γ1が、Eである場合、Γ2は、Aであり;Γ8は、Sであり;Γ9は、Aである。一部の態様では、Γ1が、Rである場合、Γ2は、Vであり;Γ8は、Aであり;Γ9は、Aである。一部の態様では、Γ1が、Eである場合、Γ2は、Vであり;Γ8は、Aであり;Γ9は、Sである。
3.生殖細胞系列
【0325】
一部の実施形態では、HLA-Gに特異的に結合する抗体は、特定の生殖細胞系列、遺伝子、またはこれらのバリアントによってコードされる可変領域を含む抗体である。本明細書において提供する例示の抗体は、重鎖可変領域生殖細胞系列遺伝子VH3~23、VH4~39、VH3~11、およびVH4~0B、またはこれらのバリアント;ならびに軽鎖可変領域生殖細胞系列遺伝子VK1~33、VK3~20、VK1~12、およびVK1~05、またはこれらのバリアントによってコードされる可変領域を含む。当業者であれば、本明細書において提供するCDR配列は、他の可変領域生殖細胞系列遺伝子またはこれらのバリアントによってコードされる可変領域と組み合わせた場合にも有用であり得ることは認識するであろう。特に、本明細書において提供するCDR配列は、上記の可変領域生殖細胞系列遺伝子と構造的に類似している可変領域生殖細胞系列遺伝子またはこれらのバリアントによってコードされる可変領域と組み合わせた場合に有用であり得る。例えば、一部の実施形態では、本明細書において提供するCDR-H配列は、VH1もしくはVH3ファミリーから選択される可変領域生殖細胞系列遺伝子またはこれらのバリアントによってコードされる可変領域と組み合わせてもよい。一部の実施形態では、本明細書において提供するCDR-L配列は、Vλ3、Vκ1、Vκ3、およびVκ4ファミリーから選択される可変領域生殖細胞系列遺伝子またはこれらのバリアントによってコードされる可変領域と組み合わせてもよい。
4.親和性
【0326】
一部の実施形態では、HLA-Gに対する抗体の親和性は、KDで示され、約10-5M未満、約10-6M未満、約10-7M未満、約10-8M未満、約10-9M未満、約10-10M未満、約10-11M未満、または約10-12M未満である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-7Mから10-11Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-7Mから10-10Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-7Mから10-9Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-7Mから10-8Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-8Mから10-11Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-8Mから10-10Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-9Mから10-11Mの間である。一部の実施形態では、抗体の親和性は、約10-10Mから10-11Mの間である。
【0327】
一部の実施形態では、ヒトHLA-Gに対する抗体の親和性は、約1.00×10-8Mから9.43×10-10Mの間である。一部の実施形態では、ヒトHLA-Gに対する抗体の親和性は、約1.00×10-8M、約1.08×10-8M、約1.10×10-8M、約1.13×10-8M、約1.14×10-8M、約1.16×10-8M、約1.29×10-8M、約1.40×10-8M、約1.41×10-8M、約1.46×10-8M、約1.67×10-8M、約1.79×10-8M、約1.81×10-8M、約2.04×10-8M、約2.30×10-8M、約2.49×10-8M、約2.59×10-8M、約2.94×10-8M、約2.95×10-8M、約3.11×10-8M、約3.98×10-9M、約4.11×10-9M、約4.20×10-9M、約4.33×10-9M、約4.39×10-9M、約4.42×10-9M、約4.72×10-9M、約5.24×10-9M、約5.30×10-9M、約5.35×10-9M、約5.40×10-9M、約5.55×10-9M、約5.56×10-9M、約5.80×10-9M、約5.89×10-9M、約5.92×10-9M、約5.98×10-9M、約5.99×10-9M、約6.10×10-9M、約6.34×10-9M、約6.66×10-9M、約6.75×10-9M、約7.19×10-9M、約7.69×10-9M、約7.93×10-9M、約8.23×10-9M、約8.34×10-9M、約8.37×10-9M、約8.62×10-9M、約8.82×10-9M、約9.21×10-9M、約9.51×10-9M、約約1.62×10-10M、約1.63×10-10M、1.64×10-10M、約1.65×10-10M、約1.66×10-10M、約1.71×10-10M、約1.72×10-10M、約1.86×10-10M、約1.78×10-10M、約1.97×10-10M、約1.98×10-10M、約1.99×10-10M、約2.29×10-10M、約3.24×10-10M、約6.47×10-10M、約6.96×10-10M、約7.84×10-10M、約9.41×10-10M、または約9.43×10-10Mである。
【0328】
一部の実施形態では、抗体は、ヒトHLA-Gと会合した場合に、約1.41×105M-1×秒-1から約1.07×106M-1×秒-1の間のkonを有する。一部の実施形態では、抗体は、ヒトHLA-Gと会合した場合に、約1.41×105M-1×秒-1、約1.49×105M-1×秒-1、約1.66×105M-1×秒-1、約2.90×105M-1×秒-1、約3.60×105M-1×秒-1、約3.74×105M-1×秒-1、約3.78×105M-1×秒-1、約4.03×105M-1×秒-1、約4.30×105M-1×秒-1、約4.32×105M-1×秒-1、約4.34×105M-1×秒-1、約4.60×105M-1×秒-1、約4.64×105M-1×秒-1、約4.80×105M-1×秒-1、約4.84×105M-1×秒-1、約4.87×105M-1×秒-1、約4.91×105M-1×秒-1、約4.96×105M-1×秒-1、約4.97×105M-1×秒-1、約4.98×105M-1×秒-1、約5.01×105M-1×秒-1、約5.14×105M-1×秒-1、約5.19×105M-1×秒-1、約5.20×105M-1×秒-1、約5.26×105M-1×秒-1、約5.27×105M-1×秒-1、約5.30×105M-1×秒-1、約5.61×105M-1×秒-1、約5.90×105M-1×秒-1、約6.31×105M-1×秒-1、約6.32×105M-1×秒-1、約6.36×105M-1×秒-1、約6.46×105M-1×秒-1、約6.53×105M-1×秒-1、約6.66×105M-1×秒-1、約6.84×105M-1×秒-1、約7.20×105M-1×秒-1、約7.24×105M-1×秒-1、約7.48×105M-1×秒-1、約7.36×105M-1×秒-1、約7.58×105M-1×秒-1、約7.77×105M-1×秒-1、約7.92×105M-1×秒-1、約7.94×105M-1×秒-1、約7.96×105M-1×秒-1、約8.03×105M-1×秒-1、約8.24×105M-1×秒-1、約8.26×105M-1×秒-1、約8.55×105M-1×秒-1、約8.63×105M-1×秒-1、約8.66×105M-1×秒-1、約8.74×105M-1×秒-1、約8.79×105M-1×秒-1、約8.92×105M-1×秒-1、約8.96×105M-1×秒-1、約9.09×105M-1×秒-1、約9.31×105M-1×秒-1、約9.35×105M-1×秒-1、約9.38×105M-1×秒-1、約9.46×105M-1×秒-1、約9.54×105M-1×秒-1、約9.73×105M-1×秒-1、約9.83×105M-1×秒-1、約9.84×105M-1×秒-1、約9.91×105M-1×秒-1、約1.05×106M-1×秒-1、または約1.07×106M-1×秒-1のkonを有する。
【0329】
一部の実施形態では、抗体は、ヒトHLA-Gと会合した場合に、約1.06×102秒-1から約8.55×105秒-1の間のkoffを有する。一部の実施形態では、抗体は、約1.06×10-2秒-1、約1.13×10-2秒-1、約1.87×10-2秒-1、約2.13×10-2秒-1、約3.62×10-3秒-1、約3.66×10-3秒-1、約3.75×10-3秒-1、約3.78×10-3秒-1、約3.83×10-3秒-1、約3.96×10-3秒-1、約4.17×10-3秒-1、約4.27×10-3秒-1、約4.29×10-3秒-1、約4.41×10-3秒-1、約4.42×10-3秒-1、約4.46×10-3秒-1、約4.54×10-3秒-1、約4.65×10-3秒-1、約4.85×10-3秒-1、約4.88×10-3秒-1、約4.89×10-3秒-1、約4.98×10-3秒-1、約5.26×10-3秒-1、約5.44×10-3秒-1、約5.47×10-3秒-1、約5.71×10-3秒-1、約5.72×10-3秒-1、約5.84×10-3秒-1、約5.90×10-3秒-1、約5.92×10-3秒-1、約5.93×10-3秒-1、約6.24×10-3秒-1、約6.25×10-3秒-1、約6.28×10-3秒-1、約6.49×10-3秒-1、約6.50×10-3秒-1、約6.71×10-3秒-1、約6.78×10-3秒-1、約6.83×10-3秒-1、約6.98×10-3秒-1、約7.17×10-3秒-1、約7.42×10-3秒-1、約8.12×10-3秒-1、約8.16×10-3秒-1、約8.26×10-3秒-1、約8.64×10-3秒-1、約8.76×10-3秒-1、約8.91×10-3秒-1、約9.31×10-3秒-1、約9.32×10-3秒-1、約9.87×10-3秒-1、約1.82×10-4秒-1、約4.38×10-4秒-1、約4.59×10-4秒-1、約4.99×10-4秒-1、約5.73×10-4秒-1、約6.03×10-4秒-1、または約8.55×10-5秒-1のkoffを有する。
【0330】
一部の態様では、KD、ka、およびkdは、25℃で判定される。一部の実施形態では、KD、ka、およびkdは、表面プラズモン共鳴によって判定される。一部の実施形態では、KD、ka、およびkdは、実施例に記載の方法に従って判定される。
5.HLA-Gの阻害
【0331】
一部の態様では、抗体は、そのリガンド(複数可)に対するHLA-Gの親和性を減少させる。一部の態様では、抗体は、ベータ-2-ミクログロブリンおよび/またはその同族ペプチドとHLA-Gとの会合を破壊する。一部の態様では、抗体は、HLA-G二量体化またはオリゴマー化を防止する。
【0332】
一部の態様では、抗体は、腫瘍細胞におけるHLA-G機能を阻害する。一部の態様では、抗体は、免疫細胞におけるHLA-G機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、ITIM阻害性受容体に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。一部の実施形態では、抗体は、ILT2に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。一部の実施形態では、抗体は、ILT4に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。一部の実施形態では、抗体は、KIR2DL4に対するHLA-G相互作用および/または結合を遮断する。
【0333】
一部の実施形態では、抗体は、免疫抑制性機能を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、NK細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、細胞傷害性Tリンパ球のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、B細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、好中球のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、樹状細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、マクロファージのHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、単球のHLA-G媒介性抑制を阻害する。一部の実施形態では、抗体は、NKおよび/またはT細胞の細胞溶解および/または増殖のHLA-G媒介性抑制を阻害する。
【0334】
一部の実施形態では、抗体は、ファゴサイトーシスのHLA-G媒介性抑制を防止または阻害する。一部の実施形態では、抗体は、制御性T細胞のHLA-G媒介性誘発を媒介する。一部の実施形態では、抗体は、制御性T細胞の生成または増大を防止または阻害する。一部の実施形態では、抗体は、抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)またはファゴサイトーシス(ADCP)によって腫瘍成長を阻害する。
【0335】
一部の態様では、減少は、約10%もしくは10%未満の減少、約20%もしくは20%未満の減少、約30%もしくは30%未満の減少、約40%もしくは40%未満の減少、約50%もしくは50%未満の減少、約60%もしくは60%未満の減少、約70%もしくは70%未満の減少、約80%もしくは80%未満の減少、約90%もしくは90%未満の減少、またはほぼ完全な減少である。一部の態様では、増加は、約10%もしくは10%を超える増加、約20%もしくは20%を超える増加、約30%もしくは30%を超える増加、約40%もしくは40%を超える増加、約50%もしくは50%を超える増加、約60%もしくは60%を超える増加、約70%もしくは70%を超える増加、約80%もしくは80%を超える増加、約90%もしくは90%を超える増加、または完全な増加である。
6.HLA-Gアッセイ
【0336】
一部の実施形態では、抗体は、HLA-Gのエピトープに結合する。エピトープは多くの場合、例えば、これらに限定されないが、5~6個のアミノ酸など、いくつかの近接アミノ酸からなる。一部の実施形態では、エピトープは、近接または非近接アミノ酸を含むか、またはそれからなる。一部の実施形態では、近接または非近接アミノ酸は、HLA-Gのドメイン内にある。一部の実施形態では、ドメインは、アルファ3ドメインを含むか、またはそれからなる。
【0337】
一部の態様では、HLA-Gは、配列番号342に示すアミノ酸配列と同一の配列を有する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示すアミノ酸配列内にあるアミノ酸配列を有する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列と60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%または95%同一であるアミノ酸配列を有する。
【0338】
一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列の残基195、197および/または198を含む近接または非近接スパンのアミノ酸を含むか、またはこれらからなる。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列の残基195、197および/または198と同一であるまたはそれに対応する配列を含む。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列に対して60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%または95%同一性を有する配列を有する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列からの1、2、3、4、5、6、7、8または9つの置換を有する。一部の態様では、エピトープは、配列番号342に示す配列内の配列の残基からの1、2または3つの置換を有する。一部の態様では、抗体は、
図9に示す残基のいずれかと接触する。
【0339】
一部の態様では、抗体は、本明細書に示す抗体のいずれかと競合する。競合は、例えば、これらに限定されないが、結合競合、阻害競合、または他のいずれかの形態の競合となることができる。一部の態様では、抗体は、抗体38410、38418、38422、38426、38381、38358、37323、38373、38375、38379、38389、33303または33357のうちの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13種と競合する。一部の態様では、抗体は、
図2または
図3に示す抗体のいずれかと競合する。一部の態様では、抗体は、38373、38375、38379、38418、38422、38426、38410または38381のうちの1、2、3、4、5、6、7または8種と競合する。一部の態様では、抗体は、38358と競合する。一部の態様では、抗体は、38373、38375、38379、38418、38422、38426、38410または38381または38358のうちの1、2、3、4、5、6、7、8または9種と競合する。一部の態様では、抗体は、37323および/または38389の一方または両方と競合する。一部の態様では、抗体は、33303および/または33357の一方または両方と競合する。
7.グリコシル化バリアント
【0340】
一部の実施形態では、抗体のグリコシル化の程度が増大する、低下する、または排除されるように抗体を変更することができる。ポリペプチドのグリコシル化は、一般には、「N結合」または「O結合」である。
【0341】
「N結合」グリコシル化は、アスパラギン残基の側鎖への炭水化物部分の付着を指す。トリペプチド配列アスパラギン-X-セリンおよびアスパラギン-X-トレオニン(Xはプロリン以外の任意のアミノ酸)がアスパラギン側鎖への炭水化物部分の酵素的付着の認識配列である。したがって、ポリペプチド内にこれらのトリペプチド配列いずれかが存在することにより、潜在的なグリコシル化部位が創出される。
【0342】
「O結合」グリコシル化は、最も一般的にはセリンまたはトレオニンであるが5-ヒドロキシプロリンまたは5-ヒドロキシリシンも使用することができるヒドロキシアミノ酸への糖N-アセチルガラクトサミン、ガラクトース、またはキシロースのうちの1つの付着を指す。
【0343】
抗体へのN結合グリコシル化部位の付加または欠失は、上記のトリペプチド配列の1つまたは複数が創出されるまたは除去されるようにアミノ酸配列を変更することによって実現することができる。O結合グリコシル化部位の付加または欠失は、抗体の配列内または抗体の配列に対する(場合によっては)1つまたは複数のセリン残基またはトレオニン残基の付加、欠失、または置換によって実現することができる。
【0344】
ある特定の実施形態では、抗体は、グリコシル化されている。ある特定の実施形態では、抗体は、脱グリコシル化されている。炭水化物を標準の技法によって除去することができる。ある特定の実施形態では、抗体は、例えば、グリコシル化されない系で発現させることにより非グリコシル化されている。
8.Fcバリアント
【0345】
一部の実施形態では、本明細書に提示される抗体のFc領域にアミノ酸改変を導入して、Fc領域バリアントを生成することができる。一部の実施形態では、Fc領域バリアントは、エフェクター機能の全てではないが一部を保有する。そのような抗体は、例えば、抗体のin vivoにおける半減期が重要であるが、ある特定のエフェクター機能は不必要であるまたは有害である適用において有用であり得る。エフェクター機能の例としては、補体依存性細胞傷害(CDC)および抗体指向性補体媒介性細胞傷害性(ADCC)が挙げられる。エフェクター機能が変更される多数の置換または置換もしくは欠失が当技術分野で公知である。
【0346】
一部の実施形態では、Fcが改変される。一部の実施形態では、IgG1またはIgG4抗体のヒンジが改変される。ヒンジ領域の改変は、抗体を安定化し、望まれない二重特異性抗体の形成を防止する。一部の実施形態では、改変は、Kabatナンバリングスキームに従ったL234A、L235Aおよび/もしくはG237A、または配列番号334のいずれかに従って残基がナンバリングされる、それぞれ残基番号117、118および120を含む。一部の実施形態では、改変は、Kabatナンバリングスキームに従ったEU S228PもしくはS241P、または配列番号335に従った番号108を含む。一部の実施形態では、IgG Fcは、抗体エフェクター機能をモジュレートするように操作される(全ての図面を含むその全体を参照により本明細書に組み込む、Wang et al., Protein Cell, 2018, Jan; 9(1): 63-73)を参照されたい)。
【0347】
目的の分子のADCC活性を評価するためのin vitroアッセイの非限定的な例は、米国特許第5,500,362号および同第5,821,337号;Hellstrom et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 1986, 83: 7059-7063;Hellstrom et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 1985, 82: 1499-1502;およびBruggemann et al., J. Exp. Med., 1987, 166: 1351-1361に提示されている。そのようなアッセイに有用なエフェクター細胞としては、末梢血単核細胞(PBMC)およびナチュラルキラー(NK)細胞が挙げられる。その代わりにまたはそれに加えて、目的の分子のADCC活性をClynes et al. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 1998, 95: 652-656に開示されているものなどの動物モデルを使用してin vivoで評価することができる。
【0348】
C1q結合アッセイを行って、抗体がC1qに結合することができず、したがって、CDC活性を欠くことを確認することもできる。C1q結合アッセイの例としては、WO2006/029879およびWO2005/100402に記載されているものが挙げられる。
【0349】
補体活性化アッセイとしては、例えば、Gazzano-Santoro et al., J. Immunol. Methods, 1996, 202: 163-171;Cragg et al., Blood, 2003, 101: 1045-1052;およびCragg and Glennie, Blood, 2004, 103: 2738-2743に記載されているものが挙げられる。
【0350】
FcRn結合およびin vivoクリアランス(半減期決定)も、例えば、Petkova et al., Intl. Immunol., 2006, 18: 1759-1769に記載されている方法を使用して測定することができる。
9.抗体の調製
9.1.抗原調製
【0351】
抗体の産生に使用されるHLA-G抗原は、無傷HLA-GであってもHLA-Gの断片であってもよい。無傷HLA-GまたはHLA-Gの断片は、単離されたタンパク質の形態であってもよく、細胞によって発現されたものであってもよい。抗体の生成に有用なHLA-Gの他の形態は当業者には明らかになるであろう。
9.2.モノクローナル抗体
【0352】
モノクローナル抗体は、例えば、Kohler et al., Nature, 1975, 256: 495-497に最初に記載されたハイブリドーマ法を使用して、および/または組換えDNA法(例えば、米国特許第4,816,567号を参照されたい)によって得ることができる。モノクローナル抗体は、例えば、ファージまたは酵母に基づくライブラリーを使用して得ることができる。例えば、米国特許第8,258,082号および同第8,691,730号を参照されたい。
【0353】
ハイブリドーマ法では、マウスまたは他の適正な宿主動物を免疫化して、免疫化に使用されたタンパク質に特異的に結合する抗体を産生するまたは産生することができるリンパ球を誘発する。あるいは、in vitroでリンパ球を免疫化することができる。次いで、リンパ球をポリエチレングリコールなどの適切な融合剤を使用して骨髄腫細胞と融合して、ハイブリドーマ細胞を形成する。Goding J.W., Monoclonal Antibodies: Principles and Practice 3rd ed. (1986) Academic Press, San Diego, CAを参照。
【0354】
融合していない親骨髄腫細胞の成長または生存を阻害する1つまたは複数の物質を含有する適切な培養培地にハイブリドーマ細胞を播種し、成長させる。例えば、親骨髄腫細胞が酵素ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HGPRTまたはHPRT)を欠く場合、ハイブリドーマのための培養培地は、一般には、HGPRT欠損細胞の成長を妨げる物質であるヒポキサンチン、アミノプテリン、およびチミジン(HAT培地)を含む。
【0355】
有用な骨髄腫細胞は、効率的に融合し、選択された抗体産生細胞による安定な高レベルの抗体の産生を支持し、かつ、HAT培地の存在または非存在などの培地条件に感受性のものである。これらの中で好ましい骨髄腫細胞株は、MOP-21およびMC-11マウス腫瘍に由来するもの(Salk Institute Cell Distribution Center、San Diego、CAから入手可能)、ならびにSP-2またはX63-Ag8-653細胞(American Type Culture Collection、Rockville、MDから入手可能)などのマウス骨髄腫株である。ヒト骨髄腫およびマウス-ヒト異種骨髄腫細胞株もヒトモノクローナル抗体の産生に関して記載されている。例えば、Kozbor, J. Immunol., 1984, 133: 3001を参照されたい。
【0356】
所望の特異性、親和性、および/または生物活性の抗体を産生するハイブリドーマ細胞の同定後、選択されたクローンを限界希釈手順によってサブクローニングし、標準の方法によって成長させることができる。Goding、上記を参照されたい。この目的のために適した培養培地としては、例えば、D-MEMまたはRPMI-1640培地が挙げられる。さらに、ハイブリドーマ細胞を動物において腹水腫瘍としてin vivoで成長させることができる。
【0357】
モノクローナル抗体をコードするDNAは、従来の手順を使用して(例えば、モノクローナル抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子に特異的に結合することができるオリゴヌクレオチドプローブを使用することによって)容易に単離し、配列決定することができる。したがって、ハイブリドーマ細胞は、所望の性質を有する抗体をコードするDNAの有用な供給源としての機能を果たし得る。単離されたら、DNAを発現ベクターに入れ、次いでそれを、そうでなければ抗体を産生しない宿主細胞、例えば細菌(例えば、E.coli)、酵母(例えば、SaccharomycesまたはPichia sp.)、COS細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、または骨髄腫細胞などにトランスフェクトして、モノクローナル抗体を産生させることができる。
9.3.ヒト化抗体
【0358】
ヒト化抗体は、モノクローナル抗体の構造的部分のほとんどまたは全てを対応するヒト抗体配列で置き換えることによって生成することができる。したがって、抗原特異的可変性、またはCDRのみが非ヒト配列で構成されるハイブリッド分子が生成される。ヒト化抗体を得るための方法としては、例えば、Winter and Milstein、Nature, 1991, 349: 293-299;Rader et al., Proc. Nat. Acad. Sci. U.S.A., 1998, 95: 8910-8915;Steinberger et al., J. Biol. Chem., 2000, 275: 36073-36078;Queen et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 1989, 86: 10029-10033;および米国特許第5,585,089号、同第5,693,761号、同第5,693,762号、および同第6,180,370号に記載されているものが挙げられる。
9.4.ヒト抗体
【0359】
ヒト抗体は、当技術分野で公知の様々な技法によって、例えば、トランスジェニック動物を使用することによって生成することができる(例えば、ヒト化マウス)。例えば、Jakobovits et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 1993, 90: 2551;Jakobovits et al., Nature, 1993, 362: 255-258;Bruggermann et al., Year in Immuno., 1993, 7: 33;ならびに米国特許第5,591,669号、同第5,589,369号および同第5,545,807号を参照されたい。ヒト抗体はまた、ファージディスプレイライブラリーから得ることもできる(例えば、Hoogenboom et al., J. Mol. Biol., 1991, 227: 381-388;Marks et al., J. Mol. Biol., 1991, 222: 581-597;ならびに米国特許第5,565,332号および同第5,573,905号を参照されたい)。ヒト抗体はまた、in vitroで活性化されたB細胞によって生成することもできる(例えば、米国特許第5,567,610号および同第5,229,275号を参照されたい)。ヒト抗体はまた、酵母に基づくライブラリーから得ることもできる(例えば、米国特許第8,691,730号を参照されたい)。
10.ベクター、宿主細胞、および組換え方法
【0360】
本発明は、抗HLA-G抗体をコードする単離された核酸、当該核酸を含むベクターおよび宿主細胞、ならびに抗体を産生させるための組換え技法も提供する。
【0361】
組換え抗体の産生のために、組換え抗体をコードする核酸を単離し、さらなるクローニング(すなわち、DNAの増幅)または発現のために複製可能なベクターに挿入することができる。一部の態様では、例えば米国特許第5,204,244号に記載されている通り、相同組換えによって核酸を作製することができる。
【0362】
多くの異なるベクターが当技術分野で公知である。例えば、米国特許第5,534,615号に記載されている通り、ベクター成分としては、一般に、これだけに限定されないが、以下の1つまたは複数が挙げられる:シグナル配列、複製開始点、1つまたは複数のマーカー遺伝子、エンハンサーエレメント、プロモーター、および転写終結配列。
【0363】
適切な宿主細胞は、任意の原核(例えば、細菌)細胞、下等真核(例えば、酵母)細胞、または高等真核(例えば、哺乳動物)細胞を含む。適切な原核生物としては、真正細菌、例えば、グラム陰性またはグラム陽性生物体、例えば、Escherichia(E.coli)、Enterobacter、Erwinia、Klebsiella、Proteus、Salmonella(S.typhimurium)、Serratia(S.marcescans)、Shigella、Bacilli(B.subtilisおよびB.licheniformis)、Pseudomonas(P.aeruginosa)、およびStreptomycesなどのEnterobacteriaceaeが挙げられる。有用なE.coliクローニング宿主の1つはE.coli 294であるが、E.coli B、E.coli X1776、およびE.coli W3110などの他の株も適切である。
【0364】
原核生物に加えて、糸状菌または酵母などの真核微生物も、抗HLA-G抗体をコードするベクターに対する適切なクローニングまたは発現宿主である。Saccharomyces cerevisiae、または一般的なパン酵母が一般に使用される下等真核宿主微生物である。しかし、Schizosaccharomyces pombe、Kluyveromyces(K.lactis、K.fragilis、K.bulgaricus K.wickeramii、K.waltii、K.drosophilarum、K.thermotolerans、およびK.marxianus)、Yarrowia、Pichia pastoris、Candida(C.albicans)、Trichoderma reesia、Neurospora crassa、Schwanniomyces(S. occidentalis)、ならびに、例えば、Penicillium、Tolypocladium、およびAspergillus(A.nidulansおよびA.niger)などの糸状菌などの数多くの他の属、種、および株が利用可能であり、有用である。
【0365】
有用な哺乳動物宿主細胞としては、COS-7細胞、HEK293細胞;ベビーハムスター腎臓(BHK)細胞;チャイニーズハムスター卵巣(CHO);マウスセルトリ細胞;アフリカミドリザル腎臓細胞(VERO-76)などが挙げられる。
【0366】
本発明の抗HLA-G抗体を産生させるために使用される宿主細胞は、種々の培地で培養することができる。例えば、ハムF10、最小必須培地(MEM)、RPMI-1640、およびダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)などの市販の培地が宿主細胞の培養に適している。さらに、Ham et al., Meth. Enz., 1979, 58: 44;Barnes et al., Anal. Biochem., 1980, 102: 255;および米国特許第4,767,704号、同第4,657,866号、同第4,927,762号、同第4,560,655号、および同第5,122,469号、またはWO90/03430およびWO87/00195に記載されている培地のいずれも使用することができる。
【0367】
これらの培地のいずれにも、必要に応じてホルモンおよび/または他の増殖因子(例えば、インスリン、トランスフェリン、または上皮増殖因子など)、塩(例えば、塩化ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリン酸など)、緩衝剤(例えば、HEPESなど)、ヌクレオチド(例えば、アデノシンおよびチミジンなど)、抗生物質、微量元素(通常マイクロモル範囲の最終濃度で存在する無機化合物と定義される)、およびグルコースまたは等価のエネルギー源を補充することができる。任意の他の必要な補充物を当業者に公知の適正な濃度で含めることもできる。
【0368】
例えば温度、pHなどの培養条件は、発現のために選択された宿主細胞と共に以前に使用されているものであり、当業者には明らかになろう。
【0369】
組換え技法を使用する場合、抗体を細胞内に産生させることもでき、ペリプラズム空間内に産生させることもでき、培地に直接分泌させることもできる。抗体を細胞内に産生させる場合、第1のステップとして、粒子デブリ、宿主細胞または溶解断片を、例えば遠心分離または限外濾過によって取り除く。例えば、Carter et al.(Bio/Technology, 1992, 10: 163-167)には、E.coliのペリプラズム空間に分泌される抗体を単離するための手順が記載されている。簡単に述べると、細胞ペーストを酢酸ナトリウム(pH3.5)、EDTA、およびフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)の存在下で約30分にわたって解凍する。細胞デブリを遠心分離によって取り除く。
【0370】
一部の実施形態では、抗体を無細胞系で産生する。一部の態様では、無細胞系は、その全体が参照により組み込まれるYin et al., mAbs, 2012, 4: 217-225に記載されているin vitro転写および翻訳系である。一部の態様では、無細胞系では、真核細胞または原核細胞に由来する無細胞抽出物を利用する。一部の態様では、原核細胞は、E.coliである。抗体の無細胞発現は、例えば、抗体が細胞内に不溶性凝集体として蓄積する場合、またはペリプラズム発現による収率が低い場合に有用であり得る。
【0371】
抗体が培地中に分泌される場合、そのような発現系からの上清を一般にまず市販のタンパク質濃縮フィルター、例えば、Amicon(登録商標)またはMillipore(登録商標)Pellcon(登録商標)限外濾過ユニットを使用して濃縮する。タンパク質分解を阻害するためにPMSFなどのプロテアーゼ阻害剤を前述のステップのいずれかに含めることができ、偶発的な夾雑物の成長を防止するために抗生物質を含めることができる。
【0372】
細胞から調製される抗体組成物は、例えば、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィー、ゲル電気泳動、透析、およびアフィニティークロマトグラフィーを使用して精製することができ、特に有用な精製技法はアフィニティークロマトグラフィーである。親和性リガンドとしてのプロテインAの適性は、抗体内に存在するあらゆる免疫グロブリンFcドメインの種およびアイソタイプに依存する。プロテインAは、ヒトγ1、γ2、またはγ4重鎖に基づく抗体を精製するために使用することができる(Lindmark et al., J. Immunol. Meth., 1983, 62: 1-13)。プロテインGは、全てのマウスアイソタイプおよびヒトγ3に対して有用である(Guss et al., EMBO J., 1986, 5: 1567-1575)。
【0373】
親和性リガンドを付着させるマトリックスは、アガロースであることが多いが、他のマトリックスも利用可能である。制御された細孔ガラスまたはポリ(スチレンジビニル)ベンゼンなどの機械的に安定なマトリックスにより、アガロースを用いて実現することができるよりも速い流速および短い処理時間が可能になる。抗体がCH3ドメインを含む場合、精製にはBakerBond ABX(登録商標)樹脂が有用である。
【0374】
イオン交換カラムでの分画、エタノール沈殿、逆相HPLC、シリカでのクロマトグラフィー、ヘパリンSepharose(登録商標)でのクロマトグラフィー、クロマトフォーカシング、SDS-PAGE、および硫酸アンモニウム沈殿などのタンパク質精製のための他の技法も利用可能であり、当業者が適用することができる。
【0375】
任意の予備精製ステップ(複数可)後、目的の抗体および夾雑物を含む混合物を、一般に低塩濃度(例えば、約0Mから約0.25Mまでの塩)で実施される、約2.5から約4.5の間のpHの溶出緩衝剤を使用した低pH疎水性相互作用クロマトグラフィーに供することができる。
11.医薬組成物および投与方法
【0376】
本明細書に提示される抗体はいずれも、任意の適正な医薬組成物として提供することができ、任意の適切な投与経路によって投与することができる。適切な投与経路としては、これだけに限定されないが、吸入、動脈内、皮内、筋肉内、腹腔内、静脈内、経鼻、非経口、肺、および皮下経路が挙げられる。
【0377】
医薬組成物は、1種または複数種の医薬賦形剤を含み得る。任意の適切な医薬賦形剤を使用することができ、当業者は適切な医薬賦形剤を選択することができる。したがって、以下に提示される医薬賦形剤は、例示的であり、限定するものではないことが意図されている。追加的な医薬賦形剤としては、例えば、その全体が参照により組み込まれるHandbook of Pharmaceutical Excipients, Rowe et al. (Eds.) 6th Ed. (2009)に記載されているものが挙げられる。
【0378】
一部の実施形態では、医薬組成物は、消泡剤を含む。任意の適切な消泡剤を使用することができる。一部の態様では、消泡剤は、アルコール、エーテル、油、蝋、シリコーン、界面活性物質、およびこれらの組合せから選択される。一部の態様では、消泡剤は、鉱油、植物油、エチレンビスステアリン酸アミド、パラフィンワックス、エステルワックス、脂肪アルコールワックス、長鎖脂肪アルコール、脂肪酸石鹸、脂肪酸エステル、ケイ素グリコール、フルオロシリコーン、ポリエチレングリコール-ポリプロピレングリコール共重合体、ポリジメチルシロキサン-二酸化ケイ素、エーテル、オクチルアルコール、カプリルアルコール、ソルビタントリオレエート、エチルアルコール、2-エチル-ヘキサノール、ジメチコン、オレイルアルコール、シメチコン、およびこれらの組合せから選択される。
【0379】
一部の実施形態では、医薬組成物は、共溶媒を含む。共溶媒の実例としては、エタノール、ポリ(エチレン)グリコール、ブチレングリコール、ジメチルアセトアミド、グリセリン、およびプロピレングリコールが挙げられる。
【0380】
一部の実施形態では、医薬組成物は、緩衝剤を含む。緩衝剤の実例としては、酢酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、水酸化物、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、グリシン、メチオニン、グアーガム、およびグルタミン酸ナトリウムが挙げられる。
【0381】
一部の実施形態では、医薬組成物は、担体または充填剤を含む。担体または充填剤の実例としては、ラクトース、マルトデキストリン、マンニトール、ソルビトール、キトサン、ステアリン酸、キサンタンガム、およびグアーガムが挙げられる。
【0382】
一部の実施形態では、医薬組成物は、界面活性物質を含む。界面活性物質の実例としては、d-アルファトコフェロール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、セトリミド、塩化セチルピリジニウム、ドキュセートナトリウム、ベヘン酸グリセリル、グリセリルモノオレエート、ラウリン酸、マクロゴール15ヒドロキシステアリン酸、ミリスチルアルコール、リン脂質、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ステアリン酸ポリオキシエチレン、ポリオキシルグリセリド、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビタンエステル、およびビタミンEポリエチレン(グリコール)スクシネートが挙げられる。
【0383】
一部の実施形態では、医薬組成物は、固化防止剤を含む。固化防止剤の実例としては、リン酸カルシウム(三塩基)、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、および酸化マグネシウムが挙げられる。
【0384】
医薬組成物と共に使用することができる他の賦形剤としては、例えば、アルブミン、抗酸化剤、抗菌剤、抗真菌剤、生体吸収性ポリマー、キレート剤、徐放剤、希釈剤、分散剤、溶解増強剤、乳化剤、ゲル化剤、軟膏基剤、透過増強剤、防腐剤、可溶化剤、溶媒、安定化剤、および糖が挙げられる。これらの作用剤のそれぞれの特定の例は、例えば、その全体が参照により組み込まれるHandbook of Pharmaceutical Excipients, Rowe et al. (Eds.) 6th Ed. (2009), The Pharmaceutical Pressに記載されている。
【0385】
一部の実施形態では、医薬組成物は、溶媒を含む。一部の態様では、溶媒は、滅菌等張性生理食塩溶液またはブドウ糖溶液などの生理食塩溶液である。一部の態様では、溶媒は、注射用水である。
【0386】
一部の実施形態では、医薬組成物は、微小粒子またはナノ粒子などの粒子の形態である。微小粒子およびナノ粒子は、ポリマーまたは脂質などの任意の適切な材料から形成することができる。一部の態様では、微小粒子またはナノ粒子は、ミセル、リポソーム、またはポリマーソームである。ある特定の実施形態では、本明細書に提示される組成物は、医薬組成物または単一の単位剤形である。本明細書に提示される医薬組成物および単一の単位剤形は、予防有効量または治療有効量の1種または複数種の予防用抗体または治療用抗体を含む。
【0387】
水により一部の抗体の分解が促進される可能性があるので、抗体を含む無水医薬組成物および剤形が本発明にさらに包含される。
【0388】
本明細書に提示される無水医薬組成物および剤形は、無水または水分量が少ない成分および低水分または低湿度条件を使用して調製することができる。ラクトースおよび一級アミンまたは二級アミンを含む少なくとも1種の活性成分を含む医薬組成物および剤形は、製造、パッケージング、および/または保管の間に水分および/または湿度と実質的に接触することが予測される場合、無水にすることができる。
【0389】
無水医薬組成物は、無水性が維持されるように調製および保管されるべきである。したがって、無水組成物は、水への曝露を防ぐことが公知の材料を使用して包装することができ、したがって、当該材料を適切な製剤キットに含めることができる。適切なパッケージングの例としては、これだけに限定されないが、密閉シールされている箔、プラスチック、単位用量容器(例えば、バイアル)、ブリスター包装、およびストリップパックが挙げられる。
【0390】
一部の実施形態では、医薬組成物は、免疫阻害性受容体もしくはリガンドに対する抗体、および/または免疫刺激性受容体および/もしくはリガンドに対する抗体の一方または両方をさらに含む。一部の実施形態では、医薬組成物は、次のうちの少なくとも1つの有効量をさらに含む:抗ILT2抗体;抗ILT-4抗体;抗ILT4抗体;抗KIR2DL4抗体;抗HLA-E抗体;抗NKG2A抗体;抗HLA-F抗体;抗PD-L1抗体;抗PD-1抗体;抗CTLA4抗体;抗CD38抗体;抗CD73抗体;抗A2A受容体抗体;抗A2B受容体抗体;抗A2A/A2B二重受容体抗体もしくはこれらの組合せ;抗CD39抗体;抗CD73抗体;抗CD47抗体;および/または小分子阻害剤。一部の実施形態では、医薬組成物は、抗Tim-3抗体;抗TIGIT抗体;抗Vista抗体;抗CD94抗体;抗ILT2抗体、抗ILT4抗体、抗PD-L1抗体および/もしくは抗CD47抗体;小分子阻害剤;二重特異性T細胞誘導因子(engager)、CAR-T療法、CAR-NK療法、CAR-マクロファージ療法、操作された細胞療法および/もしくは養子T細胞療法;腫瘍融解ウイルス;化学療法;ならびに/または抗CD19、抗CD20、抗EGFR、抗Her2、抗SLAMF7、抗CD52、抗BCMA、抗GD2、抗CD38および/もしくは抗CCR4などのエフェクター能力がある抗体を使用したADCC可能な(ADCC capable)療法をさらに含む。一部の実施形態では、ADCC可能な療法は、強化されたADCC可能な療法である。一部の実施形態では、エフェクターは、アフコシル化(afucosylation)、点突然変異または別の方法により強化される。
11.1.非経口剤形
【0391】
ある特定の実施形態では、非経口剤形が提供される。非経口剤形は、対象に、これだけに限定されないが、皮下、静脈内(ボーラス注射を含む)、筋肉内、および動脈内を含めた種々の経路によって投与することができる。それらの投与は、一般には、夾雑物に対する対象の天然の防御を回避するので、非経口剤形は、一般には、無菌であるまたは対象への投与前に滅菌することができる。非経口剤形の例としては、これだけに限定されないが、注射の準備ができた溶液、注射のために薬学的に許容されるビヒクルに溶解または懸濁させる準備ができた乾燥生成物、注射の準備ができた懸濁液、およびエマルションが挙げられる。
【0392】
非経口剤形を提供するために使用することができる適切なビヒクルは当業者には周知である。例として、これだけに限定されないが、注射用水USP;水性ビヒクル、例えば、これだけに限定されないが、塩化ナトリウム注射液、リンゲル注射液、ブドウ糖注射液、ブドウ糖および塩化ナトリウム注射液、ならびに乳酸リンゲル注射液など;水混和性ビヒクル、例えば、これだけに限定されないが、エチルアルコール、ポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコールなど;ならびに、非水性ビヒクル、例えば、これだけに限定されないが、トウモロコシ油、綿実油、ピーナッツ油、ゴマ油、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、および安息香酸ベンジルなどが挙げられる。
【0393】
本明細書に開示される抗体の1つまたは複数の溶解性を増大させる賦形剤も非経口剤形に組み入れることができる。
11.2.投与量および単位剤形
【0394】
ヒト治療薬に関しては、医師により、処置される対象に特異的な予防的処置または治癒的処置、年齢、体重、状態および他の因子に従って当該医師が最も適正であると考える薬量が決定される。
【0395】
障害または1つもしくは複数のその症状の防止または処置に有効な抗体または組成物の量は、疾患または状態の性質および重症度、ならびに抗体が投与される経路により変動する。頻度および投与量も、各対象に特異的な因子に従って、投与される特定の治療(例えば、治療剤または予防剤)、障害、疾患または状態の重症度、投与経路、ならびに対象の年齢、体、体重、応答、および過去の病歴に応じて変動する。有効用量は、in vitroまたは動物モデル試験系に由来する用量反応曲線から推定することができる。
【0396】
ある特定の実施形態では、組成物の例示的な用量として、対象または試料の重量1キログラム当たりのミリグラム量またはマイクログラム量の抗体(例えば、1キログラム当たり約10マイクログラム~1キログラム当たり約50ミリグラム、1キログラム当たり約100マイクログラム~1キログラム当たり約25ミリグラム、または1キログラム当たり約100マイクログラム~1キログラム当たり約10ミリグラム)が挙げられる。ある特定の実施形態では、抗体の重量に基づいた、対象における障害または1つもしくは複数のその症状を防止する、処置する、管理する、または好転させるために投与される本明細書に提示される抗体の投与量は、対象の体重1kg当たり0.1mg、1kg当たり1mg、1kg当たり2mg、1kg当たり3mg、1kg当たり4mg、1kg当たり5mg、1kg当たり6mg、1kg当たり10mg、または1kg当たり15mgまたはそれよりも多くである。別の実施形態では、対象における障害または1つもしくは複数のその症状を防止する、処置する、管理する、または好転させるために投与される本明細書に提示される組成物または組成物の投与量は、0.1mg~200mg、0.1mg~100mg、0.1mg~50mg、0.1mg~25mg、0.1mg~20mg、0.1mg~15mg、0.1mg~10mg、0.1mg~7.5mg、0.1mg~5mg、0.1~2.5mg、0.25mg~20mg、0.25~15mg、0.25~12mg、0.25~10mg、0.25mg~7.5mg、0.25mg~5mg、0.25mg~2.5mg、0.5mg~20mg、0.5~15mg、0.5~12mg、0.5~10mg、0.5mg~7.5mg、0.5mg~5mg、0.5mg~2.5mg、1mg~20mg、1mg~15mg、1mg~12mg、1mg~10mg、1mg~7.5mg、1mg~5mg、または1mg~2.5mgである。
【0397】
用量を適切なスケジュールに従って、例えば、毎週1回、2回、3回、または4回投与することができる。当業者には明らかになるように、一部の場合では、本明細書に開示される範囲外の投与量の抗体を使用することが必要になり得る。さらに、臨床医または処置に当たる医師には対象の応答に連動していつどのように治療を中断するか、調整するか、または終結させるかが分かることに留意する。
【0398】
当業者であれば容易に分かる通り、異なる疾患および状態に対しては異なる治療有効量が適用可能であり得る。同様に、そのような障害を防止する、管理する、処置するまたは好転させるには十分であるが、本明細書に提示される抗体に関連する有害効果を引き起こすには不十分であるまたは有害効果を軽減するのに十分である量も、本明細書に記載されている投与量および投薬頻度スケジュールに包含される。さらに、対象に本明細書に提示される組成物を多数の投与量で投与する場合、投与量の全てが同じである必要はない。例えば、対象に投与される投与量を、組成物の予防効果または治療効果を改善するために増加させることもでき、特定の対象が経験する1つまたは複数の副作用を軽減するために減少させることもできる。
【0399】
ある特定の実施形態では、処置または防止を1つまたは複数のローディング用量の本明細書に提示される抗体または組成物で開始し、その後に1つまたは複数の維持用量を続けることができる。
【0400】
ある特定の実施形態では、本明細書に提示される抗体または組成物の用量を、対象の血液または血清中の抗体の定常状態の濃度が実現されるように投与することができる。定常状態の濃度は、当業者が利用可能な技法に従った測定によって決定することもでき、身長、体重および年齢などの対象の身体的特性に基づくこともできる。
【0401】
ある特定の実施形態では、同じ組成物の投与を繰り返すことができ、投与は、少なくとも1日、2日、3日、5日、10日、15日、30日、45日、2カ月、75日、3カ月、または6カ月隔てることができる。他の実施形態では、同じ予防剤または治療剤の投与を繰り返すことができ、投与は、少なくとも1日、2日、3日、5日、10日、15日、30日、45日、2カ月、75日、3カ月、または6カ月隔てることができる。
12.治療への適用
【0402】
治療への適用のために、本発明の抗体を哺乳動物、一般にヒトに、当技術分野で公知のものおよび上記のものなどの薬学的に許容される剤形で投与する。例えば、本発明の抗体は、ヒト静脈内にボーラスとして、またはある期間にわたる継続的注入によって、筋肉内経路、腹腔内経路、脳脊髄内経路、皮下経路、関節内経路、滑液包内経路、髄腔内経路、または腫瘍内経路により投与することができる。抗体はまた、局所的かつ全身性の治療効果を発揮させるために、腫瘍周囲経路、病巣内経路、または病変周囲経路によって適切に投与することもできる。例えば卵巣腫瘍の処置では腹腔内経路が特に有用であり得る。
【0403】
本明細書に提示される抗体は、がん、自己免疫疾患、および感染などの、HLA-Gが関与する任意の疾患または状態の処置に有用であり得る。
【0404】
任意の適切ながんを、本明細書に提示される抗体を用いて処置することができる。例示的な適切ながんとしては、例えば、急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、副腎皮質癌、肛門がん、虫垂がん、星状細胞腫、基底細胞癌、脳腫瘍、胆管がん、膀胱がん、骨がん、乳がん、気管支腫瘍、バーキットリンパ腫、原発不明癌、心臓腫瘍、子宮頸がん、脊索腫、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄増殖性新生物、結腸がん、結腸直腸がん、頭蓋咽頭腫、皮膚T細胞リンパ腫、腺管癌、胚芽腫、子宮体がん、上衣腫、食道がん、鼻腔神経芽細胞腫、線維性組織球腫、ユーイング肉腫、眼がん、胚細胞性腫瘍、胆嚢がん、胃がん(gastric cancer)、消化管カルチノイド腫瘍、消化管間質腫瘍、妊娠性絨毛疾患、神経膠腫、頭頸部がん、ヘアリー細胞白血病、肝細胞がん、組織球増殖症、ホジキンリンパ腫、下咽頭がん、眼内黒色腫、膵島細胞腫瘍、カポジ肉腫、腎がん、ランゲルハンス細胞組織球増殖症、喉頭がん、白血病、口唇・口腔がん、肝がん、非浸潤性小葉癌、肺がん、リンパ腫、マクログロブリン血症、悪性線維性組織球腫、黒色腫、メルケル細胞癌、中皮腫、原発不明転移性扁平上皮性頸部がん、NUT遺伝子が関与する正中線上の癌、口腔がん、多発性内分泌腫瘍症候群、多発性骨髄腫、菌状息肉腫、骨髄異形成症候群、骨髄異形成/骨髄増殖性新生物、鼻腔および副鼻腔がん、鼻咽頭がん、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、非小細胞肺がん、中咽頭がん、骨肉腫、卵巣がん、膵がん、乳頭腫症、傍神経節腫、副甲状腺がん、陰茎がん、咽頭がん、褐色細胞腫、下垂体腫瘍、胸膜肺芽腫、原発性中枢神経系リンパ腫、前立腺がん、直腸がん、腎細胞がん、腎盤および尿管がん、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫様腫瘍、唾液腺がん、セザリー症候群、皮膚がん、小細胞肺がん、小腸がん、軟部肉腫、脊髄腫瘍、胃がん(stomach cancer)、T細胞リンパ腫、奇形腫様の腫瘍、精巣がん、咽頭がん、胸腺腫および胸腺癌、甲状腺がん、尿道がん、子宮がん、膣がん、外陰がん、およびウィルムス腫瘍が挙げられる。一部の実施形態では、がんは、乳、肺、CRC、胃、食道、神経芽細胞腫、子宮頸部および血液がんから選択される。
【0405】
任意の適切な自己免疫疾患を本明細書に提示される抗体を用いて処置することができる。例示的な適切な自己免疫疾患、または自己免疫成分を伴う疾患としては、例えば、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、急性壊死性出血性白質脳炎、アジソン病、無ガンマグロブリン血症、円形脱毛症、アミロイドーシス、強直性脊椎炎、抗GBM/抗TBM腎炎、抗リン脂質症候群(APS)、自己免疫性血管性浮腫、自己免疫性再生不良性貧血、自己免疫性自律神経障害、自己免疫性肝炎、自己免疫性高脂血症、自己免疫性免疫不全、自己免疫性内耳疾患(AIED)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性卵巣炎、自己免疫性膵炎、自己免疫性網膜症、自己免疫性血小板減少性紫斑病(ATP)、自己免疫性甲状腺疾患、自己免疫性蕁麻疹、軸索&ニューロン神経障害、バロー病、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、キャッスルマン病、小児脂肪便症、シャガス病、慢性疲労症候群、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)、慢性再発性多発性骨髄炎(CRMO)、チャーグ・ストラウス症候群、瘢痕性類天疱瘡/良性粘膜類天疱瘡、クローン病、コーガン症候群、寒冷凝集素症、大腸炎、先天性心ブロック、コクサッキー心筋炎、CREST病、本態性混合性クリオグロブリン血症、脱髄性ニューロパチー、疱疹状皮膚炎、皮膚筋炎、デビック病(視神経脊髄炎)、円板状ループス、ドレスラー症候群、子宮内膜症、好酸球性食道炎、好酸球性筋膜炎、結節性紅斑、実験的アレルギー性脳脊髄炎、エバンス症候群、線維筋痛症、線維性肺胞炎、巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)、巨細胞心筋炎、糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、多発血管炎性肉芽腫症(GPA)(以前はヴェグナー肉芽腫症と呼ばれた)、グレーブス病、ギラン・バレー症候群、橋本脳炎、橋本甲状腺炎、溶血性貧血、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、妊娠性疱疹、低ガンマグロブリン血症、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、IgA腎症、IgG4関連硬化性疾患、免疫調節性リポタンパク質、封入体筋炎、炎症性腸疾患、間質性膀胱炎、若年性関節炎、若年性糖尿病(1型糖尿病)、若年性筋炎、川崎病、ランバート・イートン症候群、白血球破壊性血管炎、扁平苔癬、硬化性苔癬、木質性結膜炎、線状IgA病(LAD)、ループス(SLE)、ライム病(慢性の)、メニエール病、顕微鏡的多発血管炎、混合性結合組織病(MCTD)、モーレン潰瘍、ムッハ・ハーベルマン病、多発性硬化症、重症筋無力症、筋炎、ナルコレプシー、視神経脊髄炎(デビック)、好中球減少、眼部瘢痕性類天疱瘡、視神経炎、回帰性リウマチ、PANDAS(小児自己免疫性溶連菌関連性精神神経障害)、傍腫瘍性小脳変性症、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、パリー・ロンベルク症候群、パーソネージ・ターナー症候群、毛様体扁平部炎(周辺部ぶどう膜炎)、天疱瘡、末梢性ニューロパチー、静脈周囲性脳脊髄炎、悪性貧血、POEMS症候群、結節性多発性動脈炎、I型、II型、およびIII型自己免疫性多染性症候群、リウマチ性多発筋痛、多発性筋炎、心筋梗塞後症候群、心膜切開後症候群、プロゲステロン皮膚炎、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、乾癬、乾癬性関節炎、特発性肺線維症、壊疽性膿皮症、赤芽球ろう、レイノー現象、反応性関節炎、反射交感神経系のジストロフィー、ライター症候群、再発性多発性軟骨炎、レストレスレッグス症候群、後腹膜線維症、リウマチ熱、関節リウマチ、サルコイドーシス、シュミット症候群、強膜炎、強皮症、シェーグレン症候群、精子精巣自己免疫、全身硬直症候群、亜急性細菌性心内膜炎(SBE)、スザック症候群、交感性眼炎、高安動脈炎、側頭動脈炎/巨細胞性動脈炎、血栓性疾患、血小板減少性紫斑病(TTP)、トロサ・ハント症候群、横断性脊髄炎、1型糖尿病、潰瘍性大腸炎、未分化結合組織病(UCTD)、ぶどう膜炎、血管炎、小水疱性皮膚炎、白斑、およびヴェグナー肉芽腫症(現在は多発血管炎性肉芽腫症(GPA)と称される)が挙げられる。
【0406】
任意の適切な感染を本明細書に提示される抗体を用いて処置することができる。例示的な適切な感染としては、例えば、A型肝炎ウイルス感染、B型肝炎ウイルス感染、C型肝炎ウイルス(HCV)感染、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染、および他のウイルス感染が挙げられる。
【0407】
一部の実施形態は、がん、慢性感染症または炎症性疾患に罹患した対象の処置であって、有効量の本明細書に示す抗体のいずれかを含む医薬組成物を対象に投与するステップを含む処置を提供する。一部の実施形態は、がん、慢性感染症または炎症性疾患に罹患した対象の処置であって、有効量の本明細書に示す別の抗体と組み合わせて有効量の本明細書に示す抗体のいずれかを含む医薬組成物を対象に投与するステップを含む処置を提供する。一部の実施形態では、がんは、血液がんである。
【0408】
一部の実施形態は、それを必要とする対象において免疫系機能をモジュレートするための方法であって、対象の免疫細胞集団を、免疫系がモジュレートされるような条件下で、有効量の本明細書に示す抗体を含む医薬組成物と接触させるステップを含む方法を提供する。一部の実施形態は、それを必要とする対象において免疫系機能をモジュレートするための方法であって、対象の免疫細胞集団を、有効量の本明細書に示す別の抗体と組み合わせた有効量の本明細書に示す抗体のいずれかと接触させるステップを含む方法を提供する。一部の実施形態では、抗体は、二重特異性抗体または複合体形成性抗体を含む。
【0409】
一部の実施形態では、二重特異性抗体または複合体形成性抗体は、対象において以下のもののうちの1、2、3、4、5、6、7、または8個を達成するのに十分な量で投与される:
a)免疫抑制を阻害すること;
b)制御性T細胞のレベルを低下させること;
c)骨髄性細胞の活性を増加させること;
d)細胞傷害性Tリンパ球、NK細胞、B細胞、好中球、単球、マクロファージおよび/もしくは樹状細胞の活性を増加させること;
e)食作用活性を増加させること;
f)転移を阻害すること;
g)腫瘍成長を阻害すること;ならびに/または
h)腫瘍退行を誘発すること。
一部の実施形態では、二重特異性抗体は、HLA-GおよびHLA-Eに結合する。
【0410】
一部の実施形態では、それを必要とする対象において免疫系機能をモジュレートするための方法は、化学療法を施行すること、放射線療法を施行すること、および/または1つもしくは複数の追加の治療剤を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、1つまたは複数の追加の治療剤は、1つまたは複数の免疫刺激剤を含む。一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、免疫細胞の阻害性受容体に対するアンタゴニストを含む。一部の実施形態では、阻害性受容体は、ILT2、ILT3、ILT4、KIR2DL4、CTLA-4、PD-1、CD39、CD73、PD-L1、PD-L2、LAG-3、TIGIT、B7-H3、B7-H4、Tim3、ニューリチン、BTLA、CECAM-1、CECAM-5、VISTA、LAIR1、CD160、2B4、TGF-B、NKG2Aおよび/またはキラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)のうちの少なくとも1つである。
【0411】
一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、免疫細胞の共刺激性受容体のアゴニストを含む。一部の実施形態では、共刺激性受容体は、OX40、CD2、CD27、ICAM-1、LFA-1、ICOS(CD278)、4-1BB(CD137)、GITR、CD28、CD30、CD40、BAFFR、HVEM、CD7、LIGHT、NKG2C、SLAMF7、NKp30、NKp46、NKp80、CD160および/またはCD83リガンドのうちの1つまたは複数を含む。
【0412】
一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、サイトカインを含む。一部の実施形態では、サイトカインは、IL-1、IL-2、IL-5、IL-7、IL-10、IL-12、IL-15、IL-21および/またはIL-27のうちの少なくとも1つである。一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、腫瘍融解ウイルスを含む。一部の実施形態では、腫瘍融解ウイルスは、単純ヘルペスウイルス、水疱性口内炎ウイルス、アデノウイルス、ニューカッスル疾患ウイルス、ワクシニアウイルスまたはマラバ(maraba)ウイルスである腫瘍融解ウイルスのうちの1つまたは複数を含む。一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、キメラ抗原操作T細胞を含む。一部の実施形態では、免疫刺激剤は、二重特異性または多重特異性T細胞指向性抗体を含む。一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、CD19、CD20、EGFR、Her2、SLAMF7、CD52、BCMA、GD2、CD38またはCCR4を標的とすることができるADCC能力がある抗体を含むか、またはそれからなる。一部の実施形態では、ADCC能力がある抗体は、アフコシル化、点突然変異またはその他の仕方により強化されるエフェクターである。
【0413】
一部の実施形態では、1つまたは複数の免疫刺激剤は、二重特異性T細胞誘導因子および/またはCAR-T療法、CAR-NK療法、CAR-マクロファージ療法、養子T細胞療法を含む。
13.診断適用および診断方法
【0414】
一部の実施形態では、本明細書において提供する抗体は、診断適用および/または診断方法において使用される。例えば、抗HLA-G抗体は、HLA-Gタンパク質のアッセイにおいて有用となることができる。一部の態様では、抗体を使用して、様々な細胞および組織におけるHLA-Gの発現を検出することができる。一部の実施形態では、抗体を使用して、体液における可溶性HLA-Gを検出することができる。一部の実施形態では、体液は、血液、血清、腹水および/または他の体液を含むか、またはそれからなる。アッセイは、例えば、がんおよび自己免疫性疾患の評価において有用となることができる。
【0415】
一部の実施形態では、診断方法は、腫瘍に発現されたHLA-Gを検出するステップを含むか、またはそれからなる。一部の実施形態では、診断方法は、可溶性HLA-Gを検出するステップを含むか、またはそれからなる。一部の実施形態では、検出方法は、免疫細胞表面のHLA-G発現を検出するステップを含むか、またはそれからなる。
【0416】
一部の診断への適用では、抗体を検出可能部分で標識することができる。適切な検出可能部分としては、これだけに限定されないが、放射性同位元素、蛍光標識、および酵素-基質標識が挙げられる。本発明の別の実施形態では、抗HLA-G抗体は標識されている必要はなく、抗HLA-G抗体に特異的に結合する標識された抗体を使用してその存在を検出することができる。
14.アフィニティー精製試薬
【0417】
本発明の抗体をアフィニティー精製剤として使用することができる。このプロセスでは、抗体を樹脂または濾紙のような固相に当技術分野で周知の方法を使用して固定化することができる。固定化された抗体を、精製されるHLA-Gタンパク質(またはその断片)を含有する試料と接触し、その後、支持体を、固定化された抗体に結合するHLA-Gタンパク質以外の試料中の材料の実質的に全てを除去する適切な溶媒で洗浄する。最後に、支持体を、HLA-Gタンパク質を抗体から放出させるグリシン緩衝剤、pH5.0などの別の適切な溶媒で洗浄する。
15.キット
【0418】
一部の実施形態では、本明細書に提示される抗HLA-G抗体は、キット、すなわち、所定量の試薬が手順の実施に関する使用説明書と共にパッケージングされた組合せの形態で提示される。一部の実施形態では、手順は診断アッセイである。他の実施形態では、手順は治療手順である。
【0419】
一部の実施形態では、キットは、抗HLA-G抗体を復元するための溶媒をさらに含む。一部の実施形態では、抗HLA-G抗体は医薬組成物の形態で提供される。
【実施例】
【0420】
(実施例1)
HLA-G抗体の選択
例えばWO2009036379;WO2010105256;WO2012009568;およびXu et al., Protein Eng. Des. Sel., 2013, 26: 663-670(それぞれの全体が参照により組み込まれる)に一般に記載されている通り、より詳細には以下に提示されている通り、HLA-G抗体を酵母細胞の表面にIgG形式で存在するヒト抗体の合成ライブラリーから選択した。組換えライブラリーから単離された抗体の配列および特性を表Sに提示する。
【0421】
それぞれ多様性が約10E+09の8つのナイーブなヒト合成酵母ライブラリーを、それぞれの全体が参照により組み込まれるWO2009036379;WO2010105256;WO2012009568;およびXu et al., Protein Eng. Des. Sel., 2013, 26: 663-670に記載されている通り増殖させた。選択の最初の2ラウンドに関しては、Miltenyi MACS(登録商標)systemを利用する磁気ビーズ選別技法をSiegel et al., J. Immunol. Meth., 2004, 286: 141-153に記載されている通り実施した。次のラウンドの選択は、フローサイトメトリーに基づく選別を使用して実施した。全ラウンドの選択について、抗原はビオチン化ヒトHLA-Gであり、後続ラウンドの選択のそれぞれにおいて漸減濃度の抗原を使用した。抗原における選択に加えて、いくつかのラウンドの選択を用いて、CHO細胞由来の可溶性膜タンパク質を利用して非特異的結合剤の数を低下させた(それぞれの全体を参照により本明細書に組み込む、WO2014179363およびXu et al., Protein Eng. Des. Sel., 2013, 26:663-670を参照されたい)。CHO細胞タンパク質に加えて、組換えHLA-A/B/Cタンパク質に対する選択除外を実施して、HLA-Gへの特異的結合を維持した。選別の最終的なラウンドの後、酵母をプレーティングし、特徴付けおよび親和性成熟のためのクローンの指名のために個々のコロニーを採集した。
【0422】
宿主細胞における一過性発現を最大にするために、目的の抗体可変ドメインをコドン最適化を用いて合成した。可変領域を、ヒト免疫グロブリン定常ドメインを含有する発現ベクターにクローニングし、それらの配列を確認した。抗体重鎖および軽鎖ベクター対を、Expifectamine system(Invitrogen)を使用してExpi293細胞にトランスフェクトした。一過性培養物を4日目に回収し、清澄化した細胞培養上清IgG力価を、Octet(ForteBio)並行標準物質を使用したバイオレイヤー干渉法(BLI)を使用して推定した。その後、抗体をプロテインAカラムで精製し、低pHグリシンを使用して溶出した。次いで、精製された抗体試料について、緩衝剤を交換したまたは下流のアッセイに適合する緩衝剤に透析した。
【0423】
試料をSDS-PAGEおよび分析的分子ふるいクロマトグラフィーカラムに流すことによって抗体純度を評価した。
【0424】
軽鎖シャッフリング:重鎖プラスミドをナイーブな出力(本明細書に記載の)から抽出し、予め作製したナイーブな軽鎖ライブラリーに多様性10E+06で形質転換した。選択を上記の通り1ラウンドのMACS選別および3ラウンドのFACS選別を用い、それぞれのラウンドに漸減量のビオチン化HLA-G抗原を使用して実施した。
(実施例2)
親和性成熟
【0425】
ナイーブなクローンの最適化を4つの成熟化戦略;CDR-H1およびCDR-H2の多様化;CDR-H3の多様化;CDR-L1、L2およびL3の多様化;多様化された重鎖および軽鎖のシャッフリングを利用して行った。
【0426】
CDR-H1およびCDR-H2の選択:軽鎖バッチ多様化、軽鎖多様化、およびナイーブな発見試みから選択されたCDR-H3クローンを、独立に、多様性>10E+8のCDR-H1およびCDR-H2バリアントを伴う予め作製したライブラリー内に組み換えた。HLA-G抗原を使用して選択を実施した。漸減濃度の抗原を使用することによって親和性圧力を適用し、HLA-A/B/C抗原に対する選択除外によりHLA-G特異性を維持した。
【0427】
CDR-H3選択:CDR-H1およびCDR-H2バリアントの特徴付けの後に、HLA-G外のHLA抗原への結合を有するクローンを除去した。適用できる場合、可変領域からの化学的不安定性も除去した。CDR-H1およびCDR-H2選択手順から得た残っているクローンを、CDR-H3のウォーキング(walking)二量体突然変異誘発による追加的なラウンドの親和性成熟に供した。全選択ラウンドにFACS選別を用いることを除いて全般的に上記の通り、抗原としてHLA-Gを使用して選択を実施した。
【0428】
CDR-L1、L2、L3選択:CDR-H1およびCDR-H2選択手順から得たクローンを、軽鎖の突然変異誘発による追加的なラウンドの親和性成熟に供した。CDR-L1およびCDR-L2多様性は、予め作製された(pre-made)ライブラリーに由来した一方、CDR-L3多様性は、ウォーキング単量体突然変異誘発に由来した。本明細書に記載されているCDR-L1、L2、L3プロセスにおいて、1ラウンドのMACSから始め、続いて3ラウンドのFACSを行って、抗原としてHLA-Gを使用して選択を実施した。
【0429】
多様化重鎖および軽鎖シャッフリング:上記のCDR-H3多様化およびCDR-L1、L2、L3多様化からの出力を組み換え、全選択ラウンドにFACS選別を用いることを除いて全般的に上記の通り、抗原としてHLA-Gを使用して選択を実施した。
(実施例3)
組換えHLA-Gに対する抗HLA-G抗体の結合親和性
【0430】
結合カイネティクスを、30℃においてランニング緩衝剤(1×PBS pH7.4中に希釈した1×Pall ForteBio Kinetics Buffer)中でOctet Red96システム(Pall ForteBio)を使用して測定した。簡潔に述べると、0.16μg/mlのビオチン化組換えHLA-G/β2m/ペプチドヘテロ三量体を、およそ0.25nmの結合応答に対し、ストレプトアビジン(SA)バイオセンサー上にロードした。ランニング緩衝剤中での短いベースラインステップの後に、バイオセンサーを、会合ステップのために変動濃度(1.5、3.0または30nM)の全長抗HLA-G mAbに曝露させた。センサーをランニング緩衝剤にもう一度最大30分間浸漬することにより、複合体の解離をモニタリングした。HLA-Gなしのバイオセンサーのバックグラウンド減算により、ForteBio Octet DataAnalysisソフトウェア(バージョン10)を使用してデータを処理した。1:1ラングミュア結合モデルを、各センサーグラムに適合させて、局所的・完全または局所的・部分的適合により会合および解離速度を得た。kdのkaに対する比からKDを計算した。一価親和性は、IgGの代わりにFabが使用された以外は同一の方法を使用して得た。
【0431】
図1は、組換えHLA-Gタンパク質に対する抗HLA-G抗体のavidおよび一価親和性を示す表を提示する。
図1に示すデータは、R
2>0.98を有した。ND=未決定、Fabを使用。avid K
D値は、11.7ナノモル濃度からピコモル濃度未満(sub picomolar)に及び、解離速度(off-rate)(k
off)は、0.007秒
-1からOctet解離速度(off-rate)限界(1.0×10-7秒
-1)に及んだ。一価K
D値は、0.187nMから208nMに及んだが、より弱いavid親和性を有したクローンに対する一価親和性は未決定であった。
(実施例4)
HLA-Gに結合し、他の抗体とは別々のビンに入れられる抗体
【0432】
組換えHLA-Gヘテロ三量体に対するエピトープビニングアッセイは、30℃においてランニング緩衝剤(1×PBS pH7.4中に希釈した1×Pall ForteBio Kinetics Buffer)中でOctet Red96システム(Pall ForteBio)を使用して決定した。簡潔に説明すると、0.16μg/mlのビオチン化組換えHLA-G/β2m/ペプチドヘテロ三量体を、およそ0.25nmの結合応答に対し、ストレプトアビジン(SA)バイオセンサー上にロードした。ランニング緩衝剤中での短いベースラインステップの後に、バイオセンサーを20μg/mlの各mAbに浸漬し、HLA-Gに対する結合応答が飽和に達するまで継続した。競合会合ステップのため、飽和mAbと等モル濃度の各mAbを使用した。
【0433】
各方向においてエピトープビニングを実施した(飽和mAb(会合ステップ1)と共に競合mAb(会合ステップ2)の両方として全mAbを使用した)。自己遮断センサーグラムを灰色で示す。非自己センサーグラム(sensogram)を黒色で示す;黒色センサーグラムは、ペアワイズビニングmAbを表す。第2の会合ステップのみに由来するセンサーグラムを
図2に示した。
【0434】
図2Aは、HLA-Gに結合する被験抗体を3つの別個の化学的ビンに分けることができ、1つの化学的ビンがさらに分けられることを示すバイオレイヤー干渉法センサーグラムを提示する。灰色センサーグラムは、自己遮断を示す;黒色センサーグラムは、ペアワイズビニングを示す。y軸は、飽和抗体を示す;x軸は、競合抗体を示す。
【0435】
図2Bは、HLA-Gに結合し、より広範なビン1から2つのサブビン(sub-bin)に分離することができる抗体(Fab)を示すバイオレイヤーセンサーグラムを提示する。ビン1a Fabは、競合ビン1b Fabを遮断しない。しかし、ビンlb Fabは、ビン1a Fabを遮断する。上記の通り、灰色センサーグラムは、自己遮断を示し、黒色センサーグラムは、ペアワイズビニングを表す。y軸は、飽和Fabを表し、x軸は、競合Fabを表す。
(実施例5)
組換えILT2およびILT4に対するHLA-G相互作用/結合を遮断する抗HLA-G抗体
【0436】
組換えHLA-Gヘテロ三量体と、ILT2またはILT4タンパク質の組換え細胞外ドメインとの間の遮断アッセイは、30℃においてランニング緩衝剤(1×PBS pH7.4中に希釈した1×Pall ForteBio Kinetics Buffer)中でOctet Red96システム(Pall ForteBio)を使用して決定した。簡潔に説明すると、0.16μg/mlのビオチン化組換えHLA-G/β2m/ペプチドヘテロ三量体を、およそ0.25nmの結合応答に対し、ストレプトアビジン(SA)バイオセンサー上にロードした。ランニング緩衝剤中での短いベースラインステップの後に、バイオセンサーを少なくとも200nMの各mAb(弱く結合するmAbについては最大0.5μM)に浸漬し、HLA-Gに対する結合応答が飽和に達するまで継続した。第2の会合ステップに続いて直ちに、二量体化されたILT2またはILT4を含有するウェルへの浸漬を行った。抗His mAb(MAB050、R&D Systems)とHisタグ付けされたILT2またはILT4とのプレインキュベーションにより、二量体を得た。mAb飽和HLA-Gに対するILT2/ILT4結合応答(黒色センサーグラム)は、抗HLA-G mAbの非存在下でのHLA-G(灰色センサーグラム)と比較した。
【0437】
第2の会合ステップ由来のセンサーグラムを
図3に示す。提示されているセンサーグラムは、HLA-Gに結合し、ILT2およびILT4とのHLA-G相互作用を完全に遮断する抗体、例えば、それぞれビンlaおよびビン1b抗体、38381および38358を示す。示されている通り、灰色センサーグラムは、抗体の非存在下でのILT2またはILT4結合を示す;黒色センサーグラムは、抗体の存在下でのILT2またはILT4結合を表す。
【0438】
図3は、HLA-Gに結合するが、ILT2またはILT4とのHLA-G相互作用を遮断しない抗体、例えば、33357などのビン3抗体を示すバイオレイヤー干渉法センサーグラムも提示する。灰色センサーグラムは、抗体の非存在下でのILT2またはILT4結合応答を示す;黒色センサーグラムは、抗体の存在下でのILT2またはILT4結合を示す。
【0439】
提示されているセンサーグラムは、ビン2抗体38389など、中間効果までHLA-Gに結合し、ILT2またはILT4とのHLA-G相互作用を遮断する抗体も示す。
(実施例6)
抗HLA-G抗体は、JEG-3細胞表面に天然に発現されたHLA-Gに結合する
【0440】
JEG-3親またはHLA-G-ノックアウト(JEG-3 KO)細胞は、100nMの抗HLA-G抗体と一緒に2時間4℃で、洗浄緩衝剤(リン酸緩衝食塩水(PBS)、2%ウシ胎仔血清(FBS)および2mMのEDTA)中でインキュベートした。次に、細胞を洗浄緩衝剤中で洗浄し、洗浄緩衝剤中1:500希釈のAPCコンジュゲート二次抗体(ヤギ抗ヒトIgGカッパ)と一緒に30分間4℃でインキュベートした。細胞をその後洗浄し、1%パラホルムアルデヒド/洗浄緩衝剤に再懸濁し、続いて、BD Fortessa X-20フローサイトメーター(Becton Dickinson)を使用して試料取得を行った。試料データをFCSファイルとしてエクスポートし、FlowJoソフトウェアv10(Tree Star,Inc.)を使用して解析した。
【0441】
結果を
図4に示す。影付きのヒストグラムは、同じ濃度でのJEG-3細胞へのアイソタイプ対照の結合を表す。
(実施例7)
抗HLA-G抗体は、NKL死滅アッセイにおいてHLA-G-ILT2またはILT4相互作用により媒介された抑制を抑止する
【0442】
ILT2-HLA-G相互作用またはILT4-HLA-G相互作用を介したNKL細胞傷害性の阻害は、抗HLA-G抗体によって抑止される。NKL(エフェクター)細胞は、721.221(標的)細胞+/-HLA-G発現と一緒に、4:1のE:T比で一晩37℃にてコインキュベートした。721.221は、200ナノモル濃度(nM)のFab断片または全長無傷抗HLA-G抗体と一緒に60分間37℃でプレインキュベートした。抗体前処置に先立ち、721.221細胞は、37℃のPBS中、1:1000 CellTrace Violet(CTV)(Invitrogen)で標識した。
【0443】
一晩コインキュベーションの後に、細胞を4℃の洗浄緩衝剤(リン酸緩衝食塩水、2%FBS、2mMのEDTA)中で1回洗浄し、次いで、1:2000 Fixable Viability Dye eFluor(商標)780(Invitrogen)で30分間4℃において染色した。細胞を4℃の洗浄緩衝剤中で再び洗浄し、洗浄緩衝剤に再懸濁し、BD Celestaフローサイトメーターにおけるフローサイトメトリー解析によって死んだ721.221細胞パーセントに関して解析した。死んだ721.221細胞のパーセントは、CTV陽性細胞でゲーティングし、次いでこれらの細胞のFixable Viability Dye陽性部分を総CTV計数で割ることにより決定した。
【0444】
抗体MEM-G/9は、市販の抗体である(全ての図面を含むその全体を参照により本明細書に組み込む、Fournel et al., Tissue Antigens 200: 55: 510-518 (1999)を参照されたい)。
【0445】
図5A(Fab断片)および
図5B(無傷IgG)は、ILT2を内因性に発現するNKL細胞における効果を示す。それぞれHLA-Gの存在および非存在下での最小および最大死滅を表す対照値に加えて、死んだ標的細胞のパーセントが、抗体(図中に特有のクローン番号として示す)毎に示されている。
図5から分かる通り、ビン1抗体は、試験した全抗体の中で最良の遮断を示す。
【0446】
図5Cは、内因性に発現されたILT2によるNKL死滅のHLA-G媒介性抑制の遮断に関する特異的ビン1抗HLA-G Fab断片の用量応答を実証する。
【0447】
図5Dは、ILT4の操作された発現(ILT2をノックダウンすることによって改変され、ILT4を発現するようにレトロウイルスにより形質導入された、操作された細胞株)によるNKL死滅のHLA-G媒介性抑制の遮断に関する特異的ビン1抗HLA-G Fab断片の用量応答を実証する。
(実施例8)
抗HLA-G抗体のFab断片は、マクロファージファゴサイトーシス、NK細胞の細胞傷害性およびCD8
+T細胞活性のHLA-G媒介性抑制を反転する
【0448】
組換えヒトM-CSFと一緒に完全RPMI(cRPMI)において37℃、5%CO2で7日間インキュベートすることにより、CD14+濃縮細胞を接着性マクロファージへと分化させた。7日後に細胞を収集し、洗浄し、cRPMIに再懸濁した。50μlのcRPMIにおいて50,000個の細胞/ウェルで96ウェル丸底プレートに細胞を蒔き、37℃、5%CO2でインキュベートし、その後、標的細胞と組み合わせた。
【0449】
721.221親細胞または721.221-HLA-Gのいずれかからなる標的細胞をCTV(1:1000)で37℃においてPBS中で染色し、洗浄し、ウェル当たり25,000個の細胞でcRPMIに蒔いた。細胞をその後、抗HLA-G Fabありまたはなしで抗CD47抗体と一緒に1時間、37℃、5%CO2でインキュベートした。次に、721.221および抗体の混合物をマクロファージと組み合わせ、2時間または一晩のいずれかで37℃、5%CO2でインキュベートした。マクロファージの721.221標的細胞に対する最終比は、2:1であった。2時間または一晩のいずれかのインキュベーション後に、細胞を洗浄緩衝剤/BD Fc Block(商標)/2%マウス血清で20分間ブロッキングし、次いで抗CD11 bおよび生/死判別色素で20分間染色した。次に、細胞を洗浄し、洗浄緩衝剤に再懸濁し、BD Fortessaフローサイトメーターにおいて解析した。試料データをFCSファイルとしてエクスポートし、FlowJoソフトウェアv10を使用して解析した。
【0450】
2時間形式アッセイにおいて、CTV+標的細胞の食作用による取り込みの読み出し情報として、CTVの存在に関してマクロファージをアッセイした。CD11b+/CTV+において生細胞をゲーティングし、生きている総マクロファージのパーセントとして報告した。一晩アッセイについて、ウェル当たりの残っている生きているCTV+細胞の絶対計数を測定することにより、マクロファージ死滅活性を査定した。
【0451】
図6Aは、抗HLA-G抗体(Fab断片)を使用して、2時間および一晩アッセイ形式の間の結果を比較する。一晩アッセイは、標的細胞のファゴサイトーシスを直接的に測定する2時間アッセイと同様の結果を達成する。
図6Bは、回復された食作用活性のレベルを決定するための、一晩アッセイにおいて試験した各抗HLA-G抗体のFab断片の結果を示す。
【0452】
初代ヒトNK細胞の細胞傷害性の阻害が、抗HLA-G抗体によって抑止されることを実証するために、HLA-G発現標的細胞(721.221-HLA-G)を、代表的ビン1抗体(Fab断片)と一緒にプレインキュベートし、次いで、3名の別々のドナー由来のヒト初代NK(エフェクター)細胞と4:1のE:T比で一晩37℃において共培養した。抗体前処置に先立ち、721.221細胞は、37℃のPBS中、1:1000 CellTrace Violet(CTV)(Invitrogen)で標識した。
【0453】
一晩コインキュベーションの後に、細胞を4℃の洗浄緩衝剤(リン酸緩衝食塩水、2%FBS、2mMのEDTA)中で1回洗浄し、次いで、1:2000 Fixable Viability Dye eFluor 780(Invitrogen)で30分間4℃において染色した。細胞を洗浄し、洗浄緩衝剤に再懸濁し、BD Celestaフローサイトメーターにおけるフローサイトメトリー解析によって死んだ721.221細胞パーセントに関して解析した。死んだ721.221細胞のパーセントは、CTV陽性細胞においてゲーティングし、次いでこれらの細胞のFixable Viability Dye陽性部分を総CTV計数で割ることにより決定した。
【0454】
結果を
図6Cに示す。HLA-G発現ありおよびなしの721.221標的細胞(それぞれ図中にHLA-GおよびHLA-Gなしとして記す)との共培養を表す対照値に加えて、ビン1抗体(Fab)に関する死んだ標的細胞のパーセントを示す。アイソタイプ対照Fab(Ctrl Fab)は、陰性対照として使用した。
【0455】
抗HLA-G抗体が、細胞傷害性初代CD8+T細胞機能のHLA-G媒介性抑制を反転することを実証するために、CD3/CD28活性化因子(ImmunoCult(商標)、Stem Cell Technologies)で1時間処理されたヒトCD8+T細胞を、抗体前処理された721.221細胞(HLA-Gの発現ありおよびなし)と混合し、一晩37℃で共培養した。一晩コインキュベーションの後に、モネンシン溶液(ThermoFisher)およびeFluor 450-CD107a(ThermoFisher)を添加した;各試薬の最終量は、0.5μg/mL抗体および2μMモネンシンであった。アッセイを4時間インキュベートした。
【0456】
インキュベーション後に、細胞を洗浄し、次のものを含んだ、いくつかのステップを踏んで染色した:(1)Fixable Viability Dye eFluor 780(ThermoFisher)を使用した生/死細胞染色;(2)試料1つ当たり6%正常マウス血清および5μL Human TruStain FcX(商標)を含有する染色緩衝剤(リン酸緩衝食塩水、2%FBS、2mMのEDTA)によるFcブロッキング(Biolegend)、15分間、4℃;(3)Alexa Fluor 700-CD8(Biolegend、クローンSK1)およびPE-CD85j/ILT2(Biolegend、クローンHP-F1、ThermoFisher)によるCD8およびILT2染色;固定/透過処理試薬(ThermoFisher)を使用した固定および透過処理;(5)透過処理緩衝剤(ThermoFisher)に希釈したBrilliant Violet 711-IFN-γ(Biolegend、クローン4S.B3)およびAPC-TNF-α(Biolegend、クローンMAb11)による細胞内染色、20分間、4℃。染色ステップ後に、細胞を洗浄し、遠心分離し、染色緩衝剤に再懸濁し、続いて、ハイスループットサンプラーを使用したBD Fortessa X-20フローサイトメーターにおいて試料取得を行った。
【0457】
FlowJoバージョン10解析ソフトウェア(FlowJo,LLC)を使用して、FCSデータを解析した。ゲーティングを行って、単一細胞、生細胞および目的の細胞型を選択した。CD8+T細胞集団は、CD8+ILT2+またはCD8+ILT2-に基づき定義した。CD107a、IFN-γまたはTNF-αが陽性の細胞のパーセントを決定するために、各CD8+T細胞集団においてゲーティングを行い、蛍光マイナス1細胞および無刺激細胞を使用して決定した。
【0458】
図6Dに描写される結果は、抗HLA-G抗体(代表的ビン1クローン)によるHLA-Gの遮断が、用量依存性様式でCD8
+ILT2
+T細胞におけるCD107a、IFN-γおよびTNF-α発現を回復したことを実証する。CD8
+ILT2
-細胞におけるHLA-G標的細胞発現または抗HLA-G抗体処理からの効果はなかった(データ図示せず)。
(実施例9)
HLA-Gに対する選択的結合剤であり、古典的HLAクラスI抗原に結合しない抗HLA-G抗体
【0459】
HLA抗原(HLA-A、-Bおよび-Cハプロタイプに及ぶ97種の異なる抗原)への抗体の結合は、LABScreen単一抗原クラスI - コンビ(combi)アッセイ(One Lambda)を使用して決定した。300nMを超える濃度の抗体を、結合緩衝剤(リン酸緩衝食塩水、10%FBS、2mMのEDTA)中、単一抗原LABScreenビーズと一緒に、45分間、暗所にて室温で、穏やかに振盪しつつインキュベートした。ビーズは、1500gの遠心分離および吸引による緩衝剤の除去によって、96ウェルV字底プレートにおいて200μLの1×LABScreen洗浄緩衝剤で2回洗浄した。次に、ビーズを、PEコンジュゲート二次抗体(1×洗浄緩衝剤におけるポリクローナルヤギ抗ヒトまたは抗マウス)と一緒に、30分間、室温で暗所にて、穏やかに振盪しつつインキュベートした。インキュベーション後に、ビーズを2回洗浄し、90μLの洗浄緩衝剤に再懸濁し、次いで96ウェル平底プレートに移した。Luminex 100機器において取得を実施し、CSVファイルとしてデータを出力した。蛍光強度中央値から単一HLA抗原ビーズ群毎の結果を作表した。
【0460】
抗体87Gは、市販の抗体であり、遮断抗体を表す(全ての図面を含むそれぞれの全体を参照により本明細書に組み込む、Odum et al., Eur. J. Immunol. 22: 2121-2131 (1991)およびLee et al., Immunity, 591-600 Volume 3, Issue 5 (1995)を参照されたい)。
【0461】
結果を
図7に示す。各単一HLA抗原に対する結合値(蛍光シグナル中央値)を抗HLA-G抗体毎に示す。
(実施例10)
B-LCL細胞表面に生理的レベルで発現される古典的HLAクラス抗原に結合しない抗HLA-G抗体
【0462】
生理的レベルのネイティブHLAクラスIaタンパク質への抗体の結合は、28種のB-LCL細胞株(表Xに示す)のコレクションにおけるフローサイトメトリーによって査定した。細胞は、HLA型であったB-LCL細胞株のリポジトリを保持するInternational Histocompatibility Working Group細胞株コレクションから得た。15%ウシ胎仔血清を含有する補充されたRPMI-1640培地において細胞を維持した。
【0463】
抗体結合に関しては、抗HLA抗体をまず、NHS-エステル部分を介した一級アミン標識によってDyLight 650(Thermo Fisher)にコンジュゲートした。コンジュゲートされていない色素は、色素除去樹脂を通るように抗体調製物を流すことにより除去した。コンジュゲーション効率は、抗体1モル当たり1~3モルの間のDyLight 650であった。B-LCL細胞株(ウェル当たり10,000~100,000個の細胞に及ぶ)は、10%FBSおよびヒトFcブロック(BD Biosciences)を含有する冷PBS中で300nMの標識抗体と一緒にインキュベートした。4℃で2時間後に、細胞を冷洗浄緩衝剤(リン酸緩衝食塩水、2%FBS、2mMのEDTA)中で2回洗浄し、続いてBD FACS Celesta機器において試料取得を行った。全体的なHLAクラスI発現を査定するために、FITCにコンジュゲートされた汎(pan)HLAクラスI抗体、クローンW6/32を、個々の細胞株それぞれと一緒に別々にインキュベートした。全ての細胞株が、クラスI発現に関して強く陽性であった(データ図示せず)。データをFCSファイルとしてエクスポートし、FlowJoソフトウェアv10を使用して解析した。生-死判別のためにDAPIを使用して、生きている単一細胞においてゲーティングを実施した。B-LCL細胞株毎に幾何的MFIを示す。
【表X】
【0464】
結果を
図8に示す。結合レベルは、幾何的MFIとして提示する。HLA-Gの発現ありおよびなしのクラスI陰性721.221細胞株を対照として使用した。
(実施例11)
HLA-G抗体結合に要求される重大なHLA-Gアミノ酸決定基
【0465】
HLA-Gの様々な点突然変異体を一過的に発現する721.221 LCL細胞は、Neon(登録商標)トランスフェクションシステム(ThermoFisher Scientific)を使用して確立した。細胞に、10μL反応形式で点突然変異体毎に1μgのプラスミドをトランスフェクトした。抗HLA-G抗体による染色に先立ち細胞を72時間培養した。
【0466】
721.221 LCL細胞(様々な点突然変異体またはドメインスワップ(アルファ3ドメインをコードする一次アミノ酸配列を、HLA-A
*1101由来の類似配列に置換)を発現)を、洗浄緩衝剤(リン酸緩衝食塩水、2%FBS、2mMのEDTA)中、各抗体(100nM)と一緒に60分間4℃でインキュベートした。次に、細胞を冷洗浄緩衝剤で洗浄し、蛍光標識された二次抗体と一緒に4℃で30分間インキュベートした。ナンバリングされた抗体を、1:500 R-フィコエリトリン標識されたヤギ-抗ヒトIgG(Jackson ImmunoResearch)と一緒にインキュベートした。W6/32を、1:500 Alexa Fluor 488ヤギ-抗マウスIgG(Jackson ImmunoResearch)と一緒にインキュベートした。MEMG/9(Invitrogen)は、アロフィコシアニンとプレコンジュゲートした。二次抗体とのインキュベーション後に、細胞を洗浄し、冷洗浄緩衝剤に再懸濁し、その後、BD Celesta機器においてフローサイトメトリーによる解析を行った。試料データをFCSファイルとしてエクスポートし、FlowJoソフトウェアv10を使用して解析した。
図9に示す通り、残基195、197および/または198の突然変異は、ビン1抗HLA-G抗体による結合の損失をもたらし、これらの残基が重大であることを明らかにするが、ビン1抗体結合のための唯一の決定基である可能性は低い。興味深いことに、Octetによってビン1aとして定義される生化学的ビン(
図2B)は、残基197における突然変異(例えば、38379)または残基198における突然変異(例えば、38410)に対する感受性のいずれかに基づきさらに区別することができる。
【0467】
図9Aは、部位特異的突然変異誘発後の様々な形態のHLA-Gに結合するHLA-G抗体の評価を示す。
図9Bは、3種の点突然変異体(F195S、Y197A、Y197H、E198A)のそれぞれの代表的な抗体結合ヒストグラムを提示する。
(実施例12)
HLA-Gを発現する721.221細胞を使用したマウス異種移植モデルにおけるエフェクター機能ありおよびなしの抗HLA-G抗体に関する腫瘍成長阻害
【0468】
NOD/SCIDマウスの右側腹部に、マトリゲルにおいて1000万個のHLA-G発現721.221細胞を皮下に植え込んだ。植え込み後29日目に、マウスを腫瘍体積に基づき群にランダム化し、エフェクター能力がある抗HLA-GヒトIgG1抗体(hIgG1 WT)、Fc受容体相互作用を抑止するためにFcドメインに突然変異を有する同じ抗HLA-G抗体(hIgG1_AAA)のいずれかを300μg腹腔内に投薬した、または処置せずに置いた。3日後に抗体の第2の用量を与えた。
図10に提示するデータは、初期処置の6日後の腫瘍体積のパーセント変化を表す。これらの結果は、抗HLA-G抗体が、抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)またはファゴサイトーシス(ADCP)を含み得るFc受容体依存性エフェクター機構を誘導することにより、HLA-Gを発現する腫瘍の成長を阻害することができることを実証する。
(実施例S)
配列
【0469】
表Sは、本明細書に参照される配列を提示する。
【表S-1】
【表S-2】
【表S-3】
【表S-4】
【表S-5】
【表S-6】
【表S-7】
【表S-8】
【表S-9】
【表S-10】
【表S-11】
【表S-12】
【表S-13】
【表S-14】
【表S-15】
【表S-16】
【表S-17】
【表S-18】
【表S-19】
【表S-20】
【表S-21】
【表S-22】
【表S-23】
【表S-24】
【表S-25】
【表S-26】
【表S-27】
【表S-28】
【表S-29】
【表S-30】
【表S-31】
【表S-32】
【表S-33】
【表S-34】
【表S-35】
【表S-36】
【表S-37】
【表S-38】
【表S-39】
均等物
【0470】
上記の本開示は、独立した有用性を有する多数の別個の発明を包含し得る。これらの発明はそれぞれその好ましい形態(複数可)が開示されているが、多数の変形形態が可能であるので、本明細書に開示され例示されているその特定の実施形態は限定される意味で考えられるべきではない。本発明の主題は、本明細書に開示される種々の要素、特徴、機能、および/または性質の新規かつ明白ではない組合せおよび副組合せの全てを含む。以下の特許請求の範囲に新規かつ明白ではないとみなされるある特定の組合せおよび副組合せが具体的に指し示される。特徴、機能、要素、および/または性質の他の組合せおよび副組合せで具体化される発明は、本出願において、本出願の優先権を主張する出願において、または関連出願において特許請求され得る。そのような請求項は、異なる発明を対象とするか同じ発明を対象とするかにかかわらず、また、元の請求項と比較して範囲が広いか、狭いか、等しいか、または異なるかにかかわらず、同様に本開示の発明の主題に含まれるとみなされる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に特異的に結合し、以下のもののうちの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17個が可能である抗体:
a)HLA-G免疫抑制性機能を阻害すること;
b)ILT2に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
c)ILT4に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
d)KIR2DL4に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;e)NK細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
f)細胞傷害性Tリンパ球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
g)B細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
h)好中球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
i)単球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
j)マクロファージのHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
k)樹状細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
l)NKおよび/もしくはT細胞の細胞溶解および/もしくは増殖のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
m)骨髄性細胞のHLA-G抑制を阻害すること;
n)ファゴサイトーシスのHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
o)制御性T細胞のHLA-G媒介性生成、増大もしくは機能を阻害すること;
p)転移を阻害すること;または
q)抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)もしくはファゴサイトーシス(ADCP)により腫瘍成長を阻害すること。
(項目2)
以下の特性のうちの1、2、3、4、5、6、または7個を有する、項目1に記載の抗体:
a)モノクローナル抗体であること;
b)ヒト抗体、ヒト化抗体、もしくはキメラ抗体であること;
c)二重特異性抗体、多重特異性抗体、ダイアボディ、もしくは多価抗体であること;
d)IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、もしくはIgMタイプのものであること;
e)抗原結合抗体断片であること;
f)Fab断片、Fab’断片、F(ab’)2断片、もしくはFv断片であること;および/または
g)単鎖抗体、単一ドメイン抗体、もしくはナノボディであること。
(項目3)
hHLA-Gに結合し、以下の特性のうちの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17個を有する有効量の抗体を含む医薬組成物:
a)HLA-G免疫抑制性機能を阻害すること;
b)ILT2に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
c)ILT4に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
d)KIR2DL4に対するHLA-G相互作用および/もしくは結合を遮断すること;
e)NK細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
f)細胞傷害性Tリンパ球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
g)B細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
h)好中球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
i)単球のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
j)マクロファージのHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
k)樹状細胞のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
l)NKおよび/もしくはT細胞の細胞溶解および/もしくは増殖のHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
m)骨髄性細胞のHLA-G抑制を阻害すること;
n)ファゴサイトーシスのHLA-G媒介性抑制を阻害すること;
o)制御性T細胞のHLA-G媒介性生成もしくは増大を阻害すること;
p)転移を阻害すること;または
q)抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)もしくはファゴサイトーシス(ADCP)により腫瘍成長を阻害すること。
(項目4)
項目1または項目2に記載の抗体を含む医薬組成物。
(項目5)
有効量の以下のもののうちの少なくとも1つをさらに含む、項目4に記載の医薬組成物:
a)抗ILT2抗体;
b)抗ILT3抗体;
c)抗ILT4抗体;
d)抗KIR2DL4抗体;
e)抗HLA-E抗体;
f)抗NKG2A抗体;
f)抗HLA-F抗体;
f)抗PD-L1抗体;
g)抗PD-1抗体;
h)抗CD38抗体;
i)抗CD39抗体;
j)抗CD73抗体;
k)抗A2A受容体抗体;
l)抗A2B受容体抗体;
m)抗A2A/A2B二重受容体抗体、またはこれらの組合せ;
n)抗CD47抗体;
o)小分子阻害剤;
p)二重特異性T細胞誘導因子および/またはCAR-T療法および/またはCAR-NK療法、CAR-マクロファージ療法
q)腫瘍融解ウイルス;
r)化学療法;
s)抗CD19、抗CD20、抗EGFR、抗Her2、抗SLAMF7、抗CD52、抗BCMA、抗GD2または抗CCR4などのエフェクター(強化されたまたはその他の面で)能力がある抗体を使用したADCC可能な療法。
(項目6)
a)免疫阻害性受容体もしくはリガンドに対する抗体、および/または
b)免疫刺激性受容体もしくはリガンドに対する抗体
のうちの一方または両方をさらに含む、項目4または項目5に記載の医薬組成物。
(項目7)
約20nM未満のK
D
でヒトHLA-Gポリペプチドまたはそのバリアントに結合する、項目1に記載の抗体。
(項目8)
ヒトHLA-Gへの結合に関して参照抗体と競合するか、または競合することができる抗体であって、前記参照抗体が、項目1に記載の抗体である、抗体。
(項目9)
ヒトHLA-Gに結合するか、またはヒトHLA-Gへの結合に関して参照抗体と競合することができる抗体であって、前記参照抗体が、ヒトHLA-Gポリペプチドにおける配列番号342の195、197および/または198位におけるエピトープに結合する、抗体。
(項目10)
ヒト重鎖定常領域またはその断片もしくはバリアントおよび/あるいは軽鎖定常領域またはその断片もしくはバリアントを含み、前記定常領域またはその断片もしくはバリアントが、配列番号170~200および/または配列番号204~228に示す任意の配列からの最大20個の保存的に改変されたアミノ酸置換を含む、項目1に記載の抗体。
(項目11)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHおよび/またはVLが、
a)配列番号1~14または配列番号18~34に示す配列を有するVHCDR1、
b)配列番号38~50または配列番号54~71に示す配列を有するVHCDR2、
c)配列番号76~101に示す配列を有するVHCDR3、
d)配列番号105~124に示す配列を有するVLCDR1、
e)配列番号128~145に示す配列を有するVLCDR2、および
f)配列番号149~166に示す配列を有するVLCDR3
のうちの1、2、3、4、5または6個を含む、単離された抗体分子。
(項目12)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、
前記VHが、
a)配列番号1~14または配列番号18~34に示す配列を有するVHCDR1、
b)配列番号38~50または配列番号54~71に示す配列を有するVHCDR2、および
c)配列番号76~101に示す配列を有するVHCDR3
を含み、
前記VLが、
a)配列番号105~124に示す配列を有するVLCDR1、
b)配列番号128~145に示す配列を有するVLCDR2、および
c)配列番号149~166に示す配列を有するVLCDR3
を含む、単離された抗体分子。
(項目13)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖可変領域(VH)および/または軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHが、配列番号170~200のいずれかに示す少なくとも1つの配列を含み、前記VLが、配列番号204~228のいずれかに示す少なくとも1つの配列を含む、単離された抗体分子。
(項目14)
項目1、項目12または項目13に記載の抗体をコードする単離された核酸。
(項目15)
項目14に記載の核酸を含む発現ベクター。
(項目16)
項目15に記載のベクターを含む、原核生物または真核生物の宿主細胞。
(項目17)
項目14から項目16のいずれかに記載の核酸をコードする腫瘍融解ウイルス。
(項目18)
組換えタンパク質を製造するための方法であって、項目14または項目15に記載の核酸を原核生物または真核生物の宿主細胞内で発現させるステップ、および前記細胞または細胞培養上澄みから前記タンパク質を回収するステップを含む方法。
(項目19)
がん、慢性感染症、または炎症性疾患に罹患した対象を処置するための方法であって、有効量の項目1に記載の抗体を含む医薬組成物または項目3に記載の医薬組成物を前記対象に投与するステップを含む方法。
(項目20)
がん、慢性感染症または炎症性疾患に罹患した対象の処置のための方法であって、有効量の項目1に記載の抗体を含む医薬組成物または項目3に記載の医薬組成物を、有効量の以下のものを含む抗体または医薬組成物と組み合わせて、前記対象に投与するステップを含む方法:
a)抗ILT2抗体;
b)抗ILT3抗体;
c)抗ILT4抗体;
d)抗KIR2DL4抗体;
e)抗HLA-E抗体;
0 抗NKG2A抗体
g)抗HLA-F抗体
h)抗PD-L1抗体;
i)抗PD-1抗体;
j)抗CD38抗体;
k)抗CD39抗体;
l)抗CD73抗体;
m)抗A2A受容体抗体;
n)抗A2B受容体抗体;
o)抗A2A/A2B二重受容体抗体および/もしくは組合せ;
p)抗CD47抗体;
q)抗CTLA-4抗体;
r)抗LAG3抗体;
s)抗TIM-3抗体;
t)抗TIGIT抗体;
u)抗VISTA抗体;
w)抗CD94抗体;
x)小分子阻害剤;
y)二重特異性T細胞誘導因子、CAR-T療法、CAR-NK療法、CAR-マクロファージ療法、操作された細胞療法および/もしくは養子T細胞療法
z)腫瘍融解ウイルス;
aa)化学療法;ならびに/または
ab)抗CD19、抗CD20、抗EGFR、抗Her2、抗SLAMF7、抗CD52、抗BCMA、抗GD2および/もしくは抗CCR4などのエフェクター能力がある抗体を使用したADCC可能な療法。
(項目21)
前記がんが、固形がんである、項目19または項目20に記載の方法。
(項目22)
前記がんが、血液がんである、項目21に記載の方法。
(項目23)
それを必要とする対象において免疫系機能をモジュレートするための方法であって、前記対象の免疫細胞集団を、免疫系がモジュレートされるような条件下で、有効量の項目1に記載の抗体を含む医薬組成物と接触させるステップを含む方法。
(項目24)
前記対象が、ヒト対象である、項目22に記載の方法。
(項目25)
前記抗体が、二重特異性抗体または複合体形成性抗体を含む、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記抗体、前記二重特異性抗体、または前記複合体形成性抗体が、前記対象において以下のもののうちの1、2、3、4、5、6、または7個を達成するのに十分な量で投与される、項目25に記載の方法:
a)免疫抑制を阻害すること;
b)制御性T細胞のレベルを低下させること;
c)骨髄性細胞、細胞傷害性Tリンパ球、NK細胞、B細胞、好中球、単球、マクロファージおよび/もしくは樹状細胞の活性を増加させること;
d)食作用活性を増加させること;
e)転移を阻害すること;
f)腫瘍成長を阻害すること;ならびに/または
g)腫瘍退行を誘発すること。
(項目27)
以下のもののうちの1つまたは複数をさらに含む、項目20に記載の方法:
a)化学療法を施行すること;
b)放射線療法を施行すること;および/または
c)1つもしくは複数の追加の治療剤を投与すること。
(項目28)
前記1つまたは複数の追加の治療剤が、1つまたは複数の免疫刺激剤を含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、免疫細胞の阻害性受容体に対するアンタゴニストを含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記阻害性受容体が、ILT2、ILT3、ILT4、KIR2DL4、CTLA-4、PD-1、CD39、CD73、PD-L1、PD-L2、LAG-3、Tim3、TIGIT、B7-H3、B7-H4、ニューリチン、BTLA、CECAM-1、CECAM-5、VISTA、LAIR1、CD160、2B4、TGF-B NKG2A、および/またはキラー細胞免疫グロブリン様受容体(KIR)のうちの少なくとも1つである、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、免疫細胞の共刺激受容体のアゴニストを含む、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記共刺激受容体が、OX40、CD2、CD27、ICAM-1、LFA-1、ICOS(CD278)、4-1BB(CD137)、GITR、CD28、CD30、CD40、BAFFR、HVEM、CD7、LIGHT、NKG2C、SLAMF7、NKp30、NKp46、NKp80、CD160、および/またはCD83リガンドのうちの少なくとも1つである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、抗CD19、抗CD20、抗EGFR、抗Her2、抗SLAMF7、抗CD52、抗BCMA、抗GD2、抗CD38および/または抗CCR4抗体を含むかまたはそれからなるADCC能力がある抗体を含むか、またはそれからなる、項目29に記載の方法。
(項目34)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤がサイトカインを含む、項目29に記載の方法。
(項目35)
前記サイトカインが、IL-1、IL-2、IL-5、IL-7、IL-10、IL-12、IL-15、IL-21、および/またはIL-27のうちの少なくとも1つである、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が腫瘍融解ウイルスを含む、項目29に記載の方法。
(項目37)
前記腫瘍融解ウイルスが、単純ヘルペスウイルス、水胞性口内炎ウイルス、アデノウイルス、ニューカッスル疾患ウイルス、ワクシニアウイルス、またはマラバウイルスである、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、キメラ抗原操作T細胞を含む、項目29に記載の方法。
(項目39)
前記1つまたは複数の免疫刺激剤が、二重特異性または多重特異性T細胞指向性抗体を含む、項目29に記載の方法。
(項目40)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、
前記VHが、
a)配列番号14または18~34に示す配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有するVHCDR1、
b)配列番号54~71に示す配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有するVHCDR2、および
c)配列番号76~101に示す配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有するVHCDR3
のうちの1、2または3個を含み;
前記VLが、
a)配列番号105~124に示す配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有するVLCDR1、
b)配列番号128~145に示す配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有するVLCDR2、および
c)配列番号149~166に示す配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有するVLCDR3
のうちの1、2または3個を含む、単離された抗体分子。
(項目41)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、
VHが、
a)配列番号1~14または配列番号18~34に示す配列と相同であるアミノ酸配列を有するVHCDR1、
b)配列番号38~50または配列番号54~71に示す配列と相同であるアミノ酸配列を有するVHCDR2、および
c)配列番号76~101に示す配列と相同であるアミノ酸配列を有するVHCDR3
のうちの1、2または3個を含み、
VLが、
a)配列番号105~124に示す配列と相同であるアミノ酸配列を有するVLCDR1、
b)配列番号128~145に示す配列と相同であるアミノ酸配列を有するVLCDR2、および
c)配列番号149~166に示す配列と相同であるアミノ酸配列を有するVLCDR3のうちの1、2または3個を含む、単離された抗体分子。
(項目42)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖および軽鎖を含み、前記重鎖が、配列番号232~262または配列番号266~296のうちの1つからなる配列を有する1つまたは複数の分子を含み、前記軽鎖が、配列番号300~330のうちの1つからなる配列を有する1つまたは複数の分子を含む、単離された抗体分子。
(項目43)
ヒトHLA-G(HLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖および軽鎖を含み、
a)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号232からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号300からなる配列を有するか;
b)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号233からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号301からなる配列を有するか;
c)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号234からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号302からなる配列を有するか;
d)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号235からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号303からなる配列を有するか;
e)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号236からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号304からなる配列を有するか;
f)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号237からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号305からなる配列を有するか;
g)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号238からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号306からなる配列を有するか;
h)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号239からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号307からなる配列を有するか;
i)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号240からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号308からなる配列を有するか;
j)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号241からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号309からなる配列を有するか;
k)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号242からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号310からなる配列を有するか;
l)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号243からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号311からなる配列を有するか;
m)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号244からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号312からなる配列を有するか;
n)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号245からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号313からなる配列を有するか;
o)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号246からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号314からなる配列を有するか;
p)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号247からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号315からなる配列を有するか;
q)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号248からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号316からなる配列を有するか;
r)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号249からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号317からなる配列を有するか;
s)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号250からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号318からなる配列を有するか;
t)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号251からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号319からなる配列を有するか;
u)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号252からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号320からなる配列を有するか;
v)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号253からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号321からなる配列を有するか;
w)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号254からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号322からなる配列を有するか;
x)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号255からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号323からなる配列を有するか;
y)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号256からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号324からなる配列を有するか;
z)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号257からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号325からなる配列を有するか;
aa)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号258からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号326からなる配列を有するか;
ab)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号259からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号327からなる配列を有するか;
ac)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号260からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号328からなる配列を有するか;
ad)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号261からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号329からなる配列を有するか;
ae)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号262からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号330からなる配列を有するか;
af)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号266からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号300からなる配列を有するか;
ag)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号267からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号301からなる配列を有するか;
ah)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号268からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号302からなる配列を有するか;
ai)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号269からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号303からなる配列を有するか;
aj)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号270からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号304からなる配列を有するか;
ak)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号271からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号305からなる配列を有するか;
al)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号272からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号306からなる配列を有するか;
am)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号273からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号307からなる配列を有するか;
an)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号274からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号308からなる配列を有するか;
ao)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号275からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号309からなる配列を有するか;
ap)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号276からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号310からなる配列を有するか;
aq)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号277からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号311からなる配列を有するか;
ar)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号278からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号312からなる配列を有するか;
as)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号279からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号313からなる配列を有するか;
at)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号280からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号314からなる配列を有するか;
au)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号281からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号315からなる配列を有するか;
av)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号282からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号316からなる配列を有するか;
aw)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号283からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号317からなる配列を有するか;
ax)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号284からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号318からなる配列を有するか;
ay)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号285からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号319からなる配列を有するか;
az)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号286からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号320からなる配列を有するか;
ba)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号287からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号321からなる配列を有するか;
bb)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号288からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号322からなる配列を有するか;
bc)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号289からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号323からなる配列を有するか;
bd)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号290からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号324からなる配列を有するか;
be)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号291からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号325からなる配列を有するか;
bf)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号292からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号326からなる配列を有するか;
bg)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号293からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号327からなる配列を有するか;
bh)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号294からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号328からなる配列を有するか;
bi)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号295からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号329からなる配列を有するか;または
bj)前記重鎖が、1つもしくは複数の分子を含み、各分子が、配列番号296からなる配列を有し、前記軽鎖が、1つもしくは複数を含み、各分子が、配列番号330からなる配列を有する、単離された抗体分子。
(項目44)
項目40~43のいずれかに記載の抗体をコードする単離された核酸。
(項目45)
ヒトHLA-G(hHLA-G)に結合することができる単離された抗体分子であって、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、VHおよび/またはVLが、
a)(i)コンセンサス配列S-S-Δ
3
-Δ
4
-Y-W-Δ
7
(配列番号18~21、23および34)(ここで、Δ
3
は、DまたはSであり;Δ
4
は、TまたはYであり;Δ
7
は、A、GまたはSである)によって定義されるKabat CDR-H1配列;
(ii)コンセンサス配列S-G-θ
3
-Y-W-θ
6
(配列番号24~29)(ここで、θ
3
は、F、HまたはYであり;θ
6
は、F、G、I、LまたはTである)によって定義されるKabat CDR-H1配列;
(iii)コンセンサス配列G-G-S-I-S-S-Ω
7
-Ω
8
-Ω
9
(配列番号1~4および13~14)(ここで、Ω
7
は、SまたはAであり;Ω
8
は、D、SまたはNであり;Ω
9
は、T、N、Yであるか、または存在しない)によって定義されるChothia CDR-H1配列;または
(iv)コンセンサス配列G-F-T-F-κ
5
-κ
6
-κ
7
(配列番号10~12)(ここで、κ
5
は、Dまたはsであり;κ
6
は、D、NまたはSであり;κ
7
は、SまたはYである)によって定義されるChothia CDR-H1配列
を含むVHCDR1配列、
b)(i)コンセンサス配列β
1
-I-β
3
-β
4
-β
5
-β
6
-β
7
-T-β
9
-Y-N-P-S-L-K-S(配列番号54~65および69~70)(ここで、β
1
は、A、E、GまたはSであり;β
3
は、A、H、SまたはYであり;β
4
は、H、SまたはYであり;β
5
は、NまたはSであり;β
6
は、AまたはGであり;β
7
は、A、LまたはSであり;β
9
は、A、N、L、VまたはYである)によって定義されるKabat CDR-H2配列;
(ii)コンセンサス配列Y-ε
2
-S-ε
4
-S(配列番号38および44~45)(ここで、ε
2
は、HまたはYであり、ε
4
は、AまたはGである)によって定義されるChothia CDR-H2配列;
(iii)コンセンサス配列α
1
-α
2
-S-G-S(配列番号39、41~42および49)(ここで、α
1
は、A、HまたはSであり;α
2
は、SまたはYである)によって定義されるChothia CDR-H2配列;または
(iv)コンセンサス配列β
1
-β
2
-S-G-β
5
-β
6
(配列番号56~60)(ここで、β
1
は、AまたはSであり;β
2
は、GまたはSであり;β
5
は、IまたはSであり;β
6
は、TまたはVである)によって定義されるChothia CDR-H2配列を含むVHCDR2配列、
c)(i)コンセンサス配列G-У
2
-У
3
-R-A-V-P-F-У
9
-У
10
(配列番号76~84)(ここで、У
2
は、I、P、Q、TまたはVであり;У
3
は、A、F、KまたはRであり;У
9
は、A、D、QまたはVであり;У
10
は、D、RまたはYである)によって定義されるCDR-H3配列;または
(ii)コンセンサス配列G-G-Φ
3
-Φ
4
-Φ
5
-Y-S-R-G-P-Φ
11
-D-V(配列番号85~93)(ここで、Φ
3
は、E、G、QまたはTであり;Φ
4
は、A、H、P、QまたはVであり;Φ
5
は、KまたはTであり;Φ
11
は、F、LまたはMである)によって定義されるCDR-H3配列
を含むVHCDR3配列、
d)(i)コンセンサス配列φ
1
-A-S-Q-φ
5
-V-S-S-φ
9
-φ
10
-L-A(配列番号105~112および117)(ここで、φ
1
は、E、G、K、QまたはRであり;φ
5
は、AまたはSであり;φ
9
は、A、D、N、SまたはTであり;φ
10
は、FまたはYである)によって定義されるCDR-L1配列;
(ii)コンセンサス配列R-A-S-Q-S-Б
6
-Б
7
-S-Б
9
-L-Б
11
(配列番号119および123~124)(ここで、Б
6
は、IまたはVであり;Б
7
は、NまたはSであり;Б
9
は、N、WまたはYであり;Б
11
は、AまたはNである)によって定義されるCDR-L1配列;または
(iii)コンセンサス配列Γ
1
-Γ
2
-S-Q-S-V-S-Γ
8
-Γ
9
-Y-L-A(配列番号113~116)(ここで、Γ
1
は、EまたはRであり;Γ
2
は、AまたはVであり;Γ
8
は、A、DまたはSであり;Γ
10
は、AまたはSである)によって定義されるCDR-L1配列
を含むVLCDR1配列、
e)(i)コンセンサス配列ψ
1
-A-S-ψ
4
-R-A-ψ
7
(配列番号128、130、132、134~138、143および145)(ここで、ψ
1
は、DまたはGであり;ψ
4
は、A、D、N、R、S、TまたはYであり;ψ
7
は、A、N、SまたはTである)によって定義されるCDR-L2配列
を含むVLCDR2配列、および
f)(i)コンセンサス配列Q-π
2
-π
3
-π
4
-H-S-P-Y-T(配列番号149~153)(ここで、π
2
は、QまたはWであり;π
3
は、A、TまたはVであり;π
4
は、IまたはVである)によって定義されるCDR-L3配列;
(ii)コンセンサス配列Q-Q-λ
3
-S-λ
5
-Y-P-P-T(配列番号154~158)(ここで、λ
3
は、F、HまたはVであり;λ
5
は、I、LまたはSである)によって定義されるCDR-L3配列;または
(iii)コンセンサス配列Q-Q-ω
3
-ω
4
-ω
5
-ω
6
-P-I-T(配列番号160~161および163~164)(ここで、ω
3
は、A、L、VまたはYであり;ω
4
は、G、P、VまたはYであり;ω
5
は、S、LまたはFであり;ω
6
は、D、L、SまたはYである)によって定義されるCDR-L3配列
を含むVLCDR3配列
のうちの1、2、3、4、5、または6個を含む、単離された抗体分子。
【配列表】