(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-14
(45)【発行日】2024-11-22
(54)【発明の名称】ライブ配信方法及び付加サービス装置
(51)【国際特許分類】
H04N 21/235 20110101AFI20241115BHJP
H04N 21/258 20110101ALI20241115BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20241115BHJP
H04L 67/53 20220101ALI20241115BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N21/258
H04L67/02
H04L67/53
(21)【出願番号】P 2024075799
(22)【出願日】2024-05-08
【審査請求日】2024-05-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519431339
【氏名又は名称】合同会社MDK
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】河合 大介
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】特許第7269686(JP,B1)
【文献】特許第7156735(JP,B1)
【文献】特開2023-124275(JP,A)
【文献】特開2023-096363(JP,A)
【文献】特開2020-171005(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
G06Q 30/00 - 30/08
G06Q 50/00 - 50/20
H04L 67/02
H04L 67/53
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴者端末装置で動作するウェブブラウザが、ライブ配信サーバから受信したファイルに基づいてライバーが映し出されたサービス画面を前記視聴者端末装置に表示し、
前記視聴者端末装置が、前記サービス画面を基に視聴者の前記ライバーに向けた操作を示す視聴者操作情報を前記ライブ配信サーバに送信し、
前記ウェブブラウザが前記視聴者操作情報に応じて前記ライブ配信サーバから受信した情報を前記サービス画面に反映する
方法に用いられるライブ配信方法であって、
前記ウェブブラウザに予め関連付けられた付加サービスプログラムが、前記ライブ配信サーバから取得したウェブページ情報及び前記視聴者操作情報を、前記ライブ配信サーバとは異なる付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第1の工程と、
前記付加サービス装置が、前記第1の工程で前記視聴者端末装置から受信した前記ウェブページ情報及び前記視聴者操作情報に応じて、前記ライブ配信サーバを介さずに、付加サービスに関する第1の付加サービス情報を前記ライバーが使用するライバー端末装置に送信する第2の工程と、
前記付加サービス装置が、前記ライバー端末装置から受信した第2の付加サービス情報を前記視聴者端末装置に送信する第3の工程と、
前記付加サービスプログラムが、前記第3の工程で受信した前記第2の付加サービス情報を、前記サービス画面に関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第4の工程と、
を有するライブ配信方法。
【請求項2】
前記付加サービスプログラムが、前記サービス画面に表示されている前記ライバーの当該サービス画面を提供するサービスに係るライバーID情報を前記ウェブページ情報として前記付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第5の工程
を有し、
前記第2の工程で、前記付加サービス装置が、前記第5の工程で取得した前記ライバーID情報に関連付けれた前記ライバーの前記ライバー端末装置に前記第1の付加サービス情報を送信する
請求項1に記載の
ライブ配信方法。
【請求項3】
前記第5の工程は、前記サービス画面に表示されている前記ライバーの前記ライバーID情報を前記ファイルから取得して前記付加サービス装置に提供する
請求項2に記載の
ライブ配信方法。
【請求項4】
前記付加サービスプログラムが、前記視聴者端末装置に係る視聴者の視聴者ID情報を、前記付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第6の工程と、
前記付加サービス装置が、前記第6の工程で受信した前記視聴者ID情報に関連付けられた前記ライバーの一覧情報を、前記付加サービスプログラムに送信する第7の工程と、
前記付加サービスプログラムが、前記第7の工程で受信した前記ライバーの一覧情報に応じた付加サービス情報を、前記サービス画面に関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第8の工程と、
を有する
請求項3に記載の
ライブ配信方法。
【請求項5】
前記付加サービス装置が、前記第5の工程で取得した前記ライバーID情報を基に、当該ライバーが当該付加サービス装置のサービスに登録しているか否かを判断し、登録していると判断した場合に、その旨を示す登録情報を前記第2の付加サービス情報として前記視聴者端末装置に送信する第9の工程
を有する請求項4に記載の
ライブ配信方法。
【請求項6】
前記第1の付加サービス情報及び前記第2の付加サービス情報は、前記視聴者に関連付けられた前記ライバーのライバー端末装置が制御可能な機器の制御情報である
請求項5に記載のライブ配信方法。
【請求項7】
前記第1の付加サービス情報及び前記第2の付加サービス情報は、前記視聴者に関連付けられた前記ライバーのライバー端末装置が制御可能な機器の動作状況情報である
請求項6に記載のライブ配信方法。
【請求項8】
視聴者端末装置で動作するウェブブラウザが、ライブ配信サーバから受信したファイルに基づいてライバーが映し出されたサービス画面を前記視聴者端末装置に表示し、
前記視聴者端末装置が、前記サービス画面を基に視聴者の前記ライバーに向けた操作を示す視聴者操作情報を前記ライブ配信サーバに送信し、
前記ウェブブラウザが前記視聴者操作情報に応じて前記ライブ配信サーバから受信した情報を前記サービス画面に反映する
方法に用いられる付加サービス装置であって、
前記ウェブブラウザに予め関連付けられた付加サービスプログラムであって、前記ライブ配信サーバから取得したウェブページ情報及び前記視聴者操作情報を、前記ライブ配信サーバとは異なる前記付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる前記付加サービスプログラムを前記視聴者端末装置に提供する第1の手段と、
前記第1の手段で前記視聴者端末装置から受信した前記ウェブページ情報及び前記視聴者操作情報に応じて、前記ライブ配信サーバを介さずに、付加サービスに関する第1の付加サービス情報を前記ライバーが使用するライバー端末装置に送信し、
前記ライバー端末装置から受信した第2の付加サービス情報を前記視聴者端末装置に送信する第2の手段と、
を有し、
前記付加サービスプログラムは、前記付加サービス装置から受信した前記第2の付加サービス情報を、前記サービス画面に関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させる
付加サービス装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライバーによるライブ配信に用いられるライブ配信方法及び付加サービス装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットを介してライバーがライブ配信する方法が知られている。
視聴者は、視聴者端末装置のブラウザを介してライブ配信サイトにアクセスして、お気に入りのライバーのライブ配信を視聴する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ライブ配信サイトが提供するサービスに対して、さらに付加的なサービスを受けたいという要請がある。
しかしながら、ライブ配信サイトが、そのような視聴者ニーズに合うサービスを適宜提供しない場合もある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、ライブ配信サイトのサービスを利用しながら、さらに付加的なサービスを視聴者が受けることを可能にするライブ配信方法及び付加サービス装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のライブ配信方法は、視聴者端末装置で動作するウェブブラウザが、ライブ配信サーバから受信したファイルに基づいてライバーが映し出されたサービス画面を前記視聴者端末装置に表示し、前記視聴者端末装置が、前記サービス画面を基に視聴者の前記ライバーに向けた操作を示す視聴者操作情報を前記ライブ配信サーバに送信し、前記ウェブブラウザが前記視聴者操作情報に応じて前記ライブ配信サーバから受信した情報を前記サービス画面に反映する方法に用いられるライブ配信方法であって、前記ウェブブラウザに予め関連付けられた付加サービスプログラムが、前記ライブ配信サーバから取得したウェブページ情報及び前記視聴者操作情報を、前記ライブ配信サーバとは異なる付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第1の工程と、前記付加サービス装置が、前記第1の工程で前記視聴者端末装置から受信した前記ウェブページ情報及び前記視聴者操作情報に応じて、前記ライブ配信サーバを介さずに、付加サービスに関する第1の付加サービス情報を前記ライバーが使用するライバー端末装置に送信する第2の工程と、前記付加サービス装置が、前記ライバー端末装置から受信した第2の付加サービス情報を前記視聴者端末装置に送信する第3の工程と、前記付加サービスプログラムが、前記第3の工程で受信した前記第2の付加サービス情報を、前記サービス画面に関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第4の工程と、を有するライブ配信方法である。
【0007】
好適には、前記付加サービスプログラムが、前記サービス画面に表示されている前記ライバーの当該サービス画面を提供するサービスに係るライバーID情報を前記ウェブページ情報として前記付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第5の工程を有し、前記第2の工程で、前記付加サービス装置が、前記第5の工程で取得した前記ライバーID情報に関連付けれた前記ライバーの前記ライバー端末装置に前記第1の付加サービス情報を送信する。
【0008】
好適には、前記第5の工程は、前記サービス画面に表示されている前記ライバーの前記ライバーID情報を前記ファイルから取得して前記付加サービス装置に提供する。
【0009】
好適には、前記付加サービスプログラムが、前記視聴者端末装置に係る視聴者の視聴者ID情報を、前記付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第6の工程と、前記付加サービス装置が、前記第6の工程で受信した前記視聴者ID情報に関連付けられた前記ライバーの一覧情報を、前記付加サービスプログラムに送信する第7の工程と、前記付加サービスプログラムが、前記第7の工程で受信した前記ライバーの一覧情報に応じた付加サービス情報を、前記サービス画面に関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させる第8の工程とを有する。
【0010】
好適には、前記付加サービス装置が、前記第5の工程で取得した前記ライバーID情報を基に、当該ライバーが当該付加サービス装置のサービスに登録しているか否かを判断し、登録していると判断した場合に、その旨を示す登録情報を前記第2の付加サービス情報として前記視聴者端末装置に送信する第9の工程を有する。
【0011】
好適には、前記第1の付加サービス情報及び前記第2の付加サービス情報は、前記視聴者に関連付けられた前記ライバーのライバー端末装置が制御可能な機器の制御情報である。
【0012】
好適には、前記第1の付加サービス情報及び前記第2の付加サービス情報は、前記視聴者に関連付けられた前記ライバーのライバー端末装置が制御可能な機器の動作状況情報である。
【0013】
好適には、第1の前記付加サービス装置にアクセスする第1の前記付加サービスプログラムと、第2の前記付加サービス装置にアクセスする第2の前記付加サービスプログラムとを前記ウェブブラウザに関連付け、前記第1の付加サービスプログラムが、前記ライブ配信サーバからのウェブページから情報を取得すると共に、前記第1の付加サービス装置にアクセスして、当該第1の付加サービス装置から得た前記第2の付加サービス情報を前記ウェブページに関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させ、前記第2の付加サービスプログラムが、前記ライブ配信サーバからのウェブページから情報を取得すると共に、前記第2の付加サービス装置にアクセスして、当該第2の付加サービス装置から得た前記第2の付加サービス情報を前記ウェブページに関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させ、前記第1の付加サービス装置が、前記第2の付加サービス装置からの情報を基に、前記第2の付加サービス情報を生成し、前記第2の付加サービス装置は、前記第1の付加サービス装置からの情報を基に、前記第2の付加サービス情報を生成する。
【0014】
本発明の付加サービス装置は、視聴者端末装置で動作するウェブブラウザが、ライブ配信サーバから受信したファイルに基づいてライバーが映し出されたサービス画面を前記視聴者端末装置に表示し、前記視聴者端末装置が、前記サービス画面を基に視聴者の前記ライバーに向けた操作を示す視聴者操作情報を前記ライブ配信サーバに送信し、前記ウェブブラウザが前記視聴者操作情報に応じて前記ライブ配信サーバから受信した情報を前記サービス画面に反映する方法に用いられる付加サービス装置であって、前記ウェブブラウザに予め関連付けられた付加サービスプログラムであって、前記ライブ配信サーバから取得したウェブページ情報及び前記視聴者操作情報を、前記ライブ配信サーバとは異なる前記付加サービス装置に送信する処理を前記視聴者端末装置に実行させる前記付加サービスプログラムを前記視聴者端末装置に提供する第1の手段と、前記第1の手段で前記視聴者端末装置から受信した前記ウェブページ情報及び前記視聴者操作情報に応じて、前記ライブ配信サーバを介さずに、付加サービスに関する第1の付加サービス情報を前記ライバーが使用するライバー端末装置に送信し、前記ライバー端末装置から受信した第2の付加サービス情報を前記視聴者端末装置に送信する第2の手段と、を有し、前記付加サービスプログラムは、前記付加サービス装置から受信した前記第2の付加サービス情報を、前記サービス画面に関連付けて表示する処理を前記視聴者端末装置に実行させる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ライブ配信サイトのサービスを利用しながら、さらに付加的なサービスを視聴者が受けることを可能にするライブ配信方法及び付加サービス装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ提供システムの全体構成図である。
【
図2】
図2は、
図1に示すライバー端末装置15が制御する機器を説明するための図である。
【
図3】
図3は、
図1に示すライバー端末装置15の機能ブロック図である。
【
図4】
図4は、
図1に示す視聴者端末装置13の機能ブロック図である。
【
図5】
図5は、
図1に示す付加サービス装置21の機能ブロック図である。
【
図6】
図6は、視聴者端末装置13におけるウェブブラウザPRG1によるウェブページ表示の動作例を説明するためのフローチャートである。
【
図7】
図7は、視聴者端末装置13及び付加サービス装置21を用いた付加サービスを説明するためのフローチャート図である。
【
図8】
図8は、
図3に示すライバー端末装置15のディスプレイ51に表示されたブラウザ内のサービス画面を説明するための図である。
【
図9】
図9は、
図8に示すサービス画面に表示した拡張画面を説明するための図である。
【
図10】
図10は、付加サービス装置21からの情報に基づいてライバー端末装置15に表示されるライバー一覧画面の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ提供システム1の全体構成図である。
図2は、
図1に示すライバー端末装置15が制御する機器を説明するための図である。
図1に示すように、コンテンツ提供システム1は、ライブ配信サーバ11,視聴者端末装置13,ライバー端末装置15,付加サービス装置21を用いてサービスを提供する。
【0018】
コンテンツ提供システム1は、視聴者端末装置13がライブ配信サーバ11にウェブブラウザPRG1を基にアクセスしてライブ配信サービスを受ける。
視聴者23は、付加サービス装置21の事業者と契約する。視聴者端末装置13は、付加サービス装置21が提供する付加サービスプログラムPRG2を基に、ライブ配信サーバ11から取得したウェブページ情報と、視聴者端末装置13に視聴者23によって入力された視聴者操作情報とを付加サービス装置21に送信する。
【0019】
付加サービス装置21は、視聴者端末装置13から受信したウェブページ情報及び視聴者操作情報に応じて、ライブ配信サーバ11を介さずに、ライバー25に関連付けられた機器の制御情報をライバー25が使用するライバー端末装置15に送信する。
ライバー端末装置15は、受信した制御情報を基に、
図2に示す各種機器を制御する。
また、付加サービス装置21が、ライバー端末装置15から機器の動作状況情報を受信し、それを視聴者端末装置13に送信する。
視聴者端末装置13は、付加サービスプログラムPRG2を基に、受信した動作状況情報に応じた付加サービス情報を、視聴者端末装置13のサービス画面に関連付けて表示する。
【0020】
視聴者端末装置13及びライバー端末装置15は、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等である。
ライブ配信サーバ11が提供するコンテンツは、動画以外、音声等のその他のデータであってもよい。
【0021】
以下、各装置の機能について詳細に説明する。
[ライブ配信サーバ11]
ライブ配信サーバ11は、動画配信サイトの運営者が管理する装置である。
ライブ配信サーバ11は、ライバー25がライバー端末装置15を用いて送信したコンテンツデータを受信して記憶する。
ライブ配信サーバ11は、記憶したコンテンツデータを、視聴者23が視聴者端末装置13を操作したアクセスに応じて当該視聴者端末装置13に送信する。
視聴者端末装置13は、ライブ配信サーバ11から受信したファイル(HTML、コンテンツデータ)に応じた動画やオーディオの出力行う。
【0022】
ライブ配信サーバ11は、ファイルに応じて視聴する視聴者23の操作に応じて入力された視聴者操作情報を受信し、これを記憶する。
また、当該第1の視聴者操作情報は、対価情報やコメント情報等の視聴者23が視聴者端末装置13を用いて、ライバー25に向けて提供した操作に関する情報である。
視聴者操作情報は、視聴者ID情報、並びに当該視聴者が提供したチップ情報及びギフト情報等の対価情報と、コメント情報等である。
【0023】
ライブ配信サーバ11は、視聴者端末装置13からの視聴者操作情報内に対価情報がある場合には、そのその対価の視聴者23による支払処理を行うと共に、ライバー25に支払う処理を行ってもよい。
【0024】
[ライバー端末装置15]
ライバー端末装置15は、ライバー25によって使用される。
各ライバー25には、ユニークなライバーID情報が割り当てられている。
図3は、
図1に示すライバー端末装置15の機能ブロック図である。
図3に示すように、ライバー端末装置15は、例えば、ディスプレイ51,カメラ52,操作部53,通信部55,ブルートゥース(登録商標)通信部57,メモリ59及び処理部61を有する。
【0025】
ディスプレイ51は、処理部61からの信号に基づいた画像を表示する。
カメラ52は、撮像対象を撮像する。本実施形態では、ライバー25が自らを含む動画をカメラ52で撮像し、これをライブ配信サーバ11を介して視聴者端末装置13に送信する。
【0026】
操作部53は、タッチパネル、キーボードやマウス等の操作手段である。
通信部55は、ライブ配信サーバ11及び付加サービス装置21と通信を行う。
ブルートゥース(登録商標)通信部57は、赤外線コントローラ19とブルートゥース(登録商標)通信を行う。
メモリ59は、処理部61が実行するライバープログラムPRG4を記憶する。
処理部61は、メモリ59に記憶されたライバープログラムPRG4を実行して、本実施形態で規定するライバー端末装置15の処理を行う。
【0027】
処理部61は、ライバー25による操作部53の操作に応じて、通信部55を介して付加サービス装置21にアクセスして、ライバープログラムPRG4をダウンロードしてメモリ59に記憶する。
処理部61は、カメラ52で接続されたコンテンツデータをライブ配信サーバ11に送信(アップロード)する。コンテンツデータには、動画及び音声が含まれる。
【0028】
処理部61は、通信部55を介して付加サービス装置21から制御情報を受信すると、当該制御情報に基づいて、ブルートゥース(登録商標)通信部57を介した
図2に示す赤外線コントローラ19との通信を行う。
赤外線コントローラ19は、ブルートゥース(登録商標)通信でライバー端末装置15から受信した制御情報を変換して赤外線通信で前記赤外線通信で制御する第1の制御対象機器39に送信する。
赤外線コントローラ19は、電源コンセント、エアコン、テレビ等の第1の制御対象機器39を赤外線通信で制御する。
【0029】
また、処理部61は、付加サービス装置21からの制御情報に基づいて、ブルートゥース(登録商標)通信部57を介して、ブルートゥース(登録商標)通信で制御する第2の制御対象機器38を制御してもよい。
【0030】
処理部61は、ライバー25のライバーID情報を付加サービス装置21に送信する。
【0031】
[視聴者端末装置13]
視聴者端末装置13は、視聴者23によって使用される。
各視聴者23には、ユニークな視聴者ID情報が割り当てられている。
図4は、
図1に示す視聴者端末装置13の機能ブロック図である。
図4に示すように、ライバー端末装置15は、例えば、ディスプレイ31,カメラ32,操作部33,通信部35,ブルートゥース(登録商標)通信部37,メモリ39及び処理部41を有する。
【0032】
ディスプレイ31は、処理部41からの信号に基づいた画像を表示する。
【0033】
操作部33は、タッチパネル、キーボードやマウス等の操作手段である。
通信部35は、ライブ配信サーバ11及び付加サービス装置21と通信を行う。
メモリ39は、処理部41が実行するウェブブラウザPRG1及び付加サービスプログラムPRG2を記憶する。
視聴者端末装置13は、例えば、付加サービス装置21から付加サービスプログラムPRG2をダウンロードしてウェブブラウザPRG1に関連付けてインストールする。これにより、ウェブブラウザPRG1と付加サービスプログラムPRG2とが連携してサービスを提供することができる。
処理部41は、メモリ39に記憶されたウェブブラウザPRG1および付加サービスプログラムPRG2を実行して、本実施形態で規定する視聴者端末装置13の処理を行う。
【0034】
処理部41は、ユーザによる操作部33の操作に応じて、通信部35を介して付加サービス装置21にアクセスして、付加サービスプログラムPRG2をダウンロードしてメモリ39に記憶する。付加サービスプログラムPRG2は、ウェブブラウザPRG1に関連付けられ、ウェブブラウザPRG1に所定の機能を付加する。
処理部41は、ライブ配信サーバ11からの受信したコンテンツデータに応じたサービス画面(動画)をディスプレイ31に表示する。コンテンツデータには、動画及び音声が含まれる。
処理部41は、ウェブブラウザPRG1を基に、視聴者23のライバー25に向けた操作を示す視聴者操作情報を通信部35を介してライブ配信サーバ11に送信する。
【0035】
処理部41は、ウェブブラウザPRG1がライブ配信サーバ11から取得したウェブページ情報と、操作部33から取得した視聴者操作情報とを、付加サービスプログラムPRG2に基づいて、付加サービス装置21に送信する。当該ウェブページ情報には、視聴者23がサービス画面に表示しているライバー25のライバーID情報や、その他のライバーID情報等が含まれる。
【0036】
処理部41は、付加サービス装置21から受信した第2の付加サービス情報に応じた付加サービス画面を、付加サービスプログラムPRG2に基づいて、ウェブブラウザPRG1がブラウザ以内に表示するサービス画面に関連付けてディスプレイ31に表示する。
【0037】
処理部41は、付加サービスプログラムPRG2の機能に基づいて、視聴者23の視聴者ID情報を付加サービス装置21に送信する。
【0038】
[付加サービス装置21]
付加サービス装置21は、ライブ配信サーバ11の運営者と別の事業者によって使用される。
付加サービス装置21は、ライブ配信サーバ11から、視聴者23が視聴者端末装置13を用いて行ったライバー25への第1の視聴者操作情報を受信し、これを基にライバー25の周囲にある第1の制御対象機器39を制御する。
また、付加サービス装置21は、視聴者端末装置13からの視聴者操作情報を受信し、これを基にライバー25の周囲にある第1の制御対象機器39及び第2の制御機器38を制御する。
【0039】
図5は、
図1に示す付加サービス装置21の機能ブロック図である。
図5に示すように、付加サービス装置21は、例えば、通信部75,メモリ79及び処理部81を有する。
【0040】
通信部75は、視聴者端末装置13及びライバー端末装置15と通信を行う。
メモリ79は、処理部81が実行する機能付加プログラムPRG3を記憶する。
処理部81は、メモリ79に記憶された機能付加プログラムPRG3を実行して、本実施形態で規定する付加サービス装置21の処理を行う。
【0041】
処理部81は、視聴者端末装置13から視聴者操作情報、ウェブページ情報及び視聴者ID情報等の各種情報を受信すると、これをメモリ79に記憶する。
処理部81は、ライバー端末装置15から動作情報情報、ライバーID情報等の各種情報を受信すると、これをメモリ79に記憶する。
【0042】
処理部81は、視聴者端末装置13の付加サービスプログラムPRG2の機能により視聴者端末装置13から受信したウェブページ情報及び視聴者操作情報に応じて、ライブ配信サーバ11を介さずに、ライバー25に関連付けられた機器の制御情報を、対応するライバー端末装置15に送信する。このとき、ウェブページ情報に含まれるライバーID情報によって、ライバー25を特定する。
処理部81は、ライバー端末装置15から各機器の動作状況情報を示す第1の付加サービス情報を受信し、それ含む第2の付加サービス情報を視聴者端末装置13に送信する。
【0043】
処理部81は、予め登録された視聴者23の視聴者ID情報に、当該視聴者23が事前指定したあるいは視聴者23の属性を基に予め関連付けられた複数のライバー25の一覧を示すライバー一覧情報を予め生成し、これをメモリ79に記憶する。
処理部81は、当該ライバー一覧情報を第2の付加サービス情報として視聴者端末装置13に送信する。
【0044】
処理部81は、視聴者端末装置13から受信したライバーID情報を基に、当該ライバーが付加サービス装置21が提供するサービスに登録しているかを判断し、登録していると判断した場合に、その旨を示す登録情報を視聴者端末装置13に提供する。
【0045】
付加サービス装置21は、ライバー端末装置15から、当該ライバー端末装置15が制御可能な対象機器情報(
図2の第2の制御機器38及び第1の制御機器39の情報)を示す第1の付加サービス情報を取得し、メモリ79に記憶する。
処理部81は、当該対象機器情報を第2の付加サービス情報として視聴者端末装置13に送信する。
また、付加サービス装置21は、ライバー端末装置15から対象機器の動作状況情報を取得し、それを第2の付加サービス情報として視聴者端末装置13に送信する。動作状況情報は、例えば、各機器のオンオフ情報や、動作レベル情報等である。
【0046】
処理部81は、当該視聴者操作情報を基に、ライバー端末装置15が制御可能な第1の制御機器39及び第2の制御機器38の制御情報(命令、信号)を生成する。
処理部81は、当該制御情報を、通信部75を介してライバー端末装置15に送信する。
【0047】
処理部81は、ライバー端末装置15からの要求に応じて、ライバー25を登録して、当該ライバー25のライバー端末装置15にライバープログラムPRG4をインストールさせる。
また、処理部81は、視聴者端末装置13からの要求に応じて、視聴者23を登録して、当該視聴者23の視聴者端末装置13に付加サービスプログラムPRG2をインストールさせる。
処理部81は、機器制御プログラムPRG1の機能を基に以下の処理を行う。
すなわち、処理部81は、ライバー端末装置15から受信した当該配信者装置が制御可能なローカル機器を示す第1の制御対象情報を受信し、これをメモリ79に記憶する。
処理部81は、当該第1の制御対象情報を基に、第1の制御命令を生成する。
【0048】
視聴者操作情報報には、視聴者識別情報と、当該視聴者が提供した対価情報及びコメントとが含まれている。
メモリ79には、対価情報と制御対象機器の動作とを対応づけて示す第1の対応情報が記憶されている。
処理部81は、当該第1の対応情報にさらに基づいて、制御情報を生成する。
【0049】
処理部81は、事前にライバー端末装置15と通信を行い、ライバー端末装置15が通信可能な第1の制御機器39及び第2の制御機器38に関する情報を取得し、当該情報を基に、機器情報を生成してメモリ79に記憶する。
当該機器情報には、各ライバー端末装置15が制御可能な機器の情報が含まれる。
処理部81は、当該機器情報を第2の付加サービス情報として視聴者端末装置13に送信する。
視聴者端末装置13は、付加サービスプログラムPRG2に基づいて、各ライバー25が制御可能な機器を示す情報を第2の付加サービス情報として表示する処理を行う。
【0050】
本実施形態において、第1の制御対象機器は、赤外線通信で制御する機器、又はブルートゥース(登録商標)通信で制御する機器である。
【0051】
以下、
図1に示すコンテンツ提供システム1の動作例を説明する。
[ウェブページ表示動作]
図6は、視聴者端末装置13におけるウェブブラウザPRG1によるウェブページ表示の動作例を説明するためのフローチャートである。
図4に示す各ステップについて説明する。
【0052】
ステップST11:
視聴者端末装置13で動作するウェブブラウザPRG1が表示するウェブページを用いた、視聴者23の操作応じて、視聴者端末装置13がライブ配信サーバ11にアクセスする。これにより、ライブ配信サーバ11から視聴者端末装置13にファイル(HTML)が送信され、視聴者端末装置13で動作するウェブブラウザにファイルに応じたサービス画面が表示される。
【0053】
ステップST12:
視聴者23が視聴者端末装置13に表示されたサービス画面を基に操作を行い、その操作内容を示す視聴者操作情報を付加サービス装置21に送信する。
【0054】
ステップST13:
ライブ配信サーバ11は、ステップST12で受信した視聴者操作情報を基に更新したサービス画面を視聴者端末装置13に表示する。
【0055】
[付加サービスの動作例]
当該動作は、上述したウェブページ表示動作と平行して行われる。
図7は、視聴者端末装置13及び付加サービス装置21を用いた付加サービスを説明するためのフローチャート図である。
各ステップについて説明する。
【0056】
ステップST21:
図6に示すように、視聴者端末装置13の処理部41は、ウェブブラウザPRG1を基に、視聴者23のライバー25に向けた操作を示す視聴者操作情報を通信部35を介してライブ配信サーバ11に送信し、ライブ配信サーバ11から受信したファイルに応じたサービス画面をブラウザに表示する。
そして、処理部41は、付加サービスプログラムPRG2に基づいて、サービス画面に含まれる所定のウェブページ情報と、操作部33から取得した視聴者操作情報とを、付加サービス装置21に送信する。当該ウェブページ情報には、ライバーID情報等が含まれる。また、処理部41は、視聴者23の視聴者ID情報を付加サービス装置21に送信する。視聴者操作情報には、ライバー25の第1の制御機器39等の機器の制御情報が含まれる。また、機器制御情報以外に、視聴者23からライバー25へのメッセージや投げ銭情報を付加サービス装置21に送信してもよい。
【0057】
ステップST22:
付加サービス装置21の処理部81は、視聴者端末装置13から受信したウェブページ情報及び視聴者操作情報に応じて、ライブ配信サーバ11を介さずに、ライバー25に関連付けられた第1の制御機器39及び第2の制御機器38の機器制御情報を、対応するライバー端末装置15に送信する。
また、処理部81は、視聴者端末装置13から受信したメッセージや投げ銭情報をライバー端末装置15に送信する。
【0058】
ステップST23:
ライバー端末装置15の処理部61は、付加サービス装置21から受信した機器制御情報を基に、対応する第1の制御機器39及び第2の制御機器38を制御する。
【0059】
ステップST24:
ライバー端末装置15の処理部61は、第1の制御機器39及び第2の制御機器38の動作状況を示す動作状況情報を示す第1の付加サービス情報を付加サービス装置21に送信する。
また、処理部61は、ライバー端末装置15からライバー25のメッセージを受信した場合には、そのメッセージを第1の付加サービス情報として付加サービス装置21に送信する。
【0060】
ステップST25:
付加サービス装置21の処理部81は、ステップST24で受信した動作状況情報を示す第1の付加サービス情報を基に第2の付加サービス情報を生成し、視聴者端末装置13に送信する。
【0061】
ステップST26:
視聴者端末装置13は、付加サービスプログラムPRG2に基づいて、ステップST25で受信した第2の付加サービス情報に応じた画面や情報を、ブラウザに表示されたサービス画面に関連付けて表示する。
【0062】
以上説明したように、コンテンツ提供システム1によれば、視聴者端末装置13に付加サービスプログラムPRG2をインストールして、ウェブブラウザPRG1に付加サービス装置21と連携する機能を付加することで、ウェブブラウザPRG1を基に視聴者端末装置13にブラウザ表示したサービス画面に、付加サービス装置21の機能を付加できる。
これによりライブ配信サーバ11及びウェブブラウザPRG1が提供できないサービスを視聴者23に提供することができる。
【0063】
すなわち、コンテンツ提供システム1によれば、ライブ配信サーバ11を介してライバー端末装置15が配信しているコンテンツを視聴する視聴者23による視聴者端末装置13の入力操作に応じて、ライバー25宅にある第1の制御対象機器39を制御することができる。これにより、エンタテイメント性を高めることができる。
【0064】
本実施形態によれば、視聴者23は、自らが提供した対価に応じた効果を、ライバー25の周りにある第1の制御対象機器39等の動作状況を把握することができ、対価の提供による効果を感じやすくなる。
【0065】
<第2実施形態>
本実施形態では、付加サービス装置21が視聴者23の視聴者ID情報に関連付けられたライバーの一覧情報を視聴者端末装置13に提供する。
付加サービス装置21の処理部81は、視聴者端末装置13からの取得した視聴者23に関係するライバー25のライバーID情報を予めライバー一覧情報として管理する。
【0066】
そして、付加サービス装置21は、当該ライバー一覧情報を含む第2の付加サービス情報を視聴者端末装置13に送信する。
視聴者端末装置13は、受信した当該ライバー一覧情報を、サービス画面に関連付けて表示する。
当該ライバー一覧情報には、例えば、複数のライバー25のそれぞれついて、ログイン状態、使用可能な制御機器情報等が含まれる。
また、ライブ配信サーバ11以外のサーバ装置が提供しているその他のサービスに登録したライバー情報をライバー一覧情報に含めてもよい。
【0067】
本実施形態によれば、視聴者23は、ライブ配信サーバ11が提供しないライバー一覧情報を、付加サービス装置21から取得して利用できる。例えば、ライバー一覧情報として表示されたライバー25を指定して、そのライバー25が出演しているライブ配信サーバ11以外のサーバサイトにアクセスすることが可能になる。
【0068】
<第3実施形態>
付加サービス装置21は、視聴者端末装置13からウェブページ情報として、ライバーID情報を取得し、事前登録情報から、当該ライバーID情報のライバー25が付加サービス装置21が提供するサービスに登録しているかを判断し、登録していると判断した場合に、その旨を示す登録情報を第2の付加サービス情報として視聴者端末装置13に送信する。
【0069】
視聴者端末装置13は、付加サービス装置21から受信した第2の付加サービス情報を基に、ライバー25が当該サービスに登録しているか否かを示す登録有無を示す情報を、ウェブブラウザPRG1が表示するサービス画面に関連付けて表示する。
【0070】
これにより、ライブ配信サーバ11から配信してるライバー25が、ライブ配信サーバ11のサービスに登録しているかを視聴者23が容易に把握できる。
【0071】
<第4実施形態>
図8は、
図3に示すライバー端末装置15のディスプレイ51に表示されたブラウザ内のサービス画面を説明するための図である。
図9は、
図8に示すサービス画面に表示した拡張画面を説明するための図である。
視聴者端末装置13の処理部41は、ウェブブラウザPRG1に基づいて、
図8に示すブラウザ91に前述したサービス画面を表示する。当該サービス画面は、ライブ配信サーバ11から受信したファイル(HTML)に応じた画面である。
【0072】
処理部41は、付加サービスプログラムPRG2に基づいて、
図9に示すように、付加サービス装置21から受信した第2の付加サービス情報を基に、その内容を含む付加サービス画面(ポップアップ画面)95,97を、サービス画面に関連付けて表示する。
図8の例では、付加サービス画面95,97には、サービス画面93に表示されたライバーの関するチップ数情報、ライバーランキング情報、当該ライバーが制御可能な
図2に示す機器の一覧情報、並びにその動作状況(オンオフ)等が表示される。
【0073】
本実施形態によれば、サービス画面93に関連付けて付加サービス画面95,97を視聴者端末装置13に表示することで、視聴者23はライブ配信サーバ11から取得できないライバー25に関する情報を付加サービス装置21か取得できる。
【0074】
<第5実施形態>
図10は、付加サービス装置21からの情報に基づいてライバー端末装置15に表示されるライバー一覧画面の一例を説明するための図である。
【0075】
付加サービス装置21の処理部81は、予め登録された視聴者23の視聴者ID情報に、当該視聴者23が事前指定したあるいは視聴者23の属性を基に予め関連付けられた複数のライバー25の一覧を示すライバー一覧情報を予め生成し、これを視聴者端末装置13に送信する。
視聴者端末装置13の処理部41は、付加サービス装置21から受信したライバー一覧情報を基に、例えば、
図10に示すライバー一覧103を付加サービス画面101としてディスプレイ31に表示する。
【0076】
<第6実施形態>
本実施形態では、それぞれ異なる付加サービス装置21にアクセスする複数の付加サービスプログラムPRG2を視聴者端末装置13にインストールしてブラウザに関連付ける。すなわち、ブラウザの機能の一部として機能できるようにする。
例えば、第1の付加サービスプログラムPRG2は、ライブ配信サーバ11からのウェブページから情報を取得すると共に、第1の付加サービス装置21にアクセスして、当該第1の付加サービス装置21から得た第1の付加サービス情報を視聴者端末装置13に表示する。
また、第2の付加サービスプログラムPRG2は、ライブ配信サーバ11からのウェブページから情報を取得すると共に、第2の付加サービス装置21にアクセスして、当該第2の付加サービス装置21から得た第2の付加サービス情報を視聴者端末装置13に表示する。
【0077】
このとき、第1の付加サービスプログラムPRG2と第2の付加サービスプログラムPRG2とが、相互に付加サービス情報を共用する。これにより、複合的なサービスを視聴者23に提供できる。
【0078】
そして、第1の付加サービスプログラムPRG2が、ライブ配信サーバ11からのウェブページから情報を取得すると共に、第1の付加サービス装置21にアクセスして、第1の付加サービス装置21から得た第2の付加サービス情報をウェブページに関連付けて表示する処理を視聴者端末装置13に実行させる。
また、第2の付加サービスプログラムPRG2が、ライブ配信サーバ11からのウェブページから情報を取得すると共に、第2の付加サービス装置21にアクセスして、第2の付加サービス装置21から得た第2の付加サービス情報をウェブページに関連付けて表示する処理を視聴者端末装置13に実行させる。
このとき、第1の付加サービス装置21が、第2の付加サービス装置21からの情報を基に、第2の付加サービス情報を生成する。
また、第2の付加サービス装置21は、第1の付加サービス装置21からの情報を基に、第2の付加サービス情報を生成する。
これにより、複数の事業者が運用する付加サービス装置21のサービスを融合したサービスを視聴者に提供できる。
【0079】
本発明は、上述した実施形態には限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、コンテンツ配信サイトサーバ装置が視聴者装置にコンテンツを提供する種々のシステムに適用可能である。
【符号の説明】
【0081】
PRG1…ウェブブラウザ
PRG2…付加サービスプログラム
PRG3…付加サービスプログラム
PRG4…ライバープログラム
1…コンテンツ提供システム
11…ライブ配信サーバ
13…視聴者端末装置
15…ライバー端末装置
21…付加サービス装置
23…視聴者
25…ライバー
93…サービス画面
95,96…付加サービス画面
【要約】
【課題】コンテンツ配信者が提供するコンテンツをコンテンツ配信サイトから視聴者に配信する場合において、視聴者から配信者へ行った入力操作を、配信者側における現実世界の動作として現実化する。
【解決手段】 ライブ配信サーバ11が提供するウェブページを視聴者端末装置13に表示する。視聴者端末装置13は、付加サービスプログラムPRG2により、ウェブページ情報を付加サービス装置21に提供すると共に、付加サービス装置21が生成した付加サービス情報に応じた付加サービス画面を表示する。付加サービス装置21は、視聴者端末装置13から受信した視聴者操作情報を基にライバー端末装置15に接続した制御機器を制御する。
【選択図】
図1