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  • 特許-内視鏡モジュール 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】内視鏡モジュール
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/00 20060101AFI20241119BHJP
   A61B 1/06 20060101ALI20241119BHJP
   A61B 1/05 20060101ALI20241119BHJP
   A61B 1/04 20060101ALI20241119BHJP
【FI】
A61B1/00 715
A61B1/06 531
A61B1/05
A61B1/04 530
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023166108
(22)【出願日】2023-09-27
(65)【公開番号】P2024080604
(43)【公開日】2024-06-13
【審査請求日】2023-09-27
(31)【優先権主張番号】111146464
(32)【優先日】2022-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】509032070
【氏名又は名称】群光電子股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】許 正龍
【審査官】増渕 俊仁
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/070634(WO,A1)
【文献】国際公開第2011/055640(WO,A1)
【文献】国際公開第2007/125918(WO,A1)
【文献】国際公開第2006/001377(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00-1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の表面を有する本体と、それぞれ前記第1の表面に接続され、その間に空間が定義される複数の延出部と、を含む非金属主体と、
それぞれ前記複数の延出部のうちの対応する一方の前記第1の表面から遠い側に設けられ、それぞれ複数の発光装置のうちの対応する一方の前記第1の表面から遠い側に位置する光出射面を有する複数の発光装置と、
少なくとも一部が前記空間に位置し、前記第1の表面に接続され、撮像装置の前記第1の表面から遠い側に位置する光透過面を有する撮像装置と、
を備える内視鏡モジュール。
【請求項2】
前記光透過面と複数の前記光出射面とは、互いに面一である請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項3】
前記複数の延出部はそれぞれ延出方向に沿って延びて柱状になり、前記複数の延出部のそれぞれは横断面を有し、前記延出方向は前記横断面と前記第1の表面に垂直であり、前記複数の発光装置のそれぞれの前記延出方向に沿った投影は複数の前記横断面のうちの対応する一方よりも小さい請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項4】
前記本体と前記複数の延出部とは、一体成形構造である請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項5】
前記非金属主体は、プラスチックの材質である請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項6】
前記撮像装置と前記複数の延出部とは、互いに離間する請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項7】
前記複数の発光装置のそれぞれは、
光源と、
前記光源がコロイドと前記第1の表面との間に接続され、前記光出射面は前記コロイドの前記光源から遠い側に位置し、前記光源は、前記コロイドに向かって光を射出するように配置され、前記光が前記光出射面を通って前記コロイドから離れるコロイドと、
を含む請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項8】
複数の前記コロイドのそれぞれは、アレルギー防止ゲルである請求項7に記載の内視鏡モジュール。
【請求項9】
前記本体は、複数の貫通穴と、対向する第2の表面及び第3の表面とを有し、前記第1の表面は前記第2の表面と前記第3の表面との間に接続され、前記複数の貫通穴は前記第2の表面と前記第3の表面を貫通し、
前記非金属主体は、
前記第2の表面に設けられ、前記撮像装置と前記複数の発光装置を接続する複数の第1の配線と、
前記第3の表面に設けられ、前記撮像装置と前記複数の発光装置を接続する複数の第2の配線と、
前記複数の貫通穴に位置し、それぞれ複数の前記第1の配線のうちの一方及び複数の前記第2の配線のうちの対応する一方に接続される複数の導電柱と、
を更に含む請求項1に記載の内視鏡モジュール。
【請求項10】
前記非金属主体は、
前記第3の表面に設けられ、複数の前記第2の配線に接続される複数の導電パッドを更に含み、
前記内視鏡モジュールは、
前記第2の表面に設けられ、複数の前記第1の配線に接続される少なくとも1つのコンデンサを更に含む請求項9に記載の内視鏡モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の医学の継続的な進歩に伴い、人々の医療レベルに対する要求もますます高まっている。実際的には、多様な薬物の開発だけでなく、手術の効率及び安全性も注目されている部分である。
【0003】
例としては、手術中に、人体内に入れられて使用される医療装置については、装置の体積が小さいほど好ましく、また、医療事故の発生を避けるために、高精度のサイズを有することが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的の一つは、内視鏡モジュールの構造強度を効果的に強化することができ、且つ撮像装置の光透過面と発光装置の光出射面とが簡単且つ容易に互いに面一となるように、正確なサイズを達成することができる内視鏡モジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態によれば、第1の表面を有する本体と、それぞれ第1の表面に接続され、その間に空間が定義される複数の延出部と、を含む非金属主体と、それぞれ延出部のうちの対応する一方の第1の表面から遠い側に設けられ、それぞれ発光装置のうちの対応する一方の第1の表面から遠い側に位置する光出射面を有する複数の発光装置と、少なくとも一部が前記空間に位置し、第1の表面に接続され、撮像装置の第1の表面から遠い側に位置する光透過面を有する撮像装置と、を備える内視鏡モジュールを提供する。
【0006】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記光透過面と光出射面とは、互いに面一である。
【0007】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記延出部はそれぞれ延出方向に沿って延びて柱状になり、延出部のそれぞれは横断面を有し、延出方向は横断面と第1の表面に垂直であり、発光装置のそれぞれの延出方向に沿った投影は横断面のうちの対応する一方よりも小さい。
【0008】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記本体と延出部とは、一体成形構造である。
【0009】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記非金属主体は、プラスチックの材質である。
【0010】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記撮像装置と延出部とは、互いに離間する。
【0011】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記発光装置のそれぞれは、光源とコロイドとを含み、光源がコロイドと第1の表面との間に接続され、光出射面はコロイドの光源から遠い側に位置し、光源は、コロイドに向かって光を射出するように配置され、光が光出射面を通ってコロイドから離れる。
【0012】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記コロイドのそれぞれは、アレルギー防止ゲルである。
【0013】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記本体は、複数の貫通穴と、対向する第2の表面及び第3の表面と、を有し、第1の表面は第2の表面と第3の表面との間に接続され、貫通穴は第2の表面と第3の表面を貫通し、非金属主体は、第2の表面に設けられ、撮像装置と発光装置を接続する複数の第1の配線と、第3の表面に設けられ、撮像装置と発光装置を接続する複数の第2の配線と、貫通穴に位置し、それぞれ第1の配線のうちの一方及び第2の配線のうちの対応する一方に接続される複数の導電柱と、を更に含む。
【0014】
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記非金属主体は、第3の表面に設けられ、第2の配線に接続される複数の導電パッドを更に含み、内視鏡モジュールは、第2の表面に設けられ、第1の配線に接続される少なくとも1つのコンデンサを更に含む。
【0015】
本発明の上記実施形態は、少なくとも以下の利点を有する。
【0016】
(1)本体と延出部とが一体成形構造であるため、非金属主体の構造強度は、効果的に強化されることができる。また、非金属主体は、レーザー直接成形又は射出成形で製造されることができるため、正確なサイズに達することができる。
【0017】
(2)撮像装置の延出方向に沿った長さ、コロイドの延出方向に沿った長さ及び光源の延出方向に沿った長さが分かると、使用者は、レーザー直接成形又は射出成形で非金属主体を製造することができるので、延出部に適切且つ正確な長さを持たせることで、撮像装置及び発光装置を非金属主体に取り付けた後、撮像装置の光透過面と発光装置の光出射面とは、互いに面一であることは可能になる。
【0018】
(3)第1の配線が本体の第2の表面に設けられ、第2の配線が本体の第3の表面に設けられることで、空間をよりよく利用することに加えて、線幅・線間距離等の関連する問題を効果的に避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態による内視鏡モジュールを示す斜視模式図である。
図2図1の線分A-Aに沿った断面図である。
図3図1の線分B-Bに沿った断面図である。
図4図2図3の非金属主体の斜視下面図であり、コロイドが示されていない。
図5図2図3の非金属主体の斜視上面図であり、コロイドが示されていない。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面で本発明の複数の実施例を開示し、明らかに説明するために、多くの実務上の細部を下記の叙述で合わせて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実務上の細部が、本発明を制限するためのものではない。つまり、本発明の一部の実施例においては、これらの実務上の細部は、必要ないものである。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造及び素子は、図面において簡単で模式的に示され、全図面において、同じ符号は、同様又は類似の素子を示す。且つ、実施が可能であれば、異なる実施例の特徴は交互に適用することができる。
【0021】
特に定義がない限り、本明細書で使用されているすべての用語(技術と科学用語を含む)には通常の意味があり、その意味は当業者にとって理解されることができる。更に、上記の用語の一般的によく使用されている辞書での定義は、本明細書の内容では本発明の関連分野と一致する意味として解釈されるべきである。特に明確な定義がない限り、これらの用語は理想化又は正式すぎる意味とは解釈されない。
【0022】
図1~2を参照されたい。図1は本発明の一実施形態による内視鏡モジュール100を示す斜視模式図である。図2図1の線分A-Aに沿った断面図である。本実施形態において、図1~2に示すように、内視鏡モジュール100はケース150、非金属主体110及び電線160を備える。ケース150はチャンバC及び穿孔Pを有する。チャンバCは穿孔Pに隣接し、且つ穿孔Pが延出方向DEに沿って延びる。穿孔Pは、手術器具(図示せず)を通すように配置される。非金属主体110は、少なくとも一部がケース150のチャンバC内に設けられ、電線160が非金属主体110に接続される。
【0023】
図3を参照されたい。図3図1の線分B-Bに沿った断面図である。本実施形態において、非金属主体110は本体111及び複数の延出部115を含む。具体的に、図3に示すように、延出部115の数は2つである。非金属主体110の本体111は第1の表面112を有し、延出部115はそれぞれ第1の表面112に接続され、且つその間に空間SPが定義される。更に、内視鏡モジュール100は複数の発光装置120及び撮像装置130を更に備える。具体的に、図3に示すように、発光装置120の数も2つである。発光装置120はそれぞれ延出部115のうちの対応する一方の第1の表面112から遠い側に設けられ、且つ発光装置120のそれぞれは光出射面121を有し、光出射面121は発光装置120の第1の表面112から遠い側に位置し、発光装置120は光出射面121を通って光を射出し、照明の効果を達成する。撮像装置130は、少なくとも一部が空間SPに位置して本体111の第1の表面112に直接接続され、撮像装置130は光透過面131を有し、光透過面131は撮像装置130の第1の表面112から遠い側に位置する。具体的に、光透過面131はレンズの表面であり、撮像装置130は光透過面131を通して画像を撮影することができる。
【0024】
注意すべきなのは、本実施形態において、撮像装置130の光透過面131と発光装置120の光出射面121は互いに面一であり、且つ光透過面131と光出射面121はいずれもケース150に露出してケース150の外表面に位置合わせる。光透過面131と光出射面121は互いに面一であるため、光透過面131と光出射面121は延出方向DEにおいて段差がなく、このため、照明された範囲に影の発生を回避することができ、撮像装置130による鮮明な画像の撮影に有利である。
【0025】
実際の用途では、本体111と延出部115とが一体成形構造であるため、非金属主体110の構造強度は、効果的に強化されることができる。例えば、非金属主体110はレーザー直接成形(laser direct structuring;LDS)でプラスチック材料を使用するか、非金属主体110は射出成形で製造されることもできるので、非金属主体110が正確なサイズに達することができる。
【0026】
更に、図3に示すように、延出部115の間の距離Xは撮像装置130の幅Wより大きい。つまり、撮像装置130と延出部115とは、互いに接触せずに離間することができ、即ち撮像装置130と延出部115との間に間隙Gが存在し、これは、撮像装置130を非金属主体110に取り付ける過程は効果的に簡素化される。
【0027】
より具体的に、図3に示すように、発光装置120のそれぞれは光源122及びコロイド123を含む。光源122はコロイド123と非金属主体110の延出部115との間に接続され、光出射面121はコロイド123の光源122から遠い側に位置する。光源122は、コロイド123に向かって光を射出するように配置され、光は光出射面121を通ってコロイド123から離れ、照明の効果を達成し、撮像装置130による鮮明な画像の撮影に有利である。実際の用途では、光源122は発光ダイオードであり、コロイド123は生体適合性の光学的透明紫外線(ultraviolet;UV)接着剤等のアレルギー防止ゲルであり、内視鏡モジュール100による患者の体内アレルギーのリスクを避けるようにする。
【0028】
実際の用途では、撮像装置130の延出方向DEに沿った長さL1、コロイド123の延出方向DEに沿った長さL2及び光源122の延出方向DEに沿った長さL3が分かると、使用者はレーザー直接成形又は射出成形で非金属主体110を製造することができるので、延出部115は適切に正確な長さL4を有し、このようにして、把撮像装置130及び発光装置120を非金属主体110に取り付けた後、撮像装置130の光透過面131と発光装置120の光出射面121は互いに面一にすることができる。
【0029】
例えば、撮像装置130の延出方向DEに沿った長さL1は1.198ミリメートルであり、コロイド123の延出方向DEに沿った長さL2は0.25ミリメートルであり、光源122の延出方向DEに沿った長さL3は0.2ミリメートルであるのを知っているため、使用者は、撮像装置130の光透過面131と発光装置120の光出射面121を互いに面一にするように、延出部115の延出方向DEに沿った長さL4を0.748ミリメートルとすることができる。しかしながら、以上で挙げるサイズは例示に過ぎず、本発明を制限するためのものではなく、当業者は、実際の状況に応じて、撮像装置130、コロイド123、光源122及び延出部115等のサイズを適切に選択すべきである。
【0030】
図4~5を参照されたい。図4及び図5はそれぞれ図2図3の非金属主体110の斜視下面図及び斜視上面図であり、コロイド123が示されていない。本実施形態において、図4~5に示すように、延出部115はそれぞれ延出方向DEに沿って延びて柱状になり、延出部115と本体111が一体成形構造であるため、延出部115は強固な構造強度を有する。更に、延出部115は横断面CS(図4参照)を有し、横断面CSが本体111の第1の表面112に平行であり、且つ延出方向DEは横断面CS及び第1の表面112に垂直であり、発光装置120の延出方向DEに沿った投影は横断面CSより小さく、即ち横断面CSの面積は発光装置120の延出方向DEに沿った投影の面積より大きい。
【0031】
更に、図4~5に示すように、非金属主体110の本体111は複数の貫通穴Hと、対向する第2の表面113及び第3の表面114とを有する。第1の表面112は第2の表面113と第3の表面114との間に接続され、貫通穴Hは第2の表面113と第3の表面114を貫通する。更に、非金属主体110は複数の第1の配線116、複数の第2の配線117及び複数の導電柱118を更に含む。第1の配線116は、例えば化学めっきで第2の表面113に設けられることができ、撮像装置130と発光装置120を接続する。第2の配線117も例えば化学めっきで第3の表面114に設けられ、撮像装置130と発光装置120を接続する。導電柱118は貫通穴H内に位置し、それぞれ第1の配線116のうちの一方及び第2の配線117のうちの対応する一方に接続される。例えば、第1の配線116は負極配線で、第2の配線117は正極配線であってもよいが、本発明はこれに制限されない。第1の配線116が本体111の第2の表面113に設けられ、第2の配線117が本体111の第3の表面114に設けられることで、空間をよりよく利用することに加えて、線幅・線間距離等の関連する問題を効果的に避けることができる。
【0032】
実際の用途では、図5に示すように、非金属主体110は複数の導電パッド119を更に含む。導電パッド119は第3の表面114に設けられ、第2の配線117に接続される。導電パッド119は、電線160(図1~3参照)に電気的に接続するように配置され、電線160が撮像装置130と発光装置120に電気的に接続するようにする。更に、図4に示すように、内視鏡モジュール100は少なくとも1つのコンデンサ140を更に含む。コンデンサ140は第2の表面113に設けられ、第1の配線116に接続される。
【0033】
以上のように、本発明の上記実施形態が開示した技術的解決手段は、少なくとも以下の利点を有する。
【0034】
(1)本体と延出部とが一体成形構造であるため、非金属主体の構造強度は、効果的に強化されることができる。また、非金属主体は、レーザー直接成形又は射出成形で製造されることができるため、正確なサイズに達することができる。
【0035】
(2)撮像装置の延出方向に沿った長さ、コロイドの延出方向に沿った長さ及び光源の延出方向に沿った長さが分かると、使用者は、レーザー直接成形又は射出成形で非金属主体として製造することができるので、延出部に適切且つ正確な長さを持たせることで、撮像装置及び発光装置を非金属主体に取り付けた後、撮像装置の光透過面と発光装置の光出射面とは、互いに面一であることは可能になる。
【0036】
(3)第1の配線が本体の第2の表面に設けられ、第2の配線が本体の第3の表面に設けられることで、空間をよりよく利用することに加えて、線幅・線間距離等の関連する問題を効果的に避けることができる。
【0037】
本発明の実施例を前述の通りに開示したが、これは、本発明を限定するものではなく、当業者なら誰でも、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができ、従って、本発明の保護範囲は、後に付いた特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0038】
100 内視鏡モジュール
110 非金属主体
111 本体
112 第1の表面
113 第2の表面
114 第3の表面
115 延出部
116 第1の配線
117 第2の配線
118 導電柱
119 導電パッド
120 発光装置
121 光出射面
122 光源
123 コロイド
130 撮像装置
131 光透過面
140 コンデンサ
150 ケース
160 電線
A-A,B-B 線分
C チャンバ
CS 横断面
DE 延出方向
G 間隙
H 貫通穴
L1,L2,L3,L4 長さ
P 穿孔
SP 空間
W 幅
X 距離
図1
図2
図3
図4
図5