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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-20
(45)【発行日】2024-11-28
(54)【発明の名称】衛生用紙を封入したボックス
(51)【国際特許分類】
   B65D 71/06 20060101AFI20241121BHJP
   B65D 83/08 20060101ALI20241121BHJP
【FI】
B65D71/06 100
B65D83/08 A
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2024143130
(22)【出願日】2024-08-23
【審査請求日】2024-08-23
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】305056766
【氏名又は名称】塚本 進一
(72)【発明者】
【氏名】塚本 進一
【審査官】杉田 剛謙
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-208765(JP,A)
【文献】特開2010-254365(JP,A)
【文献】特開2003-327280(JP,A)
【文献】特開2006-213398(JP,A)
【文献】実開平3-102477(JP,U)
【文献】特開2015-16883(JP,A)
【文献】実開昭62-8971(JP,U)
【文献】中国特許出願公開第112298712(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 71/02-71/06
B65D 75/30-75/70
B65D 83/08
A47K 10/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生用紙の、シートの積層体が封入された板紙からなるボックスが段積みされた状態で結束された結束体であって、
前記段積みは、最上段のボックスの底面と前記最上段の前記底面に面して接する下の段のボックスのN数箱の天面が積み重ねられて構成されており、

前記最上段のボックスは、前記板紙からなる前記天面には前記シートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された前記板紙に形成された取り出し口を有し、前記取り出し口の全体を延在して覆うことができる固定されたシールを有し、前記シールは、左右の指穴の縦の幅よりも広い縦の幅を有し、さらに、前記天面の面と接する前記シールの面の互いが固定できる固定部を有し、
使用する際に前記シールが前記天面から剥がされ取り除かれたとき、開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれた前記開口する領域が現れる前記取り出し口を有しており、

前記下の段のボックスのN数箱の、前記天面の前記板紙からなる前記天面には前記シートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された前記板紙に形成された前記開口する領域に前記シールと前記固定部が省かれて構成された前記取り出し口を有しており、

前記取り出し口は、長手方向に有するA面の複数の山谷からなる曲線部とB面の複数の山谷からなる曲線部が向かい合う一定の幅を有し、前記天面のセンターラインの前記長手方向に延びるA曲線部およびB曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する前記板紙に前記開口する領域を有し、
さらに、前記A面の前記複数の山谷からなる前記A曲線部と前記B面の前記複数の山谷からなる前記B曲線部と前記左の指穴と前記右の指穴が、いずれも前記センターラインと交差しており、前記曲線部の垂直な方向の幅は、前記左の指穴および前記右の指穴の縦の幅よりも小さく構成された形状を有しており、
前記段積み状態の全周囲が接着部を有する帯状体で結束されたことを特長とする結束体。
【請求項2】
衛生用紙の、シートの積層体が封入された板紙からなるボックスが段積みされた状態で結束された結束体であって、
前記段積みは、最上段のボックスの底面と前記最上段の前記底面に面して接する下の段のボックスのN数箱の天面が積み重ねられて構成されており、

前記最上段のボックスは、前記板紙からなる天面には前記シートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された前記板紙に形成された取り出し口を有し、前記取り出し口の全体を延在して覆うことができる固定されたシールを有し、前記シールは、左右の指穴の縦の幅よりも広い縦の幅を有し、さらに、前記天面の面と接する前記シールの面の互いが固定できる固定部を有し、
使用する際に前記シールが前記天面から剥がされ取り除かれたとき、開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれた前記開口する領域が現れる前記取り出し口を有しており、

前記下の段のボックスのN数箱の、前記天面の前記板紙からなる前記天面には前記シートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された前記板紙に形成された前記開口する領域に前記シールと前記固定部が省かれて構成された前記取り出し口を有しており、

前記取り出し口は、長手方向に有するA面のA直線部とB面のB直線部が向かい合う一定の幅を有し、前記天面のセンターラインの前記長手方向に延びる前記A直線部および前記B直線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する前記板紙に前記開口する領域を有し、
さらに、前記A面のA直線部と前記B面のB直線部が向かい合う一定の幅と前記左の指穴と前記右の指穴が、いずれも前記センターラインと交差しており、前記A直線部と前記B直線部に有する直線部の垂直な方向の幅は、前記左の指穴および前記右の指穴の縦の幅よりも小さく構成された形状を有しており、
前記段積み状態の全周囲が接着部を有する帯状体で結束されたことを特長とする結束体。
【請求項3】
前記最上段のボックスの前記底面に有する凸部または凹部と前記底面に接する前記下の段のボックスのN数箱の前記天面に有する前記凹部または前記凸部に嵌る形状を有してなる請求項1または2に記載の結束体。
【請求項4】
前記帯状体に代えて、前記段積みが袋体で結束されてなる請求項1または2に記載の結束体。
【請求項5】
前記シールは、紙のシールまたは樹脂のシールまたは箔のシールまたは生分解性プラスチックのシールのいずれかの素材を有してなる請求項1または2に記載の結束体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生用紙を封入したボックスの段積みされた仕様に関する。
【背景技術】
【0002】
従来品のティッシュペーパーが封入されたボックスのお徳用は複数箱の段積みを有し、概ね、箱の天面に設けられたミシン目の切り込み線を指で破き取り除いて、現れた樹脂シートのスリットからポップアップ方式のティッシュペーパーを引き出す製品仕様の複数を段積みさせて、樹脂フィルムでシュリンク加工されている。
【0003】
登録実用新案3100011号公報は、明細書の段落[0008]―[0022]に「一対のミシン目により形成された帯状片を切除することにより解放される波型状開口部が形成される~」が開示されている。
【0004】
特開2008―290776号公報の「請求項1」に「上面に開口部を有する紙箱と、スリットを有する樹脂製フィルムと、このスリットを被覆する被覆シートと備え、~剥離可能に接着されている、~」~スリット2Aの形状が好適に保持される。」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】登録実用新案3100011号公報
【文献】特開2008―290776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術の既ティッシュボックスのお徳用は、複数段からなる段積みされたティッシュボックスがシュリンクフィルムで1組に構成されているが、造作なく容易に使用できる老若男女にリーズナブルでサステナブルな自然環境に配慮した製品仕様とコストリダクションを明確にした製品仕様が必要である。
【0007】
従来品の既製品仕様は、箱の内側に樹脂シートが貼り付けられてスリットなる取り出し口を有する仕様のティッシュボックスが重ねられてシュリンクフィルムで包まれているが、樹脂シート、フィルムを省きコストリダクションが実施できる仕様が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
衛生用紙の、シートの積層体が封入された板紙からなるボックスが段積みされた状態で結束された結束体であって、段積みは、最上段のボックスの底面と最上段の底面に面して接する下の段のボックスのN数箱の天面が積み重ねられて構成されており、最上段のボックスは、板紙からなる天面にはシートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された板紙に形成された取り出し口を有し、取り出し口の全体を延在して覆うことができる固定されたシールを有し、シールは、左右の指穴の縦の幅よりも広い縦の幅を有し、さらに、天面の面と接するシールの面の互いが固定できる固定部を有し、使用する際にシールが天面から剥がされ取り除かれたとき、開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれた開口する領域が現れる取り出し口を有しており、下の段のボックスのN数箱の、天面の板紙からなる天面にはシートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された板紙に形成された開口する領域にシールと固定部が省かれて構成された取り出し口を有しており、取り出し口は、長手方向に有するA面の複数の山谷からなる曲線部とB面の複数の山谷からなる曲線部が向かい合う一定の幅を有し、天面のセンターラインの長手方向に延びるA曲線部およびB曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する板紙に開口する領域を有し、さらに、A面の複数の山谷からなるA曲線部とB面の複数の山谷からなるB曲線部と左の指穴と右の指穴が、いずれもセンターラインと交差しており、曲線部の垂直な方向の幅は、左の指穴および右の指穴の縦の幅よりも小さく構成された形状を有しており、段積み状態の全周囲が接着部を有する帯状体で結束されたことを特長とする結束体で課題を解決する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の樹脂フィルムが省かれた段積み(お徳用仕様)は、段積みの最上段の取り出し口にはシールが覆い貼り付けられているが接する次の下段のボックスにはシールが省かれた取り出し口が現れるから面倒な作業が省かれ即取り出せる老若男女にリーズナブルと、シールに関連するコストリダクションが実施された製品仕様が提供できる。
【0010】
本発明の、段積みされたお徳用の製品構成は、最上段の天面の取り出し口にはシールが貼り付けられているが、次の下段のボックスにはシールが省かれているから、造作が容易で老若男女向けにスムーズな作業性と簡単な使用性を有する予め実線で打ち抜かれた指穴が構成された取り出し口が現れる。
【0011】
取り出し口からは、衛生用紙の、ティッシュペーパー、紙タオル、不織布シート、食品のペーパータオル、化粧のグッズなどの多岐にわたる日常品または医療品が素早くバランスよく取り出せるサステナブルで自然環境に対応した製品が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第一実施形態で取り出し口を延在し覆うシールを備えた天面図である。
図2】本発明の第二実施形態の予め実線で打ち抜かれ取り除かれた曲線部を有する取り出し口の天面図である。
図3】本発明の一実施形態の右端部からの断面図である。
図4】本発明の一実施形態の取り出し口に次のティッシュが位置する斜視図である。
図5】本発明の段積みを帯状体で結束された斜視図である。
図6】本発明の第二実施形態の予め実線で打ち抜かれ取り除かれた直線部を有する取り出し口の天面図である。
図7】本発明の一実施形態の製造工程を示す工程図である。
図8】従来品の段積みがシュリンク樹脂包装された斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、樹脂製資材が省かれた、板紙からなる複数のボックス1が段積みされて全体を、好ましくは、帯状体15により1組に結束された結束体69のリーズナブルでありまたはサステナブルでありまたはコストリダクションを有する製品仕様である。
【0014】
本発明の例えば、図5の段積みの結束体29は、樹脂製資材が省かれた仕様からなる複数箱のボックス1が段積みされた全体を帯状体15により1組に結束された結束体69である。
【0015】
段積みは、最上段63は図1のボックス1の取り出し口7には取り出し口7の縦横を延在して塞ぎ覆うことができるシール39が貼り付けられているが、最上段の底面48に面して接する下の段64の天面3の開口する領域11にシール39と固定部13が省かれて構成された取り出し口を有する図2の仕様がN数箱重ねられている。
【0016】
すなわち、最上段のボックスの底面と最上段の底面に面して接する下の段のボックスN数の天面が積み重ね合って構成されており、段積み仕様はシール39が省かれた1つ以上の図2のボックス1の上に図1のシール39を有するボックス1が積み重なる様である。
【0017】
図1図2の違いは、天面3にシール39の有無である。図1は天面3にシール39と固定部13を有するボックス1であり、図2図1の天面3に有するシール39と固定部13が省かれて構成されたボックス1の仕様である。段積みの図1に接して重なる図2の箱のN数は任意である。結束体69は、最上段63の1箱と下の段64のN数の箱の段積みであり総数が2つ以上箱数となり、箱の総数は任意である。
【0018】
くわえて、帯状体15で結束される結束体69の、好ましくは、自然素材の紙製の端部と端部を接着する糊などにより接着部62を設けられたサステナブルとコストリダクションを有している。
【0019】
本発明は、衛生用紙の積層体2が封入されたボックス1が、図5の段積みされた製品仕様でお徳用と称された製品である。ティッシュボックス1(以下、「ボックス」という。)にティッシュペーパー14(以下、「シート」という。)を用いた取り出し口7とボックス1の説明でお段積み(徳用)の仕様を述べる。
【0020】
図1の天面3にシール39が固定されたティシュボックス1は、段積みの最上段63に位置している。天面3に固定されたシール39は、天面3の取り出し口7が予め実線で打ち抜かれ取り除かれ加工された領域(以下、「取り出し口」という。)を延在して覆い貼り付けられて天面3に固定しており、シール39を剥がすと取り出し口7が現れる。固定は、図CとDのシール39の摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に粘着剤または治具による固定部13を有している。
【0021】
図2のティシュボックス1は、図1に有するシール39と固定部13が省かれて構成された製品仕様であり、図2の天面3は予め実線で打ち抜かれ取り除かれ加工された取り出し口7が現れている。老若男女には造作が容易でシート14の取り出しはスムーズで有利である。
【0022】
本発明の任意の箱数の段積みの結束体69は、複数のボックス1が段積みされて、複数の、5段積みの製品仕様には最上段63のボックス1には図1のシール39を有しており、面して接する次の下の4段から1段の天面3には図2のシール39と固定部13が省かれて構成された段積みが結束されている。
【0023】
例えば、図5の5段に段積みされたコストリダクションは、計算上では4枚のシール39が省かれて、資材と包括部材とインフラと製造工程のコストリダクションが可能である。例えば、シール39の1枚の製造コストが3円であれば12円が製造原価から省かれる。
【0024】
最上段63に面して接する次の下の段64は、図2のボックス1を4段目から下の1段目の段積みは、天面3に有する取り出し口7にはシール39と固定部13が省かれて構成された仕様である。シール39を有する最上段63のボックス1を最後に使用することにより、シール39が省かれた取り出し口7からゴミまたは虫の侵入を防止するために1段目から使用する順序が望ましい。シール39が省かれた取り出し口7をそれぞれの底面48で塞いだ状態が好ましい。
【0025】
本発明の用法は、天面3に有するシール39が引き剥がされて中身のシート14を使用するが、例えば、次の使用が長期にわたる期間を有する場合使用者は、取り出し口7から少々引き出されているシート14を指先で戻し、シール39が剥がされ解放された取り出し口7から虫またはほこりの異物などの混入を防ぐために当初のシール39を取り出し口の元の位置に戻し貼り付けても問題としない。使用者の任意である。
【0026】
図5の容易に結束させた結束体69の仕様は、例えば、5段の、ボックス1の段積みの、最上段63の底面48と面して接する下の段64のボックス1の天面3が、最上段63の底部48と面して接する下の段64の天面3に組み合せられ嵌められて安定させた段積み作業が容易にできるための凹部形状66と凸部形状67が嵌る65形状を有し、嵌る65形状が底部48と天面3の接する面の対角線上の角または長手方向5または短手方向などの任意の位置に有する、最上段63の底面48と下の段64の天面3の互いがずれずに段積みされて、段積みの安定した結束作業の製造工程が組める。
【0027】
すなわち、F図の、最上段63の底面48の凹部の形状66と下の段64の天面3の凸部の形状67の嵌り65は、互いを、例えば、互いに罫線と罫線の組み合わせまたは雄雌の形状の組み合わせまたは凹部の形状と凸部の形状または凸部の形状と凹部の形状の組み合わせの嵌り65の状態を有しているから、安定した段積み結束作業が行える。
【0028】
図5は、最上段63の底面48の凹部の形状66と下の段64の天面3の凸部の形状67の互いの面がずれることなく互いの形状が嵌り65の状態により段積みされて組み合わされており、底部48が凸部の形状67と天面3が凹部の形状66でもよく、最上段63に1つ以上の下の段64が段積みのボックス1が嵌り65の組み合わされた状態で帯状体15により容易に結束された1組の結束体69である。
【0029】
1組の結束体69を行うための素材は、帯状体15が紙製または生分解素材など、サステナブルな素材の、好ましくは天然素材の紙製の帯状体15と接着糊または熱で融着された接着部62などが設けられ結束された1組にまとめられる結束体69の仕様が望まれる。加えて、帯状体に取っ手になる工夫の、手指が入り持ち運びが容易な、例えば、帯状体15に沿って延びる切り目70なるものを設けるとよい。
【0030】
1組の結束体69を行うための帯状体15に代えて、1組の段積みが袋体の中に封入させてまとめ結束させた結束体69でもよい。袋体の素材は、紙製またはシュリンクフィルムまたは生分解素材など、サステナブルな素材でよく、好ましくは天然素材の紙製の袋体の仕様が望まれる。袋の貼り合わせる箇所は、自然素材の粘着剤などの糊または熱で融着されて接着される素材が望ましい。
【0031】
最上段63のティシュボックス1の底面48と面して接する下の段64の天面3は、互いの面に形成された凹部の形状66と凸部の形状67または凸部の形状67と凹部の形状66の互いが嵌り65組み合わされた状態であり、互いのボックス1がずれることなく段積みされ安定した1組に結束される。
【0032】
最上段63のボックス1の底面48に有する凹部の形状66と面して接する下の段64のボックス1の天面3に有ずる凸部の形状67の互いが嵌り65組み合わされて積まれる65から、結束される帯状体15でもよく、好ましくは、天然素材の、紙製の帯状体15の端部と端部を自然素材の粘着剤で接着された接着部62で1組にまとめられた製品仕様が形成される。任意であるが、従来品の樹脂フィルムからなるシュリンク工程と樹脂フィルムが省かれた仕様は、リーズナブルとサステナブルとコストリダクションを有している。
【0033】
本発明の、ティシュボックス1の凡その外寸は、封入される衛生用紙により、箱の異なる形状と異なるサイズを有しており仕様は任意である。
【0034】
本発明のボックス1は、左端部41から横の長手方向5に延びる右端部42の底辺の横方向44に225mm、奥行き43の手前から向こうの方向に115mm、下から上の高さ45方向に50mmの箱を形成し、天面3には長手方向5に180mmの予め取り除かれた取り出し口7が構成されている。指穴4、6から底部48に指が届くから、仕様途中の積層体2の嵩が低くなり底部48から押し上げる仕組みは有っても無くともよい。
【0035】
図5の、本発明の段積み仕様の結束体69は、例えば、5箱が段積みされ帯状体15で括られた形態は、左端部41から横の長手方向5に延びる右端部42の底辺の横方向44に225mm、奥行き43の手前から向こうの方向に115mm、下の段64の底面48から最上段63の天面3までの高さ方向61に255mmの箱を形成し、段積みを1組にまとめるために周囲をくくり結束するための帯状体15と帯状体15の端部と端部を接着するための接着部62を有している。
【0036】
封入されるシート14は、衛生用紙の介護用向け、医療雑貨、生理用品、家庭紙などであり、化粧用または介護用または身体の拭き取り用などの多岐にわたる。ドライ状のティッシュペーパー、化粧用法の拭き取りシート、コットンパフなどの化粧雑貨、介護用法の拭き取りタオル、ティシュペーパー、体拭きペーパータオル、ちり紙、キッチンペーパー、トイレ用ペーパー、滅菌対応の医療雑貨のガーゼ、不織布シート、ナプキン、拭き取りシートを封入することができる。さらに、業界の規定の雑貨対応の範囲で乾燥されたドライ状態であるまたは使用時に肌に潤いを与えるための保湿剤を有する状態であるまたは花粉症を予防する基剤を有する状態である。
【0037】
封入される積層体2は、1枚毎のシート14がポップアップ方式54で折り畳まれて積層された積層体2である、または、1枚毎のシート14が折り畳まれて積層された積層体2(以下、「積層体」という。」であり、ボックス1に封入される。
【0038】
積層体2は、積層する作業性に難儀な球状の綿球または小さくカットされた化粧用カット綿などは盛られた状態または横に並べられた状態などで封入されてもよい。
【0039】
本発明の段積みの結束体69を述べる。
【0040】
本発明の段積みの仕様の結束体69は、段積みされた最上段63に第一実施形態を有し、最上段63に面して接する下の段64に一つ以上の第二実施形態を有している。
【0041】
さらに、互いの資材の素材は、ボックス1を構成する全ての面は板紙で構成されており、シール39は紙で構成される、帯状体15は厚手を紙製で構成される、粘着剤と接着剤は天然素材の糊またはゴムなどで構成される、生分解される素材で構成されることが好ましい。
【0042】
第一実施形態を述べる。
【0043】
第一実施形態は、図1の、天面3に予め実線で打ち抜かれ取り除かれ加工された取り出し口7に延在して覆い貼り付けられる固定部13を設けて固定されたシール39を有している。
【0044】
シール39の構成は、自然環境を配慮すると紙の仕様が好ましく、薬事の安定性を問うことが無い特性から、取り出し口7と面する領域とシール39の摘まみ部12を省き、固定部13の箇所は、天面3と接する外周辺の任意の箇所に粘着剤を設け固定されている。
【0045】
シール39は、例えば、シール39の両面が非粘着剤仕様であり、好ましくはインライン加工で摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に接着剤による固定部13を設ける。または天面3と接するシール39の摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に予め固定させるための治具による片59の固定部13を設けた形態でもよい。
【0046】
すなわち、ボックス1の天地29、30を返しても中身の積層体2の上面と面するシール39に接着する固定部13がないので、製造行程または運搬時または生活においてボックス1を反転させても積層体2と接着する不具合の影響がない。
【0047】
粘着剤層はシール39側に着いて、天面3には残らない。また、粘着剤層は、シール3の下面の取り出し口7を除く部分の全体に設けられていなくてもよく、取り出し口7を除く部分の一部に設けられていてもよい。シールは、複数の目的が有るも特にバリアイー性を問わず異物の混入を防ぐことが目的である。シールの面に告知印刷も可能である。
【0048】
第二実施形態を述べる。
【0049】
第二実施形態は、図2に図示される、取り出し口7にシール39が当初から省かれた製品仕様であり、天面3に予め実線で打ち抜かれ取り除かれ加工された取り出し口7を有している。シール39と固定部13が省かれて構成されたコストリダクションと直ぐシート14が取り出せることができる使用性に優れた老若男女にリーズナブルな用法を有している。
【0050】
取り出し口7は、天面3のセンターライン31に交差させて構成させた対向するA面17とB面18に予め実線で打ちぬかれ取り除かれ加工されたA面17に有する複数の山谷のA曲線部8とB面18に有する複数の山谷のB曲線部8が一定の幅40を設けながら組み合った両端に指穴4、6を有する開口する領域11である。
【0051】
加えて、長手方向の辺57と並行して直線状に延びた折り罫線27、28のCを有している。折り罫線27・28は、A面17・B面18の長手方向に延びる治具で押さえられる罫線を構成している。
【0052】
取り出し口7は、A面17の曲線部8の突部23と対向し組み合うB面18の曲線部8の突部24に間20が構成されており、取り出されるシート14の形状が突部23、24の一定の幅40の壁に触れながら擦られて曲線に沿った形状46を呈している。一定の幅40は、封入されたシート14の検証で設定すればよく、数ミリから20ミリ程度が好ましい。
【0053】
取り出し口は、A面17からとB面18から挟まれる一定の幅40を有し互いの面から向かい合う複数の山谷からなるAB曲線部8の平らな突部形状(A)16、平らな突部形状(B)19の先端部23、24の形状は、引き出されるティッシュペーパー14の表面25と裏面26が先端部23、24に触れるから図1Eの曲線部8を有する切り欠き線9の連続する波のアールの形状47を描いて構成される。
【0054】
取り出し口7は、長手方向5に一定の幅40と指穴4、6の縦幅58を構成し、A曲線部8とB曲線部8に有する一定の幅40の垂直な方向の幅は指穴4、6の縦幅58よりも小さい幅で構成されている。縦幅58は、取り出し口7の長手方向5と直交する方向の長さをいう。
【0055】
天面3に有する折り罫線27・28は、A面17・B面18の長手方向に延びる治具で押さえられる罫線を構成し、A面17・B面18と折り罫線27・28と平らな突部形状16・19および先端23・24が折り罫線27・28を軸にしてティッシュペーパー14を引き出すときに上方29または下方30に可動させることができる。
【0056】
取り出し口7の位置は、左端部41から長手方向5に延びる右端部42の、平面体49のA面17と向かい合っているB面18を有し、A面17の左の指穴4と交わる左上の接点50から長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びる折り罫線27と交わる右の指穴6の交わる右上の接点51を結び、さらにB面18の右の指穴6と交わる右下の接点52から長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びる折り罫線28と左の指穴4の交わる左下の接点53を経て交わる左上の接点50を結び囲まれた内側に有する。
【0057】
開口する領域11は、取り出し口7の位置の、短部41、42の左の指穴4から右の指穴6を繋ぎ構成する天面3に機械的な工程による折れスジの1本以上の折り罫線27、28が、天面3の長手方向5に長手方向の辺57と並行し連続する座屈なるシワまたは凹みの座屈を設けて、ティッシュペーパー14が引き上げられる方向に互い先端の突部16,19を上方29または下方30に可動させることができる。
【0058】
シール39に覆われる天面3の左の指穴4から長手方向5に延びる右の指穴6の開口する領域11の長手方向の辺57と並行し直線状の折り罫線27,28は、製造工程により開口する領域11が予め打ち抜かれ取り除かれた状態である。以下、折り罫線27、28は長手方向の辺57と並行し直線状に延びている。
【0059】
天面3の取り出し口7を挟んで向かい合うA面17およびB面18は、左の指穴4および右の指穴6に接し、左の指穴4への接点から右の指穴6への接点まで、天面3の長手方向5に直線状に延びる治具で押さえ形成された折り罫線27、28を有し、取り出し口7に隣接する部分を折り罫線27、28を軸にして上方29または下方30に折り曲げ可能である。
【0060】
開口する領域11は、A面17とB面18に一定の幅40で挟まれ構成される天面3長手方向5の、A面17に左の指穴4から右の指穴6を折り罫線27で結び、さらに折り罫線27に並行した曲線部8で描かれ波状で平らな突出部(A)16とB面18に左の指穴4から右の指穴6を折り罫線28で結び、さらに折り罫線28に並行した曲線部8で描かれ波状で平らな突出部(B)19に挟まれている。
【0061】
開口する領域11の、取り出し口7は、平らな突部形状(A)16と平らな突部形状(B)19の複数が組み合って向かい合いあう形態であり、天面3のA面17から1個以上が突き出した平らな突部形状(A)16の先端に連続させたアールの形状47を描いた先端23とB面18から1個以上が突き出した平らな突部形状(B)19の先端にアールの形状47を描いた先端24が取り出し口7を挟んで組み合いながら長手方向5に連続し設けられている。
【0062】
取り出し口7は、図2の、曲線部8の互いが組み合うA面17に有する複数の山谷のA曲線部8とB面18に有する複数の山谷のB曲線部8と左の指穴4と右の指穴6のいずれもセンターライン31と交差している。または、図1Cに左の指穴4と右の指穴6がセンターライン31と交差している。A面17の曲線部8とB面18の曲線部8の互いの曲線部に代えて、左の指穴4と右の指穴を結ぶ互いが直線部で構成されてもよい。
【0063】
すなわち、図2の構成のうち曲線部8を直線部71、72に代えた、図6のセンターライン31に交差する左の指穴4と右の指穴が結ばれた一定の幅40を有するA面17のA直線部71とB面18のB直線部72を構成する。左の指穴4と右の指穴を結ぶ互いのAB直線部71、72は、長手方向の辺57と並行して直線状に延びたA面17のA直線部71とB面18のB直線部72の互いがセンターライン31を挟み向き合った一定の幅40を有する取り出し口7であり、取り出し口7から上方29の方向に引き出されるシート14の表面25または裏面26が接触可能な一定した幅40を有している。シート14の厚みの検証に見合った数ミリから10mmの一定した幅をシート14の特性で任意に設けるとよい。
【0064】
図3は、第一実施形態と第二実施形態に共有するボックス1の右端部42から左端部41への断面図であり、1枚毎のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で折り畳まれ積層された積層体2を封入している。
【0065】
天面3の、A面17の折り罫線27を軸に取り出し口7に向かう突部形状と対向しているB面18に折り罫線28を軸に取り出し口7に向かう突部形状が設けられて、互いの突部形状が向かい合い組み合う一定の幅40を有する形状で構成され、互い向き合う突部形状の先端と先端が間20と開く距離を設けた段差部32を有し、距離は消費者の操作により調整できるよう設けられている。
【0066】
ティッシュペーパー14の損傷の防止は、Eの曲線部8を有する切り欠き線9の実線で予め打ち抜かれ加工されたA面17とB面18が向かい合う段差部32の、ティッシュペーパー14が通る距離が設けられる間20を構成する突部形状16、19の先端は、ティッシュペーパー14が突部形状16、19の先端23,24に接触して損傷を防止し、ティッシュペーパー14との接触の抵抗が分散されるための平らな形状の先端にアールの形状47を有している。
【0067】
A面17とB面18の互いが向き合う先端の突部16、19の先端23と先端24がティッシュペーパー14の表面25と裏面26に触れる抵抗の加減する方法は、長手方向に平行して延びるA面17の折り罫線27とB面18の折り罫線28を、A面17またはB面18に有する折り罫線27、28を軸に先端23を上方29に向けるまたは下方30に向けてティッシュペーパー14の面への触れを調整できる。
【0068】
折り罫線27、28とは、製函時、製函機械により箱にするための板紙に座屈なる角を設けるための容易に折り曲げることができる押罫線を入れる機械の行程をいう。
【0069】
図4は、第一実施形態と第二実施形態が共有する使用されている状態であり、B面18の押罫線28を軸に上方する55の平らな突出部19(B)が上方29に向いて段差部32が設けられた間20にポップアップ方式54で積層された積層体2の上面から摘まみ引き上げられ止まっている状態の次のティッシュペーパー14である。
【0070】
詳しくは、B面18の突部形状(B)19の突部の先端24が長手方向5に連なる形状(面)に次のティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触していることで止まっている状態を表している。
【0071】
積層体2の上面のセンターライン31には、先のティッシュペーパー14が引き出され、次のティッシュペーパー14が位置されており、先のティッシュペーパー14が引き出されると続く次のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で積層された積層体2から取り出し口7に向かい移動し長手方向の前部21が現れ出て段差部32で止まり、長手方向の後部22はボックス1の内側で次のティッシュペーパー14の長手方向の前部21と位置している。
【0072】
予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7のA面17とB面18の互いが向き合う先端の突部16、19の先端23と先端24がティッシュペーパー14の表面25と裏面26に触れる抵抗の加減する方法は、長手方向に平行して延びるA面の折り罫線27とB面の折り罫線28を、A面に有する折り罫線27を軸に先端23を上方29に向けるまたは下方30に向けてティッシュペーパー14の面への触れを調整できる。
【0073】
図7は、本発明の製造工程の流れ10であり、予め打ち抜かれ除かれた取り出し口7の製品仕様と、予め打ち抜かれ除かれた取り出し口7がシール39に覆われ固定部13により固定されている。天面3とシール39の固定部13はシール39に粘着剤または打ち込みの切り刃など有する治具による固定部13により天面3とシール39が固定されている。
【0074】
粘着剤は、強粘着または弱粘着の性質を有する粘着剤層を形成し、熱シールまたはホットメルトまたは糊またはアクリル系粘着剤またはシリコーン粘着剤またはウレタン粘着剤またはゴム系粘着剤等である。好ましくは、天然系の素材が望まれる。
【0075】
シール39の材質は、紙のシールまたは樹脂のシールまたは透明のシールまたは不透明のシールまたは箔(金属)のシールまたは生分解性プラスチックのシールまたは無機物で構成されたシールまたはいずれかの素材を有するシール等で構成される。環境に配慮すると紙のシールまたはカーボンニュートラルを有する素材で構成されたシールが好ましい選択は任意である。または、天面3の開口する領域11を延在して覆うことができるシール39側の外周辺の、天面3と接着する領域の任意の箇所に粘着剤が加工されている。
【0076】
本発明のシール39及び取り出し口7の延びる方向を長手方向の辺57に沿った長手方向5に述べているが、短手方向(奥行きの方向)に設定することは任意である。
【0077】
図8は、既製品のティシュボックスの段積みでシュリンク樹脂包装68の製品仕様である。段積みは、概ね同じ資材仕様のボックスが複数段の、例えば、5箱が段積みされている。箱の外寸は、既左の端部33から横に延びる既右の端部34の長手方向5に230mm、既奥行き35の手前から向こうの方向に115mm、下から上の既高さ36方向に50mmの箱を5段の250mmを形成し、既天面37には長手方向5に180mmの既取り出し口38の長手方向5にミシン目を破り取り除くと内側の樹脂シート56に既スリット60を備えており、既天面37の、既取り出し口38の内側から覆うための内側から樹脂シート56を長手方向5に備えている。
【符号の説明】
【0078】
1 ボックス
2 積層体
3 天面
4 左の指穴
5 長手方向
6 右の指穴
7 取り出し口
8 曲線部
9 切り欠き線
10 工程の流れ
11 開口する領域
12 摘まみ部
13 固定部
14 シート(ティッシュペーパー)
15 帯状体
16 平らな突部形状(A)
17 A面
18 B面
19 平らな突部形状(B)
20 間
21 長手方向の前部
22 長手方向の後部
23 突部16の先端部
24 突部19の先端部
25 表面
26 裏面
27 A面の折り罫線
28 B面の折り罫線
29 上方
30 下方
31 センターライン
32 段差部
33 既左の端部
34 既右の端部
35 既奥行き
36 既高さ
37 既天面
38 既取り出し口
39 シール
40 一定の幅
41 左端部
42 右端部
43 奥行き
44 横方向
45 高さ
46 曲線に沿った形状
47 アールの形状
48 最上段の底面
49 平面体
50 交わる左上の接点
51 交わる右上の接点
52 交わる右下の接点
53 交わる左下の接点
54 ポップアップ方式
55 押罫線28を軸に上方する
56 内側の樹脂シート
57 長手方向の辺
58 縦幅
59 片
60 既スリット
61 高さ方向
62 接着部
63 最上段
64 下の段
65 嵌り
66 最上段の凹部の形状
67 下の段の凸部の形状
68 既シュリンク樹脂包装
69 結束体
70 切り目
71 A面のA直線部
72 B面のB直線部
【要約】      (修正有)
【解決手段】本発明は、自然環境に配慮したティシュボックス1の段積みの帯状体15または袋体で結束されたお徳用と称する結束体69の製品仕様である。複数のボックス1が段積みされたとき、最上段63は取り出し口7を延在して覆うシール39を有し、最上段63の底面48に面して接する下の段64のボックス1は既に打ち抜かれ取り除かれた形状の取り出し口7が現れる、取り出し口7は予めシール39が省かれている。
【効果】段積みの結束体69の仕様は、リーズナブルとサステナブルとコストリダクションを有する。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8