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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-15
(45)【発行日】2024-11-25
(54)【発明の名称】ヘルメット
(51)【国際特許分類】
   A42B 3/12 20060101AFI20241118BHJP
【FI】
A42B3/12
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020199163
(22)【出願日】2020-11-30
(65)【公開番号】P2022086891
(43)【公開日】2022-06-09
【審査請求日】2023-11-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000149930
【氏名又は名称】株式会社谷沢製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】緑川 貴之
(72)【発明者】
【氏名】大月 信一
(72)【発明者】
【氏名】崔 成根
【審査官】嘉村 泰光
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-139076(JP,A)
【文献】特開2018-178351(JP,A)
【文献】特開2007-231496(JP,A)
【文献】国際公開第2012/000475(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A42B 3/00-7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人頭を覆う殻体と、該殻体と人頭との間に設けられる内装体とを備えるヘルメットにおいて、
前記内装体は、前記殻体の内面に沿って頭頂部側から下方に延びる複数の脚部を備え、
前記脚部は、帯状に形成されていて、その長手方向に沿って薄肉部と厚肉部とが配設されており、
前記脚部の延出方向の両端の間に基部が設けられ、該基部に凸部が複数形成されており、該凸部及び前記基部の対応箇所が前記厚肉部をなしており、
少なくとも前記基部における複数の凸部間の部分が前記薄肉部をなしており、
ヘルメット装着時に、前記基部における複数の凸部間の前記薄肉部の、延出方向の両端部間の中間部分の、前記殻体の内面に対する最短距離が、前記薄肉部の前記両端部の、前記殻体の内面に対する最短距離よりも短くなるように、前記基部における複数の凸部間の前記薄肉部が前記殻体の内面に向けて屈曲することを特徴とするヘルメット。
【請求項2】
人頭を覆う殻体と、該殻体と人頭との間に設けられる内装体とを備えるヘルメットにおいて、
前記内装体は、前記殻体の内面に沿って頭頂部側から下方に延びる複数の脚部を備え、
前記脚部は、帯状に形成されていて、その長手方向に沿って薄肉部と厚肉部とが配設されており、
前記脚部の延出方向の両端の間に基部が設けられ、該基部に凸部が複数形成されており、該凸部及び前記基部の対応箇所が前記厚肉部をなしており、
少なくとも前記基部における複数の凸部間の部分が前記薄肉部をなしており、
ヘルメット装着時に、前記基部における複数の凸部間の前記薄肉部が、前記殻体の内面に向けて凸曲面をなすように湾曲しており、
前記基部は、前記脚部の延出方向の両端の間に二股状に並列して延びており、各基部に前記凸部が複数形成され、各基部における複数の凸部間の部分が前記薄肉部をなしており、
ヘルメット装着時に、各基部における複数の凸部間の前記薄肉部が、前記殻体の内面に向けて凸曲面をなすように湾曲することを特徴とするヘルメット。
【請求項3】
前記内装体は頭頂環状部を有しており、
前記脚部は、延出方向の上端が前記頭頂環状部に連結され、延出方向の下端に前記殻体に連結する連結部が設けられており、
前記脚部は、上端側に配置された前記凸部よりも前記頭頂環状部側に前記薄肉部が設けられていると共に、下端側に配置された前記凸部よりも前記連結部側に前記薄肉部が設けられており、
ヘルメット装着時に、前記脚部における前記頭頂環状部側の前記薄肉部及び前記連結部側の前記薄肉部のそれぞれが、前記殻体の内面に向けて凸曲面をなすように湾曲することを特徴とする請求項1又は2記載のヘルメット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメットに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘルメットは、硬質の殻体と、殻体の内部に設ける内装体とで構成されている。内装体は、一般に、衝撃吸収ライナ、ハンモック、ヘッドバンド、顎ひも等を備えている。
【0003】
衝撃吸収ライナは、発泡スチロールにより形成されており、帽体の内面の殆どの範囲を覆っている。これにより、着用者の転倒や転落による墜落時に前頭部と後頭部との何れの側から衝撃を受けても、そのときの衝撃力を衝撃吸収ライナが適切に吸収して人頭を保護することができるようになっている。
【0004】
また、近年では、発泡スチロール製の衝撃吸収ライナに代わり、内装体に衝撃吸収性能を付与する衝撃吸収部を設けたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、発泡スチロール製の衝撃吸収ライナを用いた内装体に比べ、通気可能な空間を多く設けることができるために、殻体内部の通気性や放熱性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2020-66835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来のヘルメットは、衝撃吸収能力を付与する比較的複雑な構造体を有しているために、その重量が大きい。このため、ヘルメットの荷重が装着者の負担となり、装着感が低下する不都合がある。
【0007】
上記の点に鑑み、本発明は、装着感の低下を抑えつつ内装体を軽量化したヘルメットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するために、本発明の一つは、人頭を覆う殻体と、該殻体と人頭との間に設けられる内装体とを備えるヘルメットにおいて、前記内装体は、前記殻体の内面に沿って頭頂部側から下方に延びる複数の脚部を備え、前記脚部は、帯状に形成されていて、その長手方向に沿って薄肉部と厚肉部とが配設されており、前記脚部の延出方向の両端の間に基部が設けられ、該基部に凸部が複数形成されており、該凸部及び前記基部の対応箇所が前記厚肉部をなしており、ヘルメット装着時に、前記基部における複数の凸部間の前記薄肉部の、延出方向の両端部間の中間部分の、前記殻体の内面に対する最短距離が、前記薄肉部の前記両端部の、前記殻体の内面に対する最短距離よりも短くなるように、前記基部における複数の凸部間の前記薄肉部が前記殻体の内面に向けて屈曲することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、帯状の脚部が備える薄肉部と厚肉部とによって、脚部が人頭に沿って湾曲したときに、部分的に曲率が異なる部分が生じる。これにより、脚部においては、人頭に接する部分と接しない部分とが生じ、或いは、人頭に強く当たる部分と弱く当たる部分とが生じ、脚部が直線的に人頭に接する場合に比べて、装着感(特に、脚部が人頭に接触したときの感触)が向上する。
【0010】
ところで、内装体の軽量化として、脚部の肉厚を薄くすることが考えられるが、更に、脚部の幅寸法を小さくすることも考えられる。脚部の肉厚を薄くすることにより、脚部の柔軟性が増し、硬さによる装着感の低下を防止することができる。一方、脚部の幅寸法を小さくすると、脚部が人頭に対して線状に当たり、ヘルメット自体の荷重が集中して装着感(特に、脚部が人頭に接触したときの感触)が低下するおそれがある。
【0011】
このとき、本発明においては、薄肉部と厚肉部とによって、装着感の低下を抑えることができる。従って、本発明によれば、装着感の低下を抑えつつ内装体を軽量化したヘルメットを提供することができる。
【0012】
前記脚部は、射出成形により形成された合成樹脂製あることが好ましい。合成樹脂の射出成形により帯状の脚部を形成するとき、金型としてその内部が比較的狭く長いものが用いられる。このような狭く長い金型内部を溶融樹脂が流れるときには、流動抵抗等に起因する成型不良が生じやすいが、上記態様においては、前記厚肉部の成形部分が溶融樹脂溜まりとなって成型不良を防止することができる。
本発明のもう一つは、人頭を覆う殻体と、該殻体と人頭との間に設けられる内装体とを備えるヘルメットにおいて、前記内装体は、前記殻体の内面に沿って頭頂部側から下方に延びる複数の脚部を備え、前記脚部は、帯状に形成されていて、その長手方向に沿って薄肉部と厚肉部とが配設されており、前記脚部の延出方向の両端の間に基部が設けられ、該基部に凸部が複数形成されており、該凸部及び前記基部の対応箇所が前記厚肉部をなしており、少なくとも前記基部における複数の凸部間の部分が前記薄肉部をなしており、ヘルメット装着時に、前記基部における複数の凸部間の前記薄肉部が、前記殻体の内面に向けて凸曲面をなすように湾曲しており、前記基部は、前記脚部の延出方向の両端の間に二股状に並列して延びており、各基部に前記凸部が複数形成され、各基部における複数の凸部間の部分が前記薄肉部をなしており、ヘルメット装着時に、各基部における複数の凸部間の前記薄肉部が、前記殻体の内面に向けて凸曲面をなすように湾曲することを特徴とする
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態であるヘルメットの説明図。
図2】ハンモックを展開して示す斜視図。
図3】脚部の説明的側面図。
図4】殻体に連結した連結部の説明的断面図。
図5】連結部の説明的平面図。
図6】規制部を示す説明的斜視図。
図7】規制部の作用を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のヘルメットは、硬質材料によりドーム状に形成された殻体1を備えている。殻体1の内部には、ハンモック2が設けられている。ハンモック2は、内装体を構成している。内装体は、ハンモック2以外にも、ヘッドバンド3や図示しない顎ひも等を備えている。
【0015】
ハンモック2は、合成樹脂(例えば低密度ポリエチレン等)を材料として射出成型により形成されている。ハンモック2は、図2に示すように、頭頂環状部4と、複数(本実施形態においては4本)の脚部5と、頭頂環状部4に連設された規制部6と、互いに隣り合う脚部5の間に設けられた衝撃吸収部7とを備えている。
【0016】
また、脚部5の一方側縁(前側縁)にはヘッドバンド3を連結するヘッドバンド連結片8が設けられ、脚部5の他方側縁(後側縁)には図示しない顎ひもを連結する顎ひも連結片9が設けられている。
【0017】
頭頂環状部4は、前後方向に長い略楕円形状に形成されている。頭頂環状部4の内側には、張出部10が設けられている。張出部10は、頭頂環状部4の人頭への接触範囲を拡大して、装着感を向上させる。なお、本実施形態においては、軽量化のために、張出部10の形状に沿って抜き孔11が形成されている。
【0018】
各脚部5は、幅寸法5.0~8.0mm、厚み寸法1.5~2.0mmで帯状に形成され、その上端が頭頂環状部4に連結されている。各脚部5の下端(先端)には連結部12が設けられている。
【0019】
また、各脚部5には、夫々、複数の(本実施形態では2つの)凸部13,14が形成されている。脚部5においては、凸部13,14が厚肉部とされ、凸部13,14と連結部12とを除く他の部分が薄肉部15とされている。
【0020】
薄肉部15は柔軟性が高く、凸部13,14は脚部表面から2.5mm~15mm程度立ち上がっており薄肉部の1.5倍以上の高さがあるためは柔軟性が低い。このため、脚部5が人頭に沿って湾曲したときに、図3に示すように、部分的に曲率が異なり、人頭に接する部分と接しない部分(或いは、人頭に強く当たる部分と弱く当たる部分)が生じる。
【0021】
脚部5が人頭に接するとき、脚部5の幅は広いよりも狭い方がハンモック2を軽量とすることができるが、その反面、人頭に対して幅の狭い脚部5が当接すると、殻体1の荷重が連続する線状に人頭に付与されて(例えば皮膚に食い込むような感触が生じて)、装着感が低下する。
【0022】
このとき、脚部5に柔軟性が高い薄肉部15及び柔軟性が低い凸部13,14が形成されていることにより、脚部5が人頭に対して断続的に当接し、殻体1の荷重が連続する線状に人頭に付与される場合に比べて、皮膚に食い込むような感触等が軽減されるので、装着感の低下が抑制される。
【0023】
また、ハンモック2は合成樹脂材料を用いて射出成形により形成されている。この射出成形においては、金型の脚部5に対応する部分が比較的狭く長い。このような狭く長い金型内部を溶融樹脂が流れるときには、流動抵抗等に起因する成型不良が生じやすいが、金型の凸部13,14(厚肉部)に対応する部分が溶融樹脂溜まりとなる。よって、金型の脚部5に対応する比較的狭い部分の距離が実質的に短くなり、成型不良の発生を防止することができる。
【0024】
更に、脚部5の凸部13,14は、脚部5と殻体1との間に空隙を形成する。そして、複数の凸部13,14のうち、最も連結部12に近い位置に形成されている凸部13は、指掛け部として機能する。
【0025】
殻体1の内面には、脚部5を連結する際に連結部12を係止するための鋲状部16(係止部)が設けられている。鋲状部16は、図4に示すように、殻体1の内面に突出する鋲軸16aと、鋲軸16aの頂部で拡径する円盤状の鋲頭16bとを備えている。
【0026】
連結部12には、図2及び図5に示すように、鋲状部16が貫通自在となる大きさの大径開口部12aと、鋲状部16が貫通不能であり鋲軸16aの外径に略対応する大きさの小径開口部12bとが隣接且つ連続して形成されている。小径開口部12bは大径開口部12aに対して下方位置(脚部5の先端側)に形成されている。
【0027】
脚部5を殻体1に連結するときには、連結部12の大径開口部12aに鋲状部16の鋲頭16bを貫通させ、次いで、連結部12を殻体1の内面に沿って殻体1の頭頂方向に向かってスライドさせ、鋲軸16aを小径開口部12bに嵌め込む。
【0028】
殻体1から脚部5を外すときには、連結部12を殻体1の内面に沿って殻体1の下縁に向かってスライドさせ、相対的に、鋲状部16の鋲軸16aを小径開口部12bから大径開口部12aに移動させる。
【0029】
このとき、図3に示した脚部5の凸部13(指掛け部)に指を掛けることにより、連結部12のスライド操作を確実に行うことができ、鋲軸16aが小径開口部12bに強固に嵌まり込んでいても、鋲軸16aと小径開口部12bとの係合を円滑に解除することができる。
【0030】
そして、大径開口部12aに移動した鋲状部16の鋲頭16bを大径開口部12aから抜き取ることにより、殻体1から脚部5を外すことができる。
【0031】
なお、図5に示すように、取り外し時のスライド方向を示す案内マーク17(表示部)を凸部13(指掛け部)に設けておくことにより、取り外し時のスライド操作方向を容易に視認することができるだけでなく、指を掛ける凸部13(指掛け部)の位置も判別し易くなる。
【0032】
なお、本実施形態においては、図2に示すように、脚部5の両側にヘッドバンド連結片8と顎ひも連結片9とが設けられていることにより、これらを指掛け片として利用することも可能である。即ち、ヘッドバンド連結片8と顎ひも連結片9とに指を掛けて、連結部12を殻体1の内面に沿って殻体1の下縁に向かってスライドさせることで、殻体1から脚部5を容易に外すことができる。
【0033】
次に、衝撃吸収部7について説明する。衝撃吸収部7は、前方、後方、左右の4か所に設けられている。このうち、左右の衝撃吸収部7は、規制部6に連設されている。
【0034】
規制部6は、図2に示すように、頭頂より僅かに前側寄りで且つ頭頂から左右にずれた位置に一対設けられ、図6に示すように、規制部本体61と、規制部本体61を支持する規制部支持部62とを備えている。規制部支持部62は、頭頂環状部4に一体に設けられている。規制部支持部62は、延出部63を介して左右の衝撃吸収部7を支持している。
【0035】
規制部本体61は、複数の六角筒状の筒状体61aを複数集合させたハニカム形状に形成されている。筒状体61aが六角筒状であることにより、隣接する筒状体61a同士で周壁を共有するハニカム形状の規制部本体61を構成することができる。
【0036】
規制部本体61は、複数の筒状体61aを有する構造であることにより、規制部本体61の周壁側から内方側にかけて、段階的に座屈強度が増加する構造とすることができる。
【0037】
即ち、図7に説明の便宜上誇張して示すように、殻体1の頭頂部に衝撃荷重を受けると、殻体1の頂部が凹入変形し、殻体1内面と人頭との距離が小さくなる。これに伴い、殻体1が圧接した規制部本体61は、その上端部の周縁角部の一部に座屈変形が生じる。一方、規制部本体61の他部には座屈変形が殆ど生じることなく殻体1の人頭への接近を規制するので、殻体1の人頭への接触が防止される。
【0038】
このように、規制部本体61によって、殻体1の人頭への接触を防止する作用が得られるので、ハンモック2の脚部5への負担を極めて小さくすることができる。従って、脚部5を比較的薄く或いは比較的細くすることが可能となるので、合成樹脂材料を少なくすることによるコストの低減や、ハンモック2の軽量化が可能となる。
【0039】
また、図6に示すように、規制部支持部62は板状に形成されて規制部本体61の底部を閉塞しており、例えば、規制部本体61の筒状体61aが直接人頭に接しないようにして、装着感の低下を防止している。
【0040】
上記構成によって、規制部6は、規制部本体61を構成する各筒状体61aの周壁の壁厚、筒状体61aの数(本発明における規制部の筒状体は1つでもよいし、複数でもよい)、筒状体61aの高さ、筒状部61aの径を、適宜設定することにより、殻体1から受ける圧接に伴う潰れ速度や潰れ形状等を容易に調整することができる。
【符号の説明】
【0041】
1…殻体、2…ハンモック(内装体)、3…ヘッドバンド(内装体)、4…頭頂環状部、5…脚部、6…規制部、7…衝撃吸収部、8…ヘッドバンド連結片、9…顎ひも連結片、10…張出部、11…抜き孔、12…連結部、13,14…凸部(厚肉部)、15…薄肉部、13…凸部(指掛け部)、16…鋲状部(係止部)、16a…鋲軸、16b…鋲頭、12a…大径開口部、12b…小径開口部、17…案内マーク(表示部)、61…規制部本体、62…規制部支持部、63…延出部、61a…筒状体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7