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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-21
(45)【発行日】2024-11-29
(54)【発明の名称】粘着テープロール
(51)【国際特許分類】
   C09J 7/20 20180101AFI20241122BHJP
   C09J 7/38 20180101ALI20241122BHJP
【FI】
C09J7/20
C09J7/38
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021577891
(86)(22)【出願日】2020-06-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-01
(86)【国際出願番号】 GB2020051556
(87)【国際公開番号】W WO2020260896
(87)【国際公開日】2020-12-30
【審査請求日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】1909356.6
(32)【優先日】2019-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】521566944
【氏名又は名称】プレストン、テクニカル、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】PRESTON TECHNICAL LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100158964
【弁理士】
【氏名又は名称】岡村 和郎
(72)【発明者】
【氏名】デレク、プリンス
(72)【発明者】
【氏名】マイケル、バロン、オリバー
(72)【発明者】
【氏名】リー、ブライアン、パーネル
【審査官】澤村 茂実
(56)【参考文献】
【文献】実開昭56-151345(JP,U)
【文献】特開平09-208909(JP,A)
【文献】特開平09-208908(JP,A)
【文献】特開2015-098551(JP,A)
【文献】米国特許第5213565(US,A)
【文献】米国特許第6756102(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09J 7/00-7/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘着テープロールを製造する方法であって、
粘着テープを裏材の層に設けることにより、粘着テープ層と裏材層とを含む複合二層製品を得るステップと、
分割部を前記複合二層製品に設けることにより、複合二層製品の複数の切離可能なセグメントを規定するステップと、
前記粘着テープ層を分割して、前記裏材の前記切離可能なセグメントの各々に、前記粘着テープ層の粘着テープセグメントを形成するステップと、
粘着テープの一部を前記粘着テープセグメントから除去して、前記裏材の前記切離可能なセグメントの各々について、前記裏材の幅に亘って延びるタブ部分と、テープ支持部分とを残すステップであって、前記裏材の前記テープ支持部分は、粘着テープセグメントを支持し、前記裏材の前記タブ部分は、前記切離可能なセグメントの前記テープ支持部分を前記粘着テープセグメントから分離するためのプルタブを備えるステップと、
前記裏材と前記粘着テープセグメントとをロールに形成するステップと、
を備える、方法。
【請求項2】
粘着テープを裏材の層に設ける前記ステップは、両面粘着テープを設けるステップを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
複数の切離可能なセグメントを規定するステップは、前記複合二層製品の長さに沿って所定の間隔で分割部を設けるステップを備える、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
複数の切離可能なセグメントを規定するステップは、組み込まれた弱め線または弱め点の形態にある分割部を設けるステップを備える、
請求項1、2または3に記載の方法。
【請求項5】
複数の切離可能なセグメントを規定するステップは、組み込まれた弱め線または弱め点の形態にある分割部を、前記裏材の幅に亘って設けるステップを備える、
請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記粘着テープ層を分割する前記ステップは、前記粘着テープ層をその幅に亘って分割するステップを備える、
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記裏材の前記分割部のうちの1つは、前記裏材の前記切離可能なセグメントの前記粘着テープセグメントの端部の位置に一致するように設けられる、
請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
ロールに形成する前記ステップは、前記切離可能なセグメントの前記プルタブが、前記切離可能なセグメントが切り離され得る前記ロールの端部に向けて配置されるように実施される、
請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ロールに形成する前記ステップは、前記切離可能なセグメントの前記プルタブが、前記テープの自由端部に向けて配置され、前記ロールの外側端部に向けて、すなわち、前記切離可能なセグメントが切離され得る前記ロールの端部に向けて、位置づけられるように、実施される、
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ロールを分割して、より小さい幅を有する2つ以上のロールを形成するステップをさらに備える、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、概して粘着テープロールに関し、特に粘着テープ片を分配供給するための粘着テープロールに関する。
【背景技術】
【0002】
特定の産業用途の粘着テープは、予めカットされた長さで、紙やプラスチックフィルム製のキャリアに支持された状態で提供され得る。これにより、正確な長さのテープを粘着対象物に貼付することができる。テープのユーザにとって、これは、ロールからテープを測定して獲得するよりも簡単である。なぜならば、ロールから高い精度で必要な長さを獲得することは困難であるからである。また、獲得プロセスを開始するためのロール上のテープの端部を見つけることが難しい場合がある。予めカットされた長さのテープを使用することは、正確な長さのテープを対象物に貼付できるため便利であるが、キャリアを作製してテープに貼り、そしてテープの使用後に廃棄する必要があるというデメリットがある。さらに、テープのユーザが、複数の対称物のために複数の予めカットされた異なる長さを有する複数のテープ片を必要とする場合、予めカットした長さを識別して体系化するという問題が起こる。両面テープの場合、予めカットした長さを使用するとき、粘着テープを裏材から分離することについて考慮する必要がある。
【0003】
本件出願人は、これらの問題に対処するために、粘着テープを分配供給するための改良された技術を特定した。
【発明の概要】
【0004】
本技術の第1アプローチにおいて、複数の切離可能なセグメントに分割された裏材を備え、前記裏材の前記切離可能なセグメントは、前記裏材に設けられた分割部の間で規定され、前記切離可能なセグメントは、テープ支持部分とタブ部分とを備え、前記テープ支持部分は、粘着テープセグメントを支持し、前記タブ部分は、前記裏材の前記切離可能なセグメントの前記テープ支持部分を、前記テープ支持部分に支持された前記粘着テープセグメントから分離するためのタブを備える、粘着テープロールが提供される。
【0005】
本技術の第2アプローチにおいて、粘着テープを裏材に設けるステップと、分割部を前記裏材に設けることにより、裏材の複数の切離可能なセグメントを規定するステップと、前記粘着テープを分割して、前記裏材の前記切離可能なセグメントの各々に粘着テープセグメントを形成するステップと、粘着テープの一部を前記粘着テープセグメントから除去して、前記裏材の前記切離可能なセグメントの各々について、タブ部分とテープ支持部分とを残すステップであって、前記テープ支持部分は、粘着テープセグメントを支持し、前記タブ部分は、前記切離可能なセグメントの前記テープ支持部分を前記粘着テープセグメントから分離するためのプルタブを備えるステップと、前記裏材と前記粘着テープセグメントとをロールに形成するステップと、を備える、粘着テープロールを製造する方法が提供される。
【0006】
本技術によれば、添付の請求項に記載された粘着テープロールおよび方法が提供される。本発明の他の特徴は、以下の説明から明らかになるであろう。
【0007】
一例に過ぎない本技術の実施を、添付の図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A図1Aは、粘着テープロールを示す。
図1B図1Bは、粘着テープロールの拡大図を示す。
図2A図2Aは、粘着テープロールを形成するステップを示す。
図2B図2Bは、粘着テープロールを形成するステップを示す。
図2C図2Cは、粘着テープロールを形成するステップを示す。
図3図3は、粘着テープロールを形成するステップの一例のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
大まかに言えば、本技術の実施形態は、切離可能なセグメントを備える粘着テープロールを提供する。切離可能なセグメントは、ロールから簡単に外すことができるとともに、使用時に粘着テープを裏材から分離するのに役立つプルタブを備えている。したがって、ユーザは、セグメントをロールの残りから切り離し得る。そして、プルタブを使用して粘着テープを裏材から分離させ得る。プルタブは、セグメントをロールから分離させるのにも有用であり得る。異なる長さのセグメントが単一のロールに形成され得る。これにより、異なる特定のテープ片を必要とする対象物においてテープを使用することが容易になる。セグメント用の別個のキャリアペーパーは必要ない。ロールの裏材は、ロールされたセグメントが互いに付着することを防止するとともに、粘着テープを使用時まで保護する機能を果たす。したがって、本技術は、テープの貼りやすさを向上させ、廃棄物を削減する。
【0010】
図1Aはコア101に設けられた粘着テープロール100を示し、図1Bは粘着テープロール100の拡大図を示す。粘着テープロール100は、その内部を支持するための別個のコア101を伴わずに提供され得ることを理解されたい。
【0011】
粘着テープロール100は、粘着テープ110と裏材層120とを備えている。裏材層120は、ロールの粘着テープ110の粘着面を互いに分離している。粘着テープロール100は、複数の切離可能なセグメント140を備えている。図示例において、切離可能なセグメント140は、互いに同一の長さを有している。図1Aおよび図1Bに、粘着テープロール100から切り離した後の1つのセグメント140が示されており、他のセグメント140は、依然として粘着テープロール100に取り付けられている状態で示されている。各セグメント140は、裏材と粘着テープとを備えている。各セグメントは、例えば裏材に組み込まれた弱め線または弱め点として提供される分割部によって規定されている。組み込まれた弱め線または弱め点は、以下で詳細に説明するように穿孔部(ミシン目)として、または切り込み、レーザー切断、熱または超音波等の他の方法において形成され得る。一部の例示的な実施形態において、分割部は、裏材層120の分離部を備え得る。
【0012】
一例において、粘着テープ製品の幅に亘る穿孔部が、セグメントを規定している。これにより、セグメントをロールの残りから切り離したり引き裂いたりすることで、各セグメントは簡単に獲得され得る。他の実施形態において、セグメントは、次のものから、分割部において部分的にまたは全体的に切り離され得る、レーザー切断され得る、または他の方法で分離され得る。各セグメント140は、テープ支持部分とタブ部分とを備えている。テープ支持部分は、裏材と粘着テープとを備える。タブ部分は、裏材のみを備える。例えば、タブ部分は、ロール100の製造中に粘着テープの対応する範囲が除去された裏材の一部分である。このように、第2部分がプルタブ130を形成する。これにより、ユーザは、裏材を把持して粘着テープを裏材から分離することができる。プルタブがセグメントの自由端部、例えばロールの外側に設けられた実施形態において、プルタブは、ユーザがセグメントをロール100の残りから切り離す助けとなり得る。他の例示的な実施形態において、タブ部分は、セグメントの各端部に設けられ得る。
【0013】
粘着テープ製品の粘着テープ110は、例えば感圧性粘着テープであり得る。粘着テープは、油性基材を備え得る。テープは、アクリル発泡テープ等の発泡性粘着剤を備え得る。粘着テープ110は、打抜テープおよび/または自己粘着性テープであり得る。粘着テープは、片面または両面にコーティングが施された粘着テープであり得る。粘着テープ110の表面の粘着剤は、セロハン、アクリル粘着剤、エポキシ樹脂、ブタジエン-スチレン、ブチル、ポリイソブチレンまたはニトリル化合物等のゴム系粘着剤、シリコーン粘着剤、ポリウレタンおよびイソシアネート粘着剤等のテープに使用される任意の粘着剤であり得る。裏材層120は、布、紙、金属箔、プラスチックフィルム、フェルト、発泡体、PET/ポリエステル、ポリイミド、PVC/ビニル、ゴム、ガラス、ファイバーガラス、ゴム、フィラメント、フッ素重合体、または合成樹脂等の任意の適切な材料から構成され得る。
【0014】
図2A図2Cは、本技術による粘着テープロールを形成するステップを示す。本方法は、粘着テープを裏材の層に設けることから開始する。典型的には、これは、複合二層製品の形態のロールに供給される。裏材層は、二層製品がさらなる方法ステップにおいて処理されるように巻きが解かれるとき、粘着テープ層の粘着面に全体的に設けられる。複合二層製品206から、裏材は、複数の切離可能なセグメント140に分割される。図2Aは、複合二層製品206に形成された2つの切離可能なセグメント140を示す。セグメント140は、複合二層製品206の幅に亘って延びる分割部202により規定されている。分割部は、複合二層製品206の幅に沿って、粘着テープ層および裏材層の両方を貫通して形成された穿孔部202を備えている。本例において、分割部は、等間隔で設けられているが、これは必須ではないことを理解されたい。同様に、粘着テープ層および裏材層の分割の程度が同じである必要はない。
【0015】
各切離可能なセグメント140は、テープ支持部分150とタブ部分130とを有している。複合二層製品206は、複数の粘着テープセグメントが形成されるように、さらに処理される。最初に粘着テープ層を間隔200にし、次いで粘着テープ層を各切離可能なセグメント140のタブ部分130から除去することにより、各粘着テープセグメントは、切離可能なセグメント140のテープ支持部分150に設けられる。粘着テープ層の切断は、切断部200に沿って裏材層は切断されるが粘着テープ層は切断されないように、粘着テープ層をキス切断するステップを含み得る。一例において、粘着テープ層は完全に切断され得る一方で、裏材層には組み込まれた弱め部のみが設けられ得る。他の例において、両方の層が完全に切断され得る。
【0016】
換言すれば、各切離可能なセグメント140のタブ部分130に最初にある粘着テープ片は、タブ部分130から除去される。したがって、粘着テープがこの領域から除去された後は、各切離可能なセグメント140のテープ支持部分150は、粘着テープおよび裏材の両方を備えているのに対し、タブ部分130は、裏材のみを備えている。タブ部分130は、粘着テープセグメントを裏材から分離するためのプルタブを形成するとともに、切離可能なセグメント140をロールから切り離すのに有用であり得る。
【0017】
図2Bは、粘着テープが、複合二層製品206から、すなわち各切離可能なセグメント140の第2部分130から除去された後の製品206を示す。また、穿孔部202は、各切離可能なセグメント140を規定している。
【0018】
図2Cは、選択的なさらなる処理ステップを示す。場合により、図2Bに示す製品の幅が大きいことがある。例えば、粘着テープおよび裏材層は、56インチの幅および900ヤードの長さを有するシートであり得る。この場合、最終的な粘着テープ製品100をより小さいサイズで提供することが便利なことがある。したがって、切断ステップおよび穿孔ステップが実施されて粘着層の一部が除去された後、粘着テープ層および裏材層を有する大型のシートは、ロールに形成され得る。このロールはシートと同じ幅であってもよい。または、シートを幅方向に分割して、より小さい所定の幅を有するロールにしてもよい。例えば、幅は48mm幅であり得る。幅の分割は、図2Cに示すように、粘着テープ層が各切離可能なセグメントの第2部分から除去された後に、粘着テープ層および裏材層を貫通して切断204するステップを含み得る。切断ライン204を、図2Cに示す。
【0019】
ロールの形成は、以下を適切に含む。図1Aおよび図1Bに示すように、例えば対応する幅を有するコア等のコアの周囲に巻回する。または、図2Bに示す幅広のシート製品をコアに巻回してロールを形成し、幅広のロールを次いでより小さい幅のロールに切断してもよい。図2Cには同一幅のテープが示されているが、単一の幅広シートまたはロールを種々の異なる幅のテープに切断してもよいことを理解されたい。
【0020】
切断部200および穿孔部202は、以下のように形成され得ることが理解される。複合二層製品206が機械を通過するように供給される際、製品206は、最初に第1切断部200を形成する切断ツールを通過し、次いで第1穿孔部202を形成する穿孔ツールを移動して通過し、次いで第2切断部200を形成するように切断ツールを通過する、などである。換言すれば、最初に製品206全体を切断ツールに通過させ、次いで製品206全体を穿孔ツールに供給して通過させることは必要ないかもしれない。むしろ、製品206を一度機械に供給して通過させることにより、切断および穿孔の両方を単一の機械を使用して実施してもよい。
【0021】
図3は、粘着テープロールを形成する例示的なステップのフローチャートを示す。プロセスは、粘着テープ層を裏材層に設けて(ステップS200)複合二層製品の形態にするステップから開始する。複合二層製品を分割して、複数の切離可能なセグメントを規定する(ステップ202)。各切離可能なセグメントは、テープ支持部分とタブ部分とを有している。分割部は、粘着テープ層および裏材層の両方を貫通する穿孔部を備え得る。次いで、粘着層のみが、間隔を空けて切断される(ステップ204)。例示的な本実施形態における切断部は、図2Aに示すように、裏材層の分割部から距離を置いて構成される。切断部は、粘着テープ層の一部が切離可能なセグメントから取り外されることで、テープ支持部分とタブ部分とが形成され得るように構成される。タブ部分にある粘着層の部分が、裏材から除去される(ステップS206)。これにより、タブ部分は粘着テープを支持しないが、粘着テープセグメントを裏材から分離するためのプルタブを形成する。その後、製品はロールに形成される(ステップS208)。
【0022】
本方法において、ステップS202~ステップS206は、ステップS208が実施される前に、例えば複数のセグメントがステップS200で提供された二層製品の全長に沿って規定されるように、複数回実施され得る。
【0023】
本方法において、ステップS204およびステップS206は、ステップS202で規定されたセグメント内で複数回実施され得る。すなわち、テープ支持部分は、テープを支持しない単数または複数のセクションであって、タブ部分から離れたセクションを含むように形成され得る。このような実施形態において、テープ支持部分は、その長さにおいて、単数または複数の間隙または不連続性を有するテープ片を支持するものとみなされ得る。さらに、ステップS204およびステップS206は、タブ部分がセグメントについて裏材層の両端部に形成されるように、ステップS202で規定された後のセグメントにおいて、2回実施され得る。
【0024】
本方法は、選択的に、ロールをその幅に交差するようにして切断し、2つの別個のより幅狭のロール、または3つまたはそれ以上のこのようなロールを形成するさらなるステップを備え得る。
【0025】
上記では、最良の態様であると考えられるもの、および必要に応じて本技術を実施する他の態様を説明したが、当業者には、本技術は好適な実施形態の説明において開示された特定の構成および方法に限定されるべきではないことが理解されるであろう。当業者であれば、本技術は幅広い応用が可能であり、添付の特許請求の範囲で定義された発明概念から逸脱することなく、実施形態が幅広い変更を受け得ることを認識するであろう
【0026】
本出願に関連して本明細書と同時に、または本明細書の前に提出され、本明細書とともに公開されているすべての書類および文書に注意が向けられる。このようなすべての書類および文書の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0027】
本明細書(添付の請求項、要約書、図面を含む)に開示されたすべての特徴、および/または、こうして開示された任意の方法またはプロセスのすべてのステップは、そのような特徴および/またはステップの少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わせることができる。
【0028】
本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書および図面を含む)に開示された各特徴は、明示的に別段の記載がない限り、同一の目的、同等の目的、または類似の目的を果たす代替の特徴で置き換えられ得る。したがって、明示的に別段の記載がない限り、開示された各特徴は、一連の一般的な同等または類似の特徴の一例に過ぎない。
【0029】
本発明は、上述の実施形態の詳細に限定されない。本発明は、本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書、および図面を含む)に開示された任意の新規な1つの特徴、または任意の新規の特徴の組み合わせ、あるいは、こうして開示された任意の新規な1つの方法またはプロセスのステップ、または任意の新規な方法またはプロセスのステップの組み合わせにまで及ぶ。
図1(A)】
図1(B)】
図2
図3