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特許7591896搬送パラメータデータベース構築装置および方法
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  • 特許-搬送パラメータデータベース構築装置および方法 図1
  • 特許-搬送パラメータデータベース構築装置および方法 図2
  • 特許-搬送パラメータデータベース構築装置および方法 図3
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  • 特許-搬送パラメータデータベース構築装置および方法 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-21
(45)【発行日】2024-11-29
(54)【発明の名称】搬送パラメータデータベース構築装置および方法
(51)【国際特許分類】
   B65G 43/00 20060101AFI20241122BHJP
   G05B 19/418 20060101ALI20241122BHJP
【FI】
B65G43/00 Z
G05B19/418 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020157318
(22)【出願日】2020-09-18
(65)【公開番号】P2022051058
(43)【公開日】2022-03-31
【審査請求日】2023-09-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000228110
【氏名又は名称】クオリカプス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001597
【氏名又は名称】弁理士法人アローレインターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】笠井 健一
(72)【発明者】
【氏名】西野 浩明
【審査官】加藤 三慶
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/178084(WO,A1)
【文献】特開2021-182583(JP,A)
【文献】国際公開第2008/156113(WO,A1)
【文献】特開平07-038745(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 43/00
G05B 19/418
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形製剤を吸着部に真空吸着させて搬送する搬送装置の搬送パラメータデータベースを構築する装置であって、
固形製剤のサイズおよび質量を含む搬送条件と搬送パラメータとの関係を複数の固形製剤の種類ごとに予め記憶する記憶手段と、
前記搬送パラメータが新たに設定される固形製剤の前記搬送条件を入力情報として受信すると、前記入力情報に基づき前記記憶手段を照合し、前記入力情報に最も近い前記搬送条件に対応する前記搬送パラメータを抽出する搬送パラメータ抽出手段と、
抽出された前記搬送パラメータを出力する出力処理手段と、
出力された前記搬送パラメータを作業者が調整することにより前記記憶手段に記憶される固形製剤の搬送条件と搬送パラメータとの関係を追加する更新手段とを備える搬送パラメータデータベース構築装置。
【請求項2】
前記搬送条件には、固形製剤の搬送速度が含まれる請求項1に記載の搬送パラメータデータベース構築装置。
【請求項3】
前記搬送パラメータには、前記吸着部のサイズが含まれ、
前記記憶手段は、固形製剤のサイズから前記吸着部のサイズを算出するための演算式を記憶する請求項1または2に記載の搬送パラメータデータベース構築装置。
【請求項4】
前記搬送パラメータには、固形製剤を前記吸着部に吸着させるための真空圧、および、前記吸着部への固形製剤の吸着を解除するための圧空圧が含まれる請求項1から3のいずれかに記載の搬送パラメータデータベース構築装置。
【請求項5】
前記搬送パラメータには、前記吸着部が間欠動作する場合の加減速時間が含まれる請求項1から4のいずれかに記載の搬送パラメータデータベース構築装置。
【請求項6】
前記記憶手段は、クラウドサーバに設けられている請求項1から5のいずれかに記載の搬送パラメータデータベース構築装置。
【請求項7】
固形製剤を吸着部に真空吸着させて搬送する搬送装置の搬送パラメータデータベースを構築する方法であって、
固形製剤のサイズおよび質量を含む搬送条件と搬送パラメータとの関係を複数の固形製剤の種類ごとに記憶手段に予め記憶する記憶ステップと、
前記搬送パラメータが新たに設定される固形製剤の前記搬送条件を入力情報として受信すると、前記入力情報に基づき前記記憶手段を照合し、前記入力情報に最も近い前記搬送条件に対応する前記搬送パラメータを抽出する搬送パラメータ抽出ステップと、
抽出された前記搬送パラメータを出力する出力処理ステップと、
出力された前記搬送パラメータを作業者が調整することにより前記記憶手段に記憶される固形製剤の搬送条件と搬送パラメータとの関係を追加する更新ステップとを備える搬送パラメータデータベース構築方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送パラメータデータベース構築装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
錠剤やカプセル剤などの固形製剤を搬送する搬送装置として、固形製剤を搬送ドラムの外周面に設けられた吸着部に真空吸着させ、当該搬送ドラムの回転により搬送して後工程に引き渡す構成が従来から知られている(例えば、特許文献1)。このような搬送装置により搬送される固形製剤の種類は様々であり、固形製剤の種類が異なると、吸着部の大きさや吸着真空圧等の搬送パラメータを調整する必要がある。
【0003】
従来においては、このような搬送パラメータの調整作業が、作業者の経験や実績に基づき行われていた。すなわち、作業者は、過去の経験等に基づき固形製剤に応じた搬送パラメータを予測して搬送装置を調整し、サンプル品でのテスト結果に基づき搬送パラメータを適宜修正しながら、最終的な搬送パラメータの決定を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-135714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、このような試行錯誤的な搬送パラメータの調整は、作業が煩雑であると共に多大な時間を要するため、搬送パラメータを効率良く設定することが求められていた。
【0006】
そこで、本発明は、種々の固形製剤に応じた搬送パラメータの設定を迅速容易に行うことを可能にする搬送パラメータデータベース構築装置および方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の前記目的は、固形製剤を吸着部に真空吸着させて搬送する搬送装置の搬送パラメータデータベースを構築する装置であって、固形製剤のサイズおよび質量を含む搬送条件と搬送パラメータとの関係を複数の固形製剤の種類ごとに予め記憶する記憶手段と、前記搬送パラメータが新たに設定される固形製剤の前記搬送条件を入力情報として受信すると、前記入力情報に基づき前記記憶手段を照合し、前記入力情報に最も近い前記搬送条件に対応する前記搬送パラメータを抽出する搬送パラメータ抽出手段と、抽出された前記搬送パラメータを出力する出力処理手段と、出力された前記搬送パラメータを作業者が調整することにより前記記憶手段に記憶される固形製剤の搬送条件と搬送パラメータとの関係を追加する更新手段とを備える搬送パラメータデータベース構築装置により達成される。
【0008】
この搬送パラメータデータベース構築装置において、前記搬送条件には、固形製剤の搬送速度が含まれることが好ましい。
【0009】
また、前記搬送パラメータには、前記吸着部のサイズが含まれることが好ましく、前記記憶手段は、固形製剤のサイズから前記吸着部のサイズを算出するための演算式を記憶することが好ましい。
【0010】
前記搬送パラメータには、固形製剤を前記吸着部に吸着させるための真空圧、および、前記吸着部への固形製剤の吸着を解除するための圧空圧が含まれることが好ましい。
【0011】
前記搬送パラメータには、前記吸着部が間欠動作する場合の加減速時間が含まれることが好ましい。
【0012】
前記記憶手段は、クラウドサーバに設けられていることが好ましい。
【0013】
また、本発明の前記目的は、固形製剤を吸着部に真空吸着させて搬送する搬送装置の搬送パラメータデータベースを構築する方法であって、固形製剤のサイズおよび質量を含む搬送条件と搬送パラメータとの関係を複数の固形製剤の種類ごとに記憶手段に予め記憶する記憶ステップと、前記搬送パラメータが新たに設定される固形製剤の前記搬送条件を入力情報として受信すると、前記入力情報に基づき前記記憶手段を照合し、前記入力情報に最も近い前記搬送条件に対応する前記搬送パラメータを抽出する搬送パラメータ抽出ステップと、抽出された前記搬送パラメータを出力する出力処理ステップと、出力された前記搬送パラメータを作業者が調整することにより前記記憶手段に記憶される固形製剤の搬送条件と搬送パラメータとの関係を追加する更新ステップとを備える搬送パラメータデータベース構築方法により達成される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、種々の固形製剤に応じた搬送パラメータの設定を迅速容易に行うことを可能にする搬送パラメータデータベース構築装置および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係る搬送パラメータデータベース構築装置の概略構成図である。
図2】搬送装置の一例を示す概略構成図である。
図3】本発明の一実施形態に係る搬送パラメータデータベース構築方法を説明するためのフローチャートである。
図4】搬送パラメータデータベースの一例を示す図である。
図5図2に示す搬送装置の要部変形例を示す図である。
図6図2に示す搬送装置の他の変形例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る搬送パラメータデータベース構築装置の概略構成図である。図1に示すように、搬送パラメータデータベース構築装置1は、例えばクラウドサーバ等のサーバ装置からなり、インターネット等のネットワーク2を介して、1または複数の端末装置3に接続されている。端末装置3は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等からなり、搬送パラメータデータベースへのアクセスを行う作業者が使用する装置である。
【0017】
搬送パラメータデータベース構築装置1は、ネットワーク2に接続して端末装置3とのデータの送受信を行う通信部11の他に、記憶部12、搬送パラメータ抽出部13、出力部14および更新部15を備えている。記憶部12は、書き換え可能な記録媒体からなり、搬送パラメータデータベースの他に、一部の搬送パラメータを演算により求めるための演算式や、種々のデータを記憶する。搬送パラメータ抽出部13、出力部14および更新部15の後述する各処理は、CPU等の制御装置により行うことができる。
【0018】
搬送パラメータデータベースは、錠剤やカプセル剤などの固形製剤を搬送する搬送装置の搬送パラメータと、固形製剤の搬送条件との関係を格納するデータベースである。搬送装置は、固形製剤を吸着部に真空吸着させて搬送する種々の構成であってよく、例えば、図2に示す搬送装置100は、振動フィーダ等の供給装置120から整列状態で供給される固形製剤Tを、搬送ドラム110の外周面に周方向に沿ってスリット状に形成された吸着部111に吸着させて矢示方向に間欠駆動し、搬送ドラム110と同様の構成を備える次のドラム130に引き渡して印字や計量等を行うことができるように構成されている。なお、図2(a)は搬送装置100の概略正面図であり、図2(b)は搬送ドラム110の側面図である。
【0019】
吸着部111は、搬送ドラム110内の真空エリアに連通して真空吸引することにより、固形製剤Tを周方向の任意の箇所に吸着して搬送する。固形製剤Tが真空エリアから大気圧エリアに移行すると、吸着部111による固形製剤Tの吸着が解除され、搬送ドラム110が間欠停止するタイミングで圧空ノズル(図示せず)から固形製剤Tにエア噴射されて、次のドラム130の外周面に固形製剤Tが吸着される。
【0020】
上記の構成を備える搬送装置100の搬送パラメータは、搬送装置100を実際に作動させる際に設定が必要になる各種の設定値であり、例えば、吸着部111のスリット幅W、固形製剤Tを吸着部110に吸着させる真空圧P1、固形製剤Tを吸着部110から離脱させる圧空圧P2、搬送ドラム110を間欠駆動させる加減速時間(あるいは加減速度)aを、搬送パラメータの具体例として挙げることができる。
【0021】
固形製剤Tの搬送条件は、搬送装置100による固形製剤Tの搬送に影響を与える情報であり、例えば、固形製剤Tのサイズや質量等の搬送物に関する情報の他に、搬送ドラム110の搬送速度(回転速度)vを、搬送条件の具体例として挙げることができる。搬送ドラム110の搬送速度は、搬送装置100の用途(例えば印字や計量等)に必要な処理速度に基づき設定される。
【0022】
次に、搬送パラメータデータベース構築装置1により搬送パラメータデータベースを構築する方法を、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、記憶部12には、熟練した作業者が搬送パラメータを過去に調整した経験等に基づき、搬送条件と搬送パラメータとの関係を示す搬送パラメータデータベースを作成し、格納する(記憶ステップS1)。また、記憶部12には、一部の搬送パラメータを演算により求めるための演算式が予め格納される。
【0023】
図4は、搬送パラメータデータベースの一例を示す図である。図4に示す搬送パラメータデータベースは、真空圧P1、圧空圧P2および加減速時間(あるいは加減速度)aを搬送パラメータとする場合に、それぞれの搬送条件との関係を示す(a)真空圧テーブル、(b)圧空圧テーブルおよび(c)加減速テーブルを備えており、図2(b)に示す吸着部111の幅Wが3mmの場合の一例を示している。
【0024】
搬送パラメータデータベースの更新は、端末装置3からの入力に基づいて行われる。搬送パラメータ抽出部13は、搬送パラメータが新たに設定される固形製剤の搬送条件を、作業者が入力した端末装置3からの入力情報として受信すると、入力情報に基づき記憶部12を照合して、入力情報に最も近い搬送条件に対応する搬送パラメータを抽出する(搬送パラメータ抽出ステップS2)。
【0025】
例えば、搬送条件として、固形製剤の種別(例えば錠剤またはカプセル剤等)を選択し、固形製剤のサイズ(例えば幅等)、質量および搬送速度(例えば回転速度等)として、それぞれ8mm、200mgおよび2000rpmが、それぞれ搬送条件として入力されると、搬送パラメータ抽出部13は、固形製剤のサイズに関する演算式(吸着部幅<固形製剤幅×0.4)から、この演算式を満たす吸着部幅の最大整数(すなわち3mm)を、搬送パラメータの吸着部サイズとして設定する。そして、設定された吸着部幅に対応する図4の(a)真空圧テーブル、(b)圧空圧テーブルおよび(c)加減速テーブルを、入力された固形製剤の質量および搬送速度に基づき検索し、図4に丸で囲んだ「-10kPa」、「25kPa」および「150mm/s」を選択することで、入力情報に最も近い搬送条件に対応する搬送パラメータを抽出する。なお、真空圧P1は、吸着部幅が大きい場合や固形製剤の質量・サイズが小さい場合には、低く設定され、吸着部幅が小さい場合や固形製剤の質量・サイズが大きい場合には、高く設定される。
【0026】
出力処理部14は、搬送パラメータ抽出部13が抽出した搬送パラメータを、搬送条件と共に端末装置3に向けて送信する出力処理を行う(出力処理ステップS3)。作業者は、端末装置3に表示された出力情報に基づき、搬送装置100の部品を保有する他の部品に適宜交換する等して、搬送装置100の搬送パラメータの調整作業を行い、固形製剤Tがスムーズに搬送されるように搬送パラメータを修正する。そして、修正後の搬送パラメータを端末装置3から搬送パラメータデータベース構築装置1に送信する。
【0027】
更新部15は、端末装置3から搬送条件に対応する修正後の搬送パラメータを受信すると、新たに設定される搬送条件と搬送パラメータとの関係を記憶部12に追加して、修正後の搬送パラメータに基づき搬送パラメータデータベースを更新する(更新ステップS4)。こうして、複数の入力情報に基づき搬送パラメータデータベースを更新することで、搬送パラメータデータベースを構築していくことができる。
【0028】
本実施形態の搬送パラメータデータベース構築装置1によれば、固形製剤Tの新たな搬送条件を入力情報として受信すると、搬送パラメータ抽出部13が入力情報に最も近い搬送条件に対応する搬送パラメータを抽出し、出力処理部14が出力処理を行うことにより、作業者に対して搬送パラメータの調整に有用な情報を提供することができるので、作業者の調整負担を軽減することができる。また、搬送パラメータデータベースを構築していくことで、多種多様な固形製剤に応じた搬送パラメータの設定を迅速容易に行うことができる。搬送パラメータデータベース構築装置1は、本実施形態のようにクラウドサーバにより構成することが好ましく、搬送パラメータデータベースを容易に一元管理することができる。
【0029】
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されない。例えば、搬送条件としての固形製剤のサイズは、本実施形態では固形製剤の幅としているが、固形製剤の長さや高さ等であってもよく、更には、これらを組み合わせた情報であってもよい。更に、固形製剤が円形である場合の直径や、固形製剤が楕円形である場合の長径および/または短径を、固形製剤のサイズとしてもよい。
【0030】
また、本実施形態の搬送パラメータ抽出部13は、固形製剤のサイズ毎に真空圧テーブル等が設定された搬送パラメータデータベースに対し、入力情報に最も近い固形製剤のサイズに対応する真空圧テーブル等を抽出して、搬送パラメータデータベースを更新するようにしているが、固形製剤のサイズ以外の搬送条件に基づき搬送パラメータを抽出するように構成してもよい。あるいは、各搬送条件に予め優先順位を付けて、入力情報に基づき優先順位にしたがって記憶部12を照合し、入力情報に最も近い搬送条件に対応する搬送パラメータを抽出してもよい。
【0031】
搬送パラメータを設定する搬送装置の構成は特に限定されるものではなく、例えば、図2に示す搬送装置100が備える搬送ドラム110は、図5に示すように、周方向に沿って形成されたスリット112の底部に、吸引孔からなる吸着部113が等間隔が複数形成されたものであってもよく、各吸着部113が真空エリアに連通して固形製剤を吸引する構成であってもよい。この場合には、吸着部113の孔径Dを吸着部113のサイズとして、搬送パラメータに含めることができる。
【0032】
図6に示す搬送装置200は、ホッパ220から供給された固形製剤Tを搬送する搬送ドラム210が、外周面からリング状に突出する突出部212と、突出部212の外周面の周方向に沿って吸着孔からなる吸着部214とを備えており、吸着部214に固形製剤Tを真空吸着して搬送することができる。なお、図6(a)は搬送装置200の概略正面図であり、図6(b)は搬送ドラム210の側面図である。搬送パラメータデータベース構築装置1は、このような構成を備える搬送装置200の搬送パラメータの構築に使用することもできる。
【0033】
図2および図6に示す搬送装置100,200は、搬送ドラム110,210が間欠駆動されるように構成されているが、搬送ドラム110,210が連続回転するように構成してもよく、この場合には、搬送パラメータとして加減速時間(あるいは加減速度)aの設定は不要である。
【符号の説明】
【0034】
1 搬送パラメータデータベース構築装置
12 記憶部
13 搬送パラメータ抽出部
14 出力処理部
15 更新部
図1
図2
図3
図4
図5
図6