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特許7591104ドライバー用インターフェースを提供する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-19
(45)【発行日】2024-11-27
(54)【発明の名称】ドライバー用インターフェースを提供する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/00 20060101AFI20241120BHJP
   G08G 1/133 20060101ALI20241120BHJP
【FI】
G08G1/00 D
G08G1/133
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023113289
(22)【出願日】2023-07-10
(65)【公開番号】P2024008928
(43)【公開日】2024-01-19
【審査請求日】2023-07-10
(31)【優先権主張番号】10-2022-0084456
(32)【優先日】2022-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0084557
(32)【優先日】2022-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0084457
(32)【優先日】2022-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0084560
(32)【優先日】2022-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】523045180
【氏名又は名称】42ドット・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】42dot Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジフン
(72)【発明者】
【氏名】キム,テソク
(72)【発明者】
【氏名】キム,モラン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ジョンヒ
(72)【発明者】
【氏名】キム,スホ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ユラ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ヒョヌ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ドンフ
(72)【発明者】
【氏名】オ,ジヒョン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ジェイン
(72)【発明者】
【氏名】クォン,ダイェ
(72)【発明者】
【氏名】ノ,ヒョンギュル
(72)【発明者】
【氏名】パク,マンギュ
【審査官】武内 俊之
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-283191(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00
G08G 1/133
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドライバー用インターフェースを提供する方法において、
車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定するステップ、及び
前記決定されたメインインターフェースを生成するステップを含むが、
前記メインインターフェースを決定するステップは、
出勤前インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ、
前記車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ、及び
前記車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ
を含
前記車両の状態は、
出勤前状態である場合、出勤認証信号を受信することに応答して、勤務地移動状態に切り替わり、
勤務地移動状態である場合、前記車両の位置が自動運転経路に進入することに応答して、配車待機状態に切り替わる、方法。
【請求項2】
ドライバー用インターフェースを提供する方法において、
車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定するステップ、及び
前記決定されたメインインターフェースを生成するステップを含むが、
前記メインインターフェースを決定するステップは、
出勤前インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ、
前記車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ、及び
前記車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ
を含み、
前記出勤前インターフェースは、
走行経路インターフェース、
搭乗ドライバーの情報及び前記車両の情報を含むインターフェース、
出勤認証インターフェース、及び
自動運転機能状態インターフェースを含む、方法。
【請求項3】
前記勤務地移動インターフェースは、
走行経路インターフェース、
目的地に関する情報、ナビゲーションマップ、及び走行方法案内を含む経路案内インターフェース、及び
自動運転機能状態インターフェース
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
事前定義された条件を満たすことに応答して、相互作用できる第1オブジェクトを活性化して表示するステップ、
前記事前定義された条件を満たさないことに応答して、前記第1オブジェクトを非活性化して表示するステップ、及び
前記活性化された第1オブジェクトと相互作用する入力を受信したことに応答して、ドライバーメニューインターフェースを表示するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ドライバー用インターフェースを提供する方法において、
車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定するステップ、及び
前記決定されたメインインターフェースを生成するステップを含むが、
前記メインインターフェースを決定するステップは、
出勤前インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ、
前記車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ、及び
前記車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースを前記メインインターフェースに決定するステップ
を含み、
前記方法は、
前記ドライバーの情報に含まれる勤務設定データに含まれる休憩予定時間までの残り時間が第1時間に到達したことに応答して、休憩案内インターフェースを表示するステップ、
前記車両の状態が配車待機状態である場合、前記車両の状態を休憩地移動状態に切り替えるステップ、
前記車両の状態が運行状態である場合、運行終了信号を受信することに応答して前記車両の状態を休憩地移動状態に切り替えるステップ、及び
前記車両の状態が休憩地移動状態に切り替わることに応答して、休憩地移動インターフェースでメインインターフェースを決定するステップ
を含む、方法。
【請求項6】
前記ドライバーの情報に含まれる勤務設定データに含まれる休憩後の勤務予定時間までの残り時間が第2時間に到達したことに応答して、休憩終了案内インターフェースを表示するステップ、及び
前記休憩後の勤務予定時間までの残り時間がゼロに到達したことに応答して、前記車両の状態を配車待機状態に切り替えるステップ、
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
ドライバー用インターフェース提供装置において、
少なくとも1つのプログラムが保存されたメモリ、及び
前記少なくとも1つのプログラムを実行することによって動作するプロセッサを含むが、
前記プロセッサは、
車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定し、
前記決定されたメインインターフェースを生成するが、
前記メインインターフェースを決定することは、
出勤前インターフェースを前記メインインターフェースに決定し、前記車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースを前記メインインターフェースに決定し、前記車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースを前記メインインターフェースに決定する、ことを含み、
前記車両の状態は、
出勤前状態である場合、出勤認証信号を受信することに応答して、勤務地移動状態に切り替わり、
勤務地移動状態である場合、前記車両の位置が自動運転経路に進入することに応答して、配車待機状態に切り替わる、装置。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライバー用インターフェースを提供する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の交通手段としてはバス、地下鉄、タクシーなどがあるが、バス、地下鉄は費用が安いが定められた時間に定められた区域に直接行って乗らなければならない不便さがあり、タクシーは乗客が望むところで乗って希望するところに降りるが、費用が高いという欠点がある。
【0003】
一般的な都市ではバス、地下鉄、タクシーなどの交通手段を自由に利用することができるが、田舎のような僻地はタクシーが運行しないとかバスが1日に3~4回程度だけ運行することにより従来の交通手段への接近性が劣る。
【0004】
このような従来の交通手段の長所と短所を補完する交通方式としてデマンド型(Demand Responsive Transport、DRT)交通が台頭している。デマンド型交通とは、固定された路線なしでユーザの需要によって運行区間、運行回数、運行時間などを弾力的に運営可能な交通方式を意味する。
【0005】
近年、デマンド型交通システムをより効率的に運営できる方法に対する研究が求められている。
【0006】
上述した背景技術は、発明者が本発明の導出のために保持していたか、本発明の導出過程で習得した技術情報であり、必ずしも本発明の出願前に一般公衆に公開された公知技術とは限らない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の目的は、ドライバー用インターフェースを提供する方法及び装置を提供することである。本開示が解決しようとする課題は、上記で言及した課題に限定されず、言及されていない本開示の他の課題及び利点は、以下の説明によって理解でき、本開示の実施形態によってより明確に理解されるだろう。また、本開示が解決しようとする課題及び利点は、特許請求の範囲に示された手段及びその組み合わせによって実現できることが分かるだろう。
【課題をするための手段】
【0008】
本開示の第1態様は、車両サービス提供主体情報に対応する第1識別子の入力を受信するステップ、前記第1識別子に対する検証及び予備接続装置の登録を要求するステップ、前記第1識別子に対する検証が完了したことに応答して、機器特定情報に対応する第2識別子の入力を受信するステップ、前記第2識別子に対する検証及び車両登録完了を要求するステップ、及び前記第2識別子に対する検証が完了したことに応答して、前記車両サービス提供主体情報及び前記機器特定情報に対応するインターフェースを活性化するステップを含む、車両運行サービスのための接続方法を提供することができる。
【0009】
本開示の第2態様は、少なくとも1つのプログラムが保存されたメモリ、及び前記少なくとも1つのプログラムを実行することによって動作するプロセッサを含むが、前記プロセッサは、車両サービス提供主体情報に対応する第1識別子の入力を受信し、前記第1識別子に対する検証及び予備接続装置登録を要求し、前記第1識別子に対する検証が完了したことに応答して、機器特定情報に対応する第2識別子の入力を受信し、前記第2識別子に対する検証及び車両登録完了を要求し、前記第2識別子に対する検証が完了したことに応答して、前記車両サービス提供主体情報及び前記機器特定情報に対応するインターフェースを活性化する、車両運行サービスのための接続装置を提供することができる。
【0010】
本開示の第3態様は、車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定するステップ、及び前記決定されたメインインターフェースを生成するステップを含むが、前記メインインターフェースを決定するステップは、出勤前インターフェースで前記メインインターフェースを決定するステップ、前記車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースで前記メインインターフェースを決定するステップ、及び前記車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースで前記メインインターフェースを決定するステップを含む、ドライバー用インターフェースを提供する方法を提供することができる。
【0011】
本開示の第4態様は、少なくとも1つのプログラムが保存されたメモリ、及び前記少なくとも1つのプログラムを実行することによって動作するプロセッサを含むが、前記プロセッサは、車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定し、決定されたメインインターフェースを生成するが、前記メインインターフェースを決定することは、出勤前インターフェースで前記メインインターフェースを決定し、前記車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースで前記メインインターフェースを決定し、前記車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースで前記メインインターフェースを決定する、ドライバー用インターフェース提供装置を提供することができる。
【0012】
本開示の第5態様は、車両の状態に基づいて車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定するステップ、及び決定されたメインインターフェースを生成するステップを含み、前記メインインターフェースを決定するステップは、配車待機インターフェースで前記メインインターフェースを決定するステップ、及び前記車両の状態が乗車地移動状態に切り替わることに応答して、乗車地移動インターフェースで前記メインインターフェースを決定するステップを含むが、前記配車待機インターフェースは、前記車両の周辺の環境を表示するように構成される走行経路インターフェース、ナビゲーションマップを含む経路案内インターフェース、前記車両の運行割り当てに関連する通知を表示する通知インターフェース、及び自動運転機能状態インターフェースを含む、車両運行情報インターフェースを提供する方法を提供することができる。
【0013】
本開示の第6態様は、少なくとも1つのプログラムが保存されたメモリ、及び前記少なくとも1つのプログラムを実行することによって動作するプロセッサを含み、前記プロセッサは、車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するインターフェースであるメインインターフェースを決定し、決定されたメインインターフェースを生成し、前記メインインターフェースを決定することは、配車待機インターフェースで前記メインインターフェースを決定し、前記車両の状態が乗車地移動状態に切り替わることに応答して、乗車地移動インターフェースで前記メインインターフェースを決定することを含むが、前記配車待機インターフェースは、前記車両の周辺の環境を表示するように構成される走行経路インターフェース、ナビゲーションマップを含む経路案内インターフェース、前記車両の運行割り当てに関連する通知を表示する通知インターフェース、及び自動運転機能状態インターフェースを含む、車両運行情報インターフェース提供装置を提供することができる。
【0014】
本開示の第7態様は、車両の情報、前記車両の状態、前記車両の位置情報、目的地に関する情報、または前記車両に搭載された装置によって生成される信号を含むデータを収集するステップ、及び前記収集されたデータに基づいてドライバー用情報提供装置に表示されるドライバー用インターフェース及び外部ディスプレイ装置に表示される外部ディスプレイインターフェースを生成するステップを含む、車両運行のためのインターフェースを提供する方法を提供することができる。
【0015】
本開示の第8態様は、少なくとも1つのプログラムが保存されたメモリ、及び前記少なくとも1つのプログラムを実行することによって動作するプロセッサを含むが、前記プロセッサは、車両の情報、前記車両の状態、前記車両の位置情報、前記目的地に関する情報、又は前記車両に搭載された装置によって生成される信号を含むデータを収集し、前記収集されたデータに基づいてドライバー用情報提供装置に表示されるドライバー用インターフェース、及び外部ディスプレイ装置に表示される外部ディスプレイインターフェースを生成する車両運行のためのインターフェース提供装置を提供することができる。
【0016】
本開示の第9態様は、第1態様、第3態様、第5態様、または第7態様による方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【発明の効果】
【0017】
上述した本開示の課題解決手段によれば、デマンド型交通システムを効果的に運営することができる。
【0018】
また、車両の状態に応じて適合に切り替わるインターフェースを表示できるので、搭乗ドライバーに快適で効率的な勤務及びデマンド型車両サービス提供を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】一実施形態による自動運転方式を説明するための図である。
図2】一実施形態による自動運転装置に含まれるハードウェアを示すブロック図である。
図3】一実施形態によるデマンド型交通システムを説明するための図である。
図4】一実施形態によるデマンド型交通システム内でデマンド型車両の運行が提供される過程とデマンド型車両の状態の変化を説明するための状態図である。
図5】一実施形態による車両運行のための接続過程を示す図である。
図6A】一実施形態による車両運行のための接続過程で表示され得るインターフェースを示す例示的な図である。
図6B】一実施形態による車両運行のための接続過程で表示され得るインターフェースを示す例示的な図である。
図7】一実施形態による走行経路インターフェースを示す例示的な図である。
図8】一実施形態によって生成された出勤前インターフェースを示す例示的な図である。
図9】一実施形態によって生成された勤務地移動インターフェースを示す例示的な図である。
図10】一実施形態によって生成された配車待機インターフェースを示す例示的な図である。
図11】一実施形態によって生成された乗車地移動インターフェースを示す例示的な図である。
図12】一実施形態によって生成された座席情報インターフェースを示す例示的な図である。
図13】一実施形態による外部ディスプレイ装置の動作を説明するための例示的な図である。
図14】一実施形態による車両運行サービスのための接続方法のフローチャートである。
図15】一実施形態によるドライバー用インターフェースを提供する方法のフローチャートである。
図16】一実施形態による車両運行情報インターフェースを提供する方法のフローチャートである。
図17】一実施形態による車両運行ためのインターフェースを提供する方法のフローチャートである。
図18】一実施形態による装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の利点及び特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に説明される実施形態を参照すれば明らかになるであろう。しかしながら、本発明は、以下に提示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現することができ、本発明の精神及び技術範囲に含まれるすべての変換、等価物から代替物を含むことと理解すべきである。以下に提示される実施形態は、本発明の開示が完全であるようにし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。本発明の説明において、関連する公知技術の具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳細な説明は省略する。
【0021】
本出願で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに他に意味がない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、本明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたは複数の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在または追加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0022】
本開示の一部実施形態は、機能的なブロック構成及び様々な処理ステップで示され得る。これらの機能ブロックの一部または全部は、特定機能を実行する様々な数のハードウェア及び/またはソフトウェア構成で実現することができる。例えば、本開示の機能ブロックは、1つ以上のマイクロプロセッサによって実現されるか、または所定の機能のための回路構成によって実現され得る。また、例えば、本開示の機能ブロックは、様々なプログラミング言語またはスクリプト言語で実現することができる。機能ブロックは、1つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで実現してもよい。さらに、本開示は、電子的環境設定、信号処理、及び/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」及び「構成」などの用語は広く使用することができ、機械的かつ物理的な構成に限定されるものではない。
【0023】
さらに、図面に示されている構成要素間の接続線または接続部材は、機能的接続及び/または物理的接続または回路的接続を例示的に示したものにすぎない。実際の装置では、交換可能または追加された様々な機能的接続、物理的接続、または回路接続によって構成要素間の接続を示すことができる。
【0024】
車両は、自動車、バス、オートバイ、キックボード、またはトラックなどの機関を持って人や物を移動させるために利用されるあらゆる種類の運送手段を含むことができる。
【0025】
以下、添付の図面を参照して本開示を詳細に説明する。
【0026】
図1は、一実施形態による自動運転方式を説明するための図である。
【0027】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による自動運転装置は、車両に装着されて自動運転車両10を実現することができる。自動運転車両10に装着される自動運転装置は、周辺の状況情報を収集するための様々なセンサを含むことができる。一例として、自動運転装置は、自動運転車両10の前面に装着られたイメージセンサ及び/またはイベントセンサを介して、前方で運行中の先行車両20の動きを感知することができる。自動運転装置は、自動運転車両10の前面はもちろん、隣の車線で運行中の他の走行車両30と、自動運転車両10周辺の歩行者等とを感知するためのセンサをさらに含んでもよい。
【0028】
自動運転車両の周辺の状況情報を収集するためのセンサのうちの少なくとも1つは、図1に示すように、所定の画角(FoV)を有することができる。一例として、自動運転車両10の前面に装着されたセンサが図1に示すような画角(FoV)を有する場合、センサの中央で検出される情報が比較的に高い重要度を有することができる。これは、センサの中央で検出される情報に、先行車両20の動きに対応する情報がほとんど含まれているためである。
【0029】
自動運転装置は、自動運転車両10のセンサが収集した情報をリアルタイムで処理して自動運転車両10の動きを制御する一方、センサが収集した情報のうちの少なくとも一部はメモリ装置に保存することができる。
【0030】
図2は、一実施形態による自動運転装置に含まれるハードウェアを示すブロック図である。
【0031】
図2を参照すると、自動運転装置40は、センサ部41、プロセッサ46、メモリシステム47、及び車体制御モジュール48などを含んでもよい。センサ部41は複数のセンサ42~45を含み、複数のセンサ42~45はイメージセンサ、イベントセンサ、照度センサ、GPS装置、加速度センサなどを含んでもよい。
【0032】
センサ42~45が収集したデータはプロセッサ46に転送され得る。プロセッサ46は、センサ42~45が収集したデータをメモリシステム47に保存し、センサ42~45が収集したデータに基づいて車体制御モジュール48を制御して車両の動きを決定することができる。メモリシステム47は、2つ以上のメモリ装置と、メモリ装置を制御するためのシステムコントローラとを含むことができる。メモリ装置の各々は1つの半導体チップで提供されてもよい。
【0033】
メモリシステム47のシステムコントローラに加えて、メモリシステム47に含まれる各メモリ装置はメモリコントローラを含んでもよく、メモリコントローラはニューラルネットワークなどの人工知能(AI)演算回路を含むことができる。メモリコントローラは、センサ42~45またはプロセッサ46から受信したデータに所定の重みを与えて演算データを生成し、演算データをメモリチップに保存することができる。
【0034】
以下に説明するデマンド型車両に自動運転装置40が搭載されてもよい。
【0035】
図3は、一実施形態によるデマンド型交通システムを説明するための図である。
【0036】
デマンド型(Demand Responsive Transport、DRT)交通とは、固定路線なしでユーザの需要によって運行区間、運行回数、運行時間などを弾力的に運営可能な交通方式を意味する。
【0037】
デマンド型交通は、路線の運行方法に応じて様々なタイプに分けることができる。例えば、固定路線型タイプは、運行時刻、停留所、起終点が全て固定されるタイプである。経路離脱型タイプは、運行時刻、起終点は固定されるが、停留所の場合、ユーザの予約に応じて固定された停留所以外にも新しい停留所が設定できるタイプである。準ダイナミック型タイプは、起終点は固定されるが、運行時刻は出発時刻及び到着時刻のみ固定され、停留所も起終点以外には停留所が自由に設定することができる。ダイナミック型タイプは、運行時刻、停留所、起終点が全て固定されていないタイプである。
【0038】
また、デマンド型交通は、起終点の個数によって様々なタイプに分けることができる。例えば、一対一タイプは、ある地点から出発して別の地点に移動するタイプである。また、一対多タイプは、1つの出発地から複数の到着地に移動するタイプであり、多対一タイプは、複数の出発地から1つの到着地に移動するタイプである。また、多対多タイプは、起終点がなく、状況や要求に応じて変更が可能なタイプである。
【0039】
図3を参照すると、デマンド型交通システム300は、ユーザ端末310、管制サーバ320、及びデマンド型車両330を含むことができる。
【0040】
ユーザ端末310は、デマンド型交通システム300を利用しようとするユーザ(以下、「サービスユーザ」)の端末を指し得る。本開示において、ユーザ端末310はサービスユーザ用の装置と同じ意味であり得る。ユーザ端末310には、サービスユーザがデマンド型交通システム300を利用するための様々な情報を送受信し、インターフェースを提供できるように構成されたサービスユーザ用アプリケーションがインストールされることがある。言い換えれば、ユーザ端末310は、サービスユーザ用のアプリケーションがインストールされた端末を意味し得る。
【0041】
サービスユーザは、ユーザ端末310を介して乗車地及び降車地を決定し、乗車地及び降車地に基づいて車両を配車してもらう配車サービスの提供を受けることができる。また、サービスユーザは、ユーザ端末310を介して配車された車両を乗車するまで配車情報の提供を受けることができる。また、サービスユーザは、ユーザ端末310を介して搭乗した車両に関する運行情報の提供を受けることができる。
【0042】
ユーザ端末310は、アプリケーションを介したサービスユーザの入力を受信し、受信した入力に基づいて管制サーバ320またはデマンド型車両330にデータを送信し、管制サーバ320またはデマンド型車両330からデータを受信し、受信したデータに基づいてアプリケーションを介してサービスをサービスユーザに提供することができる。
【0043】
ユーザ端末310は、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートTV、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、ラップトップ、メディアプレーヤー、マイクロサーバ、GPS(global positioning system)装置、電子書籍端末、デジタル放送用端末機、ナビゲーション、キオスク、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、家電機器、カメラを搭載したデバイス、及び他のモバイルまたは非モバイルコンピューティング装置であり得るが、これらに限定されない。あるいは、ユーザ端末310は、通信機能及びデータ処理機能を備えた時計、メガネ、ヘッドバンド、及びリングなどのウェアラブルデバイスであり得るが、これに限定されない。
【0044】
管制サーバ320は、デマンド型交通を運営するための管制機能を実行するサーバを意味する。管制サーバ320は、ユーザ端末310とデータを送受信してサービスユーザにデマンド型交通システム300の利用を提供することができる。また、管制サーバ320は、デマンド型車両330とデータを送受信してデマンド型交通システム300を維持、保守、管理または制御などを行うことができる。
【0045】
管制サーバ320は、サービスユーザに関する情報、デマンド型交通を運営する車両サービス提供主体(例えば、車両運行法人)に関する情報、車両サービス提供主体の所属ドライバーに関する情報、所属ドライバーの勤務に関する情報、デマンド型車両に関する情報などを含むデマンド型交通システム300を実現するために必要な情報またはデータを保存することができる。
【0046】
管制サーバ320の機能を実行するために管制サーバ320の管理者が使用できる、管制サーバ320の一部であるか、または管制サーバ320に接続された管制用情報提供装置を備えることができる。管制用情報提供装置は、管制サーバ320の管理者が相互作用できる管制用インターフェースを提供することができる。
【0047】
デマンド型車両330は、管制サーバ320の管制下で、デマンド型交通の運営方式によってサービスユーザに運送を提供する車両を意味する。デマンド型車両330は、ユーザの需要に応じて配車され、デマンド型交通の運営方式によって運行区間、運行回数、運行時間などが決まる車両であり得る。
【0048】
デマンド型車両330には、ドライバー用情報提供装置、乗客用情報提供装置、又は車両外部ディスプレイ装置などが含まれてもよい。
【0049】
ドライバー用情報提供装置は、デマンド型車両330に搭乗してデマンド型車両330を直接運転または自動運転を補助する搭乗ドライバーが使用できる、デマンド型車両330の一部であるか、またはデマンド型車両330に接続された装置を意味し得る。あるいは、ドライバー用情報提供装置は、デマンド型車両330に搭載された自動運転装置の一部であるか、または自動運転装置と接続された装置であり得る。ドライバー用情報提供装置は、搭乗ドライバーに搭乗したデマンド型車両に関する情報を提供し、搭乗ドライバーとの相互作用に応答して管制サーバ320にデータを送信することができる。
【0050】
乗客用情報提供装置は、デマンド型車両330に搭乗するサービスユーザ(以下、「乗客」)が使用できる、デマンド型車両330の一部であるか、またはデマンド型車両330に接続されている装置を意味し得る。あるいは、乗客用情報提供装置は、デマンド型車両330に搭載された自動運転装置の一部であるか、または自動運転装置と接続された装置であり得る。乗客用情報提供装置は、乗客に搭乗したデマンド型車両に関する情報を提供し、乗客との相互作用できるように構成することができる。
【0051】
外部ディスプレイ装置は、デマンド型車両330の外部に向かって情報を表示できる、デマンド型車両330の一部であるか、またはデマンド型車両330に接続された装置を意味し得る。あるいは、外部ディスプレイ装置は、デマンド型車両330に搭載された自動運転装置の一部であるか、または自動運転装置と接続された装置であり得る。外部ディスプレイ装置は、ドライバー用情報提供装置または乗客用情報提供装置と連係することができ、デマンド型車両330の外部に様々な情報を表示できるように構成することができる。
【0052】
ユーザ端末310、管制サーバ320、及びデマンド型車両330は、ネットワークを用いて通信を行うことができる。例えば、ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAC)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network;WAN)、付加価値通信ネットワーク(Value Added Network;VAL)、モバイル無線通信ネットワーク(mobie radio communication network)、衛星通信ネットワーク、及びそれらの相互組み合わせを含み、図3に示す各ネットワーク構成主体が互いにスムーズに通信ができるようにする包括的な意味のデータ通信網であり、有線インターネット、無線インターネット及びモバイル無線通信網を含むことができる。また、無線通信は、例えば、無線LAN(Wi-Fi)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、プルートゥース低エネルギー(Bluetooth low energy)、ジグビー(ZigBee)、WFD(Wi-Fi Direct)、UWB(ultra wideband)、赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)、NFC(Near Field communication)などがあり得るが、これらに限定されない。
【0053】
図4は、一実施形態によるデマンド型交通システム内でデマンド型車両の運行が提供される過程とデマンド型車両の状態の変化を説明するための状態図である。
【0054】
図4に示す各状態は、デマンド型交通システム内でデマンド型車両が運行される過程でデマンド型車両が有し得る状態のいずれかを意味する。以下では、「車両」という用語は、デマンド型車両を含む意味として解釈することができる。
【0055】
本開示において、車両の状態は、車両の位置などの特定の条件に基づいて自動的に切り替わることができる。
【0056】
本開示において、出勤前状態S1は、車両に搭乗ドライバーが搭乗して出勤認証をする前の車両の状態を指し得る。搭乗ドライバーは、管制サーバに保存された勤務に関する情報に対応する勤務計画に合わせて勤務を行うことができる。一実施形態では、管制サーバに保存された勤務に関する情報に含まれる勤務開始時間まで臨界時間以下だけ残ったことに応答して、車両の状態が出勤前状態S1に設定または初期化され得る。
【0057】
本開示において、勤務地移動状態S2は、勤務地に存在しない車両が勤務地に移動している場合の車両の状態を指し得る。一実施形態では、勤務地移動状態S2は、出勤前状態S1で車両の搭乗ドライバーが出勤認証を完了すれば切り替わる車両の状態を指し得る。一実施形態では、勤務地は自動運転経路上の任意の地点を指し得る。
【0058】
本開示において、配車待機状態S3は、車両が自動運転経路上に存在して運行を割り当てられるが、まだ割り当てられていない場合の車両の状態を指し得る。
【0059】
本開示において、乗車地移動状態S4は、車両が運行を割り当てられ、乗客が乗車することにした場所である乗車地に移動する場合の車両の状態を指し得る。本開示において、車両が運行を割り当てられることは、サービスユーザに配車が完了したことに対応し得る。本開示において、車両が運行を割り当てられたとしても、搭乗ドライバー、管制サーバ、または乗車することにした乗客によって運行がキャンセルされることがある。
【0060】
本開示において、降車地移動状態S5は、乗客が車両に搭乗し、乗客が降車することにした場所である降車地に移動する場合の車両の状態を指し得る。
【0061】
一実施形態では、車両の状態が降車地移動状態S5であるとき、乗客が降車地で降車したことに応答して、車両の状態は配車待機状態S3に切り替わることができる。
【0062】
本開示において、休憩地移動状態S6は、搭乗ドライバーの休憩のために搭乗ドライバーが車両を運行して休憩地に移動する場合の車両の状態を指し得る。一実施形態では、管制サーバに保存された勤務に関する情報に対応する勤務計画に含まれる休憩計画に基づいて、車両の状態が休憩地移動状態S6に切り替わることができる。
【0063】
本開示において、休憩状態S7は、車両が休憩地に移動し、搭乗ドライバーが休憩を取っている場合の車両の状態を指し得る。
【0064】
一実施形態では、車両の状態が休憩状態S7であるとき、ドライバーの休憩時間が終了することに応答して、車両の状態は勤務地移動状態S2に切り替わることができる。
【0065】
本開示において、退勤地移動状態S8は、退勤地に存在しない車両が退勤地に移動している場合の車両の状態を指し得る。一実施形態では、管制サーバに保存された勤務に関する情報に対応する勤務計画に基づいて、車両の状態が退勤地移動状態S8に切り替わることができる。
【0066】
本開示において、勤務終了状態S9は、搭乗ドライバーが勤務を終了して退勤地に移動した場合の車両の状態を指し得る。一実施形態では、車両が退勤地移動状態S8であるとき、車両が退勤地に到達する場合、車両の状態が勤務終了状態S9に切り替わることができる。
【0067】
図4に示す各状態は例示として提供され、デマンド型車両の状態は示されたこと以外にも、デマンド型車両の種類、路線の性格、運行方式によって任意に適切に構成されることができ、示された各状態のうち一部が省略されてもよい。一例として、デマンド型車両が乗合車である場合、配車待機状態S3は存在しないことがあり、乗車地移動状態S4と降車地移動状態S5は同一の状態であり得る。別の例として、搭乗ドライバーの勤務計画上に休憩計画が含まれていない場合、休憩地移動状態S6及び休憩状態S7は存在しないことがある。
【0068】
また、図4において矢印として表示された、車両の状態間の切り替えは、示されたものとは異なるように行われることがある。一例として、乗車地移動状態S4で運行割り当てがキャンセルされた場合、降車地移動状態S5に切り替わるのではなく、配車待機状態S3に直ちに切り替わることができる。
【0069】
以下では、搭乗ドライバーが車両運行をするために行うべき事前作業として、車両運行のための接続過程について説明する。
【0070】
本開示において、車両運行のための接続過程は、車両運行のための接続装置を介して行うことができ、車両運行のための接続装置は、搭乗ドライバー用ソフトウェアがインストールされた装置を指し得る。
【0071】
本開示において、車両運行のための接続過程は、搭乗ドライバーが自分が持っている装置を車両と接続させ、デマンド型交通サービスを提供するために車両を使用できるようにする過程を指し得る。車両運行のための接続過程は、デマンド型車両または当該車両に搭乗する搭乗ドライバーがデマンド型交通サービスを提供するのに適合するか、デマンド型交通サービスを提供する予定だったかなどを検証または登録するための過程を含むことができる。
【0072】
本開示の一実施形態による車両運行のための接続過程によれば、必ずデマンド型車両に接続または搭載された装置自体が管制サーバによって検証または配布された装置である必要はなく、搭乗ドライバーは搭乗ドライバー用ソフトウェアがインストールされた装置をデマンド型車両に接続させ、車両をデマンド型交通サービスのために使用することができる。また、既にデマンド型車両に接続された装置(またはデマンド型車両の一部の装置)が故障する場合に、搭乗ドライバー用ソフトウェアがインストールされた装置さえあれば、緊急な状況に柔軟に対処することができる。
【0073】
図5は、一実施形態による車両運行のための接続過程を示す図である。
【0074】
図5を参照すると、本開示において、車両運行のための接続過程は、搭乗主体510、車両運行のための接続装置520、事業者用車両管理システム530、管制サーバ540又は車両管理サーバ550の間で信号またはデータが送受信されることによって進行することができる。
【0075】
図5の搭乗主体510は、本開示の搭乗ドライバーに対応し得る。
【0076】
図5において、事業者用車両管理システム530は、デマンド型交通を運用する車両サービス提供主体(例えば、車両運行法人)、デマンド型交通を運営する車両サービス提供主体が使用する装置又はデマンド型交通を運営する車両サービス提供主体が使用するウェブページ、モバイルアプリなどの管理目的で提供されるデジタルインターフェースであり得る。
【0077】
図5において、車両管理サーバ550は、車両を含むフリート(fleet)を管理するサーバとしての役割を担うことができ、フリートの純粋なデータ、例えば車両のID、車両の生産者、搭乗人員数、車両の形態などのデータを管理することができる。一方、図5の管制サーバ540は、フリートの運用を統率するサーバであり得る。管制サーバ540は、配車、サービスユーザ(顧客)、車両運行状態などのデータを管理することができる。すなわち、車両管理サーバ550はモビリティサービスを管理する役割を果たすことができ、管制サーバ540はモビリティサービスを運用する役割を果たすことができる。
【0078】
一実施形態では、車両管理サーバ550は、管制サーバ540と同一であってもよく、管制サーバ540の一部で構成されてもよい。
【0079】
一実施形態による車両運行のための接続過程は、搭乗主体510が車両運行のための接続装置520を車両に接続した後に行われ得る。
【0080】
図5を参照すると、ステップ5001において、車両運行のための接続装置520は、車両運行のための接続装置520が車両に接続されることに応答して、搭乗主体510に第1識別子入力を要求することができる。
【0081】
図5を参照すると、ステップ5002において、搭乗主体510は、車両運行のための接続装置520に第1識別子を入力することができる。
【0082】
本開示において、第1識別子は車両サービス提供主体情報に対応し得る。すなわち、第1識別子は、法人ID、事業者登録番号などの車両サービスを提供または運営する会社、法人、業者などを識別できる識別子であり得る。
【0083】
図5を参照すると、ステップ5003において、車両運行のための接続装置520は、搭乗主体510の第1識別子入力に応答して、車両管理サーバ550に第1識別子に対する検証及び予備接続装置の登録を要求することができる。
【0084】
図5を参照すると、ステップ5004において、車両管理サーバ550は、車両運行のための接続装置520に第1識別子に対する検証完了及び予備接続装置登録完了の信号を送信することができる。
【0085】
図5を参照すると、ステップ5005において、車両運行のための接続装置520は、第1識別子に対する検証完了及び予備接続装置登録完了の信号を受信したことに応答して、第1識別子に対する検証が完了したと決定し、搭乗主体510に第2識別子入力を要求することができる。
【0086】
図5を参照すると、ステップ5006において、事業者用車両管理システム530は、管制サーバ540に第1識別子予備接続装置リストを要求することができる。ステップ5007において、管制サーバ540は、第1識別子予備接続装置リストの要求を受信したことに応答して、車両管理サーバ550に第1識別子予備接続装置リストの要求を転送することができる。
【0087】
図5を参照すると、ステップ5008において、車両管理サーバ550は、第1識別子予備接続装置リストの要求に応答して、管制サーバ540に第1識別子予備接続装置リストを返信することができる。ステップ5009において、管制サーバ540は、第1識別子予備接続装置リストを受信したことに応答して、事業者用車両管理システム530に第1識別子予備接続装置リストを転送することができる。事業者用車両管理システム530は、第1識別子予備接続装置リストを受信したことに応答して、既登録車両に接続装置をマッチングすることができる。
【0088】
図5を参照すると、ステップ5010において、事業者用車両管理システム530は、既登録車両に接続装置をマッチングした後、既登録車両に接続装置登録を要求することができる。管制サーバ540は、既登録車両に接続装置登録要求を受信したことに応答して、既登録車両を検証することができる。
【0089】
図5を参照すると、ステップ5011において、管制サーバ540は、既登録車両を検証した後、車両管理サーバ550に既登録車両に接続装置登録を要求することができる。車両管理サーバ550は、既登録車両に接続装置登録要求を受信したことに応答して、第2識別子を生成することができる。
【0090】
本開示において、第2識別子は機器特定情報に対応し得る。第2識別子の検証を通じて、デマンド型交通システムに接続して、運行を提供しようとする装置が適合した装置であるか否かを決定することができ、どの機能とインターフェースを活性化するかを決定することもできる。
【0091】
また、本開示において、第2識別子はサービス特定情報に対応し得る。車両運行のための接続装置にインストールされた搭乗ドライバー用ソフトウェア(例えば、アプリケーション)は様々な機能またはサービスを含むことができるが、第2識別子は様々な種類のサービスのうちどのサービスを提供するかを決定し、提供するサービスに対応する機能を決定するための基礎となる識別子であり得る。
【0092】
図5を参照すると、ステップ5012において、車両管理サーバ550は、第2識別子を生成した後、制御サーバ540に第2識別子を返信することができる。ステップ5013において、管制サーバ540は、第2識別子を受信したことに応答して、事業者用車両管理システム530に第2識別子を転送することができる。ステップ5014において、事業者用車両管理システム530は、第2識別子を受信したことに応答して、搭乗主体510に第2識別子を転送することができる。
【0093】
一実施形態では、ステップ5006からステップ5014は、ステップ5005とは独立してまたは同時に行うことができる。
【0094】
図5を参照すると、ステップ5015において、第2識別子入力要求を受信し、第2識別子を受信した搭乗主体510は、車両運行のための接続装置520に第2識別子を入力することができる。例えば、搭乗主体510は、個人端末を介して受信した第2識別子を確認し、車両運行のための接続装置520に第2識別子を入力することができる。
【0095】
図5を参照すると、ステップ5016において、車両運行のための接続装置520は、第2識別子入力を受信したことに応答して、車両管理サーバ550に第2識別子の検証及び車両登録完了を要求することができる。車両管理サーバ550は、第2識別子の検証及び車両登録完了要求を受信したことに応答して、既登録車両に機器を登録することができる。
【0096】
図5を参照すると、ステップ5017において、車両管理サーバ550は、既登録車両に機器を登録した後、車両運行のための接続装置520に第2識別子に対する検証完了及び予備機器登録完了の信号を送信することができる。一実施形態では、第2識別子に対する検証完了及び予備機器登録完了の信号は、通信用アクセストークン(access token)を含むことができる。通信用アクセストークンとは、車両運行のための接続装置520がサービスを提供するためにデマンド型交通システムにアクセスするための権限を意味し得る。
【0097】
図5を参照すると、車両運行のための接続装置520は、第2識別子に対する検証完了及び予備機器登録完了の信号を受信したことに応答して、第1識別子及び第2識別子に対応するインターフェースを活性がすることができる。車両運行のための接続装置520は、活性化されたインターフェースを搭乗主体510に提供することができる。
【0098】
一実施形態では、車両運行のための接続装置520は、第1識別子に対する検証失敗の信号を受信した場合、搭乗主体510に第1識別子入力を再要求することができる。
【0099】
一実施形態では、車両運行のための接続装置520は、第2識別子に対する検証失敗の信号を受信した場合、搭乗主体510に第2識別子入力を再要求することができる。別の実施形態では、車両運行のための接続装置520は、第2識別子に対する検証失敗の信号を受信した場合、搭乗主体510に第1識別子入力を再要求することができる。
【0100】
車両運行のための接続装置520には搭乗ドライバー用ソフトウェアがインストールされており、インストールされた搭乗ドライバー用ソフトウェアは搭乗ドライバー、車両サービス提供主体、サービスの種類によって異なるものではなく、デマンド型交通システムに含まれる全て搭乗ドライバー、車両サービス提供主体、サービスの種類のために実現されたものであり得る。しかしながら、効率的かつ効果的なデマンド型車両運行のためには、搭乗ドライバー、車両サービス提供主体、サービスの種類に適合した機能またはインターフェースを提供することが望ましい場合もある。したがって、対応するインターフェースを活性化する過程を通じて、様々な機能またはインターフェースを含むソフトウェアにおいて適合した機能またはインターフェースのみが活動化され、提供されてもよい。
【0101】
一実施形態では、車両運行のための接続装置520によって活性化及び提供されるインターフェースは、上述した出勤前状態で表示されるインターフェースであり得る。
【0102】
図6A及び図6Bは、一実施形態による車両運行のための接続過程で表示され得るインターフェースを示す例示的な図である。
【0103】
図6A及び図6Bに示すように、図5を参照して説明した車両運行のための接続過程で搭乗ドライバーに入力を要求し、搭乗ドライバーがデータを入力するために適合したインターフェースが車両運行のための接続装置により、提供され得る。
【0104】
図6Aを参照すると、一実施形態では、車両運行のための接続装置が搭乗ドライバーから第1識別子の入力を受信する過程で、第1識別子入力インターフェース610を表示することができる。示されるように、第1識別子入力インターフェース610は、第1メッセージ表示領域601、第1入力データ表示領域602、及び第1データ入力インターフェース603を含むことができる。
【0105】
本開示において、第1メッセージ表示領域601は、搭乗ドライバーにどのような行動をとるべきかを知らせるためのメッセージを含む様々なメッセージを表示するための領域を指し得る。特に、第1メッセージ表示領域601は、第1識別子の入力及び検証過程で搭乗ドライバーに必要なメッセージを表示するための領域であり得る。
【0106】
本開示において、第1入力データ表示領域602は、搭乗ドライバーが入力したデータを確認できるように構成される領域を指し得る。特に、第1入力データ表示領域602は、第1識別子を入力する搭乗ドライバーが正しく入力しているかを自ら確認できる手段であり得る。
【0107】
本開示において、第1データ入力インターフェース603は、搭乗ドライバーがデータを入力するためのオブジェクトを含むインターフェースを指し得る。一実施形態では、第1データ入力インターフェース603は、第1識別子の構成方式(例えば、ハングルのみで構成、英語のみで構成、英語と数字で構成など)によって必要なオブジェクトのみを含むように構成することができる。
【0108】
一実施形態では、車両運行のための接続装置は、第1メッセージ表示領域601、第1入力データ表示領域602、及び第1データ入力インターフェース603をそれぞれ構成し、構成された第1メッセージ表示領域601、第1入力データ表示領域602、及び第1データ入力インターフェース603を含めて、第1識別子入力インターフェース610を生成することができる。一実施形態では、車両運行のための接続装置は、生成した第1識別子入力インターフェース610を搭乗ドライバーに提供するために表示することができる。
【0109】
図6Aは、搭乗ドライバーが第1識別子入力インターフェース610を介して第1識別子を入力している過程を示す図である。示されるように、第1識別子を検証する過程で起こり得る様々な状況に適合したインターフェースを表示することができる。
【0110】
具体的には、車両運行のための接続装置が搭乗ドライバーから第1識別子の入力を受信する過程で、車両運行のための接続装置は、第1メッセージ表示領域601に第1識別子入力待機メッセージを表示することができる。例えば、第1識別子入力待機メッセージは、「事業者登録番号を入力してください」、「法人IDを入力してください」などのように、第1識別子の入力完了を待機するメッセージを含んでもよい。
【0111】
これに対応して、搭乗ドライバーは第1データ入力インターフェース603と相互作用して第1識別子を入力することができ、車両運行のための接続装置は、入力された第1識別子に関する入力データを第1入力データ表示領域602に表示することができる。
【0112】
第1データ入力インターフェース603は、入力を完了するオブジェクト(例えば、Enterキー型のオブジェクト)を含むことができ、搭乗ドライバーは入力を完了するオブジェクトと相互作用して第1識別子入力完了信号を生成することができる。
【0113】
車両運行のための接続装置は、第1識別子入力完了信号を受信したことに応答して、第1識別子入力完了信号を受信するまで入力された第1識別子に関する入力データを管制サーバに送信することができる。また、車両運行のための接続装置は、第1識別子に関する入力データと共に搭乗ドライバーの情報または車両の情報を送信することができ、この送信に基づいて第1識別子の検証を要求することができる。
【0114】
一実施形態では、検証結果は大きく検証失敗または検証成功であり、車両運行のための接続装置は検証結果による信号に従って第1識別子入力インターフェース610を生成することができる。
【0115】
例えば、送信された第1識別子に関する入力データが管制サーバまたは車両管理サーバに保存されたデータリストに含まれない場合、すなわち管制サーバに登録された車両サービス提供主体情報でない場合、車両運行のための接続装置は、第1メッセージ表示領域601に未登録法人メッセージを表示することができる。例えば、未登録法人メッセージは、「未登録事業者です」、「登録されていない法人です」など、登録された車両サービス提供主体ではないという意味のメッセージを含んでもよい。
【0116】
例えば、管制サーバから車両運行のための接続装置は、検証が成功した場合、車両運行のための接続装置は、第1メッセージ表示領域601に第1識別子検証完了メッセージを表示することができる。例えば、第1識別子検証完了メッセージは、「検証が完了しました」、「次のステップに進みます」など、第1識別子の検証が成功裏に完了したという意味のメッセージを含んでもよい。
【0117】
図6Bを参照すると、一実施形態では、車両運行のための接続装置が搭乗ドライバーから第2識別子の入力を受信する過程で、第2識別子入力インターフェース620が表示され得る。示されるように、第2識別子入力インターフェース620は、第2メッセージ表示領域604、第2入力データ表示領域605、及び第2データ入力インターフェース606を含むことができる。
【0118】
本開示において、第2メッセージ表示領域604は、第1メッセージ表示領域601と同様に、搭乗ドライバーにどのような行動を取るべきかを知らせるためのメッセージを含む様々なメッセージを表示するための領域を指し得る。特に、第2メッセージ表示領域604は、第2識別子の入力及び検証の過程で搭乗ドライバーに必要なメッセージを表示するための領域であり得る。
【0119】
本開示において、第2入力データ表示領域605は、第1入力データ表示領域602と同様に、搭乗ドライバーが入力したデータを確認できるように構成される領域を指し得る。特に、第2入力データ表示領域605は、第2識別子を入力する搭乗ドライバーが正しく入力されているかを自ら確認できる手段であり得る。
【0120】
本開示において、第2データ入力インターフェース606は、第1データ入力インターフェース603と同様に、搭乗ドライバーがデータを入力するためのオブジェクトを含むインターフェースを指し得る。一実施形態では、第2データ入力インターフェース606は、第2識別子の構成方式(例えば、ハングルのみで構成、英語のみで構成、英語と数字で構成など)によって必要なオブジェクトのみを含むように構成することができる。
【0121】
一実施形態では、車両運行のための接続装置は、第2メッセージ表示領域604、第2入力データ表示領域605、及び第2データ入力インターフェース606をそれぞれ構成し、構成された第2メッセージ表示領域604、第2入力データ表示領域605、及び第2データ入力インターフェース606を含めて、第2識別子入力インターフェース620を生成することができる。一実施形態では、車両運行のための接続装置は、生成された第2識別子入力インターフェース620を搭乗ドライバーに提供するために表示することができる。
【0122】
図6Bは、搭乗ドライバーが第2識別子入力インターフェース620を介して第2識別子を入力している過程を示す図である。示されるように、第2識別子を検証する過程で起こり得る様々な状況に適合したインターフェースを表示することができる。
【0123】
具体的には、車両運行のための接続装置が搭乗ドライバーから第2識別子の入力を受信する過程で、車両運行のための接続装置は、第2メッセージ表示領域604に第2識別子入力待機メッセージを表示することができる。例えば、第2識別子入力待機メッセージは、「シークレットコードを入力してください」、「認証番号を入力してください」などのように第2識別子入力完了を待機するメッセージを含んでもよい。
【0124】
これに対応して、搭乗ドライバーは第2データ入力インターフェース606と相互作用して第2識別子を入力することができ、車両運行のための接続装置は、入力された第2識別子に関する入力データを第2入力データ表示領域605に表示することができる。
【0125】
第2データ入力インターフェース606は、入力を完了するオブジェクト(例えば、Enterキー型のオブジェクト)を含むことができ、搭乗ドライバーは入力を完了するオブジェクトと相互作用して第2識別子入力完了信号を生成することができる。
【0126】
車両運行のための接続装置は、第2識別子入力完了信号を受信したことに応答して、第2識別子入力完了信号を受信するまで入力された第2識別子に関する入力データを管制サーバに送信することができる。車両運行のための接続装置は、この送信に基づいて第2識別子の検証を要求することができる。
【0127】
一実施形態では、検証結果は大きく検証失敗または検証成功であり得る。車両運行のための接続装置は、検証結果による信号に従って第2識別子入力インターフェース620を生成することができる。
【0128】
例えば、送信された第2識別子に関する入力データが生成された第2識別子と一致しない場合、車両運行のための接続装置は、第2メッセージ表示領域604に固有コード不一致メッセージを表示することができる。例えば、固有コード不一致メッセージは、「シークレットコードが間違っています」、「認証番号が間違っています」など、第2識別子が誤って入力されたという意味のメッセージを含んでもよい。
【0129】
例えば、送信された第2識別子に関する入力データが固有コードと一致する場合、車両運行のための接続装置は、第2メッセージ表示領域604に第2識別子の検証完了メッセージを表示することができる。例えば、 第2識別子の検証完了メッセージは、「検証が完了しました」、「機器接続完了」など、第2識別子の検証が成功裏に完了したという意味のメッセージを含んでもよい。
【0130】
以下では、車両運行のための接続が完了した後のデマンド型車両の運行が提供される過程について説明する。
【0131】
上述したように、デマンド型車両には、ドライバー用情報提供装置、乗客用情報提供装置、または車両外部ディスプレイ装置などが含まれてもよい。ドライバー用情報提供装置は、上述した車両運行のための接続装置と同一または対応する装置であり得る。
【0132】
本開示において、デマンド型車両の運行が提供される過程で、ドライバー用情報提供装置は、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定し、決定されたメインインターフェースを生成する過程を行うことができる。
【0133】
まず、デマンド型車両に運行が割り当てられるまで、メインインターフェースは、大きく出勤前インターフェース、勤務地移動インターフェース、または配車待機インターフェースで決定することができる。
【0134】
一実施形態では、出勤前インターフェース、勤務地移動インターフェース、及び配車待機インターフェースは、走行経路インターフェースを含んでもよい。走行経路インターフェースもドライバー用情報提供装置が生成することができ、ドライバー用情報提供装置は受信または収集された情報に基づいて走行経路インターフェースを生成することができる。
【0135】
図7は、一実施形態による走行経路インターフェースを示す例示的な図である。
【0136】
本開示において、走行経路インターフェース700は、ドライバー用情報提供装置が搭載された車両の周辺の環境を表示するインターフェースを指し得る(以下、「自車両」という用語は他の車両とは異なり、ドライバー用情報提供装置が搭載された車両を指す)。
【0137】
一実施形態では、走行経路インターフェース700には、自車両に対応するアイコンが含まれてもよい。自車両に対応するアイコンは、車両の情報に基づくことができる。例えば、自車両が乗用車の場合、自車両に対応するアイコンは乗用車型のアイコンであり得、自車両が乗合車の場合、自車両に対応するアイコンは乗合車型のアイコンであり得る。
【0138】
一実施形態では、走行経路インターフェース700には車線が含まれてもよい。一実施形態では、車線は、自車両の位置情報に基づいて受信された道路情報に基づいて生成することができる。一実施形態では、車線は、自車両に搭載されたセンサから認識された自車両の周辺の車線情報に基づいて生成することができる。
【0139】
一実施形態では、走行経路インターフェース700には、自車両の周辺の他の車両に対応するアイコンが含まれてもよい。一実施形態では、他の車両に対応するアイコンの形は、他の車両の情報に基づいて決定することができる。一実施形態では、他の車両に対応するアイコンの位置は、自車両を基準とした他の車両の位置情報に基づいて決定することができる。一実施形態では、他の車両の情報または他の車両の位置情報は、自車両に搭載されたセンサから認識することができる。ドライバー用情報提供装置は、他の車両に対応するアイコンを、自車両を基準とした他の車両の相対的な位置に配置することができる。
【0140】
一実施形態では、走行経路インターフェース700には、自車両の周辺の歩行者に対応するアイコンが含まれてもよい。一実施形態では、歩行者の位置情報は、自車両に搭載されたセンサから認識することができる。ドライバー用情報提供装置は、歩行者に対応するアイコンを、自車両を基準とした他の車両の相対的な位置に配置することができる。
【0141】
ドライバー用情報提供装置は、自車両に対応するアイコン、車線、他の車両に対応するアイコンまたは歩行者に対応するアイコンを生成し、受信または収集された情報に基づいて自車両に対応するアイコンを中心に車線、他の車両に対応するアイコンまたは歩行者に対応するアイコンを配置して、走行経路インターフェース700を生成することができる。
【0142】
一実施形態では、走行経路インターフェース700は、走行に影響を与える可能性がある車両を他の車両と異なるように表示して生成することができる。例えば、自車両の前に位置する車両に対応するアイコンを赤色で表示してもよい。例えば、自車両が道路沿いにある停留所に停車するために車線を外車線に変更する必要がある場合、自車両の左側に近接した車両に対応するアイコンを赤色で表示してもよい。
【0143】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置は臨界距離を設定することができ、自車両を基準として臨界距離範囲内の他の車両または歩行者にのみ対応するアイコンを生成して走行経路インターフェース700を生成することができる。例えば、ドライバー用情報提供装置は、自車両を基準として10mの範囲内の他の車両または歩行者に対応するアイコンでのみ走行経路インターフェース700を生成してもよい。例えば、この臨界距離は、管制サーバまたは搭乗ドライバーが設定するものであり得る。
【0144】
図7は、自車両710に対応するアイコンを中心に、自車両710の周辺の車線、複数の他の車両、及び歩行者のアイコンが配置された例示的な走行経路インターフェース700を示す。
【0145】
上述したように、出勤前インターフェース、勤務地移動インターフェース、及び配車待機インターフェースは、走行経路インターフェースを含むことができる。
【0146】
図8は、一実施形態によって生成された出勤前インターフェースを示す例示的な図である。
【0147】
本開示において、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が出勤前の状態であることに応答して、出勤前インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。あるいは、車両の状態が出勤前状態であることは、車両運行のための接続過程を終えた後の初期段階であるので、ドライバー用情報提供装置は初期段階として出勤前インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、出勤前インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、出勤前インターフェースを生成することができる。
【0148】
図8を参照すると、一実施形態によって生成された出勤前インターフェース800が示されている。
【0149】
一実施形態では、出勤前インターフェース800は、上述した走行経路インターフェース810、搭乗ドライバーの情報または車両の情報を含むインターフェース820、出勤認証インターフェース830、または自動運転機能状態インターフェース840を含むことができる。
【0150】
一実施形態では、搭乗ドライバーの情報または車両の情報を含むインターフェース820は、ドライバー用情報提供装置に含まれる搭乗ドライバーの情報と車両の情報に基づいて生成することができる。
【0151】
一実施形態では、出勤認証インターフェース830は、搭乗ドライバーが相互作用できるオブジェクトを含むことができる。搭乗ドライバーが出勤認証インターフェース830に含まれるオブジェクトと相互作用する場合、出勤認証信号が生成され得る。一実施形態では、生成された出勤認証信号は制御サーバに送信され得る。
【0152】
本開示において、自動運転機能状態インターフェース840は、車両の自動運転を実現するために搭載された自動運転に関連した1つ以上の装置、機能などの動作状態を表示するインターフェースを指し得る。図8を参照すると、自動運転機能状態インターフェース840は、自動運転に関連した1つ以上の装置、機能などのそれぞれに対する表示灯を介して自動運転に関連した1つ以上の装置、機能などが正常に動作しているかを表示することができる。これは単なる例示として提供され、装置、機能などの動作状態を表示できる任意の適合した方式が適用され得る。
【0153】
一実施形態では、出勤前インターフェース800には出勤認証案内メッセージがさらに含まれてもよい。例えば、出勤認証案内メッセージは、「出勤ボタンを押してください」のように、搭乗ドライバーに出勤認証を行うことを提案する意味のメッセージを含んでもよい。
【0154】
一実施形態では、出勤認証信号が受信されたことに応答して、車両の状態は勤務地移動状態に切り替わることができる。
【0155】
図9は、一実施形態によって生成された勤務地移動インターフェースを示す例示的な図である。
【0156】
本開示において、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、勤務地移動インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、勤務地移動インターフェースを生成することができる。
【0157】
図9を参照すると、一実施形態によって生成された勤務地移動インターフェース900が示されている。
【0158】
一実施形態では、勤務地移動インターフェース900は、上述した走行経路インターフェース910、目的地に関する情報、ナビゲーションマップ及び走行方法案内を含むように構成される経路案内インターフェース920、または自動運転機能状態インターフェース930を含むことができる。
【0159】
一実施形態では、経路案内インターフェース920は、目的地に関する情報、車両の位置情報、車両の位置情報に基づく道路情報、交通量に関する情報などに基づいて生成することができる。
【0160】
一実施形態では、目的地は自動的に設定されるものであり得る。例えば、ドライバー用情報提供装置は、勤務地の任意の地点を目的地に設定してもよい。例えば、ドライバー用情報提供装置は、予め定義された自動運転経路上の地点のうち、車両の位置に最も近い地点を目的地として設定してもよい。これにより、出勤認証を完了した搭乗ドライバーが直ちに勤務地または自動運転経路で車両を運行することができる。
【0161】
一実施形態では、目的地に関する情報は、名称、到着予定時刻、または残りの距離を含むことができる。
【0162】
一実施形態では、車両の位置が目的地に到達する、すなわち一般走行経路から自動運転経路に進入することに応答して、車両の状態は配車待機状態に切り替わることができる。
【0163】
一実施形態では、車両の位置が目的地に到達する、すなわち一般走行経路から自動運転経路に進入することに応答して、車両の運行モードが自動運転モードに切り替わることができる。
【0164】
図10は、一実施形態によって生成された配車待機インターフェースを示す例示的な図である。
【0165】
本開示において、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、配車待機インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、配車待機インターフェースを生成することができる。
【0166】
図10を参照すると、一実施形態によって生成された配車待機インターフェース1000が示されている。
【0167】
一実施形態では、配車待機インターフェース1000は、上述した走行経路インターフェース1010、経路案内インターフェース1020、通知インターフェース1030、または自動運転機能状態インターフェース1040を含むことができる。
【0168】
一実施形態では、経路案内インターフェース1020はナビゲーションマップを含むことができる。一実施形態では、経路案内インターフェース1020に提供される経路案内は、予め定義された経路に関する案内であり得る。例えば、予め定義された経路は、勤務地または自動運転経路であり得る。さらに、予め定義された経路は、出発地と到着地が同一の巡回経路であり得る。このような場合、車両に運行が割り当てられていない場合、車両は巡回経路上で運行される。
【0169】
一実施形態では、通知インターフェース1030は、車両の運行割り当てに関連する様々な通知を含むことができる。例えば、示されるように、通知インターフェース1030は、車両が配車待機中であるというメッセージを含んでもよい。例えば、通知インターフェース1030は、巡回経路上で最も近い乗車地情報を含んでもよい。例えば、通知インターフェースは自動運転中であるというメッセージを含んでもよい。
【0170】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置がメインインターフェースを勤務地移動インターフェースで決定及び表示する過程は省略されてもよい。例えば、搭乗ドライバーが勤務地または自動運転経路上で出勤認証を行った場合、車両の状態が勤務地移動状態を省略して配車待機状態に切り替わることができるが、このとき勤務地移動インターフェースに関連する過程は省略されてもよい。
【0171】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置に表示されるメインインターフェースは条件活性化オブジェクトを含むことができる。条件活性化オブジェクトは、事前定義された条件を満たす場合にのみ活性化され、搭乗ドライバーが相互作用できるオブジェクトを指す。条件活性化オブジェクトは、事前定義された条件を満たさない場合、非活性化メインインターフェースに表示することができる。
【0172】
事前定義された条件は、搭乗ドライバーがドライバー用情報提供装置に含まれるオブジェクトと相互作用をしても車両が危険にならない条件に関するものであり得る。例えば、事前定義された条件は、車両の速度に関連する条件であり得る。例えば、車両の現在の速度の値がゼロである場合にのみ、条件活性化オブジェクトを活性化することができる。例えば、事前定義された条件は、車両の状態に関連する条件であり得る。例えば、車両の状態が配車待機状態、休憩状態、出勤前状態である場合にのみ、条件活性化オブジェクトを活性化することができる。
【0173】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置は、搭乗ドライバーが条件活性化オブジェクトと相互作用をする場合、ドライバーメニューインターフェースを表示することができる。
【0174】
一実施形態では、ドライバーメニューインターフェースは、搭乗ドライバーが相互作用できる1つ以上のオブジェクトを含むことができ、搭乗ドライバーは、対応するオブジェクトと相互作用して搭乗ドライバーの情報、車両の情報、運行履歴、搭乗ドライバーの勤務履歴、搭乗ドライバーの勤務計画、管制サーバ(又は車両管理サーバ)から受信した公知事項、ドライバー用情報提供装置の設定等の情報、約款及び政策、搭乗ドライバーマニュアル等の提供を受けることができる。例えば、搭乗ドライバーは、公知事項に対応するオブジェクトと相互作用して、管制サーバから受信した公知事項を確認することができる。
【0175】
デマンド型車両は、車両の状態が配車待機状態になって初めて運行を割り当てられる状態になる。運行を割り当てられた後のデマンド型車両の運行が提供される過程は、図11及び図12を参照して後述する。
【0176】
上述したように、様々な車両の状態は休息に関連する状態を含むことができる。
【0177】
デマンド型車両が運行されている間、休憩予定時間まで残り少ない場合、ドライバー用情報提供装置は搭乗ドライバーに休憩予定時間があまり残っていないことを知らせ、休憩に関連する事項を案内することができる。
【0178】
本開示において、休憩予定時間までの残り時間が第1時間に到達する場合、ドライバー用情報提供装置は休憩案内インターフェースを表示することができる。
【0179】
一実施形態では、第1時間は5分、10分、20分など任意の適合した時間であり得、一実施形態では、第1時間は搭乗ドライバー、搭乗ドライバーが所属する法人(車両サービス提供主体)あるいは、管制サーバが設定した時間であり得る。
【0180】
一実施形態では、休憩案内インターフェースは、休憩予定時間があまり残っていないことを搭乗ドライバーに知らせるインターフェースであり、「10分後に休憩予定時間です」のようなメッセージを含んでもよい。
【0181】
本開示において、ドライバー用情報提供装置が休憩案内インターフェースを表示した後、車両の状態が配車待機状態であれば、車両の状態は直ちに休憩地移動状態に切り替わることができる。一方、車両の状態が運行状態であれば、運行終了信号を受信した後に、車両の状態が休憩地移動状態に切り替わることができる。一実施形態では、休憩予定時間までの残り時間が第1時間以下であるが、車両の状態が運行状態である場合、車両は追加配車を受けない状態に切り替わることができる。
【0182】
本開示において、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が休憩地移動状態に切り替わることに応答して、休憩地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、休憩地移動インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、休憩地移動インターフェースを生成することができる。
【0183】
本開示において、休憩地移動インターフェースは、図9を参照して上述した勤務地移動インターフェース900と同様であり得る。すなわち、休憩地移動インターフェースは、走行経路インターフェースと目的地に関する情報、ナビゲーションマップ、及び走行方法案内とを含むように構成される経路案内インターフェースを含むことができる。ただし、休憩地移動インターフェースの実施形態における目的地は休憩地に設定されるであろう。
【0184】
一実施形態では、車両の位置が目的地、すなわち休憩地に到達する場合、車両の状態は休憩状態に切り替わることができる。
【0185】
本開示において、車両の状態が休憩状態であるとき、休憩後勤務予定時間までの残り時間が第2時間に到達する場合、ドライバー用情報提供装置は休憩終了案内インターフェースを表示することができる。
【0186】
一実施形態では、第2時間は5分、10分、20分など任意の適合した時間であり得、一実施形態では、第2時間は搭乗ドライバー、搭乗ドライバーが所属する法人(車両サービス提供主体)あるいは、管制サーバが設定した時間であり得る。
【0187】
一実施形態では、休憩終了案内インターフェースは、休憩終了時間があまり残っていないことを搭乗ドライバーに知らせるインターフェースであり、「10分後に休憩終了予定です」などのメッセージを含んでもよい。
【0188】
本開示において、休憩後勤務予定時間までの残り時間がゼロに到達する場合、車両の状態は配車待機状態に切り替わることができる。同様に、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。
【0189】
本開示において、勤務終了時間までの残り時間が第3時間に到達する場合、ドライバー用情報提供装置は勤務終了案内インターフェースを表示することができる。
【0190】
一実施形態では、第3時間は5分、10分、20分など任意の適合した時間であり得、一実施形態では、第3時間は搭乗ドライバー、搭乗ドライバーが所属する法人(車両サービス提供主体)あるいは、管制サーバが設定した時間であり得る。
【0191】
一実施形態では、勤務終了案内インターフェースは、勤務終了予定時間があまり残っていないことを搭乗ドライバーに知らせるインターフェースであり、「10分後に勤務終了予定です」などのメッセージを含んでもよい。
【0192】
本開示において、ドライバー用情報提供装置が勤務終了案内インターフェースを表示した後、車両の状態が配車待機状態であれば、車両の状態は直ちに退勤予定状態に切り替わることができる。一方、車両の状態が運行状態であれば、運行終了信号を受信した後に、車両の状態が退勤予定状態に切り替わることができる。一実施形態では、勤務終了時間までの残り時間が第3時間以下であるが、車両の状態が運行状態である場合、車両は追加配車を受けない状態に切り替わることができる。
【0193】
本開示において、勤務終了時間までの残り時間がゼロに到達することに応答して、車両の状態は退勤地移動状態に切り替わることができる。
【0194】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が退勤地移動状態に切り替わることに応答して、退勤地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、退勤地移動インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、退勤地移動インターフェースを生成することができる。
【0195】
本開示において、退勤地移動インターフェースは、図9を参照して上述した勤務地移動インターフェース900と同様であり得る。すなわち、退勤地移動インターフェースは、走行経路インターフェースと目的地に関する情報、ナビゲーションマップ、及び走行方法案内とを含むように構成される経路案内インターフェースを含むことができる。ただし、退勤地移動インターフェースの実施形態における目的地は退勤地に設定されるであろう。
【0196】
一実施形態では、車両の位置が目的地、すなわち退勤地に到達する場合、車両の状態は勤務終了状態に切り替わることができる。
【0197】
以下では、車両が運行を割り当てられた後、乗客の乗車及び降車に関連してデマンド型車両の運行が提供される過程について説明する。
【0198】
本開示において、車両の状態が配車待機状態である場合、車両は運行を割り当てられ得る。すなわち、車両の状態が配車待機状態である場合、配車要求信号を受信することができる。
【0199】
一実施形態では、配車要求信号が受信されたことに応答して、車両の状態は乗車地移動状態に切り替わることができる。
【0200】
図11は、一実施形態によって生成された乗車地移動インターフェースを示す例示的な図である。
【0201】
本開示において、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が乗車地移動状態に切り替わることに応答して、乗車地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、乗車地移動インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、乗車地移動インターフェースを生成することができる。
【0202】
図11を参照すると、一実施形態によって生成された乗車地移動インターフェースが示されている。
【0203】
一実施形態では、乗車地移動インターフェース1100は、上述した走行経路インターフェース1110、目的地に関する情報、ナビゲーションマップ及び走行方法案内を含むように構成される経路案内インターフェース1120、または自動運転機能状態インターフェース1130を含むことができる。
【0204】
一実施形態では、目的地は乗車地として、配車要求信号に含まれる情報に基づいて自動的に設定されるものであり得る。
【0205】
一実施形態では、目的地に関する情報は、名称、到着予定時刻、または残りの距離を含むことができる。
【0206】
一実施形態では、車両の状態が配車待機状態でない場合でも、配車要求信号を受信することができる。例えば、車両が所定の経路上でのみ走行できる車両であり、新規配車要求信号に含まれる新規目的地が所定の経路上にある場合、新規配車要求信号を受信することができる。本実施形態では、新規配車要求信号に含まれる新規目的地が、所定の経路上で既存の目的地より先に到着する場合は経由地追加状況と呼ぶことができる。一方、新規配車要求信号に含まれる新規目的地が、所定の経路上で既存の目的地より後で到着する場合は、配車追加状況と呼ぶことができる。どちらの場合も、新規配車要求信号によって新規目的地が追加されれば、それぞれの目的地は経由目的地と呼ぶことができる。
【0207】
一実施形態では、新しい配車要求信号が受信された場合、既存の目的地に関する情報と新規配車要求信号に含まれる新規目的地に関する情報とに基づいて、目的地に関する情報を更新することができる。一実施形態では、ドライバー用情報提供装置は、目的地に関する情報が更新されたことに応答して、更新に関する通知メッセージを表示することができる。
【0208】
一実施形態では、目的地が複数の経由目的地を含む場合、経路案内インターフェース1120に含まれる目的地に関する情報は、複数の経由目的地のうち最初に到着する経由目的地に関する情報と、その次に到着する経由目的地に関する情報を所定の周期に従って切り替えながら表示することができる。例えば、ドライバー用情報提供装置は、先に到着する経由目的地に関して4秒間表示した後、その次に到着する経由目的地について2秒間表示することができる。
【0209】
車両の状態が乗車地移動状態であるとき、車両が乗車地に到着して乗客を搭乗させると、車両の状態が降車地移動状態に切り替わることができる。車両の状態が乗車地移動状態から降車地移動状態に切り替わる過程で、いくつかの実施形態があり得る。
【0210】
一実施形態では、車両と目的地(乗車地)との距離が第1臨界距離以下になると、ドライバー用情報提供装置は到着通知メッセージを表示することができる。一実施形態では、車両と目的地(乗車地)との距離が第1臨界距離以下であることに応答して、ドライバー用情報提供装置は乗車地到着完了オブジェクトを表示することができる。乗車地到着完了オブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用して乗車地到着完了信号を生成するためのオブジェクトを指し得る。第1臨界距離は、例えば、50m、100m、150mなど、目的地にほぼ到達したことを知らせるのに適合した値で任意に設定することができる。
【0211】
一実施形態では、乗車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、ドライバー用情報提供装置は乗車完了オブジェクトを表示することができる。乗車完了オブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用して乗車完了信号を生成するためのオブジェクトを指し得る。一実施形態では、乗車完了オブジェクトと相互作用することに応答して、乗車完了信号を生成することができ、乗車完了信号を受信したことに応答して、車両の状態は降車地移動状態に切り替わることができる。
【0212】
一実施形態では、乗車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、ドライバー用情報提供装置はタイマーを表示してもよい。タイマーは所定の時間をカウントダウン(countdown)することができる。本開示において、車両は、乗客が搭乗するまで乗車地で待機するのではなく、車両に乗客が搭乗しないまま所定時間が経過すると、配車をキャンセルすることにより、円滑なデマンド型交通システムを提供することができる。すなわち、所定の時間が経過するまで乗車完了信号を受信できなかった場合、車両の状態は配車待機状態に切り替わることができる。所定の時間は、例えば3分、5分など、円滑なデマンド型交通システムを提供するのに適合した値に任意に設定することができる。
【0213】
本開示において、ドライバー用情報提供装置は、車両の状態が降車地移動状態に切り替わることに応答して、降車地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。ドライバー用情報提供装置は、降車地移動インターフェースでメインインターフェースを決定したことに応答して、降車地移動インターフェースを生成することができる。
【0214】
本開示において、降車地移動インターフェースは、図11を参照して上述した乗車地移動インターフェース1100と同様であり得る。すなわち、降車地移動インターフェースは、走行経路インターフェースまたは目的地に関する情報、ナビゲーションマップ及び走行方法案内を含むように構成される経路案内インターフェース1120を含むことができる。このとき、目的地は降車地として、配車要求信号に含まれる情報に基づいて自動的に設定されるものであり得る。これ以外に、上述した乗車地移動インターフェースに関連する実施形態が同一に適用され得る。
【0215】
車両の状態が降車地移動状態であるとき、車両が降車地に到着して乗客を降車させると、車両の状態が配車待機状態に切り替わることができる。車両の状態が降車地移動状態から配車待機状態に切り替わる過程で、いくつかの実施形態があり得る。
【0216】
一実施形態では、車両の目的地(降車地)との距離が第2臨界距離以下になると、ドライバー用情報提供装置は到着通知メッセージを表示することができる。一実施形態では、車両と目的地(降車地)との間の距離が第2臨界距離以下であることに応答して、ドライバー用情報提供装置は降車地到着完了オブジェクトを表示することができる。降車地到着完了オブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用して降車地到着完了信号を生成するためのオブジェクトを指し得る。第2臨界距離は、例えば50m、100m、150mなど、目的地にほぼ到達したことを知らせるのに適合した値に任意に設定することができる。第2臨界距離は、第1臨界距離と同じでもよく、異なってもよい。
【0217】
一実施形態では、降車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、ドライバー用情報提供装置は降車完了オブジェクトを表示することができる。降車完了オブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用して降車完了信号を生成するためのオブジェクトを指し得る。一実施形態では、降車完了オブジェクトと相互作用することに応答して、降車完了信号を生成することができ、降車完了信号を受信したことに応答して、車両の状態は配車待機状態に切り替わることができる。
【0218】
一実施形態では、複数の運行モードがあり得る。複数の運行モードは、自動運転モード及び手動運転モードを含むことができる。一実施形態では、車両は、搭乗ドライバーの操作によって自動運転モードに切り替わることができる。一実施形態では、車両は、自動運転が可能な経路である自動運転経路で自動運転モードに切り替わることができる。
【0219】
一実施形態では、車両がデマンド型自動運転モードで運行できない強制手動運転区域に進入した場合、ドライバー用情報提供装置は手動運転モードの切り替え要求メッセージを表示することができる。手動運転モードの切り替え要求メッセージは、「手動運転モードに切り替えてください」のように、搭乗ドライバーに手動運転モードへの切り替えを要求するメッセージを含んでもよい。
【0220】
一実施形態では、強制手動運転区域は子供保護区域を含むことができる。
【0221】
一実施形態では、車両が強制手動運転区域に属する場合、車両は搭乗ドライバーによって自動運転モードに切り替えることができない。
【0222】
一実施形態では、車両の運行モードが切り替えられた場合、ドライバー用情報提供装置は運行モードの切り替えメッセージを表示することができる。運行モードの切り替えメッセージは、「手動運転モードに切り替わりました」または「自動運転モードに切り替わりました」のように、運行モードが切り替えられたというメッセージを含んでもよい。
【0223】
図12は、一実施形態によって生成された座席情報インターフェースを示す例示的な図である。
【0224】
一実施形態では、乗車地移動インターフェースは、座席情報インターフェース1200をさらに含むことができる。例えば、車両が乗合車である場合、乗客には車両内で着席する座席も割り当てられ、座席情報インターフェース1200は、それに応じて割り当てられた座席に関する情報を表示するためのインターフェースであり得る。
【0225】
図12を参照すると、搭乗ドライバー座席1210を含む複数の座席1C、2A、3A、3C、4A、4B、及び4Cに対応するオブジェクトを含む座席情報インターフェース1200が示されている。
【0226】
一実施形態では、座席情報インターフェース1200は、車両の座席情報に基づいて生成され得る。車両の座席情報は、管制サーバから送信またはドライバー用情報提供装置に保存される情報であり得る。ドライバー用情報提供装置は、車両の座席情報に基づいて複数の座席の配置を表示する座席レイアウトを生成することができる。
【0227】
一実施形態では、生成された座席レイアウトに複数の座席それぞれの座席状態によって、複数の座席それぞれを異なるように表示することができる。一実施形態では、座席状態は、例えば、搭乗完了状態、搭乗予定状態、及び残席状態のうちのいずれかであり得る。搭乗完了状態は、乗客が乗車地で乗車して当該座席に着席した状態を指し得、搭乗予定状態は乗客が乗車地でまだ乗車していないが、乗車する予定の乗客が着席する予定の状態を指し得、残席状態とは、座席が割り当てられていないため、当該座席に着席する予定の乗客がいない状態を指し得る。
【0228】
図12を参照すると、座席レイアウトで座席2A及び3Aに対応するオブジェクトは暗い色で処理されたところ、これは搭乗完了状態を示すものであり得る。図12を参照すると、座席レイアウトで座席4A、4B、及び4Cに対応するオブジェクトはストライプで処理されたところ、これは搭乗予定状態を示すものであり得る。図12を参照すると、座席1C及び3Cに対応するオブジェクトは何の処理もされていないところ、これは残席状態を示すものであり得る。これは単なる例示として提供され、座席状態を示す任意の適合した方式が適用され得る。
【0229】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置が生成する座席情報インターフェース1200は座席情報データに基づくことができる。座席情報データは管制サーバから送信されるものであり得、管制サーバが送信する座席情報データはサービスユーザが使用するユーザ端末からの要求によって生成されるものであり得る。すなわち、座席情報インターフェース1200は、管制サーバまたはユーザ端末と連動して生成され得る。
【0230】
一実施形態では、ユーザに対する配車過程において、搭乗人数が複数の場合、配車車両だけでなく乗客が着席する座席が決定されることもある。決定された乗客の乗車地及び着席予定座席に関する情報は、デマンド型車両に送信することができ、ドライバー用情報提供装置は、送信された情報に基づいて、当該乗車地に到達するまで、着席予定座席の状態を搭乗予定状態に決定し、座席情報インターフェース1200を生成することができる。
【0231】
一実施形態では、乗客に対して座席を割り当てるのに様々な方式が適用され得る。例えば、1つのユーザ端末で複数の人員に対して搭乗を要求する場合、その複数の人員に対して隣接する座席を割り当てることができる。例えば、1つのユーザ端末で1人の人員に対して搭乗を要求する場合、左右に隣接する座席がない座席を優先的に割り当てることができる。例えば、隣接する搭乗完了状態の座席または隣接する搭乗予定状態の座席が最も少ない座席を優先的に割り当てることができる。この他にも、座席を割り当てる任意の適切な方式が適用され得る。
【0232】
一方、座席情報データは、ドライバー用情報提供装置によって修正することができ、修正された座席情報データが管制サーバに送信され得る。一実施形態では、搭乗ドライバーは、ドライバー用情報提供装置に表示された座席情報インターフェースと相互作用して座席情報データを修正または送信することができる。
【0233】
例えば、特定乗車地で搭乗することにした乗客が搭乗しないまま車両が乗車地を離れることもある。この場合、乗車地を離れながら搭乗予定状態であった座席は、搭乗完了状態に切り替わるのではなく、残席に変更されなければならない。
【0234】
これにより、一実施形態では、座席レイアウトに表示された複数の座席それぞれに対応するオブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用できるように生成することができる。一実施形態では、搭乗ドライバーが搭乗予定状態の座席または搭乗完了状態の座席に対応するオブジェクトと相互作用する場合、当該座席の座席状態は残席に変更され得る。ドライバー用情報提供装置は、当該座席の座席状態が残席に変更された場合、座席レイアウト内の当該座席に対応するオブジェクトを残席に変更して表示することができる。ドライバー用情報提供装置は、変更された座席状態に基づいて座席情報データを修正または送信することができる。これにより、搭乗ドライバーは強制的に座席状態を残席状態に変更することができる。
【0235】
一実施形態では、ドライバー用情報提供装置が生成できるメインインターフェースは、運行制御インターフェースをさらに含むことができる。運行制御インターフェースは、搭乗ドライバーが相互作用して手動または強制的に車両の割り当てをキャンセル、または車両の割り当てを停止できるように構成されるインターフェースを指し得る。一実施形態では、運行制御インターフェースは、運行キャンセルオブジェクトまたは配車停止オブジェクトを含むことができる。運行キャンセルオブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用して車両の割り当てをキャンセルするオブジェクトであり、配車停止オブジェクトは、搭乗ドライバーが相互作用して配車を停止するオブジェクトであり得る。一実施形態では、運行キャンセルオブジェクトは、乗車地移動状態でのみ活性化することができる。
【0236】
一実施形態では、搭乗ドライバーが運行キャンセルオブジェクトまたは配車停止オブジェクトと相互作用する場合、ドライバー用情報提供装置は、理由入力ができる理由入力インターフェースを生成することができる。一実施形態では、理由入力ができるインターフェースは、所定の複数の理由のうちの1つを選択するように生成され得る。例えば、所定の複数の理由は、ドライバーの理由、乗客の理由、及び事故の発生であり得る。
【0237】
一実施形態では、搭乗ドライバーが理由入力インターフェースを介して入力した理由が「事故発生」に対応する場合、車両の状態は事故発生状態に切り替わることができる。本開示において、事故発生状態は、事故が処理されるまで運行を中断し、車両の割り当てを停止する状態を指し得る。
【0238】
一実施形態では、車両の状態が事故発生状態に切り替えられたことに応答して、ドライバー用情報提供装置は事故発生インターフェースを生成することができる。事故発生インターフェースは、搭乗ドライバーが相互作用して事故処理完了信号を生成できるオブジェクトを含むことができる。事故処理完了信号が受信されたことに応答して、車両の状態は配車待機状態に切り替わることができる。
【0239】
上述したインターフェースに加えて、ドライバー用情報提供装置が表示のために生成できるインターフェースは、車両の運行に必要な任意の適合したインターフェースを含むことができる。例えば、車両の走行状態を示すインターフェースを含んでもよい。例えば、車両のセンサまたは機能に対して動作するか否かを示すインターフェースを含んでもよい。
【0240】
本開示において、乗客用情報提供装置は、乗客用情報提供装置に表示するためのインターフェース(以下、「乗客用インターフェース」)を生成することができる。乗客用インターフェースは、デマンド型車両に搭乗した乗客に必要な情報を表示するように構成され得る。
【0241】
一実施形態では、乗客用インターフェースは、ドライバー用情報提供装置に表示されるインターフェースの一部または全部を含むように構成され得る。
【0242】
一実施形態では、乗客用インターフェースは走行経路インターフェースを含むことができる。一実施形態では、乗客用インターフェースに含まれる走行経路インターフェースは、ドライバー用情報提供装置に表示されるインターフェースに含まれる走行経路インターフェースから一部の情報(例えば、歩行者に対応するアイコン)が省略されたものであり得る。
【0243】
一実施形態では、乗客用インターフェースは経路案内インターフェースを含むことができる。一実施形態では、乗客用インターフェースに含まれる経路案内インターフェースは、ドライバー用情報提供装置に表示されるインターフェースに含まれる経路案内インターフェースから一部の情報(例えば、走行方法案内)が省略されたものであり得る。
【0244】
一実施形態では、乗客用インターフェースは座席情報インターフェースを含むことができる。一実施形態では、乗客用インターフェースに含まれる座席情報インターフェースは、ドライバー用情報提供装置に表示されるインターフェースに含まれる座席情報インターフェースから一部の情報(例えば、現在の座席の位置)が追加されたものであり得る。
【0245】
一実施形態では、乗客用インターフェースは、停留所情報インターフェースを含むことができる。停留所情報インターフェースは、デマンド型車両が乗客の乗降車のために停車する停留所に関する情報を表示するように構成され得る。停留所情報インターフェースは、最初に到達する停留所に関する情報を含み得、その次に到達する停留所に関する情報をさらに含み得る。一実施形態では、最初に到達する停留所に関する情報とその次に到達する停留所に関する情報は、事前定義された周期で交互に表示されてもよい。
【0246】
一実施形態では、乗客用インターフェースは案内メッセージインターフェースを含むことができる。案内メッセージインターフェースに含まれ得る案内メッセージは、例えば、シートベルトを着用するように促すメッセージ、降車準備をするように促すメッセージなどを含んでもよい。一実施形態では、車両の運行モードが自動運転モードから手動運転モードに切り替わることに応答して、案内メッセージは、運行モードが切り替えられたというメッセージを含んでもよい。
【0247】
上述したインターフェースに加えて、乗客用情報提供装置が表示のために生成できる乗客用インターフェースは、乗客に情報を提供するために必要な任意の適合したインターフェースを含むことができる。
【0248】
以下では、デマンド型車両の運行が提供される過程における外部ディスプレイ装置の動作について説明する。
【0249】
図13は、一実施形態による外部ディスプレイ装置の動作を説明するための例示的な図である。
【0250】
一実施形態では、外部ディスプレイ装置は、車両の情報、車両の状態、車両の位置情報、目的地に関する情報、または車両に搭載された装置によって生成される信号を含むデータを収集することができる。
【0251】
一実施形態では、外部ディスプレイ装置は、収集されたデータに基づいて外部ディスプレイインターフェースを生成することができ、ドライバー用情報提供装置または乗客用情報提供装置と連係することもできる。特に、上述したドライバー用情報提供装置が生成する様々なインターフェースに含まれるインターフェースに基づいて外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。一実施形態では、外部ディスプレイ装置とドライバー用情報提供装置とは共通のプロセッサを含む、すなわち実質的に同一の装置であり得る。
【0252】
一実施形態では、外部ディスプレイ装置は複数の外部ディスプレイを含むことができる。例えば、外部ディスプレイ装置は、前面ディスプレイ及び背面ディスプレイを含んでもよい。前面ディスプレイは車両の前面に設置されるディスプレイであり、背面ディスプレイは車両の背面に設置されるディスプレイであり得る。
【0253】
図13(a)を参照すると、前面ディスプレイ1310と背面ディスプレイ1320が示されている。示されるように、前面ディスプレイ1310は車両の前面に設置され、背面ディスプレイ1320は車両の背面に設置され得る。図13(a)では、前面ディスプレイ1310と背面ディスプレイ1320に表示される外部ディスプレイインターフェースが異なるが、同じように生成されてもよい。すなわち、外部ディスプレイ装置は、前面外部ディスプレイインターフェースと背面外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。
【0254】
一実施形態では、外部ディスプレイ装置は、収集されたデータに基づいて、前面外部ディスプレイインターフェースと背面外部ディスプレイインターフェースを異なるように生成してもよい。例えば、前面外部ディスプレイを視聴する主体と背面外部ディスプレイを主に視聴する主体とは異なる場合があり、これにより各外部ディスプレイに表示されるのに適合した内容もまた異なる場合がある。例えば、車両の状態が乗車地移動状態または降車地移動状態である場合、図13(a)に示すように、前面ディスプレイ1310には車両の名称と巡回経路名が表示され、背面ディスプレイ1320には車両が運行中であるというメッセージのみが表示され得る。例えば、車両が子供保護区域に進入する場合、前面ディスプレイ1310には図13(b)に示すような車両の名称と巡回経路名が表示され、背面ディスプレイ1320には図13の(d)に示すような子供保護区域であることを知らせるメッセージのみが表示され得る。例えば、車両が乗車地(または降車地)で乗客が乗車(または降車)するように停車している場合(例えば、搭乗ドライバーが乗車地到着完了オブジェクトと相互作用した後、乗車完了信号を入力する前)、前面ディスプレイ1310には図13(b)に示すような車両の名称と巡回経路名が表示され、背面ディスプレイ1320には図13(e)に示すような乗客が乗車中であることを知らせるメッセージのみが表示され得る。
【0255】
一実施形態では、様々な状況に対する前面ディスプレイインターフェース及び背面ディスプレイインターフェースは、以下の表1のようになり得るが、これらに限定されない。
【0256】
【表1】

一実施形態では、外部ディスプレイインターフェースは車両の情報に基づいて生成することができる。例えば、車両の名称が表示されるように外部ディスプレイインターフェースを生成してもよい。車両の名称は、デマンド型交通システム内の複数の車両のうちのどの車両であるかを識別することができる名称を指し得る。例えば、車両が巡回経路に沿って運行する車両である場合、巡回経路名が表示されるように外部ディスプレイインターフェースを生成してもよい。図13(b)を参照すると、外部ディスプレイインターフェースに車両の名称と巡回経路名を表示することができる。
【0257】
一実施形態では、外部ディスプレイインターフェースは、車両の状態に基づいて生成することができる。例えば、車両の状態が運行中でない状態、すなわち出勤前状態、勤務地移動状態、休憩地移動状態、休憩状態、退勤予定状態、退勤地移動状態、及び勤務終了状態のうちのいずれかである場合、車両未運行メッセージが表示されるように外部ディスプレイインターフェースを生成してもよい。一例として、車両が運行中ではないというメッセージは、「運行準備中」などのメッセージを含んでもよい。
【0258】
別の例として、車両の状態が休憩地移動状態である場合、メッセージは「待機地行」というメッセージを含んでもよい。さらに別の例として、車両の状態が退勤地移動状態である場合、メッセージは「車庫行」などのメッセージを含んでもよい。
【0259】
例えば、車両の状態が事故発生状態である場合、外部ディスプレイインターフェースは、図13(c)に示すように、「車両点検中」という車両点検メッセージを含んでもよい。
【0260】
一実施形態では、外部ディスプレイインターフェースは、車両の位置情報に基づいて生成することができる。例えば、外部ディスプレイ装置は車両の位置を受信し、受信した車両の位置が特定区域に進入したことに応答して特定メッセージを含むように外部ディスプレイインターフェースを生成してもよい。一例として、特定メッセージは、特定区域に進入したことを知らせるメッセージであり得る。具体的な例として、特定区域は、一般的な走行道路ではなく、子供保護区域、自動車専用道路などの特別な走行道路であり得る。例えば、車両が子供保護区域に進入した場合、図13(d)に示すように、車両が子供保護区域に進入したことを知らせるメッセージを表示してもよい。別の具体的な例として、車両が自動運転モードでは運行できない強制手動運転区域に進入し、車両の運行モードが手動運転モードに切り替わると、手動運転モードに切り替えの通知メッセージが表示されるように外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。例えば、手動運転モードに切り替えの通知メッセージは、「手動運転モードで走行します」のように、運行モードが切り替えられたというメッセージを含んでもよい。例えば、強制手動運転区域は子供保護区域を含み得る。
【0261】
本実施形態では、車両の位置情報は、ドライバー用情報提供装置のような他の装置とは別に外部ディスプレイ装置で自主的に受信され、これにより、外部ディスプレイ装置は、ドライバー用情報提供装置とは独立して位置情報に基づいてインターフェースを生成することができる。
【0262】
一実施形態では、外部ディスプレイインターフェースは、目的地に関する情報に基づいて生成することができる。例えば、外部ディスプレイインターフェースには、目的地の名称が所定の周期に従って周期的に表示され得る。
【0263】
一実施形態では、外部ディスプレイインターフェースは、車両に搭載された装置によって生成された信号に基づいて生成され得る。例えば、乗車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、乗客が乗車しているというメッセージを含むように外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。乗客が乗車しているというメッセージは、乗車完了信号が受信されるまで維持され得る。例えば、降車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、乗客が降車しているというメッセージを含むように外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。乗客が降車しているというメッセージは、降車完了信号が受信されるまで維持され得る。一例として、図13(e)に示すように、乗客が乗車または降車しているというメッセージは、「乗客が乗り降り中です」というメッセージを含み得る。
【0264】
一実施形態では、外部ディスプレイインターフェースは、車両で操作される機能に基づいて生成してもよい。例えば、車両が右折する場合、右側方向指示器が点灯することに応答して、右折するというメッセージまたはオブジェクトが表示されるように外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。
【0265】
図14は、一実施形態による車両運行サービスのための接続方法のフローチャートである。
【0266】
図14に示す動作は、上述した車両運行のための接続装置によって実行することができる。具体的には、図14に示す動作は、上述した車両運行のための接続装置に含まれるプロセッサによって実行することができる。
【0267】
ステップ1410において、プロセッサは、車両サービス提供主体情報に対応する第1識別子の入力を受信することができる。
【0268】
一実施形態では、ステップ1410は、第1メッセージ表示領域、第1入力データ表示領域、及び第1データ入力インターフェースを含む第1識別子入力インターフェースを表示するステップを含むことができる。
【0269】
一実施形態では、ステップ1410は、第1メッセージ表示領域に、第1識別子入力待機メッセージを表示するステップ、第1入力データ表示領域に、入力された第1識別子に関する入力データを表示するステップ、及び第1識別子入力完了信号を受信したことに応答して、第1識別子入力完了信号を受信するまで入力された第1識別子に関する入力データを送信するステップをさらに含むことができる。
【0270】
ステップ1420において、プロセッサは、第1識別子に対する検証及び予備接続装置の登録を要求することができる。
【0271】
ステップ1430において、プロセッサは、第1識別子に対する検証が完了したことに応答して、機器特定情報に対応する第2識別子の入力を受信することができる。
【0272】
一実施形態では、ステップ1430は、第2メッセージ表示領域、第2入力データ表示領域、及び第2データ入力インターフェースを含む第2識別子入力インターフェースを表示するステップを含むことができる。
【0273】
一実施形態では、ステップ1430は、第2メッセージ表示領域に、第2識別子入力待機メッセージを表示するステップ、第2入力データ表示領域に、入力された第2識別子に関する入力データを表示するステップ、及び第2識別子入力完了信号を受信したことに応答して、第2識別子入力完了信号を受信するまで入力された第2識別子に関する入力データを送信するステップをさらに含むことができる。
【0274】
一実施形態では、プロセッサは、第1識別子に対する検証が失敗したことに応答して、第1メッセージ表示領域に未登録法人のメッセージを表示することができる。
【0275】
ステップ1440において、プロセッサは第2識別子に対する検証及び車両登録完了を要求することができる。
【0276】
ステップ1450において、プロセッサは、第2識別子に対する検証が完了したことに応答して、車両サービス提供主体情報及び機器特定情報に対応するインターフェースを活性化することができる。
【0277】
一実施形態では、プロセッサは、第2識別子に対する検証完了信号を受信した場合、第2識別子に対する検証が完了したと決定することができ、第2識別子に対する検証完了信号は通信用アクセストークンを含むことができる。
【0278】
一実施形態では、プロセッサは、第2識別子に対する検証が完了したことに応答して、車両の状態を出勤前状態に切り替えることができる。
【0279】
一実施形態では、プロセッサは、第2識別子に対する検証が失敗したことに応答して、第2メッセージ表示領域に固有コード不一致メッセージを表示することができる。
【0280】
図15は、一実施形態によるドライバー用インターフェースを提供する方法のフローチャートである。
【0281】
図15に示す動作は、上述したドライバー用情報提供装置によって実行することができる。具体的には、図15に示す動作は、上述したドライバー用情報提供装置に含まれるプロセッサによって実行することができる。
【0282】
ステップ1510において、プロセッサは、車両の状態に基づいて、車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定することができる。
【0283】
一実施形態では、ステップ1510は、出発前インターフェースでメインインターフェースを決定するステップ、車両の状態が勤務地移動状態に切り替わることに応答して、勤務地移動インターフェースでメインインターフェースを決定するステップ、及び車両の状態が配車待機状態に切り替わることに応答して、配車待機インターフェースでメインインターフェースを決定するステップを含むことができる。
【0284】
一実施形態では、車両の状態は出勤前状態である場合、出勤認証信号を受信することに応答して勤務地移動状態に切り替わることができる。
【0285】
一実施形態では、車両の状態は勤務地移動状態である場合、車両の位置が自動運転経路に進入することに応答して配車待機状態に切り替わることができる。
【0286】
一実施形態では、出勤前インターフェースは、走行経路インターフェース、搭乗ドライバーの情報及び車両の情報を含むインターフェース、出勤認証インターフェース、及び自動運転機能状態インターフェースを含むことができる。
【0287】
一実施形態では、勤務地移動インターフェースは、走行経路インターフェース、目的地に関する情報、ナビゲーションマップ及び走行方法案内を含む経路案内インターフェース、及び自動運転機能状態インターフェースを含むことができる。
【0288】
ステップ1520で、プロセッサは決定されたメインインターフェースを生成することができる。
【0289】
一実施形態では、ステップ1520以降、プロセッサは、事前定義された条件を満たすことに応答して、相互作用できる第1オブジェクトを活性化して表示し、事前定義された条件を満たさないことに応答して、第1オブジェクトを非活性化して表示し、活性化された第1オブジェクトと相互作用する入力を受信したことに応答して、ドライバーメニューインターフェースを表示することができる。
【0290】
一実施形態では、プロセッサは、ドライバーの情報に含まれる勤務設定データに含まれる休憩予定時間までの残り時間が第1時間に到達することに応答して、休憩案内インターフェースを表示し、車両の状態が配車待機状態である場合、車両の状態を休憩地移動状態に切り替え、車両の状態が運行状態である場合、運行終了信号を受信することに応答して車両の状態を休憩地移動状態に切り替え、車両の状態が休憩地移動状態に切り替わることに応答して、休憩地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。
【0291】
一実施形態では、プロセッサは、ドライバーの情報に含まれる勤務設定データに含まれる休憩後の勤務予定時間までの残り時間が第2時間に到達することに応答して、休憩終了案内インターフェースを表示し、休憩後の勤務予定時間までの残り時間がゼロに到達したことに応答して、車両の状態を配車待機状態に切り替えることができる。
【0292】
一実施形態では、プロセッサは、ドライバーの情報に含まれる勤務設定データに含まれる勤務終了時間までの残り時間が第3時間に到達することに応答して、勤務終了案内インターフェースを表示し、車両の状態が運行状態である場合、運行終了信号の受信したことに応答して、車両の状態を退勤予定状態に切り替え、車両の状態が配車待機状態である場合、車両の状態を退勤予定状態に切り替え、勤務終了時間までの残り時間がゼロに到達することに応答して、車両の状態を退勤地移動状態に切り替え、車両の状態が退勤地移動状態に切り替わることに応答して、退勤地移動インターフェースでメインインターフェースを決定することができる。
【0293】
図16は、一実施形態による車両運行情報インターフェースを提供する方法のフローチャートである。
【0294】
図16に示す動作は、上述したドライバー用情報提供装置によって実行することができる。具体的には、図16に示す動作は、上述したドライバー用情報提供装置に含まれるプロセッサによって実行することができる。
【0295】
ステップ1610において、プロセッサは、車両の状態に基づいて車両運行サービスに関する情報を表示するメインインターフェースを決定することができる。
【0296】
一実施形態では、ステップ1610は、配車待機インターフェースで前記メインインターフェースを決定するステップ、及び車両の状態が乗車地移動状態に切り替わることに応答して、乗車地移動インターフェースでメインインターフェースを決定するステップを含むことができる。
【0297】
一実施形態では、配車待機インターフェースは、車両の周辺の環境を表示するように構成される走行経路インターフェース、ナビゲーションマップを含む経路案内インターフェース、車両の運行割り当てに関連する通知を示す通知インターフェース、及び自動運転機能状態インターフェースを含むことができる。
【0298】
一実施形態では、車両の状態は配車待機状態である場合、配車要求信号を受信することに応答して、乗車地移動状態に切り替わることができる。
【0299】
一実施形態では、乗車地移動インターフェースは、車両の周辺の環境を表示するように構成される走行経路インターフェース及び目的地に関する情報、ナビゲーションマップ及び走行方法案内を含む経路案内インターフェースを含むことができる。
【0300】
一実施形態では、走行経路インターフェースは、車両の情報に基づいて車両に対応するアイコン、車両の位置情報に基づいて受信された道路情報及び車両に搭載されたセンサから認識された車両の周辺の車線情報に基づいて生成された車線、車両に搭載されたセンサから認識された車両の周辺の他の車両の情報及び他の車両の位置情報に基づいて、車両を基準とした他の車両の相対的な位置に配置して生成される他の車両に対応するアイコン及び車両に搭載されたセンサから認識された車両の周辺の歩行者の位置情報に基づいて、車両を基準とした歩行者の相対的な位置に配置して生成される歩行者に対応するアイコンを含むことができる。
【0301】
一実施形態では、プロセッサは、配車要求信号を受信することに応答して、車両の状態が配車待機状態である場合、車両の状態を乗車地移動状態に切り替え、配車要求信号に含まれる情報に基づいて目的地を設定することができる。
【0302】
ステップ1620において、プロセッサは決定されたメインインターフェースを生成することができる。
【0303】
ステップ1620以降、プロセッサは座席情報インターフェースを表示することができる。
【0304】
一実施形態では、座席情報インターフェースは、複数の座席の配置を表示する座席レイアウト及び複数の座席のそれぞれの座席状態に対する指示を含むことができる。
【0305】
一実施形態では、座席状態は、残席状態、搭乗予定状態、及び搭乗完了状態のうちのいずれか一つであり得る。
【0306】
ステップ1620以降、プロセッサは、座席レイアウトに表示された複数の座席のうち、座席状態が搭乗予定状態である座席または搭乗完了状態である第1座席のオブジェクトと相互作用することに応答して、第1座席の座席状態を残席に変更し、第1座席の状態が残席に変更することに応答して、第1座席のオブジェクトを残席に変更して表示することができる。
【0307】
ステップ1620以降、プロセッサは、車両と目的地との距離が第1臨界距離以下であることに応答して、到着通知メッセージ及び乗車地到着完了オブジェクトをメインインターフェースに表示し、乗車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、乗車完了オブジェクト及び所定の時間をカウントダウン(countdown)するタイマーをメインインターフェースに表示し、乗車完了信号を受信したことに応答して、車両の状態を降車地移動状態に切り替え、所定の時間が経過するまで乗車完了信号を受信できなかったことに応答して、車両の状態を配車待機状態に切り替えることができる。
【0308】
図17は、一実施形態による車両運行サービスのための接続方法のフローチャートである。
【0309】
図17に示す動作は、上述したドライバー用情報提供装置または外部ディスプレイ装置によって実行することができる。具体的には、図17に示す動作は、上述したドライバー用情報提供装置または外部ディスプレイ装置に含まれるプロセッサによって実行することができる。
【0310】
ステップ1710において、車両の情報、車両の状態、車両の位置情報、目的地に関する情報、または車両に搭載された装置によって生成された信号を含むデータを収集することができる。
【0311】
ステップ1720において、収集されたデータに基づいて、ドライバー用情報提供装置に表示されるドライバー用インターフェース及び外部ディスプレイ装置に表示される外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。
【0312】
一実施形態では、ステップ1720以降、外部ディスプレイ装置によって車両の位置情報が受信され、受信された車両の位置情報が特定区域に進入したことが決定され、決定に応答して特定区域に進入したことを知らせるメッセージを生成するステップが行われることができ、外部ディスプレイインターフェースが生成されるステップは、生成されたメッセージが表示されるように外部ディスプレイインターフェースが生成されるステップを含むことができる。
【0313】
一実施形態では、特定区域は子供保護区域であり、車両の運行モードが手動運転モードに切り替わることに応答して、手動運転モードの切り替え通知メッセージを含むように外部ディスプレイインターフェースを生成することができる。
【0314】
一実施形態では、外部ディスプレイ装置は前面外部ディスプレイ装置と背面外部ディスプレイ装置とを含み、外部ディスプレイインターフェースは前面外部ディスプレイインターフェースと背面外部ディスプレイインターフェースを含むことができる。
【0315】
一実施形態では、車両の状態が配車待機状態または乗車地移動状態であることに応答して、全面外部ディスプレイインターフェースには車両の名称及び巡回経路名が表示され、背面外部ディスプレイインターフェースには運転中のメッセージを表示することができる。
【0316】
一実施形態では、乗車地到着完了オブジェクトと相互作用することに応答して、背面外部ディスプレイインターフェースには乗客乗車中のメッセージが表示され、乗車完了信号が受信されたことに応答して、背面外部ディスプレイインターフェースには運行中のメッセージを表示することができる。
【0317】
一実施形態では、車両が子供保護区域に進入することに応答して、背面外部ディスプレイインターフェースに子供保護区域に進入の通知メッセージを表示することができる。
【0318】
図18は、一実施形態による装置のブロック図である。
【0319】
図18の装置は、上述した車両運行サービスのための接続装置、ドライバー用インターフェース提供装置、車両運行情報インターフェース提供装置、または車両運行のためのインターフェース提供装置に対応し得る。
【0320】
図18を参照すると、装置1800は通信部1810、プロセッサ1820、及びDB1830を含むことができる。図18の装置1800には、実施形態に関連する構成要素のみが示されている。したがって、図18に示す構成要素に加えて他の汎用的な構成要素がさらに含まれることを当該技術分野の通常の技術者であれば理解することができる。
【0321】
通信部1810は、外部サーバまたは外部装置と有線/無線通信を可能にする1つ以上の構成要素を含むことができる。例えば、通信部1810は、近距離通信部(図示せず)、移動通信部(図示せず)及び放送受信部(図示せず)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0322】
DB1830は、装置1800内で処理される各種データを保存するハードウェアで、プロセッサ1820の処理及び制御のためのプログラムを保存することができる。DB1830は、決済情報、ユーザ情報などを保存することができる。
【0323】
DB1830は、DRAM(dynamic random access memory)、SRAM(static random access memory)などのRAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(eledtricallly erasable programmable read-only memory)、CD-ROM、ブルーレイまたは他の光ディスク記憶装置、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、またはフラッシュメモリを含むことができる。
【0324】
プロセッサ1820は、装置1800の全体的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1820は、DB1830に保存されたプログラムを実行することにより、入力部(図示せず)、ディスプレイ(図示せず)、通信部1810、DB1830などを全体的に制御することができる。プロセッサ1820は、DB1830に保存されたプログラムを実行することによって装置1800の動作を制御することができる。
【0325】
プロセッサ1820は、図1図17で上述した装置1800の動作のうちの少なくとも一部を制御することができる。
【0326】
プロセッサ1820は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、コントローラ(controllers)、マイクロコントローラ(micro-controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、及び他の機能を行うための電気的なユニットのうちの少なくとも1つを用いて実現することができる。
【0327】
一実施形態では、装置1800は移動性を有する電子装置であり得る。例えば、装置1800は、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートTV、PDA(personal digital assistant)、ラップトップ、メディアプレーヤー、ナビゲーション、カメラを搭載したデバイス、及び他のモバイル電子装置で実現することができる。さらに、装置1800は、通信機能及びデータ処理機能を備えた時計、メガネ、ヘッドバンド及びリングなどのウェアラブル装置で実現することができる。
【0328】
別の実施形態では、装置1800は、車両内に組み込まれる電子装置であり得る。例えば、装置1800は、生産過程以後、チューニング(tuning)を通じて車両内に挿入される電子装置であり得る。
【0329】
さらに別の実施形態では、装置1800は車両の外部に位置するサーバであり得る。サーバは、ネットワークを介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピュータ装置または複数のコンピュータ装置で実現することができる。サーバは、車両に搭載された装置から車両の移動経路を決定するために必要なデータを受信し、受信したデータに基づいて車両の移動経路を決定することができる。
【0330】
さらに別の実施形態では、装置1800で行われるプロセスは、移動性を有する電子装置、車両内に組み込まれる電子装置、及び車両の外部に配置されるサーバのうちの少なくとも一部によって行われ得る。
【0331】
本発明による実施形態は、コンピュータ上で様々な構成要素を介して実行することができるコンピュータプログラムの形態で実現することができ、このようなコンピュータプログラムはコンピュータで読み取り可能な媒体に記録することができる。このとき、媒体は、ハードディスク、フロッピーディスク、及び磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROM、DVDなどの光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)などの光磁気記録媒体(magneto-iptical medium)、及びROM 、RAM、フラッシュメモリなどのプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含むことができる。
【0332】
一方、前記コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計され構成されたものであるか、またはコンピュータソフトウェアの分野の当業者に公知され、利用可能なものであり得る。コンピュータプログラムの例には、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行することができる高級言語コードも含むことができる。
【0333】
一実施形態によれば、本開示の様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供することができる。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者と購入者との間で取引してもよい。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取り可能な記億媒体(例えば、compact disc read only memory;CD-ROM)の形態で配布されるか、またはアプリケーションストア(例えば,プレイストアTM)を介して、または2つのユーザ装置間で直接、オンラインで配布(例えば,ダウンロードまたはアップロード)することができる。オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、メーカーのサーバ、アプリケーションストアのサーバ、または中継サーバのメモリなどの機器で読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時的に保存するか、または一時的に生成することができる。
【0334】
本発明による方法を構成するステップに対して明らかに順序を記載するか反する記載がなければ、前記ステップは適当な順序で行われてもよい。必ずしも上記ステップの記載順序によって本発明が限定されるわけではない。本発明におけるすべての例または例示的な用語(例えば、等)の使用は、単に本発明を詳細に説明するためのものであり、特許請求の範囲によって限定されない限り、上記の例または例示的な用語のために本発明の範囲が限定されるわけではない。さらに、当業者は、様々な修正、組み合わせ、及び変更が追加された特許請求の範囲またはその均等物の範囲内で設計条件及び要因によって構成され得ることを分かるであろう。
【0335】
したがって、本発明の精神は、上記説明された実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等またはそれから等価的に変更された全ての範囲は、本発明の精神の範囲に属するといえるだろう。
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