(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】モバイルユーザインターフェースデバイスでの視覚化のための様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするための、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0484 20220101AFI20241119BHJP
G05B 23/02 20060101ALI20241119BHJP
【FI】
G06F3/0484
G05B23/02 301T
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020149122
(22)【出願日】2020-09-04
【審査請求日】2023-05-12
(32)【優先日】2019-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512132022
【氏名又は名称】フィッシャー-ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー・イアン・サルミエント・ユーワイ
(72)【発明者】
【氏名】リャン・ガヤルド・バルデラマ
(72)【発明者】
【氏名】ディノ・アントン・ユー
(72)【発明者】
【氏名】マリアナ・ディオニシオ
(72)【発明者】
【氏名】マーク・ジェイ・ニクソン
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・アール・ストリンデン
【審査官】遠藤 孝徳
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-268733(JP,A)
【文献】特開2015-204047(JP,A)
【文献】特許第6534868(JP,B2)
【文献】特開2009-187071(JP,A)
【文献】特許第5983677(JP,B2)
【文献】特開2017-188073(JP,A)
【文献】特許第6537777(JP,B2)
【文献】特開2009-181436(JP,A)
【文献】特開2019-67397(JP,A)
【文献】特許第3390806(JP,B2)
【文献】特開2018-181292(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0254792(US,A1)
【文献】特許第6397476(JP,B2)
【文献】特表2016-520893(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048 - 3/04895
G05B 23/00 - 23/02
G09B 9/00 - 9/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルユーザインターフェースデバイスで視覚化するために様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするための、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースの方法であって、
1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表現し、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラント内に複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み、
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、送信することと、
前記モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で実行するモバイル表示ナビゲーショアプリによって、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、前記フルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をレンダリングすることであって、前記第1のビュー部分は、前記複数のプロセスプラントエンティティから選択された、プロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを定義し、
前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面は、前記フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を有する、レンダリングすることと、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリで、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することと、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリによって、前記ジェスチャコマンドを受信すると、前記フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分を前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にレンダリングすることであって、前記第2のビュー部分は、前記プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルと第2の詳細レベルを定義し、
前記第1のビュー部分または前記第2のビュー部分の少なくとも一方は、前記フルサイズのプロセスプラント表示の事前定義されたグラフィック解像度のビュー部分を含み、
前記第1のズームレベルは第2のズームレベルとは異なり、
前記第1の詳細レベルは、前記第2の詳細レベルとは異なる、レンダリングすることと、を含む、GUIベースの方法。
【請求項2】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記プロセスプラントエンティティの焦点を合わせたビューを、前記第1のズームレベルと比較して前記第2のズームレベルでレンダリングし、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、前記プロセスプラントエンティティの詳細情報を前記第2の詳細レベルでレンダリングする、請求項1に記載のGUIベースの方法。
【請求項3】
前記詳細情報は、前記プロセスプラントエンティティのアラーム装飾グラフィックまたは測定パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載のGUIベースの方法。
【請求項4】
前記
詳細情報は、前記アラーム装飾グラフィックを含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記アラーム装飾グラフィックが表示のためにトリガされると、前記焦点を合わせたビューをレンダリングする、請求項3に記載のGUIベースの方法。
【請求項5】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にリアルタイムまたはほぼリアルタイムで前記詳細情報をレンダリングする、請求項2から請求項4のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項6】
前記第1のビュー部分は、第1のグラフィック解像度を含み、前記第2のビュー部分は、第2のグラフィック解像度を含み、前記第1のグラフィック解像度は、前記第2のグラフィック解像度とは異なる、請求項2から請求項5のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項7】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面のサイズに基づいて、前記第1のグラフィック解像度および前記第2のグラフィック解像度の各々を決定する、請求項6に記載のGUIベースの方法。
【請求項8】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、複数のグラフィカルビューレイヤで構成され、
前記第1のビュー部分は、第1のズーム範囲を有する第1のグラフィカルレイヤに関連付けられ、前記第2のビュー部分は、第2のズーム範囲を有する第2のグラフィカルレイヤに関連付けられ、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記ジェスチャコマンドを受信すると、前記第1のズーム範囲から前記第2のズーム範囲への遷移を検出し、
前記遷移は、前記モバイル表示ナビゲーションアプリに前記第2のグラフィックレイヤで前記第2のビュー部分をレンダリングさせる、請求項2から請求項7のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサで、前記1つ以上のプロセッサに、
(a)前記第1のビュー部分または前記第2のビュー部分のグラフィック解像度を事前定義すること、
(b)前記詳細情報を変更すること、または
(c)前記第1のズームレベルと前記第2のズームレベルに関連付けられたビューレイヤのセットを定義すること、のうちの1つ以上を実装するための命令を実行させる構成コマンドを受信することをさらに含む、請求項2から請求項8のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項10】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、ブラウザベースの表示であり、前記モバイル表示ナビゲーションアプリはブラウザを含み、
前記ブラウザは、前記第1のビュー部分を前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にレンダリングし、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリで前記ジェスチャコマンドを受信することは、前記ブラウザに、前記プロセスプラントに関連付けられたサーバからの前記詳細情報の電子送信を要求する命令を実行させ、
前記ブラウザは、前記詳細情報を受信すると、前記詳細情報を伴う前記第2のビュー部分をレンダリングする、請求項2から請求項9のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項11】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、ネイティ
ブモバイルアプリを含み、
前記ネイティ
ブモバイルアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上に前記第1のビュー部分をレンダリングし、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリで前記ジェスチャコマンドを受信することは、前記ネイティ
ブモバイルアプリに、前記プロセスプラントに関連付けられたサーバからの前記詳細情報の電子送信を要求する命令を実行させ、
前記ネイティ
ブモバイルアプリは、前記詳細情報を受信すると、前記詳細情報を伴う前記第2のビュー部分をレンダリングする、請求項2から請求項10のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項12】
前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面の表面積は、前記フルサイズの表示画面の前記フルサイズの表面積の半分未満である、請求項1から請求項11のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項13】
前記第1のビュー部分および前記第2のビュー部分の各々は、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にフル画面でレンダリングされるようにサイズ決定される、請求項1から請求項12のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項14】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントの包括的な表現である、請求項1から請求項13のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項15】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントのプロセス制御ネットワークとネイティブに統合されている、請求項1から請求項14のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項16】
前記モバイルユーザインターフェースデバイスから選択を受信することであって、前記選択は、前記複数のプロセスプラントエンティティの前記プロセスプラントエンティティに対応する、受信することを含み、
前記選択は、前記プロセスプラント内の前記プロセスプラントエンティティの制御を開始する、請求項1から請求項15のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【請求項17】
モバイルユーザインターフェースデバイスでの視覚化のために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースのシステムであって、
1つ以上のプロセッサを含むサーバであって、複数のプロセスプラントエンティティを含むプロセスプラントのプロセス制御ネットワークに通信可能に結合されたサーバと、
モバイルユーザインターフェースデバイスの1つ以上のプロセッサで実行するモバイル表示ナビゲーションアプリであって、前記サーバに通信可能に結合されたモバイル表示ナビゲーションアプリと、を備え、
前記サーバは、フルサイズのプロセスプラント表示を前記モバイルユーザインターフェースデバイスに送信するように構成され、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表現し、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラント内の前記複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIであり、
前
記モバイル
表示ナビゲーションアプリは、
前記モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上の前記フルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をレンダリングすることであって、前記第1のビュー部分は、前記複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを定義し、前記モバイルユーザインターエースデバイスの前記表示画面は、前記フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満の表面積を有する、レンダリングすることと、
前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することと、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリが前記ジェスチャコマンドを受け取ると、前記フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分を前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にレンダリングすることであって、前記第2のビュー部分は、前記プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルと第2の詳細レベルを定義する、レンダリングすることと、を行うように構成され、
前記第1のビュー部分または前記第2のビュー部分の少なくとも一方は、前記フルサイズのプロセスプラント表示の事前定義されたグラフィック解像度のビュー部分を含み、
前記第1のズームレベルは前記第2のズームレベルとは異なり、
前記第1の詳細レベルは、前記第2の詳細レベルとは異なる、GUIベースのシステム。
【請求項18】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記プロセスプラントエンティティの焦点を合わせたビューを、前記第1のズームレベルと比較して前記第2のズームレベルでレンダリングし、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面で、前記プロセスプラントエンティティの詳細情報を、前記第2の詳細レベルでレンダリングする、請求項17に記載のGUIベースのシステム。
【請求項19】
前記詳細情報は、前記プロセスプラントエンティティのアラーム装飾グラフィックまたは測定パラメータのうちの少なくとも1つを含む、請求項18に記載のGUIベースのシステム。
【請求項20】
前記
詳細情報は、前記アラーム装飾グラフィックを含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記アラーム装飾グラフィックが表示のためにトリガされると、前記焦点を合わせたビューをレンダリングする、請求項19に記載のGUIベースのシステム。
【請求項21】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にリアルタイムまたはほぼリアルタイムで前記詳細情報をレンダリングする、請求項18から請求項20のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項22】
前記第1のビュー部分は、第1のグラフィック解像度を含み、前記第2のビュー部分は、第2のグラフィック解像度を含み、前記第1のグラフィック解像度は、前記第2のグラフィック解像度とは異なる、請求項18から請求項21のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項23】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面のサイズに基づいて、前記第1のグラフィック解像度および前記第2のグラフィック解像度の各々を決定する、請求項22に記載のGUIベースのシステム。
【請求項24】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、複数のグラフィカルビューレイヤで構成され、
前記第1のビュー部分は、第1のズーム範囲を有する第1のグラフィカルレイヤに関連付けられ、前記第2のビュー部分は、第2のズーム範囲を有する第2のグラフィカルレイヤに関連付けられ、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記ジェスチャコマンドを受信すると、前記第1のズーム範囲から前記第2のズーム範囲への遷移を検出し、
前記遷移は、前記モバイル表示ナビゲーションアプリに前記第2のグラフィカルレイヤで前記第2のビュー部分をレンダリングさせる、請求項18から請求項23のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項25】
前記1つ以上のプロセッサで、前記1つ以上のプロセッサに、
(a)前記第1のビュー部分または前記第2のビュー部分のグラフィック解像度を事前定義すること、
(b)前記詳細情報を変更すること、または
(c)前記第1のズームレベルと前記第2のズームレベルに関連付けられたビューレイヤのセットを定義すること、のうちの1つ以上を実装するための命令を実行させる構成コマンドを受信することをさらに含む、請求項18から請求項24のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項26】
前記フルサイズのプロセスプラント表示はブラウザベースの表示であり、前記モバイル表示ナビゲーションアプリはブラウザを含み、
前記ブラウザは、前記第1のビュー部分を前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にレンダリングし、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリで前記ジェスチャコマンドを受信することは、前記プロセスプラントに関連付けられたサーバからの前記詳細情報の電子送信を要求する命令を前記ブラウザに実行させ、
前記ブラウザは、前記詳細情報を受信すると、前記詳細情報を伴う前記第2のビュー部分をレンダリングする、請求項18から請求項25のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項27】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、ネイティ
ブモバイルアプリを含み、
前記ネイティ
ブモバイルアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上に前記第1のビュー部分をレンダリングし、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリで前記ジェスチャコマンドを受信することは、前記ネイティ
ブモバイルアプリに、前記プロセスプラントに関連付けられたサーバからの前記詳細情報の電子送信を要求する命令を実行させ、
前記ネイティ
ブモバイルアプリは、前記詳細情報を受信すると、前記詳細情報を伴う前記第2のビュー部分をレンダリングする、請求項18から請求項26のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項28】
前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面の前記表面積は、前記フルサイズの表示画面の前記フルサイズの表面積の半分未満である、請求項17から請求項27のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項29】
前記第1のビュー部分および前記第2のビュー部分の各々は、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にフル画面でレンダリングされるようにサイズ決定される、請求項17から請求項28のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項30】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントの包括的な表現である、請求項17から請求項29のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項31】
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントのプロセス制御ネットワークとネイティブに統合されている、請求項17から請求項30のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項32】
前記モバイル表示ナビゲーションアプリは、前記モバイルユーザインターフェースデバイスから選択を受信し、前記選択は、前記複数のプロセスプラントエンティティのうちの前記プロセスプラントエンティティに対応し、
前記選択は、前記プロセスプラント内の前記プロセスプラントエンティティの制御を開始する、請求項17から請求項31のいずれかに記載のGUIベースのシステム。
【請求項33】
モバイルユーザインターフェースデバイス上で視覚化するために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするための命令を記憶する有形の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングデバイスに、
1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表現し、前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラント内の複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み、
前記フルサイズのプロセスプラント表示は、前記プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、送信することと、
前記モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で実行するモバイル表示ナビゲーションアプリによって、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、前記フルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をレンダリングすることであって、前記第1のビュー部分は、前記複数のプロセスプラントエンティティから選択された、プロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを定義し、
前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面は、前記フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を有する、レンダリングすることと、
前記モバイル表示ナビゲーションアプリで、前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することと、
モバイル表示ナビゲーションアプリによって、前記ジェスチャコマンドを受信すると、前記フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分を前記モバイルユーザインターフェースデバイスの前記表示画面上にレンダリングすることであって、前記第2のビュー部分は、前記プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルと第2の詳細レベルを定義し、
前記第1のビュー部分または前記第2のビュー部分の少なくとも一方は、前記フルサイズのプロセスプラント表示の事前定義されたグラフィック解像度のビュー部分を含み、
前記第1のズームレベルは第2のズームレベルとは異なり、
前記第1の詳細レベルは、第2の詳細レベルとは異なる、レンダリングすることと、を実行させる、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、モバイルユーザインターフェースデバイス上でフルサイズのプロセスプラント表示をレンダリングするためのガイド付きユーザインターフェース(GUI)ベースのシステムおよび方法に関し、より具体的には、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイズするためのシステムおよび方法と、モバイルユーザインターフェースデバイスでレンダリングするために、フルサイズのプロセスプラント表示内のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出するシステムおよび方法と、フルサイズのプロセスプラント表示を各種ズームおよび詳細レベルでリファクタリングして、モバイルユーザインターフェースデバイス上で視覚化するためのシステムおよび方法と、に関する。
【背景技術】
【0002】
化学、石油、工業、または他のプロセスにおいて使用されるような分散型プロセス制御システムは、概して、アナログバス、デジタルバス、またはアナログ/デジタル混合バスを介して、あるいは無線通信リンクまたはネットワークを介して、少なくとも1つのホストまたはオペレータインターフェース、および1つ以上のフィールドデバイスと通信可能に連結される、1つ以上のプロセスコントローラおよび入力/出力(I/O)デバイスを含む。例えばバルブ、バルブ位置決め装置、スイッチ、トランスミッタ(例えば、温度センサ、圧力センサ、水位センサ、および流量センサ)であり得るフィールドデバイスは、プロセス環境内に位置付けられ、一般的には、バルブの開閉、プロセスプラントまたはシステム内における1つ以上のプロセス実行を制御するプロセスパラメータの測定等の、物理的またはプロセス制御機能を実行する。周知のFieldbusプロトコルに準拠するフィールドデバイス等のスマートフィールドデバイスはまた、制御計算、アラーム機能、およびコントローラ内で一般に実装される他の制御機能も実行し得る。プロセスコントローラは、これもまた概してプラント環境内に位置付けられるが、センサまたはフィールドデバイスによって行われるプロセス測定を指示する信号および/またはフィールドデバイスに関する他の情報を受信し、例えば、プロセス制御判断を行い、受信した情報に基づき制御信号を生成し、HART(登録商標)、Wireless HART(登録商標)、およびFOUNDATION(登録商標)Fieldbusフィールドデバイス等の、フィールドデバイスで実行される制御モジュールまたはブロックと連携する、異なる制御モジュールを実行するコントローラアプリケーションを実行する。コントローラ内の制御モジュールは、通信ラインまたはリンクを経由して、フィールドデバイスに制御信号を送信し、それによって、プロセスプラントまたはシステムの少なくとも一部分の動作を制御する。
【0003】
フィールドデバイスおよびコントローラからの情報は、制御室もしくはより過酷なプラント環境からは離れた他の場所に、概して位置付けられる、オペレータインターフェース、パーソナルコンピュータもしくはコンピューティングデバイス、データ履歴、レポートジェネレータ、集中データベース、または他の集中管理コンピューティングデバイス等の、1つ以上の他のハードウェアデバイスに対して、通常、データハイウェイを経由して利用可能にされる。これらのハードウェアデバイスの各々は、概して、必ずしも常にではないが、プロセスプラントにわたって、またはプロセスプラントの一部分にわたって集中化される。これらのハードウェアデバイスは、例えば、オペレータが、プロセス制御ルーチンの設定の変更、コントローラもしくはフィールドデバイス内の制御モジュールのオペレーションの修正、プロセスの現在の状態の閲覧、フィールドデバイスおよびコントローラによって生成されたアラームの閲覧、担当者の訓練もしくはプロセス制御ソフトウェアの試験を目的としたプロセスの動作のシミュレーション、構成データベースの保守および更新等の、プロセスの制御および/またはプロセスプラントの動作に関する機能を実行することを可能にし得るアプリケーションを実行する。ハードウェアデバイスによりデータハイウェイを利用して、コントローラおよびフィールドデバイスは、有線通信パス、無線通信パス、または有線もしくは無線通信経路の組み合わせを含むことができる。
【0004】
例として、Emerson Process Managementによって販売されているDeltaV(商標)制御システムは、プロセスプラント内の多様な場所に位置付けられている異なるデバイス内に記憶され、それら異なるデバイスによって実行される多数のアプリケーションを含む。これらのアプリケーションの各々は、ユーザ(例えば、構成エンジニア、オペレータ、保守技術者等)がプロセスプラントの動作および構成の態様を閲覧および/または修正することを可能にするユーザインターフェース(UI)を提供する。本明細書を通じて、「ユーザインターフェース」、「UI」、および/または、「ガイド付きユーザインターフェース(GUI)」という用語は、ユーザがプロセスプラントの構成、動作またはステータスを閲覧または修正することを可能にするアプリケーションまたは画面を指すために使用される。同様に、「ユーザインターフェースデバイス」または「UIデバイス」、および/または、「GUIデバイス」という用語は、デバイスが固定式(例えば、ワークステーション、壁掛け式ディスプレイ、プロセス制御デバイスディスプレイ等)であろうと、携帯用(例えば、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン等)であろうと、ユーザインターフェースが動作しているデバイスを指すために使用される。1つ以上のオペレータワークステーションまたはコンピューティングデバイス内に備わる、構成アプリケーションは、ユーザによる、プロセス制御モジュールの作成または変更、およびデータハイウェイを経由した、これらのプロセス制御モジュールの、専用分散型コントローラへのダウンロードを可能にする。概して、これらの制御モジュールは、通信可能に相互接続された機能ブロックで構成され、これらの機能ブロックは、それに対する入力に基づき制御スキーム内で機能を実行し、出力を制御スキーム内の他の機能ブロックに提供する。構成アプリケーションはまた、データをオペレータに対して表示するため、かつオペレータによるプロセス制御ルーチン内の設定点等の設定の変更を可能にするために閲覧アプリケーションが使用するオペレータインターフェースを、構成エンジニアが作成または変更することを可能にし得る。各専用コントローラ、およびいくつかの場合においては、1つ以上のフィールドデバイスは、実際のプロセス制御機能を実装するために、それらに割り当てられてダウンロードされた制御モジュールを実行するそれぞれのコントローラアプリケーションを記憶および実行する。閲覧アプリケーションは、1つ以上のオペレータワークステーション(またはオペレータワークステーションおよびデータハイウェイと通信可能に接続された1つ以上のリモートコンピューティングデバイス)上で実行され得、この閲覧アプリケーションは、コントローラアプリケーションからデータハイウェイを経由してデータを受信し、UIを使用してこのデータをプロセス制御システムエンジニア、オペレータ、またはユーザに表示して、オペレータのビュー、エンジニアのビュー、技術者のビュー等のいくつかの異なるビューのうちのいずれかを提供し得る。データ履歴アプリケーションが、概して、データハイウェイにわたって提供されたデータの一部またはすべてを収集および記憶するデータ履歴デバイスに記憶され、それによって実行される一方で、構成データベースアプリケーションは、現在のプロセス制御ルーチン構成およびそれと関連付けられたデータを記憶するために、データハイウェイに取り付られた、さらに離れたコンピュータで実行され得る。代替的に、構成データベースは、構成アプリケーションと同じワークステーション内に位置し得る。
【0005】
上述されたように、オペレータディスプレイアプリケーションは、概して、1つ以上のワークステーションに広く基づくシステム上に実装され、制御システムまたはプラント内のデバイスの動作状態に基づいてオペレータまたは保守管理者への表示を提供する。概して、これらの表示は、コントローラまたはプロセスプラント内のデバイスによって生成されたアラームを受信するアラーム表示、コントローラおよびプロセスプラント内の他のデバイスの動作状態を示す制御表示、プロセスプラント内のデバイスの動作状態を示す保守表示等の形態をとる。これらの表示は、一般的には、プロセス制御モジュール、またはプロセスプラント内のデバイスから受信した情報またはデータを既知の方法で表示するように構成される。いくつかの既知のシステムでは、ディスプレイは、物理的または論理的要素に関するデータを受信するために、物理的または論理的要素に通信可能に結び付けられた物理的または論理的要素に関連する図形を有する。図形は、受信したデータに基づいて、例えば、半分満たされたタンクを図示するか、または流量センサによって測定された流量を図示するように、表示画面上で変更されてもよい。
【0006】
既知の実装では、UIは、プロセスプラントまたはその部分のグラフィカル表現を表示するように構成されてもよく、一般に「プロセス表示」と呼ばれる。プロセス表示は通常、アスペクト比が16:9の標準の21インチまたは27インチモニターなどの大画面で表示されるように設計されている。結果として、プロセス表示は一般に大画面向けに構成され、一般にプロセスプラントに関連する大量のグラフィックスと情報を含む。たとえば、単一のプロセス表示には、プロセスプラント内で動作する1つ以上のプロセスに関する大量のグラフィックスと情報が含まれている場合がある。これらのプロセスは通常、プロセスプラントの制御モジュールによって維持および制御される。制御モジュールは、一方、プロセス値、アラーム情報、およびプロセスプラントの動作状況に関するその他の診断情報など、プロセスに関する重要な情報を生成、あるいは提供する。
【0007】
ただし、携帯電話やタブレットなどの小画面デバイスに大きなプロセス表示を表示、あるいは提供するときに問題が発生する。元々は大きなプロセス表示用に構成されていたプロセス表示を小面積画面デバイスに表示すると、特にアクティブアラームを伴う緊急事態などの緊急時には、プラントオペレータがそのプラント固有の情報を見つけるのが困難になる。例えば、小さな表面デバイスでは、視覚化の小さなサブセットのみが、所定の時間に画面でレンダリングされる。視覚化が必要な個所を見つけなければならない場合、オペレータの有効性は低下する。さらに、小画面デバイスは一般に処理能力とメモリ容量が限られているため、そのようなデバイスで大きなプロセス表示をレンダリングすることは不可能である。
【0008】
さらに、プロセス表示内をナビゲートするためのパンやズームなどの標準の標準UIジェスチャを用意しても、通常は問題が解決しない。これは特に、多数の制御モジュール、フィールドデバイス、またはその他のプロセスプラントエンティティがあり、各々に独自の詳細な測定値と値があり、その多くが絶えず変化しているような、より詳細および/または大規模なプロセス表示の場合に特に当てはまる。このような大きなプロセス表示を小画面デバイスで操作するには、ユーザが絶えずズームおよびパンして、その時点で必要な値を見つけて読み取る必要がある。これにより、非効率が生じるだけでなく、モバイルデバイスを使用してプロセスプラントを監視するプラントオペレータの間で状況認識が低下する。これらの理由により、これはプロセスプラントで危険な状況を引き起こす可能性もある。例えば、小画面でレンダリングされたプロセス表示は、常に完全に可視であるとは限らないことから、さらに/または、物理的(モバイルデバイスの処理やメモリの制限など)が原因で、オペレータがアラームを見落すこと、または、モバイルデバイスが危機的な閾値に達した値をオペレータに適切に通知することは珍しくない。これらの重要な読み取り値を検出できないと、プロセスプラントの損傷や、オペレータ、人員、またはプロセスプラント内の他の資産の損傷につながる可能性がある。
【0009】
前述の理由により、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイズするためのシステムおよび方法が必要である。
【0010】
さらに、前述の理由により、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示内のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出するシステムおよび方法がさらに必要とされている。
【0011】
さらに、前述の理由により、モバイルユーザインターフェースデバイス上で視覚化するために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするためのシステムおよび方法がさらに必要である。
【発明の概要】
【0012】
本出願の開示は、一般に、大きなプロセス表示、またはそこから境界を定められたもしくは生成された部分を、モバイルユーザインターフェースデバイスなどの小さな表面デバイス上で効率的かつ効果的な方法でレンダリングするシステムおよび方法の実施形態を説明する。本出願の開示は、効率的なリソース使用(例えば、プロセッサおよびメモリの使用)ならびに大型プロセス表示の表示領域、ビュー部分、および他のグラフィカル表現を、表面積が小さい小画面デバイス上で判定およびレンダリングする視覚化システムおよび方法を説明することにより、従来技術の問題を克服する。
【0013】
例えば、様々な実施形態について開示されるように、本出願のシステムおよび方法は、状況認識への影響を維持または少なくとも軽減しようとしながら、オペレータが、小画面デバイス(例えば、モバイルユーザインターフェースデバイス)で、大きなプロセス表示が視認できるようにするための、新しいグラフィック判定、検出、およびレンダリング技術により、提示する問題を解決する。様々な実施形態では、本出願によって説明されるシステムおよび方法は、グラフィックス開発者またはコンピュータプログラマが小画面デバイス用の新しいコード、グラフィックス、またはディスプレイ、グラフィックスを開発する必要なしに、小画面デバイスのグラフィックスおよび表示を判定およびレンダリングする。つまり、グラフィックス開発者やコンピュータプログラマが小画面デバイス用に構成された新しい一連のプロセス表示を再設計、再設計、保守する代わりに、本明細書に記載するシステムおよび方法は、元々プロセスプラントのフルサイズの表示画面用に設計された大きなプロセス表示を自動的に使用し、本明細書に記載するように、フルサイズの表示画面を、リージョナイズ、リファクタ、および/または自動イントロスペクトし、フルサイズの表示画面の選択したグラフィック表示領域とビュー部分を判定し、小画面デバイス上でレンダリングする。
【0014】
さらに、本明細書に記載するシステムおよび方法は、既存のプロセス表示(例えば、大型プロセス表示)で動作するように構成されているため、本書で説明するシステムおよび方法は、プロセスプラントで通常使用される既存のUI製品、例えばエマソンプロセスマネジメントが提供するDeltaVモバイルを向上させることができる。
【0015】
したがって、本明細書で開示される様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイズするためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースのシステムおよび方法が開示される。GUIベースのシステムおよび方法は、1つ以上のプロセッサ上で実行されるリージョナイザアプリケーション(アプリ)で、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表すフルサイズのプロセスプラント表示を受信することを含み得る。フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内における複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み得る。フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面でレンダリングするように適合されたGUIを含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、リージョナイザアプリによって、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定することをさらに含み得る。1つ以上の表示領域の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示のビュー部分を画定し得る。さらに、1つ以上の表示領域の各々は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの少なくとも1つのグラフィカル表現を含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、1つ以上のプロセッサによって、1つ以上の表示領域をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することをさらに含み得る。モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリを実行し得る。モバイル表示ナビゲーションアプリは、1つ以上の表示領域の各々を、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面でレンダリングしてもよく、モバイルユーザインターフェースデバイスは、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を有する。
【0016】
本明細書で開示される追加の実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示内のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出して、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするために、GUIベースのシステムおよび方法が開示される。GUIベースのシステムおよび方法は、1つ以上のプロセッサ上で実行される表示自動内観ルーチンで、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表すフルサイズのプロセスプラント表示を受信することを含み得る。フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内における複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み得る。さらに、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIを含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、さらに、表示自動内観ルーチンによって、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出することを含み得る。グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、複数のプロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、1つ以上のプロセッサによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描かれた1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す選択可能な表示リストを生成することをさらに含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、1つ以上のプロセッサによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分および選択可能な表示リストを、モバイルユーザインターフェースデバイスに送信することをさらに含み得る。様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリを実行することができる。GUIベースのシステムおよび方法は、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第1のエリア内で、選択可能な表示リストをレンダリングすることをさらに含み得る。さらに、GUIベースのシステムおよび方法は、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内で、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングすることをさらに含み得る。様々な実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリは、1つ以上のプロセスプラントエンティティの特定のプロセスプラントエンティティに対応する選択可能な表示リストから選択を受信すると、ズームレベルを調整して、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリアに表示されるように、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分内で、特定のプロセスプラントエンティティをフォーカスするように適合され得る。
【0017】
本明細書で開示される追加の実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス上で視覚化するために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするためのGUIベースのシステムおよび方法が開示される。GUIベースのシステムおよび方法は、1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することを含み得る。フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表現し得る。さらに、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内の複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み得る。様々な実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズ表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIであってよい。GUIベースのシステムおよび方法は、モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で実行されるモバイル表示ナビゲーションアプリによって、フルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングすることをさらに含み得る。第1のビュー部分は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの第1のズームレベルおよび第1の詳細レベルを画定し得る。様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、モバイル表示ナビゲーションアプリにおいて、モバイルユーザインターフェースデバイスの表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することをさらに含み得る。GUIベースのシステムおよび方法は、ジェスチャコマンドを受信すると、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングすることをさらに含み得る。第2のビュー部分は、プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルおよび第2の詳細レベルを画定することができる。様々な実施形態では、第1のズームレベルは、第2のズームレベルとは異なっていてもよく、かつ/または第1の詳細レベルは、第2の詳細レベルと異なっていてもよい。
【0018】
上記および本明細書の開示によれば、本開示は、コンピュータ機能の改善または他の技術の改善を含む。すなわち、関連する表示領域の必要なビュー部分のみがモバイルUIデバイスの表示画面上に示される必要があるため、本開示は、コンピュータ自体の機能または「任意の他の技術または技術分野」の改善について説明する。これにより、モバイルUIデバイスに必要な処理リソースが削減される。さらに、(少なくともいくつかの実施形態では)フルサイズのプロセス表示がネットワークバックボーンを介して転送される必要がないため、本明細書に記載する改善により、コンピュータネットワークのペイロードとトラフィックが減少する。さらに、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするためのGUIベースのシステムおよび方法は、ユーザインターフェースデバイスによる視覚化および/またはグラフィックスのレンダリングをより少なくして、必要な処理能力とユーザインターフェースデバイスが必要とするメモリ使用量を削減することによって、モバイルユーザインターフェースデバイスのパフォーマンスを向上させる。
【0019】
さらに、本開示は、少なくとも、概して、表示領域の判定および/または調整により、モバイル表示ナビゲーションアプリケーションのエンドユーザは、本明細書に記載のように、表示領域が、そのそれぞれのモバイルユーザインターフェースデバイス用に「カスタムビルド」されており、コンピュータプログラマやデザイナーが表示領域の各々に追加のプロセス表示を作成および/または維持する必要がないことを体験できるため、他の技術または技術分野に対する改善に関する。さらに、いくつかの実施形態では、プロセスモジュールは、例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、スクロール可能なリストフォーマットでレンダリングされ得る。さらなる実施形態では、アラーム情報に関連する視覚化は、スクロール可能なリスト形式でレンダリングされてもよい。このように、表示自動内観は、オペレータが小さい表面上でも操作感を維持またはさらに向上させるのに役立つ。例えば、表示自動内観ルーチンを実装する実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示を分析して、プロセスモジュールの視覚化をグラフィカルプロセス制御ループ表示部分として判定することにより、貴重な情報(例えば、測定パラメータ)がプロセスプラントのオペレータに公開される。さらに、これによりオペレータは表示上の値情報にすばやく効率的に進むこともでき、例えば、選択可能な表示リストの項目をタップすると、表示が自動的にズームされ、表示が視覚化される。
【0020】
本開示は、特定の機械で、またはそれを使用することによって、特定の請求項の要素を適用することを含み、例えば、ユーザは、現在のズームレベルが、モバイルUIデバイスの表示画面に表示される情報の詳細レベルに対応している画面上で、任意のグラフィックの詳細、測定パラメータの詳細を調整することができる。したがって、モバイルユーザインターフェースデバイスのユーザは、プロセス制御システム内に元来有する表示画面上のプロセスまたはアラーム情報を、小画面を有するモバイルユーザインターフェースデバイス上で効率的な方法で見ることができる。さらに、プロセスプラントのプロセスプラントエンティティは、モバイルUIデバイスから構成し得る。例えば、構成コマンドなどによる構成オプションを使用することにより、ユーザまたはプログラムアプリケーションは、モバイルデバイスで、スクロール可能なページとして自動的に表示されるオペレータグラフィックの領域を選択することを可能にする。これらの領域は、携帯電話やタブレットの画面のサイズと解像度を反映するサイズで選択でき、モバイルデバイスがブラウザまたはネイティブモバイルアプリを起動すると、モバイルデバイスアプリの画面サイズが自動的に検出され、モバイルデバイスと一致する解像度および/またはサイズでグラフィックスがレンダリングされる場合がある。
【0021】
さらに、本開示は、特定の物品を異なる状態または物、例えば、プロセスプラントのサーバに送信してプロセスプラントエンティティのパラメータを調整または修正することができるコマンドに変換または縮小することを含む。このようにして、プロセスプラントの監視および制御は、本明細書に記載されるようなモバイルユーザインターフェースデバイスのような小画面デバイス上で実行可能である。
【0022】
利点は、例示として示され、説明された好ましい実施形態の以下の説明から、当業者にはより明らかになるであろう。理解されるように、本実施形態は、他の異なる実施形態が可能であり得、それらの詳細は、様々な点で修正が可能である。したがって、図面および説明は、本質的に例示と見なされるべきであり、限定と見なされるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1A】、本明細書の様々な実施形態で説明されるプロセス制御システムまたはプロセスプラントで動作する例示的なプロセス制御ネットワークのブロック図である。
【
図1B】
図1Aのプロセス制御ネットワークに通信可能に結合された例示的なユーザインターフェースデバイスのブロック図である。
【
図1C】
図1Aのプロセス制御ネットワークの例示的なサーバのブロック図である。
【
図2】
図1Aのプロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカル表現した、例示のフルサイズのプロセスプラント表示を示すフルサイズの表示画面の実施形態である。
【
図3A】
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示の第1の表示領域を、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングするモバイルユーザインターフェースデバイスの実施形態である。
【
図3B】
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示の第2の表示領域を表示画面上にレンダリングする、
図3Aのモバイルユーザインターフェースデバイスである。
【
図4】モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするために、
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示のようなフルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイズするための、例示的なGUIベースの方法を表すフロー図である。
【
図5A】モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上で、
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示の例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングするモバイルユーザインターフェースデバイスの実施形態であり、例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された1つ以上のプロセスプラントエンティティの測定パラメータを含む選択可能な表示リストの例である。
【
図5B】
図5Aの例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングし、さらに、例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描かれた、1つ以上のプロセスプラントエンティティのアラームインジケータを含む例示の選択可能な表示リストをレンダリングする、
図5Aのモバイルユーザインターフェースデバイスである。
【
図6】
図5Aおよび5Bの1つ以上のプロセスプラントエンティティの例示の測定パラメータのリストである。
【
図7】
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示のような、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を、表示自動内観ルーチンによって自動的に検出するための例示的なGUIベースの方法を表すフロー図である。
【
図8A】
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分であって、プロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを画定する第1のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングする、モバイルユーザインターフェースデバイスの実施形態である。
【
図8B】
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分であって、プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルおよび第2の詳細レベルを画定する第2のビュー部分をレンダリングする
図8Aのモバイルユーザインターフェースデバイスである。
【
図9】
図2のフルサイズのプロセスプラント表示などのようなフルサイズのプロセスプラント表示を、様々なズームおよび詳細レベルでリファクタリングして、
図8Aおよび8Bで示されるようなモバイルユーザインターフェースデバイスで視覚化するための、例示的なGUIベースの方法の例を表すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1Aは、本明細書の様々な実施形態で説明する、プロセス制御システムまたはプロセスプラント10で動作する例示的なプロセス制御ネットワーク100のブロック図である。プロセス制御ネットワーク100は、様々な他のデバイス間で直接的または間接的に、および/または有線または無線で接続性を提供するネットワークバックボーン105を含み得る。ネットワークバックボーン105に連結されたデバイスは、様々な実施形態では、アクセスポイント72、他のプロセスプラントへのゲートウェイ75(例えば、イントラネットまたは会社規模のエリアネットワークを介して)、外部システムへのゲートウェイ78(例えば、インターネットへ)、固定式(例えば、従来型オペレータワークステーション)またはモバイルコンピューティングデバイス(例えば、モバイルデバイス、テーブル、携帯電話、スマートフォン等)であり得るUIデバイス112、サーバ150、コントローラ11、入力/出力(I/O)カード26および28、有線フィールドデバイス15~22、無線ゲートウェイ35、ならびに無線通信ネットワーク70の組み合わせを含む。通信ネットワーク70は、無線フィールドデバイス40~46、無線アダプタ52aおよび52b、アクセスポイント55aおよび55b、ならびにルータ58を含む、無線デバイス40~58を含み得る。無線アダプタ52aおよび52bは、それぞれ非無線フィールドデバイス48および50に接続され得る。コントローラ11は、プロセッサ30、メモリ32、および1つ以上の制御ルーチン38を含み得る。
図1Aはネットワークバックボーン105に接続されたデバイスのいくつかのうち1つのみを描画しているが、デバイスの各々は、ネットワークバックボーン105上に多数のインスタンスを有することができ、実際は、プロセスプラント10は、多数のネットワークバックボーン105を含み得ることが理解されるであろう。
【0025】
UIデバイス112は、ネットワークバックボーン105を介してコントローラ11および無線ゲートウェイ35に通信可能に接続され得る。コントローラ11は有線フィールドデバイス15~22に、入力/出力(I/O)カード26および28を介して通信可能に接続され得て、またネットワークバックボーン105および無線ゲートウェイ35を介して、無線フィールドデバイス40~46に通信可能に接続され得る。コントローラ11は、フィールドデバイス15~22および40~46のうちの少なくともいくつかを使用して、バッチプロセスまたは連続プロセスを実装するように動作し得る。例として、エマソンプロセスマネジメントが販売しているDeltaV(商標)コントローラであり得る、コントローラ11は、プロセス制御ネットワークバックボーン105に通信可能に接続される。コントローラ11はまた、例えば、標準的な4~20mAデバイス、I/Oカード26、28、および/またはFOUNDATION(登録商標)Fieldbusプロトコル、HART(登録商標)プロトコル、Wireless HART(登録商標)プロトコル等の任意のスマート通信プロトコルと関連付けられている、任意の所望のハードウェアおよびソフトウェアを使用して、フィールドデバイス15~22および40~46に通信可能に接続され得る。
図1Aに図示される実施形態では、コントローラ11、フィールドデバイス15~22およびI/Oカード26、28は、有線デバイスであり、フィールドデバイス40~46は、無線フィールドデバイスである。
【0026】
UIデバイス112の動作では、UIデバイス112は、いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース(「UI」)を実行し、UIデバイス112が入力インターフェースを介した入力を受け付け、ディスプレイに出力を提供し得る。UIデバイス112は、サーバ150から、データ(例えば、プロセスパラメータ、ログデータ、センサデータ等のプロセスに関連したデータ、および/または取り込みおよび記憶され得る他の任意のデータ)を受信し得る。サーバ150は、命令を実行し、ソフトウェアを実装し、あるいは本明細書に開示されたフロー図、方法、または他の態様を実装または呼び出すための1つ以上のプロセッサおよび/またはメモリを備え得る。いくつかの実施形態では、サーバ150は、プロセスプラント10の一部であるか、その内部に配置され得る。他の実施形態では、サーバ150は、プロセスプラント10の外部のクラウドサーバなどのサーバであり得る。例えば、サーバ150は、マイクロソフトアズールベースのクラウドサーバ、アマゾンウェブサービス(AWS)サーバなどのサードパーティのクラウドサーバであり得る。
【0027】
他の実施形態では、UIは、全体または一部が、サーバ150において実行され、サーバ150はUIデバイス112へ表示データを送信し得る。UIデバイス112は、バックボーン105を介して、コントローラ11、無線ゲートウェイ35、またはサーバ150等のプロセス制御ネットワーク100内の他のノードから、UIデータ(表示データおよびプロセスパラメータデータを含み得る)を受信し得る。UIデバイス112で受信したUIデータに基づいて、UIデバイス112はプロセス制御ネットワーク100に関連付けられているプロセスの態様を表現する出力(すなわち可視化表現または図形)を提供し、ユーザがプロセスを監視することを可能にする。ユーザはまた、UIデバイス112において入力を提供することによって、プロセスの制御に影響を与え得る。例示のために、UIデバイス112は、例えば、タンク充填プロセスを表現する図形を提供し得る。そのようなシナリオでは、ユーザは、タンクの水位測定値を読み取り、タンクを満たす必要があると決定し得る。ユーザはUIデバイス112に表示された注入口バルブの図形と対話し、注入口バルブが開くコマンドを入力し得る。
【0028】
ある実施形態では、UIデバイス112は、シンクライアント、ウェブクライアント(例えば、ブラウザを介して)、またはシッククライアント等の、任意のタイプのクライアントを実装し得る。例えば、UIデバイス112は、UIデバイスのメモリ、バッテリ電源が制限されていた場合(例えばウエアラブルデバイス内にある)には、UIデバイス112の動作に必要なプロセスの大部分について、他のノード、コンピュータ、UIデバイス、またはサーバに依存し得る。そのような例では、UIデバイス112は、サーバ150または別のUIデバイスと通信してもよく、このとき、サーバ150または他のUIデバイスは、プロセス制御ネットワーク100上の、1つ以上の他のノード(例えば、サーバ)と通信し得、UIデバイス112に送信する、グラフィックス、表示データ、および/またはプロセスデータを判定し得る。さらに、UIデバイス112は、サーバ150がユーザ入力に関連するデータを処理し、それに応じて動作し得るように、受信したユーザ入力に関連する任意のデータをサーバ150に渡し得る。言い換えれば、UIデバイス112は、図形をレンダリングするだけでよく、データを記憶し、UIデバイス112の動作に必要なルーチンを実行する1つ以上のノードまたはサーバへのポータルとして機能し得る。シンクライアントUIデバイスは、UIデバイス112の最小限のハードウェア要件の優位性を提供する。シンクライアントUIは、本明細書で説明するように様々な表示またはGUIをレンダリングするために、ウェブブラウザアプリケーションであり得るブラウザを介して実装され得る。
【0029】
様々な実施形態では、UIデバイス112は、ウェブクライアントであり得る。そのような実施形態では、UIデバイス112のユーザは、UIデバイス112の制御ユニット94またはモバイル表示ナビゲーションアプリ95を介してプロセス制御システムと対話し得る。制御ユニット94および/またはモバイル表示ナビゲーションアプリ95は、ユーザが、バックボーン105を介して別のノードまたはサーバ150(サーバ150等)のデータおよびリソースにアクセスすることを可能にする。例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、サーバ150から表示データやプロセスパラメータデータなどのグラフィックス/UIデータを受信してレンダリングすることができるウェブブラウザであり得、モバイル表示ナビゲーションアプリ95を、制御および/または監視するために使用したグラフィックスを描写することを可能にする。モバイル表示ナビゲーションアプリ95(例えば、ブラウザとして機能する)はまた、(マウスクリックまたはグラフィック上のジェスチャコマンドのような)ユーザ入力を受信し得る。ユーザ入力は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95に、サーバ150に記憶された情報リソースを読み出させるまたはこれにアクセスさせ得る。例えば、マウスクリックまたはジェスチャコマンドにより、モバイル表示ナビゲーションアプリ95が(サーバ150から)読み出し、クリックされた、あるいは操作されたグラフィックに関する情報を表示することができる。
【0030】
さらに他の実施形態では、UIデバイス112の処理の大部分は、UIデバイス112において行い得る。例えば、UIデバイス112は、前に考察されたUIを実行し得る。UIデバイス112はまた、データをローカルに記憶、アクセス、および分析し得る。
【0031】
動作中、ユーザは、UIデバイス112と対話し、フィールドデバイス15~22またはデバイス40~48のいずれか等の、プロセス制御ネットワーク100内の1つ以上のデバイスを監視または制御し得る。ユーザは、例えば、コントローラ11に記憶された制御ルーチンに関連付けられているパラメータを修正または変更するために、UIデバイス112と対話し得る。コントローラ11のプロセッサ30は、制御ループを含み得る1つ以上のプロセス制御ルーチン(メモリ32に記憶されている)を実装または監督する。プロセッサ30は、フィールドデバイス15~22および40~46、ならびにバックボーン105に通信可能に接続された他のノードと通信し得る。本明細書に記載されている任意の制御ルーチンまたはモジュール(品質予測および故障検出モジュールまたは機能ブロックを含む)は、所望であれば、異なるコントローラまたは他のデバイスによって、実装または実行される部分を有し得ることに留意されたい。同様に、プロセス制御システム内で実装される、本明細書に記載の制御ルーチンまたはモジュールは、ソフトウェア、実行可能な命令、ファームウェア、ハードウェア等を含む任意の形態を取り得る。制御ルーチンは、オブジェクト指向プログラミング、ラダー論理、シーケンシャルファンクションチャート、機能ブロック図、または任意の他のソフトウェアプログラミング言語もしくは設計パラダイムを使用したもの等の、任意の所望のソフトウェアフォーマットにおいて実装されてもよい。特に、制御ルーチンは、UIデバイス112を介してユーザによって実装されてもよい。制御ルーチンは、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読み取り専用メモリ(ROM)等の任意の所望のタイプのメモリに記憶され得る。同様に、制御ルーチンは、例えば1つ以上のEPROM、EEPROM、特定用途向け集積回路(ASIC)、または任意の他のハードウェアもしくはファームウェア要素にハードコードされてもよい。したがって、コントローラ11は、任意の所望の方法で制御ストラテジまたは制御ルーチンを実装するように構成されてもよい(ある実施形態ではUIデバイス112を使用するユーザによって)。
【0032】
UIデバイス112のいくつかの実施形態では、ユーザは、UIデバイス112と対話して、一般的に機能ブロックと呼ばれるものを使用してコントローラ11において制御ストラテジを実装し、各機能ブロックは、全体的な制御ルーチンのオブジェクトまたは他の部分(例えば、サブルーチン)であり、他のファンクションブロックと共に動作して(リンクと呼ばれる通信を介して)、プロセス制御システム内でプロセス制御ループを実装する。制御ベースのファンクションブロックは、概して、トランスミッタ、センサまたは他のプロセスパラメータ測定デバイスに関連付けられた入力機能、PID、ファジー論理等の制御を行う制御ルーチンに関連付けられた制御機能、またはバルブ等のいくつかのデバイスの動作を、プロセス制御システム内のいくつかの物理的機能を実行するように制御する出力機能のうちの1つを実行する。当然のことながら、ハイブリッドおよび他のタイプの機能ブロックが存在する。機能ブロックは、UIデバイス112で提供される図形表現を有し得、ユーザが機能ブロックのタイプ、機能ブロック間の接続、およびプロセス制御システムに実装された機能ブロックの各々に関連付けられている入力/出力を容易に修正することを可能にし得る。機能ブロックはコントローラ11内に記憶され、それによって実行されてもよく、これは概して、これらの機能ブロックが標準的な4~20mAデバイスおよびHARTデバイス等のいくつかのタイプのスマートフィールドデバイス用に使用されるかあるいはそれと関連するときに成り立ち、あるいは機能ブロックは、フィールドデバイスそのものの内部に記憶され、それによって実装されてもよく、これはFieldbusデバイスの場合に成り立ち得る。コントローラ11は、1つ以上の制御ループを実装し得る1つ以上の制御ルーチン38を含み得る。各制御ループは、概して、制御モジュールと呼ばれ、1つ以上の機能ブロックを実行することによって実施され得る。
【0033】
まだ
図1Aを参照すると、無線フィールドデバイス40~46は、Wireless HARTプロトコル等の、無線プロトコルを使用して、無線ネットワーク70内で通信する。特定の実施形態では、UIデバイス112は、無線ネットワーク70を使用して、無線フィールドデバイス40~46と通信することが可能であり得る。このような無線フィールドデバイス40~46は、(例えば、無線プロトコルを使用して)無線通信するようにも構成される、プロセス制御ネットワーク100のうちの1つ以上の他のノードと直接通信し得る。無線通信するように構成されていない1つ以上の他のノードと通信するために、無線フィールドデバイス40~46は、バックボーン105に接続された無線ゲートウェイ35を利用し得る。当然のことながら、フィールドデバイス15~22および40~46は、任意の他の所望の規格(複数可)またはプロトコル、例えば今後開発される任意の規格またはプロトコルを含む任意の有線または無線プロトコルに適合することができる。
【0034】
無線ゲートウェイ35は、無線通信ネットワーク70の様々な無線デバイス40~58へのアクセスを提供し得るプロバイダデバイスの例である。特に、無線ゲートウェイ35は、無線デバイス40~58とプロセス制御ネットワーク100の他のノード(
図1Aのコントローラ11を含む)との間の通信可能な連結を提供する。無線ゲートウェイ35は、いくつかの場合には、有線および無線プロトコルスタックの下位層(例えば、アドレス変換、ルーティング、パケットセグメンテーション、優先順位付け等)へのルーティング、バッファリング、およびタイミングサービスによって、有線および無線プロトコルスタックの1つ以上の共有層をトンネリングしながら通信可能な連結を提供する。他の場合には、無線ゲートウェイ35は、プロトコル層を共有しない有線プロトコルと無線プロトコルとの間でコマンドを変換し得る。
【0035】
有線フィールドデバイス15~22と同様に、無線ネットワーク70の無線フィールドデバイス40~46は、プロセスプラント10内で、物理的制御機能、例えば、バルブの開閉を実施してもよく、またはプロセスパラメータの測定値を得てもよい。しかしながら、無線フィールドデバイス40~46は、ネットワーク70の無線プロトコルを使用して通信するように構成される。このように、無線フィールドデバイス40~46、無線ゲートウェイ、および無線ネットワーク70の他の無線ノード52~58は、無線通信パケットの生産者であり消費者である。
【0036】
いくつかのシナリオでは、無線ネットワーク70は、非無線デバイスを含み得る。例えば、
図1Aのフィールドデバイス48は、レガシーの4~20mAデバイスであってもよく、フィールドデバイス50は、従来の有線HARTデバイスであってもよい。ネットワーク70内で通信するために、フィールドデバイス48および50は、無線アダプタ(WA)52aまたは52bを介して、無線通信ネットワーク70に接続され得る。加えて、無線アダプタ52a、52bは、Foundation(登録商標)Fieldbus、PROFIBUS、DeviceNet等の他の通信プロトコルをサポートし得る。さらに、無線ネットワーク70は、無線ゲートウェイ35と有線通信する別々の物理デバイスであり得るか、または一体型デバイスとして無線ゲートウェイ35内に提供され得る、1つ以上のネットワークアクセスポイント55a、55bを含み得る。無線ネットワーク70はまた、ある無線デバイスから無線通信ネットワーク70内の別の無線デバイスにパケットを転送する1つ以上のルータ58を含み得る。無線デバイス32~46および52~58は、無線通信ネットワーク70の無線リンク60を経由して、互いに、および無線ゲートウェイ35と通信し得る。
【0037】
ある実施形態では、プロセス制御ネットワーク100は、他の無線プロトコルを使用して通信するネットワークバックボーン105に接続された他のノードを含み得る。例えば、プロセス制御ネットワーク100は、他の無線通信プロトコルを使用する1つ以上の無線アクセスポイント72、例えば、WiFiまたは他のIEEE802.11準拠の無線ローカルエリアネットワークプロトコル、モバイル通信プロトコル、例えばWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)または他のITU-R(国際電気通信連合無線通信部門(International Telecommunication Union Radio Communication Sector))互換性プロトコル、短波無線通信、例えば近距離無線通信(NFC)およびBluetooth、または他の無線通信プロトコルを含み得る。概して、そのような無線アクセスポイント72は、ハンドヘルドまたは他のポータブルコンピューティングデバイスが、無線ネットワーク70とは異なり、かつ無線ネットワーク70とは異なる無線プロトコルをサポートする、それぞれの無線ネットワークを介して通信することを可能にする。いくつかの実施形態では、UIデバイス112は、無線アクセスポイント72を使用して、プロセス制御ネットワーク100を経由して通信する。いくつかのシナリオでは、携帯用コンピューティングデバイスに加えて、1つ以上のプロセス制御デバイス(例えば、コントローラ11、フィールドデバイス15~22、または無線デバイス35、40~58)もまた、アクセスポイント72によってサポートされる無線ネットワークを使用して通信し得る。
【0038】
加えてまたは代わりに、プロバイダデバイスは、即時プロセス制御システムの外部にあるシステムへの1つ以上のゲートウェイ75、78を含み得る。そのような実施形態では、UIデバイス112は、当該外部システムを制御、監視、または別様にそれと通信するために使用され得る。概して、そのようなシステムは、プロセス制御システムによって生成または操作される情報の顧客または提供者である。例えば、プラントゲートウェイノード75は、即時プロセスプラント10(それ自体のそれぞれのプロセス制御データネットワークバックボーン105を有する)をそれ自体のそれぞれのネットワークバックボーンを有する別のプロセスプラントに通信可能に接続し得る。実施形態では、単一のネットワークバックボーン105は、多数のプロセスプラントまたはプロセス制御環境にサービスを提供し得る。
【0039】
別の例では、プラントゲートウェイノード75は、即時プロセスプラントを、プロセス制御ネットワーク100またはバックボーン105を含まないレガシーまたは従来のプロセスプラントに通信可能に接続し得る。この例では、プラントゲートウェイノード75は、プラント10のプロセス制御ビッグデータバックボーン105によって利用されるプロトコルと、レガシーシステムによって利用される異なるプロトコル(例えば、イーサネット、Profibus、Fieldbus、DeviceNet等)との間で、メッセージを変換または翻訳し得る。そのような例では、UIデバイス112は、レガシーまたは従来技術のプロセスプラント内のシステムまたはネットワークを制御、監視、または別様にそれと通信するために使用され得る。
【0040】
プロバイダデバイスは、プロセス制御ネットワーク100を外部の公的、または実験室システム(例:ラボ情報管理システム、またはLIMS)、人員ラウンドデータベース、マテリアルハンドリングシステム、保守管理システム、製品在庫制御システム、生産管理システム、天気データシステム、出荷および荷扱いシステム、梱包システム、インターネット、別のプロバイダのプロセス制御システム、または他の外部システム等の私的システムと通信可能に接続するために、1つ以上の外部システムゲートウェイノード78を含み得る。外部システムゲートウェイノード78は、例えば、プロセス制御システムとプロセスプラントの外部の人員(例えば、自宅の人員)との間の通信を容易にし得る。
【0041】
図1Aは、有限の数のフィールドデバイス15~22および40~46を伴う単一のコントローラ11を図示しているが、これは単に例示的かつ非限定的な実施形態である。任意の数のコントローラ11は、プロセス制御ネットワーク100のプロバイダデバイスに含まれていてもよく、任意のコントローラ11は、プラント10のプロセスを制御するために任意の数の有線または有線フィールドデバイス15~22、40~46と通信してもよい。さらに、プロセスプラント10はまた、任意の数の無線ゲートウェイ35、ルータ58、アクセスポイント55、無線プロセス制御通信ネットワーク70、アクセスポイント72、および/またはゲートウェイ75、78を含み得る。
【0042】
図1Bは、例示的なユーザインターフェースデバイス112のブロック図である。ユーザインターフェースデバイス112は、
図1Aのプロセス制御ネットワーク100に通信可能に結合され得る。UIデバイス112は、従来型オペレータワークステーション等のデスクトップコンピュータ、制御室ディスプレイ、またはラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話(例えばスマートフォン)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ウエアラブルコンピューティングデバイス、および/または任意の他の好適なクライアントコンピューティングデバイスであり得る。UIデバイス112は表示画面84を含み得る。さらに、UIデバイス112は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、または任意の他の好適なネットワークを介して、データを送信および受信するために、1つ以上のプロセッサまたはCPU88、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)90rであり得るメモリ90、入力/出力(I/O)回路91、および通信ユニット89を含む。UIデバイス112は、コントローラ11、サーバ150、および/または任意の他の好適なコンピューティングデバイスと通信し得る。
【0043】
メモリ90は、表示画面84上でグラフィックスを制御および/またはレンダリングし、コントローラ11と通信してプロセスプラントのオンライン操作を制御するために、オペレーティングシステム92と、制御ユニット94と、モバイル表示ナビゲーション(アプリ)95を含み得る。いくつかの実施形態では、サーバ150は、プロセスプラントの一部の図形表現をUIデバイス112に送信し得、次に、制御ユニット95は、プロセスプラントの一部分のグラフィック表現を表示画面84に提示させ得る。例えば、様々な実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示画面84上にプロセスプラントのグラフィックス(例えば、表示領域、ビュー部分、GUI、グラフィカル表示、あるいはグラフィカル表現)をレンダリングし得る。制御ユニット94は、I/O回路91から、オペレータ(本明細書ではユーザとも呼ばれる)からのユーザ入力等のユーザ入力を取得し、ユーザ入力を、現在表示されていないプロセスセクションのプレビューを表示する要求、現在表示されていないプロセスセクションのフルビューを表示する要求、プレビューモードからフルビューモードへ切り替え、プロセスセクションのうちの1つをフルビューモードで表示する要求、プロセスセクションのうちの1つに含まれるプロセスパラメータの調整を表示する要求等に翻訳する。
【0044】
いくつかの実施形態では、制御ユニット94は、翻訳されたユーザ入力を要求されたUIを生成し、表示のためにUIデバイス112に送信し得るサーバ150に通信し得る。モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、翻訳されたユーザ入力に基づいて、新しいUIを生成し、新しいUIをUIデバイス112の表示画面84上に提示し得る。翻訳されたユーザ入力が、プロセスセクションのうちの1つに含まれるプロセスパラメータへの調整を表示する要求である場合、制御ユニット94は、プロセスパラメータがロックされているかどうかを決定し得る。プロセスパラメータがロックされていれば、制御ユニット94は、プロセスパラメータを調整しなくてもよく、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、プロセスパラメータがロックされ、UIデバイス112の表示画面84上で調整することができないことを示すメッセージを提示し得る。プロセスパラメータがロックされていなければ、制御ユニット94は、オペレータからのユーザ入力に従って、表示画面84上のプロセスパラメータ値を調整し得、プロセスプラント内のプロセスパラメータを調整するようにコントローラ11に命令を提供し得る。他の実施形態では、制御ユニット94は、調整されたプロセスパラメータ値を生成し、モバイル表示ナビゲーションアプリ95による表示のためにUIデバイス112に送信し得るサーバ150に、翻訳されたユーザ入力を通信し、コントローラ11にプロセスプラント内のプロセスパラメータを調整する命令を提供し得る。
【0045】
図1Cは、
図1Aのプロセス制御ネットワーク100の例示のサーバ150のブロック図である。サーバ150は、プロセス制御ネットワーク100内の任意のデバイスから要求を受信し、それに応答するように構成されたコンピュータまたは一連のコンピュータ(例えば、サーバファームまたは冗長サーバ)であり得る。そのような要求および応答は、ネットワークバックボーン105などのコンピュータネットワークを介するようなデータパケット送信であり得る。サーバ150は、1つ以上のプロセッサまたはCPU160、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)152rであり得るメモリ152、管理者コマンドを受信するための入出力(I/O)回路162、およびローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、またはネットワークバックボーン105などのプロセス制御ネットワーク100内の他の好適なネットワークを介してデータを送受信する通信ユニット89を含む。
【0046】
サーバ150のメモリ152は、オペレーティングシステム154、ウェブアプリケーション155、ウェブサービス156、および/または表示領域をリージョナイズおよび生成し、表示領域および他のグラフィックス、表示、またはグラフィック情報を、ここで説明するようにUIデバイスに送信するためのモバイル表示ナビゲーションアプリ95を含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、ウェブサービス156は、クライアントデバイス(例えば、UIデバイス112)のネイティブモバイルアプリケーションから要求を受信するようにサーバ150上で構成されたシンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SOAP)ベースのウェブサービスまたは表現状態転送(RESTful)ウェブサービスを含み得る。次に、ウェブサービス156は、要求がGUI(例えば、ユーザ要求)から、またはプロセスプラント10のアプリケーションまたはコンポーネントによって発信され得る、要求された情報で応答することができる。他の実施形態では、ウェブアプリ155は、ジャバサーバページ(JSP)、ルビーオンレールズ、アクティブサーバページ(ASP)、PHP、およびノード.jsのようなウェブアプリケーション、または、本明細書に記載のような、動的ウェブページ、表示、またはグラフィックスを生成し、本明細書に記載のような、そのようなウェブページ、表示、またはグラフィックスをクライアントデバイス(例えば、UIデバイス112)に提供する他のウェブアプリケーションを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、サーバ150は、本明細書に記載のように、プロセスプラントの一部分のグラフィカル表現をUIデバイス112上に実装されたブラウザに送信し得る。
【0047】
サーバ150はまた、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定するためのリージョナイザアプリ158を含み得る。これは一般に、本明細書に記載するように、表示領域の各々に対してフルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上のビュー部分を画定することを含む。様々な実施形態では、リージョナイザアプリケーションは、フルサイズのプロセスプラント表示のXおよびY座標(例えば、ピクセル値)を判定して、グラフィックスの境界を定め、グラフィックスを生成し、あるいはグラフィックスをマッピングして、モバイルユーザインターフェースデバイス(例えば、UIデバイス112)への送信および/または、そこでのレンダリングを行うことができる。
【0048】
サーバ150はまた、コントローラ11と通信してプロセスプラントのオンライン動作を制御するために、サーバ150のオペレーティングシステム154の制御下にある通信ユニット166を含み得る。サーバ150は、通信ユニット166、UIデバイス112、および/または任意の他の好適なコンピューティングデバイスを介して通信し得る。例えば、UIデバイス112は、サーバ150に命令を提供し得、サーバ150は、次に、例えば、プロセスプラントのプロセスパラメータを調整または修正するようにコントローラ11に命令を提供して、プロセスプラント内のプロセスプラントエンティティの制御し得る。
【0049】
リージョナイザ
図2は、
図1Aのプロセスプラント10の少なくとも一部分をグラフィカルに表現する、例示のフルサイズのプロセスプラント表示204を示すフルサイズの表示画面202の実施形態である。様々な実施形態では、フルサイズの表示画面202は、プロセス制御ネットワーク100のUIデバイス112の表示画面84であり得る。様々な実施形態では、プロセスプラント表示204は、オペレータまたはユーザ操作のために構成されたGUIであってもよい。例えば、プロセス制御ネットワーク100および/またはプロセスプラント10のオペレータは、フルサイズの表示画面202を介してフルサイズのプロセスプラント表示204と対話し得る。例えば、様々な実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示204は、オペレータがジェスチャ(例えば、タッチ、ピンチ、スワイプ)を介して、キーボード/マウスによってガイドされるカーソルを介して、および/または(例えば、I/O91回路を介して)命令を受信し、CPU(例えば、CPU88)にコマンドを提供するように構成された他の入力デバイスを介して操作し得るGUIとして実装される。これらの実施形態のいずれにおいても、命令は、制御ユニット94/モバイル表示ナビゲーションアプリ95に、本明細書に記載されるように、フルサイズの表示画面202上にフルサイズのプロセスプラント表示204を受信、レンダリング、更新、生成、あるいは提示させ得る。いくつかの実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示204は、
プロセスプラントのプロセス制御ネットワークにネイティブに統合されてもよく、例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204がプロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内に配置され、
および/または
、プロセスプラントおよび/またはそのプロセス制御ネットワークを監視または制御するために使用される。
【0050】
様々な実施形態では、プロセスプラント表示204のグラフィックスおよび情報は、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)ベースのグラフィックス(例えば、HTML5グラフィックス)でレンダリングされる。HTMLグラフィックスは、例えば、本明細書に記載されるように、サーバ150から提供され得る。例えば、様々な実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスおよび/または情報は、例えば、HTML「<svg>」要素によってベクトルベースのグラフィックスとしてレンダリングされ得、または例えば、サーバ150のウェブアプリケーション155から提供されるコンピュータ命令に含まれるHTML「<canvas>」要素によってレンダリングされ得る。さらに別の実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスおよび/または情報は、サーバ150によって提供されるファイル(例えば、JPEG、PNGなど)を介するなど、ラスタライズまたは事前生成されたグラフィックスを介して提供され得る。
【0051】
図2の実施形態によって示されるように、フルサイズのプロセスプラント表示204は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)の多数のエンティティおよび関連情報、およびプロセスプラント内の1つ以上のプロセスを含むそのプロセス制御ネットワーク(例えば、プロセス制御ネットワーク100)をグラフィカルに表現する。これらのプロセスは一般に、プロセスに関する情報を生成および/または提供する制御モジュールによって維持および制御される。このような情報は、プロセス値、アラーム情報、およびその他の診断情報を含み得る。フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスは、通常、フルサイズのプロセスプラント表示204ディスプレイ上でレンダリングされ、1つ以上のプロセスプラントエンティティまたはプロセスプラントエンティティに関連付けられた情報またはグラフィックス、プロセス値、アラーム情報、診断情報、または本書で記載するような他の情報を表現する離散的な視覚化の形式で表示する。
【0052】
例えば、
図2に示すように、フルサイズのプロセスプラント表示204は、
図1Aのプロセスプラント10の複数のプロセスプラントエンティティ212~218をグラフィックで表現する。すなわち、フルサイズのプロセスプラント表示204にグラフで表現されるプロセスプラントエンティティ212~218は、プロセスプラント10の実世界のプロセスプラントエンティティに対応する。例えば、
図2のフルサイズのプロセスプラント表示204の熱交換器214、ポンプ216、およびバルブ218を含むプロセスプラントエンティティは、フィールドデバイス15~22のいずれかによって表されるように、熱交換器、ポンプ、およびバルブを、
図1Aのプロセスプラント10のフィールドデバイス15~22および/または40~46のいずれかによって、グラフィカルに表すことができる。同様に、
図2のフルサイズのプロセスプラント表示204の蒸留塔212は、
図1Aのプロセスプラント10の蒸留塔(図示せず)をグラフィカルに表現し得る。
【0053】
一般に、本明細書で使用される「表示領域」は、本明細書で記載するように、本明細書で説明するモバイルユーザインターフェースデバイスへの送信およびそこでのレンダリングのために(プログラムまたはアプリケーションなどによって自動的に、またはユーザなどによって手動で)選択されたフルサイズのプロセスプラント表示(たとえば、フルサイズのプロセスプラント表示204)のビュー部分またはサブエリアである。いくつかの実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示は、ほとんどまたはすべてのプロセスプラントエンティティを含み得るプロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)の包括的な表現であり得る。しかしながら、他の実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの一部分およびそのプロセスプラントエンティティの関連部分のみを含み得るプロセスプラントの、より包括的でない表現であり得る。
【0054】
図2に示されるように、例示的な表示領域221~224は、フルサイズのプロセスプラント表示204のために判定および/または生成される。表示領域221~224の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示204のビュー部分を画定する。さらに、表示領域221~224の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示204内でグラフィック表示された複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの少なくとも1つのグラフィカル表現を含む。例えば、第1の表示領域221は、フルサイズのプロセスプラント表示204の第1のビュー部分を画定する。第1の表示領域221の第1のビュー部分は、蒸留塔、すなわち蒸留塔212のグラフィカル表現を含む。第1の表示領域はまた、熱交換器214、ポンプ216、およびバルブ218の各々を含むプロセスプラントエンティティの他のグラフィカル表現も含み、これらの各々は、示されるように蒸留塔212に直接または間接的に接続される。
【0055】
同様に、第2の例として、第2の表示領域222は、フルサイズのプロセスプラント表示204の第2のビュー部分を画定する。第2の表示領域222の第2のビュー部分は、フルサイズのプロセスプラント表示204内に描写されたプロセスプラントエンティティのゲージ232~236のグラフィカル表現を含む。例えば、一実施形態では、ゲージ232~236は、示されるように、各々が直接的または間接的に蒸留塔212に接続される熱交換器214、ポンプ216、およびバルブ218の各々をグラフィカルに表現し得る。より一般的には、様々な実施形態では、ゲージ232~236は、様々なプロセスプラントエンティティ(例えば、プロセスプラントエンティティ212~218)の主要業績評価指標(KPI)を示す。KPIは、様々なプロセスプラントエンティティの温度、レベル、圧力などの測定パラメータを含み得る。例示的な測定パラメータのリストは、例えば、本明細書に岸あされるように
図6に示される。
【0056】
第3の例として、第3の表示領域223は、フルサイズのプロセスプラント表示204の第3のビュー部分を画定する。第3の表示領域223の第3のビュー部分は、バルブのグラフィカル表現を含む。特に、第3の表示領域223は、プロセスプラント10のバルブのビデオストリームまたは画像217を示し、その値は、フィールドデバイス15~22および/または40~46のいずれかである。いくつかの実施形態では、ビデオストリームおよび/または画像217は、多数のデバイス(例えば、異なる時間におけるフィールドデバイス15~22および/または40~46の各々)のビデオを示す回転ビデオストリームであり得、プロセスプラント10内で動作するバルブの(ビデオを介した)グラフィック描写を示す。したがって、表示領域は、フルサイズのプロセスプラント表示204上の1つのタイプのグラフィカル表現として、プロセスプラントエンティティのビデオストリームまたは画像を含み得る。
【0057】
第4の例として、第4の表示領域224は、フルサイズのプロセスプラント表示204の第4のビュー部分を画定する。第4の表示領域224の第4のビュー部分は、タンク211のグラフィカル表現を含む。タンク211は、重質化学物質または化合物、例えば炭化水素などの「重質物」を保持するためのタンクであり得る。
【0058】
いくつかの実施形態では、表示領域の判定は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズサイズプロセスプラント表示204)内における1つ以上の表示領域(例えば表示領域221~224)の位置を自動的に検出または判定するリージョナイザアプリケーション(アプリ)によって行われる。位置は、例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204でxおよびyピクセル座標を分析することにより、検出または判定し得る様々な実施形態では、リージョナイザアプリは、表示領域221~224などの表示領域を判定するためのコンピュータ命令を含むソフトウェアアプリケーションを含む。いくつかの実施形態では、リージョナイザアプリケーション158は、サーバ150のメモリ152で実行され、本明細書に記載するようにウェブアプリケーション155および/またはウェブサービス156を通じて要求を受信し、応答を提供することにより、表示領域221~224の判定を容易にする。他の実施形態では、リージョナイザアプリは、UIデバイス112のメモリ90で実行し得る。
【0059】
いくつかの実施形態では、リージョナイザアプリケーションは、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の1つ以上の表示領域の各々(例えば、表示領域221~224)のビュー部分に対応するアクセス頻度を検出することにより、表示領域(例えば、表示領域221~224)を自動的に判定し得る。特定の実施形態では、例えば、リージョナイザアプリコンピュータは、フルサイズのプロセスプラント表示204を備えた、相互接続されたグラフィカルプロセスプラントエンティティのコレクションを判定することができる。例えば、第1の表示領域221は、一般に蒸留塔212に関して相互接続されているプロセスプラントエンティティ(例えば、熱交換器214、ポンプ216、およびバルブ218)のグループを定義するエリアに対応し得る。リージョナイザアプリコンピュータは、これらのプロセスプラントエンティティが、相互接続されたグラフィカルプロセスプラントエンティティのコレクションを形成していることを検出し、したがって、第1の表示領域221を画定するビュー部分を判定する。
【0060】
別の実施形態では、リージョナイザアプリは、共通のズームイン領域を有するフルサイズのプロセスプラント表示204の部分を分析することにより、表示領域(例えば、表示領域221~224)を自動的に判定してもよい。例えば、リージョナイザアプリは、ユーザがビュー部分、すなわちユーザが通常ズームインするフルサイズのプロセスプラント表示204のピクセルの領域にズームインした回数を数えることにより、ユーザが頻繁にズームインしたフルサイズのプロセスプラント表示204の部分を追跡することができる。頻度に基づいて、リージョナイザアプリは、所与の領域、例えば、ユーザが頻繁にズームインしてゲージ232~236の測定パラメータを見る第2の表示領域222のビュー部分を判定し得る。関連する実施形態では、リージョナイザアプリは、(提案エンジンを介して)ユーザに提案し、共通してズームインされている場合は、特定のビュー部分を表示領域にし得る。例えば、表示領域223または224のビュー部分をズームインしているユーザは、これらのビュー部分の一方または両方を表示領域に生成して、本明細書で記載するように、モバイルユーザインターフェースデバイスに生成して送信するための提案を含むグラフィックポップアップを受信し得る。
【0061】
いくつかの他の実施形態では、表示領域221~224のうちの1つ以上の判定は、1つ以上のユーザ(たとえば、オペレータまたは構成エンジニア)の選択を受信するリージョナイザアプリケーション(アプリ)によって実行される。いくつかの実施形態では、リージョナイザアプリは、表示領域221~224を識別および場所のユーザ選択を受信するためのコンピュータ命令を含むソフトウェアアプリケーションを含む。いくつかの実施形態では、リージョナイザアプリケーション158は、サーバ150のメモリ152で実行されて、本明細書に記載するように、ウェブアプリケーション155および/またはウェブサービス156を通じて要求を受信し、応答を提供することにより、領域221~224のセクションを容易にし得る。他の実施形態では、リージョナイザアプリは、UIデバイス112のメモリ90で実行し得る。
【0062】
ユーザ選択は、フルサイズのプロセスプラント表示204内の1つ以上の表示領域221~224の1つ以上の対応する場所(例えば、xおよびyピクセルベースの座標)を画定し得る。いくつかの実施形態では、例えば、選択は、UIデバイス112(例えば、
図2のフルサイズの表示画面202を有するUIデバイス)のプロセッサ(例えば、CPU88)で受信され得る。例えば、ユーザ(例えば、オペレータまたは構成エンジニア)は、既存のプロセス表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)上のどこにでも表示領域を配置し得る。したがって、そのような実施形態では、表示領域221~224などの表示領域は、構成時間中に構成エンジニアによって追加され得る。このようにして、ユーザは、フルサイズのプロセスプラント表示204の様々なビュー部分が、本明細書に記載されるモバイルユーザインターフェースデバイス上で、単一のビューまたはユーザが連続する、モバイルデバイス上で簡単にスワイプできる、一連のページのいずれかでレンダリングできるように表示領域を構成する。
【0063】
いくつかの実施形態では、GUIプロファイルは、ユーザのために事前定義され得る。例えば、GUIプロファイルは、ユーザによって提供された1つ以上の選択に基づいて判定され得る。いくつかの実施形態では、オプション241、フルサイズのプロセスプラント表示204を選択することにより、GUIプロファイルを作成またはアクセスし得る。GUIプロファイルは、1つ以上の表示領域の量、すなわち、所与のユーザに対して表示する表示領域の数を定義するGUI設定を含み得る。さらなる実施形態では、GUI設定は、フルサイズのプロセスプラント表示内の表示領域(例えば、表示領域221~224)の1つ以上の場所を画定し得る。さらに別の実施形態では、GUI設定は、1つ以上の表示領域(例えば、表示領域221~224)の1つ以上のズームレベルを定義し得る。様々な実施形態では、GUI設定は、モバイルユーザインターフェースデバイスに送信され得る。次に、モバイルユーザインターフェースデバイスは、GUI設定に基づいて1つ以上の表示領域を構成し得る。
【0064】
いくつかの実施形態では、GUIプロファイルまたはGUI設定は、モバイルユーザインターフェースデバイスのデバイスタイプに基づいて判定され得る。例えば、モバイルユーザインターフェースデバイスは、通常、異なるサイズ、形状などを有し、それにより、それらの異なるサイズ、形状と互換性のある表示領域(表示領域221~224)がGUIプロファイルの一部として記憶される。そのような実施形態では、表示領域221~224は、モバイルユーザインターフェースデバイスの所与のサイズまたは形状と互換性があるように、ユーザによって、または自動的にリージョナイザアプリによって選択され得る。
【0065】
図3Aは、
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示204の第1の表示領域221を表示画面84上でレンダリングするモバイルユーザインターフェースデバイス112の実施形態である。様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、
図1Aについて説明したように、プロセスプラント10のオペレータによって使用されるUIデバイス112であり得る。
図3Aの実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、携帯電話またはスマートフォンデバイスである。
【0066】
図3Aに示されるように、フルサイズのプロセスプラント表示204の第1の表示領域221は、表示画面84上でレンダリングされる。様々な実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、第1の表示領域221の表示画面84をレンダリングする。いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、ブラウザアプリ(モバイルユーザインターフェースデバイス上で実行するように構成されたサファリまたはクロームアプリケーションなど)であり得る。他の実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、UIデバイス112のプロセッサ88上で実行されるネイティ
ブモバイルアプリ(AppleのiOSアプリまたはGoogleのAndroidアプリなど)であり得る。
【0067】
例えばモバイル表示ナビゲーションアプリ95を介したモバイルユーザインターフェースデバイス112は、サーバ150から第1の表示領域221を受信するように構成される。例えば、ブラウザベースの実施形態では、サーバ150はウェブアプリケーション155を実行する。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、ベクトルおよび/またはラスタライズされたグラフィックスを含むことができるHTML互換グラフィックス(例えば、HTML5ベースのグラフィックス)として、フルサイズのプロセスプラント表示204の全部または一部をサーバ150から受信し得る。そのような実施形態では、サーバ150はさらに、フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスの一部または別個であり得るHTML命令を送信し得、HTML命令は、プロセッサ88にUIデバイス112の表示画面84上に第1の表示領域221をレンダリングさせるように構成される。
【0068】
さらなる例として、ネイティブモバイルアプリの実施形態では、サーバ150はウェブサービス156を実行する。ネイティブモバイルアプリの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95はネイティブアプリケーション(iOSまたはAndroidモバイルアプリケーションなど)として実装され、ウェブサービス156からグラフィックスを要求することにより、ラスタライズされたグラフィックスとしてフルサイズのプロセスプラント表示204のすべてまたは一部をベクトルおよび/またはサーバ150から受信する。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、プロセッサ88に、第1の表示領域221をUIデバイス112の表示画面84上にレンダリングさせるように構成されたネイティブ命令(例えば、SWIFT(登録商標)、Objective-C、またはJavaベースの命令などの、iOSまたはAndroidベースの命令)を含み得る。
【0069】
図3Aの実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112は携帯電話であるため、表示画面84の表面積は、
図2のフルサイズの表示画面202のフルサイズの表面積未満(例えば、半分未満)である。結果として、
図3Aに示されるように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、第1の表示領域221を、表示画面84に対してズームレベルでレンダリングする。これにより、一般に、フルサイズのプロセスプラント表示204よりも詳細、情報、または測定値を示す、第1の表示領域221のフォーカスまたはズームレベルが大きくなる。
【0070】
例えば、
図3Aによって示されるように、第1の表示領域221は、
図2のフルサイズのプロセスプラント表示204と同じ情報およびグラフィックス、ならびに追加の情報を含むより大きなズームレベルでレンダリングされる。例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、
図2のフルサイズのプロセスプラント表示204によっても示されるプロセスプラントエンティティ212~218(すなわち、蒸留塔212、熱交換器214、ポンプ216、バルブ218など)を描写する
図3Aの第1の表示領域221をレンダリングする。モバイル表示ナビゲーションアプリ95はまた、
図3Aに示されるより焦点を合わせたズームレベルで追加情報をレンダリングする。例えば、
図3Aはまた、アラームが蒸留塔212に対して作動されたことを示すアラーム装飾グラフィック239を含む。いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、アラーム装飾グラフィックが表示のためにトリガされたとき(例えば、アラーム装飾グラフィック239が蒸留塔212に対して作動されたとき)に焦点を合わせたビューをレンダリングし得る。より一般的には、様々な実施形態では、表示領域(例えば、第1の表示領域221)は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95によってレンダリングされて、アラーム装飾グラフィック(例えば、アラーム装飾グラフィック239)または複数のプロセスプラントエンティティ(例えば、プロセスプラント10のプロセスプラントエンティティ)から選択されたプロセスプラントエンティティの測定パラメータ(例えば、明細書に記載のとおり
図6の測定パラメータ)を含み得る。
【0071】
いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、アラーム装飾グラフィックスおよび/または測定パラメータをリアルタイムまたはほぼリアルタイムでレンダリングするように構成され得る。そのような実施形態では、関連するプロセスプラントエンティティのアラーム状態または測定パラメータの変化により、モバイルユーザインターフェースデバイス112上で表示領域(例えば、第1の表示領域221)が更新される。例えば、
図3Aの実施形態では、蒸留塔212のアラーム状態の変化により、サーバ150は、アラーム状態情報をモバイル表示ナビゲーションアプリ95に転送することができる。次に、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示画面84上にアラーム装飾グラフィック239をレンダリングしなくてもよい。
【0072】
さらなる実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、フルサイズのプロセスプラント表示内の表示領域の場所を示す概要パネルで表示領域(例えば、第1の表示領域221)をレンダリングするように構成され得る。例えば、
図3Aに示すように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、第1の表示領域221をレンダリングして、フルサイズのプロセスプラント表示204内の第1の表示領域221の場所を(ビュー部分で)示す概要パネル304を含める。いくつかの実施形態では、概要パネル304およびその関連するビュー部分は、サーバ150上で実行されるリージョナイザアプリによって判定され得る。他の実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、第1の表示領域221が表示画面84上でレンダリングされるときに、ビュー部分を判定し、配置し得る。
【0073】
様々な実施形態では、モバイルUIデバイス112は、プロセスプラントエンティティに対応する選択を受信することが確認され得る。この選択により、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内のプロセスプラントエンティティの制御を開始し得る。例えば、
図3Aに示されるように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、蒸留塔212の場所に対応する表示画面84上の選択を受信し得る。この選択により、制御ウィンドウ(図示せず)が表示画面84に表示させることができる。制御ウインドウは、コマンドまたは入力を受信するためのグラフィックコントロールおよび/または入力ボックスを含み得る。例えば、
図3Aの実施形態では、制御ウィンドウは、表示画面84上のアラーム装飾グラフィック239に応答して蒸留塔212のパラメータを調整または修正するコマンドを受信し得る。コマンドは、サーバ150に送信されてもよく、サーバ150は、プロセス制御ネットワーク100を介して蒸留塔212にコマンドを送信してもよい。いくつかの実施形態では、コマンドは、音声コマンドを介して送信されてもよく、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、モバイルUIデバイス112のマイク(図示せず)で可聴命令(音声)を受信し、プロセッサ(例えば、CPU88)は、可聴命令を(例えば、自然言語処理を介して)変換して、本明細書で上述したように蒸留塔212のパラメータを調整または修正するためにサーバ150に送信されるコマンドに変換する。このようにして、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)の監視および制御は、本明細書に記載されるようなモバイルユーザインターフェースデバイス112のような小画面デバイス上で実行可能である。
【0074】
様々な実施形態では、表示領域は、順次レンダリングされるように構成されてもよい。例えば、
図3Aに示されるように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95が表示領域221~224を受信したとき、第1の表示領域221が最初に示される。いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、例えば順次に、表示領域のレンダリングを切り替えるためのナビゲーションパネルを含み得る。例えば、
図3Aに示されるように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、ナビゲーションパネル302n1および302n2を表示画面84上でレンダリングする。ナビゲーションパネル302n1の選択により、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示画面84上に次の領域(例えば、第2の表示領域222)をレンダリングする。ナビゲーションパネル302n2の選択により、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示画面84上に前の領域または最後の領域(例えば、第4の表示領域224)をレンダリングする。ナビゲーションパネル302n1および302n1を使用することにより、オペレータは、フルサイズのプロセスプラント表示204について判定されたように、表示領域221~224間を容易に移動またはナビゲートし得る。
【0075】
他の実施形態では、ユーザは、左または右にスワイプすることによって、表示領域221~224の間で移動またはナビゲートする間で移動またはナビゲートし得る。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示領域221~224の間で切り替えるコマンドとして、ユーザのスワイプジェスチャを検出する。
【0076】
図3Bは、
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示204の第2の表示領域(例えば、第2の表示領域222)を表示画面84上でレンダリングする、
図3Aのモバイルユーザインターフェースデバイス112である。様々な実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上でフル画面になるようにサイズ決定するように構成され得る。例えば、
図3Bの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、第2の表示領域222のビュー部分を表示画面84上でフル画面になるようにサイズ決定する。レンダリングは、より高いズームレベルおよび/またはより高い解像度であるため、フルサイズのレンディングは、例えば、グラフィカルゲージ232-236によって提供されるように、モバイルユーザインターフェースデバイス112のユーザが第2の表示領域222とその関連情報をよりよく見ることができる。
【0077】
いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、フルサイズのプロセスプラント表示の各表示領域(例えば、表示領域221~114)のビュー部分の詳細レベル(例えば、グラフィックレベルおよび/または測定パラメータレベル)に対応する可変ズームレベル値で関連付け得る。例えば、
図3Aおよび3Bの実施形態では、第1の表示領域221は第1の可変ズームレベル値に関連付けられ得、第2の表示領域222は第2の可変ズームレベル値に関連付けられ得る。第2の可変ズームレベル値は、「3」のズームレベル値であり得、第1の可変ズームレベル値は、「2」のズームレベルであり得る。異なるズームレベル値は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95によって、第1の表示領域221と第2の表示領域222の各々をいつレンダリングするかによって、つまりフルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスの異なるフォーカスレベルでもあり得る異なるズームレベルで解釈され得る。例えば、
図3Bに示されるように、第2の表示領域222は、より高い焦点で示され、グラフィックゲージ232~236は、より大きなズームレベル値3に対応する表示画面84上で、フル画面でレンダリングされる。対照的に、
図3Aに示されるように、第1の表示領域221はより低い焦点で示され、プロセスプラントエンティティ212~218は、より小さいズームレベル値2に対応する境界グラフィックスまたはグラフィカル領域を有する表示画面84上でレンダリングされる。いくつかの実施形態では、オペレータまたは構成エンジニアは、様々なタイプのモバイルユーザインターフェースデバイス表面に対応するために、様々な表示領域のズームレベル値を判定または調整し得る。他の実施形態では、リージョナイザアプリ158は、様々なタイプのモバイルユーザインターフェースデバイス表面に対応するために、様々な表示領域のズームレベル値を自動的に判定または調整し得る。概して、表示領域の判定および/または調整により、モバイル表示ナビゲーションアプリ95のエンドユーザは、本明細書に記載のように、表示領域が、そのそれぞれのモバイルユーザインターフェースデバイス用に「カスタムビルド」されており、コンピュータプログラマやデザイナーが表示領域各々に追加のプロセス表示を作成および/または維持する必要がないことを体験し得る。
【0078】
図3Bは、表示領域が互いに対して連続した順序でレンダリングされ得る実施形態を示す。例えば、第1の表示領域は、第2の表示領域に対して順次に順序付けられ得、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリ95を介して、第2の表示領域の前に第1の表示領域をレンダリングするように適合される。例えば、
図3Bの実施形態では、第1の表示領域221は、第2の表示領域222に対して順次に順序付けられ得る。モバイルユーザインターフェースデバイス112は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95を介して、第2の表示領域222の前に第1の表示領域221をレンダリングするように適合され得る。
図3Bに示されるように、ナビゲーションパネル314は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95によってレンダリングされる。ナビゲーションパネル95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上での第1の表示領域221のレンダリングと第2の表示領域222のレンダリングとを切り替えるための選択を(例えば312n1または312n2で)受信するように構成される。本明細書で
図3Aについて説明するナビゲーションパネル302n1および302n2からの選択について説明するように、選択312n1および/または312n2は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95に第1の表示領域221のレンダリングと第2の表示領域222のレンダリングを切り替えさせる。
【0079】
ナビゲーションパネル314は、ズーム制御316も含む。ズーム制御316により、ユーザは第2の表示領域222のズームレベルおよび/またはズームレベル値を調整できるため、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、フルサイズプロセス表示204のより焦点を合わせたビュー部分またはフォーカスされていないビュー部分を表示画面84にレンダリングする。例えば、
図3Bの実施形態では、ユーザがズーム制御316にアクセスして、ユーザが第1の領域221から第2の領域222に移動したときに、表示画面84内で、フル画面で、第2の領域222のズームレベルレンダリングを調整した可能性がある。
【0080】
図4は、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするために、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)をリージョナイズするための例示的なGUIベースの方法400を表すフロー図である。例えば、少なくとも一実施形態では、
図4は、本明細書の
図3Aおよび
図3Bで説明したように、モバイルユーザインターフェースデバイス112上で(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95によって)レンダリングするために、フルサイズのプロセスプラント表示204の第1の表示領域221および第2の表示領域222をリージョナイズする方法を説明する。本明細書において、用語「リージョナライズ」は、一般に、表示領域(例えば、表示領域221~224)を生成、あるいは判定するためのフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の1つ以上のビュー部分を画定することを指す。様々な実施形態では、リージョナイザアプリケーション(例えば、リージョナイザアプリ158)は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の(例えば、ピクセル値に対応し得る)xおよび/またはy座標を判定または特定し、本明細書に記載されるように、モバイルユーザインターフェースデバイス(例えば、UIデバイス112)への送信のためのグラフィックスを生成し、境界を決め、マッピングし、あるいは判定し得る。いくつかの実施形態では、表示領域(例えば、表示領域221~224)は、ユーザ選択によって判定され得る。他の実施形態では、表示領域(例えば、表示領域221~224)は、リージョナイザアプリ158によって自動的に判定される。
【0081】
図4のブロック402で、リージョナイザアプリケーション(例えば、サーバ150上で実行するリージョナイザアプリ158)は、プロセスプラント(例:プロセスプラント10)の少なくとも一部をグラフィックで表すフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)を受信する。フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内の複数のプロセスプラントエンティティ(例えばプロセスプラントエンティティ15~22および40~46)のグラフィック表現(例えばグラフィカルプロセスプラントエンティティ212~218)を含み得る。フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面(フルサイズの表示画面202)上でレンダリングするように適合されたGUIであり得る。例えば、フルサイズの表示画面は、本明細書で
図1Aについて説明したように、プロセス制御ネットワーク100および/またはネットワークバックボーン105に通信可能に結合されたUIデバイス112であり得る。フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、プロセスプラント用に以前に生成または設計された既存のフルサイズのプロセスプラント表示であり得る。
【0082】
ブロック404で、リージョナイザアプリ158は、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定する。例えば、表示領域は、
図2の表示領域221~224のいずれか1つ以上を含み得る。1つ以上の表示領域の各々(例えば、221~224)は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)のビュー部分を画定する。例えば、
図2に示すように、各表示領域221~224は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)のサブエリアに対応する寸法(例えば、xyピクセル座標などのxy座標)を定義する直線ビュー部分を画定する。言い換えると、ビュー部分は、フルサイズのプロセスプラント表示の領域またはエリアを特定の表示領域にマッッピングまたは画定する。1つ以上の表示領域の各々(例えば、表示領域221~224)は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの少なくとも1つのグラフィカル表現を含む。例えば、各表示領域221~224は、
図2に関して本明細書に記載されるようなプロセスプラントエンティティを含む。
【0083】
ブロック406で、サーバ150のCPU160などの1つ以上のプロセッサは、
図3Aおよび3Bの例で示すように、1つ以上の表示領域(例えば、表示領域221~224)を、モバイルユーザインターフェースデバイス(例えば、モバイルユーザインターフェースデバイス112)に送信し得る。
【0084】
本明細書で開示される様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェース112は、モバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)を実行し得る。いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、ブラウザアプリ(モバイルユーザインターフェースデバイス上で実行するように構成されたサファリまたはクロームアプリケーションなど)であり得る。他の実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、UIデバイス112のプロセッサ88上で実行されるネイティブモバイルアプリ(AppleのiOSアプリまたはGoogleのAndroidアプリなど)であり得る。
【0085】
例えばモバイル表示ナビゲーションアプリ95を介したモバイルユーザインターフェースデバイス112は、サーバ150から表示領域(例えば、表示領域221~224)を受信するように構成される。例えば、ブラウザベースの実施形態では、サーバ150はウェブアプリケーション155を実行する。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、ベクトルおよび/またはラスタライズされたグラフィックスを含むことができるHTML互換グラフィックス(例えば、HTML5ベースのグラフィックス)として、フルサイズのプロセスプラント表示204のすべてまたは一部をサーバ150から受信し得る。そのような実施形態では、サーバ150は、フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスの一部または別個であり得るHTML命令をさらに送信し得、HTML命令は、プロセッサ88にUIデバイス112の表示画面84上にある表示領域(例えば、表示領域221~224)をレンダリングさせるように構成される。
【0086】
さらなる例として、ネイティブモバイルアプリの実施形態では、サーバ150はウェブサービス156を実行する。ネイティブモバイルアプリの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95はネイティブアプリケーション(iOSまたはAndroidモバイルアプリケーションなど)として実装され、ウェブサービス156からグラフィックスを要求することにより、ラスタライズされたグラフィックスとしてフルサイズのプロセスプラント表示204のすべてまたは一部をベクトルおよび/またはサーバ150から受信する。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、プロセッサ88に、表示領域)例えば表示領域221~224)をUIデバイス112の表示画面84上にレンダリングさせるように構成されたネイティブ命令(例えば、SWIFT、Objective-C、またはJavaベースの命令などの、iOSまたはAndroidベースの命令)を含み得る。
【0087】
ブロック408で、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面(例えば、表示画面84)上に1つ以上の表示領域の各々(例えば、表示領域221~224)をレンダリングする。様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84は、フルサイズの表示画面(例えば、フルサイズの表示画面202)のフルサイズの表面積未満の表面積を含む。例えば、これは、
図2、
図3A、および
図3Bによって示され、
図3Aおよび
図3Bのモバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84は、
図2のフルサイズの表示画面202のフルサイズの表面積未満の表面積を含む。
【0088】
モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、異なる実施形態について本明細書に開示されるような異なる技術を使用して、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面84上に表示領域(例えば、表示領域221~224)をレンダリングし得る。第1のレンダリングの実施形態では、サーバ150の1つ以上のプロセッサ(例えば、CPU160)は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信し得る。いくつかの実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)のコピーをメモリ90に保存することができる。モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、本明細書に記載されるようなフルサイズのプロセスプラント表示204(例えば、フルサイズプロセスプラントに関連付けられた、グラフィックス、表示領域、ビュー部分などをレンダリング、あるいは操作するときに、メモリ90からフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)にアクセスし得る。
【0089】
いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、1つ以上の表示領域(例えば、表示領域221~224)を、1つ以上の表示領域の各々(例えば、表示領域221~224)の対応するビュー部分を、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)に境界指定することによって、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上でレンダリングし得る。例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、メモリ90からフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)にアクセスし、ズーム、パン、および/またはビュー部分をフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)に位置決めを含むビュー部分をマッピングし得る。したがって、そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、メモリ90からフルサイズのプロセスプラント表示204にアクセスしたであろうが、
図3Aに示す表示領域のビュー部分(例えば、
図3Aに示されるような第1の表示領域221の第1のビュー部分または
図3Bに示すような表示領域222の第2のビュー部分)のみが表示画面84上に示される。これにより、モバイルUIデバイス112によって必要とされる処理リソースが削減される。
【0090】
いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイル画面サイズを自動的に検出し、表示画面84の画面サイズおよび/または解像度に基づいてモバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84を判定または生成した表示領域(例えば、第1の表示領域221)を自動的にレンダリングするように構成され得る。表示領域(例えば、表示領域221~224)の判定または生成は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95への表示領域(例えば、表示領域221~224)の送信前または送信中に行い得る。例えば、表示領域221~224の判定または生成は、モバイルユーザインターフェースデバイス112がサーバ150から表示領域を要求するときに行われ得る。
【0091】
第2のレンダリングの実施形態では、新しく生成された表示領域は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)から作成されてもよい。そのような実施形態では、各新しい表示は、サーバ150によって生成され得、フルサイズのプロセスプラント表示から分離され得、その結果、各新しい表示は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)に依存しない。)。そのような実施形態は、フルサイズのプロセス表示が(例えば、ネットワークバックボーン105を越えて)転送される必要がないので、コンピュータネットワークのペイロードおよびトラフィックを減少させる。
【0092】
新しい表示の実施形態では、1つ以上のプロセッサ(例えば、サーバ150のCPU160)は、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の1つ以上の表示領域(例えば、表示領域221~224)の判定に基づいて1つ以上の新しい表示を生成する。そのような実施形態では、各新しい表示は、対応する表示領域のビュー部分に対応するようにサーバ150によって生成され得る。例えば、サーバは、表示領域221~224の各々のビュー部分を判定し、各領域の新しい表示を生成し得る。新しい表示の実施形態では、サーバ150は、1つ以上の新しい表示をモバイルユーザインターフェースデバイス112に送信することによって、1つ以上の表示領域を送信し得る。モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上で1つ以上の新しい表示をレンダリングし得る。例えば、
図3Aの第1の表示領域221および/または
図3Bの第2の表示領域222の各々は、サーバ150によって生成され、モバイルユーザインターフェースデバイス112に送信された新しい表示を表現してもよい。表示領域(例えば、表示領域221~224)に対応する新しい表示の生成は、モバイル表示ナビゲーションアプリ95への表示領域(例えば、表示領域221~224)の送信前または送信中に行うことができる。例えば、モバイルユーザインターフェースデバイス112がサーバ150から表示領域を要求するときに、表示領域221~224の新しい表示の判定または生成が行われ得る。
【0093】
自動内観の表示
様々な実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示内でグラフィカルプロセス制御ループの表示部分を自動的に検出して、モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするために、GUIベースのシステムおよび方法はが開示される。そのような実施形態では、ディスプレイ(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)内のグラフィック情報は、プロセッサ(例えば、モバイルUIデバイス112のCPU88またはサーバ150のCPU160)によって(ユーザ介入なしで)自動的に内観され、プロセスプラント関連の視覚化、ビュー、および/またはモバイルユーザインターフェースデバイス112のような小画面デバイスのために構成されたグラフィックスをレンダリングするためのモバイル表示ナビゲーションアプリに提供される。
【0094】
様々な実施形態では、表示自動内観ルーチンは、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)を分析して、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分としてのプロセスモジュールの視覚化を判定し得る。いくつかの実施形態では、プロセスモジュールは、例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95によって、スクロール可能なリストフォーマットでレンダリングされ得る。さらなる実施形態では、アラーム情報に関連する視覚化は、スクロール可能なリスト形式でレンダリングされてもよい。このように、表示自動内観は、オペレータが小さい表面上でも操作感を維持またはさらに向上させるのに役立つ。
【0095】
図5Aは、
図2に例示のフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)の例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分204)を表示画面84上でレンダリングするモバイルユーザインターフェースデバイス112の実施形態である。
【0096】
図5Aに示すように、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240は、フルサイズのプロセスプラント表示204から選択されたプロセスプラントエンティティを含む。これらには、例えば、
図2について本明細書に記載するプロセスプラントエンティティ212~218が含まれる。モバイル表示ナビゲーションアプリ95はまた、
図3Aおよび3Bについて本明細書に記載したのと同じ方法で動作するグラフィカルプロセス制御ループ表示部分240を備えた概要パネル304をレンダリングし得る。
【0097】
図5Aは、例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に示される1つ以上のプロセスプラントエンティティの測定パラメータ(例えば、測定パラメータ510~514)を含む例示的な選択可能な表示リスト(例えば、選択可能な表示リスト502)をさらに示す。示されるように、選択可能な表示リスト502は、表示画面84の第1のエリアに示され、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240は、表示画面84の第2のエリアに示される。
【0098】
図5Aの実施形態に示されているように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、測定パラメータ510~514を1つ以上のプロセスプラントエンティティをモバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84でレンダリングし得る。
図5Aでは、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240は、蒸留塔212のプロセス制御ループに焦点を合わせている。例えば、
図2に示されるように、蒸留塔212は、入力ストリームを取り入れ、2つの留分に蒸留し、第1の留分は蒸留塔(図示せず)の上部から出て行き、第2の留分は蒸留の底部213から出て行く。グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240は、プロセスの底部213、特に蒸留塔212の下部リボイラーループの詳細を示している。測定パラメータ510~514は、蒸留塔212の底部リボイラーループ/底部213のプロセスプラントエンティティに対応し得る。特に、
図5Aに示されるように、測定パラメータ510は、1.44MBPDの値を有するプロセスプラントエンティティ(FC701_03)のボトムフローレートに対応する。同様に、測定パラメータ512は、50.2%の値を持つプロセスプラントエンティティ(AC701_01)のボトム組成パラメータに対応する。さらに、測定パラメータ514は、10.9%の値を持つプロセスプラントエンティティ(AC701_01)の最低レベルパラメータに対応する。測定パラメータ514について示されるように、許容可能なアラーム状態または閾値を超えるかまたは下回る測定パラメータについて、アラームインジケータが選択可能な表示リスト502に示され得る。
図5Aの実施形態では、蒸留塔212の最低レベルの10.9%の値は、許容可能な閾値を下回っており、したがって、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、測定パラメータ514についてアラームインジケータをレンダリングする。いくつかの実施形態では、測定パラメータ514に関連するアラームは、蒸留塔212の底部リボイラーループ/底部213のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分240に示される装飾グラフィック239に対応し得る。
【0099】
測定パラメータ514を選択することにより、モバイル表示ナビゲーションアプリ95が底部213をズームまたはフォーカスし、ユーザが蒸留塔212の底部リボイラーループ/底部213の追加の詳細、値、またはグラフィックスがよりよく見ることができるようになる。例えば、
図6の測定パラメータのいずれかまたはすべてなどの追加の情報をレンダリングして、ユーザに表示し得る。
【0100】
したがって、表示自動内観ルーチンは、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)を分析して、プロセスモジュールの視覚化をグラフィカルプロセス制御ループ表示部分として判定することにより、貴重な情報(例えば、測定パラメータ)をプロセスプラントのオペレータに公開する。さらに、これによりオペレータは表示上の値情報にすばやく効率的に進むこともでき、選択可能な表示リスト(例えば、選択可能な表示リスト502)の項目をタップすると、表示が自動的にズームされ、表示が視覚化される。
【0101】
追加の実施形態では、オペレータは、表示画面84でプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を選択することにより、または選択可能な表示リスト502から測定パラメータ(例えば、測定パラメータ510~514)を選択することにより、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240内のプロセスプラントエンティティを制御し得る。そのような実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、複数のプロセスプラントエンティティのプロセスプラントエンティティに対応する選択を受信し得、この選択により、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内のプロセスプラントエンティティの制御を開始し得る。
【0102】
図5Bは、
図5Aの例示のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分240をレンダリングする
図5Aのモバイルユーザインターフェースデバイス112である。
図5Bはまた、例示の選択可能な表示リスト503をレンダリングするモバイルユーザインターフェースデバイス112を描写している。選択可能な表示リスト503は、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240で現在アクティブなアラームのリストを含む。
図5Bの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上に特定のプロセスプラントエンティティのアラームインジケータ521の表現をレンダリングした。いくつかの実施形態では、アラームインジケータ521は、
図5Aの測定パラメータ514および
図3Aのグラフィック239に対応し得る。
図5Bに示すように、アラームインジケータ521は、アラームの理由、すなわち、最低レベルが低であり、アラームが(例えば、閾値を下回ることによって)過去18分にトリガされたことを示し、表示している。アラーム情報は、例えば、本明細書に記載するような
図6の測定パラメータを含む、他のまたは追加の測定パラメータ、値などに関して表示またはトリガし得る。
【0103】
図5Bに示されるように、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240は、フルサイズのプロセスプラント表示204から選択されたプロセスプラントエンティティを含む。これらには、例えば、
図2について本明細書に記載するプロセスプラントエンティティ212~218が含まれる。モバイル表示ナビゲーションアプリ95はまた、
図3Aおよび3Bについて本明細書に記載したのと同じ方法で動作するグラフィカルプロセス制御ループ表示部分240を備えた概要パネル304をレンダリングし得る。
【0104】
いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、多数のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分の間で切り替えるように構成され得る。例えば、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分(図示せず)は、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240によって示されるものとは異なるフルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を含み得る。例えば、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、
図2に示されるように、蒸留塔212の頂部を含み得る。そのような実施形態では、表示自動内観ルーチンは、フルサイズのプロセスプラント表示204内に描写された第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出し得る。第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、フルサイズのプロセスプラント表示204の複数のプロセスプラントエンティティから選択された第2の1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含み得る。1つ以上のプロセッサ(例えば、サーバ150のCPU160またはモバイルUIデバイス112のCPU88)は、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に示される第2の1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す第2の選択可能な表示リストを生成し得る。次に、1つ以上のプロセッサは、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分および第2の選択可能な表示リストをモバイルユーザインターフェースデバイス112に送信し得る。モバイル表示ナビゲーションアプリは、表示画面からユーザの選択を受信すると、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内におけるグラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)のレンダリングと、モバイルインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内における第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分(図示せず)のレンダリングを切り替えるように構成し得る。選択は、スワイプまたは他のジェスチャであり得、または
図3Aおよび3Bについて本明細書に記載されるようなナビゲーションパネル(図示せず)からであり得る。そのような実施形態では、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングにより、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示画面84の第1のエリアに選択可能な表示リストをレンダリングする。同様に、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングにより、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、表示画面84の第1のエリアで第2の選択可能な表示リストをレンダリングする。
【0105】
図6は、
図5Aおよび5Bの1つ以上のプロセスプラントエンティティの例示の測定パラメータ602のリストである。さらに、測定パラメータは、本明細書に記載されるように、
図2、3A、3B、5A、5B、8A、および/または8Bのいずれかの実施形態に関して生成、制御、測定、および/または表示され得る値またはデバイス診断情報を表し得る。例えば、測定パラメータ602は、プロセスプラント10のプロセスプラントエンティティ(例えば、プロセスプラントエンティティ15~22および40~46)に関連する主要業績評価指標(KPI)を表す。測定パラメータ(測定パラメータ602を含む)は、リアルタイムまたはほぼリアルタイムを含む、本明細書の任意の表示上で読み取られ、表示され、あるいは視覚化され得る。
【0106】
図6の実施形態では、測定パラメータ602は、
図5Aおよび5Bについて本明細書に記載するように、蒸留塔212の底部リボイラーループ/底部213に対応することができる。例えば、
図6に示すように、測定パラメータ602は、T-721、T-722、およびT-723を含むプロセスプラント10で多数の目的地に流れ得る1.44MBDPの値を有するプロセスプラントエンティティFC701_03の最低フローレート604を含む。さらに、測定パラメータ602は、0.5の値を有するプロセスプラントエンティティLC701_01の最低レベル値605を含む。さらに、測定パラメータ602は、華氏668度の値を有するプロセスプラントエンティティTC701_01のより低い制御温度606を含む。さらに、測定パラメータ602は、毎秒1000立方フィートの値を有するプロセスプラントエンティティFC701_01のリボイラー607のためのヒータ制御を含む。さらに、測定パラメータ602は、0.5の値を有するプロセスプラントエンティティAC701_01の最低組成608を含む。
【0107】
測定パラメータ602のいずれかまたはすべては、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上に表示され得る。様々な実施形態では、例えば、表示をズームインおよびズームアウトさせるズームレベル値を更新するジェスチャコマンドによってズームレベルが変更されると、より多いまたはより少ない測定パラメータ602が表示画面84に表示され得る。
【0108】
図7は、
図2(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の例示のフルサイズのプロセスプラント表示のような、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分240を、表示自動内観ルーチンによって自動的に検出するための例示のGUIベースの方法700を表すフロー図である。方法700は、本明細書に記載されるように、
図5Aおよび5Bのディスプレイおよび実施形態を生成するために使用され得る。
【0109】
ブロック702では、プロセスプラント(例えばプロセスプラント10)の少なくとも一部をグラフィカルに表すフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)を受信するために、1つ以上のプロセッサ(例えば、モバイルユーザインターフェースデバイス112のCPU88またはサーバ150のCPU160)上で実行される表示自動内覧ルーチンを表示する。フルサイズのプロセスプラント表示(例えばフルサイズのプロセスプラント表示204)は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内の複数のプロセスプラントエンティティ(例えばプロセスプラントエンティティ15~22および40~46)のグラフィック表現(例えばグラフィカルプロセスプラントエンティティ212~218)を含み得る。さらに、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、プロセスプラント(例えばプロセスプラント10)のフルサイズの表示画面(例えばフルサイズの表示画面202)上でレンダリングするように適合されたGUIであり得る)を含み得る。
【0110】
様々な実施形態では、表示自動内観ルーチンは、モバイルユーザインターフェースデバイス112のメモリ90またはサーバ150のメモリ152に記憶されたコンピュータ命令および/またはソフトウェアであり得る。いくつかの実施形態では、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)のプロセス制御モジュールに対応し得る。そのような実施形態では、表示自動内観ルーチンは、プロセス制御モジュールを分析し、フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスまたはプロセスの視覚化に対応するプロセス制御モジュールの変数、関数、属性、または他の情報からグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を検出または判定し得る。次に、表示自動内観ルーチンは、本明細書で記載するように、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分にマップされ、モバイルユーザインターフェースデバイス112でレンダリングするためにモバイル表示ナビゲーションアプリ95に送信され得るフルサイズのプロセスプラント表示204のビュー部分を判定し得る。
【0111】
ブロック704で、表示自動内観ルーチンは、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)を自動的に検出する。グラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)は、複数のプロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティ(例えば、グラフィカルプロセスプラントエンティティ212~218)のグラフィカル表現を含み得る。
【0112】
ブロック706で、(例えば、モバイルUIデバイス112および/またはサーバ150の)1つ以上のプロセッサは、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)内に描写された1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す選択可能な表示リスト(例えば、
図5Aの選択可能な表示リスト502)を生成する。
【0113】
ブロック708において、(例えば、モバイルUIデバイス112および/またはサーバ150の)1つ以上のプロセッサは、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)および選択可能な表示リスト(例えば、
図5Aの選択可能なリスト502)をモバイルユーザインターフェースデバイス112に送信する。様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)を実行し得る。
【0114】
ブロック710で、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84の第1のエリア内に選択可能な表示リスト(例えば、
図5Aの選択可能な表示リスト502)をレンダリングし得る。
【0115】
ブロック712において、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分(例えば、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)をモバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84の第2のエリア内でレンダリングし得る。
【0116】
様々な実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、特定のプロセスプラントエンティティ(例えば蒸留塔212)に対応する選択可能な表示リスト(例えば、
図5Aの選択可能な表示リスト502)からの選択を受信すると、例えば、
図5Aに関して本明細書に記載されているように、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84の第2のエリアに表示されるように、グラフィカルなプロセス制御ループ表示部分(例えばグラフィカルプロセス制御ループ表示部分240)内の特定のプロセスプラントエンティティ(例えば蒸留塔212)に焦点を合わせるためのズームレベルを調整するように適合され得る。
【0117】
フルサイズのプロセスプラント表示のリファクタリング
本開示はさらに、モバイルユーザインターフェースデバイス上で視覚化するために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするためのGUIベースのシステムおよび方法を提供する。特に、このようなGUIベースのシステムおよび方法により、モバイルユーザインターフェースデバイス112およびそのユーザは、既存のフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)をモバイルユーザインターフェースデバイス112上でリアルタイムまたはほぼリアルタイムでリファクタリングすることにより、本明細書に記載するように、プロセスデータ、測定パラメータ、アラーム情報、または他の情報を、異なるズームおよび詳細レベルで視覚化し得る。フルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするためのそのようなシステムおよび方法は、既存のモバイルアプリケーションおよび/またはプロセスプラントベースのアプリケーションおよびDeltaV(商標)Mobileおよび/またはDeltaV(商標)Liveのようなエマソンプロセスマネジメントが提供する製品に展開および/または実装しうる。
【0118】
図8Aおよび
図8Bは、フルサイズのプロセスプラント表示リファクタリングの例示的な実施形態を表す。
図8Aおよび8Bは、
図2のフルサイズのプロセスプラント表示204のリファクタリングされた視覚化を表示するタブレットデバイスとしてのユーザインターフェースデバイス112を示す。
図8Aおよび
図8Bの実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84の表面積は、
図2のフルサイズの表示画面202のフルサイズの表面積の半分未満である。
【0119】
図8Aは、表示画面84上に、
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示204の第1のビュー部分802をレンダリングするモバイルユーザインターフェースデバイス112の実施形態である。第1のビュー部分802は、プロセスプラントエンティティ(例えば、蒸留塔212)の第1のズームレベルおよび第1の詳細レベルを定義する。
図8Aの実施形態では、第1のビュー部分802は、本明細書でさらに記載する
図8Bの第2のビュー部分852と比較すると、「ズームアウト」低解像度ビューで表示画面84に表示される。
【0120】
図8Aおよび
図8Bの各々において、第1のビュー部分802および第2のビュー部分852の各々は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上においてフル画面でレンダリングされるようにサイズ決定され、その結果、表示画面の表面積全体またはほぼ全体が
図84は、第1のビュー部分802および第2のビュー部分852の各々によってそれぞれ占有されている。これにより、プロセスプラント表示204のすべてのプロセスプラントエンティティを示すフルサイズのプロセスプラント表示204の完全にズームアウトしたビューと比較して、第1のビュー部分802と第2のビュー部分852の各々のズームと詳細レベルを大きくできる。つまり、第1のビュー部分802と第2のビュー部分852がフル画面表示で表示されると、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、フルサイズのプロセスプラント表示204の視覚化またはグラフィックスすべてを表示せず、またモバイル表示ナビゲーションアアプリ95は、それらをレンダリングしない。このため、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするためのGUIベースのシステムおよび方法は、ユーザインターフェースデバイス112およびモバイル表示ナビゲーションアプリ95を、視覚化および/またはグラフィックスのレンダリングをより少なくすることを可能にすることによって、モバイルユーザインターフェースデバイス112のパフォーマンスを向上させ、それにより、必要な(例えばCPU88の)処理能力とユーザインターフェースデバイス112が必要とするメモリ(メモリ90)使用量を削減することによって、ユーザインターフェースデバイス112のパフォーマンスを向上させる。
【0121】
図8Aおよび8Bは、フルサイズのプロセスプラント表示204のグラフィックスの自動リファクタリングに関する実施形態を含み、少なくともいくつかの実施形態では、様々なモバイルデバイス画面サイズと解像度のプロセス制御ネットワーク(例えば、プロセス制御ネットワーク100)とネイティブに統合され得る。
図8Aおよび8Bの実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上のモバイルデバイスコマンドジェスチャにより、サーバ150からのグラフィックスおよび/またはデータ(例えば、リアルタイムまたはほぼリアルタイムのグラフィックスまたはデータ)が要求される。次に、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上でレンダリングされたグラフィックスおよびデータをレンダリングし得る。このようにして、(第1のビュー部分802および/または第2のビュー部分802などの)ビュー部分は、プロセスプラント10の様々なプロセスプラントエンティティの実際のデータおよび/または状態の「ライブスナップショット」を表現し得る。
【0122】
さらに、グラフィックスおよび/またはデータの特定の(例えば、プログラムで定義されたまたはユーザ定義の)ビュー部分は、サーバ150からグラフィックスおよび/またはデータにアクセスしている112の表示画面84のサイズに基づいてレンダリングされ得る。
【0123】
いくつかの実施形態では、
図8Aに表示されるようなフルサイズのプロセスプラント表示204は、ほとんどまたはすべてのプロセスプラントエンティティを含み得るプロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)の包括的な表現であり得る。しかしながら、他の実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示204(例えば、
図8Aに表示されるような)は、プロセスプラントの一部分およびその関連するプロセスプラントエンティティのみを含み得るプロセスプラントのより包括度の低い表現であり得る。いくつかの実施形態では、(例えば、
図8Aに示すような)フルサイズのプロセスプラント表示204は、例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内に共配置される、および/またはプロセスプラントおよび/またはそのプロセス制御ネットワークを監視または制御するために使用されるプロセスプラントのプロセス制御ネットワークとネイティブに統合されてもよい。
【0124】
さらなる実施形態では、モバイルUIデバイス112は、プロセスプラントエンティティ(例えば、蒸留塔212)に対応する選択を受信するように確認され得る。この選択により、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内のプロセスプラントエンティティの制御を開始し得る。例えば、
図8Aおよび8Bに示されるように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、蒸留塔212の場所に対応する表示画面84上の選択を受信し得る。この選択により、制御ウィンドウ(図示せず)が表示画面84に表示させることができる。制御ウインドウは、コマンドまたは入力を受信するためのグラフィックコントロールおよび/または入力ボックスを含み得る。例えば、
図3Aの実施形態では、制御ウィンドウは、表示画面84上のアラーム装飾グラフィック239に応答して蒸留塔212のパラメータを調整するコマンドを受信し得る。コマンドは、サーバ150に送信されてもよく、サーバ150は、プロセス制御ネットワーク100を介して蒸留塔212にコマンドを送信してもよい。いくつかの実施形態では、コマンドは、音声コマンドを介して送信されてもよく、モバイルユーザインターフェースデバイス112は、モバイルUIデバイス112のマイク(図示せず)で可聴命令(音声)を受信し、プロセッサ(例えば、CPU88)は、可聴命令を(例えば、自然言語処理を介して)変換して、本明細書で上述したように蒸留塔212のパラメータを調整するためにサーバ150に送信されるコマンドに変換する。このようにして、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)の監視および制御は、本明細書に記載されるようなモバイルユーザインターフェースデバイス112のような小画面デバイス上で実行可能である。
【0125】
図8Bは、
図2の例示のフルサイズのプロセスプラント表示(例えばフルサイズのプロセスプラント表示204)の第2のビュー部分852であって、プロセスプラントエンティティ(例えば、蒸留塔212)の第2のズームレベルおよび第2の詳細レベルを定義する第2のビュー部分852をレンダリングする
図8Aのモバイルユーザインターフェースデバイス12である。第2のビュー部分852は、
図8Aの第1のビュー部分802と比較してより詳細なレベルを有する「ズームイン」および/またはより焦点が合ったズームレベルを表す。
図8Aおよび8Bのものを含む本明細書の様々な実施形態では、ピンチ、スワイプ、および/またはズームなどのモバイルタッチジェスチャは、ユーザが様々なビュー部分(例えば、第1のビュー部分802および第2のビュー部分802)にズームインしたりズームアウトしたりする際に、より低い/より高い解像度および/またはグラフィックスおよび/またはデータの詳細などの画面(例えば表示画面84)内容の変化を引き起こし得る。
【0126】
図8Bに示すように、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、第2のビュー部分852の第1のズームレベルと比較して、第2のビュー部分802の第2のズームレベルで、プロセスプラントエンティティ(例えば、蒸留塔212)の焦点を合わせたビュー(例えば、より詳細なビューおよび/またはより大きな解像度のビュー)を伴う第2のビュー部分852をレンダリングする。第2のビュー部分852の焦点を合わせたビューは、第1のビュー部分802と比較してより詳細/高解像度のグラフィックスおよびプロセスプラント10の測定パラメータを含む。例えば、第2のビュー部分852にズームすると、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、蒸留塔212の底部213、装飾グラフィック239、および追加の測定パラメータ860(例えば、測定パラメータ602のいずれかであり得る)を含む詳細情報をレンダリングする。
【0127】
図8Aおよび
図8Bに示すように、第1のビュー部分802は第1のグラフィック解像度を含み、第2のビュー部分852は第2のグラフィック解像度を含む。いくつかの実施形態では、第1のビュー部分802の第1のグラフィック解像度は、第2のビュー部分852の第2のグラフィック解像度とは異なり得る。他の実施形態では、第1のグラフィック解像度および第2のグラフィック解像度は同じであるが、モバイルズームナビゲーションアプリ95によって、異なるズームレベルでレンダリングされる。さらに別の実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84のサイズに基づいて、第1のグラフィック解像度および第2のグラフィック解像度の各々を判定し得る。そのような実施形態では、より大きな画面サイズを有するモバイルユーザインターフェースデバイス112は、より小さな画面サイズを有するモバイルユーザインターフェースデバイス112よりも大きい、または高い解像度ビュー部分で構成され得る。
【0128】
さらに、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上で、第2の詳細レベルでのプロセスプラントエンティティ(例えば、蒸留塔212)の詳細情報をレンダリングする。様々な実施形態では、詳細情報は、プロセスプラントエンティティのアラーム装飾グラフィック(例えば、アドラーグラフィック239)または測定パラメータ(例えば、測定パラメータ602)の少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上で、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで詳細情報をレンダリングする。例えば、詳細情報は、本明細書に記載するように、モバイルユーザインターフェースデバイス112からの要求によってサーバ150から読み出し得る。
【0129】
より一般的には、
図8Aおよび8Bに示されるように、グラフィックスおよびデータは、画面解像度に応じて詳細および/または解像度の様々なレベルで、表示画面84上でレンダリングおよび表示され得る。そのような実施形態では、詳細レベルは、モバイルデバイスの画面サイズまたは解像度、および表示画面84上でユーザから受信したモバイルピンチ/ズームタッチジェスチャに応じて自動的に調整し得る。例えば、低解像度の小画面サイズ(例えば、
図8Aのタブレットデバイス)では、いくつかのパラメータのみが示される。より詳細に見るために、ユーザはタッチジェスチャを使用してズームインまたはズームアウトし、データとグラフィックスをリファクタリング(例えば、サーバ150から再フェッチするか、フルサイズのプロセスプラント表示204がメモリ90内にある場合に再レンダリング)させ、モバイルユーザインターフェースデバイス112)の異なるおよび/またはより高い解像度のコンテンツを表示し得る。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、最初に、モバイル画面サイズが小さいほど、より低解像度のビューをレンダリングし、ユーザがズームインしたら、高解像度のコンテンツを含むより詳細なビューをレンダリングする。このようにして、ユーザは、現在のズームレベルが表示画面84に表示されている情報の現在の詳細レベルに対応する画面上のグラフィカルな詳細、測定パラメータの詳細のいずれかを調整し得る。したがって、モバイルユーザインターフェースデバイス112のユーザは、小画面を有するモバイルユーザインターフェースデバイス112上で、プロセス制御システム(例えば、プロセス制御ネットワーク100)内にネイティブである表示画面84上のプロセスまたはアラーム情報を効率的な方法で表示することができる。
【0130】
いくつかの実施形態では、ズームレベルの各々は、異なるグラフィカルビューレイヤによって定義される。そのような実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、複数のグラフィッカルビューレイヤを含み得る。例えば、
図8Aおよび8Bでは、第1のビュー部分802は、第1のズーム範囲を有する第1のグラフィックカルレイヤに関連付けられ得、第2のビュー部分852は、第2のズーム範囲を有する第2のグラフィカルレイヤに関連付けられ得る。モバイル表示ナビゲーションアプリ95は、モバイルユーザインターフェースデバイス112からジェスチャコマンドを受信すると、第1のズーム範囲から第2のズーム範囲への遷移を検出する。検出された遷移は、スワイプ、ピンチ、または他のそのようなジェスチャコマンドの長さまたは程度に対応し得る。長さまたは程度に基づく遷移コマンドは、モバイル表示ナビゲーションアプリ95に、表示画面84上の第2のグラフィカルレイヤに第2のビュー部分852をレンダリングさせ得る。
【0131】
特定の実施形態では、グラフィカルビューレイヤまたはレイアウトは、デバイスのタイプに基づいてフルサイズのプロセスプラント表示204から生成することができる。例えば、携帯電話のグラフィカルビューレイヤまたはレイアウトなどの「携帯電話ビュー」は、ユーザによって構成され得るか、または(例えば、リージョナイザ158によって)自動的に判定され得る。そのような実施形態では、所与のモバイルユーザインターフェースデバイス112の形状またはエリアに対応するビュー部分は、グラフィカルビューレイヤ、レイアウト、および/または領域として判定および生成され得る。追加の例として、「タブレットビュー」グラフィカルビューレイヤまたはレイアウトは、タブレットの画面サイズが「携帯電話ビュー」のための携帯電話の画面サイズよりも大きいフルサイズのプロセスプラント表示204のより大きな詳細を示すフルサイズのプロセスプラント表示204に基づいて生成され得る。ユーザがモバイルユーザインターフェースデバイス112から開いてフルサイズのプロセスプラント表示204にアクセスする場合、表示されるビューは、モバイルデバイスのタイプの自動検出に基づき得る。そのような実施形態では、ユーザがタブレットを使用している場合、「タブレットビュー」が自動的に表示される。ユーザが携帯電話を使用している場合、「携帯電話ビュー」が自動的に表示される。
【0132】
さらなる実施形態では、サーバ150および/またはモバイルユーザインターフェースデバイス112は、サーバ150および/またはモバイルユーザインターフェースデバイス112に、(a)ビュー部分(例えば第1のビュー部分802および/または第2のビュー部分852)のグラフィック解像度を事前定義する、(b)ビュー部分の詳細情報を修正する(例えば、第1のビュー部分802および/または第2のビュー部分852について)、および/または(c)ビュー部分の第1のズームレベルおよび第2のズームレベルに関連付けられたビューレイヤのセットを定義する(例えば、第1のビュー部分802および/または第2のビュー部分852について)、ための命令を実行させる構成コマンドを受信するように構成し得る。したがって、例えば、構成コマンドによる、そのような構成オプションにより、ユーザまたはプログラムアプリケーションは、モバイルデバイス上でスクロール可能なページとして自動的に表示されるオペレータグラフィックの領域を選択することができる。これらの領域は、携帯電話やタブレットの画面のサイズと解像度を反映するサイズで選択でき、モバイルデバイスがブラウザまたはネイティブモバイルアプリを起動すると、モバイルデバイスアプリの画面サイズが自動的に検出され、モバイルデバイスと一致する解像度および/またはサイズでグラフィックスがレンダリングされる場合がある。
【0133】
図9は、
図8Aおよび
図8Bに関して本明細書に描写され、説明されているようなモバイルユーザインターフェースデバイス112上での可視化のための様々なズームおよび詳細レベルでのフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)をリファクタリングするための例示的なGUIベースの方法900を表すフロー図である。
【0134】
ブロック902で、方法900は、1つ以上のプロセッサ(例えば、サーバ150のCPU160)によって、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)をモバイルユーザインターフェースデバイス112に送信することを含む。フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)の少なくとも一部をグラフィカルに表し得る。さらに、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)内の複数のプロセスプラントエンティティ(例えば、プロセスプラントエンティティ15~22および40~46)のグラフィック表現を含み得る。様々な実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示202は、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)のフルサイズの表示画面(例えば、フルサイズの表示画面202)上でレンダリングするように適合されたGUIである。
【0135】
ブロック904において、方法900は、モバイルユーザインターフェースデバイス112のプロセッサ(例えば、CPU88)上で実行されるモバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)によって、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上のフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の第1のビュー部分(例えば、第1のビュー部分802)をレンダリングすることを含み得る。第1のビュー部分(例えば、802)は、複数のプロセスプラントエンティティ(例えば、プロセスプラントエンティティ212~218)から選択されたプロセスプラントエンティティ(例えば、212)の第1のズームレベルおよび第1の詳細レベルを定義し得る。様々な実施形態では、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84は、フルサイズの表示画面(例えば、フルサイズの表示画面202)のフルサイズの表面積未満の表面積を含み得る。
【0136】
ブロック906において、方法900は、モバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)において、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンド(例えば、タッチ、ピンチ、スワイプジェスチャの長さまたは力に対応する)を受信することをさらに含み得る。
【0137】
ブロック908において、方法900は、ジェスチャコマンドを受信すると、モバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)によって、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上のフルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)の第2のビュー部分(例えば、第2のビュー部分802)をレンダリングすることをさらに含んでもよい。第2のビュー部分(例えば、第2のビュー部分852)は、プロセスプラントエンティティ(例えば、プロセスプラント10)の第2のズームレベルおよび第2の詳細レベルを定義し得る。様々な実施形態では、第1のズームレベルは、第2のズームレベルとは異なってもよく、かつ/または第1の詳細レベルは、第2の詳細レベルと異なってもよい。
【0138】
いくつかの実施形態では、フルサイズのプロセスプラント表示(例えば、フルサイズのプロセスプラント表示204)は、ブラウザベースのディスプレイ(例えば、HTML5ブラウザベースのグラフィックスおよび/または命令から構成されるHTML5ブラウザベースのディスプレイ)であり得る。そのような実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)は、HTMLベースのグラフィックスおよび/または命令を受信するためのウェブブラウザなどのブラウザを備え得る。ブラウザ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)は、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上で第1のビュー部分(例えば、第1のビュー部分802)をレンダリングし得る。そのような実施形態では、ブラウザ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)/表示画面84でジェスチャコマンドを受信すると、ブラウザは、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)に関連付けられたサーバ(例えば、サーバ150)から詳細情報(例えば、ベクトルベースの情報/画像またはラスタライズされた画像のようなグラフィックス、および/または測定パラメータのようなデータ)の電子送信を要求する命令を実行するようにし得る。詳細情報を受信すると、ブラウザ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)は、詳細情報を備えた第2のビュー部分(例えば、第2のビュー部分802)をレンダリングすることができる。
【0139】
さらなる実施形態では、モバイル表示ナビゲーションアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)は、ネイティブモバイルアプリ(例えば、Apple iOSまたはGoogle Androidアプリケーション)を含む。ネイティブモバイルアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイス112の表示画面84上に第1のビュー部分(例えば、第1のビュー部分802)をレンダリングし得る。そのような実施形態では、ネイティブモバイルアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)/表示画面84でジェスチャコマンドを受信すると、ブラウザは、プロセスプラント(例えば、プロセスプラント10)に関連付けられたサーバ(例えば、サーバ150)から詳細情報(例えば、ベクトルベースの情報/画像またはラスタライズされた画像のようなグラフィックス、および/または測定パラメータのようなデータ)の電子送信を要求する命令を実行するようにし得る。詳細情報を受信すると、ネイティブアプリ(例えば、モバイル表示ナビゲーションアプリ95)は、詳細情報を備えた第2のビュー部分(例えば、第2のビュー部分802)をレンダリングし得る。
【0140】
本開示の態様
リージョナイザの態様
1.モバイルユーザインターフェースデバイス上でレンダリングするために、フルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイジングするためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースの方法であって、1つ以上のプロセッサ上で実行されるリージョナイザアプリケーション(アプリ)で、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表すフルサイズのプロセスプラント表示を受信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内の複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、受信することと、リージョナイザアプリによって、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定することであって、1つ以上の表示領域の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示のビュー部分を画定し、1つ以上の表示領域の各々は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの少なくとも1つのグラフィカル表現を含む、判定することと、1つ以上のプロセッサによって、1つ以上の表示領域をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリを実行する、送信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上で1つ以上の表示領域の各々をレンダリングすることと、を含み、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を含む、GUIベースの方法。
【0141】
2.1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することをさらに含み、モバイルユーザインターフェースデバイスのモバイル表示ナビゲーションアプリは、1つ以上の表示領域の各々のビュー部分をフルサイズのプロセスプラント表示に境界指定することにより、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上で1つ以上の表示領域をレンダリングする、態様1に記載のGUIベースの方法。
【0142】
3.1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の判定に基づいて、1つ以上の新しい表示を生成することをさらに含み、各新しい表示は、その対応する表示領域のビュー部分に対応し、1つ以上の表示領域をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することは、もう1つの新しい表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することを含み、モバイルユーザインターフェースデバイスのモバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上で1つ以上の新しい表示をレンダリングする、態様1に記載のGUIベースの方法。
【0143】
4.フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の判定は、フルサイズのプロセスプラント表示内に1つ以上の表示領域の1つ以上の対応する場所を画定する1つ以上のユーザ選択を受信するリージョナイザアプリを含む、態様1~3のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0144】
5.フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の判定は、フルサイズのプロセスプラント表示内の1つ以上の表示領域の位置を自動的に検出するリージョナイザアプリを含む、態様1~4のいずれか1つに記載のGUIベースの方法。
【0145】
6.1つ以上の表示領域の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の各々のビュー部分へのアクセス頻度に基づいて検出される、態様5に記載のGUIベースの方法。
【0146】
1つ以上の表示領域の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の各々のビュー部分の詳細レベルに対応する可変ズームレベル値に関連付けられている、態様1~6のいずれか1つに記載のGUIベースの方法。
【0147】
8.1つ以上の表示領域は、少なくとも第1の表示領域および第2の表示領域を含み、モバイルユーザインターフェースデバイスは、第1のズームレベルで第1の表示領域をレンダリングし、第2のズームレベルで第2の表示領域をレンダリングし、第1のズームレベルは、第2のズームレベルとは異なる、態様7に記載のGUIベースの方法。
【0148】
9.1つ以上の表示領域は、少なくとも第1の表示領域および第2の表示領域を含み、第1の表示領域は、第2の表示領域に対して順次に順序付けられ、モバイルユーザインターフェースデバイスは、第2の表示領域の前に第1の表示領域をレンダリングするように適合されている、態様1~8のいずれか1つに記載のGUIベースの方法。
【0149】
10.1つ以上の表示領域の各々は、ナビゲーションパネルを有するモバイルユーザインターフェースデバイスによってレンダリングされ、ナビゲーションパネルは、第1の表示領域のレンダリングと第2の表示領域のレンダリングとを切り替えるための選択を受信するように構成されている、請求項先行態様9に記載のGUIベースの方法。
【0150】
11.リージョナイザアプリによって、GUI設定を含む事前定義されたGUIプロファイルにアクセスすることであって、GUI設定は、1つ以上の表示領域の量、1つ以上の表示領域ののフルサイズのプロセスプラント表示内の1つ以上の場所、または1つ以上の表示領域の1つ以上のズームレベルのうちの少なくとも1つを定義する、アクセスすることと、GUI設定をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することと、をさらに含み、モバイルユーザインターフェースデバイスは、GUI設定に基づいて、1つ以上の表示領域を構成するように適合されている、態様1~10のいずれか1つに記載のGUIベースの方法。
【0151】
12.事前定義されたGUIプロファイルは、ユーザによって提供された1つ以上の選択に基づいて判定される態様11に記載のGUIベースの方法。
【0152】
13.事前定義されたGUIプロファイルは、モバイルユーザインターフェースデバイスのデバイスタイプに基づいて判定される、態様11に記載のGUIベースの方法。
【0153】
14.1つ以上の表示領域のうちの少なくとも1つの表示部分のビュー部分は、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上においてフル画面でレンダリングされるようにサイズ決定される、態様1~13のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0154】
15.モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の表面積は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積の半分未満である、態様1~14のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0155】
16.フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの包括的な表現である、態様1~15のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0156】
17.少なくとも1つの表示領域は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティのアラーム装飾グラフィックまたは測定パラメータを含む、態様1~16のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0157】
18.モバイル表示ナビゲーションアプリは、リアルタイムまたはほぼリアルタイムでアラーム装飾グラフィックまたは測定パラメータをレンダリングするように構成される、態様17に記載のGUIベースの方法。
【0158】
19.少なくとも1つの表示領域が、プロセスプラントエンティティのビデオストリームまたは画像を含む、態様1~18のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0159】
20.少なくとも1つの表示領域が、フルサイズのプロセスプラント表示内の少なくとも1つの表示領域の場所を示す概要パネルを含む、態様1~19のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0160】
21フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのプロセス制御ネットワークとネイティブに統合される、態様1~20のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0161】
22.モバイルユーザインターフェースデバイスからの選択を受信することをさらに含み、選択は、複数のプロセスプラントエンティティのうちのプロセスプラントエンティティに対応し、選択は、プロセスプラント内のプロセスプラントエンティティの制御を開始する、態様1~21のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0162】
23.1つ以上のプロセッサ上で実行される表示自動内観ルーチンによって、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出することとであって、1つ以上の表示領域の判定は、特定の表示領域をグラフィカルプロセス制御ループ表示部分として画定することを含む、自動的に検出することと、リージョナイザアプリまたはモバイル表示ナビゲーションアプリによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す選択可能な表示リストを生成することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第1のエリア内で選択可能な表示リストをレンダリングすることと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内にグラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングすることと、を含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、以上のプロセスプラントエンティティの特定のプロセスプラントエンティティに対応する選択可能な表示リストからの選択を受信すると、ズームレベルを調整してグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内の特定のプロセスプラントエンティティに焦点を合わせる、態様1~22のいずれかに記載のGUIベースの方法。
【0163】
24.モバイル表示ナビゲーションアプリによって、特定のプロセスプラントエンティティの1つ以上の測定パラメータの表現を、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面にレンダリングすることをさらに含む、態様23に記載のGUIベースの方法。
【0164】
25.モバイル表示ナビゲーションアプリによって、表示画面上の特定のプロセスプラントエンティティの1つ以上のアラームインジケータの表現をレンダリングすることと、を含む、態様23に記載のGUIベースの方法。
【0165】
26.モバイルユーザインターフェースデバイスでレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイズするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースのシステムであって、1つ以上のプロセッサを含むサーバであって、複数のプロセスプラントエンティティを含むプロセスプラントのプロセス制御ネットワークに通信可能に結合されたサーバと、1つ以上のプロセッサで実行されるリージョナイザアプリケーション(アプリ)であって、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定するように構成され、1つ以上のリージョナイザアプリケーションの各々は、フルサイズのプロセスプラント表示のビュー部分を画定し、1つ以上の表示領域の各々は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの少なくとも1つのグラフィカル表現を含み、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングされるように適合されたGUIである、リージョナイザアプリと、モバイルユーザインターフェースデバイスの1つ以上のプロセッサ上で実行されるモバイル表示ナビゲーションアプリと、を含み、モバイルユーザインターフェースデバイスは、1つ以上の表示領域を受信するように構成され、モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に1つ以上の表示領域の各々をレンダリングするように構成され、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積よりも小さい表面積を含む、GUIベースのシステム。
【0166】
27.1つ以上のプロセッサは、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信するように構成されており、モバイルユーザインターフェースデバイスのモバイル表示ナビゲーションアプリは、1つ以上の表示領域の各々のビュー部分をフルサイズのプロセスプラント表示に境界指定することにより、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に1つ以上の表示領域をレンダリングする、態様26に記載のGUIベースのシステム。
【0167】
28.1つ以上のプロセッサは、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の判定に基づいて1つ以上の新しい表示を生成するように構成され、各新しい表示は、その対応する表示領域のビュー部分に対応し、1つ以上の表示領域をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することは、もう1つの新しい表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することを含み、モバイルユーザインターフェースデバイスのモバイル表示ナビゲーションアプリは、1つ以上の新しい表示をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングする、態様26に記載のGUIベースのシステム。
【0168】
29.フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定することは、フルサイズのプロセスプラント表示内の1つ以上の表示領域の1つ以上の対応する位置を画定する1つ以上のユーザ選択を受信するリージョナイザアプリを含む、態様26~28のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0169】
30.フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定することは、フルサイズのプロセスプラント表示内の1つ以上の表示領域の位置を自動的に検出するリージョナイザアプリを含む、態様26~29のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0170】
31.1つ以上の表示領域の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域のそれぞれのビュー部分へのアクセス頻度に基づいて検出される、態様30に記載のGUIベースのシステム。
【0171】
32.1つ以上の表示領域の各々が、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域の各々のビュー部分の詳細レベルに対応する可変ズームレベル値に関連付けられている、態様26~31のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0172】
33.1つ以上の表示領域は、少なくとも第1の表示領域および第2の表示領域を含み、モバイルユーザインターフェースデバイスは、第1のズームレベルで第1の表示領域をレンダリングし、第2のズームレベルで第2の表示領域をレンダリングし、第1のズームレベルは、第2のズームレベルとは異なる、態様32に記載のGUIベースのシステム。
【0173】
34.1つ以上の表示領域は、少なくとも第1の表示領域および第2の表示領域を含み、第1の表示領域は、第2の表示領域に対して順次に順序付けられ、モバイルユーザインターフェースデバイスは、第2の表示領域の前に第1の表示領域をレンダリングするように適合されている、態様26~33のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0174】
35.1つ以上の表示領域の各々は、ナビゲーションパネルを有するモバイルユーザインターフェースデバイスによってレンダリングされ、ナビゲーションパネルは、第1の表示領域のレンダリングと第2の表示領域のレンダリングをモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上で切り替えるための選択を受信するように構成される、態様34に記載のGUIベースのシステム。
【0175】
36.リージョナイザアプリには、GUI設定であって、1つ以上の表示領域の量、1つ以上の表示領域ののフルサイズのプロセスプラント表示内の1つ以上の場所、または、1つ以上の領域の1つ以上のズームレベルのうちの少なくとも1つを定義するGUI設定を含む事前定義されたGUIプロファイルにアクセスするように構成され、1つ以上のプロセッサは、GUI設定をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信するように構成され、モバイルユーザインターフェースデバイスは、GUI設定に基づいて1つ以上の表示領域を構成するように適合されている、態様26~35のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0176】
37.事前定義されたGUIプロファイルは、ユーザによって提供された1つ以上の選択に基づいて判定される、態様36に記載のGUIベースのシステム。
【0177】
38.事前定義されたGUIプロファイルは、モバイルユーザインターフェースデバイスのデバイスタイプに基づいて判定される、態様36に記載のGUIベースのシステム。
【0178】
39.モバイルユーザインターフェースデバイスでレンダリングするフルサイズのプロセスプラント表示をリージョナイズするための命令を記憶する有形の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに、1つ以上のプロセッサで実行されているリージョナイザアプリケーション(アプリ)で、プロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカルに表現するフルサイズのプロセスプラント表示を受信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内の複数のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含み、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズ表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、受信することと、リージョナイザアプリによって、フルサイズのプロセスプラント表示の1つ以上の表示領域を判定することであって、1つ以上の表示領域の各々は、フルサイズのプロセスプラント表示のビュー部分を画定し、1つ以上の表示領域の各々は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティのすくなくとも1つのグラフィカル表現を含む、判定することと、1つ以上のプロセッサによって、1つ以上の表示領域をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリを実行する、送信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、1つ以上の表示領域の各々をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングすることと、を実行させ、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積よりも小さい表面積を含む、有形の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0179】
自動内観アスペクトの表示
40.モバイルユーザインターフェースデバイスでレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示内でグラフィカルプロセス制御ループの表示部分を自動的に検出するためのガイド付きユーザインターフェース(GUI)ベースの方法であって、1つ以上のプロセッサで実行されている表示自動内観ルーチンで、プロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカルに表すフルサイズのプロセスプラント表示であって、プロセスプラント内に複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含むフルサイズのプロセスプラント表示を受信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、受信することと、表示自動内観ルーチンにより、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出することであって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含む、検出することと、1つ以上のプロセッサによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す選択可能な表示リストを生成することと、1つ以上のプロセッサによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分および選択可能な表示リストを、モバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリを実行する、送信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第1のエリアで選択可能な表示リストをレンダリングすることと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内にグラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングすることと、を含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、以上のプロセスプラントエンティティの特定のプロセスプラントエンティティに対応する選択可能な表示リストからの選択を受信すると、ズームレベルを調整してグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内の特定のプロセスプラントエンティティに焦点を合わせる、ガイド付きユーザインターフェース(GUI)ベースの方法。
【0180】
41.モバイル表示ナビゲーションアプリによって、特定のプロセスプラントエンティティの1つ以上の測定パラメータの表現を、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面にレンダリングすることをさらに含む、態様40に記載のGUIベースの方法。
【0181】
42.モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上の特定のプロセスプラントエンティティの1つ以上のアラームインジケータの表現をレンダリングすることと、を含む、態様40~41のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0182】
43.グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントのプロセス制御モジュールに対応する、態様40~42のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0183】
44.表示自動内観ルーチンにより、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出することであって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含む、検出することと、1つ以上のプロセッサによって、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された第2の1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す第2の選択可能な表示リストを生成することと、1つ以上のプロセッサによって、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分および第2の選択可能な表示リストを、モバイルユーザインターフェースデバイスに送信することと、をさらに含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、表示画面からユーザの選択を受信すると、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内でグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングと、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングを切り替えるように構成されており、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングにより、第1のエリアで選択可能な表示リストをレンダリングさせ、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングにより、第1のエリアで第2の選択可能な表示リストをレンダリングさせる、態様40~43のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0184】
45.選択であって、複数のプロセスプラントエンティティのうちのプロセスプラントエンティティに対応する選択をモバイルユーザインターフェースデバイスから受信することをさらに含み、選択は、プロセスプラント内のプロセスプラントエンティティの制御を開始する、態様40~44のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0185】
46.モバイルユーザインターフェースデバイスでレンダリングするためにフルサイズのプロセスプラント表示内でグラフィカルプロセス制御ループの表示部分を自動的に検出ためのガイド付きユーザインターフェース(GUI)ベースのシステムであって、1つ以上のプロセッサを含むサーバであって、複数のプロセスプラントエンティティを含むプロセスプラントのプロセス制御ネットワークに通信可能に結合されたサーバと、サーバの1つ以上のプロセッサを実行する表示自動内観ルーチンと、モバイルユーザインターフェースデバイスの1つ以上のプロセッサで実行されるモバイル表示ナビゲーションアプリであって、サーバに通信可能に接続された、モバイル表示ナビゲーションアプリと、を含み、表示自動内観ルーチンは、プロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカルに表現するフルサイズのプロセスプラント表示を受信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内の複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、受信することと、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出することであって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含む、自動的に検出することと、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された1つ以上のプロセスプラントエンティティを表現する選択可能な表示リストを生成することと、を行うように構成され、サーバは、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分および選択可能な表示リストをモバイルユーザインターフェースデバイスに送信するように構成され、モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第1のエリア内でエリア選択可能な表示リストをレンダリングし、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内にグラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングするように構成され、モバイル表示ナビゲーションアプリは、以上のプロセスプラントエンティティの特定のプロセスプラントエンティティに対応する選択可能な表示リストからの選択を受信すると、ズームレベルを調整してグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内の特定のプロセスプラントエンティティに焦点を合わせる、GUIベースのシステム。
【0186】
47.モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、特定のプロセスプラントエンティティの1つ以上の測定パラメータの表現をレンダリングするように構成される、態様46に記載のGUIベースのシステム。
【0187】
48.モバイル表示ナビゲーションアプリは、表示画面上の特定のプロセスプラントエンティティの1つ以上のアラームインジケータの表現をレンダリングするように構成される、態様46~47のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0188】
49.グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントのプロセス制御モジュールに対応する、態様46~48のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0189】
50.表示自動内観ルーチンは、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出するように構成され、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含み、1つ以上のプロセッサは、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された第2の1つ以上のプロセスプラントエンティティを表現する第2の選択可能な表示リストを生成し、1つ以上のプロセッサは、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分および第2の選択可能な表示リストを、モバイルユーザインターフェースデバイスに送信し、モバイル表示ナビゲーションアプリは、表示画面からユーザの選択を受信すると、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内でグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングと、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングを切り替えるように構成されており、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングにより、第1のエリアで第2の選択可能な表示リストをレンダリングさせ、第2のグラフィカルプロセス制御ループ表示部分のレンダリングにより、第1のエリアに第2の選択可能な表示リストのレンダリングさせる、態様46~49のいずれか1つに記載のGUIベースのシステム。
【0190】
51.モバイル表示ナビゲーションアプリは、選択であって、複数のプロセスプラントエンティティのうちのプロセスプラントエンティティに対応する選択をモバイルユーザインターフェースデバイスから受信するように構成され、選択は、プロセスプラント内のプロセスプラントエンティティの制御を開始する、態様46~50のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0191】
52.モバイルユーザインターフェースデバイスでレンダリングするフルサイズのプロセスプラント表示内でグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出するための命令を記憶する有形の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに、1つ以上のプロセッサで実行されている表示自動内観ルーチンで、プロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカルに表すフルサイズのプロセスプラント表示であって、プロセスプラント内に複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含むフルサイズのプロセスプラント表示を受信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIである、受信することと、表示自動内観ルーチンにより、フルサイズのプロセスプラント表示内に描写されたグラフィカルプロセス制御ループ表示部分を自動的に検出することであって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分は、プロセスプラントエンティティから選択された1つ以上のプロセスプラントエンティティのグラフィカル表現を含む、自動的に検出することと、1つ以上のプロセッサによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分内に描写された1つ以上のプロセスプラントエンティティを表す選択可能な表示リストを生成することと、1つ以上のプロセッサによって、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分および選択可能な表示リストを、モバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、モバイルユーザインターフェースデバイスは、モバイル表示ナビゲーションアプリを実行する、送信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第1のエリア内に、選択可能な表示リストをレンダリングすることと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の第2のエリア内で、グラフィカルプロセス制御ループ表示部分をレンダリングすることと、を行わせ、モバイル表示ナビゲーションアプリは、以上のプロセスプラントエンティティの特定のプロセスプラントエンティティに対応する選択可能な表示リストからの選択を受信すると、ズームレベルを調整してグラフィカルプロセス制御ループ表示部分内の特定のプロセスプラントエンティティにフォーカスさせる、有形の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【0192】
フルサイズのプロセスプラント表示のリファクタリング
53.モバイルユーザインターフェースデバイスで視覚化するために様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするための、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースの方法であって、1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの少なくとも一部分をグラフィカルに表現し、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内に複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含む、送信することと、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIであり、モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で実行するモバイル表示ナビゲーショアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、フルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をレンダリングすることであって、第1のビュー部分は、複数のプロセスプラントエンティティから選択された、プロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを定義する、レンダリングすることと、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を有し、モバイル表示ナビゲーションアプリで、モバイルユーザインターフェースデバイスの表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、ジェスチャコマンドを受信すると、フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングすることであって、第2のビュー部分は、プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルと第2の詳細レベルを定義する、レンダリングすることと、第1のズームレベルは第2のズームレベルとは異なり、第1の詳細レベルは、第2の詳細レベルとは異なる、GUIベースの方法。
【0193】
54.モバイル表示ナビゲーションアプリは、プロセスプラントエンティティの焦点を合わせたビューを、第1のズームレベルと比較して第2のズームレベルでレンダリングし、モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、プロセスプラントエンティティの詳細情報を第2の詳細レベルでレンダリングする、態様53に記載のGUIベースの方法。
【0194】
55.詳細情報は、プロセスプラントエンティティのアラーム装飾グラフィックまたは測定パラメータのうちの少なくとも1つを含む、態様54に記載のGUIベースの方法。
【0195】
56.情報は、アラーム装飾グラフィックを含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、アラーム装飾グラフィックが表示のためにトリガされると、焦点を合わせたビューをレンダリングする、態様54~55に記載のGUIベースの方法。
【0196】
57.モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にリアルタイムまたはほぼリアルタイムで詳細情報をレンダリングする、態様54~56のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0197】
58.第1のビュー部分は、第1のグラフィック解像度を含み、第2のビュー部分は、第2のグラフィック解像度を含み、第1のグラフィック解像度は、第2のグラフィック解像度とは異なる、態様54~57のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0198】
59.モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面のサイズに基づいて、第1のグラフィック解像度および第2のグラフィック解像度の各々を決定する、態様54~58のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0199】
60.フルサイズのプロセスプラント表示は、複数のグラフィカルビューレイヤで構成され、第1のビュー部分は、第1のズーム範囲を有する第1のグラフィカルレイヤに関連付けられ、第2のビュー部分は、第2のズーム範囲を有する第2のグラフィカルレイヤに関連付けられ、モバイル表示ナビゲーションアプリは、ジェスチャコマンドを受信すると、第1のズーム範囲から第2のズーム範囲への遷移を検出し、遷移は、モバイル表示ナビゲーションアプリに第2のグラフィックレイヤで第2のビュー部分をレンダリングさせる、態様54~59のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0200】
61.1つ以上のプロセッサで、1つ以上のプロセッサに、(a)第1のビュー部分または第2のビュー部分のグラフィック解像度を事前定義すること、(b)詳細情報を変更すること、または(c)第1のズームレベルと第2のズームレベルに関連付けられたビューレイヤのセットを定義すること、のうちの1つ以上を実装するための命令を実行させる構成コマンドを受信することをさらに含む、態様54~60のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0201】
62.フルサイズのプロセスプラント表示は、ブラウザベースの表示であり、モバイル表示ナビゲーションアプリはブラウザを含み、ブラウザは、第1のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングし、モバイル表示ナビゲーションアプリでジェスチャコマンドを受信することは、ブラウザに、プロセスプラントに関連付けられたサーバからの詳細情報の電子送信を要求する命令を実行させ、ブラウザは、詳細情報を受信すると、詳細情報を含む第2のビュー部分をレンダリングする、態様54~61のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0202】
63.モバイル表示ナビゲーションアプリは、ネイティブモバイルアプリを含み、ネイティブモバイルアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に第1のビュー部分をレンダリングし、モバイル表示ナビゲーションアプリでジェスチャコマンドを受信することは、ネイティブモバイルアプリに、プロセスプラントに関連付けられたサーバからの詳細情報の電子送信を要求する命令を実行させ、ネイティブモバイルアプリは、詳細情報を受信すると、詳細情報を含む第2のビュー部分をレンダリングする、態様54~62のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0203】
64.モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の表面積は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積の半分未満である、態様53~63のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0204】
65.第1のビュー部分および第2のビュー部分の各々は、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にフル画面でレンダリングされるようにサイズ決定される、態様53~64のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0205】
66.フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの包括的な表現である、態様53~65のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0206】
67.フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのプロセス制御ネットワークとネイティブに統合されている、態様53~66のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0207】
68.モバイルユーザインターフェースデバイスから選択を受信することであって、選択は、複数のプロセスプラントエンティティのプロセスプラントエンティティに対応する、受信することを含み、選択は、プロセスプラント内のプロセスプラントエンティティの制御を開始する、態様53~67のいずれか1つ以上に記載のGUIベースの方法。
【0208】
69.モバイルユーザインターフェースデバイスでの視覚化のために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ベースのシステムであって、1つ以上のプロセッサを含むサーバであって、複数のプロセスプラントエンティティを含むプロセスプラントのプロセス制御ネットワークに通信可能に結合されたサーバと、モバイルユーザインターフェースデバイスの1つ以上のプロセッサで実行するモバイル表示ナビゲーションアプリであって、サーバに通信可能に結合されたモバイル表示ナビゲーションアプリと、を備え、サーバは、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信するように構成され、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカルに表現し、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラント内の複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含み、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIであり、ディスプレイモバイルナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上のフルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をレンダリングすることであって、第1のビュー部分は、複数のプロセスプラントエンティティから選択されたプロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを定義し、モバイルユーザインターエースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満の表面積を有する、レンダリングすることと、モバイルユーザインターフェースデバイスの表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリがジェスチャコマンドを受け取ると、フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングすることであって、第2のビュー部分は、プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルと第2の詳細レベルを定義する、レンダリングすることと、を行うように構成され、第1のズームレベルは第2のズームレベルとは異なり、第1の詳細レベルは、第2の詳細レベルとは異なる、GUIベースのシステム。
【0209】
70.モバイル表示ナビゲーションアプリは、プロセスプラントエンティティの焦点を合わせたビューを、第1のズームレベルと比較して第2のズームレベルでレンダリングし、モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面で、プロセスプラントエンティティの詳細情報を、第2の詳細レベルでレンダリングする、態様69に記載のGUIベースのシステム。
【0210】
71.詳細情報は、プロセスプラントエンティティのアラーム装飾グラフィックまたは測定パラメータのうちの少なくとも1つを含む、態様69~70のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0211】
72.情報は、アラーム装飾グラフィックを含み、モバイル表示ナビゲーションアプリは、アラーム装飾グラフィックが表示のためにトリガされると、焦点を合わせたビューをレンダリングする、態様69~71のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0212】
72.モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にリアルタイムまたはほぼリアルタイムで詳細情報をレンダリングする、態様71~72のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0213】
73.第1のビュー部分は、第1のグラフィック解像度を含み、第2のビュー部分は、第2のグラフィック解像度を含み、第1のグラフィック解像度は、第2のグラフィック解像度とは異なる、態様71~72のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0214】
74.モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面のサイズに基づいて、第1のグラフィック解像度および第2のグラフィック解像度の各々を決定する、態様73に記載のGUIベースのシステム。
【0215】
75.フルサイズのプロセスプラント表示は、複数のグラフィカルビューレイヤで構成され、第1のビュー部分は、第1のズーム範囲を有する第1のグラフィカルレイヤに関連付けられ、第2のビュー部分は、第2のズーム範囲を有する第2のグラフィカルレイヤに関連付けられ、モバイル表示ナビゲーションアプリは、ジェスチャコマンドを受信すると、第1のズーム範囲から第2のズーム範囲への遷移を検出し、遷移は、モバイル表示ナビゲーションアプリに第2のグラフィカルレイヤで第2のビュー部分をレンダリングさせる、態様70~74のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0216】
76.1つ以上のプロセッサで、1つ以上のプロセッサに、(a)第1のビュー部分または第2のビュー部分のグラフィック解像度を事前定義すること、(b)詳細情報を変更すること、または(c)第1のズームレベルと第2のズームレベルに関連付けられたビューレイヤのセットを定義すること、のうちの1つ以上を実装するための命令を実行させる構成コマンドを受信することをさらに含む、態様70~75のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0217】
77.フルサイズのプロセスプラント表示はブラウザベースの表示であり、モバイル表示ナビゲーションアプリはブラウザを含み、ブラウザは、第1のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングし、モバイル表示ナビゲーションアプリでジェスチャコマンドを受信することは、プロセスプラントに関連付けられているサーバからの詳細情報の電子送信を要求する命令をブラウザに実行させ、ブラウザは、詳細情報を受信すると、詳細情報を含む第2のビュー部分をレンダリングする、態様70~76のいずれか1つ以上GUIベースのシステム。
【0218】
78.モバイル表示ナビゲーションアプリは、ネイティブモバイルアプリを含み、ネイティブモバイルアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に第1のビュー部分をレンダリングし、モバイル表示ナビゲーションアプリでジェスチャコマンドを受信することは、ネイティブモバイルアプリに、プロセスプラントに関連付けられたサーバからの詳細情報の電子送信を要求する命令を実行させ、ネイティブモバイルアプリは、詳細情報を受信すると、詳細情報を含む第2のビュー部分をレンダリングする、態様70~77のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0219】
79.モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面の表面積は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積の半分未満である、態様69~78のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0220】
80.第1のビュー部分および第2のビュー部分の各々は、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にフル画面でレンダリングされるようにサイズ決定される、態様69~79のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0221】
81.フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの包括的な表現である、態様69~80のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0222】
82.フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのプロセス制御ネットワークとネイティブに統合されている、態様69~81のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0223】
83.モバイル表示ナビゲーションアプリは、モバイルユーザインターフェースデバイスから選択を受信し、選択は、複数のプロセスプラントエンティティのうちのプロセスプラントエンティティに対応し、選択は、プロセスプラント内のプロセスプラントエンティティの制御を開始する、態様69~82のいずれか1つ以上に記載のGUIベースのシステム。
【0224】
84.モバイルユーザインターフェースデバイス上で視覚化するために、様々なズームおよび詳細レベルでフルサイズのプロセスプラント表示をリファクタリングするための命令を記憶する有形の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに、1つ以上のプロセッサによって、フルサイズのプロセスプラント表示をモバイルユーザインターフェースデバイスに送信することであって、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントの少なくとも一部をグラフィカルに表現し、フルサイズのプロセスプラント表示は、ププロセスプラント内に複数のプロセスプラントエンティティのグラフィック表現を含む、送信することと、フルサイズのプロセスプラント表示は、プロセスプラントのフルサイズの表示画面上にレンダリングするように適合されたGUIであり、モバイルユーザインターフェースデバイスのプロセッサ上で実行するモバイル表示ナビゲーションアプリによって、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上に、フルサイズのプロセスプラント表示の第1のビュー部分をレンダリングすることであって、第1のビュー部分は、複数のプロセスプラントエンティティから選択された、プロセスプラントエンティティの第1のズームレベルと第1の詳細レベルを定義する、レンダリングすることと、モバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面は、フルサイズの表示画面のフルサイズの表面積未満である表面積を有し、モバイル表示ナビゲーションアプリで、モバイルユーザインターフェースデバイスの表面積のユーザ操作に対応するジェスチャコマンドを受信することと、モバイル表示ナビゲーションアプリによって、ジェスチャコマンドを受信すると、フルサイズのプロセスプラント表示の第2のビュー部分をモバイルユーザインターフェースデバイスの表示画面上にレンダリングすることであって、第2のビュー部分は、プロセスプラントエンティティの第2のズームレベルと第2の詳細レベルを定義する、レンダリングすることと、第1のズームレベルは第2のズームレベルとは異なり、第1の詳細レベルは、第2の詳細レベルとは異なる、コンピュータ可読媒体。
【0225】
加えて、本開示の先の態様は、単に例示的なものであり、本開示の範囲を限定することを意図しない。
【0226】
以下の追加の検討事項が、上記の考察に適用される。本明細書全体を通して、任意のデバイスまたはルーチンによって実行されるものとして記載されたアクションは、機械可読命令に従ってデータを操作または変換するプロセッサのアクションまたはプロセスを概して指す。機械可読命令は、プロセッサに通信可能に連結されたメモリデバイス上に記憶され、それから取得され得る。換言すれば、本明細書に記載される方法は、
図1Bおよび/または1Cに図示されるように、コンピュータ可読媒体上に(すなわち、メモリデバイス上に)記憶された一連の機械実行可能命令によって具現化され得る。命令は、対応するデバイス(例えば、サーバ、ユーザインターフェースデバイス等)の1つ以上のプロセッサによって実行されたとき、プロセッサに方法を実行させる。命令、ルーチン、モジュール、プロセス、サービス、プログラム、および/またはアプリケーションが、コンピュータ可読メモリ上またはコンピュータ可読媒体上に記憶または保存されるとして本明細書において言及される場合、「記憶(stored)」および「保存(saved)」という語は、一時的信号を除外することが意図される。
【0227】
さらに、「オペレータ(operator)」、「従業員(personnel)」、「人物(person)」、「ユーザ(user)」、「技術者(technician)」という用語、および同様の他の用語が、本明細書で記載されたシステム、装置、および方法を使用またはそれらと相互作用し得るプロセスプラント環境内の人物を記載するために使用されるが、これらの用語は、限定を意図するものではない。特定の用語が説明に使用される場合、用語は、プラント作業員が従事する従来の活動のために、部分的に使用されるが、特定の活動に従事し得る作業員を限定することを意図しない。
【0228】
加えて、本明細書全体を通して、複数の事例が、コンポーネント、動作、または単一のインスタンスとして説明された構造を実装し得る。1つ以上の方法の個々の動作が別個の動作として例示および記載されたが、個々の動作のうちの1つ以上が同時に実行されてもよく、例示された順序で動作が実行される必要はない。例示的な構成内で別個のコンポーネントとして提示された構造および機能は、組み合わされた構造またはコンポーネントとして実施されてもよい。同様に、単一コンポーネントとして提示された構造および機能は、別個のコンポーネントとして実施されてもよい。これらのおよび他の変形、修正、追加、および改善は、本明細書の主題の範囲内にある。
【0229】
具体的に別途、記述されない限り、「処理する」、「演算する」、「計算する」、「決定する」、「識別する」、「提示する」、「提示させる」、「表示させる」、「表示する」などのような単語を使用する本明細書の考察は、1つ以上のメモリ(例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはそれらの組み合わせ)、レジスタ、または情報を受信、記憶、送信、または表示する他の機械コンポーネント内の物理的(例えば、電気的、磁気的、生態的、または光学的)量として表されるデータを操作または変形する機械(例えば、コンピュータ)のアクションまたはプロセスを意味し得る。
【0230】
ソフトウェアに実装される場合、本明細書に記載されるアプリケーション、サービス、およびエンジンはいずれも、コンピュータもしくはプロセッサのRAMもしくはROM等における磁気ディスク、レーザディスク、固体メモリデバイス、分子メモリ記憶デバイス、または他の記憶媒体等の、任意の有形の非一時的コンピュータ可読メモリに記憶され得る。本明細書に開示される例示的システムは、他のコンポーネントの中でも、ハードウェア上で実行されるソフトウェアおよび/またはファームウェアを含むように開示されているが、そのようなシステムは単に例示的であるに過ぎず、限定的であると見なされるべきではないことに留意されたい。例えば、これらのハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアコンポーネントのうちのいずれかまたはすべてが、ハードウェアにのみ、ソフトウェアにのみ、あるいはハードウェアおよびソフトウェアの任意の組み合わせで、埋め込まれ得ることが企図される。したがって、当業者は、提供された例がこのようなシステムを実装する唯一の方式ではないことを容易に理解するであろう。
【0231】
したがって、本発明は具体的な例に関して記載されてきたが、これらの例は例解的であるに過ぎず、本発明の限定であることを意図せず、変更、追加、または削除が、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、開示される実施形態に対して行われ得ることが当業者には明らかであろう。
【0232】
用語が、「本明細書に使用される、「______」という用語は、本明細書では...を意味するように定義される」という文または同様の文を使用して本特許内で明白に定義されない限り、明示的または暗示的のいずれかにおいて、その明白または通常の意味を越えて、その用語の意味を限定する意図は存在せず、かかる用語が本特許のいずれの節(特許請求の範囲の言葉以外)でなされたいずれの記述に基づいた範囲内に限定されるように解釈されるべきではないこともまた理解されるべきである。本特許の最後の特許請求の範囲内に記載された任意の用語が単一の意味と矛盾しない様式で本特許内で言及される場合、それは、読み手を混乱させないために単に明瞭化のためになされており、このような特許請求の範囲の用語が、暗示またはその他の方法によって、その単一の意味に限定されることを意図するものではない。最後に、特許請求の範囲の要素が「手段」の単語および任意の構造の詳述なしの機能を記載することによって定義されない限り、いずれの特許請求の範囲の要素の範囲も、米国特許法第112条(f)および/またはAIA以前の米国特許法第112条第6段落の適用に基づいて解釈されることを意図しない。
【0233】
その上、上記の文章は多くの異なる実施形態の詳細な説明を記載しているが、本特許の範囲は本特許の最後に記載される特許請求の範囲の文言によって定義されることが理解されるべきである。詳細な説明は、単に例示的なものとして解釈されるべきであり、すべての可能な実施形態を説明することは、不可能ではない場合でも非現実的であるので、すべての可能な実施形態を説明するものではない。多くの代替的実施形態が、現在の技術または本特許の出願日の後に開発された技術のいずれかを使用して実装され得るが、これらは、依然として特許請求の範囲の範囲内に収まるであろう。