IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ウェスティングハウス エレクトリック カンパニー エルエルシーの特許一覧

<>
  • 特許-窒化ウランの電気化学的生産 図1
  • 特許-窒化ウランの電気化学的生産 図2
  • 特許-窒化ウランの電気化学的生産 図3
  • 特許-窒化ウランの電気化学的生産 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-21
(45)【発行日】2024-11-29
(54)【発明の名称】窒化ウランの電気化学的生産
(51)【国際特許分類】
   G21C 3/62 20060101AFI20241122BHJP
【FI】
G21C3/62 300
G21C3/62 600
【請求項の数】 26
(21)【出願番号】P 2022515776
(86)(22)【出願日】2020-09-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-16
(86)【国際出願番号】 US2020049477
(87)【国際公開番号】W WO2021050388
(87)【国際公開日】2021-03-18
【審査請求日】2023-09-01
(31)【優先権主張番号】62/898,083
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521219442
【氏名又は名称】ウェスティングハウス エレクトリック カンパニー エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】WESTINGHOUSE ELECTRIC COMPANY LLC
【住所又は居所原語表記】1000 Westinghouse Drive, Suite 141, Cranberry Township, Pennsylvania 16066 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ルーク シー. オルソン
(72)【発明者】
【氏名】キャスリン イー. メッツガー
(72)【発明者】
【氏名】エドワード ジェイ. ラホダ
【審査官】藤田 健
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-120580(JP,A)
【文献】特開平10-332861(JP,A)
【文献】特開平10-010285(JP,A)
【文献】米国特許第04029740(US,A)
【文献】特開2006-017716(JP,A)
【文献】特開平11-064576(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108109710(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 3/00
G21C 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
窒化ウラン燃料を生産するための方法であって、
UFガスをカソードにおいて又は前記カソードの近くで窒素含有塩に曝露してU(式中、xは1又は2の整数であり、yは1から3の整数である。)を生成するステップと、
をUN及び窒素ガスに変換するステップと、
によって表される反応を含む、方法。
【請求項2】
前記方法が、単一反応チャンバ内でバッチプロセスにおいて実施される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法が、単一反応チャンバ内で連続的プロセスにおいて実施される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法が、2つの別個のチャンバ内で連続的プロセスにおいて実施される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記窒素含有塩が、窒化物塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記窒化物塩が、アルカリ窒化物、アルカリ金属窒化物及び遷移金属窒化物からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法が、さらに、窒素ガスを前記窒化物塩に導入するステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記窒素含有塩が、NaCN、KCN、NaCNO、KCNO及びその混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記窒素含有塩が、LiCl-KCl-LiN、LiF-NaF-KF-LiN及びその混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記窒素含有塩が、窒素ガスを中性塩又は溶媒に導入することによって生成される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記窒素が、N15である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
さらに、窒化物を前記塩に加えることによって前記窒素含有塩を再構成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
2ボルト以上の電圧が、前記カソードにかけられる、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
窒化ウラン燃料を生産するための方法であって、
以下のステップ:
(1)xUF+yN3-→U+6xF及び
(2)UNy→xUN+(y-x)/2N
によって表される反応を含み、
式中、xは1又は2の整数であり、yは1~3の整数であり、
前記反応は、窒素含有塩に接触している第1のセットの電極の多孔性UF膜電極上で実施される、方法。
【請求項15】
前記窒素含有塩が、アルカリ窒化物、アルカリ金属窒化物及び遷移金属窒化物からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記窒素含有塩が、UF及びUFの一方又は両方を含み、
ステップ(2)が、前記窒素含有塩と接触している第2のセットの電極のアノードにおいて行われる、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記窒素含有塩が、NaCN、KCN、NaCNO、KCNO及びその混合物からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記窒素含有塩が、LiCl-KCl-LiN、LiF-NaF-KF-LiN及びその混合物からなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記反応のステップ(1)が、
UF+2LiN→UN+6LiF
によって表される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
350℃から600℃の範囲の温度で実施される、請求項14に記載の方法。
【請求項21】
さらに、窒化成分の付加によって前記反応を再構成するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項22】
さらに、前記第1のセットの電極の前記多孔性UF膜電極を置き換えるか、又は第2の多孔性UF6膜電極を有する第2のセットの電極を付加することによって、前記反応を再構成するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項23】
さらに、前記塩を揮発させるが前記Uを固体として維持するのに十分な温度で前記塩を蒸留することによって、前記塩から前記Uを分離するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項24】
さらに、前記固体Uを975℃から2500℃未満の間の温度に加熱して、UをUNに変換するステップを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
さらに、
前記蒸留された塩を凝縮するステップと、
前記凝縮された塩を前記窒素含有塩に付加するステップと、
窒化物を前記凝縮された塩に付加するステップと、
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記塩を揮発させるための前記温度が、約1200℃である、請求項23に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
この出願は、2019年9月10日に出願された「電気化学的窒化二ウラン製造」と題された62/898,083の出願の利益を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、エネルギー省によって授与された契約第NE-0008824号の下、政府支援によってなされたものである。米国政府は、本発明に一定の権利を有する。
【0003】
本出願は、原子炉用の燃料を生産するための方法、より詳細には窒化ウランを生産するための方法に関する。
【背景技術】
【0004】
窒化ウランは、二酸化ウランよりも高いウラン密度を有するため、原子炉で使用するための燃料とする二酸化ウランの代替策として良好な選択でありうる。窒化ウランのウラン密度がより高いことにより、同様の濃縮二酸化ウランと比較して燃料中により高いウラン235-密度を達成することが可能になり、それによって所与の濃縮に対してより高い燃焼度(MW日/kgU)を可能にする。窒化ウランはまた、より高い伝熱性を有しており、リアクタ作動中その非常に低い残熱含量によって事故耐性燃料としての可能性を有して、何らかの作動過度時において、燃料棒の膨脹及び破裂を防止する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
残念なことに、窒化ウランは製造することが難しく、製造プロセスは、時間がかかり複雑であり、複数のステップ及び高い温度を伴うことが多い。現在の方法は、次の生成連鎖:UF→UO→UC→UNを経る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の概要は、開示する実施形態独自の革新的な特徴のいくつかの理解を容易にするために提供され、完全な説明を意図するものではない。本明細書全体、特許請求の範囲、要約、及び図を総括的にとらえることにより、実施形態のさまざまな態様が得られる。
【0007】
窒化ウラン燃料を生成するための方法が説明され、この方法は、UFガスをカソードにおいて又はカソードの近くで窒素含有塩に曝露して六フッ化ウランを還元する。U(ただし、式中、xは1又は2の整数であり、yは1~3の整数である)は、自発的に、塩中又はカソード若しくはアノードの表面において生成される。第2のステップにおいて、Uは、UN及び窒素ガスに変換される。Uが塩中に生成されるか、又は電極の1つにおいて生成されるかは、電極及び塩溶液がどのように管理されているかによって決まる。例えば、複数の3電極構成が塩内に置かれた場合、1つの電極セットを特有のフッ化ウラン生成物を生成するように調整することができ、別のセットの電極を特有のUを生成するように調整することができる。
【0008】
方法は、さらに、以下のステップによって全体的に表される反応を含むものとして説明され得る:
(1)xUF+yN3-→U+6xF及び
(2)UNy→xUN+(y-x)/2N
式中xは、1又は2から選択される整数であり、yは、1~3から選択される整数である。
本方法は、UNを生成するための反応を多くても2ステップに減らす:UF→中間体→UN。UF→中間体の反応は、窒素含有塩と接触している多孔性UF6膜電極上で実施される。中間体→UNの反応は、同じ多孔性UF膜電極若しくはアノードにおいて、又は塩中で起こる。
【0009】
窒素源は、アルカリ又はアルカリ属窒化物塩、又は遷移金属窒化物塩であってもよい。たとえば、塩は、NaCN、KCN、NaCNO、KCNO、KCO、KCl、LiCl-KCl-LiN、及びLiF-NaF-KF-LiNのいずれか1つ又はその混合物であってもよい。
【0010】
代替的に又は追加的に、窒素源は、中性塩などの塩又は別の溶媒への窒素ガスの導入によるものでもよい。
【0011】
本発明の少なくとも第1のステップは、カソード及びアノードから構成される電気化学反応チャンバ内で行われ、カソード及びアノードそれぞれは、窒素含有塩中に浸漬された端部を有する。UFガスが、カソードを通って塩中に導入され、特定の態様では、窒素ガスが、アノードを通って塩中に導入され得る。塩自体は、窒素塩であってもよい。
【0012】
方法は、バッチプロセス又は連続的プロセスで実施され得る。方法の第2のステップは、電気化学反応チャンバ内又は別個のチャンバ内で実施され、別個のチャンバは、電気化学反応チャンバのものより高い温度で、かつUをUNに分解するのに十分な高さの温度に加熱される。
【0013】
本開示の特徴及び利点は、添付の図を参照することでより良好に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】U生成のバッチプロセスのための、例示的な電気化学リアクタにおいて使用され得る特徴の概略図である。
【0015】
図2】U生成の連続的プロセスのための、例示的な電気化学リアクタにおいて使用され得る特徴の概略図である。
【0016】
図3】U生成の連続的プロセスのための、例示的な代替の電気化学リアクタにおいて使用され得る特徴の概略図である。
【0017】
図4】450℃における共晶LiCl-KCl中のウラン(III)/ウラン(0)及びウラン(IV)/ウラン(0)の酸化/還元対のための起電力を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本明細書では、「1つ(a)」、「1つ(an)」、及び「その(the)」の単数形は、内容がそうでないことを明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
【0019】
本明細書において使用する方向を示す語句、たとえば限定的ではないが上部、底部、左、右、下側、上側、前部、後部、及びその変形形態は、添付の図に示す要素の配向に関連づけるものと、そうではないと明らかに述べない限り、特許請求の範囲を制限しない。
【0020】
特許請求の範囲を含む本出願では、別段の指示がある以外、量、値又は特徴を表すすべての数値は、すべての場合において用語「約」によって修飾されると理解されるものとする。したがって、数値は、用語「約」が数とともに明確に現れない場合であっても、言葉「約」が先行するかのように読み取られ得る。したがって、その逆が指示されない限り、以下の説明において記載する数値パラメータはすべて、本開示による構成及び方法において得ようとする所望の特性に応じて変化し得る。最低限でも、また、均等論の適用を特許請求の範囲に限定する試みとしてではなく、本説明において説明するそれぞれの数値パラメータは、少なくとも、報告された有効桁数に照らし、従来の丸み付け技術を適用することによって解釈されなければならない。
【0021】
本明細書に列挙する数値範囲はすべて、その中に包含されるすべての副範囲を含むことを意図する。たとえば、「1~10」の範囲は、列挙する1の最小値と列挙する10の最大値との間の(及びこの最小値及び最大値を含んで)、すなわち、1以上の最小値及び10以下の最大値を有するすべての副範囲を含むことを意図する。
【0022】
UF→中間体→UNを含む最大2つのステップでUFからUNを製造する方法が、本明細書において説明される。反応の原理は、第1のステップにおいて、UFがU還元(式中、xは、1及び2から選択される整数であってもよく、yは、1、2、及び3から選択される整数である。)に還元される。還元は、窒素含有塩とも接触しているガス状膜電極の表面において、又はその近傍で生じる。UF→中間体の反応は、窒素含有塩と接触している多孔性UF膜電極上で実施される。電圧が電極にかけられ、それにより、UFは還元されてUを形成する。中間体→UNの反応は、同じ多孔性UF膜電極若しくはアノードにおいて、又は窒素含有塩中で起こる。特定の態様では、窒素含有塩は、反応の少なくとも開始時に、反応を開始するのに十分な少量のUF及びUFの一方又は両方を含むことができる。
【0023】
本明細書では、「窒素含有塩」は、(1)例えば、NaCN、KCN、NaCNO、KCNOなど、少なくとも1つの窒素分子と塩組成中の少なくとも1つの他の分子との結合(共有結合又はイオン結合)を含む塩、又は(2)窒素分子とは結合(共有結合又はイオン結合)しないが、Nなどの、一定量の塩と混合されるか、又はその内部に分散された未結合窒素分子を含む塩を意味するものとする。特定の態様では、少なくとも本方法の開始時において、窒素含有塩は、反応を開始するのに十分な少量のUF及びUFの一方又は両方を含む場合がある。窒素含有塩へのUF及びUFの追加は、電極の2つのセットが塩内で使用され、U生成が第2のセットのアノードで生じ、UFからUF、UF及び/又はU-金属への還元が別のセットで生じる実施形態において必要とされる。
【0024】
種々の態様において、Uは、UN(xは1であり、yは2である)、U(xは2であり、yは3である)、及びUN(xとyの両方は1である)の1つ又は任意の組み合わせでありうる。種々の態様では、本明細書において説明する方法で使用される窒素は、少なくとも95質量%のN15であり、これは、約99.6質量%のN14である自然に発生する窒素ガスからの同位体分離によって本方法での使用前に分離される。
【0025】
窒素源は、アルカリ若しくはアルカリ窒化物塩、又は遷移金属窒化物塩であってもよい。代替的に又は追加的に、窒素源は、中性塩であってもよい塩又は別の溶媒への窒素ガスの導入によるものでもよい。
【0026】
窒素含有塩中で使用するための例示的なアルカリ金属は、元素周期表のグループ1から選択されてもよく、Li、Na、K、Rb、Cs及びFrを含むことができる。Li、Na、及びKが、好ましい。窒素含有塩中で使用するための例示的な遷移金属は、元素周期表のグループ3~12から選択されてもよい。多くの市販の窒素含有塩が、知られており、液体窒化プロセスの使用により利用可能である。たとえば、NaCN、KCN、NaCNO、KCNO、KCO、KClなどの混合物が、使用され得る。これらの混合物は通常、比較的低い融点を有し、現在の窒化プロセスは、約500~600°Cで作動する。LiCl-KCl-LiN又はLiF-NaF-KF-LiNなどの他の塩混合物も可能であり、これはシアン化物を回避する。たとえば、LiCl-KClは、約352℃で溶融する。FLiNaKは、約454℃で溶融する。塩中の窒化物成分は、臨時の窒化物の添加又は別の多孔性電極によって再構成され得る。
【0027】
第2のステップにおいて、Uは、第1のステップと同じリアクタ内で、又はさらなるプロセスための別個のユニットへの移動後に、UN及びNガスに分解する。
【0028】
本方法は、さらに、以下のステップに全体的に表す反応を含むものとして説明され得る:
(1)xUF+yN3-→U+6xF及び
(2)UNy→xUN+(y-x)/2N
式中、xは1又は2から選択される整数であり、yは、1~3から選択される整数である。
【0029】
最も簡単にすると、反応全体は、以下のようになる:
UF+2N3-→UN+6F
例として、LiNを有するFLiNaKが窒素含有塩として使用されると仮定すると、例示的な反応全体は、以下のようになることができる:
UF+2LiN→UN+6LiF
【0030】
類似の反応が、幅広い種類の塩で起こり、本開示は、多孔性UF膜電極を使用する任意の窒素含有塩を対象とするものとする。
【0031】
フッ化物は熱力学的に安定しており、したがって、フッ化物から窒素への直接的な変換に好適ではない。また、交換反応が起こるには、電極/塩/UFガス界接面において起こっている反応は、たとえば、Uの形成前に最初にUFをより低い状態U4+、3+、0に変換するなど、現実的にははるかに複雑である可能性がある。たとえば、UFからUNへの直接的な変換は、少なくともU6+→U3+の状態の変更を必要とし、これは、カソードにおける電極反応を以下のようにする:
6++3e→U3+
【0032】
これは、最低限、UFガス状膜電極の電位が、塩中のU3+の形成を誘発するのに十分なカソード性に保たれなければならないことを示している。しかし、実際には、境界層が電極上に形成される傾向があり、そのため境界層を超えるために理論上の最小電圧より大きい電圧をかける必要がある。したがって、こうして過電圧が通常必要とされることにより、電極は、さまざまな態様において、さらに一層高いカソード性に保たれる必要があり得る。実際には、電極の実際のカソード電位は、UFの初期還元を誘発するのに必要とされる(そして金属膜電極がガルバニック的に保護されなければならないほどの負の)電位から、主要な塩溶媒構成物が析出するほどではないカソード電位の間のあたりで変動することができる。図4の表は、Uに変換するための共晶LiCl-KCl塩中のU3+及びU4+のための起電力を示す。U4+からUを得るために、表内の述べられた条件下では少なくとも2ボルト以上をかける必要がある。リアクタはU6+をより低い状態U4+、3+、0に変換するため、必要とされる電圧は、3ボルト以上など、より一層高くなる。
【0033】
UFがUNに直接的に変換されない場合、窒素を塩中に化学的に存在させたままに保つために、UからUNへの変換が塩中で起こることが望ましく、それによって高価な成分である濃縮窒素-15を再捕捉するために必要とされるシステムの複雑性が低減されるはずである。UFをUNに変換することが可能であってもよく、これにより、Uが+6状態のままでいるため、必要とされる過電圧は小さくなり得るが、UN→UN変換が同じ電気化学リアクタ内の同じ塩中で起こることが依然として理想である。これは、約975℃を上回るように温度を上昇させることによって行うことができる。Silva G.W.ら、INORGANIC CHEMISTRY, Reaction sequence and kinetics of uranium nitride decomposition, Nov 16,2009;48(22):10635-42.doi:10.1021/ic901165jを参照されたい。
【0034】
他の生成方法と比べて、本明細書に説明するプロセスは、六フッ化ウラン供給部からUNを発生させるためのユニット工程の簡易化及び低減を付加する。酸化ウランより窒化ウランを使用できることにより、より低い濃縮度でより高いウラン-235濃縮が可能になり、それによって原子炉が現在の濃縮限界値を使用してより高い燃焼度を達成することが可能になる。
【0035】
UNを製造するために現在使用されている方法は、使用するのに時間及び複数のステップを費やす。さまざまな態様では、本明細書において説明する方法は、UFから溶融塩中にUNを直接的に生成することができる。このプロセスにより、濃縮窒素-15の保存はより容易になり、これは、濃縮窒素-15がUNとして又は塩中に化学的に結合状態でいるためである。このプロセスは、比較的低い温度、たとえばいくつかの塩では約400℃まで、又は他の塩では600℃未満である温度で起こることができる。加えて、プロセスは、生成物内の酸化汚染物を最小限にしなければならない。
【0036】
図を参照すれば、例示的な電気化学リアクタ10、100、及び200が、示される。図1は、Uの生成のためのバッチプロセスが起こり得るリアクタ10を示す。リアクタ10は、チャンバ16を含み、このチャンバは、カソード12と、アノード14と、チャンバ16の底部分内の塩容器30内に保持された溶融塩20とを含む。カソード及びアノードのそれぞれは、リアクタチャンバ16の上部から外に延びる第1の端部24と、溶融塩20中に浸漬された第2の端部26とを有する。カソード12の第2の端部26は、これもまた塩20中に浸漬されたバブラ18内で終端する。ガス出口導管22が、チャンバ16内の塩20の上方の空間28内に開く。1つのセットの電極が、図に示される。しかし、特定の態様では、第2のセットの電極(図示せず)が使用されてもよい。2つのセットの電極が塩中で使用される実施形態では、U生成は、第2のセットの電極のアノードで起こり、UFからUF、UF及び/又はU金属の還元は、第1のセットの電極において起こる。
【0037】
さまざまな態様では、カソード12は、中実壁付き管の形態であってもよく、この管を通ってUFガスは、第1の端部24から第2の端部26まで流れてバブラ18に入り、UFを溶融塩20に注入する。任意の適切な外側供給源からの電気接続(図示せず)によって、適切な電圧がカソードにかけられ、電気がカソードとアノードとの間を流れる。塩が窒化物塩である場合、UFからUへの変換は、通常はカソードにおいて又はカソードの近くで塩と反応することによって起こる。代替的に、塩は、中性又は別のタイプの溶媒であってもよく、窒素源は、アノード14を通ってチャンバ16に入ることができる。N、NH、又はNFの形態の窒素ガスが、アノード14の第1の端部24に入り、アノード14の第2の端部26を出て塩20に入ることができ、ここでは、適切な電圧がカソード12にかけられると、窒素ガスは、反応してUを生成するに塩に対して吹き出されて還元されたUFと反応する。代替的に、UFをカソード表面において還元することができ、Uの発生は、アノード表面14において又はこれに近接して起きることができる。1つだけの窒素供給源が必要であるが、窒素は、2つの供給源から塩20に入ってもよい。したがって、窒素は、窒化物塩20の一方若しくは両方から、又はアノード14を通って注入された窒素ガスからリアクタ10内に導入され得る。
【0038】
塩20を通って塩の上方の空間28まで吹き出された過剰な又は未反応のUFは、最終的に再使用するために出口導管22を通って引き出され得る。通常の再利用プロセスでは、UFガスは、チャンバ16の空間28から引き出され、凝縮器まで進められ得る。次いで、凝縮液は蒸発して、UFをそのガス状態に戻し、貯蔵されるか、又はカソード12を通って戻されて再利用され得る。
【0039】
リアクタ10内で生成されたUは、塩を沸騰させることによる反応後に塩20から分離され得る。この反応はまた、塩及びその沸点に応じて、UNからUに、次いで、沸点が975°Cを超える場合にUNに変換することができる。上記で述べたように、リアクタ10内の反応は、UNを直接生成してもよい。しかし、UN及びUの一方又は両方が生成される場合、UNを生成するためのさらなる処理のために、チャンバ16から取り出された反応生成物は、第2のチャンバ又はユニットまで進められ得る。分離された場合、UN及びUは、約975℃~1300℃の温度に加熱されて、UN及び/又はUをUNに分解することができる。1700℃を上回る温度を使用して、残存する塩を蒸発させることができ、これは、リアクタに戻すために再利用され得る。
【0040】
図2を参照すれば、Uの生成のための連続的プロセスが、電気化学リアクタ100内で実施され得る。リアクタ100は、カソード112と、アノード114と、チャンバ116と、バブラ118と、溶融塩容器130と、塩蒸留凝縮器132と、セパレータ部材134と、搬送装置136とを含む。塩容器130の上方の空間128から過剰な又は未反応のUFガスを引き出すための再利用又はUFガスの出口導管122も、設けられる。任意の適切な外側供給源からの電気接続(図示せず)によって、適切な電圧がカソード112にかけられ、電気がカソードとアノードとの間を流れる。
【0041】
チャンバ116は、上側部分142と下側部分144とを有する。上側部分142は、下側部分144のものより低い温度に維持される。たとえば、さまざまな態様では、本方法で使用される塩に応じて、上側部分142は、500~1600℃の間、すなわち塩が蒸留凝縮器を通って流れることを可能にするが、塩の揮発温度を下回る温度範囲であってもよい。他の態様では、ここでも使用される塩に応じて、上側部分142は、300~400℃の間であってもよい。チャンバ116の下側部分144は、さまざまな態様では、約1200℃以上であるが、UNの溶融点(約2500℃~2600℃)未満に保たれ得る。この温度範囲において、塩は蒸留され、UNは固体である。
【0042】
リアクタ100内では、UFガスが、カソード112を通ってチャンバ116内に導入される。カソード112の内部端部126は、塩容器130の底部又は床部に沿って配置されたバブラ118に入る。塩容器130は、溶融塩20を保持し、この溶融塩は、リアクタ10内の塩のように、アルカリ又は遷移金属窒化物塩などの窒素源であってもよい。代替的に又は追加的に、窒素は、アノード114を通ってN又はNFガスとして塩中に導入されてもよい。UFをUに変換する反応は、カソード表面において、又はカソード表面の近傍で、上記で説明した方法で起こり、それによってU、UN、及びUNの1つ又は複数を生成し、これらは、バブラ118を通って流れて、固体Uから液体塩を分離するためのフィルタ又はシーブなどの部材134に入る。塩容器と膜カソードとの間の差圧により、Uは、膜を通って分離部材134内へと強制される。圧力は、塩の水頭によって、又は反応容器を加圧することによってかけられ得る。
【0043】
チャンバ116の下側部分における温度は、1200℃を上回るように維持される。塩は、より高い温度において蒸留されるが、Uは固体のままである。塩蒸留物は、チャンバ116の上側部分142まで上昇し、ここでは温度はより低温であり、塩蒸留物は、蒸留凝縮器132内で液体に凝縮され、ここではこの液体は、溶融塩20として塩容器130内に流し込まれて戻される。
【0044】
セパレータ部材134は、たとえば、フィルタ又はシーブを通過しやすくするためにUの固体片をより小さい粒子に破壊するための振動表面であってもよい。部材134は、1200℃を上回り1700℃、又はそれ以上の温度に加熱されて、塩20の蒸留を助け、存在するすべてのU及びUNをUN及びNガスに変換することができる。1700℃を上回る温度において、純粋なUNが生成され得る。固体のU反応生成物(U、UN、及び/又はUN)は、必要な場合にさらなるユニット工程に移送するために、セパレータ部材134から搬送システム136に流し込まれ、又は出される。生成される窒素ガスは、N15であり、これは、本方法に再導入するために、たとえば、アノード114を通って導入される窒素ガスとして捕捉される。
【0045】
UNのバッチ又は連続生成のための方法で使用するための代替の電気化学リアクタ200が、図3に示される。リアクタ200は、2つのチャンバ216及び217を含む。チャンバ216は、UFガスの導入のためのカソード212と、アノード214と、塩容器230と、バブラ218とを含み、そのそれぞれは、リアクタ10内のカソード12、アノード14、塩容器30、及びバブラ18に類似する。塩容器230は、上記で説明したアルカリ又は遷移金属塩などの溶融した窒素含有塩を保持し、又は窒素源がアノード214を通って導入される窒素ガスの場合、中性塩又は他の溶媒を保持することができる。リアクタ10及び100のように、出口導管122が、再利用のためにUFガスを引き出すために設けられる。リアクタ200のチャンバ216は、リアクタ100内の蒸留凝縮器132と同じ方法で機能する塩蒸留凝縮器232を含む。任意の適切な外側供給源からの電気接続(図示せず)によって、適切な電圧がカソード212にかけられ、電気がカソードとアノードとの間を流れる。
【0046】
チャンバ217は、チャンバ216から離間されるが、2つの導管248及び250によってチャンバ216に接続される別個のチャンバであってもよい。代替的には、チャンバ216及び217は、導管248及び250によって流動的に接続された、単一のチャンバの2つの隣接するセクションであってもよい。チャンバ216及び217が単一のチャンバの隣接するセクションである場合、セクションは、好ましくは、2つのセクション間の温度差を維持するように絶縁される。
【0047】
チャンバ216は、チャンバ217より低温の温度で維持される。たとえば、さまざまな態様では、本方法で使用される塩に応じて、チャンバ216は、500℃~600℃の間、すなわち塩が蒸留凝縮器232を通って流れることを可能にするが、塩の揮発温度を下回る温度範囲であってもよい。チャンバ217は、さまざまな態様では、塩を蒸留するのに十分な高さである約1200℃以上であるが、UNの溶融点(約2500℃~2600℃)未満に保たれ得る。
【0048】
チャンバ217は、リアクタ100内の部材134に類似するセパレータ部材234を含む。導管248は、溶融塩及びU反応生成物(たとえばU、UN2、及び/又はUN)をチャンバ216内の塩容器230からより高い温度のチャンバ217に移送し、ここではこのチャンバは、セパレータ部材234上にすべて移して空になる。部材134のようなセパレータ部材234は、たとえば、フィルタ又はシーブを通過しやすくするためにUの固体片をより小さい粒子に破壊するための振動表面であってもよい。部材234は、1200℃を上回り1700℃、又はそれ以上の温度に加熱されて、塩20の蒸留を助け、存在するすべてのU及びUNをUN及びNガスに変換することができる。固体のU反応生成物(U3、UN、及び/又はUN)は、必要な場合にさらなるユニット工程に移送するために、セパレータ部材234から搬送システム236に流し込まれ、又は出される。U及びUNのすべてが、加熱されたセパレータ部材234及び/又は加熱されたチャンバ217からUNに上手く変換された場合、搬送装置236は、最終のUNを、たとえば貯蔵施設に輸送する。本方法のこのステップにおいて生成される窒素ガスは、N15であり、これは、本方法に再導入するために、たとえば、アノード114を通って導入される窒素ガスとして捕捉される。
【0049】
チャンバ217内でセパレータ部材234から蒸留された塩20は、チャンバ217の上側部分に上昇し、導管250を通過してチャンバ216に戻り、ここでは温度はより低温であり、塩蒸留物は、蒸留凝縮器232内で液体に凝縮され、ここではこれは、溶融塩20として塩容器230内に流し込まれて戻される。
【0050】
リアクタ10/100/200で使用されるUF及び溶融塩の両方は、腐食性である。したがって、リアクタ10/100/200のカソード12/112/212及びアノード14/114/214は、高Ni合金、プラチナ、タングステン、又は炭素などの伝導性の耐腐食性材料で作製される。当業者は、他の耐腐食性材料が、本明細書において説明する電気化学リアクタ10/100/200内で電極として使用されてもよいことを理解するであろう。
【0051】
本明細書に記載の方法を実施できる電気化学反応器の例示的な実施形態が説明されてきたが、当業者は、基本構成要素に変更及び追加を行うことができることを認識するであろう。この方法の電気化学反応器の特徴には、良好なガス/塩接触、および耐食性のカソードとアノードが含まれます。さらに、反応の適切な段階で塩の蒸留と塩の凝縮に必要な温度差を維持しながら、U反応生成物を固体状態に維持し、さまざまな側面で、U中間体をUNに変換する手段が含まれるべきである。N15やUFのような反応物の希少性とコストのために、再捕捉とリサイクルの機能が望ましい。
【0052】
本明細書で言及されるすべての特許、特許出願、刊行物、または他の開示資料は、個々の参照がそれぞれ参照により明示的に組み込まれるかのように、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。 本明細書に参照により組み込まれると言われるすべての参考文献、および任意の資料またはその一部は、組み込まれた資料が本開示に記載された既存の定義、ステートメント、または他の開示資料と矛盾しない範囲でのみ本明細書に組み込まれる。 したがって、必要な範囲で、本明細書に記載されている開示は、参照により本明細書に組み込まれている矛盾する資料に優先し、本出願に記載されている開示が、これらを制御する。
【0053】
本発明は、様々な例示的かつ例示的な実施形態を参照して説明されてきた。本明細書に記載の実施形態は、開示された発明の様々な実施形態の様々な詳細の例示的な特徴を提供するものとして理解される。したがって、別段の指定がない限り、開示された実施形態の1つまたは複数の特徴、要素、構成要素、構成要素、成分、構造、モジュール、及び/又は態様を組み合わせ、分離することができることを理解されたい。開示された発明の範囲から逸脱することなく、開示された実施形態の1つまたは複数の他の特徴、要素、構成要素、構成要素、成分、構造、モジュール、及び/又は態様と交換、及び/又は再配置された。したがって、本発明の範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態のいずれかの様々な置換、修正、または組み合わせを行うことができることは、当業者によって認識されるであろう。さらに、当業者は、本明細書を検討することにより、本明細書に記載の本発明の様々な実施形態に相当する多くの同等物を認識し、または日常的な実験のみを使用して確認することができる。したがって、本発明は、様々な実施形態の説明によって限定されるのではなく、むしろ特許請求の範囲によって限定される。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
[1]窒化ウラン燃料を生産するための方法であって、
UF ガスをカソードにおいて又は前記カソードの近くで窒素含有塩に曝露してU (式中、xは1又は2の整数であり、yは1から3の整数である。)を生成するステップと、
をUN及び窒素ガスに変換するステップと、
によって表される反応を含む、方法。
[2]前記方法が、単一反応チャンバ内でバッチプロセスにおいて実施される、[1]に記載の方法。
[3]前記方法が、単一反応チャンバ内で連続的プロセスにおいて実施される、[1]に記載の方法。
[4]前記方法が、2つの別個のチャンバ内で連続的プロセスにおいて実施される、[1]に記載の方法。
[5]前記窒素含有塩が、窒化物塩である、[1]に記載の方法。
[6]前記窒化物塩が、アルカリ窒化物、アルカリ金属窒化物及び遷移金属窒化物からなる群から選択される、[5]に記載の方法。
[7]前記方法が、さらに、窒素ガスを前記窒化物塩に導入するステップを含む、[5]に記載の方法。
[8]前記窒素含有塩が、NaCN、KCN、NaCNO、KCNO、K CO 、KCl及びその混合物からなる群から選択される、[5]に記載の方法。
[9]前記窒素含有塩が、LiCl-KCl-Li N、LiF-NaF-KF-Li N及びその混合物からなる群から選択される、[5]に記載の方法。
[10]前記窒素含有塩が、窒素ガスを中性塩又は溶媒に導入することによって生成される、[1]に記載の方法。
[11]前記窒素が、N 15 である、[1]に記載の方法。
[12]さらに、窒化物を前記塩に加えることによって前記窒素含有塩を再構成するステップを含む、[1]に記載の方法。
[13]2ボルト以上の電圧が、前記カソードにかけられる、[1]に記載の方法。
[14]窒化ウラン燃料を生産するための方法であって、
以下のステップ:
(1)xUF +yN 3- →U +6xF 及び
(2)U Ny→xUN+(y-x)/2N
によって表される反応を含み、
式中、xは1又は2の整数であり、yは1~3の整数であり、
前記反応は、窒素含有塩に接触している第1のセットの電極の多孔性UF 膜電極上で実施される、方法。
[15]前記窒素含有塩が、アルカリ窒化物、アルカリ金属窒化物及び遷移金属窒化物からなる群から選択される、[14]に記載の方法。
[16]前記窒素含有塩が、UF 及びUF の一方又は両方を含み、
ステップ(2)が、前記窒素含有塩と接触している第2のセットの電極のアノードにおいて行われる、[14]に記載の方法。
[17]前記窒素含有塩が、NaCN、KCN、NaCNO、KCNO、K CO 、KCl及びその混合物からなる群から選択される、[14]に記載の方法。
[18]前記窒素含有塩が、LiCl-KCl-Li N、LiF-NaF-KF-Li N及びその混合物からなる群から選択される、[14]に記載の方法。
[19]前記反応のステップ(1)が、
UF +2Li N→UN +6LiF
によって表される、[18]に記載の方法。
[20]350℃から600℃の範囲の温度で実施される、[14]に記載の方法。
[21]さらに、窒化成分の付加によって前記反応を再構成するステップを含む、[14]に記載の方法。
[22]さらに、前記第1のセットの電極の前記多孔性UF 膜電極を置き換えるか、又は第2の多孔性UF6膜電極を有する第2のセットの電極を付加することによって、前記反応を再構成するステップを含む、[14]に記載の方法。
[23]さらに、前記塩を揮発させるが前記U を固体として維持するのに十分な温度で前記塩を蒸留することによって、前記塩から前記U を分離するステップを含む、[14]に記載の方法。
[24]さらに、前記固体U を975℃から2500℃未満の間の温度に加熱して、U をUNに変換するステップを含む、[23]に記載の方法。
[25]さらに、
前記蒸留された塩を凝縮するステップと、
前記凝縮された塩を前記窒素含有塩に付加するステップと、
窒化物を前記凝縮された塩に付加するステップと、
を含む、[23]に記載の方法。
[26]前記塩を揮発させるための前記温度が、約1200℃である、[23]に記載の方法。
図1
図2
図3
図4