(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-15
(45)【発行日】2024-11-25
(54)【発明の名称】アップリンク基準信号関連付け方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/21 20230101AFI20241118BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20241118BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20241118BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20241118BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20241118BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W72/0453
H04W72/0457
H04W16/28
H04W64/00 140
(21)【出願番号】P 2023519552
(86)(22)【出願日】2021-09-26
(86)【国際出願番号】 CN2021120609
(87)【国際公開番号】W WO2022063261
(87)【国際公開日】2022-03-31
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】202011045811.5
(32)【優先日】2020-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】黄 甦
(72)【発明者】
【氏名】高 ▲シン▼
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】Qualcomm Incorporated,Enhancements on SRS flexibility, switching, coverage and capacity,3GPP TSG RAN WG1#102-e R1-2006795,フランス,3GPP,2020年08月08日
【文献】Ericsson,Signalling sequence correction for UL SRS Configuration,3GPP TSG RAN WG2#111-e R2-2008495,フランス,3GPP,2020年09月01日
【文献】Huawei, HiSilicon,SRS design for NR Positioning,3GPP TSG RAN WG1#97 R1-1906053,フランス,3GPP,2019年05月03日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク基準信号関連付け方法であって、前記方法は、
第1のネットワークデバイスにより、第1の構成情報を生成するステップであって、前記第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、または前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
が、位相差を有
し、前記同一のアンテナポートとは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、別のアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測できることを意味する、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスにより、前記第1の構成情報を端末デバイスに送信するステップと
を含む、アップリンク基準信号関連付け方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記第1のネットワークデバイスにより、第2の構成情報を生成するステップであって、前記第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスにより、前記第2の構成情報を位置管理デバイスに送信するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の構成情報は、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポート
が同一のアンテナポートであること、もしくは前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号が前記位相差を有することをさらに示し、かつ/または前記第2の構成情報は、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポート
が同一のアンテナポートであること、もしくは前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号が位相差を有することをさらに示す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記端末デバイスが前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号間の前記位相差は、固定値である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信される前記アップリンク基準信号間の前記関連付け関係を示す方式は、具体的には、前記第1の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことであり、
前記第2の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信される前記アップリンク基準信号間の前記関連付け関係を示す方式は、具体的には、前記第2の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである、請求項2または3に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、前記キャリアの前記構成情報は、前記キャリアのインデックスおよび前記キャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報を含み、前記BWPの前記構成情報は、前記BWPのインデックスおよび前記BWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報を含み、前記アップリンク基準信号リソースセットの前記構成情報は、前記アップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよび前記アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報を含み、
第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、前記第1のインデックス情報は、前記第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックス、前記第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および前記第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、前記第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび前記少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、前記第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットであり、または
第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、前記第2のインデックス情報は、前記第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび前記第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、前記第1のBWPおよび前記第2のBWPは、前記第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPであり、または
第1のキャリアの構成情報は、前記第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、前記少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、前記第1のキャリアおよび前記第2のキャリアは、前記第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
アップリンク基準信号関連付け方法であって、前記方法は、
端末デバイスにより、第1の構成情報を受信するステップであって、前記第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、または前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号は、位相差を有
し、前記同一のアンテナポートとは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、別のアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測できることを意味する、ステップと、
前記端末デバイスにより、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号を送信するステップと
を含む、アップリンク基準信号関連付け方法。
【請求項9】
前記第1の構成情報は、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、もしくは前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
が位相差を有することをさらに示す、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記端末デバイスが前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号間の前記位相差は、固定値である、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信された前記アップリンク基準信号間の前記関連付け関係を示す方式は、具体的には、前記第1の構成情報が、前記異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、前記キャリアの前記構成情報は、前記キャリアのインデックスおよび前記キャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報を含み、前記BWPの前記構成情報は、前記BWPのインデックスおよび前記BWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報を含み、前記アップリンク基準信号リソースセットの前記構成情報は、前記アップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよび前記アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報を含み、
第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、前記第1のインデックス情報は、前記第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックス、前記第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および前記第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、前記第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび前記少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、前記第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットであり、または
第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、前記第2のインデックス情報は、前記第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび前記第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、前記第1のBWPおよび前記少なくとも1つの第2のBWPは、前記第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPであり、または
第1のキャリアの構成情報は、前記第1のキャリアおよび前記少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、前記第1のキャリアおよび前記少なくとも1つの第2のキャリアは、前記第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のキャリアの前記インデックスは、前記第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、前記第2のキャリアが、前記第2のキャリアが位置される前記サービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
アップリンク基準信号関連付け方法であって、前記方法は、
位置管理デバイスにより、第1のネットワークデバイスにより送信された第2の構成情報を受信するステップであって、前記第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、または前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号は、位相差を有
し、前記同一のアンテナポートとは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、別のアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測できることを意味する、ステップと、
前記位置管理デバイスにより、第3の構成情報を第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す、ステップと
を含む、アップリンク基準信号関連付け方法。
【請求項16】
前記第2の構成情報は、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、もしくは前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
が位相差を有することをさらに示し、かつ/または前記第3の構成情報は、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、もしくは前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号が位相差を有することをさらに示す、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
端末デバイスが前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号間の前記位相差は、固定値である、請求項15または16に記載の方法。
【請求項18】
前記アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する、請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記第2の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信される前記アップリンク基準信号間の前記関連付け関係を示す方式は、具体的には、前記第2の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことであり、
前記第3の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信される前記アップリンク基準信号間の前記関連付け関係を示す方式は、具体的には、前記第3の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである、請求項15から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第2の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、前記キャリアの前記構成情報は、前記キャリアのインデックスと、前記キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、前記アップリンク基準信号リソースセットの前記構成情報は、前記アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、前記アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含み、
第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第3のインデックス情報をさらに含み、前記第3のインデックス情報は、前記第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第4のキャリアのインデックスおよび前記第4のキャリア上の第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、前記第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび前記少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットは、前記第2の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットであり、または
第3のキャリアの構成情報は、前記第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、前記少なくとも1つの第4のキャリアのインデックスをさらに含み、前記第3のキャリアおよび前記少なくとも1つの第4のキャリアは、前記第2の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第4のキャリアの前記インデックスは、前記第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、前記第4のキャリアが、前記第4のキャリアが位置される前記サービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
アップリンク基準信号関連付け方法であって、前記方法は、
第2のネットワークデバイスにより、第3の構成情報を受信するステップであって、前記第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、または前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号は、位相差を有
し、前記同一のアンテナポートとは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、別のアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測できることを意味する、ステップと、
前記第2のネットワークデバイスにより、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号を測定するステップと
を含む、アップリンク基準信号関連付け方法。
【請求項23】
前記第3の構成情報は、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号
のアンテナポートが、同一のアンテナポートであるか、もしくは前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号が前記位相差を有することをさらに示す、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
端末デバイスが前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号間の前記位相差は、固定値である、請求項22または23に記載の方法。
【請求項25】
前記アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、前記関連付け関係を有する前記アップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する、請求項22から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記第3の構成情報が前記異なるキャリア上で同時に送信される前記アップリンク基準信号間の前記関連付け関係を示す方式は、具体的には、前記第3の構成情報が、前記異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す、請求項22から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記第3の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、前記キャリアの前記構成情報は、前記キャリアのインデックスと、前記キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、前記アップリンク基準信号リソースセットの前記構成情報は、前記アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、前記アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含み、
第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のインデックス情報をさらに含み、前記第4のインデックス情報は、前記第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第6のキャリアのインデックスおよび前記第6のキャリア上の第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、前記第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび前記少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットは、前記第3の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットであり、または
第5のキャリアの構成情報は、前記第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、前記少なくとも1つの第6のキャリアのインデックスをさらに含み、前記第5のキャリアおよび前記少なくとも1つの第6のキャリアは、前記第3の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第6のキャリアの前記インデックスは、前記第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、前記第6のキャリアが前記第6のキャリアが位置される前記サービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
通信装置であって、前記通信装置は、プロセッサを含み、前記プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを実行すると、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法が実行さ
れる、通信装置。
【請求項30】
通信装置であって、前記通信装置は、プロセッサを含み、前記プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを実行すると、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法が実行される、通信装置。
【請求項31】
通信装置であって、前記通信装置は、プロセッサを含み、前記プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを実行すると、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法が実行される、通信装置。
【請求項32】
通信装置であって、前記通信装置は、プロセッサを含み、前記プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを実行すると、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法が実行される、通信装置。
【請求項33】
プロセッサとメモリとを含む通信装置であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリによって記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、前記通信装置は、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にさ
れるように構成される、通信装置。
【請求項34】
プロセッサとメモリとを含む通信装置であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリによって記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、前記通信装置は、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるように構成される、通信装置。
【請求項35】
プロセッサとメモリとを含む通信装置であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリによって記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、前記通信装置は、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるように構成される、通信装置。
【請求項36】
プロセッサとメモリとを含む通信装置であって、
前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリによって記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、前記通信装置は、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされるように構成される、通信装置。
【請求項37】
プロセッサと通信インターフェースとを含む通信装置であって、
前記通信インターフェースは、別の通信装置と通信するように構成され、前記プロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、その結果、前記通信装置は、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実装することを可能にさ
れるように構成される、通信装置。
【請求項38】
プロセッサと通信インターフェースとを含む通信装置であって、
前記通信インターフェースは、別の通信装置と通信するように構成され、前記プロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、その結果、前記通信装置は、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実装することを可能にされるように構成される、通信装置。
【請求項39】
プロセッサと通信インターフェースとを含む通信装置であって、
前記通信インターフェースは、別の通信装置と通信するように構成され、前記プロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、その結果、前記通信装置は、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法を実装することを可能にされるように構成される、通信装置。
【請求項40】
プロセッサと通信インターフェースとを含む通信装置であって、
前記通信インターフェースは、別の通信装置と通信するように構成され、前記プロセッサは、コンピュータプログラムを実行し、その結果、前記通信装置は、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法を実装することを可能にされるように構成される、通信装置。
【請求項41】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令を記憶し、前記コンピュータ可読命令が通信装置上で実行されると、前記通信装置は、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされ、または前記通信装置は、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされ、または前記通信装置は、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされ、または前記通信装置は、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項42】
通信システムであって、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された通信装置と、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された通信装置と、請求項15から21のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された通信装置と、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された通信装置と、を含む、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0002】
本出願は、測位技術の分野に関し、特に、アップリンク基準信号関連付け方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0003】
移動通信システムにおいて、端末デバイスの測位は重要な機能の1つである。現在の測位技術は、ダウンリンク測位技術およびアップリンク測位技術を含んでいる。アップリンク測位技術は、端末デバイスがアップリンク基準信号をネットワークデバイスに送信することを意味する。例えば、アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)であってもよい。ネットワークデバイスは、アップリンク基準信号を測定し、測定結果を位置管理デバイスに送信する。位置管理デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
【0004】
しかしながら、実際には、現在、低周波数通信システムでは、測位技術の測位精度は高くないことが見出されている。主な理由は、低周波数NR通信システムにおける単一のアップリンク基準信号の最大帯域幅が100 MHzであり、タイミングレンジングに基づく測位方法の精度が帯域幅に直接関連付けられることである。通常、帯域幅が大きいほど測距精度が高いことを示す。したがって、どのようにして既存のアップリンク基準信号構成構造を拡張して、大帯域幅アップリンク基準信号の構成を実装し、したがって測位精度を改善する方法は、現在緊急に解決される必要がある問題となっている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施形態は、広帯域幅アップリンク基準信号の構成を実装するために、アップリンク基準信号関連付け方法および通信装置を提供する。
【0006】
第1の態様によれば、本出願は、アップリンク基準信号関連付け方法を提供する。本方法は、第1のネットワークデバイスが第1の構成情報を生成することを含み、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を端末デバイスに送信する。
【0007】
第1の態様に記載の方法では、ネットワーク側は、端末デバイスのために、どのアップリンク基準信号がアンテナポートを共有し、またはどのアップリンク基準信号が位相差を有するかを構成することができる。複数のアップリンク基準信号がアンテナポートを共有することは、複数のアップリンク基準信号が完全に同じチャネルを通過することを示す。端末デバイスが新しいアップリンク基準信号を送信し、新しいアップリンク基準信号の帯域幅が複数のアップリンク基準信号の帯域幅の合計に等しいと等価に考えられることができる。したがって、複数のアップリンク基準信号がアンテナポートを共有することを可能にすることにより、信号帯域幅を拡大することができる。したがって、端末デバイスのために、どのアップリンク基準信号がアンテナポートを共有するかを構成することによって、広帯域幅アップリンク基準信号の構成が実装されることができる。どのアップリンク基準信号が位相差を有するかを端末デバイスのために構成することによって、ネットワークデバイスは、これらのアップリンク基準信号間の位相差を推定し、次いで、位相差に基づいてアップリンク基準信号のチャネル位相を補償することができ、その結果、複数のアップリンク基準信号がアンテナポートを共有し、したがって、信号帯域幅が拡大される。したがって、どのアップリンク基準信号が位相差を有するかを端末デバイスのために構成することによって、広帯域幅アップリンク基準信号の構成が実装されることもできる。
【0008】
可能な実装形態では、第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を生成し、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を位置管理デバイスに送信する。この可能な実装形態に基づいて、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係は、第2の構成情報を使用することによって位置管理デバイスに示されてよく、その結果、位置管理デバイスは、第2のネットワークデバイスに、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことができる。したがって、第2のネットワークデバイスは、測定結果を取得するために、関連付け関係を有するアップリンク基準信号に対してジョイント測定を実行することができる。
【0009】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が固定された位相差を有することをさらに示し、かつ/または、第2の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が固定された位相差を有することをさらに示す。この可能な実装形態に基づいて、関連付け関係のタイプは、端末デバイスおよび/または位置管理デバイスのために柔軟に構成され得る。
【0010】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。任意選択で、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差が、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて非常にわずかに変化することは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差が、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて固定値であることとして理解され得る。関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて固定値に設定される。これは、端末デバイスが、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差を正確に推定するのに役立つ。
【0011】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。換言すれば、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、アンテナポートを共有する。
【0012】
可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されたアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。換言すれば、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことができる。このようにして、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係が正確に示されることができる。例えば、第1の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース1とアップリンク基準信号リソース2との間に関連付け関係があることを示す場合、第1の構成情報は、アップリンク基準信号リソース1に対応するアップリンク基準信号とアップリンク基準信号リソース2に対応するアップリンク基準信号との間に関連付け関係があることを示すことと等価である。
【0013】
任意選択で、第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスとキャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報とを含み、BWPの構成情報は、BWPのインデックスとBWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスとアップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。第1の構成情報は、以下の3つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0014】
1.第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、第1のインデックス情報は、第2のキャリアのインデックス、第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示し、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。方式1は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0015】
2.第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、第2のインデックス情報は、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、第1のBWPおよび第2のBWPは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPである。方式2は、異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0016】
3.第1のキャリアの構成情報は、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、第1のキャリアおよび第2のキャリアは、第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。方式3は、異なるキャリア間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0017】
任意選択で、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第2のキャリアが、第2のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0018】
任意選択で、アップリンク基準信号リソースは、サウンディング基準信号SRSリソースであり、第1のBWPの構成情報は、SRS構成(SRS-Config)をさらに含み、SRS構成は、少なくとも1つの第2のインデックス情報を含む。
【0019】
別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第1の構成情報が示す場合、第1のアップリンク基準信号リソースセット内および少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。この可能な実装形態では、異なるキャリア上で同時に送られるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0020】
さらに別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1の構成情報が、第1のBWPと少なくとも1つの第2のBWPとの間に関連付け関係があることを示す場合、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。この可能な実装形態では、異なるキャリア上で同時に送られるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0021】
さらに別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、方式3の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1の構成情報が、第1のキャリアと少なくとも1つの第2のキャリアとの間に関連付け関係があることを示す場合、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。この可能な実装形態では、異なるキャリア上で同時に送られるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0022】
可能な実装形態では、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。換言すれば、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことができる。このようにして、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係が正確に示されることができる。例えば、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース1とアップリンク基準信号リソース2との間に関連付け関係があることを示す場合、第2の構成情報は、アップリンク基準信号リソース1に対応するアップリンク基準信号とアップリンク基準信号リソース2に対応するアップリンク基準信号との間に関連付け関係があることを示すことと等価である。
【0023】
任意選択で、第2の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。第2の構成情報は、以下の2つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0024】
1.第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第3のインデックス情報をさらに含み、第3のインデックス情報は、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第4のキャリアのインデックスおよび第4のキャリア上の第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットは、第2の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたリソースセットである。方式1は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0025】
2.第3のキャリアの構成情報は、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第4のキャリアのインデックスをさらに含み、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリアは、第2の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。方式2は、異なるキャリア間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0026】
任意選択で、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第4のキャリアが、第4のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0027】
別の可能な実装形態では、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第3のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第2の構成情報が示す場合、第3のアップリンク基準信号リソースセット内および少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。この可能な実装形態では、異なるキャリア上で同時に送られるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0028】
さらに別の可能な実装形態では、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式2における説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第3のキャリアと少なくとも1つの第4のキャリアとの間に関連付け関係があることを第2の構成情報が示す場合、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。この可能な実装形態では、異なるキャリア上で同時に送られるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0029】
可能な実装形態では、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告された能力情報を受信し、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。この可能な実装形態では、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて、端末デバイスのためのアップリンク基準信号リソースをどのように構成するかを正確に決定することができる。代替的に、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて別の動作を実行してもよい。
【0030】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。この可能な実装形態では、端末デバイスの能力情報は、細かい粒度で報告され得る。
【0031】
可能な実装形態では、第1のネットワークデバイスは、位置管理デバイスによって送信された第1の情報を受信し、第1の情報は、予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用され、予め設定された帯域幅は、100メガヘルツMHzより大きく、または予め設定された帯域幅は、400 MHzより大きく、または第1の情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用される。この可能な実装形態では、位置管理デバイスは、第1のネットワークデバイスに、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を構成するように暗黙的または明示的に要求することができる。
【0032】
可能な実装形態では、第1の情報は、アンテナポートを共有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号、または位相差を有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号を要求するためにさらに使用される。この可能な実装形態では、位置管理デバイスは、アップリンク基準信号を測定するために使用されるネットワークデバイスの能力情報に基づいて、第1のネットワークデバイスに、構成されるべき関連付け関係のタイプを推奨することができる。これは、第1のネットワークデバイスが関連付け関係のタイプを適切に構成するのに役立つ。
【0033】
第2の態様によれば、本出願は、アップリンク基準信号関連付け方法を提供する。本方法は、端末デバイスが第1の構成情報を受信することを含み、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する。
【0034】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0035】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。任意選択で、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差が、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて非常にわずかに変化することは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差が、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて固定値であることとして理解され得る。
【0036】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。換言すれば、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、アンテナポートを共有する。
【0037】
可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されたアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0038】
任意選択で、第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスとキャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報とを含み、BWPの構成情報は、BWPのインデックスとBWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスとアップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。第1の構成情報は、以下の3つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0039】
1.第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、第1のインデックス情報は、第2のキャリアのインデックス、第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示し、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0040】
2.第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、第2のインデックス情報は、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPである。
【0041】
3.第1のキャリアの構成情報は、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリアは、第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0042】
任意選択で、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第2のキャリアが、第2のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0043】
任意選択で、アップリンク基準信号リソースは、サウンディング基準信号SRSリソースであり、第1のBWPの構成情報は、SRS構成(SRS-Config)をさらに含み、SRS構成は、少なくとも1つの第2のインデックス情報を含む。
【0044】
別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第1の構成情報が示す場合、第1のアップリンク基準信号リソースセット内および少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0045】
さらに別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1の構成情報が、第1のBWPと少なくとも1つの第2のBWPとの間に関連付け関係があることを示す場合、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0046】
さらに別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式3の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1の構成情報が、第1のキャリアと少なくとも1つの第2のキャリアとの間に関連付け関係があることを示す場合、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0047】
可能な実装形態では、端末デバイスは、能力情報を第1のネットワークデバイスに報告し、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0048】
可能な実装形態では、端末デバイスは、能力情報を位置管理デバイスに報告し、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0049】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。
【0050】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する具体的な実装形態は、端末デバイスが、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートし、または位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートする場合、端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または位相差を有することを可能にすることである。この可能な実装形態に基づいて、端末デバイスは、アップリンク基準信号を正常に送信することができる。
【0051】
第3の態様によれば、本出願は、アップリンク基準信号関連付け方法を提供する。本方法は、位置管理デバイスが、第1のネットワークデバイスによって送信された第2の構成情報を受信することを含み、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。位置管理デバイスは、第3の構成情報を第2のネットワークデバイスに送信し、第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。
【0052】
可能な実装形態では、第2の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示し、かつ/または第3の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0053】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。
【0054】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。
【0055】
可能な実装形態では、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0056】
任意選択で、第2の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。第2の構成情報は、以下の2つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0057】
1.第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第3のインデックス情報をさらに含み、第3のインデックス情報は、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第4のキャリアのインデックスおよび第4のキャリア上の第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットは、第2の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたリソースセットである。
【0058】
2.第3のキャリアの構成情報は、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第4のキャリアのインデックスをさらに含み、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリアは、第2の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0059】
任意選択で、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第4のキャリアが、第4のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0060】
別の可能な実装形態では、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第3のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第2の構成情報が示す場合、第3のアップリンク基準信号リソースセット内および少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0061】
さらに別の可能な実装形態では、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式2における説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第3のキャリアと少なくとも1つの第4のキャリアとの間に関連付け関係があることを第2の構成情報が示す場合、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0062】
可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0063】
任意選択で、第3の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。第3の構成情報は、以下の2つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0064】
1.第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のインデックス情報をさらに含み、第4のインデックス情報は、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第6のキャリアのインデックスおよび第6のキャリア上の第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットは、第3の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0065】
2.第5のキャリアの構成情報は、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第6のキャリアのインデックスをさらに含み、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリアは、第3の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0066】
任意選択で、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第6のキャリアが、第6のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0067】
別の可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第5のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第3の構成情報が示す場合、第5のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットとの中の同時に送信されたアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0068】
さらに別の可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第5のキャリアと少なくとも1つの第6のキャリアとの間に関連付け関係があることを第3の構成情報が示す場合、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0069】
可能な実装形態では、位置管理デバイスは、第1の情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1の情報は、予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用され、予め設定された帯域幅は、100メガヘルツMHzより大きく、または予め設定された帯域幅は、400 MHzより大きく、または第1の情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0070】
可能な実装形態では、第1の情報は、アンテナポートを共有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号、または位相差を有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号を要求するためにさらに使用される。
【0071】
可能な実装形態では、位置管理デバイスは、端末デバイスによって報告された能力情報を受信し、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0072】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。
【0073】
可能な実装形態では、位置管理デバイスは、第2のネットワークデバイスによって送信された測定結果を受信し、測定結果は、第2のネットワークデバイスによって、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定することによって取得され、測定結果は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスおよび/または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスを含む。この可能な実装形態に基づいて、位置管理デバイスは、アップリンク基準信号リソースを決定することができ、アップリンク基準信号リソースに基づいて、測定を通じて測定結果が得られる。
【0074】
第4の態様によれば、本出願は、アップリンク基準信号関連付け方法を提供する。本方法は、第2のネットワークデバイスが第3の構成情報を受信することを含み、第3の構成情報は、異なるキャリアで同時に送信されたアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。第2のネットワークデバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定する。
【0075】
可能な実装形態では、第3の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0076】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。
【0077】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。
【0078】
可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0079】
任意選択で、第3の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。第3の構成情報は、以下の2つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0080】
1.第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のインデックス情報をさらに含み、第4のインデックス情報は、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第6のキャリアのインデックスおよび第6のキャリア上の第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットは、第3の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0081】
2.第5のキャリアの構成情報は、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第6のキャリアのインデックスをさらに含み、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリアは、第3の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0082】
任意選択で、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第6のキャリアが、第6のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0083】
別の可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第5のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第3の構成情報が示す場合、第5のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットとの中の同時に送信されたアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0084】
さらに別の可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示す方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第5のキャリアと少なくとも1つの第6のキャリアとの間に関連付け関係があることを第3の構成情報が示す場合、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0085】
可能な実装形態では、第2のネットワークデバイスは、測定結果を位置管理デバイスに送信し、測定結果は、第2のネットワークデバイスによって、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定することによって取得され、測定結果は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスおよび/または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスを含む。
【0086】
第2の態様から第4の態様の有益な効果については、第1の態様の有益な効果を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。
【0087】
第5の態様によれば、通信装置が提供される。本装置は、第1のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス内の装置、または第1のネットワークデバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。通信装置は、第1の態様による方法を実行することができる。通信装置の機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のユニットを含む。ユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。通信装置によって実行される動作およびその有益な効果については、第1の態様による方法およびその有益な効果を参照されたい。繰り返しの部分は再び説明されない。
【0088】
第6の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、端末デバイス、端末デバイス内の装置、または端末デバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。通信装置は、第2の態様による方法を実行することができる。通信装置の機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のユニットを含む。ユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。通信装置によって実行される動作およびその有益な効果については、第2の態様による方法およびその有益な効果を参照されたい。繰り返しの部分は再び説明されない。
【0089】
第7の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、位置管理デバイス、位置管理デバイス内の装置、または位置管理デバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。通信装置は、第3の態様による方法を実行することができる。通信装置の機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のユニットを含む。ユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。通信装置によって実行される動作およびその有益な効果については、第3の態様による方法およびその有益な効果を参照されたい。繰り返しの部分は再び説明されない。
【0090】
第8の態様によれば、通信装置が提供される。本装置は、第2のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス内の装置、または第2のネットワークデバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。通信装置は、第4の態様による方法を実行することができる。通信装置の機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のユニットを含む。ユニットは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。通信装置によって実行される動作およびその有益な効果については、第4の態様による方法およびその有益な効果を参照されたい。繰り返しの部分は再び説明されない。
【0091】
第9の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを呼び出すと、第1の態様による方法において第1のネットワークデバイスによって実行される方法が実行される。
【0092】
第10の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを呼び出すと、第2の態様による方法において端末デバイスによって実行される方法が実行される。
【0093】
第11の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを呼び出すと、第3の態様による方法において位置管理デバイスによって実行される方法が実行される。
【0094】
第12の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサがメモリ内のコンピュータプログラムを呼び出すと、第4の態様による方法において第2のネットワークデバイスによって実行される方法が実行される。
【0095】
第13の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。プロセッサは、通信装置が、第1の態様による方法において第1のネットワークデバイスによって実行される方法を実行することを可能にするために、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
【0096】
第14の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。プロセッサは、第2の態様による方法において端末デバイスによって実行される方法を通信装置が実行することを可能にするために、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
【0097】
第15の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。プロセッサは、第3の態様による方法において位置管理デバイスによって実行される方法を通信装置が実行することを可能にするために、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
【0098】
第16の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。プロセッサは、第4の態様による方法において第2のネットワークデバイスによって実行される方法を通信装置が実行することを可能にするために、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
【0099】
第17の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。トランシーバは、信号を受信し、または信号を送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、第1の態様による方法において第1のネットワークデバイスによって実行される方法を実行するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出すように構成される。
【0100】
第18の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。トランシーバは、信号を受信し、または信号を送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、第2の態様による方法において端末デバイスによって実行される方法を実行するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出すように構成される。
【0101】
第19の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。トランシーバは、信号を受信し、または信号を送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、第3の態様による方法において位置管理デバイスによって実行される方法を実行するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出すように構成される。
【0102】
第20の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。トランシーバは、信号を受信し、または信号を送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、第4の態様による方法において第2のネットワークデバイスによって実行される方法を実行するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出すように構成される。
【0103】
第21の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとインターフェース回路とを含む。インターフェース回路は、コンピュータ実行可能命令を受信し、コンピュータ実行可能命令をプロセッサに送信するように構成される。プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、第1の態様による方法において第1のネットワークデバイスによって実行される方法を実行する。
【0104】
第22の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとインターフェース回路とを含む。インターフェース回路は、コンピュータ実行可能命令を受信し、コンピュータ実行可能命令をプロセッサに送信するように構成される。プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、第2の態様による方法において端末デバイスによって実行される方法を実行する。
【0105】
第23の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとインターフェース回路とを含む。インターフェース回路は、コンピュータ実行可能命令を受信し、コンピュータ実行可能命令をプロセッサに送信するように構成される。プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、第3の態様による方法において位置管理デバイスによって実行される方法を実行する。
【0106】
第24の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサとインターフェース回路とを含む。インターフェース回路は、コンピュータ実行可能命令を受信し、コンピュータ実行可能命令をプロセッサに送信するように構成される。プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、第4の態様による方法において第2のネットワークデバイスによって実行される方法を実行する。
【0107】
第25の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。コンピュータ実行可能命令が実行されると、第1の態様による方法における第1のネットワークデバイスによって実行される方法が実装される。
【0108】
第26の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。コンピュータ実行可能命令が実行されると、第2の態様による方法において端末デバイスによって実行される方法が実装される。
【0109】
第27の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。コンピュータ実行可能命令が実行されると、第3の態様による方法において位置管理デバイスによって実行される方法が実装される。
【0110】
第28の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成される。コンピュータ実行可能命令が実行されると、第4の態様による方法における第2のネットワークデバイスによって実行される方法が実装される。
【0111】
第29の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラムが実行されると、第1の態様による方法における第1のネットワークデバイスによって実行される方法が実装される。
【0112】
第30の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラムが実行されると、第2の態様による方法において端末デバイスによって実行される方法が実装される。
【0113】
第31の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラムが実行されると、第3の態様による方法において位置管理デバイスによって実行される方法が実装される。
【0114】
第32の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラムが実行されると、第4の態様による方法における第2のネットワークデバイスによって実行される方法が実装される。
【0115】
第33の態様によれば、本出願は、通信システムを提供する。この通信システムは、第5の態様、第9の態様、第13の態様、第17の態様または第21の態様に係る通信装置と、第6の態様、第10の態様、第14の態様、第18の態様または第22の態様に係る通信装置と、第7の態様、第11の態様、第15の態様、第19の態様または第23の態様に係る通信装置と、第8の態様、第12の態様、第16の態様、第20の態様または第24の態様に係る通信装置とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0116】
【
図1】本出願の一実施形態によるシステムアーキテクチャの概略構造図である。
【
図2】本出願の一実施形態による別のシステムアーキテクチャの概略構造図である。
【
図3】本出願の一実施形態による、SRS構成レベルの概略図である。
【
図4】本出願の一実施形態によるアップリンク基準信号関連付け方法の概略フローチャートである。
【
図5A】本出願の一実施形態による1つのタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図5B】本出願の一実施形態による1つのタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図5C】本出願の一実施形態による1つのタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図6A】本出願の一実施形態による別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図6B】本出願の一実施形態による別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図6C】本出願の一実施形態による別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図7A】本出願の一実施形態によるさらに別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図7B】本出願の一実施形態によるさらに別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図7C】本出願の一実施形態によるさらに別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図8A】本出願の一実施形態によるさらに別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図8B】本出願の一実施形態によるさらに別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図8C】本出願の一実施形態によるさらに別のタイプの第1の構成情報の概略図である。
【
図9】本出願の一実施形態による別のアップリンク基準信号関連付け方法の概略フローチャートである。
【
図10】本出願の一実施形態による第2の構成情報の1つのタイプの概略図である。
【
図11】本出願の一実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号関連付け方法の概略フローチャートである。
【
図12】本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
【
図13a】本出願の一実施形態による別の通信装置の概略構造図である。
【
図13b】本出願の一実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0117】
以下では、添付の図面を参照して、本出願の特定の実施形態を詳細にさらに説明する。
【0118】
本出願の明細書、特許請求の範囲、および添付の図面において、「第1の」、「第2の」などの用語は、異なる対象を区別することが意図されているが、特定の順序を示すものではない。加えて、用語「含む(include)」、「有する(have)」、およびそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることが意図される。例えば、一連の動作またはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、列挙された動作またはユニットに限定されず、列挙されていない動作またはユニットを任意選択でさらに含むか、または、プロセス、方法、製品、またはデバイスの別の固有の動作またはユニットを任意選択でさらに含む。
【0119】
本明細書で言及される「実施形態」は、実施形態を参照して説明される特定の特性、構造、または特徴が、本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれ得ることを意味する。本明細書の様々な箇所に示される語句は、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らず、別の実施形態から排他的な独立したまたは任意選択の実施形態ではない。本明細書に記載される実施形態は、別の実施形態と組み合わされてもよいことが、当業者によって明示的および暗示的に理解される。
【0120】
本出願において、「少なくとも1つの(項目)」は、1つ以上を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(項目)」は、2つ、3つ、またはそれ以上を意味する。「および/または」という用語は、対応するオブジェクト間の対応を説明するために使用され、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、「Aおよび/またはB」は、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在する、Bのみが存在する、およびAとBの両方が存在することを示すことができ、AおよびBは、単数または複数とすることができる。文字「/」は、対応するオブジェクト間の「または」関係を一般に表す。以下の項目(部分)またはその類似表現のうちの少なくとも1つは、単数の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組合せを含む、これらの項目の任意の組合せを指す。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを示し得、ここで、a、b、およびcは、単数または複数であり得る。
【0121】
本出願において提供される解決策をよりよく理解するために、以下では、本出願におけるシステムアーキテクチャについてまず説明する。
【0122】
本出願の実施形態において提供される方法は、様々な通信システム、例えば、モノのインターネット(internet of things、IoT)システム、狭帯域モノのインターネット(narrow band internet of things、NB-IoT)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、第5世代(5th-generation、5G)通信システム、LTE-5Gハイブリッドアーキテクチャ、5G新しい無線(new radio、NR)システム、および将来の通信開発において出現する新しい通信システムに適用され得る。
【0123】
図1は、本出願の一実施形態によるシステムアーキテクチャの概略図である。
図1に示されるように、システムアーキテクチャは、端末デバイスと、第1のネットワークデバイスと、第2のネットワークデバイスと、位置管理デバイスとを含む。
【0124】
本出願の実施形態における端末デバイスは、ユーザ側にあり、信号を受信または送信するように構成されたエンティティである。端末デバイスは、ユーザに音声および/またはデータ接続性を提供するデバイス、例えば、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイスまたは車載デバイスであってもよい。端末デバイスは、代替的に、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスであり得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)と通信することができる。端末デバイスは、ワイヤレス端末、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、ユーザ機器(user equipment、UE)などと称され得る。端末デバイスは、モバイル端末、例えば、モバイル電話(または「セルラー」電話と称される)、およびモバイル端末を有するコンピュータ、例えば、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載モバイル装置であってもよい。例えば、端末デバイスは、代替的に、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session Initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)などのデバイスであってもよい。一般的な端末デバイスは、例えば、車、無人航空機、機械アーム、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device、MID)、およびスマートウォッチ、スマートバンド、または歩数計などのウェアラブルデバイスを含む。しかしながら、本出願の実施形態はそれに限定されない。
【0125】
本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスまたは別のネットワークデバイスであり得る。ネットワークデバイスは、ネットワーク側にあり、信号を送信または受信するように構成されるエンティティであり、受信された無線フレームおよびインターネットプロトコル(internet protocol、IP)パケットを相互に変換するように構成されてよく、端末デバイスとアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能する。アクセスネットワークの残りの部分は、IPネットワークなどを含むことができる。ネットワークデバイスは、エアインターフェースの属性管理をさらに調整することができる。例えば、ネットワークデバイスは、LTEにおける発展型NodeB(evolutional Node B、eNBまたはe-NodeB)、新しい無線コントローラ(new radio controller、NR controller)、ng-eNB、5GシステムにおけるgNodeB(gNB)、中央ユニット(centralized unit)、新しい無線基地局、無線リモートモジュール、マイクロ基地局、リレー(relay)、分散ユニット(distributed unit)、または任意の他の無線アクセスデバイスであってよい。しかしながら、本出願の実施形態はそれに限定されない。
【0126】
第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのサービングアクセスネットワークデバイスであってよい。第2のネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されたアップリンク基準信号を測定するように構成されたアクセスネットワークデバイスである。第2のネットワークデバイスは、1つ以上のセルを含むことができ、各セルは、1つ以上の送信受信ポイント(transmission reception point、TRP)または1つ以上の受信ポイント(reception point、RP)を含む。第2のネットワークデバイスは、TRPまたはRPを通じてアップリンク基準信号を、具体的には測定することができる。任意選択で、第2のネットワークデバイスはまた、第1のネットワークデバイスであってもよく、または第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスと異なってもよい。
【0127】
位置管理デバイスは、ネットワーク側にあり、端末デバイスの測位情報を決定するように構成されたデバイスである。位置管理デバイスは、位置管理機能(location management function、LMF)エンティティ、進化型サービングモバイルロケーションセンター(evolved serving mobile location center、E-SMLC)、または端末デバイスの測位情報を決定するために使用され得る別のデバイスであり得る。
【0128】
可能な実装形態では、
図1に示されるシステムアーキテクチャは、別のデバイスをさらに含み得る。例えば、
図2は、別のシステムアーキテクチャの概略図である。
図2では、端末デバイスがUEであり、第1のネットワークデバイスがgNBであり、第2のネットワークデバイスがng-eNBであり、位置管理デバイスがLMFであることが一例として使用される。
図2に示されるように、システムアーキテクチャは、アクセス管理機能(access management function、AMF)エンティティをさらに含み得る。AMFエンティティは、オペレータネットワークによって提供される制御プレーンネットワーク機能であり、端末デバイスによってオペレータネットワークにアクセスするためのアクセス制御およびモビリティ管理を担う。例えば、アクセス制御およびモビリティ管理は、モビリティ状態管理、一時的なユーザ識別割り当て、ならびにユーザ認証および認可などの機能を含む。場合によっては、システムアーキテクチャは、ユーザプレーンロケーションプラットフォーム(SUPL location platform、SLP)と拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)エンティティとをさらに含み得る。本出願の実施形態では、本出願で提供される
アップリンク基準信号関連付け方法に密接に関連されるネットワークデバイスのみが説明され、別の関連するネットワークデバイスの詳細は説明されない。
【0129】
本出願の実施形態では、アップリンク基準信号は、端末デバイスによってネットワーク側のアクセスネットワークデバイス(例えば、基地局)に送信される基準信号である。アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)または別のアップリンク基準信号であってもよい。以下では、アップリンク基準信号によってサポートされる測位技術を説明するために、例としてSRSを使用する。
【0130】
1.アップリンク到着時間差(UL-TDOA)測位技術:測位技術では、各セルは、端末デバイスによって送信されたSRSのアップリンク相対到着時間(uplink relativeTime of arrival、UL-RTOA)を測定し、測定結果をLMFに報告する。LMFは、測定結果に基づいて端末デバイスの測位を行う。
【0131】
2.アップリンク到来角(uplink angle of arrival、UL-AOA)測位技術:測位技術では、各セルは、端末デバイスによって送信されたSRSのUL-AOAを測定し、測定結果をLMFに報告する。LMFは、測定結果に基づいて端末デバイスの測位を行う。
【0132】
3.マルチセルラウンドトリップ時間(multi-round trip time、Multi-RTT)測位技術:この測位技術では、ターミナルデバイスは、各セルによって送信されたPRSについてユーザ機器受信-送信時間差(UE-RxTxTimeDiff、UE Rx-Tx time difference)を測定し、測定結果をLMFに報告する。各セルは、ターミナルデバイスによって送信されたSRSについてのgNB受信-送信時間差(gNB-RxTxTimeDiff、gNB Rx-Tx time difference)を測定し、測定結果をLMFに報告する。LMFは、測定結果に基づいて端末デバイスの測位を行う。
【0133】
前述の測位技術では、SRSを測定するために、各セル内のTRPまたはRPが特に使用され得る。TRPがSRSを測定する例が、以下の説明のために使用される。以下は、
図3に示されるように、SRS構成に関するいくつかの概念を説明する。
【0134】
1.サービングセル/キャリア:各サービングセルは、1つのキャリアまたは2つのキャリアを含み得る。サービングセルが2つのキャリアを含むとき、一方のキャリアは通常アップリンクキャリアであり、他方のキャリアは補助アップリンクキャリアSULである。各キャリアは、1つ以上のBWPを含む。
【0135】
2.BWP:BWPは、キャリア上の帯域幅部分であり、リソースブロック(resource block、RB)セット、サブキャリア間隔、およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプに対応する。Rel-15およびRel-16では、複数のBWPが1つのキャリア上で構成され得るが、ある瞬間にキャリア上に最大1つのアクティブ化されたBWPがある。端末は、アクティブ化されたBWP上でデータ、アップリンク制御情報、およびSRSを送信する。1つ以上のSRSリソースセットが、1つのBWP上に構成され得る。
【0136】
3.SRSリソースセット:1つのSRSリソースセットは、1つ以上のSRSリソースを含み、SRSリソースセット内のSRSリソースは、同じ周期性および同じSRS電力制御パラメータを有する。
【0137】
4.SRSリソース:SRSリソースは、SRS構成の最小粒度であり、1つのSRSリソースは、1つのSRS送信ビームに対応する。
【0138】
現在、低周波数通信システムでは、測位技術の測位精度は高くない。主な理由は、低周波数NR通信システムにおける単一のアップリンク基準信号の最大帯域幅が100 MHzであり、タイミングレンジングに基づく測位方法の精度が帯域幅に直接関連付けられることである。通常、帯域幅が大きいほど測距精度が高いことを示す。したがって、どのようにして既存のアップリンク基準信号構成構造を拡張して、大帯域幅アップリンク基準信号の構成を実装し、したがって測位精度を改善する方法は、現在緊急に解決される必要がある問題となっている。
【0139】
大帯域幅アップリンク基準信号の構成を実装するために、本出願の実施形態は、アップリンク基準信号関連付け方法および通信装置を提供する。以下では、本出願の実施形態において提供されるアップリンク基準信号関連付け方法および通信装置を詳細にさらに説明する。
【0140】
図4は、本出願の一実施形態によるアップリンク基準信号関連付け方法の概略フローチャートである。
図4に示されるように、アップリンク基準信号関連付け方法は、以下のステップ401からステップ403を含む。
図4に示される方法は、端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスによって実行されてよく、または、端末デバイス内のチップおよび第1のネットワークデバイス内のチップによって実行されてよい。
図4では、方法が端末デバイスおよび第1のネットワークデバイスによって実行される例が説明のために使用される。
【0141】
401:第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を生成し、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。
【0142】
第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのサービングネットワークデバイスであり得る。例えば、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスのサービング基地局である。
【0143】
例えば、第1の構成情報は、端末デバイスのキャリア1およびキャリア2上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係があり、端末デバイスのキャリア3およびキャリア4上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係があることを示してもよい。
【0144】
別の例では、第1の構成情報は、端末デバイスのキャリア1のBWP 1およびキャリア2のBWP 3上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係があり、端末デバイスのキャリア1のBWP 2およびキャリア2のBWP 4上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係があることを示してもよい。
【0145】
別の例として、第1の構成情報は、SRSリソースセット11上で同時に送信されるアップリンク基準信号と端末デバイスのSRSリソースセット31上で同時に送信されるアップリンク基準信号との間に関連付け関係があることを示してもよい。SRSリソースセット11は、キャリア1のBWP 1に設定されたSRSリソースである。SRSリソースセット31は、キャリア2のBWP 3に設定されたSRSリソースである。
【0146】
同時に送信されたアップリンク基準信号は、同じシンボルインデックスを有するアップリンク基準信号として理解され得る。代替的に、同時に送信されるアップリンク基準信号は、異なるシンボルインデックスを有するが、異なるタイミングに起因して同時に送信されるアップリンク基準信号として理解され得る。
【0147】
可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されたアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。換言すれば、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことができる。このようにして、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係が正確に示されることができる。例えば、第1の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース1とアップリンク基準信号リソース2との間に関連付け関係があることを示す場合、第1の構成情報は、アップリンク基準信号リソース1に対応するアップリンク基準信号とアップリンク基準信号リソース2に対応するアップリンク基準信号との間に関連付け関係があることを示すことと等価である。
【0148】
任意選択で、第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスとキャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報とを含み、BWPの構成情報は、BWPのインデックスとBWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスとアップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。換言すれば、第1の構成情報は、特定のキャリア上の端末デバイスの特定のBWPと、これらのBWP内の特定のアップリンク基準信号リソースセットと、これらのアップリンク基準信号リソースセット内の特定のアップリンク基準信号リソースとをさらに示すことができる。
【0149】
例えば、
図5Aから
図5Cに示されるように、端末デバイスは、3つのキャリア、すなわち、キャリア1からキャリア3を有する。第1の構成情報は、キャリア1の構成情報からキャリア3の構成情報を含む。キャリア1の構成情報が一例として使用される。キャリア1の構成情報は、キャリア1のインデックスを含む。キャリア1はBWP 1およびBWP 2を含むので、キャリア1の構成情報は、BWP 1の構成情報およびBWP 2の構成情報をさらに含む。任意選択で、キャリア1の構成情報は、キャリア1の他の属性情報をさらに含んでもよい。
【0150】
BWP 1の構成情報は、説明のための例として使用される。
図5A~
図5Cに示すように、BWP 1の構成情報は、BWP 1のインデックスを含む。BWP 1はSRSリソースセット11およびSRSリソースセット12を含むので、BWP 1の構成情報は、SRSリソースセット11の構成情報およびSRSリソースセット12の構成情報をさらに含む。
【0151】
SRSリソースセット11の構成情報は、SRSリソースセット11のインデックスを含む。SRSリソースセット11は、SRSリソース111およびSRSリソース112を含むので、SRSリソースセット11の構成情報は、SRSリソース111の構成情報およびSRSリソース112の構成情報をさらに含む。SRSリソース111の構成情報は、SRSリソース111のインデックスを含む。SRSリソース112の構成情報は、SRSリソース112のインデックスを含む。
【0152】
同様に、SRSリソースセット12の構成情報は、SRSリソースセット12のインデックス、SRSリソース121の構成情報、およびSRSリソース122の構成情報を含む。SRSリソース121の構成情報は、SRSリソース121のインデックスを含む。SRSリソース122の構成情報は、SRSリソース122のインデックスを含む。
【0153】
換言すれば、第1の構成情報は、端末デバイスがキャリア1上にBWP 1およびBWP 2を含むことを示す。BWP 1は、SRSリソースセット11およびSRSリソースセット12を含む。SRSリソースセット11は、SRSリソース111およびSRSリソース112を含む。SRSリソースセット12は、SRSリソース121およびSRSリソース122を含む。BWP 2は、SRSリソースセット21およびSRSリソースセット22を含む。SRSリソースセット21は、SRSリソース211およびSRSリソース212を含む。SRSリソースセット22は、SRSリソース221およびSRSリソース222を含む。他のキャリアはキャリア1と同様であり、詳細は本明細書では説明されない。
【0154】
第1の構成情報は、以下の3つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0155】
1.第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、第1のインデックス情報は、第2のキャリアのインデックス、第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示し、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。方式1は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0156】
任意選択で、アップリンク基準信号リソースがSRSリソースである場合、第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、SRS-ResourceSetまたはSRS-PosResourceSetであってもよい。
【0157】
例えば、第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報の情報要素構造は、以下の通りであってもよい。
SRS-ResourceSet::= SEQUENCE{
srs-ResourceSetId SRS-ResourceSetId,
srs-ResourceIdList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-ResourcesPerSet))OF SRS-ResourceId OPTIONAL,--Cond Setup
resourceType CHOICE{
aperiodic SEQUENCE{
aperiodicSRS-ResourceTrigger INTEGER(1..maxNrofSRS-TriggerStates-1),
csi-RS NZP-CSI-RS-ResourceId OPTIONAL,--Cond NonCodebook
slotOffset INTEGER(1..32)OPTIONAL,--Need S
...,
[[
aperiodicSRS-ResourceTriggerList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-TriggerStates-2))
OF INTEGER(1..maxNrofSRS-TriggerStates-1)OPTIONAL--Need M
]]
},
semi-persistent SEQUENCE{
associatedCSI-RS NZP-CSI-RS-ResourceId OPTIONAL,--Cond NonCodebook
...
},
periodic SEQUENCE{
associatedCSI-RS NZP-CSI-RS-ResourceId OPTIONAL,--Cond NonCodebook
...
}
},
usage ENUMERATED {beamManagement,codebook,nonCodebook,antennaSwitching},
alpha Alpha OPTIONAL,--Need S
p0 INTEGER(-202..24)OPTIONAL,--Cond Setup
pathlossReferenceRSPathlossReferenceRS-Config OPTIONAL,--Need M
srs-PowerControlAdjustmentStates ENUMERATED {sameAsFci2,separateClosedLoop} OPTIONAL,--Need S
...,
[[
pathlossReferenceRS-List-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-PathlossReferenceRS-r16-1))OF PathlossReferenceRS-Config
OPTIONAL,--Need M
]]
[[
assocSRS-ResourceSetList-r17 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrAssocSRS-ResourceSet-r17))OF SRS-ResourceSetID-Info-r17 OPTIONAL--Need R
--or
assocSRS-ResourceSet-r17 SRS-ResourceSetID-Info-r17 OPTIONAL--Need R
]]
}
SRS-ResourceSetID-Info-r17::=SEQUENCE {
servingCellId-r17 INTEGER(0..31),
uplinkBWP-r17 INTEGER(0..3),
srs-ResourceSetId-r17 SRS-ResourceSetId
}
【0158】
前述の情報要素構造において、下線部分のSRS-ResourceSetID-Info-r17は、第1のインデックス情報を表す。下線部分のservingCellId-r17は、第2のキャリアのインデックスを表す。下線部分のuplinkBWP-r17は、第2のBWPのインデックスを表す。下線部分のsrs-ResourceSetId-r17は、第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを表す。前述の情報要素構造から、第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、1つ以上の第1のインデックス情報を含み得ることが知見され得る。
【0159】
別の例として、
図6A~
図6Cに示すように、キャリア1上のSRSリソースセット11の構成情報は、{キャリア2のインデックス、キャリア2上のBWP 3のインデックス、BWP 3内のSRSリソースセット31のインデックス}および{キャリア3のインデックス、キャリア3上のBWP 5のインデックス、BWP 5内のSRSリソースセット51のインデックス}を含むと仮定される。この場合、第1の構成情報は、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51内の同時に送信されるSRSリソース間に関連付け関係があることを示す。
【0160】
任意選択で、複数のキャリア上の複数のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスが異なる場合、第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスのみを含んでよく、第2のキャリアのインデックスおよび第2のBWPのインデックスを含む必要はない。
【0161】
任意選択で、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することは、方式1で示されなくてもよい。例えば、第1のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスは、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、同じであるように構成されてもよい。
【0162】
2.第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、第2のインデックス情報は、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、第1のBWPおよび第2のBWPは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPである。方式2は、異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0163】
任意選択で、アップリンク基準信号リソースがSRSリソースである場合、第1のBWPの構成情報は、SRS構成(SRS-Config)を含む。具体的には、第1のBWPの構成情報内のSRS構成は、少なくとも1つの第2のインデックス情報を含むことができる。代替的に、第1のBWPの構成情報内のSRS構成以外の位置が、少なくとも1つの第2のインデックス情報を含んでもよい。SRS-ResourceSetまたはSRS-PosResourceSetは、SRS構成内にある。
【0164】
例えば、SRS構成の情報要素構造は、以下の通りであってもよい。
SRS-Config::= SEQUENCE {
srs-ResourceSetToReleaseList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-ResourceSets))OF SRS-ResourceSetId OPTIONAL, --Need N
srs-ResourceSetToAddModList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-ResourceSets))OF SRS-ResourceSet OPTIONAL, --Need N
srs-ResourceToReleaseList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-Resources))OF SRS-ResourceId OPTIONAL, --Need N
srs-ResourceToAddModList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-Resources))OF SRS-Resource OPTIONAL, --Need N
tpc-Accumulation ENUMERATED {disabled} OPTIONAL, --Need S
...,
[[
srs-RequestForDCI-Format1-2-r16 INTEGER(1..2)OPTIONAL, --Need S
srs-RequestForDCI-Format0-2-r16 INTEGER(1..2)OPTIONAL, --Need S
srs-ResourceSetToAddModListForDCI-Format0-2-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-ResourceSets))OF SRS-ResourceSet OPTIONAL, --Need N
srs-ResourceSetToReleaseListForDCI-Format0-2-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-ResourceSets))OF SRS-ResourceSetId OPTIONAL, --Need N
srs-PosResourceSetToReleaseList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-PosResourceSets-r16))OF SRS-PosResourceSetId-r16
OPTIONAL, --Need N
srs-PosResourceSetToAddModList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-PosResourceSets-r16))OF SRS-PosResourceSet-r16 OPTIONAL, --Need N
srs-PosResourceToReleaseList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-PosResources-r16))OF SRS-PosResourceId-r16 OPTIONAL, --Need N
srs-PosResourceToAddModList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofSRS-PosResources-r16))OF SRS-PosResource-r16 OPTIONAL --Need N
]]
[[
associatedSRS-List-r17 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrAssocBWP-r17))OF AssociatedSRS-Info-r17 OPTIONAL--Need R
--or
associatedSRS-r17 AssociatedSRS-Info-r17 OPTIONAL--Need R
]]
}
AssociatedSRS-Info-r17::=SEQUENCE {
servingCellId-r17 INTEGER(0..31),
uplinkBWP-r17 INTEGER(0..3)
}
【0165】
前述した情報要素構造において、下線部分のAssociatedSRS-Info-r17は、第2のインデックス情報を示す。下線部分のservingCellId-r17は、第2のキャリアのインデックスを示す。下線部分のuplinkBWP-r17は、第2のBWPのインデックスを示す。前述の情報要素構造から、第1のBWPの構成情報は1つ以上の第2のインデックス情報を含んでもよいことが知見され得る。
【0166】
別の例では、
図7A~
図7Cに示すように、キャリア1上のBWP 1の構成情報が、{キャリア2のインデックス、キャリア2上のBWP 3のインデックス}および{キャリア3のインデックス、キャリア3上のBWP 5のインデックス}を含むと仮定される。この場合、第1の構成情報は、BWP 1、BWP 3、およびBWP 5において同時に送信されるSRSリソースの間に関連付け関係があることを示す。
【0167】
任意選択で、キャリア上のBWPのインデックスが異なる場合、第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のBWPのインデックスのみを含んでよく、第2のキャリアのインデックスを含む必要はない。
【0168】
任意選択で、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPのインデックスにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することは、方式2で示されなくてもよい。例えば、第1のBWPのインデックスおよび少なくとも1つの第2のBWPのインデックスは、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、同じであるように構成されてもよい。
【0169】
3.第1のキャリアの構成情報は、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、第1のキャリアおよび第2のキャリアは、第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。方式3は、異なるキャリア間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0170】
任意選択で、第1のキャリアの構成情報は、ServingCellConfigであってもよい。
【0171】
例えば、第1のキャリアの構成情報の情報要素構造は、以下の通りであってよい。
ServingCellConfig::= SEQUENCE {
tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated TDD-UL-DL-ConfigDedicatedOPTIONAL,--Cond TDD
initialDownlinkBWP BWP-DownlinkDedicatedOPTIONAL,--Need M
downlinkBWP-ToReleaseList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofBWPs))OF BWP-Id OPTIONAL,--Need N
downlinkBWP-ToAddModList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofBWPs))OF BWP-Downlink OPTIONAL,--Need N
firstActiveDownlinkBWP-Id BWP-Id OPTIONAL, --Cond SyncAndCellAdd
bwp-InactivityTimer ENUMERATED {ms2,ms3,ms4,ms5,ms6,ms8,ms10,ms20,ms30,
ms40,ms50,ms60,ms80,ms100,ms200,ms300,ms500,
ms750,ms1280,ms1920,ms2560,spare10,spare9,spare8,
spare7,spare6,spare5,spare4,spare3,spare2,spare1} OPTIONAL,--Need R
defaultDownlinkBWP-Id BWP-Id OPTIONAL,--Need S
uplinkConfigUplinkConfigOPTIONAL, --Need M
supplementaryUplinkUplinkConfigOPTIONAL, --Need M
pdcch-ServingCellConfigSetupRelease {PDCCH-ServingCellConfig} OPTIONAL, --Need M
pdsch-ServingCellConfigSetupRelease {PDSCH-ServingCellConfig} OPTIONAL, --Need M
csi-MeasConfigSetupRelease {CSI-MeasConfig} OPTIONAL,--Need M
sCellDeactivationTimer ENUMERATED {ms20,ms40,ms80,ms160,ms200,ms240,
ms320,ms400,ms480,ms520,ms640,ms720,
ms840,ms1280,spare2,spare1} OPTIONAL,--Cond ServingCellWithoutPUCCH
crossCarrierSchedulingConfigCrossCarrierSchedulingConfigOPTIONAL, --Need M
tag-Id TAG-Id,
dummy ENUMERATED {enabled} OPTIONAL,--Need R
pathlossReferenceLinking ENUMERATED {spCell,sCell} OPTIONAL,--Cond SCellOnly
servingCellMOMeasObjectIdOPTIONAL, --Cond MeasObject
...,
[[
lte-CRS-ToMatchAroundSetupRelease {RateMatchPatternLTE-CRS} OPTIONAL, --Need M
rateMatchPatternToAddModList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofRateMatchPatterns))OF RateMatchPatter OPTIONAL,--Need N
rateMatchPatternToReleaseList SEQUENCE(SIZE(1..maxNrofRateMatchPatterns))OF RateMatchPatternId OPTIONAL,--Need N
downlinkChannelBW-PerSCS-List SEQUENCE(SIZE(1..maxSCSs))OF SCS-SpecificCarrier OPTIONAL --Need S
]],
[[
supplementaryUplinkRelease ENUMERATED {true} OPTIONAL,--Need N
tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated-iab-mt-v16xy TDD-UL-DL-ConfigDedicated-IAB-MT-v16xy OPTIONAL,--Need FFS
firstWithinActiveTimeBWP-Id-r16 BWP-Id OPTIONAL, --Cond MultipleNonDormantBWP
firstOutsideActiveTimeBWP-Id-r16 BWP-Id OPTIONAL,--Cond MultipleNonDormantBWP-WUS
ca-SlotOffset-r16 CHOICE {
refSCS15kHz INTEGER(-2..2),
refSCS30KHz INTEGER(-5..5),
refSCS60KHz INTEGER(-10..10),
refSCS120KHz INTEGER(-20..20)
}
OPTIONAL, --Cond AsyncCA
channelAccessConfig-r16 ChannelAccessConfig-r16 OPTIONAL--Need M
]]
[[
srs-AssociatedCellList-r17 SEQUENCE(SIZE(1..maxNrAssocBWP-r17))OF SRS-AssociatedCell-Info-r17 OPTIONAL --Need R
--or
srs-associatedCell-r17 SRS-AssociatedCell-Info-r17 OPTIONAL --Need R
]]
}
SRS-AssociatedCell-Info-r17::=SEQUENCE {
servingCellId-r17 INTEGER(0..31)
}
【0172】
下線部のSRS-AssociatedCell-Info-r17内のservingCellId-r17は、第2のBWPのインデックスを表す。
【0173】
別の例として、
図8Aから
図8Cに示されるように、キャリア1の構成情報は、キャリア2のインデックスおよびキャリア3のインデックスを含むと仮定される。この場合、第1の構成情報は、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースの間に関連付け関係があることを示す。
【0174】
任意選択的に、方式1から方式3において、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第2のキャリアが、第2のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。例えば、第2のキャリアが位置されるサービングセルが1つのアップリンクキャリアのみを含む場合、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスを使用することによって表されてもよい。第2のキャリアが位置されるサービングセルが2つのアップリンクキャリアを含む場合、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第2のキャリアが、第2のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアであるかまたは補助アップリンクキャリアであるかを示す指示情報とを使用することによって表され得る。この任意選択の方式に基づいて、第2のキャリアが正確に示されることができる。
【0175】
別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1のアップリンク基準信号リソースセットと少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第1の構成情報が示す場合、第1のアップリンク基準信号リソースセット内および少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0176】
さらに別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア上のBWP間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1の構成情報が、第1のBWPと少なくとも1つの第2のBWPとの間に関連付け関係があることを示す場合、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0177】
さらに別の可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第1の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、方式3の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第1の構成情報が、第1のキャリアと少なくとも1つの第2のキャリアとの間に関連付け関係があることを示す場合、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0178】
402:第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を端末デバイスに送信する。
【0179】
本出願のこの実施形態において、第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を生成した後に、第1の構成情報を端末デバイスに送信する。
【0180】
403:端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。
【0181】
本出願のこの実施形態では、端末デバイスは、第1の構成情報を受信した後に、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する。
【0182】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、アンテナポート上の別のシンボルが搬送される信号から推論され得るように定義される。換言すれば、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、別のアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、2つのアンテナポートは同じアンテナポートである。本出願のこの実施形態では、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有することは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号のアンテナポートが同じアンテナポートであることを意味する。関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有することは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号のチャネルが同じであること、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の位相が連続していること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号の位相が同じであることとして、代替的に理解され得る。
【0183】
関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するとき、端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有することを可能にし、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することを可能にする。例えば、異なるキャリア上で同時に送信されるSRS 111、SRS 311、およびSRS 511の間に関連付け関係があると仮定される。関連付け関係を有するSRSがアンテナポートを共有する場合、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511は、完全に同じチャネルを通過し、第2のネットワークデバイスは、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511が通過するチャネルを同時に測定する。端末デバイスが、その帯域幅がSRS 111、SRS 311、およびSRS 511の帯域幅の合計に等しい新しいSRSを送信し、第2のネットワークデバイスも新しいSRSを受信することと等価に見なされ得る。これは、信号帯域幅を拡張することと等価である。測位精度は信号帯域幅に、主に依存するので、測位精度は向上されることができる。
【0184】
別の例では、異なるキャリア上で同時に送信されるSRS 111、SRS 311、およびSRS 511の間に関連付け関係があると仮定される。関連付け関係を有するSRSが位相差を有する場合、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511が通過するチャネルは、位相差を有することを除いて同じ特徴を有する。このようにして、一態様では、第2のネットワークデバイスは、位相差を推定し、次いで、位相差に基づいてSRS 111、SRS 311、およびSRS 511中のいくつかのSRSのチャネル位相を補償して、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511のチャネルが同じ位相を有することを可能にし、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511がアンテナポートを共有することを可能にし得る。前述の分析に基づいて、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511がアンテナポートを共有することを可能にすることは、信号帯域幅を拡張することと等価である。測位精度は信号帯域幅に、主に依存するので、測位精度は向上されることができる。別の態様では、第2のネットワークデバイスが位相差を推定することができず、位相差を補償しない場合でも、第2のネットワークデバイスは、周波数ダイバーシティ利得を取得し、測位精度を改善するために、SRS 111、SRS 311、およびSRS 511のそれぞれのチャネル上の測定結果を依然として合成し得る。しかし、等価の大きな帯域幅利得は得られない。
【0185】
図4に記載された方法では、ネットワーク側は、端末デバイスのために、どのアップリンク基準信号がアンテナポートを共有し、またはどのアップリンク基準信号が位相差を有するかを構成することができることが知見され得る。複数のアップリンク基準信号がアンテナポートを共有することは、複数のアップリンク基準信号が完全に同じチャネルを通過することを示す。端末デバイスが新しいアップリンク基準信号を送信し、新しいアップリンク基準信号の帯域幅が複数のアップリンク基準信号の帯域幅の合計に等しいと等価に考えられることができる。したがって、複数のアップリンク基準信号がアンテナポートを共有することを可能にすることにより、信号帯域幅を拡大することができる。したがって、端末デバイスのために、どのアップリンク基準信号がアンテナポートを共有するかを構成することによって、広帯域幅アップリンク基準信号の構成が実装されることができる。どのアップリンク基準信号が位相差を有するかを端末デバイスのために構成することによって、ネットワークデバイスは、これらのアップリンク基準信号間の位相差を推定し、次いで、位相差に基づいてアップリンク基準信号のチャネル位相を補償することができ、その結果、複数のアップリンク基準信号がアンテナポートを共有し、したがって、信号帯域幅が拡大される。したがって、どのアップリンク基準信号が位相差を有するかを端末デバイスのために構成することによって、広帯域幅アップリンク基準信号の構成が実装されることもできる。
【0186】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。任意選択で、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差が、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて非常にわずかに変化することは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差が、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて固定値であることとして理解され得る。関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて固定値に設定される。これは、端末デバイスが、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差を正確に推定するのに役立つ。例えば、異なるキャリア上で同時に送信されるSRS 111、SRS 311、およびSRS 511の間に関連付け関係があると仮定される。端末デバイスが関連付け関係を有するSRSを送信するプロセスにおいて、SRS 111とSRS 311との間の位相差は固定値1であり、SRS 111とSRS 511との間の位相差は固定値2であり、SRS 311とSRS 511との間の位相差は固定値3である。固定値1、固定値2、固定値3は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0187】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。換言すれば、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、アンテナポートを共有する。例えば、異なるキャリア上で同時に送信されるSRS 111、SRS 311、およびSRS 511の間に関連付け関係があると仮定される。SRS 111は、2つのアンテナポートを有し、アンテナポート番号は、別々にアンテナポート#1およびアンテナポート#2である。SRS 311は、2つのアンテナポートを有し、アンテナポート番号は、別々にアンテナポート#1およびアンテナポート#2である。SRS 511は、2つのアンテナポートを有し、アンテナポート番号は、別々にアンテナポート#1およびアンテナポート#2である。SRS 111のアンテナポート#1、SRS 311のアンテナポート#1、およびSRS 511のアンテナポート#1は、同一のアンテナポートに対応する。SRS 111のアンテナポート#2と、SRS 311のアンテナポート#2と、SRS 511のアンテナポート#2とは、同一のアンテナポートに対応する。
【0188】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。例えば、プロトコルは、以下の2つの関連付けタイプを指定することができる:関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。第1のネットワークデバイスは、要件に基づいて2つの関連付けタイプから1つの関連付けタイプを選択し、第1の構成情報を使用することによって、選択された関連付けタイプを端末デバイスに示すことができる。第1の構成情報を受信した後に、端末デバイスは、第1の構成情報によって示される関連付けタイプに基づく関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する。この可能な実装形態に基づいて、ネットワーク側は、端末デバイスのための関連付け関係のタイプを柔軟に構成することができる。
【0189】
任意選択で、関連付け関係のタイプは、第1の構成情報によって示されなくてもよく、プロトコルは、関連付けタイプを直接指定してもよい。例えば、プロトコルは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有することを直接指定してもよく、またはプロトコルは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することを直接指定してもよい。
【0190】
図9は、本出願の一実施形態によるアップリンク基準信号関連付け方法の概略フローチャートである。
図9に示されるように、アップリンク基準信号関連付け方法は、以下のステップ901からステップ907を含む。
図9に示される方法は、端末デバイス、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および位置管理デバイスによって実行されてよく、または、端末デバイス内のチップ、第1のネットワークデバイス内のチップ、第2のネットワークデバイス内のチップ、および位置管理デバイス内のチップによって実行されてよい。
図9では、方法が端末デバイス、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および位置管理デバイスによって実行される例が説明のために使用される。
【0191】
901:第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を生成し、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。
【0192】
902:第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を端末デバイスに送信する。
【0193】
ステップ901およびステップ902の具体的な実装形態については、ステップ401およびステップ402の具体的な実装形態を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。
【0194】
903:第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を生成し、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。
【0195】
ステップ903およびステップ904は、ステップ901およびステップ902の前に実行されてもよく、またはステップ901およびステップ902の後に実行されてもよい。代替的に、ステップ903およびステップ904は、ステップ901およびステップ902と同時に実行されてもよい。
【0196】
第2の構成情報によって示される関連付け関係は、第1の構成情報によって示される関連付け関係と同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第1の構成情報は、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第2の構成情報はまた、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。
【0197】
別の例では、第1の構成情報は、BWP 1、BWP 3、およびBWP 5において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第2の構成情報は、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。代替的に、第2の構成情報は、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。キャリア1はBWP 1を含み、BWP 1はSRSリソースセット11を含む。キャリア2はBWP 3を含み、BWP 3はSRSリソースセット31を含む。キャリア3はBWP 5を含み、BWP 5はSRSリソースセット51を含む。
【0198】
別の例として、第1の構成情報は、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第2の構成情報は、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。
【0199】
可能な実装形態では、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。換言すれば、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことができる。このようにして、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係が正確に示されることができる。例えば、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース1とアップリンク基準信号リソース2との間に関連付け関係があることを示す場合、第2の構成情報は、アップリンク基準信号リソース1に対応するアップリンク基準信号とアップリンク基準信号リソース2に対応するアップリンク基準信号との間に関連付け関係があることを示すことと等価である。
【0200】
任意選択で、第2の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。換言すれば、第2の構成情報は、特定のキャリア上の端末デバイスの特定のアップリンク基準信号リソースセットと、これらのアップリンク基準信号リソースセット内の特定のアップリンク基準信号リソースとをさらに示し得る。第2の構成情報において示されるアップリンク基準信号リソースセットは、キャリア上のアクティブ化されたBWPにおけるアップリンク基準信号リソースセットであってよい。アップリンク基準信号リソースセットは、ある瞬間に1つのキャリア上でアクティブ化され得る。
【0201】
例えば、第1の構成情報は、
図6A~
図6Cに示される。キャリア1上のBWP 1がアクティブ化され、キャリア2上のBWP 3がアクティブ化され、キャリア3上のBWP 5がアクティブ化される。
図10に示すように、第2の構成情報は、キャリア1の構成情報からキャリア3の構成情報を含む。キャリア1の構成情報は、キャリア1のインデックスと、SRSリソースセット11の構成情報と、SRSリソースセット12の構成情報とを含む。キャリア2の構成情報は、キャリア2のインデックスと、SRSリソースセット31の構成情報と、SRSリソースセット32の構成情報とを含む。キャリア3の構成情報は、キャリア3のインデックスと、SRSリソースセット51の構成情報と、SRSリソースセット52の構成情報とを含む。
【0202】
換言すれば、第2の構成情報は、端末デバイスがキャリア1上にSRSリソースセット11およびSRSリソースセット12を含むことを示す。SRSリソースセット11は、SRSリソース111およびSRSリソース112を含む。SRSリソースセット12は、SRSリソース121およびSRSリソース122を含む。加えて、第2の構成情報は、端末デバイスがキャリア2上にSRSリソースセット31およびSRSリソースセット32を含むことを示す。SRSリソースセット31は、SRSリソース311およびSRSリソース312を含む。SRSリソースセット32は、SRSリソース321およびSRSリソース322を含む。加えて、第2の構成情報は、端末デバイスがキャリア3上にSRSリソースセット51およびSRSリソースセット52を含むことを示す。SRSリソースセット51は、SRSリソース511およびSRSリソース512を含む。SRSリソースセット52は、SRSリソース521およびSRSリソース522を含む。
【0203】
第2の構成情報は、以下の2つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0204】
1.第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第3のインデックス情報をさらに含み、第3のインデックス情報は、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第4のキャリアのインデックスおよび第4のキャリア上の第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットは、第2の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたリソースセットである。方式1は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0205】
第2の構成情報が関連付け関係を示す方式1の原理は、第1の構成情報が関連付け関係を示す方式1の原理と同じである。本明細書では詳細は説明されない。
【0206】
任意選択で、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスが異なる場合、第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスのみを含んでよく、第4のキャリアのインデックスを含む必要はない。
【0207】
任意選択で、第3のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースと少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットとが関連付け関係を有することは、第2の構成情報が関連付け関係を示す方式1で示されなくてもよい。例えば、第3のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスは、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、同じであるように構成されてもよい。
【0208】
2.第3のキャリアの構成情報は、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第4のキャリアのインデックスをさらに含み、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリアは、第2の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。方式2は、異なるキャリア間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0209】
第2の構成情報が関連付け関係を示す方式2の原理は、第1の構成情報が関連付け関係を示す方式3の原理と同じである。本明細書では詳細は説明されない。
【0210】
任意選択で、第2の構成情報が関連付け関係を示す方式1および方式2において、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第4のキャリアが、第4のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。例えば、サービングセルが1つのアップリンクキャリアのみを含む場合、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスを使用することによって表されてもよい。サービングセルが2つのアップリンクキャリアを含む場合、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第4のキャリアが、第4のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアであるかまたは補助アップリンクキャリアであるかを示す指示情報とを使用することによって表され得る。
【0211】
別の可能な実装形態では、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第2の構成情報が関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第3のアップリンク基準信号リソースセットと第4のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを第2の構成情報が示す場合、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび第4のアップリンク基準信号リソースセットにおいて同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0212】
さらに別の可能な実装形態では、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第2の構成情報が関連付け関係を示す方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第2の構成情報が、第3のキャリアと第4のキャリアとの間に関連付け関係があることを示す場合、第3のキャリアおよび第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0213】
904:第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を位置管理デバイスに送信する。
【0214】
本出願のこの実施形態では、第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を生成した後に、第2の構成情報を位置管理デバイスに送信する。
【0215】
905:位置管理デバイスは、第3の構成情報を第2のネットワークデバイスに送信し、第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係をさらに示す。
【0216】
本出願のこの実施形態では、第1のネットワークデバイスによって送信された第2の構成情報を受信した後、位置管理デバイスは、第3の構成情報を第2のネットワークデバイスに送信する。
【0217】
第3の構成情報は、第2の構成情報に基づいて生成され得る。第3の構成情報は、第2の構成情報の全部または一部の内容を含み得る。
【0218】
例えば、第1の構成情報は、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第2の構成情報はまた、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第3の構成情報はまた、SRSリソースセット11、SRSリソースセット31、およびSRSリソースセット51において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。代替的に、第3の構成情報は、SRSリソースセット11およびSRSリソースセット31において同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。
【0219】
別の例では、第1の構成情報は、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第2の構成情報は、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。第3の構成情報はまた、キャリア1、キャリア2、およびキャリア3上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。代替的に、第3の構成情報は、キャリア1およびキャリア2上で同時に送信されるSRSの間に関連付け関係があることを示す。
【0220】
可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。換言すれば、第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示すことができる。このようにして、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係が正確に示されることができる。例えば、第3の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース1とアップリンク基準信号リソース2との間に関連付け関係があることを示す場合、第3の構成情報は、アップリンク基準信号リソース1に対応するアップリンク基準信号とアップリンク基準信号リソース2に対応するアップリンク基準信号との間に関連付け関係があることを示すことと等価である。
【0221】
任意選択で、第3の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。換言すれば、第3の構成情報は、特定のキャリア上の端末デバイスの特定のアップリンク基準信号リソースセット、およびこれらのアップリンク基準信号リソースセット内の特定のアップリンク基準信号リソースをさらに示すことができる。第3の構成情報において示されるアップリンク基準信号リソースセットは、キャリア上のアクティブ化されたBWPにおけるアップリンク基準信号リソースセットであってよい。
【0222】
第3の構成情報は、以下の2つの具体的な実装形態において、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示し得る。
【0223】
1.第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のインデックス情報をさらに含み、第4のインデックス情報は、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第6のキャリアのインデックスおよび第6のキャリア上の第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットは、第3の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。方式1は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0224】
第3の構成情報が関連付け関係を示す方式1の原理は、第1の構成情報が関連付け関係を示す方式1の原理と同じである。本明細書では詳細は説明されない。
【0225】
任意選択で、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスが異なる場合、第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスのみを含んでよく、第6のキャリアのインデックスを含む必要はない。
【0226】
任意選択で、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することは、方式1で示されなくてもよい。例えば、第5のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスは、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、同じであるように構成されてもよい。
【0227】
2.第5のキャリアの構成情報は、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第6のキャリアのインデックスをさらに含み、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリアは、第3の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。方式2は、異なるキャリア間の関連付け関係を示すことによって、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことと等価である。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
【0228】
第3の構成情報が関連付け関係を示す方式2の原理は、第1の構成情報が関連付け関係を示す方式3の原理と同じである。本明細書では詳細は説明されない。
【0229】
任意選択で、第3の構成情報が関連付け関係を示す方式1および方式2において、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第6のキャリアが、第6のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。例えば、サービングセルが1つのアップリンクキャリアのみを含む場合、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスを使用することによって表されてもよい。サービングセルが2つのアップリンクキャリアを含む場合、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第6のキャリアが、第6のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアであるか補助アップリンクキャリアであるかを示す指示情報とを使用することによって表されてもよい。
【0230】
別の可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報は、異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア上のアップリンク基準信号リソースセット間の関連付け関係を示す具体的な実装形態については、第3の構成情報が関連付け関係を示す方式1の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第3の構成情報が、第5のアップリンク基準信号リソースセットと第6のアップリンク基準信号リソースセットとの間に関連付け関係があることを示す場合、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび第6のアップリンク基準信号リソースセットにおいて同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0231】
さらに別の可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア上の関連付け関係を示す特定の実装形態については、第3の構成情報が関連付け関係を示す方式2の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。例えば、第5のキャリアと第6のキャリアとの間に関連付け関係があることを第3の構成情報が示す場合、第5のキャリアおよび第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間に関連付け関係がある。
【0232】
可能な実装形態では、第1の構成情報、第2の構成情報、および第3の構成情報はそれぞれ、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。例えば、プロトコルは、以下の2つの関連付けタイプを指定することができる:関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。第1のネットワークデバイスは、要件に基づいて2つの関連付けタイプから1つの関連付けタイプを選択し、第1の構成情報を使用することによって、選択された関連付けタイプを端末デバイスに示すことができる。第1の構成情報を受信した後に、端末デバイスは、第1の構成情報によって示される関連付けタイプに基づく関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する。第3の構成情報を受信した後、第2のネットワークデバイスは、第3の構成情報によって示される関連付けタイプに基づいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定する。この可能な実装形態に基づいて、ネットワーク側は、端末デバイスのための関連付け関係のタイプを柔軟に構成することができる。
【0233】
任意選択で、関連付け関係のタイプは、第1の構成情報、第2の構成情報、および第3の構成情報によって示されなくてもよく、プロトコルは、関連付けタイプを直接指定してもよい。例えば、プロトコルは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有することを直接指定してもよく、またはプロトコルは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することを直接指定してもよい。
【0234】
906:端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。
【0235】
ステップ906の具体的な実装形態については、ステップ403の具体的な実装形態を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。
【0236】
907:第2のネットワークデバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定する。
【0237】
本出願のこの実施形態では、第3の構成情報を受信した後、第2のネットワークデバイスは、第3の構成情報に基づいて構成された関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定する。第2のネットワークデバイスは、第3の構成情報に基づいて構成された関連付け関係を有するアップリンク基準信号に対してジョイント測定を実行することができる。
【0238】
任意選択で、第2のネットワークデバイスは、TRPまたはRPを介して、関連付け関係を有するアップリンク基準信号に対してジョイント測定を、具体的には実行することができる。
【0239】
図9に記載された方法によれば、広帯域幅アップリンク基準信号の構成が実装され得ることが知見され得る。
【0240】
図11は、本出願の一実施形態によるアップリンク基準信号関連付け方法の概略フローチャートである。
図11に示されるように、アップリンク基準信号関連付け方法は、以下のステップ1101からステップ1110を含む。
図11に示される方法は、端末デバイス、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および位置管理デバイスによって実行されてよく、または、端末デバイス内のチップ、第1のネットワークデバイス内のチップ、第2のネットワークデバイス内のチップ、および位置管理デバイス内のチップによって実行されてよい。
図11では、方法が端末デバイス、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および位置管理デバイスによって実行される例が説明のために使用される。
【0241】
1101:端末デバイスは、能力情報を第1のネットワークデバイスに報告し、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0242】
ステップ1101は、ステップ1102の前に実行されてもよいし、ステップ1102の後に実行されてもよいし、ステップ1102と同時に実行されてもよい。
【0243】
端末デバイスの能力情報は、第1のネットワークデバイスに報告され、その結果、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて、端末デバイスのためのアップリンク基準信号をどのように構成すべきかを正確に決定することができる。代替的に、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて別の動作を実行してもよい。
【0244】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。この可能な実装形態では、端末デバイスの能力情報は、細かい粒度で報告され得る。
【0245】
1.周波数帯域ごとの報告:端末デバイスは、端末デバイスの周波数帯域ごとに1つの能力情報を報告する。1つの周波数帯域は、1つ以上のキャリアを含み得る。
【0246】
例えば、端末デバイスは、周波数帯域1および周波数帯域2を含む。端末デバイスは、まず周波数帯域1に対応する能力情報を報告し、次に周波数帯域2に対応する能力情報を報告する。周波数帯域1に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域1において、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうか、または、端末デバイスが、周波数帯域1において、位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0247】
周波数帯域2に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域2において、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうか、または、端末デバイスが、周波数帯域2において、位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0248】
2.周波数帯域グループごとの報告:1つの周波数帯域グループは、1つ以上の周波数帯域を含み得る。端末デバイスは、別々に周波数帯域グループ1、周波数帯域グループ2、および周波数帯域グループ3である3つの周波数帯域グループを有すると仮定される。周波数帯域グループ1は周波数帯域1を含み、周波数帯域グループ2は周波数帯域2を含み、周波数帯域グループ3は周波数帯域1および周波数帯域2を含む。端末デバイスは、周波数帯域グループ1に対応する能力情報を最初に報告し、次いで、周波数帯域グループ2に対応する能力情報を報告し、次いで、周波数帯域グループ3に対応する能力情報を報告する。
【0249】
周波数帯域グループ1に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域グループ1において、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうか、または、端末デバイスが、周波数帯域グループ1において、位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0250】
周波数帯域グループ2に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域グループ2において、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうか、または、端末デバイスが、周波数帯域グループ2において、位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0251】
周波数帯域グループ3に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域グループ3において、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうか、または、端末デバイスが、周波数帯域グループ3において、位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0252】
3.周波数帯域グループごとの周波数帯域ごとの報告:端末デバイスは、別々に周波数帯域グループ1、周波数帯域グループ2、および周波数帯域グループ3である3つの周波数帯域グループを有すると仮定される。周波数帯域グループ1は周波数帯域1を含み、周波数帯域グループ2は周波数帯域2を含み、周波数帯域グループ3は周波数帯域1および周波数帯域2を含む。端末デバイスは、周波数帯域グループ1内の周波数帯域1に対応する能力情報をまず報告し、次いで、周波数帯域グループ2内の周波数帯域2に対応する能力情報を報告し、次いで、周波数帯域グループ3内の周波数帯域1に対応する能力情報を報告し、次いで、周波数帯域グループ3内の周波数帯域2に対応する能力情報を報告する。
【0253】
4.周波数帯域グループごとの周波数帯域サブセットごとの報告:端末デバイスは、別々に周波数帯域グループ1、周波数帯域グループ2、および周波数帯域グループ3である3つの周波数帯域グループを有すると仮定される。周波数帯域グループ1は周波数帯域1を含み、周波数帯域グループ2は周波数帯域2を含み、周波数帯域グループ3は周波数帯域1および周波数帯域2を含む。周波数帯域グループ1は、周波数帯域1である1つの周波数帯域サブセットを含む。周波数帯域グループ2は、周波数帯域2である1つの周波数帯域サブセットを含む。周波数帯域グループ3は、別々に周波数帯域1、周波数帯域2、ならびに周波数帯域1および周波数帯域2である、3つの周波数帯域サブセットを含む。
【0254】
端末デバイスは、周波数帯域グループ1における周波数帯域1に対応する能力情報をまず報告し、次に、周波数帯域グループ2における周波数帯域2に対応する能力情報を報告し、次に、周波数帯域グループ3における周波数帯域1に対応する能力情報を報告し、次に、周波数帯域グループ3における周波数帯域2に対応する能力情報を報告し、次に、周波数帯域グループ3における周波数帯域1および周波数帯域2に対応する能力情報を報告する。
【0255】
可能な実装形態では、端末デバイスは、能力情報を位置管理デバイスにさらに報告してもよい。能力情報はまた、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告され得る。端末デバイスの能力情報を受信した後に、位置管理デバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて、第1の構成情報を生成するように第1のネットワークデバイスに要求すべきかどうかを決定し得る。
【0256】
可能な実装形態では、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスに能力情報を報告しない。端末デバイスは、能力情報を位置管理デバイスに報告し、位置管理デバイスは、能力情報を第1のネットワークデバイスに転送する。
【0257】
別の可能な実装形態では、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスおよび位置管理デバイスに能力情報を報告しなくてもよく、第1のネットワークデバイスおよび位置管理デバイスは、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートすること、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートすることをデフォルトで考慮してもよい。
【0258】
1102:位置管理デバイスは、第1の情報を第1のネットワークデバイスに送信する。
【0259】
第1の情報は、以下の2つのケースを有する。
【0260】
1.第1の情報は、予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用され、予め設定された帯域幅は、100メガヘルツMHzより大きく、または予め設定された帯域幅は、400 MHzより大きい。
【0261】
ケース1では、予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用される第1の情報を受信した後、第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を生成し、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。換言すれば、位置管理デバイスは、第1のネットワークデバイスに、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように暗黙的に要求する。
【0262】
可能な実装形態では、第1の情報は、予め設定された周波数で予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために、具体的には使用される。予め設定された周波数が周波数範囲1に属するとき、予め設定された帯域幅は100メガヘルツMHzより大きい。予め設定された周波数が周波数範囲2に属するとき、予め設定された帯域幅は400 MHzより大きい。周波数範囲1は7.1 GHz未満であってもよく、周波数範囲2は24 GHz~52.6 GHzであってもよい。
【0263】
2.第1の情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0264】
ケース2において、位置管理デバイスは、第1のネットワークデバイスに、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように明示的に要求することができる。
【0265】
可能な実装形態では、第1の情報は、アンテナポートを共有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号、または位相差を有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号を要求するためにさらに使用される。この可能な実装形態では、位置管理デバイスは、アップリンク基準信号を測定するために使用されるネットワークデバイスの能力情報に基づいて、第1のネットワークデバイスに、構成されるべき関連付け関係のタイプを推奨することができる。これは、第1のネットワークデバイスが関連付け関係のタイプを適切に構成するのに役立つ。
【0266】
可能な実装形態では、位置管理デバイスはステップ1102を実行しなくてもよく、第1のネットワークデバイスは第1の構成情報を自律的に生成する。
【0267】
1103:第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を生成し、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。
【0268】
本出願のこの実施形態では、第1のネットワークデバイスは、位置管理デバイスにより送信された端末デバイスの能力情報および第1の情報を受信した後に、第1の構成情報を生成してもよい。
【0269】
第1のネットワークデバイスは、端末デバイスの能力情報に基づいて、第1の構成情報および第2の構成情報を生成し得る。例えば、端末デバイスが周波数帯域ごとに能力情報を報告することが一例として使用される。端末デバイスは、周波数帯域1および周波数帯域2を含むと仮定される。端末デバイスは、まず周波数帯域1に対応する能力情報を報告し、次に周波数帯域2に対応する能力情報を報告する。周波数帯域1に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域1において、アンテナポートを共有する際に同時に送信される複数のアップリンク基準信号をサポートすることを示す。周波数帯域2に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域2において、アンテナポートを共有する際に同時に送信される複数のアップリンク基準信号をサポートしないことを示す。
【0270】
周波数帯域1はキャリア1およびキャリア2を含み、周波数帯域2はキャリア3を含む。第1の構成情報は、キャリア1およびキャリア2上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し得る。第2の構成情報は、キャリア1およびキャリア2上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し得る。
【0271】
1104:第1のネットワークデバイスは、第1の構成情報を端末デバイスに送信する。
【0272】
1105:第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を生成し、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。
【0273】
1106:第1のネットワークデバイスは、第2の構成情報を位置管理デバイスに送信する。
【0274】
1107:位置管理デバイスは、第3の構成情報を第2のネットワークデバイスに送信し、第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係をさらに示す。
【0275】
1108:端末デバイスが、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する。
【0276】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する具体的な実装形態は、端末デバイスが、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートし、または位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートする場合、端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有し、または位相差を有することを可能にすることである。換言すれば、端末デバイスは、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを最初に決定する必要がある。端末デバイスが、アンテナポートを共有する際に、または位相差を有する際に、同時に送信される複数のアップリンク基準信号をサポートする場合、端末デバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または位相差を有することを可能にする。この可能な実装形態に基づいて、端末デバイスは、アップリンク基準信号を正常に送信することができる。
【0277】
例えば、端末デバイスが周波数帯域1および周波数帯域2を含むと仮定される。周波数帯域1に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域1において、アンテナポートを共有する際に同時に送信される複数のアップリンク基準信号をサポートすることを示す。周波数帯域2に対応する能力情報は、端末デバイスが、周波数帯域2において、アンテナポートを共有する際に同時に送信される複数のアップリンク基準信号をサポートしないことを示す。周波数帯域1はキャリア1およびキャリア2を含み、周波数帯域2はキャリア3を含む。第1の構成情報は、キャリア1およびキャリア2上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。端末デバイスは、周波数帯域1において、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするので、端末デバイスがキャリア1およびキャリア2上でアップリンク基準信号を同時に送信するとき、端末デバイスは、キャリア1およびキャリア2上で同時に送信されるアップリンク基準信号がアンテナポートを共有することを可能にする。
【0278】
1109:第2のネットワークデバイスは、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定する。
【0279】
ステップ1105からステップ1109の他の説明については、ステップ903からステップ907の説明を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。任意選択で、本出願の実施形態全体を通して、第2のネットワークデバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定することは、第2のネットワークデバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を受信することと、代替的に置き換えられてもよい。
【0280】
1110:第2のネットワークデバイスは、測定結果を位置管理デバイスに送信し、測定結果は、第2のネットワークデバイスによって、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定することによって取得され、測定結果は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスおよび/または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスを含む。
【0281】
本出願のこの実施形態において、第2のネットワークデバイスは、第3の構成情報によって構成された関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定した後に、測定結果を位置管理デバイスに送信する。
【0282】
例えば、測定結果が、SRSリソースセット11およびSRSリソースセット31において同時に送信されたSRSに対してジョイント測定を実行することによって取得されると仮定される。SRSリソースセット11は、キャリア1上のSRSリソースセットであり、SRSリソースセット31は、キャリア2上のSRSリソースセットである。この場合、測定結果は、SRSリソースセット11のインデックスおよびSRSリソースセット31のインデックスを搬送することができる。代替的に、{キャリア1のインデックス、SRSリソースセット11のインデックス}および{キャリア2のインデックス、SRSリソースセット31のインデックス}が搬送されてもよい。
【0283】
別の例では、測定結果が、キャリア1およびキャリア2上で同時に送信されたSRSに対してジョイント測定を実行することによって取得されると仮定される。この場合、測定結果は、キャリア1のインデックスおよびキャリア2のインデックスを搬送することができる。
【0284】
関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスおよび/または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスは、測定結果において搬送され、これにより、位置管理デバイスは、測定結果が取得される特定のアップリンク基準信号リソースを決定することができる。
【0285】
別の可能な実装形態では、端末デバイスは、測定結果に、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスまたは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスを含めなくてもよい。
【0286】
図12は、本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
図12に示される通信装置は、アップリンク基準信号関連付け方法における第1のネットワークデバイスの一部または全部の機能を実装するように構成され得る。本装置は、第1のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス内の装置、または第1のネットワークデバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。
図12に示される通信装置は、通信ユニット1201および処理ユニット1202を含み得る。処理ユニット1202は、データを処理するように構成される。受信ユニットおよび送信ユニットは、通信ユニット1201に統合される。通信ユニット1201は、トランシーバユニットとも称され得る。代替的に、通信ユニット1201は、受信ユニットと送信ユニットとに分割され得る。以下の処理ユニット1202は、通信ユニット1201と同様であり、詳細は以下で説明されない。
【0287】
処理ユニット1202は、第1の構成情報を生成するように構成され、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。通信ユニット1201は、第1の構成情報を端末デバイスに送信するように構成される。
【0288】
可能な実装形態では、処理ユニット1202は、第2の構成情報を生成するようにさらに構成され、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、通信ユニット1201は、第2の構成情報を位置管理デバイスに送るようにさらに構成される。
【0289】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示し、かつ/または第2の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0290】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。
【0291】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。
【0292】
可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されたアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0293】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスおよびキャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報を含み、BWPの構成情報は、BWPのインデックスおよびBWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報を含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよびアップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報を含む。
【0294】
第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、第1のインデックス情報は、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックス、第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0295】
代替的に、第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、第2のインデックス情報は、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、第1のBWPおよび第2のBWPは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPである。
【0296】
代替的に、第1のキャリアの構成情報は、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、第1のキャリアおよび第2のキャリアは、第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0297】
可能な実装形態では、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第2のキャリアが、第2のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0298】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号リソースは、サウンディング基準信号SRSリソースであり、
第1のBWPの構成情報は、SRS構成(SRS-Config)をさらに含み、SRS構成は、少なくとも1つの第2のインデックス情報を含む。
【0299】
可能な実装形態では、第2の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。
【0300】
第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第3のインデックス情報をさらに含み、第3のインデックス情報は、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第4のキャリアのインデックスおよび第4のキャリア上の第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットは、第2の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたリソースセットである。
【0301】
代替的に、第3のキャリアの構成情報は、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第4のキャリアのインデックスをさらに含み、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリアは、第2の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0302】
可能な実装形態では、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第4のキャリアが、第4のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0303】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、端末デバイスによって報告された能力情報を受信するようにさらに構成され、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0304】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。
【0305】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、位置管理デバイスによって送信された第1の情報を受信するようにさらに構成され、
第1の情報は、予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用され、予め設定された帯域幅は、100メガヘルツMHzより大きく、または予め設定された帯域幅は、400 MHzより大きく、または
第1の情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0306】
可能な実装形態では、第1の情報は、アンテナポートを共有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号、または位相差を有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号を要求するためにさらに使用される。
【0307】
図12は、本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
図12に示される通信装置は、アップリンク基準信号関連付け方法における端末デバイスの一部または全部の機能を実装するように構成され得る。装置は、端末デバイス、端末デバイス内の装置、または端末デバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。
図12に示される通信装置は、通信ユニット1201および処理ユニット1202を含み得る。
【0308】
通信ユニット1201は、第1の構成情報を受信するように構成され、第1の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。通信ユニット1201は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するようにさらに構成される。
【0309】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0310】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。
【0311】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。
【0312】
可能な実装形態では、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されたアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第1の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0313】
可能な実装形態では、第1の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスおよびキャリア上の帯域幅部分BWPの構成情報を含み、BWPの構成情報は、BWPのインデックスおよびBWP内のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報を含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスおよびアップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報を含む。
【0314】
第1のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第1のインデックス情報をさらに含み、第1のインデックス情報は、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックス、第2のキャリア上の第2のBWPのインデックス、および第2のBWP内の第2のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第1のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第2のアップリンク基準信号リソースセットは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0315】
代替的に、第1のBWPの構成情報は、少なくとも1つの第2のインデックス情報をさらに含み、第2のインデックス情報は、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPにおいて同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第2のキャリアのインデックスおよび第2のキャリア上の第2のBWPのインデックスを含み、第1のBWPおよび少なくとも1つの第2のBWPは、第1の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたBWPである。
【0316】
代替的に、第1のキャリアの構成情報は、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第2のキャリアのインデックスをさらに含み、第1のキャリアおよび少なくとも1つの第2のキャリアは、第1の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0317】
可能な実装形態では、第2のキャリアのインデックスは、第2のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第2のキャリアが、第2のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0318】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号リソースは、サウンディング基準信号SRSリソースであり、
第1のBWPの構成情報は、SRS構成(SRS-Config)をさらに含み、SRS構成は、少なくとも1つの第2のインデックス情報を含む。
【0319】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、能力情報を第1のネットワークデバイスに報告するようにさらに構成され、能力情報は、通信装置がアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または通信装置が位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0320】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、能力情報を位置管理デバイスに報告するようにさらに構成され、能力情報は、通信装置がアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または通信装置が位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0321】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。
【0322】
可能な実装形態では、通信ユニット1201が関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信する方式は、具体的には:
【0323】
通信装置が、アンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートし、または位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートする場合、通信装置は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有し、または位相差を有することを可能にする。
【0324】
図12は、本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
図12に示される通信装置は、アップリンク基準信号関連付け方法における位置管理デバイスの一部または全部の機能を実装するように構成され得る。装置は、位置管理デバイスであってもよく、位置管理デバイス内の装置であってもよく、または位置管理デバイスとともに使用され得る装置であってもよい。また、通信装置は、チップシステムであり得る。
図12に示される通信装置は、通信ユニット1201および処理ユニット1202を含み得る。
【0325】
通信ユニット1201は、第1のネットワークデバイスによって送信された第2の構成情報を受信するように構成され、第2の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。通信ユニット1201は、第3の構成情報を第2のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成され、第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す。
【0326】
可能な実装形態では、第2の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示し、かつ/または第3の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、もしくは関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0327】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。
【0328】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。
【0329】
可能な実装形態では、第2の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第2の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0330】
可能な実装形態では、第2の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。
【0331】
第3のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第3のインデックス情報をさらに含み、第3のインデックス情報は、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第4のキャリアのインデックスおよび第4のキャリア上の第4のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第3のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第4のアップリンク基準信号リソースセットは、第2の構成情報に基づいて異なるキャリア上に構成されたリソースセットである。
【0332】
代替的に、第3のキャリアの構成情報は、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第4のキャリアのインデックスをさらに含み、第3のキャリアおよび少なくとも1つの第4のキャリアは、第2の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0333】
可能な実装形態では、第4のキャリアのインデックスは、第4のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第4のキャリアが、第4のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0334】
可能な実装形態では、第3の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。
【0335】
第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のインデックス情報をさらに含み、第4のインデックス情報は、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第6のキャリアのインデックスおよび第6のキャリア上の第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットは、第3の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0336】
代替的に、第5のキャリアの構成情報は、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第6のキャリアのインデックスをさらに含み、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリアは、第3の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0337】
可能な実装形態では、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第6のキャリアが、第6のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0338】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、第1の情報を第1のネットワークデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0339】
第1の情報は、予め設定された帯域幅のアップリンク基準信号を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用され、予め設定された帯域幅は、100メガヘルツMHzより大きく、または予め設定された帯域幅は、400 MHzより大きい。
【0340】
代替的に、第1の情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を構成するように第1のネットワークデバイスに要求するために使用される。
【0341】
可能な実装形態では、第1の情報は、アンテナポートを共有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号、または位相差を有するための関連付け関係を有するアップリンク基準信号を要求するためにさらに使用される。
【0342】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、端末デバイスによって報告された能力情報を受信するようにさらに構成され、能力情報は、端末デバイスがアンテナポートを共有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示すか、または端末デバイスが位相差を有する際に複数の同時に送信されるアップリンク基準信号をサポートするかどうかを示す。
【0343】
可能な実装形態では、能力情報は、周波数帯域ごとに、周波数帯域グループごとに、周波数帯域グループごとに周波数帯域ごとに、または周波数帯域グループグループごとに周波数帯域グループサブセットごとに報告される。
【0344】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、第2のネットワークデバイスによって送信された測定結果を受信するようにさらに構成され、測定結果は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定することによって第2のネットワークデバイスによって取得され、測定結果は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスおよび/または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスを含む。
【0345】
図12は、本出願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
図12に示される通信装置は、アップリンク基準信号関連付け方法における第2のネットワークデバイスの一部または全部の機能を実装するように構成され得る。本装置は、第2のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス内の装置、または第2のネットワークデバイスとともに使用され得る装置であり得る。また、通信装置は、チップシステムであり得る。
図12に示される通信装置は、通信ユニット1201および処理ユニット1202を含み得る。
【0346】
通信ユニット1201は、第3の構成情報を受信するように構成され、第3の構成情報は、異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示し、関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、アンテナポートを共有し、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号は、位相差を有する。通信ユニット1201は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号を測定するようにさらに構成される。
【0347】
可能な実装形態では、第3の構成情報は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、アンテナポートを共有すること、または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が、位相差を有することをさらに示す。
【0348】
可能な実装形態では、端末デバイスが関連付け関係を有するアップリンク基準信号を送信するプロセスにおいて、関連付け関係を有するアップリンク基準信号間の位相差は、固定値である。
【0349】
可能な実装形態では、アップリンク基準信号が複数のアンテナポートを有するとき、関連付け関係を有するアップリンク基準信号の同じアンテナポート番号は、同じアンテナポートに対応する。
【0350】
可能な実装形態では、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号間の関連付け関係を示す方式は、具体的には、第3の構成情報が異なるキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソース間の関連付け関係を示すことである。
【0351】
可能な実装形態では、第3の構成情報は、複数のキャリアの構成情報を含み、キャリアの構成情報は、キャリアのインデックスと、キャリア上のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報とを含み、アップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、アップリンク基準信号リソースセットのインデックスと、アップリンク基準信号リソースセット内のアップリンク基準信号リソースの構成情報とを含む。
【0352】
第5のアップリンク基準信号リソースセットの構成情報は、少なくとも1つの第4のインデックス情報をさらに含み、第4のインデックス情報は、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセット内の同時に送信されたアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、第6のキャリアのインデックスおよび第6のキャリア上の第6のアップリンク基準信号リソースセットのインデックスを含み、第5のアップリンク基準信号リソースセットおよび少なくとも1つの第6のアップリンク基準信号リソースセットは、第3の構成情報に基づいて異なるキャリア上で構成されたリソースセットである。
【0353】
代替的に、第5のキャリアの構成情報は、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリア上で同時に送信されるアップリンク基準信号リソースが関連付け関係を有することを示すために、少なくとも1つの第6のキャリアのインデックスをさらに含み、第5のキャリアおよび少なくとも1つの第6のキャリアは、第3の構成情報に基づいて構成された異なるキャリアである。
【0354】
可能な実装形態では、第6のキャリアのインデックスは、第6のキャリアが位置されるサービングセルのインデックスと、第6のキャリアが、第6のキャリアが位置されるサービングセルの通常アップリンクキャリアまたは補助アップリンクキャリアであることを示す指示情報とのうちの一方または両方を含む。
【0355】
可能な実装形態では、通信ユニット1201は、測定結果を位置管理デバイスに送信するようにさらに構成され、測定結果は、通信装置によって、関連付け関係を有するアップリンク基準信号リソース上のアップリンク基準信号を測定することによって取得され、測定結果は、関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるリソースセットのインデックスおよび/または関連付け関係を有するアップリンク基準信号が位置されるキャリアのインデックスを含む。
【0356】
図13aは、本出願の一実施形態による通信装置130を示す。通信装置130は、
図4、
図9、または
図11の第1のネットワークデバイスの機能を実装するように構成される。装置は、第1のネットワークデバイスまたは第1のネットワークデバイスにおいて使用される装置であり得る。第1のネットワークデバイスで使用される装置は、第1のネットワークデバイス内のチップシステムまたはチップであり得る。代替的に、通信装置130は、
図4、
図9、または
図11の端末デバイスの機能を実装するように構成される。装置は、端末デバイスまたは端末デバイスにおいて使用される装置であり得る。端末デバイスで使用される装置は、端末デバイス内のチップシステムまたはチップであり得る。代替的に、通信装置130は、
図9または
図11の位置管理デバイスの機能を実装するように構成される。装置は、位置管理デバイスまたは位置管理デバイスにおいて使用される装置であり得る。位置管理デバイスで使用される装置は、位置管理デバイス内のチップシステムまたはチップであり得る。代替的に、通信装置130は、
図9または
図11の第2のネットワークデバイスの機能を実装するように構成される。装置は、第2のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイス内で使用される装置であり得る。第2のネットワークデバイスで使用される装置は、第2のネットワークデバイス内のチップシステムまたはチップであり得る。チップシステムは、チップを含んでもよく、またはチップと別のディスクリート部品とを含んでもよい。
【0357】
通信装置130は、本出願の実施形態において提供される方法における第1のネットワークデバイス、端末デバイス、位置管理デバイス、または第2のネットワークデバイスのデータ処理機能を実装するように構成された少なくとも1つのプロセッサ1320を含む。装置130は、本出願の実施形態において提供される方法における第1のネットワークデバイス、端末デバイス、位置管理デバイス、または第2のネットワークデバイスの受信および送信動作を実装するように構成された通信インターフェース1310をさらに含み得る。本出願の実施形態では、通信インターフェースは、トランシーバ、回路、バス、モジュール、または別のタイプの通信インターフェースであってよく、伝送媒体を使用することによって別のデバイスと通信するように構成される。例えば、通信インターフェース1310は、別のデバイスと通信するために装置130内の装置によって使用される。プロセッサ1320は、通信インターフェース1310を介してデータを受信および送信し、前述の方法の実施形態における
図4、
図9、または
図11に示される方法を実装するように構成される。
【0358】
装置130は、プログラム命令および/またはデータを記憶するように構成された少なくとも1つのメモリ1330をさらに含み得る。メモリ1330は、プロセッサ1320に結合される。本出願の実施形態における結合は、電気的形態、機械的形態、または別の形態の装置、ユニット、またはモジュール間の間接結合または通信接続であってよく、装置、ユニット、またはモジュール間の情報交換のために使用される。プロセッサ1320は、メモリ1330と協働して動作することができる。プロセッサ1320は、メモリ1330に記憶されたプログラム命令を実行することができる。少なくとも1つのメモリのうちの少なくとも1つは、プロセッサ内に含まれ得る。
【0359】
本出願のこの実施形態では、通信インターフェース1310、プロセッサ1320、およびメモリ1330の間の特定の接続媒体は限定されない。本出願のこの実施形態では、メモリ1330、プロセッサ1320、および通信インターフェース1310は、
図13aのバス1340を介して互いに接続される。バスは、
図13aにおいて太線を使用することによって表される。他の構成要素間の接続方式は、説明のための例にすぎず、それに限定されない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、
図13aにおいてバスを表すために1本の太線のみが使用されるが、これは、1つのバスのみまたは1つのタイプのバスのみが存在することを意味しない。
【0360】
装置130が、具体的には、第1のネットワークデバイス、端末デバイス、位置管理デバイス、または第2のネットワークデバイスにおいて使用される装置であるとき、例えば、装置130が、具体的には、チップまたはチップシステムであるとき、通信インターフェース1310は、ベースバンド信号を出力または受信し得る。装置130が具体的に第1のネットワークデバイス、端末デバイス、位置管理デバイス、または第2のネットワークデバイスであるとき、通信インターフェース1310は無線周波数信号を出力または受信してよい。本出願のこの実施形態では、プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイもしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェア構成要素であってよく、本出願の実施形態で開示される方法、動作、および論理ブロック図を実装または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサなどとすることができる。本出願の実施形態を参照して開示された方法における動作は、ハードウェアプロセッサによって直接実行および完了されてもよく、またはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せによって実行および完了されてもよい。
【0361】
例えば、
図13bは、本出願の一実施形態による別の端末デバイス1300の概略構造図である。端末デバイスは、前述の方法の実施形態において端末デバイスによって実行される動作を実行することができる。
【0362】
説明を容易にするために、
図13bは、端末デバイスの主要な構成要素のみを示す。
図13bに示されるように、端末デバイス1300は、プロセッサと、メモリと、無線周波数回路と、アンテナと、入出力装置とを含む。プロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理し、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し、例えば、
図4、
図9、または
図11で説明された手順を実行する際に端末デバイスをサポートするように主に構成される。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように主に構成される。無線周波数回路は、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように主に構成される。アンテナは、電磁波の形態で無線周波数信号を受信および送信するように主に構成される。端末デバイス1300は、入出力装置、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ、またはキーボードをさらに含んでもよい。入力/出力装置は、ユーザによって入力されたデータを受信し、ユーザにデータを出力するように主に構成される。なお、端末デバイスの種類によっては、入出力装置を有さない場合もある。
【0363】
端末デバイスが電源投入された後、プロセッサは、記憶ユニット内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムを解釈および実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し得る。データがワイヤレス方式で送信される必要があるとき、プロセッサは、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行し、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後、無線周波数回路は、アンテナを介して電磁波の形態で無線周波数信号を外部に送信する。データが端末デバイスに送信されるとき、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
【0364】
当業者は、説明を容易にするために、
図13bが1つのメモリおよび1つのプロセッサのみを示すことを理解し得る。実際の端末デバイスは、複数のプロセッサと複数のメモリとを含み得る。メモリは、記憶媒体、記憶デバイスなどとも称され得る。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0365】
任意選択の実装形態では、プロセッサは、ベースバンドプロセッサおよび中央処理装置(central processing unit、CPU)を含み得る。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように主に構成される。CPUは、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように主に構成される。任意選択で、プロセッサは、代替的に、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、またはCPUとNPとの組合せであってもよい。プロセッサは、ハードウェアチップをさらに含み得る。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device、PLD)、またはそれらの組合せであってもよい。PLDは、複合プログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、汎用アレイ論理(generic array logic、GAL)、またはそれらの任意の組合せであり得る。メモリは、揮発性メモリ(volatile memory)、例えば、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)を含んでもよい。メモリは、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)を代替的に含んでもよい。メモリは、前述のタイプのメモリの組合せを代替的に含み得る。
【0366】
例えば、本出願のこの実施形態では、
図13bに示されるように、送信および受信機能を有するアンテナおよび無線周波数回路は、端末デバイス1300の通信ユニット1301と見なされてよく、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイス1300の処理ユニット1302と見なされてよい。
【0367】
通信ユニット1301は、トランシーバマシン、トランシーバ、トランシーバ装置、トランシーバユニットなどと称されることもあり、送信機能および受信機能を実装するように構成される。任意選択で、通信ユニット1301内にあり、受信機能を実施するように構成された構成要素は、受信ユニットと見なされてよく、通信ユニット1301内にあり、送信機能を実装するように構成された構成要素は、送信ユニットと見なされてよい。すなわち、通信ユニット1301は、受信ユニットと送信ユニットとを含む。例えば、受信ユニットは、受信機、受信マシン、または受信回路と称されることもあり、送信ユニットは、送信機、送信マシン、または送信回路と称されてもよい。
【0368】
いくつかの実施形態では、通信ユニット1301および処理ユニット1302は、1つの構成要素に統合されてもよく、または異なる構成要素として分離されてもよい。加えて、プロセッサおよびメモリは、1つの構成要素に統合されてもよく、または異なる構成要素として分離されてもよい。
【0369】
通信ユニット1301は、前述の方法の実施形態における端末デバイスの受信および送信動作を実行するように構成され得る。処理ユニット1302は、前述の方法の実施形態における端末デバイスのデータ処理動作を実行するように構成され得る。
【0370】
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶する。命令がプロセッサ上で実行されるとき、前述の方法実施形態における方法手順が実装される。
【0371】
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がプロセッサ上で実行されるとき、前述の方法実施形態における方法手順が実装される。
【0372】
説明を簡単にするために、前述の方法の実施形態は、一連のアクションの組合せとして表されることに留意されたい。しかしながら、本出願によれば、いくつかの動作は他の順序でまたは同時に実行され得るので、本出願はアクションの説明された順序に限定されないことを、当業者は理解されたい。本明細書で説明される実施形態は全て好ましい実施形態に属し、関与するアクションおよびモジュールは必ずしも本出願によって必要とされるとは限らないことが当業者によってさらに理解されるべきである。
【0373】
本出願において提供される実施形態の説明を相互参照することができ、実施形態の説明は、それぞれの焦点を有する。一実施形態において詳細に説明されていない部分については、別の実施形態の関連する説明を参照されたい。説明を容易にし、簡潔にするために、本出願の実施形態で提供される装置およびデバイスの機能、ならびに装置およびデバイスによって実行される動作については、本出願の方法の実施形態の関連する説明を参照されたい。方法の実施形態および装置の実施形態は、相互に参照され、組み合わされ、または引用されてもよい。
【0374】
最後に、前述の実施形態は、本出願を限定するのではなく、本出願の技術的解決策を説明することが意図されているにすぎないことに留意されたい。本出願は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本出願の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態において説明された技術的解決策に対して依然として修正を行い得るか、またはその一部もしくは全ての技術的特徴に対して等価の置換を行い得ることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0375】
130 通信装置
1201 通信ユニット
1202 処理ユニット
1302 処理ユニット
1300 端末デバイス
1301 通信ユニット
1310 通信インターフェース
1320 プロセッサ
1330 メモリ
1340 バス