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▶ 株式会社ダリヤの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-22
(45)【発行日】2024-12-02
(54)【発明の名称】酸化剤含有乳化組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/06 20060101AFI20241125BHJP
   A61K 8/22 20060101ALI20241125BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20241125BHJP
   A61K 8/31 20060101ALI20241125BHJP
   A61K 8/86 20060101ALI20241125BHJP
   A61K 8/39 20060101ALI20241125BHJP
   A61K 8/41 20060101ALI20241125BHJP
   A61Q 5/10 20060101ALI20241125BHJP
【FI】
A61K8/06
A61K8/22
A61K8/34
A61K8/31
A61K8/86
A61K8/39
A61K8/41
A61Q5/10
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2020177738
(22)【出願日】2020-10-23
(65)【公開番号】P2022068915
(43)【公開日】2022-05-11
【審査請求日】2023-07-18
(73)【特許権者】
【識別番号】502439647
【氏名又は名称】株式会社ダリヤ
(72)【発明者】
【氏名】旭 宏章
【審査官】小久保 敦規
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-104329(JP,A)
【文献】国際公開第2009/122505(WO,A1)
【文献】国際公開第2013/080651(WO,A1)
【文献】特開2015-010056(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00 - 8/99
A61Q 1/00 - 90/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルカリ剤を含有する第1剤と用時混合して使用される酸化剤含有乳化組成物であって、
(A)セタノール、ステアリルアルコールまたは、ベヘニルアルコールから選ばれる1種以上
(B)流動パラフィン
(C)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムまたは、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムから選ばれる1種以上
(D)POE(15)セチルエーテル、POE(15)ステアリルエーテルまたは、POE(20)ステアリルエーテルから選ばれる1種以上
(E)POE(30)セチルエーテル、POE(150)セチルエーテル、POE(30)ステアリルエーテル、POE(40)ステアリルエーテルまたは、POE(100)ステアリルエーテルから選ばれる1種以上
を含有し、
前記(A)成分の含有量が0.5~5質量%であり、
前記(B)成分の含有量が0.15~5質量%であり、
前記(C)成分の含有量が0.2~2質量%であり、
前記(D)成分の含有量が0.2~5質量%であり、
前記(E)成分の含有量が0.15~5質量%であることを特徴とする酸化剤含有乳化組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と用時混合して使用される酸化剤含有乳化組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
染毛剤としては、染毛剤、脱染剤、脱色剤、脱染・脱色剤などが知られており、2種類以上の剤を用時混合して調製される。染毛剤は一般的に第2剤として、毛髪の色を変化させるために酸化染料を毛髪中で化学反応(酸化重合)させ、色素を形成し毛髪内部に固定させたり、毛髪自身が持つメラニン色素を酸化反応によって分解して、毛髪を明るく見せる目的として、酸化剤含有組成物が用いられる。
【0003】
従来、酸化剤含有組成物には酸化剤として過酸化水素が用いられる。過酸化水素は、不安定で酸素を放出して分解しやすく、この分解を抑えるため安定化剤として、フェナセチン、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸、スズ酸ナトリウム、アセトアニリドなどが用いられる(例えば特許文献1および2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平7-258045
【文献】特表2013-532724
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では過酸化水素を安定に保つことは考慮されているが、過酸化水素を含有した乳化組成物に関して、高温条件下における安定性は考慮されていない。特に夏場の車内は高温となるため、過酸化水素を含有する乳化組成物の乳化状態は悪くなる恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記問題を解決するため鋭意検討した結果、アルカリ剤を含有する第1剤と用時混合して使用される酸化剤含有乳化組成物であって、(A)炭素数が14~22の高級アルコール、(B)炭化水素、(C)カチオン性界面活性剤、(D)HLBが16未満である非イオン性界面活性剤、(E)HLBが16以上である非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする酸化剤含有乳化組成物を提供することによって本発明を完成させるに至った。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、高温条件下の乳化状態が安定である酸化剤含有乳化組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
【0009】
本明細書において高温条件下とは、60℃条件下で24時間保存することを指す。
【0010】
本発明による酸化剤含有乳化組成物は(A)炭素数が14~22の高級アルコールを含有する。
【0011】
本発明で用いられる前記(A)成分としては、特に限定されないが、例えば、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール等が挙げられる。その中でも、高温条件下の乳化安定性の観点からセタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましい。前記(A)成分は1種以上を含有してよい。
【0012】
本発明で用いられる前記(A)成分の含有量は、好ましくは0.1~10%、より好ましくは0.2~10%、さらに好ましくは0.5~5%がよい。前記(A)成分が0.1%未満または10%を超える場合、高温条件下での乳化安定性が悪くなる恐れがある。
【0013】
本発明による酸化剤含有乳化組成物は(B)炭化水素を含有する。
【0014】
本発明で用いられる前記(B)成分としては、特に限定されないが、例えば、α-オレフィンオリゴマー、パラフィン、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、ポリエチレン末、オゾケライト、ポリブテン、セレシン等が挙げられる。その中でも、高温条件下の乳化安定性の観点から流動パラフィンが好ましい。前記(B)成分は1種以上を含有してよい。
【0015】
本発明で用いられる前記(B)成分の含有量は、好ましくは0.05~10%、より好ましくは0.1~10%、さらに好ましくは0.15~5%がよい。前記(B)成分が0.05%未満または10%を超える場合、高温条件下での乳化安定性が悪くなる恐れがある。
【0016】
本発明による酸化剤含有乳化組成物は(C)カチオン性界面活性剤を含有する。
【0017】
本発明で用いられる前記(C)成分としては、特に限定されないが、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ドデシルジメチルエチルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン等が挙げられる。その中でも、高温条件下の乳化安定性の観点から塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。前記(C)成分は1種以上を含有してよい。
【0018】
本発明で用いられる前記(C)成分の含有量は、好ましくは0.05~2%、より好ましくは0.1~2%、さらに好ましくは0.2~2%がよい。前記(C)成分が0.05%未満の場合、高温条件下での乳化安定性が悪くなる恐れがある。前記(C)成分が2%を超える場合、高温条件下での乳化安定性の向上は望めない。
【0019】
本発明による酸化剤含有乳化組成物は(D)HLBが16未満である非イオン性界面活性剤を含有する。
【0020】
本発明で用いられる前記(D)成分としては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEという)(5)デシルエーテル「HLB:11.64」、POE(6)デシルエーテル「HLB:12.51」、POE(2)ラウリルエーテル「HLB:6.42」、POE(3)ラウリルエーテル「HLB:8.30」、POE(4)ラウリルエーテル「HLB:9.72」、POE(5)ラウリルエーテル「HLB:10.84」、POE(7)ラウリルエーテル「HLB:12.47」、POE(8)ラウリルエーテル「HLB:13.09」、POE(9)ラウリルエーテル「HLB:13.61」、POE(12)ラウリルエーテル「HLB:14.79」、POE(15)ラウリルエーテル「HLB:15.60」、POE(3)トリデシルエーテル「HLB:7.95」、POE(5)トリデシルエーテル「HLB:11.64」、POE(7)トリデシルエーテル「HLB:12.13」、POE(8)トリデシルエーテル「HLB:12.75」、POE(9)トリデシルエーテル「HLB:13.29」、POE(10)トリデシルエーテル「HLB:13.75」、POE(12)トリデシルエーテル「HLB:14.51」、POE(15)トリデシルエーテル「HLB:15.35」、POE(2)セチルエーテル「HLB:5.33」、POE(5)セチルエーテル「HLB:9.52」、POE(6)セチルエーテル「HLB:10.43」、POE(7)セチルエーテル「HLB:11.2」、POE(8)セチルエーテル「HLB:11.85」、POE(10)セチルエーテル「HLB:12.9」、POE(13)セチルエーテル「HLB:14.05」、POE(15)セチルエーテル「HLB:14.63」、POE(20)セチルエーテル「HLB:15.69」、POE(2)ステアリルエーテル「HLB:4.92」、POE(3)ステアリルエーテル「HLB:6.57」、POE(4)ステアリルエーテル「HLB:7.89」、POE(5)ステアリルエーテル「HLB:8.98」、POE(7)ステアリルエーテル「HLB:10.66」、POE(10)ステアリルエーテル「HLB:12.39」、POE(11)ステアリルエーテル「HLB:12.84」、POE(15)ステアリルエーテル「HLB:14.19」、POE(20)ステアリルエーテル「HLB:15.30」、POE(8)イソステアリルエーテル「HLB:11.32」、POE(12)イソステアリルエーテル「HLB:13.23」、POE(16)イソステアリルエーテル「HLB:14.46」、POE(2)オレイルエーテル「HLB:4.92」、POE(5)オレイルエーテル「HLB:9.02」、POE(7)オレイルエーテル「HLB:10.69」、POE(9)オレイルエーテル「HLB:11.93」、POE(10)オレイルエーテル「HLB:12.43」、POE(15)オレイルエーテル「HLB:14.22」、POE(20)オレイルエーテル「HLB:15.33」、POE(5)ベヘニルエーテル「HLB:8.06」、POE(10)ベヘニルエーテル「HLB:11.49」、POE(20)ベヘニルエーテル「HLB:14.59」等が挙げられる。その中でも、高温条件下の乳化安定性の観点からPOE(20)ステアリルエーテル、POE(10)セチルエーテル、POE(15)セチルエーテル、POE(10)ステアリルエーテル、POE(15)ステアリルエーテルが好ましい。前記(D)成分は1種以上を含有してよい。なお(D)成分の()内の数字はPOEの付加モル数を示す。
【0021】
ここで「HLB」とは、親水親油バランス:HYDROPHILE―LIPOPHILE BALANCEの略称であって、界面活性剤の分子が持つ親水性と親油性の相対的な強さを表すパラメーターである。HLBの値が大きいほど親水性が強く、HLBの値が小さいほど親油性が強い。本明細書に記載のHLBは、公知のGRIFFINの式から算出している。
【0022】
本発明で用いられる前記(D)成分の含有量は、好ましくは0.05~10%、より好ましくは0.1~10%、さらに好ましくは0.2~5%がよい。前記(D)成分が0.05%未満または10%を超える場合、高温条件下での乳化安定性が悪くなる恐れがある。
【0023】
本発明による酸化剤含有乳化組成物は(E)HLBが16以上である非イオン性界面活性剤を含有する。
【0024】
本発明で用いられる前記(E)成分としては、特に限定されないが、例えば、POE(19)ラウリルエーテル「HLB:16.36」、POE(21)ラウリルエーテル「HLB:16.65」、POE(25)ラウリルエーテル「HLB:17.11」、POE(30)ラウリルエーテル「HLB:17.53」、POE(40)ラウリルエーテル「HLB:18.09」、POE(20)トリデシルエーテル「HLB:16.30」、POE(23)セチルエーテル「HLB:16.14」、POE(25)セチルエーテル「HLB:16.39」、POE(30)セチルエーテル「HLB:16.9」、POE(40)セチルエーテル「HLB:17.58」、POE(150)セチルエーテル「HLB:19.29」、POE(30)ステアリルエーテル「HLB:16.60」、POE(40)ステアリルエーテル「HLB:17.34」、POE(50)ステアリルエーテル「HLB:17.81」、POE(100)ステアリルエーテル「HLB:18.84」、POE(50)オレイルエーテル「HLB:17.83」、POE(30)ベヘニルエーテル「HLB:16.04」等が挙げられる。その中でも、高温条件下の乳化安定性の観点からPOE(30)ステアリルエーテル、POE(30)セチルエーテル、POE(150)セチルエーテル、POE(40)ステアリルエーテル、POE(100)ステアリルエーテルが好ましい。前記(E)成分は1種以上を含有してよい。
【0025】
本発明で用いられる前記(E)成分の含有量は、好ましくは0.05~10%、より好ましくは0.1~10%、さらに好ましくは0.15~5%がよい。前記(D)成分が0.05%未満または10%を超える場合、高温条件下での乳化安定性が悪くなる恐れがある。
【0026】
本発明による酸化剤含有乳化組成物のpHは、好ましくは2~4.5、より好ましくは2~3.5がよい。pHが4.5を超える場合、過酸化水素を安定化することができない恐れがある。
【0027】
本発明による酸化剤含有乳化組成物は酸化剤を含有する。
【0028】
本発明で用いられる酸化剤としては、特に限定されないが、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。その中でも、脱色性の観点から過酸化水素が好ましい。前記酸化剤は1種以上を含有してよい。
【0029】
本発明で用いられる前記酸化剤の含有量は、好ましくは1~6%がよい。酸化剤が1%未満の場合、酸化染料を十分に酸化重合することができないか、メラニンを十分に分解することができない恐れがある。また、酸化剤が6%を超える場合、酸化剤含有乳化組成物を使用したとしても毛髪に負担がかかり毛髪を損傷する恐れがある。
【0030】
本発明による酸化剤含有乳化組成物には、酸化剤の安定性の向上のためにリン酸、リン酸塩などの酸剤、エデト酸塩などの金属封鎖剤を使用することができる。また、前述記載した成分のほか、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アルコール、糖類、アミノ酸、植物抽出エキス、pH調整剤、香料、防腐剤などが挙げられる。これらの成分は、本発明の効果を阻害し得ない範囲であれば特に限定されず1種以上を含有することができる。
【0031】
本発明による酸化剤含有乳化組成物の剤型は、乳液状、クリーム状、ジェルクリーム状、泡状、エアゾールフォーム状が挙げられる。本発明による酸化剤含有乳化組成物は、ポリ容器、チューブ容器、エアゾール容器などの各種容器に充填され、使用時まで保存される。
【実施例
【0032】
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
【0033】
本明細書に示す評価試験において、酸化剤含有乳化組成物に含まれる成分およびその含有量を種々変更しながら実施した各種の実験結果を以下に示す。ここで、酸化剤含有乳化組成物の各成分の含有量を示す単位は全て質量%であり、これを常法にて調製した。
【0034】
本明細書に示す評価試験において、「高温条件下の乳化安定性」について評価した。
【0035】
本明細書に示す評価試験において、「高温条件下の乳化安定性」は得られた酸化剤含有乳化組成物をポリエチレン製の密閉容器に充填し、60℃条件下で24時間保存した後、酸化剤含有乳化組成物の乳化状態をそれぞれ目視にて確認した。
<評価基準>
◎:60℃条件下24時間保存で分離せず
○:60℃条件下24時間保存で僅かに水ハキはある
△:60℃条件下24時間保存で若干の水ハキはある
×:60℃条件下24時間保存であきらかに分離する
【0036】
【表1】
【0037】
表1に記載の実施例1から実施例11は、(A)炭素数が14~22の高級アルコールの種類および含有量を代えても良好な結果を示した。
【0038】
【表2】
【0039】
表2に記載の実施例12から実施例19は、(B)炭化水素の種類および含有量を代えても良好な結果を示した。
【0040】
【表3】
【0041】
表3に記載の実施例20から実施例27は、(C)カチオン性界面活性剤の種類および含有量を代えても良好な結果を示した。
【0042】
【表4】
【0043】
表4に記載の実施例28から実施例38は、(D)HLBが16未満である非イオン性界面活性剤の種類および含有量を代えても良好な結果を示した。
【0044】
【表5】
【0045】
表5に記載の実施例39から実施例48は、(E)HLBが16以上である非イオン性界面活性剤の種類および含有量を代えても良好な結果を示した。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、高温条件下にさらされても乳化状態が安定である酸化剤含有乳化組成物が得られる。