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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-20
(45)【発行日】2024-11-28
(54)【発明の名称】内視鏡制御装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/00 20060101AFI20241121BHJP
【FI】
A61B1/00 654
A61B1/00 632
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2022547662
(86)(22)【出願日】2020-10-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-09
(86)【国際出願番号】 US2020055423
(87)【国際公開番号】W WO2021076524
(87)【国際公開日】2021-04-22
【審査請求日】2023-07-20
(31)【優先権主張番号】62/914,689
(32)【優先日】2019-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522149223
【氏名又は名称】エンドビジョン ファンデーション
【氏名又は名称原語表記】ENDOVISION FOUNDATION
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】ビンモーラー,ケネス,エフ.
(72)【発明者】
【氏名】ランスフォード,ジョン ピー.
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ホアン
(72)【発明者】
【氏名】サンダー,フィオナ
【審査官】▲高▼木 尚哉
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05441042(US,A)
【文献】特開平08-224245(JP,A)
【文献】特開2006-061272(JP,A)
【文献】特開2002-224016(JP,A)
【文献】国際公開第2017/169279(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00-1/32
G02B 23/24-23/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延び、前記ベースに枢動可能に結合されているコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームであって、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている前記アームと、
前記アームに結合されクランプであって、前記アームに対して枢動するように構成された前記クランプであって、前記クランプは、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダと、
前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドであって、
前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、
前記パッドと、
を含む前記クランプと、
を含む装置。
【請求項2】
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダと、
前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドであって、
前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、
前記パッドと、
を含む前記クランプと、
を含む装置。
【請求項5】
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、請求項4に記載の装置。
【請求項7】
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、請求項4に記載の装置。
【請求項8】
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、請求項4に記載の装置。
【請求項9】
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、請求項4に記載の装置。
【請求項10】
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダ
を含む前記クランプと、を含み、
前記クランプは更に、前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含み、前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、

装置。
【請求項11】
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、請求項10に記載の装置。
【請求項17】
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、請求項10に記載の装置。
【請求項18】
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項19】
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、請求項10に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によってその内容が本明細書に組み込まれている、2019年10月14日に出願された米国特許仮出願第62/914,689号の優先権利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、全般的には腔内装置の分野に関し、より具体的には内視鏡検査の分野に関する。本明細書では内視鏡制御装置について記載する。
【背景技術】
【0003】
内視鏡検査では、体の開口部(例えば、口、肛門等)に又は切開部から挿入された細い可撓チューブを使用して、組織を観察し、生検を実施し、且つ/又は治療又は処置を送達する。内視鏡による観察及び/又は治療がよく行われるのは、消化管、気道、尿路、女性生殖管等の器官系である。内視鏡は又、様々なタイプの腹腔鏡手術でもよく使用され、その場合、内視鏡は、対象組織の近くの切開部に最小侵襲的に挿入される。観察する組織及び/又は実施する治療に応じて、内視鏡は、多種多様な機能性(電気焼灼器具、カメラ、照明、潅注、空気、超音波プローブ、切除器具(例えば針)等)を、内視鏡の遠位端に備えるか、内視鏡の内腔に通すことによって備えることが可能である。図1は、典型的な内視鏡100の一例を示す。図1に見られるように、典型的な内視鏡の機能性は広範であり、内視鏡の遠位端を関節運動させる関節運動ノブを更に含む。
【0004】
内視鏡検査の手順中には、医師は、幾つもの作業をほぼ同時に又は立て続けに実施しなければならない。例えば、内視鏡検査の手順中には、内視鏡を損傷することなく又は患者に害を与えることなく、内視鏡を安定させ、マニピュレートし、且つ/又は並進及び回転の制御を行わなければならない。更に、医師は、弁140からの空気/水の流量、弁110からの吸引、画像化モダリティ(例えばカメラ120)、チャネル130からの処置モダリティ等の調整及び制御を行い、典型的には、図1に示すような、左右の関節運動の為のノブ160を使用して、内視鏡100の遠位端150を関節運動させることが必要である。このように非常に多くの作業を医師が実施することの結果として、医師は疲弊し、苦痛を感じ、最終的に上半身の腱及び筋肉を損傷する可能性がある。更に、内視鏡手順、即ち、内視鏡を保持しながら内視鏡の様々な機能性を展開すること、又は、内視鏡若しくは内視鏡と電気連通しているコンピュータシステムを操作することのいずれかを完全に実施する為には少なくとも1人の助手を追加する必要があり、その結果、病院の間接費が増える。
【0005】
そこで、内視鏡検査手順において使用する、上記で略述した作業の少なくとも幾つかを実施する装置が必要とされる。様々な腹腔鏡補助ツールが存在するが、これらは内視鏡検査に固有の要件に対する備えが不十分である。更に、内視鏡手順の間に患者につなげられるか付着する装置が存在する。しかしながら、これらの装置は、内視鏡検査の手順中に内視鏡の並進及び回転が必要なことから患者にとって不快である可能性がある。特定の手術応用向けのロボットシステムも存在するが、これらは特定の内視鏡検査手順で使用するには煩雑すぎる場合がある。まとめると、内視鏡制御の為の新規な装置が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来の技術における課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の内容は概要である為、必然的に細部については制限がある。以下では、上述の態様、並びに他の、本技術の態様、特徴、及び利点について、様々な実施形態に関して、添付図面を参照しながら説明する。
【0008】
図示の実施形態は単なる例であって、本開示を限定するものではない。これらの概略図は、特徴及び概念を説明する為に描かれており、必ずしも正確な縮尺では描かれていない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】典型的な内視鏡を示す。
図2A】患者に近接する内視鏡制御装置の一実施形態を示す。
図2B】内視鏡制御装置の少なくとも一部分の上に手術用ドレープを更に含む、内視鏡制御装置の一実施形態を示す。
図3図2Aの内視鏡制御装置の斜視図を示す。
図4図2Aの内視鏡制御装置の側面図を示す。
図5A】内視鏡制御装置の、開構成(クランプしていない構成)のクランプの一実施形態の側面図を示す。
図5B】閉構成(クランプしている構成)の、図5Aのクランプの側面図を示す。
図6図5Aのクランプの分解図を示す。
図7】内視鏡制御装置のベース及びコラムの斜視図を示す。
図8図7のベース及びコラムの分解図を示す。
図9】内視鏡制御装置の調節可能ブロックの一実施形態の分解図を示す。
図10A】乃至
図10B】内視鏡制御装置のクランプの別の実施形態を、それぞれ開構成及び閉構成において示す。
図11A】乃至
図11B】内視鏡制御装置のクランプの別の実施形態を、それぞれ開構成及び閉構成において示す。
図12A】乃至
図12B】内視鏡制御装置のクランプの別の実施形態を、それぞれ開構成及び閉構成において示す。
図13】内視鏡制御装置を使用する方法の一実施形態のフロー図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
上述の内容は概要である為、必然的に細部については制限がある。ここからは、上述の態様、並びに他の、本技術の態様、特徴、及び利点について、様々な実施形態に関して説明する。以下の実施形態を本明細書に記載することは、本開示をこれらの実施形態に限定することを意図しておらず、むしろ、当業者であれば企図発明の作成及び使用が可能になることを意図している。本明細書に提示の発明対象の趣旨又は範囲から逸脱しない限り、他の実施形態も利用されてよく、修正も行われてよい。本明細書に記載及び図示の、本開示の各態様は、様々な形式で再構成、結合、修正、及び設計されてよく、それらの全てが明示的に企図され、本開示の一部を成す。
【0011】
本明細書に記載の装置は、任意の細長い装置(内視鏡、カテーテル、プローブ等)とともに使用されるように構成されている。細長い装置又は内視鏡の非限定的な例示的実施形態として、胃カメラ、十二指腸内視鏡、結腸鏡、S状結腸鏡、小腸内視鏡、気管支鏡、尿管鏡、膀胱鏡、鼻喉頭鏡、腹腔胸腔鏡、モバイル気道鏡、胆道鏡等がある。
【0012】
本明細書に記載の装置は、様々な内視鏡サイズに対応するように構成されてよく、例えば、9~11.4mm、10.8~12.5mm、12.9~13.7mm、21.8~13.2mm、10.5~11.7mm、5.7~6mm、2.8~13.2mm、10.5~11.7mm、5.7~6mm、2.8~3.3mm、5.4~5.5mm、2.6~4.9mm、7mm、4.1~5.2mm、2.8~5.2mm、5.9~6mm、11.5~11.6mm、4.4~5.1mm、又はこれらの間の任意の範囲又は副範囲の外径を有する細長い装置に対応するように構成されてよい。
【0013】
本明細書では内視鏡制御装置210を開示する。図2A~2Bに示すように、そのような装置は、一般に、患者230に近接して(例えば、ベッド、床、テーブル、スタンド等の上に)配置可能なベースと、ベースから垂直方向に延びるコラムと、コラムから水平方向に延びるアームと、アームに可動又は固定的に結合されたクランプと、を含む。そのような装置は、内視鏡を、患者230に近接又は接触するように位置決めするように働く。内視鏡制御装置210のベースは、手術用又は病院用のベッド又はプラットフォームの上のマットレス220の下に配置されてよく、それにより、患者及び/又はマットレスの重さによって内視鏡制御装置210が更に安定する。他の実施形態では、内視鏡制御装置210は床の上に配置可能であり、2つ以上の脚(例えば、三脚、はしご形態等)又は1つ以上の車輪を含む。例えば、内視鏡制御装置210は、1つ以上の車輪で場所を移動することが可能であってよい。内視鏡制御装置210は、分解されて、保管されるように且つ/又は別の場所に運ばれるように構成されてよい。例えば、ベースの1つ以上の脚が取り外し可能であってよく、コラムがアーム及び/又はベースから分離可能であってよく、且つ/又は、クランプがアームから分離可能であってよい。本明細書に記載の内視鏡制御装置210の1つ以上の構成要素が使い捨てであってよい。本明細書に記載の内視鏡制御装置210の1つ以上の構成要素が、図2Bに示すように、手術用ドレープ240とともに使用されるように構成されており、これは、その1つ以上の構成要素を手術野の外に置いて汚染されないように保全する為である。手術用ドレープ240は、内視鏡制御装置210のクランプ、アーム、コラム、及び/又はベースをほぼ覆うように構成されてよい。
【0014】
更に、本明細書に記載の内視鏡制御装置210は、内視鏡が軸方向にも回転方向にも並進できるままであるような第1の(弱い力)、内視鏡が軸方向又は回転方向のいずれかに並進できるような中間的な力、又は内視鏡が軸方向にも回転方向にも並進できないような最大の力で内視鏡を把持するように構成されている。もちろん、それらの間にも軸方向及び回転方向の並進を制限する力の度合いが存在し、そこに配置された内視鏡装置の軸方向及び/又は回転方向の動きに影響を及ぼす力には無数の度合いがあってよい。中間的な構成も、クランプのクランプ力を、クランプしない(即ち、内視鏡に力をかけない)力から完全にクランプする(即ち、内視鏡の回転及び並進を完全に抑える)力まで調整するように更に構成されてよい。
【0015】
図3~4及び7~8に示すように、内視鏡を可逆的に拘束する装置が、患者に近接配置可能なベース360、460、760、860を含む。ベース360、460、760、860は、内視鏡制御装置310、410のコラム370、470、770、870及びアーム380、480を構造的に支持するように働く。ベース360、460、760、860は更に、面、例えば、患者に近接する床、ベッド、カウンタ、又は他の表面に載るか配置されるように働く。例えば、内視鏡制御装置310、410のクランプ350、450が患者の体の開口部又は切開部から1~10mm、0.5~5cm、1~10cm、又はこれらの間の任意の範囲又は副範囲にあるように、ベースが配置されてよい。非限定的な一実施形態では、図7~8に示すように、ベース760(860)が脚762a、762b(862a、862b)及びボディ764(864)を含む。脚762a、762b(862a、862b)は、例えばマットレスの下に挿入可能であり、且つ/又は、内視鏡制御装置310、410を支持する面に載る。脚762a、762b(862a、862b)は、軽量材料、例えば、アルミニウム、チタン、又はマグネシウムを含んでよい。脚762a、762b(862a、862b)は、ほぼ平板状、円筒状、又は他の形状であってよい。図8に示すように、脚862a、862bは、ボディ864によって画定された脚受け部852a、852bに可逆的に挿入可能である。脚862a、862bは、脚受け部852a、852b内に配置された後に1つ以上の留め具(例えば、グラブねじ)でボディ864に固定される。代替として、脚862a、862b及びボディ864は、脚862a、862b及びボディ864が1つの構成要素として不可逆的に接続又は機械加工又は製造されている一体型支持構造を形成する。
【0016】
図4に示すように、内視鏡制御装置410は更に、ベース460から、より具体的には図8に示したボディ864から垂直方向に延びるコラム470を含む。図4に示すように、コラム470は、xz平面内にあるベース460からy方向に、垂直に延びる。コラム470は更に、ベース460、より具体的にはボディ464に枢動可能に結合されており、それによって、コラム470、870は、図8に示すように、y軸を中心に回転する(872)。ボディ864は、プレート842を通り抜けたコラム870のコネクタ部分836を受けるようにサイズ及び形状が決められたアパーチャ838を画定している。回転中にコネクタ部分836がボディ864に擦れないように、スリーブベアリング848がアパーチャ838内に受けられている。プレート842は、回転フランジ844の突出部分を受けるように構成されたアパーチャ832を画定している。回転フランジ844上のねじ854が、コラム870を回転フランジ844内に(例えば、並進及び/又は回転させないように)固定するように構成されている。コネクタ部分836は更に、ねじ854に接触してコラム870にねじり力をかけるように構成された台座856を含む。回転フランジ844はその中に複数のデテントを含み、それによって、ピン846をマニピュレートすると(例えば、持ち上げる、引き上げる、動かす等)、回転フランジ844が回転してコラム870の回転872を引き起こすことが可能になる。ピン846を解放すると、ピン846が回転フランジ844の複数のデテントのいずれかに挿入されることが可能になり、それによって、回転フランジ844がそれ以上回転しなくなって、コラム870が回転しなくなる。幾つかの実施形態では、デテントは、互いに対して5°刻み、10°刻み、15°刻み、又は20°刻みで配置される。他の実施形態では、デテントは、0~25°刻み、25~50°刻み、50~75°刻み、75~100°刻み、100~125°刻み、125~150°刻み、150~175°刻み、175~200°刻み、200~225°刻み、225~250°刻み、250~275°刻み、 270~300°刻み、300~325°刻み、325~350°刻み、又はそれらの間の任意の範囲又は副範囲で配置されてよい。コラム870はボディ864に対して枢動又は回転し(矢印872)、それによって、患者の体の開口部又は切開部にクランプを近接配置する為に、ベース860が患者に又はベース860が載っている面に垂直に配置可能であり、コラム870が患者に対して枢動可能である。
【0017】
図4に戻ると、内視鏡制御装置410は更に、コラム470から水平方向に(xz平面内に)延びるアーム480を含む。アーム480は、クランプ450を患者の体の開口部又は切開部に近接配置することを可能にするように働く。アーム480は、図9に示した調節可能ブロック900により、コラム470に沿って垂直方向(矢印484)(y軸方向)に並進するように構成されている。調節可能ブロック900はアーム受けアパーチャ912を画定しており、アーム(例えばアーム480)がその中に挿入可能であり、幾つかの実施形態では、その中で並進可能である。例えば、アーム480は更に、その長さに沿って1つ以上のデテント478を含み、それによって、図4及び9に示すように、アーム480は、コラム470に対して、調節可能ブロック900を通って水平方向(矢印482)(x軸方向)に並進し、調節可能ブロック900内でいずれかのデテント場所の位置にロックされる。
【0018】
更に、図4及び9に示すように、コラム470に対するアーム480のy方向の移動484も調節可能ブロック900を通って行われる。調節可能ブロック900は更に、ばね914が負荷されたカム作用プレート916を含む。プレート916はばね914で付勢されていて、調節可能ブロック900、アーム480、及び/又はクランプ450に下向きの力918がかかったときに調節可能ブロック900の位置を維持する。幾つかの実施形態では、コラム450は1つ以上のぎざぎざを含み、これは、調節可能ブロック900、アーム480、及び/又はクランプ450に上向きの力922がかかったときに調節可能ブロック900の位置を維持するように構成されている。他の実施形態では、調節可能ブロック900は更に、第2のカム作用プレートを含み、これはばね付勢されていて、調節可能ブロック900、アーム480、及び/又はクランプ450に上向きの力922がかかったときに調節可能ブロック900の位置を維持するように構成されている。
【0019】
図5A~6を参照すると、内視鏡制御装置は更に、クランプ550、650を含む。図5Aに示すように、クランプ550は、その中に内視鏡572を受け、内視鏡572に周囲から力をかけることにより、内視鏡572の軸方向及び/又は回転方向の並進を抑制又は阻止し、内視鏡572の側面に離散的な負荷がかかるのを防ぐように働く。図5A~6及び図10~12に様々なクランプ構成を示す。図6に示したクランプ650の分解図に注目すると、クランプ650は、クランプの第1の側(ホルダ側)にあるレバー652及びリードねじ654と、クランプの第2の側(パッド側)にあるノブ676及びリードねじ674と、によりアクチュエート可能である。ホルダ664は、第1の(上部)側壁656a及び第2の(下部)側壁656bを含み、これらが一緒になって内視鏡受け部662を画定している。内視鏡受け部662は、そこで受けた内視鏡に接触してこれを強制拘束する為の、ほぼ半円筒形状の面を画定している。第1の(上部)側壁556a、656a及び第2の(下部)側壁556b、656bは、第1の構成(開構成)(図5A)と第2の構成(閉構成、即ちクランプしている構成)(図5B)との間で可動又は移行可能であり、第1の構成では、図5A~6に示すように、第1の(上部)側壁556a、656a及び第2の(下部)側壁556b、656bは、内視鏡572が内視鏡受け部562、662内に配置されたときに内視鏡572から離れて設置されるように構成されており、第2の構成では、図5Bに示すように、第1の側壁556a、656a及び第2の側壁556b、656bは、内視鏡572が内視鏡受け部562、662内に配置されたときに内視鏡572をクランプするように構成されている。幾つかの実施形態では、ホルダ664は、第2の側壁656bが第1の側壁656aより長い非対称形ホルダを含む。例えば、第2の側壁656bは第1の側壁656aより10~15%、15~20%、20~25%、25~30%、30~35%、35~40%、40~45%、45~50%、50~55%、55~60%、60~65%、65~70%、70~75%、75~80%、80~85%、85~90%、90~95%、又は95%~100%長くてよい。そのような非対称形ホルダの実施形態では、内視鏡は、非対称形ホルダが第1の構成(開構成、即ちクランプしていない構成)のときに第2の側壁656bに載るように構成されている。代替又は追加として、ホルダ664は更に、第3の側壁656cを含み、これは更に、内視鏡受け部662の半円筒形状面を形成又は画定している。
【0020】
レバー652は、第1の側壁656a及び第2の側壁656bを第1の構成と第2の構成との間で動かすように構成されている。例えば、レバー652は2つの構成の間で可動であってよく、例えば、図5Aのような解放している即ちクランプしていない構成と、図5Bのようなアクチュエート即ちクランプしている構成との間で可動であってよく、或いは、第1の側壁656a及び第2の側壁656bの動きを実現する複数の位置の間で可動であってよい。更に、例えば、幾つかの実施形態では、レバー652は、第1の構成と第2の構成との間の1つ以上の中間構成の間で第1及び第2の側壁656a、656bを動かすことを実現する。レバー652を使用してレバー本体694を回転させると、リードねじ654が前進して壁692及びホルダ664を押し、内視鏡572がホルダ664内に配置されて、パッド658及びパッド658の1つ以上の支持要素(例えば、支持壁672にマウントされるプレート678、リードねじ674)に当たる。この、リードねじの動き、そして最終的にはホルダ664の動きが、側壁656a、656bの内向きの動きを引き起こすように構成されており、その動きの結果として、内視鏡受け部662の範囲が小さくなって、側壁656a、656bと、内視鏡受け部662内に配置された内視鏡との円周接触が増える。この、内視鏡572との円周接触によって、内視鏡572は、人の手指で把持されるのと同様に把持される。レバー652を動かし続けると、ホルダ664がパッド658に向かってどんどん前進し、結果として、円周接触が増えて、内視鏡本体を把持する力が強くなる。
【0021】
幾つかの実施形態では、レバー652が90度アクチュエートされると、リードねじ654が1/4インチ前進し、他の実施形態では、レバー652がn度アクチュエートされると(例えば、nは1~360度のいずれかの数値)、リードねじが0~1インチ前進し、例えば、0~0.1インチ、0.1~0.2インチ、0.1~0.25インチ、0.2~0.3インチ、0.3~0.4インチ、0.4~0.5インチ、0.5~0.6インチ、0.6~0.75インチ、0.7~0.8インチ、0.8~0.9インチ、0.9~1インチ等前進する。レバー本体694にある1つ以上のデテント又は溝が、(支持物682に固定されている)ばね負荷ボールデテント機構698と相互作用して、レバー652がそれらの位置のいずれかにロックされることを可能にしている。幾つかの実施形態では、レバー652又はクランプ650の操作者が、レバー652がそれらの位置のいずれかにロックされたことを示す聴覚フィードバック(例えば、ボールデテント機構のクリック)、触覚フィードバック(例えば、それらの位置のいずれかにロックされたときに振動を開始するレバー本体の圧電機構、デテント機構のクリックをユーザが感じること等)、及び/又は視覚フィードバック(例えば、それらの位置のいずれかにロックされたときに照明が活性化される)を受け取ることが可能である。
【0022】
更に、図5A~6に示すように、内視鏡制御装置550、650は、内視鏡受け部562、662の反対側にパッド558、658を含む。パッド558、658は、クランプ550、650内に配置された内視鏡572に接触して、側壁656a、656b、(任意選択で)656cが内視鏡をその中にクランプする為に第1の構成から第2の構成に動くときに内視鏡572が内視鏡受け部562からずれるのを防ぐように働く。更に、パッド558、658は、ホルダ664の前進を止めるように働く静止壁として働く。従って、パッド558、658は、図5Aに示した第1の位置(開位置)と図5Bに示した第2の位置(閉位置)との間で可動である。第2の位置(閉位置)では、パッド558、658は、その中に配置された内視鏡572に力をかける。パッド558、658は更に、様々な径の内視鏡に対応できるように調節可能であるように、1つ以上又は複数の中間構成を含んでよい。図6に示すように、ノブ676が、支持壁672を通るリードねじ674を回転させ、それによって、パッド658と結合されたプレート678が、その中に配置された内視鏡に接触するように内視鏡に向かって動くか、パッド658と結合されたプレート678が、その中に配置された内視鏡から切り離されるように後退する。プレート678は、リードねじ674とともに回転することをダウエルピン696によって防止されており、ダウエルピン696はプレート678に固定されているが、支持壁672内を自由に摺動して、プレート678の回転抵抗になっている。
【0023】
支持物682は、クランプ650の様々な要素同士をまとめて結合するプラットフォームとして働く。支持物682は、支持物682に固定されたピボット686の上でフランジ684に対して回転する。ベース688が、(1つ以上の留め具、例えば4つのねじで)フランジ684に取り付けられており、内視鏡制御装置のアームと結合されている。ワッシャ689、波形ばね685、及び外側リングクリップ691が一緒に、フランジ684をピボット686に固定して回転摩擦を与えるように働く。幾つかの実施形態では、図4に示すように、ベース488は、アーム480及びベース488にある相補的なデテント機構によって、アーム480に沿って水平方向に並進する(矢印482)。例えば、(図6に示した)ばね負荷ボールデテント642が、(図4に示した)アーム480に沿う1つ以上のデテント478と相互作用する。他の実施形態では、ベース488は、アーム480の遠位端486(又はアーム480に沿った任意の位置)においてアーム480に固定接続されている。
【0024】
次に図10A~12Bを参照すると、代替クランプ実施形態が示されている。図10Aは、開構成(無負荷構成)のクランプ1000を示し、図10Bは、閉構成(クランプしている構成)のクランプ1000を示す。図10A~10Bに示したクランプ1000は、内視鏡がクランプ1000に挿入される際に通る入口アパーチャ1002を画定しているホルダ1004と、内視鏡が側壁1008及びパッド1010a、1010bによってクランプされる内視鏡受け部1022と、を含む。図10Bではクランプ1000が閉構成(クランプしている構成)であって、内視鏡受け部1022内に配置された内視鏡が軸方向及び/又は回転方向に拘束されている。閉構成では、偏心レバー1006(即ち、カム作用レバー)が、側壁1008及びパッド1010aを変位させて、内視鏡受け部1022内に配置された内視鏡を拘束するように構成されている。側壁1008及びパッド1010aは、その中に配置された内視鏡に、内視鏡の円周線に沿って接触するように湾曲していることが好ましい。図10Aに示した開構成(クランプしていない構成)では、偏心レバー1006が側壁1008及びパッド1010aをほとんど変位させず、その為、側壁1008及びパッド1010aは偏心レバー1006の回転中心1018に近接しており、クランプ1000内に配置された内視鏡は拘束されていない。
【0025】
図11A~11Bを参照すると、クランプの一代替実施形態1100が示されている。図11Bに示すように、閉構成(クランプしている構成)では、偏心レバー1106によって側壁1108a、1108bが活性化され、それによって、パッド1110a、1110bが、ホルダ1104内に配置されている内視鏡にその両側から接触して、内視鏡を軸方向及び/又は回転方向に拘束する。ホルダ1104は、クランプ中に内視鏡を保持する内視鏡受け部1122を画定している。内視鏡は、ホルダ1104によって画定された入口アパーチャ1102を通ってホルダ1104内に配置される。図11Aに示した開構成(クランプしていない構成)では、偏心レバー1106が側壁1108a、1108b、従って、パッド1110a、1110bをほとんど変位させず、その為、クランプ1100内に配置された内視鏡は拘束されていない。さらに、側部プレート1112(ホルダ1104の両側に1つずつある)が、内視鏡を内視鏡受け部1122内にガイドする。内視鏡がロックされずにホルダ1104内を自由に動くことが可能なときには、側部プレート1112の内側エッジ1114が内視鏡を、パッド1110a、1110bの表面より上に持ち上がった状態で保持する。
【0026】
図12A~12Bを参照すると、クランプの別の代替実施形態1200が示されている。図12Bに示すように、ホルダ1204は、内視鏡がクランプ1200に挿入され、内視鏡受け部1222に挿入される際に通る入口アパーチャ1202を画定しており、内視鏡受け部1222はクランプ中に内視鏡を保持する。図12Bに示した、クランプしている構成(閉構成)では、回転可能コラム1214を(例えば、90度、45~90度、75~100度等)回転させると、プッシャ1212が回転して、プッシャ1212の上部湾曲カム面とホルダ1204の内側湾曲面とが相互作用し、それによってプッシャ1212が下向きに変位する。これにより、ホルダ1204内でパッド1210aがパッド1210bに向かって前進し、それによって、内視鏡がパッド1210a、1210bの間にクランプされる。図12Aに示した開構成(クランプしていない構成)では、回転可能コラム1214が圧縮ばねによって後退していて、プッシャ1212の上面がホルダ1204の内面に当たって保持されており、その為、プッシャ1212は、内視鏡受け部1222内に配置された内視鏡に接触せず、拘束もしない。
【0027】
図13を参照すると、本明細書の別の場所に記載の1つ以上の内視鏡制御装置を使用する方法1300が示されている。図13に示すように、1つ以上の内視鏡制御装置を使用する方法は、クランプのホルダ内に内視鏡を配置するステップS1310と、任意選択で(ブロックS1320の周囲の破線で示されている)、パッドを第1の位置から第2の位置に調節するステップであって、第2の位置では、内視鏡は内視鏡の第2の面と接触するように構成されており、第2の面は、内視鏡の、ホルダと接触している第1の面の反対側にある、上記調節するステップS1320と、ホルダの第1の側壁及び/又は第2の側壁の一方又は両方が動いて、第2の構成(クランプしている構成)になって、内視鏡の軸方向及び/又は回転方向の動きを拘束するように力をかけるように、ホルダをアクチュエートするステップS1330と、を含む。
【0028】
方法1300は、好ましくは、本明細書の別の場所に記載のクランプのいずれかとともに働く。図12の実施形態では、側壁が回転可能ピンの端部に置き換えられる。少なくとも図5A~6のクランプの実施形態では、クランプ内に配置された内視鏡の外径に、ホルダの第1及び第2の側壁によって円周力がかけられる。ホルダが非対称形(図5A~6)又はほぼ環状(図10~12)である実施形態では、第1の側壁及び第2の側壁の一方又は両方が第1の構成(開構成)(クランプしていない構成)であるときに、内視鏡は、ホルダの第2の側壁、又はホルダの環状リングの内径に載っている。
【0029】
本開示の一態様は、内視鏡を可逆的に拘束する装置を対象とする。本装置は、患者に近接配置可能なベースを含んでよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、面は、ベッド、床、スタンド、三脚等であってよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、本装置は更に、ベースから垂直方向に延びるコラムを含んでよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに枢動可能に結合されてよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、本装置は、コラムから水平方向に延びるアームを含んでよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、アームは、コラムに沿って垂直方向に並進するように構成されてよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、アームは、コラムに対して水平方向に並進するように構成されてよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、本装置は、アームに結合されたクランプを含んでよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは、アームに対して枢動するように構成されてよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは、第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダを含んでよい。
【0030】
前述の実施形態のいずれかにおいて、第1の側壁及び/又は第2の側壁は湾曲していてよく、湾曲の半径は2~15mm又は0.1~0.5インチの範囲にあってよい。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、第1及び第2の側壁は平面であり、ホルダは第3の、湾曲した又はU字形の側壁を含み、その湾曲の半径は、両端値を含む2~15mの範囲にある。
【0031】
前述の実施形態のいずれかにおいて、第1の側壁及び第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定する。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、第1、第2、及び第3の側壁は内視鏡受け部を形成する。更に代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、内視鏡を把持する為に変形し、内視鏡を解放する為に未変形状態に戻る一体型構成要素を含む。
【0032】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、第1の構成では、第1の側壁及び第2の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡をクランプするように構成されており、第2の構成では、第1の側壁及び第2の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡から離れて設置されるように構成されている。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、第1の構成では、第1、第2、及び第3の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡をクランプするように構成されており、第2の構成では、第1、第2、及び第3の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡から離れて設置されるように構成されている。
【0033】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本装置は、内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含んでよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、第1の位置では、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときにパッドが内視鏡と接触し、第2の位置では、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときにパッドが内視鏡と接触しない。
【0034】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダが第1の構成であってパッドが第2の位置にあるときには、内視鏡は並進運動を阻止されている。
【0035】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダが第1の構成であってパッドが第2の位置にあるときには、内視鏡は回転運動を阻止されている。
【0036】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダが第1の構成であってパッドが第2の位置にあるときには、内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている。
【0037】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、第2の側壁が第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む。
【0038】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、一体型ホルダの第1の側面が一体型ホルダの第2の側面より長い非対称形ホルダを含む。
【0039】
前述の実施形態のいずれかにおいて、内視鏡は、非対称形ホルダが第2の構成のときに第2の側壁又は第2の側部に載るように構成されている。
【0040】
前述の実施形態のいずれかにおいて、パッドは、第1の位置にあるときに、内視鏡に力をかけるように構成されている。
【0041】
前述の実施形態のいずれかにおいて、第1及び第2の側壁は、第1の構成であるときに内視鏡に力をかけるように構成されている。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、第1、第2、及び第3の側壁は、第1の構成のときに内視鏡に力をかけるように構成されている。更に代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、一体型ホルダの第1及び第2の側部は、変形した形態のときに内視鏡に力をかけるように構成されている。
【0042】
前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して離散的な刻みで枢動するように構成されている。更に代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して無限に枢動するように構成されている。前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して180°の運動範囲にわたって枢動するように構成されている。前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して360°の運動範囲にわたって枢動するように構成されている。
【0043】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、第1及び第2の側壁を第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、第1、第2、及び第3の側壁を第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む。更に代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、一体型クランプの第1及び第2の側部を、変形した構成と未変形構成との間で動かすように構成されたレバーを含む。
【0044】
前述の実施形態のいずれかにおいて、第1及び第2の側壁は更に、第1及び第2の構成の間の1つ以上の中間構成の間で動くように構成されている。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、第1、第2、及び第3の側壁は、第1及び第2の構成の間の1つ以上の中間構成の間で動くように構成されている。更に代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、一体型ホルダの第1及び第2の側部は、変形した構成と未変形構成との間の1つ以上の中間構成の間で動くように構成されている。
【0045】
前述の実施形態のいずれかにおいて、レバーは、第1及び第2の側壁を、1つ以上の中間構成の間、並びに第1及び第2の構成の間で動かす為に、複数の位置の間で可動である。代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、レバーは、第1、第2、及び第3の側壁を、1つ以上の中間構成の間、並びに第1及び第2の構成の間で動かす為に、複数の位置の間で可動である。更に代替として、前述の実施形態のいずれかにおいて、レバーは、一体型ホルダの第1及び第2の側部を、1つ以上の中間構成の間、並びに変形した構成と未変形構成との間で動かす為に、複数の位置の間で可動である。
【0046】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプの全体又は一部分が使い捨てである。
【0047】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、アームに沿って水平方向に並進するように構成されている。
【0048】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本装置は更に、クランプ解放機構を含む。前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプ解放機構は、ボタン、レバー、ペダル等を含んでよい。前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプ解放機構は、手動でアクチュエートされてよく、空気圧でアクチュエートされてよく、電気でアクチュエートされてよく、液圧でアクチュエートされてよく、圧力で活性化されてよく、音声で活性化されてよく、凝視で活性化されてよく、(例えば、人工知能又は機械学習アルゴリズム等を使用して)自動であってよく、その他であってよい。
【0049】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本装置は更に、少なくともクランプを覆うように構成された手術用ドレープを含む。
【0050】
本開示の別の態様は、内視鏡を可逆的に拘束する方法を対象とする。幾つかの実施形態では、本方法は、クランプのホルダ内に内視鏡を配置するステップと、ホルダの第1の側壁及び第2の側壁の一方又は両方が動いて、クランプしている構成になって内視鏡に力をかけるように、ホルダをアクチュエートするステップと、を含む。
【0051】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本方法は更に、クランプのパッドを第1の位置から第2の位置に調節するステップであって、パッドは第2の位置では内視鏡と接触する、上記調節するステップを含む。
【0052】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本方法は更に、ホルダを含むクランプを用意するステップを含む。前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは第1の側壁及び第2の側壁を含み、第1の側壁及び第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、第1の構成では、第1の側壁及び第2の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡から離れて設置されるように構成されており、第2の構成では、第1の側壁及び第2の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡をクランプするように構成されている。
【0053】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本方法は更に、ベースから垂直方向に延びるコラムから水平方向に延びるアームにクランプを結合するステップを含む。
【0054】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本方法は更に、ベースを患者に近接配置するステップを含む。
【0055】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本方法は更に、クランプの上に手術用ドレープを配置するステップを含む。
【0056】
前述の実施形態のいずれかにおいて、本方法は更に、ホルダの第1及び第2の側壁によって、その中に配置された内視鏡の外径に力をかけるステップを含む。
【0057】
本開示の別の態様は、内視鏡を可逆的に拘束する装置を対象とする。幾つかの実施形態では、本装置は、患者に近接配置可能なベースと、ベースから垂直方向に延びるコラムと、コラムから水平方向に延びるアームと、アームに結合されたクランプと、を含む。
【0058】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは、内視鏡受け部を画定する環状リングを含むホルダを含み、ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、第1の構成では、環状リングは、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡から離れて設置され、第2の構成では、環状リングは、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡をクランプするように構成されている。
【0059】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含み、パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、第1の位置では、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときにパッドが内視鏡と接触せず、第2の位置では、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときにパッドが内視鏡と接触する。
【0060】
前述の実施形態のいずれかにおいて、アームは、コラムに沿って垂直方向に、且つコラムに対して水平方向に並進するように構成されている。
【0061】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは、アームに対して枢動するように構成されている。
【0062】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダが第2の構成であってパッドが第2の位置にあるときには、内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている。
【0063】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、環状リングの第2の側壁が環状リングの第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む。
【0064】
前述の実施形態のいずれかにおいて、内視鏡は、非対称形ホルダが第1の構成のときに第2の側壁に載るように構成されている。
【0065】
前述の実施形態のいずれかにおいて、パッドは、第2の位置にあるときに、内視鏡に力をかけるように構成されている。
【0066】
前述の実施形態のいずれかにおいて、環状リングは、第2の構成のときに、内視鏡に力をかけるように構成されている。
【0067】
前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに枢動可能に結合されている。
【0068】
前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている。
【0069】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、第1及び第2の側壁を第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む。
【0070】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプの全体又は一部分が使い捨てである。前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、アームに沿って水平方向に並進するように構成されている。
【0071】
本開示の別の態様は、内視鏡を可逆的に拘束する装置を対象とする。幾つかの実施形態では、本装置は、患者に近接配置可能なベースと、ベースから垂直方向に延びるコラムと、コラムから水平方向に延びるアームと、アームに結合されたクランプと、を含む。幾つかの実施形態では、クランプはホルダを含み、ホルダは第1の側壁及び第2の側壁を含み、第1の側壁及び第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、第1の構成では、第1の側壁及び第2の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡から離れて設置されるように構成されており、第2の構成では、第1の側壁及び第2の側壁は、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときに内視鏡をクランプするように構成されている。
【0072】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含み、パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、第1の位置では、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときにパッドが内視鏡と接触せず、第2の位置では、内視鏡が内視鏡受け部内に配置されたときにパッドが内視鏡と接触する。
【0073】
前述の実施形態のいずれかにおいて、アームは、コラムに沿って垂直方向に、且つコラムに対して水平方向に並進するように構成されている。
【0074】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは、アームに対して枢動するように構成されている。
【0075】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダが第2の構成であってパッドが第2の位置にあるときには、内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている。
【0076】
前述の実施形態のいずれかにおいて、ホルダは、第2の側壁が第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む。
【0077】
前述の実施形態のいずれかにおいて、内視鏡は、非対称形ホルダが第1の構成のときに第2の側壁に載るように構成されている。
【0078】
前述の実施形態のいずれかにおいて、パッドは、第2の位置にあるときに、内視鏡に力をかけるように構成されている。
【0079】
前述の実施形態のいずれかにおいて、第1及び第2の側壁は、第2の構成であるときに内視鏡に力をかけるように構成されている。
【0080】
前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに枢動可能に結合されている。
【0081】
前述の実施形態のいずれかにおいて、コラムは、ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている。
【0082】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、第1及び第2の側壁を第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む。
【0083】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプの全体又は一部分が使い捨てである。
【0084】
前述の実施形態のいずれかにおいて、クランプは更に、アームに沿って水平方向に並進するように構成されている。
【0085】
本明細書では、デテント機構、回転可能フランジ、ばね負荷ボール、又はプレート等の様々な運動機構が企図されているが、そのような運動機構を修正することは当業者の範囲内にあり、そのような修正も又、本開示の範囲内にある。
【0086】
本明細書及び請求項では、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかに矛盾する場合を除き、単数形の参照及び複数形の参照の両方を包含する。例えば、「位置(position)」という用語は、複数の位置を包含してよく、包含するように企図されている。時には、請求項及び開示は、「複数の(a plurality)」、「1つ以上の(one or more)」、又は「少なくとも1つの(at least one)」という語句を含んでよいが、そのような語の欠落は、複数が想定されていないことを意味するものではなく、そのように意味すると解釈されるべきではない。
【0087】
「約(about)」又は「約(approximately)」という語は、(例えば、長さや圧力を規定する)数値指定又は数値範囲の前に使用される場合には、±5%、±1%、又は±0.1%だけばらつきうる近似を示す。本明細書で示す数値範囲は全て、記載した開始値及び終了値を含む。「ほぼ(substantially)」という語は、装置、物質、又は組成のうちのほとんど(即ち、50%超)全て又は実質的に全てを示す。
【0088】
本明細書では「含む(comprising)」又は「含む(comprises)」という語は、装置、システム、及び方法が記載の要素を含んでいて、更に他の任意の要素を含んでよいことを意味するものとする。「本質的に~からなる(consisting essentially of)」は、装置、システム、及び方法が記載の要素を含んでいて、記載の目的の為の組み合わせに対して本質的な意義を有する他の要素を排除することを意味するものとする。従って、本明細書で定義された要素から本質的になるシステム又は方法は、特許請求される開示の基本的且つ新規な特徴に実質的に影響しない他の材料、特徴、又はステップを排除しないことになる。「からなる(consisting of)」は、装置、システム、及び方法が記載の要素を含み、取るに足らない又は重要でない要素又はステップ以上のものを全て排除することを意味するものとする。これらの移行用語のそれぞれによって定義される実施形態は、本開示の範囲内にある。
【0089】
本明細書に含まれる実施例及び具体例は、本発明対象が実施されうる具体的な実施形態を、限定ではなく例示として示す。他の実施形態は、それらから利用されてよく、又それらから由来してよく、従って、本開示の範囲から逸脱しない限り、構造的又は論理的な置換又は変更が行われてよい。本発明対象のそのような実施形態は、本明細書においては、個別に参照されてよく、或いは、「本発明」という言い方でまとめて参照されてよく、「本発明」という言い方で参照することは、あくまで便宜上であって、本出願の範囲を、実際には2つ以上が開示されていても、いずれか1つの発明又は発明概念に自発的に限定することを意図するものではない。従って、本明細書では特定の実施形態を図示及び説明してきたが、この、示された特定の実施形態を、同じ目的を達成するように作られた任意の構成で置き換えてよい。本開示は、様々な実施形態のあらゆる翻案又は変形を包含するものである。当業者であれば、上述の説明を精査することにより、上述の複数の実施形態の組み合わせ、及び本明細書に具体的な記載がない他の実施形態が明らかになるであろう。
〔付記1〕
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延び、前記ベースに枢動可能に結合されているコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームであって、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている前記アームと、
前記アームに結合されクランプであって、前記アームに対して枢動するように構成された前記クランプであって、前記クランプは、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダと、
前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドであって、
前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、
前記パッドと、
を含む前記クランプと、
を含む装置。
〔付記2〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記1に記載の装置。
〔付記3〕
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記1に記載の装置。
〔付記4〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記3に記載の装置。
〔付記5〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記1に記載の装置。
〔付記6〕
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記1に記載の装置。
〔付記7〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記1に記載の装置。
〔付記8〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記1に記載の装置。
〔付記9〕
前記クランプの全体又は一部分が使い捨てである、付記1に記載の装置。
〔付記10〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記1に記載の装置。
〔付記11〕
内視鏡を可逆的に拘束するシステムであって、
拘束装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延び、前記ベースに枢動可能に結合されているコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームであって、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている前記アームと、
前記アームに結合されクランプであって、前記アームに対して枢動するように構成された前記クランプであって、前記クランプは、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダと、
前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドであって、
前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、
前記パッドと、
を含む前記クランプと、
を含む前記拘束装置と、
少なくとも前記クランプを覆うように構成された手術用ドレープと、
を含むシステム。
〔付記12〕
前記内視鏡を更に含む、付記11に記載のシステム。
〔付記13〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記11に記載のシステム。
〔付記14〕
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記11に記載のシステム。
〔付記15〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記14に記載のシステム。
〔付記16〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記11に記載のシステム。
〔付記17〕
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記11に記載のシステム。
〔付記18〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記11に記載のシステム。
〔付記19〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記11に記載のシステム。
〔付記20〕
前記第1及び第2の側壁は更に、前記第1及び第2の構成の間の1つ以上の中間構成の間で動くように構成されている、付記19に記載のシステム。
〔付記21〕
前記レバーは、前記第1及び第2の側壁を、前記1つ以上の中間構成の間、並びに前記第1及び第2の構成の間で動かす為に、複数の位置の間で可動である、付記20に記載のシステム。
〔付記22〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記11に記載のシステム。
〔付記23〕
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダと、
前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドであって、
前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、
前記パッドと、
を含む前記クランプと、
を含む装置。
〔付記24〕
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、付記23に記載の装置。
〔付記25〕
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、付記23に記載の装置。
〔付記26〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記23に記載の装置。
〔付記27〕
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記23に記載の装置。
〔付記28〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記27に記載の装置。
〔付記29〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記23に記載の装置。
〔付記30〕
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記23に記載の装置。
〔付記31〕
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、付記23に記載の装置。
〔付記32〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記31に記載の装置。
〔付記33〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記23に記載の装置。
〔付記34〕
前記クランプの全体又は一部分が使い捨てである、付記23に記載の装置。
〔付記35〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記23に記載の装置。
〔付記36〕
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダ
を含む前記クランプと、
を含む装置。
〔付記37〕
前記クランプは更に、前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含み、前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、付記36に記載の装置。
〔付記38〕
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、付記36に記載の装置。
〔付記39〕
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、付記36に記載の装置。
〔付記40〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記37に記載の装置。
〔付記41〕
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記36に記載の装置。
〔付記42〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記41に記載の装置。
〔付記43〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記37に記載の装置。
〔付記44〕
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記36に記載の装置。
〔付記45〕
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、付記36に記載の装置。
〔付記46〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記45に記載の装置。
〔付記47〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記36に記載の装置。
〔付記48〕
前記クランプの全体又は一部分が使い捨てである、付記36に記載の装置。
〔付記49〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記36に記載の装置。
〔付記50〕
内視鏡を可逆的に拘束するシステムであって、
拘束装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダと、
前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドであって、
前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、
前記パッドと、
を含む前記クランプと、
を含む前記拘束装置と、
少なくとも前記クランプを覆うように構成された手術用ドレープと、
を含むシステム。
〔付記51〕
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、付記50に記載のシステム。
〔付記52〕
前記内視鏡を更に含む、付記50に記載のシステム。
〔付記53〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記50に記載のシステム。
〔付記54〕
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記50に記載のシステム。
〔付記55〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記54に記載のシステム。
〔付記56〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記50に記載のシステム。
〔付記57〕
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記50に記載のシステム。
〔付記58〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記50に記載のシステム。
〔付記59〕
前記第1及び第2の側壁は更に、前記第1及び第2の構成の間の1つ以上の中間構成の間で動くように構成されている、付記58に記載のシステム。
〔付記60〕
前記レバーは、前記第1及び第2の側壁を、前記1つ以上の中間構成の間、並びに前記第1及び第2の構成の間で動かす為に、複数の位置の間で可動である、付記59に記載のシステム。
〔付記61〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記50に記載のシステム。
〔付記62〕
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、付記50に記載のシステム。
〔付記63〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記62に記載のシステム。
〔付記64〕
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、付記50に記載のシステム。
〔付記65〕
内視鏡を可逆的に拘束するシステムであって、
拘束装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
第1の側壁及び第2の側壁を含むホルダであって、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダ
を含む前記クランプと、
を含む前記拘束装置と、
少なくとも前記クランプを覆うように構成された手術用ドレープと、
を含むシステム。
〔付記66〕
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、付記65に記載のシステム。
〔付記67〕
前記内視鏡を更に含む、付記65に記載のシステム。
〔付記68〕
前記ホルダは、前記第2の側壁が前記第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記65に記載のシステム。
〔付記69〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記69に記載のシステム。
〔付記70〕
前記第1及び第2の側壁は、前記第2の構成であるときに前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記65に記載のシステム。
〔付記71〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記65に記載のシステム。
〔付記72〕
前記第1及び第2の側壁は更に、前記第1及び第2の構成の間の1つ以上の中間構成の間で動くように構成されている、付記74に記載のシステム。
〔付記73〕
前記レバーは、前記第1及び第2の側壁を、前記1つ以上の中間構成の間、並びに前記第1及び第2の構成の間で動かす為に、複数の位置の間で可動である、付記65に記載のシステム。
〔付記74〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記65に記載のシステム。
〔付記75〕
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、付記65に記載のシステム。
〔付記76〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記75に記載のシステム。
〔付記77〕
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、付記65に記載のシステム。
〔付記78〕
前記クレームは更に、前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含み、前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、付記65に記載の装置。
〔付記79〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記78に記載のシステム。
〔付記80〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記78に記載のシステム。
〔付記81〕
内視鏡を可逆的に拘束する方法であって、
クランプのホルダ内に内視鏡を配置するステップと、
前記ホルダの第1の側壁及び第2の側壁の一方又は両方が動いて、クランプしている構成になって前記内視鏡に力をかけるように、前記ホルダをアクチュエートするステップと、
を含む方法。
〔付記82〕
前記クランプのパッドを第1の位置から第2の位置に調節するステップであって、前記パッドは前記第2の位置では前記内視鏡と接触する、前記調節するステップを更に含む、付記81に記載の方法。
〔付記83〕
前記ホルダを含む前記クランプを用意するステップを更に含み、前記ホルダは前記第1の側壁及び前記第2の側壁を含み、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は一緒になって内視鏡受け部を画定し、前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置されるように構成されており、前記第2の構成では、前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、付記81に記載の方法。
〔付記84〕
ベースから垂直方向に延びるコラムから水平方向に延びるアームに前記クランプを結合するステップを更に含む、付記83に記載の方法。
〔付記85〕
前記ベースを患者に近接配置するステップを更に含む、付記84に記載の方法。
〔付記86〕
前記クランプの上に手術用ドレープを配置するステップを更に含む、付記81に記載の方法。
〔付記87〕
前記ホルダの前記第1及び前記第2の側壁によって、その中に配置された前記内視鏡の外径に円周力をかけるステップを更に含む、付記81に記載の方法。
〔付記88〕
内視鏡を可逆的に拘束する装置であって、
患者に近接配置可能なベースと、
前記ベースから垂直方向に延びるコラムと、
前記コラムから水平方向に延びるアームと、
前記アームに結合されたクランプであって、
内視鏡受け部を画定する環状リングを含むホルダであって、
前記ホルダは、第1の構成と第2の構成との間で移行可能であり、前記第1の構成では、前記環状リングは、内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡から離れて設置され、前記第2の構成では、前記環状リングは、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記内視鏡をクランプするように構成されている、
前記ホルダ
を含む前記クランプと、
を含む装置。
〔付記89〕
前記クランプは更に、前記内視鏡受け部の反対側にあるパッドを含み、前記パッドは第1の位置と第2の位置との間で可動であり、前記第1の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触せず、前記第2の位置では、前記内視鏡が前記内視鏡受け部内に配置されたときに前記パッドが前記内視鏡と接触する、付記88に記載の装置。
〔付記90〕
前記アームは、前記コラムに沿って垂直方向に、且つ前記コラムに対して水平方向に並進するように構成されている、付記88に記載の装置。
〔付記91〕
前記クランプは、前記アームに対して枢動するように構成されている、付記88に記載の装置。
〔付記92〕
前記ホルダが前記第2の構成であって前記パッドが前記第2の位置にあるときには、前記内視鏡は並進運動及び回転運動を阻止されている、付記89に記載の装置。
〔付記93〕
前記ホルダは、前記環状リングの第2の側壁が前記環状リングの第1の側壁より長い非対称形ホルダを含む、付記88に記載の装置。
〔付記94〕
前記内視鏡は、前記非対称形ホルダが前記第1の構成のときに前記第2の側壁に載るように構成されている、付記93に記載の装置。
〔付記95〕
前記パッドは、前記第2の位置にあるときに、前記内視鏡に力をかけるように構成されている、付記89に記載の装置。
〔付記96〕
前記環状リングは、前記第2の構成にあるときに、前記内視鏡に円周力をかけるように構成されている、付記88に記載の装置。
〔付記97〕
前記コラムは、前記ベースに枢動可能に結合されている、付記88に記載の装置。
〔付記98〕
前記コラムは、前記ベースに対して10°刻みで枢動するように構成されている、付記97に記載の装置。
〔付記99〕
前記クランプは更に、前記第1及び第2の側壁を前記第1及び第2の構成の間で動かすように構成されたレバーを含む、付記88に記載の装置。
〔付記100〕
前記クランプの全体又は一部分が使い捨てである、付記88に記載の装置。
〔付記101〕
前記クランプは更に、前記アームに沿って水平方向に並進するように構成されている、付記88に記載の装置。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13