(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】センサ装置
(51)【国際特許分類】
G01L 19/14 20060101AFI20241119BHJP
【FI】
G01L19/14
(21)【出願番号】P 2021057867
(22)【出願日】2021-03-30
【審査請求日】2023-12-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】森 雷太
(72)【発明者】
【氏名】川津 孝圭
【審査官】松山 紗希
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/176495(WO,A1)
【文献】特開昭61-201451(JP,A)
【文献】実開昭53-048260(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L 7/00-23/32
G01F 1/00-1/30、1/34-1/54、3/00-9/02
G01F 1/56-1/90
G01F 15/00-15/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、
センサを含むセンサ部と、
前記回路基板と前記センサ部とを電気的に接続する配線と、
前記センサ部と前記回路基板との間に配置された板状の断熱材と、
前記配線を前記断熱材とで挟む部材と、を備え、
前記断熱材は、
柔軟性を有し前記配線を前記部材とで挟んだときに変形する板状の芯材と、
前記芯材よりも高い剛性を有し、前記芯材の主面の前記配線を挟む部分以外の部分に貼り付けられて、前記配線が挟まれたときの前記芯材の配線周囲への回り込み量を増やすシートと、を備える、
センサ装置。
【請求項2】
前記シートは、前記芯材の第1主面及び前記第1主面と反対の第2主面との少なくとも一方に貼り付けられている、
請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項3】
前記シートは、前記芯材の前記主面の中央領域を覆う中央部と、前記芯材の外周部の一部に延びる帯状部分と、を備え、
前記部材は、前記断熱材を収容し、
前記断熱材の外周は、前記部材の前記断熱材を収容する空間の外周よりも大きく、
前記部材は、前記空間を区画する内周面に前記帯状部分の一部が入り込む凹部を備える、
請求項1又は2に記載のセンサ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隔膜真空計などの各種のセンサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、センサを含むセンサ部(センサ2及びヒータH)と、センサ部の上に配置された断熱材(電熱防止部4c)と、断熱材の上方に配置された回路基板(基板31)と、センサ部と回路基板とを繋ぐ配線(コネクタ5又はその中の信号線)と、を備えるセンサ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のセンサ装置では、断熱材と配線との間に隙間が生じるおそれがある。生じた隙間が大きいと、例えば、センサ加熱時にヒータにより加熱された多くの空気(センサ周囲の空気)が、配線と断熱材との隙間から上方に移動して回路基板を加熱してしまう。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、断熱材と配線との隙間を小さくすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係るセンサ装置は、回路基板と、センサを含むセンサ部と、前記回路基板と前記センサ部とを電気的に接続する配線と、前記センサ部と前記回路基板との間に配置された板状の断熱材と、前記配線を前記断熱材とで挟む部材と、を備え、前記断熱材は、柔軟性を有し前記配線を前記部材とで挟んだときに変形する板状の芯材と、前記芯材よりも高い剛性を有し、前記芯材の主面の前記配線を挟む部分以外の部分に貼り付けられて、前記配線が挟まれたときの前記芯材の配線周囲への回り込み量を増やすシートと、を備える。
【0007】
前記シートは、前記芯材の第1主面及び前記第1主面と反対の第2主面との少なくとも一方に貼り付けられている、ようにしてもよい。
【0008】
前記シートは、前記芯材の前記主面の中央領域を覆う中央部と、前記芯材の外周部の一部に延びる帯状部分と、を備え、前記部材は、前記断熱材を収容し、前記断熱材の外周は、前記部材の前記断熱材を収容する空間の外周よりも大きく、前記部材は、前記空間を区画する内周面に前記帯状部分の一部が入り込む凹部を備える、ようにしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、断熱材と配線との隙間が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態に係るセンサ装置の要部断面図である。
【
図2】
図2は、センサ装置のセンサ筐体から断熱材を分離した分解斜視図である。
【
図3】
図3は、センサ装置の断熱部材などを上方から見た平面図である。
【
図5】
図5は、変形例に係る断熱材の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態に係るセンサ装置を、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では上下左右の方向が設定されているが、センサ装置の設置方向に応じて、前記の上下方向は実際の天地方向と一致しない場合がある。
【0012】
図1に示すように、本実施の形態に係るセンサ装置10は、半導体制御装置等の真空チャンバTに接続された配管Hに不図示の継手を介して接続され、真空チャンバTから配管Hに導入されるプロセスガスの気圧を測定する隔膜真空計として構成されている。
【0013】
センサ装置10は、センサ部20と、断熱部30と、回路基板40と、ケース50と、を備える。センサ装置10は、センサ部20と回路基板40とを電気的に接続する配線L1~L3も備える。なお、
図1において、配線L1~L3は断面図ではなく立面図として描かれている。
【0014】
センサ部20は、圧力センサ21と、端子板22と、ヒータ25と、ヒータ支持部材26と、温度センサ27と、を備える。
【0015】
圧力センサ21は、そのケース21Aの内部に、真空室R1と、配管H内のプロセスガスが流入する流入室R2と、を備える。圧力センサ21は、上記プロセスガスの気圧を検出するように構成されている。具体的に、圧力センサ21は、真空室R1と流入室R2との境界に配置されたセンサ素子21B(
図1等では、模式的にブロックで描いている)と、センサ素子21Bに接続された導電ピン21Cと、を備える。センサ素子21Bは、真空室R1及び流入室R2の各気圧の差圧に応じて変形するダイアフラム(隔膜)を有する。センサ素子21Bは、ダイアフラムの変形度に応じた抵抗値又は静電容量値を示す電気信号を出力することで、真空室R1の気圧を基準としたプロセスガスの気圧を検出する。導電ピン21Cは、ケース21Aを貫通しており、センサ素子21Bが出力する電気信号をケース21A外部に伝送する。
【0016】
導電ピン21Cは、導電性を有する端子板22を介して、同軸ケーブルである配線L1に電気的に接続されている。端子板22と導電ピン21Cとの接続、及び、端子板22と配線L1との接続は、溶接等により行われる。なお、導電ピン21Cを囲むように円筒状のシールドを設け、このシールドと同軸ケーブルの外部導体とを接続し、導電ピン21Cなどの信号電位が圧力センサ21の金属製のケース21Aの電位の影響を受けないようにしてもよい。また、導電ピン21C及び配線L1の数は、
図1においては1つであるが、2以上であってもよい。
【0017】
ヒータ25は、プロセスガスが圧力センサ21内で析出することを防止するために圧力センサ21を加熱する。ヒータ25は、円筒状のバンドヒータであり(
図1において内部構造は省略)、円筒状のヒータ支持部材26に締め付け固定されている。この締め付け固定により、ヒータ支持部材26はヒータ25を支持している。ヒータ25には、回路基板40から配線L2を介して電力が供給される。この供給によりヒータ25は発熱する。ヒータ支持部材26は、内周方向に突出した円環状の突出部26Aを備える。突出部26Aは、圧力センサ21の外周部の段差に係合している。この係合により、ヒータ支持部材26は、ヒータ25とともに圧力センサ21により支持される。
【0018】
温度センサ27は、圧力センサ21に接触し、ヒータ25により加熱される圧力センサ21の温度を検出する。
図1において温度センサ27の内部構造は省略されている。温度センサ27は、検出した温度を、配線L3を介して回路基板40に出力する。
【0019】
断熱部30は、センサ部20を囲む円筒状の断熱材31と、センサ部20の上方に配置された円板形状の断熱材32と、を備える。断熱部30は、全体として、センサ部20を上方から覆い、圧力センサ21の熱乃至ヒータ25の熱が回路基板40などに悪影響を与えないように、当該熱を断熱する。断熱材31及び32は、断熱効果のある任意の材料(合成樹脂など)により構成される。断熱材32は、圧力センサ21などの熱が上方に移動することを抑制している。
【0020】
回路基板40は、複数の基板が組み立てられて構成されている。回路基板40には、各種の処理を行う回路(マイコンなどを含む)が実装されている。回路基板40は、配線L1~L3が接続されている。例えば、センサ素子21Bが容量式の場合、回路基板40は、複数の配線L1のいずれかを介してセンサ素子21Bに交流電圧を印加する。さらに、回路基板40は、複数の配線L1のいずれかを介して、センサ素子21Bにより構成されるコンデンサの容量値に応じて変化する電圧信号を取得する。これらにより、センサ素子21Bにより出力され導電ピン21Cにより取り出された電気信号が、配線L1により伝送されて回路基板40に供給される。回路基板40は、取得した電気信号に基づいて処理を行う。例えば、回路基板40は、電気信号を増幅、アナログデジタル変換等して、当該電気信号が示すプロセスガスの気圧を表す所定形式のデータを得る。この所定形式のデータは、例えば、センサ装置10の上位装置(例えば、半導体製造装置等のコントローラ)が扱える形式のデータであり、当該上位装置に出力される。回路基板40は、温度センサ27から出力された温度を配線L3を介して受信し、当該温度をフィードバック値として、圧力センサ21が所望の温度(例えば、200℃)となるように、配線L2を介してヒータ25に供給する電力を制御する。以上のように、回路基板40は、配線L1~L3を介してセンサ部20を制御等する。
【0021】
ケース50は、センサ部20、断熱部30、回路基板40、及び、配線L1~L3を収容する。ケース50は、センサ部20及び断熱部30を収容するセンサケース51と、回路基板40を収容する基板ケース56と、を備える。基板ケース56は、センサケース51に被さる。
【0022】
センサケース51は、全体として径方向に厚みを有する円筒形状の内ケース52と、内ケース52を外側から覆うカップ状の外ケース53と、を備える。内ケース52は、断面が逆U字形状の円環状の上内ケース52Aと、中央が貫通孔となっているカップ状の下内ケース52Bとを含んで構成されている。内ケース52は、内部に円筒状の断熱材31を収容している。円板状の断熱材32は、上内ケース52Aに収容されている。断熱材32は、柔軟性を有しており、上内ケース52Aの中を通る配線L1~L3を上内ケース52Aの内周面52AAに押し付ける。断熱材32と配線L1~L3との関係の詳細については後述する。内ケース52は、断熱材31の断熱効果を阻害しないよう合成樹脂(例えば、エンプラ、スーパーエンプラなど)で形成されている。外ケース53は、金属で形成されている。センサケース51は、全体として底の中央に貫通孔を備えるカップ形状を有し、上部の開口は、断熱材32によりふたされている。
【0023】
断熱材32は、
図2(配線L1~L3は省略)に示すように、円板状の芯材32Aと、芯材32Aの主面(ここでは表面)及び側面に貼り付けられたシート32Bとを備える。シート32Bは、粘着材又は接着剤により貼り付けられる他、融着などにより貼り付けられてもよい。シート32Bが芯材32Aに貼り付けられるとは、シート32Bの全面が芯材32Aに固定される態様(全面貼付)の他、シート32Bの縁部分が芯材32Aに固定され、中央部分などが芯材32Aに固定されない態様を含む。芯材32Aは、柔軟性を有する断熱材料(合成樹脂など)により形成される。シート32Bは、芯材32Aよりも高い剛性を有し、芯材32Aよりも変形しにくい。シート32Bは、セラミック、合成樹脂(例えば、エンプラ、スーパーエンプラなど)などにより形成される。
【0024】
図3に示すように、芯材32Aは、配線L1~L3(
図3において内部構造は省略。
図4についても同じ。)を上内ケース52Aの内周面52AAに押し付け、上内ケース52Aとで配線L1~L3を挟む。このとき、芯材32Aは、その外周部が配線L1~L3の周囲に回り込むように変形する。シート32Bは、この変形を阻害しないように、芯材32Aが配線L1~L3を挟む領域を避ける形状に形成されている。シート32Bは、芯材32Aの中央領域を覆う中央部32BAと、中央部32BAから芯材32Aの外周端の一部に延びる帯状部分32BBと、を備え、芯材32Aの配線L1~L3を挟む領域を囲むように配置されている。
図3に示すように、芯材32Aは、隙間なく配線L1~L3を挟むことはできない。このため、配線L1~L3それぞれの周囲には、隙間Sが生じる。なお、芯材32Aが柔軟性を有する分、芯材32Aは配線L1~L3の周囲に回り込むことができ、隙間Sは小さくなっている。
【0025】
断熱材32の外周は、この断熱材32が収容される空間の外周つまり上内ケース52Aの前記空間を区画している内周面52AAよりも大きくするとよい。これにより、芯材32Aは上内ケース52Aの内周面52AAを押圧し、芯材32Aの外周部は配線L1~L3の周囲に回り込みやすい。これにより、隙間Sが少なくなる。
【0026】
図2に示すように、内周面52AAは、シート32Bの帯状部分32BBの一部が入り込む凹部52ABを備えてもよい。これにより、凹部52ABが無い内周面52AAにシート32Bの帯状部分32BBが当たってシート32Bがたわみ、これに追従して芯材32Aも変形して、断熱材32と内周面52AAとの間に隙間が生じることが抑制される。
【0027】
上述のように、芯材32Aは、柔軟性を有して隙間Sを小さくできるが、隙間なく配線L1~L3を挟むことはできない。しかしながら、シート32Bにより、この隙間Sがより少なくなる。この点を、芯材32Aと上内ケース52Aとが配線L1を挟んでいる様子を示す
図4を参照して説明する。
図4に示すように、配線L1が芯材32Aと上内ケース52Aの内周面52AAとにより挟まれると、柔軟性を有する芯材32Aの外周部の一部が配線L1により内周面52AAから離れ、隙間Sが生じる。ここで、
図4の一点鎖線は、シート32Bが設けられていないときの芯材32Aの外周線を示す。シート32Bが設けられていない場合、芯材32Aは、シート32Bに拘束されることなく変形する。他方、シート32Bが芯材32Aに張り付けられている場合には、芯材32Aのうちシート32Bが貼り付けられている部分は変形が規制される。その結果、芯材32Aの配線L1周囲への回り込み量(換言すると配線L1の周囲の空間への入り込み量)が大きくなり、隙間Sは、シート32Bが貼り付けられているときの方が小さくなる。
【0028】
以上の通り、本実施の形態によれば、芯材32Aが柔軟性を有して配線L1~L3を挟むようにし、この芯材32Aにシート32Bを貼り付けたことで、断熱材32と配線L1~L3との隙間Sが小さくなっている。シート32Bは、芯材32Aよりも高い剛性を有し、芯材32Aの主面の、配線L1~L3を挟む部分以外の部分に貼り付けられて、配線L1~L3が挟まれたときの芯材32Aの配線L1~L3周囲への回り込み量を増やすように設けられればよい。これにより、断熱材32と配線L1~L3との隙間Sが小さくなる。なお、芯材32Aは、柔軟性を重視してスポンジ状であってもよい。このような場合、芯材32Aからパーティクルが生じる虞があるが、上記のようにシート32Bで芯材32Aを覆うことで、当該パーティクルの発生量及び飛散量を少なくできる。
【0029】
上記実施の形態については、種々の変形が可能である。例えば、上記で説明した各部材の形状は、任意である。上記で説明した円筒、円板などは、それぞれ、多角筒、多角板などに変更可能である。断熱材32及び芯材32Aの形状は、板状であればよい。ヒータ25は、センサ装置10とは別体に設けられ、センサ装置10の外部から取り付けられて圧力センサ21を加熱するものであってもよい。配線L1~L3を断熱材32とで挟む部材は、上記ケース50を構成する上内ケース52A以外の他の部材であってもよい。当該部材は、ケース50を構成していない他の任意の部材でもよい。センサ部20と回路基板40とを繋ぐ配線のセンサ部20側の接続先は、センサ部20がどのような部品を備えるかで変更可能であり、上記実施の形態に限られない。本発明は、隔膜真空計以外のセンサ装置に適用可能である。本発明が適用されるセンサ装置は、圧力以外の物理量を計測する装置であってもよい。上記実施の形態では、断熱材32がセンサ部20の熱(ヒータ25による熱)を断熱するものであるが、本発明は、断熱材を、回路基板が発する熱からセンサ部を断熱する用途で使用した各種のセンサ装置にも適用可能である。
【0030】
シート32Bは、最低限、芯材32Aの2つの主面(上面又は下面)の少なくとも一方に設けられればよい。シート32Bは、2つの主面に設けられてもよい。シート32Bは、芯材32Aの側面に貼り付けられた部分を含まなくてもよい。断熱材32の代わりに
図5に示す断熱部材132が採用されてもよい。断熱部材132では、シート32Bに対応するシート132Bが芯材32Aに貼り付けられている。シート132Bは、
図5に示すように複数のシート132BA~BCに分割されてもよい。断熱材32では、シート32が貼り付けられていない部分が複数個所あったが、断熱部材132では、芯材32Aのうちのシート132Bが貼り付けられていない部分が1か所となっている。配線の引き回し態様に応じて、シートが貼り付けられていない部分の位置や個数は調整さればよい。
【0031】
以上、実施の形態及び変形例を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、本発明には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る、上記の実施の形態及び変形例に対する様々な変更が含まれる。上記実施の形態及び変形例に挙げた各構成は、矛盾の無い範囲で適宜組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0032】
10…センサ装置、20…センサ部、21…圧力センサ、21A…ケース、21B…センサ素子、21C…導電ピン、22…端子板、25…ヒータ、27…温度センサ、30…断熱部、31…断熱材、32…断熱材、32A…芯材、32B…シート、32BA…中央部、32BB…帯状部分、40…回路基板、50…ケース、51…センサケース、52…内ケース、52A…上内ケース、52AA…内周面52AA、52AB…凹部、52B…下内ケース、53…外ケース、56…基板ケース。