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特許7589841ネットワークノードの方法およびネットワークノード
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】ネットワークノードの方法およびネットワークノード
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20241119BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20241119BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20241119BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20241119BHJP
   H04W 36/14 20090101ALI20241119BHJP
【FI】
H04W48/18 111
H04W28/084
H04W60/00
H04W88/14
H04W36/14
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023578022
(86)(22)【出願日】2022-06-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-25
(86)【国際出願番号】 JP2022022372
(87)【国際公開番号】W WO2022270259
(87)【国際公開日】2022-12-29
【審査請求日】2023-12-18
(31)【優先権主張番号】202111028662
(32)【優先日】2021-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】Samsung, Apple, LG Electronics, China Mobile, Nokia, Nokia Shanghai Bell, Ericsson, NTT DOCOMO, ZTE,Network Slice Admission Control in EPC[online],3GPP TSG SA WG2 #145E S2-2104408,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_145E_Electronic_2021-05/Docs/S2-2104408.zip>,2021年05月10日,[検索日 2024.10.08]
【文献】Lenovo, Motorola Mobility,NSACF update in case of inter-AMF mobility with no UE context transfer[online],3GPP TSG SA WG2 #145E S2-2104648,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_145E_Electronic_2021-05/Docs/S2-2104648.zip>,2021年05月10日,[検索日 2024.10.08]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークスライスマネジメントのためのネットワークノードの方法であって、
EPS(Evolved Packet System)から5GS(5G System)へのモビリティに関する指標をAMF(Access and Mobility Management Function)から受信し、
UE(User Equipment)アドミッションがUEに関する閾値レベルを超えている場合に、前記指標の存在を確認する、
ネットワークノードの方法。
【請求項2】
前記指標が存在する場合に、ネットワークスライスに登録されている前記UEの数の更新を実行し、
前記実行は、サービス継続性のために実行される、
請求項1に記載のネットワークノードの方法。
【請求項3】
前記UEに関する前記閾値レベルは、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)に登録されている前記UEの最大数に関する閾値レベルである、
請求項1または請求項2に記載のネットワークノードの方法。
【請求項4】
ネットワークスライスマネジメントのためのネットワークノードであって、
EPSから5GSへのモビリティに関する指標をAMFから受信する受信手段と、
UEアドミッションがUEに関する閾値レベルを超えている場合に、前記指標の存在を確認する確認手段と
を備えるネットワークノード。
【請求項5】
前記指標が存在する場合に、ネットワークスライスに登録されている前記UEの数の更新を実行する実行手段を備え、
前記実行は、サービス継続性のために実行される、
請求項4に記載のネットワークノード。
【請求項6】
前記UEに関する前記閾値レベルは、S-NSSAIに登録されている前記UEの最大数に関する閾値レベルである、
請求項4または請求項5に記載のネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法、SMF関連装置の方法、SMF装置、NSACF装置、AMF装置、及びSMF関連装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークスライシングの特徴は、3GPPリリース15及びリリース16の仕様で定義された。GSMA 5GJAは、非特許文献5で、幾つかのネットワークスライスタイプの記述を導き出すことができる汎用ネットワークスライステンプレート(Generic network Slice Template)(GST)の概念を導入した。GSTのこれらのパラメータの一部は、エンド顧客に提供されるサービスのパラメータと境界の定義を明示的に示している。例えば、GSTは、ネットワークスライスごとのPDUセッション数、ネットワークスライスごとにサポートされるデバイスの数、又はネットワークスライスごとの最大UL又はDLデータレートの制限を目的とする。非特許文献4は、GSTパラメータ施行のサポートと、これらのギャップに対処するための適切な解決法を提供するために埋める必要があるギャップを特定し、対処した。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V17.0.0 (2020-07)
【文献】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)". V17.0.0 (2021-03)
【文献】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)". V17.0.0 (2021-03)
【文献】3GPP TS 23.700-40: "Study on enhancement of network slicing". V17.0.0 (2021-03)
【文献】Generic Network Slice Template https://www.gsma.com/newsroom/wp-content/uploads/NG.116-v2.0.pdf
【文献】eNS_Ph2 exceptions sheet submitted to SAP#92Eftp://ftp.3gpp.org/tsg_sa/TSG_SA/TSGs_92E_Electronic_2021_06/Docs/SP-210316.zip
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、EPSと5GSのインターワーキングとモビリティに関して未解決の問題がまだ残っている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信することを含む。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む。
【0006】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置からメッセージを受信するステップを含む。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する第1情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)がEPSでサポートされていないことを示す第2情報と、を含む。この方法は、前記5GS上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに係るPDUセッションを受け入れることを含む。
【0007】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信することを含む。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む。
【0008】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からメッセージを受信することを含む。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する第1の情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2の情報と、を含む。前記方法は、5GSに登録されているUE数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに関連するユーザ装置(User Equipment)(UE)の登録を受け入れることを含む。
【0009】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置の方法は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信することを含む。前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。
【0010】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信することを含む。前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。
【0011】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信することを含む。前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記方法は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信することを含む。前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含む。前記第2のRATは、UEのハンドオーバのターゲットRATである。前記方法は、前記第2のRAT上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに関連するPDUセッションを受け入れることを含む。
【0012】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信することを含む。前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。
【0013】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信することを含む。前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記方法は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信することを含む。前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含む。前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。前記方法は、前記第2のRAT上のUE数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、ハンドオーバに関連するPDUセッションを受け入れることを含む。
【0014】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、を備える。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む。
【0015】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置からメッセージを受信する手段を含む。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関連する第1の情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2の情報と、を含み、前記5GS上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに係るPDUセッションを受け入れる手段。
【0016】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、を備える。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、EPSでNSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む。
【0017】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からメッセージを受信する手段を含む。前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関連する第1の情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2の情報と、を含む。前記NSACF装置は、前記5GSに登録されているUE数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに係るユーザ装置(UE)の登録を受け付ける手段を含む。
【0018】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、を含む。前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。
【0019】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、とを含む。前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。
【0020】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信する手段を含む。前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記NSACF装置は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信する手段を含む。前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含む。前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。前記NSACF装置は、前記第2のRAT上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに係るPDUセッションを受け入れる手段を含む。
【0021】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、含む。前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。
【0022】
本開示の一態様では、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信する手段を含む。前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む。前記NSACF装置は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信する手段を含む。前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含み。前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである。前記NSACH装置は、前記第2のRAT上のUE数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに関連するPDUセッションを受け入れる手段を含む。
【0023】
本開示の一態様では、第1の装置の方法は、第2の装置と通信し、通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータとを、前記第2の装置に送信する、ことを含む。
【0024】
本開示の一態様では、第2の装置の方法は、通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータとを、第1の装置から受信し、第2の装置は、前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータを受信した場合に、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを受け付ける、ことを含む。
【0025】
本開示の一態様では、第3の装置の方法は、第2の装置と通信し、通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータと、を前記第2の装置に送信することを含む。
【0026】
本開示の一態様では、第2の装置の方法は、通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータと、を第1の装置から受信し、第2の装置は、前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータを受信した場合に、通信装置の登録を受け付ける、ことを含む。
【0027】
本開示の一態様では、第2の装置の方法は、第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)タイプを示す第3のパラメータを第1のシステムから受信し、第2のRATタイプを示す第4のパラメータを第3の装置から受信し、前記第2の装置が前記第3のパラメータ及び前記第4のパラメータを受信した場合に、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを受け付ける、ことを含む。
【0028】
本開示の一態様では、第2の装置の方法は、第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)タイプを示す第3のパラメータを第1のシステムから受信し、第2のRATタイプを示す第4のパラメータを第3の装置から受信し、前記第2の装置が前記第3のパラメータ及び前記第4のパラメータを受信した場合に、通信装置の登録を受け付ける、ことを含む。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1図1は、サービス継続性のユースケースを示す。
図2図2は、態様1AにおけるEPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御を示す。
図3図3は、態様1BにおけるEPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御を示す。
図4図4は、ネットワークスライスアドミッション制御のRATタイプの例を示す。
図5図5は、態様2AにおけるEPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御を示す。
図6図6は、側面2BにおけるEPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御を示す。
図7図7は、システムの概要を示す。
図8図8は、UEのブロック図である。
図9図9は、(R)ANノードのブロック図である。
図10図10は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要を示す。
図11図11は、無線ユニット(Radio Unit)(RU)のブロック図である。
図12図12は、分散ユニット(Distributed Unit)(DU)のブロック図である。
図13図13は、集中ユニット(Centralized Unit)(CU)のブロック図である。
図14図14は、AMFのブロック図である。
図15図15は、SMFのブロック図である。
図16図16は、UDMのブロック図である。
図17図17は、NSACFのブロック図である。
図18図18は、ネットワークスライスあたりのUE数の可用性確認及び更新手順を示す。
図19図19は、ネットワークスライスあたりのPDUセッション数の可用性確認及び更新手順を示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に説明する各態様及び各態様に含まれる要素のそれぞれは、独立して実装されてもよいし、他のものと組み合わせて実装されてもよい。これらの態様には、互いに異なる新たな特徴が含まれる。従って、これらの態様は、互いに異なる目的の達成又は問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0031】
3GPP SA2ワーキンググループは、非特許文献6で計画されているように、Rel-17標準化作業内でこれらの未解決の問題に引き続き取り組む。
【0032】
未解決の問題の1つは、EPSと5GSのインターワーキングとモビリティの場合に、ネットワークスライスに登録されているUE数と、ネットワークスライス上で確立されるPDUセッション数をどのように制御するかである。非特許文献6において、SA2は、3GPP Rel-17標準化作業中にEPCインターワーキングのサポートを最終決定するという意図を述べた。
【0033】
以下の図1は、ネットワークスライスあたりのUE登録数とネットワークスライス制御と適用におけるPDUセッション数という点で、5GS内のUEモビリティとEPSと5GSの間のUEモビリティの違いを示している。
【0034】
0.開始時点では、UEは接続モードにあり、EPSのPDN接続又は5GSのアクティブなPDUセッションのいずれかになる。
【0035】
1.ユースケースA:5GS内のUEハンドオーバ(例えば、PLMN1のAMF1AからAMF1B、つまり5GSイントラPLMN1ハンドオーバ)。UEが同じネットワークスライス上に留まる場合、ネットワークスライスあたりのUE数又はネットワークスライスあたりのPDUセッション数について、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)との対話は必要ない。この場合、UEは、ハンドオーバ前に存在していたネットワークスライスに登録されたままになり、UEは、登録されているUE数又はネットワークスライス上に確立されたPDUセッション数が最大値に達したかどうかは関係なく、ハンドオーバ後もPDUセッションをアクティブに維持する。PDUセッションはドロップされない、つまり、5GS内部モビリティのサービス継続性は維持される。
【0036】
2.ユースケースB:EPS(MME)から5GS(AMF1A)へのUEハンドオーバ。ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)、つまり有効な展開オプションである、ネットワークスライスあたりのUE数又はネットワークスライスあたりのPDUセッション数の制御がEPS(つまり4G)でサポートされておらず、且つ、5GSのネットワークスライスに登録されているUE数又はネットワークスライスに確立されているPDUセッション数が最大に達した場合、5GSのネットワークスライスに登録されているUE数が上限に達した場合にはUEは登録ステータスを失ってもよく、又は、ネットワークスライス上に確立されたPDUセッション数が最大値に達した場合にはUEはPDUセッションをドロップしてもよい。この場合、EPSから5GSへのシステム間変更におけるサービスの継続性が維持されなくてもよい。そのため、ユースケースBが問題となる。
【0037】
本開示及び開示における態様は、EPSから5GSへのシステム間変更又はEPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御に関する。
【0038】
<略語>
本文書の目的上、非特許文献1及び以下に記載されている略語が適用される。非特許文献1で同じ略語が定義されている場合には、本文書で定義される略語は、非特許文献1で同じ略語よりも優先する。
3GPP 3rd Generation Partnership Project
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5G 5th Generation
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
ABBA Anti-Bidding-down Between Architectures
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
API Application Programming Interface
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BBF Broadband Forum
BCCH Broadcast Control Channel
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
CU Centralized Unit
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DCN Dedicated Core Network
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
DU Distributed Unit
ePDG evolved Packet Data Gateway
EAP Extensible Authentication Protocol
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GSMA Global System for Mobile Communications
GST Generic Network Slice Template
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IMS IP Multimedia Subsystem
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
LTE Long Term Evolution
MAC Medium Access Control
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In The Middle
MM Mobility Management
MNC Mobile Network Code
MNO Mobile Network Operator
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
MT Mobile Terminated
MT Mobile Termination
N3IWF Non-3GPP Inter Working Function
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
ngKSI Next Generation Key Set Identifier
NG-RAN Next Generation Radio Access Network
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSAC Network Slice Admission Control
NSACF Network Slice Admission Control Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
O-RAN Open RAN Alliance
O-DU O-RAN Distributed Unit
O-CU O-RAN Centralized Unit
O-RU O-RAN Radio Unit
PCC Policy and Charging Control
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDCP Packet Data Convergence Protocol
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
QoS Quality of Service
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RLC Radio Link Control
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RRC Radio Resource Control
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SDAP Service Data Adaptation Protocol
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SOR Steering Of Roaming
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TAI Tracking Area Identity
TCP Transmission Control Protocol
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UE User Equipment
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UP User Plane
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited PLMN
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
WLAN Wireless Local Area Network
WUS Wake Up Signal
【0039】
<定義>
本文書の目的上、非特許文献1及び以下に記載されている略語が適用される。非特許文献1で同じ略語が定義されている場合には、本文書で定義される略語は、非特許文献1で同じ略語よりも優先する。
【0040】
<全般>
当業者であれば、図中の要素は簡略化のために示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれていないかもしれないことを理解するであろう。更に、装置の構造上、装置の1つ又は複数のコンポーネントは、図では従来の記号で表されていることがあり、図面は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者には容易に明らかとなるであろう細部で図面が見えにくくならないように、本開示の態様を理解するのに関連する特定の詳細のみを示す場合がある。
【0041】
本開示の原理の理解を促進する目的で、図に示された態様を参照し、それらを説明するために特定の言語を使用する。しかしながら、それによって本開示の範囲を限定するものではないことが理解されるであろう。図示されたシステムにおけるそのような変更及び更なる修正、及び、当業者が通常思いつくであろう本開示の原理のさらなる応用は、本開示の範囲内であると解釈されるべきである。
【0042】
「含む」(comprises)、「含む」(comprising)という用語、又はそれらの他の変形は、非排他的な包含をカバーするように意図されており、ステップのリストを構成するプロセス又は方法に、それらのステップのみを含むのではなく、明示的にリストされていない又はそのようなプロセス又は方法に固有の他のステップを含んでもよい。同様に、「~と、を含む」(comprises ... a)が前に付く、1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又はコンポーネントは、さらなる制約がなければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、コンポーネント、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加のコンポーネントの存在を妨げない。本明細書全体にわたる、「ある態様において」(in an Aspect)、「別の態様において」(in another Aspect)という語句、及び同様の表現が出現する場合、必ずしもそうであるわけではないが、全て同じ態様を指してもよい。
【0043】
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で提供されるシステム、方法、及び例は、単なる例示であり、限定することを意図したものではない。
【0044】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、幾つかの用語について言及するが、これらの用語は以下の意味を有するように定義されるものとする。単数形「a」、「an」、「the」には、文脈上明らかに別段の指示がない限り、複数形の言及が含まれる。
【0045】
データは意味のある情報であり、パラメータに起因する値を表すため、本明細書で使用されるように、情報はデータ及び知識に関連付けられる。更なる知識は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。この例示的なシステムは、開示された主題の説明を容易にするために簡略化されており、本開示の範囲を限定することを意図していないことに留意されたい。システムに加えて、又はシステムの代わりに、本明細書に開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成が使用されてもよく、そのような態様はすべて、本開示の範囲内であると考えられる。
【0046】
<態様1:EPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御>
態様1A:EPSから5GSへのハンドオーバにおけるPDUセッション数の制御-態様1Aは、5GSにおけるネットワークスライスあたりのPDUセッション数のオーバーフローによるネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)が原因で、UEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にアクティブなPDUセッションをドロップするという、図1のユースケースBで説明されているサービス継続性の問題のソリューションである。図2に示すこのソリューションションにより、UEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にサービスの継続性を維持できる。例えば、UEは、DCN 1でアクティブなPDN接続を備えたEPSで接続モードになっている。UEはEPSから5GSにハンドオーバし、DCN 1がネットワークスライスS-NSSAI1にマッピングされる。SMFは、非特許文献3に定義されているように、ネットワークスライスクォータ(network slice quota)制御手順上で確立されたPDUセッション数だけネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)をトリガする。UEのシステム間変更はEPSから5GSへのハンドオーバであるため、SMFには、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに新しい「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータと新しい「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータが含まれ、SMFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータが含まれる場合、及び、「NSACFサポート」(NSACF support)パラメータがNSACがEPSでサポートされていないことを示している場合、ネットワークスライスS-NSSAI1のクォータ(つまり、PDUセッションの最大数又はPDUセッションの最大許容数)に達した場合でも、NSACFはPDUセッションを拒否しない(又はNSACFはPDUセッションを受け入れる)。
【0047】
この態様では、NSACFはネットワークスライスごとのPDUセッション数を管理する。例えば、NSACFは、S-NSSAI1によって示されるネットワークスライスのPDUセッション数を管理してもよい。S-NSSAI1によって示されるネットワークスライスのPDUセッション数は、S-NSSAI1当たりのPDUセッション数と呼ばれてもよい。この態様では、S-NSSAI1当たりのPDUセッション数は、所定の数(例えば、S-NSSAI1当たりのPDUセッション数の閾値、又は、S-NSSAI1当たりのPDUセッションの最大数)に達している。
【0048】
尚、S-NSSAI1当たりのPDUセッション数は、あるタイミングでS-NSSAI1当たりの最大PDUセッション数に達する場合があるが、しかし、S-NSSAI1あたりのPDUセッション数は、PDUセッションの解放により、1タイミング以降は最大数に達しない場合がある。
【0049】
また、S-NSSAI1当たりのPDUセッションの最大数は、マージンを考慮して設定されてもよい。例えば、ネットワーク(例えば、NSACF)は、S-NSSAI1当たりのPDUセッションの最大数に達した場合でも、新しいPDUセッションを受け入れてもよい。
【0050】
1.UEは、EPS(つまり4G)のMMEを介してアクティブなPDN接続又はPDU接続を備えた接続モードにある。
【0051】
2.ある段階で、非特許文献3、第4.11.1.2項に従って、EPSから5GSへのハンドオーバ手順がトリガされる。EPSから5GSへのハンドオーバ中、UEがアクティブなPDN接続を持つ専用コアネットワーク(Dedicated Core Network)(DCN)は5GSのネットワークスライスにマッピングされる。例えば、DCN 1はS-NSSAI1にマッピングされる。
【0052】
3.UEハンドオーバがEPSから5GSへの場合、S-NSSAI1のネットワークスライスアドミッション制御ごとのPDUセッション数、つまり、ネットワークスライスクォータ制御ごとのPDUセッション数についてNSACFと対話するとき、SMFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータ(又は、UEがEPSから5GSへのシステム間変更を受けていることを示すパラメータのその他の表記、又は、UEがEPSから5GSへのシステム間変更を受けていることを示す情報、又は、UEがEPSから5GSへのハンドオーバを受けていることを示す情報)を追加する。
【0053】
SMF は、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに、「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータ(又はNSAC、つまりEPSでのクォータ制御がサポートされているかどうかをNSACFに示すことを目的としたパラメータのその他の表記)を含めてもよい。
【0054】
「EPSにおけるNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータは、NSAC、すなわちEPSにおけるクォータ制御をサポートするか否かを示す情報と呼ばれてもよい。
【0055】
例えば、SMFは、ハンドオーバ手順中にAMFからの情報に基づいて、UEのハンドオーバがEPSから5GSへであることを決定してもよい。
【0056】
例えば、SMFは、ハンドオーバ手順中にAMFからの情報に基づいて、NSAC、すなわちEPSにおけるクォータ制御がサポートされるかどうかを決定してもよい。
【0057】
4.SMFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージには、UE ID(又はUEの識別子)、PDUセッションID(又はPDUセッションの識別子)、S-NSSAI1、「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータ、及び「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータが含まれる。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求と呼ばれてもよい。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate reqと呼ばれてもよい。
【0058】
UEがEPSから送信されている場合、例えば、EPSから5GSへのハンドオーバでは、SMFはNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータを含める。NSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていない場合、SMFはNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に、NSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていないことを示す「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータも含める。
【0059】
5.ただし、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1など)のPDUセッションの最大数に達した場合、SMFはNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータを含めており、SMFは、「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータでNSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていないことを示し、ネットワークスライス(S-NSSAI1など)上のPDUセッションの最大数に達した場合、NSACFはPDUセッションを拒否しない(又はNSACFはPDUセッション受け入れない)。これは、UEが5GS内でハンドオーバを介して移動しているときのNSACFの動作とは対照的である。EPSから5GSへのシステム間変更(又はEPSから5GSへのハンドオーバ又はEPSから5GSへのモビリティ)に対するこの差別化されたNSACF動作により、ネットワークスライス上のPDUセッションの最大数に達した場合でも、EPSから5GSへのモビリティにおけるサービス継続が可能になる。
【0060】
ただし、NSACFは、ネットワークスライスのPDUセッションカウンタの数を引き続き増加させ、NSACFは、そのネットワークスライスのNSACFで維持されるUEとPDUセッションのリストにUE IDとPDUセッションIDを追加する。更に、NSACFは、PDUセッションが拒否されたかどうかを決定するときに、DCN 1がS-NSSAI1にマッピングされているかどうかも決定する。すなわち、NSACFは、ハンドオーバ元(すなわち、4G又はEPS)のDCNがハンドオーバ先(すなわち、5G又は5GS)のS-NSSAIに対応する(又はマッピングされる)と判断する。
【0061】
更に、NSACFがPDUセッションを拒否するか否かを決定するとき、NSACFは、DCN 1がS-NSSAI1にマッピングされるかどうか(又は、DCN 1に関連するEPSを介したE-UTRANが、S-NSSAI1に関連するNRにマッピングされるかどうか)も決定してもよい。
【0062】
例えば、NSACFは、ハンドオーバ元(つまり、4G又はEPS)のDCNは、ハンドオーバ先(つまり、5G又は5GS)のS-NSSAIに対応(又はマッピング)すると判断してもよく、メッセージは、「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータと、NSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていないことを示す「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータとを含むと判断してもよく、その後、NSACFはPDUセッションを拒否しないことを決定してもよい。他の態様では、NSACFは、上述と同じ方法でPDUセッションを拒否するかどうかを決定してもよい。
【0063】
一例では、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1など)上のPDUセッションクォータの最大数に達し、確立されたPDUセッション数がPDUセッションの最大許容数を大幅に超えた(例えば、NSACFにおける設定又はオペレータポリシーによって設定された、許可された例外クォータオーバーフロー数を超えた)場合、NSACFはPDUセッションを拒否してもよい。
【0064】
一例では、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のPDUセッションの最大数に達しており、確立されたPDUセッション数が最大数を大幅に超えている場合、NSACFは、PDUセッションを拒否してもよい。
【0065】
6.NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答(成功)を返す。
【0066】
例えば、NSACFは、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のPDUセッション数のカウント又は管理が成功したことを示す情報を含むNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答をSMFに送信する。尚、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答には、ハンドオーバに係るPDUセッションの転送を受け入れることを示す情報が含まれてもよい。
【0067】
NSACFがNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を返すことは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate rspを返すと呼ばれてもよい。
【0068】
7.UEは、5GSのネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1など)上のAMF及びSMFを介してアクティブなPDUセッションを持つ接続モードにある。
【0069】
別の例では、UEのシステム間変更は、同じPLMN内での非3GPPアクセスから3GPPアクセスへのハンドオーバであってもよい。この場合、SMFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求の新しいパラメータでNSACFにそれを示す。新しいパラメータは、例えば、「非3GPPから3GPPへのハンドオーバ」(non-3GPP to 3GPP handover)又は「非3GPPアクセス」(non-3gpp access)、又はUEが非3GPPから3GPPへのハンドオーバを受けていることを示すパラメータの他の表記法と呼ばれてもよい。その後、NSACFは次の動作又はプロセスを実行する。
-NSAC、つまりネットワークスライスごとのPDUセッション数のクォータ制御が、非3GPPアクセス経由で登録されたUEに対してサポートされている場合、SMFは、例えば、「非3GPPでのNSACFサポート」(NSACF support in non-3GPP)と呼ばれる、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求のパラメータ又はNSACつまりクォータ制御は非3GPPアクセスでサポートされていることを示すパラメータのその他の表記法を使用して、それをNSACFに示し、次に、オペレータの展開、オペレータの構成、又はオペレータのポリシーに基づいて、NSACFは、下記を行ってもよい。
非3GPPアクセスから3GPPアクセスに転送されたPDUセッションは、クォータ制御のためにNSACによって既にカウントされているものとみなし、一方、UEは非3GPPアクセス上にあり、NSACFは2番目のNSAC、つまり非3GPPアクセスから転送されたPDUセッションのクォータ制御を適用しない。これは、1つの同じNSACつまりクォータ制御が3GGPアクセス又は非3GPPアクセスを介してUEに適用される場合であり、つまり、PDUセッションは1回カウントされる。同様の動作は、UEが3GPPアクセスから非3GPPアクセスに移行するときにも適用される。或いは、
非3GPPアクセスから3GPPアクセスに転送されたPDUセッションは、クォータ制御のためにNSACによってまだカウントされていないとみなし、一方、UEが非3GPPアクセス上にある間、NSACFは2番目のNSAC、つまり非3GPPアクセスから転送されたPDUセッションのクォータ制御を適用する。これは、2つの異なるNSAC、つまりPDUセッションクォータ制御が適用される場合であり、UEが非3GPPアクセスにあるときに1回、UEが3GPPアクセスにある場合は別のNSAC、つまり、PDUセッションは、非3GPPアクセスと3GPPアクセスのそれぞれで2回カウントされる。この場合、NSACFは確立されたPDUセッションに対して2つの別個のリストを維持してもよく、1つは3GPPアクセス経由で確立されたPDUセッション用であり、もう1つは、非3GPPアクセス経由で確立されたPDUセッション用である。クォータ制限(又はクォータ制御)は、3GPPアクセスごと及び非3GPPアクセスごとにすることもでき、これにより、3GPPアクセス経由で確立されたPDUセッション数、及び、非3GPPアクセス経由で確立されたPDUセッション数に対して、異なる最大数が許可される。同様の動作は、UEが3GPPアクセスから非3GPPアクセスに移行するときにも適用される。
-UEが非3GPPアクセス経由で登録されている場合、NSAC、つまりネットワークスライスごとのPDUセッション数のクォータ制御がサポートされていない場合、SMFは、例えば、「非3GPPでのNSACFサポート」(NSACF support in non-3GPP)と呼ばれる、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求のパラメータ又はNSACが非3GPPアクセスでサポートされていないことを示すパラメータのその他の表記法を使用して、それをNSACFに示し、次に、NSACFは、PDUセッションがNSACによるクォータ制御の対象としてカウントされないとみなし、一方、UEが非3GPPアクセス上にあり、NSACFがNSACつまり非3GPPアクセスから転送されたPDUセッションのクォータ制御を適用する。ただし、3GPPアクセスを介したネットワークスライス上のPDUセッション数のクォータに達した場合、NSACFはサービスの継続性を維持するために、非3GPPアクセスから3GPPアクセスに転送されているアクティブなPDUセッションをドロップしない。同様のNSACF動作は、UEが3GPPアクセスから非3GPPアクセスに移行し、NSACつまりクォータ制御が3GPPアクセス経由ではサポートされないが、非3GPPアクセス経由でサポートされる場合にも適用される。
【0070】
尚、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを介したNSACFとの対話は、SMF+PGW-Cによってトリガされてもよい。
【0071】
態様1B:ネットワークスライス制御あたりの登録済みUE数EPSから5GSへのハンドオーバ
-態様1Bは、UEは、5GSでネットワークスライスごとに登録されたUE数のネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)がオーバーフローするのが原因で、EPSから5GSへのハンドオーバ時にアクティブなPDUセッションをドロップするという、図1のユースケースBで説明されているサービス継続性の問題のソリューションである。図3に示すこのソリューションションにより、UEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にサービスの継続性を維持できる。例えば、UEは、DCN 1でアクティブなPDN接続を備えたEPSで接続モードになっている。UEはEPSから5GSにハンドオーバし、DCN 1がネットワークスライスS-NSSAI1にマッピングされる。AMFは、非特許文献3に定義されているように、ネットワークスライスクォータ制御手順に登録されているUE数に対してネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)をトリガする。UEのシステム間変更はEPSから5GSへのハンドオーバであるため、AMFには、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに新しい「EPSから5GSハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータと新しい「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータが含まれる。AMFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを NSACFに送信する。「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータが含まれており、「NSACFサポート」(NSACF support)パラメータがNSACがEPSでサポートされていないことを示している場合、NSACFは、ネットワークスライスS-NSSAI1のクォータ(つまり、登録済みUEの最大許容数)に達した場合でも、ネットワークスライスS-NSSAI1へのUEの登録を拒否しない(又はNSACFは登録を受け入れる)。
【0072】
この態様では、NSACFは、ネットワークスライスごとに登録されたUE数を管理する。例えば、NSACFは、S-NSSAI1によって示されるネットワークスライスの登録UE数を管理してもよい。S-NSSAI1が示すネットワークスライスの登録UE数は、S-NSSAI1に登録されているUE数と呼ばれてもよい。本態様において、S-NSSAI1に登録されているUE数が所定の数(例えば、S-NSSAI1に登録されているUE数の閾値、又はS-NSSAI1に登録されているUEの最大数)に達した。
【0073】
尚、S-NSSAI1に登録されているUE数は、あるタイミングでS-NSSAI1に登録されているUEの最大数に達してもよいが、しかし、UEの登録解除により、あるタイミング以降、S-NSSAI1に登録されているUE数が最大数に達しなくてもよい。
【0074】
また、S-NSSAI1に登録されるUEの最大数は、マージンを考慮して設定されてもよい。
【0075】
例えば、ネットワーク(例えば、NSACF)は、S-NSSAI1当たりのPDUセッションの最大数に達した場合でも、新しいPDUセッションを受け入れてもよい。
【0076】
1.UEは、EPS(つまり4G)のMMEを介してアクティブなPDN接続を持つ接続モードにある。
【0077】
2.ある段階で、非特許文献3、第4.11.1.2.項に従って、EPSから5GSへのハンドオーバ手順がトリガされる。EPSから5GSへのハンドオーバ中、UEがアクティブなPDN接続を持つ専用コアネットワーク(Dedicated Core Network)(DCN)は5GSのネットワークスライスにマッピングされる。例えば、DCN1はS-NSSAI1にマッピングされる。
【0078】
ハンドオーバ手順中に、MMEは、フォワードリロケーション要求(Forward Relocation Request)メッセージ内のインジケータ「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)をAMFに転送する。そして、AMFは、NSACがEPSでサポートされているかどうかを知っている。
【0079】
一例では、EPSネットワーク内でNSACを均一にサポートするかサポートしない場合、EPS全体が「NSAC」をサポートするか否かがAMFに事前設定される。EPSにおけるNSACの非均一サポートの場合、AMFは、特定のMMEがNSACをサポートするか、EPS内のNSAC機能をサポートしないかを認識する。例えば、NSACがEPSでサポートされている場合、MMEは、NSACがEPSでサポートされていることを示すインジケータ「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)を設定する。例えば、NSACがEPSでサポートされていない場合、MMEは、NSACがEPSでサポートされていないことを示すインジケータ「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)を設定する。
【0080】
3.UEのハンドオーバがEPSから5GSへの場合、AMFは、ネットワークスライスアドミッション制御に登録されているUE、つまり、ネットワークスライスクォータ制御ごとに登録されるUE、の数についてNSACFと対話するとき、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータ(又は、UEがEPSから5GSへのシステム間変更を受けていることを示すパラメータのその他の表記、又は、UEがEPSから5GSへのシステム間変更を受けていることを示す情報、又は、UEがEPSから5GSへのハンドオーバを受けていることを示す情報)を追加する。
【0081】
AMFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータ(又は、NSACつまりEPSのクォータ制御がサポートされているかどうかをNSACFに示すことを目的としたパラメータのその他の表記)を含めてもよい。
【0082】
「EPSにおけるNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータは、NSACすなわちEPSにおけるクォータ制御をサポートするか否かを示す情報と呼ばれてもよい。
【0083】
例えば、AMFは、ハンドオーバ手順中にMMEからの情報に基づいて、UEのハンドオーバがEPSから5GSへであることを決定してもよい。
【0084】
例えば、AMFは、ハンドオーバ手順中にMMEからの情報に基づいて、NSAC、すなわちEPSにおけるクォータ制御がサポートされるかどうかを決定してもよい。
【0085】
例えば、MMEからの再配置転送要求メッセージ内のインジケータ「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)が、NSACがEPSでサポートされていることを示している場合、AMFは、NSACがEPSでサポートされていると判断し、NSACがEPSでサポートされていることを示す「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータを設定してもよい。
【0086】
例えば、MMEからの転送再配置要求メッセージ内のインジケータ「EPSにおけるNSACサポート」(NSAC support in EPS)が、NSACがEPSにおいてサポートされていないことを示している場合、AMFは、NSACがEPSでサポートされていないと判断し、NSACがEPSでサポートされていないことを示す「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータを設定してもよい。
【0087】
4.AMFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージには、UE ID、S-NSSAI1、「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータ、及び「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータが含まれる。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求と呼ばれてもよい。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate reqと呼ばれてもよい。
【0088】
UEがEPSから送信されている場合、例えば、EPSから5GSへのハンドオーバでは、AMFはNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータを含める。
【0089】
NSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていない場合、AMFはNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に、NSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていないことを示す「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータも含める。
【0090】
5.しかしながら、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)に登録されているUEの最大数に達した場合、AMFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に「EPSから5GSへのハンドオーバ」(EPS to 5GS handover)パラメータを含め、AMFは、「EPSでのNSACサポート」(NSAC support in EPS)パラメータでNSACつまりクォータ制御がEPSでサポートされていないことを示し、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)に登録されたUEの最大数に達した場合、NSACFは、5GSにおけるネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)へのUEの登録を拒否しない(又はNSACFは受け入れる)。これは、UEが5GS内でハンドオーバを介して移動しているときのNSACFの動作とは対照的である。EPSから5GSへのシステム間変更時のこの差別化されたNSACF動作により、5GSのネットワークスライスに登録されているUEの最大数に達した場合でも、EPSから5GSへのモビリティにおけるサービスの継続が可能になる。ただし、NSACFは、ネットワークスライス(S-NSSAI1など)カウンタに登録されているUE数を引き続き増加させる。NSACFはまた、そのネットワークスライスのNSACFで維持されているネットワークスライスに登録されているUEのリストにUE IDを追加する。
【0091】
6.NSACFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答(成功)を返す。
【0092】
例えば、NSACFは、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のUE数のカウント又は管理が成功したことを示す情報を含むNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答をAMFに送信する。なお、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答には、5GSにおいてUEの登録を受け付けたことを示す情報が含まれてもよい。
【0093】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate 応答は、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate rspと呼ばれてもよい。
【0094】
7.UEは、5GSのネットワークスライス(S-NSSAI1など)上のAMF及びSMFを介してアクティブなPDUセッションを持つ接続モードにある。
【0095】
別の例では、UEのシステム間変更は、同じPLMN内での非3GPPアクセスから3GPPアクセスへのハンドオーバであってもよく、この場合、AMFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求の新しいパラメータでNSACFにそれを示す。新しいパラメータは、例えば、「非3GPPから3GPPへのハンドオーバ」(non-3GPP to 3GPP handover)又は「非3GPPアクセス」(non-3gpp access)、又はUEが非3GPPから3GPPへのハンドオーバを受けていることを示すパラメータの他の表記法と呼ばれてもよい。その後、NSACFは次の動作又はプロセスを実行する。
-NSACつまりネットワークスライスごとの登録UE数のクォータ制御が、非3GPPアクセスを介して登録されたUEに対してサポートされている場合、AMFは、例えば、「非3GPPでのNSACFサポート」(NSACF support in non-3GPP)と呼ばれるNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求のパラメータ、又はNSACつまりクォータ制御が非3GPPアクセスでサポートされていることを示すパラメータのその他の表記法を使用し、てNSACFにそれを示し、次に、オペレータの展開、オペレータの構成、又はオペレータのポリシーに基づいて、NSACFは、下記を行ってもよい。
3GPPアクセスを介したUE登録は、クォータ制御のためにNSACFによって既にカウントされているものとみなし、一方、UEは非3GPPアクセスを介して以前に登録されており、NSACFは2番目のNSACつまり3GPPアクセスでのUE登録のクォータ制御を適用しない。これは、非3GGP及び3GPPアクセスを介して登録されたUEに1つの同じNSACつまりクォータ制御が適用される場合であり、つまり、UEの登録は1回カウントされる。同様の動作は、UEが3GPPアクセスから非3GPPアクセスに移行するときにも適用される。或いは、
3GPPアクセスを介したUE登録は、クォータ制御のためにNSACFによってまだカウントされていないとみなす。これは、2つの異なるNSAC、つまり登録されたUE数クォータが適用される場合であり、UEが非3GPPアクセス経由で登録するときに1回、UEが3GPPアクセス経由で登録するときに別のNSAC、つまり、UE登録は、非3GPPアクセスと3GPPアクセスのそれぞれで2回カウントされる。この場合、NSACFは登録されたUEに対して2つの別個のリストを維持してもよく、1つは3GPPアクセス経由で登録されたUE用であり、もう1つは、非3GPPアクセス経由で登録されたUE用である。クォータ制限(又はクォータ制御)は、3GPPアクセスごと及び非3GPPアクセスごとにすることもでき、これにより、3GPPアクセス経由で登録されたUE数、及び、非3GPPアクセス経由で登録されたUE数に対して、異なる最大数が許可される。同様の動作は、UEが3GPPアクセスから非3GPPアクセスに移行するときにも適用される。
-NSACつまりUEが非3GPPアクセス経由で登録するときに、ネットワークスライスごとの登録されたUE数のクォータ制御がサポートされていない場合、AMFは、NSACつまりクォータ制御が非3GPP登録経由ではサポートされていないことを示す、例えば、「非3GPPでのNSACFサポート」(NSACF support in non-3GPP)と呼ばれるNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求のパラメータ(又はNSACが非3GPPアクセスでサポートされているかどうかを示すパラメータのその他の表記)を使用して、それをNSACFに示し、その場合、NSACFは3GPPアクセスを介したUE登録をNSACによるクォータ制御の対象としてカウントされないとみなし、一方、UEは非3GPPアクセスを介して以前に登録されており、NSACFはNSACつまり3GPPアクセスを介した結果のUE登録に対するクォータ制御を適用する。ただし、3GPPアクセス経由でネットワークスライスに登録されたUE数のクォータに達した場合、NSACFはUEの登録を拒否せず、そのため、非3GPPアクセスから3GPPアクセスに転送されているアクティブPDUセッションが、3GPPアクセスを介したUE登録の失敗によってドロップされないようにする。したがって、非3GPPから3GPPへのハンドオーバのサービス継続性が維持される。同様のNSACF動作は、UEが3GPPアクセスから非3GPPアクセスに移行し、NSACつまりクォータ制御が3GPPアクセス経由ではサポートされないが、非3GPPアクセス経由でサポートされる場合にも適用される。
【0096】
例えば、AMFは、ハンドオーバ手順中にMMEからの情報に基づいて、非3GPPアクセスから3GPPアクセスへのハンドオーバを決定してもよい。
【0097】
例えば、AMFは、ハンドオーバ手順中にMMEからの情報に基づいて、NSACすなわち非3GPPアクセスを介して登録されたUEに対するネットワークスライス当たりの登録されたUE数のクォータ制御がサポートされるか否かを決定してもよい。
【0098】
更に別の例では、UEがIMS音声用のPDUセッションを有する場合にも、上記の態様を実行することができる。UEがIMS音声用のPDUセッションを持っている場合、SMFは、例えば新しい「IMS Voice」パラメータ、又は、PDUセッションがIMS音声に関連していることを示すパラメータのその他の表記を含むNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージ内のIMS音声のPDUセッションに関連するS-NSSAIのクォータを取得又は確認するために、これをNSACFに示し、NSACFは、S-NSSAI上で確立されたPDUセッション数が最大クォータに達している場合でも、S-NSSAIの許可つまりクォータを許可する(つまり、S-NSSAI上で確立されたPDUセッション数が最大数に達した場合でも、NSACFはIMS音声のPDUセッションを拒否しない(又はNSACFはそれを受け入れる))。例えば、SMFは、ハンドオーバ手順中にAMFからの情報に基づいて、UEがIMS音声用のPDUセッションを有すると判断してもよい。
【0099】
同じ原理は、NSACつまりネットワークスライスに登録されているUE数のクォータ制御中にも適用できる。この場合、AMFは、例えば、新しい「IMSVoice」パラメータ又はUE登録がIMS音声に関連していることを示すパラメータのその他の表記を使用して、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージで示し、S-NSSAIに登録されているUE数が最大クォータに達している場合でも、NSACFは、許可つまりS-NSSAIのクォータを許可する(つまり、S-NSSAIに登録されているUE数が最大数に達している場合でもNSACFはIMS音声のUE登録を拒否しない(又はNSACFはそれを受け入れる))。例えば、AMFは、ハンドオーバ手順中にMMEからの情報に基づいて、UEがIMS音声用のPDUセッションを有すると判断してもよい。
【0100】
この原則は、アイドルモードのUEが5GSに接続されているセルを選択し、UEがEPSから5GSへのアイドルモードモビリティ手順を実行している場合にも適用できる。この場合、S-NSSAIに登録されたUEの最大数又はS-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に達した場合でも、IMS音声に関連するPDN接続/PDUセッションはEPSに転送される。
【0101】
尚、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを介したNSACFとの対話は、SMF+PGW-Cによってトリガされうる。
【0102】
<態様2:EPSでネットワークスライスアドミッション制御が行われる場合のEPSから5GSへのハンドオーバにおけるネットワークスライスアドミッション制御>
ソリューション2は、RATタイプごとのPDUセッション確立のためのネットワークスライスアドミッション制御を開示する。UEがEPSと5GSの間でハンドオーバを実行すると、ソースシステムはNSACFと対話して、ネットワークスライスに登録されているUE数、又はネットワークスライス上で確立されたPDUセッション数をデクリメントする。次に、ターゲットシステムはNSACFと対話して、ネットワークスライスに登録されているUE数、又はネットワークスライス上で確立されたPDUセッション数を増やす。このシーケンスでは、使用できないクォータのため、ターゲットシステムでアクティブ化されるPDUセッションがターゲットシステムによって拒否される可能性がある(例えば、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数、又はネットワークスライス上のPDUセッションの最大数に達した場合)。
【0103】
図4は、ネットワークスライスアドミッション制御を管理するためにNSACFによって使用できる、考えられるRATタイプを示しているが、全てを網羅しているわけではない。
【0104】
態様2A:EPSでネットワークスライスアドミッション制御が行われる場合のEPSから5GSへのハンドオーバでのPDUセッション数の制御-態様2Aは、5GSにおけるネットワークスライスあたりのPDUセッション数のネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)がオーバーフローするために、UEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にアクティブなPDUセッションをドロップするという、図1のユースケースBで説明されているサービス継続性の問題のソリューションである。
【0105】
図5に示すこのソリューションションにより、UEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にサービスの継続性を維持できる。例えば、UEは、DCN 1でアクティブなPDN接続を備えたEPSで接続モードになっている。UEは、DCN 1がネットワークスライスS-NSSAI1にマッピングされる5GSにハンドオーバする。SMFは、非特許文献3に定義されているように、ネットワークスライスクォータ制御手順上で確立されたPDUセッション数だけネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)をトリガする。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージには、RATタイプが含まれるため、NSACFはUEがシステム間をどのように移動するかを追跡できる。
【0106】
1.UEは、EPS内でDCN 1/S-NSSAI1とのPDN接続を確立する。DCN 1はネットワークスライスS-NSSAI1にマッピングされる。
【0107】
2.SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。
【0108】
Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、UE ID(つまり、UEの識別子)、PDUセッションID、及びS-NSSAI1を含む。
【0109】
更に、SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージに、例えば「RATタイプ」(RAT Type)と呼ばれるパラメータ又は、UEの現在アクティブなRATを示すためのパラメータのその他の表記も含める。この場合、RATタイプは、例えばEPS経由でE-UTRANに設定される。
【0110】
例えば、「RAT Type=E-UTRAN via EPS」は、UEが使用するRATタイプがE-UTRANviaEPSであることを示す情報であってもよい。「RAT Type=E-UTRAN via EPS」は、現在のRATタイプがEPS経由のE-UTRANであることを意味してもよい。
【0111】
例えば、SMF+PGW-Cは、SMFの機能とPGW-Cの機能とを有する装置又はノードである。SMF+PGW-Cは、PDN接続の確立中に取得された情報に基づいて、EPSを介してRATタイプがE-UTRANであると判断してもよい。
【0112】
3.Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信すると、NSACFは、S-NSSAI1のEPSを介して、RAT Type=E-UTRANとともにUE IDを保存し、EPSを介したRAT Type=E-UTRAN上のS-NSSAI1の確立されたPDUセッションカウンタの数を増加する。次に、NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答メッセージをSMF+PGW-Cに返す。
【0113】
例えば、NSACFは、DCN1がS-NSSAI1にマッピングされていることを知っていてもよい。従って、NSACFは、UEのPDN接続を、UEのS-NSSAI1上のPDUセッションとして扱ってもよい。或いは、NSACFは、UEのPDN接続を、EPSを介したE-UTRANであるRATタイプで許可されたS-NSSAI1上のPDUセッションとして扱ってもよい。次に、NSACFは、S-NSSAI1のカウンタを増やしもよい。増分に加えて、例えば、NSACFは、UEに対するS-NSSAI1上でのPDUセッション確立が許可されたというレコードを保存し、管理してもよい。UEに対するS-NSSAI1上のPDUセッション確立が許可されたというレコードは、EPSを介したE-UTRANであるRATタイプを介してUEに対するPDUセッション確立が許可されたというレコードと呼ばれてもよい。DCN1とS-NSSAI1のマッピングは、DCN1に関連するEPS及びS-NSSAI1に関連するNRを介したE-UTRANのマッピングと呼ばれてもよい。
【0114】
4.ある段階で、非特許文献3、第4.11.1.2項に従って、EPSから5GSへのハンドオーバ手順がトリガされる。EPSから5GSへのハンドオーバ中、UEがアクティブなPDN接続を持つ専用コアネットワーク(Dedicated Core Network)(DCN)は5GSのネットワークスライスにマッピング、例えば、DCN1はS-NSSAI1にマッピングされる。
【0115】
5.SMFは、NSACの目的で、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFつまり例えばS-NSSAI1などのネットワークスライス上のPDUセッション数のクォータ制御に送信する。
【0116】
Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、UE ID、PDU Session ID、S-NSSAI1、及びRAT Type=NRを含む。
【0117】
SMFには、現在アクティブなRATを示すために、NRに設定された「RATタイプ」(RAT Type)パラメータが含まれている。
【0118】
例えば、「RAT Type=NR」は、UEがハンドオーバ後に使用するRATタイプがNRであることを示す情報、又はハンドオーバの対象となるRATタイプがNRであることを示す情報であってもよい。「RAT Type=NR」は、RATタイプがNRであることを意味する場合がある。
【0119】
例えば、SMFは、ハンドオーバ手順中にAMFからの情報に基づいて、RATタイプがNRであると決定してもよい。
【0120】
6.ただし、NR上のネットワークスライス(S-NSSAI1など)のPDUセッションの最大数に達した場合、NSACFは、EPS経由でRAT Type=E-UTRANを使用してPDUセッションをS-NSSAI1に既に登録しており(例えば、NSACFは、UEのPDUセッション確立がEPS経由のE-UTRANであるRATタイプ経由で許可されたというレコードを管理し)、次に、NSACFは、RAT type=NRの場合、ネットワークスライス(例えばS-NSSAI1など)上のPDUセッションの最大数に達した場合であっても、この時点でNSACFはUEがEPSから5GSに移動していることを認識するので、RAT type=NRのPDUセッションを拒否しない(又はNSACFはそれを受け入れる)。これは、UEが5GS内でハンドオーバを介して移動しているときのNSACFの動作とは対照的である。EPSから5GSへのシステム間変更に対するこの差別化されたNSACF動作により、ネットワークスライス上のPDUセッションの最大数に達した場合でも、EPSから5GSへのモビリティにおけるサービスの継続が可能になる。ただし、NSACFは依然としてネットワークスライスのPDUセッションカウンタの数を増やし、NSACFはまた、RAT Type=NR上のそのネットワークスライスについてNSACFで維持されるUEとPDUセッションのリストにUE IDとPDUセッションIDを追加する。
【0121】
一例では、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のPDUセッションの最大数が、ネットワークスライス上で許可されるPDUセッションの最大数を大幅に超えた(例えば、NSACFのオペレータ設定又はオペレータポリシーによって設定された、許可された例外クォータオーバーフロー数を超えた)場合、NSACFは、PDUセッションを拒否してもよい。
【0122】
一例では、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のPDUセッションの最大数に達しており、確立されたPDUセッション数が最大数を大幅に超えている場合、NSACFは、PDUセッションを拒否してもよい。
【0123】
7.NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答(成功)をSMFに返す。
【0124】
例えば、NSACFは、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のPDUセッション数のカウント又は管理が成功したことを示す情報を含むNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答をSMFに送信する。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate 応答は、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate rspと呼ばれてもよい。
【0125】
8.UEは、5GSのネットワークスライス(例えばS-NSSAI1)上のAMF及びSMFを介してアクティブなPDUセッションを持つ接続モードにある。
【0126】
態様2B:EPSでネットワークスライスアドミッション制御が行われる場合のEPSから5GSへのハンドオーバにおけるUE数の制御
-態様2Bは、5GSにおいてネットワークスライスオーバーフローごとに登録されているUE数のネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)によりUEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にアクティブなPDUセッションをドロップするという、図1のユースケースBで説明されているサービス継続性の問題のソリューションである。図6に示すこのソリューションにより、UEはEPSから5GSへのハンドオーバ時にサービスの継続性を維持できる。例えば、UEは、DCN1でアクティブなPDN接続を備えたEPSで接続モードになっている。UEは、DCN1がネットワークスライスS-NSSAI1にマッピングされる5GSにハンドオーバする。AMFは、非特許文献3に定義されているように、ネットワークスライスクォータ制御手順に登録されているUE数に対してネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)をトリガする。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージにはRATタイプが含まれるため、NSACFはUEがシステム間をどのように移動するかを追跡できる。
【0127】
1.UEは、EPS内でDCN1/S-NSSAI1とのPDN接続を確立する。DCN1はネットワークスライスS-NSSAI1にマッピングされる。
【0128】
2.SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、UE ID、PDU セッション ID、及びS-NSSAI1を含む。
【0129】
更に、SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージ内に、例えば「RATタイプ」(RAT Type)と呼ばれるパラメータ、又は現在アクティブなRATを示すためのパラメータの他の表記法も含む。この場合、RATタイプは、例えばEPS経由でE-UTRANに設定される。
【0130】
例えば、「RAT Type=E-UTRAN via EPS」は、UEが使用するRATタイプがE-UTRAN via EPSであることを示す情報であってもよい。「RAT Type=E-UTRAN via EPS」は、現在のRATタイプがE-UTRAN via EPSであることを意味してもよい。
【0131】
例えば、SMF+PGW-Cは、SMFの機能とPGW-Cの機能とを有する装置又はノードである。SMF+PGW-Cは、PDN接続の確立中に取得された情報に基づいて、RATタイプがE-UTRAN via EPSであると判断することができる。
【0132】
3. Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信すると、NSACFは、S-NSSAI1についてRAT Type= E-UTRAN via EPSとともにUE IDを保存し、RAT Type= E-UTRAN via EPS上のS-NSSAI1のUE登録カウンタの数を増やす。次に、NSACFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答メッセージをSMF+PGW-Cに送信する。
【0133】
例えば、NSACFは、DCN1がS-NSSAI1にマッピングされていることを知っているかもしれない。従って、NSACFは、E-UTRAN via EPSであるRATタイプでアタッチしたUEを、NRであるRATタイプでS-NSSAI1に登録したUEとして扱ってもよい。次に、NSACFは、S-NSSAI1のカウンタを増やしもよい。
【0134】
増やすのに加えて、NSACFは、UEがS-NSSAI1に登録したレコードを保存及び管理してもよい。UEがS-NSSAI1に登録したレコードは、UEがE-UTRAN via EPSであるRATタイプを介して登録したレコードと呼ばれることもある。
【0135】
4.ある段階で、非特許文献3、第4.11.1.2.項に従って、EPSから5GSへのハンドオーバ手順がトリガされる。EPSから5GSへのハンドオーバ中、UEがアクティブなPDN接続を持つ専用コアネットワーク(Dedicated Core Network)(DCN)は5GSのネットワークスライスにマッピング、例えば、DCN1はS-NSSAI1にマッピングされる。
【0136】
5.AMFは、NSACの目的、つまりネットワークスライス例えばS-NSSAI1上の登録済みUE数のクォータ制御のため、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。
【0137】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージは、UE ID、PDU Session ID、S-NSSAI1、及びRAT Type=NRを含む。
【0138】
AMFには、現在アクティブなRATを示すために、NRに設定された「RATタイプ」(RAT Type)パラメータが含まれている。
【0139】
例えば、「RAT Type=NR」は、UEがハンドオーバ後に使用するRATタイプがNRであることを示す情報、又はハンドオーバの対象となるRATタイプがNRであることを示す情報であってもよい。「RAT Type=NR」は、RATタイプがNRであることを意味する場合がある。
【0140】
例えば、AMFは、ハンドオーバ手順中にMMEからの情報に基づいて、RATタイプがNRであると決定してもよい。
【0141】
6.ただし、NR上のネットワークスライス(S-NSSAI1など)に登録されたUEの最大数に達した場合、NSACFは、EPS経由でRAT Type=E-UTRANを使用してPDUセッションをS-NSSAI1に既に登録しており(例えば、NSACFは、EPS経由のE-UTRANであるRATタイプ経由でUEが登録されたというレコードを管理し)、次に、NSACFは、RAT type=NRの場合、ネットワークスライス(例えばS-NSSAI1など)に登録されたUEの最大数に達した場合、この時点でNSACFはUEがアクティブPDUセッションを有してEPSから5GSに移動していることを認識しているので、RAT type=NRのネットワークスライスのUE登録を拒否しない(又はNSACFはそれを受け入れる)。これは、UEが5GS内でハンドオーバを介して移動しているときのNSACFの動作とは対照的である。EPSから5GSへのシステム間変更に対するこの差別化されたNSACF動作により、ネットワークスライス上に登録されたUEの最大数に達した場合でも、EPSから5GSへのモビリティにおけるサービスの継続が可能になる。ただし、NSACFは依然としてネットワークスライスのUE登録済カウンタの数を増やし、NSACFはまた、RAT Type=NR上のそのネットワークスライスについてNSACFに登録されたUEのリストにUE IDを追加する。
【0142】
一例では、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)に登録されたUEの最大数が、ネットワークスライス上で許可される最大UE登録を大幅に超えた(例えば、NSACFにおけるオペレータ設定又はオペレータポリシーによって設定された、許可された例外クォータオーバーフロー数を超えた)場合、NSACFは、ネットワークスライスに対するUE登録を拒否してもよい。
【0143】
一例では、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のUEの最大数に達し、登録されたUE数が最大数を大幅に超えた場合、NSACFは、UEの登録を拒否することができる。
【0144】
7.NSACFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答(成功)をAMFに返す。
【0145】
例えば、NSACFは、ネットワークスライス(例えば、S-NSSAI1)上のUE数のカウント又は管理が成功したことを示す情報を含むNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答をAMFに送信する。
【0146】
8.UEは、5GSのネットワークスライス(S-NSSAI1など)上のAMF/SMFを介してアクティブなPDUセッションを持つ接続モードにある。
【0147】
本開示及び態様は、EPSから5GSへのシステム間変更(或いは、EPSから5GSへのハンドオーバ又はEPSから5GSモビリティ)におけるサービス継続性に関する問題を解決する。
【0148】
<システム概要>
図7は、上記の態様が適用可能な移動体(携帯電話(cellular)又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0149】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステムの概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイル装置」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内の他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0150】
(R)ANノード5は、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond 5G RAT、6G RAT、及び、電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定義されたワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)テクノロジを含む非3GPP RATを含む、あらゆる無線アクセスをサポートする。
【0151】
(R)ANノード5は、無線ユニット(Radio Unit)(RU)、分散ユニット(Distributed Unit)(DU)、及び集中ユニット(Centralized Unit)(CU)に分割することができる。幾つかの態様では、各ユニットは互いに接続され、上記の単位はそれぞれO-RU、O-DU、O-CUと呼ばれる、オープンRAN(O-RAN)アライアンスによって定義されたアーキテクチャを採用することによって(R)ANノード5を構成することができる。
【0152】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能とユーザプレーン機能とに分割されてもよい。更に、通信をサポートするために複数のユーザプレーン機能を割り当てることができる。幾つかの態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能にわたるユーザトラフィックは、UE3と(R)ANノード5の両方に集約される。この分割アーキテクチャは、「デュアル接続」(dual connectivity)又は「マルチ接続」(Multi connectivity)と呼ばれることがある。
【0153】
また、(R)ANノード5は、衛星アクセスを利用した通信にも対応可能である。幾つかの態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートすることができる。
【0154】
なお、(R)ANノード5は、非無線アクセス用のアクセスノードと呼ぶこともできる。非無線アクセスには、Broadband Forum(BBF)によって定義された固定回線アクセスと、Innovative Optical and Wireless Network(IOWN)によって定義された光アクセスが含まれる。
【0155】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートするための論理ノード(又は「機能」)を含んでもよい。例えば、コアネットワーク7は、とりわけ、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5GC)であってもよい。論理ノード内の各機能はネットワーク機能として考えることができる。ネットワーク機能は、Service Based Architecture(SBA)を適用することにより、別のノードに提供されてもよい。
【0156】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化協会(European Telecommunications Standards Institute)によって定義されたネットワーク仮想化テクノロジであるNetwork Functions Virtualization(ETSI NFV)を採用することによって、分散型、冗長型、ステートレス型、スケーラブルな機能として展開でき、複数の場所からサービスを提供し、各場所で複数の実行インスタンスを提供する。
【0157】
コアネットワーク7は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0158】
周知のように、UE3は、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリア内を移動しているときに、(R)ANノード5によってサービスされるエリア(すなわち、無線セル)に出入りするかもしれない。UE3を追跡し、異なる(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、AMF70の代わりに、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)、ビヨンド5G(beyond 5G)用のモビリティ管理ノード(mobility management node)、又は6G用のモビリティ管理ノードが使用されてもよい。
【0159】
コアネットワーク7は、とりわけ、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73、ネットワークエクスポージャ機能(Network Exposure Function)(NEF)74、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76、及びネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)77も含む。また、コアネットワーク7は、SMF+PGW-Cを含んでもよい。UE3が訪問先パブリックランドモバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングしている場合、UE3のホームパブリックランドモバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75と、ローミングアウト(roaming-out)UE3に対して、SMF71、UPF72、及びPCF73の機能の少なくとも一部を提供する。
【0160】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、いわゆる「Uu」インターフェースなど)を介して接続される。隣接する(R)ANノード5は、適切な(R)ANノード5から(R)ANノードへのインターフェース((R)AN node 5 to (R)AN node interface)(いわゆる「Xn」インターフェース)を介して相互に接続される。各(R)ANノード5は、適切なインターフェース(いわゆる「N2」/「N3」インターフェースなど)を介してコアネットワーク7内のノード(いわゆるコアネットワークノードなど)にも接続される。コアネットワーク7からは、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、公衆ネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであってもよい。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイル仮想ネットワークオペレータ(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サービスはそのデータネットワーク20によって提供されてもよい。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット(登録商標)、又は非構造化データタイプ(unstructured data type)を使用してデータネットワーク20に接続することができる。
【0161】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーン(Control plane)とUuインターフェースのユーザプレーン(User plane)を含むことができる。
【0162】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5の間でユーザトラフィックを伝達する役割を果たす。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理接続上でSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを備えた階層構造を持ってもよい。
【0163】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5の間の接続を確立、変更、解放する役割を果たす。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理接続上でRRC、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを備えた階層構造を持ってもよい。
【0164】
例えば、次のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRC層を介して通信される。
【0165】
-RRCセットアップ要求メッセージ(RRC Setup Request message):このメッセージは、UE3から(R)ANノード5に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがRRCセットアップ要求メッセージに一緒に含まれてもよい。
-establishmentCause及びue-Identity:ue-Identityは、ng-5G-S-TMSI-Part1又はrandomValueの値を有してよい。
【0166】
-RRCセットアップメッセージ(RRC Setup message):このメッセージは、(R)ANノード5からUE3に送信される。RRC Setup messageには、本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが一緒に含まれてもよい。
-masterCellGroup及びradioBearerConfig
【0167】
-RRCセットアップ完了メッセージ(RRC Setup Complete message):このメッセージは、UE3から(R)ANノード5に送信される。RRCセットアップ完了メッセージには、本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが一緒に含まれてもよい。
-guami-Type、iab-NodeIndication、idleMeasAvailable、mobilityState、ng-5G-S-TMSI-Part2、registeredAMF、selectedPLMN-Identity
【0168】
UE3とAMF70とは、適切なインターフェース(例えば、いわゆるN1インターフェース等)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするために、UE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担う。N1インターフェースは、3GPPアクセス上及び非3GPPアクセス上で確立できる。例えば、次のメッセージは、N1インターフェース経由で通信される。
【0169】
-登録要求メッセージ(Registration Request message):このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。登録要求メッセージには、本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが一緒に含まれてもよい。
-5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイルアイデンティティ(5GS mobile identity)、現行ではないないネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求されたNSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録済み TAI (Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータステータス(Uplink data status)、PDUセッションステータス(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UEステータス(UE status)、追加GUTI(Additional GUTI)、許可されたPDUセッションステータス(Allowed PDU session status)、UEの利用設定(UE's usage setting)、要求されたDRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GSアップデートタイプ(5GS update type)、移動局クラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートされているコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラーコンテキストステータス(EPS bearer context status)、要求された拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求されたマッピングされたNSSAI(Requested mapped NSSAI)、要求された追加情報(Additional information requested)、要求されたWUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求されたNB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters).
【0170】
-登録承諾メッセージ(Registration Accept message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。登録承諾メッセージには、本開示の態様で開示するパラメータに加えて、以下のパラメータが一緒に含まれてもよい。
-5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、同等のPLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可されたNSSAI(Allowed NSSAI)、拒否されたNSSAI(Rejected NSSAI)、設定されたNSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能のサポート(5GS network feature support)、PDUセッションステータス(PDU session status)、PDUセッションの再アクティブ化の結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再アクティブ化結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシングの表示(Network slicing indication)、サービスエリア一覧(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマー値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急電話番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SORトランスパラントコンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAIインクルージョンモード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、ネゴシエートされたDRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラーコンテキストステータス(EPS bearer context status)、ネゴシエートされた拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、ペンディングNSSAI(Pending NSSAI)、鍵データの暗号化(Ciphering key data)、CAG情報一覧(CAG information list)、短縮された5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、ネゴシエイティッドWUSアシスタンス情報(Negotiated WUS assistance information)、ネゴシエイティッドNB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及びエクステンデッドリジェクティッドNSSAI(Extended rejected NSSAI))。
【0171】
-登録完了メッセージ(Registration Complete message):このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。登録完了メッセージには、本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが一緒に含まれてもよい。
-SORトランスパラントコンテナ(SOR transparent container).
【0172】
-認証要求メッセージ(Authentication Request message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。認証要求メッセージには、本開示の諸態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが一緒に含まれてもよい。
-ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証チャレンジ(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証チャレンジ(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0173】
-認証応答メッセージ(Authentication Response message):このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証応答メッセージに一緒に入力されてもよい。
-認証応答メッセージアイデンティティ(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0174】
-認証結果メッセージ(Authentication Result message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証結果メッセージに一緒に入力されてもよい。
-ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA.
【0175】
-認証失敗メッセージ(Authentication Failure message):このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証失敗メッセージに一緒に入力されてもよい。
-認証失敗メッセージアイデンティティ(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0176】
-認証拒否メッセージ(Authentication Reject message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証拒否メッセージに一緒に入力されてもよい。
-EAPメッセージ(EAP message)。
【0177】
-サービス要求メッセージ(Service Request message):このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがサービス要求メッセージに一緒に入力されてもよい。
-ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータステータス(Uplink data status)、PDUセッションステータス(PDU session status)、許可されたPDUセッションステータス(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0178】
-サービス承諾メッセージ(Service Accept message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがサービス受諾メッセージに一緒に入力されてもよい。
-PDUセッションステータス(PDU session status)、PDUセッションの再アクティブ化の結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再アクティブ化結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0179】
-サービス拒否メッセージ(Service Reject message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがサービス拒否メッセージに一緒に入力されてもよい。
-5GMMコーズ(5GMM cause)、PDUセッションステータス(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報一覧(CAG information list)。
【0180】
-構成更新コマンドのメッセージ(Configuration Update Command message):このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが構成更新コマンドメッセージに一緒に入力されてもよい。
-構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可されたNSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリア一覧(Service area list)、ネットワークの完全名(Full name for network)、ネットワークの短縮名(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、世界時とローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライス表示(Network slicing indication)、設定されたNSSAI(Configured NSSAI)、拒否されたNSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、短縮された5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加設定表示(Additional configuration indication、及び拡張された拒否NSSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0181】
-構成更新完了メッセージ(Configuration Update Complete message):このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが構成更新完了メッセージに一緒に入力されてもよい。
-構成更新完了メッセージアイデンティティ(Configuration update complete message identity)。
【0182】
<ユーザ装置(UE)>
図8は、UE3(移動機3)の主要な構成要素を示すブロック図である。図示のように、UE3は、1つ又は複数のアンテナ32を介して接続されたノードに信号を送信し、接続されたノードから信号を受信するように動作可能な送受信機回路31を含む。また、UE3は、外部から情報を入力したり、外部に情報を出力したりするためのユーザインターフェース34を備えていてもよい。必ずしも図には示されていないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの通常の機能をすべて備えていてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアの任意の1つ又は任意の組み合わせによって提供されてもよい。ソフトウェアは、メモリにプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に格納されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム361と、少なくとも送受信機制御モジュール3621を有する通信制御モジュール362とを含む。通信制御モジュール362(送受信機制御モジュール3621を使用)は、UE3と、(R)ANノード5及びAMF70などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)アクセス及びモビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ及び関連する応答メッセージ)が含まれてもよい。コントローラ33は、1つ以上のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)35と相互作用する。複数のUSIM35が装備されている場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティベートしてもよいし、複数のUSIM35を同時にアクティベートしてもよい。

【0183】
UE3は、例えば、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートすることができる。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0184】
UE3は、例えば、生産又は製造のための機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連の機械のアイテムであってもよい(例えば、ボイラー、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電所、電池、原子力システム及び/又は関連機器、重電気機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサー、ファン、送風機、油圧装置、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレーター、ロボット及び/又はそのアプリケーションシステム、ツール、金型(molds or dies)、ロールズ(rolls)、搬送装置、昇降装置、資材運搬装置、繊維機械、ミシン、印刷及び/又は関連機械、紙加工機械、化学機械、鉱山及び/又は建設機械及び/又は関連機器、農業、林業及び/又は漁業用の機械及び/又は器具、安全及び/又は環境保全装置、トラクター、精密ベアリング、チェーン、歯車、動力伝達装置、潤滑装置、バルブ、パイプ継手などの設備又は機械、及び/又は前述の設備又は機械などのアプリケーションシステムなど)。
【0185】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテムであってよい(例えば、鉄道車両、自動車、オートバイ、自転車、電車、バス、カート、人力車、船舶及びその他の水上車両、航空機、ロケット、人工衛星、ドローン、気球などの輸送機器)。
【0186】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連機器、通信及び関連機器、電子部品などの情報通信機器)であってもよい。
【0187】
UE3は、例えば、冷凍機、冷凍機応用製品、貿易及び/又はサービス業の機器、自動販売機、自動サービス機、事務用機械又は機器、家庭用電化製品及び電子機器(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカー(loud speaker)、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連機器、掃除機などの家庭用電化製品)であってもよい。
【0188】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、X線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ装置、音響装置、電磁応用装置、電力応用装置などの電気応用システム又は装置)であってよい。
【0189】
UE3は、例えば、電灯、照明器具、測定器、分析器、試験器、或いは測量器や感知器(例えば、煙警報器、人感警報センサー、モーションセンサー、無線タグなどの測量機器又は感知機器)、時計、実験器具、光学機器、医療機器及び/又はシステム、武器、刃物、手工具などであってよい。
【0190】
UE3は、例えば、無線を備えた携帯情報端末又は関連機器(別の電子デバイス(例えば、パソコン、電気測定器)に接続又は挿入するように設計されたワイヤレスカード又はモジュールなど))であってもよい。
【0191】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を利用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して、後述するアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供する装置又はシステムの一部であってよい。
【0192】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」(things))には、適切な電子機器、ソフトウェア、センサー、ネットワーク接続などが装備されていてもよく、これにより、これらのデバイスはデータを収集し、相互に、又は他の通信デバイスとデータを交換できるようになる。IoTデバイスは、内部メモリに保存されたソフトウェア命令に従う自動化された機器で構成されていてもよい。IoTデバイスは、人間による監視や対話を必要とせずに動作してもよい。IoTデバイスは、長期間静止したり非アクティブなままになってもよい。IoTデバイスは、(一般に)固定装置の一部として実装されてもよい。IoTデバイスは、非固定装置(車両など)に埋め込まれたり、監視/追跡される動物や人に取り付けられたりしてもよい。
【0193】
IoT技術は、そのような通信デバイスが人間の入力によって制御されるか、メモリに格納されたソフトウェア命令によって制御されるかに関係なく、データを送受信するために通信ネットワークに接続できる任意の通信デバイス上で実装できることが理解されるであろう。
【0194】
IoTデバイスは、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、マシンツーマシン(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(NB-IoT UE)とも呼ばれることがあることが理解されるであろう。UE3が1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートできることが理解されるであろう。
【0195】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であってもよい。
【0196】
UE3は、自動車、コネクテッドカー、自動運転車、車両装置、オートバイ、V2X(Vehicle to Everything)通信モジュール(例えば、車両から車両への通信モジュール、車両からインフラへの通信モジュール、車両から人々への通信モジュール、車両からネットワークへの通信モジュール)であってよい。
【0197】
<(R)AN ノード>
図9は、例示的な(R)ANノード5、例えば基地局(LTEの「eNB」、5Gの「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、(R)ANノード5は、1つ又は複数のアンテナ52及び52を介して接続されたUE3に信号を送信し、接続されたUE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して他のネットワークノードと信号を(直接的又は間接的に)送受信するように動作可能な送受信機回路51を含む。コントローラ54は、メモリ55に格納されたソフトウェアに従って、(R)ANノード5の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリにプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム551と、少なくとも送受信機制御モジュール5521を有する通信制御モジュール552が含まれる。
【0198】
通信制御モジュール552(送受信機制御サブモジュールを使用)は、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、UPF72などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を(例えば、直接的又は間接的に)処理する。シグナリングには、例えば、無線接続及び(特定のUE3に対する)コアネットワーク7との接続に関連する、特に、接続の確立と維持に関連する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続の確立及びその他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージ(つまり、N2参照ポイントによるメッセージ)、及びXnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージ(Xnリファレンスポイントによるメッセージ)などが含まれてもよい。このようなシグナリングには、例えば、送信の場合のブロードキャスト情報(例えば、マスター情報及びシステム情報)も含まれる場合がある。
【0199】
コントローラ54はまた、実装される場合、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成される。
【0200】
(R)ANノード5は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)の場合がある。
【0201】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図10は、(R)ANノード5の態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0202】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線ユニット(RU)60、分散ユニット(DU)61、及び集中ユニット(CU)62に分割されるシステム概要を表す。幾つかの態様では、各ユニットを組み合わせることができる。例えば、RU60は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合/結合することができ、DU61は、別の統合/結合ユニットとしてCU62と統合/結合することができる。ユニット(例えば、RU60、DU61、及びCU62の1つ)の説明における任意の機能は、上記の統合/結合ユニットで実装することができる。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)とCUユーザプレーン(User plane)(UP)のような2つの機能ユニットに分離することができる。CU CPは、(R)ANノード5内に制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5内にユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、適切なインターフェース(いわゆる「E1」インターフェースなど)を介してCU UPに接続される。
【0203】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、いわゆる「Uu」インターフェースなど)を介して接続される。各RU60は、適切なインターフェース(いわゆる「フロントホール」(Front haul)、「オープンフロントホール」(Open Front haul)、「F1」インターフェースなど)を介してDU61に接続される。各DU61は、適切なインターフェース(いわゆる「ミッドホール」(Mid haul)、「オープンミッドホール」(Open Mid haul)、「E2」インターフェースなど)を介してCU62に接続される。各CU62は、適切なインターフェース(いわゆる「バックホール」(Back haul)、「オープンバックホール」(Open Back haul)、「N2」/「N3」インターフェースなど)を介してコアネットワーク7内のノード(いわゆるコアネットワークノード(core network nodes)など)にも接続される。更に、DU61のユーザプレーン(user plane)部分も、適切なインターフェース(いわゆる「N3」インターフェースなど)を介してコアネットワークノード7に接続してもよい。
【0204】
RU60、DU61、CU62の間で分割された機能に応じて、各ユニットは、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースを介してUE3と通信するための機能を提供することができ、DU61は、MAC層及びRLC層をサポートするための機能を提供することができ、CU62は、PDCP層、SDAP層及びRRC層をサポートするための機能を提供してもよい。
【0205】
<無線ユニット(Radio Unit)(RU)>
図11は、例示的なRU60、例えば基地局(LTEの「eNB」、5Gの「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のRU部分の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、RU60は、1つ又は複数のアンテナ602及び1つ又は複数のアンテナ602を介して接続されたUE3に信号を送信し、接続されたUE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して、他のネットワークノード又はネットワークユニットとの間で(直接的又は間接的に)信号を送受信するように動作可能な送受信機回路601を含む。コントローラ604は、メモリ605に格納されたソフトウェアに従って、RU60の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリにプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム6051と、少なくとも送受信機制御モジュール60521を有する通信制御モジュール6052が含まれる。
【0206】
通信制御モジュール6052(送受信機制御サブモジュールを使用)は、RU60と、UE3、別のRU60、DU61などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を(例えば、直接的又は間接的に)処理する。シグナリングは、例えば、無線接続及びRU60との接続(特定のUE3に対する)、特にMAC層及びRLC層に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含んでもよい。
【0207】
コントローラ604はまた、実装される場合、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成される。
【0208】
RU60は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0209】
上述したように、RU60は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合/結合することができる。
【0210】
RU60について説明した機能はいずれも、上記の統合/結合ユニットで実装することができる。
【0211】
<分散ユニット(Distributed Unit)(DU)>
図12は、例示的なDU61、例えば基地局(LTEの「eNB」、5Gの「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のDU部分の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース612を介して、(RU60を含め)他のノード又はユニットとの間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路611を含む。コントローラ613は、メモリ614に格納されたソフトウェアに従って、DU61の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ614にプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム6141と、少なくとも送受信機制御モジュール61421を有する通信制御モジュール6142が含まれる。通信制御モジュール6142(その送受信機制御モジュール61421を使用)は、DU61と、RU60並びに他のノード及びユニットなどの他のノード及びユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を処理する。
【0212】
DU61は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0213】
上述したように、RU60は、統合/結合ユニットとしてDU61又はCU62と統合/結合することができる。DU61について説明した機能はいずれも、上記の統合/結合ユニットで実装することができる。
【0214】
<集中ユニット(Centralized Unit)(CU)>
図13は、例示的なCU62、例えば基地局(LTEの「eNB」、5Gの「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のCU部分の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース622を介して、(DU61を含め)他のノード又はユニットとの間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路621を含む。コントローラ623は、メモリ624に格納されたソフトウェアに従って、CU62の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ624にプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム6241と、少なくとも送受信機制御モジュール62421を有する通信制御モジュール6242が含まれる。通信制御モジュール6242(その送受信機制御モジュール62421を使用)は、CU62と、DU61並びに他のノード及びユニットなどの他のノード及びユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を処理する。
【0215】
CU62は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0216】
上述したように、CU62は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合/結合することができる。
【0217】
CU62について説明した機能はいずれも、上記の統合/結合ユニットで実装することができる。
【0218】
<AMF>
図14は、AMF70の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース702を介して、(UE3を含め)他のノード又はユニットとの間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路701を含む。コントローラ703は、メモリ704に格納されたソフトウェアに従って、AMF70の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ704にプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム7041と、少なくとも送受信機制御モジュール70421を有する通信制御モジュール7042が含まれる。通信制御モジュール7042(その送受信機制御モジュール70421を使用)は、AMF70と、UE3(例えば(R)ANノード5を介して)並びに他の(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含め)コアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を処理する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)アクセス及びモビリティ管理手順(access and mobility management procedures)に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ(registration request message)及び関連する応答メッセージ(associated response messages))が含まれてもよい。
【0219】
AMF70は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0220】
<SMF>
図15は、SMF71の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース712を介して、(AMF70を含め)他のノードとの間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路711を含む。コントローラ713は、メモリ714に格納されたソフトウェアに従って、SMF71の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ714にプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム7141と、少なくとも送受信機制御モジュール71421を有する通信制御モジュール7142が含まれる。通信制御モジュール7142(その送受信機制御モジュール71421を使用)は、SMF71と、UPF72並びに他の(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含め)コアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を処理する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)セッション管理手順(session management procedures)に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインターフェースに基づくハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol)(HTTP)レストフルメソッド(restful methods))を含んでもよい。
【0221】
SMF71は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0222】
なお、SMF+PGW-Cは、SMF71と同様の構成要素を有してもよい。また、SMF+PGW-Cは、PGW-Cの機能を有する。PGW-Cの機能は、SMF+PGW-Cのコンポーネントによって実現できる。
【0223】
<UDM>
図16は、UDM75の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース752を介して、(AMF70を含め)他のノードとの間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路751を含む。コントローラ753は、メモリ754に格納されたソフトウェアに従って、UDM75の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ754にプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム7541と、少なくとも送受信機制御モジュール75421を有する通信制御モジュール7542が含まれる。通信制御モジュール7542(その送受信機制御モジュール75421を使用)は、UDM75と、AMF70並びに他の(UE3がローミングアウトしている場合、UE3のVPLMN内のコアネットワークノードを含め)コアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を処理する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)モビリティ管理手順(mobility management procedure)に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインターフェースに基づくハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol)(HTTP)レストフルメソッド(restful methods))を含んでもよい。
【0224】
UDM75は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0225】
<NSACF>
図17は、NSACF77の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインターフェース772を介して、(AMF70及びSMF71を含め)他のノードとの間で信号を送受信するように動作可能な送受信機回路771を含む。コントローラ773は、メモリ774に格納されたソフトウェアに従って、NSACF77の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ774にプレインストールされてもよく、及び/又は、通信ネットワークを介して、又はリムーバブルデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアには、とりわけ、オペレーティングシステム7741と、少なくとも送受信機制御モジュール77421を有する通信制御モジュール7742が含まれる。通信制御モジュール7742(その送受信機制御モジュール77421を使用)は、NSACF77と、AMF70並びに他の(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含め)コアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を処理する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワークデータ分析機能手順(network data analytics function procedures)に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインターフェースに基づくハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol)(HTTP)レストフルメソッド(restful methods))を含んでもよい。
【0226】
NSACF77は、非公衆ネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートしてもよい。NPNは、スタンドアロンの非公衆ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又は公衆ネットワーク統合型(Public Network Integrated)NPN(PNI-NPN)であってよい。
【0227】
<変形例と代替例>
詳細な態様については上で説明した。当業者であれば理解するように、本明細書に具体化された開示から利益を享受しながら、上記の態様に対して多くの修正及び代替を行うことができる。例示として、これらの代替案及び修正案のいくつかをここで説明する。
【0228】
上記の説明では、理解を容易にするために、UE3及びネットワーク装置が、多数の個別のモジュール(通信制御モジュールなど)を有するものとして説明した。これらのモジュールは特定のアプリケーションに対してこの方法で提供される場合があるが、例えば、開示を実装するために既存のシステムが変更されている場合、他のアプリケーションでは、例えば、最初から発明の機能を念頭に置いて設計されたシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム全体又はコードに組み込まれてもよく、これらのモジュールは個別の実体として認識できないかもしれない。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせで実装してもよい。
【0229】
各コントローラは、例えば、1つ又は複数のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing units)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic units)(ALU)、入出力(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/又はデータ)、処理レジスタ(processing registers)、通信バス(例えば、制御バス、データバス、アドレスバスなど)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア又はソフトウェアで実装されたカウンタ、ポインタ、及び/又はタイマー、及び/又は同様のものを含め(ただし、これに限定されない)、処理回路の任意の適切な形式を備えることができる。
【0230】
上記の態様では、多数のソフトウェアモジュールについて説明した。当業者には理解されるように、ソフトウェアモジュールは、コンパイルされた又はコンパイルされていない形式で提供され、コンピュータネットワーク上の信号として、又は記録媒体上でUE3及びネットワーク装置に供給されてもよい。更に、このソフトウェアの一部又はすべてによって実行される機能は、1つ又は複数の専用ハードウェア回路を使用して実行してもよい。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用は、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためのそれらの更新を容易にするので好ましい。
【0231】
上記の態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用される。しかし、他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi(登録商標)、WiMAX、Bluetooth(登録商標)など)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も、上記の態様に従って使用されてもよい。
【0232】
ユーザ装置のアイテムには、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、携帯情報端末、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダーなどの通信装置が含まれてもよい。このようなモバイル(又は一般的には固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、いわゆる「モノのインターネット」(Internet of Things)(IoT)デバイスや同様のマシンタイプコミュニケーション(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡単にするために、本出願は説明においてモバイルデバイス(又はUE)に言及する。しかし、説明される技術は、そのような通信デバイスが人間の入力によって制御されるか、メモリに保存されたソフトウェア命令によって制御されるかに関係なく、データを送受信するために通信ネットワークに接続できる任意の通信デバイス(モバイル及び/又は一般に固定)上で実装できることが理解されるであろう。
【0233】
他の様々な修正は当業者には明らかであり、ここでは更に詳細には説明しない。
【0234】
上記に開示した例示的な態様の全部又は一部は、以下のように表現することもできるが、これらに限定されるものではない。
【0235】
<5.15.11.14 ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)のサポートとEPCとの連携>
ネットワークスライスにEPSカウンティングが必要な場合、EPCインターワーキング(interworking)の場合、PDN接続の確立時に、UEの最大数及び/又はネットワークスライスあたりのPDUセッションの最大数に対するネットワークスライスアドミッション制御が実行される。EPCにおけるUEの最大数及び/又はネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数に対してNSACをサポートするために、SMF+PGW-Cは、どのネットワークスライスがNSACの対象となるかを示す情報を使用して設定される。EPCでのPDN接続の確立中に、SMF+PGW-Cは、第5.15.7.1項で説明されているように、PDN接続に関連付けられたS-NSSAIを選択する。SMF+PGW-Cによって選択されたS-NSSAIがNSACの対象である場合、SMF+PGW-Cが選択されたS-NSSAIをUEに提供する前に、SMF+PGW-CはNSACFとの対話をトリガして、ネットワークスライスの可用性を確認する。ネットワークスライスが利用可能な場合、SMF+PGW-CはPDN接続確立手順を続行する。
【0236】
NSACFは、SMF+PGW-Cに応答を返す前に、ネットワークスライスの可用性を確認するために以下を実行する。
もし:
-UE IDがネットワークスライスに登録されているUE IDのリストに既に含まれており(UEの最大数に対するネットワークスライスアドミッション制御が適用される場合)、現在のPDUセッション数が最大数を下回っている(最大セッション数に対するネットワークスライスアドミッション制御が適用される場合)、又は、
-UE IDがネットワークスライスに登録されているUE IDのリストに含まれておらず、現在のUE登録数が最大数に達していない(最大数のUEに対するネットワークスライスアドミッションコントロールが適用される場合)、及び、現在のPDUセッション数が最大数に達しない(最大セッション数に対するネットワークスライスアドミッション制御が適用される場合)、
その後、NSACFはネットワークスライスが利用可能であるという情報をSMF+PGW-Cに応答する。NSACFは、UE IDのリストにまだ載っていない場合は、そのUE IDをリストに含め、(最大数のUEに対するネットワークスライスアドミッションコントロールが適用される場合)現在のUE登録数を増やし、(最大セッション数に対するネットワークスライスアドミッションコントロールが適用される場合)現在のPDUセッション数を増やす。
【0237】
進行中のPDN接続を持つUEがEPCから5GCに移動すると、SMF+PGW-CはNSACFへのUE登録数を減らす要求をトリガし、UEが新しいAMFに登録されるとき、AMFは、NSACFにおけるUEの登録数を増やす要求をトリガする。S-NSSAIに関連付けられたPDN接続が複数ある場合、NSACFは、異なるSMF+PGW-Cから同じS-NSSAIに対する複数の要求を受信するかもしれない。進行中のPDUセッションを持つUEが5GCからEPCに移動すると、SMF+PGW-CはNSACFへのUE登録数を増やす要求をトリガし、古いAMFは、UEが古いAMFで登録解除されると、NSACFでのUE登録数を減らす要求をトリガする。S-NSSAIに関連付けられたPDUセッションが複数ある場合、NSACFは異なるSMF+PGW-Cから同じS-NSSAIに対する複数の要求を受信するかもしれない。NSACFは、SMF+PGW-C及びAMFからの要求に基づいてUE IDのリストを維持し、それに応じて現在の登録数を調整する。
【0238】
進行中のPDN接続を持つUEがEPCから5GCに、又は5GCからEPCに移動するとき、PDN接続の確立時に許可が与えられたため、セッションの継続性が保証され、つまり、PDUセッション数は5GCでは再度カウントされない。
【0239】
編集者注:EPCと5GCの間のモビリティ中のNSACメカニズムを再検討して、5GCメカニズム、つまりAMF間のモビリティと整合させることができる。
【0240】
S-NSSAIに関連付けられたPDN接続がEPCで解放されると、SMF+PGW-Cは、ネットワークスライス制御ごとのPDUセッションの最大数を求めるNSACFへの要求(つまり、減少)をトリガする。NSACFは、S-NSSAIに関連付けられたPDN接続が全てEPCで解放された場合、現在の登録数を減らし、UE IDのリストからUE IDを削除することを決定する。
【0241】
編集者注:導入シナリオに応じて、1つのNSACFが登録とセッションアドミッションコントロールを担当するか、登録とセッションアドミッションコントロール用にそれぞれのNSCAFが存在するかはFFSである。
【0242】
注:EPCのネットワークスライスアドミッションコントロールは、PDN接続のないアタッチメントに対しては実行されない。
【0243】
ネットワークスライスにEPSカウントが必要ない場合、UEがEPCから5GCに移動するとき、つまり、UEがEPCから5GCへのモビリティ登録手順を実行するとき(ネットワークスライスあたりの最大数のUEに対するネットワークスライスアドミッション制御)及び/又はPDN接続がEPCから5GCにハンドオーバされるとき(ネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数に対するネットワークスライスアドミッションコントロール)、UEの最大数及び/又はネットワークスライスあたりのPDUセッションの最大数に対するネットワークスライスアドミッションコントロールが実行される。SMF+PGW-Cには、ネットワークスライスが5GSのみでNSACの対象となることを示す情報が設定される。PDN接続インターワーキング手順(connection interworking procedure)は、5.15.7.1項で説明されているように実行される。
【0244】
NSACがEPSでサポートされておらず、EPSから5GSへのハンドオーバが発生する場合、オペレータによってNSACFで設定されている場合、登録されたUE数がオーバーフロー閾値に達しない限り、5GSのネットワークスライスに登録されているUEの最大数に達しているか、それを超えている場合でも、NSACFはUEの登録を拒否しない。同様に、オペレータによってNSACFで設定されている場合、登録されたPDUセッション数がオーバーフローしきい値に達しない限り、5GSのネットワークスライスとの登録済みPDUセッションの最大数に達したか、それを超えた場合でも、NSACFはPDUセッションの登録を拒否しない。
【0245】
<4.2.11.2 ネットワークスライスあたりのUE数可用性確認及び更新手順>
ネットワークスライスあたりのUE数可用性確認及び更新手順は、S-NSSAIに登録されているUE数を更新(つまり、増加又は減少)し、これはNSACの対象となる。AMFには、どのネットワークスライスがNSACの対象となるかを示す情報が設定される。
【0246】
図4.2.11.2-1:ネットワークスライスあたりのUE数可用性確認及び更新手順(図18を参照)
【0247】
1.AMFがどのNSACFと通信するかを認識していない場合、AMFは、TS23.501[2]の第6.3.22項及び第5.2.7.3.2項に記載されているようにNSACFディスカバリを実行する。NSACの対象となるネットワークスライスが許可NSSAIに含まれる(つまり、AMFはUEをS-NSSAIに登録するように要求する)又は、UEの許可されたNSSAIから削除される場合、AMFは、ネットワークスライスあたりのUE数可用性確認及び更新手順をトリガして、ネットワークスライスに登録されているUE数を更新する。
AMFでのトリガイベントには、AMF間のモビリティの場合に許可されるNSSAIの変更も含まれる。この手順は次の場合にトリガされる。
-UE登録手順において、第4.2.2.2.2 項に従って(CM-CONNECTED又はCM-IDLE状態のAMF間モビリティにおける初期登録又はモビリティ登録更新の登録タイプを含む):
-EACモードがアクティブな場合は、ステップ21の登録承認の前、又は
-EACモードがアクティブでない場合は、Registration Acceptメッセージの後、
-UE登録解除手順(UE Deregistration procedure)では、第4.2.2.3項に従い、登録解除手順が完了した後、
-(NSSAA手順又はサブスクライブされた(subscribed)S-NSSAI変更の結果として生じる可能性がある)UE構成更新手順では:
-EACモードがアクティブな場合は、UE構成更新メッセージ(UE Configuration Update message)の前、又は
-EACモードがアクティブでない場合は、UE構成更新メッセージ(UE Configuration Update message)の後、
【0248】
注1:展開によっては、NSACの対象となる異なるS-NSSAIに対して異なるNSACFが存在するかもしれず、従って、登録中に、AMFはネットワークスライスあたりのUE数可用性確認及び更新手順を複数のNSACFへトリガする。
【0249】
2.AMFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_RequestメッセージをNSACFに送信する。AMFは、メッセージにUE ID、アクセスタイプ、S-NSSAI、及び更新フラグを含め、更新フラグは、UEがNSACの対象となるネットワークスライスへの登録を取得したときS-NSSAIに登録されているUE数は増加するか、又は、UEがS-NSSAIから登録を解除した、又は、NSACの対象となるS-NSSAIへの登録を更新できなかったときS-NSSAIに登録されているUE数は減少するかを示す。
【0250】
3.NSACFは、S-NSSAIに登録されている現在のUE数を更新する、つまり、更新フラグパラメータでAMFによって提供される情報に基づいて、ネットワークスライスごとに登録されているUE数を増減する。
【0251】
AMFからの更新フラグパラメータが増加を示している場合、以下が適用される。
-UE IDがネットワークスライスに登録されているUEのリストに既に存在する場合、UEは既にネットワークスライスに登録されているとしてカウントされているため、現在のUE数は増加しない。NSACFは、この新しい更新に関連付けられた新しいエントリを作成し、以前の更新に関連付けられた古いエントリも一時的に維持する。NSACFは、減少を示す更新フラグを持つ要求を受信すると、古いエントリを削除する。
注2:同じUEのNSACFに一時的に2つのエントリを持つユースケースは、UEコンテキスト転送がなく、UEは、古いAMFで既に使用されているNSACに従ってS-NSSAIに登録することを要求する場合に、AMF間のモビリティ中に発生するかもしれない。NSACFの古いエントリは古いAMFによって削除される。
-UE IDがネットワークスライスに登録されているUE IDのリストになく、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、ネットワークスライスに登録されているUEのリストにUE IDを追加し、ネットワークスライスに登録されている現在のUE数を増やす。UE IDがそのS-NSSAIに登録されているUEのリストになく、そのS-NSSAIのUEの最大数に既に達している場合、その後、NSACFは、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数に達したことを示す結果パラメータを返す。
【0252】
AMFからの更新フラグパラメータが減少を示し、UE IDに関連付けられたエントリが1つしかない場合、NSACFは、AMFからの要求で示された各S-NSSAIのネットワークスライスに登録されているUEのリストからUE IDを削除し、また、NSACFは、これらのネットワークスライスごとにNSACFによって維持されるネットワークスライスあたりのUE数を減らす。UE IDに関連付けられたエントリが2つある場合、NSACFは古いエントリを削除し、新しいエントリを保持する。
【0253】
NSACFは、TS 23.501[2]の第5.15.11.1項で説明されているように、ネットワークスライスごとのUE数を増減するためにアクセスタイプを考慮する。
【0254】
EPSから5GSへのハンドオーバパラメータが含まれており、EPSパラメータのNSACサポートがNSACがEPSでサポートされていないことを示している場合、NSACFは、オペレータによってNSACFで設定されている場合、登録されたUEの数がオーバーフローしきい値に達しない限り、5GSのネットワークスライスに登録されたUEの最大数に達したか、それを超えた場合でも、UEの登録を拒否しない。
【0255】
4.NSACFは、NSACFがネットワークスライスあたりのUEの最大数に既に達しているS-NSSAIとネットワークスライスに登録されたUEの最大数に達したことを示す結果パラメータを含むNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_Responseを返す。
【0256】
UE登録手順で、一部のS-NSSAIのみがS-NSSAIあたりのUEの最大数に達した場合、AMFは登録承諾メッセージ(Registration Accept message)をUEに送信し、登録承諾メッセージにおいて、AMFは拒否されたS-NSSAIを拒否されたNSSAIリストを含め、NSACFがネットワークスライスあたりのUEの最大数に達したことを示し、拒否された各S-NSSAIについて、AMFは、「ネットワークスライスあたりのUEの最大数に達した」(maximum number of UEs per network slice reached)に設定された拒否原因(reject cause)と、オプションでバックオフタイマーが含める。
【0257】
ステップ2で提供されたすべての要求されたS-NSSAIについて、NSACFがネットワークスライスあたりのUEの最大数に達し、1つ以上のサブスクライブされた(subscribed)S-NSSAIが加入データ内でデフォルトとしてマークされており、ネットワークスライスアドミッションコントロールの対象ではない場合、AMFは、これらのデフォルトのサブスクライブS-NSSAIを許可されたNSSAIに含めることを決定できる。そうでない場合、AMFはUEの登録要求(UE request for registration)を拒否する。登録拒否メッセージ(Registration Reject message)では、AMFは、拒否されたNSSAIパラメータに拒否されたS-NSSAIを含め、拒否された各S-NSSAIに対して、AMFには、ネットワークスライスあたりのUEの最大数に達したことを示す拒否原因と、オプションでバックオフタイマーを含める。
【0258】
注3:ユースケースでUEが少なくとも1つのスライスで常に到達可能な状態を維持する必要がある場合、サブスクライブされたS-NSSAIの少なくとも1つを、ネットワークスライスアドミッションコントロールの対象外となるデフォルトのS-NSSAIとしてマークすることが推奨される。これにより、ネットワークスライスあたりのUEの最大数に達した場合でも、UEはサービスにアクセスできるようになる。
【0259】
編集者注:長時間、UEの最大数に達した場合に、AMFからNSACFに送信されるシグナリングを制限するか否か及びどのように制限するかはFFSである。
【0260】
<4.2.11.4 ネットワークスライスあたりのPDUセッション数の可用性確認及び更新手順>
ネットワークスライスあたりのPDUセッション数の可用性確認及び更新手順は、NSACの対象となるS-NSSAI上で確立されたPDUセッション数を更新(つまり、増加又は減少)する。SMFには、どのネットワークスライスがNSACの対象となるかを示す情報が設定される。
【0261】
図4.2.11.4-1:ネットワークスライスあたりのPDUセッション数の可用性確認及び更新手順(図19を参照)
【0262】
1.SMFは、PDUセッション確立手順(PDU Session Establishment procedure)(第4.3.2.2.1項及び第4.3.2.2.2項)の開始時にNSACの対象となるネットワークスライスについて及び成功したPDUセッション解放手順(PDU Session Release procedure)(第4.3.4.2項及び第4.3.4.3項)の最後のステップとして、ネットワークスライスあたりのPDUセッション数の可用性確認及び更新手順をトリガする。
【0263】
2.SMFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_RequestメッセージをNSACFに送信する。SMFは、メッセージに、ネットワークスライスごとのPDUセッション数の更新が必要なS-NSSAI及び更新フラグを含め、更新フラグは、PDUセッション確立手順(PDU Session Establishment procedure)の開始時に手順がトリガされた場合S-NSSAI上で確立されるPDUの数が増加することを示し、又はPDUセッション解放手順(PDU Sessions Release procedure)の終了時に手順がトリガされた場合S-NSSAI上のPDUセッション数が減少することを示す。
【0264】
3.NSACFは、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの現在の数を更新する、つまり、更新フラグパラメータでSMFによって提供される情報に基づいて、ネットワークスライスごとのPDUセッション数を増減する。
【0265】
SMFからの更新フラグパラメータが、ネットワークスライスあたりの現在のPDUセッション数の増加を示しており、ネットワークスライス上で確立されたPDUセッションの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、そのネットワークスライスのPDUセッション数を増やす。ネットワークスライス上で確立されたPDUセッションの最大数に既に達している場合、その後、NSACFは、ネットワークスライスあたりのPDUセッションの最大数に達したことを示す結果パラメータを返す。
【0266】
SMFからの更新フラグパラメータが、ネットワークスライスごとの現在のPDUセッション数の減少を示している場合、NSACFは、そのネットワークスライスのPDUセッション数を減少させる。
【0267】
EPSから5GSへのハンドオーバパラメータが含まれており、EPSパラメータのNSACサポートがNSACがEPSでサポートされていないことを示している場合、NSACFは、オペレータによってNSACFで設定されている場合登録されたPDUセッション数がオーバーフロー閾値に達しない限り、5GSのネットワークスライスで登録されたPDUセッションの最大数に達したか、それを超えた場合でも、PDUセッションの登録を拒否しない。
【0268】
4.NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_ResponseメッセージでSMFへの更新を確認する。NSACFがネットワークスライスあたりのPDUセッションの最大数に達した結果を返した場合、SMFは、拒否原因に達したネットワークスライスあたりのPDUセッションの最大数でPDUセッション確立要求(PDU Session establishment request)を拒否する。
【0269】
PDUセッションの確立が失敗した場合、SMFは、NSACF内のPDUセッションカウンタ(PDU Session counter)を再調整するために、更新フラグパラメータ(update flag parameter)を減少に設定してNSACFへの別の要求をトリガする。
【0270】
編集者注:高いアドミッションコントロール精度(admission control accuracy)を実現する方法はFFSである。
【0271】
編集者注:SMFとAMFのどちらがNSACFと対話するかはFFSである。
【0272】
<5.2.21.2.2 Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdateサービスの動作>
サービスオペレーション名(Service Operation name):Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate
【0273】
説明:NSAC対象のネットワークスライスに対するUEの登録状況が変化した場合に、ネットワークスライスに登録されているUEの数を更新(例えば増減)する。また、ネットワークスライスに登録されているUE数が増加し、NSACFの早期可用性確認(Early Availability Check)(EAC)モードがそのネットワークスライスに対してアクティブ化される場合(Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceEACNotifyサービスの動作を参照)、NSACFは最初に、ネットワークスライスに登録されているUE数がネットワークスライスごとのUEの最大値の閾値に達しているかどうかを確認する。ネットワークスライスに登録されているUEの最大数に既に達している場合、そのネットワークスライスへのUEの登録は拒否される。EACがアクティブ化されていない場合、NSACFは、以下の入力パラメータに従ってネットワークスライスごとのUE数を増減する。
【0274】
入力、必須:S-NSSAI、UE ID(SUPI)、アクセスタイプ(access type)、更新フラグ(update flag)。
【0275】
S-NSSAI(s)パラメータは、ネットワークスライスに登録されているUE数が更新され、ネットワークスライスあたりのUEの最大数の閾値に既に達しているかどうかが確認される1つ以上のネットワークスライスのリストである。
【0276】
UE IDは、ネットワークスライスに登録されているUE IDのリストを維持するためにNSACFによって使用される。NSACFは、TS 23.501[2]の第5.15.11.1項で説明されているように、ネットワークスライスごとのUE数を増減するためにアクセスタイプも考慮する。
【0277】
更新フラグ入力パラメータは、ネットワークスライスに登録されるUE数が、次のとおりであるかどうかを示す。
-UEがNSACの対象となる新しいネットワークスライスに登録すると、増加させられる。UE IDが既にネットワークスライスに登録されているUEのリストにある場合、UEは既にネットワークスライスに登録されているとしてカウントされているため、ネットワークスライスに登録されているUE数は増加しない。UE IDがネットワークスライスに登録されているUE IDのリストになく、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、ネットワークスライスに登録されているUEのリストにUE IDを追加し、ネットワークスライスに登録されているUEの数を増やす。UE_IDがそのS-NSSAIに登録されているUEのリストになく、そのS-NSSAIのネットワークスライスあたりのUEの最大数に既に達している場合、その後、NSACFは、ネットワークスライスごとのUEの最大数に到達した結果を返す。
-UEがNSACの対象となるネットワークスライスの登録を解除すると、減少させられる。NSACFは、ネットワークスライスに登録されているUE数を減らし、ネットワークスライスに登録されているUEのリストからUE IDを削除する。
【0278】
入力、オプション:EPSから5GSへのハンドオーバ(EPS to 5GS handover)、EPSでのNSACサポート(NSAC support in EPS)
【0279】
EPSから5GSへのハンドオーバパラメータは、UEがEPSからのハンドオーバ中であることを示す。
【0280】
EPSパラメータでのNSACサポートは、NSACがEPSでサポートされているかどうかを示す。
【0281】
NSACFは、オプションとして、ネットワークスライスの可用性の現在のステータス(例えば、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数のうちのパーセンテージ)を可用性ステータスパラメータで返してもよい。この情報は、複数のNSACFが同じネットワークスライスにサービスを提供している場合のNSACFシグナリングとロードバランシングに使用されてもよい。
【0282】
編集者注:マルチNSACF(multi NSACF)がサポートされている場合は、どのように、例えば同じNSACFを発見し、NSACF間で最大値を調整するサポートをするかはFFSである。
【0283】
出力、必須:到達したネットワークスライスあたりのUEの最大数、可用性ステータス。
【0284】
<5.2.21.3.2 Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdateサービスの動作>
サービスオペレーション名(Service Operation name): Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate
【0285】
説明:ネットワークスライス上に確立されたPDUセッション数を更新する(例えば、増加又は減少する)。また、ネットワークスライス上のPDUセッション数を増やす場合は、NSACFはまず、そのネットワークスライス上のPDUセッション数が、ネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数の閾値に達しているかどうかを確認する。ネットワークスライス上のPDUセッションの最大数に既に達している場合、PDUセッション確立手順は拒否される。
【0286】
入力、必須:S-NSSAI、更新フラグ。
【0287】
S-NSSAIパラメータは、ネットワークスライス上に確立されたPDUセッション数が更新されるネットワークスライスである。
【0288】
更新フラグ入力パラメータは、そのネットワークスライス上で確立されるPDUセッション数は、例えば、PDUセッション確立手順(PDU Session Establishment procedure)時、増加し、又は、例えば、PDUセッション解放手順(PDU Session Release procedure)時、減少する。
【0289】
入力、オプション:EPSから5GSへのハンドオーバ(EPS to 5GS handover)、EPSでのNSACサポート(NSAC support in EPS)
【0290】
EPSから5GSへのハンドオーバパラメータは、UEがEPSからのハンドオーバ中であることを示す。
【0291】
EPSパラメータでのNSACサポートは、NSACがEPSでサポートされているかどうかを示す。
【0292】
出力、必須:ネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数に達した、可用性ステータス
【0293】
本開示は、その例示的な態様を参照して特に図示及び説明されてきたが、本開示はこれらの態様に限定されない。この明細書によって定義される本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細における様々な変更を行うことができることが当業者には理解されよう。例えば、上記の態様は5GSに限定されるものではなく、5GS以外の通信システムにも適用可能である。
【0294】
上記に開示した実施の形態の全部又は一部は、以下の付記のようにも記載できるが、これらに限定されるものではない。
【0295】
付記1.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信する
ことを含み、
前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む、
ことを特徴とするセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法。
【0296】
付記2.セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置からメッセージを受信し、前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関連する第1情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2情報と、を含み、
前記5GS上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに係るPDUセッションを受け入れる
ことを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法。
【0297】
付記3.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信する
ことを含み、
前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む、
ことを特徴とするアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0298】
付記4.アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からメッセージを受信し、前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する第1の情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2の情報と、を含み、
5GSに登録されているUE数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに関連するユーザ装置(User Equipment)(UE)の登録を受け入れる
ことを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法。
【0299】
付記5.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信し、
前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む
ことを特徴とするセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置の方法。
【0300】
付記6.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信する
ことを含み、
前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含み、
前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである
ことを特徴とするセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法。
【0301】
付記7.セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信し、前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含み、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信し、前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含み、前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATであり、
前記第2のRAT上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに関連するPDUセッションを受け入れる
ことを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法。
【0302】
付記8.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信し、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためにメッセージを前記NSACF装置に送信する
ことを含み、
前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含み、
前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである
ことを特徴とするアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0303】
付記9.セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信し、前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含み、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信し、前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含み、前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATであり、
前記第2のRAT上のUE数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに関連するPDUセッションを受け入れる
ことを含むことを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置の方法。
【0304】
付記10.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、
を備え、
前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む
ことを特徴とするセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置。
【0305】
付記11.セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置からメッセージを受信する手段であって、前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関連する第1の情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2の情報と、を含む、手段と、
前記5GS上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに係るPDUセッションを受け入れる手段と、
を備えることを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置。
【0306】
付記12.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、
を備え、
前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関する情報と、前記EPSで前記NSACがサポートされていないことを示す情報と、を含む
ことを特徴とするアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0307】
付記13.アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からメッセージを受信する手段であって、前記メッセージは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)から第5世代システム(5th Generation System)(5GS)へのハンドオーバに関連する第1の情報と、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSAC)が前記EPSでサポートされていないことを示す第2の情報と、を含む、手段と、
5GSに登録されているUE数が所定の閾値に達し、前記メッセージが前記第1の情報と前記第2の情報を含む場合に、前記ハンドオーバに係るユーザ装置(UE)の登録を受け付ける手段と、
を備えることを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置。
【0308】
付記14.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、
を備え、
前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む、
ことを特徴とするセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置。
【0309】
付記15.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、
を備え、
前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含み、
前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである
ことを特徴とするセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置。
【0310】
付記16.セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信する手段であって、前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む、手段と、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信する手段であって、前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含み、前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである、手段と、
前記第2のRAT上のPDUセッション数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに係るPDUセッションを受け入れる手段と、
を備えることを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置。
【0311】
付記17.ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置と通信するための手段と、
ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のために前記NSACF装置にメッセージを送信する手段と、
を備え、
前記メッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含み、
前記RATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである
ことを特徴とするアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0312】
付記18.セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)関連装置から第1のメッセージを受信する手段であって、前記第1のメッセージは、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)に関連する情報を含む、手段と、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置から第2のメッセージを受信する手段であって、前記第2のメッセージは、前記UEの第2のRATに関連する第2の情報を含み、前記第2のRATは、前記UEのハンドオーバのターゲットRATである、手段と、
前記第2のRAT上のUE数が所定の閾値に達し、前記第1のRATが前記第2のRATにマッピングされている場合に、前記ハンドオーバに関連するPDUセッションを受け入れる手段と、
を備えることを特徴とするネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置。
【0313】
付記19.第2の装置と通信し、
通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータとを、前記第2の装置に送信する
ことを含むことを特徴とする第1の装置の方法。
【0314】
付記20.通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータとを、第1の装置から受信し、
第2の装置が前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータを受信した場合に、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを受け付ける
ことを含むことを特徴とする第2の装置の方法。
【0315】
付記21.第2の装置と通信し、
通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータと、を前記第2の装置に送信する
ことを含むことを特徴とする第3の装置の方法。
【0316】
付記22.通信装置が通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更していることを示す第1のパラメータと、ネットワークスライス制御がサポートされているかどうかを示す第2のパラメータと、を第1の装置から受信し、
第2の装置が前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータを受信した場合に、通信装置の登録を受け付ける
ことを含むことを特徴とする第2の装置の方法。
【0317】
付記23.第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)タイプを示す第3のパラメータを第1のシステムから受信し、
第2のRATタイプを示す第4のパラメータを第3の装置から受信し、
第2の装置が前記第3のパラメータ及び前記第4のパラメータを受信した場合に、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを受け付ける
ことを含むことを特徴とする第2の装置の方法。
【0318】
付記24.前記第2の装置は、前記第3のパラメータ及び前記第4のパラメータに基づいて、通信装置の第1の通信方式から第2の通信方式への通信方式の変更を検出することを特徴とする付記23に記載の方法。
【0319】
付記25.第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology)(RAT)タイプを示す第3のパラメータを第1のシステムから受信し、
第2のRATタイプを示す第4のパラメータを第3の装置から受信し、
第2の装置が前記第3のパラメータ及び前記第4のパラメータを受信した場合に、通信装置の登録を受け付ける
ことを含むことを特徴とする第2の装置の方法。
【0320】
付記26.前記第2の装置は、前記第3のパラメータ及び前記第4のパラメータに基づいて、通信装置の第1の通信方式から第2の通信方式への通信方式の変更を検出することを特徴とする付記25に記載の方法。
【0321】
付記27.前記第1の装置はセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)であることを特徴とする付記19、20、又は22に記載の方法。
【0322】
付記28.前記第2の装置は、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)であることを特徴とする付記19、20、21、22、23、24、25、又は26に記載の方法。
【0323】
付記29.前記通信装置は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)であることを特徴とする付記19、20、21、22、24、25、又は26に記載の方法。
【0324】
付記30.前記第1の通信システムは、発展型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)であることを特徴とする付記19、20、21、22、24、又は26に記載の方法。
【0325】
付記31.前記第2の通信システムは、第5世代システム(5th Generation System)(5GS)であることを特徴とする付記19、付記20、付記21、付記22、付記24又は付記26に記載の方法。
【0326】
付記32.前記第3の装置は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)であることを特徴とする付記21、23、又は25に記載の方法。
【0327】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0328】
この出願は、2021年6月25日に出願されたインド仮特許出願第202111028662号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0329】
1 USIM
3 UE
5 (R)AN ノード
7 コアネットワーク(core network)
20 データネットワーク(data network)
31 送受信機回路
32 アンテナ
33 コントローラ(controller)
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 送受信機回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 NEF
75 UDM
76 NWDAF
77 NSACF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 送受信機回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 送受信機回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 送受信機回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 送受信機回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
711 送受信機回路
712 ネットワークインターフェース
713 コントローラ
714 メモリ
751 送受信機回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
771 送受信機回路
772 ネットワークインターフェース
773 コントローラ
774 メモリ
3621 送受信機制御モジュール
5521 送受信機制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7141 オペレーティングシステム
7142 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
7741 オペレーティングシステム
7742 通信制御モジュール
60521 送受信機制御モジュール
61421 送受信機制御モジュール
62421 送受信機制御モジュール
70421 送受信機制御モジュール
71421 送受信機制御モジュール
75421 送受信機制御モジュール
77421 送受信機制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19