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特許7591400配送管理システム、配送管理方法及び配送管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-20
(45)【発行日】2024-11-28
(54)【発明の名称】配送管理システム、配送管理方法及び配送管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/60 20240101AFI20241121BHJP
【FI】
G06Q50/60
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020216277
(22)【出願日】2020-12-25
(65)【公開番号】P2022101902
(43)【公開日】2022-07-07
【審査請求日】2023-04-07
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、ウェブサイト掲載日 令和2年11月4日 https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2020/00_honsha/1104_01_01.pdf、他5件
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、ウェブサイト掲載日 令和2年12月4日 https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00491/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、ウェブサイト掲載日 令和2年12月20日 https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=107&ng=DGXZQ0FK076UE0X01C20A2000000
(73)【特許権者】
【識別番号】507347048
【氏名又は名称】日本郵便株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】松末 芳
(72)【発明者】
【氏名】堤 貴志
【審査官】田上 隆一
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-026990(JP,A)
【文献】特開2013-015921(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを管理する取引サーバと、配送物を受け付ける引受装置と、に接続された制御部と、
発行番号に対して、発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを含めた配送先情報を記録する配送情報記憶部とを備えた配送管理システムであって、
前記取引サーバは、予め印字されたコード画像であって、配送物に貼付されたコード画像から読み取った発行番号を、発送元のユーザ端末から取得して、発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータに関連付けて記録し、
前記制御部が、
前記取引サーバから、前記発行番号に対応する発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを取得して、前記配送情報記憶部に記録し、
前記引受装置から、前記配送物に表示されたコード画像を読み取った発行番号を取得した場合、前記配送情報記憶部を用いて、前記発行番号に対応する前記配送物の取り扱いにおいて匿名要否を決定し、
前記匿名要否に応じて、発送元情報の印字要否を判定し、前記配送情報記憶部に記録された配送先情報を印字したラベルを、前記引受装置に出力することを特徴とする配送管理システム。
【請求項2】
前記制御部が、
前記引受装置から、前記発行番号を取得した場合、前記発行番号に対する追跡コードを特定し、
前記ラベルに前記追跡コードを含めることを特徴とする請求項1に記載の配送管理システム。
【請求項3】
前記制御部が、配送先情報と、配送物に表示されたコード画像を読み取った発行番号とを前記取引サーバから取得した場合、前記発行番号に対して追跡コードを付与して、前記配送情報記憶部に記録して、前記取引サーバに前記追跡コードを返信することを特徴とする請求項に記載の配送管理システム。
【請求項4】
前記取引サーバを管理するサイト識別子に対して、配送料金を記録する料金情報記憶部を更に備え、
前記制御部が、
前記取引サーバからサイト識別子を取得し、
前記サイト識別子に対応する配送料金を特定し、
前記サイト識別子の取引サーバに、前記配送料金を請求することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の配送管理システム。
【請求項5】
前記料金情報記憶部には、前記サイト識別子に対して、サイズに応じた配送料金を記録し
前記制御部が、
前記コード画像に対応して前記配送物のサイズを取得し、前記料金情報記憶部において、前記サイト識別子及び前記サイズに対応する配送料金を特定することを特徴とする請求項4に記載の配送管理システム。
【請求項6】
前記制御部が、前記取引サーバに、前記配送情報記憶部に記録された所定期間の配送状況に応じて、前記サイト識別子毎に前記配送料金をまとめて請求することを特徴とする請求項4又は5に記載の配送管理システム。
【請求項7】
発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを管理する取引サーバと、配送物を受け付ける引受装置と、に接続された制御部と、
発行番号に対して、発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを含めた配送先情報を記録する配送情報記憶部とを備えた配送管理システムを用いて、配送管理を行なう方法であって、
前記取引サーバは、予め印字されたコード画像であって、配送物に貼付されたコード画像から読み取った発行番号を、発送元のユーザ端末から取得して、発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータに関連付けて記録し、
前記制御部が、
前記取引サーバから、前記発行番号に対応する発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを取得して、前記配送情報記憶部に記録し、
前記引受装置から、前記配送物に表示されたコード画像を読み取った発行番号を取得した場合、前記配送情報記憶部を用いて、前記発行番号に対応する前記配送物の取り扱いにおいて匿名要否を決定し、
前記匿名要否に応じて、発送元情報の印字要否を判定し、前記配送情報記憶部に記録された配送先情報を印字したラベルを、前記引受装置に出力することを特徴とする配送管理方法。
【請求項8】
発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを管理する取引サーバと、配送物を受け付ける引受装置と、に接続された制御部と、
発行番号に対して、発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを含めた配送先情報を記録する配送情報記憶部とを備えた配送管理システムを用いて、配送管理を行なうプログラムであって、
前記取引サーバは、予め印字されたコード画像であって、配送物に貼付されたコード画像から読み取った発行番号を、発送元のユーザ端末から取得して、発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータに関連付けて記録し、
前記制御部を、
前記取引サーバから、前記発行番号に対応する発送元情報、配送先情報、匿名要否に関するデータを取得して、前記配送情報記憶部に記録し、
前記引受装置から、前記配送物に表示されたコード画像を読み取った発行番号を取得した場合、前記配送情報記憶部を用いて、前記発行番号に対応する前記配送物の取り扱いにおいて匿名要否を決定し、
前記匿名要否に応じて、発送元情報の印字要否を判定し、前記配送情報記憶部に記録された配送先情報を印字したラベルを、前記引受装置に出力する手段として機能させることを特徴とする配送管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配送を行なうための配送管理システム、配送管理方法及び配送管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
荷物を発送する場合、荷物を集荷拠点等に持参する。また、配送対象物を効率よく確実に配送する配送管理装置も検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献に記載の技術では、ユーザの端末装置から登録要求を取得した場合、取得した登録要求に含まれるコード識別情報と配送情報とを関連付けて配送管理データベースに記憶する。配送業者の端末装置から取得した配送情報確認要求に含まれるコード識別情報を取得した場合は、配送管理データベースを参照して、取得したコード識別情報と一致するコード識別情報に関連付けられた配送情報に基づいて、配送料金を算出し、算出した配送料金にかかる決済処理を実行する。決済処理の結果に応じて、配送業者の端末装置に対して、配送元及び配送先に関する情報の出力指示を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-73098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、配送物は配送種別に応じて取扱が異なる場合がある。この場合、異なる取扱に対応できなければ、的確な配送が困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する配送管理システムは、配送物を受け付ける引受装置に接続された制御部と、コード情報に対して、配送先情報を記録する配送情報記憶部とを備える。そして、前記制御部が、前記引受装置から、前記配送物に表示されたコード画像を読み取ったコード情報を取得した場合、前記配送情報記憶部を用いて、前記コード情報に応じて、前記配送物の取り扱いを決定し、前記取り扱いにより配送するために、前記配送情報記憶部に記録された配送先情報を印字したラベルを、前記引受装置に出力する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、配送物を効率的に発送するための配送管理システム、配送管理方法及び配送管理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態のシステムの構成を説明する概略構成図。
図2】実施形態のハードウェア構成の説明図。
図3】実施形態の各データ記憶部の説明図であって、(a)はユーザ情報記憶部、(b)は出品情報記憶部、(c)は取引状況記憶部の説明図。
図4】実施形態の各データ記憶部の説明図であって、(a)は料金情報記憶部、(b)は配送情報記憶部、(c)は請求情報記憶部の説明図。
図5】実施形態のコード印字シールの説明図。
図6】実施形態の処理手順の説明図。
図7】実施形態の処理手順の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1図7を用いて、配送管理システム、配送管理方法及び配送管理プログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態においては、配送物を郵便ポストに直接投函することにより、配送を行なうサービスを提供する場合に用いる配送管理システムについて説明する。例えば、所有物をオークションサイトに出品し、落札された出品物を落札者に発送する場合を想定する。
図1に示すように、本実施形態の配送管理システムは、ユーザ端末10、取引サーバ20、配送管理サーバ30、配送端末40を用いる。
【0009】
(ハードウェア構成の説明)
次に、図2を用いて、ユーザ端末10、取引サーバ20、配送管理サーバ30、配送端末40を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
【0010】
通信装置H11は、他の装置との間で通信ルートを確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースや無線インタフェース等である。
【0011】
入力装置H12は、各種情報の入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボード、カメラ(撮影装置)等である。表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイ等である。
【0012】
記憶装置H14は、ユーザ端末10、取引サーバ20、配送管理サーバ30、配送端末40の各種機能を実行するためのデータや各種プログラムを格納する記憶装置である。記憶装置H14の一例としては、ROM、RAM、ハードディスク等がある。
【0013】
プロセッサH15は、記憶装置H14に記憶されるプログラムやデータを用いて、ユーザ端末10、取引サーバ20、配送管理サーバ30、配送端末40における各処理を制御する。プロセッサH15の一例としては、例えばCPUやMPU等がある。このプロセッサH15は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、各処理のための各種プロセスを実行する。
【0014】
プロセッサH15は、自身が実行するすべての処理についてソフトウェア処理を行なうものに限られない。例えば、プロセッサH15は、自身が実行する処理の少なくとも一部についてハードウェア処理を行なう専用のハードウェア回路(例えば、特定用途向け集積回路:ASIC)を備えてもよい。すなわち、プロセッサH15は、〔1〕コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、〔2〕各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは〔3〕それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
【0015】
(配送管理システムの機能)
図1を用いて、配送管理システムの機能を説明する。
配送管理システムに用いられるユーザ端末10は、取引を行なうユーザが用いるコンピュータ端末である。本実施形態では、ユーザ端末10は、オークションに商品を出品し、落札された商品を発送するユーザ(出品者)によって用いられる。ユーザ端末10は、アプリ実行部11を備える。このアプリ実行部11は、取引サーバ20の取引サイトによって提供されて、ユーザ端末10にインストールされた取引アプリケーションを実行する。この取引アプリケーションは、ユーザIDに関するデータを保持しており、取引サーバ20にアクセスし、取引処理を実行する。
更に、ユーザ端末10は、カメラを備える。このカメラを用いて、2次元コード画像を撮影する。
【0016】
取引サーバ20は、ユーザ間の取引(本実施形態ではオークション)を仲介する取引サイトのコンピュータシステムである。この取引サーバ20は、取引管理部21、ユーザ情報記憶部22、出品情報記憶部23及び取引情報記憶部24を備えている。
取引管理部21は、商品の出品者と商品の購入者との取引を仲介する処理を実行する。
【0017】
図3(a)に示すように、ユーザ情報記憶部22には、本サービスのユーザに関するユーザ管理レコード220が記録される。このユーザ管理レコード220は、サービスについてのユーザ登録を行なった場合に記録される。このユーザ管理レコード220には、ユーザID、氏名、住所に関するデータが記録される。
【0018】
ユーザIDデータ領域には、各ユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
氏名、住所の各データ領域には、それぞれ、このユーザの氏名、住所に関するデータが記録される。
【0019】
図3(b)に示すように、出品情報記憶部23には、取引サーバ20に出品されている商品に関する出品管理レコード230が記録される。この出品管理レコード230は、商品が出品された場合に記録される。この出品管理レコード230には、出品コード、出品者、金額、出品内容、匿名要否に関するデータが記録される。
【0020】
出品コードデータ領域には、各出品を特定するための識別子に関するデータが記録される。
出品者データ領域には、この出品を行なったユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
【0021】
金額データ領域には、この出品を提供する場合の販売金額に関するデータが記録される。
出品内容データ領域には、出品された商品の説明に関するデータが記録される。
匿名要否データ領域には、匿名配送の要否を判定するためのフラグが記録される。匿名要フラグが記録された配送においては、取引者の氏名・住所を、取引相手に知られないように配送する。
【0022】
図3(c)に示すように、取引情報記憶部24には、ユーザの取引に関する取引管理レコード240が記録される。この取引管理レコード240は、取引が行なわれた場合に記録される。この取引管理レコード240には、取引コード、出品コード、取引金額、出品者、購入者、配送先、匿名要否、2次元コード、追跡番号に関するデータが記録される。
【0023】
取引コードデータ領域には、各取引を特定するための識別子に関するデータが記録される。
出品コードデータ領域には、取引の内容(例えば、商品)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
【0024】
取引金額データ領域には、この取引において支払われる金額に関するデータが記録される。
出品者データ領域には、この取引において商品を提供(販売)するユーザを特定するための識別子(ユーザID)に関するデータが記録される。この出品者が、商品の発送者となる。
【0025】
購入者データ領域には、この取引において商品を購入するユーザ(落札者)を特定するための識別子(ユーザID)に関するデータが記録される。購入者は、オークションにおいては落札者であり、商品の受取者となる。
【0026】
配送先データ領域には、この商品の配送先の住所に関するデータが記録される。配送先としては、購入者によって指定された住所を用いる。
匿名要否データ領域には、匿名配送の要否を判定するためのフラグが記録される。
【0027】
2次元コードデータ領域には、この商品の発送時に用いられるコード印字シール500から取得した発行番号に関するデータが記録される。
追跡番号データ領域には、この商品の配送状況を追跡するための識別子に関するデータが記録される。
【0028】
図1に示す配送管理サーバ30は、配送を管理するコンピュータシステムである。この配送管理サーバ30は、制御部31、料金情報記憶部32、配送情報記憶部33、請求情報記憶部34を備えている。
【0029】
制御部31は、配送管理プログラムを実行することにより、配送管理部311、決済部312として機能する。
配送管理部311は、配送物の配送を管理する処理を実行する。
決済部312は、配送料の回収を管理する処理を実行する。
【0030】
図4(a)に示すように、料金情報記憶部32には、配送物の送料(取り扱い)に関する料金管理レコード320が記録されている。この料金管理レコード320は、送料が登録された場合に記録される。この料金管理レコード320には、サイトID、配送料金に関するデータが記録される。
【0031】
サイトIDデータ領域には、取引が行なわれた取引サイト(取引サーバ20)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
配送料金データ領域には、各取引サイト(取引サーバ20)で行なわれた取引における配送の送料に関するデータが記録される。
【0032】
図4(b)に示すように、配送情報記憶部33には、配送を管理するための配送管理レコード330が記録される。この配送管理レコード330は、配送物の登録が行なわれた場合に記録される。この配送管理レコード330には、2次元コード、追跡番号、サイトID、発送元、配送先、匿名要否、配送状況に関するデータが記録される。
【0033】
2次元コードデータ領域には、この商品の発送時に用いられるコード印字シール500から取得した発行番号に関するデータが記録される。
追跡番号データ領域には、この配送物の配送状況を確認するための識別子に関するデータが記録される。
【0034】
サイトIDデータ領域には、取引が行なわれた取引サイト(取引サーバ20)を特定するための識別子に関するデータが記録される。このサイトIDにより、配送物の取り扱いが決められる。
発送元データ領域には、この配送物の発送元の住所や氏名に関するデータが記録される。
【0035】
配送先データ領域には、この配送物の配送先の住所や氏名に関するデータが記録される。
匿名要否データ領域には、匿名配送の要否を判定するためのフラグが記録される。
配送状況データ領域には、この配送物の配送状況に関する情報が記録される。このデータ領域には、引受、配送中、配送完了を示すフラグが記録される。
【0036】
図4(c)に示すように、請求情報記憶部34には、送料の請求に関する請求管理レコード340が記録される。この請求管理レコード340は、配送を行なう場合に記録される。この請求管理レコード340には、追跡番号、サイトID、2次元コード、送料に関するデータが記録される。
【0037】
追跡番号データ領域には、この商品の配送状況を追跡するための識別子に関するデータが記録される。
サイトIDデータ領域には、取引が行なわれた取引サイト(取引サーバ20)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
【0038】
2次元コードデータ領域には、この商品の発送時に用いられるコード印字シール500から取得した発行番号に関するデータが記録される。
送料データ領域には、この配送物の送料に関するデータが記録される。
【0039】
図1に示すように、配送管理サーバ30には、ネットワークを介して、配送端末40が接続される。この配送端末40は、配送物の配送状況を入力するためのコンピュータ端末である。配送物の引受拠点の配送端末40は、引受装置として機能する。そして、配送端末40には、コードリーダが接続されており、配送物に貼付された追跡番号を読み取る。この場合、配送端末40は、追跡番号、配送状況に関する追跡情報を配送管理サーバ30に送信する。更に、引受装置として機能させる配送端末40には、ラベルプリンタが接続される。
【0040】
また、発送時には、コード印字シール500を配送物に貼付する。
図5に示すように、コード印字シール500の台紙501には、2次元コード画像が印刷されている。この2次元コード画像は、コード印字シール500の発注元、コード印字シール500の印刷会社、発行年月、発行番号、チェックデジット、発送確認符号に関する情報がコード化されている。このチェックデジットは、発行番号及び発送確認符号の正当性を確認するために用いられ、発行番号及び発送確認符号を入力した確認関数の出力値である。発送確認符号は、コード印字シール500と発送引受ラベルとの一致を確認するために使用する符号である。
そして、台紙501の裏面のシール材により配送物に貼り付けることができる。更に、台紙501には、発送確認符号が印字されている。この台紙501には、捲り取ることができる保管用シール502が貼り付けられている。この保管用シール502にも、台紙501と同じ2次元コード画像が印刷されている。保管用シール502には、メモ欄が設けられている。このメモ欄は、発送者の忘備録として用いることができる。
【0041】
次に、図6図7を用いて、配送管理処理について説明する。
まず、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、取引処理を実行する(ステップS101)。具体的には、取引サーバ20を用いて取引を行なうユーザは、ユーザ端末10の取引アプリケーションを起動する。この場合、アプリ実行部11は、取引サーバ20にアクセスし、ユーザIDを送信する。取引サーバ20は、ユーザ情報記憶部22を用いて、ユーザIDの認証を行なう。次に、取引サーバ20は、ユーザ端末10に取引画面を表示する。ユーザは、この取引画面を用いて、所望の商品を出品する。
【0042】
購入者が、自身のユーザ端末10を用いて、出品商品を購入した場合、取引サーバ20の取引管理部21は、取引コードを付与した取引管理レコード240を生成し、取引情報記憶部24に記録する。この取引管理レコード240には、取引コード、出品コード、取引金額、出品者、購入者、配送先、匿名要否に関するデータを記録する。この場合、取引管理部21は、購入者に対して、取引サイトに対する送金を指示する。そして、取引管理部21は、購入者からの入金を検知した場合、出品者のユーザ端末10に対して、出品商品の発送依頼を送信する。この発送依頼には、購入された出品コードに関するデータを含める。
【0043】
発送依頼を受信したユーザ端末10のアプリ実行部11は、発送指示処理を実行する(ステップS102)。具体的には、アプリ実行部11は、発送指示メッセージを出力する。この発送指示メッセージには、出品コードを含める。
【0044】
この場合、図1に示すように、出品者は、発送指示の出品コードの出品商品を梱包材P1により梱包する。そして、梱包材P1にコード印字シール500を貼り付ける。
次に、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、コード画像の撮影処理を実行する(ステップS103)。具体的には、ユーザは取引アプリケーションを起動し、起動画面において、出品商品の発送を選択する。複数の出品商品についての発送指示がある場合には、ユーザは、発送を行なう出品商品を選択する。この場合、アプリ実行部11は、ユーザ端末10のカメラを起動し、表示装置H13に撮影指示を出力する。そして、ユーザは、発送に用いるコード印字シール500の2次元コード画像を撮影する。
【0045】
次に、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、デコード処理を実行する(ステップS104)。具体的には、アプリ実行部11は、2次元コード画像をデコードすることにより、発行番号を取得する。更に、2次元コードに含まれる情報を用いて、読み取りが正しいことを確認することもできる。この場合には、アプリ実行部11は、発行番号と発送確認符号とを確認関数に入力して、チェックデジットと比較する。
【0046】
次に、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、発送登録処理を実行する(ステップS105)。具体的には、アプリ実行部11は、取引サーバ20に対して、発送情報を送信する。この発送情報には、出品コード及び発行番号に関するデータを含める。
【0047】
発送情報を受信した取引サーバ20の取引管理部21は、追跡番号の依頼処理を実行する(ステップS106)。具体的には、取引管理部21は、発送情報の出品コードが記録された取引管理レコード240を、取引情報記憶部24から抽出する。そして、取引管理部21は、この取引管理レコード240に発行番号を記録する。更に、取引管理部21は、取引管理レコード240の配送先データ領域に記録された住所及び氏名に関するデータを取得する。次に、取引管理部21は、取引管理レコード240の出品者データ領域に記録されたユーザIDを取得する。次に、取引管理部21は、出品者のユーザIDに関連付けられた氏名、住所を、ユーザ情報記憶部22から取得する。そして、取引管理部21は、追跡番号依頼を配送管理サーバ30に送信する。この追跡番号依頼には、サイトID、2次元コード、出品者の氏名及び住所、配送先の氏名及び住所、匿名要否に関するデータを含める。
【0048】
追跡番号依頼を受信した配送管理サーバ30の制御部31は、追跡番号の付与処理を実行する(ステップS107)。具体的には、制御部31の配送管理部311は、追跡番号依頼に対して追跡番号を付与した配送管理レコード330を生成し、配送情報記憶部33に記録する。
【0049】
次に、配送管理サーバ30の制御部31は、2次元コード、発送先情報の登録処理を実行する(ステップS108)。具体的には、制御部31の配送管理部311は、配送管理レコード330に、2次元コード(発行番号)、追跡番号、サイトID、発送元(出品者の氏名及び住所)、配送先(配送先の氏名及び住所)に関するデータを記録する。更に、匿名要否データ領域には、匿名要否に応じて匿名要フラグを記録する。そして、配送管理部311は、取引サーバ20に追跡番号通知を送信する。この追跡番号通知には、発行番号及び追跡番号に関するデータを含める。
【0050】
追跡番号通知を受信した取引サーバ20の取引管理部21は、追跡番号の通知処理を実行する(ステップS109)。具体的には、取引管理部21は、出品者及び購入者のユーザ端末10に追跡番号を通知する。
【0051】
次に、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、追跡番号の取得処理を実行する(ステップS110)。具体的には、アプリ実行部11は、取得した追跡番号を出力する。
そして、図1に示すように、出品者は、コード印字シール500の台紙501から、保管用シール502を捲り取り、自身で保管する。必要に応じて、メモ欄に発送する商品の内容や出品コードを記録する。更に、アプリ実行部11において追跡番号を履歴として記録して管理する。
【0052】
そして、図7に示すように、台紙501が貼付された梱包材P1をポストに投函する。投函された梱包材P1は、配送担当者によって取集される。
そして、配送端末40は、引受処理を実行する(ステップS201)。具体的には、引受担当者は、配送端末40を用いて、取集された梱包材P1に貼付された台紙501の2次元コード画像を撮影する。
【0053】
次に、配送端末40は、デコード処理を実行する(ステップS202)。具体的には、配送端末40は、2次元コード画像をデコードすることにより、発行番号、チェックデジット、発送確認符号を取得する。この場合、配送端末40は、発行番号と発送確認符号とを確認関数に入力して、チェックデジットと比較することにより、読み取りが正しいことを確認する。そして、配送端末40は、配送管理サーバ30に引受情報を送信する。この引受情報には、配送端末40の拠点コード、発行番号に関するデータを含める。
【0054】
次に、配送管理サーバ30の制御部31は、配送先の特定処理を実行する(ステップS203)。具体的には、制御部31の配送管理部311は、配送情報記憶部33から、発行番号が記録された配送管理レコード330を抽出する。そして、配送管理部311は、配送管理レコード330の配送状況データ領域に引受フラグを記録する。次に、配送管理部311は、匿名要否を確認する。そして、匿名要フラグが記録されている場合には、配送管理部311は、追跡番号及び配送先情報のみを取得する。なお、匿名不要フラグが記録されている場合には、配送管理部311は、追跡番号、発送元情報及び配送先情報を取得する。そして、配送管理部311は、ラベル情報を、配送端末40に送信する。このラベル情報には、配送管理レコード330に記録された追跡番号、配送先情報(匿名不要の場合には、配送先情報に加えて発送元情報)を含める。
【0055】
次に、配送端末40は、発送ラベルの印字処理を実行する(ステップS204)。具体的には、配送端末40は、配送管理サーバ30から取得したラベル情報に基づいて、ラベルプリンタを用いて、ラベルを印刷する。このラベルには、コード印字シール500から読み取った発送確認符号、配送管理サーバ30から取得した追跡番号、配送先情報(匿名不要の場合には、配送先情報及び発送元情報)が印字される。そして、担当者は、コード印字シール500の発送確認符号と、印刷されたラベルの発送確認符号を確認する。そして、両者が一致していることを確認した担当者は、ラベルを梱包材P1に貼り付ける。
【0056】
そして、ラベルが貼付された梱包材P1は、配送先に向けて、配送拠点を経由して配送される。
この場合、配送管理サーバ30の制御部31は、追跡情報の登録処理を実行する(ステップS205)。具体的には、梱包材P1の配送中には、配送拠点の配送端末40によって、追跡番号が読み取られる。この場合、配送端末40は、追跡情報を配送管理サーバ30に送信する。この追跡情報には、配送端末40の拠点コード、追跡番号に関するデータを含める。そして、制御部31の配送管理部311は、追跡番号が記録された配送管理レコード330の配送状況データ領域に配送中フラグを記録する。
【0057】
また、ユーザ端末10は、追跡番号の利用処理を実行する(ステップS206)。具体的には、ユーザが配送状況を確認する場合、ユーザ端末10の取引アプリケーション起動し、配送状況確認を選択する。この場合、アプリ実行部11は、配送管理サーバ30に追跡情報要求を送信する。この追跡情報要求には、追跡番号に関するデータを含める。
【0058】
この場合、配送管理サーバ30の制御部31は、配送状況の出力処理を実行する(ステップS207)。具体的には、制御部31の配送管理部311は、追跡情報要求に含まれている追跡番号が記録された配送管理レコード330を特定する。そして、配送管理部311は、匿名要フラグが記録されている場合には、拠点情報を含めない配送状況を、ユーザ端末10に送信する。この場合、ユーザ端末10は、配送状況を出力する。
【0059】
そして、配送管理サーバ30の制御部31は、配達完了の登録処理を実行する(ステップS208)。具体的には、梱包材P1が、配送先に配達された場合、配送端末40は、配達完了情報を配送管理サーバ30に送信する。この追跡情報には、配送端末40の拠点コード、追跡番号に関するデータを含める。制御部31の配送管理部311は、追跡番号が記録された配送管理レコード330の配送状況データ領域に配送済フラグを記録する。
【0060】
次に、配送管理サーバ30の制御部31は、サイトに応じて料金の決定処理を実行する(ステップS209)。具体的には、制御部31の決済部312は、料金情報記憶部32から、配送管理レコード330のサイトIDが記録された料金管理レコード320を取得する。そして、配送管理部311は、サイトIDに応じた配送料金(取り扱い)を決定し、請求管理レコード340を生成し、請求情報記憶部34に記録する。この請求管理レコード340には、追跡番号、サイトID、発行番号(2次元コード)、送料に関するデータを含める。
【0061】
そして、配送料回収時期が到来した場合、配送管理サーバ30の制御部31は、一括請求処理を実行する(ステップS210)。具体的には、制御部31の決済部312は、前回決済時期から今回決済時期まので期間に配送された配送物について、請求情報記憶部34から、サイトID毎に、請求管理レコード340を抽出する。次に、決済部312は、抽出した請求管理レコード340に記録された送料の合計額を算出する。そして、決済部312は、サイトID毎に、合計額を含めた請求を行なう。
【0062】
次に、取引サーバ20の取引管理部21は、支払処理を実行する(ステップS211)。具体的には、取引管理部21は、支払要求に応じて、配送事業者に、送料の支払処理を行なう。
【0063】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、コード画像の撮影処理(ステップS103)、デコード処理(ステップS104)、発送登録処理(ステップS105)を実行する。これにより、取引と配送物とを関連付けることができる。更に、匿名配送の要否を設定することができる。
【0064】
(2)本実施形態では、コード印字シール500の台紙501には、2次元コード画像が印刷されている。この2次元コード画像は、コード印字シール500の発注元、コード印字シール500の印刷会社、発行年月、発行番号、チェックデジット、発送確認符号に関する情報がコード化されている。これにより、チェックデジットを用いて、発行番号、発送確認符号の正当性を確認することができる。
【0065】
(3)本実施形態では、取引サーバ20の取引管理部21は、追跡番号の依頼処理を実行する(ステップS106)。これにより、配送管理サーバ30は、取引サーバ20から配送先情報を取得することができる。そして、配送管理サーバ30の制御部31は、追跡番号の付与処理(ステップS107)、2次元コード、発送先情報の登録処理(ステップS108)を実行する。これにより、配送に用いる追跡番号を設定し、追跡番号を印字してラベルを出力することができる。
【0066】
この場合、配送管理部311は、匿名要否を確認する。そして、匿名要フラグが記録されている場合には、配送管理部311は、追跡番号及び配送先情報のみを取得する。これにより、配送番号に関連付けられた匿名配送情報に基づいて、配送物の取扱(匿名配送の要否)を決定することができる。
【0067】
(4)本実施形態では、取引サーバ20の取引管理部21は、追跡番号の通知処理を実行する(ステップS109)。これにより、ユーザは、配送状況を確認するための追跡番号を取得することができる。
【0068】
(5)本実施形態では、配送端末40は、引受処理(ステップS201)、デコード処理(ステップS202)を実行する。配送管理サーバ30の制御部31は、配送先の特定処理を実行する(ステップS203)。これにより、配送先を特定することができる。従って、ユーザは配送物に配送先を記載することなく、ポスト投函を行なうことができる。
【0069】
(6)本実施形態では、配送端末40は、発送ラベルの印字処理を実行する(ステップS204)。これにより、配送先情報を印字したラベルを配送物に貼付することができる。また、匿名配送の場合には、配送先に対して発送元を非開示にできる。
【0070】
(7)本実施形態では、配送管理サーバ30の制御部31は、追跡情報の登録処理を実行する(ステップS205)。これにより、追跡番号を用いて、配送状況を登録することができる。
【0071】
(8)本実施形態では、配送管理サーバ30の制御部31は、配達完了の登録処理(ステップS208)、サイトに応じて料金の決定処理(ステップS209)を実行する。これにより、配達された配送物の送料を請求することができる。この場合、配送番号に関連付けられたサイト情報に基づいて、配送物の取扱(料金)を決定することができる。そして、取引サイトに応じて自由度がある料金を設定することができる。
【0072】
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態においては、コード印字シール500の2次元コード画像には、コード印字シール500の発注元、コード印字シール500の印刷会社、発行年月、発行番号、チェックデジット、発送確認符号に関する情報がコード化されている。2次元コード画像に含める情報は、これらに限定されるものではない。例えば、取引サイトに関するサイトIDを含めておき、このサイトIDに応じて、配送物の取り扱いを決定してもよい。また、2次元コード画像に配送物のサイズを含めてもよい。この場合には、料金情報記憶部32に、サイズに応じた配送料金を記録しておく。そして、2次元コード画像からサイズ情報を取得し、サイズに応じた料金(取り扱い)を決定する。
・上記実施形態においては、サイトIDに応じて、配送物の配送料金(取り扱い)を決定する。取り扱いを決定する情報や、取り扱い内容は、これに限定されるものではない。例えば、2次元コード画像を用いる配送物について、配送物の種類を特定し、この種類に応じて、取り扱い(配送物の管理方法、配送方法や配達方法等)を決定してもよい。そして、配送管理サーバ30の制御部31は、決定した取り扱いにより配送するための発送ラベルの印字処理を実行する(ステップS204)。
【0073】
・上記実施形態においては、コード印字シール500を配送物に貼付する。これに代えて、コード印字シール500を予め梱包材P1に貼付しておいてもよい。また、梱包材に2次元コード画像を印刷し、2次元コード画像が印刷された梱包材をユーザに提供してもよい。
・上記実施形態においては、配送管理サーバ30の制御部31は、追跡情報の登録処理を実行する(ステップS205)。この場合、配送拠点の配送端末40を用いて、追跡番号を読み取る。ここで、コード印字シール500の2次元コード画像を読み取って、発行番号を用いて、追跡情報を登録するようにしてもよい。
【0074】
・上記実施形態においては、ユーザ端末10のアプリ実行部11は、取引処理を実行する(ステップS101)。取引情報記憶部24には、出品時に設定された匿名要否に関するデータを記録する。これに代えて、取引人や発送時に、匿名要否に関する情報を取得し、取引情報記憶部24に記録してもよい。
・上記実施形態においては、配送管理サーバ30の制御部31はサイトに応じて料金の決定処理を実行する(ステップS209)。これに代えて或いは加えて、取引サイトに応じた特典を設定してもよい。この場合には、発送情報を受信した取引サーバ20の取引管理部21が、ユーザ端末10にユーザに特典を付与する。
【符号の説明】
【0075】
10…ユーザ端末、11…アプリ実行部、20…取引サーバ、21…取引管理部、22…ユーザ情報記憶部、23…出品情報記憶部、23…取引情報記憶部、30…配送管理サーバ、31…制御部、311…配送管理部、312…決済部、32…料金情報記憶部、33…配送情報記憶部、34…請求情報記憶部、40…配送端末、500…コード印字シール、501…台紙、502…保管用シール、P1…梱包材。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7