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特許7589880超超短波帯の電磁波を用いた方向可変型推力発生装置
<図1>
  • 特許-超超短波帯の電磁波を用いた方向可変型推力発生装置 図1
  • 特許-超超短波帯の電磁波を用いた方向可変型推力発生装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】超超短波帯の電磁波を用いた方向可変型推力発生装置
(51)【国際特許分類】
   F03H 99/00 20090101AFI20241119BHJP
【FI】
F03H99/00 C
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021154845
(22)【出願日】2021-08-20
(65)【公開番号】P2023029155
(43)【公開日】2023-03-03
【審査請求日】2022-12-23
(73)【特許権者】
【識別番号】302053375
【氏名又は名称】中村 敏之
(73)【特許権者】
【識別番号】521417440
【氏名又は名称】石川 晴美
(73)【特許権者】
【識別番号】521416948
【氏名又は名称】石川 賀尊
(72)【発明者】
【氏名】中村 敏之
【審査官】長谷井 雅昭
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-042630(JP,A)
【文献】特表2014-518059(JP,A)
【文献】特開2002-000556(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03H 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
超超短波帯の電磁波をフェイズドアレイ型アンテナを用いて電磁波の進行方向を可変にする照射機構を有し、その電磁波の照射先には3つ以上の分極を持ち、電界を与えると形状を変化させ、且つその重心位置を変化させる分子の集合体を配置し、その分子集合体を電磁波の被照射体とし、電磁波照射機構部と電磁波被照射体とを搭載し、推力を発生させる方向を可変にし、ロケットのように後方噴射させる事を特徴とする装置。
【請求項2】
周期的に変化する電界内で、分極された分子の振動の重心位置の非対称性による重心変化のズレを利用して推力を得て、その電界の向きにて推力の向きを変化させる請求項1に記載の装置。
【請求項3】
超超短波帯の電磁波を電磁波の進行方向を可変にする照射機構を有するフェイズドアレイ型アンテナと、3つ以上の分極を持ち電磁波による重心位置を変化させる分子集合体の被照射体とを組み合わせたユニットを色々な向きに多数配置し、ロケットのように後方噴射させ、任意の方向へ推力を発生させるだけでなく、移動中や停止中に拘わらず3次元内のいかなる方向へも任意の旋回を可能にする機能を持つ事を特徴とする装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超超短波帯の電磁波を用いた推力方向を可変にする推力発生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
3つ以上の分極を持ち、電界を与えると、形状を変化させ、且つその重心位置を変化させる分子に対して、周期変化する電磁波を照射すると、その分子の重心が振動する際、微少ながら一定の方向に分子が移動する。この現象を用いて、上記の分子で生成した固体を複数組み合わせたものに対してフェイズドアレイアンテナから任意の方向に電磁波を与える事によって、推力方向を可変にした推力発生機を作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】
【発明の概要】
【0005】
電磁波による分子振動時の対称性揺らぎを用いて推力を得られるようにし、尚且つ推力を得る方向を、フェイズドアレイアンテナを用いてある程度任意に変えられるようにしたユニットを多数配置する事によって、いかなる方向へも推力を得る事を可能にした事。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アンテナから照射される電磁波の方向を可変にし、推力を発生する電磁波の被照射体の配置を工夫する事によって推力方向を可変にした。
【発明の効果】
【0007】
本発明による駆動装置は、装置の進行方向とは逆側への外乱要素が少なく、宇宙空間で使用する場合、電力の供給が続ければ、長期間に渡って動作し続ける為、ロケットのように後方噴射する為の資源量の制限が無い。また、任意の方向への推力を得られる為、進行方向を他者に特定されずに瞬時に進行方向を変えて移動する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は本装置の全体図並びに複数ユニットの設置方法を示した説明図である。
【0009】
図2図2は本装置の動作原理等を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
推力を発生する方向をある程度任意に変えられる事と、ユニットの形状や配置を工夫した事によって効率の良い、任意方向の推力を得られるようにした。
【実施例1】
【0010】
宇宙空間で使用した場合、原子力発電機等の積載された燃料だけで長期間に渡って発電が可能な発電装置を用いれば、長期間に渡って動作し続ける為、ロケットのように後方噴射する為の資源量の制限が無い。
図1
図2