(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-19
(45)【発行日】2024-11-27
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/51 20200101AFI20241120BHJP
A24F 40/40 20200101ALI20241120BHJP
A24F 40/465 20200101ALI20241120BHJP
A24F 40/57 20200101ALI20241120BHJP
【FI】
A24F40/51
A24F40/40
A24F40/465
A24F40/57
(21)【出願番号】P 2023516208
(86)(22)【出願日】2022-03-03
(86)【国際出願番号】 KR2022002969
(87)【国際公開番号】W WO2022186612
(87)【国際公開日】2022-09-09
【審査請求日】2023-03-10
(31)【優先権主張番号】10-2021-0029559
(32)【優先日】2021-03-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100172683
【氏名又は名称】綾 聡平
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンソブ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミンキュ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジュオン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ビョンソン
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0196263(US,A1)
【文献】特開2021-025785(JP,A)
【文献】特開2018-116047(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00-47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1挿入空間を有するボディーと、
前記第1挿入空間を加熱するヒーターと、
前記ヒーターと連結されるセンシング回路と、
前記第1挿入空間に隣接して、前記ボディーに配置される誘導コイルと、
前記センシング回路の磁場変化を検出するセンサーと、を含み、
前記センシング回路は、それぞれ電気伝導性を有する第1パート、第2パート、及び第3パートを含み、
前記第1パート及び前記第2パートは長く延び、前記第3パートは前記第1パートと前記第2パートとの間で延びて前記第1パートと前記第2パートとを互いに電気的に連結し、
前記センサーは前記第1パートと前記第2パートとの間に配置され
、
前記ヒーターは、前記誘導コイルの作動によって発熱する、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記センサーは前記第1パート及び前記第2パートのうちの少なくとも一つとオーバーラップ(overlap)する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記第2パートは前記センサーを中心に前記第1パートと向き合うように配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記第1パートと前記第2パートとは互いに平行に延びる、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記センシング回路は、電気伝導性を有し、前記第1パート及び前記第2パートのうちの少なくとも一つと電気的に連結された第4パートをさらに含み、
前記センサーは、前記第1パート、第2パート、第3パート、及び第4パートの間に配置される、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第1パートは複数の第1パートのうちのいずれか一つであるか、あるいは前記第2パートは複数の第2パートのうちのいずれか一つである、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記センシング回路の一部は前記センサーの周囲に複数回巻線される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記センサーが検出した前記センシング回路の磁場変化に基づいて前記ヒーターの温度を調節する制御部をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記第1挿入空間が形成された前記ボディーの少なくとも一部を覆うように前記ボディーに着脱可能に結合されるキャップであって、前記キャップの上面にオープニングを有する
第2挿入空間、及び前記キャップから下側に延び、前記
キャップが前記ボディーに結合されたとき、前記第1挿入空間に挿入され、前記第2挿入空間と連通する第3挿入空間を有するコンテナを含むキャップと、をさらに含み
、
前記キャップが前記ボディーから分離された場合に、前記ヒーターは前記センシング回路と
電気的に分離
される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記センシング回路は、前記ボディーに配置され、前記第1挿入空間に露出される第1接続部を含み、
前記コンテナは、前記前記ヒーターと連結された第2接続部を含み、
前記キャップが前記ボディーに結合されれば、前記第2接続部は前記第1接続部と接触して前記ヒーターと前記センシング回路とを連結する、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記キャップは、前記第2挿入空間のオープニングを開閉するカバーを含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記コンテナは、コンテナ下壁と、前記コンテナ下壁の周囲から上側に延びて前記第3挿入空間の少なくとも一部を取り囲むコンテナ側壁とを含み、
前記コンテナ側壁は、前記ヒーターを露出させるオープニングを有する、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記オープニングは前記ヒーターより大きいサイズを有する、請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記コンテナ下壁は前記第3挿入空間の下部を定義する、請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記誘導コイルと前記センサーとの間に配置されて、前記誘導コイルから発生する磁場を遮蔽する遮蔽材をさらに含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であることができる。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が遂行されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、ヒーターの温度を感知するセンサーが検出する信号を増幅させる回路パターンを提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、ヒーターの温度を感知するセンサーの正確度を向上させることである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、キャップ、ヒーター、及びヒーターを収容するコンテナとが一緒にボディーから脱着することができる構造を提供することである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、ヒーター及びヒーターを収容するコンテナの掃除を容易にし、スティックから漏液する液滴によって装置が汚染されることを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、第1挿入空間を有するボディーと、前記第1挿入空間を加熱するヒーターと、前記ヒーターと連結されるセンシング回路と、前記センシング回路の磁場変化を検出するセンサーとを含み、前記センシング回路は、それぞれ電気伝導性を有する第1パート、第2パート、及び第3パートを含み、前記第1パート及び前記第2パートは長く延び、前記第3パートは前記第1パートと前記第2パートとの間で延びて前記第1パートと前記第2パートとを互いに電気的に連結し、前記センサーは前記第1パートと前記第2パートとの間に配置されるエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、本開示による回路パターンによって、ヒーターの温度を感知するセンサーが検出する信号を増幅させることができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターの温度を感知するセンサーの正確度を向上させることができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、キャップ、ヒーター、及びヒーターを収容するコンテナとが一緒にボディーから脱着することができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターを収容するコンテナの掃除を容易にすることができ、装置の汚染を防止することができる。
【0013】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0016】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0017】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0018】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0019】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0020】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0021】
図1及び
図2を参照すると、エアロゾル生成装置100は、バッテリー10、制御部20、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー51のうちの少なくとも一つを含むことができる。バッテリー10、制御部20、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー51のうちの少なくとも一つはエアロゾル生成装置100のボディー110の内部に設けられることができる。
【0022】
ボディー110は第1挿入空間114を備えることができる。第1挿入空間114は、ボディー110が内側に陥没して形成されることができる。スティック200は第1挿入空間114に挿入されることができる。スティック200が挿入される第1挿入空間114はヒーター30の周辺に形成されることができる。
【0023】
図1を参照すると、バッテリー10、制御部20、センサー51、カートリッジ40、及びヒーター30が一列に配置されることができる。
図2を参照すると、カートリッジ40及びヒーター30が互いに向き合うように並んで配置されることができる。エアロゾル生成装置100の内部構造は図示のものに限定されない。
【0024】
バッテリー10はエアロゾル生成装置100の構成要素が動作するように電力を供給することができる。バッテリー10は、制御部20、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー51のうちの少なくとも一つに電力を供給することができる。バッテリー10は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
【0025】
制御部20はエアロゾル生成装置100全般の動作を制御することができる。制御部20は、バッテリー10、ヒーター30、カートリッジ40、及びセンサー51のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、モーターなどの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100の構成部のそれぞれの状態を確認して、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるかを判断することができる。
【0026】
ヒーター30はバッテリー10から供給される電力によって発熱することができる。ヒーター30は第1挿入空間114の周辺に配置されることができる。ヒーター30は第1挿入空間114の周辺を加熱することができる。ヒーター30はエアロゾル生成装置100に挿入されたスティック40を加熱することができる。
【0027】
カートリッジ40は液体を含むことができる。カートリッジ40は液体を霧化させてエアロゾルを生成することができる。カートリッジ40で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を通過して使用者に伝達されることができる。カートリッジ40はボディー110に分離可能に結合されることができる。カートリッジ40はエアロゾル生成装置100の構成部から省略することができる。
【0028】
センサー51はヒーター30の温度をセンシングすることができる。センサー51はヒーター30に燐接して配置されることができる。
【0029】
制御部20は、センサー51がセンシングしたヒーター30の温度に基づいて、ヒーター30の温度を制御することができる。制御部20は、センサー51がセンシングしたヒーター30の温度に基づいて、ヒーター30の温度についての情報を使用者インターフェースを介して使用者に伝達することができる。
【0030】
図3を参照すると、制御部20は各種の構成要素と電気的に連結されることができる。制御部20は連結された構成要素を制御することができる。
【0031】
制御部20は入力部53と電気的に連結されることができる。使用者は、入力部53に電源のオン/オフ、ヒーターの作動などの各種の命令を入力することができる。制御部20は入力部53から命令を受けて構成部の動作を制御することができる。
【0032】
制御部20は出力部54と電気的に連結されることができる。出力部54は、電源のオン/オフ、ヒーターの作動有無、スティックについての情報、液状についての情報、バッテリーが足りないという情報などの各種の情報を使用者に伝達することができる。制御部20は、構成部から受けた各種の情報に基づいて、使用者に情報を伝達するように出力部54を制御することができる。
【0033】
出力部54はディスプレイを含むことができる。ディスプレイは情報を外部に表示して使用者に情報を伝達することができる。
【0034】
出力部54はハプティック出力部を含むことができる。ハプティック出力部は、振動を介して使用者に情報を伝達することができる。ハプティック出力部は振動モーターを含むことができる。
【0035】
出力部54は音響出力部を含むことができる。音響出力部は情報による音を出力して使用者に情報を伝達することができる。音響出力部はスピーカーを含むことができる。
【0036】
制御部20はメモリ55と電気的に連結されることができる。メモリ55は情報に対するデータを保存することができる。メモリ55は制御部20から各種の情報に対するデータを受信して保存するか、保存されたデータを制御部20に送信することができる。制御部20はメモリ55から受信したデータに基づいて構成の動作を制御することができる。
【0037】
図4を参照すると、エアロゾル生成装置100は、センシング回路52を含むことができる。センシング回路52はプリント基板(Printed circuit board;PCB)520に印刷されることができる。電流はセンシング回路52を通して流れることができる。センシング回路52は、互いに異なる方向に電流が流れる複数のパート521、522、523、...、を含むことができる。センシング回路52はヒーター30と連結されることができる(
図7参照)。
【0038】
センサー51はセンシング回路52の磁場変化を検出することができる。センサー51はセンシング回路52の周辺に配置されることができる。センサー51は互いに異なる方向に電流が流れる複数のパート521、522、523、...、の間に配置されることができる。
【0039】
第1接触部526はセンシング回路52の両端に形成されることができる。第1接触部526は、センシング回路52に電流が流れるように電流を提供する手段と連結されることができる。例えば、第1接触部526はバッテリー10(
図3参照)と連結されることができる。バッテリー10は、センシング回路52に電流を供給することができる。例えば、第1接触部526はサセプタ30と連結される第2接触部526と連結されることができる(
図12参照)。誘導コイル115に電流が流れれば、誘導磁場によってヒーター30及びセンシング回路52に電流が流れることができる。
【0040】
センシング回路52は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1パート521、第2パート522、及び第3パート523は電気伝導性を有することができる。第1パート521、第2パート522、及び第3パート523は互いに異なる方向に電流が流れることができる。
【0041】
第1パート521は長く延びることができる。第2パート522は長く延びることができる。第3パート523は第1パート521及び第2パート522と交差する方向に延びることができる。第3パート523は第1パート521及び第2パート522を電気的に連結することができる。
【0042】
図4及び
図5を参照すると、センシング回路52に電流Iが流れれば、電流Iは第1パート521、第3パート523、及び第2パート522を順次流れることができる。もしくは、センシング回路52に電流Iが流れれば、電流Iは第2パート522、第3パート523、及び第1パート521を順次流れることができる。
【0043】
電流Iは第1パート521を通して第1方向に流れることができる。電流Iは第2パート522を通して、第1方向と交差する第2方向に流れることができる。第1方向と第2方向とは互いに異なる方向とすることができる。電流Iが流れる第1方向と第2方向とは、第1パート521及び第2パート522の間に形成される磁場を補強する方向とすることができる。
【0044】
ある方向に対して交差する方向は、前記ある方向と向き合うかずれる方向を含むものであり、前記ある方向と同じ方向ではないすべての方向を含むことができる。ある方向と交差する方向は、前記ある方向と反対の方向を含むことができる。
【0045】
第1パート521と第2パート522とは互いに向き合うように配置されることができる。第1パート521と第2パート522とは、センサー51を中心に互いに対向するように配置されることができる。
【0046】
第1パート521と第2パート522とは互いに並んで延びることができる。第1パート521と第2パート522とに流れる電流Iの方向は互いに反対方向とすることができる。第2方向は第1方向に平行であってもよい。
【0047】
電流Iは第3パート523を通して第1方向及び第2方向と交差する第3方向に流れることができる。第3方向は第1方向及び第2方向と異なる方向とすることができる。電流Iが流れる第3方向は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523の間に形成される磁場を補強する方向とすることができる。第3方向は第1方向に垂直な方向とすることができる。第3方向は第2方向に垂直な方向とすることができる。
【0048】
センサー51は第1パート521及び第2パート522の間に配置されることができる。センサー51は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523の間に配置されることができる。センサー51は第1パート521及び第2パート522のうちの少なくとも一つとオーバーラップ(overlap)することができる。センサー51は第3パート523とオーバーラップすることができる。
【0049】
図5及び
図6を参照すると、センサー51はセンシング回路52の磁場Mの変化を検出することができる。センサー51はセンシング回路52の磁場Mの大きさ及び方向を検出することができる。センサー51は磁気センサーであってもよい。
【0050】
センサー51は第1パート521及び第2パート522の間で磁場Mの変化を検出することができる。センサー51は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523の間で磁場Mの変化を検出することができる。
【0051】
センシング回路52に電流が流れれば、第1パート521と第2パート522とに流れる電流の方向は互いに異なることができる。センシング回路52に電流が流れれば、センシング回路52から磁場Mが形成されることができる。センシング回路52に電流が流れれば、第1パート521と第2パート522との間で磁場Mが補強されることができる。センシング回路52に電流が流れれば、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523の間で磁場Mが補強されることができる。
【0052】
第1パート521、第2パート522、及び第3パート523のうちの少なくとも一つは複数で形成されることができる。
【0053】
したがって、センサー51が検出する磁場の変化量が増幅してセンサー51の敏感度が増加し、正確性が改善されることができる。
【0054】
図7を参照すると、センシング回路52は、第1パート521、及び第2パート522を含むことができる。センシング回路52は第3パート523を含むことができる。
【0055】
センシング回路52はヒーター30と連結されることができる。ヒーター30及びセンシング回路52は電源から電力を受けて電流が流れることができる。ヒーター30は抵抗性物質から形成されることができる。ヒーター30に電流が流れれば、ヒーター30は発熱することができる。ヒーター30は可変抵抗からなり、ヒーター30の抵抗値はヒーター30の温度によって変化することができる。
【0056】
ヒーター30の抵抗値が変化するのに伴い、ヒーター30及びセンシング回路52に流れる電流値が変化することができる。ヒーター30と連結されたセンサー51はセンシング回路52の磁場変化を検出することができる。
【0057】
第1パート521は第1方向に電流が流れることができる。第2パート522は第1方向と交差する第2方向に電流が流れることができる。第1パート521及び第2パート522によって形成される磁場は、第1パート521及び第2パート522の間で補強されることができる。センサー51は第1パート521及び第2パート522の間に配置されることができる。センサー51は第1パート521及び第2パート522に燐接して配置されることができる。
【0058】
第3パート523は第1パート521と第2パート522とを連結することができる。第3パート523は第1方向及び第2方向と交差する方向に電流が流れることができる。ヒーター30及びセンシング回路52に電流が流れれば、電流は、第1パート521、第3パート523及び第2パート522を順次流れることができる。もしくは、ヒーター30及びセンシング回路52に電流が流れれば、電流は、第2パート522、第3パート523及び第1パート521を順次流れることができる。第3パート523によって形成される磁場は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523の間で補強されることができる。センサー51は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523の間に配置されることができる。センサー51は、第1パート521、第2パート522、及び第3パート523に燐接して配置されることができる。
【0059】
よって、センサー51が検出する磁場の変化量が増幅してセンサー51の敏感度が増加し、正確性が改善されることができる。
【0060】
センサー51は制御部20と連結されることができる。センサー51は、検出した磁場の変化についての情報を出力して制御部20に伝達することができる。制御部20は、センサー51が検出した磁場の変化についての情報に基づいてヒーター30の温度を調節することができる。
【0061】
スイッチ527はヒーター30と直列に連結されることができる。スイッチ527は、ヒーター30に流入する電流を調節することができる。制御部20はスイッチ527の動作を制御することができる。例えば、スイッチ527は開閉型スイッチまたはトランジスタであってもよいが、これに限定されなく、ヒーター30に流入する電流を調節することができる手段であればよい。
【0062】
図8を参照すると、センシング回路52’は、第1パート521、第2パート522、第3パート523、及び第4パート524を含むことができる。第4パート524は電気伝導性を有することができる。第4パート524は第1パート521及び第2パート522のうちの少なくとも一つと電気的に連結されることができる。第4パート524は第3パート523と向き合うように配置されることができる。第4パート524と第3パート523とは、センサー51を中心に互いに対向するように配置されることができる。
【0063】
第4パート524は、第1方向、第2方向及び第3方向と交差する第4方向に電流が流れることができる。第4方向は、第1方向、第2方向、及び第3方向と異なる方向とすることができる。電流が流れる第4方向は、第1パート521、第2パート522、第3パート523、及び第4パート524の間に形成される磁場を補強する方向とすることができる。
【0064】
第4方向は第1方向に垂直な方向とすることができる。第4方向は第2方向に垂直な方向とすることができる。第4方向は第3方向に平行な方向とすることができる。第4方向は第3方向と反対の方向とすることができる。
【0065】
センシング回路52’は一方向に複数回巻線されて形成されることができる。センシング回路52’はセンサー51を中心に巻線されることができる。
【0066】
センシング回路52の第1パート521、第2パート522、第3パート523及び第4パート524のうちの少なくとも一つは複数で形成されることができる。センサー51は第1パート521、第2パート522、第3パート523及び第4パート524の間に配置されることができる。センサー51は第1パート521、第2パート522、第3パート523及び第4パート524のうちの少なくとも一つとオーバーラップすることができる。
【0067】
よって、センサー51が検出する磁場の変化量が増幅してセンサー51の敏感度が増加し、正確性が改善することができる。
【0068】
図9を参照すると、エアロゾル生成装置100は、ボディー110及びキャップ120を含むことができる。
【0069】
第1挿入空間114はボディー110の上面111が内側に陥没して形成されることができる。第1挿入空間114は上下方向に長く延びることができる。コンテナ130は第1挿入空間114に分離可能に挿入されることができる。
【0070】
キャップ120はボディー110に着脱可能に結合されることができる。キャップ120とボディー110とは、キャップ120とボディー110とにそれぞれ設けられたマグネット装置間の引力によって結合されることができる。キャップ120は第1挿入空間114が形成されたボディー110の少なくとも一部を覆うことができる。キャップ120は第1挿入空間114及びボディー110の上面111を覆うことができる。
【0071】
第1ボディー側壁112はボディー110の側面の一部を構成することができる。第1ボディー側壁112はボディー110の上面111から下側に延びることができる。第2ボディー側壁113はボディー110の側面の一部を構成することができる。第2ボディー側壁113はボディー110の上面111から上側に延びることができる。第1ボディー側壁112と第2ボディー側壁113とは互いに異なる方向に形成されることができる。
【0072】
第1キャップ側壁122はキャップ120の側面の一部を構成し、下側に延びることができる。第1キャップ側壁122は第1ボディー側壁112に対応する位置に形成されることができる。第2キャップ側壁123はキャップ120の側面の一部を構成することができる。第2キャップ側壁123は第2ボディー側壁123に対応する位置に形成されることができる。第2キャップ側壁123は第1キャップ側壁122よりキャップ120の内側に陥没することができる。第1キャップ側壁122と第2キャップ側壁123とは互いに異なる方向に形成されることができる。
【0073】
キャップ120がボディー110に結合されれば、第1キャップ側壁122は第1ボディー側壁112を覆うことができる。キャップ120がボディー110に結合されれば、第2ボディー側壁113は第2キャップ側壁123を覆うことができる。
【0074】
図9及び
図10を参照すると、第2挿入空間124はキャップ120が開放して形成されることができる。第2挿入空間124は上下方向に長く延びた形状を有することができる。第2挿入空間124はキャップ120の上面121の開放部から第3挿入空間134に向かって延びて第3挿入空間134と連通することができる。
【0075】
キャップ120は、移動可能に設けられ、第2挿入空間124を開閉するカバー125を含むことができる。カバー125はキャップ120の上面121に、外部に露出されるように設けられることができる。カバー125は第2挿入空間124の周辺でスライド方式で動くことができる。使用者はカバー125を動かして第2挿入空間を開放するか閉鎖することができる。
【0076】
コンテナ130はキャップ120から下側に突設されることができる。コンテナ130は上下方向に長く延びた形状を有することができる。コンテナ130は第2キャップ側壁123より下側に突出することができる。
【0077】
コンテナ130は内部に第2挿入空間124と連通する第3挿入空間134を有することができる。第3挿入空間134は上下方向に長く延びた形状を有することができる。第2挿入空間124と第3挿入空間134とは連続した形状を有することができる。コンテナ130はキャップ120と一体に形成されるか、またはキャップ120から分離可能に形成されることができる。
【0078】
コンテナ130は第1挿入空間114に挿入されることができる。キャップ120がボディー110と結合されれば、コンテナ130及び第3挿入空間134は第1挿入空間114に挿入されることができる。キャップ120がボディー110から分離されれば、コンテナ130及び第3挿入空間134は第1挿入空間114から離脱することができる。
【0079】
スティック200(
図1及び
図2参照)は第2挿入空間124及び第3挿入空間134に挿入されることができる。キャップ120をボディー110から分離すれば、スティック200はキャップ120及びコンテナ130と一緒にボディー110から離脱することができる。
【0080】
コンテナ130は、コンテナ130の外壁を構成するコンテナ下壁131及びコンテナ側壁132を含むことができる。コンテナ下壁131はコンテナ130の底を構成し、コンテナ側壁132はコンテナ130の側部を構成することができる。
【0081】
コンテナ側壁132はコンテナ下壁131の周囲からキャップ120に向かって上側に延設されることができる。コンテナ側壁132は第3挿入空間134の少なくとも一部を取り囲むことができる。コンテナ側壁132及びコンテナ下壁131は第3挿入空間134を区画することができる。コンテナ側壁132は第2挿入空間124の周辺に配置されることができる。コンテナ下壁131は開放しなくてもよい。コンテナ下壁131は第3挿入空間134の下部を遮蔽することができる。
【0082】
ヒーター30はコンテナ130の内部に設けられることができる。ヒーター30は第3挿入空間134に配置されることができる。ヒーター30はコンテナ130の長手方向に長く延びた形状を有することができる。ヒーター30の上部は上端に向かって細くなる形状を有することができる。
【0083】
誘導コイル115は第1挿入空間114の周辺に設けられることができる。誘導コイル115は第1挿入空間114の周囲を取り囲むことができる。誘導コイル115は、第1挿入空間114の長手方向に沿って第1挿入空間114に巻線されることができる。キャップ120がボディー110に結合された状態で誘導コイル115に電流が流れれば、誘導磁場によってヒーター30に電流が誘導され、ヒーター30が発熱することができる。ヒーター30はサセプタ(susceptor)であってもよい。もしくは、キャップ120がボディー110に結合された状態で、ヒーター30はボディー110の内部に設けられた電力供給源と直接連結され、電流を受けて発熱することができる。
【0084】
ヒーター30はコンテナ下壁131に結合されることができる。ヒーター30はコンテナ下壁131から上方に長く延びた形状を有することができる。ヒーター30の長さはコンテナ側壁132の高さより低くてもよい。
【0085】
コンテナ130は、コンテナ130の長手方向と交差する方向に開放して形成されたオープニング132aを有することができる。コンテナ側壁132の少なくとも一部は開放してオープニング132aを形成することができる。オープニング132aは第1キャップ側壁122が形成されない部分で開放することができる。
【0086】
オープニング132aの大きさはヒーター30の大きさより大きくてもよい(
図11参照)。オープニング132aの高さはヒーター30の長さより大きくてもよい。オープニング132aの高さはコンテナ側壁132の高さと同一であるかほぼ同一であってもよい。オープニング132aは第3挿入空間134と連通することができる。空気はオープニング132aを通して第3挿入空間134に流入し、第2挿入空間124に向かって流動することができる。
【0087】
よって、ヒーター30はキャップ120と一体に移動し、一緒にボディー110から脱着することができる。
【0088】
また、ヒーター30はコンテナ130の開放した部分を通して完全に外部に露出されることができ、ヒーター30及びコンテナ130の内部を容易に掃除することができる。
【0089】
また、スティック200(
図1及び
図2参照)から漏液する液滴がボディー110の内部の第1挿入空間114に漏洩することを防止することができる。
【0090】
図11及び
図12を参照すると、キャップ120はボディー110に着脱可能に結合されることができる。キャップ120がボディー110に結合されれば、コンテナ130は第1挿入空間114に挿入されることができる。キャップ120がボディー110に結合されれば、第3挿入空間134は第1挿入空間114内に配置されることができる。第2挿入空間124は第1挿入空間114及び第3挿入空間134の上側に配置されることができる。キャップ120がボディー110に結合されれば、ヒーター30は第1挿入空間114内に配置されることができる。
【0091】
キャップ120がボディー110に結合されれば、ヒーター30は誘導コイル115によって取り囲まれることができる。誘導コイル115に電流が流れれば、誘導磁場によってヒーター30に誘導電流が流れ、ヒーター30は発熱することができる。
【0092】
センシング回路52、52’はボディー110の内部に配置されることができる。センシング回路52、52’は第1挿入空間114に燐接して配置されることができる。センシング回路52、52’は第1挿入空間114の下側に配置されることができる。
【0093】
センシング回路52、52’は、第1挿入空間114に露出される第1接続部526を含むことができる。第1接続部526は第1挿入空間114の下部に露出されることができる。第1接続部526は一対で備えられることができる。
【0094】
コンテナ130は、コンテナ130に設けられ、ヒーター30と連結される第2接続部136を含むことができる。第2接続部136はコンテナ130の外部に露出されることができる。第2接続部136はコンテナ130から第1挿入空間114に向かうことができる。キャップ120がボディー110に結合されれば、第2接続部136は第1接続部526と接触されてヒーター30とセンシング回路52、52’とを連結することができる。
【0095】
キャップ120がボディー110と結合されれば、ヒーター30とセンシング回路52、52’が連結されることができる。キャップ120がボディー110から分離されれば、ヒーター30とセンシング回路52、52’とが分離されることができる。
【0096】
よって、ヒーター30に電流が流れれば、センシング回路52、52’にも電流が流れることができ、センサー51がセンシング回路52、52’の磁場変化を検出することができる(
図13(b)及び
図14(b)参照)。
【0097】
センサー51は誘導コイル115よりセンシング回路52に近くに配置されることができる。誘導コイル115はセンシング回路52よりセンサー51から相対的に遠く離隔することができる。
【0098】
遮蔽材528は誘導コイル115とセンシング回路52との間に配置されることができる。遮蔽材528は誘導コイル115とセンサー51との間に配置されることができる。遮蔽材528は薄膜形状を有することができる。遮蔽材528は誘導コイル115から発生する磁場を遮蔽することができる。
【0099】
よって、センサー51が誘導コイル115から発生する磁場の変化を感知することを防止してセンサー51の誤作動を防止することができる。
【0100】
図13及び
図14を参照すると、ヒーター30はセンシング回路52、52’に分離可能に連結されることができる。
【0101】
ヒーター30がセンシング回路52、52’から分離された場合、センシング回路52、52’には電流が流れないことができる。ヒーター30がセンシング回路52、52’と連結された場合、誘導コイル115に電流が流れれば、誘導磁場によってヒーター30に誘導電流が流れ、センシング回路52、52’に電流が流れることができる。センシング回路52に電流が流れれば、センサー51はセンシング回路52、52’の磁場変化を検出することができる。
【0102】
図1~
図14を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100は、第1挿入空間114を有するボディー110と、前記第1挿入空間114を加熱するヒーター30と、前記ヒーター30と連結されるセンシング回路52、52’と、前記センシング回路52、52’の磁場変化を検出するセンサー51とを含み、前記センシング回路52、52’は、それぞれ電気伝導性を有する第1パート521、第2パート522、及び第3パート523を含み、前記第1パート521及び前記第2パート522は長く延び、前記第3パート523は前記第1パート521と前記第2パート522との間で延びて前記第1パート521と前記第2パート522とを互いに電気的に連結し、前記センサー51は前記第1パート521と前記第2パート522との間に配置される。
【0103】
また、本開示の他の側面によれば、前記センサー51は、前記第1パート521または前記第2パート522のうちの少なくとも一つとオーバーラップ(overlap)することができる。
【0104】
また、本開示の他の側面によれば、前記第2パート522は前記センサーを中心に前記第1パート521と向き合うように配置されることができる。
【0105】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1パート521と前記第2パート522は互いに平行に延びることができる。
【0106】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシング回路52’は、電気伝導性を有し、前記第1パート521または前記第2パート522のうちの少なくとも一つと電気的に連結される第4パート524を含み、前記センサー51は、前記第1パート521、第2パート522、第3パート523、及び第4パート524の間に配置されることができる。
【0107】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1パート521は複数の第1パートのいずれか一つであってもよく、前記第2パート522は複数の第2パートのいずれか一つであってもよい。
【0108】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシング回路52’の一部は前記センサー51の周囲に複数回巻線されることができる。
【0109】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置100は、前記センサー51が検出した磁場の変化によって前記ヒーター30の温度を調節する制御部20をさらに含むことができる。
【0110】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置100は、前記第1挿入空間114に隣接して配置された誘導コイル115と、前記第1挿入空間114が形成された前記ボディー110の少なくとも一部を覆うように前記ボディー110に着脱可能に結合されるキャップ120であって、前記キャップ120の上面にオープニングを有する第1挿入空間、及び前記キャップ120から下側に延び、前記キャプが前記ボディーに結合されたとき、前記第1挿入空間に挿入され、前記第2挿入空間124と連通する第3挿入空間134を有するコンテナを含むキャップとをさらに含み、前記ヒーター30は前記コンテナ130の内部に設けられ、前記誘導コイル115の作動によって発熱し、前記ヒーターは前記センシング回路52、52’と分離可能に連結されることができる。
【0111】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシング回路52、52’は、前記ボディーに配置され、前記第1挿入空間114に露出される第1接続部526を含み、前記コンテナ130は前記ヒーター30と連結された第2接続部136を含む。前記キャップ120が前記ボディー110に結合されれば、前記第2接続部136は前記第1接続部526と接触して前記ヒーター30と前記センシング回路52、52’とを連結することができる。
【0112】
また、本開示の他の側面によれば、前記キャップ120は、前記第2挿入空間124のオープニングを開閉するカバー125を含むことができる。
【0113】
また、本開示の他の側面によれば、前記コンテナ130は、コンテナ下壁131と、前記コンテナ下壁131の周囲から上側に延びて前記第3挿入空間134の少なくとも一部を取り囲むコンテナ側壁132を含み、前記コンテナ側壁132は、前記ヒーター30を露出させるオープニング132aを有することができる。
【0114】
また、本開示の他の側面によれば、前記オープニング132aは前記ヒーター30より大きいサイズを有することができる。
【0115】
また、本開示の他の側面によれば、前記コンテナ下壁131は前記第3挿入空間134の下部を定義することができる。
【0116】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置100は、前記誘導コイル115と前記センサー51との間に配置され、前記誘導コイル115から発生する磁場を遮蔽する遮蔽材528をさらに含むことができる。
【0117】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0118】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0119】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/または配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/または配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。