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特許7589820信号の送受信方法、装置及び通信システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】信号の送受信方法、装置及び通信システム
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/12 20090101AFI20241119BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20241119BHJP
   H04W 28/14 20090101ALI20241119BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20241119BHJP
【FI】
H04W28/12
H04W16/26
H04W28/14
H04W92/20 110
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2023540638
(86)(22)【出願日】2021-01-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-22
(86)【国際出願番号】 CN2021071591
(87)【国際公開番号】W WO2022151095
(87)【国際公開日】2022-07-21
【審査請求日】2023-07-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】易 粟
(72)【発明者】
【氏名】ジア・メイイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン・シヌ
【審査官】桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/190650(WO,A1)
【文献】Huawei,Discussion on IAB E2E flow control[online],3GPP TSG RAN WG3 #110-e R3-206671,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_110-e/Docs/R3-206671.zip>,2020年11月12日,1-4頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
IAB(Integrated Access and Backhaul)ノード(IAB-node)に適用される、信号を送受信する装置であって、
前記IABノードのドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信するトランスミッターを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられ
前記輻輳報告メッセージは情報エレメントを含み、前記情報エレメントは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられ、
前記輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記輻輳報告メッセージの内容は、
バッファサイズ;及び/又は
バッファ占有率;及び/又は
可用バッファサイズ;及び/又は
可用データレート;及び/又は
前記通信リンクに輻輳が発生することを表す情報を含む、装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置であって、
前記トランスミッターはさらに、前記ドナー中央ユニットに輻輳クリア指示情報を送信し、
前記輻輳クリア指示情報は、前記IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる、装置。
【請求項4】
請求項に記載の装置であって、
前記輻輳状態情報は、
前記通信リンクを識別するためのNext-Hop BAP Address;及び/又は
バックホール無線リンク制御チャネル(BH RLC CH)IDを含む、装置。
【請求項5】
請求項1に記載の装置であって、
前記IABノードが前記ドナー中央ユニットの要求情報を受信した場合、又は、前記IABノードの所定条件が満足された場合、前記IABノードは前記輻輳報告メッセージを送信する、装置。
【請求項6】
請求項に記載の装置であって、
前記要求情報は前記輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又は前記輻輳状態情報におけるバックホール無線リンク制御チャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含む、装置。
【請求項7】
請求項に記載の装置であって、
前記所定条件は、
前記輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度に対応するバッファロードが第一閾値を超え、かつ第一期間継続し;又は
第二期間内で、同一の標識に関する前記IABノードのバッファロードが第二閾値を超えることが原因で送信されるバックホール適応プロトコル制御プロトコルサブ層フロー制御フィードバックの実例の数が第三閾値を超えることを含む、装置。
【請求項8】
請求項1に記載の装置であって、
前記ドナー中央ユニットにより送信される輻輳報告設定情報を受信するレシーバーをさらに含み、
前記輻輳報告設定情報は、前記IABノードが前記輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は前記IABノードが前記輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定を設定するために用いられる、装置。
【請求項9】
請求項に記載の装置であって、
前記輻輳報告設定情報はF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより受信される、装置。
【請求項10】
請求項1に記載の装置であって、
前記輻輳報告メッセージはF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより送信される、装置。
【請求項11】
請求項1に記載の装置であって、
gNB-DU Status Indicationプロシージャで前記輻輳報告メッセージを送信する、装置。
【請求項12】
請求項1に記載の装置であって、
上りリンクの負荷状態について、前記輻輳報告メッセージは無線リソース制御メッセージにキャリーされる、装置。
【請求項13】
請求項に記載の装置であって、
前記輻輳報告設定情報はRRCメッセージにおける専用シグナリングにより受信される、装置。
【請求項14】
IABノードのドナー中央ユニットに適用される、信号を送受信する装置であって、
IABノードにより送信される輻輳報告メッセージを受信するレシーバーを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられ
前記輻輳報告メッセージは情報エレメントを含み、前記情報エレメントは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられ、
前記輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである、装置。
【請求項15】
請求項1に記載の装置であって、
前記輻輳報告メッセージの内容は、
バッファサイズ;及び/又は
バッファ占有率;及び/又は
可用バッファサイズ;及び/又は
可用データレート;及び/又は
前記通信リンクに輻輳が発生することを表す情報を含む、装置。
【請求項16】
請求項1に記載の装置であって、
前記輻輳状態情報の粒度が各バックホール無線リンク制御チャネル又は各通信リンクである場合、前記輻輳状態情報は、上りリンク又は下りリンクを指示するための情報をさらに含む、装置。
【請求項17】
請求項1に記載の装置であって、
前記IABノードに要求情報を送信するトランスミッターをさらに含み、
前記要求情報を送信した場合、前記IABノードにより送信される前記輻輳報告メッセージを受信する、装置。
【請求項18】
請求項1に記載の装置であって、
前記IABノードに輻輳報告設定情報を送信するトランスミッターをさらに含み、
前記輻輳報告設定情報は、前記IABノードが前記輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は前記IABノードが前記輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定を設定するために用いられる、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
次世代の無線アクセスネットワーク(NG-RAN:next generation radio access network)では、IAB(Integrated access and backhaul)が無線中継の機能を実現できる。IABノード(IAB-node)は新無線(New Radio、NR)を通じたアクセス及びバックホールをサポートする。NRバックホールはネットワーク側の端末点がIAB-donorと称され、それはIAB機能をサポートする1つのネットワーク装置(例えば、gNB)を表す。
【0003】
IABノードは1つ以上のホップを介して1つのIABドナー(IAB-donor)に接続され得る。これらのマルチホップ接続はIABドナーをルートノードとする1つの有向非巡回グラフ(DAG、Directed Acyclic Graph)トポロジーを形成し得る。IABドナーはIABネットワークトポロジーにおける集中型のリソース管理、トポロジー管理及びルーティング管理の実行を担当する。
【0004】
IAB-nodeはgNB-DU(distributed unit、分散ユニット)の機能をサポートし、IAB-node DUはIAB-DUとも称され、IAB-DUは端末装置(UE)及び次のホップのIAB-nodeへの無線アクセス(NR access)インターフェースの終了点であり、IAB-donor上のgNB-CU(central unit、中央ユニット)へのF1プロトコルの終了点でもある。IAB-DUは通常のUE及びIAB子ノードをサービングできる。
【0005】
gNB-DU機能に加えて、IAB-nodeは一部のUE機能をもサポートし、これらの機能はIAB-MT(Mobile Termination)と称され、IAB-MTは例えば、物理層、層2、RRC及びNAS機能を含み、これによって、もう1つのIAB-node又はIAB-donorのgNB-DUに接続し、IAB-donor上のgNB-CUに接続し、及びコアネットワークに接続することができる。IAB-MTは例えば、UE物理層、アクセス(access stratum、AS)、無線リソース制御(radio resource control、RRC)層及び非アクセス(non-access stratum、NAS)層機能をサポートでき、これによって、IAB親ノードに接続することができる。
【0006】
図1はIABトポロジーを示す図である。図1に示すように、IABトポロジー10では、IAB-node 100はIAB-MT機能ユニット101及びIAB-DU機能ユニット102を含み、IAB-DU機能ユニット102のインターフェース上の隣接ノードは子ノード(child node)と称され、例えば、図1に示す子ノード201、202、203であり、IAB-DU機能ユニット102と子ノード201、202、203との間はエアインタフェース(Uu)を介して通信を行うことができ、IAB-MT機能ユニット101のインターフェース上の隣接ノードは親ノード(parent node)と称され、例えば、図1に示す親ノード301、302であり、IAB-MT機能ユニット101と親ノード301、302との間はエアインタフェース(Uu)を介して通信を行うことができる。
【0007】
図1に示すように、IAB-node 100から子ノード201、202、203への方は下流(downstream)方向と称され、IAB-node 100から親ノード301、302への方向は上流(upstream)方向と称される。IAB-donor(図示せず)は該IABトポロジー10のために集中型のリソース、トポロジー及びルーティング管理を実行する。
【0008】
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
IABノードの入口(ingress)のデータレートと出口(egress)のデータレートが不一致のときに、輻輳(congestion)が生じる可能性がある。
【0010】
本発明の発明者は次のことを発見した。即ち、従来技術における輻輳緩和方法には幾つかの制限があり、例えば、長期的な輻輳問題を解決できず、選択され得る具体的な輻輳緩和方法が限られており、上りリンク輻輳を緩和できないなどである。
【0011】
上述の問題点の少なくとも1つに鑑み、本発明の実施例は信号の送受信方法、装置及び通信システムを提供し、そのうち、IABノード(IAB-node)がドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信することにより、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)はコントロールプレーン(control plane、CP)に基づく方法を採用して該IAB-nodeの輻輳を緩和できる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の実施例の1つの側面によれば、IABノードに適用される信号の送受信装置が提供され、それは、
前記IABノードのドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信する第一送受信ユニットを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【0013】
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に適用される信号の送受信装置が提供され、それは、
IABノード(IAB)送信の輻輳報告メッセージを受信する第三送受信ユニットを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【0014】
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、信号の送受信方法が提供され、それは、
IABノード(IAB)が前記IABノードのドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信することを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【0015】
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、信号の送受信方法が提供され、それは、
ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)がIABノード(IAB)送信の輻輳報告メッセージを受信することを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の実施例に係る有利な効果は少なくとも次のとおりであり、即ち、IAB-nodeがIAB-donor CUに輻輳報告メッセージを送信することにより、IAB-donor CUはCPに基づく方法を採用して該IAB-nodeの輻輳を緩和することができる。
【0017】
後述の説明及び図面を参照することで本発明の特定の実施例を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施例は範囲上、これらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施例は様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
【0018】
また、1つの実施例について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で1つ又は複数の他の実施例に用い、他の実施例における特徴と組み合わせ、又は、他の実施例における特徴を置換することもできる。
【0019】
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明の1つの図面又は1つの実施例に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施例に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似したシンボルは、幾つの図面における対応部品を示し、複数の実施例に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
図1】IABトポロジーを示す図である。
図2】ホップバイホップの下りリンクフロー制御を示す図である。
図3】本発明の第一側面の実施例における信号の送受信方法を示す図である。
図4】本発明の第一側面の実施例において輻輳報告メッセージにより下りリンクの負荷状態が指示されることを示す図である。
図5】本発明の第一側面の実施例において輻輳報告メッセージにより上りリンクの負荷状態が指示されることを示す図である。
図6】IAB-donor CU 6が要求情報によって、IABノード3が輻輳報告メッセージを送信するようにトリガーすることを示す図である。
図7】IAB-donor CU 6がIABノード3に輻輳報告設定情報を送信することを示す図である。
図8】IAB-donor CU 6が要求情報によって、IABノード3が輻輳報告メッセージを送信するようにトリガーすることを示すもう1つの図である。
図9】第二側面の実施例における信号の送受信方法を示す図である。
図10】第三側面の実施例における信号の送受信装置を示す図である。
図11】第四側面の実施例における信号の送受信装置を示す図である。
図12】本発明の実施例におけるネットワーク装置の構成を示す図である。
図13】本発明の実施例における端末装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴は明らかになる。なお、明細書及び図面では本発明の特定の実施例を開示するが、それらは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施例を示し、理解すべきは、本発明は記載される実施例に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
【0022】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High-Speed Packet Access)などである。
【0023】
また、通信システムにおける装置間の通信は任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G、5G、新無線(NR、New Radio)など、及び/又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
【0024】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、基地局(BS、Base Station)、アクセスポイント(AP、AccessPoint)、送受信ポイント(TRP、Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器(RNC、Radio Network Controller)、基地局制御器(BSC、Base Station Controller)などである。
【0025】
そのうち、基地局は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、5G基地局(gNB)などであり、さらにRRH(Remote Radio Head)、RRU(Remote Radio Unit)、リレー(relay)又は低パワーノード(例えば、femto、picoなど)を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供できる。用語「セル」が指すのは、基地局及び/又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。
【0026】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE、User Equipment)又は「端末装置」(TE、Terminal Equipment)は例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション(MS、Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS、Subscriber Station)、アクセス端末(AT、AccessTerminal)、ステーションなどとも称される。
【0027】
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、例えば、セルラーフォン(Cellular Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム、無線通信装置、携帯装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
【0028】
また、例えば、IoT(Internet of Things)などのシナリオの場合、端末装置はさらに、監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、MTC(Machine Type Communication)端末、車載通信端末、D2D(Device to Device)端末、M2M(Machine to Machine)端末などを含んでも良いが、これらに限定されない。
【0029】
また、用語“ネットワーク側”又は“ネットワーク装置側”とはネットワークの側を指し、あるいは基地局又はコアネットワーク装置であっても良く、上述のような1つ又は複数のネットワーク装置を含んでも良い。用語“ユーザ側”又は“端末側”又は“端末装置側”とはユーザ又は端末の側を指し、あるいはUEであっても良く、上述のような1つ又は複数の端末装置を含んでも良い。
【0030】
本発明の実施例において、上位層シグナリングは例えば、無線リソース制御(RRC)シグナリングであっても良く、例えば、RRCメッセージ(RRC message)と称され、例えば、MIB、システム情報(system information)、専用RRCメッセージを含み、あるいは、RRC IE(RRC information element)と称される。また、上位層シグナリングは例えば、さらに、F1-Cシグナリングであっても良く、あるいは、F1APプロトコルと称される。なお、本発明はこれについて限定しない。
【0031】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の様々な実施例について説明する。なお、これらの実施例は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
【0032】
<第一側面の実施例>
IABネットワークでは、下りリンク輻輳について、2種類の緩和方法があり、即ち、(1)ホップバイホップ(hop-by-hop)の下りリンクフロー制御(flow control)であり、該方法はバックホール適応プロトコル(backhaul adaptation protocol、BAP)サブ層のBAP制御(Control)プロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)により実現され;及び、(2)エンド2エンドのフロー制御であり、該方法は新無線(new radio、NR)ユーザプレーンプロトコル層の下りリンクデータ伝送状態(downlink data delivery status、DDDS)により実現される。
【0033】
図2はホップバイホップの下りリンクフロー制御を示す図である。図2に示すように、IABノード(node)3が下りリンク方向に輻輳を経験し、例えば、バッファロード(buffer load)が或る(所定)閾値を超えたときに、IABノード3は1つのフロー制御フィードバック(flow control feedback)情報を親ノード、即ち、IABノード5に送信できる。このフロー制御フィードバック情報はBAP Control PDUの形で送信される。親ノード(即ち、IABノード5)は該フィードバック情報に基づいて下りリンクデータレートを調整(調節)してフロー制御を実現することで、輻輳緩和の目的を達成できる。
【0034】
また、図2では、IABノード(node)3及びIABノード(node)4はともにIABノード(node)5の子ノードであり、IABノード(node)5はIABドナーノード(IAB-donor)6aの子ノードであり、IABノード(node)2はIABノード(node)3及びIABノード(node)4の子ノードであり、IABノード(node)1はIABノード(node)2の子ノードである。
【0035】
上述の2種類の輻輳緩和方法には幾つかの制限がある。例えば、ホップバイホップのフロー制御により、短期的な輻輳のみを緩和でき、長期的な輻輳を解決できず、また、DDDSにより、輻輳が発生したノードに関する情報を提供できないので、選択され得る輻輳緩和方法が限られており、また、上述のホップバイホップ及びエンド2エンドのフロー制御は下りリンク輻輳のみを軽減できる。
【0036】
少なくとも上述の制限に鑑み、本発明の第一側面の実施例では信号の送受信方法が提供される。
【0037】
図3は本発明の実施例における信号の送受信方法を示す図であり、図3に示すように、該方法は次の操作(ステップ)を含む。
【0038】
操作301:IABノード(IAB)が前記IABノードのドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信し、該輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷(ロード)状態を指示するために用いられる。
【0039】
本発明の第一側面の実施例によれば、IABが通信リンクの負荷状態を指示するための輻輳報告メッセージをIAB-donor CUに送信することで、IAB-donor CUはコントロールプレーン(CP)に基づく輻輳緩和方法を行うことができ、例えば、IAB-donor CUは輻輳メッセージに基づいて、ルーティング再設定、及び/又はバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルマッピング、及び/又はリソース再割り当てなどを行うことができる。これにより、長期的なデータ輻輳を緩和し、データ紛失を減少させ、ネットワークパフォーマンスを最適化することができる。
【0040】
図3に示すように、該方法はさらに次の操作を含んでも良い。
【0041】
操作302:IABノード(IAB)が通信リンクを介して子ノード及び/又は親ノードと通信を行う。
【0042】
操作302では、通信リンクは上りリンク又は下りリンクであっても良い。これにより、操作301における輻輳報告メッセージは上りリンク及び/又は下りリンクの負荷状態を指示できる。
【0043】
図4は本発明の第一側面の実施例において輻輳報告メッセージにより下りリンクの負荷状態が指示されることを示す図である。
【0044】
図4に示すように、IABノード(node)3の下りリンクに輻輳が発生したときに、例えば、バッファロード(buffer load)が或る閾値を超えたときに、IABノード3はドナー中央ユニット(IAB-donor CU)6に輻輳報告メッセージを送信することで、IABノード(node)3の下りリンクの負荷状態を指示する。また、図4における他のノードについての説明は、図2についての関連説明と同じである。
【0045】
図5は本発明の第一側面の実施例において輻輳報告メッセージにより上りリンクの負荷状態が指示されることを示す図である。
【0046】
図5に示すように、IABノード(node)3の上りリンクに輻輳が発生したときに、例えば、バッファロード(buffer load)が或る閾値を超えたときに、IABノード3はドナー中央ユニット(IAB-donor CU)6に輻輳報告メッセージを送信することで、IABノード(node)3の上りリンクの負荷状態を指示する。また、図5における他のノードについての説明は、図2についての関連説明と同じである。
【0047】
図4及び図5では、IABノード3がドナー中央ユニット(IAB-donor CU)6に輻輳報告メッセージを送信する操作は図3の操作301に対応する。
【0048】
第一側面の実施例の後続の説明では、操作301のIABは例えば、図4及び図5におけるIABノード3である。
【0049】
少なくとも1つの実施例において、IABノード3送信の輻輳報告メッセージの内容は次のものを含んでも良く、即ち、バッファサイズ(buffer size)(バッファサイズとは輻輳報告メッセージにおけるBH RLCチャネルなどのバッファの状態を指す);及び/又は、バッファ占有率(buffer occupation);及び/又は、可用バッファサイズ(available buffer size)(可用バッファサイズとはIABノード3の送信端が送信すべきである最大フローを指す);及び/又は、可用データレート(available data rate)(可用データレートとはIABノード3の送信端が使用すべきである最大フローデータレートを指し、そのうち、可用データレート(available data rate)は所望データレート(desired data rate)とも称されても良い);及び/又は、該通信リンクに輻輳(congestion)が発生したことを表すための情報(例えば、該情報は該通信リンクに輻輳が発生したことを指示するための1つの簡単な指示情報であっても良い)である。
【0050】
図3に示すように、該方法はさらに次の操作を含んでも良い。
【0051】
操作303:該IABノードがドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳クリア指示情報を送信し、該輻輳クリア指示情報は該IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる。
【0052】
例えば、IABノード3の上りリンク又は下りリンクが輻輳状態から正常(通常)状態に回復した場合(例えば、バッファロード(buffer load)が或る閾値未満である場合)、IABノード3はIAB-donor CU 6に輻輳クリア指示情報を送信できる。
【0053】
なお、上述の図3は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、各操作間の実行順序を適切に調整したり、幾つの操作を増減したりすることができる。また、当業者は図3の記載に限られず、上述の内容をもとに適切に変形を行っても良い。例えば、操作301は操作302の前に実行されても良い。
【0054】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージには情報エレメント(information element、IE)が含まれても良く、該IEは輻輳状態情報のリストをキャリー(carry)するために用いられ、該リストの名称は例えば、Congestion Information List IEであっても良い。
【0055】
該輻輳状態情報のリストは複数の輻輳状態情報を含んでも良く、各輻輳状態情報は所定の粒度で報告する輻輳報告メッセージの内容を含む。該粒度は例えば、各BH RLCチャネル;又は、各ルーティング(routing)ID;又は、各通信リンク(link)であっても良い。輻輳状態情報におけるBH RLCチャネル又は通信リンクはIAB-DU側にあっても良く、IAB-MT側にあっても良い。
【0056】
輻輳状態情報はさらに、業務(トラフィック)方向を指示するための情報を含んでも良い。例えば、粒度がBH RLCチャネルの場合、輻輳報告メッセージの内容は各BH RLCチャネルについて報告され、輻輳状態情報には業務方向を指示するための1つの情報を、輻輳状態情報が表す業務方向を示すために有しても良く、そのうち、該業務方向を指示するための情報は上りリンク又は下りリンクを指示する情報であっても良く、あるいは、入口(Ingress)又は出口(Engress)を指示する情報であっても良く;あるいは、例えば、粒度が通信リンクの場合、輻輳状態情報には業務方向を指示するための1つの情報を有しても良く、該業務方向を指示する情報は該通信リンクが入口(Ingress)リンク又は出口(Engress)リンクであることを指示する情報であっても良く、あるいは、該通信リンクが上りリンク又は下りリンクであることを指示する情報であっても良い。
【0057】
また、ルーティングIDにより上りリンクと下りリンクを区別できるため、粒度がルーティングIDの場合、業務方向を指示するための情報を輻輳状態情報に追加する必要がない。
【0058】
少なくとも1つの実施例において、輻輳状態情報のリストにおける1つの輻輳状態情報は次のものを含んでも良く、即ち、BH RLCチャネルID又はルーティングID又はリンクID、及び対応する輻輳報告メッセージの内容である。そのうち、1つの輻輳報告メッセージは異なる粒度の輻輳報告情報を含み得る。なお、BH RLCチャネル標識がリンクごとに一意であるため、本発明で言及されているBH RLCチャネル標識とは実際にはリンク標識とBH RLCチャネル標識の組み合わせ、例えば、リンク標識+BH RLCチャネル標識を指す。
【0059】
表1は輻輳報告メッセージにおけるCongestion Information IEのフォーマットの1つの例である。Presenceにおける“O”は選択可能(Optional)であることを表し、例えば、“O”はCongestion Information IEのリスト(list)における各エントリーの粒度又は報告内容について1つのみ選択しても良いことを表す。表1では、リンク標識を直接使用せず、前のホップのノードBAPアドレス(Prior-Hop BAP Address)又は次のホップのノードBAPアドレス(Next-Hop BAP Address)などを使用してリンク標識を同等に置き換える。
【0060】
【表1】

少なくとも1つの実施例において、上りリンクについて送信する輻輳報告メッセージと下りリンクについて送信する輻輳報告メッセージは同じメッセージフォーマットを有しても良く、例えば、上りリンク及び下りリンクについて、Congestion Information IEのフォーマットは同じである(例えば、ともに表1に示すフォーマットである)。
【0061】
少なくとも1つの実施例において、IABノード3がIAB-donor CU 6の要求(polling/request)情報を受信した場合、IABノード3はIAB-donor CUに該輻輳報告メッセージを送信する。
【0062】
要求情報は輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又はBH RLCチャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含んでも良い。また、各BH RLCチャネル標識又はリンク標識について、該要求メッセージはさらに、上りリンク又は下りリンクの指示、あるいは入口又は出口の指示を含んでも良い。要求情報に粒度が含まれる(即ち、要求情報が輻輳状態情報の粒度を指示した)場合、IABノード3は該粒度に従って輻輳報告メッセージを生成でき、要求メッセージにBH RLCチャネル標識、ルーティング標識、又はリンク標識が含まれる場合、IABノード3はこれらの標識に対応する輻輳報告メッセージを生成できる。
【0063】
また、要求情報はさらに、間隔周期及び/又は持続時間を含んでも良い。これにより、IABノード3は該持続時間内において該送信間隔周期で輻輳報告メッセージを送信できる。
【0064】
図6はIAB-donor CU 6が要求情報によって、IABノード3が輻輳報告メッセージを送信するようにトリガーすることを示す図である。図6に示すように、操作601ではIAB-donor CU 6はIABノード3のDUに要求情報を送信し、該要求情報の名称は例えば、CONGESTION REPORT POLLING又はCONGESTION REPORT REQUESTであり、操作602では、IABノード3のDUは該要求情報における粒度、及び/又はBH RLCチャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識に基づいて、輻輳報告メッセージを生成してIAB-donor CU 6に送信する。
【0065】
少なくとももう1つの実施例において、IABノード3の所定条件が満足された場合、IABノード3はIAB-donor CUに該輻輳報告メッセージを送信する。
【0066】
1つの実施例において、該所定条件は次のことを含み、即ち、輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度に対応するバッファロードが第一閾値を超え、かつ第一期間継続することである。そのうち、第一期間はタイマー1を用いて実現され得る。例えば、或る粒度のバッファロードが第一閾値1に達したときに、タイマー1の起動又は再起動を行い、タイマー1が切れたときに、輻輳報告メッセージの送信をトリガーし、該バッファロードが第一閾値1未満に下がるときに、タイマー1がランニング(作動)しているときに、タイマー1が停止するようにさせる。
【0067】
もう1つの実施例において、該所定条件は次のことを含み、即ち、第二期間内で、IABノード3の、同じ標識(例えば、リンク標識、BH RLCチャネル標識、ルーティング標識)に関するバッファロードが第二閾値を超えることが原因で送信されるバックホール適応プロトコル制御プロトコル(BAP)サブ層フロー制御フィードバックの数又は実例(instance)の数が第三閾値を超えることである。そのうち、該第二期間は該標識に対応するタイマー2により実現され得る。例えば、BAPサブ層の、或る標識についてのフロー制御フィードバックの数又は実例のカウンターを初期値(初期値は例えば、0である)に初期化し、BAPサブ層が該標識についての1つのフロー制御フィードバックを開始する度に、該フロー制御フィードバック数又は実例のカウンターに1をプラスし、また、タイマー2の起動又は再起動を行う。カウンターが第三閾値3に達したときに、輻輳報告メッセージの送信をトリガーする。タイマー2が切れたときに、カウンターを初期値にリセットする。タイマー2は2つのフロー制御フィードバックの間の間隔であり、タイマー2は第二期間を間接的に実現するために用いられる。また、1つのフロー制御フィードバックを送信した後に、時間が十分に長い(例えば、第2タイマーが切れた)場合、前回送信のフロー制御フィードバックに対応する輻輳が既に正常に回復したことを意味するので、フロー制御フィードバックを次回送信するときに再び計時を開始する。また、IABノード3のバッファロードが第二閾値を超えたときにBAPサブ層フロー制御フィードバックを送信する操作については関連技術を参照できる。
【0068】
図3に示すように、少なくとも1つの実施例において、該方法はさらに以下の操作を含んでも良い。
【0069】
操作304:IABノード(IAB)がドナー中央ユニット(IAB-donor CU)送信の輻輳報告設定情報を受信する。
【0070】
例えば、IABノード3はIAB-donor CU 6送信の輻輳報告設定情報を受信する。
【0071】
該輻輳報告設定情報は次のものを設定するために用いられ、即ち、IABノード3が輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又はIABノード3が輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定である。
【0072】
そのうち、IABノード3が輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータは例えば、上述の所定条件における粒度、及び/又は第一閾値1、及び/又は第二閾値、及び/又は第三閾値3、及び/又はタイマーの初期値などを含む。IABノード3が輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定は例えば、輻輳報告メッセージにおける粒度などを含む。
【0073】
また、図3に示すように、該方法はさらに次の操作を含み得る。
【0074】
操作305:IABノード(IAB)がドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に設定確認情報を送信する。
【0075】
設定確認情報は、該IABノード3が輻輳報告設定情報を受信したことを確認するために用いられる。
【0076】
図7はIAB-donor CU 6がIABノード3に輻輳報告設定情報を送信することを示す図である。図7に示すように、操作701では、IAB-donor CU 6はIABノード3のDUに輻輳報告設定情報を送信し、該輻輳報告設定情報の名称は例えば、CONGESTION REPORTING CONFIGURATIONであり、操作702では、IABノード3のDUはIAB-donor CU 6に設定確認情報を送信し、該設定確認情報の名称は例えば、CONGESTION REPORTING CONFIGURATION ACKNOWLEDGEである。
【0077】
図7の操作701及び操作702あるいは図3の操作304及び操作305は輻輳報告設定(Congestion Reporting Configuration)プロシージャ(過程/プロセス/手順)と称されても良い。輻輳報告設定(Congestion Reporting Configuration)プロシージャはコントロールプレーンシグナリングを使用でき、例えば、IABノード3はF1インターフェースアプリケーションプロトコル(F1 application protocol(F1AP)であり、TS38.473に定義されている)シグナリングにより輻輳報告設定情報を受信できる。輻輳報告設定(Congestion Reporting Configuration)プロシージャは新追加のIABプロシージャであっても良く、該プロシージャは非ユーザ装置(UE)関連シグナリングを使用できる。
【0078】
少なくとも1つの実施例において、操作301における輻輳報告メッセージはコントロールプレーンのシグナリングにキャリーされ得る。
【0079】
1つの実施例において、該コントロールプレーンのシグナリングは例えば、F1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングを含んでも良く、即ち、上りリンクについての負荷状態であれ、下りリンクについての負荷状態であれ、ともにF1APシグナリングを用いて輻輳報告メッセージをキャリーし、IABノード3のDUの部分から輻輳報告メッセージをIAB-donor CU 6に送信する。そのうち、上りリンクについての輻輳報告メッセージはIABノード3のIAB-MTから生成され、また、IABノード3においてIAB-MTと併置される(collocated)IAB-DUにより、IAB-MTが生成した上りリンクについての輻輳報告メッセージをIAB-donor-CU 6に送信する。
【0080】
1つの例において、F1APサービスに1つの新しいIAB基本プロシージャ(elementary procedure)を、gNB-DUとgNB-CUとの間で輻輳報告メッセージの送受信を行うために追加しても良く、該新追加のプロシージャは輻輳報告(Congestion Reporting)プロシージャと命名されても良い。該プロシージャでは、gNB-DUのすべての考慮ファクターは何れもIAB-DU及びIAB-donor-DUに適しており、gNB-CUとはIAB-donor-CUを指す。
【0081】
もう1つの例において、新しいIABプロシージャを追加せず、既存のプロシージャを使用してIABノード3及びIAB-donor CU 6間の輻輳報告メッセージの送受信を実現しても良い。例えば、該既存のプロシージャはgNB-DU状態指示(Status Indication)プロシージャであっても良く、該既存のプロシージャの内容に輻輳状態情報を追加し、例えば、gNB-DU Overload Information IEに対して再設計を行っても良い。
【0082】
該実施例では、上りリンク及び下りリンクの負荷状態についてすべてF1APシグナリングを使用して輻輳報告メッセージをキャリーできるだけでなく、さらに、F1APシグナリングによって上りリンク及び下りリンクについての輻輳報告要求を送信し、また、F1APシグナリングを上りリンク及び下りリンクについての輻輳報告設定プロシージャに用いることもできる。
【0083】
例えば、図6に示すように、IABノード3のDUはF1APシグナリングによってIAB-donor CU 6から上りリンク及び下りリンクについての輻輳報告要求を受信し、また、IABノード3のDUはF1APシグナリングによってIAB-donor CU 6に輻輳報告メッセージを送信する。また、図7に示すように、IABノード3のDUはF1APシグナリングによって上りリンク及び下りリンクについての輻輳報告設定を受信し、また、F1APシグナリングによって設定確認情報を送信する。
【0084】
もう1つの実施例において、該コントロールプレーンのシグナリングは無線リソース制御(RRC)メッセージにおけるシグナリングを含んでも良い。例えば、下りリンクについて、即ち、IABノードにおけるDU側のリンクについて、BH RLCチャネルあるいは下りリンクルーティングIDの輻輳報告メッセージはF1APメッセージにキャリーされても良く、上りリンクについて、即ち、IABノードにおけるMT側のリンクについて、BH RLCチャネルあるいは上りリンクルーティングIDの輻輳報告メッセージはRRCメッセージにキャリーされても良い。つまり、下りリンクについて、図6及び図7に示するプロシージャを使用しても良く、上りリンクについて、図6及び図7と類似したプロシージャはIABノード3のMTとIAB-donor CU 6との間でRRCメッセージにより実現され得る。
【0085】
例えば、図8はIAB-donor CU 6が要求情報によって、IABノード3が輻輳報告メッセージを送信するようにトリガーすることを示すもう1つの図である。図8に示すように、操作801では、IAB-donor CU 6はIABノード3のMTに要求情報を送信し、該要求情報の名称は例えば、CONGESTION REPORT POLLING又はCONGESTION REPORT REQUESTであり、操作802では、IABノード3のMTは該要求情報における粒度、及び/又はBH RLCチャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識に基づいて、輻輳報告メッセージを生成してRRCメッセージによってIAB-donor CU 6に送信する。
【0086】
また、IABノード3のMTは要求情報を受信したときでなく、所定条件が満足されたときに、輻輳報告メッセージを生成してRRCメッセージによって送信しても良い。RRCメッセージを使用するシナリオでは、該所定条件はイベント(event)類型であっても良い。
【0087】
上りリンクについてRRCメッセージを使用して輻輳報告を行う場合、輻輳報告設定(Congestion Reporting Configuration)プロシージャはRRCメッセージにおける専用シグナリング、例えば、RRCReconfiguration又はRRCResumeを使用しても良く、該プロシージャは規格TS38.331における定義を参照でき、該プロシージャに設定情報の内容、例えば、輻輳報告メッセージにおける粒度、及び/又は上述の第一閾値1(即ち、バッファロード閾値)、及び/又は上述の第二閾値、及び/又は上述の第三閾値3、及び/又は上述のタイマーの初期値などを追加しても良い。
【0088】
本発明の第一側面の実施例によれば、IABが通信リンクの負荷状態を指示するための輻輳報告メッセージをIAB-donor CUに送信することで、IAB-donor CUはコントロールプレーン(CP)に基づく輻輳緩和方法を行うことができ、例えば、IAB-donor CUは輻輳メッセージに基づいて、ルーティング再設定、及び/又はバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルマッピング、及び/又はリソース再割り当てなどを行うことができる。これにより、長期的なデータ輻輳を緩和し、データ紛失を減少させ、ネットワークパフォーマンスを最適化することができる。
【0089】
<第二側面の実施例>
少なくとも第一側面の実施例と同様の問題に鑑み、本発明の第二側面の実施例では信号の送受信方法が提供され、それは第一側面の実施例に係る方法に対応する。
【0090】
以下、図4及び図5のシナリオを例にして図4及び図5のドナー中央ユニット(IAB-donor CU)6の側から本発明の第二側面の実施例における信号の送受信方法を説明する。
【0091】
図9は第二側面の実施例における信号の送受信方法を示す図であり、図9に示すように、該方法は次の操作を含む。
【0092】
操作901:ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)がIABノード(IAB)送信の輻輳報告メッセージを受信し、該輻輳報告メッセージは該IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【0093】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージの内容は次のものを含み、即ち、バッファサイズ(buffer size);及び/又は、バッファ占有率(buffer occupation);及び/又は、可用バッファサイズ(available buffer size);及び/又は、可用データレート(available data rate);及び/又は、該通信リンクに輻輳(congestion)が発生したことを表す情報である。
【0094】
図9に示すように、該方法はさらに以下の操作を含む。
【0095】
操作902:ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)がさらに、該IABノード送信の輻輳クリア指示情報を受信し、該輻輳クリア指示情報は該IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる。
【0096】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージは情報エレメント(IE、information element)を含んでも良く、それは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられる。輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである。そのうち、輻輳状態情報の粒度が各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル又は各通信リンクの場合、輻輳状態情報はさらに、業務方向(例えば、上りリンク又は下りリンク、出口又は入口)を指示するための情報を含む。
【0097】
上りリンクについての輻輳報告メッセージと下りリンクについての輻輳報告メッセージは同じメッセージフォーマットを有し、例えば、輻輳報告メッセージにおけるCongestion Information IEのフォーマットは同じである。
【0098】
図9に示すように、該方法はさらに次の操作を含む。
【0099】
操作903:ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)が該IABノード(IAB)に要求(polling)情報を送信し、そのうち、該要求(polling)情報を送信した場合、該IABノード(IAB)送信の該輻輳報告メッセージを受信する。
【0100】
そのうち、該要求情報は該輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又は該輻輳状態情報におけるバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含む。要求情報はさらに、該輻輳報告メッセージの送信間隔周期、及び/又は該周期で該輻輳報告メッセージを送信する持続時間を含む。
【0101】
図9に示すように、該方法はさらに以下の操作を含む。
【0102】
操作904:ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)が該IABノード(IAB)に輻輳報告設定情報を送信する。
【0103】
そのうち、該輻輳報告設定情報は次のものを設定するために用いられ、即ち、該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定である。輻輳報告設定情報はF1APシグナリング又はRRCメッセージにおける専用シグナリングにより送信され得る。
【0104】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージはコントロールプレーンのシグナリングにキャリーされる。
【0105】
該コントロールプレーンのシグナリングはF1APシグナリングを含み、例えば、上りリンク及び下りリンクについて、輻輳報告メッセージはともにF1APシグナリングにキャリーされ得る。そのうち、F1APにIABプロシージャを新たに追加して該輻輳報告メッセージを送信しても良い。
【0106】
該コントロールプレーンのシグナリングはRRCメッセージを含んでも良い。例えば、下りリンクについて、輻輳報告メッセージはすべてF1APにキャリーされても良く、上りリンクの負荷状態について、輻輳報告メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージにキャリーされる。
【0107】
また、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)は無線リソース制御(RRC)メッセージにおける専用シグナリングによって該IABノード(IAB)に輻輳報告設定情報を送信しても良く、該設定情報は上述と同じであり、例えば、次のものを設定するために用いられ、即ち、該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定である。
【0108】
本発明の第二側面の実施例によれば、IABが通信リンクの負荷状態を指示するための輻輳報告メッセージをIAB-donor CUに送信することで、IAB-donor CUはコントロールプレーン(CP)に基づく輻輳緩和方法を行うことができ、例えば、IAB-donor CUは輻輳メッセージに基づいて、ルーティング再設定、及び/又はバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルマッピング、及び/又はリソース再割り当てなどを行うことができる。これにより、長期的なデータ輻輳を緩和し、データ紛失を減少させ、ネットワークパフォーマンスを最適化することができる。
【0109】
<第三側面の実施例>
本発明の実施例では信号の送受信装置が提供される。該装置は例えば、IABノードであっても良く、IABノードに配置される1つ又は複数の部品であっても良く、IABノードは例えば、図4又は図5のIAB-node 3である。該装置は第一側面の実施例における方法に対応する。
【0110】
図10は本発明の実施例における信号の送受信装置を示す図であり、図10に示すように、信号の送受信装置1000は以下のものを含む。
【0111】
第一送受信ユニット1001:IABノードのドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信し、該輻輳報告メッセージはIABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【0112】
該輻輳報告メッセージの内容は、バッファサイズ(buffer size);及び/又は、バッファ占有率(buffer occupation);及び/又は、可用バッファサイズ(available buffer size);及び/又は、可用データレート(available data rate);及び/又は、前記通信リンクに輻輳(congestion)が発生したことを表す情報を含む。
【0113】
少なくとも1つの実施例において、第一送受信ユニット1001はさらに、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳クリア指示情報を送信し、該輻輳クリア指示情報は前記IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる。
【0114】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージは情報エレメント(IE、information element)を含み、それは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられ、輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである。
【0115】
上りリンクについての前記輻輳報告メッセージと下りリンクについての前記輻輳報告メッセージは同じメッセージフォーマットを有する。
【0116】
輻輳状態情報の粒度が各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル又は各通信リンクの場合、輻輳状態情報はさらに、業務方向を指示するための情報を含む。
【0117】
IABノード(IAB)が前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)の要求(polling)情報を受信したの場合、あるいは、前記IABノード(IAB)の所定条件が満足された場合、前記IABノード(IAB)は前記輻輳報告メッセージを送信する。
【0118】
該要求情報は輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又は前記輻輳状態情報におけるバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含む。前記要求情報はさらに、前記輻輳報告メッセージの送信間隔周期、及び/又は該周期で前記輻輳報告メッセージを送信する持続時間を含む。
【0119】
また、該所定条件は、前記輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度に対応するバッファロードが第一閾値を超え、かつ第一期間継続し;あるいは、第二期間内で、IABノードの、同一の標識(例えば、リンク標識、BH RLCチャネル標識、ルーティング標識)に関するバッファロードが第二閾値を超えることが原因で送信されるバックホール適応プロトコル制御プロトコル(BAP)サブ層フロー制御フィードバックの数又は実例(instance)の数が第三閾値を超えることを含む。
【0120】
図10に示すように、装置1000はさらに次のものを含む。
【0121】
第二送受信ユニット1002:ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)送信の輻輳報告設定情報を受信する。
【0122】
輻輳報告設定情報は次のものを設定するために用いられ、即ち、前記IABノード(IAB)が前記輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は前記IABノード(IAB)が前記輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定である。該輻輳報告設定情報はF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより受信される。
【0123】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージはコントロールプレーンのシグナリングにキャリーされる。
【0124】
該コントロールプレーンのシグナリングはF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングを含み、例えば、上りリンク及び下りリンクについて、輻輳報告メッセージはともにF1APシグナリングにキャリーされ得る。そのうち、F1インターフェースアプリケーションプロトコルにIABプロシージャを新しく追加して該輻輳報告メッセージを送信できる。
【0125】
該コントロールプレーンのシグナリングはRRCメッセージを含んでも良い。例えば、下りリンクについて、輻輳報告メッセージはすべてF1APにキャリーされても良く、上りリンクの負荷状態について、輻輳報告メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージにキャリーされる。
【0126】
また、第二送受信ユニット1002は無線リソース制御(RRC)メッセージにおける専用シグナリングによってIAB-donor CUから輻輳報告設定情報を受信でき、該設定情報は上述と同じであり、例えば、該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定を設定するために用いられる。
【0127】
本発明の第三側面の実施例によれば、IABが通信リンクの負荷状態を指示するための輻輳報告メッセージをIAB-donor CUに送信することで、IAB-donor CUはコントロールプレーン(CP)に基づく輻輳緩和方法を行うことができ、例えば、IAB-donor CUは輻輳メッセージに基づいて、ルーティング再設定、及び/又はバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルマッピング、及び/又はリソース再割り当てなどを行うことができる。これにより、長期的なデータ輻輳を緩和し、データ紛失を減少させ、ネットワークパフォーマンスを最適化することができる。
【0128】
<第四側面の実施例>
本発明の実施例では信号の送受信装置が提供される。該装置は例えば、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)であっても良く、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に配置される1つ又は複数の部位であっても良く、ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)は例えば、図4又は図5のIAB-donor CU 6である。該信号の送受信装置は第二側面の実施例に記載の信号の送受信方法に対応する。
【0129】
図11は第四側面の実施例における信号の送受信装置を示す図であり、図11に示すように、該装置は以下のものを含む。
【0130】
第三送受信ユニット1101:IABノード(IAB)送信の輻輳報告メッセージを受信し、該輻輳報告メッセージは該IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる。
【0131】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージの内容はバッファサイズ(buffer size);及び/又は、バッファ占有率(buffer occupation);及び/又は、可用バッファサイズ(available buffer size);及び/又は、可用データレート(available data rate);及び/又は、該通信リンクに輻輳(congestion)が発生したことを表すための情報を含む。
【0132】
第三送受信ユニット1101はさらに、該IABノード送信の輻輳クリア指示情報を受信しても良く、該輻輳クリア指示情報は該IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる。
【0133】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージは情報エレメント(IE、information element)を含んでも良く、それは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられる。輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである。そのうち、輻輳状態情報の粒度が各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル又は各通信リンクの場合、輻輳状態情報はさらに、業務方向(例えば、上りリンク又は下りリンク、出口又は入口)を指示するための情報を含む。
【0134】
上りリンクについての輻輳報告メッセージと下りリンクについての輻輳報告メッセージは同じメッセージフォーマットを有し、例えば、輻輳報告メッセージにおけるCongestion Information IEのフォーマットは同じである。
【0135】
図11に示すように、該装置1100はさらに以下のものを含む。
【0136】
第四送受信ユニット1102:該IABノード(IAB)に要求(polling)情報を送信し、そのうち、該要求(polling)情報を送信した場合、該IABノード(IAB)送信の該輻輳報告メッセージを受信する。
【0137】
そのうち、該要求情報は該輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又は該輻輳状態情報におけるバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含む。要求情報はさらに、該輻輳報告メッセージの送信間隔周期、及び/又は該周期で該輻輳報告メッセージを送信する持続時間を含む。
【0138】
図11に示すように、該装置1100はさらに次のものを含む。
【0139】
第五送受信ユニット1103:該IABノード(IAB)に輻輳報告設定情報を送信する。
【0140】
そのうち、該輻輳報告設定情報は次のものを設定するために用いられ、即ち、該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定である。輻輳報告設定情報はF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリング又はRRCメッセージにおける専用シグナリングにより送信され得る。
【0141】
少なくとも1つの実施例において、輻輳報告メッセージはコントロールプレーンのシグナリングにキャリーされる。
【0142】
該コントロールプレーンのシグナリングはF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングを含み、例えば、上りリンク及び下りリンクについて、輻輳報告メッセージはすべてF1APシグナリングにキャリーされても良い。そのうち、F1インターフェースアプリケーションプロトコルにIABプロシージャを新たに追加して該輻輳報告メッセージを送信しても良い。
【0143】
該コントロールプレーンのシグナリングはRRCメッセージを含んでも良い。例えば、下りリンクについて、輻輳報告メッセージはすべてF1APにキャリーされても良く、上りリンクの負荷状態について、輻輳報告メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージにキャリーされる。
【0144】
また、第五送受信ユニット1103は無線リソース制御(RRC)メッセージにおける専用シグナリングによって該IABノード(IAB)に輻輳報告設定情報を送信でき、該設定情報は上述と同じであり、例えば、該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージを送信するタイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は該IABノード(IAB)が該輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定を設定するために用いられる。
【0145】
本発明の第四側面の実施例によれば、IABが通信リンクの負荷状態を指示するための輻輳報告メッセージをIAB-donor CUに送信することで、IAB-donor CUはコントロールプレーン(CP)に基づく輻輳緩和方法を行うことができ、例えば、IAB-donor CUは輻輳メッセージに基づいて、ルーティング再設定、及び/又はバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルマッピング、及び/又はリソース再割り当てなどを行うことができる。これにより、長期的なデータ輻輳を緩和し、データ紛失を減少させ、ネットワークパフォーマンスを最適化することができる。
【0146】
また、便宜のため、信号の送信装置1000、1100では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの各種の関連技術を採用しても良い。これらの部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれらに限定されない。
【0147】
また、上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれらに限定されず、さらに上述の各実施例をもとに適切な変形を行っても良い。例えば、上述の各実施例を単独で実施しても良く、上述の実施例のうちの複数を組み合わせても良い。
【0148】
<第五側面の実施例>
本発明の実施例ではさらに通信システムが提供され、それについては図1を参照でき、また、第一側面乃至第四側面の実施例と同じ内容の説明は省略される。
【0149】
幾つかの実施例において、通信システムは以下のものを含んでも良い。
【0150】
ドナー中央ユニット(IAB-donor CU):第四側面の実施例に記載の信号の送受信装置1100を含み;及び
IABノード:第三側面の実施例に記載の信号の送受信装置1000を含む。
【0151】
そのうち、IABノード(IAB)はIAB-MT機能ユニット及びIAB-DU機能ユニットを含んでも良い。そのうち、IAB-MT機能ユニットは端末装置と同じ構成を有しても良い。IAB-DU機能ユニット及びドナー中央ユニット(IAB-donor CU)はネットワーク装置と同じユニットを有しても良い。
【0152】
図12は本発明の実施例におけるネットワーク装置の構成図である。図12に示すように、ネットワーク装置1200は処理器1210(例えば、中央処理器CPU)及び記憶器1220を含んでも良く、記憶器1220は処理器1210に接続される。そのうち、該記憶器1220は各種のデータを記憶でき、また、さらに情報処理用のプログラム1230を記憶しても良く、かつ処理器1210の制御下で該プログラム1230を実行できる。
【0153】
例えば、処理器1210はプログラムを実行して第一側面の実施例におけるIAB-DU又は第二側面の実施例におけるIAB-donor CU実行の方法を実現するように構成されても良い。
【0154】
また、図12に示すように、ネットワーク装置1200はさらに、送受信機1240、アンテナ1250などを含んでも良く、そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似したので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ネットワーク装置1200は図12に示すすべての部品を含む必要がない。また、ネットワーク装置1200はさらに、図12にない部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
【0155】
図13は本発明の実施例における端末装置を示す図である。図13に示すように、該端末装置1300は処理器1310及び記憶器1320を含み得る。記憶器1320はデータ及びプログラムを記憶しており、かつ処理器1310に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらに、他の類型の構造を用いて該構造に対して補充又は代替を行うことで電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。例えば、処理器1310はプログラムを実行して第一側面の実施例に記載のIAB-MT実行の方法を実現するように構成されても良い。
【0156】
図13に示すように、該端末装置1300はさらに、通信モジュール1330、入力ユニット1340、表示器1350、電源1360などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似したので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、端末装置1300は図13に示すすべての部品を含む必要がない。また、端末装置1300はさらに、図13にない部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
【0157】
本発明の実施例ではさらにコンピュータプログラムが提供され、そのうち、IABにおいて前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは前記IABに、第一側面の実施例に記載の信号の送受信方法を実行させる。
【0158】
本発明の実施例ではさらにコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータプログラムはIABに、第一側面の実施例に記載の信号の送受信方法を実行させる。
【0159】
本発明の実施例ではさらにコンピュータプログラムが提供される、そのうち、IAB-donor CUにおいて前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは前記IAB-donor CUに、第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
【0160】
本発明の実施例ではさらにコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータプログラムはIAB-donor CUに、第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
【0161】
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明は、さらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に、上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に、上述の各種の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明は、さらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
【0162】
さらに、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
【0163】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
【0164】
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
【0165】
(付記1)
信号の送受信方法であって、
IABノード(IAB)が前記IABノードのドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳報告メッセージを送信することを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる、方法。
【0166】
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
前記輻輳報告メッセージの内容は、
バッファサイズ(buffer size);及び/又は
バッファ占有率(buffer occupation);及び/又は
可用バッファサイズ(available buffer size);及び/又は
可用データレート(available data rate);及び/又は
前記通信リンクに輻輳(congestion)が発生することを表すための情報を含む、方法。
【0167】
(付記3)
付記1に記載の方法であって、
前記方法はさらに、
前記IABノードが前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)に輻輳クリア指示情報を送信することを含み、
前記輻輳クリア指示情報は前記IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる、方法。
【0168】
(付記4)
付記1に記載の方法であって、
上りリンクについての前記輻輳報告メッセージと下りリンクについての前記輻輳報告メッセージは同じメッセージフォーマットを有する、方法。
【0169】
(付記5)
付記1に記載の方法であって、
前記輻輳報告メッセージは情報エレメント(IE、 information element)を含み、それは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられ、
前記輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである、方法。
【0170】
(付記6)
付記5に記載の方法であって、
前記輻輳状態情報の粒度が各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル又は各通信リンクの場合、
前記輻輳状態情報はさらに、業務方向を指示するための情報を含む、方法。
【0171】
(付記7)
付記1に記載の方法であって、
前記IABノード(IAB)が前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)の要求(polling)情報を受信した場合、あるいは、前記IABノード(IAB)の所定条件が満足された場合、前記IABノード(IAB)は前記輻輳報告メッセージを送信する、方法。
【0172】
(付記8)
付記7に記載の方法であって、
前記要求情報は前記輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又は前記輻輳状態情報におけるバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含む、方法。
【0173】
(付記9)
付記7に記載の方法であって、
前記要求情報はさらに、前記輻輳報告メッセージの送信間隔周期、及び/又は該周期で前記輻輳報告メッセージを送信する持続時間を含む、方法。
【0174】
(付記10)
付記7に記載の方法であって、
前記所定条件は、
前記輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度に対応するバッファロードが第一閾値を超え、かつ第一期間継続し;又は
第二期間内で、前記IABノード(IAB)の、同一の標識に関するバッファロードが第二閾値を超えることが原因で送信されるバックホール適応プロトコル制御プロトコル(BAP)サブ層フロー制御フィードバックの数又は実例(instance)の数が第三閾値を超えることを含む、方法。
【0175】
(付記11)
付記1に記載の方法であって、
前記方法はさらに、
前記IABノード(IAB)が前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)送信の輻輳報告設定情報を受信することを含み、
前記輻輳報告設定情報は、前記IABノード(IAB)が前記輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は前記IABノード(IAB)が前記輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定を設定するために用いられる、方法。
【0176】
(付記12)
付記11に記載の方法であって、
前記輻輳報告設定情報はF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより受信される、方法。
【0177】
(付記13)
付記1に記載の方法であって、
前記輻輳報告メッセージはF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより送信される、方法。
【0178】
(付記14)
付記13に記載の方法であって、
前記F1インターフェースアプリケーションプロトコルに新たに追加されるIABプロシージャにおいて前記輻輳報告メッセージを送信する、方法。
【0179】
(付記15)
付記1に記載の方法であって、
上りリンクの負荷状態について、前記輻輳報告メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージにキャリーされる、方法。
【0180】
(付記16)
付記11に記載の方法であって、
前記輻輳報告設定情報はRRCメッセージにおける専用シグナリングにより受信される、方法。
【0181】
(付記17)
信号の送受信方法であって、
ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)がIABノード(IAB)送信の輻輳報告メッセージを受信することを含み、
前記輻輳報告メッセージは前記IABノードの通信リンクの負荷状態を指示するために用いられる、方法。
【0182】
(付記18)
付記17に記載の方法であって、
前記輻輳報告メッセージの内容は、
バッファサイズ(buffer size);及び/又は
バッファ占有率(buffer occupation);及び/又は
可用バッファサイズ(available buffer size);及び/又は
可用データレート(available data rate);及び/又は
前記通信リンクに輻輳(congestion)が発生することを表す情報を含む、方法。
【0183】
(付記19)
付記17に記載の方法であって、
前記方法はさらに、
前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)がさらに、前記IABノード送信の輻輳クリア指示情報を受信することを含み、
前記輻輳クリア指示情報は前記IABノードの通信リンクが非輻輳状態にあることを指示するために用いられる、方法。
【0184】
(付記20)
付記17に記載の方法であって、
上りリンクについての前記輻輳報告メッセージと下りリンクについての前記輻輳報告メッセージは同じメッセージフォーマットを有する、方法。
【0185】
(付記21)
付記17に記載の方法であって、
前記輻輳報告メッセージは情報エレメント(IE、 information element)を含み、それは輻輳状態情報のリストをキャリーするために用いられ、
前記輻輳状態情報の粒度は各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル、及び/又は各ルーティングID、及び/又は各通信リンクである、方法。
【0186】
(付記22)
付記21に記載の方法であって、
前記輻輳状態情報の粒度が各バックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル又は各通信リンクの場合、
前記輻輳状態情報はさらに、上りリンク又は下りリンクを指示するための情報を含む、方法。
【0187】
(付記23)
付記17に記載の方法であって、
前記方法はさらに、
前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)が前記IABノード(IAB)に要求(polling)情報を送信し;及び
前記要求(polling)情報を送信した場合、前記IABノード(IAB)送信の前記輻輳報告メッセージを受信することを含む、方法。
【0188】
(付記24)
付記23に記載の方法であって、
前記要求情報は前記輻輳報告メッセージにおける輻輳状態情報の粒度、及び/又は前記輻輳状態情報におけるバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネル標識、及び/又はルーティング標識、及び/又はリンク標識を含む、方法。
【0189】
(付記25)
付記23に記載の方法であって、
前記要求情報はさらに、前記輻輳報告メッセージの送信間隔周期、及び/又は該周期で前記輻輳報告メッセージを送信する持続時間を含む、方法。
【0190】
(付記26)
付記17に記載の方法であって、
前記方法はさらに、
前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)が前記IABノード(IAB)に輻輳報告設定情報を送信することを含み、
前記輻輳報告設定情報は、前記IABノード(IAB)が前記輻輳報告メッセージの送信タイミングを判断するための所定条件に必要なパラメータ、及び/又は前記IABノード(IAB)が前記輻輳報告メッセージを送信するに必要なパラメータ又は設定を設定するために用いられる、方法。
【0191】
(付記27)
付記26に記載の方法であって、
前記輻輳報告設定情報はF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより送信される、方法。
【0192】
(付記28)
付記17に記載の方法であって、
前記輻輳報告メッセージはF1インターフェースアプリケーションプロトコルシグナリングにより送信される、方法。
【0193】
(付記29)
付記28に記載の方法であって、
前記F1インターフェースアプリケーションプロトコルに新たに追加されるIABプロシージャにおいて前記輻輳報告メッセージを送信する、方法。
【0194】
(付記30)
付記17に記載の方法であって、
上りリンクの負荷状態について、前記輻輳報告メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージにキャリーされる、方法。
【0195】
(付記31)
付記26に記載の方法であって、
前記ドナー中央ユニット(IAB-donor CU)は無線リソース制御(RRC)メッセージにおける専用シグナリングにより前記IABノード(IAB)に輻輳報告設定情報を送信する、方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13