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特許7590469ネットワーク接続されたテレビ装置におけるメディアコンテンツのキャスティング
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】ネットワーク接続されたテレビ装置におけるメディアコンテンツのキャスティング
(51)【国際特許分類】
H04N 21/482 20110101AFI20241119BHJP
H04N 21/488 20110101ALI20241119BHJP
【ＦＩ】
H04N21/482
H04N21/488
【請求項の数】
20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023000589
(22)【出願日】2023-01-05
(62)【分割の表示】P 2020540561の分割
【原出願日】2020-03-13
(65)【公開番号】P2023065344
(43)【公開日】2023-05-12
【審査請求日】2023-03-09
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Ｇｏｏｇｌｅ ＬＬＣ
【住所又は居所原語表記】１６００ Ａｍｐｈｉｔｈｅａｔｒｅ Ｐａｒｋｗａｙ ９４０４３ Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ｖｉｅｗ， ＣＡ Ｕ．Ｓ．Ａ．
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アルタイヤー，サレー
(72)【発明者】
【氏名】バス，スーラブ
【審査官】鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】特表２０１５－５０４６１３（ＪＰ，Ａ）
【文献】国際公開第２０１３／１１５２３５（ＷＯ，Ａ１）
【文献】特開２０１１－１００５３９（ＪＰ，Ａ）
【文献】特表２００９－５２１８３７（ＪＰ，Ａ）
【文献】特開２０１６－１３３８８６（ＪＰ，Ａ）
【文献】特表２０１８－５０８１２９（ＪＰ，Ａ）
【文献】米国特許出願公開第２０１６／０１４２７７６（ＵＳ，Ａ１）
【文献】特表２０１３－５０５６７４（ＪＰ，Ａ）
【文献】米国特許出願公開第２００７／０２４０１８２（ＵＳ，Ａ１）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｎ ２１／００－２１／８５８
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディア再生アプリケーションによって提供される選択されたコンテンツを提示する方法であって、１つまたは複数のプロセッサと、前記１つまたは複数のプロセッサによって実行するための命令を記憶するメモリとを有するネットワーク接続されたテレビ（ＴＶ）装置において、前記ネットワーク接続されたテレビ装置は、サーバシステムによってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされており、
前記ネットワーク接続されたテレビ装置上で統合ユーザインターフェイスの表示を可能にするために、統合テレビアプリケーションを実行することを含み、前記統合テレビアプリケーションは、通常モードおよび制限モードを有し、１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションおよびローカルコンテンツキャスティングアプリケーションに関連付けられており、前記方法は、
基準設定ユーザインターフェイスをロードすることと、
前記基準設定ユーザインターフェイス上で、前記ユーザアカウントに関連付けられた子供の年齢の入力を受け付けることと、
前記制限モードで、前記ユーザアカウントに関連付けられた子供の年齢の入力に基づいて、年齢ベースのコンテンツレーティングを自動的に識別することを含め、各々が複数の選択可能な情報項目を有する複数のクラスタを前記統合ユーザインターフェイスに表示することと、前記年齢ベースのコンテンツレーティングに従って前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報から前記複数の選択可能な情報項目を選択することとを含む、方法。
【請求項2】
第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信することをさらに含み、前記第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応し、前記第１の選択可能な情報項目に対する前記ユーザアクションに応答して、かつ、前記統合テレビアプリケーションが前記制限モードで動作するという判定と、前記第１のメディア再生アプリケーションが前記制限モードで動作しないという判定とに従って、前記ローカルコンテンツキャスティングアプリケーションを介して、前記第１の選択可能な情報項目に対応する前記第１のメディアコンテンツ項目を前記ネットワーク接続されたテレビ装置に表示することをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信することをさらに含み、前記第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応し、前記第１の選択可能な情報項目に対する前記ユーザアクションに応答して、かつ、前記統合テレビアプリケーションが前記通常モードで動作するという判定に従って、前記第１のメディア再生アプリケーションを介して、前記第１の選択可能な情報項目に対応する前記第１のメディアコンテンツ項目を前記ネットワーク接続されたテレビ装置に表示することをさらに含む、請求項１または２に記載の方法。
【請求項4】
前記第１のコンテンツプロバイダは、各々が前記複数の選択可能な情報項目に対応する複数のメディアコンテンツ項目とは異なる１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を提供するように構成されており、前記第１のメディア再生アプリケーションは、前記通常モードで前記１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を再生するように構成されており、
前記１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目は、前記制限モードでローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションによって再生されることが禁止される、請求項２または３に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の選択可能な情報項目を選択することは、前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられた前記番組情報を重複排除することをさらに含み、前記複数の選択可能な情報項目は、コンテンツ選択基準に従って、前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられて重複排除された番組情報から選択される、請求項２～４のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第１の選択可能な情報項目は、コンテンツ選択基準に従って、前記第１のメディア再生アプリケーションに関連付けられた第１の番組情報から選択され、前記第１の番組情報は、前記第１のメディア再生アプリケーションとは異なる情報ソースによって少なくとも部分的に提供される、請求項２～５のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記統合ユーザインターフェイスは、フォーカスエリアおよび非フォーカスエリアを含み、前記方法は、コンテンツ選択基準に従って１つまたは複数のフォーカス項目を選択することをさらに含み、前記１つまたは複数のフォーカス項目の各々は、販売モジュール、広告主、およびメディア推奨エンジンから選択されたそれぞれのフォーカス項目プロバイダに関連付けられており、
前記統合ユーザインターフェイスの前記非フォーカスエリア内に前記複数のクラスタを表示すると同時に、前記統合ユーザインターフェイスの前記フォーカスエリア内に前記１つまたは複数のフォーカス項目を表示することをさらに含む、請求項２～６のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第１のメディアコンテンツ項目の再生を停止するためのユーザ要求に応答して、前記統合テレビアプリケーションが前記制限モードで動作するという判定に従って、前記第１のメディアコンテンツ項目の表示を中止して、前記統合ユーザインターフェイス上で前記複数のクラスタを再表示することをさらに含む、請求項２～７のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第１のメディアコンテンツ項目の再生を停止するためのユーザ要求に応答して、前記統合テレビアプリケーションが前記通常モードで動作するという判定に従って、前記第１のメディアコンテンツ項目の表示を中止して、前記統合ユーザインターフェイス上に前記複数のクラスタを再表示することと、および、前記第１のメディア再生アプリケーションのホームユーザインターフェイスを表示することのうちの１つを実施することをさらに含む、請求項２～８のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
ネットワーク接続されたテレビ装置であって、１つまたは複数のプロセッサと、
命令を記憶しているメモリとを備え、１つまたは複数の番組は命令を含み、前記命令は、前記１つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記ネットワーク接続されたテレビ装置上で統合ユーザインターフェイスの表示を可能にするために、統合テレビアプリケーションを実行するための動作を実行させ、前記統合テレビアプリケーションは、通常モードおよび制限モードを有し、１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションおよびローカルコンテンツキャスティングアプリケーションに関連付けられており、前記プロセッサに、
基準設定ユーザインターフェイスをロードするための動作と、
前記基準設定ユーザインターフェイス上で、ユーザアカウントに関連付けられた子供の年齢の入力を受け付けるための動作と、
前記制限モードで、前記ユーザアカウントに関連付けられた子供の年齢の入力に基づいて、年齢ベースのコンテンツレーティングを自動的に識別することを含め、各々が複数の選択可能な情報項目を有する複数のクラスタを前記統合ユーザインターフェイスに表示するための、および、前記年齢ベースのコンテンツレーティングに従って前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報から前記複数の選択可能な情報項目を選択するための動作とを実行させる、ネットワーク接続されたテレビ装置。
【請求項11】
前記メモリは、第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信するための命令をさらに含み、前記第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応し、
前記第１の選択可能な情報項目に対する前記ユーザアクションに応答して、かつ、前記統合テレビアプリケーションが前記制限モードで動作するという判定と、前記第１のメディア再生アプリケーションが前記制限モードで動作しないという判定とに従って、前記ローカルコンテンツキャスティングアプリケーションを介して、前記第１の選択可能な情報項目に対応する前記第１のメディアコンテンツ項目を前記ネットワーク接続されたテレビ装置に表示するための命令をさらに含む、請求項１０に記載のネットワーク接続されたテレビ装置。
【請求項12】
前記メモリは、第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信するための命令をさらに含み、前記第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応し、
前記第１の選択可能な情報項目に対する前記ユーザアクションに応答して、かつ、前記統合テレビアプリケーションが前記通常モードで動作するという判定に従って、前記第１のメディア再生アプリケーションを介して、前記第１の選択可能な情報項目に対応する前記第１のメディアコンテンツ項目を前記ネットワーク接続されたテレビ装置に表示するための命令をさらに含む、請求項１０または１１に記載のネットワーク接続されたテレビ装置。
【請求項13】
前記第１のコンテンツプロバイダは、各々が前記複数の選択可能な情報項目に対応する複数のメディアコンテンツ項目とは異なる１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を提供するように構成されており、前記第１のメディア再生アプリケーションは、前記通常モードで前記１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を再生するように構成されており、
前記１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目は、前記制限モードでローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションによって再生されることが禁止される、請求項１１または１２に記載のネットワーク接続されたテレビ装置。
【請求項14】
各クラスタについて、前記複数の選択可能な情報項目は、物理的に配置され、前記統合ユーザインターフェイスの第１の軸に従って移動するように構成されている、請求項１１～１３のいずれか一項に記載のネットワーク接続されたテレビ装置。
【請求項15】
前記統合ユーザインターフェイスは、フォーカスエリアおよび非フォーカスエリアを含み、前記メモリは、前記非フォーカスエリア内に前記複数のクラスタを表示すると同時に前記フォーカスエリア内に１つまたは複数のフォーカス項目を表示するための命令をさらに含み、前記フォーカスエリアと前記複数のクラスタとは、前記第１の軸とは異なる、前記統合ユーザインターフェイスの第２の軸に沿って分散されている、請求項１４に記載のネットワーク接続されたテレビ装置。
【請求項16】
命令を記憶しているプログラムであって、１つまたは複数の番組は命令を含み、前記命令は、１つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、ネットワーク接続されたテレビ装置上で統合ユーザインターフェイスの表示を可能にするために、統合テレビアプリケーションを実行するための動作を実行させ、前記統合テレビアプリケーションは、通常モードおよび制限モードを有し、１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションおよびローカルコンテンツキャスティングアプリケーションに関連付けられており、前記プロセッサに、
基準設定ユーザインターフェイスをロードするための動作と、
前記基準設定ユーザインターフェイス上で、ユーザアカウントに関連付けられた子供の年齢の入力を受け付けるための動作と、
前記制限モードで、前記ユーザアカウントに関連付けられた子供の年齢の入力に基づいて、年齢ベースのコンテンツレーティングを自動的に識別することを含め、各々が複数の選択可能な情報項目を有する複数のクラスタを前記統合ユーザインターフェイスに表示するための、および、前記年齢ベースのコンテンツレーティングに従って前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報から前記複数の選択可能な情報項目を選択するための動作とを実行させる、プログラム。
【請求項17】
第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信するための命令をさらに含み、前記第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応し、前記第１の選択可能な情報項目に対する前記ユーザアクションに応答して、かつ、前記統合テレビアプリケーションが前記制限モードで動作するという判定と、前記第１のメディア再生アプリケーションが前記制限モードで動作しないという判定とに従って、前記ローカルコンテンツキャスティングアプリケーションを介して、前記第１の選択可能な情報項目に対応する前記第１のメディアコンテンツ項目を前記ネットワーク接続されたテレビ装置に表示するための命令をさらに含む、請求項１６に記載のプログラム。
【請求項18】
第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信するための命令をさらに含み、前記第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応し、前記第１の選択可能な情報項目に対する前記ユーザアクションに応答して、かつ、前記統合テレビアプリケーションが前記通常モードで動作するという判定に従って、前記第１のメディア再生アプリケーションを介して、前記第１の選択可能な情報項目に対応する前記第１のメディアコンテンツ項目を前記ネットワーク接続されたテレビ装置に表示するための命令をさらに含む、請求項１６または１７に記載のプログラム。
【請求項19】
前記複数のクラスタは、予め定められたクラスタの順序に従って物理的に配置されており、各クラスタについて、前記複数の選択可能な情報項目は、前記ユーザアカウントの多次元統合ユーザ活動特性に基づいて決定される予め定められた情報項目の順序に従って物理的に配置されている、請求項１６～１８のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項20】
前記複数の選択可能な情報項目を選択することは、前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられた前記番組情報を重複排除することをさらに含み、前記複数の選択可能な情報項目は、コンテンツ選択基準に従って、前記１つまたは複数の標準メディア再生アプリケーションに関連付けられて重複排除された番組情報から選択される、請求項１６～１９のいずれか一項に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概して、知識ベースのメディアコンテンツの推奨を提供するための、コンテンツベースのメディア推奨と統合ユーザインターフェイスを表示するための、フォーカスエリアに表示される複数のメディアコンテンツ項目を混合するための、および／または、ネットワーク接続されたテレビ装置に関連付けられる付けられる制御メディアコンテンツをキャスティングするための方法およびシステムを含むが、これらに限定されない、表示技術に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
メディア表示装置は、１つまたは複数の通信ネットワークを介して様々なメディアコンテンツ（例えば、テレビ番組、映画、ライブ放送、パーソナルビデオなど）をストリーミングするために使用される。メディア表示装置は、携帯電話、セットトップボックス、または、接続されたテレビ装置などの様々な接続された表示装置を含む。接続されたテレビ装置は、たびたび、メディア表示装置上に直接または第２の画面モバイル装置（例えば、タブレットコンピュータ、ラップトップ、または携帯電話）上に別々に表示され得る遠隔制御インターフェイスを介して制御される。ユーザは、専用の遠隔装置または第２の画面モバイル装置（例えば、タブレットコンピュータ、ラップトップ、または携帯電話）を介してメディアコンテンツの再生を制御しながら、コンテンツ項目のリストを閲覧し、テレビ装置に表示されたユーザインターフェイス上でメディアコンテンツを検索することができる。しかしながら、コンテンツ項目のリストは、当該リスト内のコンテンツ項目を再生するように構成されたメディア再生アプリケーションに基づいて編成されることが多い。
メディア表示装置は、１つまたは複数の通信ネットワークを介して様々なメディアコンテンツ（例えば、テレビ番組、映画、ライブ放送、パーソナルビデオなど）をストリーミングするために使用される。メディア表示装置は、携帯電話、セットトップボックス、または、接続されたテレビ装置などの様々な接続された表示装置を含む。接続されたテレビ装置は、たびたび、メディア表示装置上に直接または第２の画面モバイル装置（例えば、タブレットコンピュータ、ラップトップ、または携帯電話）上に別々に表示され得る遠隔制御インターフェイスを介して制御される。ユーザは、専用の遠隔装置または第２の画面モバイル装置（例えば、タブレットコンピュータ、ラップトップ、または携帯電話）を介してメディアコンテンツの再生を制御しながら、コンテンツ項目のリストを閲覧し、テレビ装置に表示されたユーザインターフェイス上でメディアコンテンツを検索することができる。しかしながら、コンテンツ項目のリストは、当該リスト内のコンテンツ項目を再生するように構成されたメディア再生アプリケーションに基づいて編成されることが多い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概要
本出願は、ネットワーク接続されたテレビ（ＴＶ）装置（スマートＴＶと呼ばれることもある）上でコンテンツベースのメディア推奨を有する統合ユーザインターフェイスを提示することに向けられている。統合ユーザインターフェイスは、そのユーザの関心および活動（例えば、ユーザの検索クエリ、検索結果、以前の視聴履歴、購入履歴、ユーザの身体活動）の知識に少なくとも部分的に基づいて、特定のユーザのために選択された複数のメディアコンテンツの推奨を表示するように構成される。ある実施形態では、メディアコンテンツの推奨は、コンテンツタイプ（例えば、「アクション映画」）、視聴履歴（例えば、「映画ＡＢＣを視聴したので」）、リリース時間（例えば、「流行っています」）などのような１つまたは複数のカテゴリに基づいて編成される。ある実施形態では、異なるコンテンツソース（例えば、２つの異なるストリーミングサービスおよびブロードキャストＴＶチャネルからのアクション映画）によって提供されるメディアコンテンツは、同じクラスタ内で推奨され得る。
本出願は、ネットワーク接続されたテレビ（ＴＶ）装置（スマートＴＶと呼ばれることもある）上でコンテンツベースのメディア推奨を有する統合ユーザインターフェイスを提示することに向けられている。統合ユーザインターフェイスは、そのユーザの関心および活動（例えば、ユーザの検索クエリ、検索結果、以前の視聴履歴、購入履歴、ユーザの身体活動）の知識に少なくとも部分的に基づいて、特定のユーザのために選択された複数のメディアコンテンツの推奨を表示するように構成される。ある実施形態では、メディアコンテンツの推奨は、コンテンツタイプ（例えば、「アクション映画」）、視聴履歴（例えば、「映画ＡＢＣを視聴したので」）、リリース時間（例えば、「流行っています」）などのような１つまたは複数のカテゴリに基づいて編成される。ある実施形態では、異なるコンテンツソース（例えば、２つの異なるストリーミングサービスおよびブロードキャストＴＶチャネルからのアクション映画）によって提供されるメディアコンテンツは、同じクラスタ内で推奨され得る。
【0004】
ある実施形態では、統合ユーザインターフェイスは、メディアコンテンツ項目、製品またはイベントを促進する目的で、時間的順序に従って一連のメディアコンテンツ項目（例えば、広告、映画トレーラー、商品画像）を順次表示するように構成されたフォーカスエリア（例えば、当該ユーザインターフェイスの顕著に表示されるエリア）を含む。
【0005】
ある実施形態では、ユーザは、コンテンツ項目に対応するアイコンまたはサムネイルを選択することによって、統合ユーザインターフェイスからのコンテンツ項目の再生を開始
する。ある実施形態では、統合ユーザインターフェイスから選択されたメディアコンテンツ項目の再生は、特定のメディアストリーミングサービスまたはブロードキャストチャネルに関連付けられる専用アプリケーション、ケーブルまたは無線（ＯＴＡ）チューナ、ウェブブラウザ、または、当該ユーザインターフェイスを表示する、当該接続されたＴＶに関連付けられる内部キャスティングアプリケーションによって処理される。ある実施形態では、コンテンツ項目の再生は、特に、再生がメディア再生アプリケーションによってサポートされない制限モードで（例えば、子供のためにカスタマイズされたメディア再生インターフェイスのような年齢制限システムコンテキストにおいて）起こるときに、メディア再生アプリケーションおよびローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションによって協働して処理される。統合ユーザインターフェイスが制限モードおよび非制限モードの両方を提供し、メディア再生アプリケーションのみが非制限モードをサポートする或る実施形態では、当該メディア再生アプリケーションは、ユーザインターフェイスが非制限モードにあるときにメディアコンテンツを再生するために使用され、ローカルキャスティングアプリケーションは、当該システムが制限モードメディア再生にあるときに、メディアコンテンツ項目を再生するために使用される。
する。ある実施形態では、統合ユーザインターフェイスから選択されたメディアコンテンツ項目の再生は、特定のメディアストリーミングサービスまたはブロードキャストチャネルに関連付けられる専用アプリケーション、ケーブルまたは無線（ＯＴＡ）チューナ、ウェブブラウザ、または、当該ユーザインターフェイスを表示する、当該接続されたＴＶに関連付けられる内部キャスティングアプリケーションによって処理される。ある実施形態では、コンテンツ項目の再生は、特に、再生がメディア再生アプリケーションによってサポートされない制限モードで（例えば、子供のためにカスタマイズされたメディア再生インターフェイスのような年齢制限システムコンテキストにおいて）起こるときに、メディア再生アプリケーションおよびローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションによって協働して処理される。統合ユーザインターフェイスが制限モードおよび非制限モードの両方を提供し、メディア再生アプリケーションのみが非制限モードをサポートする或る実施形態では、当該メディア再生アプリケーションは、ユーザインターフェイスが非制限モードにあるときにメディアコンテンツを再生するために使用され、ローカルキャスティングアプリケーションは、当該システムが制限モードメディア再生にあるときに、メディアコンテンツ項目を再生するために使用される。
【0006】
様々な実施形態では、統合ユーザインターフェイスは、当該ユーザインターフェイスのユーザに関連付けられたユーザアカウントを含む仮想ユーザドメインをホストするサーバシステムに結合される。ハードウェア装置およびソフトウェアアプリケーションは、仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントを介して、互いに統合される。ある実施形態では、ユーザアカウントは、ネットワーク接続されたテレビ装置に関連付けられており、統合メディアアプリケーションは、テレビ装置上に統合ユーザインターフェイスを提示するように構成されている。ユーザアカウントはまた、１つまたは複数のホームデバイス（例えば、カメラ、ドアベル、および／または、危険検出器）、１つまたは複数のメディア再生装置（例えば、セットトップボックスおよび／または関連付けられたテレビ装置）、１つまたは複数のアシスタント装置（例えば、スピーカアシスタントおよび／または表示アシスタント装置）、ならびに、それらの対応するホームセキュリティ、メディア再生およびアシスタントアプリケーションに関連付けられ得る。ユーザアカウントはまた、一般的なユーザアプリケーション、例えば、電子メールアプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、地図アプリケーション、および、オンライン小売店アプリケーションに関連付けられ得る。
【0007】
ある実施形態では、ユーザによって承認される範囲でのみ、サーバシステムは、ユーザのアカウントに関連付けられる様々なアプリケーションによって報告される情報からユーザの関心および活動について学習し、この情報から、当該ユーザのための対象とされるメディアコンテンツの推奨を生成する。これらの推奨は、１つまたは複数の通信ネットワークを介して、サーバシステム、サードパーティーのコンテンツプロバイダ、電子番組ガイド（ＥＰＧ）プロバイダ、および広告（広告）プロバイダに通信可能に結合された、ネットワーク接続されたテレビ装置の統合ユーザインターフェイス上に表示される。
【0008】
具体的には、一態様では、ネットワーク接続されたテレビ装置上で提示するためのメディアコンテンツ項目を識別する方法は、ユーザアカウントを含む仮想ユーザドメインをホストするサーバシステムで実施される。この方法は、ユーザアカウントを、統合ＴＶアプリケーション、複数のメディア再生アプリケーション、および複数のユーザアプリケーションと関連付けることを含む。統合ＴＶアプリケーションは、ネットワーク接続されたテレビ装置に関連付けられ、複数のユーザアプリケーションは、少なくともインターネット検索エンジンを含む。本方法は、統合ＴＶアプリケーション、メディア再生アプリケーション、およびユーザアプリケーションの各々について、それぞれの活動データを記憶することを含み、当該記憶することは、ユーザアカウントからインターネット検索エンジンによって実施される複数の検索動作について検索クエリおよび検索結果を記憶することと、
メディア再生アプリケーションのサブセットについてユーザアカウントに関連付けられた視聴情報を記憶することと、ユーザアプリケーションのサブセットについてユーザアカウントに関連付けられた購入情報を記憶することとを含む。本方法は、格納された活動データから多次元統合ユーザ活動特性を計算することと、複数のメディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報を取得することとをさらに含み、その結果、複数の一意のメディアプログラムに対する重複排除された番組情報が得られる。本方法は、さらに、ユーザ活動特性および複数の一意の番組のための番組情報に従って、当該一意の番組の順序付けられたサブセットを識別することと、一意の番組の順序付けられたサブセットに対応する情報項目の順序付けられたシーケンスを、統合ＴＶアプリケーションを介して表示することを可能にすることとを含む。各情報項目は、対応するメディア再生アプリケーションによって提供されるそれぞれの一意の番組を表す。
メディア再生アプリケーションのサブセットについてユーザアカウントに関連付けられた視聴情報を記憶することと、ユーザアプリケーションのサブセットについてユーザアカウントに関連付けられた購入情報を記憶することとを含む。本方法は、格納された活動データから多次元統合ユーザ活動特性を計算することと、複数のメディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報を取得することとをさらに含み、その結果、複数の一意のメディアプログラムに対する重複排除された番組情報が得られる。本方法は、さらに、ユーザ活動特性および複数の一意の番組のための番組情報に従って、当該一意の番組の順序付けられたサブセットを識別することと、一意の番組の順序付けられたサブセットに対応する情報項目の順序付けられたシーケンスを、統合ＴＶアプリケーションを介して表示することを可能にすることとを含む。各情報項目は、対応するメディア再生アプリケーションによって提供されるそれぞれの一意の番組を表す。
【0009】
別の態様では、番組提示方法は、サーバシステムによってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる、ネットワーク接続されたテレビ装置において実施される。番組提示方法は、統合ＴＶアプリケーションを実行して統合ユーザインターフェイスを表示することと、一意のメディアコンテンツ項目または番組の順序付けられたセットに対応する選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスを含むメディア推奨ストリームをサーバから取得することとを含む。各選択可能な情報項目について、メディア推奨ストリームは、ネットワーク接続されたテレビ装置におけるそれぞれの選択可能な情報項目のユーザ選択に応答して実行されるそれぞれのコマンドを含む。プログラム提示方法は、統合ユーザインターフェイス上に複数のクラスタを表示することをさらに含む。各クラスタは、選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスのサブセットを含み、第１のクラスタは、統合ユーザインターフェイス上に同時に表示される第１の選択可能な情報項目および第２の選択可能な情報項目を含む。本プログラム提示方法は、第１の選択可能な情報項目の第１のユーザ選択に応答して、第１のコンテンツプロバイダによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の情報を表示することをさらに含む。本プログラム提示方法は、第２の選択可能な情報項目の第２のユーザ選択に応答して、第２のコンテンツプロバイダによって提供される第２のメディアコンテンツ項目の情報を表示することをさらに含む。第２のコンテンツプロバイダは、第１のコンテンツプロバイダとは異なる。
【0010】
さらに別の態様では、メディア再生アプリケーションによって提供される、選択されたコンテンツを提示する方法は、サーバシステムによってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされたネットワーク接続されたテレビ装置において実施される。本方法は、統合ＴＶアプリケーションを実行して、ネットワーク接続されたテレビ装置上で統合ユーザインターフェイスの表示を可能にすることを含む。統合ＴＶアプリケーションは、通常モードおよび制限モードを有し、１つまたは複数の標準のメディア再生アプリケーションおよびローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションに関連付けられている。本方法はさらに、統合ユーザインターフェイス上に、複数の選択可能な情報項目をそれぞれ有する複数のクラスタを表示することを含み、制限モードにおいて、コンテンツ選択基準を識別することと、当該コンテンツ選択基準に従って、１つまたは複数の標準のメディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報から複数の選択可能な情報項目を選択することとを含む。本方法は、第１の選択可能な情報項目上でユーザアクションを受信することをさらに含み、第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応する。本方法は、第１の選択可能な情報項目に対するユーザアクションに応答して、統合ＴＶアプリケーションが制限モードで動作するという判定および第１のメディア再生アプリケーションが制限モードで動作しないという判定に従って、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションを介してネットワーク接続されたテレビ装置上に第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目を表示することと、当該統合ＴＶアプリケーションが通常モードで動作するという判定に応じて
、第１のメディア再生アプリケーションを介して、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目をネットワーク接続されたテレビ装置に表示することとをさらに含む。
、第１のメディア再生アプリケーションを介して、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目をネットワーク接続されたテレビ装置に表示することとをさらに含む。
【0011】
さらに別の態様では、フォーカスコンテンツを表示する方法は、ユーザアカウントを含む仮想ユーザドメインをホストするサーバシステムにおいて実施される。本方法は、当該ユーザアカウントを、統合ＴＶアプリケーションおよび複数のメディア再生アプリケーションに関連付けることを含む。統合ＴＶアプリケーションは、ネットワーク接続されたテレビ装置に関連付けられ、テレビ装置上でメディアコンテンツの表示を可能にするように構成されており、複数のメディア再生アプリケーションの各々は、それぞれのコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツを表示するように構成されている。本方法は、統合ＴＶアプリケーションを実行して、ネットワーク接続されたテレビ装置上で統合ユーザインターフェイスの表示を可能にすることをさらに含む。統合ユーザインターフェイスは、複数のフォーカス項目を表示するように構成されたフォーカスエリアを有する。本方法はさらに、フォーカスエリア内に複数のフォーカス項目を時間的順序に従って順次表示することを含む。各フォーカス項目は、販売モジュール、広告主、およびメディア推奨エンジンから選択されたそれぞれのフォーカス項目プロバイダに関連付けられる。複数のフォーカス項目は、第１のフォーカス項目を含む。より具体的には、この方法は、第１の広告主サーバに、第１のフォーカス項目に対するリクエストを送信することを含み、当該リクエストは、統合ユーザインターフェイスのフォーカスエリアの複数の予め定められたユーザインターフェイス要素の情報を含み、当該リクエストに応答して、第１の広告主サーバから第１のフォーカス項目に関連付けられる複数のメディアコンテンツ項目を受信することと、第１のフォーカス項目に対応するタイムスロットの間にフォーカスエリア上に表示するために、複数のメディアコンテンツ項目を第１のフォーカス項目に統合することとを含む。
【0012】
非一時的なコンピュータ可読媒体は記憶された命令を有し、当該命令は１つまたは複数のプロセッサによって実行されると当該プロセッサに上記の方法のいずれかの方法を実行させる。コンピュータシステムは、１つまたは複数のプロセッサと、記憶された命令を有するメモリとを含み、当該命令は１つまたは複数のプロセッサによって実行されると当該プロセッサに上記の方法のいずれかの方法を実行させる。
【0013】
様々な記載された実施形態をよりよく理解するために、以下の図面と併せて、以下の実施形態の説明を参照するべきであり、図面全体を通して、同様の参照番号は対応する部分を指す。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置、サーバシステム、および、サードパーティーのコンテンツソースが１つまたは複数の通信を介して互いに相互作用する例示的なメディア環境である。
【図2】ある実施形態に従う、サーバシステム１０４が知識ベースのメディアコンテンツの推奨をネットワーク接続されたテレビ装置に提供する例示的な動作環境である。
【図3】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置上で表示するための例示的な統合ユーザインターフェイスである。
【図4】ある実施形態に従う、知識ベースのメディアコンテンツの推奨をネットワーク接続されたテレビ装置に提供する方法の例示的なフロー図である。
【図5】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置上で番組情報を提示する方法の例示的なフロー図である。
【図6A】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置上に表示される２つの例示的なメディアコンテンツ項目のページである。
【図6B】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置上に表示される２つの例示的なメディアコンテンツ項目のページである。
【図7】ある実施形態に従う、統合ＴＶアプリケーションおよびメディア再生アプリケーションがネットワーク接続されたテレビ装置１２上でメディアコンテンツ項目を協働して再生する例示的な動作環境である。
【図8】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置に結合された遠隔制御装置上でのユーザアクションに応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置上に順次表示されるユーザインターフェイスの例示的なシーケンス８００である。
【図9】ある実施形態に従う、統合ＴＶアプリケーション、メディア再生アプリケーション、および、ネットワーク接続されたテレビ装置のコンテンツキャスティングアプリケーションが、協働して、メディアコンテンツ項目の再生を可能にする例示的な動作環境である。
【図10A】ある実施形態に従う、制限モードでネットワーク接続されたテレビ装置上に表示される例示的な統合ユーザインターフェイスである。
【図10B】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置に結合された遠隔制御装置上でのユーザアクションに応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置上に順次表示されるユーザインターフェイスの例示的なシーケンスである。
【図10C】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置に結合された遠隔制御装置上でのユーザアクションに応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置上に順次表示されるユーザインターフェイスの例示的なシーケンスである。
【図11】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置上でメディア再生アプリケーションによって提供される、選択されたメディアコンテンツを提示する方法の例示的なフロー図である。
【図12】ある実施形態に従う、推奨エンジン、１つまたは複数の広告プロバイダ、および販売モジュールによって提供される（タイルとも呼ばれる）フォーカス項目が、ネットワーク接続されたテレビ装置上で表示のために混合される例示的な動作環境である。
【図13】ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置上で（ＶＡＳＴベースの広告を含む）フォーカスコンテンツを混合する方法の例示的なフロー図である。
【図14A】ある実施形態に従うメディア環境のサーバシステムを示すブロック図である。
【図14B】ある実施形態に従う、サーバシステムによって管理される１つまたは複数のユーザアカウントの情報、および、１つまたは複数のユーザアカウントの各々に関連付けられるユーザ装置およびアプリケーションの情報を記憶するサーバシステムの例示的な装置およびアプリケーションレジストリである。
【図15】ある実施形態に従う、メディア再生アプリケーションによって提供される統合ユーザインターフェイスおよびメディアコンテンツを表示するように構成された例示的なネットワーク接続されたテレビ装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面のいくつかの図を通して、同様の参照番号は対応する部分を指す。
【0016】
実施形態の説明
様々な実施形態では、メディア環境は、１つまたは複数のプロセッサと、当該１つまたは複数のプロセッサによって実行するための命令を記憶するメモリとを有するネットワーク接続されたテレビ装置（スマートテレビ装置とも呼ばれる）を含む。ネットワーク接続されたテレビ装置は、サーバシステムによってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。ネットワーク接続されたテレビ装置は、統合ＴＶアプリケーションを実行して、様々なメディアコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツが、ネットワーク接続されたテレビ装置のユーザのために選択されて表示される統合ユーザインターフェイスを表示する。ある実施形態では、ネットワーク接続された
テレビ装置は、専用の遠隔制御装置、または、ユーザのためにメディアコンテンツ項目を再生するための遠隔制御アプリケーションを有するクライアント装置によって制御される。ある実施形態では、専用の遠隔制御装置は、テレビ装置に近接して配置される。ある実施形態では、専用の遠隔制御装置または遠隔制御アプリケーションを有するクライアント装置は、テレビ装置に物理的に近接していないが、メディア環境のサーバシステムにおいて維持されるユーザアカウントに関連付けられる。
様々な実施形態では、メディア環境は、１つまたは複数のプロセッサと、当該１つまたは複数のプロセッサによって実行するための命令を記憶するメモリとを有するネットワーク接続されたテレビ装置（スマートテレビ装置とも呼ばれる）を含む。ネットワーク接続されたテレビ装置は、サーバシステムによってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。ネットワーク接続されたテレビ装置は、統合ＴＶアプリケーションを実行して、様々なメディアコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツが、ネットワーク接続されたテレビ装置のユーザのために選択されて表示される統合ユーザインターフェイスを表示する。ある実施形態では、ネットワーク接続された
テレビ装置は、専用の遠隔制御装置、または、ユーザのためにメディアコンテンツ項目を再生するための遠隔制御アプリケーションを有するクライアント装置によって制御される。ある実施形態では、専用の遠隔制御装置は、テレビ装置に近接して配置される。ある実施形態では、専用の遠隔制御装置または遠隔制御アプリケーションを有するクライアント装置は、テレビ装置に物理的に近接していないが、メディア環境のサーバシステムにおいて維持されるユーザアカウントに関連付けられる。
【0017】
ネットワーク接続されたテレビ装置は、統合ＴＶアプリケーションを実行すると、サーバシステムからメディア推奨ストリームを取得する。メディア推奨ストリームは、一意のメディアコンテンツ項目または番組の順序付けられたセットに対応する選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスを含む。メディア推奨ストリーム内の選択可能な情報項目は、ネットワーク接続されたテレビ装置のそのユーザの知識（例えば、当該ユーザの関心および活動）に少なくとも部分的に基づいて、特定のユーザについて識別される。具体的には、統合ＴＶアプリケーションに関連付けられたユーザアカウントは、複数のメディア再生アプリケーションおよび複数のユーザアプリケーション（例えば、検索エンジン、地図アプリケーション）にも関連付けられる。これらのアプリケーションの活動データは、ユーザアカウントに関連付けられて記憶され、当該ユーザの（知識グラフとも呼ばれる）多次元統合ユーザ活動特性を計算するために使用される。当該ユーザ活動特性に従って、選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスは、複数のメディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報から決定され、統合ＴＶアプリケーションを介してユーザに推奨される。
【0018】
選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスは、ネットワーク接続されたテレビ装置の統合ユーザインターフェイス上に表示される。各選択可能な情報項目について、メディア推奨ストリームは、ネットワーク接続されたテレビ装置におけるそれぞれの選択可能な情報項目のユーザ選択に応答して実行されるそれぞれのコマンドを含む。選択可能な情報項目は、クラスタに編成され、それらのコンテンツプロバイダを参照することなく配置される。したがって、別個のコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツ項目に関連付けられる２つの情報項目は、互いに隣接して配置されることができ、それによって、統合ユーザインターフェイスがコンテンツにフォーカスを合わせ、その面上でコンテンツプロバイダに左右されなくすることができる。
【0019】
統合ユーザインターフェイスは、選択可能な情報項目に加えて、任意に、時間的順序に従って、複数のフォーカス項目をフォーカス領域に順次表示する、すなわち、複数のフォーカス項目の各々がフォーカス領域全体を順次占有する。フォーカスエリアは、統合ユーザインターフェイスの上半分の領域に配置され得る。各フォーカス項目は、販売モジュール、広告主、および、メディア推奨エンジンから選択されたそれぞれのフォーカス項目プロバイダに関連付けられる。サーバシステムの販売モジュールによって提供されるフォーカス項目は、任意に、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダによって提供され、レビューのために支払いを必要とするメディアコンテンツ項目に対応する。ある実施形態では、フォーカス項目は、広告主によって提供される広告項目であり、広告項目は、カスタマイズされたビデオ広告提供テンプレート（ＶＡＳＴ）に準拠する。具体的には、テレビ装置は、フォーカスエリアの予め定められたユーザインターフェイス要素の情報を含むフォーカス項目の要求を広告主に送信する。広告項目は、予め定められたユーザインターフェイス要素の情報に従って広告主によって提供される複数のメディアコンテンツ項目から集約される。
【0020】
ある実施形態では、統合ＴＶアプリケーションは、統合ユーザインターフェイス上で再生するために標準のメディアコンテンツアプリケーションを介して提供されるメディアコンテンツを制限するためにコンテンツ選択基準が適用される制限モードを有する。例えば、コンテンツ選択基準は、年齢ベースのコンテンツ評価に関連していてもよく、制限モー
ドは、キッドフレンドリーであると規定する。制限モードでは、統合ＴＶアプリケーションは、標準のメディアコンテンツアプリケーションが制限モードで動作するかどうかを任意に判定する。標準のメディアコンテンツアプリケーションが制限モードで動作するという判定に従って、メディアコンテンツは標準のメディアコンテンツアプリケーションを介して統合ユーザインターフェイス上に表示される。あるいは、サードパーティーのメディアコンテンツアプリケーションが制限モードで動作しないという判定に従って、メディアコンテンツは、標準のメディアコンテンツアプリケーションとは異なるローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションを介して、統合ユーザインターフェイス上に表示される。
ドは、キッドフレンドリーであると規定する。制限モードでは、統合ＴＶアプリケーションは、標準のメディアコンテンツアプリケーションが制限モードで動作するかどうかを任意に判定する。標準のメディアコンテンツアプリケーションが制限モードで動作するという判定に従って、メディアコンテンツは標準のメディアコンテンツアプリケーションを介して統合ユーザインターフェイス上に表示される。あるいは、サードパーティーのメディアコンテンツアプリケーションが制限モードで動作しないという判定に従って、メディアコンテンツは、標準のメディアコンテンツアプリケーションとは異なるローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションを介して、統合ユーザインターフェイス上に表示される。
【0021】
実施形態の例が添付の図面に示されている当該実施形態を詳細に参照する。以下の詳細な説明では、様々な記載された実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。しかしながら、様々な記載された実施形態が、これらの具体的な詳細がなくても実施され得ることは、当業者には明らかであろう。他の例では、実施態様の局面を不必要に不明瞭にしないために、周知の方法、手順、構成要素、回路、およびネットワークは、詳細には説明されていない。
【0022】
図１は、ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２、サーバシステム１０４、および、サードパーティーのコンテンツソース１０６～１１０が１つまたは複数の通信ネットワーク１１２を介して互いに相互作用する例示的なメディア環境１００である。メディア環境１００は、サーバシステム１０４によって作成されおよびホストされる仮想ユーザドメインに対応し、当該仮想ユーザドメインは、複数のユーザアカウントを含む。サードパーティーのコンテンツソース１０６～１１０は、広告ソース１０６、ＥＰＧソース１０８、およびメディアコンテンツソース１１０を含む。各ユーザアカウントについて、サーバシステム１０４は、サードパーティーのコンテンツソース１０６～１１０および１つまたは複数のメディア装置１０２，１１６～１２６に結合され、かつ、それぞれのユーザアカウントを介してユーザによるレビューのためにメディアコンテンツを推奨およびストリーミングするように構成される。
【0023】
具体的には、ユーザおよびユーザアカウントに関連付けられた１つまたは複数のメディア装置は、メディア環境１００に配置され、リモートコンテンツソースに格納され、そこからストリーミングされるメディアコンテンツをユーザに提供する。リモートコンテンツソースは、任意に、サードパーティーのメディアコンテンツソース１１０、または、サーバシステム１０４によってホストされる内部メディアソースである。ある実施形態では、１つまたは複数のメディア装置は、リモートコンテンツソースからメディアコンテンツを直接ストリーム配信するか、または、その視聴者に表示するためにメディアコンテンツをストリーム配信するように構成された埋込みキャスティングユニットを統合するネットワーク接続されたテレビ装置１０２を含む。ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、専用の遠隔制御装置１１４に、および／または、遠隔制御アプリケーションを有するクライアント装置に通信可能に結合される。専用の遠隔制御装置１１４は、テレビ装置１０２に近接して配置されてもよく、赤外線信号のデジタル符号化パルスでテレビ装置１０２と通信するように構成されてもよい。あるいは、ある状況では、専用の遠隔制御装置１１４は、通信ネットワーク１１２を介して（すなわち、ローカルワイドエリアネットワークおよび／またはワイドエリアネットワークを介して）テレビ装置１０２と通信するように構成され、テレビ装置１０２に物理的に近接する必要はない。
【0024】
ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、１つまたは複数のプロセッサと、当該１つまたは複数のプロセッサによって実行するための命令を記憶するメモリとを含む。ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に記憶される命令は、統合ＴＶアプリケーション、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーション、および、サードパーティーのコ
ンテンツソース１０６～１１０に関連付けられる１つまたは複数のメディア再生アプリケーション、および／または、サーバシステム１０４に関連付けられる内部メディアソースを含む。これらのアプリケーションは、メディア環境１００の仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。
ンテンツソース１０６～１１０に関連付けられる１つまたは複数のメディア再生アプリケーション、および／または、サーバシステム１０４に関連付けられる内部メディアソースを含む。これらのアプリケーションは、メディア環境１００の仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。
【0025】
代替的に、ある実施形態では、メディア環境１００に配置されたメディア装置は、メディアコンテンツを視聴者に直接出力する表示装置１１６と、メディアコンテンツを表示装置１１６にストリーム配信するように結合および構成されたキャスティング装置１１８とを含む。表示装置１１６の例は、テレビ（ＴＶ）表示装置および音楽プレイヤーを含むが、これらに限定されない。キャスティング装置１１８の例としては、セットトップボックス（ＳＴＢ）、ＤＶＤプレイヤー、およびＴＶボックスが挙げられるが、これらに限定されない。図１に示される例では、表示装置１１６は、ＤＶＤプレイヤーまたはセットトップボックス１１８に配線で接続されたＴＶディスプレイ装置を含む。対照的に、ある実施形態では、メディア環境１００に配置されたメディア装置は、メディアコンテンツを視聴者に出力するコンピュータ画面１２０Ａと、メディアコンテンツをコンピュータ画面１２０Ａにストリーム配信するデスクトップコンピュータ１２０Ｂとを含む。ある実施形態では、メディア環境１００に配置されたメディア装置は、モバイル装置、たとえば、携帯電話１２２、タブレットコンピュータ１２４、およびラップトップコンピュータ１２６を含む。メディア装置１１８～１２６の各々は、サードパーティーのコンテンツソース１０６～１１０またはサーバシステム１０４に関連付けられた内部メディアソースによって提供されるメディアコンテンツ項目を受信し、再生するように構成された１つまたは複数のメディア再生アプリケーションを含む。
【0026】
サーバシステム１０４は、メディア環境１００内の１つまたは複数のメディア装置へのメディアコンテンツの推奨およびストリーミング配信を管理するように構成された統合メディアプラットフォーム（ＵＭＰ）１２８を含む。ＵＭＰ１２８は、知識エンジン１３０から、ユーザアカウントに関連付けられる多次元統合ユーザ活動特性と、メディアコンテンツソース１１０によって提供される番組またはコンテンツの番組情報とを受信し、かつ、ユーザアカウントのために個人化されたメディアコンテンツの推奨を生成するように構成される。ユーザアカウントに関連付けられる統合ユーザ活動特性は、複数の情報源１３２、例えば、検索エンジン、マッピングアプリケーション、およびユーザアカウントに関連付けられるオンライン小売店から得られ、そのそれぞれが、それぞれのソフトウェアプログラムまたはアプリケーションを介してユーザアカウントの活動に関連付けられる活動データを提供する。任意に、ＵＭＰ１２８によって生成されたメディアコンテンツの推奨は、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４を介してネットワーク接続されたテレビ装置１０２上に提示され、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４は、メディアコンテンツの推奨からのユーザ選択に応答して、テレビ装置１０２上の統合ＴＶアプリケーション上でメディアコンテンツの表示を可能にする。さらに、ＵＭＰ１２８はまた、テレビ装置１０２に加えて、メディアコンテンツの推奨を他のメディア装置１１８～１２６に提供するように構成された集中型メディアコンテンツ管理モジュールとして機能してもよい。
【0027】
ある実施形態では、ユーザアカウントに関連付けられる活動データは、ＴＶアプリケーション１３４およびキャスティングサービスモジュール１３６から収集され（それらはしたがって情報源１３２の一部である）、知識グラフエンジン１３０に戻されて、ユーザアカウントに関連付けられる統合ユーザ活動特性およびメディアコンテンツの推奨を更新する。
【0028】
ある実施形態では、ＵＭＰ１２８は、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４またはキャスティングサービスモジュール１３６から検索クエリを受信し、メディアコンテンツソース１１０によって提供される番組またはコンテンツ項目の番組情報から１つまたは複数の
メディアコンテンツ項目を識別するように構成されたメディア検索エンジン（たとえば、図２のエンジン２２２）も含む。
メディアコンテンツ項目を識別するように構成されたメディア検索エンジン（たとえば、図２のエンジン２２２）も含む。
【0029】
サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメインのユーザアカウントはまた、他のタイプの１つまたは複数の装置、たとえば、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザに関連付けられたメディア環境１００にインストールされる、インテリジェントでマルチセンシングのネットワーク接続された補助装置１３８およびホームデバイス１４０に関連付けられることに留意されたい。補助装置１３８の例としては、スピーカ補助装置１４２および表示補助装置１４４が挙げられる。スピーカ補助装置１４２は、音声入力を収集し、音声入力からユーザコマンドを認識し、ユーザコマンドに応答して動作（例えば、音楽を再生すること、質問に応答すること）を実行することができる。表示補助装置１４４は、音声および／または映像入力を収集し、音声および／または映像入力からユーザコマンドを認識し、ユーザコマンドに応答して動作（例えば、音楽を再生すること、画像または映像クリップを提示すること、質問に応答すること）を実施することができる。ホームデバイス１４０の例は、インテリジェントでマルチセンシングのかつネットワーク接続される、ハザード検出器１４６、カメラシステム１４８、サーモスタット、進入路インターフェイス装置（例えば、スマートドアベルおよびスマートドアロック）、アラームシステム、マイクロフォン装置、壁スイッチ、壁プラグインターフェイス、および器具（例えば、冷蔵庫、ストーブ、オーブン、テレビ、洗濯機、乾燥機、照明、ステレオ、インターコムシステム、ガレージドアオープナー、フロアファン、天井ファン、壁空調装置、プールヒーター、潅漑システム、セキュリティシステム、空間ヒーター、窓ＡＣユニット、および電動ダクトベント）のうちの１つまたは複数を含む。
【0030】
補助装置１３８およびホームデバイス１４０の各々は、統合ホームデバイスアプリケーションまたは専用のユーザアプリケーションによって任意に管理され、ネットワーク接続されたテレビ装置の統合ＴＶアプリケーションと連携して仮想ドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。知識グラフエンジン１３０によって収集される活動データはまた、補助装置１３８およびホームデバイス１４０のサブセットによって収集されるデータを含み得、それによって、ユーザに提供されるメディアコンテンツの推奨が、メディア環境１００に関連付けられる物理的な周囲から直接収集されるこれらの活動データを反映することを可能にする。
【0031】
ある実施形態では、サーバシステム１０４は、サーバシステム１０４によって管理される１つまたは複数のユーザアカウントの情報と１つまたは複数のユーザアカウントの各々に関連付けられるユーザ装置およびアプリケーションの情報とを記憶するように構成された装置およびアプリケーションレジストリ１５０を含む。例えば、装置およびアプリケーションレジストリ１５０は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２、遠隔制御装置１１４、メディア装置１１６～１２６、補助装置１３８およびホームデバイス１４０の情報と、対応する統合ＴＶアプリケーション、遠隔制御アプリケーション、メディア再生アプリケーション、統合ホームデバイスアプリケーション、ならびに補助装置１３８およびホームデバイス１４０に関連付けられる専用のユーザアプリケーションの情報と、を格納する。任意に、同じユーザアカウントに関連付けられたこれらのメディア装置、補助装置、およびホームデバイスは、異なる地理的エリアにわたって分散される。任意に、これらの装置は、同じ物理的位置に配置される。各メディア、補助または家電装置は、１つまたは複数の通信ネットワーク１１２を使用して、別の装置またはサーバシステム１０４と通信する。使用される通信ネットワーク１１２は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、セルラネットワーク、イーサネット（登録商標）、ストレージエリアネットワーク（ＳＡＮ）、電話ネットワーク、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）パーソナルエリアネットワーク（ＰＡＮ）等を含むが、これらに限定されない、１つまたは複数のタイプのトポロジを有する１つまたは複数のネットワークであり得る。あ
る実施形態では、サブネットワーク内の２つ以上の装置は、有線接続を介して結合され、一方、同じサブネットワーク内の装置のうちの少なくともいくつかは、ローカル無線通信ネットワーク（例えば、ＺｉｇＢｅｅ、Ｚ－Ｗａｖｅ、Ｉｎｓｔｅｏｎ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、Ｗｉ－Ｆｉおよび他の無線通信ネットワーク）を介して結合される。
る実施形態では、サブネットワーク内の２つ以上の装置は、有線接続を介して結合され、一方、同じサブネットワーク内の装置のうちの少なくともいくつかは、ローカル無線通信ネットワーク（例えば、ＺｉｇＢｅｅ、Ｚ－Ｗａｖｅ、Ｉｎｓｔｅｏｎ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、Ｗｉ－Ｆｉおよび他の無線通信ネットワーク）を介して結合される。
【0032】
図２は、ある実施形態に従う、サーバシステム１０４が知識ベースのメディアコンテンツの推奨をネットワーク接続されたテレビ装置１０２に提供する例示的な動作環境２００である。例示的な動作環境２００では、サーバシステム１０４は、複数の情報源１３２と、知識グラフエンジン１３０と、ＵＭＰ１２８と、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４とを含む。サーバシステム１０４は、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４に関連付けられるユーザアカウントと、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２において実施される統合ＴＶアプリケーション２０２とを含む仮想ユーザドメインをホストする。ユーザアカウントはまた、複数のメディア再生アプリケーション２０４および複数のユーザアプリケーション、例えば、検索エンジン２０６に関連付けられる。サーバシステム１０４は、統合ＴＶアプリケーション２０２、メディア再生アプリケーション２０４、およびユーザアプリケーションの各々に対する活動データを記憶する。サーバシステム１０４の知識グラフエンジン１３０は、格納された活動データから（例えば、ユーザ好みまたは類似性に関する）多次元統合ユーザ活動特性２０８を計算し、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報を取得し、その結果、（メディアコンテンツ項目とも呼ばれる）複数の一意の番組に対する重複排除された番組情報２１０が得られる。ＵＭＰ１２８は、統合ＴＶアプリケーション２０２を介してユーザに推奨するための一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを識別するために、複数の一意の番組についてユーザ活動特性２０８と番組情報２１０とを比較するように構成された推奨エンジン２１２を含む。
【0033】
一例では、知識グラフエンジン１３０は、検索エンジン２０６から「スター・ウォーズ」に関するいくつかの検索クエリを受信し、ユーザアカウントに関連付けられたユーザが「スター・ウォーズ」に関心があると判断する。番組情報に関連付けられる複数の一意の番組は、ユーザの関心、好み、または類似性を考慮してランク付けされる（すなわち、統合ユーザ活動特性２０８によって表される）。特定の数の上位にランク付けされた一意の番組が選択され、クラスタに分類される。検索クエリによって示される「スター・ウォーズ」へのユーザの関心が与えられれば、上位にランク付けされた一意の番組は、「スター・ウォーズ」に関連する１つまたは複数のメディアコンテンツ項目を含み、当該クラスタは、「スター・ウォーズ」に関連付けられるクラスタ、例えば「スター・ウォーズのようなＳＦ映画」を含む。
【0034】
推奨エンジン２１２によって識別される一意の番組２１４の順序付けられたサブセットは、情報項目の順序付けられたシーケンスによって表され、当該情報項目の順序付けられたシーケンスは、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４に提供され、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の統合ＴＶアプリケーション２０２を介して表示が可能にされる。ある状況では、知識グラフエンジン１３０によって使用される活動データおよび結果として得られる統合ユーザ活動特性２０８は、常に変化している。一意の番組２１４の順序付けられたサブセットは、動的に識別され得る。例えば、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットは、定期的に、または、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザによる要求に応答して、更新される。ある状況では、順序付けられたサブセット２１４内の各一意の番組は、それぞれの一意の番組のそれぞれのコンテンツタイプに基づいて決定される寿命を有し、当該寿命が満了した後に当該推奨された順序付けられた番組から除去されなければならない。ある実施形態では、統合ユーザ活動特性２０８は、時刻および曜日によって変化し、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して推奨される一意の番組２１４の順序付けられたサブセットも同様である。
【0035】
複数のユーザアプリケーションは、テレビ装置１０２のユーザの活動データを提供するための複数の情報源１３２として作用し、少なくともインターネット検索エンジン２０６を含む。サーバシステム１０４は、ユーザアカウントからインターネット検索エンジン２０６によって実施される複数の検索動作についての検索クエリおよび検索結果を記憶し、知識グラフエンジン１３０に提供する。さらに、ある実施形態では、サーバシステム１０４は、メディア再生アプリケーション２０４のサブセットまたは全てについてユーザアカウントに関連付けられる視聴情報と、ユーザアプリケーション（たとえば、オンライン小売業者アプリケーション）のサブセットについてユーザアカウントに関連付けられる購入情報とを記憶する。そのような視聴情報および購入情報は、検索クエリおよび検索結果と併せて知識グラフエンジン１３０に提供される。ある実施形態では、複数のユーザアプリケーションは、スピーカ補助装置１４２または表示補助装置１４４に関連付けられた音声または映像補助アプリケーション２１８を含む。ある実施形態では、複数のユーザアプリケーションは、１つまたは複数のホームデバイス１４０に関連付けられる統合ホームデバイスアプリケーションおよび／または専用のホームデバイスアプリケーション２２０を含む。これらの補助アプリケーション２１８およびホームデバイスアプリケーション２２０によって収集された活動データもまた、記憶され、知識グラフエンジン１３０に提供される。
【0036】
任意に、メディア再生アプリケーション２０４のうちの１つは、サーバシステム１０４自体によって提供される。任意に、メディア再生アプリケーション２０４は、サーバシステム１０４とは別個のおよび／または遠隔のサードパーティーのメディアコンテンツソース１１０によって提供される。一例では、仮想ユーザドメインは、Google（登録商標）ユーザアカウント（たとえば、abc@gmail.com）に関連付けられる。メディア再生アプリケ
ーション２０４は、Google社によって提供されるYouTube（登録商標）と、Google社によ
って提供されずGoogle社とは独立してホストされる他のメディア再生アプリケーション（例えば、ネットフリックス（Netflix）、アマゾンプライム（Amazon Prime）、フールー
（Hulu））とを含む。
ーション２０４は、Google社によって提供されるYouTube（登録商標）と、Google社によ
って提供されずGoogle社とは独立してホストされる他のメディア再生アプリケーション（例えば、ネットフリックス（Netflix）、アマゾンプライム（Amazon Prime）、フールー
（Hulu））とを含む。
【0037】
ある実施形態では、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報は、予定情報、プロットの短い要約、キャスティング情報、評価情報、ならびに、メディア再生アプリケーションのそれぞれにおいて利用可能であるか、または利用可能になる現在または予定された番組のコメントのうちの１つまたは複数を含む。番組情報は、任意に、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられたサードパーティーのメディアコンテンツソース１１０の各々によって、番組カタログでサーバシステム１０４に提供される。任意に、番組情報は、ＥＰＧソース１０８によってサーバシステム１０４に提供される。あるいは、ある実施形態では、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報は、ユーザアカウントから独立している公衆データベースからダウンロードされた公衆メディア情報を含む。メディア再生アプリケーションに関連付けられる番組情報は、テレビ装置１０２および統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられるユーザアカウントがメディア再生アプリケーションに加入し、当該メディア再生アプリケーションを介して提供されるメディアコンテンツに対するアクセス権を有するかどうかに関わらず、サーバシステム１０４に提供されてもよいことに留意されたい。
【0038】
ある実施形態では、同じメディアコンテンツ項目に関して異なるメディアコンテンツソース１１０によって提供される番組情報は、同一ではなく、異なるレベルに変化し得、それによって、複数のメディア再生アプリケーションに関連付けられる番組情報の重複排除を必要とする。具体的には、ある実施形態では、第１のメディアコンテンツ項目は、第１のメディア再生アプリケーションによって提供され、第１の番組情報に関連付けられる。第２のメディアコンテンツ項目は、第２のメディア再生アプリケーションによって提供さ
れ、第２のメディア再生アプリケーション内の第２の番組情報に関連付けられる。第２の番組情報は、第１の番組情報と異なる。知識グラフエンジン１３０は、第１および第２の番組情報の類似性レベルを特定し、当該類似性レベルが類似性閾値を超えると判定する。この判定に従って、知識グラフエンジン１３０は、第１のメディアコンテンツ項目の第１の番組情報と第２のメディアコンテンツ項目の第２の番組情報とを重複排除して集約し、複数の一意の番組のうちの１つが第１および第２のメディアコンテンツ項目の両方に関連付けられていると判定する。つまり、２つの別個のメディア再生アプリケーションによって提供される第１および第２のメディアコンテンツ項目は、同じ一意の番組またはメディアコンテンツ項目に対応する。さらに、ある実施形態では、知識グラフエンジン１３０は、第１の番組情報から第１のキーワードを識別すること、および、第２の番組情報から第２のキーワードを識別することによって、第１および第２の番組情報の類似性レベルを識別する。第１および第２のキーワードは、第１および第２の番組情報の類似度を識別するためにセマンティックに比較される。例えば、２つの番組情報項目は、一般に一貫性があるが、意味的に近い「警察」および「検査官」という異なるキーワードを引用している。これらの２つの番組情報項目は、類似度閾値より高い比較的高い類似度に対応する。
れ、第２のメディア再生アプリケーション内の第２の番組情報に関連付けられる。第２の番組情報は、第１の番組情報と異なる。知識グラフエンジン１３０は、第１および第２の番組情報の類似性レベルを特定し、当該類似性レベルが類似性閾値を超えると判定する。この判定に従って、知識グラフエンジン１３０は、第１のメディアコンテンツ項目の第１の番組情報と第２のメディアコンテンツ項目の第２の番組情報とを重複排除して集約し、複数の一意の番組のうちの１つが第１および第２のメディアコンテンツ項目の両方に関連付けられていると判定する。つまり、２つの別個のメディア再生アプリケーションによって提供される第１および第２のメディアコンテンツ項目は、同じ一意の番組またはメディアコンテンツ項目に対応する。さらに、ある実施形態では、知識グラフエンジン１３０は、第１の番組情報から第１のキーワードを識別すること、および、第２の番組情報から第２のキーワードを識別することによって、第１および第２の番組情報の類似性レベルを識別する。第１および第２のキーワードは、第１および第２の番組情報の類似度を識別するためにセマンティックに比較される。例えば、２つの番組情報項目は、一般に一貫性があるが、意味的に近い「警察」および「検査官」という異なるキーワードを引用している。これらの２つの番組情報項目は、類似度閾値より高い比較的高い類似度に対応する。
【0039】
ある実施形態では、重複排除に加えて、複数のメディア再生アプリケーションに関連付けられた番組情報は、一意の番組のうちの１つに対する番組特性を計算するために処理される。次いで、多次元統合ユーザ活動特性は、計算されたプログラム特性と比較され、一貫性スコアをもたらすために、る。推奨エンジン２１２は、一貫性スコアが一貫性閾値を超えるかどうかを判定し、一貫性スコアが一貫性閾値を超えるとき、統合ＴＶアプリケーションを介してユーザに推奨すべき一意の番組のうちの１つを識別するように構成される。あるいは、ある実施形態では、一意の番組の順序付けられたサブセットの各々を識別するために、推奨エンジン２１２は、多次元統合ユーザ活動特性に基づいて１つまたは複数のキーワードを識別し、一意の番組の順序付けられたサブセット中のそれぞれの一意の番組を識別するために、複数の一意の番組の重複排除された番組情報中の１つまたは複数のキーワードを検索する。
【0040】
ある実施形態では、推奨エンジン２１２は、複数のメディア再生アプリケーションのサブセットの資格情報を受信する。一意の番組の順序付けられたサブセットの各々について、推奨エンジン２１２は、それぞれの一意の番組が、ネットワーク接続されたテレビ装置のユーザが資格情報に基づくアクセス権を有するそれぞれのメディア再生アプリケーションに対応すると判断する。資格情報に従って、ユーザは、当該ユーザがそれぞれのメディア再生アプリケーションに加入しているため、または、それぞれの一意の番組がサインアップの有無に関わらず自由にレビューすることができるため、それぞれの一意の番組のアクセス権を有し得る。自由にレビューするそれぞれの一意の番組は、例えば、放送サービスまたはＩＰＴＶ配信フィードを介して空中で自由に利用できるメディアコンテンツと、地域規制または資格により利用可能にされるメディアコンテンツとを含む。
【0041】
換言すれば、多次元統合ユーザ活動特性によって示される個人的好みは、メディアコンテンツソース１１０によって提供される一意の番組から一組の一意の番組を選択し、当該選択された一組の一意の番組をランク付けするために使用される。当該選択された一組の一意の番組は、ユーザアカウントが対応するメディア再生アプリケーション２０４を介してメディアコンテンツソース１１０によって提供されるメディアコンテンツに対する権利を有する（例えば、アクセス権を有する）かどうかを示す権利情報に従って、さらにフィルタリングされる。メディア再生アプリケーションに関連付けられるこの資格情報は、最初のアプリケーション個人化プロセスまたは統合ＴＶアプリケーション２０２の実行段階の間に、統合ＴＶアプリケーションのユーザによって任意に入力される。任意に、メディア再生アプリケーションに関連付けられるこの資格情報は、メディア再生アプリケーションから自動的に抽出される。
【0042】
ある実施形態では、ＵＭＰ１２８は、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４から検索クエリを受信し、かつ、メディア再生アプリケーション２０４を介して提供される番組またはコンテンツ項目の番組情報２１０から１つまたは複数のメディアコンテンツ項目を識別するように構成されたメディア検索エンジン２２２も含む。
【0043】
サーバシステム１０４は、１つまたは複数のプロセッサと、当該１つまたは複数のプロセッサによって実行するための命令を記憶するメモリとを有する。ある実施形態では、サーバシステム１０４は、知識グラフエンジン１３０、推奨エンジン２１２、メディア検索エンジン２２２、および、サーバ側ＴＶアプリケーション１３４の機能を実現するように構成された単一のサーバコンピュータを含む。代替的に、ある実施形態では、サーバシステム１０４は、２つ以上の別個のサーバコンピュータを含み、サーバコンピュータの各々は、知識グラフエンジン１３０、推奨エンジン２１２、メディア検索エンジン２２２、およびサーバ側ＴＶアプリケーション１３４のうちの１つまたは複数の機能を実施するように構成される。
【0044】
図３は、ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上で表示するための例示的な統合ユーザインターフェイス３００である。統合ＴＶアプリケーション２０２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２においてローカルに実行され、統合ユーザインターフェイス３００を表示する。図２を参照して上で説明されたように、サーバシステム１０４は、ユーザ活動特性２０８および複数の一意の番組についての番組情報２１０に基づいて、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを識別する。統合ＴＶアプリケーション２０２は、一意のメディアコンテンツ項目または番組２１４の当該識別された順序付けられたサブセットに対応する選択可能な情報項目３０２～３３２の順序付けられたシーケンスを含むメディア推奨ストリームをサーバシステム１０４から取得する。各選択可能な情報項目について、メディア推奨ストリームは、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に表示されたそれぞれの選択可能な情報項目のユーザ選択に応答して実行されるそれぞれのコマンドを含む。
【0045】
ある実施形態では、選択可能な情報項目の対応する順序付けられたシーケンスは、クラスタ３４４～３４０の順序付けられたリストに分類される。すなわち、複数のクラスタ３３４～３４０は、統合ユーザインターフェイス３００上に表示するために作成され、予め定められたクラスタ順序に従って物理的に配置される。任意に、これらのクラスタは、多次元統合ユーザ活動特性２０８に基づいて動的に作成および配置される。ある実施形態では、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して推奨されるクラスタは、特定の不均一性レベルを有する、すなわち、予め定められた数より大きいいくつかの異なるクラスタを有する。例えば、３つ以上の異なるクラスタが、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して推奨されなければならない。あるいは、ある実施形態では、統合ユーザインターフェイス３００上に表示されるクラスタは、いくつかの隣接するクラスタのクラスタ間類似性閾値未満に制御される類似性スコアを有する。これは、関連性の高いクラスタにおいて、同様のクラスタや情報項目が互いに隣接して配置されることを避けるためである。ある実施形態では、ベンチマークは、隣接するクラスタの数にわたってクラスタ間類似性閾値を定義するために確立される。
【0046】
各クラスタは、それぞれのクラスタ内の情報項目の順序付けられたサブリストに整理された、順序付けられたシーケンス内の１つまたは複数の情報項目を含む。各クラスタ（例えば、第１のクラスタ３３８）について、選択可能な情報項目（例えば、情報項目３１８～３２４）の順序付けられたシーケンスのそれぞれのサブセットは、選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスに関連付けられるユーザアカウントの多次元統合ユーザ活動特性２０８に基づいて決定される予め定められた情報項目の順序に従って物理的に配置さ
れる。
れる。
【0047】
統合ユーザインターフェイス３００に示されるクラスタの例は、「新作」３３４、「次に再生」３３６、「今流行っているもの」３３８、「映画ＡＢＣを視聴したので」３４０、および「アクション映画」を含む。別の例では、クラスタは、単一のメディア再生アプリケーション（例えば、YouTube）専用であり、当該クラスタに関連付けられる情報項目
のサブセットは、単一のメディア再生アプリケーションによって提供されるショー、映画、および、ＴＶショルダーコンテンツの混合に対応する。それによって、クラスタのそれぞれは、情報項目のそれぞれの順序付けられたサブリストに対応し、１つまたは複数のカテゴリに従って定義される：すなわち、コンテンツタイプ（例えば、「アクション映画」）、視聴履歴（例えば、映画ＡＢＣを視聴したので）、リリース時期（例えば、流行っているもの）、または、コンテンツソース（例えば、異なるストリーミングサービスおよびアクション映画を提供するブロードキャストＴＶチャネル）。特に、「新着」のクラスタの情報項目は、「新着」の情報項目に対応するメディアコンテンツ項目または番組に関連付けられるコンテンツタイプ／フォーマット、コンテンツの品質、新しさ、人気度、季節性、および、アプリケーションのライフサイクルのうちの１つまたは複数に基づいて決定される。
のサブセットは、単一のメディア再生アプリケーションによって提供されるショー、映画、および、ＴＶショルダーコンテンツの混合に対応する。それによって、クラスタのそれぞれは、情報項目のそれぞれの順序付けられたサブリストに対応し、１つまたは複数のカテゴリに従って定義される：すなわち、コンテンツタイプ（例えば、「アクション映画」）、視聴履歴（例えば、映画ＡＢＣを視聴したので）、リリース時期（例えば、流行っているもの）、または、コンテンツソース（例えば、異なるストリーミングサービスおよびアクション映画を提供するブロードキャストＴＶチャネル）。特に、「新着」のクラスタの情報項目は、「新着」の情報項目に対応するメディアコンテンツ項目または番組に関連付けられるコンテンツタイプ／フォーマット、コンテンツの品質、新しさ、人気度、季節性、および、アプリケーションのライフサイクルのうちの１つまたは複数に基づいて決定される。
【0048】
ある実施形態では、「新着」または「今流行っているもの」のクラスタ内の情報項目に対応するメディアコンテンツ項目は、トランザクショナル・ビデオ・オン・デマンド（ＴＶＯＤ）コンテンツプロバイダによって提供され、「新着」または「今流行っているもの」のメディアコンテンツ項目の選択は、テレビ装置１０２のユーザに促されるユーザインターフェイスが、メディアコンテンツ項目をレビューするための支払いを収集することを可能にするように構成される。任意に、この「新着」または「今流行っているもの」のクラスタは、統合ユーザ活動特性２０８に基づいて決定される一意の番組２１４の順序付けられたサブセットに対応する情報項目の順序付けられたシーケンスの一部として提供される。任意に、「新着」または「今流行っているもの」のこのクラスタは、個々のユーザアカウントの統合ユーザ活動特性２０８とは無関係に、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットに対応する情報項目の順序付けられたシーケンスに対する補足として、全てのユーザアカウントに提供される。
【0049】
ある実施形態では、「アクション映画」のクラスタ内の情報項目に対応するメディアコンテンツ項目は、サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド（ＳＶＯＤ）コンテンツプロバイダによって提供される。このクラスタにおけるメディアコンテンツ項目の選択は、メディアコンテンツ項目の（要約ページ、例えば、図６Ａのページ６００とも呼ばれる）ページを有効化するか、または、即時支払いを誘発することなく、当該メディアコンテンツ項目の表示を開始するように構成される。さらに、ある実施形態では、「次に再生」のクラスタ内の情報項目に対応するメディアコンテンツ項目は、ＳＶＯＤまたはＴＶＯＤコンテンツプロバイダによって任意に提供される。この「次に再生」のクラスタにおけるメディアコンテンツ項目の選択に応答して、テレビ装置１０２は、メディアコンテンツ項目の表示を再開し、テレビ装置１０２のユーザが、お気に入りのショーまたは映画を見続けるためにワンクリックアクセスを有することを可能にする。
【0050】
統合ユーザインターフェイス３００上の各クラスタについて、情報項目の順序付けられたサブリストの一部または全部は、それぞれのサブリストが有する情報項目の総数、各情報項目のサイズ、および、それぞれのクラスタに関連付けられる利用可能な表示空間に応じて表示される。ある実施形態では、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットの各々は、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットの任意の他の一意の番組とは異なる。統合ユーザインターフェイス３００に表示された情報項目３０２～３３２のいずれか２つは、互いに異なる。ある状況では、統合ユーザインターフェイス３００の同じクラスタ
に表示される情報項目３０２～３３２のいずれか２つは、互いに異なる。あるいは、ある状況では、情報項目３０２～３３２のうちの２つは同一であり得るが、異なるクラスタにおいて推奨される、たとえば、「ダウントンアビー」に関連付けられる情報項目３１０は、「次に再生」３３６のクラスタおよび「ドラマ」のクラスタの両方に示される。
に表示される情報項目３０２～３３２のいずれか２つは、互いに異なる。あるいは、ある状況では、情報項目３０２～３３２のうちの２つは同一であり得るが、異なるクラスタにおいて推奨される、たとえば、「ダウントンアビー」に関連付けられる情報項目３１０は、「次に再生」３３６のクラスタおよび「ドラマ」のクラスタの両方に示される。
【0051】
ある実施形態では、統合ユーザインターフェイス３００は、クラスタの順序付けられたリストとは異なるアフォーダンス項目３４２と、それによって表示される対応する選択可能な情報項目とを含む。アフォーダンス項目３４２に対するユーザアクション（例えば、遠隔制御装置１１４を介した項目３４２の選択）に応答して、統合ＴＶアプリケーション２０２は、各々がそれぞれのメディア再生アプリケーション２０４を表す情報項目のページで統合ユーザインターフェイス３００を更新する。図３に示されないある実施形態では、統合ユーザインターフェイス３００は、各々が複数のメディア再生アプリケーション２０４のそれぞれの１つを表す情報項目の代替クラスタをさらに含む。
【0052】
ある実施形態では、統合ユーザインターフェイス３００は、ＥＰＧアフォーダンス項目３４８を含む。アフォーダンス項目３４８に対するユーザアクション（例えば、遠隔制御装置１１４を介した項目３４８の選択）に応答して、統合ＴＶアプリケーション２０２は、ブロードキャストサービス（例えば、ＴＶ、ケーブル、衛星、YouTube）によって提供
され、かつ、時間的順序で編成される複数のコンテンツ項目および番組のタイムテーブルを含む統合ＥＰＧページを表示する。コンテンツ項目および番組は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の位置に少なくとも部分的に基づいて選択される。ある実施形態では、複数のコンテンツ項目および番組はまた、多次元統合ユーザ活動特性２０８と、ブロードキャストサービスによって提供されるメディアコンテンツ項目および番組に対応する重複排除された番組情報と、を比較することによって決定される。
され、かつ、時間的順序で編成される複数のコンテンツ項目および番組のタイムテーブルを含む統合ＥＰＧページを表示する。コンテンツ項目および番組は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の位置に少なくとも部分的に基づいて選択される。ある実施形態では、複数のコンテンツ項目および番組はまた、多次元統合ユーザ活動特性２０８と、ブロードキャストサービスによって提供されるメディアコンテンツ項目および番組に対応する重複排除された番組情報と、を比較することによって決定される。
【0053】
情報項目３０２～３３２は、２つ以上のメディアコンテンツソース１１０によって提供されるが、サーバシステム１０４の推奨エンジン２１２によって推奨されるメディアコンテンツ項目または番組２１４のコンテンツ（メディアコンテンツソースではない）に基づいて統合ユーザインターフェイス３００上に編成および表示される。具体的には、統合ユーザインターフェイス３００に表示される各クラスタは、選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスのサブセットを含む。第１のクラスタ３３８は、第１の選択可能な情報項目３１８と第２の選択可能な情報項目３２０とを含む。第１のクラスタ３３８の第１および第２の選択可能な情報項目３１８および３２０は、統合ユーザインターフェイス３００上に同時に表示される。第１の選択可能な情報項目３１８の第１のユーザ選択に応答して、テレビ装置１０２は、第１のコンテンツプロバイダによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の情報を表示する。第２の選択可能な情報項目３２０の第２のユーザ選択に応答して、テレビ装置１０２は、第２のコンテンツプロバイダによって提供される第２のメディアコンテンツ項目の情報を表示する。第２のコンテンツプロバイダは第１のコンテンツプロバイダとは異なるが、第１および第２のコンテンツプロバイダの情報は、クラスタ３３４～３４０および選択可能な情報項目３０２～３３２を示す統合ユーザインターフェイス３００上に任意に隠される。
【0054】
ある実施形態では、第１および第２のコンテンツプロバイダの各々は、ブロードキャストテレビサービス、ブロードキャスト衛星サービス、ケーブルサービス、サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド（ＳＶＯＤ）コンテンツプロバイダ、トランザクショナル・ビデオ・オン・デマンド（ＴＶＯＤ）コンテンツプロバイダ、広告ベース・ビデオ・オン・デマンド（ＡＶＯＤ）サービス、および再生およびタイムシフトコンテンツ再生ソースから選択される。任意に、第１または第２のコンテンツプロバイダは、無線メディアコンテンツのチューナベースの配信に依存する。任意に、第１または第２のコンテンツプロバイダは、インターネットプロトコルテレビ（ＩＰＴＶ）または他のインターネットで配
信される、線形の、ライブの、または合成ライブのコンテンツソースに基づいてライブＴＶストリームを配信し、第１または第２のコンテンツプロバイダは、インターネットベースのライブストリーミングサービスである。情報項目３０２～３３２のうちの１つが放送テレビサービス（例えば、ＮＢＣ、ＡＢＣ、ＥＳＰＮ）に対応する場合、情報項目３０２～３３２のうちの１つに対応する一意の放送番組は、放送テレビサービスに関連付けられる地理的制限に従ってテレビ装置１０２の位置に表示されることが許可される。
信される、線形の、ライブの、または合成ライブのコンテンツソースに基づいてライブＴＶストリームを配信し、第１または第２のコンテンツプロバイダは、インターネットベースのライブストリーミングサービスである。情報項目３０２～３３２のうちの１つが放送テレビサービス（例えば、ＮＢＣ、ＡＢＣ、ＥＳＰＮ）に対応する場合、情報項目３０２～３３２のうちの１つに対応する一意の放送番組は、放送テレビサービスに関連付けられる地理的制限に従ってテレビ装置１０２の位置に表示されることが許可される。
【0055】
統合ＴＶアプリケーション２０２は、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメインのユーザアカウントに関連付けられることに留意されたい。ある実施形態では、第１のコンテンツプロバイダは、第１のメディア再生アプリケーションに関連付けられ、第１のメディア再生アプリケーションは、任意に、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメインのユーザアカウントに関連付けられる。ある実施形態では、第２のコンテンツプロバイダは、第２のメディア再生アプリケーションに関連付けられ、第２のメディア再生アプリケーションは、任意に、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメインのユーザアカウントに関連付けられる。
【0056】
ある状況では、第１のクラスタ３３８は、第１のクラスタ３３８に割り当てられた統合ユーザインターフェイス３００の対応する空間上のスロットの数よりも多くの選択可能な情報項目を有する。第１のクラスタ３３８に対応する選択可能な情報項目のサブセットは、統合ユーザインターフェイス３００の第１の軸３４４に沿って動くように物理的に配置され、構成され、そうすることで、第１のクラスタ３３８に対応する選択可能な情報項目のサブセット内の異なる情報項目が統合ユーザインターフェイス３００に表示され、テレビ装置１０２のユーザに推奨され得る。具体的には、情報項目３１８に対する第１のユーザアクション（例えば、ユーザは、遠隔制御装置１１４上の「前」ボタンを押す）は、情報項目３２４を統合ユーザインターフェイス３００から退出させ、第１のクラスタ３３８に関連付けられた新しい情報項目を統合ユーザインターフェイス３００に入らせるために、情報項目３１８～３２２が右に１スロットだけシフトすることを可能にすることができる。同様に、情報項目３２４に対する第２のユーザアクション（例えば、ユーザは、遠隔制御装置１１４上の「次」ボタンを押す）は、情報項目３２０～３２４を左に１スロットだけシフトさせて、情報項目３１８を統合ユーザインターフェイス３００から退出させ、第１のクラスタ３３８に関連付けられる別の新しい情報項目を統合ユーザインターフェイス３００に進入させることができる。第１および第２のユーザアクションのうちの１つが連続的に適用されると、第１のクラスタ３３８における開始または終了の情報項目が表示される。これが起こると、第１および第２のユーザアクションのうちの１つは、任意に、統合ユーザインターフェイス３００上に表示される情報項目を変更せず、または第１のクラスタ３３８内の選択可能な情報項目のサブセットのうちの終了または開始を、それぞれ開始／または終了情報項目に続く新しい情報項目として表示し続ける。
【0057】
さらに、ある実施形態では、複数のクラスタは、統合ユーザインターフェイス３００の第２の軸３４６に沿って分散され、クラスタの第１のサブセットおよびクラスタの第２のサブセットを含む。クラスタの第１のサブセットは、統合ユーザインターフェイスの外に動かされてもよく、クラスタの第２のサブセットは、第２の軸に沿って統合ユーザインターフェイス内に動かされてもよい。例えば、クラスタの第１のサブセットは、クラスタ３３４を含む。情報項目３０２～３０８のうちの１つに対する第３のユーザアクション（例えば、ユーザは、遠隔制御装置１１４上の「上」ボタンを押す）は、クラスタ３３４～３３８が、クラスタ３４０に統合ユーザインターフェイス３００を退出させ、クラスタ３３４に先行する新しいクラスタが、上端から統合ユーザインターフェイス３００に入るように、１スロットだけ下にシフトすることを可能にすることができる。同様に、情報項目３２６～３３２のうちの１つに対する第４のユーザアクション（例えば、ユーザは、遠隔制御装置１１４上の「下」ボタンを押す）は、クラスタ３３６～３４０が１スロットだけ上
にシフトして、クラスタ３３４を統合ユーザインターフェイス３００から退出させ、クラスタ３４０に続く別の新しいクラスタを統合ユーザインターフェイス３００に進入させることができる。第３および第４のユーザアクションのうちの１つが継続的に適用された場合、複数のクラスタのうちトップまたはボトムのクラスタが表示される。これが起こると、第３および第４のユーザアクションのうちの１つは、任意に、統合ユーザインターフェイス３００上に表示されるクラスタを変更せず、または、複数のクラスタのうちの最下部または最上部のクラスタをそれぞれ最上部または最下部のクラスタに続く新しいクラスタとして、それぞれ表示し続ける。
にシフトして、クラスタ３３４を統合ユーザインターフェイス３００から退出させ、クラスタ３４０に続く別の新しいクラスタを統合ユーザインターフェイス３００に進入させることができる。第３および第４のユーザアクションのうちの１つが継続的に適用された場合、複数のクラスタのうちトップまたはボトムのクラスタが表示される。これが起こると、第３および第４のユーザアクションのうちの１つは、任意に、統合ユーザインターフェイス３００上に表示されるクラスタを変更せず、または、複数のクラスタのうちの最下部または最上部のクラスタをそれぞれ最上部または最下部のクラスタに続く新しいクラスタとして、それぞれ表示し続ける。
【0058】
図４は、ある実施形態に従う、知識ベースのメディアコンテンツの推奨をネットワーク接続されたテレビ装置１０２に提供する方法４００の例示的なフロー図である。方法４００は、サーバシステム１０４によって実行され、任意に、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、かつ、サーバシステム１０４の１つまたは複数のプロセッサによって実行される命令によって制御される。図４に示す動作の各々は、コンピュータメモリまたは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体（例えば、図１４Ａのサーバシステム１０４のメモリ１４０６）に記憶された命令に対応し得る。コンピュータ可読記憶媒体は、磁気または光ディスク記憶装置、フラッシュメモリなどのソリッドステート記憶装置、または、他の不揮発性メモリ装置を含み得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または１つまたは複数のプロセッサによって解釈される他の命令フォーマットのうちの１つまたは複数を含み得る。方法４００におけるいくつかの動作は組み合わされてもよく、および／または、いくつかの動作の順序は、変更され得る。
【0059】
サーバシステム１０４は、ユーザアカウントを含む仮想ユーザドメインをホストする。サーバシステム１０４は、ユーザアカウントを、統合ＴＶアプリケーション２０２、複数のメディア再生アプリケーション２０４、および複数のユーザアプリケーションに関連付ける（４０２）。統合ＴＶアプリケーション２０２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に関連付けられ、複数のユーザアプリケーションは、少なくともインターネット検索エンジン２０６を含む。統合ＴＶアプリケーション、メディア再生アプリケーション、およびユーザアプリケーションのそれぞれについて、当該サーバシステムは、それぞれの活動データを記憶する（４０４）。具体的には、サーバシステム１０４は、ユーザアカウントからインターネット検索エンジン２０６によって実施される複数の検索動作についての検索クエリおよび検索結果を記憶し（４０６）、メディア再生アプリケーション２０４のサブセットに対するユーザアカウントに関連付けられた視聴情報を記憶し（４０８）、ユーザアプリケーションのサブセットに対するユーザアカウントに関連付けられた購入情報を記憶する（４１０）。それによって、多次元統合ユーザ活動特性２０８は、記憶された活動データから計算される（４１２）。
【0060】
サーバシステム１０４はまた、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報を取得し（４１４）、その結果、複数の一意の番組についての重複排除された番組情報２１０が得られる。ある実施形態では、第１のメディアコンテンツ項目は、第１のメディア再生アプリケーションによって提供され、第１の番組情報に関連付けられ、第２のメディアコンテンツ項目は、第２のメディア再生アプリケーションによって提供され、第２のメディア再生アプリケーション内の第２の番組情報に関連付けられる。サーバシステム１０４は、第１および第２の番組情報の類似性レベルを識別する（４１６）。類似性レベルが類似性閾値を超えるという判定（４１８）に従って、サーバシステム１０４は、第１のメディアコンテンツ項目の第１の番組情報と第２のメディアコンテンツ項目の第２の番組情報とを重複排除し（４２０）、一意の番組が第１および第２のメディアコンテンツ項目の両方に関連付けられると判定する（４２２）。
【0061】
複数の一意の番組に対するユーザ活動特性２０８および番組情報２１０に従って、サーバシステム１０４は、統合ＴＶアプリケーション２０２を介してユーザに推奨する一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを識別する（４２４）。サーバシステム１０４は、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットに対応する情報項目（例えば、項目３０２～３３２）の順序付けられたシーケンスを表示することを可能にする（４２６）。各情報項目は、対応するメディア再生アプリケーション２０４によって提供されるそれぞれの一意の番組またはメディアコンテンツ項目を表す。
【0062】
図５は、ある実施形態に従う、番組情報をネットワーク接続されたテレビ装置１０２上に提示する方法５００の例示的なフロー図である。方法５００は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２によって実行され、任意に、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、かつ、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の１つまたは複数のプロセッサによって実行される命令によって制御される。図５に示される動作の各々は、コンピュータメモリまたは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体（例えば、図１５のネットワーク接続されたテレビ装置１０２のメモリ１５０６）に記憶された命令に対応し得る。当該コンピュータ可読記憶媒体は、磁気または光ディスク記憶装置、フラッシュメモリなどのソリッドステート記憶装置、または、他の不揮発性メモリ装置を含み得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または、１つまたは複数のプロセッサによって解釈される他の命令フォーマットのうちの１つまたは複数を含み得る。方法５００におけるいくつかの動作は組み合わされてもよく、および／または、いくつかの動作の順序は、変更されて得る。
【0063】
ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、統合ＴＶアプリケーション２０２を実行して（５０２）、統合ユーザインターフェイス３００を表示する。メディア推奨ストリームは、サーバシステム１０４から取得され（５０４）、一意のメディアコンテンツ項目または番組２１４の順序付けられたセットに対応する選択可能な情報項目３０２～３３２の順序付けられたシーケンスを含む。各選択可能な情報項目について、メディア推奨ストリームは、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２においてそれぞれの選択可能な情報項目のユーザ選択に応答して実行されるそれぞれのコマンドを含む（５０６）。
【0064】
ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、統合ユーザインターフェイス３００上に複数のクラスタを表示する（５０８）。各クラスタは、選択可能な情報項目３０２～３３２の順序付けられたシーケンスのサブセットを含む（５１０）。第１のクラスタ３３８は、第１の選択可能な情報項目３１８と、第２の選択可能な情報項目３２０とを含む。第１のクラスタ３３８の第１および第２の選択可能な情報項目３１８および３２０は、統合ユーザインターフェイス３００上に同時に表示される（５１０）。ある実施形態では、第１および第２の選択可能な情報項目に関連付けられるコンテンツプロバイダの情報は、第１のクラスタ３３８内に第１および第２の選択可能な情報項目を表示する統合ユーザインターフェイス３００上に隠される。
【0065】
第１の選択可能な情報項目の第１のユーザ選択に応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、（例えば、第１のコンテンツプロバイダに関連付けられた第１のメディア再生アプリケーションを介して）第１のコンテンツプロバイダによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の情報を表示する（５１２）。第２の選択可能な情報項目の第２のユーザ選択に応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、（例えば、第２のコンテンツプロバイダに関連付けられた第２のメディア再生アプリケーションを介して）第２のコンテンツプロバイダによって提供される第２のメディアコンテンツ項目の
情報を表示する（５１４）。第２のコンテンツプロバイダは、第１のコンテンツプロバイダとは異なる。ある状況では、第１のメディアコンテンツ項目の情報を表示することは、第１のメディア再生アプリケーションから第１のコンテンツプロバイダによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の再生を直接開始することを含み、第２のメディアコンテンツ項目の情報を表示することは、第２のメディア再生アプリケーションから第２のコンテンツプロバイダによって提供される第２のメディアコンテンツ項目の再生を直接開始することを含む。あるいは、ある状況では、第１および第２のメディアコンテンツ項目の情報は、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して、それらのそれぞれのメディアコンテンツ項目のページ（例えば、図６Ａのページ６００）に表示される。
情報を表示する（５１４）。第２のコンテンツプロバイダは、第１のコンテンツプロバイダとは異なる。ある状況では、第１のメディアコンテンツ項目の情報を表示することは、第１のメディア再生アプリケーションから第１のコンテンツプロバイダによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の再生を直接開始することを含み、第２のメディアコンテンツ項目の情報を表示することは、第２のメディア再生アプリケーションから第２のコンテンツプロバイダによって提供される第２のメディアコンテンツ項目の再生を直接開始することを含む。あるいは、ある状況では、第１および第２のメディアコンテンツ項目の情報は、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して、それらのそれぞれのメディアコンテンツ項目のページ（例えば、図６Ａのページ６００）に表示される。
【0066】
図６Ａおよび図６Ｂは、それぞれ、ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上にそれぞれ表示される２つの例示的なメディアコンテンツ項目のページ６００および６５０である。ある実施形態では、メディアコンテンツ項目のページ６００は、統合ユーザインターフェイス３００内の選択可能な情報項目（たとえば、項目３１８）のユーザ選択に応答して、第１のコンテンツプロバイダに関連付けられる第１のメディア再生アプリケーションによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の情報を提示するように表示される。第１のメディアコンテンツ項目の情報は、予定情報、プロット６１２の短い要約、キャスティング情報６１４、評価情報６１６、および、第１のメディアコンテンツ項目のコメントのうちの１つまたは複数を含む。任意に、第１のメディアコンテンツ項目の情報は、第１のメディアコンテンツ項目に関連する１つまたは複数の推奨６１８を含む。
【0067】
第１のメディアコンテンツ項目を提供するコンテンツプロバイダ６０２のリストは、メディアコンテンツ項目のページ６００に表示される。第１のコンテンツプロバイダ６０４は、コンテンツプロバイダ６０２のリストの先頭にリストされ、その上で最も高い優先度を有する。統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられたユーザアカウントは、リスト６０２内のコンテンツプロバイダのサブセットまたは全てに加入している。ある実施形態では、ユーザアカウントは、少なくとも第１のコンテンツプロバイダ６０４に加入しており、それによって、推奨エンジン２１２が第１のコンテンツプロバイダ６０４の資格情報に依存し、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に提供される選択可能な情報項目の順序付けられたシーケンスに、第１のコンテンツ項目を追加することを可能にする。
【0068】
さらに、ある状況では、コンテンツプロバイダ６０２のリストは、第１のメディアコンテンツ項目も提供する第２のコンテンツプロバイダ６０６を含み、第１のコンテンツプロバイダ６０４は、第１のメディアコンテンツ項目を提供するコンテンツプロバイダ６０２のリスト上の第２のコンテンツプロバイダ６０６より高い優先度を有する。他方では、別個のメディアコンテンツ項目ページが、統合ユーザインターフェイス３００における別個の選択可能な情報項目（例えば項目３２０）のユーザ選択に応答して、第２のメディアコンテンツ項目の情報を提示するために表示されてもよいことに留意されたい。コンテンツプロバイダの別個のリストは、第２のメディアコンテンツ項目に関連して、コンテンツプロバイダの別個のリストの最上部にリストされた第２のコンテンツプロバイダ６０６とともに表示される。
【0069】
図６Ｂを参照すると、ある実施形態では、メディアコンテンツ項目のページ６５０は、統合ユーザインターフェイス３００内の選択可能な情報項目（たとえば項目３１８）のユーザ選択に応答して、第１のコンテンツプロバイダに関連付けられた第１のメディア再生アプリケーションによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の情報を提示するために表示される。当該ユーザアカウントは、第１のメディア再生アプリケーションへのサブスクリプションを有さず、メディアコンテンツ項目のページ６５０は、アフォーダンス項目６０８に対するユーザアクションに応答してユーザアカウントが第１のコンテンツプ
ロバイダのサービスに加入することを可能にするために、第１のメディア再生アプリケーションにリンクされたアフォーダンス項目６０８を含む。一例では、第１のメディアコンテンツ項目は、比較的新しいものであり、例えば、最近、劇場で表示され、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダによって配信され始め、アフォーダンス項目６０８は、第１のメディア再生アプリケーションに関連付けられたユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）にリンクされ、第１のメディアコンテンツ項目のレビューは、パイ・パー・ビューベースでサポートされる。
ロバイダのサービスに加入することを可能にするために、第１のメディア再生アプリケーションにリンクされたアフォーダンス項目６０８を含む。一例では、第１のメディアコンテンツ項目は、比較的新しいものであり、例えば、最近、劇場で表示され、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダによって配信され始め、アフォーダンス項目６０８は、第１のメディア再生アプリケーションに関連付けられたユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）にリンクされ、第１のメディアコンテンツ項目のレビューは、パイ・パー・ビューベースでサポートされる。
【0070】
図７は、ある実施形態に従う、統合ＴＶアプリケーション２０２およびメディア再生アプリケーション２０４がネットワーク接続されたテレビ装置１０２上で協働してメディアコンテンツ項目を再生する例示的な動作環境７００である。統合ＴＶアプリケーション２０２およびメディア再生アプリケーション２０４は両方とも、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２によって実行される。メディアコンテンツ項目の再生は、統合ＴＶアプリケーション２０２において開始される。ある状況では、第１のメディア再生アプリケーションから第１のコンテンツプロバイダによって提供される第１のメディアコンテンツ項目の再生は、統合ユーザインターフェイス３００上に表示される、対応する選択可能な情報項目３１８上のユーザアクションに応答して直接開始される。あるいは、ある状況では、第１のメディアコンテンツ項目の再生は、例えば、メディアコンテンツプロバイダ６０２のリストからのメディアコンテンツプロバイダのユーザ選択に応答して、対応するメディアコンテンツ項目のページ６００から開始される。
【0071】
第１のメディアコンテンツ項目の再生が開始されると、統合ＴＶアプリケーション２０２は、第１のメディアコンテンツ項目を再生するために、第１または他の選択されたメディア再生アプリケーション２０４に依存する。ある実施形態では、第１のメディアコンテンツ項目は、第１のメディア再生アプリケーションによって再生されるが、第１のメディア再生アプリケーションのユーザインターフェイス要素は、迂回され、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザに表示されないように停止される。これらのバイパスされたユーザインターフェイス要素は、第１のメディア再生アプリケーションのホームユーザインターフェイスに関連付けられたものを含む。対照的に、代替のユーザインターフェイスの特徴はスキップされなくてもよく、これらのスキッピングされないユーザインターフェイスの特徴の例は、第１のメディア項目が第１のメディアコンテンツプロバイダによって提供されることを示すスプラッシュイメージフレームを含む。第１のメディア再生アプリケーションのユーザインターフェイス要素を迂回することによって、統合ＴＶアプリケーション２０２およびメディア再生アプリケーション２０４は、これらの２つのアプリケーション間で切り替えるためのユーザの介入を必要とすることなく、第１のメディアコンテンツ項目の再生を可能にするようにシームレスに一緒に統合される。
【0072】
図８は、ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に結合された遠隔制御装置１１４上でのユーザアクションに応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上に順次表示されるユーザインターフェイスの例示的なシーケンス８００である。メディアコンテンツ項目の（サマリーページとも呼ばれる）ページ６００がテレビ装置１０２上で第１のメディアコンテンツ項目に対して表示されるとき、第１のメディアコンテンツプロバイダ６０４は、第１のメディアコンテンツプロバイダの指示を伴う第１のユーザアクションによって（例えば、遠隔制御装置１１４の再生ボタン８０２を押すことによって）、メディアコンテンツプロバイダ６０２のリストから選択される。当該ユーザアクションに応答して、第１のメディアコンテンツ項目は、第１のメディアコンテンツプロバイダ６０４によって提供され、第１のメディアコンテンツプロバイダ６０４に関連付けられた第１のメディア再生アプリケーションを介して、メディア再生インターフェイス８０４上で再生される。メディア再生アプリケーションは、第１のメディアコンテンツ項目の再生を可能にするために実行され、背景に隠される。
【0073】
ある実施形態では、ユーザ要求は、第１のメディア再生アプリケーションによって有効にされたメディア再生インターフェイス８０４上で第１のメディアコンテンツ項目の再生を停止するために受信される。第１のメディアコンテンツ項目の再生を停止する当該ユーザ要求に応答して、第１のメディア再生アプリケーションのホームユーザインターフェイス８０６が表示され、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、第１のメディア再生アプリケーションによって管理されるメディア環境で動作する。ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザは、第１のメディア再生アプリケーションのホームユーザインターフェイス８０６上で退出アフォーダンス項目を選択することによって、または、遠隔制御装置１１４の１つまたは複数の予め定められたショートカットボタンを押すことによって、メディア環境から退出することができる。
【0074】
あるいは、ある実施形態では、メディア再生インターフェイス８０４上で第１のメディアコンテンツ項目の再生を停止するためのユーザ要求に応答して、表示制御は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に関連付けられる統合ＴＶアプリケーション２０２に直接戻される。すなわち、当該ユーザ要求に応答して、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、第１のメディアコンテンツ項目のメディアコンテンツ項目のページ６００または複数のクラスタを、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して統合ユーザインターフェイス３００に表示する。これらの手段によって、第１のメディア再生アプリケーションの関与は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザに完全に見えないようにすることができ、それによって、メディア再生アプリケーション２０４が統合ＴＶアプリケーション２０２内にシームレスに統合されることを可能にする。
【0075】
図９は、ある実施形態に従う、統合ＴＶアプリケーション２０２、メディア再生アプリケーション２０４、およびネットワーク接続されたテレビ装置１０２のコンテンツキャスティングアプリケーション９０２が協働してメディアコンテンツ項目の再生を可能にする例示的な動作環境９００である。メディア再生アプリケーション２０４は、特定のメディアストリーミングサービスまたはブロードキャストチャネル、ケーブルまたは無線（ＯＴＡ）チューナ、ウェブブラウザに関連付けられた専用のアプリケーションである。コンテンツキャスティングアプリケーション９０２は、統合ＴＶアプリケーション２０２を実行する接続されたテレビ装置１０２の内部にある。ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、通常モードと制限モードとを有し、制限モードはコンテンツ選択基準に関連付けられている。通常モードでは、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して再生されることを許可されるメディアコンテンツは、ユーザアカウントの資格（すなわち、サブスクリプションによって許可されるメディアコンテンツにアクセスする権利）以外の制限なしに、メディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる各メディアコンテンツソース１１０によって提供されるメディアコンテンツから選択される。対照的に、制限モードでは、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して再生されることを許可されるメディアコンテンツは、ユーザアカウントの資格に加えて、コンテンツ選択基準に従って、メディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる各メディアコンテンツソース１１０によって提供されるメディアコンテンツから選択される。このように、制限モードの実現には、サーバ側とテレビ装置側での動作が含まれる。
【0076】
サーバ側では、推奨エンジン２１２は、ユーザ活動特性２０８を複数の一意のコンテンツ項目または番組の番組情報２１０と比較し、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを特定して、通常モードでユーザに推奨する。制限モードでは、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを取得する過程で、推奨エンジン２１２は、（もしあれば）ユーザ活動特性２０８および他のフィルタリング条件（例えば、メディア再生アプリケーション２０４の資格情報）と共に、コンテンツフィルタリング基準を適用する。すなわち、制限モードでは、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットは、コンテンツフィルタ
リング基準に少なくとも部分的に基づいて決定される。テレビ装置１０２に表示される選択可能な情報項目は、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットに対応し、したがって、コンテンツ選択基準に従って、１つまたは複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０から選択される。
リング基準に少なくとも部分的に基づいて決定される。テレビ装置１０２に表示される選択可能な情報項目は、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットに対応し、したがって、コンテンツ選択基準に従って、１つまたは複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０から選択される。
【0077】
テレビ装置側では、統合ＴＶアプリケーション２０２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に統合ユーザインターフェイス３００を表示することを可能にするために実行される。通常モードでは、統合ＴＶアプリケーション２０２は、メディア再生アプリケーション２０４を介して提供されるメディアコンテンツにコンテンツ選択基準に関する制限を課さず、メディア再生アプリケーション２０４は、統合ＴＶアプリケーション２０２によって呼び出されてメディアコンテンツを再生する。逆に、制限モードでは、コンテンツ選択基準は、統合ＴＶアプリケーション２０２を介して適用される。統合ＴＶアプリケーション２０２は、統合ユーザインターフェイス３００上の第１の選択可能な情報項目に対するユーザアクションを受信する。第１の選択可能な情報項目は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応する。第１の選択可能な情報項目に対するユーザアクションに応答して、統合ＴＶアプリケーション２０２は、統合ＴＶアプリケーションが制限モードで動作し、第１のメディア再生アプリケーションが制限モードで動作しないと判断し、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションは、統合ＴＶアプリケーション２０２によって呼び出されて、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目をネットワーク接続されたテレビ装置１０２に表示する。
【0078】
あるいは、ある実施形態では、統合ＴＶアプリケーション２０２は、当該統合ＴＶアプリケーションが制限モードで動作すること、および第１のメディア再生アプリケーションが制限モードで動作することができることを決定し、第１のメディア再生アプリケーションは、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上に第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目を表示するために、統合ＴＶアプリケーション２０２によって呼び出される。制限モードでは、メディア再生アプリケーション２０４は、メディア再生アプリケーション２０４が制限モードで動作できない場合にのみ呼び出されるコンテンツキャスティングアプリケーション９０２よりも優先権を有する。コンテンツキャスティングアプリケーション９０２は、コンテンツ選択基準に適合できないメディア再生アプリケーション２０４に代わって機能するために、ローカルに利用可能である。
【0079】
ある実施形態では、メディア再生アプリケーション２０４は、それぞれのメディア再生アプリケーションを介して提供されるメディアコンテンツを制限するためにコンテンツ選択基準を導入するように構成された統合ＴＶアプリケーションとは独立して、それぞれのサードパーティーのメディアコンテンツソース１１０に関連付けられる。あるいは、ある実施形態では、メディア再生アプリケーション２０４は、統合ＴＶアプリケーション２０２も実装するサーバシステム１０４に関連付けられる。さらに、ある実施形態では、コンテンツキャスティングアプリケーション９０２は、複数のメディア再生アプリケーション２０４に対応する複数のメディア受信機モジュール９０４を含む。制限モードでは、統合ＴＶアプリケーション２０２は、コンテンツキャスティングアプリケーション９０２のそれぞれのメディア受信機モジュール９０４を介してメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられたメディアコンテンツソース１１０によって提供されるメディアコンテンツに、コンテンツ選択基準を適用する。
【0080】
図１０Ａは、ある実施形態に従う、制限モードでネットワーク接続されたテレビ装置１０２に表示される例示的な統合ユーザインターフェイス１０００である。図１０Ｂおよび図１０Ｃは、それぞれ、ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に結合された遠隔制御装置１１４上でのユーザアクションに応答して、ネットワーク接続
されたテレビ装置１０２上に順次表示されるユーザインターフェイス１０４０および１０８０の２つの例示的なシーケンスである。制限モードでは、コンテンツ選択基準は、年齢ベースのコンテンツ評価を定義し、統合ユーザインターフェイス１０００に表示される複数の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目は、年齢ベースのコンテンツ評価に準拠する。例えば、キッズゾーンは、対応する統合ＴＶアプリケーション２０２内に作成されてもよい。ある実施形態では、第１のコンテンツプロバイダは、１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を提供するように構成され、メディアコンテンツ項目の各々は、統合ユーザインターフェイス１０００に表示された選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目とは異なる。１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目は、通常モードでは、第１のコンテンツプロバイダに関連付けられた第１のメディア再生アプリケーションによって再生され得るが、制限モードでは、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーション９０２によって再生されることが禁止される。
されたテレビ装置１０２上に順次表示されるユーザインターフェイス１０４０および１０８０の２つの例示的なシーケンスである。制限モードでは、コンテンツ選択基準は、年齢ベースのコンテンツ評価を定義し、統合ユーザインターフェイス１０００に表示される複数の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目は、年齢ベースのコンテンツ評価に準拠する。例えば、キッズゾーンは、対応する統合ＴＶアプリケーション２０２内に作成されてもよい。ある実施形態では、第１のコンテンツプロバイダは、１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を提供するように構成され、メディアコンテンツ項目の各々は、統合ユーザインターフェイス１０００に表示された選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目とは異なる。１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目は、通常モードでは、第１のコンテンツプロバイダに関連付けられた第１のメディア再生アプリケーションによって再生され得るが、制限モードでは、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーション９０２によって再生されることが禁止される。
【0081】
ある実施形態では、統合ＴＶアプリケーション２０２は、基準設定ユーザインターフェイスをロードし、当該基準設定ユーザインターフェイス上で、統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられるユーザアカウントに関連付けられる子供の年齢の入力を受信する。統合ＴＶアプリケーション２０２は、子供の年齢の入力に基づいて年齢ベースのコンテンツ評価を自動的に識別するように構成される。制限モードで動作している間、サーバシステム１０４は、子供の年齢に基づいて定義された年齢ベースのコンテンツ評価を特定し、統合ユーザインターフェイス１０００上に表示するための年齢ベースのコンテンツ評価に従って複数の選択可能な情報項目を選択し、それによって、テレビ装置１０２上にキッズフレンドリーなメディア環境を作成する。
【0082】
上記で説明したように、制限モードでは、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットは、コンテンツフィルタリング基準に少なくとも部分的に基づいて決定される。テレビ装置１０２に表示される選択可能な情報項目は、一意の番組２１４の順序付けられたサブセットに対応し、コンテンツ選択基準に従って１つまたは複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０から選択される。ある実施形態では、１つまたは複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０は、各メディアコンテンツ項目または番組について、複数の特徴的なフィールド、たとえば年齢評価フィールドを含む。推奨エンジン２１２は、年齢評価フィールドの値を年齢ベースのコンテンツ評価と比較し、対応するメディアコンテンツ項目または番組が年齢ベースのコンテンツ評価を定義するコンテンツ選択基準に準拠するか否かを判断する。
【0083】
さらに、ある実施形態では、第１の選択可能な情報項目は、コンテンツ選択基準に従って第１のメディア再生アプリケーションに関連付けられる第１の番組情報から選択され、第１の番組情報は、第１のメディア再生アプリケーションとは異なる情報ソースによって少なくとも部分的に提供される。例えば、第１のメディア再生アプリケーション（例えば、ＨＢＯ）は、キッズゾーンを有さず、それによって提供されるメディアコンテンツ項目の対応する番組情報２１０は、年齢評価フィールドを含まず、当該メディアコンテンツ項目が年齢ベースのコンテンツ評価に準拠するかどうかを決定するために使用されなくてもよい。１つの解決策として、推奨エンジン２１２は、第１のメディア再生アプリケーションと異なる別の情報ソースから番組情報２１０を抽出し、第１のメディア再生アプリケーションを介して提供されるメディアコンテンツ項目が年齢ベースのコンテンツ評価に準拠するかどうかを決定することができる。
【0084】
図１０Ｂを参照すると、ある実施形態では、統合ユーザインターフェイス１０００がネットワーク接続されたテレビ装置１０２に表示されて複数の選択可能な情報項目を提示すると、テレビ装置１０２は、たとえば、遠隔制御装置１１４を介して、第１の選択可能な
情報項目のユーザ選択を受信する。ユーザ選択に応答して、テレビ装置１０２は、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目の再生を開始する。一例では、テレビ装置１０２は、第１のメディアコンテンツ項目が第１のメディアコンテンツプロバイダによって提供されることを示すスプラッシュイメージフレーム１００２と、第１のメディアコンテンツ項目１００４のフレームとを順次表示する。図１０Ｃを参照すると、ある状況では、テレビ装置１０２は、スプラッシュイメージフレーム１００２を表示することなく、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目１００６の再生を開始することによって、第１の選択可能な情報項目のユーザ選択に応答する。
情報項目のユーザ選択を受信する。ユーザ選択に応答して、テレビ装置１０２は、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目の再生を開始する。一例では、テレビ装置１０２は、第１のメディアコンテンツ項目が第１のメディアコンテンツプロバイダによって提供されることを示すスプラッシュイメージフレーム１００２と、第１のメディアコンテンツ項目１００４のフレームとを順次表示する。図１０Ｃを参照すると、ある状況では、テレビ装置１０２は、スプラッシュイメージフレーム１００２を表示することなく、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目１００６の再生を開始することによって、第１の選択可能な情報項目のユーザ選択に応答する。
【0085】
第１のメディアコンテンツ項目がテレビ装置１０２上で再生されるとき、テレビ装置１０２は、たとえば、遠隔制御装置１１４を介して、第１のメディアコンテンツ項目の再生を停止するためのユーザ要求を受信する。ある実施形態（図１０Ｂ）では、統合ＴＶアプリケーション２０２が制限モードで動作するという決定に応じて、テレビ装置１０２は、第１のメディアコンテンツ項目の表示を中止し、選択可能な情報項目（すなわち、統合ユーザインターフェイス１０００）を有する複数のクラスタを再表示する。あるいは、ある実施形態（図１０Ｃ）では、統合ＴＶアプリケーション２０２が制限モードで動作するという決定に応じて、テレビ装置１０２は、第１のメディアコンテンツ項目の表示を中止し、ユーザ要求に応答して第１のメディア再生アプリケーションのホームユーザインターフェイス１００８を表示する。さらに、追加のユーザ要求に応答して、テレビ装置１０２は、ホームユーザインターフェイスを出て、選択可能な情報項目（すなわち、統合ユーザインターフェイス１０００）を有する複数のクラスタを再表示する。反対に、統合ＴＶアプリケーションが通常モードで動作するという判定に応じて、テレビ装置１０２は、第１のメディアコンテンツ項目の表示を中止し、統合ユーザインターフェイス１０００上に複数のクラスタを再表示すること、および、第１のメディア再生アプリケーションのホームユーザインターフェイス１００８を表示することのいずれかを実現する。
【0086】
図１１は、ある実施形態に従う、メディア再生アプリケーションによって提供される選択されたメディアコンテンツをネットワーク接続されたテレビ装置１０２上に提示する方法１１００の例示的なフロー図である。方法１１００は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２によって実行され、任意に、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されて、かつ、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の１つまたは複数のプロセッサによって実行される命令によって制御される。図５に示す動作の各々は、コンピュータメモリまたは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体（例えば、図１５のネットワーク接続されたテレビ装置１０２のメモリ１５０６）に記憶された命令に対応し得る。コンピュータ可読記憶媒体は、磁気または光ディスク記憶装置、フラッシュメモリなどのソリッドステート記憶装置、または他の不揮発性メモリ装置を含み得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または、１つまたは複数のプロセッサによって解釈される他の命令フォーマットのうちの１つ以上を含み得る。方法１１００におけるいくつかの動作は組み合わされてもよく、および／または、いくつかの動作の順序が変更されてもよい。
【0087】
テレビ装置１０２は、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメイン内のユーザアカウントにリンクされる。テレビ装置１０２は、統合ＴＶアプリケーション２０２を実行して、ネットワーク接続されたテレビ装置上で統合ユーザインターフェイス１０００の表示を可能にする（１１０２）。統合ＴＶアプリケーション２０２は、通常モードおよび制限モードを有し（１１０４）、１つまたは複数の標準のメディア再生アプリケーション２０４およびローカルのコンテンツキャスティングアプリケーション９０２に関連付けられる。複数のクラスタが統合ユーザインターフェイス１０００に表示される（１１０６）。各クラスタは、複数の選択可能な情報項目を有する。テレビ装置１０２は、コンテンツ選択基準を識別し（１１０８）、当該コンテンツ選択基準に従って、１つまた
は複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０から複数の選択可能な情報項目を選択する（１１１０）。
は複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０から複数の選択可能な情報項目を選択する（１１１０）。
【0088】
テレビ装置１０２は、第１のコンテンツプロバイダによって第１のメディア再生アプリケーションにおいて提供される第１のメディアコンテンツ項目に対応する第１の選択可能な情報項目上のユーザアクションを受信する（１１１２）。第１の選択可能な情報項目に対するユーザアクションに応答して（１１１４）、統合ＴＶアプリケーションが制限モードで動作するという判定と、第１のメディア再生アプリケーションが制限モードで動作しないという判定とに応じて、テレビ装置１０２は、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションを介して、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目を、ネットワーク接続されたテレビ装置に表示する（１１１６）。あるいは、第１の選択可能な情報項目に対するユーザアクションに応答して（１１１４）、統合ＴＶアプリケーションが通常モードで動作するという判定に応じて、テレビ装置１０２は、第１のメディア再生アプリケーションを介して、第１の選択可能な情報項目に対応する第１のメディアコンテンツ項目を、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に表示する（１１１８）。
【0089】
ある実施形態では、第１のコンテンツプロバイダは、それぞれが複数の選択可能な情報項目に対応する複数のメディアコンテンツ項目とは異なる１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を提供するように構成される。第１のメディア再生アプリケーションは、通常モードで、１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目を再生するように構成される。１つまたは複数の第２のメディアコンテンツ項目は、制限モードで、ローカルのコンテンツキャスティングアプリケーションによって再生されることが禁止される。
【0090】
図１２は、ある実施形態に従う、推奨エンジン２１２によって提供される（タイルとも呼ばれる）フォーカス項目、１つまたは複数の広告（広告）プロバイダ、および販売モジュール１２０２が、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上での表示のために混合される、例示的な動作環境１２００である。１つまたは複数の広告プロバイダは、サーバシステム１０４によってホストされ管理される内部の広告プロバイダ１２０４、および／または、サーバシステム１０４によってホストされない外部のサードパーティーの広告ソース１０６を含む。広告管理モジュール１２０８は、１つまたは複数の広告プロバイダに結合され、１つまたは複数の広告プロバイダによって提供される広告コンテンツを管理するように構成される。推奨エンジン２１２は、メディアコンテンツソース２０４によって提供される複数の一意の番組について番組情報２１０と多次元統合ユーザ活動特性２０８とを比較して、統合ＴＶアプリケーション２０２を介してユーザに推奨するための一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを識別するように構成される。特に、推奨エンジン２１２は、ユーザ活動特性２０８に基づいて、放送サービス（テレビ、衛星、またはケーブル）およびビデオ・オン・デマンド（ＶＯＤ）コンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツを、テレビ装置１０２のユーザを対象に推奨することができる。販売モジュール１２０２は、サーバシステム１０４によってホストされて管理され、販売促進のためにサーバシステム１０４によって選択されたフォーカス項目を提供するように構成される。販売モジュール１２０２によって選択されるフォーカス項目は、任意に、ユーザ活動特性２０８とは無関係であるか、または、ユーザのユーザ活動特性２０８に基づいて決定される。ある実施形態では、販売モジュール１２０２によって選択されるフォーカス項目は、ＳＶＯＤコンテンツプロバイダによって提供されるサービスに加入すること、あるメディアコンテンツを購入またはレンタルすること、または、オンラインゲームをプレイすることをユーザに提案する広告である。例えば、販売モジュール１２０２によって選択されるフォーカス項目は、新たにリリースされた映画に関連付けられるトレーラクリップを含む。ある実施形態では、販売モジュール１２０２によって選択されたフォーカス項目は、任意の特定のユーザのユーザ活動特性２０８とは独立して、ＴＶＯＤコンテンツ
プロバイダによって提供される（すなわち、フォーカス項目は、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダに関連付けられ、販売モジュール１２０２によってテレビ装置１０２にプッシュされる）。あるいは、ある状況では、販売モジュール１２０２によって選択されたフォーカス項目は、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメインにおける異なる使用事例にわたって、多数のユーザのユーザ活動特性２０８に基づいて、サーバシステム１０４によって決定される。一例では、販売モジュール１２０２によって選択されたフォーカス項目の各々は、それぞれのフォーカス項目の、コンテンツのタイプ／フォーマット、コンテンツの品質、新しさ、人気度、季節性、および、アプリケーションライフサイクルのうちの１つ以上に基づいて決定される。
プロバイダによって提供される（すなわち、フォーカス項目は、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダに関連付けられ、販売モジュール１２０２によってテレビ装置１０２にプッシュされる）。あるいは、ある状況では、販売モジュール１２０２によって選択されたフォーカス項目は、サーバシステム１０４によってホストされる仮想ユーザドメインにおける異なる使用事例にわたって、多数のユーザのユーザ活動特性２０８に基づいて、サーバシステム１０４によって決定される。一例では、販売モジュール１２０２によって選択されたフォーカス項目の各々は、それぞれのフォーカス項目の、コンテンツのタイプ／フォーマット、コンテンツの品質、新しさ、人気度、季節性、および、アプリケーションライフサイクルのうちの１つ以上に基づいて決定される。
【0091】
図３を参照すると、統合ＴＶアプリケーション２０２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上で統合ユーザインターフェイス３００の表示を可能にするように実行され、統合ユーザインターフェイス３００は、複数のフォーカス項目を表示するように構成されたフォーカスエリア３６２（例えば、ユーザインターフェイスの顕著に表示されるエリア）を有する。フォーカスエリア３６２は、任意に、統合ユーザインターフェイス３００の上半分のエリアに配置される。複数のフォーカス項目は、フォーカスエリア３６２に時間順に順次表示される。任意に、複数のフォーカス項目は、回転式コンベアとして時間的に編成され、最終フォーカス項目が表示された後、開始フォーカス項目にスムーズに遷移する。各フォーカス項目は、販売モジュール１２０２、広告管理モジュール１２０８、およびメディア推奨エンジン２１２から選択されたそれぞれのフォーカス項目プロバイダに関連付けられる。サーバシステム１０４は、時間的順序に従って複数のフォーカス項目を順次自動的に混合するように構成されたミキサー１２０６を含む。ある実施形態では、フォーカスエリア３６２は、選択可能な情報項目３０２～３３２のサブセットと部分的に重なるように拡張する。一例では、フォーカスエリア３６２は、統合ユーザインターフェイス３００全体を覆い、選択可能な情報項目３０２～３３２の全てと重なる。すなわち、選択可能な情報項目３０２～３３２のサブセットまたは全部がフォーカスエリア３６２の背景に表示され、当該複数のフォーカス項目は、選択可能な情報項目３０２～３３２のサブセットまたは全部に対して背景に順次表示される。
【0092】
さらに、サーバシステム１０４の広告管理モジュール１２０８は、統合ユーザインターフェイス３００のフォーカスエリア３６２に表示するために、外部の広告ソース１０６から受信したメディアコンテンツ項目をカスタマイズするように構成された（図１２には示されていない）広告変換モジュールをさらに含む。例えば、複数のフォーカス項目は、第１のフォーカス項目を含む。テレビ装置１０２は、第１のフォーカス項目に対する要求を第１の広告主サーバ１０６に送信し、当該要求は、統合ユーザインターフェイスのフォーカスエリアの複数の予め定められたユーザインターフェイス要素の情報を含む。当該要求に応答して、テレビ装置１０２は、第１の広告主サーバ１０６から第１のフォーカス項目に関連付けられる複数のメディアコンテンツ項目を受信し、第１のフォーカス項目に対応するタイムスロットの間に当該フォーカスエリア上に表示するために、複数のメディアコンテンツ項目を第１のフォーカス項目に統合する。ある実施形態では、複数のメディアコンテンツ項目は、第１の広告主サーバとネットワーク接続されたテレビ装置との間の通信要件のための動画広告掲出テンプレート（ＶＡＳＴ）規格に準拠するメディアコンテンツ項目のサブセットを含む。したがって、広告管理モジュール１２０８の広告変換モジュールは、コンテンツ項目のサブセットを第１のフォーカス項目に統合し、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の統合ユーザインターフェイス３０００での表示のために第１のフォーカス項目をカスタマイズするように構成される。
【0093】
フォーカスエリア３６２の予め定められたユーザインターフェイス要素の例は、背景画像、定型化されたタイトル／ロゴ画像、キャッチフレーズを含む記述、アクションへの呼び出し、タイトルテキスト、アプリケーション名、ソースラベル、パッケージ名、クリッ
クスルーリンク、および映像クリップのうちの１つ以上を含む。背景画像は、テキストを含まない文字の画像を含んでもよい。第１の広告主サーバに送信される第１のフォーカス項目に対する要求は、タイトルを入れるために文字の画像のどのセクションを空にしておく必要があるかを定義する。ある実施形態では、ロゴ画像が必要であるが、定型化されたフォントは任意にあり、第１のフォーカス項目に関連付けられるメディアコンテンツの一行の記述が促進される。アクションへの呼び出しは、第１のフォーカス項目のために選択可能なアクション、例えば、「今すぐ登録」、「レンタル可能」、「今すぐ視聴」、「登録が必要」、「もうすぐ劇場公開」、「アプリをお気に入りの行に追加」、「チャネルをホームスクリーンに追加」を含み、サーバシステム１０４は、第１のフォーカス項目を選択可能なアクションのサブセットと関連付ける。タイトルテキストは、定型化されたタイトルが利用できない場合に使用される。第１のフォーカス項目は、コンテンツが広告であるか、商品化されたユニットであるか、または推奨であるかをテレビ装置１０２のユーザに強調表示するソースラベルを搬送する。クリックスルーリンクは、アプリケーション、アプリケーション内のコンテンツ、または第１のフォーカス項目に関連付けられたコマーシャルのウェブページへのリンクを含み、第１のフォーカス項目に対するクリックは、リンクの起動を自動的にもたらす。
クスルーリンク、および映像クリップのうちの１つ以上を含む。背景画像は、テキストを含まない文字の画像を含んでもよい。第１の広告主サーバに送信される第１のフォーカス項目に対する要求は、タイトルを入れるために文字の画像のどのセクションを空にしておく必要があるかを定義する。ある実施形態では、ロゴ画像が必要であるが、定型化されたフォントは任意にあり、第１のフォーカス項目に関連付けられるメディアコンテンツの一行の記述が促進される。アクションへの呼び出しは、第１のフォーカス項目のために選択可能なアクション、例えば、「今すぐ登録」、「レンタル可能」、「今すぐ視聴」、「登録が必要」、「もうすぐ劇場公開」、「アプリをお気に入りの行に追加」、「チャネルをホームスクリーンに追加」を含み、サーバシステム１０４は、第１のフォーカス項目を選択可能なアクションのサブセットと関連付ける。タイトルテキストは、定型化されたタイトルが利用できない場合に使用される。第１のフォーカス項目は、コンテンツが広告であるか、商品化されたユニットであるか、または推奨であるかをテレビ装置１０２のユーザに強調表示するソースラベルを搬送する。クリックスルーリンクは、アプリケーション、アプリケーション内のコンテンツ、または第１のフォーカス項目に関連付けられたコマーシャルのウェブページへのリンクを含み、第１のフォーカス項目に対するクリックは、リンクの起動を自動的にもたらす。
【0094】
一例では、第１のフォーカス項目は、劇場に表示されている映画の静的な広告画像を含み、第１のフォーカス項目は、チケットを購入するためのリンク３６４、および／または、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）を事前注文するためのリンク３６６を含む。ある実施形態では、静的な広告画像は、「ＤＶＤで利用可能」を示し、対応する映画のＤＶＤをレンタルするためのリンクを有する。
【0095】
ある実施形態では、複数のフォーカス項目は、放送テレビサービス、放送衛星サービス、ケーブルサービス、ＳＶＯＤコンテンツプロバイダ、または、ＡＶＯＤサービスによって提供されるメディアコンテンツ項目を強調表示するように構成された映像クリップまたは静止画像を含む。サーバシステム１０４の推奨エンジン２１２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザの多次元ユーザ活動特性２０８を特定し、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０を取得し、統合ＴＶアプリケーションを介してユーザに推奨するために強調表示されたメディアコンテンツ項目を特定する。具体的には、強調表示されたメディアコンテンツ項目は、統合ユーザインターフェイス３００のフォーカスエリア３６２においてテレビ装置１０２のユーザに提示される。強調表示されたメディアコンテンツの情報は、さらに、推奨エンジン２１２に提供されて、多次元ユーザ活動特性２０８およびその後のメディアコンテンツ項目の推奨を更新することができる。
【0096】
ある実施形態では、フォーカスエリア３６２内に順次表示される複数のフォーカス項目は、第２のフォーカス項目をさらに含み、第２のフォーカス項目は、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツ項目を強調表示するように構成された映像クリップまたは静止画像を含む。映像クリップまたは静止画像は、第２のフォーカス項目に対応するタイムスロット中に表示される。表示された映像クリップまたは静止画像に対するユーザアクションに応答して、ＴＶＯＤメディアアプリケーションが実行され、ユーザが第２のフォーカス項目に対応するメディアコンテンツ項目を注文し、および、再生することを可能にする。ある状況では、この映像クリップまたは静止画像は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザのユーザ活動特性２０８とは無関係に、対応するメディアコンテンツ項目を宣伝させるために、ＴＶＯＤコンテンツプロバイダによってスポンサー提供されるか、またはサーバシステム１０４によって選択される。
【0097】
図３を参照すると、ある実施形態では、複数のフォーカス項目は、クラスタに編成された複数の選択可能な情報項目と同時に表示される。各クラスタの選択可能な情報項目は、
第１の軸３４４に平行に分配されるが、フォーカスエリアおよび複数のクラスタは、第１の軸３４４とは異なる、統合ユーザインターフェイス３００の第２の軸３４６に沿って、分配される。フォーカスエリアは、フォーカスエリアとは別個の、かつフォーカスエリアと重ならない非フォーカスエリア上の複数の選択可能な情報項目の表示とは無関係に、統合ユーザインターフェイス３００上に固定される。すなわち、選択可能な情報が非フォーカスエリア内を移動するか、非フォーカスエリアに入るか、または、フォーカスエリアを出るかに関わらず、固定されたフォーカスエリアにフォーカス項目が表示される。ある実施形態では、複数のフォーカス項目インジケータ３６８がフォーカス項目とともに表示される。各フォーカス項目インジケータ３６８は、複数のフォーカス項目のそれぞれの１つを表す。複数のフォーカス項目の各々について、それぞれのフォーカス項目がフォーカスエリアに表示されているという判定に応じて、テレビ装置１０２は、アクティブな仕様３７０ａに従って、それぞれのフォーカス項目インジケータを表示する。テレビ装置１０２は、それぞれのフォーカス項目がフォーカスエリアに表示されていないという判定に従って、アクティブな仕様３７０ａとは異なる非アクティブな仕様３７０ｂに従って、それぞれのフォーカス項目インジケータを表示する。
第１の軸３４４に平行に分配されるが、フォーカスエリアおよび複数のクラスタは、第１の軸３４４とは異なる、統合ユーザインターフェイス３００の第２の軸３４６に沿って、分配される。フォーカスエリアは、フォーカスエリアとは別個の、かつフォーカスエリアと重ならない非フォーカスエリア上の複数の選択可能な情報項目の表示とは無関係に、統合ユーザインターフェイス３００上に固定される。すなわち、選択可能な情報が非フォーカスエリア内を移動するか、非フォーカスエリアに入るか、または、フォーカスエリアを出るかに関わらず、固定されたフォーカスエリアにフォーカス項目が表示される。ある実施形態では、複数のフォーカス項目インジケータ３６８がフォーカス項目とともに表示される。各フォーカス項目インジケータ３６８は、複数のフォーカス項目のそれぞれの１つを表す。複数のフォーカス項目の各々について、それぞれのフォーカス項目がフォーカスエリアに表示されているという判定に応じて、テレビ装置１０２は、アクティブな仕様３７０ａに従って、それぞれのフォーカス項目インジケータを表示する。テレビ装置１０２は、それぞれのフォーカス項目がフォーカスエリアに表示されていないという判定に従って、アクティブな仕様３７０ａとは異なる非アクティブな仕様３７０ｂに従って、それぞれのフォーカス項目インジケータを表示する。
【0098】
ある状況では、複数のフォーカス項目のうちの１つがフォーカスエリア３６２に表示されている間、テレビ装置１０２は、それぞれのフォーカス項目に関連付けられる予め定められた（例えば、遠隔制御装置１１４上の前ボタンまたは次ボタンをクリックする）ユーザアクションを受信する。予め定められたユーザアクションに応答して、テレビ装置１０２は、それぞれのフォーカス項目の表示を中止し、統合ユーザインターフェイスのフォーカスエリア内に、（１）それぞれのフォーカス項目に時間的順序で続く後続フォーカス項目、または（２）それぞれのフォーカス項目に時間的順序で先行する先行フォーカス項目を表示する。
【0099】
フォーカス項目は、しばしば、フォーカスエリア３６２内で更新され、その鮮度を維持する。例えば、サーバシステム１０４は、フォーカスエリア３６２に複数のフォーカス項目を時間順に順次表示した回数を決定する。サーバシステム１０４は、その回数が予め定められた閾値（例えば、２回）以上であると判定したことに応じて、複数のフォーカス項目のうちの少なくとも１つを代替のフォーカス項目に置き換える。
【0100】
さらに、ある実施形態では、サーバシステム１０４は、フォーカスエリア３６２内に順次表示されるフォーカス項目を重複排除するように構成される。複数のフォーカス項目は、第１フォーカスエリアに加えて第２フォーカス項目を含む。ミキサー１２０６は、販売モジュール１２０２、広告主１０６、および、メディア推奨エンジン２１２から選択された別個のコンテンツプロバイダからそれぞれ２つ以上のオリジナル項目を受信する。ミキサー１２０６は、販売モジュール１２０２、広告主１０６、およびメディア推奨エンジン２１２の好ましい順序に従って、２つ以上の元の項目を重複排除して、第２のフォーカス項目をもたらす。一例では、好ましい順序は、広告主１０６、販売モジュール１２０２、および、メディア推奨エンジン２１２の優先権を減少させることを定義し、これは、広告主１０６を任意の他のコンテンツソースよりも優先させる。
【0101】
ある実施形態では、フォーカスエリアに関連付けられたユーザアクションの情報は、推奨エンジン２１２、広告管理モジュール１２０８、および、フォーカスエリアに表示されたフォーカス項目を提供する販売モジュール１２０２のうちの１つに提供される。ユーザアクションの情報は、フォーカスエリアに表示された複数のフォーカス項目に関するネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザの使用者嗜好を示す情報である。推奨エンジン２１２、広告管理モジュール１２０８、および販売モジュール１２０２の各々は、使用者嗜好に基づいて、または、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２のユーザに関連付けられる複数のユーザの使用者嗜好に基づいて、当該ユーザのための１つまたは複数の
追加のフォーカス項目を決定することができる。
追加のフォーカス項目を決定することができる。
【0102】
図１３は、ある実施形態に従う、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上で（ＶＡＳＴベースの広告を含む）フォーカスコンテンツを混合する方法１３００の例示的なフロー図である。方法１３００は、サーバシステム１０４によって実行され、任意に、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、かつ、サーバシステム１０４の１つまたは複数のプロセッサによって実行される命令によって制御される。図１３に示される動作の各々は、コンピュータメモリまたは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体（例えば、図１４Ａのサーバシステム１０４のメモリ１４０６）に記憶された命令に対応し得る。当該コンピュータ可読記憶媒体は、磁気または光ディスク記憶装置、フラッシュメモリなどのソリッドステート記憶装置、または、他の不揮発性メモリ装置を含み得る。コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または、１つまたは複数のプロセッサによって解釈される他の命令フォーマットのうちの１つ以上を含み得る。方法１３００におけるいくつかの動作は組み合わされてもよく、および／または、いくつかの動作の順序が変更されてもよい。
【0103】
サーバシステム１０４は、ユーザアカウントを含む仮想ユーザドメインをホストする。ユーザアカウントは、統合ＴＶアプリケーション２０２および複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる（１３０２）。統合ＴＶアプリケーション２０２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に関連付けられ（１３０４）、テレビ装置１０２上でメディアコンテンツの表示を可能にするように構成され、複数のメディア再生アプリケーション２０４の各々は、それぞれのコンテンツプロバイダ１１０によって提供されるメディアコンテンツを表示するように構成される。統合ＴＶアプリケーション２０２は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２に統合ユーザインターフェイスを表示することができるように実行される（１３０６）。統合ユーザインターフェイス３００は、複数のフォーカス項目を表示するように構成されたフォーカスエリア３６２を有する。（タイルとも呼ばれる）複数のフォーカス項目は、例えば回転式コンベアのように、時間的順序に従ってフォーカスエリア３６２内に順次表示される（１３０８）。各フォーカス項目は、販売モジュール、広告主、および、メディア推奨エンジンから選択されたそれぞれのフォーカス項目プロバイダに関連付けられる。
【0104】
複数のフォーカス項目は、第１のフォーカス項目を含む。サーバシステム１０４は、第１の広告主サーバに第１のフォーカス項目の要求を送信する（１３１０）。当該要求は、統合ユーザインターフェイスのフォーカスエリアの複数の予め定められたユーザインターフェイス要素の情報を含む。当該要求に応答して、サーバシステム１０４は、第１の広告主サーバから、第１のフォーカス項目に関連付けられる複数のメディアコンテンツ項目を受信し（１３１２）、第１のフォーカス項目に対応するタイムスロットの間にフォーカスエリア３６２上に表示するために、複数のメディアコンテンツ項目を第１のフォーカス項目に統合する。
【0105】
図４、５、１１、および１３の各々における動作が説明された特定の順序は、単に例示的なものであり、当該説明された順序は動作が実行できる唯一の順序であることを示すものではないことを理解されたい。当業者は、本明細書に記載されたように、統合ユーザインターフェイスにおいて情報項目を表示し、コンテンツをフォーカスするための様々な方法を認識するであろう。さらに、プロセス４００，５００，１１００および１３００のうちの１つに関して説明される詳細はまた、方法４００，５００，１１００および１３００のうちの任意の他のものに類似した方法で適用可能であることに留意されたい。簡潔にするために、同様の詳細は繰り返さない。
【0106】
図１４Ａは、ある実施形態に従うメディア環境のサーバシステム１０４を示すブロック
図である。サーバシステム１０４は、典型的には、１つまたは複数の処理ユニット（ＣＰＵ）１４０２と、１つまたは複数のネットワークインターフェイス１４０４と、メモリ１４０６と、（チップセットと呼ばれることもある）これらの構成要素を相互接続するための１つまたは複数の通信バス１４０８とを含む。サーバシステム１０４は、キーボード、マウス、音声コマンド入力ユニットもしくはマイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、タッチセンサー式入力パッド、ジェスチャ捕捉カメラ、または、他の入力ボタンもしくはコントロールなどの、ユーザ入力を容易にする１つまたは複数の入力装置１４１０を含み得る。さらに、サーバシステム１０４は、キーボードを補足し、または置き換えるために、マイクロフォンおよび音声認識、または、カメラおよびジェスチャー認識を使用し得る。ある実施形態では、サーバシステム１０４は、たとえば電子装置上に印刷されたグラフィックシリーズコードの画像を取得するための、１つまたは複数のカメラ、スキャナ、またはフォトセンサユニットを含む。サーバシステム１０４はまた、１つまたは複数のスピーカ、および／または、１つまたは複数の視覚的ディスプレイを含む、ユーザインターフェイスの提示およびコンテンツの表示を可能にする１つまたは複数の出力装置１４１２を含み得る。
図である。サーバシステム１０４は、典型的には、１つまたは複数の処理ユニット（ＣＰＵ）１４０２と、１つまたは複数のネットワークインターフェイス１４０４と、メモリ１４０６と、（チップセットと呼ばれることもある）これらの構成要素を相互接続するための１つまたは複数の通信バス１４０８とを含む。サーバシステム１０４は、キーボード、マウス、音声コマンド入力ユニットもしくはマイクロフォン、タッチスクリーンディスプレイ、タッチセンサー式入力パッド、ジェスチャ捕捉カメラ、または、他の入力ボタンもしくはコントロールなどの、ユーザ入力を容易にする１つまたは複数の入力装置１４１０を含み得る。さらに、サーバシステム１０４は、キーボードを補足し、または置き換えるために、マイクロフォンおよび音声認識、または、カメラおよびジェスチャー認識を使用し得る。ある実施形態では、サーバシステム１０４は、たとえば電子装置上に印刷されたグラフィックシリーズコードの画像を取得するための、１つまたは複数のカメラ、スキャナ、またはフォトセンサユニットを含む。サーバシステム１０４はまた、１つまたは複数のスピーカ、および／または、１つまたは複数の視覚的ディスプレイを含む、ユーザインターフェイスの提示およびコンテンツの表示を可能にする１つまたは複数の出力装置１４１２を含み得る。
【0107】
メモリ１４０６は、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ、または他のランダムアクセス固体メモリ装置などの高速ランダムアクセスメモリを含み、また、任意に、１つまたは複数の磁気ディスク記憶装置、１つまたは複数の光ディスク記憶装置、１つまたは複数のフラッシュメモリ装置、または、１つまたは複数の他の不揮発性ソリッドステート記憶装置などの不揮発性メモリを含む。メモリ１４０６は、任意に、１つまたは複数の処理ユニット１４０２から遠隔に位置する１つまたは複数の記憶装置を含む。メモリ１４０６、または代替的にメモリ１４０６内の不揮発性メモリは、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含む。ある実施形態では、メモリ１４０６、またはメモリ１４０６の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、およびデータ構造、またはそれらのサブセットもしくは上位集合（superset）を記憶する：
・様々な基本的なシステムサービスを処理し、ハードウェア依存タスクを実行する手順を含むオペレーティングシステム１４１６、
・１つまたは複数のネットワークインターフェイス１４０４（有線または無線）およびインターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの１つまたは複数のネットワーク１１２を介して、サーバシステム１０４を他の装置（例えば、サーバシステム１０４内の様々なサーバ、広告ソース１０６、ＥＰＧソース１０８、メディアコンテンツソース１１０、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２、遠隔制御装置１１４、メディア装置１１４～１２６、補助装置１３８、ホームデバイス１４０、および、モバイル装置）に接続するためのネットワーク通信モジュール１４１８、
・装置プロビジョニング、装置制御、およびキャスティング装置１１８に関連付けられるユーザアカウント管理のためのサーバ側機能を提供するために実行されるキャスティング装置アプリケーション１４２０、
・メディア表示およびユーザアカウント管理のためのサーバ側機能を提供するために実行される１つまたは複数の内部メディア再生アプリケーション１４２２（たとえば、YouTubeおよびGoogle Play）、
・インターネット検索エンジン、マッピングアプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、小売業者アプリケーション、および、対応する補助装置１３８またはホームデバイス１４０の装置プロビジョニング、装置制御、データ処理、およびデータレビューのためのサーバ側機能を提供するように実行される装置アプリケーション、のうちの１つまたは複数を含む１つまたは複数のユーザアプリケーション１４２４、
・ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の装置プロビジョニング、装置制御、データ処理、およびデータレビューのためのサーバ側機能を提供するように実行されるサーバ側ＴＶアプリケーション１３４、
・ユーザアカウントに関連付けられたメディア再生アプリケーションおよびユーザアプリケーションから活動データを収集し、収集された活動データに基づいて多次元統合ユーザ活動特性２０８を計算し、メディア再生アプリケーション２０４に関連付けられた（重複排除された、または重複しない）番組情報を収集するために実行される知識グラフエンジン１３０、
・統合ＴＶアプリケーション２０２を介してユーザに推奨するための一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを識別するために、ユーザ活動特性２０８と複数の一意の番組についての番組情報２１０とを比較するように実行される推奨エンジン２１２、
・個々のユーザアカウントのユーザ活動特性２０８とは無関係にメディアコンテンツを宣伝するように選択されたフォーカス項目を提供するために実行される販売モジュール１２０２、
・内部の広告プロバイダ１２０４または外部の広告ソース１０６によって提供される広告コンテンツを管理するために実行され、例えばカスタマイズされたＶＡＳＴフォーマットに従って、統合ユーザインターフェイス３０００のフォーカスエリア３６２内に表示するために外部の広告ソース１０６から受信したメディアコンテンツ項目をカスタマイズするために実行される広告変換モジュールを含む広告管理モジュール１２０８、
・時間的順序に従って、２つ以上のコンテンツソース（例えば、推奨エンジン２１２、販売モジュール１２０２、および広告プロバイダ１２０４または１０６）によって提供される複数のフォーカス項目を順次混合するように実行される（フォーカス項目集約モジュールとも呼ばれる）ミキサー１２０６、
・サーバ側ＴＶアプリケーション１３４またはキャスティングサービスモジュール１３６から検索クエリを受信し、メディアコンテンツソース１１０によって提供される番組またはコンテンツ項目の番組情報から１つまたは複数のメディアコンテンツ項目を識別するように実行されるメディア検索エンジン２２２、
・ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上のメディア表示の制御に関連付けられる以下のデータを少なくとも記憶するサーバシステムデータ１４４０、
・１つまたは複数のユーザアカウントのアカウント設定およびユーザアカウントの各々に関連付けられ、サーバシステム１０４によって管理される装置およびアプリケーションの設定を記憶するためのユーザアカウント設定１４４２であって、さらに以下を含む：
・共通の装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など）、および、対応する統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられる（アカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、視聴履歴データのうちの１つまたは複数を含む）情報を含む、テレビ装置１０２に関連付けられる情報を記憶するためのテレビ装置設定１４４４、
・アカウントアクセス情報、装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など。）のための情報のうちの１つ以上を含む、キャスティング装置１１８に関連付けられる情報およびキャスティング装置アプリケーション１４２０のユーザアカウントを格納するためのキャスティング装置設定１４４６、
・アカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、視聴履歴データの１つまたは複数を含む、１つまたは複数のメディア再生アプリケーション２０４のユーザアカウントに関連付けられた情報を記憶するためのメディア再生アプリケーション設定１４４８、
・１つまたは複数の遠隔制御装置１１４に関連付けられる情報、例えば、共通の装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など）、個々のボタンにリンクされたメディア制御機能、および、メディアコンテンツ機能の各々を実施するためのコマンドおよびデータ、を記憶するための遠隔制御設定１４５０、
・サーバシステム１０４によって管理される１つまたは複数のユーザアカウントの情報、および、１つまたは複数のユーザアカウントの各々に関連付けられるユーザ装置およびアプリケーションの情報を記憶するための装置およびアプリケーションレジストリ１５０、
・サーバシステム１０４によって管理されるユーザアカウントの各々に関連付けられる複数の装置の様々なアプリケーションによって生成されるデータ、例えば、テレビ装置１０２に現在表示されているメディアコンテンツに関連付けられる表示情報を記憶するためのユーザアカウントデータ１４５４、
・統合ＴＶアプリケーション２０２、メディア再生アプリケーション２０４、およびユーザアプリケーション１４２４の活動データ１４５８、当該活動データから導出される多次元統合ユーザ活動特性２０８、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０の１つまたは複数を含む、サーバシステム１０４によって実施される知識グラフエンジン１３０に関連付けられる知識グラフデータ１４５６、
・テレビ装置１０２に表示されるメディアコンテンツを制御するために、統合ＴＶアプリケーション２０２によって適用される１つまたは複数のコンテンツ選択基準１４６０。
・様々な基本的なシステムサービスを処理し、ハードウェア依存タスクを実行する手順を含むオペレーティングシステム１４１６、
・１つまたは複数のネットワークインターフェイス１４０４（有線または無線）およびインターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの１つまたは複数のネットワーク１１２を介して、サーバシステム１０４を他の装置（例えば、サーバシステム１０４内の様々なサーバ、広告ソース１０６、ＥＰＧソース１０８、メディアコンテンツソース１１０、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２、遠隔制御装置１１４、メディア装置１１４～１２６、補助装置１３８、ホームデバイス１４０、および、モバイル装置）に接続するためのネットワーク通信モジュール１４１８、
・装置プロビジョニング、装置制御、およびキャスティング装置１１８に関連付けられるユーザアカウント管理のためのサーバ側機能を提供するために実行されるキャスティング装置アプリケーション１４２０、
・メディア表示およびユーザアカウント管理のためのサーバ側機能を提供するために実行される１つまたは複数の内部メディア再生アプリケーション１４２２（たとえば、YouTubeおよびGoogle Play）、
・インターネット検索エンジン、マッピングアプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、小売業者アプリケーション、および、対応する補助装置１３８またはホームデバイス１４０の装置プロビジョニング、装置制御、データ処理、およびデータレビューのためのサーバ側機能を提供するように実行される装置アプリケーション、のうちの１つまたは複数を含む１つまたは複数のユーザアプリケーション１４２４、
・ネットワーク接続されたテレビ装置１０２の装置プロビジョニング、装置制御、データ処理、およびデータレビューのためのサーバ側機能を提供するように実行されるサーバ側ＴＶアプリケーション１３４、
・ユーザアカウントに関連付けられたメディア再生アプリケーションおよびユーザアプリケーションから活動データを収集し、収集された活動データに基づいて多次元統合ユーザ活動特性２０８を計算し、メディア再生アプリケーション２０４に関連付けられた（重複排除された、または重複しない）番組情報を収集するために実行される知識グラフエンジン１３０、
・統合ＴＶアプリケーション２０２を介してユーザに推奨するための一意の番組２１４の順序付けられたサブセットを識別するために、ユーザ活動特性２０８と複数の一意の番組についての番組情報２１０とを比較するように実行される推奨エンジン２１２、
・個々のユーザアカウントのユーザ活動特性２０８とは無関係にメディアコンテンツを宣伝するように選択されたフォーカス項目を提供するために実行される販売モジュール１２０２、
・内部の広告プロバイダ１２０４または外部の広告ソース１０６によって提供される広告コンテンツを管理するために実行され、例えばカスタマイズされたＶＡＳＴフォーマットに従って、統合ユーザインターフェイス３０００のフォーカスエリア３６２内に表示するために外部の広告ソース１０６から受信したメディアコンテンツ項目をカスタマイズするために実行される広告変換モジュールを含む広告管理モジュール１２０８、
・時間的順序に従って、２つ以上のコンテンツソース（例えば、推奨エンジン２１２、販売モジュール１２０２、および広告プロバイダ１２０４または１０６）によって提供される複数のフォーカス項目を順次混合するように実行される（フォーカス項目集約モジュールとも呼ばれる）ミキサー１２０６、
・サーバ側ＴＶアプリケーション１３４またはキャスティングサービスモジュール１３６から検索クエリを受信し、メディアコンテンツソース１１０によって提供される番組またはコンテンツ項目の番組情報から１つまたは複数のメディアコンテンツ項目を識別するように実行されるメディア検索エンジン２２２、
・ネットワーク接続されたテレビ装置１０２上のメディア表示の制御に関連付けられる以下のデータを少なくとも記憶するサーバシステムデータ１４４０、
・１つまたは複数のユーザアカウントのアカウント設定およびユーザアカウントの各々に関連付けられ、サーバシステム１０４によって管理される装置およびアプリケーションの設定を記憶するためのユーザアカウント設定１４４２であって、さらに以下を含む：
・共通の装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など）、および、対応する統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられる（アカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、視聴履歴データのうちの１つまたは複数を含む）情報を含む、テレビ装置１０２に関連付けられる情報を記憶するためのテレビ装置設定１４４４、
・アカウントアクセス情報、装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など。）のための情報のうちの１つ以上を含む、キャスティング装置１１８に関連付けられる情報およびキャスティング装置アプリケーション１４２０のユーザアカウントを格納するためのキャスティング装置設定１４４６、
・アカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、視聴履歴データの１つまたは複数を含む、１つまたは複数のメディア再生アプリケーション２０４のユーザアカウントに関連付けられた情報を記憶するためのメディア再生アプリケーション設定１４４８、
・１つまたは複数の遠隔制御装置１１４に関連付けられる情報、例えば、共通の装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など）、個々のボタンにリンクされたメディア制御機能、および、メディアコンテンツ機能の各々を実施するためのコマンドおよびデータ、を記憶するための遠隔制御設定１４５０、
・サーバシステム１０４によって管理される１つまたは複数のユーザアカウントの情報、および、１つまたは複数のユーザアカウントの各々に関連付けられるユーザ装置およびアプリケーションの情報を記憶するための装置およびアプリケーションレジストリ１５０、
・サーバシステム１０４によって管理されるユーザアカウントの各々に関連付けられる複数の装置の様々なアプリケーションによって生成されるデータ、例えば、テレビ装置１０２に現在表示されているメディアコンテンツに関連付けられる表示情報を記憶するためのユーザアカウントデータ１４５４、
・統合ＴＶアプリケーション２０２、メディア再生アプリケーション２０４、およびユーザアプリケーション１４２４の活動データ１４５８、当該活動データから導出される多次元統合ユーザ活動特性２０８、複数のメディア再生アプリケーション２０４に関連付けられる番組情報２１０の１つまたは複数を含む、サーバシステム１０４によって実施される知識グラフエンジン１３０に関連付けられる知識グラフデータ１４５６、
・テレビ装置１０２に表示されるメディアコンテンツを制御するために、統合ＴＶアプリケーション２０２によって適用される１つまたは複数のコンテンツ選択基準１４６０。
【0108】
上記で識別された要素の各々は、前述のメモリ装置のうちの１つまたは複数に記憶され得、上記で説明された機能を実行するための命令のセットに対応する。上記で識別されたモジュールまたはプログラム（すなわち、命令のセット）は、別個のソフトウェアプログラム、手順、モジュール、またはデータ構造として実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態で組み合わされるか、またはそうでなければ再編成され得る。ある実施形態では、メモリ１４０６は、任意に、上で識別されたモジュールおよびデータ構造のサブセットを記憶する。さらに、メモリ１４０６は、任意に、上で説明されない追加のモジュールおよびデータ構造を記憶する。
【0109】
図１４Ｂは、ある実施形態に従う、サーバシステム１０４によって管理される１つまたは複数のユーザアカウントの情報と、１つまたは複数のユーザアカウントの各々に関連付けられるユーザ装置およびアプリケーションの情報とを記憶する、サーバシステム１０４の例示的な装置およびアプリケーションレジストリ１５０である。この例では、ユーザアカウント１４８２は、電子メールアドレス（たとえば、abc@gmail.com）に従って定義さ
れ、キャスティング装置１１８（たとえば、Googleクロームキャスト）、監視カメラ１４８（たとえば、Ｎｅｓｔカメラ）、および遠隔制御装置１１４を含む複数のユーザ装置に関連付けられる。装置およびアプリケーションレジストリ１５０は、ユーザアカウントに関連付けられた各ユーザ装置について、装置識別子（ＩＤ）、装置タイプ、装置製造者ＩＤおよびインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスのうちの１つまたは複数を記憶する。装置ＩＤは、ユーザ装置がユーザアカウント１４８２にリンクされるとき、ユーザ装置に割り当てられる。当該製造者ＩＤは、メーカがユーザ装置を一意に識別するために提供した製品シリアル番号を含む。各ユーザ装置がユーザアカウント１４８２にリンクされると、それぞれの製造者ＩＤがそれぞれのユーザ装置を認証するために要求される。ユーザ装置のＩＰアドレスは、インターネット内のユーザ装置の位置を追跡するために適用される。これらは、ユーザ装置をユーザアカウント１４８２にリンクする過程で取得され、ユーザ装置の場所がインターネット内で変更されると更新される。
れ、キャスティング装置１１８（たとえば、Googleクロームキャスト）、監視カメラ１４８（たとえば、Ｎｅｓｔカメラ）、および遠隔制御装置１１４を含む複数のユーザ装置に関連付けられる。装置およびアプリケーションレジストリ１５０は、ユーザアカウントに関連付けられた各ユーザ装置について、装置識別子（ＩＤ）、装置タイプ、装置製造者ＩＤおよびインターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスのうちの１つまたは複数を記憶する。装置ＩＤは、ユーザ装置がユーザアカウント１４８２にリンクされるとき、ユーザ装置に割り当てられる。当該製造者ＩＤは、メーカがユーザ装置を一意に識別するために提供した製品シリアル番号を含む。各ユーザ装置がユーザアカウント１４８２にリンクされると、それぞれの製造者ＩＤがそれぞれのユーザ装置を認証するために要求される。ユーザ装置のＩＰアドレスは、インターネット内のユーザ装置の位置を追跡するために適用される。これらは、ユーザ装置をユーザアカウント１４８２にリンクする過程で取得され、ユーザ装置の場所がインターネット内で変更されると更新される。
【0110】
ある実施形態では、ユーザアカウント１４８２に関連付けられた第１のユーザ装置は、ユーザアカウント１４８２に関連付けられた第２のユーザ装置にリンクされる。例えば、遠隔制御装置１１４（装置ＩＤ＝１０）は、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２（装置ＩＤ＝１１）にリンクされるが、キャスティング装置１１８（装置ＩＤ＝１）にはリンクされない。ある実施形態では、ユーザアカウント１４８２は、２つ以上の遠隔制御装置１１４を含み、遠隔制御装置１１４の各々は、特定のネットワーク接続されたテレビ装置１０２またはキャスティング装置１１８に一意にリンクされる。ある実施形態では、ユーザアカウント１４８２は、予め定められたリンク規則に従って（例えば、遠隔制御装置１１４の、２つ以上のキャスティングまたはテレビ装置のいずれか１つまでの距離に従って）、２つ以上のキャスティング、または、テレビ装置にリンクされる１つの遠隔制御装
置１１４を含む。
置１１４を含む。
【0111】
ある実施形態では、電子メールアドレス（たとえば、abc@gmail.com）に従って定義さ
れるユーザアカウント１４８２はまた、統合ＴＶアプリケーション２０２、複数のメディア再生アプリケーション２０４、および、複数のユーザアプリケーション１４２４に関連付けられる。メディア再生アプリケーション２０４の各々は、ブロードキャストサービス（テレビ、衛星、またはケーブル）およびＶＯＤコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツ項目または番組を表示するように構成される。ＶＯＤコンテンツプロバイダは、任意に、サーバシステム１０４またはサーバシステム１０４とは異なるサードパーティーのコンテンツプロバイダである。メディア再生アプリケーション２０４の例は、YouTube、Google Play、Netflix、Hulu、Amazon Prime、HBO、およびいくつかのＴＶチャネルアプリケーション（例えば、ＥＳＰＮ、ＮＢＣ、ＡＢＣおよびＰＢＳ）を含むが、これらに限定されない。逆に、複数のユーザアプリケーション１４２４の例は、電子メールアプリケーション（例えば、Google Gmail）、地図アプリケーション（例えば、Google Map）、補助アプリケーション（例えば、Google Assistance）、ホームデバイスアプリケーション（例えば、Nestカメラ、Ｎｅｓｔハロー）、および、オンライン小売店アプリケーション（例えば、Google Ｓｈｏｐｐｉｎｇ）を含む。任意に、各メディアプレイヤーまたはユーザアプリケーションは、アプリケーション識別子（ＩＤ）、アプリケーションタイプ、これがファーストパーティアプリケーションであるかサードパーティーアプリケーションであるかを示すフラグ、および資格／サブスクリプション情報（例えば、メンバーシップタイプ、クレデンシャル）のうちの１つまたは複数とともに記憶される。
れるユーザアカウント１４８２はまた、統合ＴＶアプリケーション２０２、複数のメディア再生アプリケーション２０４、および、複数のユーザアプリケーション１４２４に関連付けられる。メディア再生アプリケーション２０４の各々は、ブロードキャストサービス（テレビ、衛星、またはケーブル）およびＶＯＤコンテンツプロバイダによって提供されるメディアコンテンツ項目または番組を表示するように構成される。ＶＯＤコンテンツプロバイダは、任意に、サーバシステム１０４またはサーバシステム１０４とは異なるサードパーティーのコンテンツプロバイダである。メディア再生アプリケーション２０４の例は、YouTube、Google Play、Netflix、Hulu、Amazon Prime、HBO、およびいくつかのＴＶチャネルアプリケーション（例えば、ＥＳＰＮ、ＮＢＣ、ＡＢＣおよびＰＢＳ）を含むが、これらに限定されない。逆に、複数のユーザアプリケーション１４２４の例は、電子メールアプリケーション（例えば、Google Gmail）、地図アプリケーション（例えば、Google Map）、補助アプリケーション（例えば、Google Assistance）、ホームデバイスアプリケーション（例えば、Nestカメラ、Ｎｅｓｔハロー）、および、オンライン小売店アプリケーション（例えば、Google Ｓｈｏｐｐｉｎｇ）を含む。任意に、各メディアプレイヤーまたはユーザアプリケーションは、アプリケーション識別子（ＩＤ）、アプリケーションタイプ、これがファーストパーティアプリケーションであるかサードパーティーアプリケーションであるかを示すフラグ、および資格／サブスクリプション情報（例えば、メンバーシップタイプ、クレデンシャル）のうちの１つまたは複数とともに記憶される。
【0112】
図１５は、ある実施形態に従う、メディア再生アプリケーション２０４によって提供される統合ユーザインターフェイスおよびメディアコンテンツを表示するように構成された例示的なネットワーク接続されたテレビ装置１０２を示すブロック図である。ネットワーク接続されたテレビ装置１０２は、典型的には、１つまたは複数の処理ユニット（ＣＰＵ）１５０２と、１つまたは複数のネットワークインターフェイス１５０４と、メモリ１５０６と、（チップセットと呼ばれることもある）これらの構成要素を相互接続するための１つまたは複数の通信バス１５０８とを含む。メモリ１５０６は、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ、または他のランダムアクセスソリッドステートメモリ装置などの高速ランダムアクセスメモリを含み、また、任意に、１つまたは複数の磁気ディスク記憶装置、１つまたは複数の光ディスク記憶装置、１つまたは複数のフラッシュメモリ装置、または、１つまたは複数の他の不揮発性ソリッドステート記憶装置などの不揮発性メモリを含む。メモリ１５０６は、任意に、１つまたは複数の処理ユニット１５０２から遠隔に位置する１つまたは複数の記憶装置を含む。メモリ１５０６、またはメモリ１５０６内の不揮発性メモリは、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含む。テレビ装置１０２は、入力ボタンまたはコントロールなどのユーザ入力を容易にする１つまたは複数の入力装置１５１０を含むことができる。さらに、テレビ装置１０２は、ボタンを補うか、または置き換えるために、マイクロフォンおよび音声認識、またはカメラおよびジェスチャー認識を使用することができる。テレビ装置１０２はまた、スピーカおよび／または視覚的ディスプレイを含む、ユーザインターフェイスの提示およびコンテンツの表示を可能にする１つまたは複数の出力装置１５１２を含み得る。
【0113】
ある実施形態では、メモリ１５０６、または、メモリ１５０６の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール、およびデータ構造、またはそれらのサブセットもしくはスーパーセットを記憶する：
・様々な基本的なシステムサービスを処理し、ハードウェア依存タスクを実行する手順を含むオペレーティングシステム１５１４、
・１つまたは複数のネットワークインターフェイス１５０４（有線または無線）、および、インターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリ
タンエリアネットワーク、ケーブルテレビシステム、衛星テレビシステム、ＩＰＴＶシステムなどのような１つまたは複数のネットワーク１１２を介して、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２を、他のコンピュータまたはシステム（例えば、サーバシステム１０４、メディアコンテンツソース１１０、遠隔制御装置１１４）に接続するためのネットワーク通信モジュール１５１６、
・推奨メディアコンテンツを統合ユーザインターフェイス３００に提示して、推奨メディアコンテンツのユーザ選択に応答してメディアコンテンツソース２０４によって提供されるメディアコンテンツを再生するための統合ＴＶアプリケーション２０２、
・各々がそれぞれのメディアコンテンツソース１１０に対応し、対応するメディア再生アプリケーション２０４を迂回してそれぞれのメディアコンテンツソースによって提供されるメディアコンテンツ項目を再生するように呼び出される複数のメディア受信機モジュール９０４を含む、コンテンツ選択基準に従って選択されたメディアコンテンツ項目を再生するための制限モードで統合ＴＶアプリケーション２０２によって呼び出されるように構成されたローカルのコンテンツキャスティングアプリケーション９０２、
・対応するメディアコンテンツソース１１０に関連付けられた、メディア表示およびユーザアカウント管理のための装置側機能を提供するように実行されるメディア再生アプリケーション２０４、
・少なくとも、テレビ装置１０２上のメディア表示の制御に関連付けられる、以下を含むデータを記憶する装置データ１５２６、
・口座アクセス情報、装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など）のための情報、および、自動メディア表示制御のための情報のうちの１つまたは複数を含む、キャスティング装置アプリケーションのユーザ口座に関連付けられる情報を記憶するためのキャスティング設定１５２８、
・アカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、視聴履歴データの１つまたは複数を含む、メディア再生アプリケーション２０４のユーザアカウントに関連付けられる情報を記憶するメディア再生アプリケーション設定１５３０、
・１つまたは複数のアカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられる視聴履歴データを含む、統合ＴＶアプリケーション２０２のユーザアカウントに関連付けられる情報を記憶するための統合ＴＶアプリケーション設定１５３２。
・様々な基本的なシステムサービスを処理し、ハードウェア依存タスクを実行する手順を含むオペレーティングシステム１５１４、
・１つまたは複数のネットワークインターフェイス１５０４（有線または無線）、および、インターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリ
タンエリアネットワーク、ケーブルテレビシステム、衛星テレビシステム、ＩＰＴＶシステムなどのような１つまたは複数のネットワーク１１２を介して、ネットワーク接続されたテレビ装置１０２を、他のコンピュータまたはシステム（例えば、サーバシステム１０４、メディアコンテンツソース１１０、遠隔制御装置１１４）に接続するためのネットワーク通信モジュール１５１６、
・推奨メディアコンテンツを統合ユーザインターフェイス３００に提示して、推奨メディアコンテンツのユーザ選択に応答してメディアコンテンツソース２０４によって提供されるメディアコンテンツを再生するための統合ＴＶアプリケーション２０２、
・各々がそれぞれのメディアコンテンツソース１１０に対応し、対応するメディア再生アプリケーション２０４を迂回してそれぞれのメディアコンテンツソースによって提供されるメディアコンテンツ項目を再生するように呼び出される複数のメディア受信機モジュール９０４を含む、コンテンツ選択基準に従って選択されたメディアコンテンツ項目を再生するための制限モードで統合ＴＶアプリケーション２０２によって呼び出されるように構成されたローカルのコンテンツキャスティングアプリケーション９０２、
・対応するメディアコンテンツソース１１０に関連付けられた、メディア表示およびユーザアカウント管理のための装置側機能を提供するように実行されるメディア再生アプリケーション２０４、
・少なくとも、テレビ装置１０２上のメディア表示の制御に関連付けられる、以下を含むデータを記憶する装置データ１５２６、
・口座アクセス情報、装置設定（例えば、サービス層、装置モデル、記憶容量、処理能力、通信能力など）のための情報、および、自動メディア表示制御のための情報のうちの１つまたは複数を含む、キャスティング装置アプリケーションのユーザ口座に関連付けられる情報を記憶するためのキャスティング設定１５２８、
・アカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、視聴履歴データの１つまたは複数を含む、メディア再生アプリケーション２０４のユーザアカウントに関連付けられる情報を記憶するメディア再生アプリケーション設定１５３０、
・１つまたは複数のアカウントアクセス情報、メディアコンテンツタイプのユーザの好み、および、統合ＴＶアプリケーション２０２に関連付けられる視聴履歴データを含む、統合ＴＶアプリケーション２０２のユーザアカウントに関連付けられる情報を記憶するための統合ＴＶアプリケーション設定１５３２。
【0114】
上記で識別された要素の各々は、前述のメモリ装置のうちの１つまたは複数に記憶され得、上記で説明された機能を実行するための命令のセットに対応する。上記で識別されたモジュールまたはプログラム（すなわち、命令のセット）は、別個のソフトウェアプログラム、手順、モジュール、またはデータ構造として実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態で組み合わされるか、またはそうでなければ再編成され得る。ある実施形態では、メモリ１５０６は、任意に、上で識別されたモジュールおよびデータ構造のサブセットを記憶する。さらに、メモリ１５０６は、任意に、上で説明されない追加のモジュールおよびデータ構造を記憶する。
【0115】
また、第１、第２などの用語は、いくつかの例では、様々な要素を説明するために本明細書で使用されるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。これらの用語は、１つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、様々に説明される実施形態の範囲から逸脱することなく、第１の種類の音声特徴を第２の種類の音声特徴と呼ぶことができ、同様に、第２の種類の音声特徴を第１の種類の音声特徴と呼ぶことができる。第１のタイプの音声特徴および第２のタイプの音声特徴は、両方ともタイプの音声特徴であるが、それらは同じタイプの音声特徴ではない。
【0116】
本明細書で説明される様々な実施形態の説明において使用される専門用語は、特定の実
施形態を説明することのみを目的とし、限定することを意図されない。様々に記載された実施形態および添付の特許請求の範囲の説明において使用されるように、単数形「ａ」、「ａｎ」および「ｔｈｅ」は、文脈が明確にそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される「および／または」という用語は、関連付けられる列挙された項目のうちの１つまたは複数の任意のおよび全ての可能な組み合わせを指し、それらを包含することも理解されよう。本明細書で使用される場合、「含む」、「含み」、「備える」、および／または「備え」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および／または、構成要素の存在を特定するが、１つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および／またはそのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されるであろう。
施形態を説明することのみを目的とし、限定することを意図されない。様々に記載された実施形態および添付の特許請求の範囲の説明において使用されるように、単数形「ａ」、「ａｎ」および「ｔｈｅ」は、文脈が明確にそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される「および／または」という用語は、関連付けられる列挙された項目のうちの１つまたは複数の任意のおよび全ての可能な組み合わせを指し、それらを包含することも理解されよう。本明細書で使用される場合、「含む」、「含み」、「備える」、および／または「備え」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および／または、構成要素の存在を特定するが、１つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および／またはそのグループの存在または追加を排除しないことがさらに理解されるであろう。
【0117】
本明細書で使用されるように、用語「ｉｆ」は、任意に、文脈に応じて、「・・・するとき」または「・・・すると」または「決定に応答して」または「検出に応答して」または「・・・という決定に従って」を意味すると解釈される。同様に、「決定される場合」または「［述べられた条件または事象］が検出される場合」という表現は、任意に、文脈に応じて、「決定すると」または「決定することに応答して」または「予め定められた条件または事象を検出することに応答して」または「予め定められた条件または事象を検出することに応答して」または「予め定められた条件または事象が検出されたとの判定に従って」を意味すると解釈される。
【0118】
様々な図面は特定の順序でいくつかの論理ステージを示すが、順序に依存しないステージは順序変更されてもよく、他のステージは組み合わされてもよく、または分解されてもよい。いくつかの並べ替えまたは他のグループ化が具体的に言及されるが、他のものは、当業者には明白であり、したがって、本明細書で提示される順序付けおよびグループ化は、代替物の網羅的なリストではない。さらに、当該ステージは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得ることを認識されたい。
【0119】
上記の説明は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して説明してきた。しかしながら、上記の例示的な説明は、網羅的であること、または特許請求の範囲を開示された正確な形態に限定することを意図していない。上記の教示を考慮して、多くの修正および変形が可能である。実施形態は、特許請求の範囲の基礎となる原理およびそれらの実用的な用途を最良に説明し、それによって、他の当業者が、企図される特定の用途に適するように、様々な修正を伴う実施形態を最良に使用できるようにするために選択された。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15】