(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-20
(45)【発行日】2024-11-28
(54)【発明の名称】操作を容易にするためのユーザインタフェース
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20241121BHJP
H04M 1/72421 20210101ALI20241121BHJP
【FI】
G06F3/0481
H04M1/72421
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022152018
(22)【出願日】2022-09-23
【審査請求日】2022-12-09
(32)【優先日】2022-04-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キャリガン, テイラー ジー.
(72)【発明者】
【氏名】チャオ, エドワード
(72)【発明者】
【氏名】チェン, ケヴィン ダブリュ.
(72)【発明者】
【氏名】フォス, クリストファー ピー.
(72)【発明者】
【氏名】ニクソン, ポール ティー.
(72)【発明者】
【氏名】パットン, ジェニファー ディー.
(72)【発明者】
【氏名】リンチ, ケヴィン エム.
【審査官】三田村 陽平
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-286958(JP,A)
【文献】特開2017-204834(JP,A)
【文献】特開2017-194783(JP,A)
【文献】特開2015-049728(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0328023(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048- 3/04895
H04M 1/00
H04M 1/24 - 1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
オーディオ出力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて、
前記オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出することと、
前記イベントを検出したことに応じて、
前記イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、前記イベントに関連付けられた第1の動作を前記コンピュータシステムにおいて実行している間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオの出力を調整することと、
前記イベントが、
前記コンピュータシステムと通信している表示生成構成要素を介して表示されたユーザインタフェースとの対話を含む第2のタイプのものであるという判定
であって、前記第2のタイプのイベントは前記第1のタイプのイベントとは異なる、判定に従って、前記イベントに関連付けられた第2の動作を前記コンピュータシステムで実行している間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオの出力を維持することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力する前に、前記コンピュータシステムと通信しているハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出することと、
前記ハードウェア入力デバイスに対応する前記ユーザ入力を検出したことに応じて、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力する前に、前記コンピュータシステムと通信している
前記表示生成構成要素を介して表示されたアラートユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を検出することと、
前記アラートユーザインタフェースオブジェクトに対応する前記ユーザ入力を検出したことに応じて、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アラートユーザインタフェースオブジェクトが、前記コンピュータシステムのアラートアプリケーションのユーザインタフェース上に表示される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アラートユーザインタフェースオブジェクトが、緊急連絡先ユーザインタフェース上に表示される、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記アラートユーザインタフェースオブジェクトが、前記コンピュータシステムの低電力モードをアクティブ化するための選択可能オプションを含むユーザインタフェース上に表示される、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力する前に、検出された転倒イベントの発生を検出することと、
前記転倒イベントの前記発生を検出したことに応じて、前記転倒イベントが個別の基準を満たしているという判定に従って、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記個別の基準を満たす前記転倒イベントの前記発生を検出したことに応じて、
前記コンピュータシステムの緊急電話動作を開始することと、
前記コンピュータシステムの前記緊急電話動作の終了を検出したことに応じて、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することと
を更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力する前に、前記非常用サイレンのためのトリガイベントの発生を検出することと、
前記非常用サイレンのための前記トリガイベントの前記発生を検出したことに応じて、
前記コンピュータシステムと通信している
前記表示生成構成要素を介して、カウントダウンを表示することと、
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオであって、前記カウントダウンが進行するのに伴って徐々に音量が増加する前記オーディオを出力することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記カウントダウンを表示している間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することをキャンセルすることを要求するユーザ入力を検出することと、
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することをキャンセルすることを要求する前記ユーザ入力を検出したことに応じて、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することを取り止めることと、を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記コンピュータシステムは、前記コンピュータシステムが制限された動作モードにある間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力するように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記コンピュータシステムが、ウェアラブルデバイスであり、
前記コンピュータシステムが、前記コンピュータシステムがユーザによって着用されていない間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力するように構成される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記イベントに関連付けられた前記第1の動作を前記コンピュータシステムにおいて実行している間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオの出力を調整することが、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオを出力することを停止することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記イベントが、電話着信を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記イベントが、前記コンピュータシステムのタイマ動作の満了を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記イベントが、アラームトリガを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記イベントに関連付けられた前記第1の動作が終了したことを検出したことに応じて、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオの出力を再開することを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記イベントに関連付けられた前記第1の動作を前記コンピュータシステムにおいて実行している間に、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオの出力を調整することが、前記コンピュータシステムとのユーザ対話に基づいて、前記非常用サイレンに対応する前記オーディオの特徴を調整することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記ユーザ対話が、前記コンピュータシステムと通信している
前記表示生成構成要素を介して表示される
第2のユーザインタフェースに対応するユーザ入力を含み、前記ユーザ入力が、現在の時間から所定の時間内で検出される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ユーザ対話が、手首を上げるジェスチャである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記非常用サイレンに対応する前記オーディオが、前記コンピュータシステムのバッテリ使用量を抑ながら、前記オーディオが前記コンピュータシステムから既定の距離に伝わることが可能であるように選択された波形を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
請求項1から21のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項23】
コンピュータシステムであって、
請求項22に記載のコンピュータプログラムを記憶するメモリと、
前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、を備え、
前記コンピュータシステムは、オーディオ出力デバイスと通信する、コンピュータシステム。
【請求項24】
オーディオ出力デバイスと通信するように構成されたコンピュータシステムであって、
請求項1から21のいずれか1項に記載の方法を実行するための手段を備える、コンピュータシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、コンピュータユーザインタフェースに関し、より具体的には、操作を容易にするための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電子デバイスは、ユーザ入力を検出したことに応じて電子デバイスが動作を実行できるようにする入力制御を含む。例えば、電子デバイスは、視覚要素を表示でき、及び/又は、選択及び/若しくは対話が行われると電子デバイスに個別の動作を実行させるハードウェアデバイスを含むことができる。電子デバイスはまた、ユーザに通知を表示できる。電子デバイスはまた、電子デバイスがバッテリ電力を節約することを可能にする様々な動作モードを含む。
【発明の概要】
【0003】
電子デバイスによる操作を容易にするためのいくつかの技法は概して面倒であり、非効率的である。例えば、一部の既存の技術では、複数回のキー押圧又は打鍵を含む場合がある、複雑かつ時間のかかるユーザインタフェースが使用されている。既存の技術は、必要以上の時間を要し、ユーザの時間及びデバイスのエネルギを浪費する。この後者の考慮事項は、バッテリ動作式デバイスにおいて特に重要である。
【0004】
したがって、本技術は、操作を容易にするための、より速く、より効率的な方法及びインタフェースを電子デバイスに提供する。そのような方法及びインタフェースは、任意選択的に、操作を容易にするための他の方法を補完する又は置き換える。そのような方法及びインタフェースは、ユーザにかかる認識的負担を低減し、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作成する。更に、そのような方法及びインタフェースはまた、電子デバイスの安全機能を向上させることができる。バッテリ動作式コンピューティングデバイスの場合、そのような方法及びインタフェースは、電力を節約し、バッテリ充電の間隔を長くする。
【0005】
いくつかの実施形態によれば、方法が記載される。方法は、表表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて実行される。方法は、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェースを表示することに関連付けられた条件の発生を検出することと、条件の発生を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されているとの判定に従って、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することと、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されていないという判定に従って、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることと、を含む、第1のユーザインタフェースを表示することと、を含む。
【0006】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェースを表示することに関連付けられた条件の発生を検出し、条件の発生を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されるとの判定に従って、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することと、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されていないという判定に従って、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることと、を含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0007】
いくつかの実施形態によれば、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェースを表示することに関連付けられた条件の発生を検出し、条件の発生を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されるとの判定に従って、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することと、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されていないという判定に従って、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることと、を含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリとを備え、1つ以上のプログラムは、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェースを表示することに関連付けられた条件の発生を検出し、条件の発生を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されるとの判定に従って、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することと、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されていないという判定に従って、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることと、を含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0009】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信している。コンピュータシステムは、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェースを表示することに関連付けられた条件の発生を検出する手段と、第1のユーザインタフェースを表示する手段であって、条件の発生を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されるとの判定に従って、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示ことと、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されていないという判定に従って、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることと、を含む手段と、を備える。
【0010】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品が記載される。コンピュータプログラム製品は、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェースを表示することに関連付けられた条件の発生を検出し、条件の発生を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されるとの判定に従って、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することと、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスが、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の構成で構成されていないという判定に従って、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることと、を含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0011】
いくつかの実施形態によれば、方法が記載される。方法は、表表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムにおいて実行される。この方法は、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出することと、ユーザ入力を検出したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーションを表示することと、第1の動作の第1のインジケーションを表示した後、ユーザ入力の終了を検出することと、ユーザ入力の終了を検出したことに応じて、第1のインジケーションを表示している間にユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することと、第1のインジケーションを表示し、次いで第1のインジケーションの表示を停止した後に、ユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することを取り止めることと、を含む。
【0012】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、1つ以上のハードウェア入力デバイスの第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーションを表示し、第1の動作の第1のインジケーションを表示した後、ユーザ入力の終了を検出し、ユーザ入力の終了を検出したことに応じて、第1のインジケーションを表示している間にユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行し、第1のインジケーションを表示し、次いで第1のインジケーションの表示を停止した後に、ユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することを取り止める、命令を含む。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、1つ以上のハードウェア入力デバイスの第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーションを表示し、第1の動作の第1のインジケーションを表示した後、ユーザ入力の終了を検出し、ユーザ入力の終了を検出したことに応じて、第1のインジケーションを表示している間にユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行し、第1のインジケーションを表示し、次いで第1のインジケーションの表示を停止した後に、ユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することを取り止める、命令を含む。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリと、を含み、1つ以上のプログラムは、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーションを表示し、第1の動作の第1のインジケーションを表示した後、ユーザ入力の終了を検出し、ユーザ入力の終了を検出したことに応じて、第1のインジケーションを表示している間にユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行し、第1のインジケーションを表示し、次いで第1のインジケーションの表示を停止した後に、ユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することを取り止める、命令を含む。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出する手段と、ユーザ入力を検出したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーションを表示する手段と、第1の動作の第1のインジケーションを表示した後、ユーザ入力の終了を検出する手段と、ユーザ入力の終了を検出したことに応じて、第1のインジケーションを表示している間にユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行するための手段と、第1のインジケーションを表示し、次いで第1のインジケーションの表示を停止した後に、ユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することを取り止める手段とを含む。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品が記載される。コンピュータプログラム製品は、表示生成構成要素及び1つ以上のハードウェア入力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを含み、1つ以上のプログラムは、1つ以上のハードウェア入力デバイスのうちの第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーションを表示し、第1の動作の第1のインジケーションを表示した後、ユーザ入力の終了を検出し、ユーザ入力の終了を検出したことに応じて、第1のインジケーションを表示している間にユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行し、第1のインジケーションを表示し、次いで第1のインジケーションの表示を停止した後に、ユーザ入力の終了が検出されたという判定に従って、第1の動作を実行することを取り止める、命令を含む。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、方法が記載される。本方法は、表示生成構成要素と通信するコンピュータシステムで実行される。方法は、イベントの発生を検出することと、イベントの発生を検出したことに応じて、イベントに対応する通知を表示することであって、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たすという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第1の通知であって、第1の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第1の通知を表示することと、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たさないという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第2の通知であって、第2の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された第2の量の表示領域の、第1の量より大きい第2の量を覆い隠す第2の通知を表示することと、を含む、ことと、を含む。
【0018】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素と通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムが、イベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たすという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第1の通知であって、第1の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第1の通知を表示することと、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たさないという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第2の通知であって、第2の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された第2の量の表示領域の、第1の量より大きい第2の量を覆い隠す第2の通知を表示することとを含む、イベントに対応する通知を表示する、命令を含む。
【0019】
いくつかの実施形態によれば、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素と通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムが、イベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たすという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第1の通知であって、第1の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第1の通知を表示することと、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たさないという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第2の通知であって、第2の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された第2の量の表示領域の、第1の量より大きい第2の量を覆い隠す第2の通知を表示することとを含む、イベントに対応する通知を表示する、命令を含む。
【0020】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは表示生成構成要素と通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリとを備え、1つ以上のプログラムが、イベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たすという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第1の通知であって、第1の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第1の通知を表示することと、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たさないという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第2の通知であって、第2の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された第2の量の表示領域の、第1の量より大きい第2の量を覆い隠す第2の通知を表示することとを含む、イベントに対応する通知を表示する命令を含む。
【0021】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは表示生成構成要素と通信している。コンピュータシステムは、イベントの発生を検出する手段と、イベントの発生を検出したことに応じて、イベントに対応する通知を表示する手段であって、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たすという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第1の通知であって、第1の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第1の通知を表示することと、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たさないという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第2の通知であって、第2の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された第2の量の表示領域の、第1の量より大きい第2の量を覆い隠す第2の通知を表示することと、を含む、手段と、を含む。
【0022】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品が記載される。コンピュータプログラム製品は、表示生成構成要素と通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムが、イベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たすという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第1の通知であって、第1の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第1の通知を表示することと、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す、個別の一組の1つ以上の基準を満たさないという判定に従って、表示生成構成要素を介して、イベントに対応する第2の通知であって、第2の通知の表示前にユーザインタフェースを表示するために使用された第2の量の表示領域の、第1の量より大きい第2の量を覆い隠す第2の通知を表示することとを含む、イベントに対応する通知を表示する命令を含む。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、方法が記載される。本方法は、オーディオ出力デバイスと通信しているコンピュータシステムで実行される。方法は、オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出することと、イベントを検出したことに応じて、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第1の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整することと、イベントが、第1のタイプと異なる第2のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第2の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持することと、を含む。
【0024】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、オーディオ出力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出し、イベントを検出したことに応じて、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムでイベントに関連付けられた第1の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整し、イベントが、第1のタイプと異なる第2のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第2の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持する、命令を含む。
【0025】
いくつかの実施形態によれば、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。一時的コンピュータ可読記憶媒体は、オーディオ出力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出し、イベントを検出したことに応じて、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムでイベントに関連付けられた第1の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整し、イベントが、第1のタイプと異なる第2のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第2の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持する、命令を含む。
【0026】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、オーディオ出力デバイスと通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリとを備え、1つ以上のプログラムは、オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出し、イベントを検出したことに応じて、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムでイベントに関連付けられた第1の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整し、イベントが、第1のタイプと異なる第2のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第2の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持する、命令を含む。
【0027】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、オーディオ出力デバイスと通信している。コンピュータシステムは、オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出する手段と、イベントを検出したことに応じて、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第1の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整する手段と、イベントが、第1のタイプと異なる第2のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第2の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持する手段と、を含む。
【0028】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品が記載される。コンピュータプログラム製品は、オーディオ出力デバイスと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは、オーディオ出力デバイスを介して非常用サイレンに対応するオーディオを出力している間に、イベントを検出し、イベントを検出したことに応じて、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムでイベントに関連付けられた第1の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整し、イベントが、第1のタイプと異なる第2のタイプのものであるという判定に従って、コンピュータシステムで、イベントに関連付けられた第2の動作を実行している間に、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持する、命令を含む。
【0029】
いくつかの実施形態によれば、方法が記載される。方法は、表示生成構成要素及び1つ以上のセンサと通信しているコンピュータシステムにおいて実行される。方法は、1つ以上のセンサに関連付けられた第1の動作を実行することの要求に対応するユーザ入力を検出することと、ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが第1の動作モードにあるか、第1の動作モードよりも低電力の動作モードである第2の動作モードにあるかに関係なく、1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて、第1の動作を実行することと、コンピュータシステムが、第1の動作モードで動作している間に、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、個別の条件が発生したという判定に従って、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行することと、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステムの遷移に対応するイベントの発生を検出することと、イベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、個別の条件が発生した場合、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にすることと、を含む。
【0030】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素及び1つ以上のセンサと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを含み、1つ以上のプログラムが、1つ以上のセンサに関連付けられた第1の動作を実行することを求める要求に対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが第1の動作モードにあるか、第1の動作モードよりも低電力の動作モードである第2の動作モードにあるかに関係なく、1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて、第1の動作を実行し、コンピュータシステムが、第1の動作モードで動作している間に、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、個別の条件が発生したという判定に従って、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行し、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステムの遷移に対応するイベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、個別の条件が発生した場合、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、第2の動作を実行するコンピュータの能力を無効にする、命令を含む。
【0031】
いくつかの実施形態によれば、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。一時的コンピュータ可読記憶媒体は、表示生成構成要素及び1つ以上のセンサと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを含み、1つ以上のプログラムが、1つ以上のセンサに関連付けられた第1の動作を実行することを求める要求に対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが第1の動作モードにあるか、第1の動作モードよりも低電力の動作モードである第2の動作モードにあるかに関係なく、1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて、第1の動作を実行し、コンピュータシステムが、第1の動作モードで動作している間に、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、個別の条件が発生したという判定に従って、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行し、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステムの遷移に対応するイベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、個別の条件が発生した場合、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にする、命令を含む。
【0032】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、表示生成構成要素及び1つ以上のセンサと通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリと、を含み、1つ以上のプログラムは、1つ以上のセンサに関連付けられた第1の動作を実行することを求める要求に対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが第1の動作モードにあるか、第1の動作モードよりも低電力の動作モードである第2の動作モードにあるかに関係なく、1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて、第1の動作を実行し、コンピュータシステムが、第1の動作モードで動作している間に、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、個別の条件が発生したという判定に従って、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行し、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステムの遷移に対応するイベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、個別の条件が発生した場合、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にする、命令を含む。
【0033】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、表示生成構成要素及び1つ以上のセンサと通信している。コンピュータシステムは、1つ以上のセンサに関連付けられた第1の動作を実行することを求める要求に対応するユーザ入力を検出する手段と、ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが第1の動作モードにあるか、第1の動作モードよりも低電力の動作モードである第2の動作モードにあるかに関係なく、1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて、第1の動作を実行するための手段と、コンピュータシステムが第1の動作モードで動作している間に、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、個別の条件が発生したという判定に従って、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行するための手段と、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステムの遷移に対応するイベントの発生を検出する手段と、イベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、個別の条件が発生した場合、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にする手段と、を含む。
【0034】
いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム製品が記載される。コンピュータプログラム製品は、表示生成構成要素及び1つ以上のセンサと通信しているコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを含み、1つ以上のプログラムが、1つ以上のセンサに関連付けられた第1の動作を実行することを求める要求に対応するユーザ入力を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが第1の動作モードにあるか、第1の動作モードよりも低電力の動作モードである第2の動作モードにあるかに関係なく、1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて、第1の動作を実行し、コンピュータシステムが、第1の動作モードで動作している間に、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、個別の条件が発生したという判定に従って、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行し、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステムの遷移に対応するイベントの発生を検出し、イベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、個別の条件が発生した場合、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にする、命令を含む。
【0035】
これらの機能を実行する実行可能命令は、任意選択的に、1つ以上のプロセッサによって実行されるために構成された非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含まれる。これらの機能を実行する実行可能命令は、任意選択的に、1つ以上のプロセッサによって実行されるために構成された一時的コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含まれる。
【0036】
したがって、操作を容易にするための、より速く、より効率的な方法及びインタフェースがデバイスに提供され、それにより、そのようなデバイスの有効性、効率、及びユーザ満足度が増す。そのような方法及びインタフェースは、操作を容易にするための他の方法を補完する又は置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
説明される様々な実施形態をより良く理解するため、以下の図面と併せて、以下の「発明を実施するための形態」が参照されるべきであり、類似の参照番号は、以下の図の全てを通じて、対応する部分を指す。
【0038】
【
図1A】いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイを備えたポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0039】
【
図1B】いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。
【0040】
【
図2】いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す図である。
【0041】
【
図3】いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0042】
【
図4A】いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューの例示的なユーザインタフェースを示す。
【0043】
【
図4B】いくつかの実施形態に係る、ディスプレイとは別個のタッチ感知面を有する多機能デバイスの例示的なユーザインタフェースを示す。
【0044】
【
図5A】いくつかの実施形態に係る、パーソナル電子デバイスを示す。
【0045】
【
図5B】いくつかの実施形態に係る、パーソナル電子デバイスを示すブロック図である。
【0046】
【
図6A】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6B】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6C】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6D】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6E】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6F】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6G】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6H】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6I】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6J】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6K】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6L】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6M】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6N】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図6O】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
【0047】
【
図7】いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする方法を示すフロー図である。
【0048】
【
図8A】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8B】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8C】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8D】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8E】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8F】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8G】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8H】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8I】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8J】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8K】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8L】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8M】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8N】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8O】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8P】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8Q】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8R】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8S】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8T】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8U】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8V】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図8W】いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【0049】
【
図9】いくつかの実施形態に係る、第1の動作を実行する方法を示すフロー図である。
【0050】
【
図10】いくつかの実施形態に係る、緊急時動作のオーディオ出力を調整する方法を示すフロー図である。
【0051】
【
図11A】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11B】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11C】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11D】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11E】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11F】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11G】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11H】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11I】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11J】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図11K】いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【0052】
【
図12】いくつかの実施形態に係る、通知を表示する方法を示すフロー図である。
【0053】
【
図13A】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13B】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13C】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13D】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13E】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13F】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13G】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13H】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13I】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13J】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13K】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13L】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13M】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13N】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13O】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13P】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13Q】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13R】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13S】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13T】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図13U】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
【0054】
【
図14】いくつかの実施形態に係る、低電力動作モード時に動作を実行する方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
以下の説明は、例示的な方法、パラメータなどについて記載する。しかしながら、そのような説明は、本開示の範囲に対する限定として意図されるものではなく、むしろ例示的な実施形態の説明として提供されることを認識されたい。
【0056】
操作を容易にするための効率的な方法及びインタフェースを提供する電子デバイスが必要とされている。例えば、ショートカットユーザ入力に応じて動作を実行する電子デバイスの機能をユーザに教え及び/又は導く電子デバイスが必要とされている。ハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力に応じて様々な動作を実行する電子デバイスもまたが必要とされている。また、電子デバイスとのユーザ対話を中断することなく通知を表示する電子デバイスが必要とされている。更に、ユーザが安全及び/又は緊急時機能を介した支援を要求し続けながら電子デバイスと対話できるように安全及び/又は緊急時機能の出力を調整できる電子デバイスが必要とされている。更にまた、低電力モードのときには、バックグラウンド処理などの動作を無効にできるが、依然としてユーザ要求に応じて1つ以上の動作を実行できる電子デバイスが必要とされている。そのような技術は、動作を実行するユーザの認知負担を軽減し、それにより、生産性を向上させることができる。更に、そのような技術は、普通なら冗長なユーザ入力に浪費されるプロセッサ及びバッテリの電力を低減できる。
【0057】
以下、
図1A~
図1B、
図2、
図3、
図4A~
図4B、及び
図5A~
図5Bは、操作を容易にするための手法を実行するための例示的なデバイスの説明を提供する。
図6A~
図6Oは、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。
図7は、いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする方法を示すフロー図である。
図6A~
図6Oのユーザインタフェースは、
図7のプロセスを含む後述のプロセスを示すために使用される。
図8A~
図8Wは、第1の動作及び/又は緊急時動作を開始するための例示的なユーザインタフェースを示す。
図9は、いくつかの実施形態に係る、第1の動作を実行する方法を示すフロー図である。
図10は、いくつかの実施形態に係る、緊急時動作のオーディオ出力を調整する方法を示すフロー図である。
図8A~
図8Wのユーザインタフェースは、
図9~
図10のプロセスを含む後述のプロセスを示すために使用される。
図11A~11Kは、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。
図12は、いくつかの実施形態に係る、通知を表示する方法を示すフロー図である。
図11A~
図11Kのユーザインタフェースは、
図12のプロセスを含む後述のプロセスを示すために使用される。
図13A~
図13Uは、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。
図14は、いくつかの実施形態に係る、低電力動作モード時に動作を実行する方法を示すフロー図である。
図13A~
図13Uのユーザインタフェースは、
図14のプロセスを含む後述のプロセスを示すために使用される。
【0058】
以下に説明するプロセスは、改善された視覚フィードバックをユーザに提供すること、動作を実行するために必要な入力数を減らすこと、追加で表示された制御によってユーザインタフェースを煩雑にすることなく追加の制御オプションを提供すること、条件セットが満たされているときに更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行すること、それによってコンピュータシステムの安全機能が向上させること、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善すること、及び/又は追加の技術を含む様々な技術によって、(例えば、デバイスを操作/デバイスと対話する際にユーザが適切な入力を行えるように支援しかつユーザのミスを減らすことによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザとデバイスのインタフェースを効率化する。これらの技術はまた、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることで、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
【0059】
また、1つ以上のステップは1つ以上の条件が満たされていることを条件とする本明細書に記載の方法では、本方法の様々な繰り返しにおいて本方法の条件付きステップの全ての条件が繰り返しの中で満たされるように、前述の方法を何度も繰り返せることを理解されたい。例えば、ある方法について、条件が満たされた場合に第1のステップを実行し、条件が満たされなかった場合に第2のステップを実行する必要がある場合、当業者であれば、条件が満たされるまで、及び、満たされなくなるまで、請求されたステップが順不同に繰り返されることを理解できるだろう。したがって、1つ以上の条件が満たされていることを条件とする1つ以上のステップについて記載される方法は、本方法に記載される各条件が満たされるまで繰り返される方法として書き換えることができる。しかしながら、これは、システム又はコンピュータ可読媒体が対応する1つ以上の条件が満たされていること基づいて条件付き動作を実行するための命令を含み、したがって、方法ステップが条件とする全条件が満たされるまで方法ステップを明確に繰り返すことなく条件事項が満たされされているか否かをシステム又はコンピュータ可読媒体が判定できる、システム又はコンピュータ可読媒体の請求項には不要である。当業者はまた、条件付きステップによる方法と同様に、システム又はコンピュータ可読記憶媒体が全ての条件付きステップが実行されたことを確保するのに必要な回数だけ方法ステップを繰り返せることを理解するであろう。
【0060】
以下の説明では、様々な要素について説明するために、「第1の」、「第2の」などの用語を使用するが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではない。いくつかの実施形態では、これらの用語は、1つの要素を別の要素と区別するために使用される。例えば、記載する様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチを第2のタッチと呼ぶこともでき、同様に第2のタッチを第1のタッチと呼ぶこともできる。いくつかの実施形態では、第1のタッチ及び第2のタッチは、同じタッチに対する2つの別個の呼称である。いくつかの実施形態では、第1のタッチ及び第2のタッチはどちらもタッチであるが、これらは同じタッチではない。
【0061】
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
【0062】
「~の場合(if)」という用語は、任意選択的に、文脈に応じて、「~とき(when)」若しくは「~とき(upon)」、又は「~と判定したことに応じて(in response to determining)」若しくは「~を検出したことに応じて(in response to detecting)」を意味すると解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event] is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出したとき(upon detecting [the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting [the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
【0063】
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)のデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。任意選択的に、タッチセンシティブ面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップコンピュータ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも使用される。また、いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、表示生成構成要素と通信している(例えば、有線通信を介して、無線通信を介して)コンピュータシステムである。表示生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚的な出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。本明細書で使用するとき、「表示する」コンテンツは、コンテンツを視覚的に生成するために、有線又は無線接続で、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、一体型又は外部の表示生成構成要素に送信することによって、コンテンツ(例えば、ディスプレイコントローラ156によってレンダリング又はデコードされたビデオデータ)を表示させることを含む。
【0064】
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかしながら、電子デバイスは、任意選択的に、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
【0065】
デバイスは、通常、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション、及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
【0066】
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーション毎に、及び/又は個別のアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
【0067】
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。
図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として知られている又は呼ばれることがある。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力コントロールデバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
【0068】
本明細書及び特許請求において使用されるとき、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触)の力若しくは圧力(単位面積当たりの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力に対する代理(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、判定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。いくつかの実装形態では、複数の力センサからの力測定値が、接触の推定される力を決定するために組み合わされる(例えば、加重平均される)。同様に、スタイラスの感圧性先端部が、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替測定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装形態では、接触力又は圧力の代理測定値は、力又は圧力の推定値に変換され、力又は圧力の推定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定される圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを表示する実装面積が限られている低減されたサイズのデバイス上で、ユーザが他の方法ではアクセス不可能であり得る追加のデバイス機能にユーザがアクセスすること(例えば、タッチ感知ディスプレイ上で)、及び/又は、ユーザ入力を受け取ること(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又は、ノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的コントロールを介して)が可能となる。
【0069】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押圧された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
【0070】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。
図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実装される。
【0071】
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。
【0072】
周辺機器インタフェース118は、デバイスの入力及び出力周辺機器をCPU120及びメモリ102に結合するために使用できる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された((例えば、命令を含む)コンピュータプログラムなどの)種々のソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させるか、又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU120、及びメモリコントローラ122は、任意選択的に、チップ104などの単一のチップ上に実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
【0073】
RF(radio frequency、無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラ電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。RF回路108は、任意選択的に、短距離通信無線機などによって近距離通信(near field communication、NFC)フィールドを検出するよく知られている回路を含む。無線通信は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケットアクセス(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(high-speed uplink packet access、HSUPA)、エボリューションデータオンリ(Evolution, Data-Only、EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth、Bluetoothローエネルギ(Bluetooth Low Energy、BTLE)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)(例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、及び/若しくはIEEE802.11ac)、ボイスオーバインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メール用プロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能なメッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンスレベレイジングエクステンション用のセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、並びに/若しくはショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、又は本明細書の出願日の時点でまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適切な通信プロトコルを含む、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0074】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、
図2の212)を含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
【0075】
I/Oサブシステム106は、タッチスクリーン112及び他の入力コントロールデバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を、周辺機器インタフェース118に結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、深度カメラコントローラ169、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び、他の入力デバイス若しくはコントロールデバイス用の1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力コントロールデバイス116からの電気信号の受信/他の入力コントロールデバイス116への電気信号の送信を行う。他の入力コントロールデバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合される(又はいずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、
図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量制御のためのアップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタン(例えば、
図2の206)を含む。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上の入力デバイスと通信する(例えば、有線通信を介した無線通信を介して)コンピュータシステムである。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイの一部としてのトラックパッド)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、入力としてユーザのジェスチャ(例えば、ハンドジェスチャ及び/又はエアジェスチャ)を追跡するためなど、1つ以上のカメラセンサ(例えば、1つ以上の光センサ164及び/又は1つ以上の深度カメラセンサ175)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。いくつかの実施形態では、エアジェスチャは、ユーザがデバイスの一部である入力要素に触れることなく(又はデバイスの一部である入力要素とは無関係に)検出されるジェスチャであり、絶対基準に対するユーザの身体の一部の動き(例えば、地面に対するユーザの肩の角度又は地面に対するユーザの手の距離)、ユーザの身体の別の部分に対するユーザの身体の一部の動き(例えば、ユーザの肩に対するユーザの手の動き、ユーザの一方の手に対する他方の手の動き、ユーザの別の指又は手の一部に対するユーザの指の動き)及び/又はユーザの身体の一部の絶対的な動き(例えば、所定のポーズの手を所定の量及び/又は速さで動かすことを含むタップジェスチャ、又は、ユーザの身体の一部を所定の速さ又は量で回転させることを含むシェイクジェスチャ)を含む、空気を介して検出されるユーザの身体の一部の動きに基づいている。
【0076】
全体が参照により本明細書に組み込まれる、2005年12月23日出願の米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」、米国特許第7,657,849号に記載されているように、プッシュボタンの素早い押圧は、任意選択的に、タッチスクリーン112のロックを解放し、又は任意選択的に、タッチスクリーン上のジェスチャを使用してデバイスをロック解除するプロセスを開始する。プッシュボタン(例えば、206)のより長い押圧は、任意選択的に、デバイス100への電力をオン又はオフにする。ボタンのうちの1つ以上の機能性は、任意選択的に、ユーザによってカスタマイズ可能である。タッチスクリーン112は、仮想又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。
【0077】
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112からの電気信号の受信、及び/又はタッチスクリーン112への電気信号の送信を行う。タッチスクリーン112は、ユーザに対して視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、動画、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、任意選択的に、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。
【0078】
タッチスクリーン112は、触覚及び/又は触知接触に基づくユーザからの入力を受け入れるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
【0079】
タッチスクリーン112は、任意選択的に、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術も使用される。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音波の技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定する他の近接センサアレイ又は他の要素を含む、現在知られている又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びそのあらゆる移動又は中断を検出する。例示的な実施形態では、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)に見られるものなどの、投影型相互静電容量感知技術が使用される。
【0080】
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、それぞれ全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6,323,846号(Westermanら)、同第6,570,557号(Westermanら)、及び/若しくは同第6,677,932号(Westerman)、並びに/又は米国特許出願公開第2002/0015024(A1)号に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似している。しかし、タッチスクリーン112はデバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは視覚出力を提供しない。
【0081】
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、以下の出願、(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日出願の米国特許出願第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日出願の米国特許出願第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日出願の米国特許出願第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日出願の米国特許出願第11/038,590号、「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日出願の米国特許出願第11/367,749号、「Multi-Functional Hand-Held Device」で説明されている。これらの出願は全て、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0082】
タッチスクリーン112は、任意選択的に、100dpiを超える動画解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンは、約160dpiの動画解像度を有する。ユーザは、任意選択的に、スタイラス、指などの任意の適したオブジェクト又は付属物を使用して、タッチスクリーン112に接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指ベースの接触及びジェスチャを主に使用して動作するように設計されるが、これは、タッチスクリーン上の指の接触面積がより大きいため、スタイラスベースの入力ほど正確でない可能性がある。いくつかの実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
【0083】
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッドを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部である。
【0084】
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
【0085】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、任意選択的に、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通って投影された環境からの光を受信し、その光を、画像を表すデータに変換する。光センサ164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、任意選択的に、静止画像又は動画をキャプチャする。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面にあるタッチスクリーンディスプレイ112とは反対側のデバイス100の裏面に位置し、したがってタッチスクリーンディスプレイは、静止画像及び/又は動画の取得のためのビューファインダとして使用することが可能である。いくつかの実施形態では、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見ている間に、ユーザの画像が、任意選択的に、テレビ会議のために入手されるように、光センサはデバイスの前面に配置される。いくつかの実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更でき、したがって単一の光センサ164が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又は動画の取得にも使用される。
【0086】
デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の深度カメラセンサ175もまた含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の深度カメラコントローラ169に結合された深度カメラセンサを示す。深度カメラセンサ175は、環境からデータを受信して、視点(例えば、深度カメラセンサ)からのシーン内のオブジェクト(例えば、顔面)の3次元モデルを作成する。いくつかの実施形態では、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、深度カメラセンサ175は、任意選択的に、撮像モジュール143によってキャプチャされた画像の異なる部分の深度マップを決定するために使用される。いくつかの実施形態では、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見る間に、任意選択的に、深度情報を有するユーザの画像をテレビ会議のために取得し、また、深度マップデータを有する自撮り画像をキャプチャするために、デバイス100の前面に深度カメラセンサが配置されている。いくつかの実施形態では、深度カメラセンサ175は、デバイスの背面に、又はデバイス100の背面及び前面に配置される。いくつかの実施形態では、深度カメラセンサ175の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更でき、したがって深度カメラセンサ175が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又は動画の取得にも使用される。
【0087】
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、任意選択的に、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、容量性力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量性タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を含む。接触強度センサ165は、接触強度情報(例えば、圧力情報、又は圧力情報に対するプロキシ)を環境から受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。
【0088】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。
図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。近接センサ166は、任意選択的に、全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、同第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で記載されているように機能する。いくつかの実施形態では、多機能デバイスが、ユーザの耳の近くに置かれた場合(例えば、ユーザが電話をかけている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにして無効化する。
【0089】
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、任意選択的に、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などのエネルギを直線の動きに変換する電気機械デバイスを含む。接触強度センサ165は、触知フィードバック生成命令を触覚フィードバックモジュール133から受信し、デバイス100のユーザが感知することが可能な触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。
【0090】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。
図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。加速度計168は、任意選択的に、どちらも全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第20050190059号、「Acceleration-based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び米国特許出願公開第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」に記載されているように機能する。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイに表示される。デバイス100は、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機を任意選択的に含む。
【0091】
いくつかの実施形態では、メモリ102内に記憶されているソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、メモリ102(
図1A)又は370(
図3)は、
図1A及び
図3に示すように、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブなアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占めているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力コントロールデバイス116から取得した情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置、及び/又は姿勢に関する位置情報のうちの1つ以上を含む。
【0092】
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、iOS、WINDOWS、又はVxWorksなどの組込み型オペレーティングシステム)は、全般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
【0093】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じ若しくは同様であり、かつ/又はそれに適合しているマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
【0094】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、タッチスクリーン112及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を(ディスプレイコントローラ156と連携して)検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかどうかを判定すること(例えば、指ダウンイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するかどうかを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、指アップイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0095】
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したかどうかを判定するために)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。いくつかの実施形態では、強度閾値の少なくとも1つのサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって決定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調整できる)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイハードウェアを変更することなく、広範囲の既定閾値のうちのいずれかに設定できる。加えて、いくつかの実装形態では、デバイスのユーザに、(例えば、個々の強度閾値を調整すること、及び/又は複数の強度閾値をシステムレベルのクリック「強度」パラメータによって一度に調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するソフトウェア設定が提供される。
【0096】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指タップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて指ダウンイベントと同じ位置(又は実質的に同じ位置)(例えば、アイコンの位置)で指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の例として、タッチ感知面上で指スワイプジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて1つ以上の指ドラッグイベントを検出し、その後それに続いて指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
【0097】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的な影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変化させる構成要素を含む、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリング及び表示する様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書では、「グラフィック」という用語は、それだけに限定されるものではないが、文字、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、動画、アニメーションなどを含む、ユーザに表示できる任意のオブジェクトを含む。
【0098】
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
【0099】
触覚フィードバックモジュール133は、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含み、ユーザのデバイス100との対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置での触知出力を生成する。
【0100】
テキスト入力モジュール134は、任意選択で、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
【0101】
GPSモジュール135は、デバイスの場所を判定し、様々なアプリケーション内で使用するためにこの情報を提供する(例えば、場所ベースのダイアリングで使用するために電話138へ、ピクチャ/ビデオメタデータとしてカメラ143へ、及び気象ウィジェット、ローカルイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの場所ベースのサービスを提供するアプリケーションへ)。
【0102】
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(Instant messaging、IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又は動画用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●動画プレーヤモジュール、
●音楽プレーヤモジュール、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダーモジュール148、
●任意選択的に、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって入手された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含むウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェットクリエータモジュール150、
●検索モジュール151、
●動画プレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールを一体化した動画及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/又は、
●オンライン動画モジュール155。
【0103】
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、ボイス認識、及びボイス複製が挙げられる。
【0104】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、連絡先モジュール137は、任意選択的に、アドレス帳に名前(単数又は複数)を追加すること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前に関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/又は促進することなどを含めて、アドレス帳又は連絡先リスト(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192内に記憶される)を管理するために使用される。
【0105】
電話モジュール138は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、任意選択的に、電話番号に対応する文字シーケンスの入力、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号へのアクセス、入力された電話番号の修正、個別の電話番号のダイヤル、通話の実行、並びに通話終了時の接続解除及び通話停止のために使用される。前述したように、無線通信は、任意選択的に、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0106】
テレビ会議モジュール139は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連携して、ユーザの命令に従ってユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始、実行、及び終了するための実行可能な命令を含む。
【0107】
電子メールクライアントモジュール140は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの命令に応じて電子メールを作成、送信、受信、及び管理するための実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又は動画画像を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
【0108】
インスタントメッセージングモジュール141は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージに対応する文字シーケンスの入力、以前に入力された文字の修正、(例えば、電話通信ベースのインスタントメッセージ向けのショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコル、又はインターネットベースのインスタントメッセージ向けのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用する)個別のインスタントメッセージの送信、インスタントメッセージの受信、及び受信したインスタントメッセージの閲覧のための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、送信される及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるようなグラフィック、写真、オーディオファイル、動画ファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書では、「インスタントメッセージング」とは、電話通信ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)と、インターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)との両方を指す。
【0109】
トレーニングサポートモジュール142は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュールと連携して、トレーニング(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー燃焼の目標を有する)を作成し、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽を選択及び再生し、並びに、トレーニングデータを表示、記憶、及び送信するための実行可能な命令を含む。
【0110】
カメラモジュール143は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、静止画像若しくは(動画ストリームを含む)動画のキャプチャ及びメモリ102内への記憶、静止画像若しくは動画の特性の修正、又はメモリ102からの静止画像若しくは動画の削除のための実行可能な命令を含む。
【0111】
画像管理モジュール144は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、静止画像及び/若しくは動画の配置、修正(例えば、編集)、又はその他の動作、ラベル付け、削除、(例えば、デジタルスライドショー若しくはアルバムにおける)提示、及び記憶のための実行可能な命令を含む。
【0112】
ブラウザモジュール147は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ウェブページ又はその一部分、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの検索、リンク、受信、及び表示を含む、ユーザの命令に従ってインターネットをブラウジングするための実行可能な命令を含む。
【0113】
カレンダーモジュール148は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、ユーザの命令に従って、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダーアイテム、to-doリストなど)を作成、表示、修正、及び記憶するための実行可能な命令を含む。
【0114】
ウィジェットモジュール149は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ユーザによってダウンロード及び使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されたミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
【0115】
ウィジェットクリエータモジュール150は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットにする)ために、ユーザによって使用される。
【0116】
検索モジュール151は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの命令に従って1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定検索語)と一致するメモリ102内の文字、音楽、サウンド、画像、動画、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能な命令を含む。
【0117】
動画及び音楽プレーヤモジュール152は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びに動画を(例えば、タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生するための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
【0118】
メモモジュール153は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの命令に従ってメモ、to-doリストなどを作成及び管理するための実行可能な命令を含む。
【0119】
地図モジュール154は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ユーザの命令に従って、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転の道順、特定の場所又はその付近の店舗及び他の見どころに関するデータ、並びに他の位置ベースのデータ)を受信、表示、修正、及び記憶するために使用される。
【0120】
オンライン動画モジュール155は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、ユーザが特定のオンライン動画へのアクセス、特定のオンライン動画のブラウジング、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによる)受信、(例えば、タッチスクリーン上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上の)再生、特定のオンライン動画へのリンクを有する電子メールの送信、並びにH.264などの1つ以上のファイル形式のオンライン動画の他の管理を行うことを可能にする命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンライン動画へのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンライン動画アプリケーションについての追加の説明は、その内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2007年6月20日出願の米国仮特許出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日出願の米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」を参照されたい。
【0121】
上記で特定したモジュール及びアプリケーションはそれぞれ、前述した1つ以上の機能及び本出願に記載した方法(例えば、本明細書に記載したコンピュータにより実装される方法及び他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令のセットに対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム((例えば、命令を含む)コンピュータプログラムなど)、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に、組み合わされるか、又は他の方法で再構成されている。例えば、動画プレーヤモジュールは、任意選択的に、音楽プレーヤモジュールと組み合わされて、単一のモジュール(例えば、
図1Aの動画及び音楽プレーヤモジュール152)にされる。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0122】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける既定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
【0123】
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力コントロールデバイスである。
【0124】
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(
図1A)又は370(
図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)と、個別のアプリケーション136-1(例えば、前述のアプリケーション137~151、155、380~390のうちのいずれか)とを含む。
【0125】
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中であるときにタッチ感知ディスプレイ112に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示すアプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソート部170によって使用される。
【0126】
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用すべき再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
【0127】
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、タッチ感知ディスプレイ112でのマルチタッチジェスチャの一部としてのユーザタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0128】
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回る及び/又は所定の持続時間を超える入力の受信)があるときのみイベント情報を送信する。
【0129】
いくつかの実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
【0130】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示しているときに、サブイベントが1つ以上のビュー内のどこで起きたかを判定するソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
【0131】
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが発生する。タッチが検出される(個別のアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0132】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(例えば、イベント又は潜在的イベントを形成するサブイベントシーケンスにおける第1のサブイベント)が発生する最も低いレベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、ヒットビューは、通常、ヒットビューとして特定されたタッチ又は入力ソースと同じタッチ又は入力ソースに関係する全てのサブイベントを受信する。
【0133】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
【0134】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、個別のイベント受信部182によって取得されるイベント情報をイベントキューに記憶する。
【0135】
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソート部170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分である。
【0136】
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースの個別のビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、個別のアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット、又は、アプリケーション136-1がメソッド及び他のプロパティを継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、個別のイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソート部170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、任意選択的に、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上が、1つ以上の個別のイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、個別のアプリケーションビュー191に含まれる。
【0137】
個別のイベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
【0138】
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
【0139】
イベント比較部184は、イベント情報を、定義済みのイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、既定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント(187-1及び/又は187-2)内のサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチの終了、タッチの移動、タッチのキャンセル、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第1のタッチ(タッチ開始)、所定の段階に対する第1のリフトオフ(タッチ終了)、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第2のタッチ(タッチ開始)、及び所定の段階に対する第2のリフトオフ(タッチ終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上のタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイ112にわたるタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
【0140】
いくつかの実施形態では、イベント定義186は、個別のユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、タッチ感知ディスプレイ112に3つのユーザインタフェースオブジェクトが表示されているアプリケーションビュー内で、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定する。表示された各オブジェクトが、個別のイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
【0141】
いくつかの実施形態では、個別のイベント187の定義は、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の伝送を遅らせる遅延アクションも含む。
【0142】
個別のイベント認識部180は、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、個別のイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
【0143】
いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
【0144】
いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、個別のヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
【0145】
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントに関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューに関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定のプロセスを実行する。
【0146】
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新し、又は動画プレーヤモジュールで使用される動画ファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
【0147】
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含む又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、個別のアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0148】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、それらの全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された目の動き、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
【0149】
図2は、いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。本実施形態、並びに以下で説明される他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には正確な縮尺では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には正確な縮尺では描かれていない)を使用して、グラフィック上でジェスチャを実施することによって、それらのグラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能となる。いくつかの実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に発生する。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、デバイス100と接触した指の、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、ローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択的に含む。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
【0150】
デバイス100はまた、任意選択的に、「ホーム」ボタン又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンを含む。前述したように、メニューボタン204は、任意選択的にデバイス100上で実行される一組のアプリケーション内の任意のアプリケーション136にナビゲートするために、任意選択的に使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
【0151】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフにしてデバイスをロックするプッシュボタン206、音量調整ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。代替の実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を介して、いくつかの機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力もまた受け入れる。デバイス100は、任意選択的に、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167もまた含む。
【0152】
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、通常、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続する1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は、ディスプレイ340を含む入出力(I/O)インタフェース330を含み、ディスプレイ340は、通常、タッチスクリーンディスプレイである。I/Oインタフェース330はまた、任意選択的に、キーボード及び/又はマウス(若しくは他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355と、デバイス300上に触知出力を生成する(例えば、
図1Aを参照して前述した触知出力生成器(単数又は複数)167に類似している)触知出力生成器357と、センサ359(例えば、光、加速度、近接、タッチ感知、及び/又は
図1Aを参照して前述した、接触強度センサ(単数又は複数)165に類似している接触強度センサ)とを含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(
図1A)のメモリ102内に記憶されているプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似したプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、任意選択的に、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するのに対して、ポータブル多機能デバイス100(
図1A)のメモリ102は、任意選択的に、これらのモジュールを記憶しない。
【0153】
図3の上記で特定した要素はそれぞれ、任意選択的に、前述したメモリデバイスのうちの1つ以上の中に記憶される。上記で特定したモジュールはそれぞれ、前述した機能を実行するための命令セットに対応する。上記で特定したモジュール又はコンピュータプログラム(例えば、命令セット又は命令を含む)は、別個のソフトウェアプログラム((例えば、命令を含む)コンピュータプログラムなど)、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に、組み合わされるか、又は他の方法で再構成されている。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択的に、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0154】
次に、任意選択的に、例えばポータブル多機能デバイス100に実装されるユーザインタフェースの実施形態に注意を向ける。
【0155】
図4Aは、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューの例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラ信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)用の信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ408
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされる、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称される動画及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422、及び
●以下のような、他のアプリケーションのアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン424、
○「カレンダー」とラベル付けされた、カレンダーモジュール148のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン430、
○「オンライン動画」とラベル付けされた、オンライン動画モジュール155のアイコン432、
〇「株価」とラベル付けされた、株価ウィジェット149-2のアイコン434、
○「マップ」とラベル付けされた、地図モジュール154のアイコン436、
〇「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149-1のアイコン438、
〇「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136の設定へのアクセスを提供する、「設定」とラベル付けされた、設定アプリケーション又はモジュールのアイコン446。
【0156】
図4Aに示すアイコンラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、動画及び音楽プレーヤモジュール152のアイコン422は、「音楽」又は「音楽プレーヤ」とラベル付けされる。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションアイコンに関するラベルは、個別のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
【0157】
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、
図3のタブレット又はタッチパッド355)を有するデバイス(例えば、
図3のデバイス300)上の例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、任意選択的に、タッチ感知面451上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザに対して触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器357を含む。
【0158】
以下の例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ112(タッチ感知面及びディスプレイが組み合わされている)上の入力を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、
図4Bに示すように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、
図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の一次軸(例えば、
図4Bの453)に対応する一次軸(例えば、
図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、
図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)で、タッチ感知面451との接触(例えば、
図4Bの460及び462)を検出する。このようにして、タッチ感知面(例えば、
図4Bの451)上でデバイスによって検出されるユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにこれらの移動)は、タッチ感知面がディスプレイとは別個であるとき、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、
図4Bの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0159】
加えて、以下の例は、主に指入力(例えば、指接触、指タップジェスチャ、指スワイプジェスチャ)を参照して与えられる一方、いくつかの実施形態では、指入力のうちの1つ以上が別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスベースの入力又はスタイラス入力)に置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに、)マウスクリックであって、その後に(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動を伴うマウスクリックによって置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置上に位置する間は、(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)マウスクリックによって置き換えられる。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
【0160】
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、
図1A~
図4B)に関して説明された特徴のうちのいくつか又は全てを含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504、以下ではタッチスクリーン504を有する。あるいは、又はタッチスクリーン504に加えて、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及び300と同様に、いくつかの実施形態では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出する1つ以上の強度センサを含む。タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表す出力データを提供できる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチ(複数)に、その強度に基づいて応答でき、これは、異なる強度のタッチが、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
【0161】
タッチ強度を検出し処理する例示的な技術は、例えば、それぞれ全体が参照により本明細書に組み込まれる関連出願である、国際公開第WO/2013/169849号として公開された、2013年5月8日出願の国際特許出願第PCT/US2013/040061号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」、及び国際公開第WO/2014/105276号として公開された、2013年11月11日出願の国際特許出願第PCT/US2013/069483号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」を参照されたい。
【0162】
いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び508を有する。入力機構506及び508は、含まれる場合、物理的であり得る。物理的入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。そのようなアタッチメント機構は、含まれる場合、例えば帽子、眼鏡類、イアリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、ウォッチのバンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどにデバイス500を取り付けることを可能にできる。これらのアタッチメント機構は、ユーザがデバイス500を着用することを可能にする。
【0163】
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、
図1A、
図1B、及び
図3に関して説明した構成要素のうちのいくつか又は全てを含むことができる。デバイス500は、I/Oセクション514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/Oセクション514は、ディスプレイ504に接続でき、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択で強度センサ524(例えば、接触強度センサ)とを有することができる。加えて、I/Oセクション514は、Wi-Fi、Bluetooth、近距離通信(near field communication、NFC)、セルラ、及び/又は他の無線通信技術を使用してアプリケーション及びオペレーティングシステムデータを受信する通信ユニット530と接続できる。デバイス500は、入力メカニズム506及び/又は508を含むことができる。入力メカニズム506は、任意選択的に、例えば、回転可能な入力デバイス又は押下可能かつ回転可能入力なデバイスである。いくつかの実施例では、入力メカニズム508は、任意選択的にボタンである。
【0164】
いくつかの実施例では、入力メカニズム508は、任意選択的にマイクロフォンである。パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538、及び/又はそれらの組み合わせなどの様々なセンサを含み、それらは全て、I/Oセクション514に動作可能に接続できる。
【0165】
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、それらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されると、例えば、コンピュータプロセッサに、処理700、900、1000、1200、及び1400(
図7、
図9、
図10、
図12、及び
図14)を含む後述の技術を行わせることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、若しくはデバイスによって、又は命令実行システム、装置、若しくはデバイスに関連して、使用されるコンピュータ実行可能命令を、有形に含み又は記憶できる任意の媒体であり得る。いくつかの実施例では、記憶媒体は、一時的コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施例では、記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、それらに限定されるものではないが、磁気記憶装置、光学記憶装置、及び/又は半導体記憶装置を含むことができる。そのような記憶装置の例としては、磁気ディスク、CD、DVD、又はBlu-ray技術に基づく光学ディスク、並びにフラッシュ、ソリッドステートドライブなどの永続性ソリッドステートメモリなどが挙げられる。パーソナル電子デバイス500は、
図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の又は追加の構成要素を複数の構成で含むことができる。
【0166】
本明細書で使用されるとき、「アフォーダンス」という用語は、任意選択的にデバイス100、300、及び/又は500(
図1A、
図3、及び
図5A~
図5B)のディスプレイスクリーンに表示される、ユーザ対話グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン、及び文字(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、任意選択的に、アフォーダンスを構成する。
【0167】
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルが「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってカーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上に位置する間に、入力(例えば、押圧入力)がタッチ感知面(例えば、
図3のタッチパッド355又は
図4Bのタッチ感知面451)上で検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素は、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接対話を可能にするタッチスクリーンディスプレイ(例えば、
図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は
図4Aのタッチスクリーン112)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上の検出された接触が「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってタッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置で入力(例えば、接触による押圧入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。いくつかの実装形態では、(例えば、フォーカスを1つのボタンから別のボタンへ動かすためにタブキー又は矢印キーを使用することによって)タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、フォーカスがユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に動かされ、これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタがとる具体的な形態に関わらず、フォーカスセレクタは、一般に、ユーザが意図するユーザインタフェースとの対話について(例えば、ユーザがそれを通じて対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)伝えるためにユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、個別のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、その個別のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
【0168】
本明細書及び特許請求の範囲において使用されるとき、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。いくつかの実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する所定の時間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均(mean)値、接触の強度の平均(average)値、接触の強度の上位10パーセンタイル値、接触の強度の最大の2分の1の値、接触の強度の最大の90パーセントの値などのうちの1つ以上に基づいている。いくつかの実施形態では、特性強度を判定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるときに)、接触の持続期間が使用される。いくつかの実施形態では、特性強度は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、任意選択的に、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この例では、第1の閾値を超えない特性強度を有する接触は第1の動作をもたらし、第1の強度閾値を上回るが第2の強度閾値を超えない特性強度を有する接触は第2の動作をもたらし、第2の閾値を超える特性強度を有する接触は第3の動作をもたらす。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較は、第1の動作を実行するべきか、それとも第2の動作を実行するべきかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するべきか否か(例えば、個別の動作を実行するべきか、それとも個別の動作の実行を取り止めるべきか)を判定するために使用される。
【0169】
次に、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイス上で実施されるユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
【0170】
図6A~
図6Oは、いくつかの実施形態に係る、動作開始に関する案内をする例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図におけるユーザインタフェースは、
図7のプロセスを含む後述するプロセスを説明するために使用される。
【0171】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力650a、650b、650c、650d、650e、650f、650g、及び/又は650h)は、タッチ入力(例えば、タップジェスチャ及び/又はスワイプジェスチャ)であるか、又はタッチ入力を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力650a、650b、650c、650d、650e、650f、650g、及び/又は650h)のいずれかは、ボイス入力(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのボイスコマンド、又はユーザインタフェース要素に関連した特徴若しくは機能などの特徴をアクティブ化する若しくは機能を実行するためのボイスコマンド)であるか、又はボイス入力を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力650a、650b、650c、650d、650e、650f、650g、及び/又は650h)のいずれかは、エアジェスチャ(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのエアジェスチャ、又はユーザインタフェース要素に関連した特徴若しくは機能などの特徴をアクティブ化する若しくは機能を実行するためのエアジェスチャ)であるか、又はエアジェスチャを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力650a、650b、650c、650d、650e、650f、650g、及び/又は650h)のいずれかは、(例えば、ボタン、回転可能な入力機構、回転可能かつ押下可能な入力機構、マウスボタン、リモートコントロールボタン、及び/又はジョイスティックなどの)ハードウェアデバイスであるか、又は、そのアクティブ化(例えば、押圧する、回す、及び/又は動かす)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で選択されるものとして説明されるユーザインタフェース要素(例えば、アイコン、アフォーダンス、ボタン、及び/又は選択可能オプション)のいずれかは、ユーザインタフェース要素にフォーカスがある(例えば、強調表示、太線表示、輪郭表示、他のユーザインタフェース要素と視覚的に区別、及び/又はカーソル位置又はカーソルの近くに配置されている)間にハードウェアデバイスをアクティブ化させることによって選択される。
【0172】
図6Aは、表示デバイス602を介して、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示するコンピュータシステム600を示す。
図6Aで、コンピュータシステム600は、表示デバイス602に加えて、第1のハードウェア入力デバイス606a、第2のハードウェア入力デバイス606b、及び第3のハードウェア入力デバイス606cを含む。第1のハードウェア入力デバイス606aは、ユーザ入力を介して選択されると、コンピュータシステム600に1つ以上の第1の動作を実行させるように構成された第1のボタンを含む。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス606aは、物理的なボタン、物理的に押下可能なボタン、及び/又は圧力センサを有する固体ボタンである。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス606aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、触知フィードバック(例えば、触覚フィードバック)を提供する触知出力生成器を含む。以下に記載されるように、いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス606aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力がコンピュータシステム600にユーザ選択動作を実行させるように、ユーザ設定可能である。第2のハードウェア入力デバイス606bは、ユーザ入力を介して選択されると、コンピュータシステム600に1つ以上の第2の動作を実行させるように構成された第2のボタンを含む。第3のハードウェア入力デバイス606cは、コンピュータシステム600に1つ以上の第3の動作を実行させる回転ユーザ入力及び/又は押圧ユーザ入力を受け取るように構成された回転可能な入力デバイスを含む。
【0173】
図6Aで、時計文字盤ユーザインタフェース604は、ユーザインタフェースオブジェクト608a~608h並びに時間インジケータ610(例えば、時間のアナログインジケーション)を含む。ユーザインタフェースオブジェクト608a~608hの個別のユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、選択されたユーザインタフェースオブジェクトに対応する個別のアプリケーションに関連するユーザインタフェースを表示するように構成されている。例えば、
図6Aで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のタイマアプリケーションに関連するユーザインタフェースオブジェクト608dに対応するユーザ入力650a(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力650aを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図6Jに示すように、タイマユーザインタフェース636を表示する。いくつかの実施形態では、時計文字盤ユーザインタフェース604は、コンピュータシステム600の特定のアプリケーションにナビゲートすることを要求するユーザ入力がない場合にコンピュータシステム600が表示するホーム及び/又はデフォルトのユーザインタフェースである。
【0174】
図6Aで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力650b(例えば、シングル押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。第1のハードウェア入力デバイス606aは、ユーザ入力に応じてコンピュータシステム600に所定の動作を実行させるために、コンピュータシステム600のユーザが第1のハードウェア入力デバイス606aを選択及び/又は他の方法で設定できるように、ユーザ設定可能である。
図6Aで、第1のハードウェア入力デバイス606aは、コンピュータシステム600に、屋外ランニングなどのワークアウトルーチンを開始させるように構成されている。
図6M~
図6Oを参照して以下に記載されるように、コンピュータシステム600のユーザは、ユーザ入力650bを検出したことに応じてコンピュータシステム600が開始する様々な動作及び/又は様々なタイプのワークアウトルーチンを選択できる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600のユーザは、コンピュータシステム600を介して、及び/又は、コンピュータシステム600とは別体の及び/又は異なるコンパニオンコンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム646)を介して、第1のハードウェア入力デバイス606aを設定できる。
【0175】
ユーザ入力650bを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図6Bに示すように、ワークアウトルーチンを開始するためのプロセスを開始する。
図6Bで、コンピュータシステム600は、表示デバイス602を介して、時計文字盤ユーザインタフェース604上にオーバレイされたインジケーション612を表示する。例えば、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース604の最上部にインジケーション612があり、時計文字盤ユーザインタフェース604の少なくとも一部が表示され及び/又は他の方法で見えているかのように見えるようにインジケーション612を表示する(例えば、インジケーション612は、コンピュータシステム600がインジケーション612及び時計文字盤ユーザインタフェース604の少なくとも一部の両方を表示できるようにする量の透明度を含む)。また、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの注意を(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース604の代わりに)インジケーション612に更にしっかり集中させるために、時計文字盤ユーザインタフェース604を覆い隠し、非強調表示し、ぼかし、及び/又はサイズを小さくする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600がインジケーション612を表示するときに時計文字盤ユーザインタフェース604が表示されない、及び/又は、見えないように、時計文字盤ユーザインタフェース604の表示をインジケーション612の表示に置き換える。
【0176】
図6Bで、インジケーション612は、動作インジケータ612a及び入力インジケータ612bを含む。動作インジケータ612aは、ユーザ入力650bを検出したことに応じてコンピュータシステム600によって開始及び/又は実行されるように構成される所定の動作の視覚的インジケーションを提供する。
図6Bで、インジケーション612は、所定の動作(例えば、屋外ランニングのワークアウトルーチン)に関連するシンボル及び/又はアイコン、並びに所定の動作を示すテキスト(例えば、「屋外ランニング」)を含む。ユーザ入力650bがコンピュータシステム600によって検出されたこと、及び、ユーザ入力650bを検出したことに応じてインジケーション612が表示されたことを、入力インジケータ612bによって視覚的に確認できる。例えば、入力インジケータ612bは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。ユーザ入力650bの検出に応じてインジケーション612が表示されたことを更に確認できるように、入力インジケータ612bはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。
【0177】
図6Bで、インジケーション612は、所定の動作に関連付けられた(例えば、
図6Bで第1の陰影表示で示される)第1の色を有する背景612cを含む。例えば、いくつかの実施形態では、第1の色は、所定の動作に関連するアプリケーション、及び/又は、コンピュータシステム600がこの所定の動作を実行できるようにするアプリケーションに基づいている。いくつかの実施形態では、第1の色は、第1のハードウェア入力デバイス606aの色(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の色調を含む)に基づいている。入力インジケータ612bは、所定の動作に関連付けられ及び/又は第1のハードウェア入力デバイス606a(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aの色)に関連付けられた(例えば、
図6Bでは第2の陰影表示で示されている)第2の色を含む。いくつかの実施形態では、背景612cは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の色調を含み、入力インジケータ612bは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第2の色調を含む。
【0178】
図6Bで、コンピュータシステム600は、ユーザ入力650bを検出したことに応じて、インジケーション612を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、所定の動作(例えば、屋外ランニングのワークアウトルーチン)に関連したユーザインタフェースの表示に遷移する前に、所定の期間(例えば、2秒、3秒、又は5秒)にわたってインジケーション612を表示するように構成されている。例えば、所定の期間にわたってインジケーション612を表示した後(及び任意選択的に、ユーザ入力650bの終了(例えば、解放)を検出した後に)、コンピュータシステム600は、
図6Cに示すように、ワークアウトユーザインタフェース616を表示する。
【0179】
図6Cで、ワークアウトユーザインタフェース616は、進行中のワークアウトルーチン(例えば、ユーザ入力650bを検出したことに応じて開始された屋外ランニングのワークアウトルーチン)に関する情報及び/又はデータを提供するユーザインタフェースオブジェクト616a~616eを含む。したがって、コンピュータシステム600は、ワークアウトルーチンを開始し、ユーザ入力650bを検出した後及び/又は所定の期間にわたってインジケーション612を表示した後(例えば、これらに応じて)、ワークアウトユーザインタフェース616を表示する。いくつかの実施形態では、ワークアウトルーチンが進行している間(例えば、所定の動作が実行されている間)、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600とのユーザ対話を検出し、これにより、コンピュータシステム600に、
図6Dに示すように、第1のヒントインジケーション618を表示させる。いくつかの実施形態では、第1のヒントインジケーション618をコンピュータシステムに表示させるユーザ対話は、表示デバイス602上でのユーザ入力、ハードウェア入力デバイス606a~606cのうちの1つ以上でのユーザ入力、及び/又はコンピュータシステムの表示デバイス602を見ているユーザであることを示す手首を上げるジェスチャを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザ対話を検出することなく既定の時間量にわたって所定の動作を実行した後、第1のヒントインジケーション618を表示する。
【0180】
図6Dで、第1のヒントインジケーション618は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力に応じて、第2の所定の動作がコンピュータシステム600によって実行されるように構成されていることを、コンピュータシステム600のユーザに視覚的に示唆、教示、及び/又はその他の方法で知らせる。例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aは、検出された様々なタイプのユーザ入力に基づいて、及び/又は、コンピュータシステム600のコンテキストに基づいて(例えば、コンピュータシステムが現在、個別の動作を実行しているのか、及び/又は、個別のユーザインタフェースを表示しているのかに基づいて)、複数の様々な動作をコンピュータシステム600に実行させるように設定され得る。上記のように、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600とのユーザ対話(例えば、1つ以上の所定のタイプのユーザ対話)を検出したことに応じて、第1のヒントインジケーション618を表示する。例えば、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、手首を上げるジェスチャなど、第2の所定の動作の実行をユーザが要求していることを示すユーザ対話を検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザがワークアウト、エクササイズ、及び/又は他の実行中の身体的アクティビティを中止したことを示すコンピュータシステム600の動きの減少を検出したことに応じて、第1のヒントインジケーション618を表示する。
【0181】
図6Dで、第1のヒントインジケーション618が、ワークアウトユーザインタフェース616にオーバレイされている。例えば、コンピュータシステム600は、第1のヒントインジケーション618がワークアウトユーザインタフェース616の最上部にあり、ワークアウトユーザインタフェース616の少なくとも一部が表示され及び/又は他の方法(例えば、第1のヒントインジケーション618は、コンピュータシステム600が第1のヒントインジケーション618とワークアウトユーザインタフェース616の一部の両方を表示できるようにする量の透明度を含む)で見えるかのように見せる、第1のヒントインジケーション618を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの注意を(例えば、ワークアウトユーザインタフェース616ではなく)第1のヒントインジケーション618に更にしっかり集中させるために、ワークアウトユーザインタフェース616を覆い隠し、非強調表示し、ぼかし、及び/又はサイズを小さくする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が第1のヒントインジケーション618を表示するときにワークアウトユーザインタフェース616が表示されない及び/又は見えないように、ワークアウトユーザインタフェース616の表示を第1のヒントインジケーション618の表示に置き換える。
【0182】
第1のヒントインジケーション618は、動作インジケータ618a及び入力インジケータ618bを含む。動作インジケータ618aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600によって実行されるように構成されている第2の所定の動作の視覚的インジケーションを提供する。
図6Dで、動作インジケータ618aは、第2の所定の動作(例えば、屋外ランニングのワークアウトルーチンの一時停止)に関連したシンボル及び/又はアイコン、並びに、第2の所定の動作を示すテキスト(例えば、「屋外ランニング押圧して一時停止」)を含む。入力インジケータ618bは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力がコンピュータシステム600に第2の所定の動作を実行させることを視覚的に確認及び/又は案内する。例えば、入力インジケータ618bは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。入力インジケータ618bはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。
【0183】
図6Dで、第1のヒントインジケーション618は、第2の所定の動作に関連付けられた(例えば、
図6Dで第3の陰影表示で示される)第3の色を有する背景618cを含む。例えば、いくつかの実施形態では、第3の色は、第2の所定の動作に関連するアプリケーション(例えば、ワークアウトアプリケーション)、及び/又は、コンピュータシステム600が第2の所定の動作を実行できるようにするアプリケーション(例えば、ワークアウトアプリケーション)に基づいている。いくつかの実施形態では、第3の色は、第1のハードウェア入力デバイス606aの色に基づく(例えば、背景618cは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第3の色調を含む)に基づいている。入力インジケータ618bは、第2の所定の動作に関連付けられ及び/又は(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aの色に対応する及び/又はそれに基づく)第1のハードウェア入力デバイス606aに関連付けられた(例えば、
図6Dでは第2の陰影表示で示されている)第4の色を含む。いくつかの実施形態では、背景618cは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第3の色調を含み、入力インジケータ618bは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第4の色調を含む。
【0184】
いくつかの実施形態では、第1のヒントインジケーション618は、第2の所定の動作を実行するコンピュータシステム600の機能の紹介として表示される。例えば、(例えば、ユーザ対話を検出したことに応じて)第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を介して第2の所定の動作を実行するように最初にコンピュータシステム600が設定された後、第1のヒントインジケーション618が既定回数(例えば、2回、5回、又は10回など)表示される。すなわち、コンピュータシステム600に第2の所定の動作を実行させるように最初に第1のハードウェア入力デバイス606aを構成した後、コンピュータシステム600は、第1のヒントインジケーション618を既定回数表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600が、第1のヒントインジケーション618を既定回数表示した後、
図6Eに示すように、コンピュータシステムは、第2のヒントインジケーション620を表示する。
【0185】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ワークアウトユーザインタフェース616を表示している間に(例えば、既に第1のヒントインジケーション618を既定回数表示した後)、ユーザ対話を検出したことに応じて、第2のヒントインジケーション620を表示する。第2のヒントインジケーション620をコンピュータシステムに表示させるユーザ対話は、表示デバイス602上でのユーザ入力、ハードウェア入力デバイス606a~606cのうちの1つ以上でのユーザ入力、及び/又はコンピュータシステムの表示デバイス602をユーザが見ていることを示す手首を上げるジェスチャを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザ対話を検出することなく既定の時間量にわたって所定の動作を実行(例えば、ワークアウトルーチン動作を実行)した後、第2のヒントインジケーション620を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザがワークアウト、エクササイズ、及び/又は他の実行中の身体的アクティビティを中止したことを示すコンピュータシステム600の動きの減少を検出したことに応じて、(例えば、第1のヒントインジケーション618を既定回数表示した後に)第2のヒントインジケーション620を表示する。
【0186】
図6Eで、第2のヒントインジケーション620は、入力インジケータ620aを含み、動作インジケータ618a及び/又は第1のヒントインジケーション618の背景618cを含まない。第2のヒントインジケーション620は、コンピュータシステム600が第1のヒントインジケーション618を既定回数表示したため、動作インジケータ618a及び/又は背景618cを含まず、したがって、コンピュータシステム600のユーザは、第1のハードウェア入力デバイス606aにおけるユーザ入力を介して第2の所定の動作を実行できるということを察する。入力インジケータ620aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力がコンピュータシステム600に第2の所定の動作を実行させることを視覚的に確認及び/又は案内する。例えば、入力インジケータ620aは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。入力インジケータ620aはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。
【0187】
図6Eで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力650c(例えば、押圧入力又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力650cを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図6Fに示すように、第2の所定の動作を開始し、進行中のワークアウトルーチン動作を一時停止する。
図6Eにユーザ入力650cが示されているが、コンピュータシステム600はまた、
図6Dの第1のヒントインジケータ618を表示しながら、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて第2の所定の動作の実行を開始するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600はまた、第1のヒントインジケーション618及び/又は第2のヒントインジケーション620が表示されない場合でも、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて第2の所定の動作を開始するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600のユーザ入力650cの検出に加えて、及び/又はその代わりに、コンピュータシステム600は、ワークアウトユーザインタフェース616上のユーザ入力650d(例えば、右スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力650dを検出したことに応じて(例えば、ユーザ入力650cの代わりに)、コンピュータシステムは、
図6Gに示すように、ワークアウト制御ユーザインタフェース622を表示する。
【0188】
図6Fで、コンピュータシステム600は、ワークアウトルーチン動作が一時停止されていることを示す状態インジケータ616fを含むワークアウトユーザインタフェース616を表示する(例えば、状態インジケータ616fは、テキスト「一時停止中」を含む)。したがって、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力によってコンピュータシステム600に進行中のワークアウトルーチン動作を一時停止させることを、コンピュータシステム600のユーザが気付くように、第1のヒントインジケーション618及び/又は第2のヒントインジケーション620を表示するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1のヒントインジケーション618及び/又は第2のヒントインジケーション620が表示されない場合でも、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて進行中のワークアウトルーチン動作を一時停止するように構成されている。
図6Fで、コンピュータシステム600は、ワークアウトユーザインタフェース616上のユーザ入力650e(例えば、左スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力640eを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図6Iに示すように、音楽ユーザインタフェース624を表示する。
【0189】
図6Gで、コンピュータシステム600は、選択されると、進行中のワークアウトルーチンに関連付けられたアスペクト及び/又はコンテキストを制御する(例えば、進行中のワークアウトルーチンがユーザ入力650cに応じて一時停止される前に、進行中のワークアウトルーチンに関連付けられたアスペクト及び/又はコンテキストを制御する)ユーザインタフェースオブジェクト622a~622dを含むワークアウト制御ユーザインタフェース622を表示する。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア制御デバイス606aは、コンピュータシステム600が様々なユーザインタフェース(例えば、コンピュータシステム600の同じ及び/又は異なるアプリケーションの様々なユーザインタフェース)を表示するときに、同じ所定の動作を実行するように構成されている。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア制御デバイス606aは、コンピュータシステム600がワークアウト制御ユーザインタフェース622(及び任意選択的にワークアウトユーザインタフェース616)を表示している間に、様々なタイプのユーザ入力に応じて様々な動作を実行するように構成されている。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア制御デバイス606aは、ユーザインタフェースオブジェクト622a~622dに関連付けられた動作を実行するように構成されている。
【0190】
例えば、
図6Gで、コンピュータシステム600は、ユーザインタフェースオブジェクト622dの周りに少なくとも部分的に第3のヒントインジケーション626及び境界628を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、所定の時間にわたってワークアウト制御ユーザインタフェース622を表示した後に、第3のヒントインジケーション626及び境界628を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ワークアウト制御ユーザインタフェース622を表示したことに応じて、第3のヒントインジケーション626及び境界628を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600とのユーザ対話の検出に基づいて及び/又はコンピュータシステム600の1つ以上のセンサを介して提供される情報に基づいて、第3のヒントインジケーション626及び境界線628を表示する。
図6Gで、第3のヒントインジケーション626は、入力インジケータ626aを含む。入力インジケータ626aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力がコンピュータシステム600に第3の所定の動作(例えば、第2の所定の動作及び/又は進行中のワークアウトルーチン動作の一時停止)を実行させることを視覚的に確認及び/又は案内する。例えば、入力インジケータ626aは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。入力インジケータ626aはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。
【0191】
境界628は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力が、進行中のワークアウトルーチン動作の一時停止など、ユーザインタフェースオブジェクト622dに関連する動作を実行することを、コンピュータシステム600のユーザに案内及び/又は情報提供する。したがって、表示されたユーザインタフェースオブジェクトに関連付けられた動作と同じ動作をコンピュータシステム600に実行させるように第1のハードウェア入力デバイス606aが構成されている場合、コンピュータシステムは、表示されたユーザインタフェースオブジェクトの周りに少なくとも部分的に境界628を表示する。
図6Gで、第3のヒントインジケーション626及び/又は境界628により、ユーザは、第1のハードウェア入力606a上のユーザ入力(例えば、押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)及び/又は表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、ユーザインタフェースオブジェクト622d)上のユーザ入力(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を介してコンピュータシステム600が動作を実行できることを理解できる。
【0192】
上記のように、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する様々なタイプのユーザ入力に応じて様々な動作を実行するように構成されている。例えば、
図6Hで、コンピュータシステム600は、ユーザインタフェースオブジェクト622aの周りに少なくとも部分的に第4のヒントインジケーション630及び境界632を含むワークアウト制御ユーザインタフェース622を表示する。いくつかの実施形態では、(例えば、コンピュータシステム600がユーザ入力を検出しない場合)コンピュータシステム600は、ワークアウト制御ユーザインタフェース622を表示しながら、第3のヒントインジケーション626の表示と第4のヒントインジケーション630の表示を交互に行う。例えば、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第3のヒントインジケーション626、境界628、第4のヒントインジケーション630、及び/又は境界632を、経時的に、移動させ、大きさを変化させ、厚さを変化させ、明るさを変化させ、及び/又は、表示と不表示を交互させるアニメーションを表示する。したがって、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600に様々な動作を実行させるために提供され得る様々なタイプのユーザ入力について、案内及び/又は情報をユーザに提供する。
【0193】
図6Hで、第4のヒントインジケーション630は、ワークアウト制御ユーザインタフェース622上に同時に表示される第1の入力インジケータ630a及び第2の入力インジケータ630bを含む。第1の入力インジケータ630a及び第2の入力インジケータ630bは、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力606bの両方に向けられたユーザ入力(例えば、同時及び/又は連続押圧ジェスチャ)がコンピュータシステム600に第4の所定の動作(例えば、ワークアウトルーチン中のウォータロック動作を可能にする)を実行させることをコンピュータシステム600のユーザに視覚的案内を提供する。例えば、第1の入力インジケータ630aは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。第1の入力インジケータ630aはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。第2の入力インジケータ630bは、(例えば、表示デバイス602に関して)第2のハードウェア入力デバイス606bの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置634に表示される。第2の入力インジケータ630bはまた、第2のハードウェア入力デバイス606bのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。更に、境界632は、第4の所定の動作に関連付けられたユーザインタフェースオブジェクト622aを強調表示することによって、第4の所定の動作の視覚的インジケーションを提供する。
【0194】
図6G及び6Hで、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する(及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応しない)ユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、第3の所定の動作を実行し、進行中のワークアウトルーチン動作を一時停止するように構成されている。また、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606b両方における同時入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bにおける連続入力)を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、第4の所定の動作を実行し、ウォータロック動作を開始するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600はまた、ワークアウトユーザインタフェース616を表示しながら(例えば、第1のヒントインジケーション618及び/又は第2のヒントインジケーション620を表示しながら又は表示しないで)、第1のハードウェア入力デバイス606a上のユーザ入力並びに第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606b上のユーザ入力にそれぞれ応じて、第3の所定の動作及び第4の所定の動作を実行するように構成されている。
【0195】
上記のように、
図6Fでユーザ入力650eを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図6Iに示すように、音楽ユーザインタフェース624を表示する。
図6Iで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力に応じて音楽ユーザインタフェース624に関連付けられた動作を実行するように構成されていない。したがって、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース624を表示している間、コンピュータシステム600は第1のハードウェア入力デバイス606aが実行するように構成された動作に関連付けられたユーザインタフェースを表示していないため、コンピュータシステム600はヒントインジケーション(例えば、第1のヒントインジケーション618、第2のヒントインジケーション620、第3のヒントインジケーション626、及び/又は第4のヒントインジケーション630)を表示しない(例えば、表示することを取り止める)。コンピュータシステム600が、音楽ユーザインタフェース624を表示しているがヒントインジケーションを表示していないとき、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、やはり、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出することに応じて、所定の動作の動作を実行するように構成されている。
【0196】
上記のように、
図6Aでユーザインタフェースオブジェクト608aに対応するユーザ入力650aを検出したことに応じて、コンピュータシステムは、
図6Jに示すように、タイマユーザインタフェース636を表示する。
図6Jで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、タイマアプリケーションに関連付けられた1つ以上の動作(例えば、第1の所定の動作に加えて、又はその代わりに、第2の所定の動作、第3の所定の動作、及び/又は
図6B~6Hを参照して上述したワークアウトアプリケーションに関連付けられた第4の所定の動作)を実行するように構成されている。例えば、
図6Jで、コンピュータシステム600は、タイマ持続時間インジケータ636a、残り時間インジケータ636b、タイマユーザインタフェースオブジェクト636c、キャンセルユーザインタフェースオブジェクト636d、及び一時停止ユーザインタフェースオブジェクト636eを含むタイマユーザインタフェース636を表示する。一時停止ユーザインタフェースオブジェクト636eは、コンピュータシステム600が、タイマ動作を再開、開始、及び/又は再起動する代わりに、進行中のタイマ動作を一時停止するように構成されているので、タイマ動作(例えば、10分タイマ)がコンピュータシステム600によって現在実行中であることを示す。すなわち、コンピュータシステム600は、タイマ動作が(例えば、ユーザ入力を介して)開始された時刻から所定の継続時間(例えば、10分)の終了時にユーザにアラートするように構成されている。
【0197】
図6Jで、コンピュータシステム600は、一時停止ユーザインタフェースオブジェクト636eの周りに少なくとも部分的にヒントインジケーション638及び境界640を表示する。ヒントインジケーション638は、タイマ制御ユーザインタフェース636上に同時に表示される第1の入力インジケータ638a及び第2のヒントインジケータ638bを含む。第1の入力インジケータ638a及び第2の入力インジケータ638bは、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力606bの両方に向けられたユーザ入力(例えば、同時及び/又は連続したユーザ入力)がコンピュータシステム600に第5の所定の動作(例えば、タイマの一時停止)を実行させることをコンピュータシステム600のユーザに視覚的案内を提供する。例えば、第1の入力インジケータ638aは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。第1の入力インジケータ638aはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。第2の入力インジケータ638bは、(例えば、表示デバイス602に関して)第2のハードウェア入力デバイス606bの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置634に表示される。第2の入力インジケータ638bはまた、第2のハードウェア入力デバイス606bのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。更に、境界640は、第5の所定の動作に関連する一時停止ユーザインタフェースオブジェクト636eを強調表示することによって、第5の所定の動作の視覚的インジケーションを提供する。
【0198】
コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力606a及び第2のハードウェア入力606bの選択が第5の所定の動作を実行させるように構成されていることを更にユーザに視覚的案内を提供するために、ヒントインジケーション638及び/又は境界640をアニメーション化するように構成されている。例えば、
図6Jで、コンピュータシステム600は、第1の厚さ642a(例えば、幅)を有する第1の入力インジケータ638a及び第2のヒントインジケータ638bと、第1の厚さ644aを有する境界640とを表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1の入力インジケータ638a、第2の入力インジケータ638b、及び境界640が、経時的に、脈動し、大きさが変化し、厚さが変化し、明るさが変化し、及び/又は、その他の方法で動いて見えるように、第1の入力インジケータ638a、第2の入力インジケータ638b、及び境界640をアニメーション化するよう構成されている。例えば、第1の厚さ642aの第1の入力インジケータ638a及び第2の入力インジケータ638bと第1の厚さ644aの境界640を表示した後、コンピュータシステム600は、第2の厚さ642bの第1の入力インジケータ638a及び第2の入力インジケータ638bと第2の厚さ644bの境界640を表示し、ここで、
図6Kに示すように、第2の厚さ642bが第1の厚さ642aよりも大きく、第2の厚さ644bが第1の厚さ644aよりも大きい。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1の厚さ642aの第1の入力インジケータ638a及び第2の入力インジケータ638bと第1の厚さ644aの境界640の表示と、第2の厚さ642bの第1の入力インジケータ638a及び第2の入力インジケータ638bと第2の厚さ644bの境界640の表示とを交互に行う。したがって、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力により第5の所定の動作が実行されるということをユーザに案内し及び/又は示すことによって、コンピュータシステム600の第5の所定の動作を実行できることにユーザの注意を更に引きつける。
【0199】
ヒントインジケーション638及び境界640のパルスアニメーションが、第5の所定の動作に関して
図6J及び
図6Kに示されているが、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1のヒントインジケータ618、第2のヒントインジケータ620、第3のインジケータ626、及び/又は第4のヒントインジケータ630が経時的に大きさが変化し、厚さが変化し、明るさが変化し、及び/又は、その他の方法で動いて見えるように、第1のヒントインジケーション618、第2のヒントインジケーション620、第3のヒントインジケーション626、及び/又は第4のヒントインジケーション630の表示をアニメーション化する。
【0200】
図6Kで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力650f(例えば、同時押圧ジェスチャ、連続押圧ジェスチャ、又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力650fを検出したことに応じて、コンピュータシステムは、
図6Lに示すように、第5の所定の動作を実行し、タイマを一時停止する。
【0201】
図6Lで、コンピュータシステム600は、一時停止ユーザインタフェースオブジェクト636eの代わりに、開始(play)ユーザインタフェースオブジェクト636fを有するタイマユーザインタフェース636を表示する。したがって、コンピュータシステム600は、ユーザ入力650fの検出に関連する時間(例えば、「9:35」)にタイマ動作を一時停止する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a、第2のハードウェア入力デバイス606b、及び/又はユーザインタフェースオブジェクト636fに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、タイマ動作を再開する(例えば、「9:35」からカウントダウンを続ける)ように構成されている。
【0202】
上記のように、第1のハードウェア入力デバイス606aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する1つ以上のタイプのユーザ入力に応じてコンピュータシステム600が実行する1つ以上の所定の動作をコンピュータシステム600のユーザが選択できるように、ユーザ設定可能である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであり、コンピュータシステム600は、外部コンピュータシステム646(例えば、コンパニオンコンピュータシステム)と通信している。外部コンピュータシステム646は、コンピュータシステム600と通信しており(例えば、コンピュータシステム600とペアリングされており)、コンピュータシステム600の設定情報、通知情報、及び/又は構成情報などの情報をコンピュータシステム600に提供するように構成されている。
図6M~
図6Oは、第1のハードウェア入力デバイス606aがコンピュータシステム600に実行させる動作を構成及び/又は選択することに対応するユーザ入力を検出する外部コンピュータシステム646を示す。例えば、外部コンピュータシステム646は、第1のハードウェア入力デバイス606aがコンピュータシステム600に実行させるように設定された1つ以上の動作を選択するユーザ入力を検出及び/又は受け取り、選択された動作及び第1のハードウェア入力デバイス606aの構成に関する情報をコンピュータシステム600に伝える。
図6M~
図6Oは、コンピュータシステム600の第1のハードウェア入力デバイス606aを設定するためのユーザインタフェースを表示する外部デバイス646を示すが、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600によって検出されたユーザ入力を介して(例えば、コンピュータシステム600が外部コンピュータシステム646から情報を受信することなく)第1のハードウェア入力デバイス606aを設定できる同様のユーザインタフェースを表示する。
【0203】
図6Mで、外部コンピュータシステム646は、表示デバイス646aを介して、ユーザが、第1のハードウェア入力デバイス606aと関連する1つ以上の動作を選択できるようにする構成ユーザインタフェース648を表示する。構成ユーザインタフェース648は、構成ユーザインタフェース648が第1のハードウェア入力デバイス606aを構成することに関連しているということをユーザに情報提供及び/又は案内する情報領域652を含む。例えば、情報領域652は、テキスト652a(例えば、「ショートカットワンクリックアクションを選択すると、これを設定で変更できます」)及び/又は第1のハードウェア入力デバイス606aに関連する情報を提供する画像652b(例えば、コンピュータシステム600を表す画像)を含む。構成ユーザインタフェース648はまた、第1のハードウェア入力デバイス606aが機能するように構成され得る様々なカテゴリの動作に対応するユーザインタフェースオブジェクト654a~654cを有するカテゴリ領域654を含む。
図6Mで、第1のユーザインタフェースオブジェクト654aは、ワークアウトカテゴリに関連し、第2のユーザインタフェースオブジェクト654bはストップウォッチカテゴリと関連し、第3のユーザインタフェースオブジェクト654cはフラッシュライトカテゴリに関連している。いくつかの実施形態では、カテゴリ領域654は、3つ未満のユーザインタフェースオブジェクトを含む。いくつかの実施形態では、カテゴリ領域654は、3つ以上のユーザインタフェースオブジェクトを含み、外部コンピュータシステム646は、カテゴリ領域654上のスワイプジェスチャ(又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出したことに応じて、追加のユーザインタフェースオブジェクトを表示するように構成されている。
【0204】
図6Mで、外部コンピュータシステム646は、カテゴリ領域654の第1のユーザインタフェースオブジェクト654aの選択に対応するユーザ入力650g(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力650gを検出したことに応じて、外部コンピュータシステム646は、
図6Nに示すように、アプリケーションユーザインタフェース656を表示する。いくつかの実施形態では、外部コンピュータシステム646は、選択されたカテゴリのユーザインタフェースオブジェクトが外部コンピュータシステム646及び/又はコンピュータシステム600上の複数のアプリケーションに関連していない場合、アプリケーションユーザインタフェース656の表示を取り止める。例えば、外部コンピュータシステム646及び/又はコンピュータシステム600が、ワークアウトカテゴリに対応する単一のワークアウトアプリケーションのみを含む場合、ユーザが選択できる複数のアプリケーションがないため、外部コンピュータシステム646は、アプリケーションユーザインタフェース656の表示を取り止める。いくつかの実施形態では、外部コンピュータシステム646がアプリケーションユーザインタフェース656の表示を取り止めると、外部コンピュータシステム646は、ユーザ入力650gを検出したことに応じて、設定ユーザインタフェース658を表示する。
【0205】
図6Nで、外部コンピュータシステム646は、(例えば、外部コンピュータシステム646及び/又はコンピュータシステム600がワークアウトカテゴリに関連した複数のアプリケーションを含むという判定に基づいて)アプリケーションユーザインタフェース656を表示する。アプリケーションユーザインタフェース656は、第1のワークアウトアプリケーション(例えば、「ワークアウトアプリ#1」)に対応する第1のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクト656a及び第2のワークアウトアプリケーション(例えば、「ワークアウトアプリ#2」)に対応する第2のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクト656bを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースオブジェクト654a~654cのうちの1つを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、外部コンピュータシステム646は、外部コンピュータシステム646上の全てのアプリケーションに対応する、及び/又は選択されたカテゴリに関連したコンピュータシステム646上のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトを表示する。したがって、いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース656は、2つより多いアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトを含む。
【0206】
図6Nで、外部コンピュータシステム646は、第1のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクト656aの選択に対応するユーザ入力650h(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力650hを検出したことに応じて、外部コンピュータシステム646は、
図6Oに示すように、設定ユーザインタフェース658を表示する。
図6Oで、設定ユーザインタフェース658により、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する様々なタイプのユーザ入力に基づいてコンピュータシステム600が実行すべき様々な動作を設定できる。
【0207】
図6Oで、設定ユーザインタフェース658は、選択されたカテゴリ(例えば、「ワークアウト」)を識別するカテゴリユーザインタフェースオブジェクト658aと、選択されたアプリケーション(例えば、「ワークアウトアプリ#1」)を識別するアプリケーションユーザインタフェースオブジェクト658bと、動作ユーザインタフェースオブジェクト658c-658eとを含む。いくつかの実施形態では、外部コンピュータシステム646は、カテゴリユーザインタフェースオブジェクト658aを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、構成ユーザインタフェース648を表示する。いくつかの実施形態では、外部コンピュータシステム646は、(例えば、コンピュータシステム600及び/又は外部コンピュータシステム646がカテゴリユーザインタフェース648の選択されたユーザインタフェースオブジェクト654a~654cに関連するカテゴリに対応する複数のアプリケーションを含む場合)アプリケーションユーザインタフェースオブジェクト658bを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、アプリケーションユーザインタフェース656を表示する。
【0208】
図6Oで、第1の動作ユーザインタフェースオブジェクト658cは、第1のハードウェア入力デバイス606aが第1のタイプのユーザ入力(例えば、第1の押圧)に応じて実行するように構成された第1の動作に対応している。例えば、第1の動作ユーザインタフェースオブジェクト658cは、第1のハードウェア入力デバイス606aが、第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の押圧に応じて、コンピュータシステム600に屋外ランニング動作の目標を開かせるように構成されていることを示す。すなわち、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a上の第1の押圧を検出したことに応じて、屋外ランニング動作の目標(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー量)をユーザが入力及び/又他の方法で選択することを可能にするユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、第1の動作ユーザインタフェースオブジェクト658cを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、外部コンピュータシステム646は、コンピュータシステム600が第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の押圧に応じて実行できる選択可能な動作のリストを表示するように構成されている。したがって、第1の動作ユーザインタフェースオブジェクト658cは、ユーザが第1のハードウェア入力デバイス606aを、第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の押圧に応じてコンピュータシステム600にユーザが選択した及び/又はユーザが設定した動作を実行させるように構成することを可能にする。
【0209】
第2の動作ユーザインタフェースオブジェクト658dは、第1のハードウェア入力デバイス606aが第2のタイプのユーザ入力(例えば、第2の押圧)に応じて実行するように構成された第2の動作に対応している。例えば、第2の動作ユーザインタフェースオブジェクト658dは、第1のハードウェア入力デバイス606aが、第2の押圧(第1の押圧後にコンピュータシステム600によって検出される第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)に応じてコンピュータシステム600に屋外ランニング動作を一時停止させるように構成されていることを示す。いくつかの実施形態では、第2の動作ユーザインタフェースオブジェクト658dを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、外部コンピュータシステム646は、コンピュータシステム600が第1のハードウェア入力デバイス606aの第2の押圧に応じて実行できる選択可能な動作のリストを表示するように構成されている。したがって、第2の動作ユーザインタフェースオブジェクト658dは、ユーザが第1のハードウェア入力デバイス606aを、第1のハードウェア入力デバイス606aの第2の押圧に応じてコンピュータシステム600にユーザが選択した及び/又はユーザが設定した動作を実行させるように構成することを可能にする。
【0210】
第3の動作ユーザインタフェースオブジェクト658eは、第1のハードウェア入力デバイス606aが第3のタイプのユーザ入力(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606b上で両方を押圧)に応じて実行するように構成された第3の動作に対応している。例えば、第3の動作ユーザインタフェースオブジェクト658eは、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606b上で両方を押圧(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bの同時及び/又は連続押圧)したことに応じて、コンピュータシステム600にウォータロック動作を実行させるように第1のハードウェア入力デバイス606aが構成されていることを示す。いくつかの実施形態では、第3の動作ユーザインタフェースオブジェクト658eを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、外部コンピュータシステム646は、コンピュータシステム600が第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bの両方の押圧に応じて実行できる選択可能な動作のリストを表示するように構成されている。したがって、第3の動作ユーザインタフェースオブジェクト658eは、ユーザが第1のハードウェア入力デバイス606aを、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606b両方の押圧に応じてコンピュータシステム600にユーザが選択した及び/又はユーザが設定した動作を実行させるように構成することを可能にする。
【0211】
図6Oで、設定ユーザインタフェース658は、様々な動作を実行するために提供され得る、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力タイプの視覚的インジケーションを提供するジェスチャ領域660を含む。ジェスチャ領域660は、第1のハードウェア入力デバイス606a(及び/又は第2のハードウェア入力デバイス606b)に対応する特定のタイプのユーザ入力が選択された動作を実行できることをユーザが速やかに学習及び/又は確認することを可能にする。
【0212】
図6M~
図6Oは、ワークアウトアプリケーションについて動作を実行するように構成された第1のハードウェア入力デバイス606aを示しているが、いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス606aは、様々なアプリケーションの動作を実行するように構成されている。以下の表1は、(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606a及び/又は第2のハードウェア入力デバイス606bの個別のユーザ選択構成に基づいて)第1のハードウェア入力デバイス606a及び/又は第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力を検出したことに応じてコンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作の例を示す。いくつかの実施形態では、表1の列は第1のハードウェア入力デバイス606aの代替構成であり、したがって、第1のハードウェア入力デバイス606aが、コンピュータシステム600に、1つのアプリケーション及び/又はカテゴリ(例えば、表1の1つの行)に対応する1つ以上の動作を実行させるように構成されている。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力606aは、コンピュータシステム600に2つ以上のアプリケーション及び/又はカテゴリに対応する動作を実行させるようには構成されていない(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aは、コンピュータシステム600に、表1の2つ以上の行の動作を実行させるように構成できない)。
【表1】
【0213】
図7は、いくつかの実施形態に係る、コンピュータシステムを使用して動作を開始することについて案内する方法を示すフロー図である。方法700は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)(例えば、表示コントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、プロジェクタ、ディスプレイスクリーン、表示モニタ、及び/又はホログラフィックディスプレイ)並びに1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)(例えば、アクティブ化イベント(例えば、ユーザ入力、ユーザ定義及び/又はユーザ選択されたユーザ入力、及び/又は特定の入力)に応じてコンピュータシステムに機能を実行させるように構成された、1つ以上の物理的ボタン(例えば、コンピュータシステムの筐体に含まれる及び/又は筐体上のボタン)、回転可能な入力デバイス、押下可能な入力デバイス、及び/又は圧力センサ付き固体ボタン)と通信しているコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)((例えば、電子デバイス、スマートフォン又はスマートウォーチなどのスマートデバイス、モバイルデバイス、ウェアラブルデバイス)で実行される。いくつかの実施形態では、1つ以上のハードウェア入力デバイスの中の1つのハードウェア入力デバイス(例えば、606a)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、及び/又は646)が、ユーザ入力(例えば、特定タイプの既定の入力)に応じて既定の機能を実行するように構成可能である(例えば、ユーザ選択、ユーザ定義、及び/又はユーザカスタマイズされる)。いくつかの実施形態では、1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)は、1つ以上のハードウェア入力デバイスの個別のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、触知フィードバック(例えば、触覚フィードバック)を提供する触知出力生成器を含む。方法700のいくつかの動作は任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
【0214】
後述するように、方法700は、動作の開始について案内をする直感的なやり方を提供する。この方法は、動作を開始する際のユーザの認知負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスの場合、ユーザがより早く、より効率的に動作を開始できるようにすることで、電力が節約され、バッテリの充電間隔が長くなる。
【0215】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の動作に関連付けられた第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示することに関連付けられた条件(例えば、650a、650b、及び/又は650d)の発生(例えば、第1のユーザインタフェースにナビゲートすることを求める要求、又はデバイスに他のユーザインタフェースから第1のユーザインタフェースにナビゲートさせ、第1のユーザインタフェースを低電力状態からアクティブな状態に遷移させ、又は第1のユーザインタフェースを表示するために表示デバイスをオンにさせるイベントの発生)を検出する(702)。
【0216】
条件の発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のユーザインタフェース(例えば、612、622、及び/又は636)を表示する(704)。
【0217】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のユーザインタフェース(例えば、612、622、及び/又は636)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース、コンピュータシステムのアプリケーションに関連するユーザインタフェース、及び/又はコンピュータシステムのアプリケーションに対応する1つ以上のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェース)を表示(704)している間、1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606cの第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)(例えば、コンピュータシステムの筐体の側面に配置された押下可能なボタン)が、第1のハードウェア入力デバイスに第1の動作を実行させることを可能にする第1の構成で構成される(例えば第1のハードウェア入力デバイスが第1のタイプのユーザ入力(例えば、押圧、ロング押圧、ダブル押圧、及び/又は多重押圧ユーザ入力)を介して第1の動作(例えば、コンピュータシステムのアプリケーション(及び任意択的に第1のユーザインタフェースに関連付けられたアプリケーション)に関連付けられた動作(例えば、ユーザが選択した動作))(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ選択を介して)構成される)で構成されるという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、第1のユーザインタフェースにオーバレイされた)表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、第1のハードウェア入力デバイス(606a)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示する(706)(例えば、テキスト、ユーザインタフェースオブジェクト、第1のハードウェア入力デバイスの第1の色と同じ第1の色を含むユーザインタフェースオブジェクト、及び/又は第1の動作を示す、アプリケーションを示す、及び/又はコンピュータシステムに第1の動作を実行させるユーザ入力を示す、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト)を介して、(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、第1のハードウェア入力デバイス(606a)に対応するユーザ入力が第1の動作を実行することを伝える視覚的案内及び/又はインジケーションをコンピュータシステムのユーザに提供する)。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイスは、コンピュータシステムの筐体の第2の色とは異なる第1の色を含む。
【0218】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のユーザインタフェース(例えば、612、622、及び/又は636)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース、コンピュータシステムのアプリケーションに関連するユーザインタフェース、及び/又はコンピュータシステムのアプリケーションに対応する1つ以上のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェース)を表示(704)している間、1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)のうちの第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)が第1の構成で構成されていない(例えば、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)が、第1のタイプのユーザ入力を介して第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行することを可能にする第1の動作(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられた動作(例えば、ユーザが選択した動作)(及び、任意選択的に、第1のユーザインタフェースに関連付けられたアプリケーション))(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ選択を介して)構成されていない))という判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示することを取り止める(708)(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示せずに、第1のユーザインタフェースの表示を維持する)。
【0219】
第1のハードウェア入力デバイスが第1の構成で構成されているという判定に従ってグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示し、第1のハードウェア入力デバイスが第1の構成で構成されていないという判定に従ってグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることにより、第1のハードウェア入力デバイスを選択するユーザ入力を介して第1の動作が特定の時間に実行できるかどうかのインジケーションをコンピュータシステムのユーザに提供し、それによって、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する。
【0220】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の動作に関連付けられた第2のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示することに関連付けられた条件(例えば、650a及び/又は650d)の発生(例えば、第2のユーザインタフェースにナビゲートすることを求める要求、又はデバイスに他のユーザインタフェースから第2のユーザインタフェースにナビゲートさせ、第2のユーザインタフェースを低電力状態からアクティブな状態に遷移させ、又は第2のユーザインタフェースを表示するために表示デバイスをオンにさせるイベントの発生)を検出する。条件の発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2のユーザインタフェース(例えば、612、622、及び/又は636)を表示する。コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第2のユーザインタフェース(例えば、612、622、及び/又は636)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース、コンピュータシステムのアプリケーションに関連するユーザインタフェース、及び/又はコンピュータシステムのアプリケーションに対応する1つ以上のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェース)を表示している間、1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b及び/又は606c)の第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)(例えば、コンピュータシステムの筐体の側面に配置された押下可能なボタン)が、第2の構成で構成される(例えば、第1のハードウェア入力デバイスは、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)が第2の動作(例えば、コンピュータシステムのアプリケーション(及び、任意選択的に、第2のユーザインタフェースに関連するアプリケーション)に関連する動作(例えば、ユーザが選択した動作))を実行することを可能にする第2のタイプのユーザ入力(例えば、押圧、ロング押圧、ダブル押圧、及び/又は多数回押圧ユーザ入力)を介して第2の動作を行うように(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ選択を介して)構成される)という判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、第2のユーザインタフェースにオーバレイされた)表示生成構成要素を介して、第1のハードウェア入力デバイスが第2の動作を実行できることを示す第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示する(例えば、テキスト、ユーザインタフェースオブジェクト、第1のハードウェア入力デバイスの第1の色と同じ第1の色を含むユーザインタフェースオブジェクト、及び/又は第2の動作を示す、アプリケーションを示す、及び/又はコンピュータシステムに第2の動作を実行させるユーザ入力を示す、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト)を介して、(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)に対応するユーザ入力が第2の動作を実行することをコンピュータシステムのユーザに視覚的案内及び/又はインジケーションを提供する)。コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第2のユーザインタフェース(例えば、612、622、及び/又は636)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられたユーザインタフェース、及び/又はコンピュータシステムのアプリケーションに対応する1つ以上のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェース)を表示している間、1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)のうちの第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)が(第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)が、第2の動作を実行することを可能にする(例えば、第2のタイプのユーザ入力を介して第2の動作(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられた(例えば、ユーザ選択動作)(及び任意選択で、第2のユーザインタフェースに関連付けられたアプリケーション))を実行するように第1のハードウェア入力デバイスが(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ選択によって)構成されていない)第2の構成で構成されていないという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a)が第2の動作を実行できることを示す第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示することを取り止める(例えば、第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示せずに、第2のユーザインタフェースの表示を維持する)。いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイスは、コンピュータシステムの筐体の第2の色とは異なる第1の色を含む。
【0221】
第1のハードウェア入力デバイスが第2の構成で構成されているという判定に従って第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示し、第1のハードウェア入力デバイスが第2の構成で構成されていないという判定に従って第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することを取り止めることにより、第1のハードウェア入力デバイスを選択するユーザ入力を介して第2の動作が特定の時間に実行できるかどうかのインジケーションをコンピュータシステムのユーザに提供し、それによって、ユーザに改善された視覚フィードバックを提供する。
【0222】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)及び第2のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)は、同じユーザインタフェースである(例えば、コンピュータシステムは、同じユーザインタフェースインタフェースを表示している間に、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力に基づいて様々な動作(例えば、第1の動作及び第2の動作の両方)を実行するように構成される)。同じユーザインタフェースが表示されている間に、第1のハードウェア入力デバイスがコンピュータシステムに様々な動作を実行させることを可能にすることにより、ユーザは、ユーザインタフェースに向けられる更なるユーザ入力を必要とせずに様々な動作を速やかに実行でき、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0223】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)及び第2のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)は、異なるユーザインタフェースである(例えば、コンピュータシステムは、様々なユーザインタフェースインタフェースを表示しながら、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力に基づいて様々な動作(例えば、第1の動作及び第2の動作)を実行するように構成される)。様々なユーザインタフェースが表示されている間に、第1のハードウェア入力デバイスが様々な動作を実行できるようにすることにより、ユーザは、表示されたユーザインタフェースにおける更なるユーザ入力を必要とせずに特定の動作を迅速に実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0224】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の第1のアプリケーション(例えば、コンピュータシステムがコンピュータシステムの1つ以上の第1の機能及び/又は動作を実行することを可能にする、第1のアプリケーションに関連付けられ、第2のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーション(例えば、コンピュータシステムが1つ以上の第2の機能及び/又は動作を実行することを可能にする、コンピュータシステムの第2のアプリケーション)に関連付けられている(例えば、第1のハードウェア入力デバイスは、ユーザ入力を介して選択されるとき、コンピュータシステムに、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースが表示されたときに第1の動作を実行させ、第1のハードウェア入力デバイスは、ユーザ入力を介して選択されると、第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースが表示されたときに、コンピュータシステムに第1の動作とは異なる第2の動作を実行させるように構成される)。
【0225】
様々なアプリケーションの様々なユーザインタフェースが表示されている間に、第1のハードウェア入力デバイスが様々な動作を実行できるようにすることにより、ユーザは、表示されたユーザインタフェースにおける更なるユーザ入力を必要とせずに特定の動作を迅速に実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0226】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、622a、622d及び/又は636e)の外観(例えば、644a及び/又は644b)(例えば、色、暗さ、不透明度、透明度、厚さ、及び/又はサイズ)を調整するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む(例えば、ユーザ入力を介して選択されると、ユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンスは、コンピュータシステムに特定の動作を実行させるように構成される)。選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの外観を調整することにより、第1のハードウェア入力デバイスの選択を介して実行できる第1の動作のインジケーションがユーザに提供され、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0227】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)の外観を調整するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は(例えば、628、632、及び/又は640)、輪郭は、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、622a、622d、及び/又は636e)の少なくとも一部分の回り(又は、任意選択的に全周)にグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示する前に、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの厚さ及び/又は色とは異なる厚さ及び/又は色を含む、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの周りの境界及び/又は縁)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む。選択可能なユーザインタフェースオブジェクトの周りに輪郭を表示することにより、第1のハードウェア入力デバイスの選択を介して実行できる第1の動作のインジケーションがユーザに提供され、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0228】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)は第1の色(例えば、黄色、オレンジ、緑、及び/又はコンピュータシステムの筐体の色とは異なる別の色)を含み、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)は、第1の色(例えば、黄色、オレンジ、緑、及び/又はコンピュータシステムの筐体の色とは異なる別の色)を含む。いくつかの実施形態ではグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトをハードウェア入力デバイスと視覚的に結合するために、第1のハードウェア入力デバイスは、第1の動作を示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの色と調和した色又はアクセントカラーを有する。第1のハードウェア入力デバイスと同じ色でグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の実行に関連付けることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0229】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)の第2の色に基づく第1の色(例えば、黄色、オレンジ、緑、及び/又はコンピュータシステムの筐体の色とは異なる別の色)を含む(例えば、ユーザが第1のハードウェア入力デバイスの選択と第1の動作の実行とを関連付けることができるように、第1のハードウェア入力デバイスの第2の色に基づいて選択された第1の色)を含む。第1のハードウェア入力デバイスの第2の色に基づく第1の色でグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の実行に関連付けることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0230】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)が、第1のハードウェア入力デバイスに(例えば606a、606b、及び/又は606c)近接する表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び又は1300a)上の位置(例えば、614及び/又は634)(例えば、例えば、コンピュータシステムのユーザに見える位置)(例えば、コンピュータシステムのユーザが第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の実行に関連付けるように、第1のハードウェア入力デバイスの物理的位置(例えば、表示生成構成要素に対する第1のハードウェア入力デバイスの位置)の隣、近接、及び/又は別様で近い表示生成構成要素の位置)にある。第1のハードウェア入力デバイスに近接してグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の実行に関連付けることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0231】
いくつかの実施形態では、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)上のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)の表示位置(例えば、614及び/又は634)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の向き設定に基づいている(例えば、コンピュータシステムは、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ)であり、様々な向きで(例えば、左手首又は右手首に)着用されるように構成されており、表示された表示生成構成要素上のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの位置(例えば、コンピュータシステムを着用しているときに、第1のハードウェア入力デバイスがユーザに対して表示生成構成要素の左側にあるか、右側にあるか)は向き設定に基づいて判断される)。コンピュータシステムの向き設定に基づいて特定の位置にグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、ユーザは、コンピュータシステムが第1の向き設定で配向されているか第2の向き設定で配向されているかに関係なく、第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の実行に関連付けることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0232】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示している間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の動作を実行することを要求するユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)(例えば、第1のハードウェア入力デバイスを選択する押圧ジェスチャ)を受け取る。ここでは、ユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)の複数の押圧(例えば、第1のハードウェア入力デバイスを選択した第1の押圧ジェスチャは、第1のハードウェア入力デバイスを選択する1つ以上の追加の押圧ジェスチャ(例えば、第1のハードウェア入力デバイスを選択する1つ以上の追加の押圧ジェスチャが、第1の押圧ジェスチャから所定の時間量内で検出及び/又は受信される))を含む。いくつかの実施形態では、シングル押圧(例えば、1回の押圧)を含むユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、第1の動作とは異なる第2の動作を実行する。いくつかの実施形態では、シングル押圧(例えば、1回の押圧)を含むユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、第1の動作及び/又は別の動作の実行を取り止める。いくつかの実施形態では、シングル押圧(例えば、1回の押圧)を含むユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、ユーザ入力を無視する。第1のハードウェア入力デバイスの複数回の押圧を介して第1の動作の実行を要求することにより、第1のハードウェア入力デバイスは、ユーザが追加のユーザ入力を行うこと及び/又は様々なユーザインタフェースに移動することを必要とせずに、様々なユーザ入力を介して複数の様々な動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0233】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示している間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の動作を実行することを要求するユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)(例えば、第1のハードウェア入力デバイスを選択する押圧ジェスチャ)を受け取る。ここでは、ユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応する第2の押圧入力と連携して発生する第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応する第1の押圧入力(例えば、第2のハードウェア入力デバイスに対応する(例えば第1の押圧入力及び/又は第1の押圧及び保持入力)(例えば、第1のハードウェア入力デバイスの第2の押圧入力の前の時間閾値内、後の時間閾値内、及び/又は同時の時間閾値内)を含む。第1のハードウェア入力デバイスの押圧及び第2のハードウェア入力デバイスの押圧を介して動作の実行を要求することにより、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、単独で又は他のハードウェア入力デバイスと共に)は、ユーザが追加のユーザ入力を行うこと及び/又は様々なユーザインタフェースに移動することを必要とせずに、様々なユーザ入力を介して複数の様々な動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0234】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)は、一組の1つ以上の使用基準が満たされた(例えば、コンピュータシステムは、最初にオンになってから動作している、及び/又はコンピュータシステムのユーザに関連付けられてから所定時間未満である、第1のハードウェア入力デバイスが所定回数未満アクティブ化されたこと、及び/又は第1のハードウェア入力デバイスが第1の構成で構成されている時間が所定時間未満である)という判定に従って、第1のユーザインタフェース(例えば、616)を表示する表示領域の第1の量(例えば、表示生成構成要素の一部)(例えば、画像、アイコン、記号、アニメーション、及び/又はテキスト)を覆い隠す(例えば、カバーする、ブロックする、非強調表示する、及び/又はオーバレイする)初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618)(例えば、第1の量のコンテンツ(例えば、画像、アイコン、シンボル、アニメーション、及び/又はテキスト)を含むグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)を含む。いくつかの実施形態では、一組のユーザ基準が満たされていない(例えば、コンピュータシステムが、最初にオンになってから、及び/又は所定時間以上の時間、コンピュータシステムのユーザに関連付けられて動作していた、第1のハードウェア入力デバイスが所定回数以上の回数アクティブ化された、及び/又は第1のハードウェア入力デバイスが所定時間以上の時間にわたって第1の構成で構成された)という判定に従って第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)は、第1のユーザインタフェース(例えば、616)を表示する表示領域の、第1の量より小さい第2の量(例えば、表示生成構成要素の一部)を覆い隠す(例えば、カバー、ブロック、非強調表示する、及び/又はオーバレイする)中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、620及び/又は620a)(例えば、コンテンツの第1の量よりも少ない第2の量のコンテンツ(例えば、画像、アイコン、シンボル、アニメーション、及び/又はテキスト)を含むグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)(例えば、中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトはサイズが小さい(及び任意選択的に、初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトと比較して、少ないコンテンツを含む、及び/又は他の方法で、表示生成構成要素のより小さな部分を占有する)を含む。
【0235】
一組の1つ以上の使用基準が満たされたときにグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトとして表示し、一組の1つ以上の使用基準が満たされていないときにグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトとして表示することにより、ユーザが第1の動作を引き起こす第1のハードウェア入力デバイスの能力を迅速に学習し、それによってユーザへの視覚フィードバックが改善される。
【0236】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618)を表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のユーザインタフェース(例えば、616)の外観を非強調表示すること(例えば、第1のユーザインタフェースの少なくとも一部分をディミング、フェーディング、ハイディング、覆い隠し、及び/又はブロックする)。また、中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、620及び/又は620a)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のユーザインタフェース(例えば、616)の外観を非強調表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含まない。(例えば、中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することは、第1のユーザインタフェースの少なくとも一部分をディミング、フェーディング、ハイディング、覆い隠し、及び/又はブロックすることである)。初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示しながら第1のユーザインタフェースの外観を非強調表示することにより、ユーザが初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトをより良好に見ることができ、第1のハードウェア入力デバイスがコンピュータシステムに第1の動作を実行させることを理解でき、それによってユーザに改善された視覚フィードバックを提供する。
【0237】
いくつかの実施形態では、初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618)は、第1の量のコンテンツ(例えば、618a、618b、及び/又は618c)を含む。(例えば、視覚要素、アイコン、シンボル、アニメーション、及び/又はテキスト)第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が、第1の動作を実行できることを示すことと、(例えば、コンピュータシステムのユーザにガイダンス及び/又は障害を提供することにより、第1のハードウェア入力デバイスを選択するユーザ入力は、コンピュータシステムに第1の動作を実行させる)。中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、620)は、第2の量のコンテンツ(例えば、620a)を含む。(例えば、視覚要素、アイコン、シンボル、アニメーション、及び/又はテキスト)第1の量のコンテンツ未満、第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を実行できることを示す。(例えば、中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、ユーザが第1の動作を引き起こす、第1のハードウェア入力デバイスの能力に精通していると推定されるため、第1のハードウェア入力デバイスを選択するユーザ入力がコンピュータシステムに第1の動作を実行させるように、コンピュータシステムのユーザにより少ないガイダンス及び/又は障害を提供する。)第1のコンテンツ量を含む初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスがコンピュータシステムに第1の動作を実行させることよりよく理解でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。第2の量のコンテンツを含む中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトにより、ユーザは、追加情報の表示を必要とせずに第1のハードウェア入力デバイスがコンピュータシステムに第1の動作を実行させることを依然として理解でき、それによってコンピュータシステムのバッテリ使用量を削減する。
【0238】
いくつかの実施形態では、初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618)の時変アニメーションを表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む。(例えば、動き(例えば、前後の動き)、パルス化(例えば、初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトのサイズを拡張及び縮小)、及び/又は初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを、サイズ、形状、不透明度、輝度、色、及び/又は経時的に変化するものとして表示すること)中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、620及び/又は620a)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、620及び/又は620a)の時変アニメーションを表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含まない。(例えば、中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、動き、パルス、及び/又はサイズ、形状、不透明度、輝度、及び/又は経時的な位置の変化で表示されない)。アニメーションを含む初心者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスがコンピュータシステムに第1の動作を実行させることをよりよく理解でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。アニメーションを含まない中上級者向けグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスがコンピュータシステムの追加の処理電力を必要とせずにコンピュータシステムに第1の動作を実行させることを理解でき、それによって、コンピュータシステムのバッテリ使用量を削減する。
【0239】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示することに関連する条件の発生を検出するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、手首を上げるジェスチャを検出することを含む(例えば、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、ユーザの手首に装着されるように構成されかつコンピュータシステムがコンピュータシステムの向きが、ユーザの手首が上げられた位置にあることを示したことを検出できるようにする1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は慣性計測装置)を含むウェラブルデバイスである(例えば、ユーザは、ユーザが表示生成構成要素を表示する及び/又は他の方法でコンピュータシステムと対話できるように、コンピュータシステムの位置調整をしている))。コンピュータシステムが手首を上げるジェスチャを検出したときに第1のユーザインタフェースを表示することにより、ユーザが追加のユーザ入力を行うことを必要とせずに、コンピュータシステムに、コンピュータシステムのユーザにグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトなどの情報を表示させ、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0240】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示することに関連する条件の発生を検出することは、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を検出するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がアクティブな状態であることを示す(例えば、コンピュータシステムが、手首を上げるジェスチャ及び/又は表示生成構成要素に情報(例えば、ユーザインタフェース)を積極的に表示させることを要求する他のユーザ入力を検出した、表示生成構成要素が、無効/オフで無いか、又は低電力及び/又は更新頻度の低い常時オンのユーザインタフェース(例えば、コンピュータが低消費電力モードで動作しかつ高消費電力モードで動作しないときに表示されるユーザインタフェース)などのユーザインタフェースを表示している、低消費電力モードにおけるディスプレイの全体的な輝度が、高消費電力モードにおけるディスプレイの全体的な輝度よりも低い場合、低消費電力モードでは高消費電力モードと比較してコンピュータシステムの1つ以上のプロセッサがより低い時間の割合でアウェイクである、コンピュータシステムが低消費電力モードにあるとき、1つ以上のプロセッサは、高消費電力モードに比べ、持続時間にわたってより少ない頻度でウェイクアップし、コンピュータシステムが低消費電力モードで動作するとき、高消費電力モードに比べて、プロセッサのより少ない部分が動作している、及び/又は、コンピュータシステムが、より高い消費電力モードでは採用されない、より低い消費電力のときのプロセッサ電力管理技術(例えば、コアクロックを遅くする又はオフにする、バスクロックを遅くする又はオフにする、及び/又はメインコンピュータ処理装置電圧を下げる)を採用している))。
【0241】
表示生成構成要素がアクティブな状態であることをコンピュータシステムが検出したときに第1のユーザインタフェースを表示することにより、ユーザが追加のユーザ入力を行うことを必要とせずに、コンピュータシステムに、コンピュータシステムのユーザにグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトなどの情報を表示させ、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0242】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示することに関連する条件の発生を検出するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2のユーザインタフェース(例えば、604及び/又は616)の表示から、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示への遷移の要求する(例えば、以前に表示されたユーザインタフェース(例えば、第2のユーザインタフェース)の表示を第1のユーザインタフェースと置き換えることを要求する)ユーザ入力(例えば、650a、650b、及び/又は、650d)(例えば、スワイプジェスチャ、1つ以上のタップジェスチャ、ロングタップジェスチャ、ボイスコマンド及び/又はジェスチャ(例えば、仮想アシスタントに動作を要求するボイスコマンド及び/又はジェスチャ)、及び/又は1つ以上のハードウェア入力デバイスにおける押圧ジェスチャなどの、コンピュータシステムにユーザインタフェース間で移動させる1つ以上のユーザ入力)を検出するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む。コンピュータシステムが第2のユーザインタフェースから第1のユーザインタフェースに遷移することを求める要求を検出したときに第1のユーザインタフェースを表示することにより、コンピュータシステムは、ユーザに追加のユーザ入力を提供することを必要とせずにグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0243】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示することは、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)をアニメーション化して、脈動停止前に所定の回数だけ脈動(例えば、サイズ、厚さ、不透明度、透明性、及び/又は輝度を繰り返し増減)させることを含む(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、所定の回数だけ脈動し、次いで、その後、表示生成構成要素上で静止画像として表示される)。脈動するアニメーションでグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の実行に関連付けることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0244】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の前に、条件の発生を検出する前に(例えば、第1のユーザインタフェースを表示する前に)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は(例えば、表示生成構成要素又はコンピュータシステムを設定及び/又は構成するために使用されるコンパニオンコンピュータシステムの表示生成構成要素を介して)第1の構成(例えば、第1のハードウェア入力デバイス及び/又はコンピュータシステムの他の特徴及び/又は構成要素を構成するための設定ユーザインタフェース及び/又はセットアップユーザインタフェース)で第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)を構成するための第2のユーザインタフェース(例えば、648、656、及び/又は658)を表示するが、ここでは、第2のユーザインタフェース(例えば、648、656、及び/又は658)は、複数の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)(例えば、コンピュータシステムが実行するように構成されるアプリケーションのカテゴリ及び/又は機能に対応するユーザインタフェースオブジェクト)を含む。いくつかの実施形態では、コンパニオンコンピュータシステム(例えば、646)は、コンピュータシステム(例えば、600)とは別体である及び/又は異なる外部コンピュータシステムであって、コンピュータシステム(例えば、600)と通信している外部コンピュータシステム、及び/又はコンピュータシステムの構成及び/又は構成設定に関連付けられた1つ以上のユーザ入力を受信して、コンピュータシステムの構成及び/又は構成設定に関連付けられた情報をコンピュータシステム(例えば、600)に供給(例えば、送信)できる外部コンピュータシステムを含む。
【0245】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)を第1の構成と構成するための第2のユーザインタフェース(例えば、648、656、及び/又は658)を表示し、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、複数の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a-654c)のうちの第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例654a-654c)の選択に対応する第1の情報(例えば、コンピュータシステム及び/又はコンパニオンコンピュータシステムが第1の選択可能なアプリケーションタイプを選択する第1のユーザ入力(例えば、タップジェスチャ)を検出したことを含む第1の情報)を受信する。いくつかの実施形態では、複数の選択可能なアプリケーションタイプの第1の選択可能なアプリケーションタイプの選択に対応する第1の情報は、検出されたユーザ入力を介してコンピュータシステム(例えば、600)によって受け取られる(例えば、コンピュータシステムは、第1のハードウェア入力デバイスを第1の構成で構成するための第2のユーザインタフェースを表示し、コンピュータシステムは、第1の選択可能なアプリケーションタイプを選択するユーザ入力を検出する)。いくつかの実施形態では、コンパニオンコンピュータシステム(例えば、646)は、第1の構成を有する第1のハードウェア入力デバイスを構成するための第2のユーザインタフェースを表示し、コンパニオンコンピュータシステム(例えば、646)は、第1の選択可能なアプリケーションタイプを選択するユーザ入力を検出し、第1の選択可能なアプリケーションタイプの選択に対応する情報をコンピュータシステム(例えば、600)に提供する。
【0246】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)の選択に対応する第1の情報を受け取ったことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、表示生成構成要素又はコンピュータシステムを設定及び/又は構成するために使用されるコンパニオンコンピュータシステムの表示生成構成要素を介して)第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)(例えば、第1の選択可能なアプリケーションタイプのカテゴリに属するコンピュータシステムのアプリケーションに対応するユーザインタフェースオブジェクト及び/又は別様に第1の選択可能なアプリケーションタイプに関連する機能を実行するように構成されたユーザインタフェースオブジェクト)に対応する1つ以上のアプリケーション(例えば、656a及び/又は656b)を表示する。
【0247】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)(例えば、第1の選択可能なアプリケーションタイプのカテゴリに属するコンピュータシステムのアプリケーションに対応するユーザインタフェースオブジェクト及び/又は別様に第1の選択可能なアプリケーションタイプに関連する機能を実行するように構成されたユーザインタフェースオブジェクト)に対応する1つ以上のアプリケーション(例えば、656a及び/又は656b)の第1のアプリケーション(例えば、656a及び/又は656b)の選択に対応する第2の情報(例えば、第2の情報はコンピュータシステム及び/又はコンパニオンコンピュータシステムが第1のアプリケーションを選択する第2のユーザ入力(例えば、タップジェスチャ)を検出したことを含む)を受信する。いくつかの実施形態では、第1の選択可能なアプリケーションタイプに対応する1つ以上のアプリケーションの第1のアプリケーションの選択に対応する第2の情報は、検出されたユーザ入力を介してコンピュータシステム(例えば、600)によって受け取られる(例えば、コンピュータシステムは、第1の選択可能なアプリケーションタイプに対応するもの又はアプリケーションを表示し、第1のアプリケーションに対応するユーザ入力を検出する)。いくつかの実施形態では、第1の選択可能なアプリケーションタイプに対応する1つ以上のアプリケーションの第1のアプリケーションの選択に対応する第2の情報は、コンパニオンコンピュータシステム(例えば、646)から、コンピュータシステム(例えば、600)に受け取られる(例えば、コンパニオンコンピュータシステムは、第1の選択可能なアプリケーションタイプに対応する1つ以上のアプリケーションを表示し、第1のアプリケーションを選択するユーザ入力を検出し、第1のアプリケーションの選択に対応する情報をコンピュータシステムに提供する)。
【0248】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)に対応する1つ以上のアプリケーション(例えば、656a及び/又は、656b)のうちの第1のアプリケーション(例えば、656a及び/又は、656b)の選択に対応する第2の情報を受け取ったことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、表示生成構成要素又はコンピュータシステムを設定及び/又は構成するために使用されるコンパニオンコンピュータシステムの表示生成構成要素を介して)動作を第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に関連付ける1つ以上の選択可能オプション(例えば、658c~658e)(例えば、第1のアプリケーションがコンピュータシステムに実行させるように(1つ以上のユーザ入力を介して)構成された機能及び/又はアクション)を表示する。
【0249】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の動作に対応する1つ以上の選択可能オプション(例えば、658c~658e)の第1の選択可能オプション(例えば、658c~658e)の選択に対応する第3の情報を受け取る(例えば、第1の選択可能オプションは第1の動作に対応し、コンピュータシステムは、第1のハードウェア入力デバイスのアクティブ化が、コンピュータシステムに第1の動作を実行させるように構成されるように、第1の選択可能オプションを第1のハードウェア入力デバイスに関連付ける)。いくつかの実施形態では、第1の動作に対応する1つ以上の選択可能オプションの第1の選択可能オプションの選択に対応する第3の情報は、検出されたユーザ入力を介してコンピュータシステム(例えば、600)によって受け取られる(例えば、コンピュータシステムは、1つ以上の選択可能オプションを表示し、第1の選択可能オプションを選択するユーザ入力を検出する)。いくつかの実施形態では、第1の動作に対応する1つ以上の選択可能オプションのうちの第1の選択可能オプションの選択に対応する第3の情報は、コンパニオンコンピュータシステム(例えば、646)から、コンピュータシステムに受け取られる(例えば、コンパニオンコンピュータシステムは、1つ以上の選択可能オプションを表示し、第1の選択可能オプションを選択するユーザ入力を検出し、第1の選択可能オプションの選択に対応する情報をコンピュータシステムに提供する)。
【0250】
第1の動作のユーザ選択を可能にすることにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスがアクティブ化されたときに実行される動作をカスタマイズでき、それによって、追加で表示された制御によってユーザインタフェースを煩雑にすることなく追加の制御オプションを提供できる。
【0251】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)の選択に対応する第1の情報を受け取ったことに応じて、及び、第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)が2つ以上のアプリケーション(例えば、656a及び/又は656b)を含まない(例えば、コンピュータシステムは、第1の選択可能なアプリケーションタイプのカテゴリに関連付けられた1つのアプリケーションのみを含み、及び/又はコンピュータシステムは、第1の選択可能なアプリケーションタイプに関連付けられた機能を実行するように構成された1つのアプリケーションのみを含む)という判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の選択可能なアプリケーションタイプ(例えば、654a~654c)に対応する1つ以上のアプリケーション(例えば、656a及び/又は656b)を表示することを取り止める(例えば、コンピュータシステム及び/又はコンパニオンコンピュータシステムは、第1の選択可能なアプリケーションタイプに対応する1つ以上のアプリケーションを表示せず、代わりに、動作を第1のハードウェア入力デバイスに関連付けるための1つ以上の選択可能オプションを表示する)。第1の選択可能なアプリケーションタイプが2つ以上のアプリケーションを含まないときに、第1の選択可能なアプリケーションタイプに対応する1つ以上のアプリケーションのうちの第1のアプリケーションの選択に対応する第2の情報の受信を取り止めることにより、ユーザは、追加のユーザ入力を必要とせずに、動作を第1のハードウェア入力デバイスに迅速に関連付けることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0252】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)を構成するためのセットアッププロセス(例えば、コンピュータシステムが最初にオンにされたときに開始される初期セットアッププロセス及び/又は1つ以上のユーザ入力(例えば、第1のハードウェア入力デバイスを選択するユーザ入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられた設定ユーザインタフェースへのナビゲーションを要求するユーザ入力)に応じて開始されるセットアッププロセスなど、コンピュータシステムの1つ以上の機能、設定、及び/又は他の構成を設定するためのプロセス)中に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、コンピュータシステムを設定するために使用される表示生成構成要素又はコンパニオンコンピュータシステムの表示生成構成要素を介して)それぞれの動作を実行するように第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)を様々なユーザ入力(例えば、第1のハードウェア入力デバイスに対応する異なるユーザ入力(例えば、第1のハードウェア入力デバイスのシングル押圧、第1のハードウェア入力デバイスの複数回押圧、第1のハードウェア入力デバイスのロング押圧、及び/又は、第1のハードウェア入力デバイスの押圧と別のハードウェア入力デバイスの押圧)(例えば、同時押圧及び/又は連続押圧))が検出されたときにコンピュータシステムによって実行される複数の動作)を介して構成するための複数の選択可能オプション(例えば、658a~658e)(例えば、それぞれのアプリケーションタイプ、アプリケーション、動作、ユーザ入力タイプ、及び/又は第1のハードウェア入力デバイスのための他の構成オプションに対応するユーザインタフェースオブジェクト)を含む第3のユーザインタフェース(例えば、658)(例えば、第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられる1つ以上の特徴、機能、及び/又はアクションのユーザ選択を可能にする第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられた設定ユーザインタフェース)を表示する。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェース(例えば、658)は、コンピュータシステム(例えば、600)が、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)を構成する1つ以上のユーザ入力を受信及び/又は検出するように構成されるように、コンピュータシステム(例えば、600)の第1の表示生成構成要素(例えば、602)を介して表示される。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェース(例えば、658)は、コンパニオンコンピュータシステム(例えば、646)(例えば、コンピュータシステムとは別体である及び/又は異なる外部コンピュータシステム、コンピュータシステムと通信している外部コンピュータシステム、及び/又はコンピュータシステムの構成及び/又は構成設定に関連付けられた1つ以上のユーザ入力を受信できる外部コンピュータシステム)の表示生成構成要素(例えば、646a)を介して表示され、コンパニオンコンピュータシステムは、1つ以上のユーザ入力を受信及び/又は検出し、第1のハードウェア入力デバイスの構成に関する情報をコンピュータシステムに提供(例えば、送信)するように構成されている。
【0253】
第1のハードウェア入力デバイスが様々なタイプのユーザ入力に基づいて様々な動作をコンピュータシステムに実行させることを可能にすることにより、ユーザは、様々なユーザインタフェースへ移動する及び/又は追加のユーザ入力を行う必要なく、ユーザが動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0254】
いくつかの実施形態では、セットアッププロセスは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が最初に構成されるときに(例えば、デバイスが最初にオンにされるか、又はコンパニオンコンピュータシステムに接続されるとき)発生する(例えば、セットアッププロセスは、(例えば、ユーザが通常の動作モードでコンピュータシステムを使用できるようになる前に)ユーザがコンピュータシステムの設定、機能、及び/又は動作を選択及び/又は構成することを可能にするコンピュータシステムの初期設定プロセスの一部である)。コンピュータシステムが最初にオンにされたときに第3のユーザインタフェースを表示することにより、ユーザは、追加の設定ユーザインタフェースに移動する必要なく、1つ以上の動作を第1のハードウェア入力デバイスに迅速に関連付けることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0255】
いくつかの実施形態では、セットアッププロセスは、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が(例えば、コンピュータシステムの動作が、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムが、第1のハードウェア入力デバイスに関連付ける動作をユーザが選択できるようにする第3のユーザインタフェースを表示するように、第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられていない)第1の構成で構成される前に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応するユーザ入力(例えば、押圧ジェスチャ)を検出したことに応じて発生する。第1のハードウェア入力デバイスが第1の構成で構成される前に第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出したことに応じて第3のユーザインタフェースを表示することにより、ユーザは、別のユーザインタフェースに移動する必要なく動作を第1のハードウェア入力デバイスに関連付けることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0256】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応する第4のユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)(例えば、第1のハードウェア入力デバイスのシングル押圧、第1のハードウェア入力デバイスの複数回押圧、第1のハードウェア入力デバイスのロング押圧、及び/又は第1のハードウェア入力デバイスの押圧と別のハードウェア入力デバイスの押圧)(例えば、同時押圧及び/又は連続押圧))を検出し、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第4のユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は第1の動作を実行する(例えば、コンピュータシステムは、第1のハードウェア入力デバイス及び/又は第4のユーザ入力に関連付けられた動作を実行する)。第4のユーザ入力に応じて第1の動作を実行することにより、ユーザは、第1の動作に関連付けられた特定のアプリケーション及び/又はユーザインタフェースにナビゲートする追加のユーザ入力を行う必要なく、コンピュータシステムに第1の動作を実行させることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0257】
いくつかの実施形態では、第4のユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のユーザインタフェース(例えば、616、622、及び/又は636)を表示しない間に受信される(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1のユーザインタフェースを表示していない場合でも、第4のユーザ入力を検出したことに応じて、第1の動作を実行するように構成される)。コンピュータシステムが第1のユーザインタフェースを表示していない間に第4のユーザ入力に応じて第1の動作を実行することにより、ユーザは、第1の動作に関連する特定のアプリケーション及び/又はユーザインタフェースにナビゲートする追加のユーザ入力を行う必要なく、コンピュータシステムに第1の動作を実行させることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0258】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応する第4のユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の動作を実行していることを示す視覚的インジケーションを(例えば、612、612b、620a、638a及び/又は638b)(例えば、第4のユーザ入力が検出されたこと及び/又は第4のユーザ入力がコンピュータシステムに第1の動作を実行させていることの確認を提供するために、第1のハードウェア入力デバイスに近接した位置に表示(例えば、現在表示されているユーザインタフェースにオーバレイ)される視覚要素及び/又はグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)を表示する。第4のユーザ入力を検出したことに応じて視覚的インジケーションを表示することにより、第4のユーザ入力によって第1の動作をコンピュータシステムに実行させることの確認をコンピュータシステムのユーザに行い、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0259】
いくつかの実施形態では、視覚的インジケーション(例えば、612、612b、620a、638a、及び/又は638b)は、第1の色(例えば、黄色、オレンジ、緑、及び/又はコンピュータシステムの筐体の色とは異なる他の色)を含み、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)は、第1の色(例えば、黄色、オレンジ、緑、及び/又はコンピュータシステムの筐体の色と異なる他の色)を含んでいる。第1のハードウェア入力デバイスと同じ色で視覚的インジケーションを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスに対応する第4のユーザ入力がコンピュータシステムに第1の動作を実行させたことを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0260】
いくつかの実施形態では、視覚的インジケーション(例えば、612、612b、620a、638a、及び/又は638b)は、第1の色を含む。(例えば、コンピュータシステムのハウジングの色とは異なる黄色、橙色、緑色、及び/又は別の色)第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)の第2の色に基づく、(例えば、ユーザが第1のハードウェア入力デバイスの選択を第1の動作の性能に関連付けることができるように、第1のハードウェア入力デバイスの第2の色に基づいて選択された第1の色)。第1のハードウェア入力デバイスの第2の色に基づく第1の色で視覚的インジケーションを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスに対応する第4のユーザ入力がコンピュータシステムに第1の動作を実行させたことを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0261】
いくつかの実施形態では、視覚的インジケーション(例えば、612、612b、620a、638a、及び/又は638b)は、テキスト(例えば、612a)及び/又は第1の動作を示す第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、612a)を含んでいる。(例えば、視覚的インジケーションは、第1のハードウェア入力デバイスに対応する第4のユーザ入力が、コンピュータシステムに第1の動作を行わせた及び/又は行わせていることを確認する情報を含む)。テキストを備えた視覚的インジケーション及び/又は第2のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスに対応する第4のユーザ入力がコンピュータシステムに第1の動作を実行させたことを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0262】
いくつかの実施形態では、第4のユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)が第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応する(例えば、第4のユーザ入力が第1のハードウェア入力デバイスのみに向けられたユーザ入力を含む)という判定に従って、視覚的インジケーション(例えば、612、612b、620a、638a、及び/又は638b)は第1の外観(例えば、620a)を含む(例えば、視覚的インジケーションは、第1のハードウェア入力デバイスに近接及び/又は関連する表示生成構成要素上の第1の位置に全体が表示される)。第4のユーザ入力(例えば、650c及び/又は650f)が第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応すると判定されると(例えば、第4のユーザ入力は、第1のハードウェア入力デバイスに対応する第1の部分(例えば、第1の押圧)と、第2のハードウェア入力デバイスに対応する第2の部分(例えば、第2の押圧)を含み、第1の部分と第2の部分は同時に(例えば、同時に)及び/又は連続して(例えば、互いに既定の時間差をおいて)検出される)視覚的インジケーション(例えば、612、612b、620a、638a及び/又は638b)は、第1の外観とは異なる第2の外観を含む(例えば、638a及び/又は638b)(例えば、視覚的インジケーションは、第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられた及び/又は近接する表示生成構成要素上の第1の場所に表示される第1の部分と、第2のハードウェア入力デバイスに関連付けられた及び/又は近接する表示生成構成要素上の第2の場所に表示される第2の部分とを含む)。
【0263】
第4のユーザ入力が第1のハードウェア入力デバイスに対応するか、第1のハードウェア入力デバイス及び第2のハードウェア入力デバイスに対応するかに基づいて、第1の外観又は第2の外観を有する視覚的インジケーションを表示することにより、第4のユーザ入力がコンピュータシステムに第1の動作を実行させたことをユーザが確認でき、それによってユーザに改良型視覚的フィードバックを提供できる。
【0264】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、(例えば、コンピュータシステムに第1の動作を実行させる第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出する前に)第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示すグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示した後、及び、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が、第3の動作(例えば、第1のハードウェア入力デバイスと第2のハードウェア入力デバイスの両方に対応するユーザ入力に応じて実行される、コンピュータシステムのアプリケーション(及び任意選択的に、第1のユーザインタフェースに関連するアプリケーション)に関連する動作(例えば、ユーザ選択された動作))を行うことを可能にする第3の構成で構成されている(例えば、第1のハードウェア入力デバイスが第3のタイプのユーザ入力(例えば、第1のハードウェア入力デバイス及び第2のハードウェア入力デバイスの両方における押圧入力(例えば、同時押圧入力及び/又は連続押圧入力))を介して第3の動作を行うように(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ選択を介して)構成される)との判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第3の動作を実行できることを示す第3のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、630及び/又は638)(例えば、テキスト、ユーザインタフェースオブジェクト、第1のハードウェア入力デバイスの第1の色と同じ第1の色を含むユーザインタフェースオブジェクト、並びに/又は第3の動作を示す、アプリケーションを示す及び/若しくはコンピュータシステムに第3の動作を実行させるユーザ入力を示す1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト)を表示する(例えば、第3のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、第1のハードウェア入力デバイスと第2のハードウェア入力デバイスの両方に対応するユーザ入力が第3の動作を実行することをコンピュータシステムのユーザに視覚的案内及び/又はインジケーションを提供する)。
【0265】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、618b、620a、626、626a、630、及び/又は638)を表示した後、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行できることを示す。(例えば、コンピュータシステムに第1の動作を実行させる第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出する前に)第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第3の構成で構成されていないという判定に従って、(例えば、第1のハードウェア入力デバイスは、(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ選択を介して)第3のタイプのユーザ入力を介して第3の動作を実行するように構成されていない)第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が、第3の動作を実行することを可能にすることと、(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられた(例えば、ユーザ選択動作)(及び任意選択で、第1のユーザインタフェースに関連付けられたアプリケーション))コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第3の動作を実行できることを示す、第3のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、630及び/又は638)を表示することを取り止める(例えば、第3のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示せずに、第1のユーザインタフェースの表示を維持する)。
【0266】
第1のハードウェア入力デバイスが第3の構成で構成されているという判定に従って第3のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示し、第1のハードウェア入力デバイスが第3の構成で構成されていないという決定に従って第3のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの表示を取り止めることにより、第1のハードウェア入力デバイスと第2のハードウェア入力デバイスの両方を選択するユーザ入力に介して第3の動作を特定の時間に実行できるか否かのインジケーションをコンピュータシステムのユーザに提供し、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0267】
方法700に関連して上述したプロセス(例えば、
図7)の詳細はまた、後述する方法にも類似する方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900、1000、1200、及び1400は、方法700に関して上述した様々な方法の特徴のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を実行するように構成されたコンピュータシステムはまた、第1の動作を実行し、緊急時動作のオーディオ出力を調整し、通知を表示し、及び/又は、低電力動作モードのときに動作を実行するように構成されている。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0268】
図8A~
図8Wは、いくつかの実施形態に係る、第1の動作及び/又は緊急時動作を実行するための例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図におけるユーザインタフェースは、
図9及び
図10におけるプロセスを含む後述のプロセスを説明するために使用される。
【0269】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力850a、850b、850c、850d、850e、850f、及び/又は850g)は、タッチ入力(例えば、タップジェスチャ及び/又はスワイプジェスチャ)であるか、又はタッチ入力を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力850a、850b、850c、850d、850e、850f、及び/又は850g)のいずれかは、ボイス入力(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのボイスコマンド、又はユーザインタフェース要素に関連付けられた特徴若しくは機能などの機能をアクティブ化のためのボイスコマンド)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力850a、850b、850c、850d、850e、850f、及び/又は850g)のいずれかは、エアジェスチャ(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのエアジェスチャ、又はユーザインタフェース要素に関連付けられた特徴若しくは機能などの機能をアクティブ化又は実行するためのエアジェスチャ)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力850a、850b、850c、850d、850e、850f、及び/又は850g)のいずれかは、(例えば、ボタン、回転可能な入力機構、回転可能かつ押下可能な入力機構、マウスボタン、リモート制御のボタン、及び/又はジョイスティックなどの)ハードウェアデバイスであるか、又は、そのアクティブ化(例えば、押圧する、回す、及び/又は動かす)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で選択されるものとして説明されるユーザインタフェース要素(例えば、アイコン、アフォーダンス、ボタン、及び/又は選択可能オプション)のいずれかは、ユーザインタフェース要素にフォーカスがある(例えば、強調表示、太線表示、輪郭表示、他のユーザインタフェース要素と視覚的に区別、及び/又はカーソル位置又はカーソルの近くに配置されている)間にハードウェアデバイスをアクティブ化させることによって選択される。
【0270】
図8Aは、表示デバイス602を介して、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示するコンピュータシステム600を示す。
図8Aで、コンピュータシステム600は、表示デバイス602に加えて、第1のハードウェア入力デバイス606a、第2のハードウェア入力デバイス606b、及び第3のハードウェア入力デバイス606cを含む。
図6A~
図6Oを参照して上述されたように、いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス606aは、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力がコンピュータシステム600にユーザ選択動作を実行させるように、ユーザ設定可能である。後述するように、第1のハードウェア入力デバイス606aはまた、所定のタイプの入力(例えば、押圧及び保持ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)に応じて、コンピュータシステム600に所定の動作(例えば、非ユーザ選択及び/又は非ユーザ構成された動作)を実行させるように構成されている。
【0271】
図8Aで、時計文字盤ユーザインタフェース604は、ユーザインタフェースオブジェクト608a~608h並びに時間インジケータ610(例えば、時間のアナログインジケーション)を含む。ユーザインタフェースオブジェクト608a~608hの個別のユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、選択されたユーザインタフェースオブジェクトに対応する個別のアプリケーションに関連するユーザインタフェースを表示するように構成されている。いくつかの実施形態では、時計文字盤ユーザインタフェース604は、コンピュータシステム600の特定のアプリケーションにナビゲートすることを要求するユーザ入力がない場合にコンピュータシステム600が表示するホーム及び/又はデフォルトのユーザインタフェースである。
【0272】
図8Aで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力850a(例えば、シングル押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。
図6A~
図6Oを参照して上述したように、第1のハードウェア入力デバイス606aは、ユーザ入力に応じてコンピュータシステム600に所定の動作を実行させるために、コンピュータシステム600のユーザが第1のハードウェア入力デバイス606aを選択及び/又は他の方法で設定できるように、ユーザ設定可能である。
図8Aで、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力850aがコンピュータシステム600に実行させる所定の動作は、屋外ランニングなどのワークアウトルーチンの開始である。
【0273】
ユーザ入力850aを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図8Bに示すように、ワークアウトルーチンを開始するためのプロセスを開始する。
図8Bで、コンピュータシステム600は、表示デバイス602を介して、時計文字盤ユーザインタフェース604上にオーバレイされたインジケーション612を表示する。例えば、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース604の最上部にインジケーション612があり、時計文字盤ユーザインタフェース604の少なくとも一部が表示され及び/又は他の方法で見えているかのように見えるようにインジケーション612を表示する(例えば、インジケーション612は、コンピュータシステム600がインジケーション612及び時計文字盤ユーザインタフェース604の少なくとも一部の両方を表示できるようにする量の透明度を含む)。また、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの注意を(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース604ではなく)インジケーション612に更にしっかり集中させるために、時計文字盤ユーザインタフェース604を覆い隠し、非強調表示し、ぼかし、及び/又はサイズを小さくする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600がインジケーション612を表示するときに時計文字盤ユーザインタフェース604が表示されない、及び/又は、見えないように、時計文字盤ユーザインタフェース604の表示をインジケーション612の表示に置き換える。
【0274】
図8Bで、インジケーション612は、動作インジケータ612a及び入力インジケータ612bを含む。動作インジケータ612aは、ユーザ入力850aを検出したことに応じてコンピュータシステム600によって開始及び/又は実行されるように構成された所定の動作の視覚的インジケーションを提供する。
図8Bで、インジケーションは、所定の動作(例えば、屋外ランニングのワークアウトルーチン)に関連するシンボル及び/又はアイコン、並びに所定の動作を示すテキスト(例えば、「屋外ランニング」)を含む。入力インジケータ612bは、コンピュータシステム600によってユーザ入力850aが検出されたこと、及び、インジケーション612が、ユーザ入力850aを検出したことに応じてコンピュータシステム600が開始するように構成された所定の動作に対応していること、を知らせる視覚的確認を提供する。例えば、入力インジケータ612bは、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。ユーザ入力850aの検出を更に確認できるように、入力インジケータ612bはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。
【0275】
図8Bでは、インジケーション612は、所定の動作に関連付けられた(例えば、
図8Bで第1の陰影表示で示される)第1の色を有する背景612cを含む。例えば、いくつかの実施形態では、第1の色は、所定の動作に関連するアプリケーション、及び/又は、コンピュータシステム600がこの所定の動作を実行できるようにするアプリケーションに基づいている。いくつかの実施形態では、第1の色は、第1のハードウェア入力デバイス606aの色(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の色調を含む)に基づいている。入力インジケータ612bは、所定の動作に関連付けられ及び/又は(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aの色に対応する及び/又はそれに基づく)第1のハードウェア入力デバイス606aに関連付けられた(例えば、
図8Bでは第2の陰影表示で示されている)第2の色を含む。いくつかの実施形態では、背景612cは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第1の色調を含み、入力インジケータ612bは、第1のハードウェア入力デバイス606aの第2の色調を含む。
【0276】
図8Bで、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850aを検出したことに応じて、インジケーション612を表示する。ユーザ入力850a検出したことに応じて、及び、インジケーション612を表示中にユーザ入力850aの終了(例えば、第1のハードウェア入力デバイス606aの押圧の解放)を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は
図8Cに示すように、ワークアウトユーザインタフェース616を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ワークアウトユーザインタフェース616の表示に遷移する前に、ユーザ入力850aの終了を検出した後、所定の時間(例えば、2秒、3秒、又は5秒)インジケーション612の表示を継続するように構成されている。
【0277】
コンピュータシステム600はインジケーション612を表示しながらユーザ入力850aを検出し続け、インジケーション612を表示してから所定の期間(例えば、2秒、3秒、又は5秒)ユーザ入力850aの終了を検出しないとき、コンピュータシステム600は、
図8Dに示すように、緊急インジケーション800を表示する。すなわち、コンピュータシステム600がインジケーション612を表示しながら所定期間ユーザ入力850aを検出し続けると、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850aを維持することによってコンピュータシステム600が緊急時動作を実行することをユーザに対して示す緊急インジケーション800を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、インジケーション612の表示と緊急インジケーション800の表示の間の遷移アニメーションを表示する。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ入力850aを検出し続けていることに応じて、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600の表示デバイス602から移動及び/又はスライドするインジケーション612を表示し、コンピュータシステム600の表示デバイス602上に移動及び/又はスライドする緊急インジケーションを表示する。いくつかのそのような実施形態では、コンピュータシステム600は、インジケーション612の第1の部分(例えば、インジケーション612が表示デバイス602からスライドするように)及び緊急インジケーション800の第2の部分(例えば、緊急インジケーション800が表示デバイス602にスライドするように)を同時に表示する。
【0278】
図8Dで、緊急インジケーション800は、インジケーションの表示612(及び、任意選択的に、時計ユーザインタフェース604)を置き換える。緊急インジケーション800は、動作インジケータ802、保持インジケータ804、入力インジケータ806、及び緊急ユーザインタフェースオブジェクト808a~808cを含んでいる。動作インジケータ802は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する継続的なユーザ入力850aに応じてコンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作(例えば、非常用サイレン)を示す記号802a及びテキスト802b(例えば、「非常用サイレン」)を含んでいる。保持続行インジケータ804(例えば、「保持続行」)は、ユーザ入力850aが第1のハードウェア入力デバイス606a上で維持されるとコンピュータシステム600が動作を実行することをコンピュータシステム600のユーザに対して視覚的案内を提供する。第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力850aをコンピュータシステム600が検出したこと(例えば、検出し続けていること)を、入力インジケータ806によって視覚的に確認できる。例えば、入力インジケータ806は、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される。入力インジケータ806はまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。入力インジケータ806は、第1のハードウェア入力デバイス606a上の継続的なユーザ入力850aを検出したことに応じて、コンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作に関連付けられた色(例えば、赤色)を含む。いくつかの実施形態では、入力インジケータ806の色は、第1のハードウェア入力デバイス606aに関連付けられていない及び/又はそれに基づいていない。
【0279】
緊急ユーザインタフェースオブジェクト808a~808cは、選択及び/又は別様に対話されると、コンピュータシステム600に、ユーザの医療識別情報を表示させる、非常用サイレンを開始させる、及び/又は緊急電話を開始させるなど、それぞれの緊急時動作を実行させるように構成されている。いくつかの実施形態では、緊急インジケーション800を表示している間、コンピュータシステム600は、
図8Hに示すように、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力850aの終了(例えば、解放)を検出したことに応じて、(例えば、保持インジケータ804及び/又は入力インジケータ806を継続せずに)緊急インジケーション800の表示を維持する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850aが維持されている間(及びコンピュータシステム600が緊急インジケーション800を表示している間)、緊急ユーザインタフェースオブジェクト808a~808cに対応するユーザ入力(例えば、タップジェスチャ、スワイプジェスチャ、又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出するように構成されている。
【0280】
図8Eで、コンピュータシステム600は、背景800aを備えた緊急インジケーション800を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、緊急インジケーション800を最初に表示するとき(例えば、コンピュータシステム600がインジケーション612の表示から緊急インジケーション800に遷移するとき)、背景800aを備えた緊急インジケーション800を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、緊急インジケーション800を所定の時間(例えば、1秒又は2秒)表示した後に、背景800aを備えた緊急インジケーション800を表示する。いくつかの実施形態では、背景800aは、緊急時動作に関連付けられた(例えば、
図8Eで第3の陰影表示で示される)第4の色を有する。例えば、いくつかの実施形態では、第4の色は、緊急時動作に関連する緊急アプリケーション、及び/又は、コンピュータシステム600が緊急時動作を実行できるようにするアプリケーションに基づいている。いくつかの実施形態では、第4の色は、第1のハードウェア入力デバイス606aの色に基づくものではない。いくつかの実施形態では、背景800aは、緊急時動作に関連付けられた第1の色合いを含み(例えば、赤色の第1の色合い)、入力インジケータ806は、緊急時動作に関連付けられた色の第2の色合い(例えば、赤色の第2の色合い)を含む。
【0281】
図8Fで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力850aを検出し続ける。緊急インジケーション800を表示しながらユーザ入力850aを検出し続けていることに応じて、コンピュータシステムは、緊急インジケーション800上にカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810を表示する。カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810は、コンピュータシステム600に緊急時動作を実行させるユーザ入力850aを維持する持続時間の視覚的インジケーションを提供する。いくつかの実施形態では、緊急インジケーション800を表示しながらユーザ入力850aを検出し続けていることに応じて、コンピュータシステム600は、カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810を表示しながらオーディオ(例えば、オーディオ820、オーディオ830、オーディオ834、及び/又はオーディオ838)を出力することを開始するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600がカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810を表示しながらオーディオを出力すると、コンピュータシステム600は、カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810の満了、進行、及び/又は経過に伴って、オーディオの音量レベルを徐々に増加させる。
【0282】
図8Fで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600に緊急時動作を実行させるためにユーザ入力850aを維持する期間を更に示すために、第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808b内の位置814に、第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808bの一部分812を表示する。
図8Fで、部分812は、カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810を含む。更に、位置814に部分812を表示(例えば、移動)することで、コンピュータシステム600がユーザ入力850aを検出し続けていることに応じて実行するように構成された緊急時動作のインジケーション(例えば、第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808bに関連する非常用サイレン動作)が提供される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、部分812が第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808b内で非アクティブ位置816aからアクティブ位置816bへ(例えば、時間と共に)移動するような、第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808bの部分812のアニメーションを表示する。第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808bの部分812がアクティブ位置816bに表示されるとき、コンピュータシステム600は緊急時動作を開始するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力850aを検出し続けていることに応じて、部分812のアニメーションを表示する(例えば、非アクティブ位置816aからアクティブ位置816bに移動する部分812を表示する)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第2の緊急ユーザインタフェースオブジェクト808bの部分812上のスワイプ及び/又はスライドジェスチャの検出に応じて、部分812のアニメーションを表示する(例えば、非アクティブ位置816aからアクティブ位置816bへ移動する部分812を表示する)。
【0283】
図8Fで、緊急時動作は非常用サイレン動作を含み、コンピュータシステム600は、非常用サイレン動作がアクティブ化されると、閾値ボリュームレベル(例えば、60デシベル以上、70デシベル以上、80デシベル以上、及び/又は85デシベル以上)以上のオーディオを(例えば、スピーカ817を介して)出力するよう構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600がユーザに装着されていない間(例えば、コンピュータシステム600がスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであり、コンピュータシステム600がユーザの手首に装着されていない間)、オーディオを出力する及び/又は非常用サイレンをアクティブ化するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が制限された動作モードで動作している間及び/又はロック画面を表示している間(例えば、コンピュータシステム600が、検出されたユーザ入力に基づく1つ以上の動作を行う前に1つ以上の認証ユーザ入力を必要とする動作モード)、オーディオを出力し及び/又は非常用サイレンをアクティブ化するように構成されている。このように、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザが緊急事態において支援を得るのを助けるために、非常用サイレン動作を開始するように構成されている。
【0284】
図8Gで、コンピュータシステム600は、所定の時間(例えば、緊急インジケーション800を表示した後の所定時間及び/又はユーザ入力850aを検出し始めてからの所定時間)ユーザ入力850aを検出し続けていることに応じて、及び/又はカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810に対応する期間を通じてユーザ入力850aの終了を検出しない(例えば、所定時間(例えば5秒間)からカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810がカウントダウンする間にユーザ入力850aの終了を検出しない)ことに応じて、非常用サイレン動作を開始する。いくつかの実施形態では、カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト810に対応する期間が経過する前にユーザ入力850aの終了を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンを実行せず(例えば、オーディオ820の出力を取り止め)、
図8Hに示すように、緊急インジケーション800を表示する。
【0285】
非常用サイレン動作の開始は、コンピュータシステム600が非常用サイレンユーザインタフェース818を表示することと、非常用サイレンに対応するオーディオ820を出力することとを含む。上記のように、オーディオ820は、ユーザが緊急事態において支援を要求することを可能にするために、閾値音量レベル以上(例えば、60デシベル以上、70デシベル以上、80デシベル以上、及び/又は85デシベル以上)である音量を含んでいる。いくつかの実施形態では、オーディオ820は、オーディオ820がコンピュータシステムから既定の距離(例えば、100フィート超、200フィート超、300フィート超、及び/又は400フィート超)に位置する他の人々によって聞こえることを可能にする波形(例えば、音量、周波数、波長、トーン、及び/又はピッチ)で出力される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、オーディオ820を連続的に出力する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、時間間隔(例えば、均一な時間間隔及び/又はコンピュータシステム600のコンテキスト(例えば、コンピュータシステム600のバッテリ充電)に基づいて変化する動的な時間間隔))で発生するオーディオバーストとしてオーディオ820を出力する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のバッテリ使用量を最小限に抑えながら、オーディオ820が聞こえるように構成されたコンピュータシステム600からの距離を最大にするように選択される音量レベル、周波数、ピッチ、及び/又はトーンでオーディオ820を出力する(例えば、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のバッテリ使用量を最小にするコンピュータシステム600からの最大距離を決定することによってオーディオ820のオーディオ特性を選択する)。
【0286】
図8Gで、非常用サイレンユーザインタフェース818は、時間インジケータ818a、動作インジケータ818b、持続時間インジケータ818c、中止ユーザインタフェースオブジェクト818d、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト818eを含む。時間インジケータ818aは、現在の時刻(例えば、「10:09」)の視覚的インジケーション(例えば、デジタルインジケーション)を提供する。動作インジケータ818bは、コンピュータシステム600によって実行されている現在の動作(非常用サイレン動作)の視覚的インジケーションを提供する。持続時間インジケータ818cは、(例えば、コンピュータシステム600の電源及び/又はバッテリの充電が切れる前に)コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行し続けるように構成されている(例えば、時刻インジケータ818aが示す現在時刻からの)時間の視覚的インジケーションを提供する。例えば、
図8Gでは、持続時間インジケータ818cは、コンピュータシステム600の、バッテリ電力及び/又は充電の残存率(例えば、75%)を含む。したがって、コンピュータシステム600のユーザは、コンピュータシステム600のバッテリ電力及び/又は充電の残存に基づいて、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行し続けることができる時間の量を推定及び/又はその他の方法で判断できる。
【0287】
中止ユーザインタフェースオブジェクト818dは、選択されると、コンピュータシステム600に、非常用サイレン動作の実行を中止及び/又は一時停止させるように構成されている。いくつかの実施形態では、中止ユーザインタフェースオブジェクト818dに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、オーディオ820を出力することを停止し、
図8Hに示すように、緊急インジケーション800を表示する。また、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト818eは、選択及び/又は他の方法で対話が行われたときに、コンピュータシステム600に緊急電話を開始させるように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、緊急電話の開始に応じてオーディオ820の出力を一時停止し、緊急電話の終了に応じてオーディオ820の出力を(例えば、追加のユーザ入力なしで自動的に)再開する。いくつかの実施形態では、緊急電話は、緊急サービス(例えば、911、ローカル緊急サービスセンタ、及び/又は病院)に関連する電話番号への電話発信としてコンピュータシステム600によって開始される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト818eの一部分818f上のスワイプ及び/又はスライドジェスチャを検出したことに応じて、緊急電話を開始する。
【0288】
また、非常用サイレンユーザインタフェース818は、非常用サイレン動作がコンピュータシステム600によって実行されている(例えば、コンピュータシステム600がオーディオ820を出力している)ことを示す背景819を含んでいる。いくつかの実施形態では、背景819は、非常用サイレン動作を示す色(例えば、赤色)を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、背景819が経時的に脈動(例えば、フェードイン及びフェードアウト)するように見えるようなアニメーションで背景819を表示する。
図8Gでは、背景819は、表示デバイス602の縁部に近傍して、隣接して、及び/又は隣に表示される境界部分819aを含む。いくつかの実施形態では、境界部分819aは、背景819の内部部分819bよりも暗い色合いを含む。
【0289】
図8Gで、コンピュータシステム600は、第3のハードウェア入力デバイス606cに対応するユーザ入力850b(例えば、押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力850bを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図8Lに示すように、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示する。
【0290】
1つ以上の所定のイベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、オーディオ820の出力を調整する(例えば、非常用サイレン動作の特性を調整する)ように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1のタイプの1つ以上の所定のイベントの発生を検出したことに応じて、オーディオ820の出力を一時停止(例えば、一時的に停止)し、第1のタイプの1つ以上の所定のイベントの終了を検出したことに応じて、オーディオ820の出力を再開(例えば、自動的に出力)する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第2のタイプの1つ以上の所定のイベントの発生を検出したことに応じて、音量、ピッチ、トーン、周波数、及び/又は波長などのオーディオ820の1つ以上の特性を調整する。したがって、コンピュータシステム600のユーザは、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作(例えば、オーディオ820の出力)を行っているときでも、コンピュータシステム600を使用して様々な動作を行うことができ、及び/又は、時間的制約のあるイベントに対するアラートを受けることができる。
【0291】
例えば、
図8Iで、コンピュータシステム600は、電話着信の発生を検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、外部コンピュータシステム(例えば、外部コンピュータシステム646)から受信した情報に基づいて電話着信の発生を検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600と通信しているセルラアンテナから受信した情報に基づいて電話着信の発生を検出する。
図8Iで、コンピュータシステム600は、電話着信の発生を検出したことに応じてオーディオ820の出力を停止し、通信ユーザインタフェース822を表示する。したがって、コンピュータシステム600のユーザは、ユーザと別のユーザ(例えば、ジョン・アップルシード氏)との間の通信をオーディオ820に遮られることなく、電話着信を確定及び/又は応答できる。
図8Iで、通信ユーザインタフェース822は、電話着信に基づいて非常用サイレン動作が一時停止されたこと(及び、電話着信の終了に応じて再開するように構成されたこと)をコンピュータシステム600のユーザに視覚的インジケーションを提供する非常用サイレンインジケータ823を含む。いくつかの実施形態では、通信ユーザインタフェース822を表示している間に非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、電話の開始を取り止め、非常用サイレンユーザインタフェース818表示し、及び/又はオーディオ820の出力を再開する。
【0292】
いくつかの実施形態では、
図8Iで、承諾ユーザインタフェースオブジェクト822aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、ユーザが他のユーザと通信できるように電話を開始する。いくつかの実施形態では、電話の終了を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し(例えば、通信ユーザインタフェース822の表示を非常用サイレンユーザインタフェース818に置き換え)、オーディオ820の出力を再開する。いくつかの実施形態では、無視ユーザインタフェースオブジェクト822bに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、電話の開始を取り止め、オーディオ820の出力を再開する。
【0293】
図8Jで、コンピュータシステム600は、タイマ動作の終了及び/又は満了の発生を検出する。
図8Jで、コンピュータシステム600は、タイマ動作の終了及び/又は満了の発生を検出したことに応じて、オーディオ820の出力を停止し、タイマユーザインタフェース824を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、タイマ動作終了及び/又は満了に応じて、オーディオ820とは異なるオーディオを出力する。したがって、コンピュータシステム600のユーザは、タイマ動作が終了したことのアラート及び/又は知らせを受けることができ、これはユーザにとって重要なことであり得る。例えば、コンピュータシステム600のユーザは、緊急事態の間にユーザを支援し得る特定の動作を実行するようユーザに促すために、タイマ動作を設定及び/又は開始できる。
図8Jで、タイマユーザインタフェース824は非常用サイレンインジケータ823を含み、これは、タイマ動作の満了に基づいて非常用サイレン動作が一時停止されたこと(及び、タイマ動作のキャンセル、無音化、再起動、及び/又は中止に応じて再開するように構成たこと)をコンピュータシステム600のユーザに視覚的インジケーションを提供する。いくつかの実施形態では、タイマユーザインタフェース824を表示している間に非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、タイマ動作を無音化し、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し、及び/又はオーディオ820の出力を再開する。
【0294】
いくつかの実施形態では、キャンセルユーザインタフェースオブジェクト824aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し(例えば、タイマユーザインタフェース824の表示を非常用サイレンユーザインタフェース818に置き換え)、オーディオ820の出力を再開する。いくつかの実施形態では、繰返しユーザインタフェースオブジェクト824bに対応するユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステム600は、タイマ動作を開始及び/又は再起動する(例えば、10分タイマをセットする)(及び、任意選択的に、オーディオ820の出力を再開し、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示する)。
【0295】
図8Kで、コンピュータシステム600は、トリガされたアラーム動作の発生を検出する。すなわち、コンピュータシステム600は、現在時刻がアラームに対応する所定の時間に達すると、アラームを(例えば、ユーザ入力を介して設定及び/又は開始)トリガする。
図8Kで、コンピュータシステム600は、アラーム動作トリガの発生を検出したことに応じて、オーディオ820の出力を停止し、アラームユーザインタフェース826を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、アラーム動作トリガに応じて、オーディオ820とは異なるオーディオを出力する。したがって、コンピュータシステム600のユーザは、アラーム動作がトリガされたことのアラート及び/又は知らせを受けることができ、これは、ユーザにとって重要なことであり得る。例えば、コンピュータシステム600のユーザは、アラーム動作を設定及び/又は開始して、緊急状況中にユーザを支援し得る特定のタスク(例えば、薬剤服用)を実行するようにユーザを促すことができる。
図8Kで、アラームユーザインタフェース826は非常用サイレンインジケータ823を含み、これは、アラーム動作トリガに基づいて非常用サイレン動作が一時停止されたこと(及び、アラームのキャンセル、無音化、再起動、及び/又は中止に応じて再開するように構成されたこと)をコンピュータシステム600のユーザに視覚的インジケーションを提供する。いくつかの実施形態では、アラームユーザインタフェース826を表示している間に非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、アラームを無音化し、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し、及び/又はオーディオ820の出力を再開する。
【0296】
いくつかの実施形態では、スヌーズユーザインタフェースオブジェクト826aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、現在時刻から所定の時間(例えば、現在時刻及び/又はスヌーズユーザインタフェースオブジェクト826aに対応するユーザ入力が検出された時刻から9分)にアラーム動作を開始し、オーディオ820の出力を再開する(及び、任意選択的に、アラームユーザインタフェース826の表示を非常用サイレンユーザインタフェース818に置き換える)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースオブジェクト826bを中止することに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し(例えば、アラームユーザインタフェース826の表示を非常用サイレンユーザインタフェース818に置き換え)、及び/又はオーディオ820の出力を再開する。
【0297】
上記のように、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示しながらユーザ入力850bを検出したことに応じて、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示する。
図8Lで、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示し、オーディオ830を出力するようにオーディオ820の出力を調整する。ユーザ入力850bは、コンピュータシステム600のユーザがコンピュータシステム600と対話していること及び/又はコンピュータシステム600と対話することを要求していることを示す。また、いくつかの実施形態では、ユーザ入力850bは、コンピュータシステム600のユーザの手首が上げられている間、及び/又は、その他の方法でユーザの耳により近い位置にある間に実行される。したがって、コンピュータシステム600とのユーザ対話の中断を減らし、ユーザが騒音にさらされる量を減少させるために、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850bを検出したことに応じて、オーディオ830を出力するようにオーディオ820の出力を調整する。いくつかの実施形態では、オーディオ830は、オーディオ820と比較して、低減された音量レベルを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、音量レベル、周波数、ピッチ、トーン、及び/又は波長などのオーディオ820の1つ以上の特性を調整して、オーディオ830を出力する。
【0298】
図8Lで、時計文字盤ユーザインタフェース604は、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行している(例えば、実行し続けている)ことを示す非常用サイレンインジケータ823を含む。コンピュータシステム600は、表示デバイス602及び/又は時計ユーザインタフェース604上の位置828に非常用サイレンインジケータ823を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、位置828に通知インジケータを表示する代わりに、位置828に非常用サイレンインジケータ823を表示する。すなわち、コンピュータシステム600は、通知インジケータの表示を非常用サイレンインジケータ823に置き換える。いくつかの実施形態では、非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力に応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し、オーディオ820の出力に対してオーディオ830の出力を調整する。すなわち、非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、以前の及び/又はデフォルトの特性を有するオーディオ820を出力する(例えば、より高い音量レベルで及び/又はその元の特性及び/又は所定の特性でオーディオ820を出力することを再開する)。
【0299】
図8Lで、コンピュータシステム600は、第3のハードウェア入力デバイス606cに対応するユーザ入力850c(例えば、押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力850cを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図8Mに示すように、アプリケーションユーザインタフェース832を表示する。
【0300】
図8Mで、コンピュータシステム600は、アプリケーションユーザインタフェース832を表示し、オーディオ820及び/又はオーディオ830の1つ以上の特性を調整することによってオーディオ834を出力する。したがって、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850cを検出したことに応じて(例えば、オーディオ820及び/又はオーディオ830を出力する代わりに)オーディオ834を出力することによって、コンピュータシステム600とのユーザ対話の中断を減らし、ユーザが騒音にさらされる量を減少させることができる。いくつかの実施形態では、オーディオ834は、オーディオ820及び/又はオーディオ830と比較すると、低減された音量レベルを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、音量レベル、周波数、ピッチ、トーン、及び/又は波長などのオーディオ820及び/又はオーディオ830の1つ以上の特性を調整して、オーディオ834を出力する。
【0301】
図8Mで、アプリケーションユーザインタフェース832は、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行している(例えば、実行し続けている)ことを示す非常用サイレンインジケータ823を含む。コンピュータシステム600は、アプリケーションユーザインタフェース832上の位置833(例えば、右上隅)に非常用サイレンインジケータ823を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、アプリケーションユーザインタフェース832上の別の位置、例えば、右下隅、左上隅、及び/又は左下隅に、非常用サイレンインジケータ823を表示する。いくつかの実施形態では、非常用サイレンインジケータに対応するユーザ入力に応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し、出力するオーディオ820に対してオーディオ834の出力を調整する。
【0302】
図8Mで、コンピュータシステム600は、音楽アプリケーションユーザインタフェースオブジェクト832aに対応するユーザ入力850d(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力850dを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図8Nに示すように、音楽ユーザインタフェース836を表示する。
【0303】
図8Nで、コンピュータシステム600は、音楽ユーザインタフェース836を表示し、オーディオ820、オーディオ830、及び/又はオーディオ834の出力を調整してオーディオ838を出力する。したがって、コンピュータシステム600とのユーザ対話の中断を減らし、ユーザが騒音にさらされる量を減少させるために、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850dを検出したことに応じて、出力するオーディオ838に対してオーディオ820,オーディオ830、及び/又はオーディオ834の出力を調整する。いくつかの実施形態では、オーディオ838は、オーディオ820、オーディオ830、及び/又はオーディオ834と比較すると、低減された音量レベルを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、音量レベル、周波数、ピッチ、トーン、及び/又は波長などのオーディオ820オーディオ830、及び/又はオーディオ834の1つ以上の特性を調整して、オーディオ838を出力する。
【0304】
図8Nで、音楽ユーザインタフェース836は、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行している(例えば、実行し続けている)ことを示す非常用サイレンインジケータ823を含む。コンピュータシステム600は、表示デバイス602及び/又は音楽ユーザインタフェース836上の位置828に非常用サイレンインジケータ823を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、音楽ユーザインタフェース836上の別の位置及び/又は場所に非常用サイレンインジケータ823を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、音楽ユーザインタフェース836の状態領域に非常用サイレンインジケータ823を表示し、状態領域は、音楽ユーザインタフェース836の時間インジケータ839の近傍、近く、隣接、及び/又は隣に配置される。いくつかの実施形態では、非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力に応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し、オーディオ820の出力に対してオーディオ838の出力を調整する。すなわち、非常用サイレンインジケータ823に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、以前の及び/又はデフォルトの特性を有するオーディオ820を出力する(例えば、より高い音量レベルで及び/又はその元の特性及び/又は所定の特性でオーディオ820を出力することを再開する)。
【0305】
コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザが、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力(例えば、ユーザ入力850a)を提供することなく、非常用サイレン動作(及び、任意選択的に、他の緊急時動作)を開始することを可能にする、緊急アプリケーションを含んでいる。例えば、
図8Oで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行していない間にアプリケーションユーザインタフェース832を表示する(例えば、コンピュータシステム600は、オーディオ820、オーディオ830、オーディオ834、及び/又はオーディオ838を出力しない)。
図8Oで、コンピュータシステム600は、緊急アプリケーションユーザインタフェースオブジェクト832bに対応するユーザ入力850e(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力850eを検出したことに応じて、コンピュータコンピュータシステム600は、
図8Pに示すように、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示する。
【0306】
図8Pで、非常用サイレンユーザインタフェース818は、時刻インジケータ818a、動作インジケータ818b、持続時間インジケータ818c、開始ユーザインタフェースオブジェクト818h、及び緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト818eを含む。時刻インジケータ818aは、現在の時刻(例えば、「10:09」)の視覚的インジケーション(例えば、デジタルインジケーション)を提供する。動作インジケータ818bは、コンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作、非常用サイレン動作、の視覚的インジケーションを提供する。持続時間インジケータ818cは、(例えば、コンピュータシステム600の電源及び/又はバッテリの充電が切れる前に)コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行するように構成されている(例えば、時刻インジケータ818aが示す現在時刻からの)時間視覚的インジケーションを提供する。例えば、
図8Pでは、持続時間インジケータ818cは、残りのコンピュータシステム600のバッテリ電力及び/又は充電の残量率(例えば、75%)を含む。したがって、コンピュータシステム600のユーザは、コンピュータシステム600のバッテリ電力及び/又は充電の残量率に基づいて、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行できる時間の量を推定及び/又はその他の方法で判断できる。
【0307】
図8Pで、コンピュータシステム600は、非常用サイレン動作を実行していないため、非常用サイレンユーザインタフェース818は、中止ユーザインタフェースオブジェクト818d及び/又は背景を含んでいない。
図8Pで、コンピュータシステム600は、非常用サイレン動作を実行していないため、非常用サイレンユーザインタフェース818は、開始ユーザインタフェースオブジェクト818hを含んでいる。開始ユーザインタフェースオブジェクト818hは、選択されると、コンピュータシステム600に、非常用サイレン動作の実行を開始させるように構成されている。いくつかの実施形態では、開始ユーザインタフェースオブジェクト818hに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、オーディオ820を出力し、
図8Gに示すように、中止ユーザインタフェースオブジェクト818d及び背景819を有する非常用サイレンユーザインタフェース818を表示する。また、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト818eは、選択及び/又は他の方法で対話が行われたときに、コンピュータシステム600に緊急電話を開始させるように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600が非常用サイレン動作を実行しているとき、コンピュータシステム600は、緊急電話の開始に応じてオーディオ820の出力を一時停止し、緊急電話の終了に応じてオーディオ820の出力を(例えば、追加のユーザ入力なしで自動的に)再開する。いくつかの実施形態では、緊急電話は、緊急サービス(例えば、911、ローカル緊急サービスセンタ、及び/又は病院)に関連する電話番号への電話発信としてコンピュータシステム600によって開始される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト818eの一部分818f上のスワイプ及び/又はスライドジェスチャを検出したことに応じて、緊急電話を開始する。
【0308】
第1のハードウェア入力デバイス606aに対応するユーザ入力(ユーザ入力850a)に応じて、及び/又は、開始ユーザインタフェースオブジェクト818hに対応するユーザ入力に応じて、非常用サイレン動作(例えば、出力するオーディオ820)を開始することに加え、コンピュータシステム600はまた、コンピュータシステム600のユーザを検出したことに応じて非常用サイレン動作を開始するように構成されている。例えば、
図8Qで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの転倒を示すイベントを検出したことに応じて、及び、ユーザの転倒を示すイベントが一組の基準を満たすという判定に従って、転倒検出ユーザインタフェース840を表示する。
【0309】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600の物理的動きについて、したがってコンピュータシステム600のユーザの物理的な動きについて、コンピュータシステム600に情報を提供する、動きセンサ及び/又は加速度計などの1つ以上のセンサを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、1つ以上のセンサから受信された情報が、第1の閾値(例えば、人の転倒を示す第1の閾値)を超えるコンピュータのデータ(例えば、コンピュータシステム600の速度、衝撃力、及び/又は加速度を含むデータ)を含むとき、ユーザの転倒を示すイベントを検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600がユーザの転倒を示すイベントを検出した後、コンピュータシステム600は、1つ以上のセンサから受信した情報が、第2の閾値(例えば、人が怪我をする可能性が高い転倒をしたことを示す第2の閾値)を超えるデータ(例えば、コンピュータシステム600の速度、衝撃力及び/又は加速度を示すデータ)を含むかどうかを判定し、ユーザの転倒を示すイベントが一組の基準を満たしているか否かを判定する。いくつかの実施形態では、データが第2の閾値を超えるとき、コンピュータシステム600は、ユーザの転倒を示すイベントが一組の基準を満たすと判定し、コンピュータシステム600は、転倒検出ユーザインタフェース840を表示する。
【0310】
図8Qでは、転倒検出ユーザインタフェース840は、情報インジケータ840a、非常用サイレンユーザインタフェースオブジェクト840b、及び却下ユーザインタフェースオブジェクト840cを含む。情報インジケータ840aは、コンピュータシステム600が、コンピュータシステム600のユーザが怪我をする可能性のある仕方で、ユーザが転倒した可能性があることの視覚的インジケーション及び/又は情報を提供する。非常用サイレンユーザインタフェースオブジェクト840bは、選択及び/又は対話がなされたときに、非常用サイレン動作を開始するように構成される(例えば、コンピュータシステム600は、オーディオ820を出力する)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェースオブジェクト840bに対応するユーザ入力850f(例えば、スワイプジェスチャ、スライドジェスチャ、又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出したことに応じて、
図8Gに示すように、非常用サイレンユーザインタフェース818を表示し、オーディオ820を出力する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、非常用サイレンユーザインタフェースオブジェクト840bに対応するユーザ入力850f(例えば、スワイプジェスチャ、スライドジェスチャ、又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出したことに応じて、緊急電話を開始し、緊急電話の終了を検出したことに応じて、非常用サイレン動作を開始する(例えば、オーディオ820を出力する)。却下ユーザインタフェースオブジェクト840cは、選択されると、コンピュータシステム600に、転倒検出ユーザインタフェース840の表示を停止し(及び任意選択的に、以前に表示されたユーザインタフェースを表示させる)ように構成されている。
【0311】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は転倒検出ユーザインタフェース840を所定時間(例えば、5秒又は10秒)表示し、ユーザ入力及び/又はユーザ対話がないことを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、緊急電話を開始する。例えば、
図8Rで、コンピュータシステム600は、緊急電話を開始した後(例えば、緊急サービス(例えば、911及び/又はローカル緊急サービス)に関連付けられた電話番号を呼び出した後)、電話ユーザインタフェース842を表示する。
図8Rで、電話ユーザインタフェース842は、終了ユーザインタフェースオブジェクト842a及び設定ユーザインタフェースオブジェクト842bを含む。終了ユーザインタフェースオブジェクト842aを選択するユーザ入力(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は緊急電話を終了する(例えば、切る)。いくつかの実施形態では、緊急電話の終了を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、非常用サイレン動作を開始する(例えば、オーディオ820を出力する)。したがって、ユーザが転倒した可能性がある場合、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザが支援を得ようとすることができるように、緊急電話を開始し、及び/又は非常用サイレン動作を開始できる。
【0312】
コンピュータシステム600は、ユーザ入力850aと比較して、第1のハードウェア入力デバイス606aに対応する様々なタイプのユーザ入力を検出したことに応じて、緊急電話を開始するなどの第2の緊急時動作を実行するように構成されている。例えば、
図8Sで、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示し、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力850g(例えば、ロング押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。
図8Sで、ユーザ入力850gは、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bの両方での同時押圧ジェスチャを含む。いくつかの実施形態では、ユーザ入力850gは、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606b上の連続押圧ジェスチャを含む。
【0313】
コンピュータシステム600が所定の期間(例えば、2秒、3秒、又は5秒)ユーザ入力850gを検出し続け、及び/又は、コンピュータシステム600がユーザ入力850aの終了を検出しない場合、コンピュータシステム600は、
図8Tに示すように、第2の緊急インジケーション844を表示する。すなわち、コンピュータシステム600がユーザ入力850gを所定期間にわたって検出し続けるとき、コンピュータシステム600は第2の緊急インジケーション844を表示し、ユーザ入力850gを維持することがコンピュータシステム600に緊急時動作(例えば、緊急電話の開始)を行わせることの視覚的インジケーションをユーザに提供する。
【0314】
図8Tで、第2の緊急インジケーション844は、時計ユーザインタフェース604の表示を置き換える。いくつかの実施形態では、第2の緊急インジケーション844は、時計文字盤ユーザインタフェース604上にオーバレイされる。第2の緊急インジケーション844は、動作インジケータ846及び入力インジケータ848を含む。動作インジケータ846は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力850gを検出し続けていることに応じてコンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作(例えば、緊急電話)を示す記号846a及びテキスト846b(例えば、「保持し続けて、緊急SOSを呼ぶ」)を含む。入力インジケータ848は、コンピュータシステム600が第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力850gを検出したこと(例えば、検出し続けていること)の視覚的な確認を提供する。例えば、入力インジケータ848は、(例えば、表示デバイス602に関して)第1のハードウェア入力デバイス606aの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置614に表示される第1の部分848aを含む。第1の部分848aはまた、第1のハードウェア入力デバイス606aのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)を含む。また、第1の部分848aは、連続するユーザ入力850gを検出したことに応じて、コンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作に関連付けられた色(例えば、赤色)を含む。また、入力インジケータ848は、(例えば、表示デバイス602に関して)第2のハードウェア入力デバイス606bの場所の隣、近く、ごく近く、及び/又は近傍の、表示デバイス602上の位置634に表示される第2の部分848bを含む。第2の部分848bはまた、第2のハードウェア入力デバイス606bのサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)に近似するサイズ(例えば、長さ及び/又は高さ)も含む。更に、第2の部分848bは、ユーザ入力850gを検出したことに応じて、コンピュータシステム600によって実行されるように構成された動作に関連付けられた色(例えば、赤色)を含む。いくつかの実施形態では、入力インジケータ848の第1の部分848a及び第2の部分848bの色は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び/又は第2のハードウェア入力デバイス606bに関連していない、及び/又はそれに基づいていない。
【0315】
図8Tで、コンピュータシステム600は、背景844aを備えた第2の緊急インジケーション844を表示する。いくつかの実施形態では、背景844aは、緊急時動作に関連付けられた(例えば、
図8Tで第4の陰影表示で示される)第5の色を有する。例えば、いくつかの実施形態では、第5の色は、緊急時動作に関連する緊急アプリケーション、及び/又は、コンピュータシステム600が緊急時動作を実行できるようにするアプリケーションに基づいている。いくつかの実施形態では、第5の色は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び/又は第2のハードウェア入力デバイス606bの色に基づくものではない。いくつかの実施形態では、背景844aは、緊急時動作に関連付けられた第1の色合いを含み(例えば、赤色の第1の色合い)、入力インジケータ848は、緊急時動作に関連付けられた色の第2の色合い(例えば、赤色の第2の色合い)を含む。
【0316】
図8Tで、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力850gを検出し続ける。第2の緊急インジケーション844を表示しながらユーザ入力850gを検出し続けていることに応じて、コンピュータシステム600は、
図8Uに示すように、第2の緊急インジケーション844上にカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852を表示する。カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852は、コンピュータシステム600に緊急時動作を実行させるためにユーザ入力850gが維持されるべき持続時間の視覚的インジケーションを提供する。
図8Uで、カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852は、動作インジケータ846のシンボル846aの表示を置き換える。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、動作インジケータ846のシンボル846aの表示を維持し、シンボル846aと同時にカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852を表示する。
【0317】
図8Uで、コンピュータシステム600はまた、ユーザ入力850gを維持することが、コンピュータシステム600に緊急電話動作を開始させることを示す緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854を表示する。更に、
図8Uで、コンピュータシステム600は、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854内の非アクティブ位置856aに緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854の一部分854aを表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854の一部854aが、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854内の非アクティブ位置856aからアクティブ位置856bへ(例えば、時間と共に)移動するような、一部854aのアニメーション表示を行う。緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854の部分854aがアクティブ位置856bに表示されると、コンピュータシステム600は、緊急時動作を開始し、緊急電話を開始するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力850gを検出し続けていることに応じて、部分854aのアニメーションを表示する(例えば、非アクティブ位置856aからアクティブ位置856bに移動する部分854aを表示する)。
【0318】
図8Vでは、コンピュータシステム600は、第1のハードウェア入力デバイス606a及び第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力850gを検出し続ける。ユーザ入力850gを検出し続けていることに応じて、コンピュータシステム600は、緊急電話ユーザインタフェースオブジェクト854内の位置858(例えば、非アクティブ位置856bよりもアクティブ位置856aに近い位置)に部分854aを表示する。更に、コンピュータシステム600は、ユーザ入力850gを1秒間(例えば、更に1秒間及び/又はもう1秒間)検出し続けていることに応じてコンピュータシステム600が緊急電話を開始することを示すカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852を表示(例えば、表示を更新)する。上記のように、部分854aは、コンピュータシステム600がユーザ入力850gを検出し続けるときに、非アクティブ位置856aからアクティブ位置856bに移動するように構成されている。例えば、
図8Vでは、部分854aは、非アクティブ位置856aよりも活性位置856bに近い位置858にあり、それによって、ユーザ入力850gが1秒間(例えば、更に1秒間及び/又はもう1秒間)維持される場合に、コンピュータシステムが緊急電話通話を開始するという視覚的インジケーションを提供する。
【0319】
図8Vで、緊急時動作は緊急電話を含み、コンピュータシステム600は、緊急サービス(例えば、911、別のローカル緊急サービス、及び/又は病院)に関連付けられた電話番号への電話発信を開始するように構成されている。このように、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザが緊急事態において支援を得るのを助けるために、緊急電話を開始するように構成されている。
【0320】
図8Wで、コンピュータシステム600は、所定の時間(例えば、第2の緊急インジケーション844を表示した後の所定時間及び/又はユーザ入力850gを検出し始めてからの所定時間)ユーザ入力850gを検出し続けていることに応じて、及び/又はカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852に対応する期間を通じてユーザ入力850gの終了を検出しない(例えば、所定時間(例えば5秒間)からカウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852がカウントダウンする間にユーザ入力850gの終了を検出しない)ことに応じて、緊急電話を開始する。いくつかの実施形態では、カウントダウンユーザインタフェースオブジェクト852に対応する期間が経過する前にユーザ入力850gの終了を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、緊急電話を実行しない(例えば、緊急サービスに関連付けられた電話番号への電話発信を開始することを取り止める)。
【0321】
図8Wで、コンピュータシステム600は、緊急電話を開始した後(例えば、緊急サービス(例えば、911、ローカル緊急サービス及び/又は病院)に関連付けられた電話番号を呼び出した後)、電話ユーザインタフェース842を表示する。
図8Sで、電話ユーザインタフェース842は、終了ユーザインタフェースオブジェクト842a及び設定ユーザインタフェースオブジェクト842bを含む。終了ユーザインタフェースオブジェクト842aを選択するユーザ入力(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は緊急電話を終了する(例えば、切る)。
【0322】
図9は、いくつかの実施形態に係る、コンピュータシステムを使用して第1の動作を実行するための方法を示すフロー図である。方法900は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)(例えば、表示コントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、プロジェクタ、ディスプレイスクリーン、表示モニタ、及び/又はホログラフィック表示)並びに1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)(例えば、アクティブ化イベント(例えば、ユーザ入力、ユーザ定義及び/又はユーザ選択されたユーザ入力、及び/又は特定の入力)に応じてコンピュータシステムに機能を実行させるように構成された、1つ以上の物理的ボタン(例えば、コンピュータシステムの筐体に含まれる及び/又は筐体上のボタン)、回転可能な入力デバイス、押下可能な入力デバイス、及び/又は圧力センサ付き固体ボタン)と通信しているコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)(例えば、電子デバイス、スマートフォン又はスマートウォーチなどのスマートデバイス、モバイルデバイス、ウェアラブルデバイス)で実行される。いくつかの実施形態では、1つ以上のハードウェア入力デバイスの中の1つのハードウェア入力デバイスは、コンピュータシステムが、ユーザ入力(例えば、特定タイプの既定の入力)に応じて既定の機能を実行するように構成可能である(例えば、ユーザ選択、ユーザ定義、及び/又はユーザカスタマイズされる)。いくつかの実施形態では、1つ以上のハードウェア入力デバイスは、1つ以上のハードウェア入力デバイスの個別のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、触知フィードバック(例えば、触覚フィードバック)を提供する触知出力生成器を含む。方法900のいくつかの動作は任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
【0323】
後述するように、方法900は、第1の動作を実行するための直感的な方法を提供する。この方法は、第1の動作を実行する際のユーザの認識的負担を軽減し、それにより、より効率的なヒューマンマシンインタフェースが作成される。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスの場合、ユーザがより早く、より効率的に第1の動作を実行できるようにすることで、電力が節約され、バッテリの充電間隔が長くなる。
【0324】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)(いくつかの実施形態では、第1のハードウェア制御デバイスは、コンピュータシステムのハウジングの第2の色とは異なる第1の色を含む)のうちの第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)(例えば、コンピュータシステムシステムの筐体の側面上(例えば、部分的に側面に)配置された押下可能なボタン)に対応するユーザ入力(例えば、650b、850a、及び/又は650g)(例えば、押圧及び保持入力、押圧入力、タップ及び保持入力、及び/又はタップ入力)を検出する(902)。
【0325】
コンピュータシステム(例えば100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力(例えば、650b、850a、及び/又は650g)を(例えば、ユーザがユーザ入力を提供し続ける間)検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第1の動作(例えば、ユーザ入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイスに対応する、ユーザが選択した及び/又はユーザが設定した動作)の第1のインジケーション(例えば、612)(例えば、第1のユーザインタフェース、現在表示されているユーザインタフェース上にオーバレイされた第1の組の1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト及び/又は通知ユーザインタフェース)を(例えば、(例えば、ユーザ入力がユーザに指定された第1のタイプのものであるときに)ユーザ入力に応じて)表示する(904)。
【0326】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第1の動作の第1のインジケーション(例えば、612)を表示した後、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、ユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は650gの解放)(例えば、押圧及び保持ジェスチャの解放、押圧入力の完了、タップ及び保持入力の解放、及び/又はタップ入力の完了)を検出する(906)。
【0327】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は650gの解放)を検出したことに応じて(908)、及び、第1のインジケーション(例えば、612)を表示している間にユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は650gの解放)が検出された(例えば、ユーザ入力の終了が検出された時点で、第1のインジケーションが、コンピュータシステムの表示生成構成要素を介して表示されている)という判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は第1の動作を実行する(910)、(例えば、ユーザ入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイスに対応する第1の動作(例えば、ユーザ選択された動作及び/又はユーザ構成された動作)を開始する)。
【0328】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は650gの解放)を検出したことに応じて(908)、及び、第1のインジケーション(例えば612)を表示し、次いで第1のインジケーション(例えば612)の表示を停止した後にユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は650gの解放)(例えば、第1のインジケーションを表示している間及び/又は入力され続けている間は、維持され、解放されないこと)(ユーザ入力の終了が検出された時点で、コンピュータシステムの表示生成構成要素を介して第1のインジケーションが現在表示されていないなど)(いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ユーザ入力を所定時間検出した後、第1のインジケーションの表示を第2のインジケーションに置き換え、コンピュータシステムは、第1のインジケーションが第2のインジケーションに置き換えられたとき、第1のインジケーションの表示を停止する)が検出されたことに従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は第1の動作の実行を取り止める(912)(例えば、コンピュータシステムは、ユーザ入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイスに対応する、第1の動作(例えば、ユーザ選択された動作及び/又はユーザ構成された動作)を開始しない)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ユーザ入力が一組の1つ以上の基準を満たすとき(例えば、ユーザ入力が、コンピュータシステムが第1のインジケーションの表示を停止した後、所定期間維持され、及び/又は、ユーザ入力が、コンピュータシステムが第2のインジケーションの表示を開始した後、所定期間維持される)ときに、第2の動作を実行する。
【0329】
第1のインジケーションの表示中にユーザ入力の終了が検出されたときに第1の動作を実行し、第1のインジケーションの表示後にユーザ入力の終了が検出されたときに第1の動作の実行を取り止めて、第1のインジケーションの表示を停止することにより、コンピュータシステムは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動することを必要とせずに、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して様々な動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0330】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、ユーザによって複数の利用可能な動作から選択された動作である(例えば、第1の動作は、コンピュータシステムによって検出された1つ以上のユーザ入力を介して、第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられる)。第1の動作がユーザ選択であることにより、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を行うことで、ユーザが頻繁に行う操作をカスタマイズすることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0331】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、新規ウェイポイントを追加すること(例えば、新規ウェイポイント(例えば、緯度、経度、及び/又は高さを含む位置)を位置追跡及び/又はコンパスアプリケーションに追加すること)を含む。いくつかの実施形態では、新規ウェイポイントは、ユーザ入力及び/又はユーザ入力の終了が検出されたときにコンピュータシステムが位置する物理的位置(例えば、緯度、経度、及び/又は高さ)に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、新規ウェイポイントは、ユーザ入力によって選択された場合、コンピュータシステムに、コンピュータシステムの現在の物理的位置から新規ウェイポイントに関連付けられた位置までの経路、方向、及び/又はオリエンテーリングガイドを決定及び/又は提供(例えば、表示及び/又は出力)させるように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、新規ウェイポイントを追加する際に、新規ウェイポイントに関連するアプリケーション(例えば、位置追跡アプリケーション及び/又はコンパスアプリケーション)において新規ウェイポイントを表示及び/又は選択できるように、新規ウェイポイントを保存する。
【0332】
新規ウェイポイントを追加することを含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して新規ウェイポイントを追加することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0333】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のショートカット動作を開始すること(例えば、ボイスアシスタントアプリケーション及び/又はコンピュータシステムのショートカットアプリケーションに関連付けられた1つ以上の既定の及び/又はユーザ選択された動作を実行すること)を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムのショートカット動作は、1つ以上の動作を実行すること、1つ以上のアプリケーションを起動すること、及び/又は個別の時刻に関連付けられた、若しくは/又はコンピュータシステムのユーザの個別のルーチンに関連付けられた1つ以上のタスク(例えば、起床、仕事、休憩、帰宅、及び/又は就寝)を(例えば、ショートカット動作の開始を要求するボイスコマンド及び/又は他のユーザ入力を受信したことに応じて)開始することを含む。例えば、いくつかの実施形態では、ショートカット動作は、コンピュータシステムの位置アプリケーションを介して第1の位置から第2の位置に道案内を提供すること、コンピュータシステムのメッセージングアプリケーションを介して、コンピュータシステムに記憶された個別の連絡先にメッセージを送ること、コンピュータシステムと通信しているオーディオデバイス(例えば、スピーカ及び/又はヘッドホン)を介してメディアアイテムの出力を開始すること、及び/又はコンピュータシステムのクロック及び/又はアラームアプリケーションを介してアラームを設定すること、を含む。
【0334】
ショートカット動作を開始することを含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介してショートカット動作を開始することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0335】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、ウェイポイントへのルート選択動作を開始すること(例えば、ユーザをウェイポイントに案内するナビゲーションインジケーションを含む向きユーザインタフェースを表示すること)、及び、ウェイポイントへの進行中のルート選択動作を一時停止すること(例えば、向きユーザインタフェースの表示及び/又はユーザをウェイポイントに案内するナビゲーションインジケーションの提供を一時停止すること)からなる群から選択された動作を含む。ウェイポイントへのルート選択動作の開始及び/又はウェイポイントへの進行中のルート選択動作の一時停止を含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して、ルート選択動作の開始及び/又は進行中のルート選択動作の一時停止を行うことできる。それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0336】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のフラッシュライト動作を開始すること(例えば、コンピュータシステムのフラッシュライトをオンにすること(例えば、明るい白色のユーザインタフェースを表示すること))を含む。フラッシュライト動作を開始することを含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して、フラッシュライト動作を開始することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0337】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、ワークアウトを開始すること(例えば、コンピュータシステムのユーザの1つ以上の生体認証特徴(例えば、心拍数)、動き、及び/又は位置を監視、測定、及び/又は追跡する動作を開始すること)と、継続的なワークアウトの新しいラップ及び/又は区間を開始すること(例えば、ユーザが進行中のワークアウトのそれぞれの部分の進行を追跡及び/又は監視できるよう、進行中のワークアウトを様々な部分に分割すること)と、進行中のワークアウトを一時停止すること(例えば、コンピュータシステムのユーザの1つ以上の生体認証特徴(例えば、心拍数)、動き、及び/又は位置を監視、測定、及び/又は追跡する動作を一時停止すること)とから成る群から選択された動作を含む。
【0338】
ウォークアウトの開始、及び/又は、進行中のワークアウトの新しいラップ及び/又は区間の開始、及び/又は進行中のウォークアウトの一時停止を含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して、ウォークアウトの開始、及び/又は、進行中のワークアウトの新しいラップ及び/又は区間の開始、及び/又は進行中のウォークアウトの一時停止を行うことが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0339】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、ストップウォッチを開始することからなる群から選択された動作を含む。(例えば、ストップウォッチ機能を開始することから経過した時間を追跡するタイマを開始すること)進行中のストップウォッチの新しいラップ及び/又は区間を開始する(例えば、進行中のタイマを異なる部分及び/又は間隔に分離する)、進行中のストップウォッチを一時停止する(例えば、ストップウォッチ機能を開始することから経過した時間を追跡するタイマを一時停止すること)。ストップウォッチの開始、及び/又は、進行中のストップウォッチの新しいラップ及び/又は区間の開始、及び/又は進行中のストップウォッチの一時停止を含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して、ストップウォッチの開始、及び/又は、進行中のストップウォッチの新しいラップ及び/又は区間の開始、及び/又は進行中のストップウォッチの一時停止を行うことが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0340】
いくつかの実施形態では、第1の動作は、ダイビングを開始すること(例えば、コンピュータシステムのユーザがスキューバダイビングをしている時間を追跡するタイマを開始すること、及び/又は、スキューバダイビングの深さ若しくは/又は他の特徴を追跡、監視、若しくは/又は感知すること)と、進行中のダイビングのための動的アクション(例えば、減圧タイマ)を実行することと、からなる群から選択された動作を含む。ダイビングの開始及び/又は進行中のダイビングのための動的アクションの実行を含む第1の動作により、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して、ダイビングの開始及び/又は進行中のダイビングのための動的アクションの実行を行うことが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0341】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーション(例えば、612)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、現在表示されているユーザインタフェース(例えば、604)上に第1のインジケーション(例えば、612)を、(例えば、第1のインジケーションを現在表示されているユーザインタフェース上に表示することにより、第1のインジケーションが、現在表示されているユーザインタフェースを少なくとも部分的に覆い隠す、ブロックする、及び/又は他の方法でカバーするようにオーバレイするコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む。現在表示されているユーザインタフェースに第1のインジケーションをオーバレイすることにより、ユーザは、第1の動作を実行するようにユーザ入力が構成されていることの確認を受け取ることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0342】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第1の動作の第1のインジケーション(例えば、612)を所定の時間(例えば、2秒、3秒、及び/又は5秒)表示した後、かつ、ユーザ入力(例えば、650b、850a、及び/又は650g)が検出され続ける間(例えば、第1のインジケーションが所定の時間表示されている間、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力が維持される)、コンピュータシステム(100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のインジケーション(例えば612)の表示を停止し、(例えば、コンピュータシステムは第1のインジケーションをもはや表示しない及び/又はコンピュータシステムは第1のインジケーションの表示を第2のインジケーションに置き換え)、コンピュータシステム(100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第2の動作(例えば、ユーザ入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイスに対応する、ユーザが選択した及び/又はユーザが設定した動作)の第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)(例えば、第2のユーザインタフェース、現在表示されているユーザインタフェースにオーバレイされた第2の組の1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト、及び/又は通知ユーザインタフェース)を表示する。第1のインジケーションの表示を停止し、ユーザ入力を検出しながら、第1のインジケーションを所定の時間にわたって表示した後に第2のインジケーションを表示することにより、コンピュータシステムのユーザは、ユーザ入力を維持することによってコンピュータシステムに第2の動作を実行させることができるという確認を受け取ることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0343】
いくつかの実施形態では、第1の動作はユーザに選択され(例えば、第1の動作は、コンピュータシステムによって検出された1つ以上のユーザ入力を介して第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられる)、第2の動作は所定の動作である。(例えば、第2の動作は、1つ以上のユーザ入力を介して第1のハードウェア入力デバイスに関連付けることができず、第2の動作は、ユーザ選択できず、及び/又はコンピュータシステムは、ユーザが第1のハードウェア入力デバイスに関連付けられたコンピュータシステムの1つ以上の設定を構成したかどうかに関係なく、第2の動作を実行するように構成される)。第1の動作がユーザ選択であることにより、ユーザは、ユーザが特定のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を行うことで、ユーザが頻繁に行う操作をカスタマイズすることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。更に、所定の動作である第2の動作により、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスを構成せずに所定の動作を実行することが可能となり、これにより、コンピュータシステムに強化された安全機能が提供され、動作を実行するために必要な入力数が低減される。
【0344】
いくつかの実施形態では、第2の動作は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)第1の緊急時動作(例えば、非常用サイレン(例えば、ビーコン及び/又はオーディオトーン)のアクティブ化、緊急電話の開始、医療識別ユーザインタフェースの表示、及び/又は緊急状況におけるコンピュータシステムのユーザに支援を提供するために実行され得る別の動作)である。第2の動作が第1の緊急時動作であることにより、コンピュータシステムのユーザは、追加のユーザ入力なしに、第1のハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を介して緊急状況における支援を提供できる動作を開始することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0345】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの第1の緊急時動作は、ユーザ入力(例えば、650b、850a、及び/又は650g)の終了を検出した後も継続するように構成された非常用サイレン(例えば、所定の音量レベルを超える(例えば、60デシベル超、70デシベル超、80デシベル超、及び/又は85デシベル超)オーディオ出力バースト及び/又は連続オーディオ出力のシーケンス、すなわち、任意選択的に、支援を必要とするユーザの場所の可聴インジケーションを提供するように設計されている)をコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が出力すること(例えば、オーディオ820、830、834、及び/又は838を出力すること)を含む(例えば、コンピュータシステムは、ユーザ入力が所定の時間に維持されたとき(例えば、非常用サイレンに関連付けられたカウントダウンタイマ全体を通して維持されたとき)、ユーザ入力の終了を検出した後に非常用サイレンの出力を継続する)。ユーザ入力の終了を検出した後も続く非常用サイレンを出力することで、緊急時にユーザが助けを求めることが容易になり、コンピュータシステムに強化された安全機能が提供される。
【0346】
いくつかの実施形態では、非常用サイレン(例えばオーディオ820、830、834、及び/又は838を出力する)を出力するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の電池寿命が短くなるにつれて減少する周期(例えば、既定の間隔(例えば、5秒毎といった均一な間隔、又は、最初の5分間は4秒毎、その後は10秒毎といった可変間隔)(例えば、コンピュータシステムのバッテリが減少するにつれて、連続したオーディオバーストがより長い時間で分離される)で発生するオーディオバースト(例えば、コンピュータシステムの充電量が減少するにつれて増加する可変時間間隔)で発生する連続的及び/又は中断するオーディオ出力及び/又はトーン)を出力するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む。バッテリ寿命が減少するにつれて減少する周波数で発生するオーディオバーストとして非常用サイレンを出力することにより、コンピュータシステムのバッテリ寿命を長くすることによって、ユーザが緊急事態で助けを求める信号を長く発することができ、それによってコンピュータシステムに強化された安全機能を提供することができ、コンピュータシステムのバッテリ使用量を減少させることができる。
【0347】
いくつかの実施形態では、第1の緊急時動作は、緊急電話を開始するための「オプション(例えば、808b及び/又は818e)(例えば、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス)を表示することを含む。(例えば、オプションの選択により、コンピュータシステムに、(例えば、セルラネットワークを介して)緊急サービス電話番号(例えば、911及び/又は別のローカル緊急電話番号)に電話を開始させる。緊急電話を開始するオプションを表示することにより、コンピュータシステムのユーザは、緊急事態において助けを要求するための別のオプション(例えば、非常用サイレンに加えて)を得ることができ、それによって、コンピュータシステムに強化された安全機能を提供できる。
【0348】
いくつかの実施形態では、第1の緊急時動作は、第1の緊急時動作が継続する持続時間(例えば、現在の時刻からの時間量(例えば、コンピュータシステムのバッテリ充電量に基づく)及び/又はコンピュータシステムの残りのバッテリ充電量)のインジケーション(例えば、818c)を表示することを含む(例えば、コンピュータシステムは、(例えば、第1の緊急時動作を中止することを要求するユーザ入力及び/又は持続時間を短縮するユーザ入力がない場合)、及び/又は持続時間に関連付けられた時間(例えば、約1分以内、2分以内、及び/又は5分以内)、及び/又は持続時間と一致する時間、第1の緊急時動作の実行を継続するように構成されている。第1の緊急時動作が継続される持続時間のインジケーションを表示することにより、ユーザは、緊急時動作においてユーザが支援を得ることを容易にするために、第1の緊急時動作を実行できる期間を推定及び/又は他の方法で理解でき、それによって、改善された緊急時動作が得られ、強化された安全機能をコンピュータシステムに提供できる。
【0349】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)に応じて、第1のハードウェア入力デバイス(例:606a、606b、及び/又は606c)と第2のハードウェア入力デバイス(例:606a、606b、及び/又は606c)(例えば、コンピュータシステムシステムのハウジングの側面上及び/又はその中にある押下げ可能なボタン)に対応する第2のユーザ入力(例えば、850g)(例えば、第1のハードウェア入力デバイス上の第1の押圧入力と、第2のハードウェア入力デバイス上の第2の押圧入力であって、第1の押圧と第2の押圧が同時及び/又は連続する(例えば、互いに所定時間内に受け取られる)押圧入力))を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の緊急時動作とは異なる第2の緊急時動作(例えば、発信緊急電話の開始及び/又は医療識別ユーザインタフェースの表示)を開始する。
【0350】
第2のユーザ入力を検出したことに応じて第2の緊急時動作を開始することにより、コンピュータシステムは、第1のハードウェア入力デバイスに対応する様々なタイプのユーザ入力に基づいて様々な緊急時動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができ、強化された安全機能をコンピュータシステムに提供できる。
【0351】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第2の動作の第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)を所定の時間(例えば、2秒、3秒、5秒、6秒、及び/又は10秒)表示した後、かつ、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646及び/又は1300)がユーザ入力(例えば、650b、850a、及び/又は850g)の検出を継続している間(例えば、第2のインジケーションが所定の時間表示されている間、ユーザ入力は維持され、及び/又は、第2のインジケーションが所定の時間表示される前、ユーザ入力の終了が検出されない)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646及び/又は1300)は第2の動作(例えば、非常用サイレンのアクティブ化(例えば、緊急ビーコンに対応するオーディオ及び/又は緊急音の出力)、緊急電話の発信開始、及び/又は医療識別ユーザインタフェースの表示などの緊急時動作)を実行する。
【0352】
第2のインジケーションを所定時間表示した後、ユーザ入力の検出を継続しながら第2の動作を実行することで、ユーザが第2の動作の実行を意図している可能性が高くなり、コンピュータシステムが不用意に第2の動作を行う可能性を低減させることができる。
【0353】
いくつかの実施形態では、第1のインジケーション(例えば、612)は、第1の色を(例えば、黄色、橙色、緑色、及び/又は第1のハードウェア入力デバイスの色に基づく色)を含み、第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)は、第1の色とは異なる第2の色を含む(例えば、赤色)を含む。第1の色の第1のインジケーションと、第2の色の第2のインジケーションを表示することにより、ユーザ入力を維持することにより、コンピュータシステムが第1の動作を実行するように構成されていることから第2の動作を実行するように構成されていることに遷移していることをユーザが容易に意識及び/又は理解することが可能になり、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0354】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が第1の動作を実行するように構成されるかどうかに関係なく、第2の動作を実行するように構成される(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが、第1の動作を第1のハードウェア入力デバイスに関連付けるユーザ入力を受信及び/又は検出していない場合でも、第2の動作を実行でき、ユーザがコンピュータシステムの構成を完了していないときに、ユーザは第2の動作をアクティブ化させることができる)。第1のハードウェア入力デバイスが第1の動作を行うように構成されているか否かに関係なく、コンピュータシステムが第2の動作を行うことを可能にすることにより、ユーザは、第1のハードウェア入力デバイスを構成せずに第2の動作を実行することが可能となり、それによって、強化された安全機能をコンピュータシステムに提供でき、動作を実行するために必要な入力数を低減できる。
【0355】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第2の動作の第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、以下のうちの少なくとも2つを同時表示(例えば、同時に表示)するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む:医療識別選択可能オプション(例えば、808a)(例えば、選択されると、年齢、身長、体重、血液型、臓器提供者の状態(例えば、臓器提供者又は非臓器提供者)、及び/又は緊急連絡先情報(例えば、名前、電話番号、住所、及び/又は他の連絡先情報(例えば、電子メールアドレス))などのコンピュータシステムのユーザに関する情報の表示を引き起こす第1のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス)。非常用サイレン選択可能オプション(例えば、808b)(例えば、選択されると、コンピュータシステムに、コンピュータシステムのユーザが支援を必要とするという他の人を信号送達及び/又はアラートするように構成されたオーディオを出力させる、第2のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス)、緊急電話選択可能オプション(例えば、808c)(例えば、選択されると、コンピュータシステムに、緊急サービス電話番号(例えば、911及び/又は別のローカル緊急サービス電話番号)への電話発信を開始させる、第3のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス)。
【0356】
医療識別選択可能オプション、非常用サイレン選択可能オプション、及び緊急電話選択可能オプションのうちの少なくとも2つを表示することにより、緊急状況における助けを要求するための複数のオプションをコンピュータシステムのユーザに提供し、それによって、強化された安全機能をコンピュータシステムに提供できる。
【0357】
いくつかの実施形態では、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成された第2の動作の第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)の表示エリアからスライドする(例えば、第1のインジケーションは表示生成構成要素上に完全に表示され、次いで、第1のインジケーションは表示生成構成要素上に部分的に表示され、次いで、第1のインジケーションは表示生成構成要素上に表示されることが停止され、その結果、第1のインジケーションは左から右は又は右から左へ表示エリアを離れるように見える)第1のインジケーション(例えば、612)の(例えば、第1のインジケーションの動きを表示する、及び/又はそうでなければ、経時的に外観を変化させる第1のインジケーションを表示する)アニメーション、並びに、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)の表示エリア上へスライドする(例えば、第2のインジケーションは表示生成構成要素上に表示されていない、次いで、第2のインジケーションは表示生成構成要素上に部分的に表示され、次いで、第2のインジケーションは表示生成構成要素上に完全に表示され、その結果、第2のインジケーションは左から右は又は右から左へ表示エリア上に移動するように見える)第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)のアニメーション(例えば、第1のインジケーションの移動の表示及び/又は他の方法による第1のインジケーションが経時的に外観を変更すること)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含み、第2のインジケーション(例えば、800及び/又は844)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第2の動作を実行する時間(例えば、カウントダウン終了時及び/又は満了時に発生する時刻)を示すカウントダウン(例えば、810及び/又は852)(例えば、所定の時間(例えば、2秒又は5秒)からカウントダウンするタイマ)を含む(例えば、コンピュータシステムは、カウントダウンの終了及び/又は満了後に第2の動作を実行する)。
【0358】
第1のインジケーションと第2のインジケーションアニメーション化すること、並びに、第2のインジケーション上にカウントダウンを含むことにより、ユーザ入力を維持することにより、コンピュータシステムが第1の動作を実行するように構成されていることから第2の動作を実行するように構成されていることに遷移していることをユーザが容易に意識及び/又は理解することが可能になり、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0359】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は850gの解放)(例えば、押圧及び保持ジェスチャの解放、押圧入力の完了、タップ及び保持入力の開放、及び/又はタップ入力の完了)を検出したことに応じて、及び、カウントダウン(例えば、810及び/又は852)が完了する前(例えば、所定の時間からカウントダウンされるタイマが満了及び/又は終了する(例えば、ゼロ秒及び/又は残り時間に達する)前)に、ユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は850gの解放)が検出されたという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、第2の動作を実行することなく)第2のインジケーションの表示(例えば、800及び/又は844)の表示を維持する。カウントダウン完了前にユーザ入力終了が検出されたときに第2のインジケーションの表示を維持することによって、ユーザは、別のユーザインタフェースに移動する必要なく、第2のインジケーションの選択可能オプションのうちの1つを依然として選択することが可能であり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0360】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は850gの解放)(例えば、押圧及び保持ジェスチャの解放、押圧入力の完了、タップ及び保持入力の解放、及び/又はタップ入力の完了)を検出した後、及び、カウントダウン(例えば、810及び/又は852)完了後(所定の時間からカウントダウンするタイマが満了及び/又は終了した(例えば、(例えば、ゼロ秒及び/又は残り時間に達した)後)にユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は850gの解放)が検出されたという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、コンピュータシステムの非常用サイレン動作(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)(例えば、第2の動作及び/又はコンピュータシステムのユーザが支援を必要としていることを他の人に知らせる及び/又はアラートするように構成されたオーディオを出力することを含む動作)を開始し(例えば、オーディオ820、830、834、及び/又は838を出力し)、及びコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、緊急電話選択可能オプション(例えば、818e及び/又は818f)(例えば、選択された場合に、コンピュータシステムに緊急サービス電話番号(例えば、911及び/又は別のローカル緊急サービス電話番号)への電話発信を開始させるユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス))を含む非常用サイレンユーザインタフェース(例えば、818)(コンピュータシステムの非常用サイレン動作が実行されていることを示すユーザインタフェース)を表示する。
【0361】
カウントダウン完了後にユーザ入力終了が検出されたときに非常用サイレン動作を開始しかつ非常用サイレンユーザインタフェースを表示することにより、ユーザは、別のユーザインタフェースに移動する必要なく、第1のハードウェア入力デバイスの選択を介して非常用サイレン動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0362】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第2の動作(例えば、コンピュータシステムのユーザが支援を必要としていることを他の人に知らせる及び/又はアラートするように構成されたオーディオを出力することを含む非常用サイレン動作)を実行している間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2のインジケーション(例えば、800、818、及び/又は844)から離れるようにナビゲートすることを要求するユーザ入力(例えば、850b、850c、及び/又は850d)(例えば、1つ以上のハードウェア入力デバイスのスワイプジェスチャ、ハードウェア入力デバイスの1つ以上のタップジェスチャ、及び/又は、1つ以上の押圧ジェスチャなど)を検出する。コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第2のインジケーション(例えば、800、818、及び/又は844)から離れるようにナビゲートすることを要求するユーザ入力(例えば、850b、850c、及び/又は850d)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、選択可能なインジケータ(例えば、823)(例えば、画像、アイコン、グリフ、及び/又は第2の動作を示す記号)を含むユーザインタフェース(例えば、604、832、及び/又は836)(例えば、第1のインジケーション及び第2のインジケーションとは異なるユーザインタフェース)、コンピュータのアプリケーションに関連付けられたユーザインタフェース、アプリケーション選択ユーザインタフェース、及び/又は時計文字盤ユーザインタフェース)を表示し、選択可能なインジケータ(例えば、823)の選択により、第2のインジケーション(例えば、800、818、及び/又は844)を表示される。(例えば、ユーザインタフェースを表示している間、及び選択可能なインジケータを選択するユーザ入力に応じて、コンピュータシステムは、第2のインジケーションを表示する(例えば、ユーザインタフェースの表示を第2のインジケーションと置き換える、及び/又は第2のインジケーションをユーザインタフェースの少なくとも一部分にオーバレイする))。
【0363】
ユーザインタフェース上に選択可能なインジケータを表示することにより、ユーザは、ユーザが別のユーザインタフェースに移動する必要なく、第2のインジケーションに速やかに戻ることができ、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができ、また、第2の動作が実行されていることを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0364】
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース(例えば、604、832、及び/又は836)は、時間インジケーション(例えば、610)(例えば、現在時刻インジケーション)を含む時計文字盤ユーザインタフェース(例えば、605)(例えば、現在の時刻のインジケーション及び/又はコンピュータシステムのアプリケーションに関連する他の情報を含む、コンピュータシステムのデフォルトユーザインタフェース)であり、選択可能なインジケータ(例えば、823)は、時計文字盤ユーザインタフェース(例えば、604)上の通知インジケータ(例えば、コンピュータシステムが通知を受信、出力、及び/又は他の方法で生成したことを示す、画像、アイコン、グリフ、及び/又は記号)の表示に置き換わる(例えば、代わりに表示される)。ユーザインタフェース上に選択可能なインジケータを表示することにより、ユーザは、ユーザが別のユーザインタフェースに移動する必要なく、第2のインジケーションに速やかに戻ることができ、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができ、また、第2の動作が実行されていることを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0365】
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース(例えば、604、832、及び/又は836)は、コンピュータシステムのアプリケーション(例えば、836)に関連付けられ(例えば、ユーザインタフェースは、コンピュータシステムの個別のアプリケーションが起動及び/又はその他の方法で対話が行われるときに表示されるユーザインタフェースである)、選択可能なインジケータ(例えば、823)は、ユーザインタフェースの状態領域内(例えば、時間インジケータ839の近く)例えば、ユーザインタフェースに含まれる時間のインジケーションの近くに、隣に、隣接して、近接して、及び/又はその他に配置されるユーザインタフェースの領域)に表示される。ユーザインタフェース上に選択可能なインジケータを表示することにより、ユーザは、ユーザが別のユーザインタフェースに移動する必要なく、第2のインジケーションに速やかに戻ることができ、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができ、また、第2の動作が実行されていることを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0366】
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース(例えば、604、832、及び/又は836)は、複数のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクト(例えば、832a及び/又は832b)を含む。(例えば、ユーザインタフェースは、ユーザが、コンピュータシステムの異なるアプリケーションを閲覧及び/又は他の方法で選択して、発射及び/又は他の方法で対話することを可能にする。及び選択可能なインジケータ(例えば、823)が表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)の表示エリアの隅(例えば、右上隅、右下隅、左上隅、及び/又は左下隅)に表示される。(例えば、表示生成構成要素に表示されるユーザインタフェースを表示するユーザの視点に対する右上隅)。いくつかの実施形態では、選択可能なインジケータは、ユーザインタフェースのうち、複数のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトのうちのアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトによって占有されていないエリアに表示される。いくつかの実施形態では、選択可能なインジケータは、複数のアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトのうちのアプリケーションユーザインタフェースオブジェクトに重ねて表示される。ユーザインタフェース上に選択可能なインジケータを表示することにより、ユーザは、ユーザが別のユーザインタフェースに移動する必要なく、第2のインジケーションに速やかに戻ることができ、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができ、また、第2の動作が実行されていることを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0367】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1のインジケーション(例えば、612)を表示している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)によってユーザ入力の終了(例えば、ユーザ入力650b、850a、及び/又は850g)の解放)が検出されたという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のインジケーション(例えば、612及び/又は616)の表示を維持する(例えば、ユーザ入力の終了を検出した後、所定の時間、第1のインジケーションの表示を維持する、第1の動作を開始及び/又は実行前に第1のインジケーションの表示を維持する、及び/又は第1の動作の実行中に第1のインジケーションの表示を維持する)。ユーザ入力の終了を検出したことに応じて第1のインジケーションの表示を維持することにより、ユーザは、ユーザ入力を終了(例えば、ユーザ入力を解放すること)がコンピュータシステムに第1の動作を実行させたことを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0368】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第1のインジケーション(例えば、612)の表示を所定の期間(例えば、1秒、2秒、3秒、及び/又は5秒)維持した後、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は第1のインジケーション(例えば、612)のフェーディングアニメーションを表示する(例えば、コンピュータシステムが、最終的に(例えば、第1のインジケーションが完全にフェードアウトした後)、第1のインジケーションの代わりに別のユーザインタフェース(例えば、第1の動作に対応するアプリケーションに関連するユーザインタフェース)を表示するように、第1のインジケーションを、所定の期間が満了した後、時間の経過とともに表示生成構成要素上でフェードさせる)。第1のインジケーションのフェーディングアニメーションを表示することにより、コンピュータシステムは、第1のインジケーションの表示から、追加のユーザ入力を必要とする第1の動作に関連するユーザインタフェースの表示に遷移でき、それによって、動作を実行するために必要な入力の量を減らすことができる。
【0369】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第3のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)(例えば、押下可能な1つ以上のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)のコンピュータシステムシステムの筐体の側面上及び/又は中に(例えば、部分的に内部に)配置されたボタン)に対応する第3のユーザ入力(例えば、850g)(例えば、第1のハードウェア入力デバイス上の第1の押圧入力及び第2のハードウェア入力デバイス上の第2の押圧入力、ここで、第1の押圧と第2の押圧は同時及び/又は連続する(例えば、互いに所定時間内に受け取られる)押圧入力)を検出する。コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)に応じて、第3のユーザ入力(例えば、850g)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)が実行するように構成される第3の動作(例えば、ユーザ入力及び/又は第1のハードウェア入力デバイスに対応する所定の動作)の第3のインジケーション(例えば、844)(例えば、第3のユーザインタフェース、現在表示されているユーザインタフェース上にオーバレイされた第3の組の1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト、及び/又は通知ユーザインタフェース)を表示する。第3のインジケーション(例えば、844)は、緊急電話選択可能オプション(例えば、854)を含む。(例えば、選択されると、コンピュータシステムに、緊急サービス電話番号(例えば、911及び/又は別のローカル緊急サービス電話番号)への電話発信を開始させる第3のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス)、緊急電話の選択可能オプション(例えば、854)は、第2のユーザ入力(例えば、850g)が維持されている間、非アクティブ位置(例えば、856a)(例えば、緊急電話選択可能オプションのスライダユーザインタフェースオブジェクト内の第1の位置及び/又は左端の位置)から、アクティブ位置(例えば、856b)(例えば、第2の位置及び/又は緊急電話選択可能オプションのスライダユーザインタフェースオブジェクト内の右端の位置)に向かって動く(例えば、スライドする)ように構成されており、(例えば、緊急電話選択可能オプションは、第2のユーザ入力が第1のハードウェア入力デバイス及び第2のハードウェア入力デバイス上で維持されると、非アクティブ位置からアクティブ位置へ向かってタイで移動する)と、カウントダウン(例えば、852)(例えば、緊急電話動作が開始される時間(例えば、カウントダウン終了時及び/又は満了時に発生する時刻)(例えば、コンピュータシステムが緊急サービス電話番号への電話発信を開始する時間)を示す、所定の時間(例えば、2秒又は5秒)からカウントダウンするタイマ)と、を含む。いくつかの実施形態では、緊急電話選択可能オプションがアクティブ位置に移動する前(例えば、コンピュータシステムが緊急電話を開始する前)に第3のユーザ入力の終了を検出したことに応じて、コンピュータシステムは第3のインジケーションの表示を維持し、また、緊急電話選択可能オプションに対応するユーザ入力(例えば、スワイプジェスチャ及び/又はスライドジェスチャ)に応じて、コンピュータシステムは緊急電話を開始する。
【0370】
第3のユーザ入力を検出したことに応じて第3の動作を開始することにより、コンピュータシステムは、第1のハードウェア入力デバイスに対応する様々なタイプのユーザ入力に基づいて様々な動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができ、強化された安全機能をコンピュータシステムに提供できる。
【0371】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第3のユーザ入力(例えば、850g)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)及び第2のハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)がアクティブ化されていること(例えば、1つ以上のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトは、第1のハードウェア入力デバイス及び第2のハードウェア入力デバイスの両方に対応するユーザ入力が検出されたことの視覚的確認をコンピュータシステムのユーザに提供する)を示す1つ以上のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、848、848a、及び/又は848b)(例えば、テキスト、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト、第1のハードウェア入力デバイスの第1の色と同じ第1の色を含む1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト、及び/又は第3の動作を示す1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト、アプリケーションを示す及び/又はコンピュータシステムに第3の動作を実行させるユーザ入力を示す)を表示する。第3のユーザ入力を検出したことに応じて1つ以上のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、第3のユーザ入力が受け取られたことをコンピュータシステムのユーザが視覚的に確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0372】
方法900(例えば、
図9)に関して上述したプロセスの詳細はまた、後述/前述の方法にも同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、1000、1200、及び/又は1400は、任意選択的に、方法900を参照して上述した様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含む。例えば、方法900を実行するように構成されたコンピュータシステムはまた、動作を開始することに関するガイダンスを提供し、緊急時動作のオーディオ出力を調整し、通知を表示し、及び/又は、低電力動作モードのときに動作を実行するように構成されている。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0373】
図10は、いくつかの実施形態に係る、コンピュータシステムを使用して緊急時動作のオーディオ出力を調整する方法を示すフロー図である。方法1000は、オーディオ出力デバイス(例えば、817)と通信しているコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)(例えば、電子デバイス、スマートフォンやスマートウォッチなどのスマートデバイス、モバイルデバイス、ウェアラブルデバイスなど)(例えば、所定のボリュームレベル(例えば、オーディオ出力60デシベル以上、70デシベル以上、80デシベル以上、及び/又は85デシベル以上)のオーディオを出力するよう構成されたスピーカ)で実施される。方法1000のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
【0374】
後述するように、方法1000は、緊急時動作のオーディオ出力を調整するための直感的なやり方を提供する。この方法は、緊急時動作のオーディオ出力を調整際のユーザの認知負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスの場合、ユーザがより早く、より効率的に緊急時動作のオーディオ出力を調整できるようにすることで、電力が節約され、バッテリの充電間隔が長くなる。
【0375】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、オーディオ出力デバイス(例えば、817)(例えば、オーディオ出力バーストのシーケンス及び/又は所定の音量レベル(例えば、60デシベル以上、70デシベル以上、80デシベル以上、及び/又は85デシベル以上)以上の連続オーディオ出力であって、任意に、支援を必要としているユーザの位置の聴覚的インジケーションを提供するように設計されているもの)を介して、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力している間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、下記を検出する(1002)。イベント(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連するユーザインタフェース(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオ出力に関連しないユーザインタフェース)を表示することを求める要求などのユーザ入力)、手首を上げるジェスチャ(例えば、コンピュータシステムがユーザの手首に装着される装着型コンピュータシステムである)、及び/又はコンピュータシステムの物理的ボタン(例えば、ハードウェアデバイス)に対応するユーザ入力、(例えば、アラーム及び/又はタイマなどの時間依存型の通知)通知))、着信電話及び/又は着信メッセージなどの(例えば、コンピュータシステムで受信された、及び/又はコンピュータシステムと通信している外部コンピュータシステムで受信される)受信方向の通信、(例えば、コンピュータシステムで受信したユーザ入力によって引き起こされる、及び/又はコンピュータシステムと通信している外部コンピュータシステムで受信されたユーザ入力によって引き起こされる)送信方向の通信、及び/又は、受信された通知(例えば、カレンダーに関連する時間依存型の通知))。
【0376】
イベントを検出したことに応じて(1004)、及び、イベントが第1のタイプのもの(例えば、ユーザ入力の受信及び/又はユーザ入力の要求を含むイベント(例えば、コンピュータシステムの物理的ハードウェア構成要素に向けられたユーザ入力、手首を上げるユーザ入力(例えば、コンピュータシステムが、ユーザの手首に着用されるウェアラブルコンピュータシステムであるとき)、及び/又は別のユーザ入力(例えば、コンピュータシステムのタッチセンシティブディスプレイで受け取られるユーザ入力))、時間依存型であるイベント(例えば、カレンダー通知、アラーム、及び/又はタイマ)及び/又は、通信を含むイベント(例えば、電話及び/又はメッセージ着信及び/又、電話及び/又はメッセージ発信))であるという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の出力を調整する(1006)(例えば、オーディオの出力のオーディオ特性、例えば、音量レベル、周波数、オーディオバーストが出力される間隔、波長、及び/又は振幅)、及び/又はオーディオの出力を一時停止及び/若しくは停止することを含む)コンピュータシステムで、第1の動作を実行しながら、(例えば、ユーザ入力に関連付けられたユーザインタフェースを表示すること、及び/又はコンピュータシステムの機能を開始すること)イベントに関連する(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオの出力は、第1の動作を実行することと同時に、及び/又は第1の動作を実行する前に調整される)。
【0377】
イベントを検出したことに応じて(1004)、及び、イベントが第1のタイプとは異なる第2のタイプのもの(例えば、ユーザ入力を受信すること、及び/又はユーザ入力を要求することを含まないイベント)、時間感受性ではないイベント、及び/又は通信を含まないイベント)であるという判定に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の出力を維持する(1008)(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオの出力の調整を取り止める)。上記は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300))において、イベントに関連する第2の動作(例えば、ユーザインタフェースを表示すること、及び/又はユーザインタフェースの表示を維持すること)を実行しながら行われる(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオは、コンピュータシステムが第2の動作を実行するのと同時に維持及び出力される)。
【0378】
イベントが第1のタイプのときは非常用サイレンに対応するオーディオの出力を調整し、イベントが第2のタイプのときは非常用サイレンに対応するオーディオの出力を維持することにより、非常用サイレン以外の動作を行うための支援を必要としているユーザが、非常用サイレンをユーザが中止する及び/又は別様に非常用サイレンをユーザが中断させる必要なく、支援を受けることができるようにし、それによって、それによってコンピュータシステムの安全機能が向上し、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0379】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する前に(例えば、コンピュータシステムが、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを要求する1つ以上のユーザ入力を検出する前に)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)と通信しているハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)(例えば、コンピュータシステムシステムのハウジングの側面上及び/又はその中に部分的に(例えば、部分的に)位置付けられる押し下げ可能なボタン)(いくつかの実施形態では、第1のハードウェア制御デバイスは、コンピュータシステムのハウジングの第2の色とは異なる第1の色を含む)に対応するユーザ入力(例えば、850a)(例えば、押圧ジェスチャ、マルチ押圧ジェスチャ、及び/又は長い押圧ジェスチャ)検出する。ハードウェア入力デバイス(例えば、606a、606b、及び/又は606c)に対応するユーザ入力(例えば、850a)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する(例えば、オーディオ出力デバイスに非常用サイレンに対応するオーディオを出力させる)。
【0380】
ハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することにより、ユーザは、特定のユーザインタフェースに移動するためにユーザが追加のユーザ入力を行う必要なく、非常用サイレンに開始することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要なユーザ入力数を減少させることができる。
【0381】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する前に(例えば、コンピュータシステムが、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを要求する1つ以上のユーザ入力を検出する前に)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)と通信している表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)(例えば、表示コントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、プロジェクタ、表示画面、表示モニタ、及び/又はホログラフィック表示)を介して表示されるアラートユーザインタフェースオブジェクト(例えば、808b、818h、及び/又は832b)(例えば、ユーザ入力を介して選択されると、コンピュータシステムに非常用サイレンに対応するオーディオを出力させる、選択可能ユーザインタフェースオブジェクト及び/又はアフォーダンス)に対応するユーザ入力(例えば、850e)(例えば、タップジェスチャ)を検出する。アラートユーザインタフェースオブジェクト(例えば、808b、818h、及び/又は832b)に対応するユーザ入力(例えば、850e)の検出に応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオをオーディオ出力デバイスに出力させる)。
【0382】
アラートユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することにより、ユーザは、様々なユーザ入力を介して非常用サイレンを開始でき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0383】
いくつかの実施形態では、アラートユーザインタフェースオブジェクト(例えば、808b、818h、及び/又は832b)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のアラートアプリケーション(例えば、ユーザインタフェースオブジェクト832bに対応するアプリケーション)のユーザインタフェース(例えば、818)上に表示される。(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが様々な緊急サービスを実行することを可能にするアラートアプリケーションを含み、アラートユーザインタフェースオブジェクトは、アラートアプリケーションのユーザインタフェース上に表示される)。アラートアプリケーションのユーザインタフェース上にアラートユーザインタフェースオブジェクトを含めることにより、ユーザは、ユーザが複数の緊急サービスを開始することを可能にする特定のアプリケーションにナビゲートでき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0384】
いくつかの実施形態では、アラートユーザインタフェースオブジェクト(例えば、808b、818h、及び/又は832b)は、緊急連絡先ユーザインタフェース(例えば、800)(例えば、コンピュータシステムのハードウェア入力デバイスに対応する、ユーザ入力(例えば、ロング押圧)に応じて表示されるユーザインタフェース)に表示される。いくつかの実施形態では、緊急連絡先ユーザインタフェースは緊急電話選択可能オプションを含み、緊急電話選択可能オプションは、選択されると、緊急サービス(例えば、911及び/又はローカル緊急サービス)及び/又は医療識別選択可能オプションに関連する電話番号への電話発信を開始し、医療識別選択可能オプションは、選択されると、コンピュータシステムのユーザに関する情報(例えば、名前、生年月日、年齢、身長、体重、血液型、臓器提供者状態、及び/又は緊急連絡先情報)を含むユーザインタフェースを表示させる。緊急連絡先ユーザインタフェース上にアラートユーザインタフェースオブジェクトを含めることにより、ユーザは、ユーザが緊急サービスを開始することをそれぞれ可能にする複数の異なるユーザインタフェースにナビゲートでき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0385】
いくつかの実施形態では、アラートユーザインタフェースオブジェクト(例えば、808b、818h、及び/又は832b)は、コンピュータシステムの低電力モード(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)をアクティブ化するための選択可能オプション(例えば、1310)を含むユーザインタフェース(例えば、コンピュータシステムのハードウェア入力デバイスに対応するユーザ入力(例えば、ロング押圧)に応じて表示されるユーザインタフェース、及び/又はコンピュータシステムの低電力モードをアクティブ化するための選択可能オプションを含むパワーダウンユーザインタフェースにナビゲートする1つ以上のユーザ入力に応じて表示されるユーザインタフェース)上に表示される。コンピュータシステムの低電力モードをアクティブ化するための選択可能オプションを含むユーザインタフェース上にアラートユーザインタフェースオブジェクトを含めることにより、ユーザが、ユーザが緊急サービスを開始することをそれぞれ可能にする複数の異なるユーザインタフェースにナビゲートでき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0386】
いくつかの実施形態では、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する前に(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを要求する1つ以上のユーザ入力をコンピュータシステムが検出する前に)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、検出された転倒イベント(例えば、コンピュータシステムにユーザインタフェース840を表示させるイベント)の発生を検出する(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムの動きについて、コンピュータシステムと通信している1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、動きセンサ、方向センサ、慣性測定ユニット、及び/又は全地球測位センサ(「GPS」))から情報を受信するが、ここでは、1つ以上のセンサから受け取った情報は、コンピュータシステムの動きがコンピュータシステムのユーザの転倒を示していることを示している(例えば、1つ以上のセンサから受け取った情報は、コンピュータシステムが第1の閾値の速度、衝撃力及び/又は加速度を超えたことを示している)。転倒イベントの発生を検出したことに応じて、転倒イベントがそれぞれの基準を満たす(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、動きセンサ、方向センサ、慣性測定ユニット、及び/又はグローバル位置決めセンサ(「GPS」))からの情報に基づいて検出され、情報は、コンピュータシステムが第2の閾値速度、衝撃力、及び/又は加速度を超えたことを示す)という判定(例えば、転倒イベントは、コンピュータシステムと通信している1つ以上のセンサに従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)に従って、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオをオーディオ出力デバイスに出力させる)。いくつかの実施形態では、転倒イベントの発生を検出したことに応じて、及び転倒イベントがそれぞれの基準を満たさないという判定に従って、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を取り止める(及び任意選択的に、転倒イベントの発生に対応する通知の出力及び/又は表示を取り止める)。
【0387】
重大な転倒イベントの発生を検出した後に非常用サイレンに対応するオーディオを出力することにより、ユーザがユーザ入力を行えないと思われる場合(例えば、ユーザが意識を失っている場合)に、特定のユーザインタフェースにナビゲートするユーザ入力をユーザが行う必要なく緊急支援を取得する機能をユーザに提供し、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができ、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0388】
いくつかの実施形態では、それぞれの基準を満たす転倒イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の緊急電話動作を開始する(例えば、ユーザインタフェース842を表示する)(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオを出力する前に、緊急サービス(例えば、911及び/又は他のローカル緊急サービスの電話番号)に関連する電話番号への電話発信を開始する)。コンピュータシステムの緊急電話動作の終了を検出したこと(例えば、緊急電話が終了したことと(例えば、電話を切ること及び/又は電話を終えることを要求するユーザ入力を介して、受信者が電話を切ること及び/又は電話を終えることを介して、電話が切断され、及び/又は電話が意図する受信者に通じないこと)を検出)に応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する(例えば、オーディオ出力デバイスに非常用サイレンに対応するオーディオを出力させる)。
【0389】
重大な転倒イベントを検出したことに応じて緊急電話動作を開始し、次いで緊急電話動作の終了を検出したことに応じて非常用サイレンに対応するオーディオを出力することにより、ユーザがユーザ入力を行えないと思われる場合(例えば、ユーザが意識を失っている場合)に、特定のユーザインタフェースにナビゲートするユーザ入力をユーザが行う必要なく複数の様々なタイプの緊急支援を取得する機能をユーザに提供し、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができ、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0390】
いくつかの実施形態では、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力する前に、(例えば、コンピュータシステムが、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを要求する1つ以上のユーザ入力を検出する前に)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンのトリガイベントの発生を検出(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを要求する1つ以上のユーザ入力、及び/又は重大な転倒イベントを検出)する。非常用サイレンのトリガイベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)と通信している表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、カウントダウン(例えば、810)(例えば、所定の時間量(例えば、2秒又は5秒)からカウントされるタイマ)を表示し、非常用サイレン(例えば、820、830、834、及び/又は838)(例えば、動的音量レベルで非常用サイレンに対応するオーディオを出力し、動的音量レベルは、カウントダウンに関連するタイマが進行する及び/又は終了(例えば、カウントダウンの残り時間がゼロ)に近づくほど、コンピュータシステムに非常用サイレンに対応するオーディオの音量を増加させる)に対応するオーディオを出力する。ここで、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)は、カウントダウン(例えば、810)が進行するにつれて(例えば、カウントダウンに関連付けられたタイマは、終了に進み、及び/又は端に近づく(例えば、カウントダウンの残り時間がゼロになる)、音量が徐々に増加する(例えば、経時的大きくなる)。
【0391】
非常用サイレンのトリガイベントの発生を検出したことに応じて、カウントダウンを表示しかつ非常用サイレンに対応するオーディオの音量を徐々に増加させることによって、ユーザが非常用サイレンを不注意に開始した場合、及び/又は非常用サイレンを必要としない場合に、ユーザは非常用サイレンをキャンセルでき、それによって、コンピュータシステムのバッテリ使用量を抑えることができる。
【0392】
いくつかの実施形態では、カウントダウン(例えば、810)(例えば、カウントダウンが経過し続け、終了に達していない(例えば、カウントダウンに時間が残っている))を表示している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力することをキャンセルする(例えば、コンピュータシステムに、緊急システムに対応するオーディオの出力の停止及び/又は取り止めを生じさせること)を要求するユーザ入力(例えば、ユーザ入力850aの解放)(例えば、ハードウェア入力デバイス上のタップジェスチャ、スライドジェスチャ、及び/又は押圧ジェスチャ)を検出する。非常用サイレンに対応するオーディオ(例:820、830、834、及び/又は838)の出力をキャンセルすることを要求するユーザ入力(例:ユーザ入力850aの解放)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例:100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例:820、830、834、及び/又は838)の出力を取り止める(いくつかの実施形態では、停止する)(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を停止する及び/又は出力しない)。非常用サイレンに対応するオーディオの出力をキャンセルすることを要求するユーザ入力を検出したことに応じて、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を取り止めることにより、ユーザが非常用サイレンを不注意に開始した場合、及び/又は非常用サイレンを必要としない場合に、ユーザは非常用サイレンをキャンセルでき、それによって、コンピュータシステムのバッテリ椎容量を抑えることができる。
【0393】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が制限された動作モード(例えば、コンピュータシステムが、コンピュータシステムが制限された動作モードにないときに実行されることができる1つ以上の動作を実行することが防止される動作モード)にある間に、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが制限された動作モードから離れることを可能にする前に、認証ユーザ入力を必要とする。コンピュータシステムが制限された動作モードにあるときに、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを可能にすることにより、ユーザは、コンピュータシステムをロック解除するために認証情報を提供する必要なく、非常用サイレンを開始でき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0394】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチなどの時計)であり、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザによって着用されていない間に、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)を出力するように構成されている。(例えば、コンピュータシステムは、(例えば、コンピュータシステムと通信している1つ以上のセンサを介して)コンピュータシステムがコンピュータシステムのユーザによって着用されていないこと、及び/又はコンピュータシステムがコンピュータシステムのユーザの手首に位置付けられていないことを示す、情報を受け取る。)。コンピュータシステムがユーザによって着用されていないときにコンピュータシステムが非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを可能にすることにより、ユーザは、コンピュータシステムを置く及び/又は他の方法でコンピュータシステムに認証情報を提供する必要なく、非常用サイレンを開始でき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0395】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)において、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がイベントに関連する第1の動作を実行しながら非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の出力を調節することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の出力を停止すること{(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を一時停止及び/又は中止することを含む)。イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することを停止することにより、ユーザは、オーディオの出力を停止するための追加のユーザ入力を必要とせずに、ユーザに緊急支援を提供できる別の動作を実行することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力の数を低減することを可能にする。
【0396】
いくつかの実施形態では、イベントは、(例えば、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)にユーザインタフェース822を表示させる)電話着信(例えば、コンピュータシステムによって(例えば、セルラネットワークを介して)受信された電話着信、及び/又はコンピュータシステムと通信している外部コンピュータシステムによって受信された電話着信)を含む。イベントが電話の着信であるときにオーディオ出力を停止することにより、ユーザは、電話の呼出しを中断することなく、またオーディオ出力を停止するための追加のユーザ入力を必要とせずに、電話に応じて緊急サービスに重要な情報を提供することによって、潜在的に緊急支援を受けることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0397】
いくつかの実施形態では、イベントは、コンピュータシステムのタイマ動作の満了(例えば、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)にユーザインタフェース824を表示させること)(例えば、過去に開始された進行中のタイマが切れた(例えば、タイマの残り時間がゼロになった)等)を含む。イベントはタイマ切れたのときに非常用サイレンに対応するオーディオの出力を停止することで、ユーザの健康にとって重要なタイマが切れたことをユーザにアラートでき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0398】
いくつかの実施形態では、イベントは、アラームトリガ(例えば、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)にユーザインタフェース826を表示させる)(例えば、現在の時刻が、(例えば、ユーザ入力を介して)以前に設定されたアラームに関連する時刻に到達する)を含む。イベントがアラームトリガであるときに、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を停止することにより、ユーザの健康にとって重要であり得る警報をユーザにアラートでき、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0399】
いくつかの実施形態では、イベントに関連付けられた第1の動作が終了した(例えば、電話が終了した、期限切れのタイマが消音及び/又は却下された、及び/又はトリガされたアラームが消音及び/又は却下された)ことを検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の出力を再開(例えば、非常用サイレンに対応するオーディオを一時停止解除及び/又は再開始)する。イベントに関連付けられた第1の動作が終了したことを検出したことに応じて、非常用サイレンに対応するオーディオの出力を再開することにより、ユーザは、オーディオの出力を再開するための追加のユーザ入力を必要とせずに緊急支援を試行して取得することが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0400】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、イベントに関連する第1の動作を実行しながら、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の出力を調節することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)とのユーザ対話(例えば、850b、850c、及び/又は850d)(例えば、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)と通信しているタッチセンシティブ表示デバイス(例えば、表示生成構成要素)によって受信及び/又は検出されるタッチジェスチャ(例えば、タップジェスチャ、タップ及び保持ジェスチャ、スワイプジェスチャ、及び/又は動作成分を有するタップジェスチャ)などのユーザ入力、コンピュータシステムと通信している1つ以上のハードウェア入力デバイスによって受信及び/又は検出される押圧入力、押圧及び保持入力及び/又は回転入力、並びに手首を上げるジェスチャなどのエアジェスチャなど)に基づいて、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)の特性を調整する、(音量、周波数、オーディオバーストの出力間隔、オーディオの波長及び/又は振幅を調整する)ことを含む。コンピュータシステムとのユーザ対話に基づいて、非常用サイレンに対応するオーディオの特徴を調整することにより、非常用サイレンに対応するオーディオがユーザの聴覚に大きな影響を与えることなく、ユーザが動き回ったり、及び/又は他の方法でコンピュータシステムに動作を実行させることができ、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0401】
いくつかの実施形態では、ユーザ対話(例えば、850b、850c、及び/又は850d)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)と通信している表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)(例えば、表示コントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、プロジェクタ、表示画面、表示モニタ、及び/又はホログラフィック表示)を介して表示されるユーザインタフェース(例えば、604、832、及び/又は836)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース及び/又はコンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられたユーザインタフェース)に対応するユーザ入力(例えば、850b、850c、及び/又は850d)(例えば、コンピュータシステムと通信しているタッチセンシティブ表示デバイス(例えば、表示生成構成要素)によって受信及び/又は検出されたタッチジェスチャ(例えば、タップジェスチャ、タップ及び保持ジェスチャ、スワイプジェスチャ、及び/又は動作成分を伴うタップジェスチャ)などのユーザ入力)を含む。ここで、ユーザ入力(例えば、850b、850c、及び/又は850d)が、現在の時間から(例えば、現在の日時)所定の時間内(例えば、1秒以内、2秒以内、3秒以内、5秒以内、10秒以内、及び/又は30秒以内)に検出される。現在時刻から所定時間経過して検出されたユーザインタフェースに対応するユーザ入力に基づいて、非常用サイレンに対応するオーディオの特徴を調整することにより、非常用サイレンに対応するオーディオがユーザの聴覚に大きな影響を与えることなく、ユーザが動き回ったり、及び/又は他の方法でコンピュータシステムに動作を実行させることができ、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0402】
いくつかの実施形態では、ユーザ対話(例えば、850b、850c、及び/又は850d)は、手首を上げるジェスチャを含む(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムの位置及び/又は向きが、ユーザが手首を上げてコンピュータシステムの表示生成構成要素を見ること及び/又はコンピュータシステムと他の方法で対話することに関連する所定の位置及び/又は向きであることを示す情報を(例えば、コンピュータシステムと通信している1つ以上のセンサを介して)受け取る)。手首を上げるジェスチャに基づいて、非常用サイレンに対応するオーディオの特徴を調整することにより、非常用サイレンに対応するオーディオがユーザの聴覚に大きな影響を与えることなく、ユーザが動き回ったり、及び/又は他の方法でコンピュータシステムに動作を実行させることができ、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0403】
いくつかの実施形態では、非常用サイレンに対応するオーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のバッテリ使用を低減しつつ、オーディオ(例えば、820、830、834、及び/又は838)が、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)から(例えば、コンピュータシステムが位置する位置から)既定距離に届くことができるように選択される波形を有する(例えば、100フィート超、200フィート超、300フィート超、及び/又は400フィート超の条件の所定のセット)(例えば、音量レベル、周波数、オーディオバーストが出力される間隔、波長、及び/又はオーディオの振幅を調整することにより、オーディオは、コンピュータシステムによる追加の電力使用を必要とせずに既定の距離に届く)。コンピュータシステムのバッテリ使用量を抑えながら、既定の距離に伝わるように、非常用サイレンに対応するオーディオを出力することにより、ユーザはバッテリを過剰に使用することなく非常用サイレンによる緊急支援を受けることができ、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命を延ばすことができる。
【0404】
方法1000(例えば、
図10)に関して上述したプロセスの詳細はまた、後述/前述の方法にも同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1200、及び/又は1400は、任意選択的に、方法1000を参照して上述した様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含む。例えば、方法1000を実行するように構成されたコンピュータシステムはまた、動作を開始することに関するガイダンスを提供し、第1の動作を実行し、通知を表示し、及び/又は、低電力動作モードのときに動作を実行するように構成されている。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0405】
図11A~11Kは、いくつかの実施形態に係る、通知を表示するための例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図のユーザインタフェースは、
図12のプロセスを含む後述のプロセスを例示するために使用される。
【0406】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1150a、1150b、1150c、1150d、及び/又は1150e)は、タッチ入力(例えば、タップジェスチャ及び/又はスワイプジェスチャ)であるか、又はタッチ入力を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1150a、1150b、1150c、1150d、及び/又は1150e)は、ボイス入力(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのボイスコマンド、又はユーザインタフェース要素に関連付けられた特徴若しくは機能などの機能をアクティブ化又は実行するためのボイスコマンド)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1150a、1150b、1150c、1150d、及び/又は1150e)は、エアジェスチャ(例えば、ユーザインタフェース要素を選択し、ユーザインタフェース要素に関連付けられた特徴若しくは機能などの機能をアクティブ化又は実行するためのエアジェスチャ)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力(例えば、入力1150a、1150b、1150c、1150d、及び/又は1150e)のいずれかは、(例えば、ボタン、回転可能な入力機構、回転可能かつ押下可能な入力機構、マウスボタン、リモートコントロールボタン、及び/又はジョイスティックなどの)ハードウェアデバイスであるか、又は、そのアクティブ化(例えば、押圧する、回す、及び/又は動かす)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で選択されるものとして説明されるユーザインタフェース要素(例えば、アイコン、アフォーダンス、ボタン、及び/又は選択可能オプション)のいずれかは、ユーザインタフェース要素にフォーカスがある(例えば、強調表示、太線表示、輪郭表示、他のユーザインタフェース要素と視覚的に区別、及び/又はカーソル位置又はカーソルの近くに配置されている)間にハードウェアデバイスをアクティブ化することによって選択される。
【0407】
図11Aは、コンピュータシステムが非アクティブモードである間に、表示デバイス602を介して、時計文字盤ユーザインタフェース604を表示するコンピュータシステム600を示す。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、所定の時間(例えば、5秒又は10秒)にわたって第1のタイプの1つ以上のユーザ入力がないことを検出したことに応じて、手首を下げるジェスチャ(例えば、コンピュータシステム600のユーザの手首が表面及び/又はユーザの腰に置かれたことを示す動き及び/又はコンピュータシステム600の方向)を検出したことに応じて、及び/又は表示デバイス602上に手をかざすジェスチャなどの第2のタイプのユーザ入力を検出したことに応じて、非アクティブモードで動作する。いくつかの実施形態では、非アクティブモードは、表示デバイス602の輝度を低下させる、及び/又は他の方法でコンピュータシステム600に、低減された量のコンテンツを表示させ、それによってコンピュータシステム600のバッテリ使用を低減させる、より低い電力モードである。
図11Aで、コンピュータシステム600は、アクティブモードの時計文字盤ユーザインタフェース604(例えば、
図6A及び/又は
図8Aの時計文字盤ユーザインタフェース604)の表示と比較して、(例えば、
図11Aの陰影表示で示されるように)輝度を減少させた時計文字盤ユーザインタフェース604を表示する。コンピュータシステム600は、
図11Aで、時計文字盤ユーザインタフェース604を非アクティブモードで表示するが、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、非アクティブモードで動作している間に別のユーザインタフェースを表示する。
【0408】
コンピュータシステム600が非アクティブモードで動作している間も、コンピュータシステム600は通知イベントなどのイベントの発生を検出する。いくつかの実施形態では、イベントは、コンピュータシステム600が、通知を出力及び/又は表示するための一組の1つ以上の基準(例えば、個別のアプリケーションに対して通知が有効になっている、受信した情報が時間依存型のコンテンツを含む、及び/又は、受信した情報が、通知を出力するための閾値を超えるデータを含む)を満たすコンピュータシステム600のアプリケーションに関連する情報を受信することを含む。例えば、
図11Bでは、コンピュータシステム600は、一組の1つ以上の基準を満たす着信メッセージに対応するイベントの発生を検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、外部コンピュータシステム(例えば、外部コンピュータシステム646)から情報を受信する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、Bluetooth、Wi-Fi、セルラ接続、及び/又はインターネット接続などの無線通信技術を介して情報を受信する。
【0409】
図11Bで、着信メッセージに対応するイベントの発生を検出したことに応じて、及び、コンピュータシステム600が非アクティブモードにあるという判定に従って、コンピュータシステム600は、第1の通知1100の第1の部分1102を表示することにより、第1の通知1100の出力(例えば、表示)を第1の時間に開始する。コンピュータシステム600は、
図11Cに示すように、第1の通知1100の第1の部分1102が第1の時間に第1のサイズ1104で表示され、第1の通知1100の第2の部分1106が第1の時間の後の第2の時間に第2のサイズ1108で表示されるように、第1の通知1100の表示をアニメーション化するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1の通知1100に表示及び/又は他の方法で含まれるコンテンツ量を経時的に増加させる。したがって、コンピュータシステム600は、入力メッセージに対応するイベントの発生を検出したことに応じて、経時的に、第1の通知1100のサイズを変更し、移動し、コンテンツの量を変更し、及び/又は外観を変更する。
【0410】
図11Bでは、第1の通知の第1の部分1102は、アプリケーションインジケータ1102a及び通知インジケータ1102bを含む。アプリケーションインジケータ1102aは、メッセージングアプリケーションなどの第1の通知1100に関連付けられたコンピュータシステム600のアプリケーションに関連付けられたアイコン、シンボル、及び/又は画像を含む。通知インジケータ1102bは、第1の通知1100に関連付けられた外部コンピュータシステムのユーザのアイコン、シンボル、画像、及び/又はアバタを含む。
図11Bでは、通知インジケータ1102bは、コンピュータシステム600のユーザにメッセージを送信した連絡先及び/又はユーザの画像及び/又はアバタを含む。
【0411】
図11Bで、第1の通知1100の第1の部分1102は、時計文字盤ユーザインタフェース604上にオーバレイされるように表示される。更に、コンピュータシステム600は、第1の通知1100の第1の部分1102に対する時計文字盤ユーザインタフェース604を非強調表示して、コンピュータシステム600のユーザの注意を第1の通知1100に引き付ける。例えば、
図11Bで、時計文字盤ユーザインタフェース604は、第1の通知1100の第1の部分1102と比較して、時計文字盤ユーザインタフェース604の外観を非強調表示されるようにぼかしてしている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース604の輝度を低減し、時計文字盤ユーザインタフェース604のサイズを低減し、時計文字盤ユーザインタフェース604の透明性を低減し、及び/又は第1の通知1100の第1の部分1102と比較して時計文字盤ユーザインタフェース604のぼやけ量を増加させることによって、時計文字盤ユーザインタフェース604を非強調表示する。
【0412】
図11Cで、コンピュータシステム600は、第1の通知1100の第2の部分1106を、第1の時間の後の第2の時間に第2のサイズ1108で表示する。
図11Cで、第1の通知1100の第2の部分1106は、第1の通知1100の第1の部分1102と比較して追加のコンテンツを含んでいる。例えば、第1の通知1100の第2の部分1106は、第1の通知1100に関する情報の視覚的インジケーションを提供する情報インジケータ1106aを含む。
図11Cで、情報インジケータ1106aは、第1の通知1100及びコンピュータシステム600のユーザにメッセージを送信したユーザの連絡先識別子(例えば、「ジョン・アップルシード」)に関連付けられるメッセージの少なくとも一部分(例えば、「やぁ、元気?」)を含む。情報インジケータ1106aを含むことに加え、第1の通知1100の第2の部分1106は、アプリケーションインジケータ1106b及び通知インジケータ1106cを含む。第1の通知の第1の部分1102と同様に、アプリケーションインジケータ1106bは、メッセージングアプリケーションなどの第1の通知1100に関連付けられたコンピュータシステム600のアプリケーションに関連付けられたアイコン、シンボル、及び/又は画像を含む。通知インジケータ1106cは、第1の通知1100に関連付けられた外部コンピュータシステムのユーザのアイコン、シンボル、画像、及び/又はアバタを含む。
図11Cで、通知インジケータ1102bは、コンピュータシステム600のユーザにメッセージを送信した連絡先及び/又はユーザの画像及び/又はアバタを含む。
図11Cで、アプリケーションインジケータ1106b及び通知インジケータ1106cは、第1の通知1100の第1の部分1102のアプリケーションインジケータ1102a及び通知インジケータ1102bよりも大きいサイズで表示される。
【0413】
図11Cで、第1の通知1100の第2の部分1106は、表示デバイス602の表示エリア1110全体に表示され、第1の通知1100の第1の部分1102は、時計文字盤ユーザインタフェース604の一部分上にオーバレイされる。したがって、第1の通知1100は、コンピュータシステム600の以前に表示されたユーザインタフェースを完全にカバーするように構成される(例えば、第1の通知1100は、時計文字盤ユーザインタフェース604がもはや見えない、及び/又は表示されないように、時計文字盤ユーザインタフェース604を完全にカバーする)。
【0414】
いくつかの実施形態では、第1の通知1100に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図11Fに示すように、第1の通知1100に関連付けられたメッセージングアプリケーションを起動し、メッセージユーザインタフェース1120を表示する。
【0415】
コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600がイベントの発生を検出すると、コンピュータシステム600が非アクティブモード及び/又はアクティブモードで動作しているかどうかに基づいて、様々なタイプ及び/又はサイズの通知を表示するように構成されている。例えば、
図11Dで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600がアクティブモードで動作する間に、音楽ユーザインタフェース1112(例えば、コンピュータシステム600を介して制御されるように構成されたメディアの出力に関連付けられた再生中ユーザインタフェース)を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600のアクティブモードは、コンピュータシステム600が通常の動作モードで動作することを含み、コンピュータシステム600は、ユーザ入力を受け取り、受け取ったユーザ入力に基づいて動作を実行するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600のアクティブモードは、コンピュータシステム600が所定の時間内にユーザ入力を検出したとき及び/又は検出していたとき、コンピュータシステム600が手首を上げるジェスチャを検出したとき、及び/又はコンピュータシステム600が時計文字盤ユーザインタフェースではないユーザインタフェース(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース604)等を積極的に表示していているときなど、コンピュータシステム600がユーザ入力を受けているか及び/又はける可能性があるときのモードを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600のアクティブモードは、コンピュータシステムが編集ユーザインタフェース(例えば、テキストを編集するためのユーザインタフェース)、選択ユーザインタフェース(例えば、1つ以上の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェース)、及び/又はドラフトユーザインタフェース(例えば、メッセージ、文書、及び/又は他のテキストを下書きするためのユーザインタフェース)を表示することを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600のアクティブモードは、コンピュータシステム600が情報表示ユーザインタフェース(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース604などの時計文字盤ユーザインタフェース)を表示することを含まない。
【0416】
図11Dで、コンピュータシステム600は、メディアインジケータ1112a、音量インジケータ1112b、制御ユーザインタフェースオブジェクト1112c~1112e、デバイスユーザインタフェースオブジェクト1112f、コンテンツユーザインタフェースオブジェクト1112g、及び設定ユーザインタフェースオブジェクト1112hを含む音楽ユーザインタフェース1112を表示する。音楽ユーザインタフェース1112は、コンピュータシステム600によって出力及び/又は制御されるように構成されたメディアアイテム(例えば、歌)に関連付けられる。
図11Dで、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース1112を表示している間、コンピュータシステム600は、通知イベントなどのイベントの発生を検出する。いくつかの実施形態では、イベントは、コンピュータシステム600が、通知を出力及び/又は表示するための一組の1つ以上の基準(例えば、個別のアプリケーションに対して通知が有効になっている、受信した情報が時間依存のコンテンツを含む、及び/又は、受信した情報が、通知を出力するための閾値を超えるデータを含む)を満たすコンピュータシステム600のアプリケーションに関連する情報を受信することを含む。例えば、
図11Dでは、コンピュータシステム600は、一組の1つ以上の基準を満たす着信メッセージに対応するイベントの発生を検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、外部コンピュータシステム(例えば、外部コンピュータシステム646)から情報を受信する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、Bluetooth、Wi-Fi、セルラ接続、及び/又はインターネット接続などの無線通信技術を介して情報を受信する。
【0417】
イベントの発生を検出したことに応答し、及び、コンピュータシステム600がアクティブモードで動作しているという判定に従って、コンピュータシステム600は、
図11Eに示すように、第2の通知1114を表示する。上記のように、コンピュータシステム600がイベントの発生を検出し、コンピュータシステム600が非アクティブモードで動作しているという判定に従って、コンピュータシステム600は、
図11B及び
図11Cに示すように、第1の通知1100を表示する。っしたがって、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600がアクティブモードで動作しているのか、非アクティブモードで動作しているのかに基づいて、様々なタイプ及び/又はサイズの通知を表示するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600アクティブモードで動作しているのか、非アクティブモードで動作しているのかに基づいて、様々なタイプ及び/又はサイズの通知を表示することで、コンピュータシステム600と対話するユーザに対する中断を減らし、ユーザがより迅速及び/又は効率的にタスクを実行することを可能にする。
【0418】
例えば、
図11Eで、コンピュータシステム600は、イベントの発生を検出したことに応じて、及び、コンピュータシステム600がアクティブモードにあるという判定に従って、第2の通知1114を表示する。
図11Eで、第2の通知1114は、表示デバイス602の表示エリア1110の部分1110aを占有し、表示デバイス602の表示エリア1110の部分1110bを占有しない第3のサイズ1116を含む。したがって、第2の通知1114が表示エリア1110全体を占有しないので、これにより、ユーザは、コンピュータシステム600のユーザはイベント発生のアラートを受けながら、コンピュータシステム600と対話できる。
図11Eで、第2の通知1114は、第2の通知1114が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118aをカバー、ブロック、及び/又は覆い隠し、かつ第2の通知1114が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118bをカバー、ブロック、及び/又は覆い隠さないように、表示エリア1110の部分1110aの上にオーバレイされる。
図11Eに示すように、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザが依然としてはっきり見て及び/又は対話できるように音楽ユーザインタフェース1112を、第2の通知1114を表示するときに音楽ユーザインタフェース1112を非強調表示していない。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、音楽ユーザインタフェース1112をぼかし、輝度を下げ、透明度を増加させ、及び/又はサイズ縮小することによって、第2の通知1114の表示中に音楽ユーザインタフェース1112(例えば、音楽ユーザインタフェース1112の部分1118b)を非強調表示する。
【0419】
図11Eで、第2の通知1114は、アプリケーションインジケータ1114a、通知インジケータ1114b、及び情報インジケータ1114cを含む。アプリケーションインジケータ1114aは、メッセージングアプリケーションなどの第2の通知1114に関連付けられたコンピュータシステム600のアプリケーションに関連付けられたアイコン、シンボル、及び/又は画像を含む。通知インジケータ1114bは、第2の通知1114に関連付けられた外部コンピュータシステムのユーザのアイコン、シンボル、画像、及び/又はアバタを含む。
図11Eで、通知インジケータ1114bは、コンピュータシステム600のユーザにメッセージを送信した連絡先及び/又はユーザの画像及び/又はアバタを含む。情報インジケータ1114cは、第2の通知1114及びコンピュータシステム600のユーザにメッセージを送信したユーザの連絡先識別子(例えば、「ジョン・アップルシード」)に関連付けられるメッセージの少なくとも一部分(例えば、「やぁ、元気?」)を含む。
図11Eで、アプリケーションインジケータ1114a、通知インジケータ1114b、及び情報インジケータ1114cは、第2の通知1114が第2のサイズ1108よりも小さい第3のサイズ1116で表示されるため、第1の通知1100の第2の部分1106の情報インジケータ1106a、アプリケーションインジケータ1106b、及び通知インジケータ1106cよりも小さいサイズで表示される。
【0420】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第1の通知1100よりも少ないコンテンツで第2の通知1114を表示するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、第2の通知1114の情報インジケータ1114cは、第1の通知1100(例えば、第1の通知1100の第2の部分1106)の情報インジケータ1106aよりも少ないテキスト及び/又は少ない情報を含む。いくつかの実施形態では、第2の通知1114は、第1の通知1100と同じ量のコンテンツ及び/又は情報を含むが、第2の通知1114のコンテンツ及び/又は情報は、第1の通知1100のコンテンツ及び/又は情報よりも小さいサイズで表示される。
【0421】
図11Eで、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118a上にオーバレイされた第2の通知1114を表示している間に、コンピュータシステム600は、一時停止制御ユーザインタフェースオブジェクト1112dに対応するユーザ入力1150a(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1150aを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、メディアアイテム(例えば、曲)に関連するコンテンツ(例えば、オーディオ)を出力するデバイス(例えば、コンピュータシステム600及び/又はコンピュータシステム600と通信している外部コンピュータシステム(例えば、スピーカ及び/又はヘッドホン))に、コンテンツの出力を一時停止させる。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1150aを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、第2の通知1114を表示することを停止する。
【0422】
図11Eで、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118a上にオーバレイされた第2の通知1114を表示している間に、コンピュータシステム600は、デバイスユーザインタフェースオブジェクト1112fに対応するユーザ入力1150b(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1150bを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、メディアアイテムに関連付けられたコンテンツを出力するように構成されたデバイスのリストを表示する。いくつかの実施形態では、デバイスのリストの個別のデバイスを選択したことに応じて、コンピュータシステム600は、メディアアイテムに関連するコンテンツを出力するように個別のデバイスを有効化及び/又は制御する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1150bを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、デバイスのリストを表示し、第2の通知1114を表示することを停止する(及び任意選択的に、音楽ユーザインタフェース1112の表示を停止する)。
【0423】
図11Eで、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118a上にオーバレイされた第2の通知1114を表示している間に、コンピュータシステム600は、第2の通知1114の選択に対応するユーザ入力1150c(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1150cを検出したことに応じて、コンピュータコンピュータシステム600は、
図11Fに示すように、メッセージユーザインタフェース1120を表示する。追加的又は代替的に、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118a上にオーバレイされた第2の通知1114を表示している間に、コンピュータシステム600は、第2の通知1114に対応するユーザ入力1150d(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1150dを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図11Gに示すように、音楽ユーザインタフェース1112上にオーバレイされた第2の通知1114の表示を停止する。更に、ユーザ入力1150c及び/又は1150dを検出することに加えて、又はその代わりに、コンピュータシステム600が音楽ユーザインタフェース1112の部分1118a上にオーバレイされた第2の通知1114を表示している間に、コンピュータシステム600は、第2の通知などの第2のイベントの発生を検出する。第2の通知1114を表示している間に第2のイベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図11Hに示すように、第3の通知1124を表示する。
【0424】
図11Fで、メッセージユーザインタフェース1120は、連絡先インジケータ1122a及びメッセージインジケータ1122bを含むメッセージ領域1122を含む。更に、メッセージユーザインタフェース1120は、リプライユーザインタフェースオブジェクト1120a及び却下ユーザインタフェースオブジェクト1120bを含む。
図11Fに示すように、コンピュータシステム600は、第2の通知1114の情報インジケータ1114cと同じ情報のうちの少なくとも一部を含むメッセージ領域1122を表示する。しかしながら、メッセージユーザインタフェース1120は、表示デバイス602の表示エリア1110全体に表示され、コンピュータシステム600は、第2の通知1114に関連付けられた追加のコンテンツ、及び/又は第2の通知1114に関連付けられたコンテンツをより大きなサイズで表示できる。すなわち、ユーザ入力1150cを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、第2の通知1114に対応するメッセージユーザインタフェース1120を表示するように第2の通知1114を拡張する(例えば、メッセージユーザインタフェース1120は、コンピュータシステム600に第2の通知1114を表示させたイベントの発生に基づくコンテンツ及び/又は情報を含む)。
【0425】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力がリプライユーザインタフェースオブジェクト1120aを選択したことに応じて、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザが、ユーザ入力(例えば、表示デバイス及び/又はボイス入力に向けられたユーザ入力)を介して、メッセージの下書き/又は送信を行えるようにするメッセージ下書きユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、却下ユーザインタフェースオブジェクト1120bを選択するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図11Gに示すように、第2の通知1114なしで音楽ユーザインタフェース1112を表示する。
【0426】
図11Gで、コンピュータシステム600は、ユーザが第2の通知1114に関連付けられたメッセージに対処(例えば、返事、転送指定、及び/又は既読)を要しないと判定したときに、第2の通知1114の表示を停止し、ユーザが音楽ユーザインタフェース1112との対話に迅速に戻れるようにする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第2の通知1114を表示しながら所定の期間にわたってユーザ入力がないことを検出したことに応じて、メッセージユーザインタフェース1112の部分1118aにオーバレイされた第2の通知1114の表示を停止するように構成されている。すなわち、コンピュータシステム600が所定の期間にわたって第2の通知1114を表示し、コンピュータシステム600がユーザ入力を検出していない場合、コンピュータシステム600は、
図11Gに示すように、音楽ユーザインタフェース1112の部分1118aが第2の通知1114によって覆い隠し、ブロック、及び/又はカバーされないように、第2の通知1114の表示を停止する。
【0427】
上記のように、コンピュータシステム600が第2の通知1114を表示している間、及び、第2のイベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図11Hに示すように、第3の通知1124を表示する。11Hで、コンピュータシステム600は、第2のイベントの発生を検出した後、第1の時間に、第3の通知1124が第2の通知1114を部分的にカバー、ブロック、及び/又は覆い隠すように第3の通知1124を表示する。コンピュータシステム600は、第3の通知1124が表示デバイス602の縁1126から第2の通知1114に向かって下方に移動するように見えるように、第3の通知1124のアニメーションを表示するように構成される(例えば、コンピュータシステム600は、表示デバイス602の位置1128及び/又は音楽ユーザインタフェース1112上に、第2の通知1114の表示を維持する)。
【0428】
例えば、
図11Iで、コンピュータシステム600は、第2のイベントの発生の検出から第1の時間後の第2の時間に、第3の通知1124を表示する。
図11Iで、コンピュータシステム600は、第3の通知1124が第2の通知1114を完全にカバーする、覆い隠す、及び/又はブロックするように、第3の通知を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第2の通知が表示デバイス602上で見えないように、第3の通知1124を第2の通知1114にオーバレイする。すなわち、コンピュータシステム600は、第2の通知1114の上に積み重なって見えるように第3の通知1124を表示する。
【0429】
図11Iでは、コンピュータシステム600は、第3の通知1124に対応するユーザ入力1150e(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1150eを検出したことに応じて、コンピュータシステムは、
図11J及び
図11Kに示すように、第3の通知1124及び第2の通知1114の両方の表示を停止(例えば、却下)するためのプロセスを開始する。
【0430】
例えば、
図11Jで、ユーザ入力1150eを検出してから第1の時間に、コンピュータシステム600は、第2の通知1114を表示デバイス602上の位置1130及び/又は音楽ユーザインタフェース1112上に表示し、第3の通知1124の場所を維持する。したがって、コンピュータシステム600は、ユーザ入力1150eを検出したことに応じて第2の通知1114及び第3の通知1124の両方を表示することによって、ユーザ入力1150eを行うことによってユーザが却下している通知の数の視覚的インジケーションを提供するように構成されている。
【0431】
図11Kで、ユーザ入力1150eを検出してから第1の時間後の第2の時間に、コンピュータシステム600は、位置1132に第3の通知1124を表示する。ユーザ入力1150e検出後の第1の時間と第2の時間との間に、コンピュータシステム600は、表示デバイス602のエッジ1126に向かう第2の通知1114及び第3の通知1124の動きを表示し、それにより第2の通知1114及び第3の通知1124の両方が表示デバイス602から離れるように見える。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1150eを検出してから第2の時間の後の第3の時間に、コンピュータシステム600は、第2の通知1114及び第3の通知1124の両方の表示を停止し、
図11Gに示すように、音楽ユーザインタフェース1112を表示する。
【0432】
図12は、いくつかの実施形態に係る、コンピュータシステムを使用した通知を表示するための方法を示すフロー図である。方法1200は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、プロジェクタ、表示画面、表示モニタ、及び/又はホログラフィックディスプレイ)と通信しているコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)(例えば、電子デバイス、スマートフォン又はスマートアウトなどのスマートデバイス、モバイルデバイス)で実行される。方法1200のいくつかの動作は任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
【0433】
後述するように、方法1200は、通知を表示するための直観的方法を提供する。この方法は、通知にアクセスする際のユーザの認知的負担を軽減し、それにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式コンピューティングデバイスの場合、ユーザがより高速かつ効率的に通知にアクセスすることを有効化することで、電力を節約し、バッテリ充電間の時間を延ばす。
【0434】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、イベントの発生(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられた通知のインジケーション、時間依存型イベントのインジケーション(例えば、タイマ、会議、及び/又はスケジュールされたイベント)、及び/又は着信通信(例えば、電話、テキストメッセージ、電子メール、及び/又はビデオ呼出し)のインジケーション)を検出する(1202)。
【0435】
イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、イベントに対応する通知(例えば、1100及び/又は1114)(例えば、プッシュ通知、ユーザインタフェースオブジェクト、テキスト、画像、シンボル、アイコン、及び/又はイベントを示す別のインジケーション)を表示する(1204)。
【0436】
通知(例えば、1100及び/又は1114)を表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、ユーザ入力が行われているか、又は行われている可能性が高い状態である(例えば、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステムと通信しているタッチセンシティブ表示デバイス(例えば、表示生成構成要素)によって受信及び/又は検出されるタッチジェスチャ(例えば、タップジェスチャ、タップ及び保持ジェスチャ、スワイプジェスチャ、及び/又は動き成分付きタップジェスチャ)コンピュータシステムと通信している1つ以上のハードウェア入力デバイスによって受信及び/又は検出された押圧入力、押圧及び保持入力、及び/又は回転入力、及び/又は手首を上げるジェスチャなどのエアジェスチャなどのユーザ入力を現在受信及び/又は検出している;コンピュータシステムは、コンピュータが、ユーザ入力の受け取ったこと及び/又は検出したことに応じてユーザ入力を受け取る及び/又は動作を実行するように構成された第1の状態(例えば、アクティブな状態、非アクティブな状態ではない)のユーザインタフェースを表示しているときに、ユーザ入力が発生する可能性が高い状態である)ことを示す個別の一組の1つ以上の基準を満たすとの判定(例えば、コンピュータシステムが所定の位置(例えば、ユーザが表示生成構成要素を見ることを示す位置(例えば、ユーザがコンピュータシステムを手首に装着しており、手首が上げられた位置にある))に向き付けられている時にユーザ入力が発生している、又は発生する可能性が高い状態にコンピュータシステムがある、コンピュータシステムが時計文字盤ユーザインタフェースでないユーザインタフェース及び/又はコンピュータシステムの非アクティブに関連しないユーザインタフェースを表示している、及び/又はコンピュータシステムがイベントの発生を受信した時刻から所定の時間内にユーザ入力を検出した)に従って、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、イベントに対応する第1の通知(例えば、1114)(例えば、イベントの発生のコンテンツを示す1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はテキストを含む現在表示されているユーザインタフェース上で部分的にオーバレイされた通知)を表示すること(1206)を含む。ここで、第1の通知(例えば、1114)は、第1の通知(例えば、1114)を表示する前にユーザインタフェース(例えば、1112)を表示するために使用された表示領域(例えば、1110)の第1の量(例えば、1110a)を覆い隠す(例えば、第1のコンテンツは、ユーザインタフェースオブジェクト、テキスト、シンボル、及び/又はイベントの発生を示すアイコンなどの第1の量のコンテンツを含み、コンテンツの第1の量は、第2の通知の第2のコンテンツのうちのコンテンツの第2の量より少ない)。いくつかの実施形態では、第1の通知(例えば、1114)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)のサイズよりも小さい第1のサイズ(例えば、1116)を含み、その結果、第1の通知(例えば、1114)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)の表示エリア(例えば、1110)全体を占有しない。いくつかの実施形態では、第1の通知(例えば、1114)は、現在表示されているユーザインタフェース(例えば、1112)の第1の部分(例えば、1118a)上にオーバレイされ、現在表示されているユーザインタフェース(例えば、1112)の第2の部分(例えば、1118b)は、第1の通知(例えば、1114)によってカバー、覆い隠し、及び/又は、ブロックされない。
【0437】
通知(例えば、1100及び/又は1114)を表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力が発生している又は発生する可能性のある状態であることを示す個別の一組の1つ以上の基準(例えば、コンピュータシステムは、現在、コンピュータシステムと通信しているタッチセンシティブ表示デバイス(例えば、タップジェスチャ、タップ及び保持ジェスチャ、スワイプジェスチャ、及び/又は動作成分を有するタップジェスチャ)によって受信及び/又は検出されるタッチジェスチャ等のユーザ入力(例えば、表示生成構成要素)、コンピュータシステムと通信している1つ以上のハードウェア入力デバイスによって受信及び/又は検出された押圧入力、押圧及び保持入力、及び/又は回転入力、及び/又は手首を上げるジェスチャなどのエアジェスチャ、コンピュータシステムが、ユーザ入力を受信し及び/又はユーザ入力の受信及び/若しくは検出に応じて動作を実行するように構成されていない第2の状態(例えば、アクティブな状態ではなく非アクティブな状態)でユーザインタフェースを表示しているときに、ユーザ入力が発生しやすい状態にない)(例えば、コンピュータシステムが所定の位置に向いていないときにユーザ入力が発生しているか又は発生しそうな状態にない(例えば、コンピュータシステムは、ユーザが表示生成構成要素を見ることを示す位置(例えば、ユーザがコンピュータシステムを手首に装着しており、手首が上がった位置にある))、コンピュータシステムが時計文字盤ユーザインタフェース及び/又はその他のコンピュータシステムの非活動に関連するユーザインタフェースを表示している、及び/又はコンピュータシステムがイベントの発生を受信した時刻から所定の時間内にユーザ入力を検知していない)をコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を満たさないという判定にしたがって、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、イベント(例えば、イベントの発生の内容を示す1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はテキストを含む、現在表示されているユーザインタフェース上にオーバレイされる通知)(いくつかの実施形態では、第2の通知は、第1の通知と同じ1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はイベントの発生の内容を示すテキストを含み、第1の通知が含まない追加のユーザインタフェースオブジェクト及び/又はイベントの発生の内容を示すテキストを含む)に対応する第2の通知(例えば、1100)を表示する(1208)ことである。ここで、第2の通知(例えば、1100)は、第2の通知(例えば、1100)を表示する前にユーザインタフェース(例えば、604)を表示するために使用されていた表示領域(例えば、1110)の第2の量(例えば、1110a及び1110b)を覆い隠し、第2の量(例えば、1110a及び1110b)は第1の量(例えば、1110a)より大きく、(例えば、第2の通知は、イベントの発生を示すユーザインタフェースオブジェクト、テキスト、シンボル、及び/又はアイコンなどの第2の量のコンテンツを含み、第2の量のコンテンツは、第1の通知の第1のコンテンツのうちのコンテンツの第1の量よりも大きく、及び/又は第2の量のコンテンツは、コンテンツの第1の量と同じで、第1の通知の第1の量の第1のコンテンツよりも大きいサイズで表示される)。いくつかの実施形態では、第2のコンテンツは、第1のコンテンツを含み、第1のコンテンツに含まれない追加のコンテンツを含む。いくつかの実施形態では、第2の通知(例えば、1100)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300)のサイズと同じサイズ(例えば、1108)を含み、したがって、第2の通知(例えば、1100)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)の表示エリア(例えば、1110)全体を占め、ユーザが、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を見るために手首を上げると、より顕著に表示される。いくつかの実施形態では、第2の通知(例えば、1100)は、第2の通知(例えば、1100)が現在表示されているユーザインタフェース(例えば、604)全体をカバー、ブロック、及び/又は覆い隠すように、現在表示されているユーザインタフェース(例えば、604)上にオーバレイされる。
【0438】
コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す個別の一組の1つ以上の基準を満たすときに第1の通知を表示すること、並びに、コンピュータシステムがユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す個別の一組の1つ以上の基準を満たさないときに第2の通知を表示することにより、ユーザは、ユーザが現在実行しているタスク及び/又はアクションを中断することなく、通知のインジケーションを受信でき、それによって、タスクを実行する時間が削減される。
【0439】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)を介して、編集ユーザインタフェース(例えば、1112)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェースを編集するためのユーザインタフェース、メッセージを編集するためのユーザインタフェース、メモ及び/又は文書を編集するためのユーザインタフェース、及び/又は編集テキストのためのユーザインタフェース)、選択ユーザインタフェース(例えば、1112)(例えば、アプリケーションプレイリスト、曲、アーティスト、ワークアウト、場所、経路を選択するためのユーザインタフェース、ホーム、写真、及び/又はニュース物品のアクセサリとの通信を開始するための別のユーザインタフェース)、又はドラフトユーザインタフェース(例えば、メッセージをドラフトするためのユーザインタフェース、メモ及び/又は文書をドラフトするためのユーザインタフェース、及び/又は他のテキストを作成するためのユーザインタフェース)を表示することを含む。ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態は、コンピュータシステムが情報表示ユーザインタフェース(例えば、604)(例えば、コンピュータシステムがユーザ入力の不在及び/又はコンピュータシステムとの他のユーザ対話を検出するときに表示される時計文字盤ユーザインタフェース及び/又は別のユーザインタフェース)を表示していることを含まない。コンピュータシステムが編集ユーザインタフェース、選択ユーザインタフェース及び/又は下書きユーザインタフェースを表示しているときに第1の通知を表示し、コンピュータシステムが情報表示ユーザインタフェースを表示しているときに第2の通知を表示することにより、ユーザは、現在行っているタスク及び/又は動作を中断することなく通知のインジケーションを受け取ることができそれによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0440】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力が発生しているか、又は発生している可能性が高い状態は、コンピュータシステムがユーザの手首が上がっていることを示す向きにあることを含む(例えば、コンピュータシステムは、ユーザの手首が、ユーザがコンピュータシステムと対話する(例えば、見る及び/又はその他の方法でユーザ入力を提供する)ことができる持ち上げられた位置にあることを示す場所を含む、コンピュータシステムの場所に関する情報を提供するように構成される1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の加速度計、ジャイロスコープ、又は慣性測定ユニット)を含む)。また、コンピュータシステムが、時計文字盤ユーザインタフェース(例えば、604)ではないユーザインタフェース(例えば、コンピュータシステムがユーザ入力の不在及び/又はコンピュータシステムとの他のユーザ対話を検出するときに表示されるユーザインタフェース)を表示していることを含む。ユーザ入力が行われているか、又は行われている可能性が高い状態は、コンピュータシステムがユーザの手首が下がっていることを示す向きにあることを含まない(例えば、コンピュータシステムは、ユーザの手首が面上及び/又はユーザ側(例えば、ユーザのウェスト及び/又はヒップ)にあることを示す場所を含む、コンピュータシステムの場所に関する情報を提供するように構成された1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の加速度計、ジャイロスコープ、又は慣性測定ユニット)を含む)。また、コンピュータシステムが、時計文字盤ユーザインタフェース(例えば、604)(例えば、コンピュータシステムがユーザ入力の不在及び/又はコンピュータシステムとの他のユーザ対話を検出するときに表示されるユーザインタフェース)を表示していることを含まない。
【0441】
コンピュータシステムが時計文字盤ユーザインタフェースを表示していない時及び/又はコンピュータシステムがユーザの手首が上がっていることを示す向きにある時に第1の通知を表示し、コンピュータシステムが時計文字盤ユーザインタフェースを表示している時及び/又はユーザの手首が下がっていることを示す向きにある時に第2の通知を表示することによって、ユーザは、ユーザが現在行っているタスク及び/又は行動を中断せずに通知のインジケーションを受け取ることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0442】
いくつかの実施形態では、第1の通知(例えば、1114)は、第1の量のコンテンツ(例えば、1114a、1114b、及び/又は1114c)(例えば、第1の量のテキスト、アイコン、画像、シンボル、ユーザインタフェースオブジェクト、及び/又はイベントに関する情報)を含み、第2の通知は、コンテンツ第1(例えば、1114a、1114b、及び/又は1114c)の量よりも大きい第2の量のコンテンツ(1106a、1106b、及び/又は1106c)(例えば、第2の量のテキスト、アイコン、画像、シンボル、ユーザインタフェースオブジェクト、及び/又はイベントに関する情報)を含む(例えば、第2の通知は、第2の通知が表示生成構成要素の表示領域のより多くを占めるため、イベントに関するより多くのコンテンツを含む)。第1の量のコンテンツの第1の通知及びコンテンツの第1の量よりも大きい第2の量のコンテンツの第2の通知を表示することにより、ユーザは、ユーザが現在実行しているタスク及び/又はアクションを中断することなく通知のインジケーションを受信でき、それによって、改善された視覚フィードバックが提供される。
【0443】
いくつかの実施形態では、第1の通知(例えば、1114)は、第1のサイズ(例えば、1116)(例えば、表示エリアに対する第1のサイズ)を含み、第2の通知(例えば、1100)は、第1のサイズ(例えば、1116)よりも大きい第2のサイズ(例えば、1108)(例えば、表示エリアに対して、より大きなサイズである、第2のサイズ)を含む。第1の通知を、第1のサイズ及び第2の通知を第1のサイズより大きいサイズで表示することにより、ユーザは、ユーザが現在実行しているタスク及び/又はアクションを中断することなく通知のインジケーションを受信でき、それによって、改善された視覚フィードバックが提供される。
【0444】
いくつかの実施形態では、イベントに対応する第2の通知(例えば、1100)を表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第2の通知(例えば、1100)を、表示領域(例えば、1110)の第3の量(例えば、1104)(第3の量(例えば、1104)は第2の量(例えば、1108及び/又は1110a及び1110b)より小さい)の覆い隠しから、表示領域(例えば、1110)の第2の量(例えば、1108及び/又は1110a及び1110b)に覆い隠しに、拡張することを含む(例えば、第2の通知のサイズを経時的に拡張及び/又は増加させること)(いくつかの実施形態において、第2の通知を拡張することは、第2の通知が表示生成構成要素の下部から表示生成構成要素の上部に向かって移動しているかのように見えるように、第2の通知をアニメーション化することを含む)(例えば、第2の通知を拡張することは、第1の時間に第1のサイズで第2の通知を表示し、次いで、第1の時間の後の第2の時間に、第1のサイズよりも大きい第2のサイズで第2の通知を表示することを含む)。イベントに対応する第1の通知(例えば1114)を表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の通知(例えば、1114)を拡張することを含まない(例えば、第1の通知を表示することは、第1の通知のサイズを経時的に拡張及び/又は増加させることを含まない(例えば、第1の通知の拡張を要求するユーザ入力がない))。
【0445】
第2の通知を拡張することにより、コンピュータングシステムのユーザが第2の通知に気付く可能性が高まり、第1の通知を拡張しないことにより、コンピュータングシステムと対話する可能性が高いコンピュータングシステムのユーザに対する割込みを低減し、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0446】
いくつかの実施形態では、イベントに対応する第1の通知(例えば、1114)を表示しながら、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)の選択に対応するユーザ入力(例えば、1150c)(例えば、タップジェスチャ)を検出する。ユーザ入力(例えば、1150c)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示領域(例えば、1110)の第1の量(例えば、1110a)の覆い隠しから、表示領域(例えば、1110)の第1の量(例えば、1110a)よりも大きい第4の量(例えば、1110a及び1110b)を覆い隠しまで、第1の通知(例えば、1114)を拡張する(例えば、第1の通知のサイズを経時的に拡張及び/又は増加させる)(例えば、第1の通知を拡張することは、第1の通知を第1の時間に第1のサイズで表示し、次いで、第1の通知を、第1の時間の後の第2の時間に、第1のサイズよりも大きい第2のサイズで表示することを含む)。ユーザ入力を検出したことに応じて第1の通知を拡張することにより、ユーザがコンピュータシステムとの対話及び/又は別のタスクを実行している可能性が高い場合でも、イベントに対応する追加の情報を取得するかどうかをユーザが決定でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0447】
いくつかの実施形態では、イベントに対応する第1の通知(例えば、1114)を表示するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)を表示する前に表示されたユーザインタフェース(例えば、604及び/又は1112)を非強調表示する(例えば、以前に表示されたユーザインタフェースの少なくとも一部分をディミング、フェーディング、ハイディング、覆い隠し、及び/又はブロックする)コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む。第1の通知信号をユーザに表示するときに、第1の通知を表示する前に表示したユーザインタフェースを非強調表示することによってイベントの発生が検出されたことをユーザに知らせ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0448】
いくつかの実施形態では、第1の通知(例えば、1114)を表示する前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、604及び/又は1112)を非強調表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、コンピュータシステム(例えば。100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第1の通知(例えば、1114)を表示する前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、604及び/又は1112)を暗くする及び/又はぼかす(例えば、第2の通知を暗さ及び/又はぼかし量と比較して)ことを含む。第1の通知信号をユーザに表示するときに、第1の通知を表示する前に表示したユーザインタフェースを暗くする又はぼかすことによってイベントの発生が検出されたことをユーザに知らせそれによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0449】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)を表示する前に表示されたユーザインタフェース(例えば、604及び/又は1112)を非強調表示することを含み、第1の通知を表示する前に表示されたユーザインタフェース(例えば、604及び/又は1112)のサイズを縮小すること(例えば、第1の通知(例えば、1114)を表示する前に第1のサイズでユーザインタフェースを表示し、第1の通知の表示後及び/又は表示中に、第1のサイズよりも小さい第2のサイズでユーザインタフェースを表示)を含む。第1の通知信号をユーザに表示するときに、第1の通知を表示する前に表示したユーザインタフェースのサイズを小さくすることによってイベントの発生が検出されたことをユーザに知らせ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0450】
いくつかの実施形態では、イベントに対応する第1の通知(例えば、1114)を表示している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)に対応するスワイプジェスチャ(例えば、1150d)(例えば、表示生成構成要素上の上向きスワイプジェスチャ)を検出する。第1の通知(例えば、1114)に対応するスワイプジェスチャ(例えば、1150d)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)の表示を停止する(例えば、第1の通知を却下する、及び、任意選択的に、第1の通知を通知のリストを含む通知センタユーザインタフェース内に含める)。スワイプジェスチャを検出したことに応じて第1の通知の表示を停止することにより、ユーザは、第1の通知を迅速に却下し、ユーザが現在実行しているタスク及び/又はアクションへの割込みを最小化し、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0451】
いくつかの実施形態では、イベントに対応する第1の通知(例えば1114)を表示している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、例えば、第1の通知(例えば、1114)が最初に表示されてからコンピュータシステムがユーザ入力を検出せずに、所定の時間が経過したこと(例えば、第1の通知が最初に表示されてから例えば、2秒、3秒、5秒、及び/又は10秒が経過し、この所定の時間内のコンピュータシステムがユーザ入力(例えば、任意のユーザ入力)を検出しなかったこと)を検出する。最初に第1の通知(例えば、1114)を表示してから所定の時間が経過したことを検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)の表示を停止する(例えば、第1の通知を却下する、及び、任意選択的に、第1の通知を通知のリストを含む通知センタユーザインタフェース内に含める)。
【0452】
ユーザ入力を検出せずに最初に第1の通知を最初に表示してから所定の時間が経過したことを検出したことに応じて第1の通知の表示を停止することにより、ユーザは、ユーザ入力なしで第1の通知を却下し、ユーザが現在実行しているタスク及び/又は動作の中断を最小限に抑えることが可能になり、それによってそれによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供され、また、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0453】
いくつかの実施形態では、イベントに対応する第1の通知(例えば、1114)を表示している間に(及び、例えば、コンピュータシステムが、ユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す個別の一組の1つ以上の基準が満たされているときに)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2のイベント(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられた通知のインジケーション、時間感受性イベントのインジケーション(例えば、タイマ、会議、及び/又はスケジュールされたイベント)、及び/又は着信通信(例えば、電話、テキストメッセージ、電子メール、及び/又はビデオ呼び出し)のインジケーション)の発生を検出する。第2のイベントの発生を受信したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知の表示(例えば、1114)を第2のイベントに対応する第3の通知(例えば、1124)の表示に置き換える(例えば、コンピュータシステムは、第1の通知の表示を停止し、第1の通知を表示する前にユーザインタフェースを表示するために使用された表示領域の第1の量を覆い隠す第3の通知を表示する)。
【0454】
第2のイベントの発生を検出したことに応じて、第1の通知の表示を第3の通知の表示に置き換えることにより、最新のイベントに関する情報をユーザに提供し、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0455】
いくつかの実施形態では、第2のイベントに対応する第3の通知(例えば、1124)を表示している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第3の通知(例えば、1124)の却下を要求する(例えば、第3の通知の表示を停止すること、及び、任意選択的で、通知のリストを含む通知センタユーザインタフェース内の第3の通知を含めること、要求する)ユーザ入力(例えば、1150e)(例えば、表示生成構成要素上の、及び/又は表示生成構成要素、第3の通知を表示している部分上でのスワイプジェスチャ(例えば、上向きスワイプジェスチャ))を検出する。第3の通知(例えば、1124)の却下を要求するユーザ入力(例えば、1150e)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第3の通知(例えば、1124)及び第1の通知(例えば、1114)の拡張(例えば、スタック解除又はスライド分離)アニメーションを表示する(例えば、コンピュータシステムは、表示生成構成要素を介して、第1の通知と第3の通知とを含む通知のスタックを表示し(例えば、第3の通知がスタックの第1の位置にある状態で)、その後、通知スタック内の通知を表示生成構成要素の表示エリアから外れる方向に(例えば、上方向に移動して表示生成構成要素の表示エリアから外れるように)移動するように、第3の通知の移動を表示する)。第3の通知(例えば、1124)及び第1の通知(例えば、1114)の拡張アニメーションを表示した後、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の通知(例えば、1114)及び第3の通知(例えば、1124)を表示することを停止する(例えば、コンピュータシステムは第1の通知と第3の通知を表示せず、任意選択的に、コンピュータシステムは、第1の通知と第3の通知を、通知のリストを含む通知センタユーザインタフェース内に含める)。
【0456】
第3の通知を却下することを要求するユーザ入力を検出したことに応じて、積み上げた山から取り出すアニメーションを表示することにより、ユーザは、ユーザがまだ対処していない、及び/又は別様に対話していない多数の通知を見ることができ、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0457】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第2の通知(例えば、1100)を表示することは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第1の時間(例えば、第1の通知が最初に表示されている時間に対応する第1の時間)に、表示領域(例えば、1110)(例えば、第2の通知(例えば、1100)が経時的に拡大及び/又は拡張するように見えるように、表示領域の第2の量、及び/又は表示領域の第2の量よりも小さい表示領域の量)の第5の量(例えば、1104)を覆い隠す第2の通知(例えば、1100)の第1の部分(例えば、1102)(例えば、第1の時間に表示されるイベントを示す第1の画像、シンボル、アイコン、及び/又はテキスト)を表示することを含み、第2の通知の第1の部分(例えば、1102)はイベントを示すアイコン(例えば、1102a及び/又は1102b)(例えば、イベント及び/又はイベントを生成したアプリケーションを表す及び/又は、これに関連する、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクト、シンボル、及び/又は、画像)を含む。第2の通知(例えば、1100)の第1の部分(例えば、1102)を表示した後、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の時間(例えば、最初の時間の後の時間)に、表示領域(例えば、1110)の第2の量(例えば、1110a及び1110b)を覆い隠す第2の通知(例えば、1100)の第2の部分(例えば、1106)(例えば、第1の時間に表示されるイベントを示す第2の画像、記号、アイコン、及び/又はテキスト)を表示し、第2の通知(例えば、1100)の第2の部分(例えば、1106)は、イベントを示すアイコン(例えば、1106b及び/又は1106c)及び、イベントに関連付けられたテキスト(例えば、1106a)を含む(例えば、第2の通知は、イベントを示す及び/又は表すアイコンで最初に表示され、経時的に、第2の通知は、イベントについての追加情報(例えば、テキスト)と共に表示される)。
【0458】
イベントを示すアイコンで第2の通知の第1の部分を表示し、次いで、イベントを示すアイコン及びイベントに関連付けられたテキストを示す第2の通知の第2の部分を表示することにより、コンピュータシステムの表示生成構成要素を見ることができる人の視界から第2の通知をカバー及び/又はブロックするための時間をユーザが有することができ、コンピュータシステムにセキュリティ及び/又はプライバシー機能の増加がもたらされる。
【0459】
いくつかの実施形態では、イベントの発生を検出した」ことに応答し、及び、イベントが第1のタイプのものであるという判定に従って、(例えば、イベントは、アラームなどのコンピュータシステムのユーザにとって時間がかかり、及び/又は重要であると考えられるタイプであり、ユーザが、フィットネスワークアウト、心拍数監視、着信電話呼び出し、タイマ、及び/又は他の緊急及び/若しくは時間感受性イベントを物理的に実行することを検出する)コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がユーザ入力が発生しているか、又は発生する可能性が高い状態であることを示す個別の一組の1つ以上の基準をコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が満たすかどうかに関係なく、イベントに対応する第2の通知(例えば、1100)を表示する。(例えば、コンピュータシステムは、ユーザ入力が発生しているか、発生する可能性があっても、はイベントが、コンピュータシステムのユーザが実行しているタスク及び/又は活動の中断を保証する特定のレベルの重要性であると判定される可能性が高いので、表示領域の第2の量を覆い隠す第2の通知を表示する)。
【0460】
コンピュータシステムが、ユーザ入力が行われているか、又は行われている可能性が高い状態であることを示す個別の一組の1つ以上の基準を満たすかどうかに関係なく、第1のタイプのイベントに対応する第2の通知を表示することにより、コンピュータシステムのユーザが実行しているタスク及び/又はアクティビティの中断を保証する一定レベルの重要性であると判定された通知をアラートでき、それによって、コンピュータシステムのユーザに改善された視覚フィードバックを提供する。
【0461】
方法1200(例えば、
図12)に関して上述したプロセスの詳細はまた、後述/前述の方法にも同様の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1000、及び/又は1400は、任意選択的に、方法1200を参照して上述した様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含む。例えば、方法1200を実行するように構成されたコンピュータシステムはまた、動作を開始することに関するガイダンスを提供し、第1の動作を実行し、緊急時動作のオーディオ出力を調整し、及び/又は低電力動作モードのときに動作を実行するように構成されている。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0462】
図13A~
図13Uは、いくつかの実施形態に係る、低電力動作モードのための例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図のユーザインタフェースは、
図14のプロセスを含む後述のプロセスを例示するために使用される。
【0463】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1350a、1350b、1350c、1350d、1350e、1350f、1350g、1350h、1350i、1350j、1350k、1350l、1350m、1350n、1350o、1350p、1350q、1350r、1350s、1350t、及び/又は1350u)は、タッチ入力(例えば、タップジェスチャ及び/又はスワイプジェスチャ)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1350a、1350b、1350c、1350d、1350e、1350f、1350g、1350h、1350i、1350j、1350k、1350l、1350m、1350n、1350o、1350p、1350q、1350r、1350s、1350t、及び/又は1350u)は、ボイス入力(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのボイスコマンド、又はユーザインタフェース要素に関連付けられた特徴若しくは機能などの機能をアクティブ化、実行させるためのボイスコマンド)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1350a、1350b、1350c、1350d、1350e、1350f、1350g、1350h、1350i、1350j、1350k、1350l、1350m、1350n、1350o、1350p、1350q、1350r、1350s、1350t、及び/又は1350u)は、エアジェスチャ(例えば、ユーザインタフェース要素を選択するためのエアジェスチャ、又はユーザインタフェース要素に関連付けられた特徴若しくは機能などの機能をアクティブ化又は実行させるためのエアジェスチャ)であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の入力のいずれか(例えば、入力1350a、1350b、1350c、1350d、1350e、1350f、1350g、1350h、1350i、1350j、1350k、1350l、1350m、1350n、1350o、1350p、1350q、1350r、1350s、1350t、及び/又は1350u)は、例えば、ボタン、回転可能な入力機構、回転可能かつ押下可能な入力機構、マウスボタン、リモートコントロールのボタン、及び/又はジョイスティック)であるか、又はそのアクティブ化(例えば、押圧、回転、及び/又は移動)であるか、又は含む。いくつかの実施形態では、本明細書で選択されるものとして説明されるユーザインタフェース要素(例えば、アイコン、アフォーダンス、ボタン、及び/又は選択可能オプション)のいずれかは、ユーザインタフェース要素にフォーカスがある(例えば、強調表示、太線表示、輪郭表示、他のユーザインタフェース要素と視覚的に区別、及び/又はカーソル位置又はカーソルの近くに配置されている)間にハードウェアデバイスをアクティブ化することによって選択される。
【0464】
図13A~
図13Qは、通常の動作モードと低電力動作モードとの間の差及び/又は類似性を説明するためのコンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300を示す。
図13A~
図13Qで、第2のコンピュータシステム1300は、低電力動作モードでアクティブ化及び/又は動作することが示されているが、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300の両方は、通常動作モードと低電力動作モードの両方で動作するように構成されている。
【0465】
図13Aで、コンピュータシステム600は、表示デバイス602を介して、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示し、第2のコンピュータシステム1300は、表示デバイス1300aを介して、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。
図13Aで、時計文字盤ユーザインタフェース1302は、ユーザインタフェースオブジェクト1302a~1302h、並びに時間インジケータ1302i(例えば、時間のアナログインジケーション)を含む。ユーザインタフェースオブジェクト1302a~1302hの個別のユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300は、選択されたユーザインタフェースオブジェクトに対応する個別のアプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースを表示するように構成されている。いくつかの実施形態では、時計文字盤ユーザインタフェース1302は、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300の特定のアプリケーションにナビゲートすることを要求するユーザ入力を有しないコンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300によって表示される、ホーム及び/又はデフォルトのユーザインタフェースである。
【0466】
図13Aで、時計文字盤ユーザインタフェース1302は、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1302bを含む。バッテリユーザインタフェースオブジェクト1302bは、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のバッテリ充電及び/又は寿命残量の視覚的インジケーションを提供する。例えば、
図13Aでは、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1302bは、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300がいずれもバッテリ充電及び/又は寿命残量45%であることを示す。更に、
図13Aで、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1302bは、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300の両方が通常の動作モードで動作していることを示す第1の外観1303を含む。いくつかの状況では、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のユーザは、比較的少量バッテリ充電及び/又は寿命残量であるにもかかわらず、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300が動作できる時間を延長することを望む。以下に記載されるように、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のユーザは、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300の電池使用量を低減し、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300がより長い期間(例えば、通常の動作モードで動作する動作と比較して)動作することを可能にする、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300の低電力モードをアクティブ化する1つ以上のユーザ入力を提供する。
【0467】
例えば、
図13Aで、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース1302上のユーザ入力1350a(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、時計文字盤ユーザインタフェース1302上のユーザ入力1350b(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350aを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Bに示すように、設定ユーザインタフェース1304を表示する。ユーザ入力1350bを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Bに示すように、設定ユーザインタフェース1304を表示する。
【0468】
図13Bで、設定ユーザインタフェースは、ユーザインタフェースオブジェクト1304a~1304gを含む。
図13Bで、ユーザインタフェースオブジェクト1304a~1304gは、個別のユーザインタフェースオブジェクト1304a~1304gに対応するアプリケーション及び/又は動作に関連付けられたアイコン、シンボル、テキスト、及び/又は情報などのインジケーションを含む。
図13Aで、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1304cは、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のバッテリ充電及び/又は寿命残量を示すインジケータ1306(例えば、「45%」)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースオブジェクト1304a~1304gのうちの1つ以上は、個別のユーザインタフェースオブジェクトに対応する動作がアクティブ(例えば、有効)であるのか、及び/又は、非アクティブ(例えば、無効)であるのかを示す外観を含む。
図13Bで、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1304cは、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300の低電力モードが非アクティブ(例えば、無効)であることを示す第1の外観1308を含む。
【0469】
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースオブジェクト1304a~1304gに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300は、個別のユーザインタフェースオブジェクトに関連付けられた様々なユーザインタフェースを表示し、及び/又は個別のユーザインタフェースオブジェクトに関連付けられた動作を実行する。例えば、
図13Bで、コンピュータシステム600は、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1304cに対応するユーザ入力1350c(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1304cに対応するユーザ入力1350d(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350cを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Cに示すように、バッテリユーザインタフェース1310を表示する。ユーザ入力1350dを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Cに示すように、バッテリユーザインタフェース1310を表示する。
【0470】
図13Cで、バッテリユーザインタフェース1310は、充電インジケータ1310a及び低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bを含む。
図13Cでは、充電インジケータ1310aは、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のバッテリ充電及び/又は寿命残量の視覚的インジケーションを提供する。更に、充電インジケータ1310aは、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300が低電力モードでないことを示す第1の外観1312を含む(例えば、低電力モードはコンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300及び/又はコンピュータシステム600に対して非アクティブであるか、及び/又は第2のコンピュータシステム1300が通常の動作モードで動作している場合には無効である)。低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bは、選択及び/又は別様に対話されると、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300に低電力モードを開始させ、低電力モードで動作させるように構成されている。
図13Cで、低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bは、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300が低電力モードを開始しておらず、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300が通常の動作モードで動作していることを示す第1の外観1314を含む。
【0471】
図13Cで、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bに対応するユーザ入力1350e(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350eを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Dに示すように、低電力モードを開始する。
図13Cで、コンピュータシステム600は、低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bに対応するユーザ入力を検出せず、したがって、コンピュータシステム600は、通常の動作モードで動作し続ける(例えば、コンピュータシステム600は、低電力モードを開始しない)。
【0472】
図13Dで、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Dの充電インジケータ1310aのハッチングで示されるように、第2の外観1316を有する充電インジケータ1310aを表示する。更に、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Dの低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bの陰影表示及びハッチングによって示される第2の外観1318を備えた低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bを表示する。更に、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードインジケータ1319を表示する。充電インジケータ1310aを第2の外観1316で表示し、低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bを第2の外観で表示し、及び/又は低電力モードインジケータ1319を表示することにより、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作していることを確認する視覚的インジケーションを提供する。
図13Dで、コンピュータシステム600は、充電インジケータ1310aを第1の外観1312で、低電力モードユーザインタフェースオブジェクト1310bを第1の外観1314表示し続け、それにより、コンピュータシステム600が通常の動作モードで動作し続け、コンピュータシステム600が低電力モードを開始していないことを示す。
【0473】
いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードを開始するとき、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300の1つ以上の動作の性能を制限及び/又は制限することによって電力消費を低減し、バッテリ寿命を延ばすように動作する。第2のコンピュータシステム1300(及びコンピュータシステム600)は、生体認証センサ、動きセンサ、及び/又はマイクロフォンなどの1つ以上のセンサ、並びにアンテナ(例えば、セルラアンテナ、Bluetoothアンテナ、Wi-Fiアンテナ、及び/又は別の無線通信アンテナ)を含む。第2のコンピュータシステム1300(及びコンピュータシステム600)が低電力モードで動作するとき、第2のコンピュータシステム1300は、通常の動作モードと比較して、1つ以上のセンサ及び/又はアンテナのアクティブ化頻度を減少させる。例えば、通常の動作モードと比較して、低電力モードで動作する場合、第2のコンピュータシステム1300は、より短い間隔で1つ以上のセンサ及び/又はアンテナをアクティブ化し、より長い期間で1つ以上のセンサ及び/又はアンテナをオフにし、及び/又は、より低い頻度で1つ以上のセンサ及び/又はアンテナを動作させる。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作するときに、1つ以上のセンサ及び/又はアンテナを使用してバックグラウンド動作を実行しないが、第2のコンピュータシステム1300は、通常の動作モードで動作するときに、1つ以上のセンサ及び/又はアンテナを使用してバックグラウンド動作を実行する。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作するときに、第1の動作を自動的に、及び/又はユーザ入力が検出されないときには実行しないが、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作するときに、第1の動作をユーザ入力の検出に応じて及び/又は、第1の動作の実行を求めるユーザ要求に応じて実行するように構成されている。
【0474】
図13Dで、コンピュータシステム600は、バッテリユーザインタフェース1310の完了ユーザインタフェースオブジェクト1310cに対応するユーザ入力1350f(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、バッテリユーザインタフェース1310の完了ユーザインタフェースオブジェクト1310cに対応するユーザ入力1350g(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350fを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Eに示すように、設定ユーザインタフェース1304を表示する。ユーザ入力1350gを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Eに示すように、設定ユーザインタフェース1304を表示する。
【0475】
図13Eで、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Eでのハッチングによって示されるように、第2の外観1320を有するバッテリユーザインタフェースオブジェクト1304cを表示する。バッテリユーザインタフェースオブジェクト1304cの第2の外観1320は、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作していることを確認する視覚的インジケーションを提供する。
図13Eで、コンピュータシステム600は、通常の動作モードで動作し続け、コンピュータシステム600が通常の動作モードで動作し続けることを確認する視覚的インジケーションを提供する、第1の外観1308を有するバッテリユーザインタフェースオブジェクトを表示させる。
【0476】
図13Eでは、コンピュータシステム600は、設定ユーザインタフェース1304に対応するユーザ入力1350h(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム600は、設定ユーザインタフェース1304に対応するユーザ入力1350i(例えば、スワイプジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350hを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Fに示すように、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。ユーザ入力1350iを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Fに示すように、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。
【0477】
図13Fで、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードインジケータ1319を表示し、(例えば、
図13Fでハッチングによって示されるように)バッテリユーザインタフェースオブジェクト1302bを第2の外観1322で表示して、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作することを確認する視覚的インジケーションを更に提供する。コンピュータシステム600は、通常の動作モードで動作し続け、したがって、バッテリユーザインタフェースオブジェクト1302bの表示を第1の外観1303に維持する(及び低電力モードインジケータ1319を表示しない)。
【0478】
上記のように、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作するとき、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300の1つ以上のセンサ及び/又はアンテナの運転頻度を無効化、非アクティブ化、及び/又は低減するように構成されている。
図13Fで、コンピュータシステム600は、時計ユーザインタフェース1302のワークアウトユーザインタフェースオブジェクト1302fの選択に対応するユーザ入力1350j(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、時計ユーザインタフェース1302のワークアウトユーザインタフェースオブジェクト1302fの選択に対応するユーザ入力1350k(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350jの検出後(例えば、それに応じて)、コンピュータシステム600は、ワークアウト動作を開始し、
図13Gに示すように、ワークアウトユーザインタフェース1324を表示する。ユーザ入力1350kの検出後(例えば、それに応じて)、第2のコンピュータシステム1300は、ワークアウト動作を開始し、
図13Gに示すように、ワークアウトユーザインタフェース1324を表示する。
【0479】
図13Gで、ワークアウトユーザインタフェース1324は、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300によって開始されたワークアウト動作に関連する情報を含む。例えば、ワークアウトユーザインタフェース1324は、ワークアウト動作中に、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のユーザによって実行される身体活動を示す情報及び/又はデータを提供する活動計量インジケータ1324a~1324eを含む。
図13Gで、コンピュータシステム600がワークアウト動作中にコンピュータシステム600のユーザの心拍数を監視するための心拍数センサを使用している(例えば、アクティブ化している)ので、コンピュータシステム600は、情報及び/又はデータ1326と共に、心拍数インジケータ1324bを表示する。第2のコンピュータシステム1300がワークアウト動作中に第2のコンピュータシステム1300のユーザの心拍数を監視するためも心拍数センサを使用していない(例えば、アクティブ化していない)ので、第2のコンピュータシステム1300は、情報及び/又はデータ1326なしで心拍数インジケータ1324bを表示する。したがって、第2のコンピュータシステム1300は、ワークアウト動作中に心拍数センサを非アクティブ化及び/又は他の方法で使用しないことによって、バッテリ使用量を節約する。
【0480】
第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作している間に、第2のコンピュータシステム1300は、心拍数センサを依然としてアクティブ化し、ユーザ入力及び/又はユーザ要求に応じてユーザの心拍数のインジケーションを提供できる。例えば、
図13Gで、コンピュータシステム600は、第3のハードウェア入力デバイス606cに対応するユーザ入力1350l(例えば、押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、第3のハードウェア入力デバイス1328に対応するユーザ入力1350m(例えば、押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350lを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Hに示すように、アプリケーションユーザインタフェース1330を表示する。ユーザ入力1350mを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Hに示すように、アプリケーションユーザインタフェース1330を表示する。
【0481】
図13Hでは、アプリケーションユーザインタフェース1330は、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300上のアプリケーションに対応するユーザインタフェースオブジェクトを含む。アプリケーションユーザインタフェース1330は、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300の心拍数アプリケーションに対応する心拍数アプリケーションユーザインタフェースオブジェクト1330aを含む。例えば、
図13Hで、コンピュータシステム1300は、心拍数アプリケーションユーザインタフェースオブジェクト1330aを選択するユーザ入力1350n(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、心拍数アプリケーションユーザインタフェースオブジェクト1330aを選択するユーザ入力1350o(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350nを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Iに示すように、心拍数ユーザインタフェース1332を表示する。ユーザ入力1350oを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Iに示すように、心拍数ユーザインタフェース1332を表示する。
【0482】
図13Iでは、心拍数ユーザインタフェース1332は、グラフィック表現1332a、現在の心拍数インジケータ1332b、及び以前の心拍数インジケータ1332cを含む。グラフィック表現1332aは、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のユーザの過去の心拍数測定の履歴に関する情報を含む。コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300の両方は、それぞれ、コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300のユーザの過去の心拍数測定についての様々なデータ点を含む。しかしながら、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作していた(例えば、第2のコンピュータシステム1300のユーザの心拍数を測定することを要求するユーザ入力を受信していなかった)ため、心拍数測定値が取得されなかった及び/又は他の方法で第2のコンピュータシステム1300によって受信されなかった空白箇所及び/又は期間を含む。
【0483】
図13Iで、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードを開始したため、第2のコンピュータシステム1300はコンピュータシステム600ほど最近に心拍センサをアクティブ化しなかったので、コンピュータシステム600は、第2のコンピュータシステム1300と比較して、過去の心拍インジケータ1332cに、比較的最近の心拍情報を含む。(例えば、コンピュータシステム600は、通常動作モードで動作中に、ワークアウト動作中及び/又はバックグラウンド動作として、心拍数を測定するために心拍センサをアクティブ化する)。コンピュータシステム600及び第2のコンピュータシステム1300の両方は、現在の心拍数インジケータ1332bの現在の心拍数に関するデータ及び/又は情報を含む。したがって、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作しても、第2のコンピュータシステム1300は、ユーザ入力(例えば、ユーザ入力1350o)に応じて、心拍数測定を(例えば、心拍数センサを介して)アクティブ化及び/又は開始できる。
【0484】
図13Iで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600の非活動を示す第1のイベント(例えば、所定期間のユーザ入力の不在、手首を下げるジェスチャ、及び/又は表示デバイス602を覆うハンドジェスチャ)の発生を検出する。第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300の非活動を示す第2のイベント(例えば、所定期間のユーザ入力の不在、手首を下げるジェスチャ、及び/又は第2のコンピュータシステム1300の表示デバイス1300aを覆うハンドジェスチャ)の発生を検出する。第1のイベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、アクティブモードと非アクティブモードとの間で遷移し、
図13Jに示すように、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。第2のイベントの発生を検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Jに示すように、表示デバイス1300aを非アクティブ化し、及び/又は他の方法でユーザインタフェースの表示を停止する。
【0485】
図13Jでは、コンピュータシステム600は、通常の動作モードの非アクティブモードで動作し、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600が通常の動作モードで動作するとき、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース1302を常時表示ユーザインタフェースとして非アクティブモードで表示する。例えば、コンピュータシステム600が非アクティブモードで動作する場合、コンピュータシステム600は、アクティブモード(例えば、
図13Aの時計文字盤ユーザインタフェース1302)と比較して、低減された輝度、縮小サイズ、及び/又はより少ないコンテンツ及び/又は情報を有する時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。したがって、コンピュータシステム600は、非アクティブモードで動作している間に時計文字盤ユーザインタフェース1302の表示を調整することによって、第1のバッテリ充電量を節約するように構成されている。
図13Jで、第2のコンピュータシステム1300は、ユーザインタフェースを表示せず、任意選択的に、表示デバイス1300aを非アクティブ化及び/又はオフにする。第2のコンピュータシステム1300は、第2のイベントの発生を検出したことに応じてユーザインタフェースを取り止める及び/又は表示しないことにより、第1のバッテリ充電量よりも多い第2のバッテリ充電量を節約する。コンピュータシステム600コンが非アクティブモードのときに第1の量のバッテリ電力を節約するのに対して、第2のコンピュータシステム1300は、ユーザインタフェースの表示を取り止めるわせることによって、低電力モードのときにより大きな量のバッテリ(例えば、第2の量のバッテリ電力)を節約する。
【0486】
図13Jで、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース1302に対応するユーザ入力1350p(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出し、第2のコンピュータシステム1300は、表示デバイス1300a上のユーザ入力1350q(例えば、タップジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1350pを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Aに示すように、アクティブモードの時計文字盤ユーザインタフェース1302(例えば、
図13Jの時計文字盤ユーザインタフェース1302と比較して、輝度が増加し、サイズが増加し、及び/又はより多くのコンテンツ及び/又は情報を有する時計文字盤ユーザインタフェース1302)を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力1350qを検出したことに応じて、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Aに示すように、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。したがって、第2のコンピュータシステム1300は低電力モードにあるが、第2のコンピュータシステム1300は、ユーザ入力に応じて時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示する。
【0487】
図13Jでユーザ入力1350pを検出することに加えて、又はその代わりに、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの身体的活動を示すイベントの発生を検出する(例えば、コンピュータシステム600の1つ以上のセンサは、コンピュータシステム600のユーザが身体的活動を実行していることを示すコンピュータシステムの動きに関する情報を提供する)。ユーザの身体活動を示すイベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Kに示すように、ワークアウト提案ユーザインタフェース1336を表示する。
図13Jで、第2のコンピュータシステム1300は低電力モードにあり、したがって、第2のコンピュータシステム1300のユーザの身体活動を示すイベントの発生に関連する情報を提供するように構成された第2のコンピュータシステム1300の1つ以上のセンサをアクティブ化しない。すなわち、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作するときに、バックグラウンド動作としてユーザの身体活動を監視及び/又は測定するように構成されていない。したがって、第2のコンピュータシステムは、
図13Kに示すように、ワークアウト提案ユーザインタフェース1336の表示を取り止め、ユーザインタフェースを表示しないことを続ける(例えば、第2のコンピュータシステム1300は、表示デバイス1300aを非アクティブ化及び/又はオフにする)。
【0488】
図13Kで、ワークアウト提案ユーザインタフェース1336は、コンピュータシステム600がユーザの身体活動を示すイベントの発生を検出したことをコンピュータシステム600のユーザにアラートする。ワークアウト提案ユーザインタフェース1336は、選択されるとコンピュータシステム600(例えば、表示ワークアウトユーザインタフェース1324)にワークアウト動作を開始させかつコンピュータシステム600のユーザの動き及び/又は物理的活動を追跡させるワークアウトアクティブ化ユーザインタフェースオブジェクト1336を含む。上記のように、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300の動きが第2のコンピュータシステム1300のユーザが身体活動を実行していることを示しているのかどうかを検出するように構成された1つ以上のセンサを無効にする。したがって、第2のコンピュータシステム600は、ワークアウト提案ユーザインタフェース1336の表示を取り止める。しかしながら、いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、ワークアウト動作(例えば、ユーザ入力1350k)を開始することを要求する1つ以上のユーザ入力を検出したことに応じて、ワークアウト動作を開始するように構成されている。
【0489】
図13Kで、コンピュータシステム600の第1のユーザは、ユーザ入力1350r(例えば、「アシスタント、ストップウォッチを開始して」を含むボイス入力又は他の選択/ナビゲーション)を提供し、第2のコンピュータシステム1300の第2のユーザは、ユーザ入力1350s(例えば、「アシスタント、ストップウォッチを開始して」を含むボイス入力又は他の選択/ナビゲーション入力)を提供する。
図13Kで、コンピュータシステム600が通常の動作モードにあり、低電力モードではないため、コンピュータシステム600は、ユーザ入力1350r(例えば、コンピュータシステム600のマイクロフォンを介して)を検出する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザ入力1350r(例えば、「Heyアシスタント」)の1つ以上のキーワードを検出し、ユーザ入力1350rのキーワードを検出したことに応じて、ユーザ入力1350rに関連付けられた動作を実行する(例えば、ストップウォッチ動作を開始する)。ユーザ入力1350rを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Lに示すように、ストップウォッチユーザインタフェース1338を表示する。
図13Kで、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作し、ユーザ入力1350sの1つ以上のキーワードを検出するように構成された第2のコンピュータシステム1300のマイクロフォンを無効化及び/又は非アクティブ化する。したがって、第2のコンピュータシステム1300は、ユーザ入力1350sを検出せず、及び/又は他の方法でユーザ入力1350sに基づいて動作を実行しない。したがって、第2のコンピュータシステム1300は、
図13Lに示すように、ユーザインタフェースを表示しないことを継続する(例えば第2のコンピュータシステム1300は、表示デバイス1300aを非アクティブ化及び/又はオフにする)。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300がストップウォッチ動作を実行することを要求する1つ以上のユーザ入力を検出したことに応じて、ストップウォッチユーザインタフェース1338を表示し、及び/又はストップウォッチ動作を実行するように構成されている。
【0490】
低電力モードで動作している間、バックグラウンド動作を取り止める及び/又は行わないことに加えて、第2のコンピュータシステム1300は、低電力モードで動作しているとき(例えば、一組の1つ以上の基準が満たされたとき)、通知の出力、表示、及び提供を遅らせるように構成されている。例えば、
図13Mでは、コンピュータシステム600は、第1の通知のインジケーションを受信し、第1の時間(例えば、「10:09」)に第1の通知1340を表示する。コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が通常の動作モードのアクティブモードで動作するか、又は非アクティブモードで動作するかに関係なく、第1の時間に第1の通知1340を表示するように構成されている。
図13Mで、第2のコンピュータシステム1300は、第1の時間(例えば、「10:09」)に第1の通知1340を表示することを取り止める。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、依然として第1の時間に第1の通知1340のインジケーションを受信するが、第2のコンピュータシステム1300は、第1の時間に第1の通知1340を出力及び/又は表示することを取り止め、第2のコンピュータシステム1300のバッテリ使用を節約する。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、所定の時間及び/又は所定の時間間隔で通知バンドルを提供、出力、及び/又は表示するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、最後の時間に受信された全ての通知が個別の通知バンドルに含まれるように、毎時の最初に通知バンドルを出力及び/又は表示する。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、1つ以上のユーザ入力(例えば、ユーザ入力1350q)を検出したことに応じて、第1の通知1340を表示するように構成されている。
【0491】
図13Nで、コンピュータシステム600は、第2の通知のインジケーションを受信し、第1の時間の後の第2の時間(例えば、「10:23」)に第2の通知1342を表示する。コンピュータシステム600は、第1の時間と第2の時間との間に別の通知のインジケーションを検出しない。コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が通常の動作モードのアクティブモードで動作するか、又は非アクティブモードで動作するかに関係なく、第2の時間に第2の通知1342を表示するように構成されている。
図13Nで、第2のコンピュータシステム1300は、第2の時間(例えば、「10:23」)に第2の通知1342を表示することを取り止める。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、依然として第2の時間に第2の通知1342のインジケーションを受信するが、第2のコンピュータシステム1300は、第2の時間に第2の通知1342を出力及び/又は表示することを取り止め、第2のコンピュータシステム1300のバッテリ使用を節約する。更に、
図13Nでは、第2のコンピュータシステム1300は、第1の時間と第2の時間との間に別の通知のインジケーションを受信しない。
【0492】
図13Oでは、コンピュータシステム600は、時計文字盤ユーザインタフェース1302を表示し、新規通知のインジケーションを検出しない(例えば、コンピュータシステム600は、第1の時間及び第2の時間)後に第3の時間(例えば、「11:01」)に第1の通知1340及び/又は第2の通知1342を表示しない。コンピュータシステム600は、第2の時間と第3の時間との間に別の通知のインジケーションを受信しない。
図13Oでは、第2のコンピュータシステム1300は、第1の時間及び第2の時間の後の第3の時間に通知バンドル1344を表示する。第2のコンピュータシステム1300は、第2の時間と第3の時間との間に別の通知のインジケーションを受信しない。通知バンドル1344は、第2のコンピュータシステム1300が第3の時間に第1の通知1340及び第2の通知1342を出力及び/又は表示するように、第1の通知1340及び第2の通知1342を含む。上記のように、いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、所定の時間間隔(例えば、10分ごと、30分ごと、又は1時間ごと)で通知バンドル1344を提供、出力、及び/又は表示する。したがって、第2のコンピュータシステム1300は、通知が受信されたと表示するというのではなく、前の時間間隔内(例えば、直前の10分以内、30分以内、又は1時間以内)に受信した全ての通知を提供、出力、及び/又は表示することによって、バッテリ使用を節約する。いくつかの実施形態では、所定の時間間隔は、均一な時間間隔(例えば、毎時の最初)である。いくつかの実施形態では、所定の時間間隔は、ユーザ入力に基づくものであり、所定の時間間隔は不均一であり、及び/又は最後に検出されたユーザ入力に基づいて変化する。上記のように、いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、1つ以上のユーザ入力を検出したことに応じて、第3の時間の前に第1の通知1340及び/又は第2の通知1342を提供、出力、及び/又は表示するように構成されている。
【0493】
第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作する場合であっても、第2のコンピュータシステム1300は、(例えば、ユーザ入力及び/又はユーザ要求を受信することなく)1つ以上の所定の動作を実行するように構成されている。いくつかの実施形態では、1つ以上の所定の動作は、第2のコンピュータシステム1300のユーザの安全性及び/又はコンピュータシステム1300のユーザによって有効にされた特徴に関連付けられる。
【0494】
例えば、
図13Pで、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの転倒を示すイベントを検出したことに応じて、転倒検出ユーザインタフェース840を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600のユーザの物理的な動きについて、コンピュータシステム600に情報を提供する、動きセンサ及び/又は加速度計などの1つ以上のセンサを含む。1つ以上のセンサから受信した情報が、コンピュータシステム600のユーザが転倒したことを示す(及び/又は情報が閾値を超えるデータを含む)とコンピュータシステム600が判定すると、コンピュータシステム600は、転倒検出ユーザインタフェース840を表示する。また、
図13Pで、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300のユーザの転倒を示すイベントを検出したことに応じて、転倒検出ユーザインタフェース840を表示する。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作するときでも、第2のコンピュータシステム1300のユーザの物理的な動きに関する情報を第2のコンピュータシステム1300に提供する、動きセンサ及び/又は加速度計などの1つ以上のセンサを含んでいる。1つ以上のセンサから受信した情報が、第2のコンピュータシステム1300のユーザが転倒したことを示す(及び/又は情報が閾値を超えるデータを含む)と第2のコンピュータシステム1300が判定すると、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作する場合でも、第2のコンピュータシステム1300は、転倒検出ユーザインタフェース840を表示する。
【0495】
図13Pで、転倒検出ユーザインタフェース840は、情報インジケータ840a、非常用サイレンユーザインタフェースオブジェクト840b、及び却下ユーザインタフェースオブジェクト840cを含む。情報インジケータ840aは、コンピュータシステム600のユーザが転倒した可能性があることをコンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300が検出したことの視覚的インジケーション及び/又は情報を提供する。非常用サイレンユーザインタフェースオブジェクト840bは、選択及び/又は対話がなされたときに、非常用サイレン動作を開始するように構成される(例えば、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300はオーディオ820を出力する)。却下ユーザインタフェースオブジェクト840cは、選択されると、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300に、転倒検出ユーザインタフェース840を表示することを停止させ、以前に(例えば、通常の動作モードで)表示されたユーザインタフェースを表示し、及び/又は(例えば、低電力モードで)ユーザインタフェースを表示することを取り止めるように構成されている。
【0496】
図13Qで、コンピュータシステム600は、端末1348を検出したことに応じて、アカウントユーザインタフェース1346を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が端子1348から所定の距離内に配置されたときにコンピュータシステム600に情報を提供する、近接センサ、近距離通信センサ、及び/又はBluetoothセンサなどの1つ以上のセンサを含む。コンピュータシステム600が、1つ以上のセンサから受信された情報が、コンピュータシステム600が端末1348から所定の距離内にあることを示すと判定した場合、コンピュータシステム600は、アカウントユーザインタフェース1346を表示する。
図13Qで、アカウントユーザインタフェース1346は、コンピュータシステム600での使用のために承認された個別の(例えば、取引アカウント、銀行アカウント、アクセスアカウント、及び/又は輸送アカウント)に関連付けられている。コンピュータシステム600は通常の動作モードで動作するため、コンピュータシステム600が端末1348を検出すると、コンピュータシステム600は、個別のアカウントを認証、アクセス、及び/又は使用するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、コンピュータシステム600が通常の動作モードで動作している間、個別のアカウントに対するエクス押圧モード設定が有効であるかどうかにかかわらず、コンピュータシステム600が端末1348を検出すると、個別のアカウントを承認、アクセス及び/又は使用するように構成されている。
【0497】
更に、
図13Pで、第2のコンピュータシステム1300は、端末1348を検出したことに応じて、アカウントユーザインタフェース1346を表示する。いくつかの実施形態では、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300が端子1348から所定の距離内に配置されたときに第2のコンピュータシステム1300に情報を提供する、近接センサ、近距離通信センサ、及び/又はBluetoothセンサなどの1つ以上のセンサを含む。
図13Pで、アカウントユーザインタフェース1346に関連付けられた個別のアカウントのエクス押圧モード設定が、第2のコンピュータシステム1300に対して有効にされる。したがって、第2のコンピュータシステム1300が、1つ以上のセンサから受信した情報が、第2のコンピュータシステム1300が端末1348から所定の距離内にあることを示すと判定すると、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作している場合でも、アカウントユーザインタフェース1346を表示する。
【0498】
いくつかの実施形態では、アカウントユーザインタフェース1346に関連付けられた個別のアカウントのエクス押圧モード設定により、第2のコンピュータシステム1300は、第2のコンピュータシステム1300のユーザからの更なる許可を必要とせずに、個別のアカウントを承認、アクセス、及び/又は使用できる。すなわち、第2のコンピュータシステム1300のユーザは、第2のコンピュータシステム1300が個別のアカウントを承認、アクセス、及び/又は使用することを可能にするために、生体認証及び/又はパスワードを提供する必要はない。いくつかの実施形態では、個別のアカウントについてのエクス押圧モード設定が無効及び/又はアクティブでなく、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作するとき、第2のコンピュータシステム1300は、端末1348を検出したことに応じて、個別のアカウントを承認、アクセス、及び/又は使用する(及び任意選択的に、アカウントユーザインタフェース1346を表示する)ように構成されていない。しかしながら、エクス押圧モード設定が無効にされている場合であっても、第2のコンピュータシステム1300が低電力モードで動作している間、第2のコンピュータシステム1300は、個別のアカウントを許可、アクセス、及び/又は使用することを要求する1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、個別のアカウントを依然として許可、アクセス、及び/又は使用できる(例えば、第2のコンピュータシステム1300は、追加のユーザ入力を検出することなく、個別のアカウントを自動的に許可、アクセス、及び/又は使用するように構成されていない)。
【0499】
低電力モードで動作することに加えて、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300はまた、低電力モードと比較して、コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300のバッテリ使用を更に低減する、第2の低電力モードで動作するように構成されている。例えば、
図13Rで、コンピュータシステム600は、モード選択ユーザインタフェース1352を表示する。
図13Rはモード選択ユーザインタフェース1352を表示するコンピュータシステム600を示すが、第2のコンピュータシステム1300はまた、モード選択ユーザインタフェース1352を表示し、及び/又は第2の低電力モードで動作するように構成されている。
【0500】
図13Rで、コンピュータシステム600は、第1のモードユーザインタフェースオブジェクト1352a、第2のモードユーザインタフェースオブジェクト1352b、及び第3のモードユーザインタフェースオブジェクト1352cを含むモード選択ユーザインタフェース1352を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ワークアウトアプリケーションの設定ユーザインタフェースにナビゲートする1つ以上のユーザ入力を検出したことに応じて、モード選択ユーザインタフェース1352を表示する。例えば、
図13Rでは、モード選択ユーザインタフェース1352は、ユーザがワークアウト動作を開始したことに応じて、コンピュータシステム600が動作するモードを選択することを可能にするように構成されている。すなわち、コンピュータシステム600は、ワークアウト動作を開始したことに応じて、特定の動作モードに自動的に遷移する(又は、それで動作し続ける)。
図13Rで、第1のモードユーザインタフェースオブジェクト1352aは、
図13A~
図13Qに関して上述した低電力モードに対応する。更に、第3のモードユーザインタフェースオブジェクト1352cは、
図13A~
図13Qに関して上述した通常の動作モードに対応する。
【0501】
第2のモードユーザインタフェースオブジェクト1352bは、低電力モードと比較してコンピュータシステム600のバッテリ使用を更に低減する第2の低電力モードに対応する。いくつかの実施形態では、第2の低電力モードは、低電力モード及び/又は通常の動作モードと比較して、コンピュータシステム600の1つ以上の動作の性能を更に制限及び/又は限定する。コンピュータシステム600は、生体認証センサ、動きセンサ、及び/又はマイクロフォンなどの1つ以上のセンサ、並びにアンテナ(例えば、セルラアンテナ、Bluetoothアンテナ、Wi-Fiアンテナ、及び/又は別の無線通信アンテナ)を含む。コンピュータシステム600が第2の低電力モードで動作するとき、コンピュータシステム600は、低電力モード(及び通常の動作モード)と比較して、1つ以上のセンサ及び/又はアンテナのアクティブ化頻度を減少させる。例えば、低電力モード(及び通常の動作モード)と比較して、第2の低電力モードで動作する場合、コンピュータシステム600は、より短い間隔で1つ以上のセンサ及び/又はアンテナをアクティブ化し、より長い期間で1つ以上のセンサ及び/又はアンテナをオフにし、及び/又は、より低い頻度で1つ以上のセンサ及び/又はアンテナを動作させる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、第2低電力モードで動作するときに、1つ以上のセンサ及び/又はアンテナを使用してバックグラウンド動作を実行しないが、コンピュータシステム600は、低電力モード及び/又は通常のモードで動作するときに、1つ以上のセンサ及び/又はアンテナを使用してバックグラウンド動作を実行する。
【0502】
コンピュータシステム600及び/又は第2のコンピュータシステム1300は、電源オフ及び/又はシャットダウンしても時間のインジケーションを表示するように構成されている。例えば、
図13S~
図13Uは、コンピュータシステム600が電源オフ及び/又はシャットダウンされ、それでもユーザ入力に応じて時間のインジケーションを表示していることを示している。
図13S~
図13Uは、コンピュータシステム600が電源オフ及び/又はシャットダウンされた時間のインジケーションを表示するコンピュータシステム600の能力を示しているが、第2のコンピュータシステム1300もまた、第2のコンピュータシステム1300が電源オフ及び/又はシャットダウンされたときに時間のインジケーションを表示するように構成されている。
【0503】
図13Sで、コンピュータシステム600は、第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力1350t(例えば、ロング押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350tを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Sに示すように、電源オフユーザインタフェース1354を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、所定の時間にわたってユーザ入力1350tを検出したことに応じて、電源オフ及び/又はシャットダウンする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユーザインタフェースオブジェクト1354aの電源オフユーザインタフェース1354の電源オフに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、電源オフ及び/又はシャットダウンする。
【0504】
所定の時間にわたるユーザ入力1350tを検出したことに応じて、及び/又は電源オフユーザインタフェースオブジェクト1354aに対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Tに示すように、シャットダウン及び/又は電源オフする。
【0505】
図13Tで、コンピュータシステム600は、表示デバイス602がユーザインタフェースを表示しないように電源オフ及び/又はシャットダウンされる。
図13Tで、コンピュータシステム600は、第2のハードウェア入力デバイス606bに対応するユーザ入力1350u(例えば、押圧ジェスチャ又は他の選択/ナビゲーション入力)を検出する。ユーザ入力1350uを検出したことに応じて、コンピュータシステム600は、
図13Uに示すように、時間インジケータ1356を表示する。
【0506】
図13Uで、コンピュータシステム600は電源オフ及び/又はシャットダウン状態であるが、ユーザ入力1350uを検出したことに応じて、時間インジケータ1356(例えば、時間のデジタルインジケーション)を依然として表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム600は、ユは、ユーザ入力1350uを検出し、時間インジケータ1356を表示させるために表示デバイス602を電源オンさせるが、他の構成要素(例えば、センサ及び/又はアンテナ)を電源オンさせることはない。したがって、コンピュータシステム600(及び第2のコンピュータシステム1300)は、電源オフ及び/又はシャットダウン状態であるにもかかわらず、時間インジケータ1356を表示するように構成されている。
【0507】
図14は、いくつかの実施形態に係る、コンピュータシステムを使用して低電力動作モード時に動作を実行する方法を示すフロー図である。方法1400は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300a)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、プロジェクタ、表示画面、表示モニタ、及び/又はホログラフィックディスプレイ)と通信しているコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)(例えば、電子デバイス、スマートフォン又はスマートアウトなどのスマートデバイス、モバイルデバイス)、及び1つ以上のセンサ(例えば602)(例えば、1つ以上のアンテナ、無線、動きセンサ、加速度計、心拍センサ、血中酸素センサ、心電図センサ、マイクロフォン、及び/又は近距離無線通信(「NFC」)センサ))で実行される。方法1400のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
【0508】
後述するように、方法1400は、低電力動作モードのときに動作を実行するための直感的な方法を提供する。この方法は、バッテリ電力を節約するためのユーザの認知負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマンマシンインタフェースを作り出す。バッテリ駆動のコンピューティングデバイスの場合、ユーザがペースをより迅速かつ効率的に節約できるようにすることで、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が増加する。
【0509】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、1つ以上のセンサ、(例えば、1つ以上のセンサは、データを受信及び/又は収集するように構成されており、コンピュータシステムは、受信及び/又は収集したデータに基づいて、第1の動作(例えば、それぞれのユーザインタフェースの表示の表示及び/又は更新、通知の表示及び/又は出力、並びにコンピュータシステムの状態の変更)を実行する)に関連付けられた第1の動作(例えば、転倒検知、活動追跡、非接触型支払端末の検知、及び/又は時計/時間機能(例えば、時間インジケータを含むユーザインタフェースの表示)など、コンピュータシステムが通常動作モード又は低電力動作モードのいずれで動作しているかに関わらず実行するよう構成されている動作)を実行することを求める要求に対応するユーザ入力(例えば、1350j、1350k、1350n、及び/又は1350o)(例えば、コンピュータシステムと通信しているタッチセンシティブ表示デバイス(例えば、表示生成構成要素)によって受信及び/又は検出されるタッチジェスチャ(例えば、タップジェスチャ、タップ及び保持ジェスチャ、スワイプジェスチャ、及び/又は動作成分を有するタップジェスチャ)、押圧入力、押圧及び保持入力、及び/又はコンピュータシステムと通信する1つ以上のハードウェア入力デバイスによって受信及び/又は検出される回転入力等のユーザ入力並びに手首を上げるジェスチャ等のエアジェスチャ))を検出する(1402)。
【0510】
ユーザ入力(例えば、1350j、1350k、1350n、及び/又は1350o)の検出に応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の動作モード又は第2の動作モードにあるかどうかに関係なく(例えば、第1の動作は、コンピュータシステムが第1の動作モード(例えば、通常の動作モード)で動作しており、コンピュータシステムが第2の動作モード(例えば、低電力動作モード)で動作しているときに実行される)1つ以上のセンサからの第1の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第1の動作を実行する(1404)(例えば、第1の動作(例えば、ユーザインタフェースの表示を表示及び/又は更新すること、通知を表示及び/又は出力すること、及び/又は1つ以上のセンサによって収集、感知、検出、及び/又は受信されたデータ及び/又は情報に基づきコンピュータシステムの状態を変更すること)を実行する)。ここで、第2の動作モードは、第1の動作モードよりも低い電力モードの動作(例えば、第2の動作モードは、コンピュータシステムが、コンピュータシステムの1つ以上の動作の性能を制限及び/又は抑制することにより、電力消費を低減し、電池寿命を延ばすように動作することを含む低電力動作モードである(例えば、常時オンディスプレイ及び/又は1つ以上のセンサ(例えば。心拍センサ及び/又はマイクロフォン)のアクティブ化、コンピュータシステムの1つ以上のアンテナ、無線、及び/又はセンサのアクティブ化頻度の低減(例えば、通常の電力モード時よりも長い時間間隔でアクティブ化)、並びにコンピュータシステムとサーバ、ルータ、インターネット接続、又は携帯電話接続との通信の停止及び/又は一時停止)である。
【0511】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第1の動作モード(例えば、コンピュータシステムの1つ以上の通常動作モード(例えば、常時表示及び/又は1つ以上のセンサ(例えば、心拍センサ及び/又はマイクロフォン)のアクティブ化を制限せず、コンピュータシステムの1つ以上のアンテナ、無線及び/又はセンサのアクティブ化の頻度を減らさず(例えば、通常の電アクティブ化する)、及び/又はコンピュータシステムとサーバ、ルータ、インターネット接続、及び/又はセルラ接続との間の通信を停止させず及び/又は一時停止させない)、コンピュータシステムを含む動作モード)で動作している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し(1406)(例えば、センサ測定値に基づいて決定されたイベントを検出するための1つ以上の基準に対してセンサ測定値を定期的に評価すること)(いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ユーザ入力を受信及び/又は検出することなく、第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視)、及び、個別の条件が発生したと判定されたことに従い(例えば、第2の組の1つ以上のセンサ測定値が、一組の基準を満たす(例えば、閾値を満たす、イベントのインジケーションを含む、及び/又は時間依存のデータ及び/又は情報を含む)ことにより、コンピュータシステムに、データ及び/又は情報の記録、ユーザインタフェースの表示の表示及び/又は更新、通知の表示及び/又は出力、並びにデバイスの状態間の変化を含む第2の動作を行わせる)(いくつかの実施形態では、個別の条件は、コンピュータシステムは、所定の位置(例えば、ユーザが表示生成構成要素を見ることを示す位置(例えば、ユーザがコンピュータシステムを手首に装着しており、手首が上がった状態))に向けられる)ときに発生する)、コンピュータシステムが時計文字盤ユーザインタフェースではないユーザインタフェースを表示している、及び/又は、コンピュータシステムの非活動に関連していないユーザインタフェースを表示している、及び/又は、コンピュータシステムが第1の動作モードで動作していることを検出及び/又は判定した時点から所定の時間内にユーザ入力を検出している)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて(例えば、ユーザインタフェース1302、1336、及び/又は1338を表示する)、第2の動作(例えば、データを記録、ユーザに通知を提供、及び/又はデバイスの状態を変更)を実行する(1406)。
【0512】
コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の動作モードから第2の動作モードへのコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の遷移に対応するイベントの発生(例えば、低電力モード及び/又はデバイスに入るためのユーザ要求が閾値バッテリレベルを下回るバッテリレベルに達する)を検出する(1408)。
【0513】
イベントの発生の検出に応じて(例えば、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行した後)、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し(1410)((例えば、第2の組の1つ以上のセンサ測定値)を、1つ以上のセンサの検知機能を無効にする、オフにする、一時停止する、及び/又は中断することによって、例えば、センサ測定値の受信を停止する))、個別の条件が発生した場合に、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて第2の動作(例えば、ユーザインタフェース1302、1336、及び/又は1338を表示)を実行するためのコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の能力を無効にする(1410)(従って、例えば、デバイスが第2の動作モードにある間に個別の条件が発生した場合でも、デバイスは、デバイスが第2の動作モードにある間に1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行しない)。
【0514】
コンピュータシステムが第1の動作モード又は第2の動作モードにあるかどうかに関係なく、第1の動作を実行し、コンピュータシステムが第1の動作モードから第2の動作モードに遷移するイベントの発生を検出したことに応じて、1つ以上のセンサからのセンサ測定値の監視を停止し、第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にすることにより、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作するときに、ユーザは、ユーザ入力がない場合のバックグラウンド動作を防止し、バッテリ電力を節約しながら、ユーザ入力によりコンピュータシステムに動作を実行させることができる一方、それによって、コンピュータシステムのバッテリ寿命が延びる。
【0515】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の動作モードで動作しているが、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2のユーザ入力(例えば、1350j、1350k、1350n、及び/又は1350o)(例えば、1つ以上のタップジェスチャ及び/又は押圧ジェスチャ)第3の動作を実行することを求める要求(例えば、コンピュータシステムが、検出されたユーザ入力に応じて実行するように構成される動作)を検出する。第3の動作を実行することを要求する第2のユーザ入力(例えば、1350j、1350k、1350n、及び/又は1350o)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、1つ以上のセンサからの第2の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第3の動作を実行する(例えば、コンピュータシステムが第2の動作モードにあっても、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、第3の動作を実行する)。第2のユーザ入力を検出したことに応じて第3の動作を実行することにより、ユーザは、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作するときにユーザ入力がない場合にバックグラウンド動作を防止してバッテリ電力を節約しながら、ユーザ入力によってコンピュータシステムに動作を実行させることができ、これによりコンピュータシステムのバッテリ寿命が長くなる。
【0516】
いくつかの実施形態では、個別の条件は、コンピュータシステムのユーザの手首が下がった位置にあることを示すコンピュータシステムの向き(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の検出を含む(例えば、コンピュータシステムは、ユーザの手首がユーザの側の表面にある及び/又は載っていることを示す位置(例えば、ユーザのウェスト及び/又はヒップ)を含むコンピュータシステムの位置及び/又は向きに関する情報を提供するように構成された1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は慣性測定ユニット)を含む)。ユーザの手首が下がった位置にあるときに1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて第2の動作を実行するコンピュータシステムの能力を無効にすることにより、コンピュータシステムの特定のバックグラウンド動作が実行されることを防止し、ユーザがコンピュータシステムと対話していない及び/又はコンピュータシステムと対話している可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延びる。
【0517】
いくつかの実施形態では、個別の条件は、表示生成構成要素(例えば、602、646a及び/又は1300a)を覆うハンドジェスチャの検出を含む(例えば、コンピュータシステムのユーザの手は、表示生成構成要素に近傍して及び/又は表示生成構成要素内に位置付けられた表示生成構成要素及び/又はセンサをカバーし、表示生成構成要素を覆うハンドジェスチャは、コンピュータシステムに表示生成構成要素を暗くする、及び/又は他の方法で表示生成構成要素を非アクティブ又は受動モードで動作させる)。表示生成構成要素を覆うハンドジェスチャが検出されたときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、コンピュータシステムが第2の動作を実行する能力を無効にすることにより、コンピュータシステムの特定のバックグラウンド動作が実行され、ユーザがコンピュータシステムと対話しない及び/又はコンピュータシステムと対話する可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延びる。
【0518】
いくつかの実施形態では、第2の動作は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース(例えば、1302)(例えば、コンピュータシステムに応じて、アクティブな状態及び/若しくはモードから非アクティブな状態及び/又はモード(例えば、スリープモード及び/又は常に表示モード)に遷移したことに応じて表示される、時計文字盤ユーザインタフェース及び/又は別のユーザインタフェース)を表示することを含む。いくつかの実施形態では、個別の条件は、コンピュータシステムをアクティブな状態及び/又はモードから非アクティブな状態及び/又はモード(例えば、スリープモード及び/又は常時表示モード)に遷移させるコンピュータシステムの動き(又は動きの欠如)を検出することに応じて発生し、コンピュータシステムの動きを検出することは、手首を下げるジェスチャ(ユーザがコンピュータシステムを見たり及び/又は対話をしていることがなさそうな、ユーザがユーザの手首を体及び/又はヒップ及び/又はウェストの近くまで下げていることを示すコンピュータの動き、及び/又は、コンピュータシステムの動きの不在)を示す情報(バックグラウンド動作の一環として収集及び/又は監視される情報)を1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の静電容量式センサ、抵抗式センサ、赤外線センサ、表面弾性波センサ、近接センサ、加速度メータ、ジャイロスコープ、モーションセンサ、慣性計測ユニット、及び/又は方向センサ)から受信することを含む。いくつかの実施形態では、ウェイクスクリーンユーザインタフェースは、コンピュータシステムの常時オンディスプレイ特徴に関連付けられたユーザインタフェースであり、コンピュータシステムが、第2の動作モードにある間に、第1の動作を実行することを求める要求に対応するユーザ入力を検出するとき、コンピュータシステムは、ウェイクスクリーンユーザインタフェースとは異なる第2のウェイクスクリーンユーザインタフェースを表示する。
【0519】
コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてウェイクスクリーンユーザインタフェースの自動表示を無効にすることにより、ユーザがコンピュータシステムと対話していない及び/又はコンピュータシステムと対話している可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0520】
いくつかの実施形態では、ウェイクスクリーンユーザインタフェース(例えば、1302)は、時間のインジケーション(例えば、1302i)(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェースは、現在の時刻のインジケーション(例えば、デジタルインジケーション及び/又はアナログインジケーション)を含む時計文字盤ユーザインタフェースである)と、1つ以上のコンプリケーション(例えば、1302a~1302h)(例えば、コンピュータシステムのアプリケーションに関連付けられ、任意選択的にアプリケーションに関連する情報を含み、及び/又はユーザ入力を介して選択された場合にコンピュータシステムに動作を実行させる(例えば、個別のアプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースを表示させる)、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト)とを含む。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてウェイクスクリーンユーザインタフェースの自動表示を無効にすることにより、ユーザがコンピュータシステムと対話していない及び/又はコンピュータシステムと対話している可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0521】
いくつかの実施形態では、ウェイクスクリーンユーザインタフェース(例えば、1302)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のロックユーザインタフェース(例えば、時計文字盤ユーザインタフェースコンピュータシステムがロック解除状態及び/又はモード(例えば、ユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムが1つ以上の動作を実行するように構成された状態及び/又はモード)からロック状態及び/又はモード((例えば、ユーザ入力の検出に応じて1つ以上の動作をコンピュータシステムが実行することを無効化、防止、及び/又はブロックし、オプションとして、ユーザ入力の検出に応じて1つ以上の動作を実行する代わりに、認証ユーザインタフェースを表示する状態及び/又はモード)へ遷移したことに応じて表示される別のユーザインタフェース)である。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてロックユーザインタフェースの自動表示を無効にすることにより、ユーザがコンピュータシステムと対話していない及び/又はコンピュータシステムと対話している可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0522】
いくつかの実施形態では、第2の動作は、コンピュータシステムのユーザ(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の生体認証特徴(例えば、1324b及び/又は1326)を監視することを含む。(例えば、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサ(例えば、心拍数センサ、血中酸素センサ、心電図センサ、及び/又はマイクロフォンなどの生体認証センサ)からのユーザの生体認証特徴(例えば、心拍数、血中酸素濃度、心電図読取値、及び/又はノイズの量)に関する情報を受信する)。いくつかの実施形態では、生体認証特徴に関する情報が、通知を出力するための一組の1つ以上の基準(例えば、生体認証特徴に関する情報が、生体認証特徴の測定値が閾値測定値を超えることを示す)を満たす場合、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1の動作モードにある間に通知を出力し、コンピュータシステムが第2の動作モードにある間に(例えば、及び個別の条件が発生した(例えば、コンピュータシステムが受動的及び/又は非アクティブな状態である))通知を出力することを取り止める。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの1つ以上のセンサは、コンピュータシステムが第1の動作モードで動作する間はバックグラウンドでユーザの生体認証特徴を監視するが、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作する間はバックグラウンドでユーザの生体認証特徴を監視しない。いくつかの実施形態では、第1の動作を行うことを求める要求に対応するユーザ入力は、ユーザの生体認証特徴の測定を提供することを要求するユーザ入力(例えば、生体認証特徴アプリケーションに移動することを要求するユーザ入力及び/又は生体認証特徴を監視及び/又は測定するためにコンピュータシステムを1つ以上のセンサをアクティブ化させるユーザインタフェースオブジェクトの選択)を含み、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1の動作モード又は第2の動作モードのいずれで動作しているかにかかわらず、ユーザの生体認証特徴の測定値を提供する。
【0523】
コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザの生体認証特徴の監視を無効にすることにより、ユーザが生体認証特徴に関する情報を要求しない又はその可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0524】
いくつかの実施形態では、生体認証特徴は、心拍数(例えば、1324b及び/又は1326)を含む(例えば、コンピュータシステムは、ユーザの心拍数に関連するアラート及び/又は情報を出力できるように、1つ以上のセンサは、コンピュータシステムのユーザの心拍数を示す情報をコンピュータシステムに提供するように構成された心拍センサ(例えば、電気心拍センサ、光学心拍センサ、心電センサ、光電センサ)を含む)。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザの心拍数の監視を無効にすることにより、ユーザが心拍数に関する情報を要求しない又はその可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0525】
いくつかの実施形態では、生体認証特徴は、血中酸素を含む(例えば、1つ以上のセンサは、コンピュータシステムにコンピュータシステムのユーザの血中酸素を示す情報を提供するように構成された血中酸素センサ(例えば、パルスオキシメータ、電気化学的酸素センサ、ジルコニア酸素センサ、光学酸素センサ、赤外線酸素センサ、及び/又は超音波酸素センサを含み、コンピュータシステムは、ユーザの血中酸素に関連付けられたアラート及び/又は表示情報を出力できる)。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザの血中酸素の監視を無効にすることにより、ユーザが血中酸素に関する情報を要求しない又はその可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0526】
いくつかの実施形態では、第2の動作は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のユーザの活動(例えば、ユーザインタフェース1336の表示)の検出(例えば、コンピュータは、1つ以上のセンサ(例えば、心拍センサ、血中酸素濃度センサ、及び/又は心電図センサ等の生体センサ、加速度メータ、ジャイロスコープ、動きセンサ、方向センサ、慣性計測ユニット、及び/又は全地球測位センサ(「GPS」)からユーザの身体運動及び/又は活動に関する情報(例えば、ユーザが歩行、走行、及び/又は運動しているという情報を示す)を受信する)。いくつかの実施形態では、ユーザの物理的動き及び/又は活動に関する情報(例えば、生体認証特徴の情報は、ユーザが歩いている、走っている、及び/又は運動していることを示す)が、ユーザにワークアウト動作を開始するように促す通知を出力するための一組の1つ以上の基準を満たす場合、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1の動作モードにある間に通知を出力し、コンピュータシステムが第2の動作モード(例えば、及び個別の条件が発生した(例えば、コンピュータシステムが受動的及び/又は非アクティブな状態である))にある間は通知の出力を取り止める。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの1つ以上のセンサは、コンピュータシステムが第1の動作モードで動作する間は、バックグラウンドでユーザの物理的な動き及び/又は活動を監視するが、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作する間は、バックグラウンドでユーザの物理的な動き及び/又は活動を監視しない。いくつかの実施形態では、第1の動作を行うことを求める要求に対応するユーザ入力は、ワークアウト動作を開始することを要求するユーザ入力(例えば、ワークアウトアプリケーションへのナビゲーションを要求するユーザ入力、及び/又は、コンピュータシステムにユーザの身体運動及び/又は活動を追跡及び/又は監視させるユーザインタフェースオブジェクトの選択)を含み、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1の動作モード又は第2の動作モードのいずれで動作しているかにかかわらず、ワークアウト動作を開始する。
【0527】
コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザの活動の自動検出を無効にすることにより、ユーザがユーザの活動の監視及び/又は追跡を要求する可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0528】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムのユーザの活動の検出(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、((例えば、1つ以上のセンサ(例えば。心拍センサ、血中酸素濃度センサ、及び/又は心電図センサ、加速度メータ、ジャイロスコープ、運動センサ、方向センサ、慣性計測ユニット、及び/又は全地球測位センサ(「GPS」)などの生体センサ)から受け取った情報に基づく)ユーザの運動の検出(例えば、ユーザインタフェース1336を表示)を含み、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、ユーザの運動の検出後に運動追跡動作(ユーザインタフェース1324を表示する)を開始するよう構成される(例えば、コンピュータシステムは、ユーザが歩行、走行、及び/又は運動をしていることを示す情報を1つ以上のセンサから受信し、情報を受信したことに応じて、ユーザに運動追跡動作の開始を促す通知を表示し、選択されると運動追跡動作を開始する)。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザの運動検出後の追跡動作の自動開始を無効にすることにより、ユーザがユーザの活動の監視及び/又は追跡を要求する可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0529】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)のユーザの活動の検出は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が位置する物理的環境におけるオーディオの検出を含む(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが配置されている物理環境におけるオーディオが閾値ボリュームレベルを超えていることを示す情報を1つ以上のセンサ(例えば、マイクロフォン)から受信し、該情報の受信に応じて、コンピュータシステムが配置されている物理環境におけるオーディオに関連する通知及び/又はアラートを表示する)。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてコンピュータシステムが位置する物理的環境のオーディオの自動検出を無効にすることにより、ユーザがコンピュータシステムに物理的環境のオーディオの監視及び/又は追跡を要求する可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0530】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムのユーザの活動の検出(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、ユーザによる手洗浄の検出を含む(例えば、コンピュータシステムは、ユーザが手を洗浄中であることを示す情報(例えば、ユーザが手を洗浄している動きを示す、コンピュータシステムの検出された動き)を1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、動きセンサ、慣性測定ユニット、及び/又は方向センサ)から受け取り、情報を受け取ったことに応じて、選択されると、コンピュータシステムに手洗浄動作を開始させる通知及び/又はアラートを表示する)。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザの手洗浄の自動検出を効にすることにより、ユーザが手洗浄の監視及び/又は追跡を要求する可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0531】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムのユーザの活動の検出(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、(例えば、1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、動きセンサ、慣性測定ユニット、及び/又は方向センサ)から受け取った情報を介した)所定の距離内の非接触支払い端末(例えば、13483)の位置へのコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の移動の検出を含む。(例えば、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサ(例えば、近距離通信センサ及び/又は近接センサ)から、コンピュータシステムが非接触支払端末(例えば、ユーザのエクス押圧アカウントではないユーザのアカウントに関連付けられた非接触支払端末)の所定の距離内に位置することを示す情報を受信し、この情報の受信に応じて、取引動作を開始し、及び/又は非接触支払端末の検出に関連する通知及び/又はアラートを表示する))。コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいて、コンピュータシステムが非接触支払端末の所定距離内にあることの自動検出を無効にすることにより、コンピュータシステムが非接触支払取引をユーザが要求する可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0532】
いくつかの実施形態では、第2の動作は、コンピュータシステムのユーザによって発話されたキーワードを示すオーディオを検出したことに応じて、ボイスアシスタントを開始する(例えば、ユーザ入力1350rを検出したことに応じてユーザインタフェース1338を表示する)ことを含む(例えば、コンピュータは、コンピュータシステムのユーザの、ユーザによって発話されたキーワードを含むスピーチを含むオーディオ情報を1つ以上のセンサ(例えば、マイクロホン)から受信する)。いくつかの実施形態では、オーディオ情報がキーワードを有するスピーチを含む場合、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1の動作モード(例えば、オーディオ情報を元にした動作を実行する)にある間は、ボイスアシスタント動作を開始し、コンピュータシステムが第2の動作モードにある(及び、例えば、個別の条件(例えば、コンピュータシステムが受動及び/又は非アクティブな状態である)が発生している)間は、ボイスアシスタント動作の開始を取り止める。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの1つ以上のセンサは、コンピュータシステムが第1の動作モードで動作する間はバックグラウンドでオーディオ情報を監視するが、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作する間はバックグラウンドでオーディオ情報を監視しない。いくつかの実施形態では、第1の動作を行うことを求める要求に対応するユーザ入力は、ボイスアシスタンの開始を要求するユーザ入力(例えば、ボイスアシスタントントアプリケーションへのナビゲーションを要求するユーザ入力、及び/又は、コンピュータシステムにボイスアシスタント動作を開始させるユーザインタフェースオブジェクトの選択)を含み、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第1の動作モード又は第2の動作モードのいずれで動作しているかにかかわらず、ボイスアシスタント動作を開始する。
【0533】
コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、1つ以上のセンサからのセンサ測定値に基づいてユーザによって発話されたキーワードを示すオーディオの自動検出を無効にすることにより、コンピュータシステムがボイスアシスタント動作を行うことをユーザが要求しない又はその可能性が低いときにバッテリ電力を節約し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命が延長される。
【0534】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の動作モードが動作している間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)と通信している1つ以上の無線アンテナ(例えば、Bluetoothアンテナ、Wifiアンテナ、及び/又はセルラネットワークアンテナ)の運転頻度を低減する(例えば、無線アンテナが動作する時間を減らす、無線アンテナが動作するときに期間及び/又はバースト間の長さを増加させることにより、及び/又は無線アンテナがアクティブでない、及び/又は他の方法で動作していない時間を増加させる)(例えば、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作するとき、コンピュータシステムが第1の動作モードで動作する場合と比較して、無線アンテナの活動が低減される。1つ以上の無線アンテナの運転頻度が低減することにより、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している間にユーザがいるときのバッテリ電力を節約し、それによって。コンピュータシステムのバッテリ寿命を向上させる。
【0535】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が第2の動作モードで動作している間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646)は、及び/又は1300)はセンサからの第3の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し(例えば、センサ測定値に基づいて決定されたイベントを検出するための1つ以上の基準に対してセンサ測定値を定期的に評価する)(いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ユーザ入力を受信及び/又は検出せずに第2の組の1つ以上のセンサ測定値を監視する)、1つ以上のセンサからの第3の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第3の動作(例えば、データの記録、ユーザへの通知の提供及び/又はデバイスの状態の変更)を実行する(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第2の動作モード(例えば、低電力動作モード)にある場合でも、第3の組の1つ以上のセンサ測定値を監視し、第3の動作を実行するように構成されている)。コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している間に、第3の組の1つ以上のセンサ測定値に基づいて第3の動作を実行することにより、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している場合でも、コンピュータシステムに時間依存及び/又は緊急と見なされる所定の動作を実行させ、それによって、コンピュータシステムの安全機能が向上する。
【0536】
いくつかの実施形態では、センサ(例えば、心拍数センサ、血中酸素濃度センサ、及び/又は心電図センサなどの生体認証センサ、加速度計、ジャイロスコープ、モーションセンサ、方向センサ、慣性測定ユニット、及び/又は全地球測位センサ(「GPS」)からの第3の組の1つ以上のセンサ測定値が、ユーザが転倒したことを示すコンピュータシステムの動きに関する情報(例えば、表示ユーザインタフェース840)を含む(例えば、第3の組の1つ以上のセンサ測定値には、コンピュータシステムのユーザの動きに関する情報が含まれており、1つ以上のセンサから受信した情報は、コンピュータシステムの動きがコンピュータシステムのユーザの転倒を示していること、及び情報が個別の基準を満たしていることを示す(例えば、情報は、コンピュータシステムが閾値速度、衝撃、及び/又は加速度を超え、これにより、ユーザが転倒し、助けが必要な可能性があることを示す))。いくつかの実施形態では、第3の動作は、ユーザが転倒したことを示すコンピュータのユーザの動きに関する情報を含む、センサからの第3の組の1つ以上のセンサ測定値を受信したことに応じて、アラート及び/又は通知を表示することを含み、アラート及び/又は通知は、ユーザが支援を要求することを可能にする1つ以上の選択可能オプション(例えば、非常用サイレンアクティブ化、緊急電話開始、及び/又は医療識別ユーザインタフェース表示)を含む。
【0537】
コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している間にユーザが転倒したことを示すコンピュータシステムのユーザの動きに関する情報を検出することにより、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している場合であっても、ユーザが緊急支援を潜在的に要求及び/又は受信することが可能になり、それにより、コンピュータシステムの安全機能が改善される。
【0538】
いくつかの実施形態では、センサからの第3の組の1つ以上のセンサ測定値(例えば、心拍数センサ、血中酸素濃度センサ、及び/又は心電図センサ、加速度計、ジャイロスコープ、動きセンサ、方向センサ、慣性測定ユニット、及び/又は大域的位置決めセンサ(「GPS」)などの生体認証センサ)は、ユーザが身体活動を実行していることを示すコンピュータシステムのユーザ(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の動きに関する情報を含む(例えば、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作する場合でも、ユーザの身体活動を監視及び/又は測定し続ける)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作するときにユーザの身体的活動を監視及び/又は測定するが、第1の動作モードと比較して、監視された、及び/又は測定された身体活動に基づく情報に基づいて、活動ユーザインタフェースの表示を更新する。
【0539】
コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している間にユーザが身体活動を実行していることを示すコンピュータシステムのユーザの動きに関する情報を検出することにより、ユーザは、追加のユーザ入力を行う必要なく、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作しているときに身体活動を追跡し続けることが可能となり、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0540】
いくつかの実施形態では、センサ(例えば、近距離通信センサ及び/又は近傍センサ)からの第3の組の1つ以上のセンサ測定値は、所定の信号をブロードキャストする支払い端末(例えば、1348)から所定の距離内にある場所へのコンピュータシステムの動きに関する情報(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を含む(例えば、支払い端末は、支払いアカウント、通話アカウント、及び/又はアクセスアカウント(例えば、モバイル鍵)などの発現トランザクション及び/又はアカウントに関連付けられた信号をブロードキャストする)。いくつかの実施形態では、所定の信号は、コンピュータシステム上の(例えば、ユーザ入力を介して)指定された1つ以上のエクス押圧トランザクション及び/又はアカウントと比較される。コンピュータシステムが第2の動作モードで動作している間に、所定の信号をブロードキャストする支払い端末から所定の距離内にある位置へのコンピュータシステムのユーザの移動に関する情報を検出することにより、コンピュータシステムが第2の動作モードにあるときに、ユーザの追加のユーザ入力を必要とせずに取引の開始を継続できるようにし、それによって、動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0541】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の動作モードで動作しているが、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、通知の生成に関連付けられたイベント(例えば、電話着信、第1のコンピュータシステムの低バッテリ、タイマの満了、及び/又はメッセージ受信))の発生を検出する。通知の生成に関連付けられたイベントの発生を検出し、及び、一組の1つ以上の基準が満たされた(例えば、コンピュータシステムが、時計文字盤ユーザインタフェースでないユーザインタフェースを表示している、及び/又はコンピュータシステムの無活動と別段関連付けられていない、コンピュータシステムが、通知の生成に関連するイベントの発生を検知してから所定の時間内にユーザ入力を検知した、及び/又はコンピュータシステムが、最後に通知及び/又は通知のバッチを表示してから所定の時間が経過した)という判定に応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、イベントに対応するアラート(例えば、1340、1342、及び/又は1344)を提供する。(例えば、通知を表示及び/又は出力する)。通知の生成に関連付けられたイベントの発生を検出たことに応じて、及び、一組の1つ以上の基準が満たされていない(例えば、コンピュータシステムが、時計文字盤ユーザインタフェースであるユーザインタフェース及び/又はその他のコンピュータシステムの非活動に関連するユーザインタフェースを表示している、コンピュータシステムが、通知の生成に関連するイベントの発生を検出してから所定の時間内にユーザ入力を検出しなかった、及び/又はコンピュータシステムが最後に通知及び/又は通知のバッチを表示してから所定の時間が経過していない)という判定に応じて、一組の1つ以上の基準が満たされるまで、イベントに関連付けられたアラート(例えば、1340、1342、及び/又は1344)(例えば、通知の表示)の提供を取り止める(例えば、コンピュータシステムが、1つ以上の通知を表示及び/又は出力することを要求するユーザ入力を検出し、及び/又は、現在時刻が所定の時刻に達する(例えば、現在時刻が時間帯のトップ(例えば、3:00pm)にある)。
【0542】
コンピュータシステムが第2の動作モードで動作する間に一組の1つ以上の基準が満たされるまで、通知イベントに関連するアラートの提供を取り止めることによって通知の出力を遅らせ、それによって、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善させることができる。
【0543】
いくつかの実施形態では、一組の1つ以上の基準は、所定の日時である現在の日時の検出を含む。(現在時刻が所定の時刻に達する(例えば、現在時刻が時間帯のトップ(例えば、3:00pm)にある)、及び/又はユーザ入力(例えば、1350p及び/又は1350q)の検出(例えば、1つ以上の通知を表示することを要求するユーザ入力(例えば、タップジェスチャ及び/又は押圧ジェスチャ))。現在時刻が所定の時間になるまで、及び/又は、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作する間にユーザ入力の検出に応じて、通知イベントに関連するアラートの提供を取り止めることにより、通知の出力を遅らせ、それによって、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善させることができる。
【0544】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)をシャットダウンすることを要求する第3のユーザ入力(例えば、1350t)(例えば、コンピュータシステムと通信しているハードウェア入力デバイス上の長い押圧)コンピュータシステムをオフ及び/又は電源ダウンすることを要求する(例えば、ユーザ入力)を検出する。コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)をシャットダウンすることを要求する第3のユーザ入力(例えば、1350t)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)をシャットダウンする(例えば、コンピュータシステムをオフにする、及び/又はコンピュータシステムの電源を切る)。コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)がシャットダウンされる間、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第4のユーザ入力(例えば、1350u)(例えば、コンピュータシステムと通信しているハードウェア入力デバイス上の押圧)を検出する。第4のユーザ入力(例えば、1350u)の検出に応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、表示生成構成要素(例えば、602、646a、及び/又は1300)を介して、時計文字盤ユーザインタフェース(例えば、1302)を表示せずに、時間インジケーション(例えば、1356)(例えば、現在の日時のデジタル及び/又はアナログインジケーション)を表示する(例えば、コンピュータシステムは、追加のユーザインタフェースオブジェクト、コンプリケーション、及び/又はアフォーダンスなしで時間のインジケーションを表示する)。
【0545】
第4のユーザ入力の検出に応じてかつコンピュータシステムがシャットダウンされている間に時間のインジケーションを表示することにより、コンピュータシステムがシャットダウンされたときでも、ユーザは、現在の時刻に関する情報を依然として取得でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0546】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の動作モードで動作している間に、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第2の動作モードで動作するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を示す状態インジケータ(例えば、1302b、1304c、1310a、1310b、及び/又は1319)(例えば、ユーザインタフェースオブジェクト、シンボル、グリフ、アイコン、及び/又は画像)(例えば、状態インジケータは、第2の動作モードで動作するコンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を表す外観を含む)システムユーザインタフェース(例えば、1302、1304、及び/又は1310)(例えば、時計文字盤ユーザインタフェース、設定ユーザインタフェース、及び/又はコントロールセンタユーザインタフェース)を表示する。システムユーザインタフェース上に状態インジケータを表示することにより、コンピュータシステムのユーザは、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作していることを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0547】
いくつかの実施形態では、状態インジケータ(例えば、1302b、1304c、1310a、1310b、及び/又は1319)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)が、第2の動作モードで動作していることを示す所定の色(例えば、所定の色は、第2の動作モードを表す)を(例えば、黄色)含み、システムユーザインタフェース(例えば、1302、1304、及び/又は1310)は、所定の色(例えば、黄色)を含第2の状態インジケータ(例えば、1302b、1304c、1310a、1310b、及び/又は1319)(例えば、充電インジケータ、バッテリインジケータ、バッテリコンプリケーション(例えば、コンピュータシステムのバッテリアプリケーション及び/又はユーザインタフェースに関連付けられたユーザインタフェースオブジェクト)、夜間インジケータ、及び/又はコンピュータシステムのバッテリに関連付けられた別のインジケータ)を含む。状態インジケータ及び第2の状態インジケータの両方が所定の色を含むことにより、ユーザは、コンピュータシステムが第2の動作モードで動作していることを確認でき、それによって、ユーザに改善された視覚的フィードバックが提供される。
【0548】
いくつかの実施形態では、イベントの発生は、ワークアウト追跡動作の開始(例えば、ユーザインタフェース1324を表示すること)(例えば、コンピュータシステムは、ユーザの物理的動きを追跡及び/又は監視することを要求するユーザ入力を検出したことに応じて、ワークアウト追跡動作を開始する)を含み、ワークアウト追跡動作が終了したことを検出(例えば、コンピュータシステムは、ワークアウト追跡動作を停止することを要求するユーザ入力を検出)したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)を第2の動作モードから第1の動作モードに遷移させる(例えば、コンピュータシステムは、ワークアウト追跡動作が開始されると、第1の動作モードから第2の動作モードに自動的に遷移し、ワークアウト追跡動作が終了及び/又は停止されたと、第2の動作モードから第1の動作モードに自動的に遷移する)。ワークアウト追跡動作が開始されたときに、コンピュータシステムを第1の動作モードから第2の動作モードに遷移させることにより、コンピュータシステムは、過剰な電力を利用せずにユーザの身体活動を追跡及び/又は監視でき、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命を増加させる。更に、ワークアウト追跡動作の終了に応じて、コンピュータシステムを第2の動作モードから第1の動作モードに遷移させることにより、ユーザがもう運動していないときにコンピュータシステムを通常の動作モードに戻し、それにより動作を実行するために必要な入力数を減少させることができる。
【0549】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の第3の動作モード(例えば、ユーザインタフェースオブジェクト1352cに関連付けられた動作モード)(第2の動作モードと比較して、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の活動を更に低減させる低電力動作モード)が有効であるという判定に従って、及び、イベントの発生(例えば、ワークアウト追跡動作の開始)を検出したことに応じて、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)は、第1の動作モード又は第2の動作モード(例えば、コンピュータシステムの現在の動作モード)から第3の動作モードに遷移する。第2の動作モードと比較して、第3の動作モードは、コンピュータシステム(例えば、100、300、500、600、646、及び/又は1300)の第4の動作の頻度を減らす(例えば、第4の動作が実行される時間の量を減らす、第4の動作(例えば、Bluetoothアンテナのアクティブ化、WiFiアンテナのアクティブ化、セルラネットワークアンテナのアクティブ化、加速度メータ、動きセンサ、ジャイロスコープ、近接センサ、慣性測定ユニット、及び/又は全地球測位センサ(「GPS」)のアクティブ化、心拍センサのアクティブ化、及び/又は1つ以上のセンサの別のセンサのアクティブ化)が実行されるときに期間及び/又はバーストの間の長さを増やす、及び/又は第4の動作がアクティブではない時間及び/又はそれ以外は動作中ではない時間を増加する)(例えば、コンピュータシステムが第3の動作モードで動作している間は、第2の動作モード(及び第1の動作モード)に比べて第4の動作を頻回及び/又頻繁に行わない)。
【0550】
第3の動作モードが有効にされ、イベントの発生を検出したことに応じて、コンピュータシステムを第1の動作モード又は第2の動作モードから第3の動作モードに遷移することにより、コンピュータシステムの電力使用量を更に削減し、それによってコンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
【0551】
方法1400(例えば、
図14)に関して上述したプロセスの詳細はまた、後述の方法に類似する方式でも適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1000、及び1200は、方法1400に関して上述した様々な方法の特徴のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1400を実行するように構成されたコンピュータシステムはまた、動作を開始することに関する案内を行い、第1の動作を実行し、緊急時動作のオーディオ出力を調整し、及び/又は表示通知を行うように構成されている。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0552】
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本技術の原理、及びそれらの実際の用途を最もよく説明するために、実施形態が選択及び記載されている。それにより、他の当業者は、意図された具体的な用途に適するような様々な修正を用いて、本技術及び様々な実施形態を最も良好に利用することが可能となる。
【0553】
添付図面を参照して、本開示及び例を十分に説明してきたが、様々な変更及び修正が、当業者には明らかとなるであろうことに留意されたい。そのような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義されるような、本開示及び例の範囲内に含まれるものとして理解されたい。
【0554】
上述したように、本技術の一態様は、様々なソースから入手可能なデータを収集して、関心を引く及び/又は重要であると思われるコンテンツを提供することである。本開示は、いくつかの場合には、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データとしては、人口統計データ、位置ベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザの健康若しくはフィットネスのレベルに関するデータ若しくは記録(例えば、バイタルサイン測定値、投薬情報、運動情報)、誕生日、又は任意の他の識別情報若しくは個人情報を挙げることができる。
【0555】
本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、ユーザの安全性に関する通知をユーザに配信するために、個人情報データが使用され得る。したがって、このような個人情報データの利用により、デバイスは、より高い安全機能を提供できる。更に、ユーザに利益をもたらす個人情報データに関する他の使用も本開示によって意図されている。例えば、健康データ及びフィットネスデータは、ユーザの全般的なウェルネスについての洞察を提供するために使用でき、又は、ウェルネスの目標を追求する技術を使用している個人への、積極的なフィードバックとして使用することもできる。
【0556】
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後に発生すべきである。その上、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護及び安全化し、個人情報データへのアクセス権を有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を忠実に守ることを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更に、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、サードパーティによる評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はそれへのアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)等の、連邦法及び/又は州法によって管理されてもよく、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
【0557】
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するために、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素が提供され得ることを意図している。例えば、安全機能の場合において、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択できるように構成され得る。別の例では、ユーザは、安全機能をアクティブ化するかどうかを判定するためのデータを提供しないことを選択できる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを意図している。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
【0558】
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなると削除することにより、リスクを最小化できる。加えて、かつ、特定の健康関連アプリケーションにおいて適用可能な場合、ユーザのプライバシーを保護するために、データの匿名化を使用できる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
【0559】
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものであるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、動作不可能にされるものではない。例えば、安全機能及び/又は構成の設定は、ユーザに関連付けられたデバイスにより要求されたコンテンツ、利用可能な他の非個人情報、若しくは公的に使用可能な情報などの、非個人情報データ又は最小限の量の個人情報に基づくものであり得る。