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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-22
(45)【発行日】2024-12-02
(54)【発明の名称】処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241125BHJP
   G01C 21/26 20060101ALI20241125BHJP
【FI】
G06Q50/10
G01C21/26 C
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021053993
(22)【出願日】2021-03-26
(65)【公開番号】P2022151084
(43)【公開日】2022-10-07
【審査請求日】2023-10-26
(73)【特許権者】
【識別番号】322003857
【氏名又は名称】パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123102
【弁理士】
【氏名又は名称】宗田 悟志
(72)【発明者】
【氏名】北川 道啓
(72)【発明者】
【氏名】北川 真一貴
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 裕菜
(72)【発明者】
【氏名】田尻 修也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 慎吾
(72)【発明者】
【氏名】田辺 孝由樹
【審査官】樋口 龍弥
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-156213(JP,A)
【文献】特開2019-174491(JP,A)
【文献】特開2020-085462(JP,A)
【文献】特開2019-020162(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G01C 21/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザにより計画される移動の出発地、出発時刻、到着地、到着時刻、交通機関を含む移動情報を受けつける入力部と、
前記入力部において受けつけた前記移動情報が含まれた情報要求をソーシャルネットワーキングサービスサーバに送信する送信部と、
前記送信部が送信した前記情報要求を受信した前記ソーシャルネットワーキングサービスサーバが、前記ユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第1データベース、前記ユーザとは別のユーザが前記ソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第2データベース、前記ソーシャルメディアに過去に入力された位置情報付の肯定的意思のランキングが示される第3データベース、前記ユーザが前記ソーシャルメディアに過去に投稿した位置情報付のタグ付きメッセージの履歴が示される第4データベースのうちの少なくとも1つから、前記移動情報に該当する情報を検索し、前記ソーシャルネットワーキングサービスサーバから検索結果を受信する受信部と、
前記受信部において受信した前記検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する分析部と、
前記分析部が抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力する出力部とを備え、
前記分析部は、
前記受信部において受信した検索結果のうち、前記第3データベースから検索された前記ランキングによって、前記ランキング以外の情報をソートし、
ソートされた前記情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、
各ジャンルに含まれる情報を前記ランキングの上位から抽出する処理装置
【請求項2】
ユーザにより計画される移動の出発地、出発時刻、到着地、到着時刻、交通機関を含む移動情報を受けつける入力部と、
前記入力部において受けつけた前記移動情報が含まれた情報要求をソーシャルネットワーキングサービスサーバに送信する送信部と、
前記送信部が送信した前記情報要求を受信した前記ソーシャルネットワーキングサービスサーバが、前記ユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第1データベース、前記ユーザとは別のユーザが前記ソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第2データベース、前記ソーシャルメディアに過去に入力された位置情報付の肯定的意思のランキングが示される第3データベース、前記ユーザが前記ソーシャルメディアに過去に投稿した位置情報付のタグ付きメッセージの履歴が示される第4データベースのうちの少なくとも1つから、前記移動情報に該当する情報を検索し、前記ソーシャルネットワーキングサービスサーバから検索結果を受信する受信部と、
前記受信部において受信した前記検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する分析部と、
前記分析部が抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力する出力部とを備え、
前記入力部は、オプション設定も受けつけ、
前記分析部は、
前記受信部において受信した検索結果から、前記入力部において受けつけた前記オプション設定に該当する情報を抽出し、
抽出された前記情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、
前記受信部において受信した検索結果のうち、前記第3データベースから検索された前記ランキングによって、各ジャンルに含まれる情報をソートし、
ソートされた各ジャンルに含まれる情報を前記ランキングの上位から抽出する処理装置
【請求項3】
前記受信部は、前記ソーシャルネットワーキングサービスサーバとは別のローカルサーバから、前記移動情報に該当するクーポンとおすすめ情報の少なくとも1つを受信し、
前記出力部は、前記受信部において受信した前記クーポンと前記おすすめ情報の少なくとも1つも出力する請求項1または2に記載の処理装置。
【請求項4】
前記処理装置は、端末装置に含まれ、
前記入力部は、前記端末装置の操作部に接続され、
前記出力部は、前記端末装置の表示部に接続される請求項1からのいずれか1項に記載の処理装置。
【請求項5】
前記入力部は、端末装置との通信により受付を実行し、
前記出力部は、前記端末装置との通信により出力を実行する請求項1からのいずれか1項に記載の処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、処理技術に関し、特に移動の経路に含まれる情報を処理する処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置などの車載装置は、ラジオ電波によってリアルタイムに得た情報をディスプレイに表示する。また、近年の車載装置では、位置情報とブログとを対応付けたアイコンや音声メッセージなども地図上に表示する。さらに、車載装置は、ユーザによってアイコンが選択されると、投稿されたブログ記事のサイトを表示したり、選択されたアイコンに付随する音声メッセージを出力したりする。ユーザが車載装置に表示された投稿情報の内容を一見して把握できなければ、投稿情報の閲覧あるいは投稿が安全運転に悪影響を及ぼすおそれがある。そのため、地図データに表示される投稿情報について、当該投稿情報が投稿されてから取得されるまでの経過時間と当該投稿情報が属するカテゴリとをもとに、当該投稿情報を地図データ上に表示させる表示手法が変更される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-247832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ナビゲーション装置は、ユーザによって出発地と経由地とを設定し、それらを辿る経路を提案するとともに、経路を案内する。そのため、旅程考案の際には、ユーザが観光地、食事等の候補地を事前に調査して、ナビゲーション装置に入力しなければならない。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動の計画を簡易に作成する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の処理装置は、ユーザにより計画される移動の出発地、出発時刻、到着地、到着時刻、交通機関を含む移動情報を受けつける入力部と、入力部において受けつけた移動情報が含まれた情報要求をソーシャルネットワーキングサービスサーバに送信する送信部と、送信部が送信した情報要求を受信したソーシャルネットワーキングサービスサーバが、ユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第1データベース、ユーザとは別のユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第2データベース、ソーシャルメディアに過去に入力された位置情報付の肯定的意思のランキングが示される第3データベース、ユーザがソーシャルメディアに過去に投稿した位置情報付のタグ付きメッセージの履歴が示される第4データベースのうちの少なくとも1つから、移動情報に該当する情報を検索し、ソーシャルネットワーキングサービスサーバから検索結果を受信する受信部と、受信部において受信した検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する分析部と、分析部が抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力する出力部と、を備える。分析部は、受信部において受信した検索結果のうち、第3データベースから検索されたランキングによって、ランキング以外の情報をソートし、ソートされた情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出する。
本開示の別の態様は、処理装置である。この装置は、ユーザにより計画される移動の出発地、出発時刻、到着地、到着時刻、交通機関を含む移動情報を受けつける入力部と、入力部において受けつけた移動情報が含まれた情報要求をソーシャルネットワーキングサービスサーバに送信する送信部と、送信部が送信した情報要求を受信したソーシャルネットワーキングサービスサーバが、ユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第1データベース、ユーザとは別のユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第2データベース、ソーシャルメディアに過去に入力された位置情報付の肯定的意思のランキングが示される第3データベース、ユーザがソーシャルメディアに過去に投稿した位置情報付のタグ付きメッセージの履歴が示される第4データベースのうちの少なくとも1つから、移動情報に該当する情報を検索し、ソーシャルネットワーキングサービスサーバから検索結果を受信する受信部と、受信部において受信した検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する分析部と、分析部が抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力する出力部と、を備える。入力部は、オプション設定も受けつけ、分析部は、受信部において受信した検索結果から、入力部において受けつけたオプション設定に該当する情報を抽出し、抽出された情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、受信部において受信した検索結果のうち、第3データベースから検索されたランキングによって、各ジャンルに含まれる情報をソートし、ソートされた各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、移動の計画を簡易に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施例1に係る処理システムの構成を示す図である。
図2図2(a)-(c)は、図1の端末装置の表示部に表示される画面を示す図である。
図3図1の分析部における処理の概要を示す図である。
図4図4(a)-(b)は、図1の端末装置に対する操作の概要を示す図である。
図5図1の処理システムによるおすすめモードの処理手順を示すシーケンス図である。
図6図1の処理システムによる処理手順を示すフローチャートである。
図7図1の処理システムによるこだわりモードの処理手順を示すシーケンス図である。
図8】実施例2に係る処理システムの構成を示す図である。
図9図8の処理システムによる処理手順を示すシーケンス図である。
図10図1の処理システムによる処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。実施例1は、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を活用しながら、移動の計画をユーザに提案する処理システムに関する。本処理システムは、SNSサーバ、自治体と連携したサーバ(以下、「ローカルサーバ」という)を活用することによって、「ユーザの過去の肯定的意思の履歴」および「ユーザが過去に投稿した情報」、「地域情報」をもとに候補地が抽出され、候補地を経由する経路が生成される。
【0011】
旅程提案では、ユーザが入力した検索条件(出発地と到着地とそれらの日時、交通手段)に応じて、SNSサーバから投稿情報と位置情報が取得され、観光地/食事/買い物等のジャンル分けしたユーザ好みのおすすめ候補地が分析されてから表示される。その中からユーザが選択した候補地に対する旅程プランが構築され、ナビゲーションがなされる。旅程提案において、使用される情報は、例えば、ユーザが過去に肯定的意思を登録した投稿、ユーザがフォローする他のユーザの過去に肯定的意思を登録した投稿、出発地または到着地の周辺において肯定的意思の数が多い投稿、ユーザのハッシュタグと関連する投稿である。また、地域活性化では、ローカルサーバを使用することによって、地域の店舗または住民などからの地域最新情報・クーポンを蓄積し、候補地表示に併せておすすめ情報が提案される。
【0012】
図1は、処理システム1000の構成を示す。処理システム1000は、端末装置100、処理装置200、SNSサーバ300、SNS(ユーザ)400、SNS(他人)410、SNS(他人)420、SNS(他人)430、ローカルサーバ500を含む。端末装置100は、操作部110、表示部112、処理部114を含み、処理装置200は、入力部210、送信部212、受信部214、分析部216、旅程作成部218、出力部220を含み、SNSサーバ300は、検索部310、第1データベース320、第2データベース322、第3データベース324、第4データベース326を含む。
【0013】
端末装置100は、ユーザ10に使用される電子機器であり、通信機能を備える。端末装置100は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報機器であってもよく、ナビゲーション装置等の車載機器であってもよい。操作部110は、ユーザ10による操作を受けつけるインターフェースであり、例えば、ボタンである。表示部112は、ユーザ10に対して情報を通知するインターフェースであり、例えば、モニタである。操作部110と表示部112は、タッチパネルとして一体的に構成されてもよい。処理部114は、操作部110から受けつけた操作に応じてプログラムを実行し、プログラムの処理結果をとなる画面を表示部112に表示する。端末装置100は、例えば、MaaS(Mobility as a Service)アプリケーションを実行する。その際、端末装置100は、処理装置200、SNSサーバ300と通信可能である。
【0014】
処理装置200は、端末装置100と通信することによって、ユーザ10に対して移動計画、つまり旅程を提案する。処理装置200は、移動計画を作成するためにSNSサーバ300と通信する。処理装置200は、2種類のモードのいずれかにより移動計画を提案する。2種類のモードは、おすすめモードとこだわりモードである。おすすめモードは、例えば、5つのおすすめ経路を提案するモードであり、経路はユーザ10によって組替可能である。例えば、観光中心、食事中心、ショッピング中心、バランス、イベントのような経路が形成される。こだわりモードは、ジャンル毎にユーザが目的地を選択することによって経緯された経路を提案するモードである。
【0015】
SNSサーバ300は、SNSを実行するためのサーバである。SNSサーバ300におけるSNSの実行には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。SNS(ユーザ)400は、ユーザ10によって実行されるSNSであり、SNS(他人)410、SNS(他人)420、SNS(他人)430は、ユーザ10以外の他のユーザによって実行されるSNSである。SNS(ユーザ)400は端末装置100において実行されてもよい。
【0016】
ローカルサーバ500は、処理装置200と通信可能なサーバであり、地域の自治体と連携したサーバである。ローカルサーバ500には、クーポンとおすすめ情報の少なくとも1つが管理される。
【0017】
以下では、このような構成における処理システム1000の処理を、(1)おすすめモード、(2)こだわりモードの順に説明する。
(1)おすすめモード
ユーザ10は、端末装置100の操作部110を操作して、MaaSアプリケーションの起動を指示する。これに応じて処理部114はMaaSアプリケーションを起動して、入力画面を表示部112に表示させる。図2(a)-(c)は、端末装置100の表示部112に表示される画面を示す。図2(a)は、入力画面を示す。入力画面では、移動の出発地、出発時刻、到着地、到着時刻、交通機関、SNS連携機能、オプションが設定可能である。図2(a)においては、出発地として「A駅」が設定され、出発時刻として「10:00」が設定され、到着地として「ホテルB」が設定され、到着時刻として「15:00」が設定される。到着時間の代わりに出発時間からの期間が設定されてもよい。
【0018】
SNS連携を選択すると、SNS連携機能が設定可能になる。SNS連携には、(i)ユーザ10がソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴(以下、「自分肯定」という)、(ii)ユーザ10とは別のユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴(以下、「友達肯定」という)、(iii)ソーシャルメディアに過去に入力された位置情報付の肯定的意思のランキング(以下、「肯定ランキング」という)、(iv)ユーザ10がソーシャルメディアに過去に投稿した位置情報付のタグ付きメッセージの履歴(以下、「ハッシュタグ連携」という)が規定される。ユーザ10は、(i)~(iv)のそれぞれに対してオンあるいはオフを設定可能である。オプションは(2)こだわりモードにおいて使用されるので、ここでは説明を省略する。図2(b)-(c)は後述して、図1に戻る。端末装置100は、入力された情報を移動情報として処理装置200に送信する。
【0019】
処理装置200の入力部210は、端末装置100との通信により、移動情報を端末装置100から受けつける。送信部212は、入力部210において受けつけた移動情報が含まれた情報要求をSNSサーバ300に送信する。前述の(i)から(iv)がすべてオンに設定される場合、情報要求では、自分肯定、友達肯定、肯定ランキング、ハッシュタグ連携の使用が示される。また、情報要求には、検索範囲、検索期間の情報も含まれる。検索範囲は、例えば、出発地/到着地の半径20km以内のように設定され、検索期間は、例えば、3か月以内、6か月以内、1年以内、2年以内のように設定される。
【0020】
SNSサーバ300に対して、SNS(ユーザ)400が実行された結果、自分肯定が第1データベース320に反映されたり、ハッシュタグ連携が第4データベース326に反映されたりする。また、SNSサーバ300に対して、SNS(他人)410、SNS(他人)420、SNS(他人)430が実行された結果、友達肯定が第2データベース322に反映される。さらに、SNSサーバ300に対して、SNS(ユーザ)400からSNS(他人)430が実行された結果、肯定ランキングが第3データベース324に反映される。その結果、第1データベース320では自分肯定が示され、第2データベース322では友達肯定が示され、第3データベース324では肯定ランキングが示され、第4データベース326ではハッシュタグ連携が示される。SNS(ユーザ)400からSNS(他人)430の実行は、図2(b)のように示される。
【0021】
検索部310は、情報要求の移動情報において示された移動情報におけるSNS連携をもとに、第1データベース320から第4データベース326の少なくとも1つを選択する。検索部310は、選択した第1データベース320から第4データベース326の少なくとも1つに対して、移動情報において示された出発地等をもとに情報の検索を実行する。その際、情報要求において示された検索範囲、検索期間が使用される。SNSサーバ300は、検索部310による検索結果を処理装置200に送信する。
【0022】
検索結果には、自分肯定の店名情報と位置情報とリンクが含まれる。これらは、例えば、A岬、焼肉Aのように示される。また、検索結果には、友達肯定の店名情報と位置情報とリンクが含まれる。これらは、例えば、蕎麦屋A、焼肉B、カフェA、水族館のように示される。さらに、検索結果には、肯定ランキングが1.A岬、2.焼肉**、3.水族館・・のように示される。また、全投稿に対する肯定の数、肯定の数が200件以上の投稿の店名情報と位置情報とリンクが含まれてもよい。検索結果には、自分の投稿のハッシュタグと紐づく投稿の店名情報と位置情報とリンクが含まれる。これらは、例えば、焼肉C、焼き鳥A、蕎麦屋B、蕎麦屋Cのように示される。
【0023】
処理装置200の受信部214は、検索結果をSNSサーバ300から受信する。また、受信部214は、ローカルサーバ500から、移動情報に該当するクーポンとおすすめ情報の少なくとも1つを受信する。例えば、A岬入場無料クーポン、焼肉A30%割引クーポンが受信される。
【0024】
分析部216は、検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する。分析部216の処理を説明するために、ここでは図3も使用する。図3は、分析部216における処理の概要を示す。図3に示されるおすすめモードにおいて、(A)と(B)は、前述の通りである。
【0025】
分析部216は、(C)として、検索結果のうち、第3データベース324から検索されたランキングによってランキング以外の情報をソートする。これは、地域毎の肯定ランキングで情報をソートすることに相当する。分析部216は、(D)として、ソートされた情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行する。例えば、観光/食事/ショッピングによる分類がなされる。分析部216は、(E)として、各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出する。
【0026】
これに続いて、旅程作成部218は、(F)として、分析部216において抽出された情報をもとに、ナビゲーションルート検索を実行することによって、候補となるルートを作成する。その際、旅程作成部218は、クーポンとおすすめ情報を反映させてもよい。例えば、ルート1としてA岬(入場無料)、蕎麦屋A、水族館、ホテルが作成され、ルート2として水族館、蕎麦屋C、カフェA、ホテルが作成され、ルート3としてA岬(入場無料)、焼肉A(30%割引クーポンあり)、水族館、ホテルが作成される。図1に戻る。出力部220は、旅程作成部218において作成したルートを通信により端末装置100に出力する。
【0027】
端末装置100は、ルートを処理装置200から受信する。表示部112は、図2(c)のようにルートを表示する。複数のルートが作成されている場合、各ルートは切りかえられて表示される。ユーザ10が操作部110を操作していずれかのルートを選択した場合、端末装置100は、選択されたルートによるナビゲーションを実行する。
【0028】
一方、ユーザがルートのアレンジを希望する場合、表示部112は、ユーザ選択画面を表示する。図4(a)-(b)は、端末装置100に対する操作の概要を示す。図4(a)はユーザ選択画面を示す。観光/食事/ショッピングの各ジャンルについて、ランキングの上位からの情報が表示される。ユーザ10は、操作部110を使用して、希望する情報をドラッグ&ドロップすることによって、情報が選択される。図4(b)は後述して、図1に戻る。端末装置100は、選択した情報を通信により処理装置200に送信する。
【0029】
端末装置100の旅程作成部218は、端末装置100において選択された情報を含むルートを作成する。出力部220は、旅程作成部218において作成したルートを通信により端末装置100に出力する。
【0030】
端末装置100は、ルートを処理装置200から受信する。表示部112は、図4(b)のようにルートを表示する。ユーザ10が操作部110を操作して当該ルートを選択した場合、端末装置100は、選択されたルートによるナビゲーションを実行する。
【0031】
(2)こだわりモード
ユーザ10は、端末装置100の操作部110を操作して、MaaSアプリケーションの起動を指示する。これに応じて、処理部114は、図2(a)の入力画面を表示部112に表示させる。オプションを選択することによって、オプションとなる検索のための条件(以下、「オプション設定」という)が設定可能になる。追加条件には、地域毎の肯定ランキング分析、一定期間において件数が急上昇となった肯定的意思、メディアに取り上げられた店舗、開店時間/閉店時間、お店の開店状況、夕日あるいは夜景等が有名な観光地、著名人が肯定的意思を示す店舗が含まれる。端末装置100は、オプション設定を処理装置200に出力する。
【0032】
処理装置200の入力部210は、オプション設定も端末装置100から受けつける。分析部216は、図3に示されるように、検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する。こだわりモードにおいて、(A)のごとくオプション設定がなされ、(B)は前述の通りである。
【0033】
分析部216は、(C)として、検索結果から、入力部210において受けつけたオプション設定に該当する情報を抽出する。これは、SNS連携のオプション設定に応じて情報を抽出することに相当する。分析部216は、(D)として、抽出された情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行する。例えば、観光/食事/ショッピングによる分類がなされる。分析部216は、(E)として、検索結果のうち、第3データベース324から検索されたランキングによって、各ジャンルに含まれる情報をソートする。さらに、分析部216は、ソートされた各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出する。例えば、各ジャンルに対して20件の情報が抽出される。出力部220は、(F)として、抽出した情報をもとにユーザ選択画面を表示させるために端末装置100に出力する。
【0034】
端末装置100は、抽出された情報を処理装置200から受信する。抽出された情報に応じて、表示部112は、図4(a)のようにユーザ選択画面を表示する。観光/食事/ショッピングの各ジャンルについて、ランキングの上位からの情報が表示される。ユーザ10は、操作部110を使用して、希望する情報をドラッグ&ドロップすることによって、情報が選択される。図4(b)は後述して、図1に戻る。端末装置100は、選択した情報を通信により処理装置200に送信する。
【0035】
端末装置100の旅程作成部218は、端末装置100において選択された情報を含むルートを作成する。出力部220は、旅程作成部218において作成したルートを通信により端末装置100に出力する。
【0036】
端末装置100は、ルートを処理装置200から受信する。表示部112は、図4(b)のようにルートを表示する。ユーザ10が操作部110を操作して当該ルートを選択した場合、端末装置100は、選択されたルートによるナビゲーションを実行する。
【0037】
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSI(Large Scale Integration)で実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0038】
以上の構成による処理システム1000の動作を説明する。図5は、処理システム1000によるおすすめモードの処理手順を示すシーケンス図である。SNS(他人)410により位置情報付投稿がなされ(S10)、SNS(他人)410により他人投稿への肯定的意思がなされる(S12)。SNS(ユーザ)400により位置情報付投稿がなされ(S14)、SNS(ユーザ)400により他人投稿への肯定的意思がなされる(S16)。ローカルサーバ500は、クーポン、おすすめ情報を処理装置200に送信する(S18)。
【0039】
端末装置100においてMaaSアプリケーションが起動され(S20)、情報入力がなされる(S22)。端末装置100は移動情報を処理装置200に送信する(S24)。処理装置200においてSNS連携が開始される(S26)。処理装置200は情報要求をSNSサーバ300に送信する(S28)。SNSサーバ300は、要求に対する情報をピックアップする(S30)。SNSサーバ300は、検索結果を処理装置200に送信する(S32)。処理装置200は、地図データと位置情報のマッチングを実行する(S34)。処理装置200は、立ち寄り分析を実施する(S36)。処理装置200は、提案ルートとクーポン・おすすめ情報を端末装置100に送信する(S38)。端末装置100に対してユーザによるアレンジ/選択が実行される(S40)。端末装置100は、選択した立ち寄り箇所情報を処理装置200に送信する(S42)。処理装置200は、ナビゲーションルートを検索する(S44)。処理装置200は、ナビゲーションルートを端末装置100に送信する(S46)。端末装置100は、ナビゲーションを開始する(S48)。
【0040】
図6は、処理システム1000による処理手順を示すフローチャートである。端末装置100は、MaaSアプリケーションを起動する(S100)。ユーザ10は、移動情報を端末装置100に入力する(S102)。SNS連携を活用する場合(S104のY)、端末装置100は、処理装置200に接続して情報要求を送信する(S106)。
【0041】
処理装置200は、SNSサーバ300と接続して情報要求処理を開始する(S108)。旅程条件と合致するSNS投稿情報が存在する場合(S110のY)、処理装置200は、地図データと、取得したSNS位置情報のマッチングを実施する(S112)。処理装置200は、ローカルサーバ500からのおすすめ情報およびクーポン情報を付加する(S114)。旅程条件と合致するSNS投稿情報が存在しない場合(S110のN)、ステップ112、ステップ114の代わりに、処理装置200は、「行き先と一致する投稿情報はありません」との画面表示を端末装置100に実行させる(S116)。SNS連携を活用しない場合(S104のN)、ステップ106からステップ116の処理はスキップされる。
【0042】
処理装置200は、立ち寄り場所を分析し、端末装置100に表示させる(S118)。端末装置100においてユーザ10が立ち寄り場所選択/アレンジを実施する(S120)。案内開始する場合(S122のY)、端末装置100はナビゲーションを開始する(S124)。案内開始しない場合(S122のN)、処理は終了される。
【0043】
図7は、処理システム1000によるこだわりモードの処理手順を示すシーケンス図である。SNS(他人)410により位置情報付投稿がなされ(S200)、SNS(他人)410により他人投稿への肯定的意思がなされる(S202)。SNS(ユーザ)400により位置情報付投稿がなされ(S204)、SNS(ユーザ)400により他人投稿への肯定的意思がなされる(S206)。ローカルサーバ500は、クーポン、おすすめ情報を処理装置200に送信する(S208)。
【0044】
端末装置100においてMaaSアプリケーションが起動され(S216)、オプション設定含む情報入力がなされる(S218)。端末装置100は移動情報を処理装置200に送信する(S220)。処理装置200は情報要求をSNSサーバ300に送信する(S222)。SNSサーバ300は、検索結果を処理装置200に送信する(S224)。処理装置200は、入力情報とのマッチングを実行し(S226)、立ち寄り分析を実施する(S228)。処理装置200は、地図データと位置情報のマッチングを実行する(S230)。処理装置200は、提案ルートとクーポン・おすすめ情報を端末装置100に送信する(S232)。端末装置100に対してユーザによるアレンジ/選択が実行される(S234)。端末装置100は、選択した立ち寄り箇所情報を処理装置200に送信する(S236)。処理装置200は、ナビゲーションルートを検索する(S238)。処理装置200は、ナビゲーションルートを端末装置100に送信する(S240)。端末装置100は、ナビゲーションを開始する(S242)。
【0045】
本実施例によれば、検索結果を情報のジャンル毎に分類してから、各ジャンルに含まれる情報を抽出し、抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力するので、移動の計画を簡易に作成できる。また、検索結果のうち、ランキングによってランキング以外の情報をソートし、ソートされた情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行してから、各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出するので、必要性の高い情報を抽出できる。また、オプション設定に該当する情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、検索結果のうち、ランキングによって、各ジャンルに含まれる情報をソートし、ソートされた各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出するので、必要性の高い情報を抽出できる。また、クーポンとおすすめ情報を出力するので、地域活性化を実行できる。また、処理装置は端末装置と別に構成されるので、端末装置の構成を簡易にできる。
【0046】
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を活用しながら、移動の計画をユーザに提案する処理システムに関する。実施例2における処理装置200は端末装置100に含まれる。つまり、処理装置200の機能はMaaSアプリケーションに含まれる。以下では、実施例1との差異を中心に説明する。
【0047】
図8は、処理システム1000の構成を示す。処理システム1000は、端末装置100、SNSサーバ300、SNS(ユーザ)400、SNS(他人)410、SNS(他人)420、SNS(他人)430を含む。端末装置100は、操作部110、表示部112、送信部122、受信部124、分析部126、旅程作成部128を含み、SNSサーバ300は、検索部310、第1データベース320、第2データベース322、第3データベース324、第4データベース326を含む。
【0048】
処理装置200の送信部122は、実施例1の送信部212に対応し、受信部124は、実施例1の受信部214に対応し、分析部126は、実施例1の分析部216に対応し、旅程作成部128は、実施例1の旅程作成部218に対応する。そのため、端末装置100の操作部110には、実施例1の入力部210が接続されており、出力部220には、実施例1の表示部112に接続されているといえる。
【0049】
以上の構成による処理システム1000の動作を説明する。図9は、処理システム1000による処理手順を示すシーケンス図である。SNS(他人)410により位置情報付投稿がなされ(S300)、SNS(他人)410により他人投稿への肯定的意思がなされる(S302)。SNS(ユーザ)400により位置情報付投稿がなされ(S304)、SNS(ユーザ)400により他人投稿への肯定的意思がなされる(S306)。
【0050】
端末装置100においてMaaSアプリケーションが起動され(S308)、情報入力がなされる(S310)。端末装置100はSNS連携を開始する(S312)。端末装置100は情報要求をSNSサーバ300に送信する(S314)。SNSサーバ300は、要求に対する情報をピックアップする(S316)。SNSサーバ300は、検索結果を端末装置100に送信する(S318)。端末装置100は、地図データと位置情報のマッチングを実行する(S320)。端末装置100は、立ち寄り分析を実施する(S322)。端末装置100は、おまかせルート提案を実行する(S324)。端末装置100に対してユーザによるアレンジ/選択が実行される(S326)。端末装置100は、ナビゲーションを開始する(S328)。
【0051】
図10は、処理装置200による処理手順を示すフローチャートである。端末装置100は、MaaSアプリケーションを起動する(S400)。ユーザ10は、移動情報を端末装置100に入力する(S402)。SNS連携を活用する場合(S404のY)、端末装置100は、SNSサーバ300と接続して情報要求処理を開始する(S406)。旅程条件と合致するSNS投稿情報が存在する場合(S408のY)、端末装置100は、地図データと、取得したSNS位置情報のマッチングを実施する(S410)。旅程条件と合致するSNS投稿情報が存在しない場合(S408のN)、ステップ410の代わりに、端末装置100は、「行き先と一致する投稿情報はありません」との画面表示を実行する(S412)。SNS連携を活用しない場合(S404のN)、ステップ406からステップ412の処理はスキップされる。
【0052】
端末装置100は、立ち寄り場所を分析し、表示する(S414)。端末装置100においてユーザ10が立ち寄り場所選択/アレンジを実施する(S416)。案内開始する場合(S418のY)、端末装置100はナビゲーションを開始する(S420)。案内開始しない場合(S418のN)、処理は終了される。
【0053】
本実施例によれば、処理装置を端末装置に含めるので、処理装置を別途配置することを不要にできる。また、処理装置を別途配置することが不要になるので、処理システムの構成を簡易にできる。
【0054】
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の処理装置は、ユーザにより計画される移動の出発地、出発時刻、到着地、到着時刻、交通機関を含む移動情報を受けつける入力部と、入力部において受けつけた移動情報が含まれた情報要求をソーシャルネットワーキングサービスサーバに送信する送信部と、送信部が送信した情報要求を受信したソーシャルネットワーキングサービスサーバが、ユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第1データベース、ユーザとは別のユーザがソーシャルメディアに過去に入力した位置情報付の肯定的意思の履歴が示される第2データベース、ソーシャルメディアに過去に入力された位置情報付の肯定的意思のランキングが示される第3データベース、ユーザがソーシャルメディアに過去に投稿した位置情報付のタグ付きメッセージの履歴が示される第4データベースのうちの少なくとも1つから、移動情報に該当する情報を検索し、ソーシャルネットワーキングサービスサーバから検索結果を受信する受信部と、受信部において受信した検索結果を情報のジャンル毎に分類し、各ジャンルに含まれる情報を抽出する分析部と、分析部が抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力する出力部と、を備える。
【0055】
この態様によると、受信した検索結果を情報のジャンル毎に分類してから、各ジャンルに含まれる情報を抽出し、抽出した各ジャンルに含まれる情報を出力するので、移動の計画を簡易に作成できる。
【0056】
分析部は、受信部において受信した検索結果のうち、第3データベースから検索されたランキングによって、ランキング以外の情報をソートし、ソートされた情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出してもよい。この場合、検索結果のうち、ランキングによってランキング以外の情報をソートし、ソートされた情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出するので、必要性の高い情報を抽出できる。
【0057】
入力部は、オプション設定も受けつけ、分析部は、受信部において受信した検索結果から、入力部において受けつけたオプション設定に該当する情報を抽出し、抽出された情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、受信部において受信した検索結果のうち、第3データベースから検索されたランキングによって、各ジャンルに含まれる情報をソートし、ソートされた各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出してもよい。この場合、オプション設定に該当する情報に対して、情報のジャンル毎の分類を実行し、検索結果のうち、ランキングによって、各ジャンルに含まれる情報をソートし、ソートされた各ジャンルに含まれる情報をランキングの上位から抽出するので、必要性の高い情報を抽出できる。
【0058】
受信部は、ソーシャルネットワーキングサービスサーバとは別のローカルサーバから、移動情報に該当するクーポンとおすすめ情報の少なくとも1つを受信し、出力部は、受信部において受信したクーポンとおすすめ情報の少なくとも1つも出力してもよい。この場合、クーポンとおすすめ情報を出力するので、地域活性化を実行できる。
【0059】
処理装置は、端末装置に含まれ、入力部は、端末装置の操作部に接続され、出力部は、端末装置の表示部に接続されてもよい。この場合、処理装置は端末装置に含まれるので、構成を簡易にできる。
【0060】
入力部は、端末装置との通信により受付を実行し、出力部は、端末装置との通信により出力を実行してもよい。この場合、処理装置は端末装置と別に構成されるので、端末装置の構成を簡易にできる。
【0061】
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【符号の説明】
【0062】
10 ユーザ、 100 端末装置、 110 操作部、 112 表示部、 114 処理部、 122 送信部、 124 受信部、 126 分析部、 128 旅程作成部、 200 処理装置、 210 入力部、 212 送信部、 214 受信部、 216 分析部、 218 旅程作成部、 220 出力部、 300 SNSサーバ、 310 検索部、 320 第1データベース、 322 第2データベース、 324 第3データベース、 326 第4データベース、 400 SNS(ユーザ)、 410,420,430 SNS(他人)、 500 ローカルサーバ、 1000 処理システム。
図1
図2
図3
図4
図5
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