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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-15
(45)【発行日】2024-11-25
(54)【発明の名称】回路基板アセンブリ及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20241118BHJP
   H05K 7/12 20060101ALI20241118BHJP
【FI】
H01R12/71
H05K7/12 Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023507505
(86)(22)【出願日】2021-08-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-05
(86)【国際出願番号】 CN2021110018
(87)【国際公開番号】W WO2022028357
(87)【国際公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202010767024.5
(32)【優先日】2020-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【弁理士】
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】李 佩
【審査官】山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第210007023(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2013/0128482(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108321568(CN,A)
【文献】特開2015-103289(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/71
H05K 7/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板対基板コネクタ及び第2基板対基板コネクタが取り付けられる回路基板と、
前記回路基板に取り付けられ、前記第1基板対基板コネクタの前記回路基板から離れた一側に位置し、前記第1基板対基板コネクタを固定するために用いられ、且つ逃げ孔が設けられる第1ブラケットと、
前記回路基板に取り付けられ、前記第2基板対基板コネクタの前記回路基板から離れた一側に位置し、前記第2基板対基板コネクタを固定するために用いられ、前記第1ブラケットに近接して設けられ、且つタングを有する第2ブラケットであって、前記タングが前記第2ブラケットの前記第1ブラケットに向かう一側に位置する第2ブラケットと、
前記回路基板に接続され、且つ挿入溝が設けられる固定部材であって、前記挿入溝が前記逃げ孔から延出し、前記タングの少なくとも一部が前記挿入溝内に挿設される固定部材と、を含み、
前記第1ブラケットは沈下部を有し、前記沈下部は、前記回路基板に向かって設けられ、前記逃げ孔と前記第2ブラケットとの間に位置し、且つ前記タングの前記回路基板に向かう一側に当接される、回路基板アセンブリ。
【請求項2】
前記固定部材は、前記回路基板に接続される基板と、前記基板の前記回路基板から離反する一側に設けられる係止フックとを含み、且つ前記係止フックと前記基板の間に前記挿入溝が形成される、請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項3】
前記回路基板に取り付け穴が設けられ、前記基板の前記回路基板に向かう一側に接続ピンが設けられ、前記接続ピンは前記取り付け穴内に取り付けられて、前記固定部材を前記回路基板に取り付ける、請求項2に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項4】
前記接続ピンは溶接によって前記回路基板に接続される、請求項3に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項5】
前記係止フックは接続板及び固定板を含み、前記基板と、前記接続板と、前記固定板との間で前記タングに向かう前記挿入溝が形成されるように、前記接続板は、前記基板に接続され、且つ前記回路基板から離れて延在し、前記固定板は、前記接続板の前記回路基板から離れた一端に接続され、且つ前記タングに向かって延在する、請求項2に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項6】
前記挿入溝の開口のサイズが前記接続板に向かう方向に徐々に小さくなるように、前記固定板は前記回路基板から離れて延在する、請求項に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項7】
前記第2ブラケットは前記タングに接続される遷移部を有し、前記遷移部は前記タングに向かう方向において前記回路基板に向かって延在する、請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項8】
前記第1基板対基板コネクタが複数であり、且つ複数の前記第1基板対基板コネクタが第1方向に沿って配列され、前記第2基板対基板コネクタが複数であり、且つ複数の前記第2基板対基板コネクタが第2方向に沿って配列され、前記第1方向と前記第2方向の間の夾角が0°よりも大きく、1つの前記第1基板対基板コネクタと1つの前記第2基板対基板コネクタはそれぞれ前記固定部材の2つの対向側に位置する、請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項9】
請求項1からのいずれか1項に記載の回路基板アセンブリを含み、前記回路基板をメインボードとする、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年8月3日に中国で提出した中国特許出願番号No.202010767024.5の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本文に組み込まれる。
【0002】
本出願は、電子機器の技術分野に関し、特に回路基板アセンブリ及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、電子機器では、機器全体の軽量化と薄型化への発展が常に追求されているとともに、電子機器内に統合された機能もますます多くなるため、各機能を実現する機能部品の取付スペースがますます小さくなっている。例えば、携帯電話におけるカメラモジュールの回路基板は、通常、基板対基板コネクタによって電子機器のメインボードに接続され、そして、基板対基板コネクタはねじ止めの方式でメインボードに固定される必要がある。
【0004】
しかしながら、電子機器における基板対基板コネクタの数がますます多くなることに伴い、ねじ止めの方式では、回路基板にねじ穴が多く設けられており、配線のレイアウトに影響が及ぼされるが、メインボード上の重要なチップの配線レイアウトを保証するために、基板対基板コネクタと回路基板の接続が強固でなくなることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、基板対基板コネクタと回路基板の接続が強固でなくなるという問題を解決できる回路基板アセンブリ及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本出願は次のように実現される。
【0007】
第1側面において、本出願の実施例は、
第1基板対基板コネクタ及び第2基板対基板コネクタが取り付けられる回路基板と、
前記回路基板に取り付けられ、前記第1基板対基板コネクタの前記回路基板から離れた一側に位置し、前記第1基板対基板コネクタを固定するために用いられ、且つ逃げ孔が設けられる第1ブラケットと、
前記回路基板に取り付けられ、前記第2基板対基板コネクタの前記回路基板から離れた一側に位置し、前記第2基板対基板コネクタを固定するために用いられ、前記第1ブラケットに近接して設けられ、且つタングを有する第2ブラケットであって、前記タングが前記第2ブラケットの前記第1ブラケットに向かう一側に位置する第2ブラケットと、
前記回路基板に接続され、且つ挿入溝が設けられる固定部材であって、前記挿入溝が前記逃げ孔から延出し、前記タングの少なくとも一部が前記挿入溝内に挿設される固定部材と、を含む、回路基板アセンブリを提供する。
【0008】
第2側面において、本出願の実施例は、上記回路基板アセンブリを含み、前記回路基板をメインボードとする、電子機器をさらに提供する。
【発明の効果】
【0009】
本出願の実施例において、第1ブラケットと第2ブラケットの隣接する領域について、第1ブラケット及び第2ブラケットを固定部材によって回路基板に固定することで、第1ブラケットと第2ブラケットの隣接する領域と回路基板との接続の強固性を向上させることができ、また、ねじ接続構造の使用を低減することで、回路基板におけるねじ取り付け穴の開設数を低減し、さらに回路基板の利用率を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本出願の実施例で提供される回路基板アセンブリの分解図である。
図2図2は、本出願の実施例で提供される回路基板アセンブリの断面図である。
図3図3は、本出願の実施例で提供される固定部材の斜視図である。
図4図4は、本出願の実施例で提供される回路基板の構造模式図である。
図5図5は、図4におけるA領域の部分拡大図である。
図6図6は、本出願の実施例で提供される第1ブラケットの構造模式図である。
図7図7は、図6におけるB領域の部分拡大図である。
図8図8は、本出願の実施例で提供される第2ブラケットの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0012】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は前後順を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを表し、符号の「/」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0013】
図1及び図2に示すように、本出願の実施例は回路基板アセンブリを提供する。該回路基板アセンブリは、
第1基板対基板コネクタ11及び第2基板対基板コネクタ12が取り付けられる回路基板10と、
回路基板10に取り付けられ、第1基板対基板コネクタ11の回路基板10から離れた一側に位置し、第1基板対基板コネクタ11を固定するために用いられ、且つ逃げ孔21が設けられる第1ブラケット20と、
回路基板10に取り付けられ、第2基板対基板コネクタ12の回路基板10から離れた一側に位置し、第2基板対基板コネクタ12を固定するために用いられ、第1ブラケット20に近接して設けられ、且つタング31を有する第2ブラケット30であって、タング31が第2ブラケット30の第1ブラケット20に向かう一側に位置する第2ブラケット30と、
回路基板10に接続され、且つ挿入溝41が設けられる固定部材40であって、挿入溝41が逃げ孔21から延出し、タング31の少なくとも一部が挿入溝41に挿設される固定部材40と、を含む。
【0014】
本実施形態において、回路基板10に取り付けられた基板対基板コネクタについて、基板対基板コネクタごとに対応する機能アセンブリが異なるため、基板対基板コネクタは回路基板10での取り付けが前後順を有する。よって、先に取り付ける必要がある基板対基板コネクタを第1基板対基板コネクタ11にし、後に取り付ける必要がある基板対基板コネクタを第2基板対基板コネクタ12にし、第1ブラケット20及び第2ブラケット30を介して、第1基板対基板コネクタ11及び第2基板対基板コネクタ12をそれぞれ固定することができる。
【0015】
第1ブラケット20及び第2ブラケット30がねじ接続の方式で回路基板10に固定されてもよく、さらに第1基板対基板コネクタ11及び第2基板対基板コネクタ12の固定が実現され、第1基板対基板コネクタ11及び第2基板対基板コネクタ12と回路基板10との接続安定性が保証される。
【0016】
また、第1ブラケット20と第2ブラケット30の隣接する領域について、第1ブラケット20及び第2ブラケット30を固定部材40によって回路基板10に固定することで、第1ブラケット20と第2ブラケット30の隣接する領域と回路基板10との接続の強固性を向上させることができ、また、ねじ接続構造の使用を低減することで、回路基板10におけるねじ取り付け穴の開設数を低減し、さらに回路基板10の利用率を向上させることもできる。
【0017】
固定部材40は挿入溝41を有し、第1ブラケット20の第2ブラケット30に近接する一側に逃げ孔21を設けることで、挿入溝41は逃げ孔21内から延出することができ、第2ブラケット30の第1ブラケット20に近接する一側にタング31が設けられてもよく、且つタング31の少なくとも一部が挿入溝41内に挿設されてもよく、挿入溝41とタング31の嵌合により固定部材40と第2ブラケット30とを係着させ、タングが逃げ孔21から延出するため、同時に第1ブラケット20を固定することができ、それにより、第1ブラケット20及び第2ブラケット30を固定部材40によって回路基板に固定することが実現される。
【0018】
以上のことから分かるように、本出願の実施例に係る回路基板アセンブリは、基板対基板コネクタと回路基板との間の接続をより強固に確実にすることができるのみならず、構造が簡単でコンパクトであり、占有スペースが小さい。
【0019】
選択的に、図3に示すように、固定部材40は、回路基板10に接続される基板42と、基板42の回路基板10から離反する一側に設けられる係止フック43とを含み、且つ係止フック43と基板42の間に挿入溝41が形成される。
【0020】
本実施形態において、係止フック43の形態で挿入溝41が形成され、これによって、タング31は挿入溝41内に挿設することができ、且つ、係止フック43に係着することができるため、第1ブラケット20及び第2ブラケット30の固定部材40による固定が実現される。
【0021】
係止フック43は接続板431及び固定板432を含み、基板42と、接続板431と、固定板432との間でタング31に向かう挿入溝41が形成されるように、接続板431は、基板42に接続され、且つ回路基板10から離れて延在し、固定板432は、接続板431の回路基板10から離れた一端に接続され、且つタング31に向かって延在する。
【0022】
こうして、タング31を挿入溝41内に挿設することで、固定板432と係着させて、第1ブラケット20及び第2ブラケット30の固定部材40による固定を実現する。また、タング31を挿入溝41内に挿設することを容易にするために、タング31の挿入端に案内面を設けてもよく、固定板432の基板42に向かう一側に案内面を設けてもよい。
【0023】
さらに、挿入溝41の開口のサイズが接続板431に向かう方向に徐々に小さくなり、タング31を挿入溝41内に挿入しやすいように、固定板432は回路基板10から離れて延在してもよい。また、挿入溝41の開口のサイズが接続板431に向かう方向に徐々に小さくなるため、タング31が挿入溝41内に完全に挿入されると、タング31と挿入溝41の挿着信頼性を向上させることができ、安定性がより高くなる。
【0024】
図4及び図5に示すように、回路基板10に取り付け穴13が設けられ、基板42の回路基板10に向かう一側に接続ピン44が設けられ、接続ピン44は取り付け穴13内に取り付けられて、固定部材40を回路基板10に固定する。
【0025】
接続ピン44は溶接によって回路基板10に接続してもよい。具体的には、接続ピン44は取り付け穴13内に延び、さらに半田ペーストで溶接することができ、それにより、固定部材40と回路基板10との間で強い引抜耐力が保証され、回路基板アセンブリの構造信頼性が向上する。
【0026】
選択的に、取り付け穴13は棒状孔であってもよく、そして、取り付け穴13が回路基板10において占有する配線スペースを低減し、さらに回路基板10の利用率を向上させるように、取り付け穴13の長さ方向は回路基板10上のプロセッサ(図示せず)の引き回し方向に沿って延在する。
【0027】
取り付け穴13の幅範囲は0.4ミリメートル~0.6ミリメートルであり、長さ範囲は1.2ミリメートル~1.8ミリメートルであり、回路基板10における直径1.6ミリメートルのねじ穴と比較した結果、取り付け穴13が回路基板10において占有するスペースを効果的に低減することができる。
【0028】
本出願の具体的な一実施形態において、取り付け穴13が回路基板10において占有するスペースを低減するように、取り付け穴13は、長さ1.5ミリメートル、幅0.5ミリメートルの長方形孔に設計されてもよい。
【0029】
選択的に、図6及び図7に示すように、第1ブラケット20は沈下部22を有し、沈下部22は、回路基板10に向かって設けられ、逃げ孔21と第2ブラケット30の本体構造との間に位置し、且つタング31の回路基板10に向かう一側に当接される。
【0030】
本実施形態において、第1ブラケット20に沈下部22を設けることで、第1ブラケット20において挿入溝41を延出させるための逃げ孔21が形成され、且つ沈下部22がタング31と基板42との間に位置することにより、固定部材40は第1ブラケット20に対しても固定作用を果たすことができ、第1ブラケット20及び第2ブラケット30の固定部材40による固定の目的が達成される。
【0031】
また、沈下部22を設けて挿入溝41を延出させるための逃げ孔21を形成することで、回路基板の厚さ方向における固定部材40の寸法を低減して、スペースレイアウトの容易化及び軽量化の目的を達成することもできる。
【0032】
こうして、固定部材40がある位置において、基板42上に順に積層された沈下部22、タング31、及びタング31と挿入溝41との係着によって、第1ブラケット20及び第2ブラケット30の固定部材40による固定が実現され、第1ブラケット20と第2ブラケット30の隣接する領域と回路基板10との接続の信頼性が向上する。
【0033】
選択的に、図8に示すように、第2ブラケット30はタング31に接続される遷移部32を有し、遷移部32はタング31に向かう方向において回路基板10に向かって延在する。
【0034】
本実施形態において、遷移部32をタング31に向かう方向において回路基板10に向かって延在させることで、回路基板の厚さ方向における固定部材40の寸法を低減して、スペースレイアウトの容易化及び軽量化の目的を達成することができる。
【0035】
図4に示すように、第1基板対基板コネクタ11の数が複数であってもよく、且つ複数の第1基板対基板コネクタ11が第1方向に沿って配列してもよく、第2基板対基板コネクタ12の数も複数であってもよく、且つ複数の第2基板対基板コネクタ12が第2方向に沿って配列してもよく、第1方向と第2方向との間の夾角は0°よりも大きく、1つの第1基板対基板コネクタ11と1つの第2基板対基板コネクタ12はそれぞれ固定部材40の2つの対向側に位置する。
【0036】
こうして、固定部材40の2つの対向側にそれぞれ1つの第1基板対基板コネクタ11と1つの第2基板対基板コネクタ12を設けることで、固定部材40は2つの基板対基板コネクタを固定することができ、固定部材40の固定効率が向上する。また、ねじ接続構造の使用を低減し、回路基板10におけるねじ取り付け穴の開設を低減して、さらに回路基板10の利用率を向上させることもできる。
【0037】
選択的に、第1基板対基板コネクタ11及び第2基板対基板コネクタ12が回路基板10上によりよく配置できるように、第1方向と第2方向との間の夾角は90°であってもよい。
【0038】
第2基板対基板コネクタ12は指紋モジュールの基板対基板コネクタを含み、それにより、指紋モジュールの基板対基板コネクタは回路基板10上によりよく取り付けることができる。
【0039】
第1ブラケット20及び第2ブラケット30の両方にもねじ穴が設けられ、回路基板10にもねじ穴に合わせる貫通孔が設けられ、これにより、第1ブラケット20及び第2ブラケット30はねじ接続の方式で、回路基板10に取り付けることができる。また、第1ブラケット20と第2ブラケット30の隣接する領域において、第1ブラケット20及び第2ブラケット30と回路基板10との接続固定は固定部材40によって実現される。
【0040】
本出願の実施例は、上記回路基板アセンブリを含む電子機器をさらに提供する。前記回路基板は電子機器のメインボードである。説明すべきことは、上記回路基板アセンブリの実施例の実現形態は当該電子機器の実施例にも同様に適し、同様な技術効果を達成することができる点であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0041】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0042】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8