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特許7592107商品提供サービスを行う方法、商品提供サーバ及びユーザ端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-21
(45)【発行日】2024-11-29
(54)【発明の名称】商品提供サービスを行う方法、商品提供サーバ及びユーザ端末
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20241122BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20241122BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06Q30/0601
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022573596
(86)(22)【出願日】2021-05-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-29
(86)【国際出願番号】 KR2021006568
(87)【国際公開番号】W WO2021242016
(87)【国際公開日】2021-12-02
【審査請求日】2023-01-16
(31)【優先権主張番号】10-2020-0065220
(32)【優先日】2020-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522463495
【氏名又は名称】アン ヒェミ
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アン ヒェミ
【審査官】松田 岳士
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第08548865(US,B1)
【文献】特開2002-049818(JP,A)
【文献】特開2003-099658(JP,A)
【文献】特開2017-192617(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品提供サーバにおいて商品提供サービスを行う方法において、
複数のユーザ端末からユーザが獲得する任意の商品がランダムに決定されるランダムボックス型商品の購入を要請されるステップと、
前記複数のユーザ端末の各々が購入した前記ランダムボックス型商品に対して決済を進行するステップと、
前記ランダムボックス型商品を前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存するステップと、
前記複数のユーザ端末の各々が前記インベントリから選択された複数の最終ランダムボックス型商品の全てを共に開封するためのチャットルームに前記複数のユーザ端末を入場させるステップと、
前記複数の最終ランダムボックス型商品を開封し、前記チャットルームの第1の領域を通じて、前記複数の最終ランダムボックス型商品の開封の結果を露出させるステップと、
前記チャットルームに入場した前記複数のユーザ端末の数又は前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供するステップと
を含み、
前記チャットルームは、前記チャットルームに入場可能な前記複数のユーザ端末の数に基づいて設定された運営周期に従って運営され、
前記複数のユーザ端末を入場させるステップは、
前記チャットルームに設定された前記ランダムボックス型商品の最大個数に基づき、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を利用して前記複数のユーザ端末をチャットルームに入場させるステップと、
前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに前記ランダムボックス型商品が事前に保存されているか否かに基づき、前記チャットルームの定員数に応じて前記複数のユーザ端末を前記チャットルームに入場させるステップとを含み、
前記第1の領域は、前記複数のユーザ端末がチャットを行う第2の領域以外の領域である、商品提供方法。
【請求項2】
前記第2の領域を通じて前記チャットわれるようチャットインターフェースを提供するステップをさらに含む、請求項1に記載の商品提供方法。
【請求項3】
前記複数の最終ランダムボックス型商品の開封の結果を露出させるステップは、
前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品のうち前記複数のユーザ端末の各々から何れか1つの最終ランダムボックス型商品の選択を受けるステップと、
前記最終ランダムボックス型商品の選択が全て完了すれば、前記複数のユーザ端末の各々が選択した前記最終ランダムボックス型商品を開封するステップとを含む、請求項1に記載の商品提供方法。
【請求項4】
前記ボーナス商品を前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供するステップは、
抽選を通じて前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に前記ボーナス商品を提供するステップを含む、請求項1に記載の商品提供方法。
【請求項5】
前記ボーナス商品を前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供するステップは、
前記チャットルームに入場した複数のユーザ端末に複数のゲームのうち何れか1つのゲームを提供するステップと、
前記提供されたゲームの結果に基づき、前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に前記ボーナス商品を提供するステップとを含む、請求項1に記載の商品提供方法。
【請求項6】
前記ボーナス商品の提供が完了すれば、前記チャットルームに入場した前記複数のユーザ端末を同時に退出させるステップをさらに含む、請求項に記載の商品提供方法。
【請求項7】
商品提供サービスを行う商品提供サーバにおいて、
複数のユーザ端末からユーザが獲得する任意の商品がランダムに決定されるランダムボックス型商品の購入を要請される要請部と、
前記複数のユーザ端末の各々が購入した前記ランダムボックス型商品に対して決済を進行する決済部と、
前記ランダムボックス型商品を前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存する保存部と、
前記複数のユーザ端末の各々が前記インベントリから選択された複数の最終ランダムボックス型商品の全てを共に開封するためのチャットルームに前記複数のユーザ端末を入場させるチャットルーム管理部と、
前記複数の最終ランダムボックス型商品を開封し、前記チャットルームの第1の領域を通じて、前記複数の最終ランダムボックス型商品の開封の結果を露出させるランダムボックス型商品開封部と、
前記チャットルームに入場した前記複数のユーザ端末の数又は前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供するボーナス商品提供部と
を含み、
前記チャットルームは、前記チャットルームに入場可能な前記複数のユーザ端末の数に基づいて設定された運営周期に従って運営され、
前記チャットルーム管理部は、
前記チャットルームに設定された前記ランダムボックス型商品の最大個数に基づき、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を利用して前記複数のユーザ端末をチャットルームに入場させ、
前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに前記ランダムボックス型商品が事前に保存されているか否かに基づき、前記チャットルームの定員数に応じて前記複数のユーザ端末を前記チャットルームに入場させ、
前記第1の領域は、前記複数のユーザ端末がチャットを行う第2の領域以外の領域である、商品提供サーバ。
【請求項8】
記チャットわれるようチャットインターフェースを提供するチャットインターフェース提供部をさらに含む、請求項に記載の商品提供サーバ。
【請求項9】
前記ランダムボックス型商品開封部は、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品のうち前記複数のユーザ端末の各々から何れか1つの最終ランダムボックス型商品の選択を受け、
前記最終ランダムボックス型商品の選択が全て完了すれば、前記複数のユーザ端末の各々が選択した前記最終ランダムボックス型商品を開封する、請求項に記載の商品提供サーバ。
【請求項10】
前記ボーナス商品提供部は、抽選を通じて前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に前記ボーナス商品を提供する、請求項に記載の商品提供サーバ。
【請求項11】
前記チャットルームに入場した複数のユーザ端末に複数のゲームのうち何れか1つのゲームを提供するゲーム提供部をさらに含み、
前記ボーナス商品提供部は、前記提供されたゲームの結果に基づき、前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に前記ボーナス商品を提供する、請求項に記載の商品提供サーバ。
【請求項12】
前記チャットルーム管理部は、前記ボーナス商品の提供が完了すれば、前記チャットルームに入場した前記複数のユーザ端末を同時に退出させる、請求項1に記載の商品提供サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品提供サービスを行う方法、商品提供サーバ及びユーザ端末に関する。
【背景技術】
【0002】
ソーシャルコマース(Social Commerce)とは、ソーシャルメディアとオン/オフラインメディアを含むソーシャルネットワークを活用した電子商取引のことを言う。ソーシャルコマースは、所定人数以上で商品を購入する共同購入型、ソーシャルネットワークへ移動できるリンクを掲載するソーシャルリンク型、消費者の購入/評価/レビューなどといった消費者のソーシャルネットワーク活動を結合したソーシャルウェブ型、オフライン空間にまで拡大連結させたオフライン連動型などがある。
【0003】
最近は、ソーシャルコマースを通じてユーザが購入した商品を他のユーザが購入した商品と交換できるようにしたプラットホームが提供されている。それに関し、先行技術である韓国公開特許第2015-0013374号には、ソーシャル共有プラットホームシステム、ソーシャル共有プラットホーム提供装置及びその提供方法、移動通信端末及びそのソーシャル共有プラットホームサービス方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のユーザ端末からランダムボックス型商品の購入を要請されれば、複数のユーザ端末の各々が購入したランダムボックス型商品に対して決済を進行し、決済が完了したランダムボックス型商品を複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存する商品提供方法、商品提供サーバ及びユーザ端末を提供することを目的とする。
【0005】
複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに複数のユーザ端末を入場させ、複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を開封する商品提供方法、商品提供サーバ及びユーザ端末を提供することを目的とする。
【0006】
チャットルームに入場した複数のユーザ端末の数又は複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供する商品提供方法、商品提供サーバ及びユーザ端末を提供することを目的とする。
【0007】
但し、本実施例が解決しようとする技術的課題は、上記したような技術的課題に限定されるものではなく、また他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した技術的課題を解決するための手段として、本発明の一実施例は、複数のユーザ端末からランダムボックス型商品の購入を要請されるステップと、前記複数のユーザ端末の各々が購入した前記ランダムボックス型商品に対して決済を進行するステップと、前記ランダムボックス型商品を前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存するステップと、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに前記複数のユーザ端末を入場させるステップと、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を開封するステップと、前記チャットルームに入場した前記複数のユーザ端末の数又は前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供するステップとを含む商品提供方法を提供しても良い。
【0009】
また、本発明の他の実施例は、複数のユーザ端末からランダムボックス型商品の購入を要請される要請部と、前記複数のユーザ端末の各々が購入した前記ランダムボックス型商品に対して決済を進行する決済部と、前記ランダムボックス型商品を前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存する保存部と、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに前記複数のユーザ端末を入場させるチャットルーム管理部と、前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を開封するランダムボックス型商品開封部と、前記チャットルームに入場した前記複数のユーザ端末の数又は前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を前記複数のユーザ端末のうち少なくとも一部に提供するボーナス商品提供部とを含む商品提供サーバを提供しても良い。
【0010】
また、本発明のさらに他の実施例は、商品提供サーバにランダムボックス型商品の購入を要請するステップと、前記購入を要請したランダムボックス型商品に対して決済を進行するステップと、前記ランダムボックス型商品の決済が完了すれば、前記ユーザ端末に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を少なくとも1つの他のユーザ端末に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品と共に開封するためのチャットルームへの入場要請を前記商品提供サーバに送信するステップと、前記入場されたチャットルームを通じて前記商品提供サーバから前記ユーザ端末及び前記少なくとも1つの他のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品の開封結果を提供されるステップとを含み、前記チャットルームに入場した複数のユーザ端末のうち少なくとも一部は、前記チャットルームに入場した複数のユーザ端末の数及び前記複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型全体の価格に基づいてボーナス商品を提供される商品提供方法を提供しても良い。
【0011】
上述した課題を解決するための手段は、単なる例示であり、本発明を制限する意図で解釈されてはならない。上述した例示的な実施例の他にも、図面及び発明の詳細な説明に記載された追加の実施例が存在し得る。
【発明の効果】
【0012】
上述した本発明の課題を解決するための手段の何れか1つによれば、チャットルームを通じてランダムボックス型商品を他のユーザと共に開封できるようにすることで、ランダムボックス型商品を提供するサービスを楽しさの領域にまで拡張させる、商品提供方法、商品提供サーバ及びユーザ端末を提供することができる。
【0013】
また、複数のユーザ端末を、ランダムボックス型商品を購入してからチャットルームに入場させることで、ランダムボックス型商品の購入を誘導する、商品提供方法、商品提供サーバ及びユーザ端末を提供することができる。
【0014】
不特定多数の人とオープンチャットルームを通じてランダムボックス型商品の商品情報を確認するだけでなく、特定の主題又は目的を有する集まりと関連したチャットルームを通じてランダムボックス型商品ベースの商品提供サービスを提供することで、親睦を図る、商品提供方法、商品提供サーバ及びユーザ端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施例に係る商品提供サービス実行システムの構成図である。
図2】本発明の一実施例に係る商品提供サーバの構成図である。
図3a】本発明の一実施例に係るチャットルーム別に提供されるボーナス商品を示す例示的な図である。
図3b】本発明の一実施例に係るチャットルーム別に与えられた管理者の権限を示す例示的な図である。
図4a】本発明の一実施例に係る複数のユーザ端末が複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を利用してチャットルームに入場する過程を説明するための例示的な図である。
図4b】本発明の一実施例に係るチャットルームに入場した複数のユーザ端末によって選択されたランダムボックス型商品の開封結果及びボーナス商品が獲得される過程を説明するための例示的な図である。
図5】本発明の一実施例に係る商品提供サーバにおいて商品提供サービスを行う方法のフローチャートである。
図6】本発明の一実施例に係るユーザ端末において商品提供サービスを行う方法のフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0017】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味し、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除するものではないと理解されなければならない。
【0018】
本明細書において「部」とは、ハードウェアによって実現されるユニット(unit)、ソフトウェアによって実現されるユニット、両方を利用して実現されるユニットを含む。また、1つのユニットが2つ以上のハードウェアを利用して実現されても良く、2つ以上のユニットが1つのハードウェアによって実現されても良い。
【0019】
本明細書において、端末又はデバイスが行うと記述された動作や機能のうち一部は、当該端末又はデバイスと連結されたサーバにおいて代わりに行われても良い。それと同様に、サーバが行うと記述された動作や機能のうち一部も、当該サーバと連結された端末又はデバイスにおいて行われても良い。
【0020】
以下、添付された図面を参照しながら、本発明の一実施例を詳しく説明することとする。
【0021】
図1は、本発明の一実施例に係る商品提供サービス実行システムの構成図である。図1を参照すると、商品提供サービス実行システム1は、商品提供サーバ110と、ユーザ端末120とを含んでいても良い。図1に示された商品提供サーバ110及びユーザ端末120は、商品提供システム1によって制御され得る構成要素を例示的に示すものである。
【0022】
図1における商品提供サービス実行システム1の各構成要素は、一般的にネットワーク(network)を介して連結される。例えば、図1に示すように、複数のユーザ端末120は、ネットワークを介して商品提供サーバ110と同時に又は時間間隔をおいて連結されても良い。
【0023】
ネットワークは、端末及びサーバのようなそれぞれのノードの相互間に情報交換が可能な連結構造を意味するものであり、このようなネットワークの一例は、Wi-Fi、ブルートゥース(Bluetooth)、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、3G、4G、5G、LTEなどが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0024】
商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120からランダムボックス型商品の購入を要請されても良い。ここで、ランダムボックス型商品は、ユーザがどの商品を獲得できるか明確ではない商品のことを言う。ユーザは、ランダムボックス型商品を購入することによって、様々な商品のうち任意の商品を獲得することができる。このとき、ユーザが獲得する任意の商品はランダムに決定されても良い。以下では、ユーザ端末120がランダムボックス型商品を購入する場合を想定して説明しているが、ユーザ端末120が一般商品を購入する場合に適用されても良い。
【0025】
商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々が購入したランダムボックス型商品に対して決済を進行しても良い。商品提供サーバ110は、ランダムボックス型商品の決済が完了すれば、ユーザ端末120に提供される少なくとも1つの商品を決定しても良い。
【0026】
商品提供サーバ110は、ランダムボックス型商品を複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存しても良い。
【0027】
ここで、インベントリについて説明することとする。商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々毎にインベントリを割り当てても良い。例えば、商品提供サーバ110は、第1のユーザ端末121に該当する第1のインベントリと、第2のユーザ端末122に該当する第2のインベントリと、第3のユーザ端末123に該当する第3のインベントリとを生成し、割り当てても良い。
【0028】
商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに複数のユーザ端末120を入場させても良い。ここで、チャットルームは、チャットルームに入場可能な複数のユーザ端末120の数及びボーナス商品の価格に基づいて設定された運営周期に従って運営されても良い。
【0029】
チャットルームを、チャットルームに入場可能な複数のユーザ端末の数及びボーナス商品の価格に基づいて設定された運営周期に従って運営することによって、ユーザにとっていつでも利用可能なサービスではなく、チャットルームへの参加を待たせることにより、商品提供サービスに対する期待を誘発させることができる。
【0030】
商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を開封しても良い。商品提供サーバ110は、開封するランダムボックス型商品の商品を決定し、決定した商品の情報を露出させても良い。ここで、商品は、広告主から提供された商品であり、例えば、財貨、サービス利用券、クーポン、引換券などを含み、一部商品は使用期間が設定されたものであっても良い。
【0031】
商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品のうち複数のユーザ端末120の各々から何れか1つの最終ランダムボックス型商品の選択を受け、最終ランダムボックス型商品の選択が全て完了すれば、複数のユーザ端末120の各々が選択した最終ランダムボックス型商品を開封しても良い。ここで、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品の開封結果は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120に露出されても良い。
【0032】
商品提供サーバ110は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120の数又は複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に提供しても良い。
【0033】
例えば、商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の数が10人、100人、1,000人の場合によってそれぞれ異なるボーナス商品を複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に提供しても良い。他の例において、商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格の5%に当たる金額又は製品をボーナス商品として複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に提供しても良い。
【0034】
このとき、商品提供サーバ110は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120に複数のゲームのうち何れか1つのゲームを提供しても良い。ゲームは、例えば、じゃんけん、くじ引き、あみだくじなどを含んでいても良い。
【0035】
商品提供サーバ110は、提供されたゲームの結果に基づき、複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部にボーナス商品を提供しても良い。あるいは、商品提供サーバ110は、抽選を通じて複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部にボーナス商品を提供しても良い。
【0036】
商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120が入場したチャットルームを通じて複数のユーザ端末120間のチャットを行うようチャットインターフェースを提供しても良い。
【0037】
商品提供サーバ110は、ボーナス商品の提供が完了すれば、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120を同時に退出させても良い。
【0038】
ユーザ端末120は、商品提供サーバ110にランダムボックス型商品の購入を要請しても良い。
【0039】
ユーザ端末120は、購入を要請したランダムボックス型商品に対して決済を進行しても良い。
【0040】
ユーザ端末120は、ランダムボックス型商品の決済が完了すれば、ユーザ端末120に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を少なくとも1つの他のユーザ端末に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品と共に開封するためのチャットルームへの入場要請を商品提供サーバ110に送信しても良い。
【0041】
ユーザ端末120は、入場したチャットルームを通じて商品提供サーバ110からユーザ端末120及び少なくとも1つの他のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品の開封結果を提供されても良い。
【0042】
かかるユーザ端末120は、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)、3G、4G、5G端末、スマートフォン(smart phone)のような無線通信装置121及びスマートパッドのようなタブレットPC122などを含んでいても良い。また、ユーザ端末120は、デスクトップ(desktop)、ノートパンコン(notebook)、ネットブック(Netbook)、ウルトラブック(UltraBook)、サブノートパソコン(SubNotebook)、デスクノート(DeskNote)、UMPC(Ultra-Mobile PC)などのような全種類のPC123を含んでいても良い。
【0043】
図2は、本発明の一実施例に係る商品提供サーバの構成図である。図2を参照すると、商品提供サーバ110は、購入要請部210と、決済部220と、保存部230と、チャットルーム管理部240とを含んでいても良い。
【0044】
購入要請部210は、複数のユーザ端末120からランダムボックス型商品の購入を要請されても良い。ここで、ランダムボックス型商品は、ユーザがどの商品を獲得できるか明確ではない商品のことを言う。ユーザは、ランダムボックス型商品を購入することによって、様々な商品のうち任意の商品を獲得することができる。このとき、ユーザが獲得する任意の商品はランダムに決定されても良い。以下では、ユーザ端末120がランダムボックス型商品を購入する場合を想定して説明しているが、ユーザ端末120が一般商品を購入する場合に適用されても良い。
【0045】
決済部220は、複数のユーザ端末120の各々が購入したランダムボックス型商品に対して決済を進行しても良い。このとき、ランダムボックス型商品の決済が完了すれば、ユーザ端末120に提供される少なくとも1つの商品が決定されても良い。
【0046】
保存部230は、ランダムボックス型商品を複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存しても良い。
【0047】
チャットルーム管理部240は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに複数のユーザ端末120を入場させても良い。例えば、チャットルーム管理部240は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリにランダムボックス型商品が事前に保存されているか否かに基づき、チャットルームの定員数に応じて複数のユーザ端末120をチャットルームに入場させても良い。
【0048】
チャットルーム管理部240は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部にボーナス商品を提供しても良い。チャットルームを通じてボーナス商品を提供する過程については、図3a及び図3bを通じて詳しく説明することとする。
【0049】
図3aは、本発明の一実施例に係るチャットルーム別に提供されるボーナス商品を示す例示的な図であり、図3bは、本発明の一実施例に係るチャットルーム別に与えられた管理者の権限を示す例示的な図である。
【0050】
図3aを参照すると、チャットルーム300が10人部屋301、100人部屋302、1,000人部屋303及び集まり部屋304などにより構成された場合、チャットルーム300は、チャットルームに入場可能な複数のユーザ端末120の数及びボーナス商品の価格に基づいて設定された運営周期に従って運営されても良い。
【0051】
10人部屋301は、「ボーナス商品310:2,500ウォン又は配送券」、「チャットルームへの参加可能回数320:毎日1回」、「1人当たり参加可能なランダムボックス型商品の数330:1箱」に設定されて運営されても良い。例えば、複数のユーザ端末120は、最大「1箱」のランダムボックス型商品を利用して1日に1回運営される10人部屋301に入場しても良い。ここで、10人部屋301は、00時を基準にリセットされても良い。
【0052】
100人部屋302は、「ボーナス商品310:25,000ウォン又は広告主から提供された5万ウォン相当の製品」、「チャットルームへの参加可能回数320:毎週1回」、「1人当たり参加可能なランダムボックス型商品の数330:5箱」に設定されて運営されても良い。例えば、複数のユーザ端末120は、最大「5箱」のランダムボックス型商品を利用して1週間に1回運営される100人部屋302に入場しても良い。ここで、100人部屋302は、毎週特定曜日(例えば、毎週火曜日)00時にリセットされるか、ボーナス商品として提供される新製品の登録が完了した後、夜中にリセットされても良い。
【0053】
1,000人部屋303は、「ボーナス商品310:25,000ウォン」、「チャットルームへの参加可能回数320:隔週1回」、「1人当たり参加可能なランダムボックス型商品の数330:10箱」に設定されて運営されても良い。例えば、複数のユーザ端末120は、最大「10箱」のランダムボックス型商品を利用して隔週で1回運営される1,000人部屋303に入場しても良い。ここで、1,000人部屋303は、毎月1日及び15日にリセットされても良い。
【0054】
集まり部屋304は、「ボーナス商品310:5%のルームリーダ権限」、「チャットルームへの参加可能回数320:常時(パスワード部屋)」、「1人当たり参加可能なランダムボックス型商品の数330:無制限」に設定されて運営されても良い。ここで、集まり部屋304は、ユーチューバ、サークルの集まりなどのように様々な集まりの活動をサポートするためのチャットルームであり、特定の集まりの参加者又は会員間の親睦のためにパスワードが設定されても良く、チャットルームへの参加可能回数は制限されなくても良い。
【0055】
図3bを参照すると、チャットルーム300が10人部屋301、100人部屋302、1,000人部屋303及び集まり部屋304などにより構成された場合、チャットルーム300別に管理者(例えば、ルームリーダ)の権限がそれぞれ異なるように与えられても良い。例えば、チャットルーム300を管理する管理者は、チャットルームを開設した後、15字内外にチャットルーム名を設定し、チャットルームを通じて提供されるリワードの支給方式を決定しても良い。
【0056】
10人部屋301では、複数のユーザ端末120の全てに10人部屋301を管理できる資格が与えられ、10人部屋301を管理する管理者には、ゲームを選択できる権限350が与えられても良い。例えば、10人部屋301を管理する管理者は、ゲーム選択権を利用して複数のゲームのうちボーナス商品を獲得するための何れか1つのゲームを選択することができる。
【0057】
100人部屋302では、複数の管理者のうち10人部屋301の運営を10回以上成功させた管理者に資格340が与えられ、100人部屋302を管理する管理者には、ボーナス商品を獲得するために行われるゲームの決勝戦の補償方式を選択できる権限350が与えられても良い。
【0058】
1,000人部屋303では、複数の管理者のうち100人部屋302の運営を10回以上成功させた管理者に資格340が与えられ、1,000人部屋303を管理する管理者には、ボーナス商品を獲得するために行われるゲームの決勝戦の補償金額である250,000のうち最大50,000までの補償を受けることのできる権限350が与えられても良い。
【0059】
集まり部屋304を管理する管理者には、売上げ(例えば、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格)の5%に対する補償が取得できる権限350が与えられても良い。ここで、集まり部屋304は、管理者の権限が非常に細部的な部屋であり、管理者が補償を設定することができ、管理者が全ての補償を取得して個人放送などでイベントのために使用することもできる。あるいは、集まり部屋304を管理する管理者には、売上げの5%に対するリワードを特定の参加者に提供する権限350が与えられても良い。
【0060】
再び図2に戻り、チャットルーム管理部240は、ランダムボックス型商品開封部241と、ゲーム提供部242と、ボーナス商品提供部243と、チャットインターフェース提供部244とを含んでいても良い。
【0061】
ランダムボックス型商品開封部241は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を開封しても良い。ここで、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品の開封結果は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120に露出されても良い。
【0062】
例えば、ランダムボックス型商品開封部241は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品のうち複数のユーザ端末120の各々から所定の時間(例えば、10秒)の間に何れか1つの最終ランダムボックス型商品の選択を受けても良い。ここで、最終ランダムボックス型商品の選択が全て完了すれば、ランダムボックス型商品開封部241は、複数のユーザ端末120の各々が選択した最終ランダムボックス型商品を開封しても良い。そのために、チャットルームが満員になった場合、「1分後にチャットルームが始まる」ことを知らせるチャットルームのプッシュ通知が複数のユーザ端末120に送信され、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120の各々から早抜けゲーム方式で何れか1つの最終ランダムボックス型商品の選択を受けても良い。
【0063】
他の例において、ランダムボックス型商品開封部241は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品のうち、ランダム方式で複数のユーザ端末120の各々に何れか1つの最終ランダムボックス型商品を与えても良い。ここで、最終ランダムボックス型商品の付与が全て完了すれば、ランダムボックス型商品開封部241は、複数のユーザ端末120の各々に与えられた最終ランダムボックス型商品を開封しても良い。
【0064】
ゲーム提供部242は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120に複数のゲームのうち何れか1つのゲームを提供しても良い。複数のゲームは、例えば、じゃんけん、あみだくじ、くじ引きなどの結果値がランダムに出るゲームであっても良い。
【0065】
ボーナス商品提供部243は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120の数又は複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に提供しても良い。
【0066】
例えば、ボーナス商品提供部243は、10人部屋に入場した複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に2,500ウォン又は配送券をボーナス商品として提供し、100人部屋に入場した複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に25,000ウォン又は5万ウォン相当の製品を提供し、1,000人部屋に入場した複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に250,000ウォンを提供しても良い。
【0067】
他の例において、ボーナス商品提供部243は、集まり部屋に入場した複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格の5%の金額又はそれに相応するボーナス商品を提供しても良い。
【0068】
ボーナス商品提供部243は、提供されたゲームの結果に基づき、複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部にボーナス商品を提供しても良い。例えば、ボーナス商品提供部243は、複数のユーザ端末120のうちゲームの優勝者に該当するユーザ端末にボーナス商品を提供しても良い。
【0069】
ボーナス商品提供部243は、抽選を通じて複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部にボーナス商品を提供しても良い。
【0070】
チャットインターフェース提供部244は、複数のユーザ端末120が入場したチャットルームを通じて複数のユーザ端末120間のチャットを行うようチャットインターフェースを提供しても良い。ここで、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、チャットインターフェースを通じて所定の時間(例えば、2分)の間チャットを行っても良い。例えば、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、チャットルームの定員が満員になった後に約1分間、ランダムボックス型商品を選択する約10秒間、チャットルームの管理者が複数のゲームのうち何れか1つのゲームを選択する約10秒間、ゲームが行われる約10秒間、ゲームの優勝者が決定した後に約30秒間、チャットを行うことができる。
【0071】
チャットルーム管理部240は、ボーナス商品の提供が完了すれば、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120を同時に退出させても良い。例えば、チャットルーム管理部240は、ゲームの優勝者が決定した場合、ボーナス商品が優勝者に提供されれば、30秒後にチャットルームを自動で終了することによって、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120を同時に退出させても良い。
【0072】
図4aは、本発明の一実施例に係る複数のユーザ端末が複数のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を利用してチャットルームに入場する過程を説明するための例示的な図であり、図4bは、本発明の一実施例に係るチャットルームに入場した複数のユーザ端末によって選択されたランダムボックス型商品の開封結果及びボーナス商品が獲得される過程を説明するための例示的な図である。
【0073】
一実施例によれば、複数のユーザ端末120は、小規模チャットルーム(例えば、10人部屋)に入場して商品提供サービスを提供されても良い。
【0074】
図4aは、本発明の一実施例に係るチャットルームに入場した複数のユーザ端末がランダムボックス型商品を選択する過程を説明するための例示的な図である。図4aを参照すると、複数のユーザ端末120は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに入場しても良い。ここで、複数のユーザ端末120の各々は、チャットルームの規模に応じて設定されたランダムボックス型商品401の最大個数(例えば、1個)に基づき、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品401を利用してチャットルームに入場しても良い。
【0075】
複数のユーザ端末120は、入場したチャットルームを通じて第1の領域400に複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品401及びボーナス商品402を表示しても良い。
【0076】
例えば、複数のユーザ端末120の各々は、第1の領域400に表示されたユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品401を選択しても良い。ここで、複数のユーザ端末120の各々は、所定の時間(例えば、10秒)内にランダムボックス型商品401を選択しても良い。もし、複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部が同じランダムボックス型商品401を選択した場合、ランダムボックス型商品401は、時間的な優先順位に基づいて先に選択したユーザ端末に与えられ、所定の時間内にランダムボックス型商品401が選択できなかったユーザ端末には、残ったランダムボックス型商品401が自動に与えられても良い。
【0077】
複数のユーザ端末120は、第2の領域410に、複数のユーザ端末120間でチャットを行うことのできるチャットウィンドウを表示しても良い。例えば、複数のユーザ端末120は、第2の領域410に表示されたチャットウィンドウを通じて、チャットルームに入場した時間からランダムボックス型商品401を選択する時間の間にチャットを行っても良い。
【0078】
図4bは、本発明の一実施例に係るチャットルームに入場した複数のユーザ端末によって選択されたランダムボックス型商品の開封結果及びボーナス商品が獲得される過程を説明するための例示的な図である。図4bを参照すると、ランダムボックス型商品401の選択が全て完了すれば、複数のユーザ端末120は、商品提供サーバ110から複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品の開封結果を受信して表示しても良い。
【0079】
例えば、複数のユーザ端末120は、チャットルームの第1の領域400を通じて、ランダムボックス型商品401に対する開封結果として、例えば、ぬいぐるみ、モバイル商品券、コーヒー引換券、口紅、ティッシュ、スケジュール帳、カレンダ、アイスクリーム、キャンドル、チョコレートなどを表示し、ランダムボックス型商品401を選択した複数のユーザ端末120の各々のインベントリに提供しても良い。
【0080】
その後、複数のユーザ端末120は、第1の領域410上に表示される別途のポップアップウィンドウを通じてボーナス商品402を獲得するためのゲームを行っても良い。ここで、ゲームは、複数のゲームのうち何れか1つがチャットルームの管理者によって選択されても良い。複数のゲームは、例えば、じゃんけん、あみだくじ、くじ引きなどの結果値がランダムに出るゲームであっても良い。
【0081】
例えば、複数のユーザ端末120は、ゲームを行い、ゲームの結果によってゲームの優勝者にボーナス商品402を提供しても良い。ここで、ボーナス商品402は、小規模チャットルームで開封されたランダムボックス型商品全体の価格の5%に当たる商品であり、例えば、2,500ウォン又は配送券であっても良い。
【0082】
複数のユーザ端末120は、第2の領域410に表示されたチャットウィンドウを通じて管理者が複数のゲームのうち何れか1つのゲームを選択する時間の間、ゲームが進行される時間の間、優勝者の選定後にチャットルームが終了する前まで複数のユーザ端末120間でチャットを行っても良い。
【0083】
このような過程により、複数のユーザ端末120は、毎日開設される小規模チャットルーム(例えば、10人部屋)に入場し、ランダムボックス型商品401及びボーナス商品402を獲得することができる。
【0084】
他の実施例において、小規模チャットルームのゲームの優勝者は、週1回開設される中規模チャットルーム(例えば、100人部屋)に入場して商品提供サービスを提供されても良い。ここで、中規模チャットルームでは、トーナメント方式により本選→決勝戦を経て商品提供サービスが提供されても良い。中規模チャットルームに入場した複数のユーザ端末120の各々は、チャットルームの規模に応じて設定されたランダムボックス型商品の最大個数(例えば、5個)に基づき、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を利用してチャットルームに入場しても良い。
【0085】
例えば、中規模チャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、本選を通じて小規模チャットルームと同じ方式でランダムボックス型商品を獲得しても良い。ここで、本選は、小規模チャットルームのように複数の下位チャットルーム(例えば、10人単位の10個の部屋)を通じて進行されても良く、1つの中規模チャットルームを通じて進行されても良いが、これに限定するものではない。
【0086】
複数の下位チャットルームに参加した複数のユーザ端末120の各々は、決勝戦参加券を獲得するためのゲームを行っても良い。このとき、複数の下位チャットルームの各々におけるゲームの優勝者は、決勝戦参加券を獲得することができる。
【0087】
その後、複数のユーザ端末120のうち決勝戦参加券を獲得したユーザ端末は、決勝戦を通じてボーナス商品を獲得するためのゲームを行っても良い。中規模チャットルームのボーナス商品は、中規模チャットルームのランダムボックス型商品全体の価格の5%に当たる商品であり、例えば、25,000ウォン又は5万ウォン相当の商品であっても良い。
【0088】
このとき、中規模チャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、複数の下位チャットルームを通じて行われる本選ゲーム及び中規模チャットルームを通じて行われる決勝戦ゲームを全て観戦することができる。
【0089】
また他の実施例において、中規模チャットルームで進行されたゲームの優勝者は、2週間毎に1回開設される大規模チャットルーム(例えば、1000人部屋)に入場して商品提供サービスを提供されても良い。ここで、大規模チャットルームでは、トーナメント方式により本選→準決勝戦→決勝戦を経て商品提供サービスが提供されても良い。複数のユーザ端末120の各々は、チャットルームの規模に応じて設定されたランダムボックス型商品401の最大個数(例えば、10個)に基づき、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を利用してチャットルームに入場しても良い。
【0090】
例えば、大規模チャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、本選を通じて小規模チャットルームと同じ方式でランダムボックス型商品を獲得しても良い。ここで、本選は、小規模チャットルームのように複数の第1の下位チャットルーム(例えば、10人単位の100個の部屋)を通じて進行されも良く、1つの大規模チャットルームを通じて進行されても良いが、これに限定するものではない。
【0091】
複数の第1の下位チャットルームに参加した複数のユーザ端末120の各々は、準決勝戦参加券を獲得するためのゲームを行っても良い。このとき、複数の第1の下位チャットルームの各々におけるゲームの優勝者は、準決勝戦参加券を獲得することができる。
【0092】
その後、準決勝戦は、第2の下位チャットルーム(例えば、10人単位の10個の部屋)を通じて進行され、複数のユーザ端末120のうち準決勝戦参加券を獲得したユーザ端末は、複数の第2の下位チャットルーム(例えば、10人単位の10個の部屋)を通じて決勝戦参加券を獲得するためのゲームを行っても良い。
【0093】
その後、複数のユーザ端末120のうち決勝戦参加券を獲得したユーザ端末は、決勝戦を通じてボーナス商品を獲得するためのゲームを行っても良い。大規模チャットルームのボーナス商品は、大規模チャットルームのランダムボックス型商品全体の価格の5%に当たる商品であり、例えば、250,000ウォンであっても良い。
【0094】
このとき、大規模チャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、複数の第1及び第2の下位チャットルームを通じて行われる本選及び準決勝戦ゲームと大規模チャットルームを通じて行われる決勝戦ゲームを全て観戦することができる。
【0095】
さらに他の実施例において、複数のユーザ端末120は、特定の主題又は集まりに該当する集まりチャットルームに入場して商品提供サービスを提供されても良い。ここで、集まりチャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、小規模チャットルームと同じ方式でランダムボックス型商品を獲得しても良い。
【0096】
また、集まりチャットルームに入場した複数のユーザ端末120は、ゲームを行うことでボーナス商品を獲得しても良い。ここで、集まりチャットルームのボーナス商品は、集まりチャットルームのランダムボックス型商品全体の価格の5%をゲームの優勝者に提供しても良い。それとは異なり、管理者が売上げの5%を取得し、イベントとして活用しても良い。
【0097】
図5は、本発明の一実施例に係る商品提供サーバにおいて商品提供サービスを行う方法のフローチャートである。図5に示された実施例に係る商品提供サーバ110において商品提供サービスを行う方法は、図1乃至図4dに示された実施例に係る商品提供サーバ110において商品提供サービスを行う方法は、図1乃至図4dに示された実施例に係る商品提供サービス実行システム1において時系列的に処理されるステップを含む。よって、以下省略された内容であるとしても、図1乃至図4dに示された実施例に係る商品提供サーバ110によって行われる商品提供サービスを行う方法にも適用される。
【0098】
ステップS510において、商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120からランダムボックス型商品の購入を要請されても良い。
【0099】
ステップS520において、商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々が購入したランダムボックス型商品に対して決済を進行しても良い。
【0100】
ステップS530において、商品提供サーバ110は、ランダムボックス型商品を複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存しても良い。
【0101】
ステップS540において、商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を共に開封するためのチャットルームに複数のユーザ端末120を入場させても良い。
【0102】
ステップS550において、商品提供サーバ110は、複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を開封しても良い。
【0103】
ステップS560において、商品提供サーバ110は、チャットルームに入場した複数のユーザ端末120の数又は複数のユーザ端末120の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品全体の価格に基づき、ボーナス商品を複数のユーザ端末120のうち少なくとも一部に提供しても良い。
【0104】
上述した説明において、ステップS510乃至S560は、本発明の具現例により、追加のステップにさらに分割されるか、より少ないステップに組み合わせられても良い。また、一部のステップは必要に応じて省略されても良く、ステップ間の順番が変更されても良い。
【0105】
図6は、本発明の一実施例に係るユーザ端末において商品提供サービスを行う方法のフローチャートである。図6に示された実施例に係るユーザ端末120において商品提供サービスを行う方法は、図1乃至図5に示された実施例に係る商品提供サービス実行システム1において時系列的に処理されるステップを含む。よって、以下省略された内容であるとしても、図1乃至図5に示された実施例に係るユーザ端末120によって行われる商品提供サービスを行う方法にも適用される。
【0106】
ステップS610において、ユーザ端末120は、商品提供サーバ110にランダムボックス型商品の購入を要請しても良い。
【0107】
ステップS620において、ユーザ端末120は、購入を要請したランダムボックス型商品に対して決済を進行しても良い。
【0108】
ステップS630において、ユーザ端末120は、ランダムボックス型商品の決済が完了すれば、ユーザ端末120に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品を少なくとも1つの他のユーザ端末に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品と共に開封するためのチャットルームへの入場要請を商品提供サーバ110に送信しても良い。
【0109】
ステップS640において、ユーザ端末120は、入場されたチャットルームを通じて商品提供サーバ110からユーザ端末120及び少なくとも1つの他のユーザ端末の各々に該当するインベントリに保存されたランダムボックス型商品の開封結果を提供されても良い。
【0110】
上述した説明において、ステップS610乃至S640は、本発明の具現例により、追加のステップにさらに分割されるか、より少ないステップに組み合わせられても良い。また、一部のステップは必要に応じて省略されても良く、ステップ間の順番が変更されても良い。
【0111】
図1乃至図6を通じて説明された商品提供サーバ及びユーザ端末において商品提供サービスを行う方法は、コンピュータにより実行される媒体に格納されたコンピュータプログラム又はコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態に具現されても良い。また、図1乃至図6を通じて説明された商品提供サーバ及びユーザ端末において商品提供サービスを行う方法は、コンピュータにより実行される媒体に格納されたコンピュータプログラムの形態に具現されても良い。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であっても良く、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ格納媒体及び通信媒体を全て含んでいても良い。コンピュータ格納媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、又はその他のデータのような情報格納のための任意の方法又は技術に具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、あるいはその他の伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0112】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態に容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されても良く、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されても良い。
【0113】
本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。
図1
図2
図3a
図3b
図4a
図4b
図5
図6