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特許7589966送信キャンセル指示モニタリングを実行するシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】送信キャンセル指示モニタリングを実行するシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/1268 20230101AFI20241119BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241119BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20241119BHJP
【FI】
H04W72/1268
H04W72/0446
H04W72/232
【請求項の数】 23
(21)【出願番号】P 2020122283
(22)【出願日】2020-07-16
(65)【公開番号】P2021019357
(43)【公開日】2021-02-15
【審査請求日】2023-06-30
(31)【優先権主張番号】62/875,789
(32)【優先日】2019-07-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/878,601
(32)【優先日】2020-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】アーメッド エイ.アボターブル
(72)【発明者】
【氏名】▲ペ▼ 正鉉
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】CATT,Discussion on inter-UE UL multiplexing[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906331,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906331.zip>,2019年05月04日
【文献】vivo,UL inter-UE Tx prioritization for URLLC[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906150,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906150.zip>,2019年05月01日
【文献】Qualcomm Incorporated,Uplink inter-UE Tx Multiplexing and Prioritization[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1907285,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1907285.zip>,2019年05月04日
【文献】Panasonic,On NR URLLC UL inter UE Tx prioritization/multiplexing[online],3GPP TSG RAN WG1 #96 R1-1902521,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96/Docs/R1-1902521.zip>,2019年02月15日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークによってユーザ装置(UE)デバイスに送信グラントを提供する方法であって、
特定の時間の中でのアップリンク送信に対して前記送信グラントを提供するプロセスを開始し、
前記特定の時間と重なるキャンセル指示が存在しないを確認し、
重なるキャンセル指示が存在しないことを確認したことに基づいて、前記送信グラントを前記UEデバイスに提供
重なるキャンセル指示が存在することを確認したことに基づいて、前記送信グラントを前記UEデバイスに提供せず、前記UEデバイスが前記送信グラントのモニタリングをスキップすることを可能にする、
ことを有する方法。
【請求項2】
前記特定の時間はキャンセルウィンドウであり、当該方法は更に、
前記プロセスを、前記キャンセルウィンドウ内にある時点での前記アップリンク送信に対して前記送信グラントを提供するために開始し、
前記キャンセルウィンドウ内にある前記アップリンク送信に対する前記送信グラントを前記UEデバイスに提供することができるグラントウィンドウを決定し、該グラントウィンドウの外では前記ネットワークは送信グラントを提供せず、
前記送信グラントが前記グラントウィンドウ内にあることを確認し、
前記送信グラントが前記グラントウィンドウ内にあることを確認したことに基づいて、前記送信グラントを前記UEデバイスに提供する、
ことを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記キャンセルウィンドウは、前記UEデバイスに関連付けられたモニタリング機会に付随し、
前記キャンセルウィンドウは、前記モニタリング機会の終了点から時間Tだけ後に開始点を含み、前記時間Tは、前記送信グラントのキャンセルを処理するために前記UEデバイスによって必要とされる時間に基づく、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記グラントウィンドウは、前記モニタリング機会の開始点より時間Tだけ前に終了点を含み、前記時間Tは、前記送信グラントを処理するために前記UEデバイスによって必要とされる時間に基づく、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークにより、前記UEデバイスからの前記時間Tを示すインジケーションを受信する、ことを更に有する請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記特定の時間はキャンセルウィンドウであり、
前記キャンセルウィンドウは、前記UEデバイスに関連付けられたモニタリング機会に付随し、
前記キャンセルウィンドウの終了点は、前記モニタリング機会の期間“P”に基づき、且つ
前記キャンセルウィンドウの長さは、前記モニタリング機会の前記期間“P”に等しい、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記送信グラントをキャンセルするキャンセル指示をモニタリング機会内に送信するかを決定し、
前記送信グラントをキャンセルする前記キャンセル指示を前記モニタリング機会内に送信する、
ことを更に有する請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ユーザ装置(UE)デバイス内での処理負荷を低減させる方法であって、
前記UEデバイスのキャンセル指示モニタリング論理部により、キャンセル指示以降の開始点を持つ送信グラントは受信されないであろうと推測し、
前記キャンセル指示以降の開始点を持つ送信グラントは受信されないであろうと推測したことに基づいて、前記送信グラントのモニタリングをスキップする、
ことを有する方法。
【請求項9】
前記UEデバイスの前記キャンセル指示モニタリング論理部により、前記送信グラントの前記開始点が前記キャンセル指示以降ではないときに、前記キャンセル指示によって示される被キャンセルシンボルは送信スケジュールされないであろうと推測する、
ことを更に有する請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記送信グラントは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)搬送ULグラントであり、当該方法は更に、
前記UEデバイスの前記キャンセル指示モニタリング論理部により、前記キャンセル指示を有するPDCCH搬送ダウンリンク制御情報(DCI)の最後のシンボル以降に終了シンボルを含む前記PDCCH搬送ULグラントの受信がないことを、対応する送信が、前記キャンセル指示を有する前記DCIによって示される送信とリソース衝突する場合に推測する、
ことを有する、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記送信グラントは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)搬送ULグラントであり、当該方法は更に、
前記PDCCH搬送ULグラントの終了シンボルが、前記キャンセル指示を有するPDCCH搬送ダウンリンク制御情報(DCI)の最後のシンボルよりも前であるときに、前記キャンセル指示を有する前記DCIを、PDCCH搬送ULグラントスケジューリング送信に適用する、
ことを有する、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記UEデバイスの前記キャンセル指示モニタリング論理部により、キャンセル指示のモニタリング機会に付随するキャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないかを判定し、
キャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないと判定したことに基づいて、前記モニタリング機会をスキップする、
ことを更に有する請求項に記載の方法。
【請求項13】
前記モニタリング機会を前記スキップすることは、前記UEデバイスが前記モニタリング機会中に前記キャンセル指示のモニタリングを行う処理サイクルを浪費しないことを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記送信グラントの終了点が、前記モニタリング機会の開始点より少なくとも時間Tだけ前であることを保証し、前記時間Tは、前記送信グラントを処理するために前記UEデバイスによって必要とされる時間に基づき、
前記UEデバイスの前記キャンセル指示モニタリング論理部により、前記モニタリング機会の前記開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラントは受信されないであろうと推測し、
前記モニタリング機会の前記開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラントは受信されないであろうと推測したことに基づいて、前記モニタリング機会をスキップする、
ことを更に有する請求項12に記載の方法。
【請求項15】
ユーザ装置(UE)デバイスと、
特定の時間の中でのアップリンク送信に対して送信グラントを提供するように構成されたリモートサーバと、
を有し、前記リモートサーバは更に、
前記特定の時間と重なるキャンセル指示が存在しないを確認し、
重なるキャンセル指示が存在しないことの確認に基づいて、前記送信グラントを前記UEデバイスに提供
重なるキャンセル指示が存在することを確認したことに基づいて、前記送信グラントを前記UEデバイスに提供せず、前記UEデバイスが前記送信グラントのモニタリングをスキップすることを可能にする、
ように構成される、
システム。
【請求項16】
前記特定の時間はキャンセルウィンドウであり、前記リモートサーバは更に、
前記キャンセルウィンドウ内にある時点での前記アップリンク送信に対して前記送信グラントを提供し、
前記キャンセルウィンドウ内にある前記アップリンク送信に対する前記送信グラントを前記UEデバイスに提供することができるグラントウィンドウを決定し、該グラントウィンドウの外では前記リモートサーバは送信グラントを提供せず、
前記送信グラントが前記グラントウィンドウ内にあることを確認し、
前記送信グラントが前記グラントウィンドウ内にあることの確認に基づいて、前記送信グラントを前記UEデバイスに提供する、
ように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記キャンセルウィンドウは、前記UEデバイスに関連付けられたモニタリング機会に付随し、
前記キャンセルウィンドウは、前記モニタリング機会の終了点から時間Tだけ後に開始点を含み、前記時間Tは、前記送信グラントのキャンセルを処理するために前記UEデバイスによって必要とされる時間に基づく、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記グラントウィンドウは、前記モニタリング機会の開始点より時間Tだけ前に終了点を含み、前記時間Tは、前記送信グラントを処理するために前記UEデバイスによって必要とされる時間に基づく、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記リモートサーバは、前記UEデバイスからの前記時間Tを示すインジケーションを受信するように構成される、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
ユーザ装置(UE)デバイスのキャンセルモニタリング論理部であって、
キャンセル指示のモニタリング機会に付随するキャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないかを判定し、
キャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないとの判定に基づいて、前記モニタリング機会をスキップする、
ように構成されたキャンセルモニタリング論理部。
【請求項21】
当該キャンセルモニタリング論理部は、前記UEデバイスに、前記モニタリング機会中に前記UEデバイスがキャンセル指示のモニタリングを行う処理サイクルを浪費させないように構成される、請求項20に記載のキャンセルモニタリング論理部。
【請求項22】
当該キャンセルモニタリング論理部は、
前記モニタリング機会の開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラントは受信されないであろうと推測し、前記時間Tは、前記送信グラントを処理するために前記UEデバイスによって必要とされる時間に基づき、
前記モニタリング機会の前記開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラントは受信されないであろうとの推測に基づいて、前記モニタリング機会をスキップする、
ように構成される、請求項20に記載のキャンセルモニタリング論理部。
【請求項23】
前記キャンセルウィンドウの終了点は、前記モニタリング機会の期間“P”に基づき、且つ
前記キャンセルウィンドウの長さは、前記モニタリング機会の前記期間“P”に等しい、
請求項20に記載のキャンセルモニタリング論理部。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2019年7月18日に出願された米国仮出願第62/875,789号の利益を主張するものであり、それをここに援用する。
【0002】
本実施形態は、無線ネットワークシステムに関し、より具体的には、ユーザ装置(UE)及びネットワークに関連する送信キャンセル指示モニタリングを実行するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
キャンセル指示(cancellation indication;CI)は、ネットワークが以前にUEのために割り当てた時間及び周波数リソースを含めてUE送信をキャンセルするための、ネットワークからUEへの指示(インジケーション)である。そのようなキャンセルの背後にある理由は、例えば超高信頼・低遅延通信(ultra-reliable and low-latency communication;URLLC)のために、より高い送信優先度情報を持つ他のユーザ用にリソースを解放するためである。
【0004】
このキャンセルを行うためには、先ず、UEが、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel;PDCCH)を介して届けられ得るものであるCIを受信する必要がある。PDCCHを介して受信するために、UEは、各モニタリング機会(monitoring occasion;MO)において、可能性あるPDCCH伝送をモニタし得る。新無線(new radio;NR)における既存のPDCCHモニタリング技術は、動的グラント(dynamic grant、動的許可)とキャンセル指示との間の関係を考えていない。キャンセル操作は、送信に急を要するいっそう高い優先順位の送信を受け入れるために実行されるので、CIのMOは必然的に非常に頻繁になる傾向があり、CIモニタリングの手順は、UE及び/又はネットワークにとって重荷となり得る。
【発明の概要】
【0005】
開示の様々な実施形態は、ネットワークによってUEデバイスに送信グラントを提供する方法を含む。この方法は、特定の時間の中での送信に対して送信グラントを提供するプロセスを開始することを含み得る。この方法は、前記特定の時間と重なるキャンセル指示が存在しないことを確認することを含み得る。この方法は、重なるキャンセル指示が存在しないこと確認に基づいて、送信グラントをUEデバイスに提供することを含み得る。
【0006】
一部の実施形態は、UEデバイス内での処理負荷を低減させる方法を含む。この方法は、UEデバイスのキャンセル指示モニタリング論理部により、モニタリング機会に付随するキャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないかを判定することを含み得る。この方法は、キャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないとの判定に基づいて、そのモニタリング機会をスキップすることを含み得る。
【0007】
一部の実施形態は、UEデバイス及びリモートサーバを有するシステムを含む。リモートサーバは、特定の時間の中での送信に対して送信グラントを提供するように構成され得る。リモートサーバは更に、前記特定の時間と重なるキャンセル指示が存在しないことを確認するように構成され得る。リモートサーバは更に、重なるキャンセル指示が存在しないことの確認に基づいて、送信グラントをUEデバイスに提供するように構成され得る。
【0008】
一部の実施形態は、UEデバイスのキャンセルモニタリング論理部を含む。このキャンセルモニタリング論理部は、モニタリング機会に付随するキャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないかを判定するように構成され得る。このキャンセルモニタリング論理部は、キャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないとの判定に基づいて、モニタリング機会をスキップするように構成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の以上の及び更なる特徴及び利点が、添付の図面を参照してなされる以下の詳細な説明からいっそう容易に明らかになる。
図1】ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワークと、キャンセル指示モニタリング論理部を各々が有する1つ以上のUEデバイスと、を含むシステムを例示している。
図2】ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルモニタリング処理に関係するCIのためのMO、キャンセルウィンドウ、及び他の期間を含む時間軸に沿ったタイミング図を例示している。
図3】ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルモニタリング処理に関係するCIのためのMO、キャンセルウィンドウ、及び他の期間を含む時間軸に沿ったタイミング図を例示している。
図4】ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルモニタリング処理に関係するCIのためのMO、キャンセルウィンドウ、及び他の期間を含む時間軸に沿ったタイミング図を例示している。
図5】ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワークによってUEデバイスに送信グラントを提供する技術を例示するフロー図である。
図6】ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワークによってUEデバイスに送信グラントを提供する他の技術を例示するフロー図である。
図7】ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルウィンドウ及びグラントウィンドウを確立する技術を例示するフロー図である。
図8】ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワークによってUEデバイスに送信グラントを提供しない技術を例示するフロー図である。
図9】ここに開示される一部の実施形態に従った、モニタリング機会をスキップする技術を例示するフロー図である。
図10】ここに開示される一部の実施形態に従った、モニタリング機会をスキップする他の技術を例示するフロー図である。
図11】ここに開示される一部の実施形態に従った、モニタリング機会をスキップする更なる他の技術を例示するフロー図である。
図12】ここに開示される一部の実施形態に従った、モニタリング機会をスキップする更に他の技術を例示するフロー図である。
図13】ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセル指示を送信するか否かを決定する技術を例示するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここでは、ここに開示される実施形態を詳細に参照し、それらの例を添付の図面に示す。以下の詳細な説明では、発明概念の完全なる理解を可能にするために数多くの具体的詳細が記載される。しかしながら、理解されるべきことには、当業者はこれらの具体的詳細を用いずに発明概念を実施し得る。他の例では、実施形態の態様をいたずらに不明瞭にしないよう、周知の方法、手順、コンポーネント、回路、及びネットワークは詳細には説明されていない。
【0011】
理解されることには、ここでは様々な要素を記述するために第1、第2などの用語が使用されることがあるが、それらの要素はこれらの用語によって限定されるべきでない。これらの用語は、単に1つの要素を別の要素から区別するために使用される。発明概念の範囲から逸脱することなく、例えば、第1のインタフェースが第2のインタフェースと称されてもよく、同様に、第2のインタフェースが第1のインタフェースと称されてもよい。
【0012】
ここで発明概念の説明に使用される用語は、単に特定の実施形態を説明する目的でのものであり、発明概念を限定することを意図するものではない。発明概念の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるとき、単数形の“a”、“an”及び“the”は、文脈が別のことを明確に示さない限り、複数形も同様に含むことが意図される。やはり理解されることには、用語“及び/又は”は、ここで使用されるとき、関連して列挙されるアイテムのうちの1つ以上のアイテムの任意の及び全ての可能な組み合わせを指し、また、それらを包含する。更に理解されることには、用語“有する”及び/又は“有している”は、この明細書で使用されるとき、述べられる機構、数、ステップ、処理、要素、及び/又はコンポーネントの存在を規定するものであるが、1つ以上の他の機構、数、ステップ、処理、要素、コンポーネント、及び/又はこれらのグループの存在又は追加を排除するものではない。図面のコンポーネント及び機構は、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。
【0013】
ここに開示される実施形態は、UEが処理負荷を低減させることができるCIモニタリング方法及びシステムを提供する。ここに記載されるCIモニタリング構成及び対応するスケジューリングに基づいて、特定のMOをスキップすることができ、それにより、UEの処理負荷を低減させることができる。
【0014】
CIは、ネットワークが以前にUEのために割り当てた時間及び周波数リソースを含めてUE送信をキャンセルするための、ネットワークからUEへの指示(インジケーション)である。このキャンセルを行うために、先ず、UEが、PDCCHを介して届けられ得るものであるCIを受信し得る。PDCCHを介して受信するために、UEは、各MOにて、可能性あるPDCCH伝送をモニタし得る。
【0015】
キャンセル操作は、送信に急を要するいっそう高い優先順位の送信を受け入れるために実行されるので、CIのMOは、必然的に非常に頻繁で面倒なものになる傾向がある。従って、ここに開示される一部の実施形態は、UEがそのような処理負荷を低減させることができるCIモニタリングを実施するシステム及び方法を含む。例えば、このシステム及び方法は、その送信の開始時点が、対応するCIの開始時点と同じ又はそれより後である送信に関して、UEがグラント(許可)を受けないことを確実にすることができる。CIの開始時点はMOの開始時点と一致してもよく、また、CIの終了時点はMOの終了時点と一致してもよい。故に、CI及びMOのタイミングウィンドウは、一部のケース又は殆どのケースで重なり合い得る。
【0016】
図1は、ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワーク102と、キャンセル指示モニタリング論理部(ロジックセクション)(例えば、110a、110b、110c)を各々が有する1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)と、を含むシステム100を例示している。ネットワーク102は、セルラネットワーク又は他のタイプの無線ネットワークを含み得る。UEデバイスは、例えば、モバイルコンピュータ105a、スマートタブレット105b、スマートモバイルフォン105c、又はこれらに類するものを含み得る。1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)は、ネットワーク102を介して1つ以上のリモートサーバ(例えば、115)に通信可能に結合され得る。ネットワーク102は、1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)とネットワーク102との間で情報の伝送を支援する例えば携帯電話基地局120a及び120bなどの1つ以上のタワーを含み得る。ネットワーク102は、1つ以上のリモートサーバ115を含み得る。キャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、対応するUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)の各々に内蔵され得る。キャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はこれらの好適な組み合わせとして具現化され得る。
【0017】
図2は、ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルモニタリング処理に関係するCI(例えば、220)のためのMO(MO FOR CI)205、キャンセルウィンドウ210、及び他の期間(例えば、T及びT)を含む時間軸202に沿ったタイミング図200を例示している。
【0018】
CI(例えば、220)のための特定のMO205を所与として、その特定のMO205に付随して、可能性あるキャンセル領域のキャンセルウィンドウ210が決定され得る。換言すれば、MO205内で検出されたCI(例えば、220)に基づいて、さもなければキャンセルウィンドウ210内で行われることになる1つ以上のスケジュールされた送信235がキャンセルされ得る。キャンセルウィンドウ210の開始時点は225にあり、これは、図1に示すように、MO205の終了点230からTの距離にあるとし得る。期間Tは、CI220の復号時間及び/又は1つ以上のスケジュールされた送信235のキャンセル操作の準備時間を含み得るものであるCI220の処理時間に基づいて決定されることができる。
【0019】
は、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)がMO205中に検出されたCI220に応答してキャンセル動作を実行することできる最も早い可能な時点を規定し得る。キャンセルウィンドウ210の終了時点240は、キャンセルがどれだけ前に表示され得るかに基づくことができ、これはキャンセル指示シグナリングの設計に依存し得る。一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ210の長さは、MO205の長さに基づき得る。一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ210の長さは、少なくともMO205の長さと同じ長さである。
【0020】
一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ210は、MO205の終了点230からTが終了する点225で始まり得る。キャンセルウィンドウ210内にある、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)に関連する1つ以上のスケジュールされた送信235が、対応するMO205の間に検出されたCI220に基づいてキャンセルされ得る。Tは、MO205中に検出されたCI220に基づくキャンセル操作を処理するために必要な時間(これは、CI220の復号時間とキャンセル操作の準備時間とを含み得る)とし得る。一部の実施形態において、Tは、CI220の1つ以上の特徴に依存し得る可変の時間値である。
【0021】
一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ210の終了点240は、MO205の期間“P”(例えば、ギャップ)に依存し得る。キャンセルウィンドウ210の長さの1つの取り得る値は“P”に等しいとし得る。
【0022】
一部の実施形態において、開示されるキャンセルシステム及び方法は、ネットワーク102がCI(例えば、220)を送信することを決定するのと同時に又はその後に、ネットワーク102が動的送信グラント(例えば、245)を提供しないことを保証することができる。従って、1つ以上のUEデバイス(例えば図1の105a、105b、及び105c)は、MO205が開始した後にキャンセルウィンドウ210に入る送信に関して動的送信グラント(例えば、245)を受け取る必要がない。
【0023】
一部の実施形態において、ここに開示されるキャンセルシステム及び方法は、動的送信グラント(例えば、245)の終了点255、すなわち、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)が動的送信グラント245を受信し得る最後の時点が、MO205の開始点250よりも少なくともTだけ前であることを保証する。Tは、アップリンク(UL)グラント又はダウンリンク(DL)グラントスケジューリング肯定応答(ACK)及び/又は物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に関連する否定応答(NACK)の復号時間とし得る。換言すれば、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、キャンセルウィンドウ210に入る送信(例えば、235)について、その終了点(例えば、255)が時点260(すなわち、MO205の開始点250よりもTだけ前)よりも後である送信グラント(例えば、245)を受信することを予期する必要がない。一部の実施形態において、時点250の後には、UL送信がキャンセルウィンドウ210と重なることを招くダウンリンク制御情報(downlink control information;DCI)は予期されない。一部の実施態様において、期間T内にULグラントに関するMOは存在しない。
【0024】
図3は、ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルモニタリング処理に関係するCI(例えば、320)のためのMO305、CI(例えば、328)のためのMO308、キャンセルウィンドウ310、及び他の期間(例えば、T1)を含む時間軸302に沿ったタイミング図300を例示している。
【0025】
キャンセルウィンドウ310の長さの1つの考え得る候補は、図3に示すように、CI(例えば、320)のためのMO305の終了点330の後にT1が終了する点325で始まり、CI(例えば、328)のための次のMO308の終了点365の後にT1が終了する点360で終わる。一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ310の長さは、MO308の期間“P”(例えば、ギャップ)に依存し得る。キャンセルウィンドウ310の長さの1つの取り得る値は“P”に等しいとし得る。
【0026】
さらに、対応するキャンセルウィンドウ310と重なるUL送信(例えば、図2の235)がスケジュールされないことに基づいて、CI(例えば、320、328)についてモニタするための1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の処理負荷が低減され得る。1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、半静的な送信状態の存在を決定することができる。従って、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、それらのスケジューリング要求(scheduling request;SR)送信を制御することができる。故に、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、対応するMO(例えば、305、308)に付随するキャンセルウィンドウ310と潜在的に重なり得る送信が存在しないという決定に基づいて、CI(例えば、320、328)のためのMO(例えば、305、308)をスキップ(省略)することができる。従って、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、キャンセルウィンドウ310と重なるスケジュールされた送信(例えば、図2の235)が存在しないと決定し、対応するMO308を能動的にスキップすることができる。換言すれば、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、MO308中にCI328のためのモニタリングを行う処理サイクルを浪費しないですむ。
【0027】
図4は、ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルモニタリング処理に関係するCI(例えば、420)のためのMO405、キャンセルウィンドウ410、及び他の期間(例えば、T及びT)を含む時間軸402に沿ったタイミング図400を例示している。
【0028】
一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ410内にある1つ以上の動的送信435が、CI(例えば、420)のためのMO405の前及び/又は後にスケジュールされることができる。例えば、PUCCH424を介するULグラント及び/又はDLグラントスケジューリングACK/NACK422が、CI(例えば、420)のためのMO405の開始点450の後に提供され得る。一部の実施形態において、ネットワーク102は、少なくとも、1つ以上の動的送信435と重なるキャンセル426を通知される。
【0029】
このような送信(すなわち、キャンセル426と重なる動的送信435)はいずれにしてもキャンセルされることになるので、ネットワーク102は、対応するUL及び/又はDLグラント422を提供する必要がない。一部の実施態様において、動的UL及び/又はDLグラント422は、対応する送信(例えば、435)のCI420が提供された後には、ネットワーク102によって提供されない。言い換えると、ネットワーク102は、送信について、ネットワーク102がその送信に対するCI420が存在するという情報を所有しているとき、許可する必要がない。動的グラント(例えば、422)の開始点は、CI420の開始点と同じ又はそれより後であるはずがない。換言すれば、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、対応する送信(例えば、435)がCI420によってキャンセル(例えば、426)されるとき、その開始点がCI420の開始点と同じ又はそれより後であるグラントを受信することを予期する必要はない。言い換えると、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、対応する送信(例えば、435)がCI420によってキャンセル(例えば、426)されるとき、その開始点がCI420の開始点と同じ又はそれより後である送信グラントは受信されないと推測することができる。この推測に基づいて、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、モニタリング機会をスキップさせることができる。
【0030】
ULグラント(例えば、422)がCI420よりかなり遅れて到着する場合、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、そのULグラント(例えば、422)を復号する前に、既にCI420を復号してキャンセル426を認識又はその他の方法で決定していることがある。この場合に、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、1つ以上の既にキャンセルされた直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに対応するULグラント(例えば、422)を受信することがある。従って、動的グラント(例えば、422)の開始点がCI420の開始点と同じ又はそれより後、ではないとき、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、CI420によって示されるキャンセルされたシンボルにて送信するようにスケジュールされることを予期する必要はない。言い換えると、動的グラント(例えば、422)の開始点が、CI420の開始点と同じ又はそれより後、ではないとき、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、CI420によって示されるキャンセルされたシンボルが送信スケジュールされないことを推測することができる。この推測に基づいて、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)の1つ以上のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、モニタリング機会をスキップさせることができる。
【0031】
一部の実施形態において、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、対応する送信(例えば、435)が、CI420を有するDCIによって示されるものとリソース衝突(例えば、426)しているときに、CI420を有するPDCCH搬送DCIの最後のシンボル以降に終了シンボルを含むPDCCH搬送ULグラント(例えば、245、422、428)を受信することを予期しない(例えば、UEデバイスは、それらがそれを受信することはないとの推測を行うことができる)。一部の実施態様において、PDCCH搬送ULグラント(例えば、245、422、428)の終了シンボルが、CI420を有するPDCCH搬送DCIの最後のシンボルよりも前であるとき、CI420を有するDCIは、ULグラント(例えば、245、422、428)スケジューリング送信(例えば、435)に適用可能である。
【0032】
一部の実施形態において、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、対応する送信(例えば、435)が、CI420を有するDCIによって示されるものとリソース衝突(例えば、426)しているときに、CI420を有するPDCCH搬送DCIの最初のシンボル以降に終了シンボルを含むPDCCH搬送ULグラント(例えば、245、422、428)を受信することを予期しない(例えば、UEデバイスは、それらがそれを受信することはないとの推測を行うことができる)。一部の実施態様において、PDCCH搬送ULグラント(例えば、245、422、428)の終了シンボルが、CI420を有するPDCCH搬送DCIの最初のシンボルよりも前であるとき、CI420を有するDCIは、ULグラント(例えば、245、422、428)スケジューリング送信(例えば、435)に適用可能である。
【0033】
PUCCH424を介するUL及び/又はDLグラントスケジューリングACK/NACK428がCI420のMO405の前に提供される場合を検討する。この場合、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、対応する復号化がCI420のMO405より前に完了する限り、ULグラント(例えば、428)の存在を知ることができる。復号化のための時間は、図4に示すTに等しいとすることができる。従って、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、点460とCI420のMO405の開始点450との間にDL及び/又はULグラントを提供し得るものである他のPDCCH MOが存在しないとき、CI420のMO405をモニタすることをスキップすることができる。換言すれば、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、T期間内にDL及び/又はULグラントを提供し得るものである他のPDCCH MOが存在しないとき、CI420のMO405をモニタすることをスキップすることができる。
【0034】
の1つの取り得る値は、NR仕様にて規定され得るものであるNとすることができる。従って、一部の実施形態において、ネットワーク102によって、動的グラント(例えば、428)が、対応するUL送信(例えば、435)のCI420より(すなわち、MO405の開始点450より)少なくともTだけ前に提供され得る。動的グラント(例えば、428)の終了点は、CI420の開始点より(すなわち、MO405の開始点450より)Tだけ前よりも後であるべきでない。言い換えれば、動的グラント(例えば428)の終了点は、時点460よりも後であるべきでない。換言すれば、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)は、対応する送信(例えば、435)がCI420によってキャンセルされるとき、その終了点がMO405の開始点450よりTだけ前よりも後であるグラントを受け取ることを予期する必要がない。
【0035】
一部の実施形態において、ネットワーク102は、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)への送信(例えば、435)に対して送信グラント(例えば、428)を提供し得る。ネットワーク102は、特定の時間の中での送信(例えば、435)のために送信グラント428を提供するプロセスを開始し得る。ネットワーク102は、その特定の時間と重なるCI(例えば、420)が存在しないことを確認し得る。重なるものが存在しないことの確認に基づいて、ネットワーク102は、1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に送信グラント428を提供し得る。換言すれば、ネットワーク102は、CI420によって示されるキャンセル426が、スケジュール送信435が計画された特定の時間と重ならないことを確認することができ、その確認に基づいて、ネットワーク102は送信グラント428を提供することができる。そうでなければ、ネットワーク102は、処理リソースが保存され得るように送信グラント428を提供しないとし得る。この特定の時間は、キャンセルウィンドウ410とし得る。従って、ネットワーク102は、上記プロセスを、キャンセルウィンドウ410内にある時点での送信435のために送信グラント428を提供するために開始し得る。
【0036】
一部の実施形態において、ネットワーク102は、キャンセルウィンドウ410内にある送信435に対する送信グラント428を1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)に提供することができるグラントウィンドウ470を決定し得る。一部の実施態様において、ネットワーク102は、グラントウィンドウの外ではグラントを提供しない。ネットワーク102は、送信グラント428がグラントウィンドウ470内にあることを確認し得る。ネットワーク102は、この確認に基づいて、送信グラント428を1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に提供し得る。
【0037】
一部の実施態様において、キャンセルウィンドウ410は、1つ以上のUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)に関連付けられたMO405に付随する。キャンセルウィンドウ410は、MO405の終了点430から時間Tだけ後に開始点425を含み得る。時間Tは、送信グラント(例えば、428)のキャンセル(例えば、426)を処理するために1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)によって必要とされる時間に基づき得る。
【0038】
一部の実施態様において、グラントウィンドウ470は、MO405の開始点450より時間Tだけ前に終了点460を含む。時間Tは、送信グラント428を処理するために1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)によって必要とされる時間に基づき得る。ネットワーク102は、1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)から、時間Tを示すインジケーションを受信し得る。換言すれば、1つ以上のUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)は、T値をネットワーク102に提供し得る。
【0039】
図5は、ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワーク(例えば、図1の102)によってUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)に送信グラントを提供する技術を例示するフロー図500である。505にて、特定の時間の中での送信に対して送信グラントを提供するプロセスが開始される。510にて、その特定の時間と重なるキャンセル指示が存在しないことの確認を行うことができる。515にて、重なるキャンセル指示が存在しないことの確認に基づいて、ネットワークは、UEデバイスに送信グラントを提供することができる。
【0040】
図6は、ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワーク(例えば、図1の102)によってUEデバイス(例えば、図1の105a、105b、及び105c)に送信グラントを提供する他の技術を例示するフロー図600である。605にて、キャンセルウィンドウ内にある時点での送信に対して送信グラントを提供するプロセスが開始され得る。610にて、キャンセルウィンドウ内にある送信に対する送信グラントをUEデバイスに提供することができるグラントウィンドウが決定され得る。一部の実施形態において、ネットワークは、グラントウィンドウの外では如何なる送信グラントも提供しない。615にて、送信グラントがグラントウィンドウ内にあるか確認され得る。620にて、送信グラントがグラントウィンドウ内にあることの確認に基づいて、送信グラントがUEデバイスに提供され得る。
【0041】
図7は、ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)及びグラントウィンドウ(例えば、470)を確立する技術を例示するフロー図700である。705にて、キャンセルウィンドウをモニタリング機会に付随させることができる。710にて、モニタリング機会を、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に関連付けることができる。715にて、キャンセルウィンドウの開始点を、モニタリング機会の終了点から時間Tだけ後に設定することができ、時間Tは、送信グラントのキャンセルを処理するためにUEデバイスによって必要とされる時間に基づく。720にて、グラントウィンドウの終了点を、モニタリング機会の開始点より時間Tだけ前に設定することができ、時間Tは、送信グラントを処理するためにUEデバイスによって必要とされる時間に基づく。ネットワークは、UEデバイスから時間Tを示すインジケーションを受信することができる。
【0042】
図8は、ここに開示される一部の実施形態に従った、ネットワーク(例えば、102)によってUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に送信グラントを提供しない技術を例示するフロー図800である。805にて、特定の時間の中での送信に対して送信グラントを提供するプロセスを開始することができる。810にて、その特定の時間と重なるキャンセル指示が存在することを確認する確認を行うことができる。815にて、重なるキャンセル指示が存在することの確認に基づいて、UEデバイスに送信グラントを提供することはできない。
【0043】
図9は、ここに開示される一部の実施形態に従った、MO(例えば、205、305、308、405)をスキップする技術を例示するフロー図900である。905にて、UEデバイスのキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、105a、105b、105c)は、モニタリング機会に付随するキャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないかを判定することができる。910にて、キャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないと判定したことに基づいて、UEデバイスによってモニタリング機会をスキップすることができる。
【0044】
図10は、ここに開示される一部の実施形態に従った、MO(例えば、205、305、308、405)をスキップする他の技術を例示するフロー図1000である。1005にて、ネットワーク(例えば、102)は、送信グラントの終了点が、モニタリング機会の開始点より少なくとも時間Tだけ前であることを保証することができ、時間Tは、送信グラントを処理するためにUEデバイスによって必要とされる時間に基づく。1010にて、UEデバイスのキャンセル指示モニタリング論理部は、モニタリング機会の開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラントは受信されないであろうと推測することができる。1015にて、モニタリング機会の開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラントは受信されないであろうとの推測に基づいて、モニタリング機会はスキップされることができる。
【0045】
図11は、ここに開示される一部の実施形態に従った、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)をスキップする更なる他の技術を例示するフロー図1100である。1105にて、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、キャンセル指示(例えば、220、320、328、420)の開始点と同じ又はそれ以降の開始点を持つ送信グラント(例えば、245、422、428)は受信されないであろうと推測することができる。1110にて、キャンセル指示(例えば、220、320、328、420)の開始点と同じ又はそれ以降の開始点を持つ送信グラント(例えば、245、422、428)は受信されないであろうと推測したことに基づいて、UEデバイスのキャンセル指示モニタリング論理部は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)をスキップさせ得る。
【0046】
図12は、ここに開示される一部の実施形態に従った、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)をスキップする更に他の技術を例示するフロー図1200である。1205にて、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)のキャンセル指示モニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、送信グラント(例えば、245、422、428)の開始点がキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)の開始点と同じ又はそれ以降、ではないときに、キャンセル指示(例えば、220、320、328、420)によって示される被キャンセルシンボルは送信スケジュールされないであろうと推測し得る。1210にて、送信グラント(例えば、245、422、428)の開始点がキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)の開始点と同じ又はそれ以降、ではないときに、送信スケジュールされないであろう、キャンセル指示(例えば、220、320、328、420)によって示される被キャンセルシンボル、を持つ送信グラント(例えば、245、422、428)は受信されないであろうと推測したことに基づいて、UEデバイスのキャンセル指示モニタリング論理部は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)をスキップさせ得る。
【0047】
図13は、ここに開示される一部の実施形態に従った、キャンセル指示(例えば、220、320、328、420)を送信するか否かを決定する技術を例示するフロー図1300である。1305にて、ネットワークは、非緊急UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に対して送信グラント(例えば、245、422、428)を提供することができる。1310にて、ネットワークは、特定のモニタリング機会(例えば、205、305、308、405)において、送信グラント(例えば、245、422、428)における割り当てをキャンセルするキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)を送信するか決定することができる。1315にて、ネットワークは、その特定のモニタリング機会(例えば、205、305、308、405)の中で、送信グラント(例えば、245、422、428)における割り当てをキャンセルするキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)を送信することができる。一部の実施形態において、キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)は、ポテンシャル領域であり、キャンセルを示すキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)が提供されない限り、キャンセルウィンドウ内で何もキャンセルされない。
【0048】
理解されることには、ここに記載されるコンポーネントのいずれか又はコンポーネントのいずれかの組み合わせを用いて、図5乃至図13のフロー図の処理のうちの1つ以上を実行することができる。さらに、フロー図に示し処理は、処理の例であり、明示的にはカバーされていない様々な更なるステップを含み得る。処理の時間的順序は様々とし得る。
【0049】
ここで、図1乃至図13を参照する。ここに開示されるシステムは、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)を含み得る。システムは、特定の時間(例えば、210、310、410)の中での送信(例えば、235、435)に対して送信グラント(例えば、245、422、428)を提供するリモートサーバ(例えば、115)を含み得る。リモートサーバ(例えば、115)は、その特定の時間(例えば、210、310、410)と重なるキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)が存在しないことを確認することができる。リモートサーバ(例えば、115)は、重なるキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)が存在しないことの確認に基づいて、送信グラント(例えば、245、422、428)をUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に提供することができる。特定の時間は、キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)とすることができる。
【0050】
リモートサーバ(例えば、115)は、キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)内にある時点での送信(例えば、435)に対して送信グラント(例えば、245、422、428)を提供することができる。リモートサーバ(例えば、115)は、キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)内にある送信(例えば、435)に対する送信グラント(例えば、245、422、428)をUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に提供することができるグラントウィンドウ(例えば、470)を決定することができる。一部の実施形態において、グラントウィンドウの外では、リモートサーバ(例えば、115)は如何なる送信グラントも提供しない。リモートサーバ(例えば、115)は、送信グラント(例えば、245、422、428)がグラントウィンドウ(例えば、470)内にあることを確認することができる。リモートサーバ(例えば、115)は、送信グラント(例えば、245、422、428)がグラントウィンドウ(例えば、470)内にあることの確認に基づいて、送信グラント(例えば、245、422、428)をUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に提供することができる。
【0051】
キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)は、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に関連付けられたモニタリング機会(例えば、205、305、308、405)に付随する。キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)の終了点から時間Tだけ後に開始点を含むことができ、時間Tは、送信グラント(例えば、245、422、428)のキャンセルを処理するためにUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)によって必要とされる時間に基づく。一部の実施形態において、グラントウィンドウ(例えば470)は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)の開始点より時間Tだけ前に終了点を含み、時間Tは、送信グラント(例えば、245、422、428)を処理するためにUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)によって必要とされる時間に基づく。リモートサーバ(例えば、115)は、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)からの時間Tを示すインジケーションを受信することができる。
【0052】
リモートサーバ(例えば、115)は、キャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)と重なるキャンセル指示(例えば、220、320、328、420)が存在することを確認することができる。重なるキャンセル指示が存在することの確認に基づいて、リモートサーバ(例えば、115)は、送信に対する送信グラントをUEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に提供することができない。
【0053】
UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)のキャンセルモニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)に付随するキャンセルウィンドウ(例えば、210、310、410)と重なる送信が存在しないかを判定することができる。キャンセルウィンドウと重なる送信が存在しないと判定したことに基づいて、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)のキャンセルモニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)をスキップすることができる。
【0054】
キャンセルモニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、UEデバイス(例えば、105a、105b、105c)に、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)中にUEデバイスがキャンセル指示のモニタリングを行う処理サイクルを浪費させないようにすることができる。キャンセルモニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)の開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラント(例えば、245、422、428)は受信されないであろうと推測することができ、時間Tは、送信グラントを処理するためにUEデバイスによって必要とされる時間に基づく。モニタリング機会(例えば、205、305、308、405)の開始点より時間Tだけ前よりも後の終了点を持つ送信グラント(例えば、245、422、428)は受信されないであろうとの推測に基づいて、キャンセルモニタリング論理部(例えば、110a、110b、110c)は、モニタリング機会をスキップさせることができる。
【0055】
上述の方法の様々な処理は、例えば様々なハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネント、回路、及び/又はモジュールなどの、これらの処理を実行することができる好適手段によって実行され得る。
【0056】
ここに開示される実施形態に関連して説明される方法又はアルゴリズム及び機能のブロック又はステップは、ハードウェアにて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにて、又はこれら2つの組み合わせにて、直接的に具現化され得る。ソフトウェアにて実装される場合、これらの機能は、有形の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体上に1つ以上の命令又はコードとして格納され、又はそれ上で伝送される。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能ROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野で知られる任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。
【0057】
以下の説明は、発明概念の特定の態様を実装することができる好適な1つ以上のマシン(機械)の簡潔で一般的な記述を提供することを意図している。典型的に、当該1つ以上のマシンは、システムバスを含み、該システムバスに、プロセッサ、例えばRAM、ROM若しくは他の状態保存媒体といったメモリ、ストレージデバイス、ビデオインタフェース、及び入力/出力インタフェースポートが取り付けられる。当該1つ以上のマシンは、例えばキーボードやマウスなどの従来からの入力装置からの入力によって、並びに、別のマシンから受信する指示、バーチャルリアリティ(VR)環境とのインタラクション、生体計測フィードバック、又は他の入力信号によって、少なくとも部分的に制御されることができる。ここで使用されるとき、用語“マシン”は、単一のマシン、仮想マシン、又は通信可能に結合されたマシン、仮想マシンのシステム、又は一緒に動作するデバイスを広く包含することを意図している。代表的なマシンは、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ、可搬式コンピュータ、手持ち式装置、電話機、タブレットなどのコンピューティング装置、並びに、例えば自動車、列車、タクシーといった私的又は公共の輸送手段などの輸送装置を含む。
【0058】
当該1つ以上のマシンは、例えば、プログラム可能又は非プログラム可能な論理デバイス又は論理アレイ、特定用途向け集積回路(ASIC)、組込コンピュータ、スマートカード、及びこれらに類するものなどの、組込コントローラを含むことができる。当該1つ以上のマシンは、例えばネットワークインタフェース、モデム、又は他の通信結合を介してなどで、1つ以上のリモートマシンへの1つ以上の接続を利用することができる。例えばイントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワークなどの、物理ネットワーク及び/又は論理ネットワークによって、複数のマシンを相互接続することができる。当業者が理解することには、ネットワーク通信は、無線周波数(RF)、衛星、マイクロ波、電気電子技術者協会(IEEE)545.11、Bluetooth(登録商標)、光、赤外線、ケーブル、レーザなどを含め、様々な有線及び/又は無線の短距離又は長距離のキャリア及びプロトコルを利用することができる。
【0059】
本開示の実施形態は、ファンクション、プロシージャ、データ構造、アプリケーションプログラムなどを含め、マシンによってアクセスされるときに該マシンがタスクを実行する又は抽象的なデータタイプ若しくは低レベルハードウェアコンテキストを規定することをもたらす関連データを参照することによって又はそれに関連して説明されることができる。関連データは、例えば、RAMやROMなどといった揮発性及び/又は不揮発性メモリ、又は、ハードドライブ、フロッピーディスク(登録商標)、光ストレージ、テープ、フラッシュメモリ、メモリスティック、デジタルビデオディスク、生物学的ストレージなどを含む他のストレージデバイス及びそれに関連する記憶媒体に格納されることができる。関連データは、パケット、シリアルデータ、パラレルデータ、伝播信号などの形態で、物理ネットワーク及び/又は論理ネットワークを含む伝送環境上で送達されることができ、また、圧縮又は暗号化された形態で使用されることができる。関連データは、分散環境で使用されることができ、また、マシンアクセスのためにローカル及び/又はリモートに格納されることができる。
【0060】
図示した実施形態を参照して本開示の原理を説明及び例示してきたが、認識されることには、図示した実施形態は、そのような原理から逸脱することなく構成及び細部において変更されることができ、また、所望されるようにして組み合わされることができる。以上の説明は特定の実施形態に焦点を当てているが、他の構成も企図される。特に、例えば“発明概念の一実施形態によれば”又はこれに類するものなどの表現がここで使用されるとしても、それらの言い回しは、実施形態の可能性を一般的に参照することを意味しており、発明概念を特定の実施形態の構成に限定することを意図するものではない。ここで使用されるとき、これらの用語は、同じ実施形態を参照することもできるし、異なる実施形態を参照することもでき、それらが組み合わされて他の実施形態となり得る。
【0061】
本開示の実施形態は、1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を有する非一時的な機械読み取り可能媒体を含むことができ、それらの命令が、ここに記載されるように発明概念の要素を実行するための命令を含む。
【0062】
以上の例示的な実施形態は、その発明概念を限定するものとして解釈されるべきでない。少数の実施形態を説明してきたが、当業者が直ちに認識することには、これらの実施形態には、本開示の新規な教示及び利点から実質的に逸脱することなく、多数の変更が可能である。従って、全てのそのような変更が、特許請求の範囲に規定される本開示の範囲内に含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0063】
100 システム
102 ネットワーク
105 ユーザ装置(UE)デバイス
110 キャンセル指示モニタリング論理部
115 リモートサーバ
205、305、308、405 モニタリング機会(MO)
210、310、410 キャンセルウィンドウ
220、320、328、420 キャンセル指示(CI)
235、435 送信
245、422、428 送信グラント
470 グラントウィンドウ
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