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  • 特許-海苔製造機 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】海苔製造機
(51)【国際特許分類】
   A23L 17/60 20160101AFI20241119BHJP
【FI】
A23L17/60 103A
A23L17/60 103C
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022202037
(22)【出願日】2022-12-19
(65)【公開番号】P2024087291
(43)【公開日】2024-07-01
【審査請求日】2023-11-17
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505455417
【氏名又は名称】株式会社イツワ工業
(74)【代理人】
【識別番号】100114661
【弁理士】
【氏名又は名称】内野 美洋
(72)【発明者】
【氏名】吉田 直人
(72)【発明者】
【氏名】内田 菜津希
【審査官】関根 崇
(56)【参考文献】
【文献】特開昭52-076452(JP,A)
【文献】特開昭51-128467(JP,A)
【文献】特開昭48-048661(JP,A)
【文献】特開2012-024031(JP,A)
【文献】特開昭61-224969(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 17/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
海苔簀を搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置、剥離装置を順に配置した海苔製造機において、
抄製装置に供給する海苔原藻と水分とからなる海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置と、添加装置や抄製装置や脱水装置や乾燥装置や剥離装置を制御するための制御装置を設け、
制御装置は、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させて海苔原料に食品添加物を添加して抄製装置に供給し、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御し、一方、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させずに海苔原料だけを抄製装置に供給し、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造するよう制御し、
しかも、制御装置は、抄製する前の海苔原藻の画像を撮影し画像処理して、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を超える場合には、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造し、一方、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を下回る場合には、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御することを特徴とする海苔製造機。
【請求項2】
海苔簀を搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置、剥離装置を順に配置した海苔製造機において、
搬送経路上の脱水装置と乾燥装置との間に、抄製装置で抄製した海苔原藻と水分とからなる海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置と、添加装置や抄製装置や脱水装置や乾燥装置や剥離装置を制御するための制御装置を設け、
制御装置は、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させて海苔原料に食品添加物を添加した後に乾燥して、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御し、一方、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させずに海苔原料を乾燥して、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造するよう制御し、
しかも、制御装置は、抄製した後の海苔原藻の画像を撮影し画像処理して、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を超える場合には、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造し、一方、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を下回る場合には、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御することを特徴とする海苔製造機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、海苔原藻と水分とからなる海苔原料を海苔簀に抄製した後に乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造方法及び海苔製造機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、乾燥海苔を製造するために海苔製造機が用いられている。この海苔製造機では、海苔簀を搬送装置で連続的に搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置を順に配置し、抄製装置で海苔簀に海苔原藻と水分とからなる海苔原料を供給して海苔簀に所定形状の海苔生地を抄製し、その後、脱水装置で海苔生地を脱水した後に、乾燥装置で海苔生地を乾燥させて乾燥海苔を製造している。
【0003】
そして、味付け海苔を製造する場合には、海苔製造機の乾燥装置で乾燥させた乾燥海苔に味付け用の液体を付着させ、その後、再び乾燥させている(たとえば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第6840370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の味付け海苔の製造方法では、一旦、乾燥装置で乾燥させた乾燥海苔に味付け用の液体を付着させ、その後に、再び乾燥させて味付け海苔を製造していた。
【0006】
そのため、味付け海苔の製造に2回の乾燥工程が必要となり、製造に要するコストや時間や労力が多大なものとなっていた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、請求項1に係る本発明では、海苔簀を搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置、剥離装置を順に配置した海苔製造機において、抄製装置に供給する海苔原藻と水分とからなる海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置と、添加装置や抄製装置や脱水装置や乾燥装置や剥離装置を制御するための制御装置を設け、制御装置は、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させて海苔原料に食品添加物を添加して抄製装置に供給し、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御し、一方、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させずに海苔原料だけを抄製装置に供給し、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造するよう制御し、しかも、制御装置は、抄製する前の海苔原藻の画像を撮影し画像処理して、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を超える場合には、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造し、一方、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を下回る場合には、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御することにした。
【0010】
また、請求項2に係る本発明では、海苔簀を搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置、剥離装置を順に配置した海苔製造機において、搬送経路上の脱水装置と乾燥装置との間に、抄製装置で抄製した海苔原藻と水分とからなる海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置と、添加装置や抄製装置や脱水装置や乾燥装置や剥離装置を制御するための制御装置を設け、制御装置は、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させて海苔原料に食品添加物を添加した後に乾燥して、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御し、一方、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造する場合には、添加装置を駆動させずに海苔原料を乾燥して、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造するよう制御し、しかも、制御装置は、抄製した後の海苔原藻の画像を撮影し画像処理して、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を超える場合には、食品添加物を添加していない通常の乾燥海苔を製造し、一方、海苔原藻の色や艶が予め設定した基準値を下回る場合には、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造するよう制御することにした。
【発明の効果】
【0011】
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
【0012】
すなわち、本発明では、海苔原藻と水分とからなる海苔原料を海苔簀に抄製した後に乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造方法又は海苔製造機において、海苔原料に食品添加物を添加した後に乾燥させることにしているために、食品添加物を添加した乾燥海苔を1回の乾燥工程だけで製造することができ、製造に要するコストや時間や手間を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】海苔製造機を示す側面説明図(a)、海苔簀を示す平面説明図(b)。
図2】海苔製造機を示す側面説明図。
図3】海苔製造方法を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る海苔製造機及び海苔製造方法の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1に示すように、海苔製造機1は、製造機2の後方に乾燥機3を連設している。これら前後に並設された製造機2及び乾燥機3には、複数枚の海苔簀4を左右幅方向に並べて着脱自在に張設した簀枠5を間欠的に搬送するための間欠搬送装置6,7,8が設けられている。ここで、製造機2に設けられた間欠搬送装置6は、後端上部において乾燥機3の内部上側に設けられた間欠搬送装置7の前端上部との間で簀枠5を受け渡せ、後端下部において乾燥機3の内部下側に設けられた間欠搬送装置8の前端下部との間で簀枠5を受け渡されるようになっている。また、上側の間欠搬送装置7は、前端下部において下側の間欠搬送装置8の前端上部との間で簀枠5を受け渡せるようになっている。
【0016】
海苔簀4は、簀枠5ごと製造機2の間欠搬送装置6で製造機2の上部前端から上部後端まで搬送された後に、製造機2の間欠搬送装置6から乾燥機3の上側の間欠搬送装置7に受け渡される。その後、海苔簀4は、簀枠5ごと乾燥機3の上側の間欠搬送装置7で乾燥機3の上部前端から上部後端まで搬送された後に、乾燥機3の上部後端で下方に折り返され、乾燥機3の中途部後端から中途部前端まで搬送され、乾燥機3の中途部前端で乾燥機3の上側の間欠搬送装置7から下側の間欠搬送装置8に受け渡される。その後、海苔簀4は、簀枠5ごと乾燥機3の下側の間欠搬送装置8で乾燥機3の中途部前端から中途部後端まで搬送された後に、乾燥機3の中途部後端で下方に折り返され、乾燥機3の下部後端から下部前端まで搬送され、乾燥機3の下部前端で乾燥機3の下側の間欠搬送装置8から再び製造機2の間欠搬送装置6に受け渡される。その後、海苔簀4は、簀枠5ごと製造機2の間欠搬送装置6で製造機2の下部後端から下部前端まで搬送された後に、製造機2の下部前端で上方に折り返される。これにより、海苔製造機1には、間欠搬送装置6,7,8によって海苔簀4を簀枠5ごと連続して搬送する搬送経路が形成されている。
【0017】
この搬送経路には、製造機2に設けられた抄製装置9、脱水装置10、乾燥機3に設けられた乾燥装置11、製造機2に設けられた剥離装置12が順に配置されている。ここで、抄製装置9では、海苔原藻と水分とを混合させた海苔原料を海苔簀4の上面に供給して所定形状の海苔生地を抄製する。脱水装置10では、海苔簀4の上面に抄製された海苔生地にスポンジを押圧させて脱水を行う。乾燥機3では、海苔簀4の上面に抄製された海苔生地を温風で乾燥させる。剥離装置12では、乾燥した海苔生地(乾燥海苔)を海苔簀4から剥離する。
【0018】
海苔製造機1は、間欠搬送装置6,7,8、抄製装置9、脱水装置10、乾燥装置11、剥離装置12を駆動装置13によって連動して動作させる。この駆動装置13には、制御装置14が接続されており、制御装置14によって駆動装置13を介して抄製装置9・脱水装置10・乾燥装置11・剥離装置12の駆動が制御されている。
【0019】
そして、海苔製造機1は、複数の海苔簀4を簀枠5ごと搬送経路に沿って搬送していき、抄製装置9で各海苔簀4の上面に海苔原藻と水分とからなる海苔原料を所定形状(たとえば、正方形)に抄製した後に、脱水装置10で海苔生地の脱水を行い、その後、乾燥装置11で海苔生地を温風によって強制的に乾燥させて乾燥海苔とした後に、剥離装置12で各海苔簀4から乾燥した乾燥海苔を剥離し、その後、再び海苔簀4を簀枠5ごと抄製装置9に搬送する動作を連続して繰り返し行う。これにより、海苔製造機1は、海苔生地から乾燥海苔を連続して、しかも、複数枚の乾燥海苔を同時に製造する。
【0020】
従来、味付け海苔等の食品添加物を添加した乾燥海苔をを製造する場合には、乾燥海苔を製造した後に、乾燥海苔の表面に食品添加物を添加し、その後、再度乾燥させていた。そのため、乾燥工程が2回に必要となり、製造にコストや時間や労力を要していた。そこで、本発明では、上記海苔製造機1の乾燥工程よりも前に海苔原藻と水分とからなる湿った状態の海苔原料に食品添加物を添加することにして、乾燥工程を1回だけにすることで、製造に要するコストや時間や労力を低減することにした。
【0021】
すなわち、上記海苔製造機1において、海苔原料を貯留する原料タンク15と抄製装置9とを接続する供給管16の中途部に海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置17を接続している。
【0022】
添加装置17は、供給管16の中途部に調整バルブ18を介して食品添加物を貯留するための添加物タンク19を接続している。原料タンク15、添加装置17(調整バルブ18、添加物タンク19)は、制御装置14に接続されており、制御装置14によって駆動制御されている。
【0023】
そして、制御装置14は、通常の乾燥海苔(食品添加物が添加されていない乾燥海苔)を製造する場合には、調整バルブ18を閉塞させた状態にして、原料タンク15から海苔原料だけを抄製装置9へと供給し、抄製装置9で海苔原料だけを抄製し、脱水装置10で脱水して乾燥装置11で乾燥するようにしている。
【0024】
一方、制御装置14は、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造する場合には、調整バルブ18を流量調整させた状態にして、原料タンク15から供給される海苔原料に予め設定した所定量の食品添加物を添加して抄製装置9へと供給し、抄製装置9で食品添加物を含有する海苔原料を抄製し、脱水装置10で脱水して乾燥装置11で乾燥するようにしている(図3(a)参照。)。
【0025】
ここでは、抄製前かつ乾燥前の海苔原料に食品添加物を添加しているが、これに限られず、乾燥前の海苔原料に食品添加物を添加できればよい。
【0026】
たとえば、図2に示すように、海苔製造機20の海苔原料の搬送経路上で乾燥装置11よりも上流側に海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置21を設けてもよい。
【0027】
この海苔製造機20では、搬送経路の脱水装置10と乾燥装置11との間に添加装置21を設けている。添加装置21は、食品添加物を貯留するための添加物タンク19から供給される食品添加物を抄製された海苔原料に添加するようになっている。なお、海苔原料に食品添加物を添加する方法は、食品添加物を海苔原料の上方から噴霧してもよく、食品添加物をローラーや刷毛等で海苔原料の上側表面に塗布してもよい。
【0028】
この海苔製造機20でも添加装置21が制御装置14に接続されており、制御装置14によって駆動制御されている。
【0029】
そして、制御装置14は、通常の乾燥海苔(食品添加物が添加されていない乾燥海苔)を製造する場合には、添加装置21を停止させた状態にして、原料タンク15から海苔原料を抄製装置9へと供給し、抄製装置9で海苔原料を抄製し、脱水装置10で脱水し、添加装置21で海苔原料に食品添加物を添加させずに、乾燥装置11で乾燥するようにしている。
【0030】
一方、制御装置14は、食品添加物を添加した乾燥海苔を製造する場合には、添加装置21を稼働させた状態にして、原料タンク15から海苔原料を抄製装置9へと供給し、抄製装置9で海苔原料を抄製し、脱水装置10で脱水し、添加装置21で海苔原料に食品添加物を添加し、乾燥装置11で乾燥するようにしている(図3(b)参照。)。
【0031】
なお、食品添加物としては、味付け海苔を製造するための調味料に限られず、保存料や甘味料や着色料や香料などでもよい。たとえば、乾燥海苔の味を良くすることを目的として調味料や甘味料を用いてもよく、乾燥海苔の色や艶を良くすることを目的として着色料を用いてもよく、乾燥海苔の消費期限を延ばす目的で保存料を用いてもよく、乾燥海苔の香りを良くすることを目的として香料を用いてもよい。
【0032】
また、海苔原料に応じて制御装置14で添加装置17,21を稼働させて海苔原料に食品添加物を添加するか否かを制御することもできる。たとえば、海苔簀4に抄製する前又は後の海苔原料(海苔原藻)の画像を撮影し、画像処理して、海苔原料(海苔原藻)の色や艶などが予め設定した基準値を超える場合には、制御装置14で添加装置17,21の稼働を停止させて通常の乾燥海苔(食品添加物が添加されていない乾燥海苔)を製造し、一方、基準値を下回る場合には、制御装置14で添加装置17,21を稼働させて添加物を添加した乾燥海苔を製造するように制御してもよい。また、海苔原藻の味や香りなどをセンサーで検出し、その検出値に基づいて同様の制御を行うようにしてもよい。
【0033】
以上に説明したように、上記海苔製造方法は、海苔原藻と水分とからなる海苔原料(乾燥させる前の海苔原料)に食品添加物を添加した後に乾燥させる構成となっている。
【0034】
そのため、上記構成の海苔製造方法では、食品添加物を添加した乾燥海苔を1回の乾燥工程だけで製造することができ、製造に要するコストや時間や手間を低減させることができる。
【0035】
また、従来において色落ちした海苔原藻や摘み取り回数が多くなり味や香りの少ない海苔原藻は、商品価値が低く原価割れのおそれがあることから、生産者の採算が合わず、海洋廃棄していたが、上記海苔製造方法により商品価値を高めることができ、生産者の採算に合う乾燥海苔を製造することができる。
【0036】
また、上記海苔製造方法は、食品添加物を海苔簀に抄製した海苔原料の表面に付着させた後に乾燥させる構成となっている。
【0037】
そのため、上記構成の海苔製造方法では、抄製した海苔原料の表面に食品添加物を良好に付着させることができる。
【0038】
また、上記海苔製造機1は、抄製装置9に供給する海苔原料と水分とからなる海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置を設けた構成となっている。
【0039】
そのため、上記構成の海苔製造機1では、海苔原料全体に均等に食品添加物を添加することができる。
【0040】
また、上記海苔製造機20は、海苔簀4を搬送する搬送経路上の脱水装置10と乾燥装置11との間に、抄製装置9で抄製した海苔原料と水分とからなる海苔原料に食品添加物を添加するための添加装置21を設けた構成となっている。
【0041】
そのため、上記構成の海苔製造機20では、抄製した海苔原料の表面に食品添加物を良好に付着させることができる。
【符号の説明】
【0042】
1,20 海苔製造機 2 製造機
3 乾燥機 4 海苔簀
5 簀枠 6,7,8 間欠搬送装置
9 抄製装置 10 脱水装置
11 乾燥装置 12 剥離装置
13 駆動装置 14 制御装置
15 原料タンク 16 供給管
17,21 添加装置 18 調整バルブ
19 添加物タンク
図1
図2
図3