(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-22
(45)【発行日】2024-12-02
(54)【発明の名称】ペット用フード容器
(51)【国際特許分類】
A01K 5/01 20060101AFI20241125BHJP
【FI】
A01K5/01 B
(21)【出願番号】P 2024042327
(22)【出願日】2024-03-18
(62)【分割の表示】P 2023191714の分割
【原出願日】2023-11-09
【審査請求日】2024-04-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】723014520
【氏名又は名称】堀添 ルミ子
(72)【発明者】
【氏名】堀添 ルミ子
【審査官】大澤 元成
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-118825(JP,A)
【文献】特開2003-246390(JP,A)
【文献】特表2009-516511(JP,A)
【文献】実開昭52-049180(JP,U)
【文献】実開平02-017089(JP,U)
【文献】特開2011-037476(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0155421(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0157043(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 5/00
A23K 10/00-50/15
B65D 65/46
B65D 77/00-77/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
側面と底面と上面とが形成された複数の柱状体が積層され、前記柱状体がそれぞれ接する面で接着材により接着されて形成されたペット用フード容器であり、柱状体と接着材はいずれもペットフードのみで作られており、上部に凹状の収容空間を有する本体部を備え、
ペットが噛んだ局所的な衝撃時には粉々にならず、且つ、各ペットに応じた個々の大きさの柱状体に散らばりやすくなる性質を持つことを特徴とするペット用フード容器。
【請求項2】
前記柱状体の長手方向が上下方向に向いたものと、前記柱状体の長手方向が横方向に向いたものとを組み合わせて接着されていることを特徴とする請求項1記載のペット用フード容器。
【請求項3】
前記本体部の凹状の収容空間を覆うペットフードのみで作られた蓋が設けられる請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のペット用フード容器。
【請求項4】
前記本体部の側面部・内面部・底部へ文字や記号を施した請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のペット用フード容器。
【請求項5】
前記本体部の底部にペットフードのみで作られた滑り止めが設けられた請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のペット用フード容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フードアグレッシブに対応できるようにしたペット用フード容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食材で作られた食べられる食器は人間を対象として作られており、それ自体を食べたり食事を盛りつけたり、料理素材としても使われている。
(特許文献1・2参照)
【0003】
人間を対象とした食べられる食器は、皿や茶わん・お弁当用カップ・スプーンや箸などの形に形成されており、その作りは、素材をほぼ均一に伸ばし形を形成して作られている。
【0004】
人間を対象とした食べられる食器は、使い捨て容器ごみの減量や脱プラスチック・水質汚染など環境問題への取り組みとして商品化されている。
【0005】
通常市販されているペット用フードは、粉末状・液状・フレーク状・顆粒状(ドライタイプ・ソフトドライタイプ・セミモイストタイプ)・ウエット状・ビスケット状・棒状などである。
ペット用食器としては、ステンレス製・陶器・シリコン・プラスチックなどが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開平7-23720号公報
【文献】実開昭59-16384号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
発明者の飼い犬はフードアグレッシブを時々起こす。フードアグレッシブとは、普段おとなしい犬でも食事をしている時や食後に、自分以外の誰かが残ったフードに近づいたり、フード容器を取ろうとするなどの邪魔が入ると急激に怒り出すことである。犬によってその行動の程度には個体差があり、軽く吠える程度のものから実際に噛みつく犬もいる。発明者の飼い犬は、食後フード容器の下膳を拒みフード容器を守ろうとする行動が強く、そのため食後にフード容器を洗浄し清潔に保つための下膳が困難となり飼育上の大きな問題となっていた。
【0008】
人間用の食べられる食器は先行研究特開平7-23720号公報や実開昭59-16384号公報などのように発明されているが、その目的は使い捨て容器ごみの減量や脱プラスチック・水質汚染など環境問題への対策であり、ペット用の食べられるフード容器が必要な理由、例えばフードアグレッシブの一因を取り除くことなどとは根本的に発明の意図が異なる。その為、食べられる食器を人は食べずに残す場合もあるが、ペット用の食べられるフード容器では餌として食べることが前提となっており、ペットが残さず安全に食べる工夫が必要となってくる。
【0009】
人間と動物では食事の仕方が全く異なる。犬を例に取ると前脚で押さえ噛みちぎる食べ方や丸呑みする特性がある。動物用に食べられる食器を作ろうとすると、それらの特性に対応した工夫が必須となる。
【0010】
人間用に形成された食べられる食器は、そのほとんどが単一構造で形成されており、そのままペットに転用すると、食べられる食器を上手く食べることができずにペットがストレスを抱えたり、大きく砕けた食べられる食器を丸呑みして喉に詰まらせたり、鋭利に割れた食べられる食器で怪我をしたりする恐れがある。そのため、人間用に発明された食べられる食器をペット用の食べられるフード容器としてそのまま用いることはできない。しかし、そのような動物の特性を考慮したペット用の食べられるフード容器と言うものは現在作られておらず、ましてやペット用食材のみで作られたペット用フード容器と言うもの自体が検討されていない。
【0011】
人間用の食べられる食器は耐水性と強度を持たせることが重要な課題となっており、その為、噛んだ際に細かくバラバラにはならない形状となっている。食べられるフード容器をペットが噛んだ際に大きく砕けたりすると、動物は丸呑みをする習性から喉に詰まらせたり、砕けた形によっては口腔・咽頭・食道内を損傷する恐れがある。また、粉末状に散らばると床などを汚染してしまうため、食べられるペット用フード容器では様々な種類や大きさのペット個々に応じた、嚥下し易い形や大きさに砕ける工夫が必要となり、且つ、運搬時の全体的に係る規則的な衝撃などには壊れにくいという構造が必要となる。
【0012】
ペットは体重・年齢・去勢の有無・妊娠授乳の有無・労働状態などに応じて1日の摂取カロリーが決まっている。食べられるペット用フード容器を用いる際はそれ自体の持つカロリーを基に容器を選択して与えればよい。また、1日の必要摂取カロリーがペット用フード容器だけでは不足する場合、その不足カロリー分のフードを収容空間に補えばよい。しかし、
現在ペット用のカロリーを持つフード容器は発明されていない。
【0013】
災害時や外出時に自宅外で餌をあげるためには、餌を入れるペット用フード容器が必要であり、付随して、それを洗う洗浄用水や洗浄剤・スポンジなども必要となり荷物が多くなる。特に災害時では、人間支援が優先となりペット用の水や物資などの支給は後回しにされるため、飼い主個人でそれらを備えることが必須となっている。
【0014】
ペット用フード容器には蓋の付いたものも市販されているが、ペットフードのみで作られ全てが食べられる蓋の付いているペット用フード容器は検討されていない。
【0015】
飼い主側の問題としてフードのあげ忘れや2度あげなどの問題が起きている。特に高齢飼い主に関しては認知機能の低下などにより複数回餌をあげてしまいペットの肥満化や疾病の発症要因として問題となっているが、それに対応するペット用フードやペット用フード容器は検討されていない。
【0016】
動物は口先を食器に入れて食べるため、食事の際に食器が押され動いてしまう傾向があり、食べられるフード容器の底面に食べられるもので滑り止めなどの工夫が必要となるが、現在そのような工夫をされた食べられるペット用フード容器は検討されていない。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、複数の粒状体と前記粒状体を結合させる結合材で形成されたペット用フード容器であり、粒状体と結合材はいずれもペットフードのみで作られ、上部に凹状の収容空間を有する本体部を備えることを特徴とする。このような構成をすることにより、フード容器自体を食し栄養を摂取することができ、且つ、容器本体のみでは不足している栄養分を収容空間の中に補充する機能も併せ持つことができる。
【0018】
また、粒状体と結合材の結合で形成することにより、運搬時の全体的に係る規則的な衝撃には崩れにくいが、ペットが噛んだ局所的な衝撃時には粉々にならず、且つ、各ペットに応じた個々の大きさの粒状体に散らばりやすくなる性質を持たせることができ、丸呑みをするペットが喉に詰まらせる危険や砕けたフードによる口腔・咽頭・食道内の損傷を予防できる。
【0019】
また、市販されている一般的な固形フードのように単に粒状ではなく、粒状体と結合材の結合により容器の形へ形成されているため、結合材の硬さを調整することで個々のペット
に応じた噛み応えを持たせることができる。また、フード容器を食する際に足で押さえ噛みちぎる必要があり、野生本来の食べ方へ近づけることができる。それにより、早食いを予防でき、吐き戻しなどが軽減される。
【0020】
また、ペット用フード容器をペット用食材のみで形成することにより、犬が守ろうとするフード容器自体が無くなり、フードアグレッシブの一因を取り除くことができる。また、食後にフード容器自体が無くなることで下膳や食器洗浄が不要となりそれに掛かっていた手間を軽減できる。洗浄が不要となることで、洗浄剤やスポンジ・洗浄水も不要となり環境に優しく、災害の備えや外出の際の荷物を減らすこともできる。
【0021】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、側面と底面と上面とが形成された複数の柱状体が積層され、前記柱状体がそれぞれ接するように接着材により接着されて形成されたペット用フード容器であり、柱状体と接着材はいずれもペットフードのみで作られており、上部に凹状の収容空間を有する本体部を備えることを特徴とする。このような構成とすることにより、フード容器自体を食し栄養を摂取することができ、且つ、容器本体のみでは不足している栄養分を収容空間の中に補充する機能も併せ持つことができる。
【0022】
また、顎の弱い小型のペットでも噛みちぎれるように柱状体と柱状体の接着で形成されており、運搬時の全体的に係る規則的な衝撃には崩れにくいが、ペットが噛んだ局所的な衝撃時には粉々にならず、且つ、各ペットに応じた個々の大きさの柱状体に散らばりやすくなる性質を持たせることができ、丸呑みをするペットが喉に詰まらせる危険や砕けたフードによる口腔・咽頭・食道内の損傷を予防できる。
【0023】
また、市販されている一般的な固形フードのように単に粒状ではなく、柱状体と柱状体の接着により容器の形へ形成されているため、足でおさえたり歯で噛みちぎる必要があり野生本来の食べ方へ近づけることができる。それにより、早食いを予防でき、吐き戻しなどが軽減される。
【0024】
また、ペット用フード容器をペット用食材のみで形成することにより、犬が守ろうとするフード容器自体が無くなり、フードアグレッシブの一因を取り除くことができる。また、食後にフード容器自体が無くなることで下膳や食器洗浄が不要となりそれに掛かっていた手間を軽減できる。洗浄が不要となることで、洗浄剤やスポンジ・洗浄水も不要となり環境に優しく、災害の備えや外出の際の荷物を減らすこともできる。
【0025】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、複数の柱状体の長手方向が上下方向に向いたものと、前記柱状体の長手方向が横方向に向いたものとを組み合わせて接着し積層することで側面部と底部が形成されており、前記柱状体はそれぞれ接する面を接着材により接着されて形成されたペット用フード容器であり、柱状体と接着材はいずれもペットフードのみで作られており、上部に凹状の収容空間を有する本体部を備えることを特徴とする。
【0026】
柱状体の長手方向が上下方向に向いたものと柱状体の長手方向が横方向に向いたものとを組み合わせて接着し積層させ形成することで、更に噛んだ時に壊れやすくなり、顎の力の弱い子どもや超小型ペット、歯周病を患うシニアペットなどでも安易に噛みちぎり易くなる。且つ、運搬時の全体的に係る規則的な衝撃には崩れにくいが、ペットが噛んだ局所的な衝撃時には粉々にならず、各ペットに応じた個々の大きさの柱状体に散らばりやすくなる性質を強く持たせることができ、丸呑みをするペットが喉に詰まらせる危険や砕けたフードによる口腔・咽頭・食道内の損傷を予防できる。
【0027】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、複数の板状体が積層され、それぞれの板状体がその外周部で接するように接着材により接着されて形成されたペット用フード容器であり、板状体と接着剤はいずれもペットフードのみで作られており、上部に凹状の収容空間を備えることを特徴とする。このような構成とすることにより、フード容器自体を食し栄養を摂取することができ、且つ、容器本体のみでは不足している栄養分を収容空間の中に補充する機能も併せ持つことができる。
【0028】
また、板状体と板状体が外周部で接するように接着剤で接着し形成することにより、運搬時の全体的に係る規則的な衝撃には崩れにくいが、ペットが噛んだ局所的な衝撃時には粉々にならず、且つ、各ペットに応じた個々の大きさの柱状体に散らばりやすくなる性質を持たせることができる。
【0029】
板状体の厚さや大きさを調整する事で、個々のペットに応じた噛み応えや強度に幅を持たせることができる。例えば、板状体を薄く小さく形成することで歯の弱ったシニアペットや超小型のペットに適した構造となり、逆に、板状体を厚くあるいは大きく形成することで噛む力の強いペットや食欲旺盛なペットが満足する噛み応えを持たせることができる。
【0030】
また、板状体は一方向のみに長くならない形であるため、丸呑みの癖があるペットにも適した構造となり、喉に詰まらせる危険や砕けたフードによる口腔・咽頭・食道内損傷への予防効果が高くなる。
【0031】
また、市販されている一般的な固形フードのように単に粒状ではなく、板状体と板状体の接着により容器の形へ形成されているため、足でおさえたり歯で噛みちぎる必要があり野生本来の食べ方へ近づけることができる。それにより、早食いを予防でき吐き戻しなどが軽減される。
【0032】
また、ペット用フード容器をペット用食材のみで形成することにより、犬が守ろうとするフード容器自体が無くなり、フードアグレッシブの一因を取り除くことができる。また、食後にフード容器自体が無くなることで下膳や食器洗浄が不要となりそれに掛かっていた手間を軽減できる。洗浄が不要となることで、洗浄剤やスポンジ・洗浄水も不要となり環境に優しく、災害の備えや外出の際の荷物を減らすこともできる。
【0033】
本発明はペット用食材のみで形成されたペット用フード容器の凹状の収容空間にそれを覆うペットフードのみで作られた蓋を設けることを特徴とする。このような構成とすることで、凹状の収容空間内にフードを入れた際も落とさずに持ち運ぶことができる。また、収容空間内に埃が入ることも防止し、臭いの強いフードを収容空間内に入れた際、蓋をすることで臭いを軽減することができ、且つ、蓋の分の面積が増えることでその分の摂取カロリーを増やすこともできる。
【0034】
本発明は、ペット用食材のみで形成されたペット用フード容器の側面部・内面部・底部へ文字や記号を施したことを特徴とする。このような構成とすることにより、餌のあげ忘れや2度あげの防止ができ、特に認知機能の低下が見られる高齢飼い主が複数回餌をあげることを予防し、ペットの肥満や疾病を発症するリスクを抑えることができる。
【0035】
本発明は、ペット用食材のみで形成されたペット用フード容器の底部にペットフードのみで作られた滑り止めを設けることを特徴とする。このような構成をすることで、多少ペットの口先で押されても滑りにくく、且つ、収容空間内に入れたフードを食べやすい構造となる。滑り止め部分に歯垢予防成分を配合したフードを使用し歯磨き効果を持たせることも可能となる。
【発明の効果】
【0036】
ペット用食材のみで食器や保存容器の機能を持たせたペット用フード容器を形成する。
それによりフードアグレッシブの一因を取り除き、食器洗浄などの手間も軽減できる。洗浄不要な事から環境に優しく、災害や外出時の荷物も減らせる。形状に工夫を施すことで、丸呑み時の怪我や窒息を予防出来、餌のあげ忘れや2度あげも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本発明におけるペット用フード容器、粒状体使用の1例で本体部とその拡大部分図と壊れた時の様子。
【
図2】本発明におけるペット用フード容器、柱状体使用の1例である。 (a)柱状体の長手方向を横方向のみに並べたもの。 (b)柱状体の長手方向を上下方向のみに並べたもの。 (c)柱状体の長手方向が上下方向と横方向へ向いたものを組み合わせたもの の本体部と拡大部分図と壊れた時の様子と柱状体の単体。
【
図3】本発明におけるペット用フード容器、板状体使用の1例で本体部とその拡大図と壊れた時の様子。
【
図4】(a)本発明におけるペット用フード容器・蓋付箱型の1例で本体部とその拡大図と壊れた時の様子。(b)(a)の蓋が空いている図。
【
図5】本発明におけるペット用フード容器に文字や記号を入れた1例である。
【
図6】(a)本発明におけるペット用フード容器の底部に施した滑り止め模様の例で ある。 (b) 本発明におけるペット用フード容器の底部に施した滑り止め部の1例である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本発明の実施の形態におけるペット用フード容器を図面に基づいて説明する。
【0039】
図1に基づいて本発明の第一実施形態について説明する。
図1の本体部2は、複数の粒状体3と前記粒状体3を結合させた結合材4で合成され、粒状体3と結合材4はいずれもペットフードのみで作られている。ぺットフードとは、市販されているドライフードやソフトドライフードなどの混合栄養食が適しているが、これに限られることなく、手作りの混合栄養食・間食・療法食・その他の目的食などであっても良い。
【0040】
当該ペット用フード容器
図1は、運搬時の全体的に係る衝撃には耐え得るがペットが噛む局所的な衝撃に対しては個々の粒状体 12へ砕け、且つ粉々にならない性質を持たせるため粒状体3と前記粒状体3を結合材4で結合させ形成する。結合材4の硬さを調整することで個々のペットに応じた噛み応えを持たせることができる。
【0041】
当該ペットフード容器
図1は、1例として円形の粒状体を使用して形成されているが、それに限られず、楕円形など様々な形でも良い。また、粒状体の大きさも統一したものだけに限られず、様々な大きさの粒状体を組み合わせたものでも良い。
【0042】
本発明に係るペット用フード容器
図1は、主に上方が開口した凹状の収容空間1を有する本体部2から構成されるものである。本体部2は、ペットの体の大きさ・顔の形・年齢に応じ食しやすいよう、粒状体3と結合体4の結合によりそれぞれに応じた形状に形成される。
【0043】
本発明に係るペット用フード容器
図1における収容空間1の面積はペットの口径や鼻の長さなどに応じ作成し、収容空間1の底部9は、ペットが食しやすい形状であれば楕円形状・円形状・四角形状など様々な形状でよく、特に制限されるものではない。
【0044】
本発明に係るペット用フード容器
図1における収容空間1は、例えば鼻が低いペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを短めにし収容空間1が浅くなる。顏長や垂れ耳のペットの場合は上端縁部10 から下端縁部11までの長さを長めにすることで収容空間1が深くなり食べやすくなる。シニアペットの場合は目が不自由だったり足腰が弱く立てない場合があるので幅7 を少し広めにし上端縁部10 から下端縁部11までの長さも長めにしたり、首への負担軽減のため側面上部8中央部を両上端縁部10 より前傾15度程度の斜めに形成したりする。
【0045】
ペット用フード容器
図1における平面視の形状は円形状・四角状・楕円状など様々な形状であってもよく、ペットが食しやすい収容空間1が形成されるものであれば、特に制限されるものではない。
【0046】
当該ペット用フード容器
図1の本体部2はカロリーを持つため、粒状体3と結合材4の合計カロリーが個々のペット1回の食事摂取カロリー内に収まるよう形成しなければならない。逆に、ペット用フード容器のみで不足する栄養分は、収容空間1に入れ補充することができる。ペットの摂取カロリーは体重・年齢・去勢の有無・妊娠授乳の有無・労働状態などによって算出される。
【0047】
図2に基づいて本発明の第二実施形態について説明する。この実施形態は、側面15 と底面14と上面13とが形成された複数の柱状体16が積層され、前記柱状体16がそれぞれ接するように接着材17により接着されて形成されたペット用フード容器であり、柱状体16と接着材17はいずれもペットフードのみで作られており、上部に凹状の収容空間1を有する本体部2を備える特徴を持つペット用フード容器である。
【0048】
当該ペットフード容器
図2(a)の本体部2は、側面15と底面14と上面13とが形成された複数の柱状体16の長手方向が全て横方向に積層され形成されており、前記柱状体16がそれぞれ接するように接着材17にて接着されている構造で形成されている。柱状体16と接着材17はいずれもペットフードのみで作られている。
【0049】
当該ペットフード容器
図2(a)におけるペットフードとは、市販されているドライフードやソフトドライフードなどの混合栄養食が適しているが、これに限られることなく、手作りの混合栄養食・間食・療法食・その他の目的食などであっても良い。
【0050】
当該ペット用フード容器
図2(a)における柱状体16は円柱体に限定されず、角柱体・半角柱体・扇形体など種々の形状でも良い。また、柱状体の大きさも統一したものだけに限られず、様々な大きさの粒状体を組み合わせたものでも良い。
【0051】
当該ペット用フード容器
図2(a)は、運搬時の全体へ係る衝撃には耐え得るがペットが噛む局所的な衝撃に対しては個々の柱状体18へ砕け、且つ粉々にならない性質を持たせるため、柱状体16と前記柱状体16が接着するように接着材17にて接着し形成する。これにより
図1の粒状体3と結合材4で形成したのものより噛んだ時に砕けやすくなり、顎の弱い小型のペットに適した作りとなる。
【0052】
本発明に係るペット用フード容器
図2(a)は、主に上方が開口した凹状の収容空間1を有する本体部2から構成されるものである。収容空間1の面積はペットの口径や鼻の長さなどに応じ形成し、収容空間1の底部9は、ペットが食しやすい形状であれば楕円形状・円形状・四角形状など様々な形状でよく、特に制限されるものではない。
【0053】
当該ペット用フード容器
図2(a)の本体部2は、ペットの体の大きさ・顔の形・年齢に応じ食しやすいよう、柱状体16と前記柱状体16を接着する接着材17の積層によりそれぞれに応じた形状に形成される。
【0054】
当該ペット用フード容器
図2(a)は、接着材17による柱状体16と柱状体16の接着により形成されており、その接着方法は
図2(a)のように、それぞれの柱状体16の接する面のみを接着剤で接着したものに限られず、積層された柱状体全体を接着材でコーティングして接する面と面を接着させる方法などでも良い。
【0055】
本発明に係るペット用フード容器
図2(a)における収容空間1は、例えば、鼻が低いペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを短めにし収容空間1が浅くなる。
顏長や垂れ耳のペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを長めにすることで収容空間1が深くなり食べやすくなる。シニアペットの場合は目が不自由だったり足腰が弱く立てない場合があるので幅7を少し広めにし上端縁部10から下端縁部11までの長さも長めにしたり、首への負担軽減のため側面上部8中央部を両上端縁部10より前傾15度程度の斜めに形成したりする。
【0056】
本発明に係るペット用フード容器
図2(a)における平面視の形状は円形状・四角状・楕円状など様々な形状であってもよく、ペットが食しやすい収容空間1が形成されるものであれば、特に制限されるものではない。
【0057】
当該ペット用フード容器
図2(a)はカロリーを持つため、柱状体16と接着材17の合計カロリーが個々のペット1回の食事摂取カロリー内に収まるよう形成しなければならない。逆に、ペット用フード容器のみでは不足する栄養分は、収容空間1に入れ補充することが出来る。ペットの摂取カロリーは体重・年齢・去勢の有無・妊娠授乳の有無・労働状態などによって算出される。
【0058】
当該ペットフード容器
図2(b)の本体部2は、側面15と底面14と上面13とが形成された複数の柱状体16の長手方向が全て上下方向に積層されており、前記柱状体16がそれぞれ接するように接着材17にて接着されている構造で形成されている。柱状体16と接着材17はいずれもペットフードのみで作られている。
【0059】
当該ペットフード容器
図2(b)におけるペットフードとは、市販されているドライフードやソフトドライフードなどの混合栄養食が適しているが、これに限られることなく、手作りの混合栄養食・間食・療法食・その他の目的食などであっても良い。
【0060】
当該ペット用フード容器
図2(b)の柱状体16は円柱体に限定されず、角柱体・半角柱体・扇形の柱体など種々の形状でも良い。また、柱状体の大きさも統一したものだけに限られず、様々な大きさの粒状体を組み合わせたものでも良い。
【0061】
当該ペット用フード容器
図2(b)は、運搬時の全体へ係る衝撃には耐え得るがペットが噛む局所的な衝撃に対しては個々の柱状体18へ砕け、且つ粉々にならない性質を持たせるため、柱状体16と前記柱状体16が接着するように接着材17にて接着し形成する。
これにより
図1の粒状体3と結合材4で形成したのものより噛んだ時に砕けやすくなり顎の弱い小型のペットに適した作りとなる。
【0062】
本発明に係るペット用フード容器
図2(b)は、主に上方が開口した凹状の収容空間1を有する本体部2から構成されるものである。収容空間1の面積はペットの口径や鼻の長さなどに応じ形成し、収容空間1の底部9は、ペットが食しやすい形状であれば楕円形状・円形状・四角形状など様々な形状でよく、特に制限されるものではない。
【0063】
当該ペット用フード容器
図2(b)の本体部2は、ペットの体の大きさ・顔の形・年齢に応じ食しやすいよう、柱状体16と前記柱状体16を接着する接着材17の積層によりそれぞれに応じた形状に形成される。
【0064】
当該ペット用フード容器
図2(b)は、接着材17による柱状体16と柱状体16の接着により形成されており、その接着方法は
図2(b)のように、それぞれの柱状体16の接する面のみを接着剤で接着したものに限られず、積層された柱状体全体を接着材でコーティングして接する面と面を接着させる方法などでも良い。
【0065】
本発明に係るペット用フード容器
図2(b)における収容空間1は、例えば、鼻が低いペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを短めにし収容空間1が浅くなる。顏長や垂れ耳のペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを長めにすることで収容空間1が深くなり食べやすくなる。シニアペットの場合は目が不自由だったり足腰が弱く立てない場合があるので幅7を少し広めにし上端縁部10から下端縁部11までの長さも長めにしたり、首への負担軽減のため側面上部8中央部を両上端縁部10より前傾15度程度の斜めに形成したりする。
【0066】
本発明に係るペット用フード容器
図2(b)における平面視の形状は、円形状・四角状・楕円状など様々な形状であってもよく、ペットが食しやすい収容空間1が形成されるものであれば、特に制限されるものではない。
【0067】
当該ペット用フード容器
図2(b)はカロリーを持つため、柱状体16と接着材17の合計カロリーが個々のペット1回の食事摂取カロリー内に収まるよう形成しなければならない。逆に、ペット用フード容器のみでは不足する栄養分は、収容空間1に入れ補充することが出来る。ペットの摂取カロリーは体重・年齢・去勢の有無・妊娠授乳の有無・労働状態などによって算出される。
【0068】
当該ペットフード容器
図2(c)の本体部2は、側面15と底面14と上面13とが形成された複数の柱状体16の長手方向が、上下方向に向いたものと横方向に向いたものとが組み合わされて積層し形成され、前記柱状体16がそれぞれ接するように接着材17にて接着されている構造で形成されている。柱状体16と接着材17はいずれもペットフードのみで作られている。
【0069】
本発明に係るペット用フード容器
図2(c)におけるぺットフードとは、市販されているドライフードやソフトドライフードなどの混合栄養食が適しているが、これに限られることなく、手作りの混合栄養食・間食・療法食・その他の目的食などであっても良い。
【0070】
本発明に係るペット用フード容器
図2(c)における柱状体16は、
図2(c)の円柱体に限定されず、角柱体・半角柱体・扇形の柱体など種々の形状でも良い。
また、柱状体16の大きさも統一したものだけに限られず、様々な大きさの粒状体16を組み合わせたものでも良い。
【0071】
当該ペット用フード容器
図2(c)は、運搬時の全体へ係る衝撃には耐え得るがペットが噛む局所的な衝撃に対しては個々の柱状体18へ砕け、且つ粉々にならない性質を持たせるため、複数の柱状体16の長手方向が上下方向と横方向へ向いているものを組み合わせて積層し接着するように接着材17にて接着し形成する。これにより
図2(a)(b)の柱状体を同一方向へ積層し形成したのものより更に噛んだ時に砕けやすくなり、噛む力の弱い子どもや超小型ペット・歯周病を患うシニアペットなどに適した作りとなる。
【0072】
当該ペットフード容器
図2(c)における柱状体16の長手方向の上下方向と横方向の組み合わせ方や柱状体16の使用数に関しては、
図2(c)はその一例であり、対象となるペットに応じて種々の組み合わせ方や使用個数は変化する。
【0073】
本発明に係るペット用フード容器
図2(c)は、主に上方が開口した凹状の収容空間1を有する本体部2から構成されるものである。収容空間1の面積はペットの口径や鼻の長さなどに応じ形成し、収容空間1の底部9は、ペットが食しやすい形状であれば楕円形状・円形状・四角形状など様々な形状でよく、特に制限されるものではない。
【0074】
本発明に係るペット用フード容器
図2(c)における収容空間1は、例えば、鼻が低いペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを短めにし収容空間1が浅くなる。顏長や垂れ耳のペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを長めにすることで収容空間1が深くなり食べやすくなる。シニアペットの場合は目が不自由だったり足腰が弱く立てない場合があるので幅7を少し広めにし上端縁部10から下端縁部11までの長さも長めにしたり、首への負担軽減のため側面上部8中央部を両上端縁部10より前傾15度程度の斜めに形成したりする。
【0075】
本発明に係るペット用フード容器
図2(c)における平面視の形状は、円形状・四角状・楕円状など様々な形状であってもよく、ペットが食しやすい収容空間1が形成されるものであれば、特に制限されるものではない。
【0076】
当該ペット用フード容器
図2(c)の本体部2は、ペットの体の大きさ・顔の形・年齢に応じ食しやすいよう、柱状体16と前記柱状体16を接着する接着材17の積層によりそれぞれに応じた形状に形成される。
【0077】
当該ペット用フード容器
図2(c)は、接着材17による柱状体16と柱状体16の接着により形成されており、その接着方法は
図2(c)のように、それぞれの柱状体16の接する面のみを接着剤17で接着したものに限られず、積層された柱状体全体を接着材がコーティングして接する面と面を接着させる方法などでも良い。
【0078】
当該ペット用フード容器
図2(c)はカロリーを持つため、柱状体16と接着材17の合計カロリーが個々のペット1回の食事摂取カロリー内に収まるよう生成しなければならない。逆に、ペット用フード容器のみでは不足する栄養分は、収容空間1に入れ補充することが出来る。ペットの摂取カロリーは体重・年齢・去勢の有無・妊娠授乳の有無・労働状態などによって算出される。
【0079】
図3に基づいて本発明の第三実施形態の一例を説明する。この実施形態は、複数の板状体19が積層され、それぞれの板状体19がその外周部20で接するように接着材17により接着され形成されている。板状体19と接着剤17はいずれもペットフードのみで作られており、上部に凹状の収容空間1を有する本体部2を備える特徴を持つペット用フード容器である。
【0080】
当該ペット用フード容器
図3におけるペットフードとは、市販されているドライフードやソフトドライフードなどの混合栄養食が適しているが、これに限られることなく、手作りの混合栄養食・間食・療法食・その他の目的食などであっても良い。
【0081】
当該ペット用フード容器
図3における板状体19の厚さや大きさを調整する事で、個々のペットに応じた噛み応えや強度に幅を持たせることができる。例えば、板状体19 を薄く小さく形成することで歯の弱ったシニアペットや超小型のペットに適した構造となり、逆に、板状体19を厚くあるいは大きく形成することで噛む力の強いペットや食欲旺盛なペットが満足する噛み応えを持たせることもできる。
【0082】
当該ペット用フード容器
図3における板状体19は、一方向のみに長くならない形であるため、丸呑みの癖があるペットにも適した構造となり、喉に詰まらせる危険や砕けたフードによる口腔・咽頭・食道内損傷への予防効果が高くなる。
【0083】
当該ペット用フード容器
図3は、一例として六角形の板状体19を積層し形成されているが、これに限定されず、四角形や八角形・楕円形など食べやすい形であれば様々な形状で良い。多角形の板状体の角数が多ければ多いほど1つの角は鈍角に近づき、より喉に刺さりにくくなることから、各ペットの飲み込みの状態に応じた角数で形成することにより丸呑みの癖があるペットの問題を緩和できる。
【0084】
当該ペット用フード容器
図3は統一した大きさの板状体19のみを使用し形成されているがそれに限られず、様々な大きさの板状体19を組み合わせたものでも良い。
【0085】
当該ペット用フード容器
図3は、運搬時の全体へ係る衝撃には耐え得るがペットが噛む局所的な衝撃に対しては個々の板状体21へ砕け、且つ粉々にならない性質を持たせるため、複数の板状体19が積層され、それぞれの板状体19がその外周部20で接着材17により接着され形成されている。板状体19の角数が多ければ多いほど積層し接着する外周部20が増えて、板状体19と板状体19がより細かく接着しやすくなる。
【0086】
当該ペット用フード容器
図3は、板状体19と接着材17の接着により形成されており、その接着方法は
図3のように、それぞれの板状体19がその外周部20で接する面のみ接着したものに限られず、それぞれの板状体19の外周部20が接するように積層し形成された全体を接着材がコーティングして接着する方法などでも良い。
【0087】
本発明に係るペット用フード容器
図3は、主に上方が開口した凹状の収容空間1を有する本体部2から構成されるものである。収容空間1の面積はペットの口径や鼻の長さなどに応じ形成し、収容空間1の底部9は、ペットが食しやすい形状であれば楕円形状・円形状・四角形状など様々な形状でよく、特に制限されるものではない。
【0088】
当該ペット用フード容器
図3の本体部2は、ペットの体の大きさ・顔の形・年齢に応じて食しやすいよう、板状体19と前記板状体19を接着する接着材17の積層数によりそれぞれのペットに適した形状へ形成される。
【0089】
本発明に係るペット用フード容器
図3における収容空間1は、例えば、鼻が低いペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを短めにし収容空間1が浅くなる。顏長や垂れ耳のペットの場合は上端縁部10から下端縁部11までの長さを長めにすることで収容空間1が深くなり食べやすくなる。シニアペットの場合は目が不自由だったり足腰が弱く立てない場合があるので幅7を少し広めにし上端縁部10から下端縁部11までの長さも長めにしたり、首への負担軽減のため側面上部8中央部を両上端縁部10より前傾15度程度の斜めに形成したりする。
【0090】
本発明に係るペット用フード容器
図3における平面視の形状は、円形状・四角状・楕円状など様々な形状であってもよく、ペットが食しやすい収容空間1が形成されるものであれば、特に制限されるものではない。
【0091】
当該ペット用フード容器
図3はカロリーを持つため、板状体19と接着材17の合計カロリーが個々のペット1回の食事摂取カロリー内に収まるよう形成しなければならない。逆に、ペット用フード容器のみでは不足する栄養分は、収容空間1に入れ補充することが出来る。ペットの摂取カロリーは体重・年齢・去勢の有無・妊娠授乳の有無・労働状態などによって算出される。
【0092】
本発明に係るペット用フード容器
図4の本体部2と蓋22は、複数の粒状体3と前記粒状体3を結合させた結合材4で合成され、粒状体3と結合材4はいずれもペットフードのみで作られている。
【0093】
本発明に係るペット用フード容器
図4は、主に上方が開口した凹状の収容空間1を有する本体部2の側面上部8へ、ペットフードで形成した蓋22をかぶせることで箱の役割を持たせる。それにより、フードやおやつなど収容空間1に入れ保存することができ、持ち運びも容易となる。且つ、臭いの強いフードを中に入れた際の臭い軽減もできる。
【0094】
当該ペット用フード容器
図4では、蓋22は取り外し可能なものとするが片側の上端縁部10などに蓋19を接着し完全に取り外すことはできないが開閉は可能な作りとしても良い。
図4では箱型の本体部2側面上部8へ蓋22をかぶせているが、
図1から
図3のような楕円状の皿型や器などの本体部2の側面上部8へ蓋22をかぶせても良く、様々な形状の本体部2の形状に使用できるものとする。
【0095】
当該ペット用フード容器
図4の蓋22はカロリーを持つ。そのため、本体部2のカロリーにプラスして蓋22の分多めにカロリーを摂取させたり、また逆に、カロリーを増やしたくない場合は低カロリーフードで蓋22を形成し、全体のカロリー調整を行うことができる。
【0096】
当該ペット用フード容器
図5は、
図2(c)のペット用フード容器に文字・記号23を側面部5へ焼き印で記したり、文字・記号23をクッキー状に形成し柱状体16と柱状体16の間へ挿入したものである。曜日や日にち・朝夕などの文字・記号20を記すことで、フードのあげ忘れや2度あげの予防ができ、特に高齢飼い主の餌あげに関する問題を解決できる一因となる。文字・記号23を入れられるのは、
図2(c)のペットフード容器に限定されず、
図1~
図4のあらゆるペット用フード容器に入れることが可能である。また、文字・記号23も
図5のあさや金に限定されず、様々な文字や記号を入れる事ができる。
【0097】
当該ペット用フード容器
図5の文字・記号23は、側面部15へ焼き印で記したりクッキー状に形成し柱状体16と柱状体16の間に接着材17にて接着されているが、ペット用フード容器に文字・記号が表示できるのであればこの方法に限定されない。
【0098】
当該ペット用フード容器
図5の文字・記号23は、ペット用フード容器の側面部5に記されているがこれに限られず、表示ができるのであれば蓋22や内面部6・底部9など、どこに記しても良い。
【0099】
図6(a)は、
図1~
図4のペット用フード容器の底部9の床に接する面へ施した、隆起状や線状など種々の模様を呈した滑り止め模様24である。これは、摩擦係数値の高くなるペットフードを用い形成されている。それにより滑り止め効果を生じ、ペット用フード容器を多少ペットの口先で押しても滑りにくくなり安定して食べることができる構造が生まれる。
【0100】
図6(a)の滑り止め模様24の形状は一例であり、これらに限定されず、他の様々な形状を施しても良い。
【0101】
図6(b)は、
図1~
図4のペット用フード容器の底部9の床に接する面へ施した滑り止め模様24を含む滑り止め部25である。滑り止め部25の形成材料はペットフードに限られず、歯垢予防成分などを用い歯磨き効果を持たせたりする事もできる。
【符号の説明】
【0102】
1. 収容空間
2. 本体部
3. 粒状体
4. 結合材
5. 側面部
6. 内面部
7. 幅
8. 側面上部
9. 底部
10. 上端縁部
11. 下端縁部
12. 砕けた粒状体
13. 上面
14. 底面
15. 側面
16. 柱状体
17. 接着材
18. 砕けた柱状体
19. 板状体
20. 外周部
21. 砕けた板状体
22. 蓋
23. 文字・記号
24. 滑り止め模様
25. 滑り止め部
【要約】
【課題】フードアグレッシブの一因を取り除くため、ペットフードのみで作られた食べられるペット用フード容器を提供する。
【解決手段】ペットフードのみを用い食器や箱の形状を作り、餌を中に入れる容器の機能を有しつつ、それ自体が栄養となるペット用フード容器を形成する。食後に、食器など何も残らなくなることでフードアグレッシブの一因を取り除くことができる。
【選択図】
図1