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特許7590647管理システム、第1の端末装置、第2の端末装置、第1の端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、第2の端末装置のためのコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-19
(45)【発行日】2024-11-27
(54)【発明の名称】管理システム、第1の端末装置、第2の端末装置、第1の端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、第2の端末装置のためのコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/08 20120101AFI20241120BHJP
【FI】
G06Q50/08
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2020218642
(22)【出願日】2020-12-28
(65)【公開番号】P2022103792
(43)【公開日】2022-07-08
【審査請求日】2023-07-25
(73)【特許権者】
【識別番号】501428545
【氏名又は名称】株式会社デンソーウェーブ
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】依田 卓也
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-030519(JP,A)
【文献】特開2013-120408(JP,A)
【文献】特開2006-107065(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理システムであって、
第1の端末装置と、
第2の端末装置と、
サーバと、
作業領域に配置可能な複数個の媒体と、
を備え、
前記複数個の媒体のそれぞれの表面に、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードが表示され
前記第1の端末装置は、
情報コードを撮像可能な第1の撮像部と、
前記複数個の媒体のうち、特定の情報コードが表示される特定の媒体が特定の作業領域に配置された後に、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の情報コードに記録されている特定の識別子を読み取る第1の読取制御部と、
読取済みの前記特定の識別子と、前記特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報と、を対応付けて保存することを要求する第1の要求を前記サーバに送信する第1の要求送信部であって、前記第1の要求は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第2の端末装置を示す端末情報と、を含む、前記第1の要求送信部と、
を備え、
前記サーバは、
データベースと、
前記第1の端末装置から前記第1の要求を受信することに応じて、前記第1の要求内の前記特定の識別子と、前記第1の要求内の前記特定の指示情報と、を対応付けて前記データベースに保存する保存制御部と、
前記データベースに前記特定の識別子と前記特定の指示情報とが保存される場合に、前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第1の要求内の前記端末情報によって示される前記第2の端末装置に送信する第1の情報送信部と、
を備え、
前記第2の端末装置は、
前記サーバから前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを受信する第1の情報受信部と、
受信済みの前記特定の指示情報によって示される指示に従った作業を受信済みの前記特定の識別子によって示される前記特定の作業領域ですべきことを報知する第1の報知制御部と、
を備える、
管理システム。
【請求項2】
前記第2の端末装置は、さらに、
情報コードを撮像可能な第2の撮像部と、
前記特定の識別子と前記特定の指示情報とが前記データベースに対応付けて保存された後に、前記第2の撮像部によって撮像された対象の情報コードに記録されている対象の識別子を読み取る第2の読取制御部であって、前記対象の情報コードは、前記複数個の媒体のうち、前記特定の媒体と異なる対象の媒体に含まれる、前記第2の読取制御部と、
読取済みの前記対象の識別子と、前記サーバから受信した前記特定の識別子と、が一致しない場合に、前記対象の媒体が前記特定の媒体と異なることを報知する第2の報知制御部を備える、請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記第2の端末装置は、さらに、
ユーザからの操作に応じて、前記特定の識別子を含む情報要求を前記サーバに送信する識別子送信部と、
前記情報要求に対する応答として、前記サーバから前記特定の識別子に対応付けて保存されている前記特定の指示情報を受信する第2の情報受信部と、
を備える、請求項1又は2に記載の管理システム。
【請求項4】
前記第1の情報送信部は、前記データベースに前記特定の識別子と前記特定の指示情報とが保存される場合に、前記第2の端末装置から要求を受信することなく、前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第2の端末装置に送信し、
前記第1の情報受信部は、前記サーバに要求を送信することなく、前記サーバから前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載の管理システム。
【請求項5】
前記第1の要求は、さらに、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の作業領域の画像を示す領域画像情報を含み、
前記保存制御部は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第1の要求内の前記領域画像情報と、を対応付けて前記データベースに保存する、請求項1から4のいずれか一項に記載の管理システム。
【請求項6】
前記第1の端末装置は、
前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の作業領域の画像から前記特定の媒体を含む特定の領域の画像を切り出す画像処理を実行する第1の画像処理実行部を備え、
前記領域画像情報は、前記特定の領域を示す、請求項5に記載の管理システム。
【請求項7】
前記特定の領域は、前記特定の媒体と、前記特定の作業領域に配置された第1の目印と、によって区切られる領域である、請求項6に記載の管理システム。
【請求項8】
前記第1の要求は、さらに、前記特定の作業領域の位置を示す領域位置情報を含み、
前記保存制御部は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記領域位置情報と、を対応付けて前記データベースに保存する、請求項1から7のいずれか一項に記載の管理システム。
【請求項9】
前記特定の作業領域から離れた所定の領域には、第2の目印が配置されており、
前記領域位置情報は、前記第2の目印の位置を示す目印位置情報と、前記特定の媒体と前記第2の目印の間の距離と、を利用して生成される、請求項8に記載の管理システム。
【請求項10】
前記特定の媒体は、メモを記載可能なメモ欄を含み、
前記第1の要求は、さらに、前記メモ欄の画像を示すメモ画像情報を含み、
前記保存制御部は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第1の要求内の前記メモ画像情報と、を対応付けて前記データベースに保存する、請求項1から9のいずれか一項に記載の管理システム。
【請求項11】
前記第1の端末装置は、さらに、
前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の媒体の画像から前記特定の情報コードの画像を特定する画像特定部と、
前記特定の情報コードの画像を基準にして、前記特定の媒体の画像から前記メモ欄の画像を切り出す画像処理を実行する第2の画像処理実行部を備える、請求項10に記載の管理システム。
【請求項12】
前記特定の媒体は、所定の色を有し、
前記管理システムは、さらに、
前記所定の色を示す色情報と、前記端末情報と、を対応付けて保存する記憶部を備え、
前記第1の端末装置は、さらに、
前記記憶部から、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の媒体の画像から前記色情報を特定し、特定済みの前記色情報に対応付けて保存されている前記端末情報を取得する取得部を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の管理システム。
【請求項13】
第1の端末装置であって、
情報コードを撮像可能な第1の撮像部と、
複数個の媒体のうち、特定の情報コードが表示される特定の媒体が特定の作業領域に配置された後に、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の情報コードに記録されている特定の識別子を読み取る第1の読取制御部であって、前記複数個の媒体のそれぞれの表面に、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードが表示される、前記第1の読取制御部と、
読取済みの前記特定の識別子と、前記特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報と、を対応付けて保存することを要求する第1の要求をサーバに送信する第1の要求送信部であって、
前記第1の要求は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、第2の端末装置を示す端末情報と、を含み、
前記サーバは、
前記第1の端末装置から前記第1の要求を受信することに応じて、前記第1の要求内の前記特定の識別子と、前記第1の要求内の前記特定の指示情報と、を対応付けて前記サーバのデータベースに保存し、
前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第1の要求内の前記端末情報によって示される前記第2の端末装置に送信し、
前記第2の端末装置は、
前記サーバから前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを受信する場合に、受信済みの前記特定の指示情報によって示される指示に従った作業を受信済みの前記特定の識別子によって示される前記特定の作業領域ですべきことを報知する、
前記第1の要求送信部と、
を備える、第1の端末装置。
【請求項14】
第1の端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記第1の端末装置は、
コンピュータと、
情報コードを撮像可能な第1の撮像部と、
を備え、
前記コンピュータを、以下の各部、即ち、
複数個の媒体のうち、特定の情報コードが表示される特定の媒体が特定の作業領域に配置された後に、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の情報コードに記録されている特定の識別子を読み取る第1の読取制御部であって、前記複数個の媒体のそれぞれの表面に、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードが表示される、前記第1の読取制御部と、
読取済みの前記特定の識別子と、前記特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報と、を対応付けて保存することを要求する第1の要求をサーバに送信する第1の要求送信部であって、
前記第1の要求は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、第2の端末装置を示す端末情報と、を含み、
前記サーバは、
前記第1の端末装置から前記第1の要求を受信することに応じて、前記第1の要求内の前記特定の識別子と、前記第1の要求内の前記特定の指示情報と、を対応付けて前記サーバのデータベースに保存し、
前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第1の要求内の前記端末情報によって示される前記第2の端末装置に送信し、
前記第2の端末装置は、
前記サーバから前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを受信する場合に、受信済みの前記特定の指示情報によって示される指示に従った作業を受信済みの前記特定の識別子によって示される前記特定の作業領域ですべきことを報知する、
前記第1の要求送信部と、
として機能させる、第1の端末装置のためのコンピュータプログラム。
【請求項15】
第2の端末装置であって、
サーバから特定の識別子と特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報とを受信する第1の情報受信部であって、
第1の端末装置は、複数個の媒体のうち、特定の情報コードが表示される特定の媒体が前記特定の作業領域に配置された後に、前記第1の端末装置の第1の撮像部によって撮像された前記特定の情報コードに記録されている前記特定の識別子を読み取り、
前記複数個の媒体のそれぞれの表面に、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードが表示され
前記第1の端末装置は、読取済みの前記特定の識別子と、前記特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報と、を対応付けて保存することを要求する第1の要求を前記サーバに送信し、
前記第1の要求は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第2の端末装置を示す端末情報と、を含み、
前記サーバは、
前記第1の端末装置から前記第1の要求を受信することに応じて、前記第1の要求内の前記特定の識別子と、前記第1の要求内の前記特定の指示情報と、を対応付けて前記サーバのデータベースに保存し、
前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第1の要求内の前記端末情報によって示される前記第2の端末装置に送信する、
前記第1の情報受信部と、
受信済みの前記特定の指示情報によって示される指示に従った作業を受信済みの前記特定の識別子によって示される前記特定の作業領域ですべきことを報知する第1の報知制御部と、
を備える、第2の端末装置。
【請求項16】
第2の端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記第2の端末装置のコンピュータを以下の各部、即ち、
サーバから特定の識別子と特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報とを受信する第1の情報受信部であって、
第1の端末装置は、複数個の媒体のうち、特定の情報コードが表示される特定の媒体が前記特定の作業領域に配置された後に、前記第1の端末装置の第1の撮像部によって撮像された前記特定の情報コードに記録されている前記特定の識別子を読み取り、
前記複数個の媒体のそれぞれの表面に、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードが表示され
前記第1の端末装置は、読取済みの前記特定の識別子と、前記特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報と、を対応付けて保存することを要求する第1の要求を前記サーバに送信し、
前記第1の要求は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第2の端末装置を示す端末情報と、を含み、
前記サーバは、
前記第1の端末装置から前記第1の要求を受信することに応じて、前記第1の要求内の前記特定の識別子と、前記第1の要求内の前記特定の指示情報と、を対応付けて前記サーバのデータベースに保存し、
前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第1の要求内の前記端末情報によって示される前記第2の端末装置に送信する、
前記第1の情報受信部と、
受信済みの前記特定の指示情報によって示される指示に従った作業を受信済みの前記特定の識別子によって示される前記特定の作業領域ですべきことを報知する第1の報知制御部と、
として機能させる、第2の端末装置のためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、作業の指示を管理することに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、識別コード発行部を備えるユーザ端末が開示されている。識別コード発行部は、工事対象の建物における工事箇所の位置を示す情報と、当該工事箇所に適用される工事に関する情報(例えば工法等)を表す識別コードを発行する。ユーザは、発行された識別コードを工事箇所に配置する。他のユーザは、携帯端末で配置された識別コードを読み取り、工事に関する情報を取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-030519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
工事箇所に適用される工事は、現場で判断されることが多い。このような状況で特許文献1に開示の技術を利用する場合には、識別コード発行部を備えるユーザ端末を現場に持ち込み、識別コードを現場で発行することが想定される。ユーザは、識別コードを現場で発行することを煩わしく感じ得る。
【0005】
本明細書では、ユーザの利便性を向上させるための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示する管理システムは、第1の端末装置と、第2の端末装置と、サーバと、作業領域に配置可能な複数個の媒体と、を備え、前記複数個の媒体のそれぞれは、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードを含み、前記第1の端末装置は、情報コードを撮像可能な第1の撮像部と、前記複数個の媒体のうち、特定の情報コードを含む特定の媒体が特定の作業領域に配置された後に、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の情報コードに記録されている特定の識別子を読み取る第1の読取制御部と、読取済みの前記特定の識別子と、前記特定の作業領域に対する作業の指示を示す特定の指示情報と、を対応付けて保存することを要求する第1の要求を前記サーバに送信する第1の要求送信部であって、前記第1の要求は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第2の端末装置を示す端末情報と、を含む、前記第1の要求送信部と、を備え、前記サーバは、データベースと、前記第1の端末装置から前記第1の要求を受信することに応じて、前記第1の要求内の前記特定の識別子と、前記第1の要求内の前記特定の指示情報と、を対応付けて前記データベースに保存する保存制御部と、前記データベースに前記特定の識別子と前記特定の指示情報とが保存される場合に、前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第1の要求内の前記端末情報によって示される前記第2の端末装置に送信する第1の情報送信部と、を備え、前記第2の端末装置は、前記サーバから前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを受信する第1の情報受信部と、受信済みの前記特定の指示情報によって示される指示に従った作業を受信済みの前記特定の識別子によって示される前記特定の作業領域ですべきことを報知する第1の報知制御部と、を備える。
【0007】
このような構成によれば、第1の端末装置のユーザは、複数個の媒体のうちの特定の媒体を特定の作業領域に配置する。そして、第1の端末装置は、特定の媒体に含まれる特定の情報コードに記録されている特定の識別子を読み取り、特定の識別子と特定の指示情報とを含む第1の要求をサーバに送信する。この結果、サーバ内のデータベースにおいて、特定の識別子と特定の指示情報が対応付けて保存され、特定の作業領域と特定の指示情報が対応付けられる。そして、第2の端末装置は、サーバから特定の識別子と特定の指示情報とを受信して、特定の指示情報によって示される指示に従った作業を特定の識別子によって示される特定の作業領域ですべきことをユーザに報知する。即ち、特定の作業領域に対する作業の伝達において、ユーザは、特定の作業領域を示す情報及び特定の指示情報を記録する情報コードを現場で発行しなくてもよく、ユニークな識別子が予め記録されている情報コードを含む媒体を特定の作業領域に配置して、第1の端末装置で情報コードを撮像すればよい。ユーザの利便性が向上する。
【0008】
前記第2の端末装置は、さらに、情報コードを撮像可能な第2の撮像部と、前記特定の識別子と前記特定の指示情報とが前記データベースに対応付けて保存された後に、前記第2の撮像部によって撮像された対象の情報コードに記録されている対象の識別子を読み取る第2の読取制御部であって、前記対象の情報コードは、前記複数個の媒体のうち、前記特定の媒体と異なる対象の媒体に含まれる、前記第2の読取制御部と、読取済みの前記対象の識別子と、前記サーバから受信した前記特定の識別子と、が一致しない場合に、前記対象の媒体が前記特定の媒体と異なることを報知する第2の報知制御部を備えてもよい。
【0009】
対象の媒体が特定の媒体と異なることを報知することによって、例えば、対象の媒体が配置されている作業領域が、作業の指示に対する特定の作業領域でないことを確認することができる。ユーザの利便性が向上する。
【0010】
前記第2の端末装置は、さらに、ユーザからの操作に応じて、前記特定の識別子を含む情報要求を前記サーバに送信する識別子送信部と、前記情報要求に対する応答として、前記サーバから前記特定の識別子に対応付けて保存されている前記特定の指示情報を受信する第2の情報受信部と、を備えてもよい。
【0011】
このような構成によれば、ユーザは、第2の端末装置を操作して、特定の指示情報によって示される指示を確認することができる。
【0012】
前記第1の情報送信部は、前記データベースに前記特定の識別子と前記特定の指示情報とが保存される場合に、前記第2の端末装置から要求を受信することなく、前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを前記第2の端末装置に送信し、前記第1の情報受信部は、前記サーバに要求を送信することなく、前記サーバから前記特定の識別子と前記特定の指示情報とを受信してもよい。
【0013】
例えば、第2の端末装置から要求を受信することに応じて特定の識別子と特定の指示情報とを第2の端末装置に送信する比較例が想定される。この比較例では、データベースに特定の識別子と特定の指示情報とが保存されてから要求の受信までの間、特定の識別子と特定の指示情報とが第2の端末装置に送信されない。特定の作業領域に対する作業の伝達が遅れる可能性がある。これに対して、上記の構成によれば、第2の端末装置から要求を受信することなく、特定の識別子と特定の指示情報とが第2の端末装置に送信されるので、特定の作業領域に対する作業の伝達が遅れることを抑制することができる。
【0014】
前記第1の要求は、さらに、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の作業領域の画像を示す領域画像情報を含み、前記保存制御部は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第1の要求内の前記領域画像情報と、を対応付けて前記データベースに保存してもよい。
【0015】
このような構成によれば、特定の作業領域に対する作業の指示に対応付けて、特定の作業領域の画像を管理することができる。
【0016】
前記第1の端末装置は、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の作業領域の画像から前記特定の媒体を含む特定の領域の画像を切り出す画像処理を実行する第1の画像処理実行部を備え、前記領域画像情報は、前記特定の領域を示してよい。
【0017】
このような構成によれば、特定の媒体を、特定の作業領域のうちの主に管理すべき領域に配置することで、特定の作業領域の全体ではなく、主に管理すべき領域の画像をサーバで管理することができる。
【0018】
前記特定の領域は、前記特定の媒体と、前記特定の作業領域に配置された第1の目印と、によって区切られる領域であってもよい。
【0019】
このような構成によれば、ユーザは、主に管理すべき領域を、特定の媒体と第1の目印を利用して指定することができる。ユーザの利便性が向上する。
【0020】
前記第1の要求は、さらに、前記特定の作業領域の位置を示す領域位置情報を含み、前記保存制御部は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記領域位置情報と、を対応付けて前記データベースに保存してもよい。
【0021】
このような構成によれば、特定の作業領域に対する作業の指示に対応付けて、特定の作業領域の位置を管理することができる。
【0022】
前記特定の作業領域から離れた所定の領域には、第2の目印が配置されており、前記領域位置情報は、前記第2の目印の位置を示す目印位置情報と、前記特定の媒体と前記第2の目印の間の距離と、を利用して生成されてもよい。
【0023】
このような構成によれば、特定の作業領域から離れた所定の領域に配置されている第2の目印を利用して、特定の作業領域の位置を示す位置情報を簡易に生成することができる。
【0024】
前記特定の媒体は、メモを記載可能なメモ欄を含み、前記第1の要求は、さらに、前記メモ欄の画像を示すメモ画像情報を含み、前記保存制御部は、前記特定の識別子と、前記特定の指示情報と、前記第1の要求内の前記メモ画像情報と、を対応付けて前記データベースに保存してもよい。
【0025】
このような構成によれば、特定の作業領域に対する作業の指示に対応付けて、メモ(例えば、特定の作業領域に対する作業の指示をした管理者のメモ)を管理することができる。
【0026】
前記第1の端末装置は、さらに、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の媒体の画像から前記特定の情報コードの画像を特定する画像特定部と、前記特定の情報コードの画像を基準にして、前記特定の媒体の画像から前記メモ欄の画像を切り出す画像処理を実行する第2の画像処理実行部を備えてもよい。
【0027】
このような構成によれば、特定の媒体の画像からメモ欄の画像を簡易に切り出すことができる。
【0028】
前記特定の媒体は、所定の色を有し、前記管理システムは、さらに、前記所定の色を示す色情報と、前記端末情報と、を対応付けて保存する記憶部を備え、前記第1の端末装置は、さらに、前記記憶部から、前記第1の撮像部によって撮像された前記特定の媒体の画像から前記色情報を特定し、特定済みの前記色情報に対応付けて保存されている前記端末情報を取得する取得部を備えてもよい。
【0029】
例えば、ユーザが、第2の端末装置を操作して、第2の端末装置を示す端末情報を第1の端末装置に入力する比較例が想定される。この比較例では、ユーザは、端末情報の入力を煩わしく感じ得る。これに対して、上記の構成によれば、端末情報は、特定の媒体の色によって自動的に取得される。ユーザは、端末情報を入力しなくてもよい。ユーザの利便性が向上する。
【0030】
また、上記の第1の端末装置それ自体、第1の端末装置の制御方法、第1の端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを保存する記憶媒体も、新規で有用である。また、上記の第2の端末装置それ自体、第2の端末装置の制御方法、第2の端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを保存する記憶媒体も、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】管理システムの構成を示す。
図2】管理者端末、作業者端末、及び、サーバのブロック図を示す。
図3】管理システムによって実現される処理のシーケンス図を示す。
図4】領域画像情報を生成する処理の一態様を示す。
図5】作業領域の位置を示す位置情報を生成する処理の一態様を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
(管理システム2の構成;図1図2
図1図2を参照して、本実施例に係る管理システム2について説明する。管理システム2は、作業領域WAに対する作業の指示を管理して、当該指示を作業者に伝達するためのシステムである。作業領域WAは、作業箇所(例えば、建物の壁、床、天井、屋根、基礎、配線、家具等、又は、道路、橋等の補修箇所等)を含む領域である。
【0033】
図1に示すように、管理システム2は、管理者端末10、作業者端末100、サーバ200、複数個の付箋500と、を備える。各装置10、100、200は、インターネット8に接続されている。別言すれば、各装置10、100、200は、インターネット8を介して通信可能である。
【0034】
管理者端末10は、作業領域WAを管理する管理者が利用する端末である。作業者端末100は、作業領域WAに対して作業する作業者が利用する端末である。各端末10、100は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、情報コード読取装置等の可搬型の端末である。なお、変形例では、各端末10、100は、ノートPC、タブレットPCであってもよい。
【0035】
サーバ200は、作業領域WAに対する作業の指示を管理し、かつ、管理者と作業者の間の指示及び報告の伝達を仲介するサーバである。
【0036】
複数個の付箋500のそれぞれは、情報コード505と、メモ欄510と、を含む。なお、図1では、複数個の付箋500のうちの1個の付箋にのみ符号を付し、他の付箋に符号を付すことを省略している。例えば、最上段の付箋500の情報コード505には、コードID「c001」が予め記録されている。また、二段目の付箋500の情報コード505には、コードID「c001」とは異なるコードID「c002」が予め記録されている。各情報コード505には、ユニークなコードIDが予め記録されている。各情報コード505は、二次元コードである。なお、変形例では、各情報コード505は、バーコードでもよい。また、ユニークなコードIDは、例えば、複数個の付箋500を販売する販売業者(例えば、管理システム2を提供するベンダ)によって決められて、各情報コードに予め記録されている。なお、変形例では、ユニークなコードIDは、作業領域WAの管理者によって決められてもよい。
【0037】
付箋500の裏面には、接着剤が塗布されている。裏面の接着剤によって、付箋500を作業領域WAに貼り付け可能である。付箋500の表面には、情報コード505と、メモ欄510と、が表示されている。メモ欄510は、メモを記載可能な欄である。付箋500を作業領域WAに貼り付けた者(例えば管理者)は、当該作業領域WAに対する作業の指示に関するメモをメモ欄510に記載することができる。
【0038】
付箋500は、所定の色を有する。所定の色は、例えば、黄色である。なお、所定の色は、黄色に限らず、例えば、青、緑、紫、白等の他の色でもよい。
【0039】
(管理者端末10の構成;図2
管理者端末10は、表示部12、操作部14、撮像部20、ネットワークインターフェース22と、制御部40と、を備える。なお、以下では、「インターフェース」を「I/F」と記載する。管理者端末10には、管理者端末10を利用する管理者を示す管理者名「ma1」が保存されている。
【0040】
表示部12は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。操作部14は、複数個のキーを備える。ユーザは、操作部14を操作することによって、様々な指示を管理者端末10に入力することができる。なお、表示部12は、ユーザから指示を受け付けるタッチパネル(即ち操作部)としても機能してもよい。
【0041】
撮像部20は、任意の対象(例えば情報コード等)を撮像可能なカメラを含む。なお、撮像部20は、当該対象を照らす光を照射可能な発光部を含んでいてもよい。ネットワークI/F22は、インターネット8を介した通信を実行可能なI/Fであり、インターネット8に接続されている。ネットワークI/F22は、例えば、Wi-Fi(登録商標)に従った通信、移動体通信(例えば、4G、5G等)を実行可能なI/Fである。
【0042】
制御部40は、CPU42と、メモリ44と、を備える。CPU42は、メモリ44に記憶されているプログラム50、52に従って様々な処理を実行する。メモリ44は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。OSプログラム50は、管理者端末10の基本的な処理を実行するためのプログラムである。アプリケーションプログラム52(以下では、「アプリ52」と記載)は、管理システム2を利用するためのプログラムである。アプリ52は、インターネット8上のサーバ(図示省略)から管理者端末10にインストールされる。アプリ52は、例えば、管理システム2を提供するベンダによって当該サーバにアップロードされる。
【0043】
(作業者端末100の構成;図2
作業者端末100は、表示部112、操作部114、撮像部120、ネットワークI/F122と、制御部140と、を備える。各部は、管理者端末10と同様である。各部の説明は、省略する。作業者端末100には、作業者端末100を利用する作業者を示す作業者名「wo1」が保存されている。
【0044】
(サーバ200の構成;図2
サーバ200は、制御部240を備える。制御部240は、CPU242と、情報テーブル210と、宛先テーブル220と、色テーブル230と、を備える。各テーブル210~230は、データベースである。
【0045】
情報テーブル210は、コードIDに対応付けて各種情報を保存可能なテーブルである。各種情報は、管理者名(例えば「ma1」)、作業者名(例えば「wo1」)、指示情報(例えばIN1)、位置情報(例えばPO1)、及び、画像情報(例えばIM1)を含む。位置情報は、作業領域WAの位置を示す。画像情報は、作業領域WAの画像を示す領域画像情報と、付箋500のメモ欄の画像を示すメモ画像情報と、を含む。また、各種情報は、さらに、作業報告情報(例えば「RE1」)を含み得る。作業報告情報は、作業領域WAに対する作業の報告を示す。
【0046】
宛先テーブル220は、情報テーブル210内の情報を送信する宛先を管理するテーブルである。宛先テーブルは、宛先名と、宛先情報と、を対応付けて保存する。宛先名は、管理者名又は作業者名である。宛先情報(例えば「DE2」)は、端末(例えば作業者端末100)にインストールされているアプリ(例えばアプリ152)を識別する識別情報を含む。なお、変形例では、宛先情報は、宛先名によって示される者が利用可能な電子メールのアドレスであってもよい。
【0047】
色テーブル230は、作業者名と、色情報と、を対応付けて保存するテーブルである。色情報は、付箋500の所定の色を示す。例えば、作業者名「wo1」によって示される作業者には、所定の色として黄色を有する付箋500が割り当てられ、作業者名「wo2」によって示される作業者には、所定の色として青色を有する付箋500が割り当てられる。
【0048】
(管理システム2によって実現される処理;図3
図3を参照して、管理システム2によって実現される処理について説明する。なお、以下では、各デバイスの各CPU(例えば管理者端末10のCPU42等)が実行する処理について、理解の容易さの観点から、各CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えば管理者端末10等)を主体として記載する。また、各装置10、100、200との通信は、ネットワークI/F(例えば22)及びインターネット8を介して実行される。以下では、特に言及しない限り、「ネットワークI/F22を介して」、「ネットワークI/F122を介して」、及び、「インターネット8を介して」という説明を省略する。
【0049】
本ケースの初期状態では、管理者は、複数個の付箋500の中から、1個の付箋500を選択し、1個の付箋500を作業領域WAに貼り付ける(図1参照)。
【0050】
T10では、管理者は、管理者端末10の操作部14を操作して、アプリ52を起動する。これにより、管理者端末10は、アプリ52に従って、撮像部20を起動する。そして、管理者は、管理者端末10の操作部14を操作して、付箋500が貼り付けられた作業領域WAを撮像する。これにより、管理者端末10は、作業領域WAの画像を示す情報を取得する。
【0051】
T12では、管理者端末10は、作業領域WAの画像を分析して、付箋500の情報コード505を示す画像を特定する。例えば、情報コード505は、作業領域WAの画像を走査して、情報コード内の所定のシンボルを抽出し、所定のシンボルを含む画像を、情報コード505を示す画像として特定する。そして、管理者端末10は、特定済みの画像を分析して、情報コード505に記録されているコードID「c001」を読み取る。
【0052】
T12では、さらに、管理者端末10は、情報コード505を基準とする所定の規則に従って、メモ欄510を示す画像を特定する。付箋500において、メモ欄510は、所定の規則に基づいて予め設定されている。所定の規則では、例えば、メモ欄510が、情報コード505の右側に位置し、メモ欄510の縦幅は、情報コード505と同じであり、メモ欄510の横幅は、情報コード505の幅の2倍である(図1参照)。なお、上記のメモ欄510の位置及び幅は、一例に過ぎないことに留意されたい。管理者端末10は、作業領域WAの画像から特定済みのメモ欄510を示す画像を切り出す画像処理を実行する。これにより、メモ欄510を示す画像を示すメモ画像情報が生成される。このような構成によれば、T10で撮像した作業領域WAの画像からメモ欄の画像を簡易に切り出すことができる。また、例えば、ユーザが、T10の操作に加えて、メモ欄510を示す画像を撮像するための操作を実行する比較例が想定される。この比較例では、ユーザは、撮像のための操作を2回行う必要がある。これに対して、実施例の構成によれば、ユーザは、T10の操作のみを行えばよい。ユーザの利便性が向上する。なお、変形例では、上記の比較例の構成が採用されてもよい。
【0053】
T14では、管理者端末10は、作業領域WAの画像を分析して、付箋500の色を特定する。本ケースでは、付箋500の色は、黄色である。管理者端末10は、黄色を示す色情報「黄」をサーバ200に送信する。
【0054】
サーバ200は、T14において、管理者端末10から色情報「黄」を受信すると、色テーブル230から、色情報「黄」に対応付けて保存されている作業者名「wo1」を取得する。そして、サーバ200は、T16において、作業者名「wo1」を管理者端末10に送信する。
【0055】
管理者端末10は、T16において、サーバ200から作業者名「wo1」を受信する。例えば、管理者が、管理者端末10を操作して、作業領域WAに対する作業を指示する作業者名「wo1」を管理者端末10に入力する比較例が想定される。この比較例では、管理者は、作業者名「wo1」の入力を煩わしく感じ得る。これに対して、上記の構成によれば、作業者名「wo1」は、付箋500の色によって自動的に取得される。ユーザは、作業者名「wo1」を入力しなくてもよい。ユーザの利便性が向上する。なお、変形例では、上記の比較例の構成が採用されてもよい。また、他の変形例では、色テーブル230には、作業者名に代えて、作業に関する他の情報が、色情報に対応付けて保存されていてもよい。当該他の情報は、例えば、作業内容(例えば、工法、塗装、電気工事等)、作業箇所の種類(例えば、床、天井等)、作業箇所の位置(例えば、施工図の座標等)等を示す情報であってもよい。そして、サーバ200は、色テーブル230から他の情報を取得して、取得済みの他の情報を管理者端末10に送信してもよい。管理者端末10に送信された他の情報は、後述する第1の保存要求に含まれていてもよい(T22参照)。本変形例でも、ユーザは、他の情報を管理者端末10に入力しなくてもよく、ユーザの利便性が向上する。
【0056】
T18では、管理者端末10は、入力画面(図示省略)を表示部12に表示させる。入力画面は、指示情報を入力するための入力欄と、位置情報を入力するための入力欄と、画像情報を送信するのか否かを選択するためのラジオボタンと、を含む。
【0057】
本ケースでは、ユーザは、T20において、管理者端末10の操作部14を操作して、指示情報IN1と位置情報PO1とを入力し、入力画面内のラジオボタンにおいて、画像情報IM1を送信することを選択する。ここで、位置情報は、建物の施工図における座標である。なお、変形例では、入力画面は、位置情報を入力するための入力欄を含まず、位置情報は、GPSセンサーの測定値であってもよい。
【0058】
管理者端末10は、T20において、各情報の入力を受け付けると、T22において、コードID「c001」と、管理者名「ma1」と、作業名「wo1」と、指示情報IN1と、位置情報PO1と、画像情報IM1と、を含む第1の保存要求をサーバ200に送信する。画像情報IM1は、作業領域WAの画像を示す領域画像情報と、付箋500のメモ欄の画像を示すメモ画像情報と、を含む。第1の保存要求は、第1の保存要求内の各情報を互いに対応付けて情報テーブル210に保存することを要求する信号である。
【0059】
サーバ200は、T22において、管理者端末10から第1の保存要求を受信すると、T30において、第1の保存要求内の各情報を情報テーブル210に保存する。サーバ200は、作業領域WAに対する作業の指示を示す指示情報IN1に対応付けて領域画像情報を保存することによって、作業領域WAに対する作業の指示に対応付けて、作業領域WAの画像を管理することができる。さらに、サーバ200は、指示情報IN1に対応付けて位置情報PO1を保存することによって、作業領域WAに対する作業の指示に対応付けて、作業領域WAの位置を管理することができる。また、さらに、サーバ200は、指示情報IN1に対応付けてメモ画像情報を保存することによって、作業領域WAに対する作業の指示に対応付けて、付箋500に記載されたメモを管理することができる。
【0060】
T32では、サーバ200は、宛先テーブル220から、T22で受信した作業者名「wo1」に対応付けて保存されている宛先情報DE2を取得する(図2参照)。宛先情報DE2は、作業者名「wo1」によって示される作業者が利用する作業者端末100内のアプリ152を識別する識別情報である。そして、サーバ200は、取得済みの宛先情報DE2によって識別される作業者端末100を宛先として、サーバ200の情報テーブル210に各情報が保存されたことを示す第1の通知を作業者端末100に送信する。第1の通知は、コードID「c001」と、指示情報IN1と、位置情報PO1と、画像情報IM1と、を含む。
【0061】
第1の通知は、いわゆるPush通知である。即ち、第1の通知は、作業者端末100から要求を受信することなく、作業者端末100に送信される通知である。なお、変形例では、第1の通知は、電子メール、SMS、SNSのメッセージ等であってもよい。例えば、作業者端末100から要求を受信することに応じて第1の通知を作業者端末100に送信する比較例が想定される。この比較例では、情報テーブル210に各情報が保存されてから要求の受信までの間、コードID「c001」と指示情報IN1とが作業者端末100に送信されない。作業領域WAに対する作業の伝達が遅れる可能性がある。これに対して、本実施例の構成によれば、作業者端末100から要求を受信することなく、第1の通知が作業者端末100に送信されるので、作業領域WAに対する作業の伝達が遅れることを抑制することができる。なお、変形例では、上記の比較例の構成が採用されてもよい。
【0062】
作業者端末100は、T32において、サーバ200から第1の通知を受信すると、T40において、第1の通知内の各情報を含む画面を表示部112に表示させる。これにより、作業者端末100を利用する作業者は、指示情報IN1によって示される指示に従った作業を、コードID「c001」が記録されている付箋500が貼り付けられている作業領域WA(即ち、コードID「c001」によって示される作業領域WA)ですべきことを知ることができる。
【0063】
作業者は、T40で表示された各情報を見て、作業領域WAを含む現場に移動する。そして、作業者は、現場内の或る作業領域(以下では、「対象の作業領域」と記載)に到達すると、対象の作業領域が、コードID「c001」によって示される作業領域WAであるのか否かを確かめる。具体的には、作業者は、作業者端末100の操作部114を操作して、アプリ152を起動する。これにより、作業者端末100は、アプリ152に従って、撮像部120を起動する。そして、作業者は、作業者端末100の操作部114を操作して、対象の作業領域を撮像する。これにより、管理者端末10は、対象の作業領域の画像を示す情報を取得する。
【0064】
T52では、作業者端末100は、対象の作業領域の画像を分析して、対象の作業領域に貼り付けられている付箋500の情報コード505(以下では、「対象の情報コード505」と記載)に記録されているコードID(以下では、「対象のコードID」と記載)を読み取る。
【0065】
T54では、作業者端末100は、T52で読み取った対象のコードIDがT32で受信した第1の通知内のコードID「c001」と一致するのか否かを判断する。
【0066】
作業者端末100は、対象のコードIDがコードID「c001」と一致しないと判断する場合(T54でNO)に、T56において、対象の情報コード505が、コードID「c001」が記録されている情報コード505、即ち、作業領域WAに貼り付けられている情報コード505と異なることを示すエラー画面を表示部112に表示させる。これにより、作業者は、作業領域WAとは異なる作業領域に誤って到達したことを知ることができる。そして、作業者は、作業領域WAに向かって再び移動する。
【0067】
また、作業者端末100は、対象のコードIDがコードID「c001」と一致すると判断する場合(T54でYES)に、T60において、情報テーブル210内の各情報を要求する情報要求をサーバ200に送信する。情報要求は、対象のコードID(即ちコードID「c001」)を含む。
【0068】
サーバ200は、T60において、作業者端末100から情報要求を受信すると、情報テーブル210から、情報要求内のコードID「c001」に対応付けて保存されている各情報(即ち、指示情報IN1、位置情報PO1、画像情報IM1)を取得する。そして、サーバ200は、T62において、情報要求に対する応答として、取得済みの各情報を作業者端末100に送信する。
【0069】
作業者端末100は、T62において、サーバ200から情報要求に対する応答を受信すると、T64において、当該応答内の各情報、即ち、指示情報IN1、位置情報PO1及び画像情報IM1を含む画面を表示部112に表示させる。このような構成によれば、作業者は、作業領域WAを撮像することによって、指示情報IN1によって示される指示を確認することができる。
【0070】
作業者は、T64において、指示情報IN1によって示される指示を確認すると、作業領域WAに対して作業する。そして、作業者は、作業領域WAに対する作業が完了すると、T70において、作業者端末100を操作して、作業領域WAに対する作業の報告を示す作業報告情報RE1を入力する。
【0071】
作業者端末100は、T70において、作業報告情報RE1の入力を受け付けると、T72において、作業報告情報RE1の保存を要求する第2の保存要求をサーバ200に送信する。第2の保存要求は、コードID「c001」と、作業報告情報RE1と、を含む。
【0072】
サーバ200は、T72において、作業者端末100から第2の保存要求を受信すると、T80において、第2の保存要求内のコードID「c001」に対応付けて、第2の保存要求内の作業報告情報RE1を情報テーブル210に保存する。
【0073】
T82では、サーバ200は、宛先テーブル220から、コードID「c001」に対応付けて保存されている宛先情報DE1を取得する。宛先情報DE1は、管理者名「ma1」によって示される管理者が利用する管理者端末10内のアプリ52を識別する識別情報である。サーバ200は、取得済みの宛先情報DE1によって識別される管理者端末10を宛先として、情報テーブル210に作業報告情報RE1が保存されたことを示す第2の通知を管理者端末10に送信する。第2の通知は、コードID「c001」と、作業報告情報RE1と、を含む。
【0074】
管理者端末10は、T82において、サーバ200から第2の通知を受信すると、T90において、コードID「c001」と作業報告情報RE1とを表示部12に表示させる。これにより、管理者端末10を利用するユーザは、コードID「c001」によって示される作業領域WAにおいて作業が完了したことを知ることができる。そして、管理者は、作業の修正の有無を判断する。例えば、管理者が作業を修正すべきと判断する場合には、管理者端末10を操作して、修正の指示を入力する。この場合、管理者端末10は、コードID「c001」と、入力済みの修正の指示を示す修正指示情報と、を含む第3の保存要求をサーバ200に送信する(図示省略)。これにより、サーバ200は、修正指示情報を情報テーブル210に保存し、修正指示情報を含むPush通知を作業者端末100に送信する(図示省略)。作業者は、修正の指示を知ることができる。
【0075】
(本実施例の効果)
本実施例の構成によれば、管理者は、複数個の付箋500のうちの特定の付箋500を作業領域WAに配置する。そして、管理者端末10は、特定の付箋500に含まれる情報コード505に記録されているコードID「c001」を読み取り(図3のT12)、コードID「c001」と指示情報IN1とを含む第1の保存要求をサーバ200に送信する(T22)。この結果、情報テーブル210において、コードID「c001」と指示情報IN1が対応付けて保存され、作業領域WAと指示情報IN1が対応付けられる(T30)。そして、作業者端末100は、サーバ200からコードID「c001」と指示情報IN1とを受信して(T32)、指示情報IN1によって示される指示に従った作業をコードID「c001」によって示される作業領域WAですべきことを作業者に報知する(T40)。例えば、作業領域WAに対する作業の伝達において、管理者が、作業領域WAを示す情報及び指示情報IN1を記録する情報コードを現場で発行して、当該情報コードを作業領域WAに貼り付ける比較例が想定される。この比較例では、管理者は、情報コードを現場で発行することを煩わしく感じ得る。また、作業者は、指示を確認するために現場に移動して、情報コードを撮像する必要がある。これに対して、本実施例の構成によれば、管理者は、ユニークなコードID「c001」が予め記録されている情報コード505を含む付箋500を作業領域WAに貼り付けて、管理者端末10で情報コード505を撮像すればよい。即ち、情報コードを現場で発行しなくてもよい。また、作業者は、第1の通知によって、現場に移動することなく、指示を確認することができる。ユーザの利便性が向上する。
【0076】
(領域画像情報の生成;図4
図4では、図3のT22の領域画像情報を生成する処理の一態様について説明する。例えば、管理者は、作業領域WAの全体ではなく、作業領域WAの一部を作業者に伝達することを望む場合がある。以下では、作業者に伝達することを望む領域を「伝達領域」と記載する。図4の破線で囲まれる領域が、伝達領域である。
【0077】
図4で示す一態様では、管理者は、伝達領域の上左の角に付箋500を貼り付ける。そして、管理者は、付箋500の対角、即ち、伝達領域の下右の角に、目印付箋600を貼り付ける。目印付箋600は、例えば、付箋500と同じ所定の色を有する付箋である。これにより、伝達領域が、付箋500と目印付箋600によって区切られる。なお、両付箋500、600の貼り方は、図4の例に限らない。例えば、付箋500が伝達領域の上左の角に、目印付箋600が伝達領域の上右の角に貼り付けられてもよい。この場合、伝達領域の横幅は、両付箋500、600との間の距離によって指定され、伝達領域の横幅は、管理者によって入力される値によって指定されてもよい。
【0078】
管理者は、付箋500と目印付箋600を作業領域WAに貼り付けた後に、管理者端末10を操作して、作業領域WAを撮像する。これにより、図4に示すように、伝達領域の画像を含む画像700が撮像される。
【0079】
管理者端末10は、画像700を分析し、付箋500の画像と、目印付箋600の画像と、を特定する。管理者端末10は、付箋500の画像の上左の角と、目印付箋600の画像の下右の角と、によって区切られる領域を伝達領域として決定する。そして、管理者端末10は、画像700から決定済みの伝達領域の画像を切り出す画像処理を実行して、切り出された伝達領域の画像を示す情報を領域画像情報として生成する。
【0080】
このような構成によれば、付箋500を作業領域WAのうちの伝達領域に配置することで、作業領域WAの全体ではなく、主に管理すべき伝達領域の画像をサーバ200で管理することができる。また、管理者は、伝達領域を、付箋500と目印付箋600を利用して指定することができる。ユーザの利便性が向上する。
【0081】
(位置情報の生成;図5
図5では、図3のT22の位置情報PO1を生成する処理の一態様について説明する。本一態様では、作業領域WAから離れた所定の領域に、マーカコードが配置されている。マーカコードは、情報コードであり、マーカID「m001」を記録する。
【0082】
また、本一態様では、サーバ200は、各テーブル210~230に加えて、マーカテーブル235を保存する。マーカテーブル235では、マーカID(例えば「m001」)と、当該マーカIDが記録されているマーカコードが配置されている位置を示す位置情報(例えばPO10)と、が対応付けて保存されている。マーカコードが配置されている位置を示す位置情報は、施工図の座標である。
【0083】
管理者は、付箋500を作業領域WAに貼り付けた後に、管理者端末10を操作して、作業領域WAとマーカコードとを含む画像を撮像する。
【0084】
管理者端末10は、作業領域WAとマーカコードとを含む画像を分析し、付箋500の情報コード505と、マーカコードと、を特定する。管理者端末10は、情報コード505とマーカコードの間の距離Lを算出する。
【0085】
また、管理者端末10は、マーカコードの画像を分析して、マーカコードに記録されているマーカID「m001」を読み取る。そして、管理者端末10は、読取済みのマーカID「m001」をサーバ200に送信する。
【0086】
サーバ200は、管理者端末10からマーカID「m001」を受信すると、マーカテーブル235からマーカID「m001」に対応付けて保存されている位置情報PO10を取得し、位置情報PO10を管理者端末10に送信する。
【0087】
管理者端末10は、サーバ200から位置情報PO10を受信すると、位置情報PO10と、算出済みの距離Lと、を利用して、情報コード505の位置、即ち、作業領域WAの位置を示す位置情報PO1を生成する。例えば、施工図上の位置は、XY座標で表される。管理者端末10は、距離LのX成分を位置情報PO10のX成分に加算し、距離LのY成分を位置情報PO10のY成分に加算する。これにより、作業領域WAの位置情報PO1が生成される。
【0088】
このような構成によれば、作業領域WAから離れた所定の領域に配置されているマーカコードを利用して、作業領域WAの位置を示す位置情報を簡易に生成することができる。
【0089】
(対応関係)
管理システム2が、「管理システム」の一例である。作業領域WAが、「特定の作業領域」の一例である。サーバ200、情報テーブル210が、それぞれ、「サーバ」、「データベース」の一例である。複数個の付箋500が、「複数個の媒体」の一例である。付箋500、情報コード505、メモ欄510が、それぞれ、「特定の媒体」、「特定の情報コード」、「メモ欄」の一例である。コードID「c001」、黄色が、それぞれ、「特定の識別子」、「所定の色」の一例である。管理者端末10、撮像部20が、それぞれ、「第1の端末装置」、「第1の撮像部」の一例である。作業者端末100、撮像部120が、それぞれ、「第2の端末装置」、「第2の撮像部」の一例である。図3のT22の第1の保存要求、指示情報IN1、作業者名「wo1」が、それぞれ、「第1の要求」、「特定の指示情報」、「端末情報」の一例である。サーバ200の色テーブル230が、「記憶部」の一例である。T56の処理が、「前対象の媒体が前記特定の媒体と異なることを前記ユーザに報知する」ことの一例である。T60の情報要求が、「情報要求」の一例である。図4の目印付箋600が、「第1の目印」の一例である。図5のマーカコードが、「第2の目印」の一例である。
【0090】
図3のT12、T22の処理を実行する制御部40が、それぞれ、「第1の読取制御部」、「第1の要求送信部」の一例である。T30、T32の処理を実行する制御部240が、それぞれ、「保存制御部」、「第1の情報送信部」の一例である。T32、T40の処理を実行する制御部140が、それぞれ、「第1の情報受信部」、「第1の報知制御部」によって実現される処理の一例である。
【0091】
以上、本明細書で開示する技術の具体例を説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
【0092】
(変形例1)「媒体」は、付箋500に限らず、例えば、接着剤が塗布されていない紙媒体、紙以外の材料(例えば樹脂)で成形されたプレート等であってもよい。
【0093】
(変形例2)「撮像部」は、カメラに限らず、例えば、レーザを走査して情報コードに照射するレーザ光源と、当該レーザの反射レーザを受光する素子と、を含む装置であってもよい。
【0094】
(変形例3)図3のT20では、指示情報IN1は、情報コード505の撮像の後に入力される。これに限らず、指示情報IN1は、情報コード505の撮像の前に入力されてもよい。
【0095】
(変形例4)「第2の端末装置を示す端末情報」は、作業者名「wo1」に限らず、宛先情報DE2、作業者端末100を識別する情報(例えばIPアドレス)等であってもよい。
【0096】
(変形例5)図3のT54、T56の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「第2の報知制御部」を省略可能である。例えば、本変形例では、作業者端末100は、対象の情報コード505が作業領域WAに貼り付けられている情報コード505と異なる場合であっても、対象の情報コード505に記録されているコードIDに対応付けて保存されている指示情報をサーバ200から受信して、当該指示情報を表示してもよい。
【0097】
(変形例6)実施例では、作業者端末100は、情報コード505の撮像に応じて、情報要求をサーバ200に送信する(図3のT60)。これに代えて、作業者端末100は、Push通知の受信に応じて表示されるT40の画面内の所定のボタンが選択されることに応じて、情報要求をサーバ200に送信してもよい。本変形例では、ボタンの選択が、「ユーザからの操作」の一例である。
【0098】
(変形例7)図3のT60、T62の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「識別子送信部」及び「第2の情報受信部」を省略可能である。
【0099】
(変形例8)図3のT22の第1の保存要求は、位置情報PO1及び画像情報IM1のうちの少なくとも一方を含まなくてもよい。本変形例では、「領域位置情報」及び「領域画像情報」のうちの少なくとも一方を省略可能である。
【0100】
(変形例9)図4の一態様とは別の態様では、目印付箋600は無くてもよい。当該態様では、伝達領域は、付箋500から所定の横幅及び付箋500から所定の縦幅で囲まれる領域であってもよい。所定の横幅及び所定の縦幅は、管理者によって指定されてもよい。本変形例では、「第1の目印」を省略可能である。
【0101】
(変形例10)管理者端末10は、画像700から伝達領域を切り出す画像処理を実行せずに、図4の画像700を示す情報を領域画像情報として生成してもよい。本実施例では、「第1の画像処理実行部」を省略可能である。
【0102】
(変形例11)付箋500は、メモ欄510を含まなくてもよい。本変形例では、「メモ欄」を省略可能である。
【0103】
(変形例12)図3のT12において、メモ画像を切り出す画像処理が実行されなくてもよい。この場合、メモ欄510の画像は、領域画像情報によって示される作業領域WAの画像の一部として含まれていてもよい。本変形例では、「第2の画像処理実行部」を省略可能である。
【0104】
(変形例13)色テーブル230は、管理者端末10のメモリ44に記憶されていてもよい。本変形例では、メモリ44が、「記憶部」の一例である。
【0105】
(変形例14)色テーブル230を省略可能である。本変形例では、「記憶部」及び「取得部」を省略可能である。
【0106】
(変形例15)図3のT40及びT64は、画面の表示に限らず、例えば、指示情報等を示す音声の出力であってもよい。本変形例では、音声の出力が「報知する」ことの一例である。
【0107】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0108】
2 :管理システム
8 :インターネット
10 :管理者端末
12 :表示部
14 :操作部
20 :撮像部
22 :ネットワークI/F
40 :制御部
42 :CPU
44 :メモリ
50 :OSプログラム
52 :アプリ
100 :作業者端末
112 :表示部
114 :操作部
120 :撮像部
122 :ネットワークI/F
140 :制御部
142 :CPU
150 :OSプログラム
152 :アプリ
200 :サーバ
240 :制御部
242 :CPU
210 :情報テーブル
220 :宛先テーブル
230 :色テーブル
235 :マーカテーブル
500 :付箋
505 :情報コード
510 :メモ欄
600 :目印付箋
700 :画像
DE1、DE2 :宛先情報
IM1 :画像情報
IN1 :指示情報
L :距離
PO1、PO10 :位置情報
RE1 :作業報告情報
WA :作業領域
図1
図2
図3
図4
図5