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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-20
(45)【発行日】2024-11-28
(54)【発明の名称】衛生用紙を封入したボックス
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/08 20060101AFI20241121BHJP
【FI】
B65D83/08 B BRD
B65D83/08 B BRL
B65D83/08 B BSE
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023110548
(22)【出願日】2023-07-05
【審査請求日】2023-12-12
(31)【優先権主張番号】P 2023027106
(32)【優先日】2023-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2023085043
(32)【優先日】2023-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】305056766
【氏名又は名称】塚本 進一
(72)【発明者】
【氏名】塚本 進一
【審査官】杉田 剛謙
(56)【参考文献】
【文献】実開昭49-9652(JP,U)
【文献】実開昭49-71327(JP,U)
【文献】特開2007-153392(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0313279(US,A1)
【文献】特開2002-2836(JP,A)
【文献】特開2008-290776(JP,A)
【文献】特開2004-208765(JP,A)
【文献】登録実用新案第3100011(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/08
A47K 10/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生用紙が積層された積層体が封入されたボックスであって、
天面(3)は、長手方向に延びるセンターライン(31)に交差するA面とB面が挟んで位置し、前記A面と前記Bの間に前記衛生用紙を取り出すための曲線部(8)を有する予め打ち抜かれた開口させる切り欠き線(80)とシール(39)を備え、
前記シールは、切り分けられるミシン目と前記天面と接する面に粘着剤を有し、前記天面に貼り付けられて前記A面と前記B面が固定されており、
前記天面に有する前記開口させる切り欠き線が、右側面(84)に有する、下の辺(85)の決められた位置からの切り欠き線とつながり、
前記右側面に有する切り欠き線が底面(88)の前記長手方向に延びる折り罫線(79)とつながり、
前記底面の折り罫線が左側面(81)に有する、下の辺(82)の決められた位置からの切り欠き線とつながり、
前記左側面に有する切り欠き線が前記天面に有する前記開口させる切り欠き線と結ばれ形成されて、
前記底面の前記センターラインに並ぶ折り罫線を軸にし、開け口(92)は、前記天面が固定された前記シールを剥がし、前記開口させる切り欠き線を互いが外側方向の前記A面が開く方向と前記B面が開く方向に分けることにより、前記天面が前記センターラインの前記長手方向に沿って2つに割られて、
前記長手方向に延びたV字形状(87)の前記A面の曲線と前記B面の曲線が平行に向かい合い一定の幅を有する開け口が形成されて、
前記シールを前記左側面または前記右側面に貼り付けられることで、開けられた前記開け口の開きの角度が固定されて、
前記V字形状の前記取り出し口から前記ボックスに有する前記衛生用紙を取り出すことができることを特長とするボックス。
【請求項2】
前記曲線部(8)に代えて直線部を有してなる請求項1に記載のボックス。
【請求項3】
前記開口させる切り欠き線は、前記長手方向の真ん中に位置する指穴(91)を設け、または前記長手方向の真ん中に位置する線から左右対称の任意の距離に位置する左の指穴(4)と右の指穴(6)を有してなる請求項1または2に記載のボックス。
【請求項4】
前記V字形状の前記開け口の開けられた角度を固定する仕組みを前記底面に有してなる請求項1または2に記載のボックス。
【請求項5】
中身の使用を終えた前記ボックスに詰め替え用の前記衛生用紙を封入できるリユース仕様を備えてなる請求項1または2に記載のボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生用紙を封入したボックスの取り出し口に関する。
【背景技術】
【0002】
ティッシュペーパーが封入されたティシュボックスの取り出し口の構成は、概ね、箱の天面に設けられたミシン目の切り込み線を指で破き取り除き、取り出し口に設けられた箱の内側の出口の周辺を樹脂のシートが覆い貼り付けられて、1枚のティッシュが取り出されて、続く次のティシュが取り出せるための取り出し口の位置に止まらせて、取り出し性を向上させるための製品仕様が設定されている。
【0003】
特開第2004-315084号公報は、明細書の段落[0027]に「 本発明の取出口を形成するために、箱の上下少なくとも一方の面に、中央部、長手方向に伸びる切込線を有している。この切込線は、直線状の切れ目(スリット)でもよいが、部分的につながりを有するミシン目状の切れ目でもよいし、~」を開示している。
【0004】
特開第2004-059150号公報の段落[0003]の発明が解決しようとする課題に「これには、次ぎの様な欠点があった。 イ) ~、ロ)、ハ) ポリエチレンフィルムを貼っているので、ティシュペーパー等の使用後の空き箱 は、製紙原料として再使用される事が無く、その殆どが焼却されていた為、二酸化炭素等 を始めとする有害物質を排出する大気汚染の要因の一つに成っていた。」を開示している。
【0005】
公開実用平成4―80878号公報の明細書の[考案が解決しようとする課題]に「従来のティッシュペーパー収納ケースには、~引き抜き部が箱内に落ち込まない構造のティッシュペーパー収納ケースを提供する。」を開示している。
【0006】
特許第3853746号公報の明細書の段落[0008]に「~取出口は、上面に当該上面が切り開かれるように設けられた二つの羽部により形成されているので、これら羽部が閉じられることで取出口が塞がれた状態とすることができ、~取出口を介して外部からチリや埃が当該家庭用薄葉紙収納箱内に侵入して、~他方の羽部の付け根部に対向する 付け根対向部に、丸みがつけられている。これにより、取り出された家庭用薄葉紙を二つ の羽部、主に、二つの付け根対向部により挟んで、適度の保持力を持って保持した状態と~。」を開示されている。
【0007】
特願2023-027106号の明細書の段落[0015]に「本発明の、~取り出し口の全体を塞ぐシールを備え、取り出し口は、波線状で一定の幅を有し、天面のセンターの長手方向に延びる曲線部と曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する開口する領域であり、シールは、粘着剤層によって天面に接着されており、開口する領域の全周が曲線部の切り欠き線で予め打ち抜かれたことを特長とするティッシュボックスで課題を解決する。」と開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特開第2004-315084号公報
【文献】特開第2004-059150号公報
【文献】公開実用平成4―80878号公報
【文献】特許第3853746号公報
【文献】特願2023-027106
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来技術のティッシュボックスは、ティシュが取り出し口から1枚毎スムーズに引き出せるための樹脂シートがボックスの内側に備えられているが、内側に構成される樹脂シートが使用後に剥がされ分別されるかが不明だから、使用の前に必然的に樹脂シートが省かれゴミ分別を明確にし、取り出し口が素早く設けられて、焼却するまたはリサイクルするか明確化の本製品が意識化するサステナブルな自然環境に配慮した製品仕様が必要である。
【0010】
さらに、衛生用紙の新たな資材と従来品も含めて適応することができる取り出し口の、例えば、化粧用法のクレンジングのメイク落とし、化粧拭き取りなどの、多目的用途の取り出し口を構成し、1枚毎バランスよく引き出すことができる取り出し口が必要である。
【0011】
さらには、医療業界向けの滅菌された医療雑貨であるディスポーザブル品の基準に準じた滅菌の対応、ゴミのコンタミネーションを回避した仕様などを有し、即座に鉗子などの器具または指部で掴み中身を取り出せるための大きく開口した取り出し口が必要である。
【0012】
特願2023-027106は、従来課題の、明細書の段落[0008―0014]に「従来の課題は、~ゴミ分別を明確化にする。」と「~最初のティッシュペーパーの一部が破れて引き出される改善策の必要性。」と「取り出し口から~落ち込まない改良の必要性」と「~不衛生な異物が入り込まない工夫の必要性」を解決し、発明の効果を明細書の段落[0016―0022]に「本発明の効果は、事前にシールが取り除かれてゴミ分別がなされるから、~貢献できる。」と「~ティッシュペーパーが破かれることを防止した形状を有している。」と「~シールを剥がすとワンタッチ方式で取り出し口が素早く現れる。」と「~段差部の抵抗によって段差部に止まっている。」と「~異物が容易に入り込むことを防いでいる。」と「~引き出される業務用ワイパーに静電気が抑制される。」と「~環境へのサステナブルに対応した持続可能な製品が提供できる。」を得ている。しかしながら、封入物にティッシュペーパーを記載しているが、衛生用紙の例えば、縦横の面積に強さを有し、医療の雑貨に対応する材料を封入し、スムーズに取り出せることができる取り出し口の工夫が必要である。
【0013】
ウエット状に代えてドライ状の、例えば、寒い時期にも使用が可能な人向けの介護用汗拭き用、おしり拭き用などに使用できる厚手のタオル状のもの、ティッシュペーパーの目付よりも大きい目付または製造工程に自然繊維などで強度を有する素材を取り出す取り出し口が必要である。くわえて、本願のサステナブルは、既ボックスの内側に有する樹脂フィルムを省き、さらには、既詰め替え用などの包装に有する樹脂フィルムを省き、脱石油系に代えた紙素材(古紙を含む)のボックスが好ましく、さらには、リサイクルとリユースの仕様を備えることが必要である。
【0014】
さらに、新たな用法にも対応できるティッシュペーパーを取り出し口から摘まみ引き出すとき、左右にバランスよくスムーズに引き出させる工夫が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の、衛生用紙が積層された積層体を封入するボックスであって、ボックスの長手方向に有する天面には衛生用紙を取り出すための取り出し口が形成され、取り出し口の全体を塞ぐためのシールを備え、シールは、粘着剤層によって天面と接する面に接着部を有し、天面は、長手方向のA面と長手方向のB面が対向する長手方向に挟まれた取り出し口を有し、取り出し口は、曲線部で構成されるA面の波線状と向かい合うB面の波線状により一定の幅の間を有し開口する領域を備えており、
開口する領域は、天面のセンターに沿って長手方向に延びる曲線部と曲線部により構成された開口する領域の長手方向の左端部から右端部の距離の真ん中の線に位置する指穴を設け、または真ん中に位置する線から左右対称の任意の距離に位置する左の指穴と右の指穴を有し、指穴は、器具または指先がボックスの底部に届いて衛生用紙を摘まみ取り出す作業ができる形状を備えており、取り出し口の縦幅は、一定の幅で構成され、真ん中の線に位置する指穴または左の指穴と右の指穴の縦の幅よりも小さく構成されて、開口する領域の全周が製造工程で予め打ち抜かれ取り除かれたことを特長とするボックスで課題を解決する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の、使用する際、天面のシールが引き剥がし取り除かれると、すでにあらわれる取り出し口は、新たな衛生用紙の、ティッシュペーパー、紙タオル、不織布シートなどが素早く取り出せる製品が提供できる。
【0017】
くわえて、事前に天面のシールが取り除かれて必然的にゴミ分別が明確になされるから、環境汚染またはリサイクルの促進またはゴミ分別などの生活文化のサステナブルに貢献できる。さらに、本発明は、既ボックス取り出し口に有する樹脂フィルムと、詰め替え用に有する樹脂フィルムを省き、脱石油系に代えた紙素材(古紙を含む)のボックスのリサイクルとリユースを備えた製品を提供することができる。
【0018】
医療業界向けは、滅菌されたディスポーザブル品の封入された衛生用紙が事前に打ち抜かれ取り除かれ変形した開け口から即座に器具(指先含む)で取り出せることができる取り出し口を有している。
【0019】
本発明の仕様は、取り出し口から取り出される衛生用紙の形状を左右に変形させるまたは破れることなく、バランスよく取り出させる仕様の、取り出し口の長手方向に1つの指穴または1つの指穴から左右対称の任意の距離に位置する指穴をからバランスよく取り出せる工夫を設けたボックスである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態の取り出し口に曲線部を備えた天面図である。
図2】本発明の一実施形態のシールと開口させる切り欠き線を備えた斜視図である。
図3】本発明の一実施形態の「図1」に図C図D図Eを備えた天面図である。
図4】本発明の一実施形態の右短面からの断面図である。
図5】本発明の一実施形態の取り出し口に次のティッシュが位置する斜視図である。
図6】本発明の一実施形態の取り出し口が長手方向にV字形を備えた斜視図である。
図7】本発明の一実施形態の取り出し口に直線部を備えた天面図である。
図8】概ティッシュボックスの斜視図である。
図9】本発明の一実施形態の製造工程を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明のボックス1の取り出し口7は、実施例1に実施例2を構成している。
【0022】
実施例1は、図1図2図4図5から図7の、衛生用紙の積層体2が封入され長手方向7に取り出し口7を有するボックス1であり、使用する事前にボックス1の天面3のセンター31を覆い接着されたシール39を剥がすと、既に製造工程時に打ち抜かれ取り除かれ現れる取り出し口7に関する。
【0023】
実施例2は、実施例1のボックス1の長手方向5に有する取り出し口7のセンター31に沿って開口させる切り欠き線80を有し、天面3を覆い接着されたシール39を剥がし現れた取り出し口7が、図6のV字形状87の開け口92に変化させる仕組みを有する取り出し口7に関する。
【0024】
実施例1は、衛生用紙であるティッシュペーパー14が封入されたボックス1の取り出し口7の構成を述べる。
【0025】
本発明は、図Dのシール39がボックス1の天面3を覆い粘着剤13による接着部75を有し、粘着剤13で天面3と接する面に接着させたシール39の摘まみ部12を長手方向5に引き剥がすと、既に製造工程で打ち抜かれ取り除かれた図Cの曲線部8に折り罫線27、28と指穴91または4、6が備えられた取り出し口7を有している。すなわち、シール39が天面3から剥がされるための摘まみ部12は、シール39の一部に有し、好ましくはシール39の外周に位置していることが好ましい。
【0026】
取り出し口7は、指穴91または指穴4、6と長手方向の辺57に並行した直線の状態で延びた折り罫線27、28の図Cが現れ、ティッシュペーパー14の左右対称の左の部位64と右の部位65を摘まみ取り出し口7から左右双方の部位64、65を均等の指の力で同時に真上の方向63に引き上げることができる。
【0027】
引き剥がされるシール39は、取り出し口7に再封を目的としない製品仕様の、天面3とシール39の接する面に粘着剤13による接着部75を有し、貼り付けられたシール39の摘まみ部12を長手方向5に剥がすことで、天面3には製造工程により打ち抜かれ既に取り除かれた取り出し口の、図1の曲線部8が波線状の突部の先端部23、24が一定の幅40で開口する領域11に指穴を有し、天面3のセンター31の左端部近傍59から長手方向5の右端部近傍60に延びる曲線部8に曲線部8の長手方向5の距離の真ん中に位置する線61に1つの指穴91を有し、または、真ん中に位置する線61を中心から左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6を備えた取り出し口7が現れる。
【0028】
取り出し口7からティッシュペーパー14を真上の方向63にバランスよくスムーズに取り出せる指穴は、真ん中に位置する線61の指穴91または左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6である。真ん中に位置する線61の指穴91と左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6であってもよい。好ましくは、スピーディーにバランスよく破れることなくまたは変形することなく取り出せるための指穴は、左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6がよい。
【0029】
特に、使用者は、最初のティッシュペーパー14が摘まみ引き出されるときに破られて引き上げられる経験を有するが、左の指穴4と右の指穴6のセンター31に位置する左右双方の指穴4、6から指で摘まんで均等の指の力で同時に引き上げられることからティッシュペーパー14を破ることなくスムーズに摘まみ真上の方向63に引き出すことができる。
【0030】
図1の取り出し口7を覆うシール39を剥がすと製造工程で打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7が現れ、図Dの長手方向5のシール39と接する天面3の間に粘着剤13による接着部75を有し、接着させたシール39の粘着剤13が除かれた摘まみ部12を指で摘まんでいずれかの長手方向5に引き剥がすと既に製造工程で打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7と、長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びた1本以上の折り罫線27、28の図Cが現れる。
【0031】
既に製造工程により左の指穴4から長手方向5に延びる右の指穴6に波線状69で曲線部8と一定の幅40を有する開口する領域11が打ち抜かれ取り除かれた状態と長手方向5の辺57に並行し直線の状態で延びる折り曲げの軸となる折り罫線27,28を備えている。
【0032】
取り出し口7は、長手方向5に一定の幅40と指穴4、6の縦幅58を構成し、一定の幅40は指穴4、6の縦幅58よりも小さい幅で構成されている。縦幅58は、取り出し口7の長手方向5と直交する方向の長さをいう。
【0033】
粘着剤13は、熱シールまたはホットメルトまたは糊またはアクリル系粘着剤またはシリコーン粘着剤またはウレタン粘着剤またはゴム系粘着剤等である。
【0034】
A面17からとB面18から挟まれる一定の幅40を有し互いの面から向かい合う波状の平らな突部形状(A)16、平らな突部形状(B)19の先端部23、24の形状は、引き出されるティッシュペーパー14の表面25と裏面26が先端部23、24に触れることができる図Eの切り欠き線9の波の曲線の形状47を描いて構成される。
【0035】
図1の、粘着剤13を有するシール39を剥がすと製造工程で予め打ち抜かれて既に取り除かれた開口する領域11の取り出し口7が現れ、天面3の平面体49の長手方向5のセンターに沿って設けられ、A面17方向からの平らな突部形状16とB面方向からの平らな突部形状19に一定の幅40を設けて挟まれている。さらに、取り出し口7を挟んだA面17とB面18からの平らな突部形状16と平らな突部形状19が交互に向かい組み合って設けられている。
【0036】
シール39の材質は、紙のシールまたは樹脂のシールまたは透明のシールまたは不透明のシールまたは箔(金属)のシールまたは生分解性プラスチックのシールまたは無機物で構成されたシールまたはいずれかの素材を有するシール等で構成される。選択は、任意である。
【0037】
折り罫線27は、A面17の長手方向に延びる治具で押さえられる罫線を構成し、A面17と折り罫線27と平らな突部形状16および先端23が折り罫線27を軸にしてティッシュペーパー14を引き出すときに上方29に可動させることができる。
【0038】
折り罫線28は、B面18の長手方向に延びる治具で押さえられる罫線を構成し、B面18と折り罫線28と平らな突部形状19および先端24が折り罫線28を軸にしてティッシュペーパー14を引き出すときに上方29に可動させることができる。
【0039】
指穴4、91、6は、正円、楕円、多角形等の形状を有し、医療器具の鉗子または親指と人差し指などが入り取り出す作業性を有する形状を備え、さらに、ティシュボックス1に封入され底部48に積層された積層体2の最後のティッシュペーパー14に指先が届いてスムーズに引き出せる作業ができる製品仕様である。すなわち、従来品の、積層体2の嵩が低くなっても底部48から押し上げるための工夫は特に必要なく任意である。
【0040】
図8の既製品53は、取り出し口38の内側に樹脂シートが備えられ貼り付けられている。さらには、近頃は既紙ボックスタイプに代えて、石油系の樹脂フィルムで簡易的に個包装したあるいは詰め替え用を個包装した製品仕様の包装体がある。
【0041】
製造工程で既に取り除かれた取り出し口7なる開口される領域11を挟み構成されるA面17の平らな突部形状16とB面18の平らな突部形状19の複数が組み合って向かい合いあう形態は、天面3のA面17から1個以上が突き出した平らな突部形状16の先端に曲線の形状47を描いた先端23とB面18から1個以上が突き出した平らな突部形状19の先端に曲線の形状47を描いた先端24が開口する領域11を挟んで組み合いながら長手方向5に連続し設けられている。
【0042】
封入される積層体2は、1枚毎のシート14がポップアップ方式54で折り畳まれて積層された積層体2である、または、1枚毎のシート14が折り畳まれて積層された積層体2(以下、「積層体」という。」であり、衛生用紙であって、介護用向け、医療雑貨、家庭紙などの使途に応じた積層体2がボックス1に封入される。
【0043】
衛生用紙の生理用品、寒冷の時期にも使用が可能な介護用汗拭きタオル、おしり拭き用などであり、ドライ状のティッシュペーパーの目付25gmm2よりも大きい目付に設定するまたは製造工程時に自然繊維、化学繊維などを加えた仕様または薄手の不織布で造られた凡そ目付30gmm程度の不織布シートまたは手術用の滅菌可能な医療雑貨のシートである。
【0044】
真上の方向63に引き上げられるティッシュペーパー14が取り出し口7の縁で損傷する防止は、A面17とB面18が向かい合う互いに距離が設けれた段差部32の、ティッシュペーパー14が通る間20を構成する突部形状16、19の先端は、ティッシュペーパー14が図Eの突部形状16、19の先端23,24に接触して損傷を防止するための平らな形状の先端に曲線の形状47を有している。
【0045】
さらに、長手方向5に連なる曲線の形状47を備えた突部形状16、19を数多く設け、さらに突部形状の曲線部を柔らかく低く小さな形状にすることにより、ティッシュペーパー14との接触の抵抗が分散される。
【0046】
段差部32は、A面に有する折り罫線27を軸に突部形状16の先端23とB面に有する折り罫線28を軸に突部形状19の先端24にティッシュペーパー14が真上の方向63に引き上げられるとき、先端23、24にティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦れると上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることで互いの先端23、24に開く距離が設けれて、ティッシュペーパー14が通る間20に段差部32が設けられる。
【0047】
図4は、ボックステッシュ1の右短部42から左短部41への断面図であり、1枚毎のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で折り畳まれ積層された積層体を封入している。
【0048】
図5は、天面3の、A面17の折り罫線27を軸に取り出し口7に向かう突部形状と対向しているB面18に折り罫線28を軸に取り出し口7に向かう突部形状が設けられて、互いの突部形状が向かい合い組み合う形状で構成され、互い向き合う突部形状の先端と先端が間20と開く距離を有する段差部32を設けている。
【0049】
使用の途中、ティッシュペーパー14の取り出し性を高めるまたはA面17とB面18の互いが向き合う突部形状の先端23、24を段差の距離をフラットに調整する作業により異物侵入を防ぐ仕組みが設けられる。
【0050】
図4図5に有する段差部32は、既に打ち抜かれ取り除かれた互いが曲線の形状47を有する平らな突部形状16の先端23と平らな突部形状19の先端24が一定の幅40で形成された開口する領域11の取り出し口7を挟んで向かい組み合っており、長手方向5に延びてセンター31に並行する押罫線27、28を軸にして、互いの先端23、24にティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦れると上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることで距離を有する開かれた段差部32が構成される。
【0051】
すなわち、ティッシュペーパー14が引き出される距離を有する段差部32は、ティッシュペーパー14が通る間20であり、天面3のセンター31に沿って左の指穴4から長手方向5の延びる右の指穴6に設けられ、シール39が引き剥がされて開口する領域11が取り除かれるとA面からとB面が向かい合って構成される間に段差部32が設けられる。
【0052】
製造工程で既に打ち抜かれ取り除かれた開口するための領域11の、A面の押罫線27と上方押罫線28が軸となり、向かい合う平らな突部形状16と19の先端23、24にティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦れると上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることで、段差部32には大きい距離と小さな距離が設けられる。
【0053】
平らな突部形状16、19の互いの先端23、24に段差部32が設けられる軸の仕組みは、A面17の長手方向に有する押罫線27を軸に平らな突部形状16の先端23が上方29に向けられるか下方30に向けられるまたはB面18の長手方向に有する押罫線28を軸に平らな突部形状19の先端24が、先端23、24にティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦れ抵抗が得られると上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることで、段差部32が開く大きい距離あるいは小さい距離が設けられる。
【0054】
折り罫線27、28は、段差部32の開く距離が調整される仕組みを構成し、折り罫線の27は、左の指穴4からA面17の長手方向に延びる右の指穴6に設けられる、折り罫線の28は、左の指穴4からB面18の長手方向に延びる右の指穴6に設けられる。
【0055】
具体的にティッシュペーパー14が引き出され消費された積層体2の嵩が低くなったとき、A面17の折り罫線27を軸とした平らな突部形状16の先端23とB面18の折り罫線28を軸とした平らな突部形状19の先端24にティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦れると上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることで、ティッシュペーパー14の取り出し性を安定させることができる。
【0056】
図4図5の、段差部32の大きい距離あるいは小さい距離の調整なる可動がもたらす効果は、ポップアップ方式54で積層された積層体2の上面からティッシペーパー14の1枚が引き出されるとき、センター31に沿って互いが向い合い組み合う平らな突部形状16と19の、平らな突部形状16の複数が長手方向5に連なり並んだ平らな形状と平らな突部形状19の複数が長手方向に連なる平らな形状のいずれかにティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触して止まる効果とスムーズに引き出される効果を有している。
【0057】
A面17とB面18の互いが向き合う先端の突部16、19の先端23と先端24がティッシュペーパー14の表面25と裏面26に触れる抵抗は、長手方向に平行して延びるA面の折り罫線27とB面の折り罫線28を、A面に有する折り罫線27を軸に先端23の互いにティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦られると先端の突部16,19が上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることでティッシュペーパー14の面25、26への触れて擦られることを調整すると、ティッシュペーパー14の取り出し性を安定させることができる。
【0058】
開口する領域11で互い先端の突部16,19を上方29に可動させる仕組みは、右の指穴4と左の指穴6を繋ぎ構成する天面3に機械的な工程による折れスジの1本以上の折り罫線27、28なる天面3の長手方向5に連続する座屈なるシワまたは凹みの座屈を設けるとティッシュペーパー14が引き上げられる方向に先端の突部16,19が上方29に可動することができる。
【0059】
図5は、B面の突部形状(B)19の突部の先端24が長手方向5に連なる形状(面)に次のティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触していることで止まっている状態を表している。ティッシペーパー14が止まっている状態は、図4図5に示される。
【0060】
図4図5の、取り出し口7の長手方向5と並行し封入された積層体2の上面のセンター31には、先のティッシュペーパー14が引き出され、次のティッシュペーパー14が位置されており、先のティッシュペーパー14が引き出されると続く次のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で積層された積層体2から取り出し口7に向かい移動し長手方向の前部21が現れ出て段差部32で止まり、長手方向の後部22はティシュボックス1の内側で次のティッシュペーパー14の長手方向の前部21と位置している。
【0061】
取り出し口7は、左短部41から長手方向5に延びる右短部42の、平面体39のA面17と向かい合っているB面18を有し、A面17の左の指穴4と交差する左上の接点50から長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びる折り罫線27と交差する右の指穴6の右上接点51を結び、さらにB面18の右の指穴6と交差する右下の接点52から長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びる折り罫線28と左の指穴4の交差する左下の接点53を経て左上の接点50を結び囲まれた内側に有し、長手方向の辺57と並行して設けられたセンターの長手方向に沿って開口する領域11の全周を曲線部8で形成されている。
【0062】
ティッシュボックス1は、距離を有し設け開かれた段差部32の間20を先のティッシュペーパー14が通過したとき、次のティッシュペーパー14が段差部32に止まることを特長としている。
【0063】
図2図5の、ティッシュペーパー14の凡その外寸は、左端部41から横の長手方向5に延びる右端部42の底辺の横方向44に225mm、奥行き43の手前から向こうの方向に115mm、下から上の高さ45方向に50mmの箱を形成し、天面3には長手方向5に180mmの取り出し口7を量産機の設備で構成されている。
【0064】
図5は、B面18の押罫線28を軸に上方する55の平らな突出部19(B)が上方29に向いて段差部32が設けられた間20にポップアップ方式54で積層された積層体2の上面から摘まみ引き上げられ止まっている状態の次のティッシュペーパー14である。
【0065】
図7の一定の幅40は、直線部70を有し、A面17の長手方向5の直線71と対向し合うB面18の長手方向5の直線72で構成した取り出し口7であって、取り出し口7から真上の方向63に引き出されるティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触可能な一定の幅40を有している。
【0066】
さらに、図7の直線部70を有する一定の幅40は、ティッシペーパー14の資材仕様の厚みの検証で構成され厚みに見合った一定の幅40を有している。A面17の長手方向5の直線71と対向し合うB面18の長手方向5の直線72で構成した取り出し口7の幅は、化粧用タオルまたはまたはセルロースまたはペーパータオルまたは不織布シートがバランスよく引き上げられる幅でよい、選択する資材にて検証するとよい。一定の幅40は、数ミリから10mmであればよい。
【0067】
図5の、ボックス1にティッシュペーパー14が積層された積層体2を有し、長手方向5に延びる取り出し口7からスムーズに左と右にバランスよく取り出せる仕様は、真ん中に位置する線61から長手方向5の左右対称の任意の距離に位置させる左の指穴4と右の指穴6から同じ力でティッシュペーパー14を意識的に左右の部位64、65を同時に真上の方向63に引き上げられる仕組みの取り出し口7である。
【0068】
すなわち、取り出し口7から片寄った力で取り出すことなく、ティッシュペーパー14の形状を左右に変形させることなくバランスよく引き出される左の指穴4と右の指穴6を有する取り出し口7である。
【0069】
図5の、A面17の波線状69の突部23と対向し組み合うB面18の波線状69の突部24に間20が構成されており、取り出されるシート14が波線状23、24の幅40の壁に触れながら擦られて曲線に沿った形状46を呈している。
【0070】
天面3の長手方向に製造工程で予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7の、左と右に衛生用紙と取り出し口に少しの抵抗を設け、バランスよくスムーズに引き出せるための、一定の幅40を有し構成する曲線部8の真ん中に位置する線61の指穴91または91から左右対称の任意の距離に位置する指穴4、6と直線の折れ罫線が軸として容易に曲げられる1本以上の折り罫線27、28を構成している。
【0071】
図1図3図5図6の曲線部8のA面の波線状69と並行して並ぶB面の波線状69で構成された、左端部近傍59から長手方向5の右端部近傍60の真ん中に位置する線61からティッシュペーパー93を左右対称の左の部位64と右の部位65を摘まみバランスよく引き出さるために対応させた左右対称の任意の距離に位置する左の指穴4と右の指穴6と直線の状態で延びた折り罫線27、28の図Cを設けている。以下、折り罫線27、28は、1本以上の折り罫線で構成されている。曲線部8に代えて、図7の直線部70の直線71、72で構成されてもよい。
【0072】
ティッシュペーパー93の資材仕様は、パルプまたは自然繊維または化学繊維などこれらを任意に混合し得られた縦横に引っ張り力などの機械的な強さを有するまたは強さに準ずる目付を有する資材仕様に対応できる。バランスよく引き出せる位置に指穴4、6を備え、検証することが好ましい。
【0073】
図5の、長手方向5に延びる一定の幅40の真ん中に位置する線61の中央部62から左右対称の位置の距離の位置する2つの指穴4、6を設け、ティッシュペーパー14がポップアップ方式54で積層された積層体2の上に、左右対称の左の部位64を左の指穴4に対応させて左の指で摘まみ、左右対称の右の部位65を右の指穴4に対応させて右の指で摘まみ、ティッシュペーパー14が一定の幅40で構成されたA面17に有する波線状69の突部16の先端部23と対向するB面18に有する波線状69の突部19の先端部24との一定の幅40に構成された間20に挟まれた状態から真上の方向63に左右双方を同じ力でバランスよく同時に引き上げることができる。
【0074】
実施例2は、衛生用紙のシートまたは医療雑貨のシートまたは化粧用シート(以下、「衛生用紙」という。)が封入されたボックス1の取り出し口7の構成を述べる。
【0075】
実施例2は、実施例1の図1図2図4図5図7に、図6のV字形状87の開け口92を構成することができる開口させる仕組みを有している。
【0076】
図6は、封入させた衛生用紙の、好ましくは医療雑貨を鉗子の器具などで即座に取り出し使途するための、長手方向5に延びるV字形状87の開け口92に変化できる仕組みを有する取り出し口7である。
【0077】
V字形状87を形成する仕組みは、開口させる切り欠き線80と図3のCに図示される仕組みまたはEの曲線部8を有する仕組みまたは曲線部8に代えて直線部70を有する仕組みを有している。くわえて、中身の使用を終えた当ボックス1は、図6に図示された底面88に有する底面の折り罫線79を軸にし、天面3のA面17とB面18を違う方向にさらに広げることで開け口92をさらに開き、当ボックス1のA面17部の容積93とB面18部の容積94の双方に見合う詰め替え衛生用紙の積層体2がA面17部の容積93とB面18部の容積94に併せて封入できるリユース仕様の仕組みを備えており、さらに開いた開け口92を取り出せる元の開け口92に戻し、好ましくはシール39aで固定した開け口92から詰め替え衛生用紙の1枚毎が取り出せる確認により、本発明は段落0013が解決された個包装を封入できるリユース仕様を備えたボックスである。
【0078】
図3のCに図示される仕組みは、左側面81から天面3の左端部近傍59から長手方向5のセンター31に沿って右端部近傍60を経て右側面84までに開口させる切り欠き線80を設け、天面3に曲線部8の切り欠き線9と指穴91または指穴4、6を有する取り出し口7を設けたボックス1である。
【0079】
取り出し口7の、長手方向5に延びてV字の形状87の開口する取り出し口7を構成させる開口させる切り欠き線80は、例えば、秋のアケビなる果実の開け口を2つに割ることで得られる部位に左の親指と右の親指をあてがい、さらに、後ろの部位が左右の指をあてがい開く軸にして、天面を2つに分けて中身の実を取り出すに似たる、開口させる切り欠き線80を互いが外側方向のA面が開く方向77とB面が開く方向78に分けることにより、センター31に沿ったV字形状87の開け口92が長手方向5に設けられる。
【0080】
V字形状87の開け口92が長手方向5に沿って設けられる既に製造工程時に打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7と打ち抜かれた開口させる切り欠き線80の仕組みが、図1から図7に設けられている。
【0081】
天面3の長手方向5にV字形状87の開け口92なる取り出し口7を設けている。Gの底面88の折り罫線79を軸にして、天面3のA面17とB面18を違う方向に離し開けられた開け口92の角度を固定する仕組みは、開け口92に開けられた角度が設けられた側面81、84にミシン目76により分けられたシール39aを貼り付けて開け口92の開けられた角度を固定する。または、Gの底面88aと88bに設けられたA面の留め部89とB面の留め部90の切り欠いた89aと90bは、手動あるいは自然に組み合されて開けられた角度を固定される仕組みを有している。
【0082】
すなわち、A面の留め部89とB面の留め部90に設けられた切り欠いた89aと90bが組み合わされて固定されると天面3の長手方向5にV字形状87の開け口92なる変化した取り出し口7が自動的に設けられる。曲線部8に代えて図7の直線部70のA面の直線71とB面の直線部72であってもよい。
【0083】
開口させる切り欠き線80は、開け口92に変形することができる取り出し口7を構成するための左側面81の下の辺82の左右対称の位置の点83から天面3のセンター31の長手方向5を通り、さらに、右側面84の下の辺85の左右対称の位置の点86を結び設けられる。
【0084】
開口させる切り欠き線80は、左側面81の下の辺の左右対称の位置83と右側面84の下の辺の左右対称の位置点86がセンター31を通り結ばれる連続の切り欠き線9であるまたは不連続の切り欠き線9またはミシン目76またはいずれかを構成された線でもよい。例えば、開口させる切り欠き線80が左の側面81の一部または右側面84の一部にミシン目76を設けた状態は、ミシン目76を千切らないとV字形状87が得られない。
【0085】
開口させる切り欠き線80は、図1から図7のセンター31に沿った曲線部8のA面の波線状69とB面の波線状69の互いが向かい合って構成される、または、図7の長手方向5の直線部70のA面の直線71とB面の直線72の互いが対向し設けられる。
【0086】
天面3を覆い一部を粘着剤13で接着させた接着部分75を有するシール39は、センター31の長手方向5に沿って設けられた分離可能なミシン目の切り欠き線を有し、シールの摘まみ部12を長手方向5に引き剥がすと、既に製函の製造工程により指穴4、91、6を有する取り出し口7の全周囲が連続する切り欠き線9で打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7が現れ、開口させる切り欠き線80で設けられるV字形状87の開け口92により、シートを素早く取り出すことができるボックス1である。
【0087】
シール39の仕様は、天面3を覆い、シール39と天面3に接する面に粘着剤13を備え、使用の事前に剥がすための粘着剤13が除かれた1つ以上の摘まみ部12を有し、天面3に貼り付けられたセンター31の長手方向5に沿って延びる39aと39bに分離できるミシン目76を設けている。
【0088】
V字形状87の開け口92の仕様にシール39を有する構成は、指穴4、91、6または開口を有する領域11または間20が製函時に予め打ち抜かれ既に取り除かれた取り出し口7を有する図1図3C図5図7に設けられる。すなわち、予め打ち抜かれ既に取り除かれた取り出し口7を有するボックス1の内部と外部が密閉された製品仕様とするためには、天面3の取り出し口7をシール39で覆い貼り付けることができるシール39が必要である。
【0089】
更なるディスポーザブル仕様の、天面3に開口させる切り欠き線80とEの曲線部8を有する仕組みまたは曲線部8に代えて直線部70を有する仕組みの場合は、天面3の長手方向5に取り出し口7を覆うシール39は任意である。シール39は、長手方向5に分離可能なミシン目76が設けられる。
【0090】
剥がされて取り除かれた粘着剤13を有し接着しているシール39の再利用は、長手方向5に延びるミシン目76が設けられ39aと39bに千切り分けられ、下の辺の対象の位置83、86と天面3を結び長手方向に延びるV字の形状87に開口させる切り欠き線80が、A面に接するとB面が違う方向に分けられると、左側面81と右側面84のそれぞれに設けられている左側面81の下の辺の左右対象の位置83と右側面84の下の辺の左右対象の位置86を結ぶ切り欠き線80が左右に開きV字の形状87を形成するためのセンターライン31と並ぶ底面88の折り罫線79を軸として開口された領域を固定させるためにシール39が切り離された39aと39bが開いた状態の左側面81と右側面84に貼り付けられて固定される。シール39は、取り出し口7を再封しない。
【0091】
図6の、V字の形状の開け口を固定し維持するための39a、39bを設けるが、Gのボックス1の底面88に設けられた底面が長手方向5に2つに折り曲げられる折り罫線79を挟んだ左右対称の位置には互いが組んで留められるためのA面組み留め部89とB面組み留め部90を設け,89aと90bが組み合わせ固定されて、天面3の長手方向5にV字の形状の開け口が形成される。V字の形状87の開け口92の大きい小さいは複数の89aと90bを組み合わせることで得られる。
【0092】
図6の開口させる切り欠き線80が備えられたFは、天面3にシール39に覆われており、使用する事前にボックス1の天面3を覆い接着されたシール39を剥がすと、既に製造工程時に打ち抜かれ取り除かれセンター31に沿った長手方向5にEの曲線部8に指穴91、または指穴4、6が設けられた取り出し口7が現れる。
【0093】
特に院内向けのディスポーザブルの使途に応じ開口させる切り欠き線80を有する図6は、ボックス1の、センター31に沿ったEの曲線部8を挟む互いの面AとBが外側にAが開く方向77とB面が開く方向に分けられることで、V字の形状87の開け口92が設けることができる。
【0094】
医療雑貨である医療雑貨のガーゼ、不織布シート、ナプキン、拭き取りシートなどを封入するボックス1であって、ボックス1の天面3は、長手方向5のA面17と長手方向5のB面18が対向する長手方向5に予め打ち抜かれた開口させる切り欠き線80を備えている。
【0095】
開口させる切り欠き線80は、天面3の、A面17と向かい合うB面18が違う方向に分けられると長手方向5に延びるV字形状87の開け口92に変化させられた取り出し口が形成されることを特長としている。
【0096】
続いて、指穴を設ける位置は、真ん中に位置する線61の指穴91または左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6である。真ん中に位置する線61の指穴91と左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6であってもよい。好ましくは、医療器具の鉗子の先部または指部で摘まみスピーディーに取り出せるための、左右対称の任意の距離に位置する2つの指穴4、6がよい。しかしながら、開口させる切り欠き線80の線上に指穴4、91、6を有する場合の仕様は、指穴は予め製函の行程で打ち抜かれ取り除かれるから取り出し口7を覆うためのシール39が必要である。
【0097】
ボックス1の切り欠き線などによる紙の粉が発生しない連続した開口させる切り欠き線80の仕様が好ましい。
【0098】
シートは、衛生用紙であって、介護用向け、医療雑貨、家庭紙などであり、化粧用または介護用または身体の拭き取り用である。滅菌対応は、医療雑貨のガーゼ、不織布シート、ナプキン、拭き取りシートなどであり、衛生用紙のドライ状のティッシュペーパー、化粧用法の拭き取りシート、コットンパフの化粧雑貨、介護用法の拭き取りタオル、ティシュペーパー、体拭きペーパータオル、ちり紙、キッチンペーパー、トイレ用ペーパー、(以下、「シート」という。)などである。
【0099】
図8は、本発明と対比する段差部なる構成が無い既ティッシュボックスであり。箱の外寸は、既左の端部33から横に延びる既右の端部34の長手方向5に230mm、既奥行き35の手前から向こうの方向に115mm、下から上の既高さ36方向に50mmの箱を形成し、既天面37には長手方向5に180mmの既取り出し口38を有している。
【0100】
既ティッシュボックスの製品仕様は、ティッシュペーパー14が、家庭用品品質表示寸法:たて197mm×よこ217mmで、枚数:300枚(150組)が表示されている。
【0101】
既天面37の取り出し口38サイズは、奥行き35の45mm×長手方向180mmで構成されて、箱の内側に既天面37の既取り出し口38を内側から覆うための内側の樹脂シート56を長手方向5に備えている。
【0102】
既製品の樹脂シート56は、ティッシュペーパー14を取り出すための切り欠き線40を長手方向5に備えて、樹脂シート56の奥行き35の70mm×長手方向210mmの4辺がシールにより貼り付けられている。
【0103】
図9は、本発明の製造工程の流れ10であり、取り出し口7が図Eの曲線部8の切り込み線9を有し、次に透明の粘着剤13を有するシール39が接着させ貼り付けられている。あるいは、取り出し口7が図Fの点線の切り込み線9を設けることができる。
【0104】
製函の行程は、1枚のコートボール紙で形成されることが好ましく、開口させる切り欠き線80設けられる側面81、84と天面3にコートボールが重なる複数の仕様を避けることが望ましい。
【0105】
折り罫線27、28とは、製函時、製函機械により箱にするための板紙に座屈なる角を設けるための容易に折り曲げることができる押罫線を入れる機械の行程をいう。
【0106】
本発明のシール39及び開口させる切り欠き線80が取り出し口7の延びる長手方向の辺57に沿った長手方向5に述べているが、製品仕様が短手方向(奥行きの方向)に設定することもできる。設計は任意である。
【0107】
本発明の、開封するとき必然的に、天面3のシール39が引き剥がし取り除かれるから、シール39が取り除かれて事前にゴミの分別がなされるので、箱に自治体の意向が表示される焼却からの環境汚染またはリサイクルの促進またはゴミ分別などの生活文化のサステナブルに貢献できる。
【0108】
本発明の取り出し口7を波状線で構成する波状の突出形状23、24は、図3のEの切り欠き線9で曲線の形状47を設けているから、早く引き上げ取り出してもティッシュペーパー14が破かれることを防止ししている。
【0109】
本発明の、ティッシュペーパー14が箱の底部48に落ち込まない製品仕様は、取り出し口7の互いが向き合い組み合う突部形状23、24の段差部32の構成と段差部32の間20を通るティッシュペーパー14と段差部23の抵抗により段差部23に位置している。さらに、底部48に届く指穴4、6の形状を備えているから素早く摘まみ引き上げてセットができる。
【0110】
取り出し口7に有する指穴4、91、6の形状または大きさは、院内医術で使用できる摘まむための医療器具の鉗子の先部または親指と人差し指の先(以下、「器具」という。)が箱の底部48に容易に入り届く形状であり、器具で封入された指穴の形状は、多角形の形状または正円または楕円形などの内、器具が指穴4、91、6の周縁に触れずにスムーズに挿入できて、摘まむ作業が容易に行える楕円の形状が好ましい。さらに、取り出し口7は、長手方向5に延びる一定の幅40と指穴4、91、6の縦幅58を構成し、一定の幅40は指穴4、91、6の縦幅58よりも小さい幅で構成されている。
【0111】
不織布シートの素材または目付などの選択は、自然素材または化学繊維または混合された繊維で構成された不織布シートの、例えば、10(g/mm2)~200(g/mm2)を採用することも可能であり、不織布シートの製法や目付の選択は任意である。スパンレース製法で構成される不織布シートが望ましい。
【0112】
現行品のティッシュペーパーまたはキッチンペーパーは、主にパルプ素材(針葉樹、広葉樹)を原料に構成されている。例えば、ティッシュペーパーの目付は2枚重ねで25g相当の資材仕様である。
【0113】
自然素材で構成される不織布シートは、例えば、コットン、テンセル、リヨセル等の自然繊維から構成されている。更には、自然界の、繊維に吸収性に優れた炭の練り込みやコーティングの加工を施した繊維であってもよい。
【0114】
化学繊維で構成される不織布シートは、レーヨン、ポリエステルフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の化学繊維から構成されている。
【0115】
衛生用紙はドライでもウエットでも良く、化粧品原料基準の保湿成分、香料、オイル等を噴霧または転写等の含侵工程により人体に効果を求めることができる。他に、雑貨原料の殺菌、洗浄の対物に効果を求めることができる。
【符号の説明】
【0116】
1 ボックス
2 積層体
3 天面
4 左の指穴
5 長手方向
6 右の指穴
7 取り出し口
8 曲線部
9 切り欠き線
10 工程の流れ
11 開口する領域
12 摘まみ部
13 粘着剤
14 ティッシュペーパー
15 切り込み線9で囲まれた領域
16 平らな突部形状(A)
17 A面
18 B面
19 平らな突部形状(B)
20 間
21 長手方向の前部
22 長手方向の後部
23 突部16の先端部
24 突部19の先端部
25 表面
26 裏面
27 A面の折り罫線
28 B面の折り罫線
29 上方
30 下方
31 センター
32 段差部
33 既左の端部
34 既右の端部
35 既奥行き
36 既高さ
37 既天面
38 既取り出し口
39 シール
40 一定の幅
41 左短部
42 右短部
43 奥行き
44 横方向
45 高さ
46 曲線に沿った形状
47 波の曲線の形状
48 底部
49 平面体
50 交差する左上の接点
51 交差する右上の接点
52 交差する右下の接点
53 交差する左下の接点
54 ポップアップ方式
55 押罫線28を軸に上方する
56 内側の樹脂シート
57 長手方向の辺
58 縦幅
59 左端部近傍
60 右端部近傍
61 位置する線
62 中央部
63 真上の方向
64 左の部位
65 右の部位
66 内部
67 外部
68 摘まみ部
69 波線状
70 直線部
71 A面の直線
72 B面の直線
73 表側面
74 裏側面
75 接着部分
76 ミシン目
77 A面が開く方向
78 B面が開く方向
79 底面の折り罫線
80 開口させる切り欠き線
81 左側面
82 左側面の下の辺
83 下の辺の左右対称の位置
84 右側面
85 右側面の下の辺
86 下の辺の左右対称の位置
87 V字の形状
88 底面
89 A面の留め部
90 B面の留め部
91 真ん中に位置する指穴
92 開け口
93 A面17部の容積
94 B面18部の容積
【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、既ティシュボックスの内側に積層されたティッシュペーパーがスムーズに取り出せるために設けられた樹脂シートを省き、さらに、箱のリサイクル促進とリユースの仕組みを有し、樹脂シートの焼却による環境汚染に配慮したサステナブルな製品を提供する。
【解決手段】衛生用紙を封入した天面3の取り出し口7を覆う粘着剤で接着させたシール39を長手方向5に引き剥がすと同時に製造時に打ち抜かれた取り出し口7が現れて、長手方向5に開口させる切り欠き線80を設け、天面3を長手方向5に分けられると長手方向5にV字の形状の開け口が構成され、1枚毎のシートが左右対称の距離に有する指穴4、6からスムーズに引き出せることを特長とするボックス1である。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9