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特許7590026サーバラック、情報表示装置、情報表示方法、制御装置、及びプログラム。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】サーバラック、情報表示装置、情報表示方法、制御装置、及びプログラム。
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20241119BHJP
   H05K 7/18 20060101ALI20241119BHJP
【FI】
G06F1/16 312A
H05K7/18 Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023219586
(22)【出願日】2023-12-26
【審査請求日】2023-12-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100181135
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 隆史
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 康人
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-169816(JP,A)
【文献】特開2006-173706(JP,A)
【文献】特表2015-513163(JP,A)
【文献】特開2012-053532(JP,A)
【文献】特表2004-523031(JP,A)
【文献】特開2000-089899(JP,A)
【文献】国際公開第2012/124730(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16- 1/18
H05K 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバを収容するラック本体と、
前記ラック本体に開閉可能に設けられたラックドアと、
前記ラックドア及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されたスクリーン部と、
前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備え、
前記ラックドアは、通気開口と、前記通気開口を閉塞する閉塞部材と、を有し、
前記スクリーン部は、前記閉塞部材で前記通気開口が閉塞された部分に形成される第一スクリーン部を有する
ーバラック。
【請求項2】
前記プロジェクターは、前記操作情報として、前記サーバに関する情報を前記第一スクリーン部に投影する
請求項に記載のサーバラック。
【請求項3】
サーバを収容するラック本体と、
前記ラック本体に開閉可能に設けられたラックドアと、
前記ラックドア及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されたスクリーン部と、
前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備え、
前記プロジェクターは、前記操作情報として、前記サーバを操作するための操作入力手段の映像を前記スクリーン部に投影し、
前記センサは、前記スクリーン部に投影された前記操作入力手段に対する前記ユーザの操作入力動作を検出する
ーバラック。
【請求項4】
前記ラックドアは、前記ラックドアの表面に沿った第一状態と、前記ラックドアの表面に交差する方向に突出した第二状態との間で、回動可能に設けられた板状の回動プレートを備え、
前記スクリーン部は、前記第二状態とした前記回動プレートの表面に形成される第二スクリーン部を有し、
前記プロジェクターは、前記操作入力手段の映像を前記第二スクリーン部に投影する
請求項に記載のサーバラック。
【請求項5】
サーバを収容するラック本体と、
前記ラック本体に開閉可能に設けられたラックドアと、
前記ラックドア及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されたスクリーン部と、
前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備え、
前記ラックドアは、前記ラック本体の開口を閉塞する閉塞状態と、前記開口を開放する開放状態との間で開閉可能に設けられ、
前記プロジェクターは、前記ラックドアが開放状態である場合に、前記スクリーン部に前記操作情報を含む映像を投影する
ーバラック。
【請求項6】
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部と、
前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備え
前記プロジェクターは、前記操作情報として、前記サーバを操作するための操作入力手段の映像を前記スクリーン部に投影し、
前記センサは、前記スクリーン部に投影された前記操作入力手段に対する前記ユーザの操作入力動作を検出す
情報表示装置。
【請求項7】
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するステップと、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作するステップと、を含み、
プロジェクターが、前記操作情報として、前記サーバを操作するための操作入力手段の映像を前記スクリーン部に投影し、
センサが、前記スクリーン部に投影された前記操作入力手段に対する前記ユーザの操作入力動作を検出する、
情報表示方法。
【請求項8】
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる投影制御部と、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する検出処理部と、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作する操作制御部と、を含み、
プロジェクターが、前記操作情報として、前記サーバを操作するための操作入力手段の映像を前記スクリーン部に投影し、
センサが、前記スクリーン部に投影された前記操作入力手段に対する前記ユーザの操作入力動作を検出する、
制御装置。
【請求項9】
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するステップと、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作するステップと、を含む処理を、コンピュータに実行させ
プロジェクターが、前記操作情報として、前記サーバを操作するための操作入力手段の映像を前記スクリーン部に投影し、
センサが、前記スクリーン部に投影された前記操作入力手段に対する前記ユーザの操作入力動作を検出する、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバラック、情報表示装置、情報表示方法、制御装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数のサーバを収容するサーバラックが知られている。このようなサーバラックにおいて、収容したサーバを操作するためのコンソール装置を備えたものがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、サーバを格納するラック本体に設置されるラックドアに、コンソール用ノート型PCを収納できるスペースと、このスペースの前面を覆う前扉と、を備えた構成が記載されている。このラックドアは、前扉が閉じた状態でコンソール用ノート型PCをスペースに収納でき、前扉が開いた状態でコンソール用ノート型PCの操作が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2009-169816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたラックドアは、コンソール用ノート型PCを収容するためのスペースを確保する必要があり、その分、サーバラック内のスペースが少なくなる。
このため、サーバラック内のスペースの有効利用が妨げられる構造となっている。
【0006】
本開示の目的は、上述の課題を解決するサーバラック、情報表示装置、情報表示方法、制御装置、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るサーバラックは、サーバを収容するラック本体と、前記ラック本体に開閉可能に設けられたラックドアと、前記ラックドア及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されたスクリーン部と、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る情報表示装置は、サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部と、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備える。
【0009】
本開示の一態様に係る情報表示方法は、サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップと、前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するステップと、検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作するステップと、を含む。
【0010】
本開示の一態様に係る制御装置は、サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる投影制御部と、前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する検出処理部と、検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作する操作制御部と、を含む。
【0011】
本開示の一態様に係るプログラムは、サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップと、前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するステップと、検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作するステップと、を含む処理を、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
上記一態様によれば、サーバラック内のスペースの有効利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示に係るサーバラックを斜め前方から見た斜視図である。
図2】本開示に係るサーバラックにおいて、通気開口を閉塞部材で閉塞した状態を示す斜視図である。
図3】本開示に係るサーバラックにおいて、第一スクリーン部、第二スクリーン部に映像を表示する状態を示す斜視図である。
図4】本開示に係るサーバラックを斜め後方から見た斜視図である。
図5】本開示に係る情報表示装置の構成を示すブロック図である。
図6】本開示に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。
図7】本開示に係る情報表示方法の流れを示すフローチャートである。
図8】本開示に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図9】本開示に係るサーバラックを斜め前方から見た斜視図である。
図10】本開示に係る情報表示装置を示す斜視図である。
図11】本開示に係る情報表示方法の流れを示すフローチャートである。
図12】本開示に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、各実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において同一または相当する構成には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
【0015】
<第一実施形態>
以下、本開示に係る一実施形態について、図を用いて説明する。
図1に示すように、サーバラック1は、ラック本体2と、ラックドア3と、スクリーン部4と、プロジェクター6と、センサ7と、制御装置300と、を備える。
ラック本体2は、床面F上に設置される。
ラック本体2は、底板21と、一対の側板22と、天板23と、を少なくとも有する。
【0016】
底板21は、床面Fと平行に設けられる。
底板21は、平面視矩形状である。
一対の側板22は、底板21の幅方向両端部から上方に立ち上がるよう設けられる。
天板23は、底板21に対して上方に間隔をあけて設けられる。
天板23は、床面Fと平行に設けられる。
天板23は、一対の側板22の上端部同士を接続する。
【0017】
ラック本体2は、前方に向かって開口する開口25を有する。
ラック本体2は、後方に向かって開口する後部開口26(図4参照)を有する。
ラック本体2は、後部開口26を閉塞する背板(図示無し)を備えていてもよい。
ラック本体2は、サーバ5を収容する。
ラック本体2は、複数のサーバ5を収容可能である。
本開示のラック本体2は、上下方向に間隔をあけて複数のサーバ5を収納可能である。
各サーバ5は、不図示のブラケット等を介して、一対の側板22に支持される。
各サーバ5は、一対の側板22間に架け渡された棚板等の上に載置されていてもよい。
【0018】
ラックドア3は、ラック本体2の開口25を開閉可能に閉塞する。
ラックドア3は、ラック本体2の開口25を閉塞する閉塞状態と、開口25を開放する開放状態との間で開閉可能に設けられる。
ラックドア3は、例えば、幅方向一方の側板22に、不図示のヒンジを介して、上下方向に延びる軸回りに回動自在に接続されている。
【0019】
スクリーン部4は、ラックドア3、及びラック本体2のいずれか一方に配置される。
本開示のスクリーン部4は、ラックドア3に配置される。
スクリーン部4は、ラック本体2の外側面等に配置してもよい。
本開示のスクリーン部4は、ラックドア3を閉塞状態としたときに、ラック本体2内に対向する側を向く、ラックドア3の表面3fに設けられる。
【0020】
スクリーン部4は、第一スクリーン部41と、第二スクリーン部42と、を備える。
第一スクリーン部41は、ラックドア3の上部に配置される。
ラックドア3の上部には、ラックドア3を閉塞状態とした場合に、ラック本体2内の熱を放熱するための通気開口31が設けられる。
通気開口31は、ラックドア3を厚さ方向に貫通する。
通気開口31は、通気開口31を開閉可能に閉塞する閉塞部材32を備える。
本開示の閉塞部材32は、複数のルーバー33を備える。
複数のルーバー33は、上下方向に複数並べて設けられる。
各ルーバー33は、ラックドア3の幅方向に延びる板状である。
各ルーバー33の幅方向両端部は、ラックドア3に対し、水平軸回りに回動可能に接続されている。
複数のルーバー33を開くことで、通気開口31を通して、ラック本体2内外の通気が可能となる。
図2に示すように、複数のルーバー33を閉じると、ラックドア3の表面3fに沿って、平面状の第一スクリーン部41が形成される。
第一スクリーン部41は、閉塞部材32で通気開口31が閉塞された部分に形成される。
なお、本開示の閉塞部材32では、複数のルーバー33は、ラックドア3の幅方向に複数並べて設けられていてもよい。
また、閉塞部材32は、通気開口31を開閉可能に閉塞し、第一スクリーン部41を形成できるのであれば、複数のルーバー33に限らず、適宜他の構成に変更してもよい。
【0021】
第二スクリーン部42は、ラックドア3の表面3fにおいて、第一スクリーン部41(通気開口31)の下側に配置される。
ラックドア3には、板状の回動プレート35が設けられる。
回動プレート35は、その板厚方向から見た際の形状が、横長の矩形状(長方形状)とされている。
回動プレート35の上端部は、ラックドア3の表面3fに対し、表面3fに沿って水平方向に延びる軸回りに回動可能に接続される。
これにより、図2に示すように、回動プレート35は、ラックドア3の表面3fに沿った第一状態と、図3に示すように、ラックドア3の表面3fに交差する方向に突出した第二状態との間で、回動可能に設けられる。
回動プレート35を第二状態とした場合、回動プレート35の表面35fは上方を向く。
第二スクリーン部42は、第二状態とした回動プレート35の表面35fに形成される。
【0022】
プロジェクター6は、スクリーン部4に、サーバ5を操作するための操作情報を含む映像を投影する。
本開示のプロジェクター6は、第一プロジェクター61と、第二プロジェクター62と、を備える。
第一プロジェクター61、及び第二プロジェクター62は、ラック本体2に設けられる。
第一プロジェクター61、及び第二プロジェクター62は、ラック本体2の開口25の外周縁に設けられる。
本開示の第一プロジェクター61、及び第二プロジェクター62は、ラック本体2の天板23の前面に、幅方向に間隔をあけて配置される。
【0023】
プロジェクター6は、サーバ5を操作するための操作情報を含む映像を、スクリーン部4に投影する。
例えば第一プロジェクター61は、サーバ5を操作するための操作情報を含む映像を、第一スクリーン部41に投影してもよい。
例えば第一プロジェクター61は、操作情報として、サーバ5に関する情報を第一スクリーン部41に投影してもよい。
操作情報として、第一スクリーン部41に投影される、サーバ5に関する情報としては、サーバ5の状態を示す各種情報が例示できる。
第一スクリーン部41に投影される、サーバ5を操作するための操作情報を含む映像としては、これ以外に、サーバ5のOS(Operating System:オペレーティングシステム)やBIOS(Basic Input Output System)等の情報、プロジェクター6でスクリーン部4に投影する映像の明るさ、コントラスト等を調整するための情報(例えば、OSD:オンスクリーンディスプレイ)等が例示できる。
【0024】
第二プロジェクター62は、操作情報として、サーバ5を操作するための操作入力手段の映像を、第二スクリーン部42に投影する。
操作情報として、第二スクリーン部42に投影される、操作入力手段の映像としては、例えば、所定の配列のキーボード、タッチパッドの映像等が例示できる。
ユーザは、第一スクリーン部41に投影される、サーバ5に関する情報に基づき、第二スクリーン部42に投影される、キーボード、タッチパッド等の操作入力手段の映像を見ながら、サーバ5を操作するための操作入力を行うことができる。
【0025】
センサ7は、第二スクリーン部42に投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する。
センサ7は、第二スクリーン部42に投影された、操作情報としての操作入力手段に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する。具体的には、センサ7は、第二スクリーン部42に投影された、キーボード、タッチパッド等の映像に対してなされた、ユーザの手指の位置、移動量等を検出することで、ユーザの操作入力動作を検出する。
このようなセンサ7としては、例えば、米国特許出願公開第2020/0356159号明細書に開示された構成のものを採用可能である。
本開示のセンサ7は、例えば、第二プロジェクター62と一体に設けられる。
なお、センサ7は、第二プロジェクター62と別体であってもよい。
【0026】
図4に示すように、ラック本体2は、各サーバ5が接続ケーブル(図示無し)を介して接続可能な、端子27を複数組備える。
端子27としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子が設けられる。
端子27は、USB端子以外の形式のものであってもよい。
端子27は、例えば、側板22に設けられる。
複数組の端子27としては、例えば、映像端子27Aと、操作入力端子27Bと、を備える。
映像端子27A、及び操作入力端子27Bは、それぞれ、接続ケーブル100を介して、サーバ5に接続される。
映像端子27A、及び操作入力端子27Bは、それぞれ、ラック本体2に内蔵された内蔵ケーブル(図示無し)を介して、サーバスイッチ回路28に接続される。
図5に示すように、サーバスイッチ回路28は、複数のサーバ5のうち、第二スクリーン部42に投影される操作入力手段で操作するサーバ5と、プロジェクター6、及び制御装置300とを選択的に接続する。
【0027】
上記したようなスクリーン部4と、プロジェクター6と、センサ7と、後述の制御装置300と、を備えることで、サーバラック用情報表示装置9(情報表示装置)が構成される。
図3に示すように、このようなサーバラック用情報表示装置9では、プロジェクター6は、ラックドア3が開放状態である場合に、スクリーン部4に操作情報を含む映像を投影する。
このため、例えば、サーバラック1は、ラックドア3の開閉状態を検出する開閉センサ(図示無し)を備えていてもよい。この場合、開閉センサで、ラックドア3が開放状態であると検出された場合に、サーバラック用情報表示装置9を自動的に起動させるようにしてもよい。
また、例えば、サーバラック1は、ラックドア3が開放状態である場合に、サーバラック用情報表示装置9を起動させるためのスイッチ(図示無し)を備えていてもよい。
【0028】
(制御装置の構成)
制御装置300は、サーバラック用情報表示装置9を制御可能とされている。
図6に示すように、制御装置300は、Central Processing Unit以下、「CPU」という。)310と、メモリ320と、を備える。
【0029】
CPU310は、プロジェクター制御部311と、操作入力受付部312と、を機能的に備える。
すなわち、CPU310は、所定のプログラムに基づいて動作することで、プロジェクター制御部311、操作入力受付部312、としての機能を発揮する。
メモリ320は、制御装置300が取得する各種データを格納する。
【0030】
プロジェクター制御部311は、サーバ5から出力される、サーバ5の状態を示す情報を、サーバスイッチ回路28を介して、第一プロジェクター61に出力する。
プロジェクター制御部311は、第二スクリーン部42に投影する、サーバ5を操作するための操作入力手段の映像のデータを、第二プロジェクター62に出力する。
【0031】
操作入力受付部312は、センサ7で検出される、第二スクリーン部42に投影された操作入力手段に対する、ユーザの操作入力動作に基づいて、サーバ5に対する操作指令を生成する。
操作入力受付部312は、第二スクリーン部42に投影された操作入力手段に対する、ユーザの操作入力動作に応じた、サーバ5に対する操作指令を、サーバスイッチ回路28を介してサーバ5に出力する。
【0032】
(サーバラックの制御方法)
図7に示すように、サーバラックの制御方法は、操作情報を含む映像を投影させるステップS11と、操作入力動作を検出するステップS12と、サーバを切り替える操作がなされたか否かを判定するステップS13と、サーバを切り替えるステップS14と、サーバを操作するステップS15と、を含む。
【0033】
操作情報を含む映像を投影させるステップS11では、図3に示すように、ラックドア3を開放状態とし、通気開口31を複数のルーバー33で閉塞した状態で、スクリーン部4に操作情報を含む映像を投影する。
具体的に、プロジェクター制御部311で、サーバ5から出力される、サーバ5の状態を示す情報を、サーバスイッチ回路28を介して、第一プロジェクター61に出力する。第一プロジェクター61では、サーバ5の状態を示す情報を含む映像を、第一スクリーン部41に投影する。
また、プロジェクター制御部311で、第二スクリーン部42に投影する、サーバ5を操作するための操作入力手段の映像のデータを、第二プロジェクター62に出力する。第二プロジェクター62では、操作入力手段としての、キーボード、タッチパッド等の映像を、第二スクリーン部42に投影する。
【0034】
操作入力動作を検出するステップS12では、センサ7で、第二スクリーン部42に投影された操作入力手段に対する、ユーザの操作入力動作を検出する。
このステップS12では、さらに、操作入力受付部312で、センサ7で検出される、第二スクリーン部42に投影された操作入力手段に対する、ユーザの操作入力動作に基づいて、サーバ5に対する操作指令を生成する。
【0035】
サーバを切り替える操作がなされたか否かを判定するステップS13では、ステップS12で検出された、ユーザによる操作入力動作が、操作するサーバ5を切り替えるための所定の操作入力動作であったか否かを判定する。
その結果、ここで、ユーザによる操作入力動作が、操作するサーバ5を切り替えるための所定の操作入力動作であった場合、ステップS14に進む。
サーバを切り替えるステップS14では、ステップS12で検出された操作入力動作に応じて、第一プロジェクター61に映像を表示し、第二スクリーン部42に投影された操作入力手段で操作するサーバ5を、サーバスイッチ回路28で切り替える。
ステップS14で、サーバ5を切り換えた場合、ステップS11に戻り、切り替えたサーバ5の状態を示す情報を、第一プロジェクター61に投影し、このサーバ5を操作するための操作入力手段の映像のデータを、第二プロジェクター62に投影する。
【0036】
そして、サーバを操作するステップS15では、ステップS12で生成された、第二スクリーン部42に投影された操作入力手段に対する、ユーザの操作入力動作に基づく操作指令に応じて、サーバ5を操作する。
【0037】
図8に示すように、制御装置300が備えるコンピュータは、CPU310と、メモリ320と、記憶/再生装置330と、Input Output Interface(以下、「IO I/F」という。)340と、通信Interface(以下、「通信I/F」という。)350と、を備える。
【0038】
メモリ320は、制御装置300で実行されるプログラムで使用されるデータ等を一時的に記憶するRandom Access Memory(以下、「RAM」という。)等の媒体である。
記憶/再生装置330は、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等の外部メディアへデータ等を記憶したり、外部メディアのデータ等を再生したりするための装置である。
IO I/F340は、制御装置300と他の装置との間で情報等の入出力を行うためのインタフェースである。
通信I/F350は、インターネット、専用通信回線等の通信回線を介して、他の装置との間で通信を行うインタフェースである。
【0039】
本実施形態のサーバラック1は、ラックドア3に配置されたスクリーン部4に、サーバ5を操作するための操作情報を投影し、投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を、センサ7で検出する。このため、ラックドア3に、コンソール用ノート型PCを収容するためのスペースを確保する必要がなく、サーバラック1内のスペースが狭くなるのを抑えることができる。また、コンソール用ノート型PCの重量が加わることもなく、ラックドア3の開閉が重くなることもない。
このため、サーバラック1内のスペースの有効利用を図ることができ、ラックドア3を開閉し易くなる。
【0040】
<第二実施形態>
以下、本開示に係る一実施形態について、図を用いて説明する。
図9に示すように、本開示のサーバラック101は、ラック本体102と、ラックドア103と、スクリーン部104と、プロジェクター106と、センサ107と、を備える。
ラック本体102は、サーバ5を収容する。
ラックドア103は、ラック本体102に開閉可能に設けられる。
スクリーン部104は、ラックドア103及びラック本体102のいずれか一方に配置される。
本開示のスクリーン部104は、ラックドア3に配置される。
プロジェクター106は、スクリーン部104に、サーバ5を操作するための操作情報を含む映像を投影する。
センサ107は、スクリーン部104に投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する。
【0041】
本実施形態のサーバラック101、ラックドア103に配置されたスクリーン部104に、サーバ5を操作するための操作情報を投影し、投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を、センサ107で検出する。このため、ラックドア103に、コンソール用ノート型PCを収容するためのスペースを確保する必要がなく、サーバラック101内のスペースが狭くなるのを抑えることができる。
このため、サーバラック101内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0042】
<第三実施形態>
以下、本開示に係る一実施形態について、図を用いて説明する。
図10に示すように、本開示の情報表示装置200は、スクリーン部104と、プロジェクター106と、センサ107と、を備える。
スクリーン部104は、ラックドア103に配置される。
ラックドア103は、サーバ5を収容するラック本体102に開閉可能に設けられる。
プロジェクター106は、スクリーン部104に、サーバ5を操作するための操作情報を含む映像を投影する。
センサ107は、スクリーン部104に投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する。
【0043】
本実施形態の情報表示装置200は、ラックドア103に配置されるスクリーン部104に、サーバ5を操作するための操作情報を投影し、投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を、センサ107で検出する。このため、ラックドア103に、コンソール用ノート型PCを収容するためのスペースを確保する必要がなく、サーバラック101内のスペースが狭くなるのを抑えることができる。
このため、サーバラック101内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0044】
<第四実施形態>
以下、本開示に係る一実施形態について、図を用いて説明する。
図11に示すように、本開示の情報表示方法は、操作情報を含む映像を投影させるステップS101と、操作入力動作を検出するステップS102と、サーバを操作するステップS103と、を含む。
操作情報を含む映像を投影させるステップS101では、サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及びラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる。
操作入力動作を検出するステップS102では、スクリーン部に投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する。
サーバを操作するステップS103では、検出されたユーザの操作入力動作に基づいて、サーバを操作する。
【0045】
本実施形態の情報表示方法は、スクリーン部に、サーバを操作するための操作情報を投影し、投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出することで、サーバを操作する。このため、ラックドアに、コンソール用ノート型PCを収容するためのスペースを確保する必要がなく、サーバラック内のスペースが狭くなるのを抑えることができる。
このため、サーバラック内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0046】
<第五実施形態>
以下、本開示に係る一実施形態について、図を用いて説明する。
図12に示すように、本開示の制御装置400は、投影制御部401と、検出処理部402と、操作制御部403と、を含む。
投影制御部401は、サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及びラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる。
検出処理部402は、スクリーン部に投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する。
操作制御部403は、検出されたユーザの操作入力動作に基づいて、サーバを操作する。
【0047】
本実施形態の制御装置は、スクリーン部に、サーバを操作するための操作情報を投影し、投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出することで、サーバを操作する。このため、ラックドアに、コンソール用ノート型PCを収容するためのスペースを確保する必要がなく、サーバラック内のスペースが狭くなるのを抑えることができる。
このため、サーバラック内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0048】
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。そして、各実施の形態は、適宜他の実施の形態と組み合わせることができる。
【0049】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限らない。
【0050】
(付記1)
サーバを収容するラック本体と、
前記ラック本体に開閉可能に設けられたラックドアと、
前記ラックドア及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されたスクリーン部と、
前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備える
サーバラック。
【0051】
(付記2)
前記ラックドアは、通気開口と、前記通気開口を閉塞する閉塞部材と、を有し、
前記スクリーン部は、前記閉塞部材で前記通気開口が閉塞された部分に形成される第一スクリーン部を有する
付記1に記載のサーバラック。
【0052】
(付記3)
前記プロジェクターは、前記操作情報として、前記サーバに関する情報を前記第一スクリーン部に投影する
付記2に記載のサーバラック。
【0053】
(付記4)
前記プロジェクターは、前記操作情報として、前記サーバを操作するための操作入力手段の映像を前記スクリーン部に投影し、
前記センサは、前記スクリーン部に投影された前記操作入力手段に対するユーザの操作入力動作を検出する
付記1から3のいずれか一つに記載のサーバラック。
【0054】
(付記5)
前記ラックドアは、前記ラックドアの表面に沿った第一状態と、前記ラックドアの表面に交差する方向に突出した第二状態との間で、回動可能に設けられた板状の回動プレートを備え、
前記スクリーン部は、前記第二状態とした前記回動プレートの表面に形成される第二スクリーン部を有し、
前記プロジェクターは、前記操作入力手段の映像を前記第二スクリーン部に投影する
付記4に記載のサーバラック。
【0055】
(付記6)
前記ラックドアは、前記ラック本体の開口を閉塞する閉塞状態と、前記開口を開放する開放状態との間で開閉可能に設けられ、
前記プロジェクターは、前記ラックドアが開放状態である場合に、前記スクリーン部に前記操作情報を含む映像を投影する
付記1から5のいずれか一つに記載のサーバラック。
【0056】
(付記7)
前記プロジェクター、及び前記センサは、前記ラック本体の開口の周縁部に設けられる
付記6に記載のサーバラック。
【0057】
(付記8)
前記プロジェクターで、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を投影させ、
前記センサで、前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出し、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作する、制御装置をさらに備える
付記1から7のいずれか一つに記載のサーバラック。
【0058】
(付記9)
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部と、
前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備える
情報表示装置。
【0059】
(付記10)
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するステップと、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作するステップと、を含む
情報表示方法。
【0060】
(付記11)
前記ラックドアが開放状態であるときに、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップを実行する、
付記10に記載の情報表示方法。
【0061】
(付記12)
前記ラックドアに設けられた通気開口が閉塞部材により閉塞された状態であるときに、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップを実行する、
付記10又は11に記載の情報表示方法。
【0062】
(付記13)
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる投影制御部と、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出する検出処理部と、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作する操作制御部と、を含む
制御装置。
【0063】
(付記14)
前記投影制御部は、前記ラックドアが開放状態であるときに、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる、
付記13に記載の情報表示方法。
【0064】
(付記15)
前記投影制御部は、前記ラックドアに設けられた通気開口が閉塞部材により閉塞された状態であるときに、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させる、
付記13又は14に記載の情報表示方法。
【0065】
(付記16)
サーバを収容するラック本体に開閉可能に設けられたラックドア、及び前記ラック本体のいずれか一方に配置されるスクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップと、
前記スクリーン部に投影された前記操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するステップと、
検出された前記ユーザの操作入力動作に基づいて、前記サーバを操作するステップと、を含む処理を、コンピュータに実行させる
プログラム。
【0066】
(付記17)
前記ラックドアに設けられた通気開口が閉塞部材により閉塞された状態であるときに、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップを、前記コンピュータに実行させる、
付記16に記載に記載のプログラム。
【0067】
(付記18)
前記ラックドアに設けられた通気開口が閉塞部材により閉塞された状態であるときに、前記スクリーン部に、前記サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影させるステップを、前記コンピュータに実行させる、
付記15又は16に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0068】
1、101 サーバラック
2、102 ラック本体
3、103 ラックドア
3f 表面
4、104 スクリーン部
5 サーバ
6、106 プロジェクター
7、107 センサ
9 サーバラック用情報表示装置(情報表示装置)
25 開口
31 通気開口
32 閉塞部材
33 ルーバー
35 回動プレート
41 第一スクリーン部
42 第二スクリーン部
200 情報表示装置
300、400 制御装置
401 投影制御部
402 検出処理部
403 操作制御部
【要約】
【課題】サーバラック内のスペースの有効利用を図ることができるサーバラック、情報表示装置、情報表示方法、制御装置、及びプログラムを提供する。
【解決手段】サーバラックは、サーバを収容するラック本体と、ラック本体に開閉可能に設けられたラックドアと、ラックドア及びラック本体のいずれか一方に配置されたスクリーン部と、スクリーン部に、サーバを操作するための操作情報を含む映像を投影するプロジェクターと、スクリーン部に投影された操作情報に対してなされたユーザの操作入力動作を検出するセンサと、を備える。
【選択図】図9
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12