(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-18
(45)【発行日】2024-11-26
(54)【発明の名称】車載電源装置及びそれを有する車両
(51)【国際特許分類】
H05K 7/20 20060101AFI20241119BHJP
H05K 9/00 20060101ALI20241119BHJP
H01F 30/10 20060101ALI20241119BHJP
H01F 27/28 20060101ALI20241119BHJP
H01F 27/36 20060101ALI20241119BHJP
H01L 23/00 20060101ALI20241119BHJP
【FI】
H05K7/20 N
H05K9/00 C
H01F30/10 S
H01F30/10 T
H01F30/10 E
H01F30/10 F
H01F30/10 G
H01F27/28 131
H01F27/28 176
H01F27/36 150
H01L23/00 C
(21)【出願番号】P 2023501361
(86)(22)【出願日】2021-07-01
(86)【国際出願番号】 CN2021104082
(87)【国際公開番号】W WO2022007708
(87)【国際公開日】2022-01-13
【審査請求日】2023-03-03
(31)【優先権主張番号】202010658596.X
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510177809
【氏名又は名称】ビーワイディー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BYD Company Limited
【住所又は居所原語表記】No. 3009, BYD Road, Pingshan, Shenzhen, Guangdong 518118, P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100132698
【氏名又は名称】川分 康博
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼斌
(72)【発明者】
【氏名】▲龍▼保川
(72)【発明者】
【氏名】杜▲連▼▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】梁▲樹▼林
(72)【発明者】
【氏名】王超
【審査官】太田 義典
(56)【参考文献】
【文献】特許第5823020(JP,B2)
【文献】特開2019-187094(JP,A)
【文献】特開2014-036058(JP,A)
【文献】特開2019-102496(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/20
H01F 27/28
H01F 27/36
H01F 30/10
H01L 23/00
H05K 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付位置が設けられたハウジングと、
磁気デバイスであり、前記磁気デバイスを構成する部品が集積化され、前記取付位置に配置された磁気デバイスと、
前記ハウジング内に設けられ、前記取付位置の外周を囲んでいる遮蔽アセンブリとを含
み、
前記遮蔽アセンブリには、前記磁気デバイスの外周を囲んでいる冷却液通路が画定され、
前記遮蔽アセンブリは、
前記冷却液通路を取り囲む流路部材と、
前記流路部材から離間し、かつ前記流路部材の前記磁気デバイスから離れた側に位置する遮蔽壁と、を含む、ことを特徴とする車載電源装置。
【請求項2】
前記冷却液通路の一側に開放口を有し、
前記遮蔽アセンブリは、
前記流路部材に封止接続されて、前記開放口を密閉する流路カバープレートと、
前記流路カバープレートと前記流路部材との間に介在する封止リングをさらに含む、ことを特徴とする請求項
1に記載の車載電源装置。
【請求項3】
前記流路部材は、第1の側壁と前記第1の側壁から離間した第2の側壁とを含み、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間には、前記冷却液通路が画定され、前記第1の側壁は、前記磁気デバイスに向かい、前記第2の側壁は、前記第1の側壁の前記磁気デバイスから離れた側に位置し、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間の距離は、前記開放口に向かう方向に徐々に増加する、ことを特徴とする請求項
2に記載の車載電源装置。
【請求項4】
回路基板と、
それぞれが前記回路基板に電気的に接続された複数のパワースイッチトランジスタと、
前記複数のパワースイッチトランジスタを前記流路部材と前記遮蔽壁との間に同時に固定する固定装置と、をさらに含む、ことを特徴とする請求項
1~3のいずれか一項に記載の車載電源装置。
【請求項5】
前記固定装置は、
固定板と、
それぞれが1つのパワースイッチトランジスタを固定する複数の弾性片であって、各弾性片の一端が前記固定板に固定され、各弾性片の他端が前記固定板の厚さ方向の一側に位置し、かつ前記固定板の厚さ方向における前記一側の表面から離間している、複数の弾性片と、を含む、ことを特徴とする請求項
4に記載の車載電源装置。
【請求項6】
前記弾性片は、それぞれ、
前記固定板に固定されている固定部分と、
接続部分と、
圧着部分であって、前記接続部分が前記固定部分と前記圧着部分との間に接続され、前記圧着部分が第1の圧着部及び第2の圧着部を含み、前記第1の圧着部の一端が前記接続部分に接続され、前記第1の圧着部の他端が前記固定板から離れた方向に向かって延び、前記第2の圧着部の一端が前記第1の圧着部の前記他端に接続され、前記第2の圧着部の他端が前記固定板の方向に向かって延びる、圧着部分と、を含むことを特徴とする請求項
5に記載の車載電源装置。
【請求項7】
前記固定板の厚さ方向における他側に少なくとも1つのボスが設けられ、前記ボスは、前記固定板から離れた方向に沿って断面積が徐々に減少し、前記ボスは、前記固定板の厚さ方向における前記一側の表面の一部が前記固定板の厚さ方向における前記他側の表面に突出して形成される、ことを特徴とする請求項
5に記載の車載電源装置。
【請求項8】
前記固定板の縁部には、前記固定板の中心から離れて延びる少なくとも1つのラグが設けられ、
前記固定装置は、
前記ラグの厚さ方向における一側に設けられた少なくとも1つのラグ板をさらに含み、
前記固定板の縁部に少なくとも1つの固定ラグが設けられ、前記固定ラグの自由端は、前記固定板の厚さ方向に沿って前記固定板の他側に向かって延びる、ことを特徴とする請求項
5に記載の車載電源装置。
【請求項9】
取付位置が設けられたハウジングと、
磁気デバイスであり、前記磁気デバイスを構成する部品が集積化され、前記取付位置に配置された磁気デバイスと、
前記ハウジング内に設けられ、前記取付位置の外周を囲んでいる遮蔽アセンブリとを含み、
前記磁気デバイス
を構成する部品は、
磁心と、
前記磁心に巻設され、ピンを有するコイルと、
前記磁心に設けられたボビンと、
前記ボビンに取り付けられ、前記ピンに接続され、接続孔を有するケーブルラグと、
前記ボビンに取り付けられ、前記接続孔の位置に対応するねじ孔を有するナットと、を含む、ことを特徴とする
車載電源装置。
【請求項10】
前記ケーブルラグは、前記接続孔と前記ボビンとの間の距離が調整可能となるように、前記ボビンに移動可能に取り付けられ、
前記ケーブルラグは、
板部であって、前記接続孔が形成され、前記ナットが前記板部と前記ボビンとの間に設けられた板部と、
一端が前記板部に接続され、前記ボビンの方向に突出し、前記ボビンに移動可能に取り付けられ、前記ボビンに突出するU字状に構成されて溝を形成する曲げ部と、
前記曲げ部の他端に接続され、前記ピンをクランプし、前記溝内に位置するクランプ部と、を含む、ことを特徴とする請求項
9に記載の車載電源装置。
【請求項11】
前記ボビンに回転防止溝が設けられ、前記ナットが前記回転防止溝に設けられ、前記板部と前記回転防止溝の底壁との間の距離が前記ナットの軸方向長さより大きい、ことを特徴とする請求項
10に記載の車載電源装置。
【請求項12】
前記ケーブルラグは、
位置決め突起をさらに含み、前記位置決め突起と前記曲げ部がそれぞれ、前記板部の対向する2つのエッジに接続され、前記ボビンに位置決め溝が設けられ、前記位置決め突起が前記位置決め溝に係合する、ことを特徴とする請求項
10又は11に記載の車載電源装置。
【請求項13】
前記磁心及び前記ボビンが支持される磁気回路部材と、
少なくとも1つの磁気シートであって、前記磁気シートが前記ボビンに取り付けられ、前記磁気シートと前記磁気回路部材がそれぞれ、前記磁心の対向する両側に設けられ、前記ボビンにフックが設けられ、前記フックが前記磁気シートのエッジに引っ掛けられる磁気シートとをさらに含む、ことを特徴とする請求項
9~12のいずれか一項に記載の車載電源装置。
【請求項14】
請求項1~
13のいずれか一項に記載の車載電源装置を含む、ことを特徴とする車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、出願日が2020年7月9日、出願番号が202010658596.X、名称が「車載電源装置及びそれを有する車両」である特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本開示に組み込まれるものとする。
【0002】
本開示は、車両の技術分野に関し、特に車載電源装置及びそれを有する車両に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術において、車載電源は、平面的な設計を用いるため、車載電源内の構造が複雑であり、かつ外部信号の干渉を受けやすく、車載電源の動作効率が低下する。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、少なくとも従来技術における技術的課題の1つを解決することを目的とする。このために、本開示は、構造が簡単で、放熱性に優れており、動作効率が高いという特性を有する車載電源装置を提供する。
【0005】
本開示は、上述した車載電源装置を有する車両をさらに提供する。
【0006】
本開示の実施例に係る車載電源装置は、ハウジング、磁気デバイス及び遮蔽アセンブリを含む。前記ハウジング内に取付位置が設けられ、前記磁気デバイスは、集積部材であり、前記取付位置に設けられ、前記遮蔽アセンブリは、前記ハウジング内に設けられ、前記取付位置の外周を囲む。
【0007】
本開示の実施例に係る車載電源装置は、取付位置に磁気デバイスを取り付けることにより、磁気デバイスの集積化設計を実現しやすく、さらに遮蔽アセンブリを用いて磁気デバイスを保護することにより、外部信号の干渉を遮蔽し、車載電源装置の動作の安定性及び安全性を向上させることができる。
【0008】
いくつかの実施例において、前記遮蔽アセンブリには、前記磁気デバイスの外周を囲む冷却液通路が画定される。
【0009】
いくつかの実施例において、前記遮蔽アセンブリは、流路部材及び遮蔽壁を含み、前記流路部材に前記冷却液通路が画定され、前記遮蔽壁が前記流路部材から離間し、かつ前記流路部材の前記磁気デバイスから離れた側に位置する。
【0010】
いくつかの実施例において、前記冷却液通路の一側に開放口を有し、前記遮蔽アセンブリは、流路カバープレート及び封止リングをさらに含み、前記流路カバープレートは、前記流路部材に封止接続されて、前記開放口を密閉し、前記封止リングは、前記流路カバープレートと前記流路部材との間に介在する。
【0011】
いくつかの実施例において、前記流路部材は、第1の側壁と前記第1の側壁から離間した第2の側壁とを含み、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間には、前記冷却液通路が画定され、前記第1の側壁は、前記磁気デバイスに向かい、前記第2の側壁は、前記第1の側壁の前記磁気デバイスから離れた側に位置し、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間の距離は、前記開放口に向かう方向に徐々に増加する。
【0012】
いくつかの実施例において、車載電源装置は、回路基板、複数のパワースイッチトランジスタ及び固定装置をさらに含み、各前記パワースイッチトランジスタは、前記回路基板に電気的に接続され、前記固定装置は、前記複数のパワースイッチトランジスタを前記流路部材と前記遮蔽壁との間に同時に固定する。
【0013】
いくつかの実施例において、前記固定装置は、固定板及び複数の弾性片を含み、各前記弾性片は、1つのパワースイッチトランジスタを固定し、一端が前記固定板に固定され、他端が前記固定板の厚さ方向における一側に位置し、かつ前記固定板の厚さ方向における一側の表面から離間する。
【0014】
いくつかの実施例において、各前記弾性片は、固定部分、接続部分、圧着部分を含み、前記固定部分は、前記固定板に固定され、前記接続部分は、前記固定部分と前記圧着部分との間に接続され、前記圧着部分は、第1の圧着部及び第2の圧着部を含み、前記第1の圧着部の一端が前記接続部分に接続され、前記第1の圧着部の他端が前記固定板から離れた方向に向かって延び、前記第2の圧着部の一端が前記第1の圧着部の前記他端に接続され、前記第2の圧着部の他端が前記固定板の方向に向かって延びる。
【0015】
いくつかの実施例において、前記固定板の厚さ方向における他側に少なくとも1つのボスが設けられ、前記ボスは、前記固定板から離れた方向に沿って断面積が徐々に減少し、前記ボスは、前記固定板の厚さ方向における前記一側の表面の一部が前記固定板の厚さ方向における前記他側の表面に突出して形成される。
【0016】
いくつかの実施例において、前記固定板の縁部には、前記固定板の中心から離れて延びる少なくとも1つのラグが設けられ、前記固定装置は、前記ラグの厚さ方向における一側に設けられた少なくとも1つのラグ板をさらに含み、前記固定板の縁部に少なくとも1つの固定ラグが設けられ、前記固定ラグの自由端は、前記固定板の厚さ方向に沿って前記固定板の他側に向かって延びる。
【0017】
いくつかの実施例において、前記磁気デバイスは、磁心、コイル、ボビン、ケーブルラグ及びナットを含み、前記コイルは、前記磁心に巻設され、ピンを有し、前記ボビンは、前記磁心に設けられ、前記ケーブルラグは、前記ボビンに取り付けられ、前記ピンに接続され、接続孔を有し、前記ナットは、前記ボビンに取り付けられ、前記接続孔の位置に対応するねじ孔を有する。
【0018】
いくつかの実施例において、前記ケーブルラグは、前記接続孔と前記ボビンとの間の距離が調整可能となるように、前記ボビンに移動可能に取り付けられ、前記ケーブルラグは、板部、曲げ部及びクランプ部を含み、前記接続孔は、前記板部に形成され、前記ナットは、前記板部と前記ボビンとの間に設けられ、前記曲げ部は、一端が前記板部に接続され、前記ボビンの方向に突出し、前記ボビンに移動可能に取り付けられ、前記ボビンに突出するU字状に構成されて溝を形成し、前記クランプ部は、前記曲げ部の他端に接続され、前記ピンをクランプし、前記溝内に位置する。
【0019】
いくつかの実施例において、前記ボビンに回転防止溝が設けられ、前記ナットは、前記回転防止溝に設けられ、前記板部と前記回転防止溝の底壁との間の距離は、前記ナットの軸方向長さより大きい。
【0020】
いくつかの実施例において、前記ケーブルラグは、位置決め突起をさらに含み、前記位置決め突起と前記曲げ部はそれぞれ、前記板部の対向する2つのエッジに接続され、前記ボビンに位置決め溝が設けられ、前記位置決め突起が前記位置決め溝に係合する。
【0021】
いくつかの実施例において、車載電源装置は、磁気回路部材及び少なくとも1つの磁気シートをさらに含み、前記磁心及び前記ボビンが前記磁気回路部材に支持され、前記磁気シートが前記ボビンに取り付けられ、前記磁気シートと前記磁気回路部材がそれぞれ、前記磁心の対向する両側に設けられ、前記ボビンにフックが設けられ、前記フックが前記磁気シートのエッジに引っ掛けられる。
【0022】
本開示の実施例に係る車両は、上述した車載電源装置を含む。
【0023】
本開示の追加の態様及び利点は、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明において明らかになるか、又は、本開示の実施により把握される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本開示の上記及び/又は追加の様態及び利点は、以下の図面を参照して実施例を説明することにより明らかになって理解されやすくなる。
【0025】
【
図1】本開示の実施例に係る車載電源装置の概略図である。
【
図2】本開示の実施例に係る車載電源装置の概略斜視図である。
【
図3】本開示の実施例に係る車載電源装置の断面概略図である。
【
図4】本開示の実施例に係る車載電源装置の部分断面概略図である。
【
図5】本開示の実施例に係る車載電源装置の部分断面概略図である。
【
図6】本開示の実施例に係る磁気デバイスの概略構成図である。
【
図7】本開示の実施例に係る磁気デバイスの断面図である。
【
図8】本開示の実施例に係る磁気デバイスの分解図である。
【
図9】本開示の実施例に係る磁気デバイスのケーブルラグ及びボビンの組立概略図である。
【
図10】本開示の実施例に係る磁気デバイスのケーブルラグの概略構成図である。
【
図11】本開示の実施例に係るパワースイッチトランジスタ用の固定装置の斜視図である。
【
図13】本開示の実施例に係るパワースイッチトランジスタ用の固定装置の斜視図である。
【
図14】本開示の実施例に係る、パワースイッチトランジスタが圧入される前のスイッチトランジスタアセンブリの断面図である。
【
図15】パワースイッチトランジスタが圧入された後の
図14に示すスイッチトランジスタアセンブリの断面図である。
【
図16】本開示の実施例に係る車両のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本開示の実施例を詳細に説明し、図面を参照して説明される実施例は、例示的なものであり、以下、本開示の実施例を詳細に説明する。
【0027】
以下、
図1~
図5を参照すると、本開示の実施例に係る車載電源装置100を説明し、車載電源装置100は、ハウジング110、磁気デバイス120及び遮蔽アセンブリ130を含む。
【0028】
具体的には、ハウジング110内に取付位置111が設けられ、磁気デバイス120は、集積部材であり、取付位置111に設けられる。なお、ハウジング110の内部に取付位置111を設けることにより、磁気デバイス120を取付位置111に集中して設けることができるため、車載電源装置100の集積化程度を向上させることができる。遮蔽アセンブリ130は、ハウジング110内に設けられ、取付位置111の外周を囲み、電磁信号を遮蔽することができるため、磁気デバイス120を保護することができる。
【0029】
本開示の実施例に係る車載電源装置100は、取付位置111に磁気デバイス120を取り付けることにより、磁気デバイス120の集積化設計を実現しやすく、さらに遮蔽アセンブリ130を用いて磁気デバイス120を保護することにより、外部信号の干渉を遮蔽し、車載電源装置100の動作の安定性及び安全性を向上させることができる。
【0030】
図3、
図4に示す実施例において、遮蔽アセンブリ130には、磁気デバイス120の外周を囲む冷却液通路131が画定される。なお、冷却液通路131内に冷却液が充填されてもよく、冷却液が流れる場合、磁気デバイス120に近づく冷却液と磁気デバイス120との間で熱交換が発生し、即ち、冷却液は、磁気デバイス120を冷却することができ、流れて磁気デバイス120が発生した熱を奪うことにより、磁気デバイス120を冷却し、放熱することができる。また、磁気デバイス120の外周を囲むように冷却液通路131を設けることにより、冷却液通路131は、磁気デバイス120のより多くの位置に近づくことができるため、冷却液通路131の冷却効率を向上させることができる。
【0031】
図3、
図4に示すように、遮蔽アセンブリ130は、流路部材132及び遮蔽壁133を含んでもよい。流路部材132には、冷却液通路131が画定され、遮蔽壁133は、流路部材132から離間し、流路部材132の磁気デバイス120から離れた側に位置する。流路部材132は、遮蔽壁133よりも磁気デバイス120に近づき、即ち、流路部材132は、磁気デバイス120に近接して設けられるため、冷却液通路131による磁気デバイス120の放熱に役立つことを理解されたい。遮蔽壁133を流路部材132の外周に設けることにより、磁気デバイス120、流路部材132を同時に保護することができる。
【0032】
図2に示すように、本開示のいくつかの実施例において、流路部材132は、第1の部分1321と第1の部分1321から離間した第2の部分1322とを含んでもよく、磁気デバイス120は、第1の部分1321と第2の部分1322との間に介在する。第1の部分1321は、磁気デバイス120の一側に位置し、第2の部分1322は、磁気デバイス120の他側に位置するため、複数の方向から磁気デバイス120を放熱することができることを理解されたい。また、磁気デバイス120の両側に設けられた流路部材132は、磁気デバイス120を制限するため、磁気デバイス120の組立安定性を向上させることができる。
【0033】
図3、
図4に示すように、いくつかの実施例において、冷却液通路131の一側に開放口を有し、遮蔽アセンブリ130は、流路部材132に封止接続されて、開放口を密閉する流路カバープレート134をさらに含む。これにより、一方では冷却液を冷却液通路131内に容易に注入し、他方では、流路カバープレート134を用いて開放口を封止することにより、流路部材132の構造を簡略化し、流路部材132を容易に交換し、保守することができる。
【0034】
いくつかの実施例において、流路カバープレート134と流路部材132は、溶接されるか、又はネジ連結される。このように、流路カバープレート134と流路部材132は、溶接により固定されてもよく、ボルト連結により固定されてもよく、流路カバープレート134と水路部材132を溶接により接続する場合、冷却液として熱交換効果が高い冷却液を用いることにより、流路部材132の放熱効果を延長するとともに、流路部材132が高い安定性を有し、冷却液の漏れ等の状況の発生を回避することができる。
【0035】
流路カバープレート134と流路部材132をネジ連結により固定する場合、冷却液通路131内で熱交換を行う冷却液の使用効果をより高くすることにより、流路部材132の放熱効果を向上させる。また、ボルトにより連結された流路カバープレート134と流路部材132は、さらに良好な着脱性能を有し、流路部材132の組立効率を向上させるだけでなく、流路部材132の分解を容易にして、流路部材132の組立及び分解の効率を向上させるため、車載電源装置100の使用、メンテナンス及び保守を容易にする。
【0036】
図3、
図4に示すように、いくつかの実施例において、遮蔽アセンブリ130は、流路カバープレート134と流路部材132との間に介在する封止リング135をさらに含む。これにより、流路カバープレート134と流路部材132との間に封止リング135を設けることにより、流路部材132での冷却液通路131は、より良好な封止性能を有するため、漏れ等の状況をさらに回避し、冷却液通路131の使用の信頼性をさらに向上させることができる。また、流路カバープレート134と流路部材132との間に介在する封止リング135は、流路カバープレート134の組立を容易にし、流路カバープレート134の組立効率を向上させることができる。また、流路カバープレート134を分解する場合、封止リング135は、流路カバープレート134と流路部材132との間の密着抵抗を低減して、流路カバープレート134の分解の利便性を向上させるため、車載電源装置100の使用、メンテナンス及び保守をさらに向上させることができる。
【0037】
図3及び
図4に示す実施例において、流路部材132は、第1の側壁1323と第1の側壁1323から離間した第2の側壁1324とを含んでもよく、第1の側壁1323と第2の側壁1324との間には、冷却液通路131が画定され、第1の側壁1323は、磁気デバイス120に向かい、第2の側壁1324は、第1の側壁1323の磁気デバイス120から離れた側に位置し、第1の側壁
1323と第2の側壁
1324との間の
距離は、開放口に向かう方向に徐々に
増加する。このように、上部が狭く下部が広い形状となるように冷却液通路131を画定することにより、流路部材132の離型を容易にし、流路部材132の歩留まりを向上させる。また、磁気デバイス120に向かう第1の側壁1323は、磁気デバイス120との熱交換をよりよく行い、流路部材132の冷却効率を向上させることができるため、車載電源装置100の動作効率を向上させることができる。
【0038】
図5に示すように、いくつかの実施例において、車載電源装置100は、回路基板(図示せず)、パワースイッチトランジスタ202及び固定装置をさらに含み、パワースイッチトランジスタ202は、回路基板に電気的に接続され、流路部材132と遮蔽壁133との間に設けられ、固定装置152は、複数のパワースイッチトランジスタ202を流路部材132と遮蔽壁133との間に同時に固定する。
【0039】
パワースイッチトランジスタ202は、回路基板の回路のオン又はオフを制御することができる。これにより、パワースイッチトランジスタ202を遮蔽壁133に設けることにより、遮蔽壁133がパワースイッチトランジスタ202に対して良好な支持役割を果たし、パワースイッチトランジスタ202が回路基板の回路のオン及びオンをよりよく制御することができるだけでなく、遮蔽壁133が外部信号によるパワースイッチトランジスタ202への影響を遮蔽することにより、パワースイッチトランジスタ202が回路基板をより正確に制御することができる。
【0040】
また、パワースイッチトランジスタ202の外側に固定装置152がさらに設けられ、固定装置152は、パワースイッチトランジスタ202を圧入する役割を果たし、圧入過程で変形し、変形した後の固定装置152は、軸方向圧力を有し、パワースイッチトランジスタ202と流路部材132を密着することにより、パワースイッチトランジスタ202は、高い安定性を有する。また、固定装置152を設けてパワースイッチトランジスタ202を固定した後、固定装置152は、熱交換能力が高くなるため、パワースイッチトランジスタ202が動作過程で発生した熱を固定装置152から伝達することができ、パワースイッチトランジスタ202の動作温度を低下させ、パワースイッチトランジスタ202の動作効率を向上させることができる。また、固定装置152は、複数のパワースイッチトランジスタ202を一度に固定することができ、固定効率が高く、かつ固定装置152の固定フローを簡略化し、車載電源装置100の組立効率を向上させることができる。
【0041】
以下、
図11~
図15を参照すると、本開示の実施例に係るパワースイッチトランジスタ202用の固定装置152を説明する。
【0042】
なお、固定装置152は、パワースイッチトランジスタ202を遮蔽アセンブリ130の流路部材132に固定し、具体的には、パワースイッチトランジスタ202は、第2の側壁1324に密着され、固定装置152によりパワースイッチトランジスタ202を第2の側壁1324に押圧し、第2の側壁1324は、パワースイッチトランジスタ202に支持作用を提供し、また、パワースイッチトランジスタ202は、動作中に発生した熱を第2の側壁1324に伝達することにより、パワースイッチトランジスタ202の動作温度を低下させ、パワースイッチトランジスタ202の動作効率を向上させることができ、流路部材132の第1の側壁1323は、パワースイッチトランジスタ202から離れた側にあり、磁気デバイス120が動作時に発した熱を吸収することができ、遮蔽アセンブリ130は、遮蔽壁133をさらに含み、遮蔽壁133は、パワースイッチトランジスタ202から離れた他側にあり、パワースイッチトランジスタ202に対する干渉信号及びパワースイッチトランジスタ202の内側にある磁気デバイス120に対する干渉信号を含む外部の干渉信号を遮蔽することができる。本実施例は、固定装置152の作用下でのパワースイッチトランジスタ202の、第2の側壁1324との密着状況及び作用状況のみを説明し、第1の側壁1323及び遮蔽壁133は、文脈で説明されているため、ここでは説明を省略する。
【0043】
図11~
図13に示すように、本開示の実施例に係るパワースイッチトランジスタ202用の固定装置152は、固定板1及び複数の弾性片2を含む。
【0044】
具体的には、各弾性片2は、1つのパワースイッチトランジスタ202を固定し、一端(例えば、
図11中の下端)が固定板1に固定される。この場合に、各弾性片2の上記一端は、固定板1に対して固定されて動かない。各弾性片2の他端(例えば、
図11中の上端)は、固定板1の厚さ方向における一側に位置し、各弾性片2の上記他端は、固定板1の厚さ方向における一側の表面から離間する。
【0045】
パワースイッチトランジスタ202用の固定装置152がスイッチトランジスタアセンブリ200に適用される場合、
図14及び
図15を参照すると、複数のパワースイッチトランジスタ202を、複数のパワースイッチトランジスタ202が取り付けられる遮蔽アセンブリ130の内壁、例えば、第2の側壁1324に緊密に密着するために、作業者は、複数の弾性片が設けられた固定板1を遮蔽アセンブリ130内に挿入するだけでよい。上記過程において、複数の弾性片2の上記他端は、対応するパワースイッチトランジスタ202の作用下で固定板1に近づく方向に向かって移動することができ、弾性片2自体の弾力作用により、複数の弾性片2の上記他端はそれぞれ、対応するパワースイッチトランジスタ202に対して、第2の側壁1324の方向に向かう作用力を印加することにより、複数のパワースイッチトランジスタ202を第2の側壁324に圧着することができる。これにより、複数のパワースイッチトランジスタ202を第2の側壁1324に緊密に密着させることができるため、複数のパワースイッチトランジスタ202は、効果的な放熱を実現し、複数のパワースイッチトランジスタ202の耐用年数を延長することができる。これにより、各パワースイッチトランジスタ202に対して、対応するねじを用いて弾性片2をロックして圧入固定を実現する従来の方式に比べて、固定板1及び複数の弾性片2を含む固定装置152は、一体構造であり、複数のパワースイッチトランジスタ202を一度に圧入することができるため、組立プロセスが簡略化され、組立効率が向上し、後続の分解が容易になり、一体的な分解を一度に実現することができる。
【0046】
本開示の実施例に係るパワースイッチトランジスタ202用の固定装置152において、固定板1及び複数の弾性片2が設けられ、各弾性片2の一端が固定板1に固定され、各弾性片2の他端が固定板1の厚さ方向における一側に位置し、かつ固定板1の厚さ方向における一側の表面から離間する。固定装置152は、構造が簡単であり、固定装置152がスイッチトランジスタアセンブリ200に適用される場合、固定装置152の組立効率が高い。
【0047】
図11に示すように、各弾性片2は、固定部分21、圧着部分23及び接続部分22を含み、固定部分21は、固定板1に固定され、各弾性片2は、固定部分21により固定板1に固定接続される。圧着部分23は、固定板1の厚さ方向における上記一側に位置し、かつ固定板1の厚さ方向における上記一側の表面から離間する。固定装置152がスイッチトランジスタアセンブリ200に適用される場合、各弾性片2は、圧着部分23により、遮蔽アセンブリ130の内壁、例えば、第2の側壁1324と密着するように対応するパワースイッチトランジスタ202を圧着することができる。接続部分22は、固定部分21と圧着部分23との間に接続される。このように設けることにより、各弾性片2が十分な弾性を有することを効果的に保証することができるため、パワースイッチトランジスタ202を遮蔽アセンブリ130内に確実に圧着することができる。
【0048】
図11を参照すると、圧着部分23は、第1の圧着部231及び第2の圧着部232を含み、第1の圧着部231の一端(例えば、
図11中の下端)は、接続部分22に接続され、第1の圧着部231の他端(例えば、
図11中の上端)は、固定板1から離れた方向に向かって延び、第2の圧着部232の一端(例えば、
図11中の下端)は、第1の圧着部231の上記他端に接続され、第2の圧着部232の他端(例えば、
図11中の上端)は、固定板1の方向に向かって延びる。この場合に、第1の圧着部231と第2の圧着部232との接続箇所は、パワースイッチトランジスタ202との係止に適する。これにより、上記第1の圧着部231及び第2の圧着部232を含むように圧着部分23を設けることにより、固定装置152は、遮蔽アセンブリ130内によりスムーズに取り付けることができ、圧着部分23の端部は、パワースイッチトランジスタ202に直接接触しにくいため、パワースイッチトランジスタ202の耐用年数を延長する。好ましくは、第1の圧着部231と第2の圧着部232との間は滑らかに移行することができる。これにより、圧着部分23とパワースイッチトランジスタ202との間の接触面積を増加させて、圧着部分23によるパワースイッチトランジスタ202に対する作用力をより均一にすることができるため、パワースイッチトランジスタ202全体が第2の側壁1324に緊密に密着することを効果的に保証することができ、放熱効果が高い。
【0049】
好ましくは、第2の圧着部232の長さは、第1の圧着部231の長さより小さくてもよく、圧着部がパワースイッチトランジスタ202に対して十分な作用力を有することを保証するとともに、材料を節約するため、コストを低減することができる。
【0050】
図14~
図15を合わせて
図11~
図13を参照すると、第1の圧着部231と固定板1との間の夾角は、接続部分22と固定板1との間の夾角より大きく、この場合に、接続部分22に比べて、第1の圧着部231の傾斜角度がより大きく、第1の圧着部231と接続部分22との接続箇所は、滑らかに移行することができる。このように設けることにより、各弾性片2は、固定板1から離れた方向に向かって徐々に延びることができ、十分な弾性力を有することを保証するとともに、弾性片2の耐用年数を延長することができる。
【0051】
図11~
図12に示すように、複数の弾性片2は、少なくとも1つの弾性片群を構成し、弾性片群は、並列配置された少なくとも2つの弾性片2を含み、少なくとも2つの弾性片2は、一端が固定板1に固定され、他端が互いに離間する。このように設けることにより、加工しやすく、コストを節約することができる。例えば、
図11及び
図12の例では、7つの弾性片群が示され、7つの弾性片群は、固定板1の長さ方向に沿って順に間隔を隔てて配列され、各弾性片群は、固定板1の長さ方向に沿って設けられた2つの弾性片2を含み、2つの弾性片2は、それぞれ対応するパワースイッチトランジスタ202との係止に適するように、下端が接続され、上端が互い離間する。各弾性片群の少なくとも2つの弾性片2は、一体成形されてもよい。
【0052】
図11及び
図12に示す7つの弾性片群は、3つの第1の弾性片群及び
4つの第2の弾性片群を含んでもよく、各弾性片群の弾性片2は、異なる寸法のパワースイッチトランジスタ202に適応するように、長さ及び幅が各第2の弾性片群の弾性片2の長さ及び幅と異なってもよい。
【0053】
好ましくは、各弾性片2は、固定板1にリベット接合(
図11及び
図12に示すように)されてもよく、溶接(図示せず)されてもよく、ねじで接続(図示せず)されてもよい。これにより、製造プロセスが簡単である。当然のことながら、本開示は、これに限定されるものではなく、
図13に示すように、複数の弾性片2は、固定板1と一体成形されてもよい。例えば、複数の弾性片2は、固定板1から打ち抜かれて形成されてもよい。
【0054】
本開示のいくつかの実施例において、
図12~
図15に示すように、固定板1の厚さ方向における上記他側に少なくとも1つのボス4が設けられる。ボス4は、固定板1の厚さ方向における上記他側の表面から突出する。このように、固定装置152を遮蔽アセンブリ130内に組み立てる過程において、ボス4は、遮蔽アセンブリ130内の第2の側壁1324に対向する遮蔽壁133に係止し、この場合に、ボス4が弾性片2と係合することができるため、弾性片2は、パワースイッチトランジスタ202に対してより大きな作用力を印加することができ、パワースイッチトランジスタ202は、遮蔽アセンブリ130の第2の側壁1324により緊密に密着することができる。
【0055】
図14及び
図15に示すように、ボス4は、固定板1から離れた方向に沿って断面積が徐々に減少する。具体的には、固定装置152が遮蔽アセンブリ130内によりスムーズに組み立ることができるように、ボス4の少なくとも1つの側面は、斜面121として形成されてもよく、例えば、ボス4の少なくとも下側面は、斜面121として形成されてもよい。
【0056】
好ましくは、
図13~
図14を合わせて
図11~
図12を参照する、ボス4は、固定板1の厚さ方向における上記一側の表面の一部から固定板1の厚さ方向における上記他側の表面に突出して形成されてもよい。例えば、ボス4の加工プロセスを簡略化し、コストを低減するために、ボス4は、打ち抜きの方式で形成されてもよい。当然のことながら、ボス4は、固定板1の厚さ方向における上記他側の表面に設けられた中実構造であってもよい。
【0057】
本開示のいくつかの実施例において、
図11~
図12を参照すると、ボス4は、複数であってもよく、複数のボス4は、複数の弾性片2の配列方向に沿って間隔を隔てて設けられる。これにより、複数のボス4を設けることにより、複数の弾性片がいずれも対応する複数のパワースイッチトランジスタ202に大きな作用力を印加することを効果的に保証することができる。ボス4の数は、弾性片2の数より小さくてもよく、複数の弾性片2が対応する複数のパワースイッチトランジスタ202を遮蔽アセンブリ130内に圧着することを保証すればよいことを理解されたい。
【0058】
本開示のいくつかの実施例において、
図12に示すように、固定板1の縁部には、固定板1の中心から離れて延びる少なくとも1つのラグ5が設けられる。例えば、
図12の例では、2つのラグ5が示され、2つのラグ5は、いずれも固定板1と同一平面に位置してもよい。固定装置152を遮蔽アセンブリ130内に挿入する必要がある場合、作業者は、2つのラグ5を手で持ち、上から下に固定装置152を遮蔽アセンブリ130内に挿入して、複数の弾性片2を遮蔽アセンブリ130の第2の側壁1324に密着させることができる。固定装置152を取り出す必要がある場合、この2つのラグ5を上向きに引き上げることができるため、固定装置152を容易に引き出すことができる。これにより、ラグ5を設けることにより、固定装置152の着脱をより便利に実現することができる。
【0059】
図11~
図12には、例示説明のために2つのラグ5が示されるが、当業者であれば、本願の技術的解決手段を読んだ後、明らかに該解決手段を3つ以上のラグ5の技術的解決手段に適用することを理解することができ、これも本開示の保護範囲内に属する。
【0060】
本開示のいくつかの実施例において、
図11及び
図12に示すように、固定装置152は、少なくとも1つのラグ板51を含み、ラグ板51は、ラグ5の厚さ方向における一側に設けられる。例えば、
図12に示すように、ラグ板51は、互いに接続された第1の部分及び第2の部分を含んでもよく、ラグ板51の第1の部分は、長さがラグ5の長さと等しくてもよく、幅がラグ5の幅と等しくてもよく、第2の部分の幅は、第1の部分の幅より大きい。組立時に、ラグ板51の第1の部分は、ラグ5に対応し、ラグ板51の第2の部分は、固定板1に対して、リベットで固定されてもよく、溶接により固定されてもよい。これにより、ラグ板51を設けることにより、ラグ5を補強することができるため、ラグ5の構造強度を向上させることができる。ラグ板51の数は、ラグ5の数と等しくてもよく、ラグ5の数より少なくてもよい。ラグ板51の実際の数は、実際の応用をよりよく満たすために、実際の要求に応じて具体的に設定されてもよいことを理解されたい。
【0061】
本開示のいくつかの実施例において、
図11及び
図14を参照すると、固定板1の縁部には、少なくとも1つの固定ラグ3が設けられる。これにより、固定ラグ3を設けることにより、固定装置152は、固定ラグ3により遮蔽アセンブリ130に固定接続することができる。固定ラグ3の自由端は、固定板1の厚さ方向に沿って固定板1の上記他側に向かって延びる。このように設けることにより、固定装置152が遮蔽アセンブリ130に組み立てられた後、固定ラグ3は、遮蔽アセンブリ130の頂部に位置し、遮蔽アセンブリ130の外部に露出し、この場合に、ねじ締め具に固定ラグ3を貫通させた後に遮蔽アセンブリ130にねじで接続することができるため、容易に組み立てることができ、遮蔽アセンブリ130の底部に開口を設けるか又は頂部の配線板に多くの貫通孔を設ける従来の方式に比べて、固定装置152に必要な取付空間が少なく、固定装置152を固定するために必要な操作空間を確保する必要がない。また、固定ラグ3は、さらに位置決め作用を有し、具体的には、固定ラグ3が遮蔽アセンブリ130の頂部に接触するように組み立てられている場合、固定装置152が所定の位置に取り付けられていることを示し、この場合に、弾性片2は、パワースイッチトランジスタ202を遮蔽アセンブリ130の第2の側壁1324に緊密に密着させる。
【0062】
図14及び
図15に示すように、本開示の実施例に係るスイッチトランジスタアセンブリ200は、遮蔽アセンブリ130、複数のパワースイッチトランジスタ202及び固定装置152を含む。固定装置152は、上記本開示の実施例に係るパワースイッチトランジスタ202用の固定装置152である。
【0063】
具体的には、複数のパワースイッチトランジスタ202は、いずれも遮蔽アセンブリ130内に設けられる。固定装置152は、遮蔽アセンブリ130内に設けられ、固定装置152の複数の弾性片2の上記他端は、複数のパワースイッチトランジスタ202を遮蔽アセンブリ130内に圧着する。
【0064】
本開示の実施例に係るスイッチトランジスタアセンブリ200に対して、遮蔽アセンブリ130内に容易に組み立てることができる上記固定装置152を用いることにより、組立が容易であり、複数のパワースイッチトランジスタ202は、複数の弾性片2の作用下で遮蔽アセンブリ130内の第2の側壁1324に係止することができるため、放熱をよりよく実現し、パワースイッチトランジスタ202の耐用年数を延長することができる。
【0065】
本開示のいくつかの実施例において、
図14及び
図15を参照すると、固定板1の厚さ方向における上記他側に少なくとも1つのボス4が設けられ、遮蔽アセンブリ130のボス4に面する側の表面にガイド面2013を有し、ガイド面2013は、固定装置152の挿入方向に沿ってボス4に向かって傾斜して延びる。これにより、ボス4に対してガイド作用を有するガイド面2013を設けることにより、固定装置152は、遮蔽アセンブリ130によりスムーズに組み立てることができる。
【0066】
図14に示すように、複数のパワースイッチトランジスタ202が圧着される前に、固定板1のボス4と遮蔽アセンブリ130の遮蔽壁133のガイド面2013は、上下にずれ、この場合に、複数の弾性片2も対応するパワースイッチトランジスタ202に押圧されない。
【0067】
固定装置152を下向きに挿入する過程において、ボス4は、遮蔽アセンブリ130の遮蔽壁133のガイド面2013に接触する。その後、下方への押圧を継続すると、ボスと筐体の側壁との係止作用下で、固定装置152全体は、パワースイッチトランジスタ202の方向に向かって移動する。この場合に、複数の弾性片2がそれぞれ固定板1に向かう作用力を受けるため、弾性片2は、
図15の破線で示す状態から実線で示す状態になり、この場合に、弾性片2の弾性変形により適切な軸方向圧力が発生するため、複数のパワースイッチトランジスタ202は、遮蔽アセンブリ130の放熱壁と緊密に密着することができる。
【0068】
最後に、
図15に示すように、固定装置152を遮蔽アセンブリ130に固定するために、ねじ等のねじ締め具に固定ラグ3を貫通させてもよい。
【0069】
図3に示す実施例において、パワースイッチトランジスタ202と流路部材132との間に断熱層151が介在する。これにより、断熱層151は、パワースイッチトランジスタ202の動作時の熱を流路部材132に伝達することにより、パワースイッチトランジスタ202の温度を低下させてパワースイッチトランジスタ202の動作効率を向上させることができる。また、断熱層151は、さらにパワースイッチトランジスタ202の漏電による車載電源装置100への影響を回避し、車載電源装置100の使用安全性及び使用信頼性を向上させることができる。
【0070】
いくつかの実施例において、冷却液通路131は、環状であり、磁気デバイス120の外周を囲む。このように、環状の冷却液通路131は、冷却液を通路内に流通させることができるため、冷却液が車載電源装置100の熱をよりよく吸収し、車載電源装置100の温度を低下させ、車載電源装置100の動作効率を向上させることができる。また、冷却液通路131を電磁気デバイス120の外周に周設することにより、磁気デバイス120が動作時に発した熱は、より迅速に冷却液に吸収することができる。これにより、冷却液の放熱効果を向上させ、車載電源装置100の動作時の温度を低下させることにより、車載電源装置100の動作効率を向上させることができる。
【0071】
いくつかの実施例において、
図3に示すように、取付位置111は、取付溝112を有し、磁気デバイス120は、取付溝112内に設けられ、磁気デバイス120は、取付溝112の内壁にねじで接続され、磁気デバイス120と取付溝112の内壁との間に熱伝導接着剤が設けられる。これにより、磁気デバイス120を組み立てるための取付溝112を設けることにより、磁気デバイス120の組立効率をさらに向上させる。また、ねじ接続方式により磁気デバイス120を接続することにより、磁気デバイス120の組立が便利であり、電気部品の分解、保守が容易になるため、車載電源装置100の組立効率を向上させる。また、磁気デバイス120と取付溝112との間に熱伝導接着剤をさらに設けることにより、磁気デバイス120が動作時に発生した熱をより迅速に取付溝112の内壁に伝達することができるため、磁気デバイス120の熱をより迅速に放出して、車載電源装置100の動作効率を向上させることができる。
【0072】
以下、
図6~
図10を参照すると、本開示の実施例に係る磁気デバイス120を説明する。
【0073】
図6~
図10に示すように、本開示の実施例に係る磁気デバイス120は、磁心、コイル300、ボビン400、ケーブルラグ500及びナット600を含む。
【0074】
コイル300は、上記磁心に巻設され、ピン310を有し、ボビン400は、磁心に設けられ、ケーブルラグ500は、ボビン400に取り付けられ、ピン310に接続され、接続孔510を有し、ナット600は、ボビン400に取り付けられ、接続孔510の位置に対応するねじ孔610を有する。
【0075】
具体的には、磁気デバイス120に接続された回路基板は、ケーブルラグ500のボビン400とは反対側に設けられてもよく、上記回路基板には、ねじ締め具(例えば、ボルト又はねじ)が設けられてもよく、上記ねじ締め具は、接続孔510を貫通してねじ孔610にねじで接続されてもよく、このように、上記回路基板と磁気デバイス120との間の電気的接続及び機械的接続を実現することができる。
【0076】
本開示の実施例に係る磁気デバイス120において、コイル300は、上記磁心に巻設され、ピン310を有し、ボビン400は、磁心に設けられ、ケーブルラグ500は、ボビン400に取り付けられ、ピン310に接続される。このように、ケーブルラグ500とコイル300との間の電気的接続を実現することができ、上記回路基板がケーブルラグ500に電気的に接続されることにより、さらに上記回路基板とコイル300との間の電気的接続が実現される。
【0077】
また、ケーブルラグ500は、接続孔510を有し、ナット600は、ボビン400に取り付けられ、接続孔510の位置に対応するねじ孔610を有し、上記回路基板は、ねじ締め具によりナット600のねじ孔610にねじで接続され、接続過程は、安全で確実であり、接続品質の検出が容易であり、磁気デバイス120の破損確率が低く、上記回路基板と磁気デバイス120との間の接続が安定し、溶接を必要とせず、着脱が容易であり、デバイスの互換性及び保守性が高い。
【0078】
このように、本開示の実施例に係る磁気デバイス120は、デバイスの互換性及び保守性が高く、接続が確実であり、かつ接続品質の検出が容易である等の利点を有する。
【0079】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図6~
図9に示すように、ケーブルラグ500は、接続孔510とボビン400との間の距離が調整可能となるように、ボビン400に移動可能に取り付けられる。上記回路基板がケーブルラグ500のボビン400とは反対側に位置するため、ケーブルラグ500を移動することにより、接続孔510とボビン400との間の距離を調整し、さらに磁気デバイス120と上記回路基板との間の接続の平坦性を向上させることができる。
【0080】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図7~
図10に示すように、ケーブルラグ500は、板部520、曲げ部530及びクランプ部540を含む。接続孔510は、板部520に形成され、ナット600は、板部520とボビン400との間に設けられ、曲げ部530は、一端が板部520に接続され、ボビン400の方向に突出し、ボビン400に移動可能に取り付けられ、クランプ部540は、曲げ部530の他端に接続され、ピン310をクランプする。
【0081】
上記回路基板がねじ締め具によりナット600と螺合する場合、板部520は、上記回路基板とナット600との間に位置し、このように、ケーブルラグ500と上記回路基板との間の位置固定、及び、ケーブルラグ500とナット600との間の位置固定を実現し、さらに曲げ部530とボビン400との係合により、ケーブルラグ500とボビン400との間の位置固定を実現することを理解されたい。これにより、上記回路基板と磁気デバイス120全体との相対位置の安定性を向上させる。クランプ部540は、ピン310の径方向の対向する両側からピン310をクランプし、ケーブルラグ500とピン310との間の接続安定性を向上させることができ、クランプ部540とピン310は、溶接されてもよく、圧着されてもよい。
【0082】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図7~
図10に示すように、曲げ部530は、ボビン400に突出するU字状に構成されて溝531を形成し、クランプ部540は、溝531内に位置する。クランプ部540の開口方向は、溝531の開口方向と対向して設けられ、例えば、溝531の開口方向は、上記磁心とは反対方向であり、クランプ部540の開口方向は、上記磁心に向かう。ピン310とクランプ部540との接続部位は、溝531の内部に位置するため、外部がピン310に接触する確率を低下させる。溝531を設けることにより、ピン310とクランプ部540との接続部位を保護し、磁気デバイス120の全体的な接続の安定性を向上させることができる。
【0083】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図7~
図9に示すように、ボビン400に組立溝410が設けられ、曲げ部530は、組立溝410に移動可能に係合する。曲げ部530は、組立溝410に締まり嵌めされてもよく、ケーブルラグ500は、曲げ部530と組立溝410との間の摩耗力によりボビン400に固定されてもよく、ケーブルラグ500の受ける外力が曲げ部530と組立溝410との間の摩耗力より大きい場合、ケーブルラグ500は、ボビン400に対して移動することができる。組立溝410を設けることにより、一方では、曲げ部530を収容し、磁気デバイス120全体の体積を減少させることができ、製品の小型化に役立ち、他方では、曲げ部530と組立溝410との係合により、ボビン400とケーブルラグ500との間の相対位置を固定することができ、磁気デバイス120全体の構造強度は、向上する。
【0084】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図7~
図9に示すように、ボビン400に回転防止溝420が設けられ、ナット600が回転防止溝420に設けられ、板部520と回転防止溝420の底壁との間の距離がナット600の軸方向長さより大きい。ナット600は、円形ではなく、回転防止溝420の形状は、ナット600の形状に適合し、例えば、両者は、六角形であり、ナット600は、その周方向において回転防止溝420との相対位置に対して固定されるため、上記回路基板の上記ねじ締め具(例えば、ボルト及びねじ)が接続孔510を貫通してナット600に係合する場合、ナット600がその周方向に力を受けて回転することが防止され、組立の利便性が向上することを理解されたい。板部520と回転防止溝420の底壁との間の距離をナット600の軸方向長さより大きくすることにより、ナット600のその軸方向における位置を調整することができる。板部520とボビン400の板部520に向かう表面との最短距離は、ナット600が回転防止溝420から脱落することを防止するように、ナット600の軸方向長さより小さくてもよい。
【0085】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図7~
図10に示すように、ケーブルラグ500は、位置決め突起550をさらに含み、位置決め突起550と曲げ部530はそれぞれ、板部520の対向する2つのエッジに接続され、ボビン400に位置決め溝440が設けられ、位置決め突起550は、位置決め溝440に係合され、位置決め突起550は、板部520のエッジに沿ってボビン400の方向に延びる。位置決め突起550と位置決め溝440との係合により、ケーブルラグ500とボビン400との接続がより安定し、さらにケーブルラグ500とボビン400との相対位置が固定される。
【0086】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図6~
図8に示すように、磁気デバイス120は、磁気回路部材801及び少なくとも1つの磁気シート700をさらに含み、上記磁心及びボビン400は、磁気回路部材801に支持され、磁気シート700は、ボビン400に取り付けられる。磁気シート700は、磁気材料を含んでもよく、磁気シート700は、コイル300が発生した漏れ磁束を効果的に遮蔽するために、高い透磁率を有することができ、また、磁気シート700は、磁気シート700の増設による渦電流損失を減少させるために、高い抵抗率を有することができ、さらに磁気デバイス120全体の発熱を減少させ、磁気デバイス120全体の効率を向上させる。
【0087】
図8に示すように、磁気デバイス120は、支持部800をさらに含み、支持部800は、コイル300を支持し、磁気回路部材801に接続され、支持部800と磁気回路部材801は、L字状の構造を構成し、磁心は、磁気回路部材801のコイル300に向かう側に設けられ、コイル300内に穿設される。
【0088】
本開示のいくつかの具体的な実施例において、
図6~
図8に示すように、磁気シート700と磁気回路部材801はそれぞれ、上記磁心の対向する両側に設けられる。磁気シート700と磁気回路部材801がいずれも渦電流損失を発生するため、磁気シート700と磁気回路部材801をそれぞれ上記変圧器の対向する両側に設けることにより、磁気シート700と磁気回路部材801の熱の集中を防止し、磁気シート700と磁気回路部材801の放熱効率を向上させ、さらに磁気デバイス120全体の効率を向上させる。また、ボビン400にフック430が設けられ、フック430は、磁気シート700のエッジに引っ掛けられる。フック430は、複数であってもよく、複数のフック430は、磁気シート700とボビン400との間の相対的な安定性を向上させ、磁気デバイス120全体の構造強度を保証するために、少なくとも磁気シート700の対向する両側のエッジに引っ掛けられてもよい。
【0089】
いくつかの実施例において、遮蔽アセンブリ130とハウジング110は、一体成形部材である。このように、遮蔽アセンブリ130とハウジング110の製造ステップが簡素化され、遮蔽アセンブリ130とハウジング110の製造フローが簡略化されるとともに、遮蔽アセンブリ130とハウジング110との間の接続強度が向上し、車載電源装置100全体の構造強度が向上する。
【0090】
図1及び
図2に示すように、いくつかの実施例において、ハウジング110の外周にブラケット113が設けられ、ブラケット113とハウジング110は、一体成形部材である。以上に示すように、一体成形によりブラケット113とハウジング110の製造ステップが簡素化され、ブラケット113とハウジング110の製造フローが簡略化されるとともに、ブラケット113とハウジング110との間の接続強度が向上し、車載電源装置100全体の構造強度が向上する。また、ブラケット113は、ハウジング110に支持安定性を提供することができるため、積載済みの車載電源装置100がより高い使用安全性及び使用信頼性を有する。
【0091】
図15に示すように、本開示の実施例に係る車両1000は、上述した車載電源装置100を含む。このように、車載電源装置100が装着された車両1000は、放熱効果が高いため、車両1000の動作中に、車載電源装置100の動作温度が低下するため、車載電源装置100の動作効率が向上する。
【0092】
本明細書の説明では、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体的な例」、又は「いくつかの例」等の用語の説明を参照することは、該実施例又は例と組み合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書では、上記用語の例示的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例に限定されるものではない。
【0093】
本開示の実施例を例示し説明したが、当業者であれば理解できるように、本開示の原理及び趣旨から逸脱しない場合、これらの実施例に対して、様々な変更、修正、置換及び変形を行うことができ、本開示の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物によって限定される。
【符号の説明】
【0094】
100 車載電源装置
110 ハウジング
111 取付位置
112 取付溝
113 ブラケット
120 磁気デバイス
130 遮蔽アセンブリ
131 冷却液通路
132 流路部材
1321 第1の部分
1322 第2の部分
1323 第1の側壁
1324 第2の側壁
133 遮蔽壁
134 流路カバープレート
135 封止リング
151 断熱層
152 固定装置
300 コイル
310 ピン
400 ボビン
410 組立溝
420 回転防止溝
430 フック
440 位置決め溝
500 ケーブルラグ
510 接続孔
520 板部
530 曲げ部
531 溝
540 クランプ部
550 位置決め突起
600 ナット
610 ねじ孔
700 磁気シート
800 支持部
801 磁気回路部材
1 固定板
2 弾性片
21 固定部分
22 接続部分
23 圧着部分
231 第1の圧着部
232 第2の圧着部
3 固定ラグ
4 ボス
5 ラグ
51 ラグ板
121 斜面
2013 ガイド面
202 パワースイッチトランジスタ
1000 車両