(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G08B 13/196 20060101AFI20241119BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20241119BHJP
【FI】
G08B13/196
H04N7/18 D
(21)【出願番号】P 2022136416
(22)【出願日】2022-08-30
(62)【分割の表示】P 2018015408の分割
【原出願日】2018-01-31
【審査請求日】2022-08-30
【審判番号】
【審判請求日】2024-05-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】大島 明子
【合議体】
【審判長】土居 仁士
【審判官】寺谷 大亮
【審判官】衣鳩 文彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-157216(JP,A)
【文献】特開2015-1879(JP,A)
【文献】特開2004-171241(JP,A)
【文献】特開2009-9231(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0309136(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B13/00-15/02
H04N 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像から客の動線情報を取得する情報取得手段と、
前記客が商品を取得したことを検出する行動検出手段と、
前記客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて記憶させる記録手段と、
取得した商品をレジスターで精算しようとする客が並ぶエリアであるレジスター前エリア内に客が入ったことを検出し、
レジ待ちの最前列の客に対応する動線情報に紐付く第1商品点数と前記客がレジスターで精算した第2商品点数とが一致しないことを検出する検出手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記客が取得した商品点数とレジスターで前記客が精算した商品点数とが一致しないことを検出したことを報知する報知手段を更に備える請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
映像から客の動線情報を取得し、
前記客が商品を取得したことを検出し、
前記客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて記憶させ、
取得した商品をレジスターで精算しようとする客が並ぶエリアであるレジスター前エリア内に客が入ったことを検出し、
レジ待ちの最前列の客に対応する動線情報に紐付く第1商品点数と前記客がレジスターで精算した第2商品点数とが一致しないことを検出する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項4】
映像から客の動線情報を取得することと、
前記客が商品を取得したことを検出することと、
前記客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて記憶させることと、
取得した商品をレジスターで精算しようとする客が並ぶエリアであるレジスター前エリア内に客が入ったことを検出することと、
レジ待ちの最前列の客に対応する動線情報に紐付く第1商品点数と前記客がレジスターで精算した第2商品点数とが一致しないことを検出することとをコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
情報処理方法、情報処理装置、および情報処理プログラムに関し、映像のデータを処理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどの小売量販店には、店内を撮影するための監視用カメラが設置されている。一般的に、店員または警備員が、映像をモニター上で監視することによって、万引きなどの犯罪や不正を発見する。しかしながら、万引きを防止するための別の方法も存在する。
【0003】
例えば、特許文献1には、商品にRFID(Radio Frequency Identification)タグを配置する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載された方法では、全ての商品にRFIDタグを付加する必要があるため、コストが嵩むという問題がある。また、どの客が商品を取得したのかという情報を得ることはできない。
【0004】
また、客の動線を追跡する技術(例えば、特許文献2)を用いて、客を監視する方法も存在する。特許文献3では、客が取得した商品点数の情報と、客を撮影した画像とを紐付けて管理する。客が取得した商品を精算したとき、POS(Point of Sales)端末に登録された商品点数と、客が取得した商品点数とを比較する。これらの商品点数が一致しない場合、不正の可能性があると判断する。
【0005】
特許文献3に開示された方法は、店員または警備員が映像を監視し続ける必要が無いという利点を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2007-079615号公報
【文献】特開2011-170562号公報
【文献】特開2004-171241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献3に開示された方法では、客を撮影した画像を客に無許可で管理するため、プライバシーに関する問題がある。
【0008】
本発明の目的は、客のプライバシーを考慮しつつ、個人を識別せずに、客ごとの商品の取得状況を正確に把握することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係わる情報処理方法は、映像から客の動線情報を取得し、前記客が商品を取得したことを検出し、前記客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて、記憶手段に格納させる。
【0010】
本発明の一態様に係わる情報処理装置は、映像から客の動線情報を取得する情報取得手段と、前記客が商品を取得したことを検出する行動検出手段と、前記客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて記憶手段に格納させる記録手段とを備えている。
【0011】
本発明の一態様に係わる情報処理プログラムは、映像から客の動線情報を取得することと、前記客が商品を取得したことを検出することと、前記客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて記憶手段に格納させることとを、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一態様によれば、個人を識別せずに、客ごとの商品の取得状況を正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態1に係わる店内監視装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】実施形態1に係わる店内監視装置の記憶部に格納されている動線-取得点数情報のDB(Data Base)の一例を示す図である。
【
図3】実施形態1に係わる店内監視装置の動作の第1の例を示すフローチャートである。
【
図4】実施形態1に係わる店内監視装置の動作の第2の例を示すフローチャートである。
【
図5】実施形態2に係わる店内監視装置の構成を示すブロック図である。
【
図6】実施形態3に係わる店内監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
〔実施形態1〕
図1~
図4を参照して、本実施形態に係わる店内監視装置の構成および動作を説明する。
【0015】
(店内監視装置1の構成)
図1は、本実施形態に係わる店内監視装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、店内監視装置1は、撮像部11と、動線分析部12と、棚前行動検出部13と、異常検出部14と、報知部15と、記憶部16とを備えている。
【0016】
撮像部11は、店内を撮影して、映像(動画)のデータを生成する。撮像部11は、映像を撮影するための1または複数台のカメラを含んでいてもよい。撮像部11は、店内を撮影して得られた映像のデータ(映像フレームを構成する画素データ)を、動線分析部12、棚前行動検出部13、および異常検出部14に送信する。記憶部16は、動線-取得点数情報を記憶している。
【0017】
動線-取得点数情報とは、客の動線情報と、店内で客が取得した商品点数の情報とを紐付けた情報である。なお、客が取得した商品点数とは、ここでは、客が棚から手に取り、所持している商品の数を意味する。
【0018】
図2は、記憶部16に格納されている動線-取得点数情報のDBの一例を示す図である。
図3に示すように、動線-取得点数情報のDBでは、例えば、客の動線を特定するID(動線ID)と、客の時系列の位置情報(時刻/座標)と、客が取得した商品点数(個)とが互いに関連付けられていてよい。なお、
図2において、客の時系列の位置は、撮像部11のカメラから見た3Dの視点(ビュー)座標で表されている。なお、動線-取得点数情報は、
図2に示すDBに限定されない。
【0019】
動線情報は、時間の経過に伴う移動体(ここでは客)の位置の変化の情報を含む。移動体が移動することによって描く軌跡が動線である。
【0020】
動線分析部12、棚前行動検出部13、異常検出部14、および報知部15の動作については後に説明する。
【0021】
なお、店内監視装置1は、撮像部11および記憶部16を含んでいなくてもよい。この場合、店内監視装置1は、撮像装置(例えばカメラ)が撮影した映像のデータを取得する。また、店内監視装置1は、動線-取得点数情報を記憶装置(例えばメモリ)に格納させる。
【0022】
(第1の異常検出処理)
図3を参照して、店内監視装置1が実行する異常検出処理の一例として、第1の異常検出処理の流れを説明する。
図3は、第1の異常検出処理の流れを示すフローチャートである。
【0023】
図3に示すように、第1の異常検出処理では、動線分析部12は、撮像部11から受信した映像のデータを用いて、客の動線を追跡する(S101)。より詳細には、動線分析部12は、一定時間ごとに、映像を構成する各フレームから客を検出し、検出した客の位置の時間変化を分析することによって、客の動線情報を生成し、出力する。移動体の動線を追跡する技術は、例えば、特許文献2に開示されている。本実施形態では、客の動線を追跡する技術に関する詳細な説明を省略する。
【0024】
棚前行動検出部13は、撮像部11より受信した映像のデータを分析することによって、客が棚(ゴンドラ)に対して行う行動を検出し、客が棚から取得した商品点数を計測する(S102)。客が棚から商品を取得したり、棚に商品を戻したりする行動(棚前行動)を検出する技術は、例えば、特許文献3に開示されている。本実施形態では、棚前行動を検出する技術に関する詳細な説明を省略する。
【0025】
棚前行動検出部13は、動線分析部12が生成した客の動線情報と、客が棚から取得した商品点数の情報とを紐付けて、動線-取得点数情報として、記憶部16に格納させる(S103)。
【0026】
異常検出部14は、レジ前エリア内に客が入ったことを検出する。レジ前エリア内には、取得した商品を精算しようとする客が並んでいる。店の構造等によって、レジ待ちの客が並ぶエリアの位置および形状は異なる。そのため、異常検出部14が人を検出するためのレジ前エリアは、店ごとに設定されてよい。
【0027】
客がレジ前エリア内へ移動したことを検出したとき(S104でYes)、異常検出部14は、記憶部16が記憶している動線-取得点数情報を参照して、レジ前エリア内にいる客のうち、最前列の客に対応する動線を特定するとともに、その最前列の客が取得した商品点数の情報を取得する(S105)。以下では、レジ前エリア内にいる客のうち、最前列の客のことを、判定対象と呼ぶ。
【0028】
また、異常検出部14は、判定対象がレジ前エリア内へ移動した後でPOS端末に登録された商品点数の情報も取得する。そして、異常検出部14は、POS端末に登録された商品点数と、判定対象が取得した商品点数とを比較する(S106)。
【0029】
第1の異常検出処理では、異常検出部14は、判定対象が取得した商品点数と、POS端末に登録された商品点数とが一致しないことを、異常として検出する。判定対象が取得した商品点数と、POS端末に登録された商品点数とが一致しない場合(S107でNo)、異常検出部14は、報知部15に異常を報知させる(S108)。報知部15は、例えば、警備員が所持する携帯端末または事務所内の端末に、異常信号(アラート)を送信してもよい。
【0030】
一変形例では、判定対象が取得した商品点数と、POS端末に登録された商品点数との差が1よりも大きい一定数(閾値)を超える場合、異常検出部14は、報知部15に異常を報知させてもよい。
【0031】
(第2の異常検出処理)
図4を参照して、店内監視装置1が実行する異常検出処理の他の例として、第2の異常検出処理の流れを説明する。
図4は、第2の異常検出処理の流れを示すフローチャートである。
【0032】
図4に示すように、第2の異常検出処理では、動線分析部12は、撮像部11から受信した映像に基づいて、客の動線を追跡する(S201)。
【0033】
棚前行動検出部13は、撮像部11より受信した映像から、客が棚(ゴンドラ)に対して行う行動を検出し、客が棚から取得した商品点数を計測する(S202)。
【0034】
動線分析部12および棚前行動検出部13は、客の動線情報と、客が棚から取得した商品点数の情報とを紐付けて、動線-取得商品情報として、記憶部16に格納させる(S203)。第2の異常検出処理のS201~S203は、第1の異常検出処理のS101~S103と同じである。
【0035】
異常検出部14は、特定エリア外へ客が出たことを検出する。特定エリアとは、例えば、商品を陳列する棚が配置されているエリア、レジ前エリア、および、客が未精算の商品を持っていることを許容されるその他のエリアである。異常検出部14は、特定エリア内から客が出たことを検出する代わりに、客が特定ラインを横切ったことを検出してもよい。特定ラインは、客が未精算の商品を所持していることを許容されるエリアと、許容されないエリアとの境界である。
【0036】
客が特定エリア内から出たことを検出したとき(S204でYes)、異常検出部14は、記憶部16が記憶している動線-取得点数情報を参照して、特定エリア外へ出た客に対応する動線を特定するとともに、客が取得した商品点数の情報を記憶部16から取得する(S205)。
【0037】
第2の異常検出処理では、異常検出部14は、客が未精算の商品を取得したまま、特定エリア外へ出たことを異常として検出する。客が未精算の商品を取得したまま、特定エリア外へ出た場合(S206でYes)、異常検出部14は、報知部15に異常を報知させる(S207)。報知の方法は特に限定されない。報知部15は、例えば、警備員が所持する携帯端末または事務所内の端末に異常信号(アラート)を送信してもよい。
【0038】
(変形例)
一変形例に係わる店内監視装置1は、客の動線分析および棚前行動検出を行わず、外部装置(例えば、ネットワークサーバ)が、客の動線分析および棚前行動検出を代わりに行ってもよい。本変形例では、店内監視装置1は、動線分析結果、および棚前行動の検出結果を、外部装置から受信する。あるいは、外部装置が、動線-取得点数情報を生成して記憶部16に格納し、店内監視装置1は、外部装置によって記憶部16に格納された動線-取得点数情報を取得してもよい。
【0039】
本変形例の構成によれば、店内監視装置1は、動線分析部12および棚前行動検出部13を備えていなくてもよい。すなわち、客の動線分析(
図3のS101)および棚前行動検出(
図3のS102)の処理のために要するコンピュータリソースを削減することができる。
【0040】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、客の動線情報と、客の取得した商品点数の情報と紐付けて記憶する。記憶した情報を用いることにより、どの客がいくつの商品を取得したのかを、簡単な構成で、かつ正確に計測することができる。
【0041】
そのため、客が精算の済んでいない商品を所持したまま店を出るなど、不正が疑われる客の行動を検出することができる。さらに、客を撮影した映像を管理しないので、客のプライバシーを適切に保護することができる。
【0042】
加えて、不正が疑われる行動を検出したときに、異常を報知することにより、警備員や店員に対応を促すことができる。したがって、警備員や店員は、不正を発見するために、映像を継続的に監視している必要がない。これにより、警備員や店員の負担を軽減するとともに、警備員や店員が不正を見落とすことを防止することができる。
【0043】
〔実施形態2〕
図5を参照して、本実施形態に係わる店内監視装置について説明する。
【0044】
(店内監視装置2の構成)
図5は、本実施形態に係わる店内監視装置2の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、店内監視装置2は、情報取得部21、行動検出部22、および記録部23を備えている。図示しないが、店内監視装置2は、外部の撮像装置(例えばカメラ)が撮影した映像のデータを取得する。また、店内監視装置2は、動線-取得点数情報を外部の記憶装置(例えばメモリ)に格納させる。あるいは、店内監視装置2は、撮像装置および記憶装置を含んでいてもよい。
【0045】
情報取得部21は、外部の撮像装置が撮影した映像のデータを分析することによって生成された客の動線情報を取得する。ここで、映像中の客の動線を追跡する技術は、例えば、特許文献2に開示されている。
【0046】
行動検出部22は、棚前行動の検出技術(例えば特許文献3)を用いて、店内で客が商品を取得したことを検出する。
【0047】
記録部23は、客の動線情報と、前記客が取得した商品点数の情報とを紐付けて、前述した動線-取得点数情報として、記憶手段(図示せず)に記憶する。なお、本実施形態の記録部23は、前記実施形態1の動線分析部12および棚前行動検出部13の一部と対応する。なお、一変形例に係わる店内監視装置2は、客の動線分析および棚前行動検出を行わず、外部装置(例えば、ネットワークサーバ)が、客の動線分析および棚前行動検出を代わりに行ってもよい。本変形例では、記録部23は、外部装置が行った客の動線分析および棚前行動検出の各結果を取得して、記憶手段(図示せず)に記憶する。
【0048】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、客の動線情報と、客が取得した商品点数の情報とを紐付けて、記憶手段に記憶する。そのため、記憶手段に記憶された情報(動線-取得点数情報)を参照することによって、どの客がいくつの商品を取得したのかを正確に計測することができる。このようにして計測された商品点数の情報は、例えば、万引きを防止するために利用することができる。客が精算をしていない商品を店外に持ち出そうとしていることが分かるからである。また、客の動線情報は、客を撮影した画像とは異なり、プライバシーにかかわる情報を含んでいない。したがって、客のプライバシーを適切に保護することができる。
【0049】
〔実施形態3〕
図6を参照して、本実施形態に係わる店内監視装置について説明する。
【0050】
(店内監視装置3の構成)
図6は、本実施形態に係わる店内監視装置3の構成を示す図である。店内監視装置3は、コンピュータ装置によって、ハードウェアとして実現される。店内監視装置3は、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、記憶装置33、入出力装置34、および通信インターフェース35を備えている。
【0051】
店内監視装置3の機能は、前記実施形態1または2の店内監視装置1または2の機能と同じである。つまり、店内監視装置3は、前記実施形態1または2の店内監視装置1または2に含まれる機能ブロックの動作を実現する。店内監視装置3の機能は、CPU31がRAM31に読み込んだプログラムを実行することによって実現される。
【0052】
記憶装置33は、前記実施形態1の記憶部16を含む。記憶装置33には、動線-取得点数情報が格納されている。
【0053】
入出力装置34は、前記実施形態1の報知部15を含む。入出力装置34は、ディスプレイなどのユーザインターフェースを含んでいてもよい。
【0054】
通信インターフェース35は、外部の撮像装置から映像データを取得するために使用される。
【0055】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、前記実施形態1または2で説明した店内監視装置の機能が、CPUなどのコンピュータ資源を用いて、ハードウェアとして実現される。そのため、客のプライバシーを考慮しつつ、どの客がいくつの商品を取得したのかを正確に計測することができる。
【符号の説明】
【0056】
1、2、3 店内監視装置
12 動線分析部
13 棚前行動検出部
14 異常検出部
15 報知部
16 記憶部
21 情報取得部
22 行動検出部
23 記録部