(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-19
(45)【発行日】2024-11-27
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20241120BHJP
A24F 40/51 20200101ALI20241120BHJP
A24F 40/42 20200101ALI20241120BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/51
A24F40/42
(21)【出願番号】P 2023516206
(86)(22)【出願日】2022-03-07
(86)【国際出願番号】 KR2022003140
(87)【国際公開番号】W WO2022196991
(87)【国際公開日】2022-09-22
【審査請求日】2023-03-10
(31)【優先権主張番号】10-2021-0034755
(32)【優先日】2021-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100172683
【氏名又は名称】綾 聡平
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンソブ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミンキュ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジュオン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ビョンソン
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/149503(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/001446(WO,A1)
【文献】特開2013-120538(JP,A)
【文献】特開2016-033700(JP,A)
【文献】国際公開第2020/105943(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00-47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディーと、
前記ボディーに結合されるカートリッジであって、長く延びた挿入空間
であってスティックが挿入される挿入空間を定義する内壁及び外壁と前記内壁の間に液体を貯蔵するチャンバーを備える第1コンテナ部、前記第1コンテナ部に隣接した第2コンテナ部、前記チャンバーと連通するように前記第2コンテナ部内に設けられる芯、及び前記芯を加熱するヒーターを含むカートリッジと、
前記カートリッジに隣接して配置され、
前記カートリッジとセンサーとの間に形成される感知領域に対応し、前記感知領域で電磁的特性を感知するセンサーと、
前記感知領域以外の領域の外部干渉から前記センサーを遮蔽する遮蔽ユニットと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記ボディーは、
下部ボディーと、
前記下部ボディー上に配置され、前記カートリッジに隣接して配置される上部ボディーと、を含み、
前記センサーは前記上部ボディーに配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記上部ボディーは、
前記カートリッジの側面の外壁と向き合う第1側壁と、
前記第1側壁と対向する第2側壁と、を含み、
前記遮蔽ユニットは、前記第2側壁に配置されて前記センサーの側部を覆う第1パートを含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記遮蔽ユニットは、前記上部ボディーの上壁に配置されて前記センサーの上部を覆う第2パートを含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記ボディーは、前記下部ボディーの上側に配置されて前記第2コンテナ部の少なくとも一部を取り囲む挿入壁を含み、
前記センサーは前記第1コンテナ部と向き合い、
前記遮蔽ユニットは、前記挿入壁に配置される第3パートを含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記遮蔽ユニットは、前記下部ボディーと前記上部ボディーとの間に配置される第4パートを含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記第4パートは前記カートリッジの下部及び前記センサーの下部を覆う、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記ボディーの少なくとも一部及び前記カートリッジを覆い、前記挿入空間に対応するオープニングを有するキャップをさらに含み、
前記遮蔽ユニットは前記キャップの少なくとも一部に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記遮蔽ユニットは、前記キャップの側壁に配置されて前記センサーの側部を覆う第5パートを含む、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記遮蔽ユニットは、前記キャップの上壁に配置されて前記センサーの上部を覆う第6パートを含む、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記遮蔽ユニットは電磁波が通過しない素材からなる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であることができる。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が遂行されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、液体を貯蔵する空間の効率が向上し、エアロゾルの流動距離を減らしてエアロゾルの熱伝逹効率が向上したエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジについての情報、カートリッジに貯蔵される液体についての情報、及びスティックについての情報のうちの少なくとも一つを感知するセンサーを提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、使用者の身体または外部物体によってセンサーの正確度が影響されることを防止することである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、装置の外部からセンサーに向かう電磁波を遮断することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、ボディーと、前記ボディーに結合されるカートリッジであって、長く延びた挿入空間を定義する内壁及び外壁と前記内壁の間に液体を貯蔵するチャンバーを備える第1コンテナ部、前記第1コンテナ部に隣接した第2コンテナ部、前記チャンバーと連通するように前記第2コンテナ部内に設けられる芯、及び前記芯を加熱するヒーターを含むカートリッジと、前記カートリッジに隣接して配置され、周囲の電磁的特性を感知するセンサーと、外部干渉から前記センサーを遮蔽する遮蔽ユニットとを含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、液体を貯蔵する空間の効率が向上し、エアロゾルの流動距離を減らしてエアロゾルの熱伝逹効率が向上したエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジについての情報、カートリッジに貯蔵される液体についての情報、及びスティックについての情報のうちの少なくとも一つを感知するセンサーを提供することができる、
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、使用者の身体または外部物体によってセンサーの正確度が影響されることを防止することができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、装置の外部からセンサーに向かう電磁波を遮断することができる。
【0013】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【0016】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0017】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0018】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0019】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0020】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0021】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0022】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置100は、ボディー110と、ボディー110の一側に結合されるカートリッジ40とを含むことができる。カートリッジ40は液体を貯蔵することができる。カートリッジ40は、液体を貯蔵する第1コンテナ部41と、第1コンテナ部41の下部に配置された第2コンテナ部42とを含むことができる。第1コンテナ部41は長く延びた挿入空間414を有することができる。挿入空間414は上側に向かって開放することができる。スティック80(
図2参照)は挿入空間414に挿入されることができる。
【0023】
ボディー110は上下に延びた形状を有することができる。ボディー110は、内部に各種の構成部が配置されることができる空間を有することができる。ボディー110は、下部ボディー110aと、下部ボディー110aの上側に配置された上部ボディー110bとを含むことができる。
【0024】
下部ボディー110aは上下に延びた形状を有することができる。下部ボディー110aはカートリッジ40の下部と向き合うことができる。上部ボディー110bは下部ボディー110aから上側に延びた形状を有することができる。上部ボディー110bはカートリッジ40に並んで配置されることができる。上部ボディー110bはカートリッジ40の側面と向き合うことができる。上部ボディー110bはカートリッジ40の側壁411、421と向き合うことができる。
【0025】
着脱空間115は下部ボディー110aと上部ボディー110bとの間に位置することができる。カートリッジ40は着脱空間115でボディー110と着脱可能に結合することができる。着脱空間115は、第1着脱空間115aと、第1着脱空間115aの下側に位置する第2着脱空間115bとに区分されることができる。第1コンテナ部41は第1着脱空間115aに位置することができる。第2コンテナ部42は第2着脱空間115bに位置することができる。
【0026】
エアロゾル生成装置100はキャップ120を含むことができる。キャップ120はボディー110の少なくとも一部及びカートリッジ40を覆うことができる。キャップ120はボディー110に着脱することができる。キャップ120は下部ボディー110aの上側に配置され、上部ボディー110bを覆うことができる。
【0027】
キャップ120の側壁121は上部ボディー110bの側部とカートリッジ40の側部とを覆うことができる。キャップ120の上壁122は上部ボディー110bの上部及びカートリッジ40の上部を覆うことができる。
【0028】
オープニング124はキャップ120の上壁122が開放して形成されることができる。キャップ120のオープニング124は挿入空間414に対応する位置に形成され、挿入空間414と連通することができる。スティック80(
図2参照)はオープニング124を通過して挿入空間414に挿入されることができる。
【0029】
センサー62はカートリッジ40に隣接して配置されることができる。センサー62はカートリッジ40に向かうことができる。センサー62は着脱空間115に向かうことができる。センサー62はカートリッジ40の外側に配置されることができる。センサー62は上部ボディー110bに設けられることができる。
【0030】
センサー62は、カートリッジ40が結合されたかについての情報、挿入空間414にスティック80が挿入されたかについての情報、挿入空間414に挿入されたスティック80についての情報、またはカートリッジ40に貯蔵された液体の量についての情報のうちの少なくとも一つをセンシングすることができる。センサー62は第1コンテナ部41に向かうことができる。センサー62は挿入空間414に向かうことができる。
【0031】
図2を参照すると、カートリッジ40は、第1コンテナ部41と、第1コンテナ部41の下部に配置された第2コンテナ部42とを含むことができる。第1コンテナ部41は長く延びることができる。第1コンテナ部41は中空形状を有することができる。
【0032】
第1コンテナ部41は、外壁411と内壁412とを備えることができる。外壁411は上下に延びることができる。外壁411は第1コンテナ部41の外周に沿って延びることができる。
【0033】
第1コンテナ部41の内壁412は上下に延びることができる。内壁412は第1コンテナ部41の内周に沿って延びることができる。内壁412は外壁411から内側に離隔することができる。外壁411と内壁412とは上側部が互いに連結されることができる。内壁412は円周方向に延びてシリンダー形状を形成することができる。内壁412は挿入空間414(
図3参照)を取り囲み、挿入空間414を定義することができる。
【0034】
第1コンテナ部41の外壁411は第1コンテナ部41の外側壁411または第1コンテナ部41の側壁411と言える。第1コンテナ部41の内壁412は内側壁412と言える。
【0035】
第1コンテナ部41の外壁411は、第1外壁411aと第2外壁411bとを含むことができる。第1コンテナ部41の第1外壁411aは上部ボディー110bの第1側壁111aと向き合うことができる。第1コンテナ部41の第2外壁411bは第1外壁411aと対向することができる。第2外壁411bは外部と向き合うことができる。第1外壁411aと第2外壁411bとは第1コンテナ部41の側面外周を構成することができる。第2外壁411bは第1外壁411aよりエアロゾル生成装置100の外側に配置されることができる。
【0036】
第1コンテナ部41の第1外壁411aは第1コンテナ部41の第1外側壁411aと言える。第1コンテナ部41の第2外壁411bは第1コンテナ部41の第2外側壁411bと言える。
【0037】
第1コンテナ部41は内部に液体を貯蔵する第1チャンバーC1を有することができる。第1チャンバーC1は第1コンテナ部41の外壁411と内壁412との間に形成されることができる。第1チャンバーC1は貯蔵空間と言える。
【0038】
流路部20は第1コンテナ部41の内壁412の内側下部に形成されることができる。吸入される空気は流路部20を通過することができる。流路部20は第1チャンバーC1と連通することができる。
【0039】
第2コンテナ部42は内部に第2チャンバーC2を有することができる。第2チャンバーC2は流路部20の下側に位置することができる。第2チャンバーC2は流路部と連通することができる。
【0040】
芯31は第2コンテナ部42の内部である第2チャンバーC2に設けられることができる。芯31は第1チャンバーC1の内部と連結されることができる。芯31は第1チャンバーC1から液体を受けることができる。芯31は第1チャンバーC1の下端に隣接して配置されることができる。芯31は流路部20の下側に配置されることができる。
【0041】
ヒーター32は芯31を加熱することができる。ヒーター32は第2チャンバーC2に設けられることができる。ヒーター32は芯31に巻線されることができる。ヒーター32は、液体を含んでいる芯31を加熱してエアロゾルを生成することができる。
【0042】
第2チャンバーC2に流入した空気は、流路部20及び挿入空間414を順次通過することができる。第2チャンバーC2に流入した空気は、芯31から発生したエアロゾルを同伴することができる。芯31から生成されたエアロゾルは流路部20を通して、挿入空間414に挿入されたスティック80に伝達されることができる。
【0043】
したがって、貯蔵空間を有する第1コンテナ部41の第1チャンバーC1がスティック80を取り囲むように配置されるので、液体を貯蔵する空間の効率が向上することができる。また、芯31及びヒーター32から、スティック80が挿入される挿入空間414までの距離が小さくなることができるので、エアロゾルの熱伝逹効率が向上することができる。
【0044】
制御部51はボディー110の内部に配置されることができる。制御部51は装置のオン/オフを制御することができる。制御部51はヒーター32と電気的に連結され、ヒーター32が芯を加熱するようにヒーター32に電力を供給することを制御することができる。制御部51はヒーター32に燐接して配置されることができる。
【0045】
バッテリー52はボディー110の内部に配置されることができる。バッテリー52はエアロゾル生成装置100の各種の構成部に電力を供給することができる。バッテリー52は制御部51と電気的に連結されることができる。バッテリー52は下部ボディー110aの内部に配置されることができる。
【0046】
カートリッジ40と上部ボディー110bとは下部ボディー110aの上側に並んで配置されることができる。下部ボディー110aはカートリッジ40の下部と向き合うことができる。上部ボディー110bはカートリッジ40の側面と向き合うことができる。カートリッジ40は下部ボディー110aの上端面及び上部ボディー110bの一面の一部を取り囲むことができる。
【0047】
センサー62はカートリッジ40の外側に配置されることができる。センサー62はカートリッジ40に向かうように配置されることができる。センサー62は第1コンテナ部41に向かうように配置されることができる。センサー62は上部ボディー110bに設けられることができる。
【0048】
センサー62は隣接した物体による電磁的特性の変化を測定することができる。センサー62は隣接した物体の状態の変化を測定することができる。センサー62は近接センサーであってもよい。
【0049】
制御部51はセンサー62と電気的に連結されてセンサー62の作動を制御することができる。制御部51はセンサー62が獲得した情報を受けることができる。制御部51は、センサー62が獲得した情報に基づいて、カートリッジについての情報、スティックについての情報、カートリッジに貯蔵された液体についての情報などを判断することができる。
【0050】
第1コンテナ部41の外壁411及び内壁412は光が透過することができる素材から製造されることができる。外壁411の少なくとも一部は光が透過するウィンドウを含むことができる。外壁411及び内壁412は光に対して反射率及び屈折率は低く透過率は高い素材から製造されることができる。外壁411は透明であってもよい。外壁411及び内壁412はプラスチックから製造されることができる。外壁411及び内壁412はポリエチレン、ポリスチレン、テフロン(登録商標)などから製造されることができる。外壁411及び内壁412を構成する材料はこれに限定されない。
【0051】
図2及び
図3を参照すると、第1コンテナ部41の内壁412は上下方向に沿って円周方向に延びて内側に挿入空間414を形成することができる。挿入空間414は内壁412の内側が上下に開放して形成されることができる。スティック80(
図2参照)は挿入空間414に挿入されることができる。内壁412は第1チャンバーC1と挿入空間414との間に配置されることができる。内壁412は挿入空間を定義することができる。挿入空間414は外部と連通することができる。
【0052】
挿入空間414はスティック80が挿入される部分に対応する形状を有することができる。挿入空間414は上下に長く延びることができる。挿入空間414は円筒形状を有することができる。スティック80が挿入空間414に挿入されれば、スティック80は第1コンテナ部41の内壁412によって取り囲まれ、内壁412に密着することができる。
【0053】
第1コンテナ部41の外壁411と内壁412とは第1コンテナ部41の上壁413を介して互いに連結されることができる。第1チャンバーC1は、第1コンテナ部41の外壁411、内壁412、上壁413、及び第2コンテナ部42の側壁421及び下壁422によって規定されることができる。
【0054】
芯31は挿入空間414の下側に配置されることができる。芯31は流路部20の下側に配置されることができる。芯31は第1チャンバーC1と連結され、第1チャンバーC1から液体を受けて吸収することができる。芯31は、第1コンテナ部41の内壁412と第2コンテナ部42の下壁422との間に挿入されることができる。芯31は一方向に延設されることができる。芯31は左右方向に長く配置されることができる。
【0055】
ヒーター32は芯31の周辺に配置されることができる。ヒーター32は芯31が延びた方向に芯31に巻線されることができる。ヒーター32は芯を加熱することができる。ヒーター32は、電気抵抗加熱によって、芯31が吸収した液体からエアロゾルを生成することができる。ヒーター32は制御部51と連結されることで、ヒーターの作動を制御することができる。
【0056】
流路部20は挿入空間414と芯31との間に形成されることができる。芯31から発生したエアロゾルは流路部20を通過して挿入空間414に向かって流動することができる。流路部20はエアロゾルの流動方向に幅が細くなってから大きくなる形状を有することができる。エアロゾルの流動方向は上側方向であり得る。
【0057】
流路部20は第1コンテナ部41の内壁412から内側に突出した上部流路壁220によって取り囲まれることができる。流路部20の上部は上部流路壁220によって取り囲まれ、流路部20の下部は下部流路壁210によって取り囲まれることができる。下部流路壁210は上部流路壁220の下部に結合されることができる。芯31は下部流路壁210と第2コンテナ部42の下壁422との間に挿入されることができる。
【0058】
図4を参照すると、流路部20は、第1流路21、第2流路22、及び第3流路23に区分されることができる。
【0059】
第1流路21は芯31に隣接して位置することができる。第1流路21は芯31の上側に配置されることができる。第2流路22は挿入空間414に隣接して位置することができる。第2流路22は挿入空間414と連結されることができる。
【0060】
第3流路23は第1流路21及び第2流路22の間に位置することができる。第3流路23は第1流路21の上側に位置することができる。第2流路22は第3流路23の上側に位置することができる。第3流路23は第1流路21及び第2流路22を連結することができる。
【0061】
第3流路23の幅W3は第1流路21の幅W1より小さくてもよい。第3流路23の幅W3は第2流路22の幅W2より小さくてもよい。第1流路21の最大幅W1と第2流路22の最大幅W2とは実質的に同一であるかほぼ同一であることができる。第1流路21の最大幅W1は第2流路22の最大幅W2より大きくてもよい。第2流路22の幅W2は挿入空間414の幅W0より小さくてもよい。
【0062】
流路部20は第1流路21から第3流路23に行くほど、幅が小さくなることができる。流路部20は第3流路23から第2流路に行くほど、幅が大きくなることができる。第2流路22は挿入空間414に行くほど幅W2が徐々に大きくなることができる
【0063】
したがって、エアロゾルは第1流路21から幅の小さい第3流路23に集まった後、第2流路22を通して拡散するので、エアロゾルが芯31から均一に発生しなくても、スティック80(
図2参照)の下部に均一に流入することができる(
図7参照)。
【0064】
第1流路21は第3流路23に行くほど幅W1が小さくなることができる。第2流路22は第3流路23に行くほど幅W2が小さくなることができる。
【0065】
第3流路23に行くほど第1流路21の幅W1が小さくなる程度は、第3流路23に行くほど第2流路22の幅W2が小さくなる程度より急であることができる。第1流路21の最大幅W1から第3流路23の幅W3までの距離L1は、第2流路22の最大幅W2から第3流路23の幅W3までの距離L2より短くてもよい。すなわち、長さに対する幅の変化量は第1流路21から第3流路23に行くほど次第に大きくてもよい。
【0066】
第1流路21の左右方向に形成された幅はW1、第2流路22の左右方向に形成された幅はW2、第3流路23の左右方向に形成された幅はW3、第1流路21の上下方向への長さはL1、第2流路22の上下方向への長さはL2とすると、(W1-W3)/(L1)>(W2-W3)/(L2)のような関係を有することができる。
【0067】
第1流路21の上下方向への長さL1は第2流路22の上下方向への長さL2より短くてもよい(L1<L2)。
【0068】
したがって、第1流路21において流路の長さを縮小させながら、液体が霧化して第3流路23に集まるように案内する空間を確保することができ、第3流路23に集まったエアロゾルが第2流路22を通して挿入空間414に均一に拡散しながら流動することができる(
図7参照)。
【0069】
第3流路23の上下方向への長さは第1流路21の上下方向への長さL1より短くてもよい。第3流路23の上下方向への長さは第2流路22の上下方向への長さL2より短くてもよい。
【0070】
第2流路22は第3流路23から挿入空間414に向かって半径外側方向に幅W2が徐々に拡張してから、最大幅W2を形成する区間から実質的に一定した幅W2で挿入空間414まで延びることができる。
【0071】
第1流路面211は第1流路21を取り囲むことができる。第2流路面221は第2流路22を取り囲むことができる。第3流路面231は第3流路23を取り囲むことができる。
【0072】
第1流路面211は下部流路壁210の内面を構成することができる。第2流路面221及び第3流路面231は上部流路壁220の内面を構成することができる。
【0073】
第1流路面211と第3流路面231とは連続した面を形成せず、離隔することができる。第1流路面211は上下に延びることができる。第1流路面211は円周方向に延びることができる。第1流路面211はリング形状に形成されることができる。
【0074】
第1流路21は第3流路23に向かって実質的に同じ幅W1で延びてから第3流路23付近で急に小さくなって第3流路23の幅W3に至ることができる。
【0075】
したがって、第1流路面211と芯31との間に第1流路21の空間を確保することで、第1流路面211と芯31との間の部分までエアロゾルの生成及び流動を円滑にすることができる。
【0076】
第3流路面231は第2流路面221と連続した面を形成することができる。第3流路面231は上下に延びることができる。第3流路面231は円周方向に延びることができる。第3流路面231はリング形状に形成されることができる。
【0077】
第2流路面221は、挿入空間414に向かって外側方向に徐々に拡がるように延びた部分を含むことができる。第2流路面221は、挿入空間414に向かって外側方向に傾いた部分を含むことができる。第2流路面221は、挿入空間414に向かって半径外側方向に徐々に拡がるように延びた部分を含むことができる。第2流路面221は略漏斗形状またはベンチュリ(Venturi)形状を形成することができる。
【0078】
第2流路面221は第3流路面231から挿入空間414に向かって外側に徐々に拡がるように延びてから、最大幅W2を形成する区間から実質的に一定した幅W2を形成して挿入空間414に向かって延びることができる。
【0079】
第2流路面221は、挿入空間414に向かって外側方向に湾曲して延びた部分を含むことができる。第2流路面221は第3流路面231から上側に向かって半径外側方向に湾曲して延びることができる。
【0080】
よって、エアロゾルが第3流路23から第2流路22に拡散するとき、流動抵抗が減少することができる。
【0081】
第2流路22の幅W2は挿入空間414の下端と接触する第2流路22の上端で最大になることができる。第2流路22の上端の幅W2は挿入空間414の幅W0より小さくてもよい。
【0082】
突出面417は挿入空間414の下端と第2流路22の上端との間に位置することができる。突出面417は第コンテナ41の内壁412から内側に突出することができる。突出面417はスティック80(
図2参照)の下端の縁部を支持することができる。突出面417は内側に突出して第2流路22の最大幅W2を決定することができる。
【0083】
突出面417は第1コンテナ部41の内壁412から内側に突出した上部流路壁220の上側面を構成することができる。突出面417は内壁412の内面から実質的に垂直に延設されることができる。突出面417及び内壁412の内面は挿入空間414と向き合うことができる。第2流路面221は突出面417から下側に延設されることができる。
【0084】
例えば、突出面417が突出した長さL3は、スティック80の下端の縁部を支持するとともにエアロゾルの流量損失を最小化する程度に形成されることができる。
【0085】
芯31は第1流路21の幅方向に延びるように配置され、ヒーター32は芯31が延びた方向に芯31に巻線されることができる。
【0086】
第1流路21の幅W1はヒーター32の幅W4より大きくてもよい。第3流路23の幅W3はヒーター32の幅W4より小さくてもよい。流路部20の幅方向は左右方向であってもよい。
【0087】
よって、ヒーター32が芯31に吸収された液体を加熱してエアロゾルを生成するとき、芯31のエアロゾル生成部位に偏差があっても、エアロゾルが第3流路23に集まった後、第2流路22から挿入空間414に均一に拡散することができる。
【0088】
図4及び
図5を参照すると、第2流路面221に形成された第1屈曲区間222と第2屈曲区間223とは互いに反対方向に膨らむように屈曲することができる。
【0089】
第1屈曲区間222は第2流路面221の下部に形成されることができる。第1屈曲区間222は第3流路23に隣接して形成されることができる。第1屈曲区間222は第3流路面231から第1コンテナ部41の内側に向かって膨らむように屈曲することができる。
【0090】
第2屈曲区間223は第2流路面221の上部に形成されることができる。第2屈曲区間223は挿入空間414に隣接して形成されることができる。第2屈曲区間223は第1屈曲区間222から第1コンテナ部41の外側に向かって膨らむように屈曲することができる。第2屈曲区間223は第1コンテナ部41の外側に向かって膨らむように屈曲した後、挿入空間414に隣接した付近で、挿入空間414に向かって実質的に一定した幅で延びる部分を含むことができる。
【0091】
よって、エアロゾルは、第2流路面221の第1屈曲区間222に沿って外側方向に拡散し、第2流路面221の第2屈曲区間223に沿って挿入空間414に直進して流入することができる(
図7参照)。また、第3流路23から第2流路22に拡散するエアロゾルの流動エネルギー損失を減らすことができる。
【0092】
上部流路壁220は第1コンテナ部41の内壁412から下側に延びることができる。上部流路壁220は内壁412から内側に突出した形状を有することができる。第2流路面221及び第3流路面231は上部流路壁220の内面を構成することができる。
【0093】
下部流路壁210は上部流路壁220の下部に結合されることができる。第1流路面211は下部流路壁210の内面を構成することができる。
【0094】
溝部226は上部流路壁220の下部に形成されることができる。溝部226は上部流路壁220の下部から上側に陥没して形成されることができる。
【0095】
挿入部216は下部流路壁210の上部に形成されることができる。挿入部216は第1流路面211の上側に形成されることができる。
【0096】
挿入部216は下部流路壁210の上部から上側に突設されることができる。挿入部216は溝部226に挿入されて互いに密着することができる。挿入部216が溝部226に挿入されれば、上部流路壁220と下部流路壁210とは互いに結合されることができる。下部流路壁210は上部流路壁220の下部に交替可能に結合されることができる。
【0097】
下部流路壁210は第1流路21の幅W1(
図3参照)の大きさを規定することができる。下部流路壁210の内面を構成する第1流路面211が左右方向に陥没した程度によって第1流路21の幅W1が変わることができる。
【0098】
下部流路壁210の第1流路面211が内側に近くに形成されるほど、第1流路21の幅W1が段々小さくなることができる。下部流路壁210の第1流路面211が外側に近くに形成されるほど、第1流路21の幅W1が段々大きくなることができる。
【0099】
したがって、第1流路21の幅W1は、上部流路壁220に結合する下部流路壁210の規格によって規定するか変更することができる。
【0100】
よって、芯31が第1流路21に露出される長さW1及びヒーター32が芯31に巻線される幅W4を変更することにより、芯31において液体が霧化する面積を規定することができる。
【0101】
第1流路面211は上下方向に延びることができる。第1流路面211は芯31に対して実質的に垂直に形成されることができる。第1流路面211は第1流路21の長さL1を規定することができる。
【0102】
延長面212は上部流路壁220の内面及び下部流路壁210の内面の一部を構成することができる。延長面212は第1流路面211と第3流路面231との間に形成されることができる。
【0103】
延長面212は第1流路面211の上端と連結されることができる。延長面212は第3流路面231の下端と連結されることができる。延長面212は連結面212と言える。延長面212は第1流路面211の上端から左右方向に延設されることができる。延長面212は第3流路面231の下端から左右方向に延設されることができる。
【0104】
延長面212は芯31から上側に離隔することができる。延長面212は第1流路21の幅方向に配置されることができる。延長面212は第1流路面211の上端から第3流路23に向かって延びることができる。延長面212は第1流路面211と第3流路面231とを連結することができる。延長面212は芯31から離隔して芯31と向き合うことができる。
【0105】
延長面212と芯31との間の離隔距離は第1流路21の高さL1と実質的に同一であってもよい。延長面212は、第1流路21を基準に、芯31と対向するように配置されることができる。延長面212は芯31に実質的に平行に配置されることができる。延長面212は第1流路面211に実質的に垂直に形成されることができる。延長面212は第3流路面231に実質的に垂直に形成されることができる。
【0106】
第1流路21の端部は、第1流路面211、芯31、及び延長面212によって取り囲まれることができる。芯31の末端で霧化したエアロゾルは第1流路21の端部に滞留することができる。
【0107】
よって、芯31の末端で霧化したエアロゾルが流動して集まるように空間が形成されることができ、芯31の末端まで吸入力が容易に作用することができる。
【0108】
また、芯31の末端で霧化したエアロゾルによって、第1流路21の端部で乱流が形成されるので、芯31においてエアロゾルの発生部位に偏差があってもエアロゾルを均一に混合することができる(
図6参照)。
【0109】
第1エッジ部213は第1流路面211と延長面212との間に形成されることができる。第1エッジ部213は第1流路21の上端のエッジ部分と接することができる。第1エッジ部213は第1流路面211から延長面212に向かって屈曲して延びることができる。
【0110】
第2エッジ部214は延長面212と第3流路面231と間に形成されることができる。第2エッジ部214は第1流路21と第3流路23との間に隣接して形成されることができる。第2エッジ部214は延長面212から第3流路面に向かって屈曲して延びることができる。
【0111】
よって、第1流路21から第3流路23に拡散するエアロゾルの流動エネルギー損失を減らすことができる。
【0112】
芯挿入面215は下部流路壁210の下端を構成することができる。芯挿入面215は第1流路21の幅方向に延びることができる。芯挿入面215は、芯31が挿入されるように、芯31の端部形状に対応する開口を構成することができる。芯挿入面215は第1流路面211と連結されることができる。
【0113】
芯31は芯挿入面215と第2コンテナ部42の下壁422との間に挿入されることができる。芯31が挿入されれば、芯挿入面215は芯31の上端と直接接触することができる。芯挿入面215は芯31に密着することで、液体が外部に漏洩することを防止することができる。
【0114】
図6を参照すると、前述した上部流路壁220(
図5参照)と下部流路壁210(
図5参照)とは結合せず、一体に形成されて流路壁220aを構成することができる。流路壁220aは上部流路壁220と下部流路壁210とが結合した形状と実質的に同一であってもよい。
【0115】
よって、構成要素間の結合工程を省略することができ、構成要素間の結合部位を通して液体が漏洩することを防止することができる。
【0116】
図8を参照すると、第1延長面212aは下部流路壁210bの内面の一部を構成することができる。第1延長面212aは第1流路21と接することができる。第1延長面212aは第1流路面211の上端と連結されることができる。第1延長面212aは第1流路面211の上端から左右方向に延びることができる。第1エッジ部213は第1流路面211と第1延長面212aとの間に形成されることができる。
【0117】
第2延長面212bは上部流路壁220bの内面の一部を構成することができる。第2延長面212bは第1流路21と接することができる。第2延長面212bは第3流路面231の下端と連結されることができる。第2延長面212bは第3流路面231の下端から左右方向に延びることができる。第2エッジ部214は第2延長面212bと第3流路面231との間に形成されることができる。
【0118】
陥没部212cは第1延長面212aと第2延長面212bとの間に所定の深さだけ上側に陥没して形成されることができる。陥没部212cは下部流路壁210bと上部流路壁220bとが結合される部分に形成されることができる。陥没部212cは第1流路21の上部と向き合うことができる。
【0119】
よって、芯31の末端で霧化したエアロゾルによって、陥没部212cに隣接した位置で乱流がもっと形成されるので、芯31においてエアロゾルの発生部位に偏差があってもエアロゾルを均一に混合することができる。
【0120】
図9を参照すると、制御部51は各種の構成要素と電気的に連結されることができる。制御部51は連結された構成要素を制御することができる。
【0121】
エアロゾル生成装置100は出力部55を含むことができる。制御部51は出力部55と電気的に連結されることができる。出力部55は、電源のオン/オフ、ヒーター32の作動有無、スティックについての情報、液体についての情報、カートリッジについての情報、バッテリーについての情報などの各種の情報を使用者に伝達することができる。制御部51は、構成部から受けた各種の情報に基づいて、使用者に情報を伝達するように出力部55を制御することができる。
【0122】
出力部55はディスプレイ551を含むことができる。ディスプレイ551は情報を外部に表示して使用者に伝達することができる。
【0123】
出力部55はハプティック出力部552を含むことができる。ハプティック出力部552は振動を介して使用者に情報を伝達することができる。ハプティック出力部552は振動モーターを備えることができる。
【0124】
出力部55は音響出力部553を含むことができる。音響出力部553は情報に対応する音を出力して使用者に情報を伝達することができる。音響出力部553はスピーカーを備えることができる。
【0125】
エアロゾル生成装置100は入力部54を含むことができる。制御部51は入力部54と電気的に連結されることができる。使用者は入力部54に電源のオン/オフ、ヒーター32の作動などの各種の命令を入力することができる。制御部51は入力部54から命令を受けて構成部の動作を制御することができる。
【0126】
エアロゾル生成装置100はメモリ56を含むことができる。制御部51はメモリ56と電気的に連結されることができる。メモリ56は情報に対するデータを保存することができる。メモリ56は制御部51から各種の情報に対するデータを受信して保存するか、保存されたデータを制御部51に送信することができる。制御部51はメモリ56から受信したデータに基づいて構成部の動作を制御することができる。
【0127】
制御部51はセンサー62と電気的に連結されることができる。センサー62は隣接した物体による電磁的特性の変化を測定することができる。センサー62は隣接した物体の状態変化を測定することができる。センサー62は近接センサーであってもよい。センサー62は静電容量の変化を感知することができる。例えば、センサー62は静電容量型センサーまたはキャパシタンスセンサー(capacitance sensor)であってもよい。例えば、センサー62は磁気型近接センサー(magnetic proximity sensor)であってもよい。センサー62の種類はこれに限定されない。
【0128】
制御部51は、センサー62から電磁的特性の変化についての情報を受けることができる。制御部51は、センサー62が獲得した情報によって出力する値を分析して、カートリッジについての情報、カートリッジに貯蔵された液体についての情報、スティックについての情報などを判断することができる。
【0129】
図10を参照すると、下部ボディー110aはカートリッジ40の下部と向き合うことができる。上部ボディー110bは下部ボディー110aの上側に配置され、カートリッジ40の側部と向き合うことができる。
【0130】
センサー62は上部ボディー110bに設けられることができる。センサー62は第1コンテナ部41の一側と向き合うことができる。センサー62は第1コンテナ部41に沿って上下方向に長く延びることができる。
【0131】
遮蔽ユニット63は電磁波が通過することを遮断することができる。遮蔽ユニット63は、エアロゾル生成装置100の外部の電磁場によってセンサー62が影響されることを制限することができる。遮蔽ユニット63は電磁場が通過しない物質から構成されることができる。例えば、遮蔽ユニット63は導体または強磁性体(Ferromagnetic Material)からなることができるが、これに限定されない。
【0132】
図10~
図12を参照すると、上部ボディー110bは、カートリッジ40の側面と向き合う第1側壁111aを含むことができる。第1側壁111aはカートリッジ40の一側と接触することができる。第1側壁111aは第1コンテナ部41の第1外壁411aと向き合うことができる。センサー62は第1側壁111aに隣接して配置されることができる。センサー62は第1側壁111aに向かうことができる。
【0133】
上部ボディー110bは、第1側壁111aと対向する第2側壁111bを含むことができる。第2側壁111bは外部と向き合うことができる。第1側壁111a及び第2側壁111bは上部ボディー110bの側面外周を構成することができる。第2側壁111bは第1側壁111aよりエアロゾル生成装置100の外側に配置されることができる。第2側壁111bはセンサー62を覆うことができる。
【0134】
着脱空間115は第1側壁111aと下部ボディー110aとの間に形成されることができる。カートリッジ40は着脱空間115でボディー110と結合されることができる。センサー62は上部ボディー110bに設けられ、着脱空間115に向かうことができる。センサー62はボディー110と結合されたカートリッジ40に向かうことができる。
【0135】
ボディー110は、下部ボディー110aの上側に配置される挿入壁113を含むことができる。挿入壁113は上部ボディー110bと下部ボディー110aとの間で着脱空間115の少なくとも一部を区画することができる。挿入壁113は第2コンテナ部42の少なくとも一部を取り囲むことができる(
図1参照)。
【0136】
着脱空間115は、第1着脱空間115aと、第1着脱空間115aの下側に位置する第2着脱空間115bとに区分されることができる。第1コンテナ部41は第1着脱空間115aに位置することができる。第2コンテナ部42は第2着脱空間115bに位置することができる。挿入壁113は第2着脱空間115bを取り囲むことができる(
図1参照)。
【0137】
ボディー110は、感知領域と、感知領域を除いた領域である非感知領域とを定義することができる。感知領域はカートリッジ40とセンサー62との間に形成されることができる。
【0138】
センサー62は感知領域に隣接してボディー110に結合されることができる。センサー62はボディー110の内部に配置されることができる。センサー62は感知領域の電磁的特性の変化を感知することができる。例えば、カートリッジ40がボディー110に結合または脱着すれば、感知領域で電磁的特性の変化が発生することができる。例えば、スティック80が挿入空間414に挿入されるか離脱すれば、感知領域で電磁的特性の変化が発生することができる。例えば、スティック80を使えば、使用された程度によって感知領域で電磁的特性の変化が発生することができる。例えば、第1コンテナ部41に貯蔵された液体量の変化によって感知領域で電磁的特性の変化が発生することができる。
【0139】
遮蔽ユニット63は感知領域を除いた領域である非感知領域の少なくとも一部を覆うことができる。遮蔽ユニット63はカートリッジ40とセンサー62との間を除いた位置でセンサー62の一部を取り囲むことができる。遮蔽ユニット63は、センサー62に向かう外部電磁場が通過することを遮断することができる。遮蔽ユニット63はエアロゾル生成装置100の外部から電磁場がセンサー62に影響を与えることを防止することができる。
【0140】
遮蔽ユニット63は、センサー62の側部のうちの一部を取り囲む第1パート631を含むことができる。遮蔽ユニット63の第1パート631は第2側壁111bの周囲に沿って配置されることができる。第1パート631は第2側壁111bと結合されることができる。第1パート631はセンサー62の一部を取り囲むが、カートリッジ40とセンサー62との間は取り囲まなくてもよい。第1パート631は第1側壁111bに配置されないこともある。
【0141】
遮蔽ユニット63は、センサー62の上側に配置された第2パート632を含むことができる。遮蔽ユニット63の第2パート632はセンサー62の上部を覆うことができる。第2パート632は上部ボディー110bの上壁112に配置されることができる。第2パート632は上部ボディー110bの上壁112と結合されることができる。
【0142】
遮蔽ユニット63は、挿入壁113の周囲に沿って配置される第3パート633を含むことができる。遮蔽ユニット63の第3パート633は第2着脱空間115bの側部を取り囲むことができる。第3パート633は第2コンテナ部42の側部の一部を取り囲むことができる。
【0143】
遮蔽ユニット63は、下部ボディー110aと上部ボディー110bとの間に配置される第4パート634を含むことができる。遮蔽ユニット63の第4パート634はセンサー62の下部を覆うことができる。第4パート634は上部ボディー110bの下部に配置されることができる。
【0144】
遮蔽ユニット63の第4パート634は下部ボディー110aの上部に配置されることができる。第4パート634は第2着脱空間115bの下部を覆うことができる。第4パート634はカートリッジ40の下部または第2コンテナ部42の下部を覆うことができる。
【0145】
図13を参照すると、第3領域A3はエアロゾル生成装置100の外側で第1コンテナ部41の第2外壁411bを取り囲む領域と定義することができる。第3領域A3はキャップ120の側壁121の一部を取り囲むことができる。第1領域A1及び第2領域A2は第3領域A3以外の部分においてエアロゾル生成装置100の側部を取り囲む部分と定義することができる。第2領域A2は第3領域A3より下側に配置されることができる。第1領域A1及び第2領域A2は遮蔽ユニット63の周辺を取り囲むことができる。
【0146】
エアロゾル生成装置100を使うとき、使用者は、第1領域A1及び第2領域A2でエアロゾル生成装置100と接触することができる。遮蔽ユニット63は第1領域A1及び第2領域A2で電磁波がセンサー62に流入することを遮断することができる。
【0147】
よって、身体または外部物体がエアロゾル生成装置100に接触してもセンサー62の正確度を維持することができる。
【0148】
エアロゾル生成装置100を使うとき、使用者は、第3領域A3でエアロゾル生成装置100と接触しなくてもよい。キャップ120の側壁121は、第1コンテナ部41を覆う部分のうちの少なくとも一部に形成され、光を透過するウィンドウを含むことができる。
【0149】
よって、使用者は、第3領域A3でキャップ120のウィンドウを介して第1コンテナ部41に貯蔵された液体を肉眼で確認することができる。
【0150】
図14及び
図15を参照すると、キャップ120はボディー110の少なくとも一部及びカートリッジ40を覆うことができる。キャップ120の側壁121は、カートリッジ40の側壁411、421及び上部ボディー110bの側壁111を覆うことができる。キャップ120の上壁122はカートリッジ40の上壁413及び上部ボディー110bの上壁112を覆うことができる。キャップ120はボディー110に着脱可能に結合されることができる。遮蔽ユニット63の第4パート634はキャップ120の下部に配置されることができる。
【0151】
遮蔽ユニット63はキャップ120の外壁121、122のうちの少なくとも一部に設けられることができる。遮蔽ユニット63はキャップ120と一緒に移動することができる。キャップ120がボディー110に結合されれば、遮蔽ユニット63はセンサー62の外部を取り囲むことができる。キャップ120がボディー110から離脱すれば、遮蔽ユニット63もキャップ120と一緒にボディー110から離脱することができる。
【0152】
遮蔽ユニット63は、キャップ120の側壁121の周囲に沿って配置される第5パート635を含むことができる。遮蔽ユニット63の第5パート635はセンサー62の側部を取り囲むことができる。第5パート635はカートリッジ40の側壁411、421及び上部ボディー110bの側壁111を覆うことができる。
【0153】
キャップ120の側壁121は、第1コンテナ部41を覆う部分のうちの少なくとも一部に形成され、光が透過するウィンドウ121aを含むことができる。遮蔽ユニット63の第5パート635はウィンドウ121aが形成された部分を覆わなくてもよい。
【0154】
遮蔽ユニット63は、キャップ120の上壁122に配置される第6パート636を含むことができる。第6パート636はセンサー62の上部を覆うことができる。第6パート636はカートリッジ40の上壁413及び上部ボディー110bの上壁112を覆うことができる。
【0155】
よって、身体または外部物体がエアロゾル生成装置100に接触しても、センサー62の正確度を維持することができる。また、使用者は、キャップ120のウィンドウ121aを介して第1コンテナ部41に貯蔵された液体を肉眼で確認することができる。
【0156】
図1~
図15を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100は、ボディー110と、前記ボディー110に結合されるカートリッジ40であって、長く延びた挿入空間414を定義する内壁412及び外壁411と前記内壁412との間に液体を貯蔵するチャンバーC1を備える第1コンテナ部41、前記第1コンテナ部41に結合された第2コンテナ部42、前記チャンバーC1と連通するように前記第2コンテナ部42内に設けられる芯31、及び前記芯31を加熱するヒーター32を含むカートリッジ40と、前記カートリッジ40に隣接して配置され、周囲の電磁的特性を感知するセンサー62と、外部干渉から前記センサー62を遮蔽する遮蔽ユニット63とを含む。
【0157】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー110は、下部ボディー110aと、前記下部ボディー110a上に配置され、前記カートリッジ40に隣接して配置される上部ボディー110bとを含み、前記センサー62は前記上部ボディー110bに配置されることができる。
【0158】
また、本開示の他の側面によれば、前記上部ボディー110bは、前記カートリッジ40の側面の外壁と向き合う第1側壁111aと、前記第1側壁111aと対向する第2側壁111bとを含み、前記遮蔽ユニット63は、前記第2側壁111bに配置されて前記センサー62の側部を覆う第1パート631を含むことができる。
【0159】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮蔽ユニット63は前記上部ボディー110aの上壁に配置されて前記センサー62の上部を覆う第2パート632を含むことができる。
【0160】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー110は、前記下部ボディー110a上に配置され、前記第2コンテナ部42の少なくとも一部を取り囲む挿入壁113を含み、前記センサー62は前記第1コンテナ部41と向き合い、前記遮蔽ユニット63は、前記挿入壁113に配置される第3パート633を含むことができる。
【0161】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮蔽ユニット63は、前記下部ボディー110aと前記上部ボディー110bの間に配置される第4パート634を含むことができる。
【0162】
また、本開示の他の側面によれば、前記第4パート634は前記カートリッジ40の下部及び前記センサー62の下部を覆うことができる。
【0163】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディー110の少なくとも一部及び前記カートリッジ40を覆い、前記挿入空間414に対応するオープニング124を有するキャップ120をさらに含むことができる。前記遮蔽ユニット63は前記キャップ120の少なくとも一部に配置されることができる。
【0164】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮蔽ユニット63は、前記キャップ120の側壁121に配置されて前記センサー62の側部を覆う第5パート635を含むことができる。
【0165】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮蔽ユニット63は、前記キャップ120の上壁122に配置されて前記センサー62の上部を覆う第6パート636を含むことができる。
【0166】
また、本開示の他の側面によれば、前記遮蔽ユニット63は電磁波が通過しない素材からなることができる。
【0167】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0168】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0169】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/または配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/または配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。